JP2008131764A - スイッチング電源の制御回路、それを用いたスイッチングレギュレータ、およびそれらを用いた電子機器、ならびに電流検出回路 - Google Patents

スイッチング電源の制御回路、それを用いたスイッチングレギュレータ、およびそれらを用いた電子機器、ならびに電流検出回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2008131764A
JP2008131764A JP2006314871A JP2006314871A JP2008131764A JP 2008131764 A JP2008131764 A JP 2008131764A JP 2006314871 A JP2006314871 A JP 2006314871A JP 2006314871 A JP2006314871 A JP 2006314871A JP 2008131764 A JP2008131764 A JP 2008131764A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
transistor
switching
terminal
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006314871A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4974653B2 (ja
Inventor
Daisuke Uchimoto
大介 内本
Naoki Inoue
直樹 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2006314871A priority Critical patent/JP4974653B2/ja
Publication of JP2008131764A publication Critical patent/JP2008131764A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4974653B2 publication Critical patent/JP4974653B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】高精度な電流検出を実現する。
【解決手段】スイッチング電源200の制御回路100において、ドライバ回路10は、出力電圧Voutが目標電圧Vrefに近づくように、そのデューティ比が制御されるパルス変調信号Spにもとづき、スイッチングトランジスタM1の制御端子に供給すべき駆動信号Sdを生成する。しきい値電圧源22は、所定のしきい値電圧Vth1を生成する。しきい値電圧源22は、スイッチングトランジスタM1と同型であって、第1端子に固定電圧GNDが印加される基準トランジスタM2と、基準トランジスタM2に所定の定電流Ic1を供給する定電流源26と、を含む。基準トランジスタM2と定電流源26の接続点の電圧が、しきい値電圧Vth1としてコンパレータ24に印加される。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング電源に関し、特に電流検出技術に関する。
近年の携帯電話、PDA(Personal Digital Assistance)、デジタルスチルカメラや、オーディオプレイヤ等の小型情報端末には、例えば液晶のバックライトに用いられる発光ダイオード(Light Emitting Diode、以下LEDという)などのように、電池の出力電圧よりも高い電圧を必要とするデバイスが存在する。電池電圧よりも高い電圧が必要とされる場合、昇圧型スイッチングレギュレータなどのスイッチング電源を用いて電池電圧を昇圧し、LEDなどの負荷回路を駆動するために必要な電圧を得ている。また、マイコンなどの電池電圧より低い電圧で動作するデバイスに対し、適切な駆動電圧を供給するために降圧型スイッチングレギュレータが利用される場合もある。
昇圧型スイッチングレギュレータは、一端が接地されたスイッチングトランジスタを備える。このスイッチングトランジスタの他端にはインダクタが接続され、スイッチングトランジスタが間欠的にオン、オフすることにより、インダクタにエネルギが蓄えられ、整流ダイオードを介して出力キャパシタを充電することにより、昇圧された電圧が生成される。特許文献1には関連する技術が記載される。
特開2004−70827号公報
ここで、インダクタに過電流が流れると、インダクタが飽和して昇圧動作に支障をきたすおそれがある。また、スイッチングトランジスタに過電流が流れると、素子の信頼性に影響を及ぼすおそれもある。そこで、スイッチングトランジスタやインダクタに流れる電流をモニタし、所定の電流を超えた場合には、スイッチングトランジスタをオフするなどの、保護処理を実行する必要がある。昇圧型スイッチングレギュレータに限らず、降圧型スイッチングレギュレータやその他のスイッチング電源においても、過電流保護回路が設けられる。したがって、電流を高精度に検出するための技術が要求される。また、スイッチングトランジスタに流れる電流をモニタして、このスイッチングトランジスタのオンオフを切り替えるスイッチング電源においても、スイッチングトランジスタに流れる電流を高精度に検出する技術が要求される。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的のひとつは、高精度な電流検出が可能なスイッチング電源の制御回路の提供にある。
本発明のある態様によれば、スイッチング電源の制御回路が提供される。この制御回路は、第1端子に所定の固定電圧が印加され、第1端子の他端である第2端子に生ずるスイッチング電圧を、本制御回路に外付けされる出力回路に対して供給するスイッチングトランジスタと、出力回路の出力電圧が所定の目標電圧に近づくように、そのデューティ比が制御されるパルス変調信号にもとづき、スイッチングトランジスタの制御端子に供給すべき駆動信号を生成するドライバ回路と、所定のしきい値電圧を生成する電圧源と、スイッチングトランジスタの両端の電圧をしきい値電圧と比較し、スイッチングトランジスタの両端の電圧がしきい値電圧を上回ると、所定レベルの比較信号を出力するコンパレータと、比較信号が所定レベルとなると、スイッチングトランジスタを強制的にオフする保護回路と、を備える。電圧源は、スイッチングトランジスタと同型であって、第1端子に固定電圧が印加される基準トランジスタと、基準トランジスタの第1端子の他端である第2端子に接続され、基準トランジスタに所定の定電流を供給する定電流源と、を含み、基準トランジスタと定電流源の接続点の電圧を、しきい値電圧として出力する。
スイッチングトランジスタの両端には、スイッチングトランジスタに流れる電流(以下、スイッチング電流ともいう)と、スイッチングトランジスタのオン抵抗の積が電圧降下として発生する。また、基準トランジスタの両端には、基準トランジスタのオン抵抗と定電流の積が電圧降下として発生し、しきい値電圧として利用される。コンパレータによって、スイッチングトランジスタと基準トランジスタの電圧降下を比較することにより、スイッチング電流と、定電流(しきい値電流)が電圧に変換されて間接的に比較され、過電流状態が検出される。この態様によれば、スイッチングトランジスタと基準トランジスタは同型のトランジスタであるため、それぞれのオン抵抗は、温度や固定電圧が変動した場合に、互いに追従して変動する。その結果、スイッチング電流を、安定したしきい値電流と比較することができ、過電流検出の精度を高めることができる。
スイッチングトランジスタと基準トランジスタは、ペアリングして形成されてもよい。2つのトランジスタをペアリングして形成することにより、それぞれのオン抵抗の相関性を高めることができ、過電流検出の精度をさらに高めることができる。
基準トランジスタの制御端子には所定のバイアス電圧が印加され、所定のバイアス電圧は、スイッチングトランジスタがオンすべき期間に、スイッチングトランジスタの制御端子に供給すべき電圧と等しい。
この場合、基準トランジスタとスイッチングトランジスタのバイアス状態がマッチするため、さらにオン抵抗の相関性を高めることができる。
ある態様において、スイッチング電源は、昇圧型スイッチングレギュレータであってもよい。出力回路は、一端に入力電圧が印加されるインダクタを含んでもよい。スイッチングトランジスタの第1端子に、固定電圧として接地電圧が印加され、スイッチングトランジスタの第2端子は、インダクタの他端と接続されてもよい。
スイッチングトランジスタと基準トランジスタは、NチャンネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であってもよい。
ある態様において、スイッチング電源は、降圧型スイッチングレギュレータであってもよい。出力回路は、一端が降圧型スイッチングレギュレータの出力端子に接続されたインダクタを含んでもよい。スイッチングトランジスタの第1端子に、固定電圧として降圧型スイッチングレギュレータの入力電圧が印加され、スイッチングトランジスタの第2端子は、インダクタの他端と接続されてもよい。
スイッチングトランジスタと基準トランジスタは、PチャンネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であってもよい。
制御回路は、1つの半導体基板上に一体集積化されてもよい。「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。制御回路を1つのLSIとして集積化することにより、回路面積を削減することができるとともに、回路素子の特性を均一に保つことができる。
本発明の別の態様は、昇圧型スイッチングレギュレータである。この昇圧型スイッチングレギュレータは、出力回路と、上述の制御回路を備える。出力回路は、一端が接地される出力キャパシタと、一端に入力電圧が印加されるインダクタと、出力キャパシタの他端およびインダクタの他端の間に設けられた整流素子と、を含む。制御回路は、インダクタの他端に、スイッチング電圧を供給する。スイッチングレギュレータは、出力キャパシタの他端の電圧を出力電圧として出力する。
本発明のさらに別の態様は、降圧型スイッチングレギュレータである。この降圧型スイッチングレギュレータは、出力回路と、上述の制御回路を備える。出力回路は、一端が接地された出力キャパシタと、出力キャパシタの他端にその一端が接続されたインダクタと、を含む。制御回路は、インダクタの他端に、スイッチング電圧を供給する。スイッチングは、出力キャパシタの他端の電圧を出力電圧として出力する。
本発明のさらに別の態様は、電子機器である。この電子機器は、電池と、電池の電圧を昇圧または降圧する上述のいずれかの態様のスイッチングレギュレータと、を備える。
この態様によると、負荷が短絡した場合などにおいて、スイッチングレギュレータの過電流状態を抑制できるため、機器の安定性を高めることができる。
本発明のさらに別の態様によれば、監視対象となる監視電流が、所定のしきい値電流を超えたことを検出する電流検出回路が提供される。この電流検出回路は、監視電流の経路上に設けられ、第1端子に所定の固定電圧が供給された第1トランジスタと、第1トランジスタと同型であって、第1端子に固定電圧が供給された第2トランジスタと、第2トランジスタの第1端子の他端である第2端子に接続され、第2トランジスタに所定の定電流を供給する定電流源と、第2トランジスタの第2端子の電圧と、第1トランジスタの第2端子の電圧を比較するコンパレータと、を備える。
第1、第2トランジスタは、ペアリングして形成されてもよい。また、第1、第2トランジスタの制御端子には、同一のバイアス電圧が供給されてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係るスイッチング電源の制御回路によれば、高精度な電流検出が実現できる。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
また、本明細書において、「部材Aと部材Bが接続」された状態とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係るスイッチング電源200の構成を示す回路図である。スイッチング電源200は、昇圧型のスイッチングレギュレータであり、制御回路100、スイッチングレギュレータ出力回路(以下、単に出力回路という)110を含む。制御回路100は、ひとつの半導体基板に集積化されたLSIチップであり、スイッチング素子として機能するスイッチングトランジスタM1はこの制御回路100に内蔵される。スイッチング電源200は、入力端子202に印加された入力電圧Vinを昇圧し、所定の目標電圧に安定化して、出力端子204から出力電圧Voutを出力する。
出力回路110は、出力キャパシタC1、インダクタL1、整流素子であるダイオードD1を含む。出力キャパシタC1は、一端が接地され、他端が出力端子204と接続される。インダクタL1の一端は、入力端子202に接続され、入力電圧Vinが印加される。ダイオードD1は、インダクタL1の他端と出力端子204との間に設けられ、アノードがインダクタL1の他端に、カソードが出力端子204に接続される。インダクタL1の他端は、制御回路100のスイッチング端子104と接続される。なお、同期整流方式の場合、ダイオードD1はトランジスタであってもよい。
このスイッチング電源200は、制御回路100によってインダクタL1に流れる電流を制御し、出力キャパシタC1に電荷を充電することにより入力電圧Vinを昇圧し、出力キャパシタC1に現れる電圧を出力端子204に接続される負荷(不図示)に供給する。制御回路100は、入力・出力端子として、帰還端子102、スイッチング端子104を備える。帰還端子102には、負荷に供給される出力電圧Voutが帰還される。
制御回路100は、スイッチングトランジスタM1、ドライバ回路10、パルス変調部12、電流検出回路20、を備える。本実施の形態において、スイッチングトランジスタM1は、NチャンネルMOSトランジスタであって、第1端子であるソースには、所定の固定電圧として接地電圧GNDが印加される。また、スイッチングトランジスタM1の第1端子の他端の第2端子、すなわちドレインはスイッチング端子104と接続される。スイッチングトランジスタM1は、ドレインに現れるスイッチング電圧Vsw1をスイッチング端子104を介して制御回路100に外付けされる出力回路110に対して供給する。
パルス変調部12は、出力回路110から出力されるスイッチング電源200の出力電圧Voutが所定の目標電圧Vrefに近づくように、そのデューティ比が制御されるパルス変調信号Spを生成する。パルス変調部12によるパルス変調の方式は、パルス幅変調方式、パルス周波数変調方式など、任意の方式を適用することができる。パルス変調部12としては公知の技術を利用すればよい。具体的な構成を例示すれば、たとえばパルス変調部12は、エラーアンプと、三角波発生器、PWMコンパレータを含んで構成することができる。エラーアンプは、出力電圧Voutに応じた電圧と、基準電圧Vrefの誤差を増幅し、誤差電圧を生成する。三角波発生器は、三角波状もしくはのこぎり波状の周期電圧を生成する。PWMコンパレータは、周期電圧と誤差電圧を比較し、大小関係に応じてハイレベルとローレベルが切り替わるパルス信号を生成してもよい。
ドライバ回路10は、パルス変調部12から出力されるパルス信号Spにもとづき、スイッチングトランジスタM1の制御端子であるゲートに供給すべき駆動信号Sdを生成する。ドライバ回路10はスイッチングトランジスタM1を駆動するために十分な駆動能力を有するインバータを含んでもよい。本実施の形態において、ドライバ回路10には電源電圧Vddが供給されており、ドライバ回路10は、駆動信号Sdの電圧レベルを、電源電圧Vddと接地電圧GNDの間でスイングさせる。
駆動信号Sdが電源電圧Vdd、すなわちハイレベルとなると、スイッチングトランジスタM1がオンとなり、駆動信号Sdが接地電圧GND、すなわちローレベルとなると、スイッチングトランジスタM1がオフする。スイッチングトランジスタM1がオンすると、入力端子202からインダクタL1、スイッチングトランジスタM1を介してスイッチング電流Iswが流れ、インダクタL1にエネルギが蓄えられる。スイッチングトランジスタM1がオフすると、入力端子202からインダクタL1、ダイオードD1を介して出力キャパシタC1に電流が供給される。スイッチングトランジスタM1がオンオフを繰り返すことにより、出力電圧Voutは基準電圧Vrefに安定化される。
電流検出回路20は、スイッチングトランジスタM1がオンの期間に流れるスイッチング電流Iswをモニタし、所定のしきい値電流Ithと比較する。保護回路30は、電流検出回路20がIsw>Ithとなる過電流状態を検出すると、スイッチングトランジスタM1を強制的にオフさせて回路保護を実行する。
電流検出回路20は、しきい値電圧源22、コンパレータ24を含む。
しきい値電圧源22は、所定のしきい値電圧Vth1を生成する。コンパレータ24は、スイッチングトランジスタM1の両端の電圧、すなわち電圧降下に相当するスイッチング電圧Vsw1を、しきい値電圧Vth1と比較する。コンパレータ24は、スイッチングトランジスタM1の両端の電圧Vsw1がしきい値電圧Vth1を上回ると、所定レベル(以下、ハイレベルとする)の比較信号Scmpを出力する。
保護回路30は、比較信号Scmpがハイレベルとなると、スイッチングトランジスタM1を強制的にオフする。保護回路30は、比較信号Scmpがハイレベルのとき、スイッチングトランジスタM1のゲート電圧、すなわち駆動信号Sdのレベルをローレベルに固定する回路であればよく、ドライバ回路10と一体に構成されてもよいし、パルス変調部12と一体に構成されてもよい。
スイッチング電圧Vsw1は、スイッチングトランジスタM1のオン抵抗Ron1と、スイッチング電流Iswを用いて、式(1)で与えられる。
Vsw1=Isw×Ron1 …(1)
電流検出回路20は、Vsw1>Vth1のときを過電流状態と判定するから、
Isw×Ron1>Vth1 …(2)
を満たすときが過電流状態と判定される。したがって、しきい値電流Ithは、
Ith=Vth1/Ron1 …(3)
で与えられる。
オン抵抗Ron1およびしきい値電圧Vth1がともに一定値であれば、しきい値電流Ithは一定に保たれることになる。ところが現実的には、スイッチングトランジスタM1のオン抵抗Ron1は、温度に依存して変動する。また、オン抵抗Ron1はゲート電圧によっても変動する。上述のように、スイッチングトランジスタM1のゲートに供給される駆動電圧Sdは、電源電圧Vddであり、この電源電圧Vddは電池などから供給される場合が多い。したがって、スイッチングトランジスタM1のオン抵抗Ron1は、電源電圧Vddに依存して変動してしまう。さらに、スイッチングトランジスタM1のオン抵抗Ron1は、プロセスばらつきにも影響を受けてしまう。したがって、しきい値電圧Vth1をバンドギャップリファレンス回路などを利用して生成した場合、Vth1とRon1が無関係に変動することになるため、しきい値電流Ithがばらついてしまう。
これに対して、本実施の形態に係る制御回路100において、しきい値電圧源22は、スイッチングトランジスタM1のオン抵抗Ron1の変動に追従して変化するしきい値電圧Vth1を生成する。しきい値電圧源22は、基準トランジスタM2、定電流源26を含む。基準トランジスタM2は、スイッチングトランジスタM1と同型、すなわちNチャンネルMOSFETで構成される。基準トランジスタM2の第1端子であるソースは、スイッチングトランジスタM1のソースと同じ固定電圧、すなわち接地電圧GNDが印加される。基準トランジスタM2は、スイッチングトランジスタM1とペアリングして構成することが望ましい。基準トランジスタM2の制御端子、すなわちゲートには、所定のバイアス電圧を印加する。このバイアス電圧は、スイッチングトランジスタM1がオンすべき期間に、スイッチングトランジスタM1のゲートに供給すべき電圧、すなわち電源電圧Vddと等しいことが望ましい。
定電流源26は、基準トランジスタM2のソースの他端である第2端子、すなわちドレインに接続され、基準トランジスタM2に所定の定電流Ic1を供給する。しきい値電圧源22は、基準トランジスタM2と定電流源26の接続点の電圧を、しきい値電圧Vth1として出力する。すなわち、しきい値電圧Vth1は、基準トランジスタM2の両端の電圧、すなわち電圧降下である。したがって本実施の形態において、しきい値電圧Vth1は基準トランジスタM2のオン抵抗Ron2を用いて、
Vth1=Ron2×Ic1 …(4)
で与えられる。
式(3)に、式(4)を代入すると、本実施の形態におけるしきい値電流Ithとして、式(5)を得ることができる。
Ith=Ic1×Ron2/Ron1 …(5)
ここで、スイッチングトランジスタM1と基準トランジスタM2のオン抵抗Ron1、Ron2について検討する。上述のように、スイッチングトランジスタM1と基準トランジスタM2は同型のトランジスタで構成されるため、オン抵抗の温度に対する依存性は揃っている。また、2つのトランジスタをペアリングして形成した場合、オン抵抗のマッチングはさらに改善される。さらに、スイッチングトランジスタM1と基準トランジスタM2のゲートには、等しいバイアス電圧、つまり電源電圧Vddが印加されるため、バイアス状態もマッチする。
したがって、オン抵抗Ron1、Ron2は、温度変動、電源電圧変動、プロセスばらつきが生じても、互いに追従して変動することになる。すなわち、オン抵抗Ron1、Ron2それぞれの値は変動することになるが、その比は一定に保たれると考えてよく、式(5)における、Ron2/Ron1は一定値となる。
定電流Ic1を、バンドギャップ回路から得られる基準電圧を利用して温度、電源電圧に依存しない電流として生成すれば、式(5)のしきい値電流Ithは一定値となる。定電流Ic1はプロセスばらつきによって変動するが、これはトリミングなどを利用して調節すればよい。
本実施の形態に係る制御回路100によれば、Ic1、Ron2/Ron1は、いずれも一定値に保たれるため、スイッチング電流Iswと比較されるしきい値電流Ithを、温度や電源電圧、プロセスばらつきによらずに一定に保つことができ、高精度な過電流検出が実現できる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、スイッチング電源200が昇圧型スイッチングレギュレータの場合について説明した。第2の実施の形態は、電流検出技術を、降圧型スイッチングレギュレータに適用する場合について説明する。
図2は、第2の実施の形態に係るスイッチング電源200aの構成を示す回路図である。以降の説明において、図1の構成要素と同一または同等の構成要素については図示せず、また適宜説明を省略する。スイッチング電源200aは、同期整流方式の降圧型スイッチングレギュレータである。スイッチング電源200aは、制御回路100aと、出力回路110aを備える。
出力回路110aは、インダクタL2、出力キャパシタC2を含む。出力キャパシタC2は、一端が接地され、他端が出力端子204に接続される。インダクタL2は、一端が出力端子204に接続され、他端が制御回路100aのスイッチング端子104に接続される。制御回路100aは、スイッチング端子104に接続されたインダクタL2に対して、スイッチング電圧Vsw2を供給する。
制御回路100aは、スイッチングトランジスタM3、同期整流トランジスタM4、ドライバ回路10a、パルス変調部(不図示)、電流検出回路20a、保護回路30aを備える。
スイッチングトランジスタM3は、PチャンネルMOSFETであり、第1端子であるソースが、入力端子106と接続され、固定電圧として入力電圧Vinが印加される。スイッチングトランジスタM3の第2端子であるドレインは、スイッチング端子104を介してインダクタL2と接続される。スイッチングトランジスタM3は、図1のスイッチングトランジスタM1に対応するスイッチであり、その両端に発生する電圧降下が、しきい値電圧Vth2と比較される。
同期整流トランジスタM4は、NチャンネルMOSFETであり、ソースが接地され、ドレインがスイッチング端子104およびスイッチングトランジスタM3のドレインに接続される。なお、同期整流トランジスタM4はダイオードで置換されてもよい。
ドライバ回路10aは、パルス変調部から出力されるパルス信号Spにもとづき、スイッチングトランジスタM3および同期整流トランジスタM4のゲートに供給する駆動信号SdH、SdLを生成する。駆動信号SdH、SdLは、相補的にハイレベルとローレベルが切り替えられる。各駆動信号SdH、SdLは、ハイレベルにおいて、電源電圧Vdd、ローレベルにおいて接地電圧GNDとなる。スイッチングトランジスタM3は、駆動信号SdHがローレベルのときオンとなり、ハイレベルのときオフとなる。同期整流トランジスタM4は、駆動信号SdLがハイレベルのときオンとなり、ローレベルのときオフとなる。スイッチングトランジスタM3と同期整流トランジスタM4が交互にオン、オフすることにより、入力電圧Vinが降圧され、安定化された出力電圧Voutが生成される。
電流検出回路20aは、スイッチングトランジスタM3のドレインに現れるスイッチング電圧Vsw2を、しきい値電圧Vth2と比較し、過電流状態を検出する。電流検出回路20aは、しきい値電圧源22a、コンパレータ24aを含む。
しきい値電圧源22aは、所定のしきい値電圧Vth2を生成する。コンパレータ24aは、スイッチング電圧Vsw2をしきい値電圧Vth2と比較する。コンパレータ24aは、スイッチング電圧Vsw2がしきい値電圧Vth2を下回ると、所定レベル(ハイレベル)となる比較信号Scmpを出力する。
保護回路30aは、比較信号Scmpがハイレベルとなると、スイッチングトランジスタM3および同期整流トランジスタM4を強制的にオフする。保護回路30aは、比較信号Scmpがハイレベルのとき、スイッチングトランジスタM3のゲート電圧、すなわち駆動信号SdHのレベルをハイレベルに固定し、同期整流トランジスタM4のゲート電圧、すなわち駆動信号SdLのレベルをローレベルに固定する回路であればよく、ドライバ回路10aと一体に構成されてもよいし、図示しないパルス変調部と一体に構成されてもよい。
スイッチング電圧Vsw2は、スイッチングトランジスタM3のオン抵抗Ron3と、スイッチングトランジスタM3に流れるスイッチング電流Iswを用いて、
Vsw2=Vin−Isw×Ron3 …(6)
で表される。
しきい値電圧源22aは、基準トランジスタM5、定電流源26aを含む。基準トランジスタM5は、スイッチングトランジスタM3と同型のPチャンネルMOSFETで構成される。基準トランジスタM5の第1端子であるソースには、スイッチングトランジスタM3のソースと同じ固定電圧、すなわち入力電圧Vinが印加される。基準トランジスタM5は、スイッチングトランジスタM3とペアリングして構成することが望ましい。
基準トランジスタM5のゲートには、所定のバイアス電圧が印加される。このバイアス電圧は、スイッチングトランジスタM3がオンすべき期間に、スイッチングトランジスタM3のゲートに供給すべき電圧、すなわち接地電圧GNDとすることが望ましい。
定電流源26aは、基準トランジスタM5の第1端子(ソース)の他端である第2端子(ドレイン)に接続され、基準トランジスタM5に所定の定電流Ic2を供給する。しきい値電圧源22aは、基準トランジスタM5と定電流源26aの接続点の電圧を、しきい値電圧Vth2として出力する。したがって本実施の形態において、しきい値電圧Vth2は基準トランジスタM5のオン抵抗Ron4を用いて、
Vth2=Vin−Ron4×Ic2 …(7)
で与えられる。
電流検出回路20aは、Vsw2<Vth2のときを過電流状態と判定するから、過電流状態においては、
Vin−Isw×Ron3<Vin−Ron4×Ic2 …(8)
が成り立つ。したがって、しきい値電流Ith2は、
Ith2=Ic2×Ron4/Ron3 …(9)
で与えられる。
第1の実施の形態で説明したのと同様の理由によって、スイッチングトランジスタM3および基準トランジスタM5のオン抵抗Ron3、Ron4は、互いに連動して変動する。したがって、本実施の形態においても、しきい値電流Ith2も、電源電圧や温度の変動、プロセスばらつきによらずにほぼ一定値に保たれ、高精度な過電流検出が実現できる。
第2の実施の形態ではその変形例として、過電流の検出に同期整流トランジスタM4を利用してもよい。電流検出回路20aは、スイッチング電圧Vsw2と比較すべきしきい値電圧Vth2を、図1のしきい値電圧源22によって生成すればよい。
図3は、第1、第2の実施の形態に係るスイッチングレギュレータを搭載した電子機器の構成を示すブロック図である。電子機器300は、たとえば携帯電話端末、ポータブルオーディオプレイヤ、PDAなどの小型情報端末であり、電池310、電源装置320、アナログ回路330、デジタル回路340、マイコン350、LED360を含む。
携帯電話端末を例とすれば、電池310は、たとえばリチウムイオン電池であり、電池電圧Vbatとして3〜4V程度を出力する。アナログ回路330は、パワーアンプや、アンテナスイッチ、LNA(Low Noise Amplifier)、ミキサやPLL(Phase Locked Loop)などの高周波回路を含み、電源電圧Vcc=3.4V程度で安定動作する回路ブロックを含む。また、デジタル回路340は、各種DSP(Digital Signal Processor)などを含み、電源電圧Vdd=3.4V程度で安定動作する回路ブロックを含む。マイコン350は、電子機器300全体を統括的に制御するブロックであり、電源電圧1.5Vで動作する。LED360は、RGB3色のLED(Light Emitting Diode)を含み、液晶のバックライトや、照明として用いられ、その駆動には、4V以上の駆動電圧が要求される。
電源装置320は、多チャンネルのスイッチング電源であり、各チャンネルごとに、電池電圧Vbatを必要に応じて降圧、または昇圧するスイッチングレギュレータを備え、アナログ回路330、デジタル回路340、マイコン350、LED360に対して適切な電源電圧を供給する。第1、第2の実施の形態に係るスイッチング電源200は、このような電源装置320に好適に用いることができ、電子機器300の信頼性を高めることができる。
上記実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、昇圧型、あるいは降圧型のスイッチングレギュレータを例に、本発明に係る電流検出技術について説明したが、本発明の用途はこれに限定されるものではない。たとえば、図1のスイッチング電源200において、インダクタL1の代わりにトランスを用いたDC/DCコンバータ、DC/ACコンバータ、インバータ、あるいはキャパシタ充電回路、電池の充電回路など、その他のスイッチング電源にも、本発明は適用可能である。
たとえば、ストロボ発光用のキャパシタ充電回路や、電池の充電回路においては、スイッチングトランジスタに流れる電流をモニタして、この電流をしきい値と比較してスイッチングトランジスタのオンオフ状態を切り替える場合がある。このような用途においても、本発明の電流検出技術を好適に利用することができ、本発明の技術範囲に含まれる。
実施の形態では、スイッチングトランジスタとしてMOSFETを用いる場合について説明したが、バイポーラトランジスタを利用してもよい。この場合、しきい値電圧源22に使用する基準トランジスタも、同型のバイポーラトランジスタで構成すればよい。
実施の形態では、制御回路100がひとつのLSIに一体集積化される場合について説明したが、これには限定されず、一部の構成要素がLSIの外部にディスクリート素子あるいはチップ部品として設けられ、あるいは複数のLSIにより構成されてもよい。どの部分をどの程度集積化するかは、コストや占有面積などによって決めればよい。
また、実施の形態において、ハイレベル、ローレベルの論理値の設定は一例であって、インバータなどによって適宜反転させることにより自由に変更することが可能である。
さらに、第1、第2の実施の形態に係る電流検出技術は、別の観点から以下のように把握することができる。なお、括弧内には、第1の実施の形態との対応関係を例示している。
ある実施の形態に係る電流検出回路は、監視対象となる監視電流(Isw)が、所定のしきい値電流(Ith)を超えたことを検出する回路である。
この電流検出回路は、
監視電流Iswの経路上に設けられ、第1端子(ソース)に所定の固定電圧(Vdd)が供給された第1トランジスタ(M1)と、
第1トランジスタ(M1)と同型であって、第1端子(ソース)に固定電圧が供給された第2トランジスタ(M2)と、
第2トランジスタ(M2)の第1端子(ソース)の他端である第2端子(ドレイン)に接続され、第2トランジスタ(M2)に所定の定電流(Ic1)を供給する定電流源(26)と、
第2トランジスタ(M2)の第2端子(ドレイン)の電圧(Vth1)と、第1トランジスタ(M1)の第2端子(ドレイン)の電圧(Vsw1)を比較するコンパレータ(24)と、を備える。
この観点からみると、本発明に係る電流検出技術の用途は、スイッチング電源に限定されるものではなく、オン、オフを繰り返すスイッチングトランジスタを利用したさまざまな回路に好適に利用することができる。こうした回路としては、Hブリッジ回路、ハーフブリッジ回路が例示され、モータドライバなどにも適用可能である。
実施の形態にもとづき、本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を離脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
第1の実施の形態に係るスイッチング電源の構成を示す回路図である。 第2の実施の形態に係るスイッチング電源の構成を示す回路図である。 第1、第2の実施の形態に係るスイッチングレギュレータを搭載した電子機器の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 制御回路、 102 帰還端子、 104 スイッチング端子、 106 入力端子、 110 出力回路、 200 スイッチング電源、 202 入力端子、 204 出力端子、 10 ドライバ回路、 12 パルス変調部、 20 電流検出回路、 22 しきい値電圧源、 24 コンパレータ、 26 定電流源、 30 保護回路、 M1 スイッチングトランジスタ、 M2 基準トランジスタ、 M3 スイッチングトランジスタ、 M4 同期整流トランジスタ、 M5 基準トランジスタ、 C1 出力キャパシタ、 C2 出力キャパシタ、 L1 インダクタ、 L2 インダクタ、 D1 ダイオード、 300 電子機器、 310 電池、 320 電源装置、 330 アナログ回路、 340 デジタル回路、 350 マイコン、 360 LED。

Claims (14)

  1. スイッチング電源の制御回路であって、
    第1端子に所定の固定電圧が印加され、前記第1端子の他端である第2端子に生ずるスイッチング電圧を、本制御回路に外付けされる出力回路に対して供給するスイッチングトランジスタと、
    前記出力回路の出力電圧が所定の目標電圧に近づくように、そのデューティ比が制御されるパルス変調信号にもとづき、前記スイッチングトランジスタの制御端子に供給すべき駆動信号を生成するドライバ回路と、
    所定のしきい値電圧を生成する電圧源と、
    前記スイッチングトランジスタの両端の電圧を前記しきい値電圧と比較し、前記スイッチングトランジスタの両端の電圧が前記しきい値電圧を上回ると、所定レベルの比較信号を出力するコンパレータと、
    前記比較信号が前記所定レベルとなると、前記スイッチングトランジスタを強制的にオフする保護回路と、
    を備え、
    前記電圧源は、
    前記スイッチングトランジスタと同型であって、第1端子に前記固定電圧が印加される基準トランジスタと、
    前記基準トランジスタの前記第1端子の他端である第2端子に接続され、前記基準トランジスタに所定の定電流を供給する定電流源と、
    を含み、前記基準トランジスタと前記定電流源の接続点の電圧を、前記しきい値電圧として出力することを特徴とする制御回路。
  2. 前記スイッチングトランジスタと前記基準トランジスタは、ペアリングして形成されることを特徴とする請求項1に記載の制御回路。
  3. 前記基準トランジスタの制御端子には所定のバイアス電圧が印加され、
    前記所定のバイアス電圧は、前記スイッチングトランジスタがオンすべき期間に、前記スイッチングトランジスタの制御端子に供給すべき電圧と等しいことを特徴とする請求項1または2に記載の制御回路。
  4. 前記スイッチング電源は、昇圧型スイッチングレギュレータであって、
    前記出力回路は、一端に入力電圧が印加されるインダクタを含み、
    前記スイッチングトランジスタの前記第1端子に、前記固定電圧として接地電圧が印加され、前記スイッチングトランジスタの前記第2端子は、前記インダクタの他端と接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の制御回路。
  5. 前記スイッチングトランジスタと前記基準トランジスタは、NチャンネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であることを特徴とする請求項4に記載の制御回路。
  6. 前記スイッチング電源は、降圧型スイッチングレギュレータであって、
    前記出力回路は、一端が前記降圧型スイッチングレギュレータの出力端子に接続されたインダクタを含み、
    前記スイッチングトランジスタの前記第1端子に、前記固定電圧として前記降圧型スイッチングレギュレータの入力電圧が印加され、前記スイッチングトランジスタの前記第2端子は、前記インダクタの他端と接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の制御回路。
  7. 前記スイッチングトランジスタと前記基準トランジスタは、PチャンネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であることを特徴とする請求項6に記載の制御回路。
  8. 前記制御回路は、1つの半導体基板上に一体集積化されることを特徴とする請求項1または2に記載の制御回路。
  9. 一端が接地される出力キャパシタと、一端に入力電圧が印加されるインダクタと、前記出力キャパシタの他端および前記インダクタの他端の間に設けられた整流素子と、を含む出力回路と、
    前記インダクタの他端に、前記スイッチング電圧を供給する請求項4に記載の制御回路と、
    を備え、前記出力キャパシタの他端の電圧を前記出力電圧として出力することを特徴とする昇圧型スイッチングレギュレータ。
  10. 一端が接地された出力キャパシタと、前記出力キャパシタの他端にその一端が接続されたインダクタと、を含む出力回路と、
    前記インダクタの他端に、前記スイッチング電圧を供給する請求項6に記載の制御回路と、
    を備え、前記出力キャパシタの他端の電圧を前記出力電圧として出力することを特徴とする降圧型スイッチングレギュレータ。
  11. 電池と、
    前記電池の電圧を昇圧または降圧する請求項9または10のいずれかに記載のスイッチングレギュレータと、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  12. 監視対象となる監視電流が、所定のしきい値電流を超えたことを検出する電流検出回路であって、
    前記監視電流の経路上に設けられ、第1端子に所定の固定電圧が供給された第1トランジスタと、
    前記第1トランジスタと同型であって、第1端子に前記固定電圧が供給された第2トランジスタと、
    前記第2トランジスタの前記第1端子の他端である第2端子に接続され、前記第2トランジスタに所定の定電流を供給する定電流源と、
    前記第2トランジスタの前記第2端子の電圧と、前記第1トランジスタの前記第2端子の電圧を比較するコンパレータと、
    を備えることを特徴とする電流検出回路。
  13. 前記第1、第2トランジスタは、ペアリングして形成されることを特徴とする請求項12に記載の電流検出回路。
  14. 前記第1、第2トランジスタの制御端子には、同一のバイアス電圧が供給されることを特徴とする請求項12または13に記載の電流検出回路。
JP2006314871A 2006-11-21 2006-11-21 昇圧型スイッチングレギュレータの制御回路、それを用いた昇圧型スイッチングレギュレータ、およびそれらを用いた電子機器 Active JP4974653B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006314871A JP4974653B2 (ja) 2006-11-21 2006-11-21 昇圧型スイッチングレギュレータの制御回路、それを用いた昇圧型スイッチングレギュレータ、およびそれらを用いた電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006314871A JP4974653B2 (ja) 2006-11-21 2006-11-21 昇圧型スイッチングレギュレータの制御回路、それを用いた昇圧型スイッチングレギュレータ、およびそれらを用いた電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008131764A true JP2008131764A (ja) 2008-06-05
JP4974653B2 JP4974653B2 (ja) 2012-07-11

Family

ID=39557081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006314871A Active JP4974653B2 (ja) 2006-11-21 2006-11-21 昇圧型スイッチングレギュレータの制御回路、それを用いた昇圧型スイッチングレギュレータ、およびそれらを用いた電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4974653B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010239832A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Panasonic Corp 電流制限回路
JP2012098314A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Rohm Co Ltd 半導体チップおよびそれを用いた画像表示装置
JPWO2016079878A1 (ja) * 2014-11-21 2017-05-25 新電元工業株式会社 Ledドライバ回路、led照明装置、及び、ledドライバ回路の制御方法
JP2018102023A (ja) * 2016-12-19 2018-06-28 セイコーエプソン株式会社 過電流検出回路、半導体装置、及び、電源装置
JP2021027630A (ja) * 2019-08-01 2021-02-22 ローム株式会社 電流検出回路、およびトランジスタ駆動回路

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001313367A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Hitachi Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2002530036A (ja) * 1998-10-30 2002-09-10 ヴォルテラ セミコンダクター コーポレイション デジタル電圧調整の方法と装置
JP2004070827A (ja) * 2002-08-08 2004-03-04 Ricoh Co Ltd 定電圧電源回路
JP2004297965A (ja) * 2003-03-28 2004-10-21 Renesas Technology Corp 電源制御用半導体集積回路
JP2005176587A (ja) * 2003-11-21 2005-06-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 過電流保護装置
JP2006187187A (ja) * 2004-12-03 2006-07-13 Rohm Co Ltd 電源装置およびそれを用いた発光装置、電子機器

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002530036A (ja) * 1998-10-30 2002-09-10 ヴォルテラ セミコンダクター コーポレイション デジタル電圧調整の方法と装置
JP2001313367A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Hitachi Ltd 半導体装置及びその製造方法
JP2004070827A (ja) * 2002-08-08 2004-03-04 Ricoh Co Ltd 定電圧電源回路
JP2004297965A (ja) * 2003-03-28 2004-10-21 Renesas Technology Corp 電源制御用半導体集積回路
JP2005176587A (ja) * 2003-11-21 2005-06-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 過電流保護装置
JP2006187187A (ja) * 2004-12-03 2006-07-13 Rohm Co Ltd 電源装置およびそれを用いた発光装置、電子機器

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010239832A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Panasonic Corp 電流制限回路
US8004256B2 (en) 2009-03-31 2011-08-23 Panasonic Corporation Current limiting circuit
JP2012098314A (ja) * 2010-10-29 2012-05-24 Rohm Co Ltd 半導体チップおよびそれを用いた画像表示装置
JPWO2016079878A1 (ja) * 2014-11-21 2017-05-25 新電元工業株式会社 Ledドライバ回路、led照明装置、及び、ledドライバ回路の制御方法
JP2018102023A (ja) * 2016-12-19 2018-06-28 セイコーエプソン株式会社 過電流検出回路、半導体装置、及び、電源装置
JP2021027630A (ja) * 2019-08-01 2021-02-22 ローム株式会社 電流検出回路、およびトランジスタ駆動回路
JP7458719B2 (ja) 2019-08-01 2024-04-01 ローム株式会社 電流検出回路、およびトランジスタ駆動回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP4974653B2 (ja) 2012-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7977890B2 (en) Direct current power supply device, power supply device for driving LED and semiconductor integrated circuit for controlling power supply
US7755340B2 (en) Step-up switching regulator with soft start circuits
US7977889B2 (en) Direct-current power supply device, power supply device for driving LED and semiconductor integrated circuit for driving power supply
US7843179B2 (en) Control circuit for synchronous rectifier-type DC-DC converter, synchronous rectifier-type DC-DC converter and control method thereof
JP4685531B2 (ja) 降圧型スイッチングレギュレータおよびその制御回路ならびにそれを用いた電子機器
JP4658623B2 (ja) 定電流回路、それを用いた電源装置および発光装置
US7679351B2 (en) Power supply apparatus
WO2006059705A1 (ja) スイッチング電源およびその制御回路ならびにそれを用いた電子機器
WO2007007539A1 (ja) 降圧型スイッチングレギュレータおよびその制御回路ならびにそれを用いた電子機器
WO2006126639A1 (ja) 切り替え可能なスイッチングレギュレータおよびリニアレギュレータを備える電源装置
KR20070038962A (ko) 전원 장치
US20080136389A1 (en) Control circuit for switching regulator
KR20090028498A (ko) 스위칭 레귤레이터 및 그 제어 방법
US20080180039A1 (en) Led drive circuit
US20090184699A1 (en) Power supply apparatus and power supply method
JP2017085725A (ja) 降圧dc/dcコンバータおよびその制御回路、車載用電源装置
JPWO2006059501A1 (ja) チャージポンプ回路の駆動回路および電源装置ならびに発光装置
US20090179584A1 (en) Dc/dc converter
JP2009136064A (ja) スイッチングレギュレータの制御回路、制御方法およびそれを利用したスイッチングレギュレータ
JP4974653B2 (ja) 昇圧型スイッチングレギュレータの制御回路、それを用いた昇圧型スイッチングレギュレータ、およびそれらを用いた電子機器
JP4739901B2 (ja) スイッチング電源装置およびその制御回路、ならびにそれを用いた電子機器
JP4717519B2 (ja) 降圧型スイッチングレギュレータ、その制御回路、ならびにそれを用いた電子機器
US8198879B2 (en) Booster circuit and PWM signal generator
JP5103157B2 (ja) スイッチングレギュレータおよびその制御回路、制御方法
JP5039372B2 (ja) スイッチング電源の制御回路およびそれを利用した電源装置ならびに電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091022

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120410

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4974653

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250