JP2008131717A - コントロールセンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、ユニットの仕様変更に際し、各電線群の切り離し作業が簡単に行なえ、ユニットの仕様変更作業時に他のユニットを停電させることのないコントロールセンタを提供することにある。
【解決手段】本発明は、筐体2に並設された引出し型の各種のユニット8の主回路機器から夫々負荷に電力を供給し前記各種のユニット8の背面側に敷設された主回路電線群15Gと、各種のユニット8の補助回路機器に夫々接続され主回路電線群15Gと同じ側で離れた位置に敷設された補助回路電線群18Gとを有するコントロールセンタにおいて、主回路機器と主回路電線群15Gとの間にユニット8の引出し方向に接続・開離する主回路断路部13を構成すると共に、補助回路機器と補助回路電線群18Gとの間にユニット8の引出し方向に接続・開離する補助回路断路部16を構成したのである。
【選択図】図4
【解決手段】本発明は、筐体2に並設された引出し型の各種のユニット8の主回路機器から夫々負荷に電力を供給し前記各種のユニット8の背面側に敷設された主回路電線群15Gと、各種のユニット8の補助回路機器に夫々接続され主回路電線群15Gと同じ側で離れた位置に敷設された補助回路電線群18Gとを有するコントロールセンタにおいて、主回路機器と主回路電線群15Gとの間にユニット8の引出し方向に接続・開離する主回路断路部13を構成すると共に、補助回路機器と補助回路電線群18Gとの間にユニット8の引出し方向に接続・開離する補助回路断路部16を構成したのである。
【選択図】図4
Description
本発明はコントロールセンタに係り、特に、各種のユニットを並べて収納したコントロールセンタに関する。
一般に、各種のユニットを並べて収納したコントロールセンタは、例えば特許文献1に示すように、主回路機器に接続される主回路電線群と、補助回路機器に接続される補助回路電線群とを、ユニットを収納する筐体内の離れた位置に夫々敷設した構成が、既に提案されている。
上記特許文献1に記載のコントロールセンタは、主回路電線群と補助回路電線群とが離れた位置に敷設されているので、各電線群の敷設作業や各機器への配線作業が容易になる効果がある。
しかしながら、各種のユニットのいずれかの仕様を変更しようとする場合には、対象とするユニットの主回路電線群や補助回路電線群からの切り離し作業が容易でなく、場合によっては、コントロールセンタ全体を停電させてユニットの仕様の変更作業を行なわねばならない問題がある。
本発明の目的は、ユニットの仕様変更に際し、各電線群の切り離し作業が簡単に行なえると共に、ユニットの仕様変更作業時に他のユニットを停電させることのないコントロールセンタを提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、立方体をなす筐体と、この筐体の前面側に並設され主回路機器や補助回路機器を組み込んで構成した引出し型の各種のユニットと、これら各種のユニットの主回路機器から夫々負荷に電力を供給し前記各種のユニットの背面側に敷設された主回路電線群と、前記各種ユニットの補助回路機器に夫々接続され前記各種のユニットの背面側の前記主回路電線群とは離れた位置に敷設された補助回路電線群とを有するコントロールセンタにおいて、前記主回路機器と主回路電線群との間に、前記ユニットの引出し方向に接続・開離する主回路断路部を構成すると共に、前記補助回路機器と補助回路電線群との間に、前記ユニットの引出し方向に接続・開離する補助回路断路部を構成したのである。
上述のように、主回路機器と主回路電線群との間及び補助回路機器と補助回路電線群との間に、ユニットの引出し方向に接続・開離する主回路断路部及び補助回路断路部を構成したので、ユニットの仕様変更に際し対象となるユニットのみ引き出すことで、容易に主回路電線群や補助回路電線群から切り離すことができる。また、その際に、他のユニットはそのまま主回路断路部及び補助回路断路部に接続されているので、他のユニットを停電させて機能を停止させたりする問題は解消される。
このように本発明によれば、ユニットの仕様変更に際し、各電線群の切り離し作業が簡単に行なえると共に、ユニットの仕様変更作業時に他のユニットを停電させることのないコントロールセンタを得ることができる。
以下本発明によるコントロールセンタの一実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
コントロールセンタ1は、大きく分けて、縦長の立方体の筐体2と、この筐体2の前面側に上下方向に多段に配置された各種のユニット8と、これらユニット8の背面側に上下方向に配置された電力母線10,主回路電線群15G,補助回路電線群18Gとで構成されている。
前記筐体2は、中央仕切り板3で前後方向(奥行き方向)に仕切られており、筐体2の前面側にユニット収納室4を、背面側に配線処理室5を形成している。ユニット収納室4は上下方向にユニット室仕切り板6で仕切られており、複数のユニット室7を形成している。これらユニット室7に収納されるユニット8は、遮断器や電磁接触器などを有する主回路機器(図示せず)及び熱動継電器や補助継電器などを有する補助回路機器(図示せず)を目的に応じて組み合わせて各種の機能を有するユニットとしている。
前記筐体2の上部には、電源(図示せず)に接続された水平母線9が配置されており、この水平母線9から電源の電力を前記ユニット8に供給するため、配線処理室5内を上下方向(垂直方向)に電力母線10が敷設されている。そして、この電力母線10は、配線処理室5内の他の機器や配線さらには作業員が接触しないように隔離壁11で覆われている。
前記ユニット8の上下方向に延在する電力母線10に対向する位置には、電力母線10から主回路機器に電力を供給するために、夫々電源側主回路断路部12が前記中央仕切り板3を貫通して構成されている。これら電源側主回路断路部12は、前記ユニット8を筐体2の前面側に引き出すことによって開離され、前記ユニット8を筐体2の奥行き方向の元の位置に戻すことで接続されるように構成されている。
また、前記ユニット8には、夫々主回路機器を経由して負荷(図示せず)に電力を供給するための負荷側主回路断路部13が設けられており、各ユニット8の負荷側主回路断路部13に対向する前記中央仕切り板3には、前記配線処理室5内に敷設された主回路電線15に接続された負荷側主回路端子台14が設けられている。複数の主回路電線15は、主回路電線群15Gとなって、前記電力母線10と同じ方向になるように上下方向に敷設されている。そして、前記負荷側主回路断路部13と負荷側主回路端子台14とは、前記電源側主回路断路部12の引き出し及び戻し行程と同行程で接触・開離されるように構成されている。
さらにまた、前記ユニット8には、前記負荷への電力供給の監視や制御を行う補助回路機器への信号の授受のために、補助回路断路部16が夫々設けられており、各ユニット8の補助回路断路部16に対向する前記中央仕切り板3には、前記配線処理室5内に敷設された補助回路電線18に接続された補助回路端子台17が設けられている。複数の補助回路電線18は、補助回路電線群18Gとなって、前記電力母線10と同じ方向になるように上下方向に敷設されている。尚、前記主回路電線群15Gと補助回路電線群18Gとは、前記配線処理室5内の左右の離れた位置に敷設されている。そして、前記補助回路断路部16と補助回路端子台17とは、前記電源側主回路断路部12の引き出し及び押戻し行程以上の行程で接触・開離されるように構成されている。
即ち、図4に示す状態から、前記ユニット8を1段引き出すことで、図5に示すように、電力母線10と電源側主回路断路部12及び負荷側主回路断路部13と負荷側主回路端子台14とは接触を開離して断路される。さらに、その状態から前記ユニット8をもう1段、具体的には、図4に状態から2段引き出すことで、図6に示すように、補助回路断路部16と補助回路端子台17とは接触を開離して断路されるように構成されている。逆に、全ての断路部が断路されている図6に示す状態から、前記ユニット8を1段押戻すことで、図5に示すように、補助回路断路部16と補助回路端子台17とは接触して接続され、前記ユニット8をさらに1段、具体的には図6に示す状態から2段押戻すことで、図4に示すように、電力母線10と電源側主回路断路部12及び負荷側主回路断路部13と負荷側主回路端子台14とは接触して接続される。
本実施の形態は上述のように構成したので、仮に、各種のユニット8のいずれかの仕様を変更しようとする場合には、対象とするユニット8のみを図6に示すように、2段引き出すことで、対象とするユニット8の全ての接続を開放できるので、残るユニット8については電源及び負荷さらには補助回路電線群18Gに接続したまま、仕様変更作業を行うことができる。そして、仕様変更の作業終了後には、対象とするユニット8を2段押し込むことで、図4に示すように全ての接続ができ、コントロールセンタ1を通常状態に戻すことができる。このように、対象とするユニット8のみを容易に電力母線10及び主回路電線群15Gや補助回路電線群18Gから切り離すことができ、その際、他のユニット8については停電させて機能を停止させたりする必要ない。
このほか、ユニット8に異常があって点検したい場合には、ユニット8のみを図5に示すように、1段引き出すことで、補助回路電線群18Gを接続した状態で、負荷を電源から切り離すことができる。したがって、補助回路機器を機能させた状態で、ユニット8の点検を行うことができる。
また、本実施の形態においては、電力母線10を隔離壁11で覆い、かつ、主回路電線群15Gと補助回路電線群18Gとを、隔離壁11の背面側で、筐体2の全幅を利用して形成された配線処理室5内の左右の離れた位置に敷設しているので、各電線群の敷設作業や各機器への配線作業が容易になり、誤配線等を防止することができる。
1…コントロールセンタ、2…筐体、3…中央仕切り板、4…ユニット収納室、5…配線処理室、6…ユニット室仕切り板、7…ユニット室、8…ユニット、9…水平母線、10…電力母線、11…隔離壁、12…電源側主回路断路部、13…負荷側主回路断路部、14…負荷側主回路端子台、15…主回路電線、15G…主回路電線群、16…補助回路断路部、17…補助回路端子台、18…補助回路電線、18G…補助回路電線群。
Claims (7)
- 立方体をなす筐体と、この筐体の前面側に並設され主回路機器や補助回路機器を組み込んで構成した引出し型の各種のユニットと、これら各種のユニットの主回路機器から夫々負荷に電力を供給し前記各種のユニットの背面側に敷設された主回路電線群と、前記各種ユニットの補助回路機器に夫々接続され前記各種のユニットの背面側の前記主回路電線群とは離れた位置に敷設された補助回路電線群とを有するコントロールセンタにおいて、前記主回路機器と主回路電線群との間に、前記ユニットの引出し方向に接続・開離する主回路断路部を構成すると共に、前記補助回路機器と補助回路電線群との間に、前記ユニットの引出し方向に接続・開離する補助回路断路部を構成したことを特徴とするコントロールセンタ。
- 前記主回路断路部は、前記ユニットを1段引き出すことで断路され、前記補助回路断路部は、前記ユニットを2段引き出すことで断路されるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のコントロールセンタ。
- 前記主回路電線群と補助回路電線群とは、前記各種のユニットの背面側の左右に離れた位置に敷設されていることを特徴とする請求項1又は2記載のコントロールセンタ。
- 立方体をなす筐体と、この筐体の前面側に並設され主回路機器や補助回路機器を組み込んで構成した引出し型の各種のユニットと、これら各種のユニットの主回路機器に電源から電力を供給し前記各種のユニットの背面側に敷設された電力母線と、前記ユニットから夫々負荷に電力を供給し前記電力母線とほぼ並行に前記各種のユニットの背面側に敷設された主回路電線群と、前記ユニットの補助回路機器に夫々接続され前記主回路電線群と略並行に前記ユニットの背面側の前記主回路電線群とは離れた位置に敷設された補助回路電線群とを有するコントロールセンタにおいて、前記主回路機器と前記電力母線との間に前記ユニットの引出し方向に接続・開離する電源側主回路断路部を構成すると共に、前記主回路機器と主回路電線群との間に前記ユニットの引出し方向に接続・開離する負荷側主回路断路部を構成し、かつ、前記補助回路機器と補助回路電線群との間に前記ユニットの引出し方向に接続・開離する補助回路断路部を構成したことを特徴とするコントロールセンタ。
- 前記電源側主回路断路部と負荷側主回路断路部とは、前記ユニットを1段引き出すことで断路され、前記補助回路断路部は、前記ユニットを2段引き出すことで断路されるように構成されていることを特徴とする請求項4記載のコントロールセンタ。
- 前記電力母線は前記ユニットの背面側の前記主回路機器に接近する位置に敷設されており、前記主回路電線群と補助回路電線群とは、前記電力母線よりもさらに前記ユニットの背面側の左右に離れた位置に敷設されていることを特徴とする請求項4又は5記載のコントロールセンタ。
- 立方体をなす筐体と、この筐体の前面側に多段に設置され主回路機器や補助回路機器を組み込んで構成した引出し型の各種のユニットと、これら各種のユニットの主回路機器に電源から電力を供給し前記各種のユニットの背面側に上下方向に敷設された電力母線と、前記ユニットから夫々負荷に電力を供給し前記電力母線とほぼ並行に前記各種のユニットの背面側に上下方向に敷設された主回路電線群と、前記ユニットの補助回路機器に夫々接続され前記主回路電線群とほぼ並行に前記ユニットの背面側の前記主回路電線群とは離れた位置に上下方向に敷設された補助回路電線群とを有するコントロールセンタにおいて、前記主回路機器と前記電力母線との間に前記ユニットの引出し方向に接続・開離する電源側主回路断路部と、前記主回路機器と主回路電線群との間に前記ユニットの引出し方向に接続・開離する負荷側主回路断路部と、前記補助回路機器と補助回路電線群との間に前記ユニットの引出し方向に接続・開離する補助回路断路部とを構成すると共に、前記電力母線を前記ユニットの背面側の前記主回路機器に接近する位置に敷設し、前記主回路電線群と補助回路電線群とを前記電力母線よりもさらに前記ユニットの背面側の左右に離れた位置に敷設し、かつ、前記電源側主回路断路部と負荷側主回路断路部とを前記ユニットを1段引き出すことで断路されるように構成し、前記補助回路断路部を前記ユニットを2段引き出すことで断路されるように構成したことを特徴とするコントロールセンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006313026A JP2008131717A (ja) | 2006-11-20 | 2006-11-20 | コントロールセンタ |
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JP (1) | JP2008131717A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010206894A (ja) * | 2009-03-02 | 2010-09-16 | Hitachi Ltd | 配電盤 |
WO2017037888A1 (ja) * | 2015-09-02 | 2017-03-09 | 三菱電機株式会社 | コントロールセンタ |
-
2006
- 2006-11-20 JP JP2006313026A patent/JP2008131717A/ja active Pending
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