JP2008129932A - ディスクアレイ装置システム、ディスクアレイ装置制御方法、および、プログラム - Google Patents

ディスクアレイ装置システム、ディスクアレイ装置制御方法、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、他のホスト装置の動作に影響を受けず、ホスト装置毎に異なる性能要件を満たすことを可能とするディスクアレイ装置システム、ディスクアレイ装置制御方法、および、プログラムを提供することにある。
【解決手段】 ホスト装置A130、ホスト装置B131、または、ホスト装置C132は、ディスクアレイ装置110にコマンドを発行する。ディスクアレイ装置110では、ホスト装置インターフェース部120がコマンドを受け取り、制御部127が負荷調整待ち時間を待ち合わせ、制御部127がコマンド処理を実行する。コマンド処理が終了すると、制御部127が処理したデータ転送量を負荷値に加算する。制御部127は負荷値を利用して負荷調整待ち時間を更新する。
【選択図】 図1

Description

本発明はディスクアレイ装置システム、ディスクアレイ装置制御方法、および、プログラムに関し、特に、ホスト装置毎に異なる性能要件を満たすディスクアレイ装置システム、ディスクアレイ装置制御方法、および、プログラムに関する。
ストレージエリアネットワーク(SAN)を導入したシステムでは、1つのディスクアレイ装置に複数のホスト装置が接続されるのが一般的である。複数のホスト装置はそれぞれ異なったOS・アプリケーション・ドライバを使い、用途の異なる業務を実行する場合があり、ディスクアレイ装置に要求されるI/O性能はホスト装置毎に異なっている。
上述のようなシステムにおいて、あるホスト装置からのディスクアレイ装置へのアクセス性能が、他のホスト装置のアクセス状況に影響を受け、低下するという問題があった。
この問題に対して、ホスト装置毎の性能要件を満たす技術としては、ディスクを分ける方法や、キャッシュパーティションを使う方法などが一般的である。この技術はディスクやキャッシュをホスト装置毎に確保することで、内部資源の衝突を防ぎ、性能影響を遮断するものである。
このような従来のディスクアレイ装置の制御方法の例として、ディスクグループ構築時に設定された性能割り当てに基づき、最適なディスクをディスクボリュームから選択できる手段を提供しているものがある(例えば、特許文献1)。
特開2005−025244
しかしながら、これら従来のディスクアレイ装置の制御方法では、ディスクグループが複数存在する場合に、ディスクグループ毎のアクセス頻度の偏りからディスクの利用効率が落ちる問題がある。すなわち、ディスクやキャッシュをホスト装置毎に確保しても、データの通るHWパスやCPU等の内部共通資源は共通であり、ホスト装置間の性能影響は避けられなかった。
本発明の目的は、他のホスト装置の動作に影響を受けず、ホスト装置毎に異なる性能要件を満たすことを可能とするディスクアレイ装置システム、ディスクアレイ装置制御方法、および、プログラムを提供することにある。
本発明の第1のディスクアレイ装置システムは、ホスト装置毎に性能値を割り当てる手段と、前記ホスト装置毎の実績性能値を算出する手段と、前記性能値および前記実績性能値に基づき、前記各ホスト装置からのコマンドの実行タイミングを調整する手段とを有する。
本発明の第2のディスクアレイ装置システムは、ホスト装置毎の要求性能値を通知する手段と、前記要求性能値から割当性能値を算出する手段と、前記ホスト装置毎のデータ転送量を監視して実績性能値を算出する手段と、前記割当性能値を前記実績性能値が超えている場合は該当する前記ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を増加し、前記割当性能値より前記実績性能値が小さい場合は該当する前記ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を削減する手段とを有する。
本発明の第3のディスクアレイ装置システムは、前記第2のディスクアレイ装置システムに於いて、前記ホスト装置がログインされていない場合は前記割当性能を無くし、前記ログインされていない前記ホスト装置分の前記割当性能値を、ログインしている前記ホスト装置に分配する手段を有する。
本発明の第4のディスクアレイ装置システムは、保守端末手段は、入力された各ホスト装置の要求性能値をディスクアレイ装置に送信する手段を有し、前記ディスクアレイ装置は、各前記ホスト装置と通信をするためのホスト装置インターフェース手段と、前記保守端末手段と通信をするための保守端末インターフェース手段と、前記要求性能値を前記ホスト装置毎に記憶する要求性能値記憶手段と、前記ホスト装置毎に割り当てる性能を記憶する割当性能値記憶手段と、前記ホスト装置毎の単位時間当たりの負荷値を記憶する負荷値記憶手段と、前記ホスト装置毎に負荷を調整するための待ち時間を記憶する負荷調整待ち時間記憶手段と、受信した要求性能値を前記要求性能値記憶手段に格納する手段と、割当性能値を算出し、前記割当性能値記憶手段に格納する手段と、前記ホスト装置毎のデータ転送量を監視して負荷値を算出し、前記負荷値記憶手段に格納する手段と、前記負荷値から実績性能値を算出する手段と、前記割当性能値と前記実績性能値を比較して、前記割当性能値を前記実績性能値が超えている場合は、該当する前記ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を増加し、前記割当性能値より前記実績性能値が小さい場合は、該当する前記各ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を削減して、前記負荷調整待ち時間記憶手段に格納する手段と、前記負荷調整待ち時間記憶手段に格納された内容に基づいて前記各ホスト装置からのコマンドの実行タイミングを調整する手段とを有する。
本発明の第5のディスクアレイ装置システムは、ホスト装置は、要求性能値をディスクアレイ装置に送信する手段を有し、前記ディスクアレイ装置は、各前記ホスト装置と通信をするためのホスト装置インターフェース手段と、前記要求性能値を前記ホスト装置毎に記憶する要求性能値記憶手段と、前記ホスト装置毎に割り当てる性能を記憶する割当性能値記憶手段と、前記ホスト装置毎の単位時間当たりの負荷値を記憶する負荷値記憶手段と、前記ホスト装置毎に負荷を調整するための待ち時間を記憶する負荷調整待ち時間記憶手段と、受信した要求性能値を前記要求性能値記憶手段に格納する手段と、割当性能値を算出し、前記割当性能値記憶手段に格納する手段と、前記ホスト装置毎のデータ転送量を監視して負荷値を算出し、前記負荷値記憶手段に格納する手段と、前記負荷値から実績性能値を算出する手段と、前記割当性能値と前記実績性能値を比較して、前記割当性能値を前記実績性能値が超えている場合は、該当する前記ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を増加し、前記割当性能値より前記実績性能値が小さい場合は、該当する前記各ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を削減して、前記負荷調整待ち時間記憶手段に格納する手段と、前記負荷調整待ち時間記憶手段に格納された内容に基づいて前記各ホスト装置からのコマンドの実行タイミングを調整する手段とを有する。
本発明の第6のディスクアレイ装置システムは、前記第4、または、第5のディスクアレイ装置システムに於いて、前記ディスクアレイ装置は、前記ホスト装置毎のログイン状態を記憶するログイン状態値記憶手段を有し、前記制御手段は、検出したログイン状態値を前記ログイン状態値記憶手段に格納する手段と、前記ホスト装置がログアウトしたことを検出した場合に、ログアウトした前記ホスト装置の割当性能値を、ログインしているホスト装置の割当性能値に分配する。
本発明の第1のディスクアレイ装置制御方法は、ホスト装置毎に性能値を割り当て、前記ホスト装置毎の実績性能値を算出し、前記性能値および前記実績性能値に基づき、前記各ホスト装置からのコマンドの実行タイミングを調整する。
本発明の第2のディスクアレイ装置制御方法は、ホスト装置毎の要求性能値を通知し、前記要求性能値から割当性能値を算出し、前記ホスト装置毎のデータ転送量を監視して実績性能値を算出し、前記割当性能値を前記実績性能値が超えている場合は該当する前記各ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を増加し、前記割当性能値より前記実績性能値が小さい場合は該当する前記各ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を削減する。
本発明の第3のディスクアレイ装置制御方法は、前記第2のディスクアレイ装置制御方法に於いて、前記ホスト装置がログインされていない場合は前記割当性能を無くし、前記ログインされていない前記ホスト装置分の前記割当性能値を、ログインしている前記ホスト装置に分配する。
本発明の第4のディスクアレイ装置制御方法は、保守端末手段は入力された各ホスト装置の要求性能値をディスクアレイ装置に送信し、前記ディスクアレイ装置は、各前記ホスト装置と通信し、前記保守端末手段と通信し、前記要求性能値を前記ホスト装置毎に受信して格納し、前記ホスト装置毎に割り当てる性能を算出して格納し、前記ホスト装置毎のデータ転送量を監視して、単位時間当たりの負荷値を算出して格納し、前記負荷値から実績性能値を算出し、前記割当性能値と前記実績性能値を比較して、前記割当性能値を前記実績性能値が超えている場合は、該当する前記ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を増加し、前記割当性能値より前記実績性能値が小さい場合は、該当する前記各ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を削減して、前記負荷調整待ち時間記憶手段に格納し、前記格納された待ち時間に基づいて前記各ホスト装置からのコマンドの実行タイミングを調整する。
本発明の第5のディスクアレイ装置制御方法は、各ホスト装置はディスクアレイ装置に要求性能値を送信し、前記ディスクアレイ装置は、各前記ホスト装置と通信し、前記要求性能値を前記ホスト装置毎に受信して格納し、前記ホスト装置毎に割り当てる性能を算出して格納し、前記ホスト装置毎のデータ転送量を監視して、単位時間当たりの負荷値を算出して格納し、前記負荷値から実績性能値を算出し、前記割当性能値と前記実績性能値を比較して、前記割当性能値を前記実績性能値が超えている場合は、該当する前記ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を増加し、前記割当性能値より前記実績性能値が小さい場合は、該当する前記各ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を削減して、前記負荷調整待ち時間記憶手段に格納し、前記格納された待ち時間に基づいて前記各ホスト装置からのコマンドの実行タイミングを調整する。
本発明の第6のディスクアレイ装置制御方法は、前記第4、または、第5のディスクアレイ装置制御方法に於いて、前記ディスクアレイ装置は、前記ホスト装置毎のログインまたはログアウトしている状態を格納し、前記ホスト装置がログアウトしたことを検出した場合に、ログアウトした前記ホスト装置の割当性能値を、ログインしているホスト装置の割当性能値に分配する。
本発明の第1のプログラムは、ホスト装置毎に性能値を割り当て、前記ホスト装置毎の実績性能値を算出し、前記性能値および前記実績性能値に基づき、前記各ホスト装置からのコマンドの実行タイミングを調整する処理を、ディスクアレイ装置に行わせる。
本発明の第2のプログラムは、ホスト装置毎の要求性能値を通知し、前記要求性能値から割当性能値を算出し、前記ホスト装置毎のデータ転送量を監視して実績性能値を算出し、前記割当性能値を前記実績性能値が超えている場合は該当する前記各ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を増加し、前記割当性能値より前記実績性能値が小さい場合は該当する前記各ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を削減する処理を、ディスクアレイ装置に行わせる。
本発明の第3のプログラムは、前記第2のプログラムに於いて、前記ホスト装置がログインされていない場合は前記割当性能を無くし、前記ログインされていない前記ホスト装置分の前記割当性能値を、ログインしている前記ホスト装置に分配する処理を、前記ディスクアレイ装置に行わせる。
本発明の第4のプログラムは、保守端末手段と通信し、要求性能値をホスト装置毎に受信して格納し、前記ホスト装置毎に割り当てる性能を算出して格納し、前記ホスト装置毎のデータ転送量を監視して、単位時間当たりの負荷値を算出して格納し、前記負荷値から実績性能値を算出し、前記割当性能値と前記実績性能値を比較して、前記割当性能値を前記実績性能値が超えている場合は、該当する前記ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を増加し、前記割当性能値より前記実績性能値が小さい場合は、該当する前記各ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を削減して、前記負荷調整待ち時間記憶手段に格納し、前記格納された待ち時間に基づいて前記各ホスト装置からのコマンドの実行タイミングを調整する処理を、ディスクアレイ装置に行わせる。
本発明の第5のプログラムは、各ホスト装置と通信し、要求性能値を前記ホスト装置毎に受信して格納し、前記ホスト装置毎に割り当てる性能を算出して格納し、前記ホスト装置毎のデータ転送量を監視して、単位時間当たりの負荷値を算出して格納し、前記負荷値から実績性能値を算出し、前記割当性能値と前記実績性能値を比較して、前記割当性能値を前記実績性能値が超えている場合は、該当する前記ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を増加し、前記割当性能値より前記実績性能値が小さい場合は、該当する前記各ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を削減して、前記負荷調整待ち時間記憶手段に格納し、前記格納された待ち時間に基づいて前記各ホスト装置からのコマンドの実行タイミングを調整する処理を、ディスクアレイ装置に行わせる。
本発明の第6のプログラムは、前記第4、または、第5のプログラムに於いて、前記ホスト装置毎のログインまたはログアウトしている状態を格納し、前記ホスト装置がログアウトしたことを検出した場合に、ログアウトした前記ホスト装置の割当性能値を、ログインしているホスト装置の割当性能値に分配する処理を、前記ディスクアレイ装置に行わせる。
本発明によれば、ホスト装置毎に異なる性能要件に対する性能割り当てを、他のホスト装置の負荷の影響を受けることなく、行うことが可能になる。その理由は、ホスト装置毎の性能割り当てを超える負荷を調整することができるようにしたためである。
次に、本発明について図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態は、ディスクアレイ装置110と、ホスト装置A130と、ホスト装置B131と、保守端末139とで構成されている。
ディスクアレイ装置110は、ホスト装置インターフェース部120、保守端末インターフェース部121、管理テーブル記憶部124、キャッシュメモリ125、ディスクインターフェース部126、制御部127、ディスク140を有している。
ホスト装置A130、ホスト装置B131、および、ホスト装置C132は、それぞれ、ホスト装置バスアダプタ133、ホスト装置バスアダプタ134、ホスト装置バスアダプタ135を有している。
図2は、管理テーブル記憶部124に格納された情報の構造を示す図であり、要求性能値200と、ログイン状態値201と、割当性能値202と、負荷値204と、負荷調整待ち時間205とが、ホスト装置毎に格納されている。
ログイン状態値201は、『1』の時、対応するホスト装置A130、ホスト装置B131、乃至は、ホスト装置C132がログイン状態であることを示し、『0』の時、対応するホスト装置A130、ホスト装置B131、乃至は、ホスト装置C132がログアウト状態であることを示している。
次に、図1〜図8を参照して、本発明の第1の実施の形態の動作について、具体的な実施例を示して詳細に説明する。本実施例では、図1に示すシステムが、図2に示す管理テーブル記憶部124の状態にある、運用中のある時点からの動作を説明する。
図2に示す管理テーブル記憶部124の要求性能値200は、あらかじめ保守端末インターフェース部121を介して保守端末139から設定された値が、制御部127によって格納されている。本実施例の前記ある時点の内容は、ホスト装置A130、ホスト装置B131、および、ホスト装置C132の要求性能値200として、それぞれ、『100Mb/s(Mb/sはメガバイト/秒を示す、以下同様。)』、『100Mb/s』、『200Mb/s』が設定され、格納されている。
図2に示す管理テーブル記憶部124のログイン状態値201は、ホスト装置インターフェース部120が検出したホスト装置毎のログイン状態を基に、制御部127が格納している。本実施例の前記ある時点の内容は、ホスト装置A130、ホスト装置B131、および、ホスト装置C132のログイン状態値201として、それぞれ、『1』、『1』、『1』が格納されている。
図2に示す管理テーブル記憶部124の割当性能値202は、制御部127が要求性能値200およびログイン状態値201に基づいて、格納している。格納動作の詳細は後述する。本実施例の前記ある時点の内容は、ホスト装置A130、ホスト装置B131、および、ホスト装置C132の割当性能値202として、それぞれ、『100Mb/s』、『100Mb/s』、『200Mb/s』が設定され、格納されている。
図2に示す管理テーブル記憶部124の負荷値204は、制御部127が、単位時間当たりの転送データ量を計数し、格納する。ここで、前記単位時間は、ディスクアレイ装110置におけるコマンドの処理(後述する図3のステップS300からS304の処理)が1回以上実行されると予測される時間であり、本実施の形態では、例えば1秒と定められているものとする。本実施例の前記ある時点の内容は、ホスト装置A130、ホスト装置B131、および、ホスト装置C132の負荷値204として、それぞれ、『110Mb』、『110Mb』、『180Mb』が、格納されている。
図2に示す管理テーブル記憶部124の負荷調整待ち時間205は、制御部127が割当性能値202および負荷値204に基づいて、格納している。格納動作の詳細は後述する。本実施例の前記ある時点の内容は、ホスト装置A130、ホスト装置B131、および、ホスト装置C132の負荷調整待ち時間205として、それぞれ、『10ms(msはミリ秒を示す、以下同様。)』、『0ms』、『10ms』が、格納されている。
図3は、ディスクアレイ装置110のコマンド実行時の動作を示すフローチャートである。以下では、ホスト装置A130が、20Mb/sのデータ転送を伴うコマンドを発行した場合の実施例を示す。
ホスト装置A130はホスト装置バスアダプタ133を介して、ディスクアレイ装置110に対してコマンドを発行する(ステップS300)。
ディスクアレイ装置110では、ホスト装置インターフェース部120がコマンドを受け取り、制御部127に渡す(ステップS301)。制御部127は、図2に示す管理テーブル記憶部124の負荷調整待ち時間205を待ち合わせる(ステップS302)。
待ち時間が経過すると、制御部127は、コマンド処理を実行する(ステップS303)。 コマンド処理では、制御部127は、ライトコマンドの場合はホスト装置A130に対してデータの送信を要求し、受信したデータはキャッシュメモリ125に格納し、ディスクインターフェース部126にディスク140への書き込みを指示する。また、制御部127は、リードコマンドの場合は、ディスクインターフェース部126に対しディスク140からの読み出しを指示し、読み出されたデータはキャッシュメモリ125を介しホスト装置A130へ送信される。
コマンド処理が終了すると、制御部127は、図2に示す管理テーブル記憶部124の負荷値204への加算が許可されている場合は、処理したデータ転送量を負荷値204に加算し、図2に示す管理テーブル記憶部124の負荷値204への加算が禁止されている場合は、処理したデータ転送量を負荷値204に加算しない(ステップS304)。これにより、図2に示す管理テーブル記憶部124のホスト装置A130の負荷値204は、『110Mb』が『130Mb』となる(図6参照)。
図4は、制御部127が、負荷値204を更新する動作を示すフローチャートである。
制御部127は、図2に示す管理テーブル記憶部124の負荷値204への加算を許可する(ステップS401)。そして、制御部127は、前記単位時間が経過するのを待つ(ステップS402)。尚、ステップS402の前記単位時間中において、図3、図5、および、図示しない他の処理は、動作することが可能である。そして、制御部127は、前記単位時間が経過すると、図2に示す管理テーブル記憶部124の負荷値204への加算を禁止する(ステップS403)。
次に、制御部127は、図2に示す管理テーブル記憶部124のログイン状態値201を参照して、ログインしているホスト装置A130、ホスト装置B131、または、ホスト装置C132を選定する(S404)。
次に、制御部127は、選定したホスト装置A130、ホスト装置B131、または、ホスト装置C132の図2に示す管理テーブル記憶部124の負荷値204を読み取って前記単位時間当たりの転送データ量を取得し、読み取ったホスト装置A130、ホスト装置B131、または、ホスト装置C132の図2に示す管理テーブル記憶部124の負荷値204を『0』にクリアする(ステップS405)。
次に、制御部127は、前記単位時間当たりの転送データ量である図2に示す管理テーブル記憶部124の負荷値204を被除数とし、前記単位時間を除数として除算を行い、実績性能値として1秒当たりの転送データ量を算出する(ステップS406)。
次に、制御部127は、前記実績性能値と図2に示す管理テーブル記憶部124の割当性能値202とを比較する(ステップS407)。制御部127は、前記実績性能値が割当性能値202を超えている場合は、負荷を処理しすぎているため、図2に示す管理テーブル記憶部124の負荷調整待ち時間205を『10ms』加算する(ステップS408)。制御部127は、前記実績性能値が割当性能値202以下の場合は、割当性能値202に余裕があるため、図2に示す管理テーブル記憶部124の負荷調整待ち時間205を『10ms』減算する。減算した結果が負になる場合は、『0ms』に更新する(ステップS409)。制御部127は、ステップS404、ステップS405、ステップS406、ステップS407、ステップS408、ステップS409の処理を全てのログインしているホスト装置A130、ホスト装置B131、および、ホスト装置C132について実行する(ステップS410)。
本動作は、ディスクアレイ装置110が正常に運転している状態において、前記単位時間毎に、常に繰り返し、負荷調整待ち時間205を逐次更新する。
図2に示す管理テーブル記憶部124の状態が、前記単位時間の経過後、即ち、ステップS403が終わった時点のものであるとすると、ステップS404、ステップS405、ステップS406、ステップS407、ステップS408、ステップS409の処理により、ホスト装置A130の負荷調整待ち時間205は、『10ms』に『10ms』を加算して、『20ms』になる。また、ホスト装置B131の負荷調整待ち時間205は、『0ms』に『10ms』を加算して、『10ms』になる。また、ホスト装置C132の負荷調整待ち時間205は、『10ms』から『10ms』を減算して、『0ms』になる(図7参照)。
図5は、制御部127が、ホスト装置のログイン状態を管理する動作を示すフローチャートである。
ホスト装置インターフェース部120はホスト装置のログインもしくはログアウト事象を検出すると、これを制御部127に通知する(ステップS501)。
制御部127は、ログインの通知を受けた場合は、図2に示す管理テーブル記憶部124の事象が発生したホスト装置A130、ホスト装置B131、または、ホスト装置C132のログイン状態値201を『1』に更新する(ステップS504)。制御部127は、ログアウトの通知を受けた場合は、図2に示す管理テーブル記憶部124の事象が発生したホスト装置A130、ホスト装置B131、または、ホスト装置C132のログイン状態値201を『0』に更新し、割当性能値202を『0』に更新する(ステップS503)。
次に、制御部127は、全てのログインしているホスト装置A130、ホスト装置B131、および、ホスト装置C132の要求性能値200を割当性能値202にコピーする(ステップS505)。
次に、制御部127は、図示しない手段で格納されているディスクアレイ装置110の最大転送能力から、全てのホスト装置A130、ホスト装置B131、および、ホスト装置C132の割当性能値202を合計した値を減算し、余剰転送能力を算出する。制御部127は、余剰転送能力を、ログインしているホスト装置A130、ホスト装置B131、および、ホスト装置C132に、あらかじめ定められたルールにより分配し、割当性能値202を更新する(ステップS506)。
図2に示す管理テーブル記憶部124の状態において、ホスト装置A130のログアウトが発生した場合の実施例を示す。尚、本実施例では、余剰能力分配のルールは図示しない手段により、『均等に分配する。』と定められているものとする。
制御部127は、ホスト装置A130のログイン状態値201を『1』から『0』に更新し、割当性能値202を『100Mb/s』から『0Mb/s』に更新する。制御部127は、ホスト装置B131およびホスト装置C132の割当性能値202として、それぞれの要求性能値200から、『100Mb/s』、『200Mb/s』をコピーする。本実施例のディスクアレイ装置110の最大転送能力は図示しない手段で『400Mb/s』と設定されている。制御部127は、割当性能値202の合計と前記最大転送能力とから余剰転送能力として『100Mb/s』を算出する。そして、制御部127は、余剰転送能力をホスト装置B131およびホスト装置C132に『50Mb/s』ずつ分配し、ホスト装置B131およびホスト装置C132の割当性能値202を、それぞれ、『150Mb/s』、『250Mb/s』に更新する(図8参照)。
本発明の第1の実施の形態によれば、ホスト装置毎の要求性能値200をあらかじめ保守端末139から設定し、ホスト装置毎の要求性能値200に基づく割当性能値202と負荷値204に基づく前記実績性能値から負荷調整待ち時間205を算出して、ホスト装置毎の性能割り当てを超える負荷を調整することができるようにしたことにより、ホスト装置側に特別な仕組みを必要とすることなく、ホスト装置毎に異なる性能要件に対する性能割り当てを、他のホスト装置の負荷の影響を受けることなく行うことが可能になるという効果を有している。
また、本発明の第1の実施の形態によれば、ホスト装置のログイン状況を監視し、ログインしていないホスト装置の要求性能値200の分を、ログインしているホスト装置に分配するようにしたことにより、ログインしていないホスト装置に割り当てられた性能分を無駄にすることなく有効に活用できることが可能になるという効果を有している。
次に本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図9は、本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。本発明の第2の実施の形態においては、本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である図1にあった保守端末139、および、ディスクアレイ装置110内の保守端末インターフェース部121が無いことが、本発明の第1の実施の形態と異なる。
次に、図1〜図12を参照して、本発明の第2の実施の形態の動作について、具体的な実施例を示して詳細に説明する。本実施例では、第1の実施の形態と異なる動作について説明する。本実施例では、図9に示すシステムが、図11に示す管理テーブル記憶部124の状態にある、運用中のある時点からの動作を説明する。
図11に示す管理テーブル記憶部124の要求性能値200に設定される値は、ホスト装置A130、ホスト装置B131、乃至、ホスト装置C132から、ホスト装置バスアダプタ133を介してディスクアレイ装置110に対し、ログイン時の制御情報の一部として通知される。ディスクアレイ装置110は、ホスト装置インターフェース部120でログイン時の前記制御情報を受け取り、制御部127に渡す。制御部127は、制御情報を解析して、図11に示す管理テーブル記憶部124に要求性能値200を設定する。前記ある時点の図11に示す管理テーブル記憶部124の内容は、ホスト装置B131、ホスト装置C132の要求性能値200として、それぞれ、『100Mb/s』、『200Mb/s』が設定され、格納されている。ホスト装置A130の要求性能値200は、ホスト装置A130がログインされていないため、『0Mb/s』が格納されている。
図10は、本発明の第2の実施の形態の動作における、制御部127が、ホスト装置A130、ホスト装置B131、および、ホスト装置C132のログイン状態を管理する動作を示すフローチャートである。
本発明の第2の実施の形態の動作では、制御部127は、ログインの通知を受けた場合は、図9に示す管理テーブル記憶部124の事象が発生したホスト装置A130、ホスト装置B131、または、ホスト装置C132の要求性能値200を設定する点が、本発明の第1の実施の形態の動作と異なっている(ステップS514)。
図11に示す管理テーブル記憶部124の状態において、ホスト装置A130のログインが発生した場合の実施例を示す。
制御部127は、ホスト装置A130のログイン状態値201を『0』から『1』に更新し、要求性能値200を『0Mb/s』から『100Mb/s』に更新する。
制御部127は、ホスト装置A130と、ホスト装置B131と、ホスト装置C132の割当性能値202として、それぞれの要求性能値200から、『100Mb/s』、『100Mb/s』、『200Mb/s』をコピーする。本実施例のディスクアレイ装置110の最大転送能力は図示しない手段で『400Mb/s』と設定されている。制御部127は、割当性能値202の合計と前記最大転送能力とから、余剰転送能力を算出する。本実施例の場合は、余剰転送能力は『0Mb/s』が算出されるため、性能値は分配されない。(図12参照)
尚、要求性能値200に設定する値は、ログイン時の制御情報ではなく、専用の制御コマンドを設けても良いし、他のコマンドの制御情報の一部に設けても良い。
本発明の第2の実施の形態によれば、ホスト装置A130、ホスト装置B131、および、ホスト装置C132の要求性能値200を、それぞれホスト装置A130、ホスト装置B131、および、ホスト装置C132からの制御情報によって設定するようにしたことにより、図1に示す保守端末139から設定する必要が無くなり、図1に示す保守端末139、および、図1に示す保守端末インターフェース部121が必要なくなるという効果を有している。
次に本発明の第3の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
第3の実施の形態では、図1に示すブロック図の構成のディスクアレイ装置110と、ディスクアレイ装置110に処理を行わせる図示しないプログラムを有する。
前記プログラムは、本発明の第1、第2の実施の形態において図3、図4、図5、および、図10のフローチャートを用いて説明した機能を実現する。
前記プログラムは、図示しない記憶手段に格納され、制御部127に読み込まれ、実行され、ディスクアレイ装置110の動作を制御する。ディスクアレイ装置110は前記プログラムの制御により第1、第2の実施の形態におけるディスクアレイ装置110の処理と同一の処理を実行する。
本発明の第3の実施の形態によれば、ハードウェアとソフトウェアとの協働により処理を実行するので、実現が容易であるという効果を持つ。
ディスクアレイ装置を利用した放送映像向けシステムにおいては、オンライン放送業務用として高スループット性能がディスクアレイ装置に要求されるが、同時に要求性能の低い編集業務もオンライン放送中に行う必要があるために、オンライン用と編集用のホスト装置が1つのディスクアレイ装置に接続されることがある。このようなシステム構成の場合に双方の要求を満たす制御に適用できる。
本発明の第1実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第1および第2の実施の形態における管理テーブル記憶部の構造を示す図である。 本発明の第1および第2の実施の形態におけるディスクアレイ装置のコマンド実行時の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1および第2の実施の形態における負荷調整待ち時間を更新する動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態におけるホスト装置のログイン、ログアウト時の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1および第2の実施の形態におけるコマンド実行後の管理テーブル記憶部の状態の例を示す図である。 本発明の第1および第2の実施の形態における負荷調整待ち時間更新後の管理テーブル記憶部の状態の例を示す図である。 本発明の第1および第2の実施の形態におけるホスト装置がログアウトした場合の管理テーブル記憶部の状態の例を示す図である。 本発明の第2実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態におけるホスト装置のログイン、ログアウト時の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における通常状態の管理テーブル記憶部の状態の例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるホスト装置がログインした場合の管理テーブル記憶部の状態の例を示す図である。
符号の説明
110 ディスクアレイ装置
120 ホスト装置インターフェース部
121 保守端末インターフェース部
124 管理テーブル記憶部
125 キャッシュメモリ
126 ディスクインターフェース部
127 制御部
130 ホスト装置A
131 ホスト装置B
132 ホスト装置C
133 ホスト装置バスアダプタ
134 ホスト装置バスアダプタ
135 ホスト装置バスアダプタ
139 保守端末
140 ディスク
200 要求性能値
201 ログイン状態値
202 割当性能値
204 負荷値
205 負荷調整待ち時間

Claims (18)

  1. ホスト装置毎に性能値を割り当てる手段と、前記ホスト装置毎の実績性能値を算出する手段と、前記性能値および前記実績性能値に基づき、前記各ホスト装置からのコマンドの実行タイミングを調整する手段とを有することを特徴とするディスクアレイ装置システム。
  2. ホスト装置毎の要求性能値を通知する手段と、前記要求性能値から割当性能値を算出する手段と、前記ホスト装置毎のデータ転送量を監視して実績性能値を算出する手段と、前記割当性能値を前記実績性能値が超えている場合は該当する前記ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を増加し、前記割当性能値より前記実績性能値が小さい場合は該当する前記ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を削減する手段とを有することを特徴とするディスクアレイ装置システム。
  3. 前記ホスト装置がログインされていない場合は前記割当性能を無くし、前記ログインされていない前記ホスト装置分の前記割当性能値を、ログインしている前記ホスト装置に分配する手段を有することを特徴とする請求項2記載のディスクアレイ装置システム。
  4. 保守端末手段は、入力された各ホスト装置の要求性能値をディスクアレイ装置に送信する手段を有し、前記ディスクアレイ装置は、各前記ホスト装置と通信をするためのホスト装置インターフェース手段と、前記保守端末手段と通信をするための保守端末インターフェース手段と、前記要求性能値を前記ホスト装置毎に記憶する要求性能値記憶手段と、前記ホスト装置毎に割り当てる性能を記憶する割当性能値記憶手段と、前記ホスト装置毎の単位時間当たりの負荷値を記憶する負荷値記憶手段と、前記ホスト装置毎に負荷を調整するための待ち時間を記憶する負荷調整待ち時間記憶手段と、受信した要求性能値を前記要求性能値記憶手段に格納する手段と、割当性能値を算出し、前記割当性能値記憶手段に格納する手段と、前記ホスト装置毎のデータ転送量を監視して負荷値を算出し、前記負荷値記憶手段に格納する手段と、前記負荷値から実績性能値を算出する手段と、前記割当性能値と前記実績性能値を比較して、前記割当性能値を前記実績性能値が超えている場合は、該当する前記ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を増加し、前記割当性能値より前記実績性能値が小さい場合は、該当する前記各ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を削減して、前記負荷調整待ち時間記憶手段に格納する手段と、前記負荷調整待ち時間記憶手段に格納された内容に基づいて前記各ホスト装置からのコマンドの実行タイミングを調整する手段とを有することを特徴とするディスクアレイ装置システム。
  5. ホスト装置は、要求性能値をディスクアレイ装置に送信する手段を有し、前記ディスクアレイ装置は、各前記ホスト装置と通信をするためのホスト装置インターフェース手段と、前記要求性能値を前記ホスト装置毎に記憶する要求性能値記憶手段と、前記ホスト装置毎に割り当てる性能を記憶する割当性能値記憶手段と、前記ホスト装置毎の単位時間当たりの負荷値を記憶する負荷値記憶手段と、前記ホスト装置毎に負荷を調整するための待ち時間を記憶する負荷調整待ち時間記憶手段と、受信した要求性能値を前記要求性能値記憶手段に格納する手段と、割当性能値を算出し、前記割当性能値記憶手段に格納する手段と、前記ホスト装置毎のデータ転送量を監視して負荷値を算出し、前記負荷値記憶手段に格納する手段と、前記負荷値から実績性能値を算出する手段と、前記割当性能値と前記実績性能値を比較して、前記割当性能値を前記実績性能値が超えている場合は、該当する前記ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を増加し、前記割当性能値より前記実績性能値が小さい場合は、該当する前記各ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を削減して、前記負荷調整待ち時間記憶手段に格納する手段と、前記負荷調整待ち時間記憶手段に格納された内容に基づいて前記各ホスト装置からのコマンドの実行タイミングを調整する手段とを有することを特徴とするディスクアレイ装置システム。
  6. 前記ディスクアレイ装置は、前記ホスト装置毎のログイン状態を記憶するログイン状態値記憶手段を有し、前記制御手段は、検出したログイン状態値を前記ログイン状態値記憶手段に格納する手段と、前記ホスト装置がログアウトしたことを検出した場合に、ログアウトした前記ホスト装置の割当性能値を、ログインしているホスト装置の割当性能値に分配することを特徴とする請求項4、または、請求項5記載のディスクアレイ装置システム。
  7. ホスト装置毎に性能値を割り当て、前記ホスト装置毎の実績性能値を算出し、前記性能値および前記実績性能値に基づき、前記各ホスト装置からのコマンドの実行タイミングを調整することを特徴とするディスクアレイ装置制御方法。
  8. ホスト装置毎の要求性能値を通知し、前記要求性能値から割当性能値を算出し、前記ホスト装置毎のデータ転送量を監視して実績性能値を算出し、前記割当性能値を前記実績性能値が超えている場合は該当する前記各ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を増加し、前記割当性能値より前記実績性能値が小さい場合は該当する前記各ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を削減することを特徴とするディスクアレイ装置制御方法。
  9. 前記ホスト装置がログインされていない場合は前記割当性能を無くし、前記ログインされていない前記ホスト装置分の前記割当性能値を、ログインしている前記ホスト装置に分配することを特徴とする請求項8記載のディスクアレイ装置制御方法。
  10. 保守端末手段は入力された各ホスト装置の要求性能値をディスクアレイ装置に送信し、前記ディスクアレイ装置は、各前記ホスト装置と通信し、前記保守端末手段と通信し、前記要求性能値を前記ホスト装置毎に受信して格納し、前記ホスト装置毎に割り当てる性能を算出して格納し、前記ホスト装置毎のデータ転送量を監視して、単位時間当たりの負荷値を算出して格納し、前記負荷値から実績性能値を算出し、前記割当性能値と前記実績性能値を比較して、前記割当性能値を前記実績性能値が超えている場合は、該当する前記ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を増加し、前記割当性能値より前記実績性能値が小さい場合は、該当する前記各ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を削減して、前記負荷調整待ち時間記憶手段に格納し、前記格納された待ち時間に基づいて前記各ホスト装置からのコマンドの実行タイミングを調整することを特徴とするディスクアレイ装置制御方法。
  11. 各ホスト装置はディスクアレイ装置に要求性能値を送信し、前記ディスクアレイ装置は、各前記ホスト装置と通信し、前記要求性能値を前記ホスト装置毎に受信して格納し、前記ホスト装置毎に割り当てる性能を算出して格納し、前記ホスト装置毎のデータ転送量を監視して、単位時間当たりの負荷値を算出して格納し、前記負荷値から実績性能値を算出し、前記割当性能値と前記実績性能値を比較して、前記割当性能値を前記実績性能値が超えている場合は、該当する前記ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を増加し、前記割当性能値より前記実績性能値が小さい場合は、該当する前記各ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を削減して、前記負荷調整待ち時間記憶手段に格納し、前記格納された待ち時間に基づいて前記各ホスト装置からのコマンドの実行タイミングを調整することを特徴とするディスクアレイ装置制御方法。
  12. 前記ディスクアレイ装置は、前記ホスト装置毎のログインまたはログアウトしている状態を格納し、前記ホスト装置がログアウトしたことを検出した場合に、ログアウトした前記ホスト装置の割当性能値を、ログインしているホスト装置の割当性能値に分配することを特徴とする請求項10、または、請求項11記載のディスクアレイ装置制御方法。
  13. ホスト装置毎に性能値を割り当て、前記ホスト装置毎の実績性能値を算出し、前記性能値および前記実績性能値に基づき、前記各ホスト装置からのコマンドの実行タイミングを調整する処理を、ディスクアレイ装置に行わせることを特徴とするプログラム。
  14. ホスト装置毎の要求性能値を通知し、前記要求性能値から割当性能値を算出し、前記ホスト装置毎のデータ転送量を監視して実績性能値を算出し、前記割当性能値を前記実績性能値が超えている場合は該当する前記各ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を増加し、前記割当性能値より前記実績性能値が小さい場合は該当する前記各ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を削減する処理を、ディスクアレイ装置に行わせることを特徴とするプログラム。
  15. 前記ホスト装置がログインされていない場合は前記割当性能を無くし、前記ログインされていない前記ホスト装置分の前記割当性能値を、ログインしている前記ホスト装置に分配する処理を、前記ディスクアレイ装置に行わせることを特徴とする請求項14記載のプログラム。
  16. 保守端末手段と通信し、要求性能値をホスト装置毎に受信して格納し、前記ホスト装置毎に割り当てる性能を算出して格納し、前記ホスト装置毎のデータ転送量を監視して、単位時間当たりの負荷値を算出して格納し、前記負荷値から実績性能値を算出し、前記割当性能値と前記実績性能値を比較して、前記割当性能値を前記実績性能値が超えている場合は、該当する前記ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を増加し、前記割当性能値より前記実績性能値が小さい場合は、該当する前記各ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を削減して、前記負荷調整待ち時間記憶手段に格納し、前記格納された待ち時間に基づいて前記各ホスト装置からのコマンドの実行タイミングを調整する処理を、ディスクアレイ装置に行わせることを特徴とするプログラム。
  17. 各ホスト装置と通信し、要求性能値を前記ホスト装置毎に受信して格納し、前記ホスト装置毎に割り当てる性能を算出して格納し、前記ホスト装置毎のデータ転送量を監視して、単位時間当たりの負荷値を算出して格納し、前記負荷値から実績性能値を算出し、前記割当性能値と前記実績性能値を比較して、前記割当性能値を前記実績性能値が超えている場合は、該当する前記ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を増加し、前記割当性能値より前記実績性能値が小さい場合は、該当する前記各ホスト装置から受信したコマンドの実行待ち時間を削減して、前記負荷調整待ち時間記憶手段に格納し、前記格納された待ち時間に基づいて前記各ホスト装置からのコマンドの実行タイミングを調整する処理を、ディスクアレイ装置に行わせることを特徴とするプログラム。
  18. 前記ホスト装置毎のログインまたはログアウトしている状態を格納し、前記ホスト装置がログアウトしたことを検出した場合に、ログアウトした前記ホスト装置の割当性能値を、ログインしているホスト装置の割当性能値に分配する処理を、前記ディスクアレイ装置に行わせることを特徴とする請求項16、または、請求項17記載のプログラム。
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