JP2008141417A - 圧電発振器 - Google Patents

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香澄 林田
Shinichi Shimokihara
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Abstract

【課題】従来の圧電発振器では、集積回路素子を囲繞する側壁部頂部の角部に外部接続用電極端子を形成しなければならないので、実装専有面積として側壁部頂部の面積が必要となり、小型化を阻害する要因の一つとなっている。
【解決手段】圧電振動子部11と集積回路素子12との間には、圧電振動子部11の一辺方向に延設した形態のフレキシブル基板13が配置されており、基板接続用電極端子16と圧電振動子部接続用電極パッド17とが接続されており、更に、各種電極端子18と圧集積回路素子接続用電極パッド19とが接続されており、又、フレキシブル基板13の延設した部分は集積回路素子12の第2の主面方向へ折り曲げられ固着されており、更に、折り曲げられたフレキシブル基板13の一方の主面領域には外部接続用電極端子21が形成され、外部接続用電極端子21と集積回路素子接続用電極パッド19間が電気的に接続されている圧電発振器。
【選択図】図2

Description

本発明は電子部品の一つである圧電発振器に関し、特に小型化薄型化が可能な圧電発振器に関する。
従来、携帯用通信機器等の電子機器には、内部に搭載する電子部品の一つとして圧電発振器が使用されている。この圧電発振器は、搭載された電子機器のクロック信号発生源や基準信号発生源として用いられている。
かかる従来の圧電発振器の概略を図4に示す。即ち、仕切部47の上下面に、仕切部47上下面外周縁部に形成した側壁部49で囲繞された凹形状の第1の空間部44及び第2の空間部45を有する容器体43が、セラミック等の絶縁性素材により形成されている。この第1の空間部44内には、圧電素板の表裏主面に励振用電極及び容器体接続用電極などを形成した圧電振動素子42が配置実装されている。この圧電振動素子42が搭載された第1の空間部44の開口部は金属製の蓋体41を被せることで覆われており、この蓋体41と、第1の空間部44を囲繞する側壁部49の第1の空間部44開口側頂部とを接合することにより、第1の空間部44内は気密に封止されている。
又、第2の空間部45内の仕切部47下面には、上述した圧電振動素子42と容器体43内或いはその表面に形成した導配線やビアホールにより電気的に接続した、圧電振動素子42の周波数温度補償を行なうため温度補償回路や発振回路等の電子回路網を少なくとも内蔵した集積回路素子46が配置実装されている。又、この第2の空間部45を囲繞する側壁部49における第2の空間部45開口側頂面の4つの角部には、集積回路素子46の電源、出力及びGND用電極パッド等の所定の電極パッドの一つとそれぞれ電気的に接続した外部接続用電極端子48を形成することにより、圧電発振器40が形成されている
上述したような形態の圧電発振器40は、外部接続用電極端子48により、電子機器のマザーボード等の外部配線基板へ電気的且つ機械的に接続され使用されている。
上述したような形態の圧電発振器については、以下のような先行技術文献に開示がある。
特開2005−159575公報 特開2004−320420公報 特開2003−249821公報 特開平11−308052号公報
尚、出願人は前記した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を、本件出願時までに発見するに至らなかった。
近年では、電子機器に搭載される個々の電子部品におけるマザー基板上の実装専有面積或いは体積は、電子機器の小型化が進むにつれ、著しく縮小することが求められるようになった。しかしながら、電子部品の一つである前述したような形態の圧電発振器本体を、小型化(薄型化を含む)する場合、第2の空間部内に収容される集積回路素子も小型化が必要となる。しかし、集積回路素子の小型化には限界や、内部の回路パターン構築などの再設計に時間がかかり短時間での小型化対応が困難であった。また、上述したような構造の圧電発振器では、集積回路素子を囲繞する側壁部頂部の角部に外部接続用電極端子を形成しなければならないので、圧電発振器の実装専有面積として、集積回路素子の主面面積のほかに外部接続用電極端子を形成する側壁部頂部の面積が必要となり、これも圧電発振器の小型化を阻害する要因の一つとなっている。よって、従来の圧電発振器の構造のままでは、更なる圧電発振器の小型化が困難となる課題がある。
更に、圧電発振器が小型化された場合、第2の空間部内に収容される集積回路素子から発した熱が第2の空間部内に籠もり易く、又、圧電発振器の構造体を介して圧電発振器全体に伝熱し、その熱により圧電発振器としての出力信号の周波数変動が生じやすいという問題があった。
本発明は上記欠点に鑑み考え出されたものであり、従ってその目的は、従来の集積回路素子を使用した場合でも圧電発振器の小型化が可能であり、又、集積回路素子からの発熱による発振周波数変動が小さい圧電発振器を提供することにある。
本発明は上記課題を解決するために成されたものであり、圧電振動素子を絶縁性の容器体に形成された凹部空間内に搭載し、蓋体によりこの凹部空間を気密に封止した主面外形形状が概略矩形状の圧電振動子部と、少なくとも発振回路が内蔵されている集積回路素子とが、この集積回路素子に形成した圧電振動子接続用電極端子と圧電振動子部に形成した集積回路素子接続用電極端子とにより電気的に接続されており、且つ少なくとも集積回路素子に形成された電源、出力及びGND用の各電極端子と外部接続用電極端子が電気的に接続した形態で、圧電振動子部と集積回路素子が合一体として形成されている圧電発振器であって、
上述した圧電振動子部と集積回路素子との間には、この圧電振動子部の一辺方向に圧電振動子部の辺端部外へ延設した形態のフレキシブル基板が配置されており、
又、圧電振動子部に形成した集積回路素子接続用電極端子を含む基板接続用電極端子と、フレキシブル基板の一方の主面に形成した圧電振動子部接続用電極パッドとが電気的且つ機械的に接続されており、
更に、集積回路素子に形成した各種電極端子と、圧電振動子部接続用電極パッドが形成されたフレキシブル基板の一方の主面領域に対してフレキシブル基板を挟んで対向するフレキシブル基板の他方の主面領域に形成された集積回路素子接続用電極パッドとが電気的且つ機械的に接続されており、
又、フレキシブル基板における圧電振動子部の一辺方向に圧電振動子部の辺端部外へ延設した部分は、集積回路素子の各種電極端子が形成されている第1の主面とは反対側の第2の主面方向へ折り曲げられており、集積回路素子の第2の主面と、折り曲げられ前記第2の主面と対向する位置に配されたフレキシブル基板の他方の主面とが、絶縁性接着剤により固着されており、
更に、折り曲げられ第2の主面と対向する位置に配された領域のフレキシブル基板の一方の主面領域には外部接続用電極端子が形成されており、フレキシブル基板に形成されている導配線により、外部接続用電極端子の所定の端子と集積回路素子接続用電極パッドの所定の端子との間が電気的に接続されていることを特徴とする圧電発振器である。
本発明の圧電発振器によれば、圧電素板に励振電極を形成した圧電振動素子を収納した圧電振動子部と、発振回路を形成した集積回路素子とから構成する圧電発振器において、圧電振動子部の下部に位置する形態で集積回路素子の電極端子形成面を搭載し、圧電振動子の基板接続用電極端子と集積回路素子の所定の電極端子とは、フレキシブル基板に形成された電極パッド及び導配線を介して直接的に電気的接続が取られており、更に、集積回路素子のからはフレキシブル基板を介して、集積回路素子の電極端子形成面とは反対側の主面側に設けた外部接続用電極端子へ引き出されている構造であることから、従来構造の圧電発振器では必要であった集積回路素子を収容する部分の容器体、特に、外部接続用電極端子を形成する集積回路素子を囲繞する容器体の側壁部を不要とすることが可能となり、更なる圧電発振器の小型化を実現することが可能となる。
又、本発明の圧電発振器の構造では、集積回路素子の3つの側面方向が開いており、圧電発振器外の空間に露出する形態であるので、この露出面から、集積回路素子から発した熱を圧電発振器外へ放熱することが可能となる。これにより、集積回路素子から発した熱が容器体等の構造体に伝わり、その熱により圧電発振器の発振周波数値が変動するという従来の課題を解決することが可能となる。
因って、本発明により、圧電発振器の小型化が可能であり、又、集積回路素子からの発熱による発振周波数変動が小さい圧電発振器を提供できる効果を奏する。
以下、本発明に係る圧電発振器を、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図においての同一の符号は同じ対象を示すものとし、説明を明りょうにするため構造体の一部を図示せず(図1(b)における集積回路素子12内の断面構造等)、また寸法も一部誇張して図示している。特に、フレキシブル基板や各電極端子等の構成部材の厚み寸法は誇張して図示している。
図1は本発明の実施形態にかかる圧電発振器であり、図1(a)は圧電振動子部の蓋体上方から見た平面図であり、図1(b)は、図1(a)に記載の仮想切断線A−A′で切断した場合の概略断面図である。図2は、図1に記載の本発明の実施形態にかかる圧電発振器の外観斜視図である。図1及び図2に図示する圧電発振器10は大略的に言って、圧電振動子部11と、集積回路素子12とフレキシブル基板13とで構成されている。
即ち、絶縁性の容器体に形成された凹部空間14に圧電振動素子15を収容した圧電振動子部11には、その圧電振動子部11の実装面の四隅部に基板接続用電極端子16が設けられている。この基板接続用電極端子16のうちの2つは、フレキシブル基板13との機械的接続機能の他に、集積回路素子12と圧電振動素子15とを電気的に接続する集積回路素子接続機能を有している。
この圧電振動子部11の基板接続用電極端子16は、フレキシブル基板13の一方の主面の一短辺側にオフセットした形態で形成された圧電振動子部接続用電極パッド17と、導電性接着剤、半田又は金属バンプ等の慣用技術により電気的且つ機械的に接続されている。又、集積回路素子12における電源、出力及びGND等の各種電極端子18は、フレキシブル基板13の圧電振動子部接続用電極パッド17が形成されたフレキシブル基板13の一方の主面領域に対してフレキシブル基板13を挟んで対向するフレキシブル基板13の他方の主面領域に形成された集積回路素子接続用電極パッド19と、導電性接着剤、半田又は金属バンプ等の慣用技術により電気的且つ機械的に接続されている。
このフレキシブル基板13は、その短辺寸法を圧電振動子部11の長辺寸法と同等、或いは数百μm大きく形成しており、又、その長辺寸法は、圧電振動子部11の一長辺側に向かって圧電振動子部11の辺端部外へ延設している。この延設した部分は、集積回路素子12の各種電極端子18が形成されている第1の主面(実装面)とは反対側の第2の主面方向へ折り曲げられており、集積回路素子12の第2の主面と、折り曲げられ第2の主面と対向する位置に配されたフレキシブル基板13の他方の主面とが、絶縁性接着剤20により固着されている。
また、このフレキシブル基板13における、折り曲げられ集積回路素子12の第2の主面と対向する位置に配された領域のフレキシブル基板13の一方の主面部分の、集積回路素子12の第2の主面の四隅部分に概略対応する位置に、外部接続用電極端子21が形成されており、フレキシブル基板13の内部或いは表面に形成されている導配線により、外部接続用電極端子21の所定の端子と集積回路素子接続用電極パッド19の所定の端子との間が電気的に接続されている。
図1(b)において、圧電振動子部11を構成する容器体は、例えば、ガラス−セラミック、アルミナセラミックス等のセラミック材料から成る2層構造の積層基板22と、この積層基板22の上面外周縁部に、積層基板22と同様のセラミック材料から成る側壁部23から形成されている。この側壁部23で囲繞されている凹部空間14内には圧電振動素子15が実装されており、この凹部空間14は、42アロイやコパール、リン青銅等から成る蓋体24を、側壁部23の凹部空間開口側頂部面上に開口部を覆う形態で配置し、蓋体24と側壁部23頂部面とを接合することにより気密に封止されている。
一方、圧電振動子部11の凹部空間14に実装される圧電振動素子15を構成する圧電素板の素材としては、水晶、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム又は圧電セラミックなどが使用されている。例えば、水晶の場合は、人工水晶体を所定のカットアングルで切断し外形加工を施した主面形状が矩形状の圧電素板25の表裏両主面にそれぞれ励振用電極26を被着形成してなり、外部からの変動電圧が一対の励振電極26を介して水晶を素材とする圧電素板25に印加されると、圧電素板25は所定の周波数で厚みすべりや輪郭等の各種モードの振動を起こす。
また一方で図1、図2に図示するように、上述した積層基板22の下面(実装面)の四隅部には基板接続用電極端子16が形成されている。これら四隅部の基板接続用電極端子16に各々相対する形態で、フレキシブル基板13の一方の主面上に形成された圧電振動子部接続用電極パッド17が配置され、フレキシブル基板13における圧電振動素子部接続用電極パッド17が形成されている一方に主面領域と反対側の他方の主面領域には、集積回路接続用電極パッド19が形成され、主面形状が矩形状のフリップチップ型の集積回路素子12のフレキシブル基板13に相対する第1の主面には、集積回路素子12への電源電圧供給用、集積回路素子12からの信号出力用及びGND端子用などの複数個の各種電極端子18が形成されており、集積回路素子12の各種電極端子18と、圧電振動子部11の積層基板22下面に形成されている基板接続用電極端子16とは、導電性接着剤や半田等の導電性接合剤27を介して、フレキシブル基板13の両主面に各々形成されている、集積回路素子接続用電極パッド19と圧電振動子部接続用電極パッド17により接続されている。また、集積回路素子12の第1の主面(実装面)の各種電極端子18は、集積回路素子12の一長辺側面近傍で、集積回路素子12の第1の主面とは反対側の第2の主面側へ折り曲げられたフレキシブル基板13を経由して、第2の主面と対向する位置に配されたフレキシブル基板13の他方の主面に形成された外部接続用電極端子38と、各々所定の電極端子間同士が電気的に接続されている。
ここで集積回路素子13には、その第1の主面側に、周囲の温度状態を検知する感温素子、圧電振動素子8の温度特性を補償する温度補償制御端子を有し、温度補償制御端子からの温度補償データに基づいて前記圧電振動素子8の振動特性を温度変化に応じて補正する温度補償回路、温度補償回路に接続されて所定の発振出力を生成する発振回路等の各種電子回路網が設けられており、この発振回路で生成された発振出力信号は、フレキシブル基板13を介して所定の外部接続用電極端子21から外部に出力された後、例えばクロック信号等の基準信号として利用される。
次に上述した圧電発振器の製造方法について説明する。
まず、フレキシブル基板13における外部接続用電極端子21が形成されている一方の短辺近傍の、外部接続用電極端子38が形成されている面領域と反対側の他方の主面側領域に、絶縁性接着剤20を塗布し、絶縁性接着剤20塗布部分に集積回路素子37の第2の主面を接合固着する。
次に、フレキシブル基板13の他方の短辺側を集積回路素子12の第1の主面方向へ折り曲げ、フレキシブル基板13の他方の短辺近傍の他方の主面に形成された集積回路素子接続用電極パッド19と、集積回路素子12の第1の主面に形成されている各種電極端子18とを、固化前の導電性接合剤27により仮接続した状態で加熱処理(リフロー処理等)することで、フレキシブル基板31と集積回路素子12とを電気的且つ機械的に固着接続する。
次に、集積回路素子12が接続したフレキシブル基板13の一方の主面に形成された圧電振動子部接続用電極パッド17上に、固化前の導電性接合剤27を介して別工程により形成された圧電振動子部11を配置し、上方から一定の圧力をかけながら加熱処理(リフロー処理等)を行うことで、集積回路素子12が接続したフレキシブル基板13と圧電振動子部11とを電気的且つ機械的に固着接続することにより、本発明の圧電発振器が製造される。尚、上述の製造方法ではフレキシブル基板13と集積回路素子12を接続してから、圧電振動子部11を接続しているが、フレキシブル基板13と集積回路素子12及び圧電振動子部11との電気的且つ機械的な接続を、同時の加熱処理(リフロー処理等)により行うことで製造することも可能である。
ここで、本発明の特徴部分は図1、図2に図示するように、圧電振動子部11の基板接続用電極端子16と、集積回路素子12の各種電極端子18うちの所定の電極端子とを、フレキシブル基板13に形成した電極パッドや導配線を介して、接続を所望する端子同士を電気的に接続し、又、集積回路素子12の各種電極端子18のうちの所定の電極端子と、フレキシブル基板13の集積回路素子37の第2の主面側に折り曲げられた部分に形成された外部接続用電極端子38とが、接続を所望する端子同士を電気的に接続されている点にある。これにより、圧電発振器における集積回路素子を収容する部分の容器体、特に、外部接続用電極端子を形成する集積回路素子を囲繞する容器体の側壁部を不要とすることが可能となり、更なる圧電発振器の小型化を実現することが可能となる。
例えば、従来使用されている集積回路素子と同様サイズの集積回路素子を使用した場合でも、従来の圧電発振器に比べて更に小型の圧電発振器を製作可能となる。また、従来の圧電発振器では集積回路素子の発熱が容器体内に伝わり発振周波数が変動するという問題があったが、本発明に係る圧電発振器では、集積回路素子12の3つの側面方向が開いており、圧電発振器10外の空間に露出する形態であるので、この露出面から集積回路素子12から発した熱を圧電発振器10外へ放熱することが可能となる。これにより、集積回路素子12から発した熱が容器体等の構造体に伝わり、その熱により圧電発振器の発振周波数値が変動するという従来の課題を解決することが可能となる。
また、上述したようなフレキシブル基板13を複数個連接した形態のフレキシブル基板集合体を使用した組み立て作業により、圧電発振器を製造できるので、圧電発振器の生産性の向上も可能となる。尚、ここで用いるフレキシブル基板13としては折り曲げた際の曲率半径が小さいものが望ましく、その曲率半径は0.3〜0.5mm程度のものが最適である。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。
例えば、上述した実施形態では、フレキシブル基板13の延設方向として圧電振動子部11の一長辺方向とした形態を示したが、フレキシブル基板13の延設方向としては、他に圧電振動子部11の一短辺方向とした形態の場合でも構わない。又、上述した実施形態では、外部接続用電極端子21が、直接に外部マザーボード等の配線基板に接続される構造となっているが、これに変えて、外部接続用電極端子21と配線基板との間に台座的な機能を有するフレキシブル基板より剛性がある基板を設け、この基板を介して外部の配線基板側に接続する構造としても、本発明の技術的範囲に含まれることは言うまでも無い。
図1は、本発明の実施形態にかかる圧電発振器であり、図1(a)は圧電振動子部の蓋体上方から見た平面図であり、図1(b)は、図1(a)記載の仮想切断線A−A′で切断した場合の概略断面図である。 図2は、図1に記載の本発明の実施形態にかかる圧電発振器の外観斜視図である。 図3は、従来の圧電発振器の概略断面図である。
符号の説明
10・・・圧電発振器
11・・・圧電振動子部
12・・・集積回路素子
13・・・フレキシブル基板
14・・・凹部空間
15・・・圧電振動素子
16・・・基板接続用電極端子
17・・・圧電振動子部接続用電極パッド
18・・・各種電極端子
19・・・集積回路素子接続用電極パッド
20・・・絶縁性接着剤
21・・・外部接続用電極端子
22・・・積層基板
23・・・側壁部
24・・・蓋体
27・・・導電性接合剤

Claims (1)

  1. 圧電振動素子を絶縁性の容器体に形成された凹部空間内に搭載し、蓋体により前記凹部空間を気密に封止した主面外形形状が概略矩形状の圧電振動子部と、少なくとも発振回路が内蔵されている集積回路素子とが、前記集積回路素子に形成した圧電振動子接続用電極端子と前記圧電振動子部に形成した集積回路素子接続用電極端子により電気的に接続されており、且つ少なくとも前記集積回路素子に形成された電源、出力及びGND用の各種電極端子と外部接続用電極端子が電気的に接続した形態で、前記圧電振動子部と前記集積回路素子が合一体として形成されている圧電発振器であって、
    前記圧電振動子部と前記集積回路素子との間には、前記圧電振動子部の一辺方向に前記圧電振動子部の辺端部外へ延設した形態のフレキシブル基板が配置されており、
    又、前記圧電振動子部に形成した前記集積回路素子接続用電極端子を含む基板接続用電極端子と、前記フレキシブル基板の一方の主面に形成した圧電振動子部接続用電極パッドとが電気的且つ機械的に接続されており、
    更に、前記集積回路素子に形成した前記各種電極端子と、前記圧電振動子部接続用電極パッドが形成された前記フレキシブル基板の一方の主面領域に対して前記フレキシブル基板を挟んで対向する前記フレキシブル基板の他方の主面領域に形成された集積回路素子接続用電極パッドとが電気的且つ機械的に接続されており、
    又、前記フレキシブル基板における前記圧電振動子部の一辺方向に前記圧電振動子部の辺端部外へ延設した部分は、前記集積回路素子の前記各種電極端子が形成されている第1の主面とは反対側の第2の主面方向へ折り曲げられており、前記集積回路素子の前記第2の主面と、折り曲げられ前記第2の主面と対向する位置に配された前記フレキシブル基板の他方の主面とが、絶縁性接着剤により固着されており、
    更に、折り曲げられ前記第2の主面と対向する位置に配された領域の前記フレキシブル基板の一方の主面領域には、前記外部接続用電極端子が形成されており、前記フレキシブル基板に形成されている導配線により、前記外部接続用電極端子の所定の端子と前記集積回路素子接続用電極パッドの所定の端子との間が電気的に接続されていることを特徴とする圧電発振器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010226397A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Seiko Epson Corp 圧電デバイス、電子機器および圧電デバイスの製造方法

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