JP2008133567A - プロテクター - Google Patents

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Abstract

【課題】キャッチャーの背中を保護し、プレー中の安全性を高めて怪我を防止するプロテクターを提供することを目的とする。さらに、プロテクターの使用目的に応じて、装着用のベルトをY型使用姿勢と首掛け使用姿勢とに変更自在とすることを他の目的とする。
【解決手段】プロテクター本体1と、吊り具5と、人体の腰27の後部を覆う腰パット3とを備える。吊り具5は、その上端部にてプロテクター本体1の上部に取り付けられると共に下端部にて腰パット3と連結されるY型使用姿勢と、プロテクター本体1の上部に略水平状に取り付けられる首掛け使用姿勢と、に変更自在である。さらに、Y型使用姿勢において人体の肩甲骨の上部付近と下部付近に相当する高さの上下範囲の所定背骨領域を覆うと共に首掛け使用姿勢において人体の頸椎の後部を覆うように吊り具5に支持される帯板状の保護パット部材2を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、スポーツ用プロテクターに関するものである。
従来、野球やソフトボール等のスポーツでキャッチャーが使用するプロテクターとして、プロテクター本体の両肩部に肩ベルトを繋ぎ、また、プロテクター本体の腰部の左右側部を腰ベルトで繋いで、かつ、肩ベルトと腰ベルトとを上下方向のベルトで連結して、プロテクター本体をキャッチャーの上半身に着けるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3070240号公報
従来のこのようなプロテクターは、ホームベース上でランナーとクロスプレーとなった際や、キャッチャーフライを捕球する際に、仰向けに転倒して背中を激しく打ちつけて怪我をする虞れがあり、また、打者が空振りしたバットの先端がキャッチャーの背中に背後から強打する虞れもあって、怪我をし易い。
また、一般的に、プロテクターを使用するにあたって、素早く装着するには首掛け型のものが好ましく、また、安定して装着するにはY字型のものが好ましい。このように、これら2つのタイプのプロテクターは、その使用目的等に応じて使い分けされていたが、一方のタイプのプロテクターを購入しても、使用目的が変われば、他方のタイプのプロテクターを購入しなければならず、使用しない方の保管の問題や経済的に負担となる問題がある。
そこで、本発明は、キャッチャーの背中を保護し、プレー中の安全性を高めて怪我を防止するプロテクターを提供することを目的とする。
さらに、プロテクターの使用目的に応じて、装着用のベルトをY型使用姿勢と首掛け使用姿勢とに変更自在とすることを他の目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るプロテクターは、プロテクター本体と、吊り具と、人体の腰の後部を覆う腰パットとを備え;該吊り具は、その上端部にて上記プロテクター本体の上部に取り付けられると共に下端部にて上記腰パットと連結されるY型使用姿勢と、上記プロテクター本体の上部に略水平状に取り付けられる首掛け使用姿勢と、に変更自在であり;さらに、Y型使用姿勢において人体の肩甲骨の上部付近と下部付近に相当する高さの上下範囲の所定背骨領域を覆うと共に首掛け使用姿勢において人体の頸椎の後部を覆うように上記吊り具に支持される帯板状の保護パット部材を備えている。
また、上記吊り具は、Y型使用姿勢において上部に位置する保持片と該保持片から左右斜上方向へ延伸状の肩掛けベルトと該保持片から垂設されて上記腰パットに連結される背面ベルトを有し、かつ、Y型使用姿勢において、上記保護パット部材は、上記背面ベルトに支持され、かつ、首掛け使用姿勢において、上記保護パット部材は、左右端部から上記肩掛けベルトが延伸状となるように、上記吊り具に支持される。
また、上記保護パット部材は長手方向の両端寄りに開口する差込部を有する挿通部を有し、Y型使用姿勢において、上記背面ベルトが、該保護パット部材の該挿通部に上下方向に挿通され、首掛け使用姿勢において、上記背面ベルトと上記保持片とが該挿通部内に収納され、かつ、上記肩掛けベルトが、該差込部から左右に延伸するように構成される。
また、各上記肩掛けベルトは、上記プロテクター本体の上部に連結するための肩部バックル部材を有し、上記保護パット部材は、上記挿通部の各上記差込部から離間した近傍位置に設けられ首掛け使用姿勢において上記肩部バックル部材が抜け出るのを防ぐ引掛帯材を有する。
また、上記腰パットは、左右に開口する一対の差込部を有する挿通部を有し、かつ、プロテクター本体に連結する腰部バックル部材を両端に有しかつ該挿通部に挿通されて該差込部から左右へ延伸するゴムベルトを備え、さらに、上記腰パットは、該挿通部の各該差込部から離間した近傍位置に設けられ各上記バックル部材が抜け出るのを防ぐ引掛帯材を有する。
また、上記腰パットは、中央上部に設けられY型使用姿勢において上記背面ベルトを締付ける調節バックルと、上記挿通部に形成され首掛け使用姿勢において該調節バックルを上記挿通部内に収納する切れ目を有する。
本発明は、次のような著大な効果を奏する。
本発明に係るプロテクターの吊り具は、その上端部にてプロテクター本体の上部に取り付けられると共に下端部にて腰パットと連結されるY型使用姿勢と、プロテクター本体の上部に略水平状に取り付けられる首掛け使用姿勢と、に変更自在であるため、1つのプロテクターでY型使用姿勢と首掛け使用姿勢のどちらのタイプでも使用できる。よって、どちらか一方のタイプのプロテクターを購入した後、使用目的や好み等が変わっても、他のタイプのものに買い換えたり、初めから両方揃えておく必要がなく、経済的な負担の問題や使用しない方の保管の問題は解消される。
また、プロテクターは、Y型使用姿勢において人体の肩甲骨の上部付近と下部付近に相当する高さの上下範囲の所定背骨領域を覆うと共に首掛け使用姿勢において人体の頸椎の後部を覆うように吊り具に支持される帯板状の保護パット部材を備えているので、着用者(キャッチャー)がプレー中に仰向けになって背中から地面に転倒した場合や、打者が空振りしたバットが背後から強打してきても、背保護パットが保護するため、所定背骨領域に与える衝撃を吸収し、怪我を防ぐことができる。そして、キャッチャーは安心してプレーに専念することができる。
また、人体の腰の後部を覆う腰パットを備えているので、激しいプレーでも、腰パットにより、腰や背中が逆反りするのを防止でき、怪我を防ぐことができる。また、キャッチャーは、立位、座位のどちらの姿勢をする場合にも、腰パットが腰の後部から覆うので、痛むのを抑えることができる。
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本発明を詳説する。
図1,図2は本発明に係るプロテクターの実施の一形態を示し、このプロテクターは、プロテクター本体1と、吊り具5と、人体の腰27の後部を覆う腰パット3とを備え、野球やソフトボールのキャッチャーに着用される。プロテクター本体1の上側左右の肩掛用突出部11,11と吊り具5の上端部とが着脱自在に連結される。
また、吊り具5は、その上端部にてプロテクター本体1の上部に取り付けられると共に下端部にて腰パット3と連結されるY型使用姿勢(図1参照)と、プロテクター本体1の上部に略水平状に取り付けられる首掛け使用姿勢(図2参照)とに変更自在である。
先ず、プロテクターについて、図1,図3〜図5,図7において、Y型使用姿勢の場合において説明する。
吊り具5は、上部に位置する保持片19と、保持片19から左右斜上方向へ延伸状の肩掛けベルト20,20と、保持片19から垂設されて腰パット3に連結される背面ベルト21を有する。保持片19は、横長六角形状を有し左右の上側傾斜辺に肩掛けベルト20,20の基端が連結される上片部14と、上片部14の下辺に折曲部13をもって一体に形成され背面ベルト21の上端が垂設される倒立台形状の下片部16と、から成る。下片部16は、(Y型使用姿勢において)後述の保護パット部材2の上側の差込部24に差込まれる。
また、保持片19は、下片部16の(Y型使用姿勢における)内面の上下中間位置に左右両端が固着(縫製)された巻付保持部材18を有する。後述するが、首掛け使用姿勢に変更する場合には、下片部16を上片部14に対して折曲部13にて折曲げて重ね、背面ベルト21を、巻付保持部材18に通しつつ、巻き付ける。
肩掛けベルト20は伸縮自在なゴムベルト等から成り、背面ベルト21は伸縮しない材質から形成される。
また、各肩掛けベルト20は、その先端(前端)にプロテクター本体1の上部(の後述する第2肩部バックル部材32)に着脱自在に連結するための第1肩部バックル部材31を有する。
また、本発明のプロテクターは、Y型使用姿勢において人体の肩甲骨70の上部70b付近と下部70a付近に相当する高さの上下範囲Hの所定背骨領域8を覆うように吊り具5に支持される帯板状(瓢箪形)の保護パット部材2を備えている。保護パット部材2は、長手方向の両端寄りに開口する差込部24,24を有する挿通部25を有する。
具体的には、保護パット部材2は、帯板状内部材22と、内部材22に固着(縫製)されて挿通部25を形成するシート状外部材23とを有する。外部材23は、内部材22の長手方向よりも短い帯板状に形成される。外部材23は、その長い側の両端辺が内部材22の長い側の両端辺に固着(縫製)され、かつ、短い側の両端辺の縫製が省略されることで、差込部24,24を有する挿通部25を形成する。各差込部24は、吊り具5の保持片19の折曲部13と略等しい開口寸法を有し、下片部16は、保持片19の折曲部13が差込部24に対応する深さまで、保護パット部材2の挿通部25に差し込まれて、安定した状態となる。
また、保護パット部材2は、両端が挿通部25の各差込部24から離間した近傍位置において内部材22の外面に差込部24に平行状に固着(縫製)された細長帯状の引掛帯材26を有する。保護パット部材2は、両端部29,29近傍が、両端にかけて幅が小さくなるように形成され、引掛帯材26が成す挿通幅は、挿通部25の差込部24の幅よりも小さくなる。これにより、後述する首掛け使用姿勢において、挿通部25に挿通された吊り具5の第1肩部バックル部材31が引掛帯材26に引っ掛かり易くなり、抜け出るのが防がれる。
内部材22は、通気性の良いメッシュシート材と、ナイロン,ポリエステル,人工皮革又は合成皮革等のシート材とを内外側に合わせて(間に発泡ウレタン材を挟んでもよい。)縫製して形成されている。
次に、図1,図6,図12において、腰パット3は、その左右端部36,36とプロテクター本体1の下側左右側部40,40とが着脱自在に連結される。
腰パット3は、上下は腰椎73(図3参照)の上端近傍から下端近傍にかけて、かつ、左右は腰27の左右端にかけて覆う略矩形状を有する。さらには、腰パット3は、上辺が左右端から中央にかけて緩やかに上方突出状となり、下辺が左右端から中央にかけて緩やかに下方突出状となるように形成される。そして、腰パット3は、左右端部36,36に第1腰部バックル部材41,41が設けられる。また、腰パット3は、左右一対の差込部54,54を開口する挿通部56を有する。
具体的には、腰パット3は、帯板状内部材38と、内部材38に上下辺が固着(縫製)されて挿通部56を形成するシート状外部材37とを有する。外部材37は、左右長さが内部材38よりも短い帯板状に形成される。かつ、外部材37は、左右端辺の固着が省略されており、上記の差込部54,54を有する挿通部56を形成する。
また、腰パット3は、ゴムベルト46の第1腰部バックル部材41が抜け出るのを防ぐ引掛帯材55を有する。この引掛帯材55は、保護パット部材2の引掛帯材26と同様に形成され、その上下端が、挿通部56の各差込部54から離間した近傍位置において内部材38の外面に固着(縫製)されている。
また、腰パット3は、吊り具5の背面ベルト21が調節自在に締付られる調節バックル52を上部中央部位に有すると共に、後述するように首掛け使用姿勢において調節バックル52を挿通部56内に収納する切れ目53が挿通部56に形成されている。
具体的には、腰パット3は、上部中央において外部材37と内部材38との縫製が省略されて切れ目53が形成されている。また、調節バックル52は、切れ目53により露出した内部材38に付着された小シート片82の先端に取り付けられており、調節バックル52が、挿通部56に収納・取出自在である(図10参照)。
また、図示省略するが、腰パット3は、内部材38の内面に複数の縦方向の膨出部を有し、左右隣り合う膨出部の間には、上下方向へ連続する凹溝が形成されている。そして、腰パット3は、凹溝によって人体(ユニホーム)との間に隙間を形成するため通気性がよくなると共に、腰パット3が、腰27の後部に沿って弯曲状に曲がってフィットし易い。
また、6は、プロテクター本体1の腰対応左右側部40に取付位置変更自在として面状ファスナ43,44をもって着脱される取着パット片である。各取着パット片6は、各第1腰部バックル部材41と係止分離自在な第2腰部バックル部材42が付設されている。
具体的には、取着パット片6は、表て面の左右方向内側部に、プロテクター本体1の面状ファスナ44と着脱自在な面状ファスナ43が形成され、かつ、表て面の外側部(図1の着用状態では側方向きとなる面)に、第2腰部バックル部材42が付設されている。第2腰部バックル部材42は、揺動自在として取着パット片6に付設(枢着)されており、人体の動きに対し揺動して、腰パット3が柔軟に追従可能となる。
また、第2腰部バックル部材42は、取着パット片6の外縁から突出しないように(外縁の内側に納まるように)付設されており、破損が防がれる。
また、取着パット片6は、左右方向中間部位に形成された縦方向のステッチ部45が形成され、腰パット3が使用者の腰27にフィットする。
なお、第2腰部バックル部材42は、取着パット片6に対し揺動しないように固定してもよい。
保護パット部材2、腰パット3、各取着パット片4,6、プロテクター本体1は、外周に沿って、保護縁材が折返して挟み状に縫製されており、傷みにくい。
次に、プロテクターをY型使用姿勢にセットする手順について説明する。図7(a)において、吊り具5をY字状とし、背面ベルト21を、縦方向の保護パット部材2の上側の差込部24から挿通部25内に通すと共に、下側の差込部24、引掛帯材26を通して(あるいは、引掛帯材26を通さずに、)下方へ延伸させる。そして、図7(b)のように、吊り具5の保持片19の下片部16が挿通部25内に差込まれるまで、保護パット部材2を上昇させる。そして、図1に示したように、吊り具5の第1肩部バックル部材31,31をプロテクター本体1の第2肩部バックル部材32,32(図11参照)に連結し、かつ、背面ベルト21を腰パット3の調節バックル52に長さ調節して締め付ければ、セット完了である。なお、キャッチャーがプロテクターを着用する際には、プロテクターを上半身にかぶった後で、腰パット3とプロテクター本体1の取着パット片6とを、第1・第2腰部バックル部材41,42により連結すればよい。
次に、図2,図3,図8〜図10において、プロテクターをY型使用姿勢から首掛け使用姿勢に変更する手順について説明する。首かけ使用姿勢は、保護パット部材2が、人体の頸椎71の後部を横長帯板状として覆うと共に左右端部から吊り具5の肩掛けベルト20,20が延伸状となるように、吊り具5に支持された状態である。
先ず、図1の状態から、吊り具5の肩掛けベルト20,20をプロテクター本体1から外すと共に、背面ベルト21を腰パット3の調節バックル52から外し、かつ、吊り具5を保護パット部材2から取り出す。
そして、図8(a)において、保持片19の下片部16を折曲部13で折って、巻付保持部材18が外側となるように上片部14に重ねる。次いで、図8(b)のように、背面ベルト21を、巻付保持部材18に通しながら、上片部14、下片部16廻りに巻きつけていく。そして、図8(c)のように、背面ベルト21が全て上片部14、下片部16廻りに巻付けられ、巻付保持部材18により外れないよう締付けた状態(巻付完了状態)とする。
そして、図9に示したように、巻付完了状態の吊り具5を、保護パット部材2の挿通部25に挿通させ、かつ、各肩掛けベルト20,20と第1肩部バックル部材31,31を差込部24,24から出して、引掛帯材26を通して左右へ延伸させる。この状態では、吊り具5に引き抜き力が加わっても、バックル部材31が引掛帯材26に引っ掛かるので、不意に抜けるのが防止される。
そして、図2に示したように、吊り具5の第1肩部バックル部材31,31をプロテクター本体1の第2肩部バックル部材32,32(図11参照)に連結すれば、保護パット部材2が、人体の頸椎71(図3参照)の後部を覆うように設けられる。
また、首掛け使用姿勢においては、吊り具5と腰パット3との連結が行われないため、腰パット3の調節バックル52を突出状としておく必要がないので、図10のように、調節バックル52を切れ目53を通して挿通部56内に収納する。これにより、使用中に調節バックル52がぶら下がってプレーの邪魔になるのを防ぐことができると共に、調節バックル52の破損を防止できる。
また、プロテクターを首掛け使用姿勢(図2)からY型使用姿勢(図1)に変更する場合には、首掛け使用姿勢に変更する上述の手順と反対の手順にて、プロテクター本体1から、吊り具5と保護パット部材2を外すと共に、吊り具5を保護パット部材2内から取り出して、図7のようにY字状に戻し、かつ、図6のように腰パット3の調節バックル52を外部に出す。そして、図1,図7で既述した手順でセットを行えばよい。
なお、吊り具5の保持片19、保護パット部材2の外部材23、腰パット3の外部材37、プロテクター本体1の表て面材、上記の引掛帯材26,55は、人工皮革、合成皮革、ポリエチレン、ナイロン、ポリエステル等から成る。
以上のように、本発明に係るプロテクターは、プロテクター本体1と、吊り具5と、人体の腰27の後部を覆う腰パット3とを備え、吊り具5は、その上端部にてプロテクター本体1の上部に取り付けられると共に下端部にて腰パット3と連結されるY型使用姿勢と、プロテクター本体1の上部に略水平状に取り付けられる首掛け使用姿勢と、に変更自在であり、さらに、Y型使用姿勢において人体の肩甲骨70の上部70b付近と下部70a付近に相当する高さの上下範囲Hの所定背骨領域8を覆うと共に首掛け使用姿勢において人体の頸椎71の後部を覆うように吊り具5に支持される帯板状の保護パット部材2を備えているので、1つのプロテクターでY型使用姿勢と首掛け使用姿勢のどちらのタイプでも使用できる。よって、どちらか一方のタイプのプロテクターを購入した後、使用目的や好み等が変わっても、他のタイプのものに買い換えたり、初めから両方揃えておく必要がなく、経済的な負担の問題や使用しない方の保管の問題は解消される。
また、着用者(キャッチャー)がプレー中に仰向けになって背中から地面に転倒した場合や、打者が空振りしたバットが背後から強打してきても、背保護パット2が保護するため、所定背骨領域8に与える衝撃を吸収し、怪我を防ぐことができる。そして、キャッチャーは安心してプレーに専念することができる。
また、激しいプレーでも、腰パット3により、腰27や背中が逆反りするのを防止でき、怪我を防ぐことができる。また、キャッチャーは、立位、座位のどちらの姿勢をする場合にも、腰パット3が腰27の後部から覆うので、痛むのを抑えることができる。
また、吊り具5は、Y型使用姿勢において上部に位置する保持片19と保持片19から左右斜上方向へ延伸状の肩掛けベルト20,20と保持片19から垂設されて腰パット3に連結される背面ベルト21を有し、かつ、Y型使用姿勢において、保護パット部材2は、背面ベルト21に支持され、かつ、首掛け使用姿勢において、保護パット部材2は、左右端部から肩掛けベルト20,20が延伸状となるように、吊り具5に支持されるので、保護パット部材2を、Y型使用姿勢では背中を保護するために用いることができ、首掛け使用姿勢では首掛け用として機能させられる。しかも、どちらの姿勢でも、吊り具5で保護パット部材2を支持することができる。このように、双方の使用姿勢に変更する場合に、部品を余すことなく使用できるので、使用しない部品の保管をする必要はなく、部品を紛失する虞れもない。
また、保護パット部材2は長手方向の両端寄りに開口する差込部24,24を有する挿通部25を有し、Y型使用姿勢において、背面ベルト21が、保護パット部材2の挿通部25に上下方向に挿通され、首掛け使用姿勢において、背面ベルト21と保持片19とが挿通部25内に収納され、かつ、肩掛けベルト20,20が、差込部24,24から左右に延伸するように構成されるので、Y型使用姿勢においては、保護パット部材2が確実に所定背骨領域8に位置するように保持され、安全であり、安心してプレーに専念できる。
また、首掛け使用姿勢においては、この姿勢において不要な背面ベルト21と保持片19を、保護パット部材2の挿通部25内に収納できるので、コンパクトな外装にすることができる。しかも、プレーの妨げになることがなく、スムーズにプレーできる。
また、各肩掛けベルト20は、プロテクター本体1の上部に連結するための肩部バックル部材31を有し、保護パット部材2は、挿通部25の各差込部24から離間した近傍位置に設けられ首掛け使用姿勢において肩部バックル部材31が抜け出るのを防ぐ引掛帯材26を有するので、保護パット部材2の挿通部25内に一旦セットした吊り具5が、不意に外れてしまうのを防ぐことができる。よって、首掛け使用姿勢にセットする途中で、外れて手間取ってしまうことがなくなり、効率よく迅速にセットできる。
また、腰パット3は、左右に開口する一対の差込部54,54を有する挿通部56を有し、かつ、プロテクター本体1に連結する腰部バックル部材41,41を両端に有しかつ挿通部56に挿通されて差込部54,54から左右へ延伸するゴムベルト46を備え、さらに、腰パット3は、挿通部56の各差込部54から離間した近傍位置に設けられ各バックル部材41が抜け出るのを防ぐ引掛帯材55を有するので、腰パット3の挿通部56内に一旦セットしたゴムベルト46が、不意に外れてしまうのを防ぐことができる。よって、腰パット3をセットする途中で、外れて手間取ってしまうことがなくなり、効率よく迅速にセットできる。
また、腰パット3は、中央上部に設けられY型使用姿勢において背面ベルト21を締付ける調節バックル52と、挿通部56に形成され首掛け使用姿勢において調節バックル52を挿通部56内に収納する切れ目53を有するので、首掛け使用姿勢においては機能的に不要な調節バックル52を、切れ目53を通して挿通部56内に収納することができる。よって、プレー中に調節バックル52がぶら下がってプレーの邪魔になるのを防ぐことができると共に、調節バックル52の破損を防止できる。
本発明に係るプロテクターの実施の一形態を示す背面図である。 背面図である。 人体における背骨と肩甲骨の配置を説明する正面図である。 背保護パット部材を示す背面図である。 正面図である。 腰パットを示す背面図である。 吊り具と保護パット部材を示す説明用背面図である。 吊り具を示す説明用斜視図である。 首掛け使用姿勢の吊り具と保護パット部材を示す説明用背面図である。 要部背面図である。 説明用要部背面図である。 説明用要部背面図である。
符号の説明
1 プロテクター本体
2 保護パット部材
3 腰パット
5 吊り具
8 所定背骨領域
19 保持片
20 肩掛けベルト
21 背面ベルト
24 差込部
25 挿通部
26 引掛帯材
27 腰
31 肩部バックル部材
41 腰部バックル部材
46 ゴムベルト
52 調節バックル
53 切れ目
54 差込部
55 引掛帯材
56 挿通部
70 肩甲骨
70a 下部
70b 上部
71 頸椎
H 上下範囲

Claims (6)

  1. プロテクター本体(1)と、吊り具(5)と、人体の腰(27)の後部を覆う腰パット(3)とを備え、
    該吊り具(5)は、その上端部にて上記プロテクター本体(1)の上部に取り付けられると共に下端部にて上記腰パット(3)と連結されるY型使用姿勢と、上記プロテクター本体(1)の上部に略水平状に取り付けられる首掛け使用姿勢と、に変更自在であり、
    さらに、Y型使用姿勢において人体の肩甲骨(70)の上部(70b)付近と下部(70a)付近に相当する高さの上下範囲(H)の所定背骨領域(8)を覆うと共に首掛け使用姿勢において人体の頸椎(71)の後部を覆うように上記吊り具(5)に支持される帯板状の保護パット部材(2)を備えたことを特徴とするプロテクター。
  2. 上記吊り具(5)は、Y型使用姿勢において上部に位置する保持片(19)と該保持片(19)から左右斜上方向へ延伸状の肩掛けベルト(20)(20)と該保持片(19)から垂設されて上記腰パット(3)に連結される背面ベルト(21)を有し、
    かつ、Y型使用姿勢において、上記保護パット部材(2)は、上記背面ベルト(21)に支持され、かつ、首掛け使用姿勢において、上記保護パット部材(2)は、左右端部から上記肩掛けベルト(20)(20)が延伸状となるように、上記吊り具(5)に支持される請求項1記載のプロテクター。
  3. 上記保護パット部材(2)は長手方向の両端寄りに開口する差込部(24)(24)を有する挿通部(25)を有し、
    Y型使用姿勢において、上記背面ベルト(21)が、該保護パット部材(2)の該挿通部(25)に上下方向に挿通され、
    首掛け使用姿勢において、上記背面ベルト(21)と上記保持片(19)とが該挿通部(25)内に収納され、かつ、上記肩掛けベルト(20)(20)が、該差込部(24)(24)から左右に延伸するように構成される請求項2記載のプロテクター。
  4. 各上記肩掛けベルト(20)は、上記プロテクター本体(1)の上部に連結するための肩部バックル部材(31)を有し、
    上記保護パット部材(2)は、上記挿通部(25)の各上記差込部(24)から離間した近傍位置に設けられ首掛け使用姿勢において上記肩部バックル部材(31)が抜け出るのを防ぐ引掛帯材(26)を有する請求項3記載のプロテクター。
  5. 上記腰パット(3)は、左右に開口する一対の差込部(54)(54)を有する挿通部(56)を有し、
    かつ、プロテクター本体(1)に連結する腰部バックル部材(41)(41)を両端に有しかつ該挿通部(56)に挿通されて該差込部(54)(54)から左右へ延伸するゴムベルト(46)を備え、
    さらに、上記腰パット(3)は、該挿通部(56)の各該差込部(54)から離間した近傍位置に設けられ各上記バックル部材(41)が抜け出るのを防ぐ引掛帯材(55)を有する請求項1,2,3又は4記載のプロテクター。
  6. 上記腰パット(3)は、中央上部に設けられY型使用姿勢において上記背面ベルト(21)を締付ける調節バックル(52)と、上記挿通部(56)に形成され首掛け使用姿勢において該調節バックル(52)を上記挿通部(56)内に収納する切れ目(53)を有する請求項5記載のプロテクター。
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