JP2008134175A - 信号測定器及び校正システム - Google Patents

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Abstract


【課題】制御用PCを設けることなく、外部接続端子を介した校正を行うことのできる信号測定器を実現すること。
【解決手段】
制御部10は、自己校正プログラム81に基づいて外部のパワーメータ及び周波数カウンタを制御して、信号発生部60から出力したRF信号の信号レベル及び周波数を測定させる。そして、その測定結果をI/F部40を介してパワーメータ及び周波数カウンタから取得して校正値テーブル82に記憶する。また、信号発生器60の校正が完了したスレイブ測定器が出力するRF信号を信号測定部50に入力して、そのRF信号の信号レベル及び周波数を測定すると共に、当該スレイブ測定器から入力されているRF信号の信号情報を取得して、校正値テーブル82に記憶する。
【選択図】図2

Description

本発明は、信号測定器及び校正システムに関する。
従来から、所定の基準信号を生成して出力する信号発生機能と、外部から入力される信号のレベルや周波数等の所定パラメータを測定する信号測定機能とを有する信号測定器が電子機器の試験や検査等に用いられている。その一例としては、RF(Radio Frequency)信号を生成出力する信号発生機能と、外部から入力されるRF信号の周波数及び信号レベルを測定する信号測定機能とを有する信号測定器があり、携帯電話機等のテスタとして用いられている。
信号測定器の校正は、国家標準のトレーサビリティが担保された外部の測定器を用いて行われることが一般的である。以下、校正の対象となる信号測定器を「被校正測定器」という。信号測定器を校正方法の一例を図11に示す。被校正測定器100には、制御用PC(Personal Computer)2が通信インターフェイスを介して接続され、この制御用PC2から送信されるコマンドに基づいて被校正測定器100は制御される。
また、制御用PC2には、被校正測定器100の他にスペクトラムアナライザ3、RF信号発生器4、パワーメータ5及び周波数カウンタ6等の測定器が通信インターフェイスを介して接続され、校正システムS100が構築される。制御用PC2には校正/検査プログラムがインストールされて、このプログラムにより被校正測定器100や各種測定器3〜6が制御されて、被校正測定器100の校正が実施される。
また、校正機能を内蔵した信号測定器も知られており、例えば、複数の信号源それぞれに対応した測定手段を装置内に内蔵して、自己校正モード時には、その信号源と測定手段とを内部接続して、信号源若しくは測定手段の校正を行う多機能測定器が知られている(特許文献1参照)。
特開平8−136634号公報
しかし、上述した従来技術には、次のような問題点があった。先ず、図11に示す校正システムS100は、その校正のために複数の測定器が必要となる。通常、スペクトラムアナライザ3のような測定器は、信号測定器よりも高精度で且つトレーサビリティの担保されたものが必要であるため高価であり、図11に示すような校正システムS100を構築するには、多額の投資が必要になる。
また、制御用PC2上で実行される検査プログラムは、各種測定器3〜6それぞれの制御方法に合わせて作成する必要があるため、汎用性に欠き、校正システムSの構築の障害となってしまう。
これに対し、特許文献1の技術では、信号測定器が自己校正を行うため、外部に複数の測定器や制御用PC2を設ける必要がなくなるが、校正システムSが信号測定器の内部で閉じているため、信号測定器と国家標準とのトレーサビリティを担保することができなくなる。
また、装置内部での接続の切り替えにより校正が行われるため、校正対象の機器と接続する外部接続端子の故障或いは劣化によって外部接続端子と信号源及び測定手段との間に接続不良が発生しても、その接続不良を検出することができなかった。
本発明は、上述した課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、制御用PCを設けることなく、外部接続端子を介した校正を行うことのできる信号測定器を実現することである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載の信号測定器は、
外部の測定器とデータ通信を行う通信手段と、
所定の基準信号を生成して前記測定器に出力する信号発生手段と、
前記通信手段を介して前記測定器を制御することにより、前記信号発生手段で生成された基準信号を当該測定器に測定させる測定制御手段と、
前記測定制御手段の制御による前記測定器の測定結果を前記通信手段を介して前記外部の測定器から取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された測定結果を前記信号発生手段の校正値として記憶する校正値記憶手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記外部の測定器は、少なくとも信号レベル及び周波数それぞれの測定を行う複数の測定器であり、
前記測定制御手段は、
前記複数の測定器の何れかと前記信号発生手段との接続の切り替えを制御する切替制御手段を有することを特徴としている。
請求項3に記載の信号測定器は、
外部の基準信号発生器とデータ通信を行う通信手段と、
前記基準信号発生器から出力される基準信号を測定する測定手段と、
前記通信手段を介して前記基準信号発生器を制御することにより、当該基準信号発生器に所定の基準信号を出力させる信号出力制御手段と、
前記信号出力制御手段の制御により前記基準信号発生器から出力される基準信号を前記測定手段に測定させる測定制御手段と、
前記測定制御手段の制御による前記測定手段の測定結果を前記測定手段の校正値として記憶する校正値記憶手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項4に記載の校正システムは、
請求項1又は2に記載の信号測定器と、請求項3に記載の信号測定器とを具備し、
互いの信号測定器が前記外部の測定器又は前記外部の基準信号測定器として前記通信手段を介してデータ通信することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、測定制御手段が外部の測定器を制御して、信号発生手段からの基準信号を当該測定器に測定させ、その測定結果を通信手段を介して取得し信号発生手段の校正値として記憶する。このため、制御用PCを設けることなく、外部接続端子を介した校正を行うことのできる信号測定器を実現することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、複数の測定器の何れかと信号発生手段との切り替える制御を行うため、複数の測定器を用いた場合に、信号測定器との間の接続の手間が省けるようになる。
請求項3に記載の発明によれば、測定制御手段が基準信号発生器を制御して、その基準信号発生器からの基準信号を測定手段に測定させ、その測定結果を当該測定手段の校正値として記憶する。このため、制御用PCを設けることなく、外部接続端子を介した校正を行うことのできる信号測定器を実現することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の信号測定器と、請求項3に記載の信号測定器とを具備し、互いの信号測定器が外部の測定器又は基準信号測定器として通信手段を介してデータ通信するため、信号発生手段及び測定手段を互いに校正することができる。このため、信号測定器の外部に設ける測定器や基準信号発生器の台数を低減することができる。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の信号測定器を図2に示す被校正測定器に適用した場合の第1実施形態について、図1〜図10を参照して詳細に説明する。
図1は、被校正測定器1を有する校正システムSのシステム構成の一例を示すブロック図である。図1によれば校正システムSは、複数の被校正測定器1と、入力された基準信号の信号レベルを測定するパワーメータ5と、周波数を測定する周波数カウンタ6とを備えて校正される。
被校正測定器1は、主従関係を有しており、本実施形態においては図1に示す被校正測定器1mがマスタ、被校正測定器1sがスレイブとなる。以下、マスタの被校正測定器1mをマスタ測定器1m、スレイブの被校正測定器1sをスレイブ測定器1sという。
各被校正測定器1は、所定の基準信号としてのRF信号を生成して出力する信号発生機能と、外部から入力されるRF信号の周波数や信号レベル等の所定のパラメータを測定する信号測定機能とを有する。尚、本実施形態においては、信号発生機能の確度が信号測定機能の確度よりも高いものとして以下説明する。
また、各被校正測定器1は、それぞれが同形式の信号測定器であり、通信ケーブルを介して所定の通信インターフェイスによりデータ通信可能に構成される。また、各被校正測定器1は、パワーメータ5や周波数カウンタ6とも通信ケーブルで接続されてデータ通信可能に構成される。図1においては、その通信ケーブルによる通信線を破線で示している。
尚、マスタ測定器1mとスレイブ測定器1sとは同じ型式のものであることとして説明したが、機能・性能的の差異が少なく類似の製品であれば、別の型式のものであってもよい。
被校正測定器1は、その接続された他の被校正測定器1やパワーメータ5、周波数カウンタ6に対して通信インターフェイスを介して予め定められたコマンドを送信することで各測定器を制御して、信号レベルや周波数の測定を開始させたり、各測定器での測定結果を送信させたりする。パワーメータ5及び周波数カウンタ6は、国家標準とのトレーサビリティが確保された測定器であり、通信インターフェイスを介したマスタ測定器1mにより制御される。
図2は、被校正測定器1の機能構成の一例を示すブロック図である。図2によれば、被校正測定器1は、制御部10と、入力部20と、表示部30と、I/F部40と、信号測定部50と、信号発生部60と、記憶部80とを備えて構成される。
制御部10(測定制御手段、取得手段及び出力制御手段)は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備えて構成され、各機能部を統括的に制御する。具体的には、入力部20からの指示に基づいてROMや記憶部80に記憶されたプログラムを読み出して、当該プログラムに従った処理を行う。そして、その処理結果に基づいて表示部30の表示画面を更新したり、記憶部80のデータを更新したりする。
入力部20は、各種キーやスイッチを備えて構成され、ユーザに入力されたキー又はスイッチに対応する電気信号を制御部10に出力する。表示部30は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)等により構成され、制御部10の指示に基づいた各種画面を表示する。
通信手段としてのI/F部40は、外部の測定器や他の被校正測定器1との間でデータ通信する機能部であり、例えば、GP−IB(General Purpose Interface Bus)やEthernet(登録商標)等により構成される。制御部10は、パワーメータ5や周波数カウンタ6、他の被校正測定器1にI/F部40を介してコマンドを送信して外部機器を制御する。
信号測定手段としての信号測定部50は、入力端子50Tを介して外部から入力されるRF信号の測定を行う機能部であり、レベル測定器51と、周波数測定器52とを備えて構成される。レベル測定器51は、その入力されたRF信号の信号レベルを測定して、その測定結果を示す電気信号を制御部10に出力する。また、周波数測定器52は、そのRF信号の周波数を測定して、その測定結果を示す電気信号を制御部10に出力する。
信号発生手段としての信号発生部60は、所定の周波数のRF信号を生成して出力端子60Tを介して外部に出力する機能部であり、RF発振器61と、レベル調整器62とを備えて構成される。RF発振器61は、VCO(Voltage Controlled Oscillator)やYTO(YIG Turned Oscillator)等により構成され、制御部10の指示に従った周波数のRF信号を発振して出力する。レベル調整器62は、RF発振器61から出力されたRF信号の信号レベルを制御部10の指示に従ったレベルまで増幅又は減衰して出力端子60Tに出力する。
記憶部80は、不揮発性メモリ等により構成され、制御部10の処理に係る各種データ等を記憶する。図2によれば、記憶部80は、自己校正プログラム81と、校正値テーブル82とを記憶している。
自己校正プログラム81は、図3及び4に示すフローチャートに従った処理を実現するためのプログラムである。制御部10は、この自己校正プログラム81を記憶部80から読み出して、当該プログラムに従って図3及び4に示す自己校正処理を行う。
校正値記憶手段としての校正値テーブル82は、信号測定部50及び信号発生部60の校正値を記憶するデータテーブルであり、校正用に出力したRF信号の信号情報と、そのRF信号の測定結果とを対応付けて記憶する。信号情報は、校正用に出力したRF信号に関する情報であり、信号レベルや周波数である。
制御部10は、信号発生部60の校正を行う際には、予め定められた規定の周波数及び信号レベルでのRF信号の出力を行い、パワーメータ5や周波数カウンタ6に測定させる。そして、その測定結果をI/F部40を介して取得して、信号情報と共に対応付けて信号発生部60の校正値テーブル82として記憶する。
また、信号測定部50の校正を行う際には、予め定められた規定の周波数及び信号レベルでのRF信号をスレイブ測定器1sに出力させ、そのRF信号を自機の信号測定部50で測定する。そして、その測定結果を信号情報と共に対応付けて信号測定部50の校正値テーブル82として記憶する。
信号測定部50や信号発生部60の校正時に設定する周波数や信号レベルを校正ポイントという。周波数や信号レベルを段階的に変化させることで複数の校正ポイントで測定を行う。より具体的には、例えば、周波数を10MHz、20MHz、30MHz・・・といったように10MHz単位で設定し、出力レベルを0dBm、5dBm、10dBm・・・といったように5dBm単位で設定して、これらを組み合わせた校正ポイントで測定する。
次に、校正システムSの具体的な動作について図3及び4のフローチャートと、図5〜図7の動作例とを参照して説明する。尚、以下の説明においてフローチャートの主体は制御部10であるが、説明の簡便上、マスタ測定器1m及びスレイブ測定器1sをその主体として説明する。
先ず、マスタ測定器1mは、当該マスタ測定器1mのRF信号の出力端子60Tとパワーメータ5とをケーブルで接続するよう、例えば「RF出力とパワーメータを接続して下さい」といったメッセージを表示部30に表示させる(ステップS1)。そして、図5(a)のようにケーブルの接続を電気的に検出した場合には、周波数と出力レベルとを規定の校正ポイントに設定する(ステップS2)。
そして、信号レベルの測定開始を示すコマンドをI/F部40を介してパワーメータ5に送信することで、当該パワーメータ5を制御して、信号発生部60から出力するRF信号の信号レベルをパワーメータ5に測定させる(ステップS3)。
マスタ測定器1mは、測定結果の送信を示すコマンドをパワーメータ5に送信して、当該パワーメータ5による信号レベルの測定結果をI/F部40を介して取得し(ステップS4)、その測定結果をステップS2において設定した信号情報(校正ポイント)と対応付けて信号発生部60の校正値テーブル82に記憶させる(ステップS5)。
そして、全校正ポイントによる測定を行ったか否かを判定し(ステップS7)、当該測定を行っていないと判定した場合には(ステップS7;No)、ステップS2に処理を移行して、全校正ポイントでのRF信号の信号レベルの再度測定を行う。このステップS1〜S7の処理により、マスタ測定器1mの信号発生部60の信号レベルの校正が完了することとなる。
ステップS7において全校正ポイントでの測定が行ったと判定された場合(ステップS7;Yes)、マスタ測定器1mは、I/F部40を介してスレイブ測定器1sにコマンドを送信することで当該スレイブ測定器1sを制御して、スレイブ測定器1s側の信号発生部60の校正を行う。
具体的には、スレイブ測定器1sの出力端子60Tとパワーメータ5とをケーブルで接続するよう、例えばマスタ測定器1mにおいて「スレイブ側のRF出力とパワーメータを接続して下さい」といったメッセージを表示部30に表示させる(ステップS9)。このとき、マスタ測定器1mは、図5(b)のようにスレイブ測定器1sとパワーメータ5とのケーブルの接続を電気的に検出した場合には、周波数と出力レベルとを規定の校正ポイントに設定する(ステップS10)。
そして、マスタ測定器1mは、信号レベルの測定開始を示すコマンドをI/F部40を介してパワーメータ5に送信することで当該パワーメータ5を制御して、スレイブ測定器1sの信号発生部60から出力するRF信号の信号レベルをパワーメータ5に測定させる(ステップS11)。
マスタ測定器1mは、測定結果の送信を示すコマンドをパワーメータ5に送信して、当該パワーメータ5による信号レベルの測定結果をI/F部40を介して取得する(ステップS12)。そして、その測定結果をステップS10において設定した周波数及び出力レベル(信号情報)と対応付けて保存するコマンドをI/F部40を介してスレイブ測定器1sに送信して、スレイブ測定器1sの信号発生部60の校正値テーブル82に記憶させる(ステップS13)。
そして、全校正ポイントによる測定を行ったか否かを判定し(ステップS14)、当該測定を行っていないと判定した場合には(ステップS14;No)、ステップS10に処理を移行して、全校正ポイントでのRF信号の信号レベルの再度測定を行う。このステップS10〜S14の処理により、スレイブ測定器1s側の信号発生部60の信号レベルの校正が完了することとなる。
ステップS9〜S14の処理によりスレイブ測定器1sの信号レベルの校正が終了すると、マスタ測定器1mは、当該マスタ測定器1mのRF信号の出力端子60Tと周波数カウンタ6とをケーブルで接続するよう、例えば「RF出力と周波数カウンタを接続して下さい」といったメッセージを表示部30に表示させる(ステップS15)。そして、図6(a)のようにケーブルの接続を電気的に検出した場合には、周波数を規定の校正ポイントに設定する(ステップS16)。
そして、周波数の測定開始を示すコマンドをI/F部40を介して周波数カウンタ6に送信することで当該周波数カウンタ6を制御して、信号発生部60から出力するRF信号の周波数を周波数カウンタ6に測定させる(ステップS17)。
マスタ測定器1mは、測定結果の送信を示すコマンドを周波数カウンタ6に送信して、当該周波数カウンタ6による周波数の測定結果をI/F部40を介して取得し(ステップS18)、その測定結果をステップS16において設定した信号情報と対応付けて信号発生部60の校正値テーブル82に記憶させる(ステップS19)。
そして、全校正ポイントによる測定を行ったか否かを判定し(ステップS20)、当該測定を行っていないと判定した場合には(ステップS20;No)、ステップS16に処理を移行して、校正ポイントを変更して再度RF信号の周波数の測定を行う。このステップS15〜S20の処理により、マスタ測定器1mの信号発生部60の周波数の校正が完了することとなる。
ステップS20において全校正ポイントでの測定を行ったと判定した場合(ステップS20;Yes)、マスタ測定器1mは、I/F部40を介してスレイブ測定器1sにコマンドを送信することで当該スレイブ測定器1sを制御して、スレイブ測定器1s側の周波数の校正を行う。
具体的には、スレイブ測定器1sの出力端子60Tと周波数カウンタ6とをケーブルで接続するよう、例えば「スレイブ側のRF出力と周波数カウンタを接続して下さい」といったメッセージを表示部30に表示させる(ステップS21)。このとき、マスタ測定器1mは、図6(b)のようにスレイブ測定器1sと周波数カウンタ6との間のケーブルの接続を電気的に検出した場合には、周波数と出力レベルとを規定の校正ポイントに設定する(ステップS22)。
そして、マスタ測定器1mは、周波数の測定開始を示すコマンドをI/F部40を介して周波数カウンタ6に送信することで当該周波数カウンタ6を制御して、スレイブ測定器1sの信号発生部60から出力するRF信号の周波数を周波数カウンタ6に測定させる(ステップS23)。
マスタ測定器1mは、測定結果の送信を示すコマンドを周波数カウンタ6に送信して、当該周波数カウンタ6による周波数の測定結果をI/F部40を介して読み込む(ステップS24)。そして、マスタ測定器1mは、その測定結果をステップS22において設定した信号情報と対応付けて保存するコマンドをI/F部40を介してスレイブ測定器1sに送信して、当該スレイブ測定器1sの信号発生部60の校正値テーブル82に記憶させる(ステップS25)。
そして、全校正ポイントによる測定を行ったか否かを判定し(ステップS26)、当該測定を行っていないと判定した場合には(ステップS26;No)、ステップS22に処理を移行して、他の校正ポイントに変更して再度RF信号の周波数の測定を行う。このステップS21〜S26の処理により、スレイブ測定器1sの信号発生部60の周波数の校正が完了することとなる。
以上の処理により、マスタ測定器1m及びスレイブ測定器1sの信号発生部60は、国家標準とのトレーサビリティがあるパワーメータ5及び周波数カウンタ6を用いてトレーサビリティのある校正が行われる。このため、次のマスタ測定器1m及びスレイブ測定器1sの信号測定部50側の校正では、トレーサビリティの担保された互いの信号発生部60を用いて信号測定部50の校正を行う。即ち、被校正測定器1が外部の測定器として、自機が出力したRF信号の測定を行うこととなる。
即ち、マスタ測定器1mは、当該マスタ測定器1mの出力端子60Tとスレイブ測定器1sの入力端子50Tとをケーブルで接続するよう、例えば「RF出力とスレイブのRF入力を接続して下さい」といったメッセージを表示部30に表示させる(ステップS27)。そして、図7(a)のようにケーブルの接続を電気的に検出した場合には、周波数と出力レベルとを規定の校正ポイントに設定する(ステップS28)。
そして、信号レベルの測定開始を示すコマンドをI/F部40を介してスレイブ測定器1sに送信することで当該スレイブ測定器1sを制御して、信号発生部60から出力するRF信号の周波数をスレイブ測定器1sの信号測定部50に測定させる(ステップS29)。
マスタ測定器1mは、測定結果の送信を示すコマンドをスレイブ測定器1sに送信して、当該スレイブ測定器1sによる信号レベルの測定結果をI/F部40を介して取得し(ステップS30)、その測定結果と信号発生部60の校正値との差をスレイブ測定器1sに送信する(ステップS31)。このとき、スレイブ測定器1sは、マスタ測定器1mから送信された信号レベルの測定結果と校正値との差を信号測定部50の校正値として記憶する。
そして、マスタ測定器1mは、全校正ポイントによる測定を行ったか否かを判定し(ステップS32)、当該測定を行っていないと判定した場合には(ステップS32;No)、ステップS28に処理を移行して、校正ポイントを変更して再度RF信号の信号レベルの測定をスレイブ測定器1sに行わせる。このステップS27〜S32の処理により、スレイブ測定器1sの信号測定部50の校正が行われて完了することとなる。
マスタ測定器1mは、ステップS32において全校正ポイントでの測定が終了したと判定すると(ステップS32;Yes)、スレイブ測定器1sの出力端子60Tとマスタ測定器1mの入力端子50Tをケーブルで接続するよう、例えば「RF入力とスレイブのRF出力を接続して下さい」といったメッセージを表示部30に表示させる(ステップS33)。
そして、図7(b)のようにケーブルの接続を電気的に検出した場合には、校正ポイントを設定するコマンドをスレイブ測定器1sに送信することで当該スレイブ測定器1sを制御して、スレイブ測定器1sの信号発生部60の出力周波数と出力レベルとを規定の校正ポイントに設定させる(ステップS34)。
マスタ測定器1mは、校正ポイント毎のRF信号を出力させるコマンドをI/F部40を介してスレイブ測定器1sに送信して、その校正ポイントのRF信号の信号レベルを測定する(ステップS35)。そして、信号発生部60の校正値を送信させるコマンドをスレイブ測定器1sに送信して、このコマンドに基づいてスレイブ測定器1sから送信された校正値を受信すると、その校正値とRF信号の測定結果との差を信号測定部50の校正値として記憶する(ステップS36)。
マスタ測定器1mは、全校正ポイントによる測定を行ったか否かを判定し(ステップS37)、当該測定を行っていないと判定した場合には(ステップS37;No)、ステップS34に処理を移行して、校正ポイントを変更して再度RF信号の信号レベルの測定をスレイブ測定器1sに行わせる。このステップS33〜S37の処理により、マスタ測定器1mの信号測定部50の校正が行われて完了することとなる。以上の処理により、マスタ測定器1m及びスレイブ測定器1sの信号測定部50は、トレーサビリティの担保された互いの信号発生部60を用いて校正が行われる。
以上、第1実施形態によれば、被校正測定器1に内蔵された自己校正プログラム81に基づいて各被校正測定器1を制御して校正を実施するため、外部に制御用PC2を設ける必要がなくなる。また、パワーメータ5と周波数カウンタ6の外部の測定器を使用することで、マスタ測定器1m及びスレイブ測定器1sの入力端子50Tと出力端子60Tとを介した校正を行うため、その入出力端子の接触不良等も検出することができる。
従って、制御用PC2を設けることなく、入出力端子を介してトレーサビリティのある校正を行うことが可能な被校正測定器1を実現することができる。また、2台の被校正測定器1を使用して相互に校正を行っているため、生産ライン等の同等の被校正測定器を多数使用している環境では、校正用に新たな外部の測定器を多数用意する必要がなくなる。
〔第2実施形態〕
次に、被校正測定器1の第2実施形態について、図8及び9を参照して詳細に説明する。上述した第1実施形態では、信号発生部60の校正をパワーメータ5を用いて行っていたが、信号発生部60の出力レベルの測定範囲及び信号測定部50の測定範囲がパワーメータ5の測定可能範囲よりも広い場合は、パワーメータ5の測定範囲外のRF信号については校正ができなくなる。
そこで、第2実施形態では、固定ATT(Attenuator;減衰器)又はアンプ(増幅器)を用いることでパワーメータ5の測定可能範囲よりも広い測定範囲の校正を行うこととした。第2実施形態における被校正測定器1は、上述した第1実施形態における被校正測定器1と同一の構成要素で実現可能であるため、その詳細な説明は省略し、被校正測定器1の動作の中心として説明する。
図8は、第2実施形態における被校正測定器1の具体的な動作を示すフローチャートであり、当該フローチャートに示す処理は、図4に示すフローチャートの処理後に行われるものである。
図8によれば、先ず、マスタ測定器1mは、当該マスタ測定器1mの出力端子60Tとスレイブ測定器1sの入力端子50Tとを固定ATT7を介してケーブルで接続するよう、例えば「RF出力とスレイブのRF入力とをATTを介して接続して下さい」といったメッセージを表示部30に表示させる(ステップS40)。
そして、図9(a)のようにマスタ測定器1m、固定ATT7及びスレイブ測定器1s間のケーブルの接続を電気的に検出した場合には、信号発生部60の周波数と出力レベルとを規定の校正ポイントに設定し(ステップS42)、更に、信号発生部60の出力レベルを固定ATT7の減衰量‘D’dBだけ高い値に設定する(ステップS42)。
信号測定部50は、信号レベルの測定開始を示すコマンドをI/F部40を介してスレイブ測定器1sに送信することで当該スレイブ測定器1sを制御して、信号発生部60から出力するRF信号の信号レベルをスレイブ測定器1sの信号測定部50に測定させる(ステップS44)。
そして、その測定結果の送信を示すコマンドをスレイブ測定器1sに送信して、当該スレイブ測定器1sによる信号レベルの測定結果をI/F部40を介して取得し(ステップS44)、その測定結果と信号発生部60の校正値との差をスレイブ測定器1sに送信する(ステップS45)。このとき、スレイブ測定器1sは、マスタ測定器1mから送信された信号レベルの測定結果と校正値との差を信号測定部50の校正値として記憶する。
次いで、マスタ測定器1mは、全校正ポイントによる測定を行ったか否かを判定し(ステップS46)、当該測定を行っていないと判定した場合には(ステップS46;No)、ステップS41に処理を移行して、校正ポイントを変更して再度RF信号の信号レベルの測定をスレイブ測定器1sに行わせる。
このステップS40〜S46の処理により、スレイブ測定器1sの信号測定部50に入力されるRF信号は、固定ATT7の減衰量(又は増幅量)分の範囲で減衰(又は増幅)されるため、その減衰分の測定範囲での信号測定器50の校正が可能になる。
ステップS46において全ての校正ポイントで測定を行ったと判定した場合には(ステップS46;No)、マスタ測定器1mは、スレイブ測定器1sの出力端子60Tとマスタ測定器1mの入力端子50Tとを固定ATT7を介してケーブルで接続するよう、例えば「RF入力とスレイブのRF出力とをATTを介して接続して下さい」といったメッセージを表示部30に表示させる(ステップS47)。
そして、図9(b)のようにマスタ測定器1m、固定ATT7及びスレイブ測定器1s間のケーブルの接続を電気的に検出した場合には、マスタ測定器1mは、I/F部40を介してスレイブ測定器1sにコマンドを送信することで当該スレイブ測定器1sを制御して、スレイブ測定器1sにRF信号を出力させる。
具体的には、スレイブ測定器1sを制御して周波数と出力レベルとを規定の校正ポイントに設定させると共に(ステップS48)、信号発生部60の出力レベルを固定ATT7の減衰量‘D’dB分だけ高い値に設定させる(ステップS49)。そして、スレイブ測定器1sにRF信号の出力を開始させて、固定ATT7を介して入力させる当該RF信号の信号レベルを測定する(ステップS50)。
マスタ測定器1mは、スレイブ測定器1sの信号発生部60の校正値をI/F部40を介して取得し、その校正値と信号レベルの測定結果との差を信号測定部50の校正値として記憶した後(ステップS51)、全校正ポイントによる測定を行ったか否かを判定する(ステップS52)。この判定により全校正ポイントの測定を行っていないと判定した場合には(ステップS52;No)、ステップS48に処理を移行して、他の校正ポイントで再度RF信号の信号レベルの測定を行う。
このステップS47〜S51の処理により、マスタ測定器1mの信号測定部50に入力されるRF信号は、固定ATT7の減衰量分の範囲で減衰されるため、その減衰分の測定範囲での校正が可能になる。このようにして、信号測定部50の校正を行った後に、図7(a)及び(b)に示すようにマスタ測定器1m及びスレイブ測定器1sの出力端子60Tと入力端子50Tとを互いに接続して各信号測定部50の校正を行う。
即ち、マスタ測定器1mは、当該マスタ測定器1mの出力端子60Tとスレイブ測定器1sの入力端子50Tとをケーブルで接続するようその旨のメッセージを表示部30に表示させ(ステップS53)、ケーブルの接続を電気的に検出した場合には、周波数と出力レベルとを規定の校正ポイントに設定する(ステップS54)。
そして、スレイブ測定器1sを制御して、信号発生部60から出力するRF信号の周波数をスレイブ測定器1sの信号測定部50に測定させ(ステップS55)、その測定結果をI/F部40を介して読み込み(ステップS56)、当該測定結果を信号発生部60の校正値として記憶する(ステップS58)。マスタ測定器1mは、全校正ポイントによる測定を行うまでステップS54〜S58の処理を繰り返して信号発生部60の校正を行う。
また、マスタ測定器1mは、信号発生部60の校正完了後、当該スレイブ測定器1sの出力端子60Tとマスタ測定器1mの入力端子50Tとをケーブルで接続するようその旨のメッセージを表示部30に表示させる(ステップS59)。そして、ケーブルの接続を電気的に検出した場合には、スレイブ測定器1sを制御して、周波数と出力レベルとを規定の校正ポイントに設定させ(ステップS60)、その校正ポイントのRF信号をスレイブ測定器1sに出力させる。
そして、スレイブ測定器1sから出力されたRF信号の信号レベルを測定し(ステップS61)、その測定結果をスレイブ測定器1sにI/F部40を介して送信する。このとき、スレイブ測定器1sは、マスタ測定器1mから送信される測定結果を信号発生部60の校正値として記憶する(ステップS62)。マスタ測定器1mは、全校正ポイントによる測定を行うまでステップS59〜S63の処理を繰り返してスレイブ測定器1sの信号発生部60の校正を行う。
以上、第2実施形態によれば、固定ATT7を用いてマスタ測定器1m及びスレイブ測定器1sの信号測定部50の校正を行うため、入力端子50Tに入力するRF信号のレンジを固定ATT7の減衰量分を広めることができるため、より広い測定範囲で信号測定部50の校正を行うことができる。そして、このようにして校正した信号測定部50を用いて信号発生部60を校正する。従って、従来技術に示したように高価なスペクトラムアナライザ3を用いることなく、トレーサビリティの高い校正を行うことができる。
尚、上述した実施形態では、被校正測定器1、パワーメータ5及び周波数カウンタ6それぞれの間のRF信号の入出力はケーブルを介して行いその着脱をユーザが行うこととしたが、例えば、図10に示すように各装置間にスイッチボックスSBを設けてこのスイッチボックスSB内の各スイッチSW1〜SW4をマスタ測定器1mが切り替えることでRF信号の入出力を制御することとしてもよい。このスイッチボックスSBは、被校正測定器1との同等のI/F部を備えていることが好ましい。
マスタ測定器1mは、スイッチSW1〜SW4内の端子を切り替えるためのコマンドをスイッチボックスSBに送信する。例えば、マスタ測定器1mの信号発生部60の出力レベルの校正を行う際には、スイッチSW1を端子T1に、スイッチSW3を端子T10に切り替えて接続させるようマスタ測定器1mがスイッチボックスSBにコマンドを送信して制御する。また、スレイブ測定器1sの信号発生部60の出力レベルの校正を行う際には、スイッチSW2を端子T5に、スイッチSW4を端子T9に切り替えて接続させるようにスイッチボックスSBを制御する。
このように、被校正測定器1の校正対象に応じてマスタ測定器1mがスイッチボックスSBを制御してRF信号の入出力を切り替えることで、ユーザがわざわざケーブルを着脱する手間が省ける。また、被校正測定器1の入出力端子とパワーメータ5及び周波数カウンタ6の出力端子とスイッチボックスSBとをケーブルで接続してから、自己校正プログラム81の処理に従って自動的にRF信号の入出力先が切り替えられるので、ユーザの負担が低減される。
また、パワーメータ5を外部の測定器として説明したが、被校正測定器1の信号測定部50の方が信号発生部60よりも高確度の場合には、所定周波数のRF信号を生成して出力するRF信号発生器を外部の測定器として、図3の各ステップでは信号測定部50の校正を行うこととしてもよい。
また、測定器を制御するコマンドをその測定器の機種別に記憶するコマンドテーブルを記憶部80に記憶し、このコマンドテーブルにユーザの入力部20の操作に応じて新たなコマンドを記憶しておくこととしてもよい。この場合、被校正測定器1は、I/F部40を介して接続された測定器の機種を判別して、その機種に対応したコマンドテーブルを記憶部80からコマンドを読み出して測定器に送信する。これにより、校正システムSに用いる外部の測定器を制御するためのコマンドが設定可能になり、測定器に機種に依存せずに被校正測定器1の校正を行うことができる。
また、上述した実施形態では、マスタ測定器1mとスレイブ測定器1sとの2台の被校正測定器1を略同時に校正することとしたが、ステップS27〜S37の処理を省略して、マスタ測定器1mの信号発生部60の校正のみを行うこととしてもよい。また、自己校正プログラム81は、測定結果を校正値として保存する代わりに、外部の測定器での測定結果が被校正測定器1の仕様の上下限内であるか否かを判定し、その上下限を超えた場合にはエラーを通知することとしてもよい。
また、上述した実施形態では、被校正測定器1の信号発生機能と信号測定機能とはRF信号の生成出力及び測定を行うこととしたが、例えば、直流信号の生成出力及び測定を行うこととしてもよいし、低周波信号や光信号の生成出力及び測定を行うこととしもよく、その生成出力及び測定を行う信号は上述例に限られない。
校正システムのシステム構成の一例を示すブロック図。 被校正測定器の機能構成例を示すブロック図。 第1実施形態における被校正測定器の具体的な動作を説明するための第1のフローチャート。 第1実施形態における被校正測定器の具体的な動作を説明するための第2のフローチャート。 第1実施形態における校正システムの動作例を示す第1の図。 第1実施形態における校正システムの動作例を示す第2の図。 第1実施形態における校正システムの動作例を示す第3の図。 第2実施形態における被校正測定器の具体的な動作を説明するためのフローチャート。 第2実施形態における校正システムの動作例を示す図。 変形例における校正システムのシステム構成の一例を示すブロック図。 従来技術における校正システムのシステム構成の一例を示すブロック図。
符号の説明
S 校正システム
1 被校正測定器
1m マスタ測定器
1s スレイブ測定器
5 パワーメータ
6 周波数カウンタ
7 固定ATT
10 制御部
20 入力部
30 表示部
40 I/F部
50 信号測定部
51 レベル測定器
52 周波数測定器
60 信号発生部
61 RF発振器
62 レベル調整器
80 記憶部
81 自己校正プログラム
82 校正値テーブル
SB スイッチボックス

Claims (4)

  1. 外部の測定器とデータ通信を行う通信手段と、
    所定の基準信号を生成して前記測定器に出力する信号発生手段と、
    前記通信手段を介して前記測定器を制御することにより、前記信号発生手段で生成された基準信号を当該測定器に測定させる測定制御手段と、
    前記測定制御手段の制御による前記測定器の測定結果を前記通信手段を介して前記外部の測定器から取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された測定結果を前記信号発生手段の校正値として記憶する校正値記憶手段と、
    を備えることを特徴とする信号測定器。
  2. 前記外部の測定器は、少なくとも信号レベル及び周波数それぞれの測定を行う複数の測定器であり、
    前記測定制御手段は、
    前記複数の測定器の何れかと前記信号発生手段との接続の切り替えを制御する切替制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の信号測定器。
  3. 外部の基準信号発生器とデータ通信を行う通信手段と、
    前記基準信号発生器から出力される基準信号を測定する測定手段と、
    前記通信手段を介して前記基準信号発生器を制御することにより、当該基準信号発生器に所定の基準信号を出力させる信号出力制御手段と、
    前記信号出力制御手段の制御により前記基準信号発生器から出力される基準信号を前記測定手段に測定させる測定制御手段と、
    前記測定制御手段の制御による前記測定手段の測定結果を前記測定手段の校正値として記憶する校正値記憶手段と、
    を備えることを特徴とする信号測定器。
  4. 請求項1又は2に記載の信号測定器と、請求項3に記載の信号測定器とを具備し、
    互いの信号測定器が前記外部の測定器又は前記外部の基準信号測定器として前記通信手段を介してデータ通信することを特徴とする校正システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103954924A (zh) * 2014-05-04 2014-07-30 国家电网公司 频率波动时电测量仪表计量误差的测量装置与测量方法

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