JP2008124814A - 録画システム - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影を中断することなく、撮影データを記録する。
【解決手段】ビデオカメラ500の記録媒体512のデータ格納可能な残り容量が所定容量以下である場合に、撮影動作において撮影回路部503から出力される撮影データを記録媒体512とデータ退避回路部505とに並行して格納しながら、データ退避回路部505からは逐次撮影データを読出し家庭用録画機600に無線転送し、記録媒体606に格納する。そして、記録媒体512の格納データのうち、転送し終えた撮影データを記録媒体512から消去する。
【選択図】図1
【解決手段】ビデオカメラ500の記録媒体512のデータ格納可能な残り容量が所定容量以下である場合に、撮影動作において撮影回路部503から出力される撮影データを記録媒体512とデータ退避回路部505とに並行して格納しながら、データ退避回路部505からは逐次撮影データを読出し家庭用録画機600に無線転送し、記録媒体606に格納する。そして、記録媒体512の格納データのうち、転送し終えた撮影データを記録媒体512から消去する。
【選択図】図1
Description
この発明は録画システムに関し、特に、外部のカメラで撮影したデータを無線により録画機器に転送し、録画機器の記録媒体に記録する録画システムに関する。
外部のカメラで撮影した映像を録画装置に転送して、録画装置の記録媒体に記録するためのさまざまな技術が提案されている。
たとえば、特許文献1では、電子カメラが開示される。電子カメラは、撮影された画像を電子カメラ内の記録媒体に記録し、外部のファイル保管装置と電子カメラとの間で無線通信が可能になると、記録媒体に記録されている画像がファイル保管装置に自動的に転送される。ファイルの転送中も撮影開始の指示を入力することができ、新たに撮影開始の指示を受けると無線通信を中断する。また、ファイル保管装置への転送が成功すると、その画像は記録媒体から削除される。
また、特許文献2の動画像蓄積装置では、外部のビデオカメラから動画像データが転送される。ビデオカメラ内の第1の記録媒体から動画像蓄積装置のHDD(Hard Disk)に動画データをダビングする際に、第1記録媒体とHDDにダビングした区間を示す複写情報を記憶させる。そして、この複写情報に基づいてHDDにダビングした動画データを第1の記録媒体から自動的に削除する。また、削除は第1の記録媒体の空き容量が所定値以下となった場合に行なわれる。
特開2003−264729号公報
特開2004−56396号公報
特許文献1は、電子カメラの記録媒体に記録されている画像を、無線通信を介してファイル保管装置に転送する構成を有するが、ファイル送信は、撮影を行なっていない期間に実施されるものである。したがって、ファイル送信と撮影とを並行して行なうことができないために、ファイル送信するために、撮影を一旦中断しなければならないという不都合がある。
また、特許文献2では、ビデオカメラ内の第1の記録媒体から動画蓄積装置のHDDに動画データをダビングし、ダビングが終えた第1の記録媒体の動画データを削除している。しかしながら、ビデオカメラの撮影中であっても、動画データを動画蓄積装置に転送するとの構成は有していないので、ダビングのための動画データの転送期間は、撮影が中断されるという不都合がある。
このように、従来技術の特許文献1および2の構成では、カメラで撮影中に、撮影したデータの転送を並行して行なうことができないために、ビデオカメラに搭載している記録媒体の残容量を気にしながらの撮影とならざるを得ず、使い勝手に優れなかった。
それゆえにこの発明の目的は、撮影を中断することなく、撮影データを外部の録画機に転送し、ここに記録させることができる録画システムを提供することである。
この発明のある局面に従うと、撮影して撮影データを出力する撮影部を有する端末装置と、データ記録部を有し且つ端末部と通信路を介して無線通信する録画機とを備える録画システムにおいては、端末装置は、撮影動作において撮影部から与えられる撮影データを格納する記録媒体部と、撮影動作において撮影部から記録媒体部と並行して撮影データが与えられて、与えられる撮影データを書込んで一時的に格納する一時格納部と、記録媒体部のデータ格納可能な残り容量が所定容量以下である場合に、一時格納部から撮影データを読出し録画機器に転送する入出力部と、を備え、記録媒体部に格納されたデータのうちから、入出力部により読出されて転送された撮影データは消去される。
そして、録画機は、端末から転送された撮影データを受信し、受信した撮影データをデータ記録部に格納する。
好ましくは、録画機はデータ記録部に格納されたデータの編集機能を有し、端末装置から録画機に送信される撮影データのサイズは、編集機能で取扱うデータサイズに従い決定される。
好ましくは、端末装置から録画機に送信される撮影データのサイズは、通信路について検出されるノイズ指数に従い決定される。
この発明の他の局面に従うと、撮影して撮影データを出力する撮影部を有する端末装置は、受信した撮影データを格納するデータ記録部を有した外部器機と無線通信する入出力部と、撮影動作において撮影部から与えられる撮影データを格納する記録媒体部と、撮影動作において撮影部から記録媒体部と並行して撮影データが与えられて、与えられる撮影データを書込んで一時的に格納する一時格納部を、さらに有し、記録媒体部のデータ格納可能な残り容量が所定容量以下である場合に、一時格納部から撮影データを読出し入出力部を介して録画機器に転送し、記録媒体部に格納されたデータのうちから、転送された撮影データを消去する。
好ましくは、外部器機はデータ記録部に格納されたデータの編集機能を有し、端末装置から外部器機に送信される撮影データのサイズは、編集機能で取扱うデータサイズに従い決定される。
好ましくは、端末装置から外部器機に送信される撮影データのサイズは、無線通信路について検出されるノイズ指数に従い決定される。
本発明によれば、端末装置の記録媒体部のデータ格納可能な残り容量が所定容量以下である場合に、撮影動作において撮影データを記録媒体部と一時格納部とに並行して格納しながら、一時格納部からは逐次撮影データを読出し録画機に転送しここに格納し、そして、転送し終えた撮影データは記録媒体部から消去するようにしている。
したがって、撮影データを高解像度で記録媒体部に録画しようとすれば、記録媒体部の記憶容量を消費しやすい。そこで、撮影データを記録媒体部に格納するのに代替して、撮影動作に並行して撮影データを録画機に転送してデータ記録部に格納することにより、ユーザは、記録媒体部の残容量を気にすること無く(記録媒体部が着脱自在であれば、記録媒体部のチェンジ操作による撮影中断もなく)解像度を維持しながら撮影データを録画することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照し詳細に説明する。
本実施の形態では、ビデオカメラで撮影した映像データと音声データを、ビデオカメラが搭載する記録媒体のデータを記録可能な残り容量(以下、残容量という)に応じて、家庭用録画機に映像データと音声データを転送することが可能な構成を有する。これにより、ビデオカメラの撮影時間やビデオカメラに搭載する記録媒体の残容量を気にすることなくユーザは長時間の撮影とデータの保存および管理が可能となる。
本実施の形態では、ビデオカメラで撮影した映像データと音声データを、ビデオカメラが搭載する記録媒体のデータを記録可能な残り容量(以下、残容量という)に応じて、家庭用録画機に映像データと音声データを転送することが可能な構成を有する。これにより、ビデオカメラの撮影時間やビデオカメラに搭載する記録媒体の残容量を気にすることなくユーザは長時間の撮影とデータの保存および管理が可能となる。
また、本実施の形態では、撮影がされて記録および出力されるデータには音声データと映像データが含まれるが、説明を簡単にするために、撮影データは映像データを指すと想定する。
図1を参照して本実施の形態に係る録画システムは、家庭内など、商用電源からの安定な電力供給を受けることが可能な環境において構成される。録画システムは、ビデオカメラ500と家庭用録画機600とを備える。ビデオカメラ500と家庭用録画機600とは、PHS(Personal Handy Phone System)、Bluetooth、無線LAN(Local Area Network)などの双方向通信を行なう。
ビデオカメラ500は、撮影のための被写体からの反射光が入射するレンズ501、音声を収集するためのマイク502、撮影回路部503、記録信号処理回路部504、データの一時的な格納部に相当のデータ退避回路部505、タイマ506、CPU(Central Processing Unit)507、入力部508、メモリ509、インターフェイス回路部510、無線通信部516を有する入出力回路部511、DVD(Digital Versatile Disc)からなる記録媒体512、映像データおよび音声データの再生回路部513、再生回路部513により再生された音声を出力するためのスピーカ514および再生された映像を表示するためのモニタ515を備える。
撮影回路部503は、レンズ501およびマイク502から出力される信号を処理して、映像信号および音声信号として記録信号処理回路部504に出力する。記録信号処理回路部504は、与えられる映像信号および音声信号を記録ためのデータに変換する。記録信号処理回路部504から出力された映像データおよび音声データは、データ退避回路部505に出力されるとともに、インターフェイス回路部510を介して記録媒体512に与えられる。
ここでは、記録媒体512は、DVD−RW、RAMから構成されても良い。
データ退避回路部505は、不揮発性のメモリからなり、記録信号処理回路部504から入力したデータを記憶する。記録媒体512には、記録信号処理回路部504から出力された音声データおよび映像データが、インターフェイス回路部510によって記録される。入出力回路部511は、データ退避回路部505から読出されたデータを入力して、無線通信部516により無線信号に変換し、家庭用録画機600に送信する。また、入出力回路部511は、インターフェイス回路部510によって、記録媒体512から読出された音声データおよび映像データを入力し、無線信号に変換して、家庭用録画機600に送信する。無線通信のために無線通信部516が用いられる。
データ退避回路部505は、不揮発性のメモリからなり、記録信号処理回路部504から入力したデータを記憶する。記録媒体512には、記録信号処理回路部504から出力された音声データおよび映像データが、インターフェイス回路部510によって記録される。入出力回路部511は、データ退避回路部505から読出されたデータを入力して、無線通信部516により無線信号に変換し、家庭用録画機600に送信する。また、入出力回路部511は、インターフェイス回路部510によって、記録媒体512から読出された音声データおよび映像データを入力し、無線信号に変換して、家庭用録画機600に送信する。無線通信のために無線通信部516が用いられる。
再生回路部513は、記録媒体512から読出した音声データおよび映像データを再生処理する。再生処理された音声はスピーカ514を介して出力されるとともに再生された映像(画像)はモニタ515を介して出力される。また、再生回路部513は、再生された信号をインターフェイス回路部510に与えることもできる。インターフェイス回路部510は、再生回路部513から入力した信号を、入出力回路部511に出力するので、入出力回路部511では無線通信部516は入力信号を無線信号に変換し、家庭用録画機600に送信する。
CPU507は、メモリ509に予め記憶されたプログラムまたはデータに従い、ビデオカメラ500の各部を制御する。また、CPU507は、ユーザの外部操作を受付けて、外部操作により与えられる指示を入力するための入力部508を接続する。またCPU507は、タイマ506を接続し、タイマ506によって計時される現在時間を入力する。
なお、ビデオカメラ500では、データ退避回路部505からデータを読出し家庭用録画機600に転送する単位時間あたりのデータ量は、撮影データがデータ退避回路部505または記録媒体512に書込まれる単位時間あたりのデータ量よりも少ないと想定する。
家庭用録画機600は、家庭用録画機600内の各部を制御するためのCPU601、プログラムおよびデータを予め格納するメモリ602、およびユーザにより外部操作されて外部操作により与えられる指示を入力するための入力部122を備える。
家庭用録画機600は、さらに、音声データおよび映像データを記録するためのHDDの記録媒体606、記録媒体606に記録する信号を処理するための記録信号処理回路部605、インターフェイス回路部604、モニタ402およびスピーカ401を接続する再生回路部603、ならびに作業メモリ部607を備える。
入出力回路部608は無線通信部609を有する。ビデオカメラ500から送信された無線信号は無線通信部609により受信される。受信された無線信号は、入出力回路部608によりデータに変換されて、インターフェイス回路部604に与えられる。また、変換されたデータは作業メモリ部607に与えられる。インターフェイス回路部604は、入出力回路部608から入力したデータを再生回路部603に与えるとともに、記録信号処理回路部605に与える。したがって、再生回路部603により、受信された映像データおよび音声データがモニタ402およびスピーカ401を介して画像(映像)ならびに音声として出力されるとともに、記録信号処理回路部605を介して記録媒体606に記録される。
タイマ610は現在時間を計時して、計時した時間データをCPU601に出力する。
入出力回路部608から出力されたデータは、作業メモリ部607に与えられる。記録信号処理回路部605は、作業メモリ部607に一旦格納されたデータについて、CRC(cyclic redundancy check)を行なって、データが正しく伝送されているか否かをチェックするエラー検出のための機能を有する。エラー検出方式は、ここでは、CRCを適用するとしたが、これに限定されるものではない。
入出力回路部608から出力されたデータは、作業メモリ部607に与えられる。記録信号処理回路部605は、作業メモリ部607に一旦格納されたデータについて、CRC(cyclic redundancy check)を行なって、データが正しく伝送されているか否かをチェックするエラー検出のための機能を有する。エラー検出方式は、ここでは、CRCを適用するとしたが、これに限定されるものではない。
記録信号処理回路部605は、インターフェイス回路部604を介して入出力回路部608から与えられるデータを記録媒体606に記録する。
図2には、ビデオカメラ500のメモリ509の一部の構成が示される。メモリ509には、無線通信のためのビデオカメラ500のアドレスを指示する自己アドレス801、記録媒体606(HDD)の残容量がデータを記録するのに十分であるか否かを判断するための閾値を指すHDD容量閾値データ802、通信相手である家庭用録画機600のアドレスを指示する相手アドレス803、記録媒体512(DVD)の残容量がデータを記録するのに十分であるか否かを判定するためのDVD容量閾値データ804およびチャプタサイズデータ805を格納する。ビデオカメラ500から家庭用録画機600にデータが転送される場合、データは家庭用録画機600で一意に定まるチャプタサイズに従い転送される。このチャプタサイズを示すために、メモリ509には予めチャプタサイズデータ805が格納される。
図3には、家庭用録画機600のメモリ602の一部の内容例が示される。図3を参照してメモリ602には、家庭用録画機600を無線通信において一意に識別するための自己アドレス901、無線通信において、通信相手であるビデオカメラ500を一意に識別するための相手アドレス903、チャプタサイズデータ904およびHDD残容量閾値データ905を予め格納する。HDD残容量閾値データ905とHDD容量閾値データ802とは、同じ値を指す。
なお、ここでは、工場出荷時などにおいて、メモリ509と602のそれぞれには、自己アドレス801と901が予め格納されていると想定する。さらには、メモリ602には、工場出荷時などにおいて、家庭用録画機600におけるデータの編集単位に従うチャプタのサイズを指示するチャプタサイズデータ904が予め格納されていると想定する。
図4〜図7には、本実施の形態に係る撮影動作と撮影データの転送の処理手順がフローチャートで示される。なお、これらフローチャートでは、説明を簡単にするために撮影動作が開始されると記録媒体512または606の残容量がゼロ(データの格納可能な容量がない状態)となるまで撮影動作は継続すると想定する。
ビデオカメラ500と家庭用録画機600は、それぞれ電源が投入されると、図4の処理を開始する。
まず、ビデオカメラ500は電源が投入されると、各種設定処理がなされる(ステップS3)。具体的には、ユーザが入力部508を操作して与える指示に基づき、CPU507は、通信相手となる家庭用録画機のアドレスを入力し、相手アドレス803としてメモリ509に格納する。また、ユーザは入力部508を介して記録媒体512のDVDの残容量が十分であるか否かを判定するための基準となる閾値データを入力するので、入力データをCPU507はDVD容量閾値データ804としてメモリ509に格納する。また、ユーザは同様にして家庭用録画機600の残容量が十分であるか否かを判断するための閾値を指示するデータを入力するので、これをCPU507はHDD容量閾値データ802としてメモリ509に格納する。
次に、CPU507は、データ転送が許可されているか否かを判定する(ステップS5)。具体的には、入力部508を介したユーザの入力に基づき、データ転送が許可されているか否かを判定する。許可されていないと判定すると(ステップS5でNO)、後述する図7のS85以降の処理を実行するが、許可されていると判定すると(ステップS5でYES)、転送許可通知を生成して、インターフェイス回路部510を介し、入出力回路部511により、家庭用録画機600に宛てて送信する(ステップS7)。転送許可通知のヘッダにはメモリ509から読出された相手アドレス803と自己アドレス801が付加されている。なお、以降の説明において、ビデオカメラ500から家庭用録画機600に送信されるデータには、送信先アドレスを指す相手アドレス803と送信元アドレスを指す自己アドレス801が付加されて送信されると想定する。
家庭用録画機600では、ビデオカメラ500から送信された転送許可通知を入出力回路部608の無線通信部609により受信し、インターフェイス回路部604に出力されるので、CPU601は、インターフェイス回路部604を介して与えられる転送許可通知を処理する。CPU601は、転送許可通知に付された送信元を指す自己アドレス801をメモリ602に相手アドレス903として格納するとともに、転送許可通知に付されていた相手アドレス803と、メモリ602から読出した自己アドレス901を比較する。比較結果に基づき、両者が一致していると判定すると、当該転送許可通知は自己宛てのものと判定して当該転送許可通知を受理するが、一致していないと判定すると自己宛の通知ではないと判定し、当該転送許可通知を破棄する(ステップT1)。
CPU601は、転送許可通知を受理すると、応じて、記録信号処理回路部605を介して、記録媒体606の残容量を検出する。記録媒体606の所定の記憶領域には、現在の残容量データが記録されており、それを読出すことにより、CPU601は記録媒体606の現在の残容量データを取得できる。
CPU601は、残容量データを取得すると、取得した残容量データとメモリ602から読出したチャプタサイズデータ904とを、インターフェイス回路部604および入出力回路部608を介して、無線信号に変換し、ビデオカメラ500に送信する。
この送信信号のヘッダには、CPU601がメモリ602から読出した自己アドレス901および相手アドレス903が送信元アドレスおよび送信先アドレスとして付加されている。なお、以降の説明において、家庭用録画機600からビデオカメラ500に送信されるデータには、送信先アドレスを指す相手アドレス803と送信元アドレスを指す自己アドレス801が付加されて送信されると想定する。
ビデオカメラ500のCPU507は、入出力回路部511を介して、記録媒体(HDD)606の残容量データおよびチャプタサイズデータ904を家庭用録画機600から受信すると、受信したチャプタサイズデータ904を、メモリ509にチャプタサイズデータ805として記憶する(ステップS9)。
続いて、CPU507は、受信した記録媒体606の残容量データに基づき、残容量が十分であるか否かを判定する(ステップS11)。具体的には、受信した残容量データと、メモリ509から読出したHDD容量閾値データ802とを比較し、比較結果に基づき(残容量データ>HDD容量閾値データ802)であると判定すると(ステップS11でYES)、記録媒体606の残容量が十分であると判定し、後述のステップS13の処理に移行するが、比較結果に基づき(残容量データ≦HDD容量閾値データ802)と判定すると(ステップS11でNO)、記録媒体606の残容量は十分ではないと判定し、後述するステップS83以降の処理に移る。
ステップS13においては、CPU507は、テストデータを生成し、生成したテストデータを入出力回路部511を経由し、家庭用録画機600に無線送信する。
家庭用録画機600は、ビデオカメラ500からテストデータを受信する(ステップT7)。入出力回路部608により受信されたテストデータはCPU601に与えられるので、CPU601は、テストデータを解析して、解析結果に基づき正常に受信できていたか否かを判定し、その判定結果(テストデータ受信良好またはテストデータ受信不良)を受信結果として、入出力回路部608を経由し、ビデオカメラ500に送信する(ステップT9)。
なお、ビデオカメラ500に残容量データおよびチャプタサイズデータ904を送信した(ステップT3)後からの経過時間はタイマ610により計時されており、CPU601は、タイマ610から入力する計時時間に基づき、残容量データおよびチャプタサイズデータ904を送信終了後の所定期間を経過した後も、テストデータなどの返信をビデオカメラ500から受信できないと判定した場合には、受信結果として、テストデータ受信不良の結果を送信する。
ビデオカメラ500は、家庭用録画機600から、テストデータの受信結果を受信すると(ステップS15)、その受信結果に基づき、受信が良好であったか否かを判定する(ステップS17)。受信が良好でない場合には、すなわちビデオカメラ500と家庭用録画機600との間の無線通信回線に何らかの支障が生じている(ノイズが多量に混入しているなど)してテストデータが家庭用録画機600で受信できなかった場合には(ステップS17でNO)、処理はステップS83以降に移る。一方、テストデータの受信が良好であったと判断されると(ステップS17でYES)、CPU507は、記録媒体606へのデータの録画開始の要求を生成して、家庭用録画機600に送信する(ステップS19)。
なお、家庭用録画機600にテストデータを送信した(ステップS13)後からの経過時間はタイマ506により計時されており、CPU507は、タイマ506から入力する計時時間に基づき、テストデータを送信終了後の所定期間を経過した後も、何らかの返信を家庭用録画機600から受信できないと判定した場合には、受信結果として、テストデータ受信不良と判定してもよい。
家庭用録画機600のCPU601は、入出力回路部608を介し録画開始要求を受信すると(ステップT11)、ユーザによって、入力部122の図示のない録画ボタンが操作されて録画指示が入力されているか否かを判定する(ステップT13)。ユーザが、録画ボタンを操作せず録画指示が入力されない間は(ステップT13でNO)、操作入力の待ち状態となる。操作されて録画指示が入力されると(ステップT13でYES)、CPU601は、録画開始通知を生成して、インターフェイス回路部604および入出力回路部608を介してビデオカメラ500に送信する(ステップT15)。
ビデオカメラ500のCPU507は、家庭用録画機600から録画開始通知を受信すると(ステップS21)、入力部508を介して撮影開始のボタン操作がされて撮影開始指示が入力されているか否かを判定する(ステップS23)。撮影開始のボタン操作がされず撮影開始指示が入力されていないと判定されると(ステップS23でNO)、一連の処理は終了する。一方、撮影開始のボタン操作がされて撮影開始指示が入力されていると判定すると(ステップS23でYES)、CPU507は、撮影回路部503を、レンズ501およびマイク502から与えられる信号を入力して処理を開始するように制御する。これにより、撮影動作が開始する(ステップS25)。
撮影動作が開始されると、撮影により入力する映像信号および音声信号が撮影回路部503を介して記録信号処理回路部504に逐次与えられる。このとき、CPU507は、記録媒体512の所定の記憶領域に格納された記録媒体512の残容量データをインターフェイス回路部510を介して読出し、読出した残容量データと、メモリ509から読出したDVD容量閾値データ804とを比較し、その比較結果に基づき、記録媒体512の残容量が十分にあるか否かを判定する(ステップS29)。たとえば、比較結果に基づき(読出した残容量データ>DVD容量閾値データ804)が成立すると判定すると、残容量は十分であると判定されて(ステップS29でYES)、撮影動作が繰返される(ステップS31)。
撮影動作中には記録信号処理回路部504で処理されて出力された映像データおよび音声データは、インターフェイス回路部510を介して記録媒体512に格納されるとともに、データ退避回路部505にも格納される。記録媒体512およびデータ退避回路部505には、記録信号処理回路部504において、CPU507から与えられるタイマ506が計時する現在の時間情報(当該データの撮影時間を指す情報)が付されたデータが格納される。
データ退避回路部505は、所定の記憶容量を有する。この所定の記憶容量は、DVD容量閾値データ804により指示されるサイズ以上の記憶容量を指すと想定する。
データ退避回路部505のデータは読出されて、家庭用録画機600に転送される。その場合には、CPU507は記録信号処理回路部504を介してデータ退避回路部505から上述の時間情報が付されたデータを読出し、読出したデータを、インターフェイス回路部510および入出力回路部511を介して家庭用録画機600に送信する。
データ退避回路部505はFIFO(First In First Out)またはLIFO(Last In First Out)によりデータの読書きがされる。データが読出されると読出されたデータの領域は、記録信号処理回路部504から入力した新たなデータを時間情報を付して書込む領域に供される。
次にCPU507は、家庭用録画機600との通信回線の状態を確認するために、前述した手順と同様に、テストデータの送信とその受信結果の確認とを行なう(ステップS33、S35、T21およびT23)。
CPU507は、家庭用録画機600から受信したテストデータの受信結果に基づき、通信回線の状態が良好であるか否か、すなわち、データを転送可能な状態であるか否かを判定する(ステップS37)。通信回線状態が良好と判定されると、ステップS45以降の処理においてデータ退避回路部505からデータを読出し家庭用録画機600に転送する動作と撮影動作とが並行して行なわれる。しかし、通信回線状態が良好ではない、すなわちデータの転送をすることができない回線状態であると判定されると(ステップS37でNO)、撮影動作を行ないながら(ステップS39)、CPU507は記録媒体512の残容量を確認する。CPU507が記録媒体512の残容量がゼロを指す、すなわち記録媒体512がFULL状態であるためにこれ以上データの格納ができない状態になったと判定すると(ステップS41でYES)、後述するステップS79以降の処理に移る。一方、CPU507が記録媒体512の残容量がゼロを指さない、すなわち記録媒体512はFULL状態ではなく更なるデータの格納ができる状態であると判定すると(ステップS41でNO)、記録媒体512の残容量を確認(ステップS41)しながら撮影回路部503を用いた撮影動作を継続して行なう(ステップS39)。
通信回線状態が良好と判定された場合には(ステップS37でYES)、ステップS45において、撮影動作が行なわれながら、CPU507は、データ退避回路部505から撮影されたデータを読出し、家庭用録画機600に転送する(ステップS49)。
家庭用録画機600は、ビデオカメラ500から転送される撮影データを、入出力回路部608を介して受信する(ステップT25)。受信データは、作業用メモリ部607に格納されるとともに、インターフェイス回路部604を介して、再生回路部603で再生処理され、モニタ402で再生画像が表示され、スピーカ401で音声が再生出力される。
このとき、記録信号処理回路部605は、CPU601の制御の下に、作業メモリ部607に格納された受信データについてCRCを行ない、誤り検出処理を行なう。このときの誤り検出結果が、チェック結果として、CPU601の制御のもとにビデオカメラ500に送信される(ステップT29)。
また、CPU601は、CRCの結果に基づき誤りが検出されていないと判定すると(ステップT31でYES)、入出力回路部608で受信したデータをインターフェイス回路部604および記録信号処理回路部605を介して記録のための信号処理をし、処理された信号を記録媒体606に格納(録画)する(ステップT33)。受信データに誤りが検出されたと判定されると(ステップT31でNO)、受信データの録画動作(ステップT33)はスキップされてステップT35の処理に移行する。
一方、ビデオカメラ500のCPU507は、入出力回路部511およびインターフェイス回路部510を介して家庭用録画機600から送信されたチェック結果を受信する(ステップS53)。
CPU507は、受信したチェック結果に基づき家庭用録画機600において撮影データが正常に受信できたと判定すると(ステップS55でYES)、ステップS59の処理に移行する。
受信したチェック結果に基づき家庭用録画機器600において正常にデータ受信できなかったと判定すると(ステップS55でNO)、前述したステップS39の処理に移行し撮影動作が継続して行なわれる。したがって、撮影動作中に撮影データを家庭用録画機器600に転送するが、家庭用録画機器600において転送データが正常に受信できなかったことが検出された場合には、以降のデータ転送は中止されて撮影動作のみが行なわれる。
ステップS53で受信したチェック結果に基づき、データ転送が正常に行なわれていると判定された場合には、撮影データを、家庭用録画機600に継続して転送するか否かが判定される(ステップS59)。
ここでは、撮影データ(記録媒体512に記録されるデータ)は、メモリ509に格納されているチャプタサイズデータ805が指示する容量のデータが1群となって、家庭用録画機600に転送される。したがって、CPU507はチャプタサイズデータ805を用いてデータ転送を継続するか否かを判定する(ステップS59)。具体的には、CPU507は撮影データ転送を開始してからの転送データ量をカウントしており、カウント値とチャプタサイズデータ805が指示するデータ容量とを比較して、比較結果に基づきデータ転送を継続するか否かを判定する。比較結果が(カウント値<チャプタサイズデータ805が指示するデータ容量)を指示すると判定するとデータ転送を継続するために(ステップS59でYES)、ステップS33の処理に戻り、以降の処理を前述と同様に行ない撮影動作とともに撮影データ転送を行なう。
一方、比較結果が(カウント値≧チャプタサイズデータ805が指示するデータ容量)を指示すると判定するとデータ転送を一旦中断して(ステップS59でNO)、CPU507は、インターフェイス回路部510を介して記録媒体512の記録データのうち、データ退避回路部505から読出されて家庭用録画機600に転送されたデータ(たとえば、チャプタサイズデータ805が指示する容量分のデータ)を消去する(ステップS63)。これにより、記録媒体512の残容量については、消去されたデータ容量分は増加(回復)する。なお、この間も撮影動作は行なわれているので、記録媒体512のデータ消去は、転送済みのデータの領域に、新たに入力した撮影データを上書きする動作を指す。
CPU507はチャプタサイズ分のデータを転送終了する毎に、次のチャプタサイズ分の転送データをカウントするためにカウンタの値をリセットする。
次に、CPU507は、残容量の問合せデータを生成して家庭用録画機600に送信する(ステップS65)。
家庭用録画機600は、ビデオカメラ500から残容量の問合せデータを受信すると、CPU601は、受信した問合せデータに基づき、記録信号処理回路部605を介して記録媒体606の所定記憶領域に格納された残容量データを読出し、読出した残容量データをビデオカメラ500に転送する(ステップT37、T39)。
ビデオカメラ500のCPU507は、家庭用録画機600から残容量データを受信し(ステップS67)、受信した残容量データと、メモリ509から読出したHDD容量閾値データ802とに基づきステップS11と同様にして残容量が十分であるかを判定する(ステップS69)。残容量は十分であると判定すると(ステップS69でYES)、ステップS31の処理に戻り、以降の処理を前述と同様に行なうが、残容量は十分でないと判定すると(ステップS69でNO)、後述のステップS73の処理に移行する。
一方、家庭用録画機600では、CPU601は、記録媒体606から読出した残容量データに基づき、メモリ602から読出したHDD残容量閾値データ905とを比較し、比較結果に基づき(記録媒体606の現在の残容量データ≦残容量閾値データ905)であると判定すると(ステップT41でYES)、撮影データを受信して録画するという一連の動作を終了する(ステップT43)。一方、比較結果に基づき(記録媒体の現在の残容量データ>HDD残容量閾値データ905)であると判定すると(ステップT41でNO)、ステップT25の処理に戻り、以降の処理を前述と同様に繰返す。
ステップS69で記録媒体606の残容量が十分にないと判定されると(ステップS69でNO)、CPU507は、図6の処理に移行する。
図6では、まず、CPU507は、データ退避回路部505からの撮影データの書込みおよび読出し、ならびに撮影データの転送動作を停止するように各部を制御する。これにより、撮影データ転送不可状態が設定される(ステップS73)。
その後、記録媒体512の残容量がゼロとなるまで(ステップS77でYES)、撮影データが記録媒体512に格納されながら撮影動作は継続する(ステップS75)。
記録媒体512の残容量がゼロを指すと判定されると(ステップS77でYES)、CPU507は、再生回路部513を介してモニタ515に、記録媒体512の残容量がない旨のメッセージを出力し、撮影動作を終了する(ステップS79)。
撮影動作終了後は、撮影回路部503から出力される映像データおよび音声データは記録媒体512には記録されないが、CPU507の制御のもとに再生回路部503を介してモニタ515およびスピーカ514から出力される。
前述のステップS11で記録媒体606の残容量が十分にないと判定されると(ステップS11でNO)、CPU507は、記録媒体606の残容量が十分にない旨のメッセージをモニタ515に表示して図7の処理に移行する。
図7では、まず、CPU507は、データ退避回路部505からの撮影データの書込みおよび読出し、ならびに撮影データの転送動作を停止するように各部を制御する。これにより、撮影データ転送不可状態が設定される(ステップS83)。
その後、撮影をするか否かを判定する(ステップS85)。これは、CPU507が、入力部508を介してユーザが撮影開始の指示を入力をしたか否かにより判定する。撮影開始指示が入力されたと判定されると(ステップS85でNO)、一連の処理は終了する。撮影開始指示が入力されたと判定されると(ステップS85でYES)、記録媒体512の残容量がゼロとなるまで、撮影動作と撮影データの記録媒体512への記録が行なわれる(ステップS87でNO、S89およびS91)。撮影データの記録により、記録媒体512の残容量がゼロになったと判定されると(S87でYES)、一連の撮影動作は終了する。撮影動作終了後は、撮影回路部503から出力される映像データおよび音声データは記録媒体512には記録されないが、CPU507の制御のもとに再生回路部503を介してモニタ515およびスピーカ514から出力される。
図8を参照して、データ退避回路部505から読出された撮影データの転送パケット700について説明する。撮影データは、上述したようにチャプタサイズデータ805(または904)分の1群のデータとして家庭用録画機600へ転送される。当該1群のデータを構成する単位データDは、パケット700に格納されて送信される。データDは、データ退避回路部505に1回のアクセスで読み書きされる撮影データの単位を指し、前述したように当該撮影データには撮影時間情報が付されており、撮影データを読書きする毎に付される撮影時間情報が読書きされる。
パケット700は、CPU507により生成されて、生成されたパケット700は、インターフェィス回路510および入出力回路部511を介して転送される。
パケット700は、メモリ509から読出した自己アドレス801を示す送信元情報ORを格納するためのフィールドF1、メモリ509から読出した相手アドレス803を指示する送信先情報DTを格納するためのフィールドF2、識別データIDとポインタデータPOを格納するためのフィールドF3、フィールドF4、フィールドF6の撮影データに付されている撮影時間を指す時間情報TMを格納するためのフィールドF5、およびデータDを格納するフィールドF6からなる。
識別データIDは対応のフィールドF6のデータDを一意に識別するためのデータである。ポインタデータPOは、次位のデータDの識別データIDを指示するデータである。次位のデータDとは、撮影時間の経過に従いデータDを並べた場合には、或るデータDの直後に位置するデータDを指す。
フィールドF4には開始情報ST、継続情報CNおよび終端情報ENのいずれかが格納される。開始情報STは、対応のフィールドF6のデータDが、チャプタを構成する1群のデータDのうち撮影時間情報が最も過去を指すデータであることを指示する。終端情報ENは、対応のフィールドF6のデータDが、チャプタを構成する1群のデータDのうち撮影時間情報が最も直近を指すデータであることを指示する。継続情報CNは、対応のフィールドF6のデータDが、チャプタを構成する1群のデータDのうち開始情報STと終端情報ENとの間でチャプタを形成するデータであることを指示する。
受信側の家庭用録画機600では、ビデオカメラ500から受信したパケット700のうちデータDは、対応のフィールドF3〜F5の情報が関連付けされて記録媒体606に格納される。したがって、撮影動作を終了した後に、家庭用録画機600において、記録媒体606の撮影データを読出してチャプタを編集する場合には、CPU601は、フィールドF4とF5の情報に基づきデータDを記録媒体606から読出し表示する、または編集することで、撮影時間の順番に従い読出し・表示・編集ができる。または、フィールドF3のポインタデータPOにより、チャプタを構成する次位のデータDを特定することができるので、CPU601は、フィールドF3とF5の情報に基づきデータDを記録媒体606から読出し表示する、または編集することで、撮影時間の順番に従い読出し・表示・編集ができる。
また、ユーザは、上述のように編集がされたチャプタを入力部122を操作して、またチャプタ映像の表示画面を見ながら、複数のチャプタを所望するように並び替えたりして1このタイトルに編集することもできる。このタイトル編集時にも、表示画面には撮影時間情報を表示するようにすれば、ユーザの編集作業が容易となる。
図9には、本実施の形態に係る録画システムの外観が示される。ビデオカメラ500と無線通信する家庭用録画機600には、ケーブル403を介してモニタ402に相当するテレビ400が接続されている。家庭用録画機600には、その前面に操作部(入力部122に相当)が設けられ、表示部128および無線信号送受信のための無線部124を有する。家庭用録画機600がDVDの駆動装置を有する場合には、図示されないDVDを挿入したり取出したりするための取出口171が形成される。
なお、本実施の形態では、撮影動作を行ないながら家庭用録画機600に撮影データを無線通信により転送する装置をビデオカメラ500としているが、これに限定されない。たとえば、カメラを有した携帯型電話機などの撮影機能を有した情報端末であってもよい。
本実施の形態では、無線のデータ転送単位はチャプタ単位で行なうとするが、家庭用録画機600の編集能力または受信能力に応じてチャプタサイズが決まるものとする。または、チャプタサイズは、無線通信路の状況に応じて決めてもよい。たとえば、家庭用録画機600の入出力回路部608は通信路のノイズ指数を検知する機能を有して、データ転送開始時に通信路のノイズ指数を検知する。そして、ノイズ指数が所定レベルを超えて高い場合には、ステップT3でビデオカメラ500に送信するチャプタサイズデータをチャプタサイズデータ904が指す値よりも小さくする。これにより、伝送路上で転送データにノイズの影響が出る確率を低くすることができる。ノイズ指数が所定レベル以下を指して低い場合には、当初のチャプタサイズデータ904をビデオカメラ500に送信してデータ転送を行なう。
本実施の形態によれば、ビデオカメラ500において撮影データを高解像度で記録媒体512に録画しようとすれば、記録媒体512の記憶容量を消費しやすい。そこで、撮影データを記録媒体512に格納するのに代替して、撮影動作に並行して撮影データを家庭用録画機600に転送して記録媒体606に格納することにより、記録媒体512の残容量を気にすること無く(DVDのチェンジによる撮影中断もなく)解像度を維持しながら撮影データを録画することができる。
また、本実施の形態では、無線によるデータ転送をしているが、無線通信は有線通信に比較して通信路に雑音(ノイズ)が混入しやすく通信が阻害されやすい。そこで本実施の形態では、ステップS55の判定により通信状態が良好でないと判定したときは、データ転送を中断するようにしていたが、次のようにしてもよい。つまり、データ退避回路部505には転送されたデータがその後も格納されているので、通信状態が良好でないと判定した時には、良好に回復したときにデータ退避回路部505から再度データを読出して再送信するようにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
500 ビデオカメラ、600 家庭用録画機、507,601 CPU、505 データ退避回路部、511,608 入出力回路部、516,609 無線通信部、512 記録媒体(DVD)、606 記録媒体(HDD)。
Claims (10)
- 撮影して撮影データを出力する撮影部を有する端末装置と、データ記録部を有し且つ前記端末部と通信路を介して無線通信する録画機とを備える録画システムであって、
前記端末装置は、
撮影動作において前記撮影部から与えられる前記撮影データを格納する記録媒体部と、
前記撮影動作において前記撮影部から前記記録媒体部と並行して前記撮影データが与えられて、与えられる前記撮影データを書込んで一時的に格納する一時格納部と、
前記記録媒体部のデータ格納可能な残り容量が所定容量以下である場合に、前記一時格納部から前記撮影データを読出し前記録画機器に転送する入出力部と、を備え、
前記記録媒体部に格納されたデータのうちから、前記入出力部により読出されて転送された前記撮影データを消去し、
前記録画機は、
前記端末から転送された前記撮影データを受信し、受信した前記撮影データを前記データ記録部に格納し、
前記録画機は前記データ記録部に格納されたデータの編集機能を有し、前記端末装置から前記録画機に送信される前記撮影データのサイズは、前記編集機能で取扱うデータサイズに従い決定される、または、
前記端末装置から前記録画機に送信される前記撮影データのサイズは、前記通信路について検出されるノイズ指数に従い決定され、
前記端末装置はビデオカメラであり、前記データ記録部はHDDにデータを記録する、録画システム。 - 撮影して撮影データを出力する撮影部を有する端末装置と、データ記録部を有し且つ前記端末部と通信路を介して無線通信する録画機とを備える録画システムであって、
前記端末装置は、
撮影動作において前記撮影部から与えられる前記撮影データを格納する記録媒体部と、
前記撮影動作において前記撮影部から前記記録媒体部と並行して前記撮影データが与えられて、与えられる前記撮影データを書込んで一時的に格納する一時格納部と、
前記記録媒体部のデータ格納可能な残り容量が所定容量以下である場合に、前記一時格納部から前記撮影データを読出し前記録画機器に転送する入出力部と、を備え、
前記記録媒体部に格納されたデータのうちから、前記入出力部により読出されて転送された前記撮影データを消去し、
前記録画機は、
前記端末から転送された前記撮影データを受信し、受信した前記撮影データを前記データ記録部に格納する、録画システム。 - 前記録画機は前記データ記録部に格納されたデータの編集機能を有し、
前記端末装置から前記録画機に送信される前記撮影データのサイズは、前記編集機能で取扱うデータサイズに従い決定される、請求項2に記載の録画システム。 - 前記端末装置から前記録画機に送信される前記撮影データのサイズは、前記通信路について検出されるノイズ指数に従い決定される、請求項2に記載の録画システム。
- 前記端末装置はビデオカメラであり、前記データ記録部はHDDにデータを記録する、請求項2に記載の録画システム。
- 撮影して撮影データを出力する撮影部を有する端末装置であって、
受信した前記撮影データを格納するデータ記録部を有した外部器機と無線通信する入出力部と、
撮影動作において前記撮影部から与えられる前記撮影データを格納する記録媒体部と、
前記撮影動作において前記撮影部から前記記録媒体部と並行して前記撮影データが与えられて、与えられる前記撮影データを書込んで一時的に格納する一時格納部を、さらに有し、
前記記録媒体部のデータ格納可能な残り容量が所定容量以下である場合に、前記一時格納部から前記撮影データを読出し前記入出力部を介して前記録画機器に転送し、前記記録媒体部に格納されたデータのうちから、転送された前記撮影データを消去し、
前記外部器機は前記データ記録部に格納されたデータの編集機能を有し、前記端末装置から前記外部器機に送信される前記撮影データのサイズは、前記編集機能で取扱うデータサイズに従い決定される、または、
前記端末装置から前記外部器機に送信される前記撮影データのサイズは、無線通信路について検出されるノイズ指数に従い決定され
前記端末装置はビデオカメラであり、前記データ記録部はHDDにデータを記録する、端末装置。 - 撮影して撮影データを出力する撮影部を有する端末装置であって、
受信した前記撮影データを格納するデータ記録部を有した外部器機と無線通信する入出力部と、
撮影動作において前記撮影部から与えられる前記撮影データを格納する記録媒体部と、
前記撮影動作において前記撮影部から前記記録媒体部と並行して前記撮影データが与えられて、与えられる前記撮影データを書込んで一時的に格納する一時格納部を、さらに有し、
前記記録媒体部のデータ格納可能な残り容量が所定容量以下である場合に、前記一時格納部から前記撮影データを読出し前記入出力部を介して前記録画機器に転送し、前記記録媒体部に格納されたデータのうちから、転送された前記撮影データを消去する、端末装置。 - 前記外部器機は前記データ記録部に格納されたデータの編集機能を有し、
前記端末装置から前記外部器機に送信される前記撮影データのサイズは、前記編集機能で取扱うデータサイズに従い決定される、請求項7に記載の端末装置。 - 前記端末装置から前記外部器機に送信される前記撮影データのサイズは、無線通信路について検出されるノイズ指数に従い決定される、請求項7に記載の端末装置。
- 前記端末装置はビデオカメラであり、前記データ記録部はHDDにデータを記録する、請求項7に記載の端末装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010192095A (ja) * | 2009-01-26 | 2010-09-02 | Panasonic Corp | 電子機器、データ記録方法及びデータ記録システム |
JP2014216663A (ja) * | 2013-04-22 | 2014-11-17 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | 映像データ送信装置及び映像データ管理システム |
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2006
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