JP2008138588A - 冷凍回路の往復動型圧縮機 - Google Patents

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清 寺内
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Abstract

【課題】吐出冷媒の高圧化を容易にし、且つ、熱負荷の軽減を図ることができる冷凍回路の往復動型圧縮機を提供する。
【解決手段】冷凍回路の往復動型圧縮機は、ハウジング(16)内に設けられ、シリンダボア(30)及びピストン(32)を有する複数の圧縮セルと、これら圧縮セルを2つのグループに分け、各グループを2段階にカスケード接続する中間室(66)と、中間室(66)に冷凍回路中の気液分離器から気相の冷媒を導く導入ポート(76)とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、特に自動車用空調システムのための冷凍回路の往復動型圧縮機に関する。
この種の往復動型圧縮機はそのハウジング内に複数の圧縮セルを備え、各圧縮セルはピストンをそれぞれ含んでいる。これらピストンは主軸の回転に伴って順次往復運動し、これにより、圧縮セル毎に冷媒の吸引から圧縮を経て吐出に至る一連のプロセスが実行される(特許文献1)。
特開2001-027177号公報
一般的に、自動車用空調システムのための圧縮機には冷媒としてR134aが使用されているが、この冷媒は地球温暖化指数(GWP)が非常に高い。このため、特許文献1の圧縮機は、冷媒として地球温暖指数が低い二酸化炭素を使用し、また、近年にあってはCF3Iを含んだ混合冷媒の使用をも提案されている。
前者の冷媒は圧縮時、その動作温度がR134aに比べて150℃を越える高温となり、圧縮機が受ける熱負荷は大きい。これに対して、後者の冷媒ではR134aでの場合と同程度の動作温度に抑えることができるものの、冷媒中含まれるCF3I中のC-I結合はその結合エネルギが低いために、冷媒自体がその動作温度にて分解し易い。
本発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは冷媒の吐出温度の上昇を抑制しつつ、冷媒の高い圧縮効率を確保することができる冷凍回路の往復動型圧縮機を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、ハウジング内に設けられた複数の圧縮セルを備え、これら圧縮セルが回転駆動される主軸の回りに配置されたピストンをそれぞれ含み、主軸の回転に伴いピストンが順次往復運動することにより、圧縮セル毎に冷媒の吸入から圧縮を経て吐出に至る一連のプロセスが実行される冷凍回路の往復動型圧縮機において、本発明の往復動型圧縮機は圧縮セルをプロセスの実行順序に従いカスケード接続する接続部と、この接続部に設けられ、前記圧縮機の冷媒の吐出圧よりも低圧で且つ前記接続部内の冷媒圧よりも高い圧力の冷媒を冷凍回路から前記接続部に受け入れ可能とする導入ポートとを備える(請求項1)。
上述の往復動型圧縮機によれば、冷凍回路から導入ポートを介して接続部に導入される冷媒の温度は圧縮機から吐出される冷媒の吐出温度よりも十分に低い。それ故、カスケード接続でみて上流段の圧縮セルと下流段の圧縮セルとの接続部では、上流段の圧縮セルから吐出された高温の冷媒と導入ポートを通じて導入された低温の冷媒とが混合されることで、下流段の圧縮セルに吸引される冷媒の温度は低下される。
この結果、圧縮機の各圧縮セルにて冷媒の圧縮が繰り返され、圧縮機に要求される吐出冷媒の圧力がたとえ高圧になっても、吐出冷媒の温度上昇は抑制される。
カスケード接続された2つの圧縮セルのピストンはその直径が互いに異なり(請求項2)、この場合、低圧側となる上流段の圧縮セルのピストンの直径は高圧側となる下流段の圧縮セルのピストンの直径よりも大であるのが好ましい。このような構成によれば、高圧側の圧縮セルは低圧側の圧縮セルに比べて冷媒の排斥量が小さくなり、冷媒の比容積の変化にマッチした冷媒の圧縮が可能となる。
具体的には、上述したカスケード接続は2段であって、直径が異なるピストンは主軸の回りに交互に配列されているのが好ましい(請求項3)。この場合、低圧側及び高圧側の圧縮セルが受ける圧縮負荷が異なるとしても、圧縮機全体としては圧縮負荷の分布が主軸の周方向に一様になる。
上述した圧縮機は可変容量式であって、ピストンのストロークを可変するための斜板を含んだ可変容量機構を更に備えているのが好ましく(請求項4)、この場合、可変容量機構は、斜板の傾斜角を変更する変角部(請求項5)を含み、より具体的には、この変角部はハウジング内に形成され、斜板を収容し且つ斜板を介してピストンの背面側に圧力を加えるクランク室を有する(請求項6)。
更に、各圧縮セルは共通の弁板と、この弁板に設けられ、圧縮セル毎に割り当てられた吸入弁及び吐出弁を更に含むこができ(請求項7)、これら吸入弁及び吐出弁は対応した圧縮セルの圧縮室を、カスケード切断段毎に独立した対応する吸入室及び吐出室にそれぞれ連通させるべく開閉される。
そして、冷媒は二酸化炭素(請求項8)又はC-I結合を有する化合物(請求項9)を含むことができる。
請求項1〜9の冷凍回路の往復動型圧縮機は、複数の圧縮セルをカスケード接続する一方、カスケード接続の接続部に冷凍回路からの低圧冷媒を導く導入ポートを設けてあるから、圧縮機に要求される吐出冷媒の吐出圧の高圧化を容易に達成しつつ、吐出冷媒の温度上昇を抑制することができ、圧縮機に加わる熱負荷を低減することができる。
この結果、冷媒として二酸化炭素や熱分解を受け易いCF3Iの使用が可能となり、地球温暖化を防止するうえで優れた圧縮機の提供が可能となる。
更に、往復動型圧縮機は斜板を使用した機械式の容量可変機構により、その吐出容量を容易に可変することができるから、エネルギ効率を容易に向上させることができ、しかも、構成的にも簡単且つ安価なものとなる。
図1は、自動車用空調システムの冷凍回路を概略的に示す。
冷凍回路は冷媒の循環経路2を備え、この循環経路2に圧縮機4、凝縮器6、第1膨脹弁8、気液分離器10、第2膨脹弁12及び蒸発器14が順次介挿されている。圧縮機4は冷媒を凝縮器6に向けて吐出し、吐出された冷媒は循環経路2を通じて循環する。ここで、循環経路2は、圧縮機4の吐出ポートから凝縮器6を経て第1膨脹弁8に至る高圧域2と、第1膨脹弁8から気液分離器10、第2膨脹弁12及び蒸発器14を経て圧縮機4の吸入ポートに至る低圧域2とを有し、図1中、吸入ポート及び吐出ポートは参照符号4a,4bで示されている。
図2は圧縮機4の詳細を示す。
圧縮機4は可変容量式の往復動型であって、そのハウジング16は図2でみて左側からエンドプレート18、センタケーシング20及びシリンダヘッド22を含み、これらは一体的に結合されている。
センタケーシング20はその内部にエンドプレート18に隣接したクランク室24を有し、一方、センタケーシング20のシリンダヘッド22側の部位はシリンダブロック26として形成されている。
センタケーシング20内には圧縮ユニット28が配置され、この圧縮ユニット28は複数、本実施例の場合には6個の圧縮セルを有する。各圧縮セルはシリンダブロック26内に形成されたシリンダボア30と、このシリンダボア30内に摺動自在に嵌合されたピストン32とを含む。これら圧縮セルのシリンダボア30はハウジング16、即ち、シリンダブロック26の軸線回りに間隔を存して配置され、シリンダブロック26を貫通している。
図2から明らかなようにシリンダボア30は、3個の大径のシリンダボア30aと、これらシリンダボア30aよりも小径の3個のシリンダボア30bからなり、それ故、ピストン32もまたそのシリンダボア30の径に応じて、3個ずつの大径のピストン32aと小径のピストン32bとからなる。これらピストン32a,32b、即ち、シリンダボア30a,30bは図3から明らかなように、シリンダブロック26の軸線回りに交互に配列されている。
一方、クランク室24内にはシリンダブロック26の軸線と同軸にして主軸34が配置され、この主軸34はシリンダブロック26に軸受36を介して回転自在に支持された内端と、エンドプレート18を軸受38及びシールユニット40を介してハウジング16の外側に延出する外端とを有する。主軸34の外端は自動車のエンジンから駆動力を受け、回転駆動可能である。
クランク室24内にて、主軸34にはロータ42が取り付けられており、このロータ42は主軸34と一体に回転し、エンドプレート18にスラスト軸受44を介して回転自在に支持されている。
また、クランク室24内には主軸34を囲むようにして斜板46が配置され、この斜板46はロータ42に変角部、即ち、リンク48を介して連結されている。リンク48は主軸34に対する斜板46の傾動を許容し、これにより、斜板46の傾斜角が可変されるようになっている。
更に、斜板46にはラジアル軸受50及びスラスト軸受52を介して揺動板54が支持され、揺動板54の自転は自転阻止機構(図示しない)により阻止されている。このような揺動板54と前述した各ピストン32とはピストンロッド56の両端にそれぞれ連結され、これらピストンロッド56の両端は玉継手として構成されている。
上述したように主軸34が回転されると、この回転力はロータ42、斜板46、揺動板54及びピストンロッド56を介し、公知の如くピストン32の往復運動に変換される。
一方、図2から明らかなようにシリンダブロック26とシリンダヘッド22との間には弁板58がガスケット(図示しない)を介して挟み込まれ、この弁板58には圧縮セル、即ち、シリンダボア30毎に割り当てられた吸入孔60及び吐出孔62を有する。図2中、シリンダボア30a側の吸入弁60及び吐出孔62には同一の添え字「a」が付加され、そて、シリンダボア30b側の吸入孔60及び吐出孔62には同一の添え字「b」が付加されている。
弁板58とシリンダヘッド22との間には吸入室64、中間室66及び吐出室68が互いに独立して形成されている。吸入室64は吸入孔60aにそれぞれ連通する一方、前述した吸入ポート4aを通じて循環経路2の低圧域2に接続されている。なお、吸入ポート4aはシリンダヘッド22に形成されている。
中間室66は吐出孔62aにそれぞれ連通し、これら吐出孔62を互いに接続している。一方、中間室66には吸入孔60bもまた連通しており、そして、吐出孔62bは吐出室68にそれぞれ連通している。吐出室68は前述した吐出ポート4bを介して循環経路2の高圧域2に接続され、吐出ポート4bもまたシリンダヘッド22に形成されている。
図3には吸入室64、中間室66及び吐出室68のレイアウトが破線で示されている。図3では、吐出室68を除き、吸入室64及び中間室66のそれぞれは破線で囲まれた円及びこれら破線円を繋ぐ破線で表されている。
図2を再度参照すれば、前述した吸入孔60及び吐出孔62は吸入弁70及び吐出弁72により開閉可能となっている。これら吸入弁70及び吐出弁72は何れもリード弁からなり、また、図2中、吸入弁70及び吐出弁72にも、対応する吸入孔60及び吐出孔62と同一の添え字「a」,「b」が付されている。なお、参照符号74a,74bは対応する吐出弁72a,72bのためのバルブリテーナをそれぞれ示す。
更に、図2に示されるようにシリンダヘッド22には導入ポート76が形成されている。この導入ポート76は中間室66に連通する一方、図1に示されているように導入経路78を介して気液分離器10に接続されている。導入経路78は気液分離器10から気相状態の冷媒を導き、導入ポート76を通じて中間室66に導入させる。
前述したように主軸34の回転を受けて、各圧縮セルのピストン32が順次往復運動するとき、大径のピストン32aを有する圧縮セルにあっては、循環経路2の低圧域2に連なる吸入室64から吸入孔60a及び吸入弁70aを通じて冷媒を吸入し、吸入した冷媒を圧縮し、その冷媒圧を圧力Paだけ上昇させた後、圧縮冷媒を吐出孔62a及び吐出弁72aを通じて中間室66に吐出する。
一方、小径のピストン32bを有する圧縮セルにあっては、中間室66から吸入孔60b及び吸入弁70bを通じて冷媒を吸入し、吸入した冷媒を圧縮し、冷媒圧を圧力Pbだけ更に上昇させた後、圧縮冷媒を吐出孔62b及び吐出弁72bを通じて吐出室68に吐出し、この結果、圧縮機4から循環経路2の高圧域2を通じ、凝縮器6に向けて供給される。
上述の説明から明らかなように、大径のピストン32aを有する圧縮セルと小径のピストン32bとを有する圧縮セルとは、中間室66を接続部として2段階にカスケード接続されており、しかも、中間室66には冷凍回路の気液分離器10から導入経路78及び導入ポート76を通じて冷媒が導入されている。
ここで、中間室66への冷媒は循環経路2の低圧域2から導かれているので、その冷媒の温度は圧縮機4から凝縮器6に向かう吐出冷媒の温度よりも十分に低い。それ故、低温の導入冷媒は、カスケード接続でみて大径のピストン32aを有する上流段の圧縮セルから中間室66に吐出された冷媒と混合され、この混合された冷媒が小径のピストン32bを有する下流段の圧縮セルに吸入される。
上述したように下流段の圧縮セルに吸入される冷媒の温度は低いので、下流段の圧縮セルにて冷媒が更に所望の高圧まで圧縮され、そして、吐出室68に吐出されても、吐出室68内の冷媒の温度上昇を抑制することができ、圧縮機4が受ける熱負荷を大幅に低減することができる。
この結果、地球の温暖化を防止するために、冷媒に二酸化炭素やCF3Iを含む化合物が使用されても、圧縮機4はその冷媒に要求される吐出圧まで冷媒を容易に圧縮でき、しかも、吐出冷媒の温度上昇を抑制できることから、CF3I中のC-I結合が分解されることもない。
ここで、ピストン32a,32bの直径比、即ち、前述した圧力比Pb/Paは、冷凍回路に要求される高圧側の冷媒圧、つまり、循環経路2の高圧域2にて要求される冷媒吐出圧を達成すべく設定されている。
また、下流段における圧縮セルのピストン32bはその直径が上流段における圧縮セルのピストン32aよりも小さいので、下流段の圧縮セルが受ける圧縮負荷を抑制でき、下流段の圧縮セルは冷媒の目標冷媒吐出圧を容易に達成することができる。
一方、前述したクランク室24は吸入室64及び吐出室68の双方に、弁板58及びシリンダブロック26を貫通する接続通路(図示しない)を介して接続され、そして、クランク室24と吸入室64とを接続する接続通路には絞りが介挿され、クランク室24と吐出室68とを接続する接続通路には電磁制御弁が介挿されている。この電磁制御弁は吐出室68からクランク室24に流入する高圧冷媒の流入量を制御し、クランク室24内の圧力を調整する。
公知のようにクランク室24の斜板46の傾斜角は、圧縮セルからの圧縮反力と斜板46の背面に加わるクランク室24内の圧力、即ち、背圧とが釣り合う角度に保持されるので、クランク室24内の圧力(背圧)が調整されることで、斜板46の傾斜角、即ち、圧縮セルにおけるピストン32のストロークが調整され、この結果、圧縮機4の冷媒吐出量が可変されることになる。
図4は前述した冷凍回路の多効サイクルを示したモリエル線図であり、図4中、冷凍回路の構成要素と対応した点には同一の参照符号が付されている。図4から明らかなように、冷凍回路は気液分離器10を挟む上流側及び下流側のそれぞれに第1及び第2膨脹弁8,12が配置されているで、第2膨脹弁12と圧縮機4の吸入ポート4aとの間でのエンタルピ差ΔHが第1膨脹弁8と吸入ポート4aとの間でのエンタルピ差ΔHよりも増加し、ここでの増加は導入経路78を経て冷媒の一部が蒸発器14をバイパスするとしても、エネルギ効率の改善を図ることができる。
なお、冷媒に二酸化炭素が使用される場合、二酸化炭素は図4中、1点鎖線で示されるようにその超臨界域まで圧縮機4にて圧縮され、そして、循環経路2の高圧域2には凝縮器6の代わりにガスクーラが介挿される。
本発明は上述した一実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、本発明の往復動型圧縮機は、固定容量式であってもよいし、その駆動源もまたエンジンに代えて電動機を使用可能である。また、往復動の形式もまた、図示の揺動板式に限らず、片斜板式や他のアキシャルピストン方式であってよい。更に、圧縮セルは3段階以上にカスケード接続されていてよい。
冷凍回路の構成を示した概略図である。 図1の圧縮機の詳細を示した断面図である。 図2の大小のシリンダボアのレイアウトを示した図である。 図1の冷凍回路の多効サイクルを示したモリエル線図である。
符号の説明
2 循環経路
10 気液分離器
16 ハウジング
24 クランク室
30 シリンダボア(圧縮セル)
32 ピストン(圧縮セル)
34 主軸
46 斜板
48 リンク(変角部)
58 弁板
66 中間室(接続部)
70 吸入弁
72 吐出弁
76 導入ポート
78 導入経路

Claims (9)

  1. ハウジング内に設けられた複数の圧縮セルを備え、これら圧縮セルが回転駆動される主軸の回りに配置されたピストンをそれぞれ含み、前記主軸の回転に伴い前記ピストンが順次往復運動することにより、前記圧縮セル毎に冷媒の吸入から圧縮を経て吐出に至る一連のプロセスが実行される冷凍回路の往復動型圧縮機において、
    前記圧縮セルを前記プロセスの実行順序に従いカスケード接続する接続部と、
    前記接続部に設けられ、前記圧縮機の冷媒の吐出圧よりも低圧で且つ前記接続部内の冷媒圧よりも高い圧力の冷媒を前記冷凍回路から前記接続部に受け入れ可能とする導入ポートと
    を具備したことを特徴とする冷凍回路の往復動型圧縮機。
  2. カスケード接続された2つの前記圧縮セルの前記ピストンはその直径が互いに異なることを特徴とする請求項1に記載の冷凍回路の往復動型圧縮機。
  3. 前記複数の圧縮セルのカスケード接続は2段であって、前記直径が異なるピストンは前記主軸の回りに交互に配列されていることを特徴とする請求項2に記載の冷凍回路の往復動型圧縮機。
  4. 前記圧縮機は可変容量式であって、前記ピストンのストロークを可変するための斜板を含んだ可変容量機構を更に備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の冷凍回路の往復動型圧縮機。
  5. 前記可変容量機構は、前記斜板の傾斜角を変更する変角部を含むことを特徴とする請求項4に記載の冷凍回路の往復動型圧縮機。
  6. 前記変角部は、前記ハウジング内に形成され、前記斜板を収容し且つ前記斜板を介して前記ピストンの背面側に圧力を加えるクランク室を有することを特徴とする請求項5に記載の冷凍回路の往復動型圧縮機。
  7. 前記各圧縮セルは共通の弁板と、この弁板に設けられ、前記圧縮セル毎に割り当てられた吸入弁及び吐出弁を更に含み、これら吸入弁及び吐出弁は対応した圧縮セルの圧縮室を、カスケード切断段毎に独立した対応する吸入室及び吐出室にそれぞれ連通させるべく開閉されることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の冷凍回路の往復動型圧縮機。
  8. 前記冷媒は二酸化炭素であることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の冷凍回路の往復動型圧縮機。
  9. 前記冷媒はC-I結合を有する化合物を含むことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の冷凍回路の往復動型圧縮機。
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