JP2008137697A - 収納保存用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納物を一旦収納して蓋を閉めた後は蓋体を不用意に取りはずすことができない構造の収納保存用容器を提供する。
【解決手段】容器本体、容器本体に装着される蓋体を備えた収納保存用容器において、蓋体は、容器の頸部21に直接装着される開口を有する内蓋3と内蓋に螺合する蓋本体4から構成され、内蓋と蓋本体とが螺合終了時点にて逆回転防止状態にロック係合する機構を備え、内蓋と容器頸部の装着は、抜止係合機構と回動防止係合機構とが別々の係合機構として設けられ、前記回動防止係合機構の係合力が前記ロック係合機構の係合力よりも小さく設定されていることを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、記念品などを保存することに適した収容保存用容器に関する。
記念品を長い間未開封状態で保存する手段として、例えば、タイムカプセルと称する容器が提案されている。
例えば、特許文献1(特開2003−292053号公報)、特許文献2(特開2001−206353号公報)、特許文献3(実用登録第2555421号公報)、特許文献4(実公平7−9806号公報)特許文献5(実開平6−20097号公報)等がある。
特許文献1(特開2003−292053号公報)には、開口部を確実に密閉して、内部の収納物を10年以上の長期に亘って確実に保管することのできるタイムカプセルとして、本体2または蓋体3に、ハンダ10と電熱線11および電熱線11の両端を保持する端子部12を配置して、端子部12から電熱線11に電力を供給して発熱させ、溶融したハンダ10を本体2と蓋体3の接合面7に流し込み内部を密閉することで、タイムカプセル1が回収されるまでの間、収納物17を確実に保管することを可能とする容器が開示されている。(なお、この符号番号は特許文献1記載の符号を援用するものであって、本願発明を示す符号とは関係がない)この容器は、電気溶接技術を使用しており、いつ、どこでも利用できるものではなく複雑な構造である点で簡便な利用性に欠ける。
特許文献2(特開2001−206353号公報)には、メッセージを容器に収納して封緘し、該当する記念日が到来したときに封緘を外しメッセージを取り出す時限メッセージ収納容器として、平らな底面1を有する中空容器Zの上記底面に、内周に凹み段部4を形成したメッセージ差し入れ口3を開口し、上記差し入れ口3の凹み段部4に嵌まる蓋体5を嵌め込み、上記蓋体5と上記中空容器Zの底面周囲に亘って剥ぎ取った形跡が残る封緘ラベル7を貼付けてなり、上記封緘ラベル7は、剥離紙、粘着層、裏面に色層または文字・図柄層を有するプラスチックフィルム層からなり、上記色層または文字・図柄層はプラスチックフィルムに対するより粘着層に対する接着力を大きくしてなるものであり、剥離紙と粘着層と脆い材質のプラスチックフィルム層とからなる収納容器が開示されている。(なお、この符号番号は特許文献2記載の符号を援用する物であって、本願発明を示す符号とは関係がない)この容器は、保存用としては極めて一般的な封緘紙を用いるものであって、封緘手法としては、一般の封書を糊付けする物と何ら変わりない。
特許文献3(実用登録第2555421号公報)には、貴重品等を保管、鑑賞するケースとして機能し得ると共に一度開封したら再び収納し得ない構造に形成され、開封したことが一目して分かることにより内容物の取り替え等の不祥事を防止する容器として、保管品を収納するスペースを有する引き出し状の内箱と、該内箱の出入口と当該内箱を収納するスペースを有する外箱と、該外箱の上方又は下方に固着され収納されている前記保管品を目視し得る少なくとも一部が透明窓として一体的に形成される上蓋又は下蓋と、前記内箱側に設けられた鋸歯部に係着する係止具を備え、前記鋸歯部と係止具とは前記内箱の引き出し方向に沿ってのみ摺動可能に係合する一方向クラッチ状に形成されることを特徴とするタイムカプセルが開示されている。この容器は、開封不祥事を発見することには機能するが、開封困難構造を備えていない点で、実用性に欠ける。
特許文献4(実公平7−9806号公報)には、内部の記念品を取り出す際は、鍵収納室を破壊して鍵を取り出し、この鍵を用いて、容器と蓋との施錠を解除すると、容器内の記念品を取り出すことができる構造の容器として、中空の容器と蓋とから成り、上記容器と蓋とを施錠して一体化する施錠装置を設け、容器又は蓋のいずれか一方に外部から破壊可能な鍵収納室を設け、この鍵収納室に上記施錠装置の施錠を解除する鍵を収納したタイムカプセルであって、容器の中に記念品を入れ、蓋を被せて施錠することによって、内容物の機密性を保持できる容器が開示されている。この容器は、施錠手段という極めて一般的な手段を用いた容器である。
特許文献5(実開平6−20097号公報)には、透明材料により半球状に形成した前後2つの半体(2a)(2b)より成り、且つ内部に記念ボール(B) を収容する球状ケース(2) と、ケース(2) を載置する台(1) とを備えた記念ボール用ケースが開示されている(なお、この符号番号は特許文献5記載の符号を援用するものであって、本願発明を示す符号とは関係がない)。
特開2003−292053号公報 特開2001−206353号公報 実用登録第2555421号公報 実公平7−9806号公報 実開平6−20097号公報
本発明は、収納物を一旦収納して蓋を閉めた後は蓋体を不用意に取りはずすことができない構造の収納保存用容器を提案する。特に、内蓋の上に蓋本体を螺合する構造の蓋体において、蓋本体を逆転しても螺合関係が緩むことを防止した構造の収納保存用容器を提案する。
本発明は、容器本体に蓋体を装着した収納保存用容器であって、内蓋が容器頸部に直接装着する構成であり、容器内に記念品等を挿入した後に蓋本体を内蓋にねじ込む動作を行う構成であって、蓋本体を逆転させても、ネジが緩むことなく容器頸部と内蓋の間において回動を許容する係合構造を設けたものである。
本発明の主な解決手段は次のとおりである。
(1)容器本体、容器本体に装着される蓋体を備えた収納保存用容器において、
蓋体は、容器の頸部に直接装着される開口を有する内蓋と内蓋に螺合する蓋本体から構成され、
内蓋と蓋本体とが螺合終了時点にて逆回転防止状態にロック係合する機構を備え、
内蓋と容器頸部の装着は、抜止係合機構と回動防止係合機構とが別々の係合機構として設けられ、
前記回動防止係合機構の係合力が前記ロック係合機構の係合力よりも小さく設定されていることを特徴とする収納保存用容器。
(2)内蓋の下方部に外填めされる蓋本体ロック装着防止リングを設けたことを特徴とする(1)記載の収納保存用容器。
(3)容器本体は、収容部と開口部を備えた円筒状頸部からなり、頸部の上部には環状凸部及び/又は凹部が形成され、頸部の下部には縦リブが形成され、
内蓋は、前記円筒状頸部に装着される上下が開口した円筒状であって、
外周面には雄ネジと蓋本体との螺着終了時点で逆転を防止する係合構造が形成されており、内周面には上部に環状の凹部及び/又は凸部が形成され、下部には縦リブが形成されており、
蓋本体は、内周面に雌ネジと内蓋との螺着終了時点で逆転を防止する係合構造が形成されており、
抜止係合機構が、前記容器頸部に設けられた環状凸部及び/又は凹部を越えて前記内蓋内周面に設けられた環状凹部及び/又は凸部が挿着されて、容器頸部と内蓋との水平方向の係合構造として構成され、
回動防止係合機構が、前記容器頸部の縦リブと前記内蓋の内周面に設けられた縦リブが相互に入り組んで垂直方向の係合構造として構成されていることを特徴とする(1)又は(2)記載の収納保存用容器。
(4) 蓋本体ロック装着防止リングには、取り外されたことが表示される構造が設けられていることと特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の収納保存用容器。
(5)容器本体の頸部に形成した縦リブ及び内蓋内面に設けた複数の縦リブは、先端がテーパ面であって、双方のテーパの傾斜が逆向き配置されていることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の収納保存用容器。
(6)蓋体及び容器本体は合成樹脂製であることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載された収納保存用容器。
(7)容器本体と、蓋本体ロック装着防止リングと、蓋体から構成される収納保存用容器を利用した収納物の保存方法であって、
蓋体は、容器の頸部に直接装着される開口を有する内蓋と内蓋に螺合する蓋本体から構成され、内蓋と蓋本体とが螺合終了時点にて逆回転防止状態にロック係合する機構を備え、内蓋と容器頸部の装着は、抜止係合機構と回動防止係合機構とが別々の係合機構として設けられ、前記回動防止係合機構の係合力が前記ロック係合機構の係合力よりも小さく設定されており、蓋本体ロック装着防止リングが装着された状態ではロック係合が生成されない構造を備えた収納保存用容器を用い、
蓋本体ロック装着防止リングを外して、収納対象物を容器内に挿入し、蓋本体を螺合終了時点まで螺着して、逆回転防止状態にロック係合して収納物を保存することを特徴とする収納物の保存方法。
本発明は、上述したような構成を備えることによって、以下のような本発明に特有の効果を奏するものである。
1.蓋体を逆転させても蓋体が容器から外れることが無く一旦挿入された収納物を容易に取り出すことを困難とする収納物保存用容器を提供することができる。
2.蓋体を逆転させても、蓋本体の螺合ロック保持力よりも、内蓋と容器本体の頸部との間で回動を許容する抵抗を小さくしたので、蓋本体の螺合が緩むことは無い。
3.蓋本体の装着を螺合としたので、回動により容易に締めることができる。
4.蓋本体ロック装着防止リングには取り外されたことが表示される構造が形成されているので、この収納物保存用容器は、蓋本体ロック装着防止リングを外すことによって、使用した物と見なすことができ、不用意に再利用して、他の試料との混在などの事故を防止することができる。
5.本発明の収納物保存用容器は、合成樹脂により容易に製造することができ、かつ、軽くすることができるので、安価であってどこでも使用することができるので利便性に富む。透明にすることもできるので、収納物の確認や鑑賞を行うこともできる。
6.一旦収納したら容易に開封しない物や、開封すると支障が生じる物の収納用として適している。例えば、各種の記念品、へその緒、乳歯、採集物、試料、証明用資料、保存資料、タイムカプセル用に適している。
本発明は、容器本体に蓋体を装着した収納保存用容器であって、内蓋が容器頸部に直接装着する構成であり、容器内に記念品等を挿入した後に蓋本体を内蓋にねじ込む動作を行う構成であって、蓋本体を逆転させても、ネジが緩むことなく容器頸部と蓋体内蓋の間において回動を許容する係合構造を設けたものである。一旦収納したら容易に開封しない物や、開封すると支障が生じる物の収納用として適している。例えば、各種の記念品、へその緒、乳歯、採集物、試料、証明用資料、保存資料、タイムカプセル用に適している保存用容器である。
本発明の収納物保存用容器は、ユーザーが目的物を容器本体に挿入した後に蓋を閉めることにより、開封困難となる容器である。透明な容器とすれば、内容物が確認でき、収納品を陳列確認することが容易となる。サインボール等の特定の物品用に成型することもでき、あるいは、広口瓶などの一般的な形状とすることもできる。野外採集品や試験試料、保存用試料などを混在させることなく保存する容器としても適している。例えば、特許文献5に開示される野球のボールのような球形の物を収容する場合は、全体を球形として、中間から半球に分割して螺合させる様にすることもできる。このような場合は、蓋体も収納部の一部を形成することとなる。合成樹脂製とすることができるので、形状、大きさなど成型自由度が大きい。また、透明性や不透明性、着色性、軽量性、対薬品性などにも合成樹脂は優れており、利便性が高い。
本発明の収納保存用容器は、収納物を収納する容器本体と容器本体に装着される蓋体から構成され、さらに、未使用状態では蓋本体ロック装着防止リングを備えている。蓋体は、内蓋と蓋本体から構成される。容器本体には、収納物を挿入する口部を備えた頸部を備えている。内蓋は頸部に直接装着され、抜止と回り止となるように両者は装着される。内蓋の外周面には雄ネジが形成され、蓋本体内面には雌ネジが形成されていて、両者は螺合装着される。また、蓋本体を内蓋に螺合して最後まで締め込んだときに、両者がロック状態に係合し、逆転して蓋本体が開封方向に逆転不能にされるロック係合機構が形成されている。
未使用状態において本発明の収納物保存用容器は、蓋本体が内蓋に螺合が完全に螺着しないようにする必要がある。ひとつは、容器本体と蓋本体を別々にすることも一案である。別案は、蓋本体が内蓋に完全に螺着しないように防止するスペーサーを介在させることである。巾の小さい蓋本体ロック装着防止リングを内蓋に嵌挿させて、それから蓋本体を装着することにより蓋本体が完全に螺合することなく、ロック係合することなく、容器本体と蓋体を一体にして未使用状態に保持することができる。飲料販売用のペットボトルの蓋などでは、蓋の下部が容器頸部に固着されており、蓋を外す際には連結部をねじ切るようにして開封する開封防止機構が設けられている。蓋本体ロック装着防止リングを介在させるとロック防止部材が容器本体に残ることもなく、連結部分が破断された痕が残ることもなく、このリングを外すことができるので、収納物を収納した状態をきれいに保つことができる。特に、記念品などではこの美麗性は重要な要素である。
本発明の収納物保存用容器は、収納部と挿入口が形成された容器本体と挿入口に装着される蓋体とを備え、蓋体は、容器の頸部に直接装着される開口を有する内蓋と内蓋に螺合する蓋本体から構成され、内蓋と蓋本体とが螺合終了時点にて逆回転防止状態にロック係合する機構を備え、内蓋と容器頸部の装着は、抜止係合機構と回動防止係合機構とが別々の係合機構として設けられ、前記回動防止係合機構の係合力が前記ロック係合機構の係合力よりも小さく設定されているものである。さらに、未使用状態では、蓋本体と内蓋が完全に螺着すること防止するスペーサーが介在して設けられている。
1.容器本体について
容器本体は対象収納物の形状や大きさに合わせて適宜決定することができる。容器本体は収納部と挿入口が形成されている。収納物の挿入口は、円筒形の頸部に設けられている。
円筒形の頸部には、内蓋を抜け止め係合する構造と内蓋の自由稼働を阻止する回動防止構造が設けられている。
抜止構造は、例えば、円筒形の頸部の外周に環状に凸部や凹部を設け、内蓋側に設けた凹部や凸部と係合させることにより構成する。回動防止構造は、円筒形の頸部の外周に縦リブを設け、内蓋側に設けた縦リブと相互に入り組ませて自由な周回動を阻止するように構成する。
例えば、円筒状の頸部の基端部には縦リブが1〜数本形成されている。ブロー成型や射出成型によって容器本体を製造する場合は、1〜4本とするのが脱型を考慮したときリーズナブルである。頸部を形成する円筒部の上方には環状凸部が形成される。この環状凸部にはリング状に一体に設けるかあるいは点状に設けることが可能である。成型の容易性からみて一体のリング状が好ましく、点状の場合は1〜4個が適当である。この環状凸部は、蓋体を装着したときに係合が完成するように内蓋に設けた環状凸部よりも上方に位置するように形成する。
環状凸部は縦リブの上端の上方に離して設ける。縦リブの先端面はテーパを付けたテーパ面とすることが望ましい。このテーパの方向によって回動方向の抵抗性を調整することができる。この縦リブは上下に分離して設けることができ、上側は常に係合する主縦リブとし、下側は、通常状態では係合しないか係合力が弱い状態の補助縦リブとすることができる。何らかの理由で主縦リブに不具合が生じた場合には、補助縦リブを活用して、係合を維持できるようにする。
2.蓋体
蓋体は、内蓋と蓋本体から構成される。必要に応じて、未使用状態においては蓋本体ロック装着防止リングを介在させる。内蓋は、容器の頸部に直接被冠され、蓋本体は内蓋に被冠される。
2−1内蓋
内蓋は、容器頸部形成する円筒形の頸部の外側に挿入される円筒形状であり、上部も開口されていて、この開口が収納物を挿入する挿入口となる。内蓋の円筒の内周面には環状凸部及び/又は凹部が水平方向に形成され、この環状凹凸部より下方に縦リブが多数設けられている。環状の凸部及び/又は凹部は、容器本体頸部側に設けられた環状凹凸部と係合する位置に形成される。例えば、双方が凸部であれば、内蓋側が下方に位置する箇所に形成すると凸部同士が引っかかり抜止となる。また、円筒内周面には、この環状凹凸部の下側に複数の縦リブが形成される。この縦リブの間に容器本体頸部側の縦リブが入り込んだ形となって、水平方向の回動が阻止されて係合関係が構築される。この縦リブの先端面にもテーパを設けることが望ましい。テーパ面の方向、大きさ等の形状を変更することにより回動方向の抵抗性を調整することができる。この回動方向の抵抗調整は容器本体の縦リブとの相互関係で最終的には決定される。
環状凸部の上部に小さな凸状の環状凸部を設けて、2重の凸部の間に凹部を形成することができる。この凹部に容器頸部の環状凸部を掛止保持することにより、蓋体内蓋の通常の垂直方向の位置決めをするこができる。
内蓋円筒の外周には、雄ネジが形成されている。この雄ネジは二条ネジとすると結合距離を短くして強度を得ることができる。また、外周の基端部には、係合爪が設けられ、蓋本体側に設けられた対抗する係合爪と螺合終端において係合する関係となって、ネジの逆転を阻止するロック機能を果たす。この係合爪は小間隔をあけて2つ設けることができ、この場合はこの小間隔に蓋本体の係合爪がはまり込んで正逆回転方向のロック機能を果たす。また、容器本体との位置合わせのため、係合マークを最下端のフランジに設けることができる。
2−2蓋本体
蓋本体は、内周側に内蓋に螺合するための雌ネジが設けられ、内周面の下端部に内蓋の係合爪に対抗する係合爪が設けられている。円筒部の外周下端には係合マークを設けることができる。蓋本体は、ねじ込み螺合によって装着され、蓋本体は螺合終端において、ロックされ逆転防止機構とされる。蓋本体の外周面の形状は特に限定されない。
3.蓋本体ロック装着防止リング
蓋本体ロック装着防止リングは、未使用状態で内蓋に被冠される巾の狭いリングであって、蓋本体と内蓋が終着まで螺合することを防止するスペーサーの機能を果たす。
蓋本体ロック装着防止リングには、初期装着状態では蓋本体側あるいは内蓋との間に弱い係合力の連結機構を設け、使用時に蓋本体ロック装着防止リングを外す際にこの連結機構が破壊されてしまい使用済みの表示とする連結機構を設けることができる。これにより、再使用などによる異物試料の混入などの事故を防止することができる。
具体的な機構としては、一方に細いピン状の突起を設け他方に孔を設けてこのピンを収納し、蓋本体ロック装着防止リングを外す際にピンが折る構成とすることにより、使用済みの印とすることができる。
蓋本体ロック装着防止リングは、未使用状態を示すもので蓋本体や蓋体内蓋とは別体独立して設けられることが好ましい。
4.使用方法
容器本体に内蓋を装着した状態で蓋本体を分離して、容器本体に収納対象物を挿入して、蓋体を最後まで螺旋締めして、逆転防止ロック係合が生成されるようにする。
容器本体に内蓋を装着し蓋本体ロック装着防止リングを介在して蓋本体を仮装着されている場合は、蓋本体と蓋本体ロック装着防止リングを外して、収納対象物を容器内に挿入し、蓋本体を螺合終了時点まで螺着して、逆回転防止状態にロック係合して収納物を保存する。
容器内には、記録も一緒に同封することもでき、また、容器外面に記録を記載あるいは記録用紙を貼着することもできる。
図1〜9に本発明の実施例を示す。具体的な容器の形状は、特にこれに限定されるものでは無いことはいうまでもない。
図1収納保存用容器概略図を示す。
図2容器本体の外観図を示す。
図3(a)は蓋本体の側面図、(b)は蓋本体の断面図、(c)は下面視図を示す。
図4内蓋を示し、(a)は上面視図、(b)は断面図、(c)は下面視図、(d)は内蓋の外観図を示す。
図5蓋本体ロック装着防止リングの一部破断面図を示す。
図6各構成部材の断面図である。(a)は容器頸部断面図、(b)は内蓋断面図、(c)は蓋本体断面図であり、右半分(c1)には蓋本体ロック装着防止リングが嵌挿された状態が示されている。
図7蓋体を容器本体に装着した状態の部分拡大図を示す。(a)は未使用状態、(b)は収納後の蓋体を装着した状態を示している。
図8本発明の係合関係を示す図である。(a)は蓋本体係合セットが終了した図、(b)は蓋本体のセット途中の状態を示す。
図9蓋本体と内蓋セットの状態図を示す。
図1には、本実施例の収納保存用容器の外観が表示されている。容器本体2に蓋体3が装着された状態の浅い広口瓶タイプの容器として示されている。図2は、容器本体2の概略を示している。容器収容部20に開口している挿入口24を備えた円筒形の頸部21が設けられている。頸部21の上部には、環状凸部22、下部には縦リブ23が形成されている。容器の材質は合成樹脂製であり、ブロー成型など通常の製法で製造することができる。容器本体2の収容部の形状は特に限定されるものではない。
容器本体は、内蓋を被せることができるように、頸部を形成し、収容部は少なくとも一部が透明となっていることが望ましい。透明な合成樹脂製とすることができ、PETなどを用いて、ブロー成型により製造することができる。図示の縦リブは上下に分離したタイプとすることもできる。上下の2部材に分けた場合には、未使用状態での回しすぎ等の原因により、上側のリブが破損した場合には、下側の縦リブと内蓋の縦リブ36との係合により、使用開始の初期状態にセットが可能である。特に、容器頸部頂部と内蓋の間に少し隙間を設けることにより、蓋本体を強く押し込むことによって、リブ同士の係合力を高めることができ、セットが確実となる。環状凸部22は連続したリング状に形成するが、点状突起を複数設けることも可能である。縦リブ23は1〜数個設けることができる。ブロー成型では、型抜きの制限があるので、縦リブを複数設ける場合は90°間隔に設ける4個までとすることが望ましい。環状凸部を点状突起とする場合も同様である。
蓋体3は、蓋本体4と内蓋30とから構成されている。図3(a)は蓋本体4を側面から見た外観が示されている。外観は略円筒形であり、内周面は内蓋に螺合する形状である。側面には係合マーク45をやや膨らませて設けている。本実施例では、外形も略円筒形として示しているが、内周面に雌ネジが設けられる必要はあるものの、外形の形状は自由である。図3(b)に蓋本体断面図、(c)に下面視図を示す。蓋本体4は、天井付きの円筒部41の内周面に雌ネジ42が形成され、天井面には内蓋と係合する外係合爪47、係合凸部44が形成されている。
内蓋の構成を、図4を参照して説明する。図4は内蓋を示し、(a)は上面視図、(b)は断面図、(c)は下面視図、(d)は内蓋の外観図を示す。
内蓋は、略円筒状の外観をしており、内側に小径の円筒を備えた2重構造である。この2重の円筒によって形成される空隙部に容器本体の頸部先端を挿入して、被冠する構造である。
更に、詳述すると、内蓋3は、雄ネジ33が形成された外筒部31と短い内筒部32によって2重に形成され、2つの筒によって形成される空隙35を有する。外筒部31の外側基部には蓋本体あるいは蓋本体ロック装着防止リングの突起と係合する内係合爪38及び係合マーク38cが設けられている。また、この係合爪38と小間隔を空けて対向する小係合爪38bが設けられ、2つの爪の間の小間隔が係合凹部37を形成している。蓋本体に設けられた外係合爪47は内係合爪38の背部の該膨出部を乗り越えて係合凹部37に納まった状態が、物が収納された使用のセット状態となる。この外係合爪47は内係合爪38との係合によって逆転防止となり、使用状態では蓋本体が内蓋から外れることがない。また、高段部39aが設けられており、蓋本体の係合凸部44に当接して正方向の過回転防止機能を果たす。なお、内蓋の高段部39a及び蓋本体側の係合凸部44は省略することもできる。外筒部31の内面には多数の縦リブ36、36・・、環状凹部34a、環状凸部34bが形成され、それぞれ容器本体の頸部に設けられた縦リブ23、環状凸部22と係合して、抜止と回転が防止された被冠関係となるようにされている。縦リブ36の先端面はテーパが付けられた傾斜面36aに形成されている。
図5に蓋本体のロック装着を防止する装着防止リング5(以下、「蓋本体ロック装着防止リング5」と称する場合もあるが同意である)が例示されている。段付きの円筒形となっていて、内蓋に装着され、上方の小径部には蓋本体の基部が装着される。装着状態においては、未使用状態であることを示す。内蓋及び蓋本体と係合位置を規制するために、係合用に凹部57、蓋本体ロック装着防止リング凸部54が形成されている。
本実施例の蓋体と容器本体との係合関係について説明する。容器本体に内蓋が直接接触し、内蓋に蓋本体が被冠する。内蓋と蓋本体が螺合関係にあるので、内蓋と容器本体頸部との接合機構は、水平方向の凸状環状部材同士を上下になるように配置して抜止とし、回動規制は両者に設けた縦リブ同士を入り組ませて構成している。蓋本体を螺着し、螺着終点でロックしているが、誤って強く緩める方向に回動した場合にはロックが破壊されるような事故防止のために、本実施例では、縦リブの先端面にテーパを付けた傾斜面としている。両者の縦リブの傾斜面を対向して配置する事によって、螺合を緩める方向に強く蓋体を回した場合に、螺合のロック保持力よりも小さな係合力に設計することにより、蓋本体が内蓋から外れてしまうことを防止できる構成としたものである。また、正転方向の係合力は逆転方向の係合力よりも大きいが、極めて大きな力で蓋体を正回転させた場合に、縦リブが折れる程度の強度に設計しておくと、ネジ山が壊れてしまうような回転力を加えても内蓋と容器頸部のリブ構成が吸収して、蓋体が抜けて外れてしまうような事故を防止できる。これによって、未開封保存期限内に誤って開封してしまう危険性を未然に防止することができる。なお、保存内容物を取り出す場合は、容器が合成樹脂製なので容器本体を切り開く等して取り出すことが可能となる。
また、未使用状態では蓋本体ロック装着防止リングを内蓋と蓋本体の間に介在させていて、保存物を挿入する使用開始時に蓋本体を外して蓋本体ロック装着防止リングを外して、再度蓋本体を内蓋の外周に螺合させることにより、収容を完成するものである。仮に、一旦使用状態にした後に蓋本体を外し、再度蓋本体ロック装着防止リングを挿嵌し蓋本体をその上に被せるような不正が行われる危険がある。本実施例は、使用状態に蓋本体を装着した場合にロックされる構成に加えて、強い逆転力が加わった場合には縦リブ同士の係合力が、ロック保持力よりも小さくしてあるので、内蓋と容器頸部の間で空回りしてしまい、蓋本体が外れることがない。したがって、本実施例は一度使用状態となったものを再利用することはできず、試料の混入などの誤使用も未然に防止できる。
具体的な周方向の係合構成を図8、図9を参照して説明する。
図8(a)は使用状態にセットされた状態の係合関係を示している。一番内側に収納保存用容器の円筒状の頸部21とその頸部に設けられた縦リブ23が2個設けられている。縦リブ23の先端にはテーパが付けられた傾斜面23cに形成されている。この頸部に内蓋が挿入されており、内蓋の内周面に設けられた多数の縦リブ36の間に主縦リブ23が挟み込まれた状態でセットされている。この縦リブ36の先端にもテーパが付けられた傾斜面36aに形成されている。これらの傾斜方向は対向関係にあり、セット状態にある蓋体を逆転して外そうとした場合には、この傾斜面に沿って係合が外れ易い構成としている。縦リブ36が多数設けられているので、ひとつの縦リブを乗り越えても次の縦リブ36が抵抗となるので、自由回転とはならない。
内蓋と蓋本体との係合のロック構成は、内蓋の外周に設けられた内係合爪38と蓋本体側の外係合爪47が逆転防止方向に係合する。内蓋に設けられた高段部39aに蓋本体に設けた係合凸部44が当接して回り止めとなる。
本実施例では、内係合爪38に対向して内係合小爪小係合爪38bを設け、その間が係合凹部37が形成されている。この係合凹部に外係合爪47がはまり込むこととなる。
図8(b)は、使用開始時の操作の途中の状態を示している。蓋本体ロック装着防止リングを外して、蓋本体をねじ込んでいく終点の状況である。時計方向に回転していき、内係合爪38の背面に外係合爪47の背面が接触し、両者の背面を乗り越えて係合凹部37に外係合爪47がはまり込んで螺合が完成する。一方、内蓋の高段部39aに蓋本体の係合凸部44が当接して回り止めとなる。この例では、過回り防止の主要構成は係合凸部44と高段部39aの当接が担当している。強く回し込んだ場合には、この当接によって内蓋と蓋本体の螺合が破壊されることなく、縦リブの方が折れ曲がる程度に縦リブを設計しておくことにより、安全性が向上する。
例えば、具体的には、セット終了後に蓋体を逆転する方向の縦リブ同士の係合の破断トルクを3Kgf/cmに設定し、正方向にネジを過剰に締め付けた場合にリブ同士の係合の破断トルクを10Kgf/cmに設定する。また、初期使用セット時に蓋本体を回し込むときに内蓋の爪を乗り越えるトルクを4Kgf/cmに設定し、セット後の爪の係合トルクを10Kgf/cmに設定する。このように設定することにより、蓋本体をねじ込みの際に受ける乗り越え抵抗で容易に確認できると同時に、誤って逆方向に回転させると容器本体の頸部と蓋体内蓋のリブ同士の係合力が蓋体内蓋と蓋本体の爪係合力よりも小さいのでからまわりしてしまい、その結果蓋体蓋本体がはずれてしまう危険を防止することができる。
また、それぞれの係合マーク45、38cが一致した状態でセットが完了することが目視で確認できる。
図9は図8(a)における蓋本体と内蓋のセット状態図を概略したものであるので、詳細は省略する。
本実施例は、蓋本体ロック装着防止リングを介在させることにより、バージン状態が明瞭となるとともに、蓋本体ロック装着防止リングには切り離されるような接合片が設けられていないので、蓋本体ロック装着防止リングを外した跡が残らずきれいである。また、開封防止用のオーバーカバーでもないので使用状態のデザインがそのまま表示できる。
収納保存用容器な、蓋体を強く逆転しても、内蓋と容器頸部の縦方向の係合抵抗を弱くしてあるので、蓋本体が外れることなく空回りする構成である。さらに、強く正回転した場合には、縦リブが折れ曲がる様にすることにより、螺着構造が破壊されることも防止することができる。
さらに、内蓋と容器本体頸部は、水平係合と垂直係合の機構とを分離し、上下にも分けてあるので、縦リブ同士の係合を緩くしても、抜止の係合には影響が無い。
図6、図7を参照して各構成要素の装着関係を説明する。
図6は、前述した各構成部材の断面図である。(a)は容器頸部断面図、(b)は内蓋断面図、(c)は蓋本体断面図であり、右半分(c1)には蓋本体ロック装着防止リングが嵌挿された状態が示されている。図7は、図6に示された各構成要素を装着した状態の部分拡大図を示す。(a)は未使用状態、(b)はシールを開封した状態を示している。
内蓋の環状凹部34aの上側にも環状凸部として上環状凸部34cを設けて環状凹部34aと容器本体頸部に設けられた環状凸部22と係合するようにした構造、及び容器頸部にはL字形の縦リブ23が形成されている。通常状態では内蓋の縦リブ36とこの縦リブ23のL字形の水平部はは係合しない関係とし、蓋本体4を強く押し込んだ場合に係合する構造としている。
図7(a)や図6(c)の(c1)にあるように、蓋本体ロック装着防止リング5が嵌挿された状態で強く正方向に回転すると、容器頸部に設けられた縦リブ23の通常係合部である垂直片が破壊される危険がある。このような場合には、使用開始時に蓋本体ロック装着防止リング5を外して、蓋本体4を再螺合しても、そのままでは正転方向に空回りする危険が生ずる。このときに蓋本体4を容器側に強く押し付けると縦リブ23の水平部と縦リブ36が係合して、使用開始のセット状態に組み付けることができる。
この強制組付けを補助する機構が、内蓋に設けた上環状凸部34cと容器頸部の頂部21bの上側に形成される上部空隙35bである。上環状凸部34cが存在するので内蓋3は容器頸部の環状凸部22の膨出部に支承され、下がることがない。また、この支承によって、容器頸部の頂部21bの上部には上部空隙35bが存在して内蓋の縦リブ36と縦リブ23の水平部は係合しない関係が通常は維持されている。
前述のように縦リブ23の垂直片が破壊され、縦リブ36との係合が困難となった場合には、蓋本体4を強く容器側に押し付けることにより、内蓋3は上部空隙35bの余裕分下方に下がり、縦リブ36の下面側と容器頸部に設けられた縦リブ23の水平部が係合することになる。なお、上環状凸部34cは、環状凸部34bよりも小さな凸状として、押し下げ抵抗を加減することとする。
未使用状態では、容器本体2の頸部21に内蓋3、蓋本体ロック装着防止リング5、蓋本体4の順に被冠装着されている。内蓋3は、収納保存用容器の頸部の先端部が空隙35に進入し、容器本体2の頸部21に設けられた環状凸部22が内蓋の環状凹部34aに納まりその下側に頸部に設けられた環状凸部34bが位置して係合して抜け止めされている。収納保存用容器の頸部基部に形成された縦リブ23と内蓋の基部内面に設けた縦リブ36が係合して周方向の回動を規制している。また、内蓋の雄ネジ33と蓋本体の雌ネジ42が螺合している。ネジは2条ネジを採用して少ない回転数でも強固で安定した螺合を実現する。未使用状態を保持するために蓋本体の下部に蓋本体ロック装着防止リング5を介在させて螺合の進入を止め、ロック係合することを防止している。
内蓋3を容器本体2の頸部21に被冠して強く押し込むことによって、両者の係合は完成し、水平に設けられた2つの環状凸部の係合によって抜止となり、内蓋に設けられた多数の縦リブの間に容器の頸部側の縦リブが入り込むことによって、回動が規制される。実用工程での組付けは、内蓋と蓋本体ロック装着防止リングと蓋本体をセットした状態の蓋体を収納保存用容器の頸部に押し込んで未使用状態の収納保存用容器を完成させる。
保存物を挿入して使用する際には、まず蓋本体と蓋本体ロック装着防止リングを一旦はずし、保存物を容器内に挿入し、蓋本体のみを再装着して、終点まで螺合を進めることにより、外係合爪47が係合凹部37に納まって、正逆回転できないようにロックされる。特に、逆回転側の方がラチェットのように爪同士が噛み合って容易には乖離しないように係合している。本実施例は、各構成が有機的に関連して、外観及び安全性を高めた収納保存用容器である。
収納保存用容器概略図を示す。 容器本体の外観図を示す。 (a)は蓋本体の側面図、(b)は蓋本体の断面図、(c)は下面視図を示す。 内蓋を示し、(a)は上面視図、(b)は断面図、(c)は下面視図、(d)は内蓋の外観図を示す。 蓋本体ロック装着防止リングの一部破断面図を示す。 各構成部材の断面図である。(a)は容器頸部断面図、(b)は内蓋断面図、(c)は蓋本体断面図であり、右半分(c1)には蓋本体ロック装着防止リングが嵌挿された状態が示されている。 蓋体を容器本体に装着した状態の部分拡大図を示す。(a)は未使用状態、(b)は収納後の蓋体を装着した状態を示している。 本発明の係合関係を示す図である。(a)は蓋本体係合セットが終了した図、 (b)は蓋本体のセット途中の状態を示す。 蓋本体と内蓋セットの状態図を示す。 特許文献1記載の従来例の保存容器を示す。 特許文献2記載の従来例の保存容器を示す。 特許文献5記載の従来例のボール収納保存容器を示す。
符号の説明
1 収納保存用容器
2 容器本体
20 容器収容部
21 頸部
22 環状凸部

23 縦リブ
23c 傾斜面
24 挿入口

3 蓋体
30 内蓋
31 外筒部
32 内筒部
33 雄ネジ
34a 環状凹部
34b 環状凸部
34c 上環状凸部
35 空隙
35a 上部空隙
35b 上部空隙
36 縦リブ
36a 傾斜面
37 係合凹部
38 内係合爪
38b 内係合小爪
38c 係合マーク
39a 高段部

4 蓋本体
41 円筒部
42 雌ネジ
43 円筒下端部
44 係合凸部
45 係合マーク
47 外係合爪
48 密封栓

5 装着防止リング
54 装着防止リング凸部
57 凹部

Claims (7)

  1. 容器本体、容器本体に装着される蓋体を備えた収納保存用容器において、
    蓋体は、容器の頸部に直接装着される開口を有する内蓋と内蓋に螺合する蓋本体から構成され、
    内蓋と蓋本体とが螺合終了時点にて逆回転防止状態にロック係合する機構を備え、
    内蓋と容器頸部の装着は、抜止係合機構と回動防止係合機構とが別々の係合機構として設けられ、
    前記回動防止係合機構の係合力が前記ロック係合機構の係合力よりも小さく設定されていることを特徴とする収納保存用容器。
  2. 内蓋の下方部に外填めされる蓋本体ロック装着防止リングを設けたことを特徴とする請求項1記載の収納保存用容器。
  3. 容器本体は、収容部と開口部を備えた円筒状頸部からなり、頸部の上部には環状凸部及び/又は凹部が形成され、頸部の下部には縦リブが形成され、
    内蓋は、前記円筒状頸部に装着される上下が開口した円筒状であって、
    外周面には雄ネジと蓋本体との螺着終了時点で逆転を防止する係合構造が形成されており、内周面には上部に環状の凹部及び/又は凸部が形成され、下部には縦リブが形成されており、
    蓋本体は、内周面に雌ネジと内蓋との螺着終了時点で逆転を防止する係合構造が形成されており、
    抜止係合機構が、前記容器頸部に設けられた環状凸部及び/又は凹部を越えて前記内蓋内周面に設けられた環状凹部及び/又は凸部が挿着されて、容器頸部と内蓋との水平方向の係合構造として構成され、
    回動防止係合機構が、前記容器頸部の縦リブと前記内蓋の内周面に設けられた縦リブが相互に入り組んで垂直方向の係合構造として構成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の収納保存用容器。
  4. 蓋本体ロック装着防止リングには、取り外されたことが表示される構造が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の収納保存用容器。
  5. 容器本体の頸部に形成した縦リブ及び内蓋内面に設けた複数の縦リブは、先端がテーパ面であって、双方のテーパの傾斜が逆向き配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の収納保存用容器。
  6. 蓋体及び容器本体は合成樹脂製であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載された収納保存用容器。
  7. 容器本体と、蓋本体ロック装着防止リングと、蓋体から構成される収納保存用容器を利用した収納物の保存方法であって、
    蓋体は、容器の頸部に直接装着される開口を有する内蓋と内蓋に螺合する蓋本体から構成され、内蓋と蓋本体とが螺合終了時点にて逆回転防止状態にロック係合する機構を備え、内蓋と容器頸部の装着は、抜止係合機構と回動防止係合機構とが別々の係合機構として設けられ、前記回動防止係合機構の係合力が前記ロック係合機構の係合力よりも小さく設定されており、蓋本体ロック装着防止リングが装着された状態ではロック係合が生成されない構造を備えた収納保存用容器を用い、
    蓋本体ロック装着防止リングを外して、収納対象物を容器内に挿入し、蓋本体を螺合終了時点まで螺着して、逆回転防止状態にロック係合して収納物を保存することを特徴とする収納物の保存方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010213660A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Nagoya Univ 容器
JP2015085979A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 株式会社吉野工業所 ヒンジキャップ
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