JP2008129058A - 画像表示装置のフレーム部材、画像表示装置のフレーム、およびそれらを備えた画像表示装置。 - Google Patents

画像表示装置のフレーム部材、画像表示装置のフレーム、およびそれらを備えた画像表示装置。 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、軽量で充分な機械的強度を有し、生産性が高い画像表示装置のフレーム部材、画像表示装置のフレーム、およびそれらを備えた画像表示装置を提供する。
【解決手段】画像表示装置の長手方向に延在するフレーム部材であって、対向する一対の平面部と、前記平面部間に設けられ前記一対の平面部を接続するリブと、前記一対の平面部の長手方向に略垂直な方向の端部のいずれか一方に設けられ、隣接する他のフレーム部材と連結可能な連結部と、前記端部のいずれか他方に設けられ、前記平面部に対して垂直な方向にみた厚みが前記一対の平面部の間隔よりも大なる中空状の枠体部と、を備えたことを特徴とする画像表示装置のフレーム部材が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、フレーム部材に係り、特に、画像表示装置の表示パネルを支持、補強するフレーム部材、フレーム、およびそれらを備えた画像表示装置に関する。
近年、液晶表示装置に代表される種々の平面型画像表示装置に用いられる表示パネルが大型化してきており、表示パネル部分の強度の低下などが問題となっている。
そのため、表示パネルの背面側に、表示パネルを支持、補強するフレームを設ける技術が提案されている。このようなフレームとしては、表示パネルとほぼ同寸法の金属製の平板を表示パネルの背面側に貼り付けたものや、矩形枠状の金属フレームを表示パネルの背面側の外周縁部に沿って固定したものなどがある(例えば、特許文献1および2)。
しかし、表示パネルとほぼ同寸法の金属製の平板を表示パネルの背面側に貼り付けたものの場合、強度上の必要性からフレーム寸法が厚く、また、重くもなるので、薄型化や軽量化などの要求を満足することができなかった。また、重量等が増加する割合に比べて、画像表示装置の強度が向上する割合も低いものとなっていた。
矩形枠状の金属フレームを表示パネルの背面側の外周縁部に沿って固定したものの場合においても、画像表示装置中央部の強度を充分に上げることができず、画像表示装置の落下などによる外的負荷が作用した場合に、画像表示装置の中央部分に歪や破損が生じやすかった。また、矩形枠状の金属フレームのみでは、ねじれに対する強度を維持することも困難であった。
特開2000−10493号公報 特開平11−146305号公報
本発明は、軽量で充分な機械的強度を有し、生産性が高い画像表示装置のフレーム部材、画像表示装置のフレーム、およびそれらを備えた画像表示装置を提供する。
本発明の一態様によれば、
画像表示装置の長手方向に延在するフレーム部材であって、対向する一対の平面部と、前記平面部間に設けられ前記一対の平面部を接続するリブと、前記一対の平面部の長手方向に略垂直な方向の端部のいずれか一方に設けられ、隣接する他のフレーム部材と連結可能な連結部と、前記端部のいずれか他方に設けられ、前記平面部に対して垂直な方向にみた厚みが前記一対の平面部の間隔よりも大なる中空状の枠体部と、を備えたことを特徴とする画像表示装置のフレーム部材が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、画像表示装置長手方向に延在するフレーム部材であって、対向する一対の平面部と、前記平面部間に設けられ前記一対の平面部を接続するリブと、前記一対の平面部の長手方向に略垂直な方向の端部にそれぞれ設けられ、隣接する他のフレーム部材と連結可能な連結部と、を備えたことを特徴とする画像表示装置のフレーム部材が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、画像表示装置の長手方向に延在する上部フレーム部材と、前記画像表示装置前記長手方向に延在する下部フレーム部材と、前記上部フレーム部材と前記下部フレーム部材との間において前記長手方向に延在する少なくともひとつのミドルフレーム部材と、を備え、
前記上部フレーム部材は、対向する一対の平面部と、前記平面部間に設けられ前記一対の平面部を接続するリブと、前記一対の平面部の長手方向に略垂直な方向の端部のいずれか一方に設けられ、隣接する他のフレーム部材と連結可能な連結部と、前記端部のいずれか他方に設けられ、前記平面部に対して垂直な方向にみた厚みが前記一対の平面部の間隔よりも大なる中空状の枠体部と、を有し、
前記下部フレーム部材は、対向する一対の平面部と、前記平面部間に設けられ前記一対の平面部を接続するリブと、前記一対の平面部の長手方向に略垂直な方向の端部のいずれか一方に設けられ、隣接する他のフレーム部材と連結可能な連結部と、前記端部のいずれか他方に設けられ、前記平面部に対して垂直な方向にみた厚みが前記一対の平面部の間隔よりも大なる中空状の枠体部と、を有し、
前記ミドルフレーム部材は、対向する一対の平面部と、前記平面部間に設けられ前記一対の平面部を接続するリブと、前記一対の平面部の長手方向に略垂直な方向の端部にそれぞれ設けられ、隣接する他のフレーム部材と連結可能な連結部と、 を有し、
前記上部フレーム部材の前記連結部は、これに隣接する前記ミドルフレーム部材のの前記連結部と連結され、前記下部フレーム部材の前記連結部は、これに隣接する前記ミドルフレーム部材の前記連結部と連結されてなることを特徴とする画像表示装置のフレームが提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、上記の画像表示装置のフレームと、前記画像表示装置のフレームに支持された表示パネルと、を備えたことを特徴とする画像表示装置が提供される。
本発明によれば、軽量で充分な機械的強度を有し、生産性が高い画像表示装置のフレーム部材、画像表示装置のフレーム、およびそれらを備えた画像表示装置が提供される。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明をする。
図1は、本発明の実施形態に係るフレームを説明するための模式図である。
図1に示すように、フレーム1は、フレーム部材としての上部フレーム2と、ミドルフレーム3と、下部フレーム4と、サイドフレーム5と、サポートフレーム6と、を備えている。なお、図1は、画像表示装置の画像表示面の反対側から眺めた構造を表す。すなわち、ガラスなどを用いて形成される表示部(図8参照)は、図1において図示されない裏側に設けられる。
図2は、本発明の実施形態に係るフレーム部材を説明するための模式断面図である。
図2(a)は、図1におけるX−X方向から見たときの上部フレーム2の模式断面図である。上部フレーム2は、対向する一対の平面部2a、2bと、平面部2a、2b間に設けられたリブ2cと、リブ2cにより仕切られた中空部2dと、長手方向に略垂直な方向の端部の一方に設けられた連結部2eと、他方の端面に設けられた中空断面を有する枠体部2fと、を備えている。
図2(b)は、図1におけるX−X方向から見たときのミドルフレーム3の模式断面図である。ミドルフレーム3は、対向する一対の平面部3a、3bと、平面部3a、3b間に設けられたリブ3cと、リブ3cにより仕切られた中空部3dと、長手方向に略垂直な方向の端部に設けられた連結部3e、3eと、を備えている。尚、表示パネルの大きさによっては、ミドルフレーム3は必ずしも必要とはならない。その場合は、上部フレーム2と下部フレーム4とを直接連結すればよい。
図2(c)は、図1におけるX−X方向から見たときの下部フレーム4の模式断面図である。下部フレーム4は、対向する一対の平面部4a、4bと、平面部4a、4b間に設けられたリブ4cと、リブ4cにより仕切られた中空部4dと、長手方向に略垂直な方向の端部の一方の端面に設けられた連結部4eと、他方の端面に設けられた中空断面を有する枠体部4fと、を備えている。
図2(d)は、図1におけるY−Y方向から見たときのサイドフレーム5の模式断面図である。サイドフレーム5は、平面部5aと、平面部5aの一方の主面上に設けられた中空断面を有する枠体部5fと、平面部5aの他方の主面側に設けられた端部5gと、を備えている。サイドフレーム5は、ミドルフレーム3とねじやリベットなどで連結させることにより、フレーム1全体の強度を増加させる役割をはたす。この時、枠体部5fの存在によりその曲げ強度を大幅に増加させることができる。尚、表示パネルの大きさによっては、ミドルフレーム3自体の強度で表示パネルを支持し得るので、サイドフレーム5は必ずしも必要とはならない。
図2(e)は、図1におけるY−Y方向から見たときのサポートフレーム6の模式断面図である。サポートフレーム6は、平面部(第1の部分)6aと、平面部6aの一方の主面側から他方の主面側に突出するように設けられた凸部(第2の部分)6hと、を備えている。サポートフレーム6は、ミドルフレーム3とねじやリベットなどで連結させることにより、フレーム1全体の強度を増加させる役割をはたす。この時、凸部6hの存在によりその曲げ強度を大幅に増加させることができる。また、凸部6hのスペースを配線スペースとして利用することもできる。尚、表示パネルの大きさによっては、ミドルフレーム3自体の強度で表示パネルを支持し得るので、サポートフレーム6は必ずしも必要とはならない。また、その数や設ける位置なども、図1に例示したものには限られない。
図2(a)、(b)、(c)に示すリブ2c、リブ3c、リブ4cは、それぞれの平面部に略垂直に設けられているが、これに限定されるわけではなく、平面部に対して所定の角度をもって設けられるようにしても良い。また、その数や厚み寸法なども、それぞれの平面部が必要とする強度に合わせて適宜変更することができる。
このようなリブ2c、リブ3c、リブ4cは、上部フレーム2、ミドルフレーム3、下部フレーム4が外的負荷に対して変形を起こさないようにするためのものであるが、表示パネルなどが発生する熱を対向する平面部などに伝えて放熱させる役割をもはたす。そのため、フレーム1の設計段階において、リブ2c、リブ3c、リブ4cの配置、間隔などを適宜に設定することで、表示パネルや駆動回路などから発生する熱の放熱性を充分なものとすることもできる。
図2(a)、(b)、(c)に示す中空部2d、中空部3d、中空部4dは、軽量化のみならず、表示パネルなどが発生する熱を空気の対流により放熱させる役割をも有している。また、中空部2d、中空部3d、中空部4dを配線スペースに利用することもできる。
そして、平面部に部品などをねじ止めやリベット止めなどする際には、中空部2d、中空部3d、中空部4dが存在することにより、対向する平面部側に特別な加工や逃げ部分を設ける必要がなくなる。そのため、新たな部品の取り付けなど多品種化に対する対応性にも優れ、製造時間やコストを大幅に削減することができる。
図2(a)、(c)、(d)に示す枠体部2f、枠体部4f、枠体部5fは、図1に示すように、連結時にフレーム1の外縁部を構成する。このように、フレーム1の外縁部に厚さ方向の寸法が大きい枠体部2f、枠体部4f、枠体部5fがあると、フレーム1全体の強度を著しく向上させることができる。
図3は、枠体部分を説明するための模式断面図である。
図3(a)、(b)に示すように、枠体部4f、枠体部5fには、基板P、基板Pを保持する基板保持部4i、基板保持部5iがそれぞれ設けられている。基板保持部4i、基板保持部5iには、断面形状がコの字型をした溝部がそれぞれ設けられている。これら溝部の内面寸法は、基板P、基板Pの取り付け取り外しが可能となるように、基板P、基板Pの厚さ寸法よりも若干大きくなっている。基板P、基板Pは、例えば、表示パネルの駆動回路基板や制御基板であり、一端を溝部に挿入後、他端をねじBなどで固定する。尚、断面形状がコの字型をした溝部は必ずしも必要ではなく、基板の両端をねじBなどで固定するようにしてもよい。
また、枠体部4f、枠体部5fの基板P、基板Pが設けられる部分には、基板P、基板Pの裏側との間にスペースができるように、延在する凹部4j、凹部5jが設けられている。この凹部4j、凹部5jにより基板P、基板Pから発生する熱の放熱が図れ、また、この凹部4j、凹部5jを配線スペースとして利用することもできる。
図3(a)に示すように、基板保持部4iの基板Pが設けられる部分の面は、平面部4bに対して傾斜するように設けられている。同様に、図3(b)に示すように、基板保持部5iの基板Pが設けられる部分は、平面部5aに対して傾斜するように設けられている。基板P、基板Pと表示パネルなどとは、例えば、フレキシブルプリント配線板などにより電気的に接続される。この時、基板P、基板Pが設けられる部分の面が傾斜しているため、平面部4b、平面部5a側に設けられる表示パネルなどとの配線作業が容易になる。そのため、製造時間やコストの大幅な削減をすることもできる。
尚、基板保持部が下部フレーム4の枠体部4fとサイドフレーム5の枠体部5fに設けられる場合を説明したが、これに限定されるわけではなく、上部フレーム2やサポートフレーム6などに設けられるようにすることもできる。
図3(b)に示すように、端部5gは、サイドフレーム5とミドルフレーム3の連結時に、端部5gにミドルフレーム3の端部を押し当てて連結位置を決める役割をはたす。この端部5gの存在により、連結作業が容易となるとともに、位置精度の良い連結をすることができる。サイドフレーム5とミドルフレーム3とは、ねじBやリベットなどで連結される。
図4は、上部フレーム2、ミドルフレーム3、下部フレーム4の連結を説明するための模式断面図である。 図4は、図1におけるX−X方向から見たときの模式断面図であり、上部フレーム2、ミドルフレーム3、下部フレーム4はそれぞれの連結部2e、連結部3e、3e、連結部4eを介して相互に連結されている。ここで、各連結部は、相互に連結ができるよう、いわゆる勝手違いとなるような形状をしている。そして、この連結により形成される平面Aには、画像表示装置に用いられる表示パネルが設けられる。尚、説明の便宜上、図1における連結を説明したが、これに限定されるわけではなく、表示パネルの大きさにより、ミドルフレーム3の数を適宜変更することができる。また、ミドルフレーム3を用いずに、上部フレーム2と下部フレーム4とを直接連結することもできる。また、ミドルフレーム3の幅方向寸法(長手方向に垂直な方向の寸法)を3つとも同じものとしているが、異なる寸法のものであってもよい。そのようにすれば、表示パネルの寸法が変更になった場合でも、ミドルフレーム3を適宜選択することにより、容易に対応をすることができる。
図5は、連結部を説明するための模式断面図である。
尚、説明の便宜上、上部フレーム2とミドルフレーム3との連結部を説明するが、隣接するミドルフレーム3同士の連結部、ミドルフレーム3と下部フレーム4との連結部、上部フレーム2と下部フレーム4との連結部も同様である。
図5(a)は、連結時の連結部の状態を説明するための模式図である。
図5(a)に示すように、連結部2e、連結部3eには、連結時に互いに当接する斜面8が設けられている。また、連結部2e、連結部3eが連結解除(分解)可能となるように、連結時にスペース9とスペース10が設けられるようになっており、スペース9のほぼ中央には円弧部9aが形成されるようになっている。
連結をする際には、円弧部9aの直径寸法よりわずかに大きい直径寸法を有するピン(図示しない)を、円弧部9a内に挿入する。図示しないピンを挿入することにより、上部フレーム2とミドルフレーム3には、互いを離隔させるような方向に力が作用し、傾斜面8同士を強固に当接させるので、このとき発生する摩擦力により上部フレーム2とミドルフレーム3が連結されることになる。また、この際、傾斜面8に誘導されて、上部フレーム2とミドルフレーム3が相互に適正な位置となる。尚、図示しないピンは、中実のものには限定されず、例えば、スプリングピンのようにピンの直径方向に弾性力が付与できるものであっても良い。また、図5では、互いを離隔させるような方向に力を作用させて傾斜面8同士を強固に当接させたが、傾斜面の方向などを変更して、互いを近接させるような方向に力を作用させた場合に傾斜面同士が当接するようにしたものであってもよい。
図5(b)は連結解除時の連結部の状態を説明するための模式図である。
図5(b)に示すように、円弧部9a内に図示しないピンが挿入されていない状態(ピンを取り外した状態)で、スペース9、スペース10が減少する方向(上部フレーム2とミドルフレーム3を互いに近接させる方向)に上部フレーム2、または、ミドルフレーム3を移動させると、傾斜面8同士の当接が解除される。その後、図4(b)に示す矢印方向に上部フレーム2、ミドルフレーム3を移動させることにより、連結解除(分解)が行われる。尚、この時、図4(b)の紙面厚み方向に上部フレーム2、ミドルフレーム3を移動させることにより、連結解除(分解)を行うようにしてもよい。
以上、説明したように、本実施の形態においては、ピン(図示しない)を円弧部9内に挿入、取り外しするだけで、上部フレーム2、ミドルフレーム3、下部フレーム4の連結と連結解除(分解)を簡単に行うことができる。そのため、例えば、フレーム部材同士をねじやリベットで連結した場合と比べて、ねじ加工や孔加工の必要がなく製造時間やコストを大幅に削減することができる。
また、ミドルフレーム3の連結個数や幅寸法を適宜選択することで連結時の寸法を変えて、種々のサイズの表示パネルに対応することもできる。
また、上部フレーム2、ミドルフレーム3、下部フレーム4は、その延在方向の端面付近で強固に連結されている。そのため、振動や衝撃などの外的負荷がかかった場合、端面付近以外の傾斜面8においてわずかなスベリが生じ、振動や衝撃などの外的負荷を熱エネルギーや音などに変換してある程度吸収することができる。この場合、フレーム部材を一体化したものや、フレーム部材同士を全面的にねじやリベットで連結した場合には、振動や衝撃などの外的負荷を表示パネルに直接伝えてしまうので故障や破損の原因となる。これに対し本実施の形態においては、振動や衝撃などの外的負荷をある程度吸収することができるので、故障や破損のリスクを軽減させることができる。
また、図1に示すように、表示パネルの長手方向とミドルフレーム3の延在方向(長さ方向)とが平行となるようにすれば、表示パネルの長手方向とミドルフレーム3の延在方向(長さ方向)とが垂直となる場合に比べて、ミドルフレーム3の必要個数が減り、その連結部分の数をも減らすことができる。連結部分の数を減らすことができれば、連結作業に伴う製造時間やコストを大幅に削減できる。また、表示パネルを取り付ける平面Aの平坦度も向上させることができるので、表示パネルの設置時に表示パネルに発生する応力をも大幅に軽減させることができる。
上部フレーム2、ミドルフレーム3、下部フレーム4、サイドフレーム5、サポートフレーム6は、アルミニウム合金などの押出成形などにより一体成形することができる。そのようにすれば、軽量、高強度、高生産性のみならず、熱伝導性にも優れた放熱用フレーム部材とすることもできる。尚、材質はアルミニウム、アルミニウム合金に限られず、マグネシウム合金、チタン合金などの軽量、高強度な金属とすることもできる。また、いわゆるエンジニアリングプラスチックと呼ばれる高強度な樹脂材料としても良い。樹脂材料を用いる場合には、カーボンなどを添加して帯電防止をするようにしたものを用いることが好ましい。
また、押出成形に限定されるわけではなく、引抜成形などでも良い。このような加工方法を採用すれば、上部フレーム2、ミドルフレーム3、下部フレーム4、サイドフレーム5、サポートフレーム6の延在方向を所定の寸法に切断することで、種々のサイズの表示パネルに対応することもできる。尚、一部を板金加工やダイキャスト加工として、ねじ止めやリベット止めなどでフレームを形成させることもできる。
図6は、従来のフレームの落下試験を説明するためのグラフ図である。
本落下試験は、シミュレーション試験であり、表示パネルを設ける側の面を上にしてフレームを自由落下させた場合の落下衝撃値を解析したものである。ここでは、50Gの加速度で床に衝突後、11msの間に発生する応力を解析することとした。
対象となる従来のフレームは、特許文献1の図8に開示されているアルミニウムプレートに、特許文献1の図7に開示されている金属部材をリベットで固着して補強したものである。
図6から分かるように、最大34.2MPaの応力が発生する領域が存在する。一般的には、表示パネルに加えられる力が30MPaを越えると、表示パネルが破損する虞が高くなるため、従来のフレーム構造では強度、衝撃吸収性とも不足していることが分かる。尚、図中の「対称軸」は、フレーム長手方向の中心線であり、シミュレーション結果はこの「対称軸」に対して線対称に現れると考えられるので、「対称軸」の手前側のみを解析することとした。
図7は、本実施の形態に係るフレームの落下試験を説明するためのグラフ図である。
本落下試験もシミュレーション試験の解析結果であり、表示パネルを設ける側の面を上にしてフレームを自由落下させた場合の落下衝撃値を解析したものである。ここでも、50Gの加速度で床に衝突後、11msの間に発生する応力を解析することとした。対象となるフレーム1は、図1に例示したものである。
図7から分かるように、発生する応力は最大でも7.1MPaと、従来の約1/5程度であり表示パネルが破損する虞はない。
図8は、本実施の形態にかかるフレームを備えた画像表示装置について説明をするための模式図である。
図8は、図1におけるX−X方向から見たときの画像表示装置Fの模式断面図であり、画像表示装置Fのフレーム1の平面A側には、表示パネルPが設けられている。表示パネルPは、接着や両面テープなどで平面A上に接着するようにして設けることができるが、これに限定されるわけではなく、ねじ止めやリベット止めなどの機械結合的な設置方法を用いることもできる。
本実施の形態においては、前述したフレーム1を表示パネルPの背面側に設けるようにしてあるため、軽量で高強度、衝撃吸収性、放熱性、生産性などにも優れた画像表示装置Fを得ることができる。
そのため、動作中における表示パネルPの温度を低下させることができ、また、外部からの振動をも吸収し得るので表示品位の向上や長寿命化を図ることができる。
ここで、表示パネルPの具体例を例示するものとすれば、液晶表示装置、プラズマディスプレイ装置、フィールドエミッションディスプレイ装置、表面伝導電子放出ディスプレイ装置などのいわゆるフラットパネルディスプレイ装置の表示パネルを挙げることができる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。
前述の具体例に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
例えば、上部フレーム2と、ミドルフレーム3と、下部フレーム4と、サイドフレーム5と、サポートフレーム6、およびこれらの各部分(例えば、リブや連結部など)の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる
また、前述した各具体例が備える各要素は、可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
本発明の実施形態に係るフレームを説明するための模式図である。 本発明の実施形態に係るフレーム部材を説明するための模式断面図である。 枠体部分を説明するための模式断面図である。 上部フレーム、ミドルフレーム、下部フレームの連結を説明するための模式断面図である。 連結部を説明するための模式断面図である。 従来のフレームの落下試験を説明するためのグラフ図である。 本実施の形態に係るフレームの落下試験を説明するためのグラフ図である。 本実施の形態にかかるフレームを備えた画像表示装置について説明をするための模式図である。
符号の説明
1 フレーム、2 上部フレーム、3 ミドルフレーム、4 下部フレーム、5 サイドフレーム、6 サポートフレーム、2a、2b、3a、3b、4a、4b 平面部、2c、3c、4c リブ、2d、3d、4d 中空部、2e、3e、3e、4e 連結部、2f、4f、5f 枠体部、4i、5i 基板保持部、F 画像表示装置

Claims (10)

  1. 画像表示装置の長手方向に延在するフレーム部材であって、
    対向する一対の平面部と、
    前記平面部間に設けられ前記一対の平面部を接続するリブと、
    前記一対の平面部の長手方向に略垂直な方向の端部のいずれか一方に設けられ、隣接する他のフレーム部材と連結可能な連結部と、
    前記端部のいずれか他方に設けられ、前記平面部に対して垂直な方向にみた厚みが前記一対の平面部の間隔よりも大なる中空状の枠体部と、
    を備えたことを特徴とする画像表示装置のフレーム部材。
  2. 前記枠体部には、前記画像表示装置に設けられる電気回路を形成した基板を保持可能な基板保持部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置のフレーム部材。
  3. 画像表示装置の長手方向に延在するフレーム部材であって、
    対向する一対の平面部と、
    前記平面部間に設けられ前記一対の平面部を接続するリブと、
    前記一対の平面部の長手方向に略垂直な方向の端部にそれぞれ設けられ、隣接する他のフレーム部材と連結可能な連結部と、
    を備えたことを特徴とする画像表示装置のフレーム部材。
  4. 前記フレーム部材は、アルミニウム合金の押出成形材からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像表示装置のフレーム部材。
  5. 画像表示装置の長手方向に延在する上部フレーム部材と、
    前記画像表示装置の前記長手方向に延在する下部フレーム部材と、
    前記上部フレーム部材と前記下部フレーム部材との間において前記長手方向に延在する少なくともひとつのミドルフレーム部材と、
    を備え、
    前記上部フレーム部材は、
    対向する一対の平面部と、
    前記平面部間に設けられ前記一対の平面部を接続するリブと、
    前記一対の平面部の長手方向に略垂直な方向の端部のいずれか一方に設けられ、隣接する他のフレーム部材と連結可能な連結部と、
    前記端部のいずれか他方に設けられ、前記平面部に対して垂直な方向にみた厚みが前記一対の平面部の間隔よりも大なる中空状の枠体部と、
    を有し、
    前記下部フレーム部材は、
    対向する一対の平面部と、
    前記平面部間に設けられ前記一対の平面部を接続するリブと、
    前記一対の平面部の長手方向に略垂直な方向の端部のいずれか一方に設けられ、隣接する他のフレーム部材と連結可能な連結部と、
    前記端部のいずれか他方に設けられ、前記平面部に対して垂直な方向にみた厚みが前記一対の平面部の間隔よりも大なる中空状の枠体部と、
    を有し、
    前記ミドルフレーム部材は、
    対向する一対の平面部と、
    前記平面部間に設けられ前記一対の平面部を接続するリブと、
    前記一対の平面部の長手方向に略垂直な方向の端部にそれぞれ設けられ、隣接する他のフレーム部材と連結可能な連結部と、
    を有し、
    前記上部フレーム部材の前記連結部は、これに隣接する前記ミドルフレーム部材の前記連結部と連結され、
    前記下部フレーム部材の前記連結部は、これに隣接する前記ミドルフレーム部材の前記連結部と連結されてなることを特徴とする画像表示装置のフレーム。
  6. 前記連結部により互いに連結された複数の前記ミドルフレーム部材を備えたことを特徴とする請求項5記載の画像表示装置のフレーム。
  7. 前記上部フレーム部材、前記ミドルフレーム部材及び前記下部フレーム部材の前記長手方向の両端にそれぞれ設けられた一対のサイドフレームをさらに備えたことを特徴とする請求項5または6に記載の画像表示装置のフレーム。
  8. 前記サイドフレームは、長手方向に延在する中空部を有することを特徴とする請求項7記載の画像表示装置のフレーム。
  9. 表示パネルとは反対側において、前記上部フレーム部材、前記ミドルフレーム部材及び前記下部フレーム部材の前記平面部の表面を長手方向に略垂直な方向に延在するサポートフレームをさらに備えたことを特徴とする請求項5〜8のいずれか1つに記載の画像表示装置のフレーム。
  10. 請求項5〜9のいずれか1つに記載の画像表示装置のフレームと、
    前記画像表示装置のフレームに支持された表示パネルと、
    を備えたことを特徴とする画像表示装置。

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KR20180007722A (ko) * 2016-07-13 2018-01-24 삼성디스플레이 주식회사 표시 장치

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