JP2008124552A - 電力線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給電ポイントが存在しないところにリピータ等の電力線通信装置を簡便に設置する。
【解決手段】電力線Pを信号の伝送路として使用する電力線通信装置1であって、前記電力線Pに対して誘導結合することで、前記電力線Pに対する信号の注入及び/又は取出を行うとともに前記電力線Pから給電を受ける誘導結合部2を備えている。前記誘導結合部は、電力線に対する信号の注入及び/又は取出を行う信号用結合部と、電力線から給電を受けるための給電用結合部と、をそれぞれ備えている。この場合、周波数が異なる電力と信号に応じてそれぞれの結合部の特性を適切に設定することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力線通信装置に関するものである。
電力線通信(PLC:Power Line Communication)は、電力線を信号伝送路として通信を行う技術であり、例えば特許文献1に記載されている。
長距離の電力線通信を行う場合、送電線等の電力線による信号の減衰が大きくなり、通信路の途中にPLC信号を増幅するためのリピータ(中継装置)が必要となる。
このようなリピータでは、「PLC信号の電力線への注入・電力線からのPLC信号の取出」並びに「電力線からの給電」の双方を行う必要がある。
特開2006−94378号
しかし、送電線等の電力線の途中に、「PLC信号の電力線への注入・電力線からのPLC信号の取出」並びに「電力線からの給電」を行う設備を設け、据付工事を行うのは、困難である。
つまり、電力線通信装置を、既設の給電ポイント(コンセント)が存在する場所に設置するのは容易である。
一方、給電ポイントが存在しないところにリピータ等の電力線通信装置を設置しようとすると、既設の電力線中に給電ポイント(電源ブレーカ、コンセント等)を設ける必要がある。
このように、既設の電力線中に給電ポイントを設けるには、電力線の工事を伴うことになるため、簡便に電力線通信装置を設置することができない。
また、PLCのリピータは、PLC変調信号を送信する送信機(送信部)とPLC変調信号を受信する受信機(受信部)とを有する構成となっている。そして、リピータの受信機で受信した信号の復調処理及びパケット解析を行って、パケット中の送信先アドレス等の情報から再送信すべき信号(パケット)であるか否かを決定し、再送信が決定された場合には、パケット解析された信号のパケット生成及び変調処理を行い、送信機を利用して再送信する。
このように、PLCのリピータは、通常の電力線通信装置(モデム)と同様の送受信機能やパケット解析機能を有しているため、装置が大型化し易い。
一方、PLCのリピータは、電力線の途中に設置されるものであるため、屋外や限られたスペースへの設置が要求されることになるが、装置が大型化すると、屋外や限られたスペースへの設置が困難である。
以上のようにPLCのリピータを設置しようとすると、既設の電力線中に給電ポイント(電源ブレーカ、コンセント等)を設けるのが困難であるとともに、リピータが大型であると十分なスペースが確保できないという問題が発生する。
この結果、リピータが設置できず、PLCによる長距離通信の実現は困難であった。
ここで、特許文献1には、信号線と電力線との磁気結合により信号を送受信する装置が開示されている。しかし、特許文献1記載のものでは、信号を磁気的に電力線へ重畳したり、電力線から磁気的に信号を抽出したりするだけ、電力線からの電力の給電が考慮されておらず、上記の問題は解決されない。
そこで、本発明は、給電ポイントがなくても電力線通信装置を動作させるための新たな技術的手段を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、長距離通信を可能とする新たなリピータを提供することにある。
本発明は、電力線を信号の伝送路として使用する電力線通信装置であって、前記電力線に対して誘導結合することで、前記電力線に対する信号の注入及び/又は取出を行うとともに前記電力線から給電を受ける誘導結合部を備えている。
本発明によれば、前記電力線に対して誘導結合することで前記電力線に対する信号の注入及び/又は取出を行うとともに前記電力線から給電を受ける誘導結合部を備えているため、給電ポイントがなくても電力線通信装置を動作させることができる。
なお、信号の注入及び/又は取出と、給電とは、同時に行われても、同時でなく行われても良い。たとえば、給電は常に行われていても良いし、充電池を備える装置に充電が行われたときには給電をとめても良い。
また、ここでいう電力線とは、高圧の送電線、配電線等、並びに低圧の構内の電力線等を含むものである。
前記誘導結合部は、電力線に対する信号の注入及び/又は取出を行う信号用結合部と、電力線から給電を受けるための給電用結合部と、をそれぞれ備えているのが好ましい。この場合、周波数が異なる電力と信号に応じてそれぞれの結合部の特性を適切に設定することができる。
他の複数の電力線通信装置間で通信を中継するための通信中継用電力線通信装置として構成されているのが好ましい。通信中継用電力線通信装置において上記誘導結合部を採用することで、既設の電力線中に給電ポイントを設けなくても通信中継用電力線通信装置を設定することができ、長距離通信が容易となる。
電力線通信装置は、電力線からのPLC変調信号を受信する受信部と、電力線へPLC変調信号を送信する送信部と、前記受信部によって受信したPLC変調信号の復調処理を行う信号解析処理部と、復調処理が行われた信号に対してパケット解析処理を行わずに、復調処理が行われた信号を再変調して前記送信部にPLC変調信号を与える再変調部と、を備えているのが好ましい。
この場合、パケット解析を行わないため、装置の小型化を図るとともに消費電力を低減できる。
本発明の電力線通信装置によれば、前記電力線に対して誘導結合することで前記電力線に対する信号の注入及び/又は取出を行うとともに前記電力線から給電を受ける誘導結合部を備えているため、給電ポイントがなくても電力線通信装置を動作させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、通信中継用電力線通信装置(以下、中継装置という)1を含む電力線通信システムを示している。
この電力線通信システムは、電力線(送電線)Pを利用して、第1電力線通信装置Aと第2電力線通信装置Bとの間で長距離通信を行うものである。
中継装置(リピータ)1は、第1電力線通信装置Aと第2電力線通信装置Bとを結ぶ電力線Pの中途に位置して、第1電力線通信装置Aと第2電力線通信装置Bとの間で送受信される信号の中継を行う。
中継装置1が信号の中継を行うことで、第1電力線通信装置Aと第2電力線通信装置Bとの距離が大きく、電力線Pによる信号の減衰が大きくても、両電力線通信装置A,B間での通信を行うことができる。
第1及び第2電力線通信装置A,Bは、電力線P上に設けられたコンセント等の給電ポイントa,bに、各電力線通信装置A,Bの電源プラグを差し込むことで、電力線Pに対して導電体結合されている。なお、第1及び第2電力線通信装置A,Bの電源ケーブルを、電源プラグを介さずに、直接電力線Pに接続することで、給電ポイントa,bを形成してもよい。この場合も、なお、第1及び第2電力線通信装置A,Bは、導電体を介して電力線Pに接続されることになる。
第1及び第2電力線通信装置A,Bは、給電ポイントを介して、電力線Pから給電を受けて動作するとともに、この給電ポイントを介して通信用信号(PLC信号)の送受信を行う。
一方、中継装置としての電力線通信装置1は、電源プラグ等の導電体ではなく、誘導結合部2を介して電力線Pと接続されている。この誘導結合部2は、中継装置1と電力線Pとを導電体を介さずに結合するものである。この誘導結合部2によって、中継装置1は、電磁誘導又は静電誘導により電力線Pからの給電を受けるとともに、電力線Pに対する信号の注入及び/又は取出を行う。
このように、中継装置1は、誘電結合部2を有しているため、電力線P上に給電ポイントを設けなくても、電力線Pへの接続が可能である。そして、中継装置1は、誘導結合部2を介して、電力線Pから給電を受けて動作することができる。すなわち、中継装置1は、この誘導結合部2を介して得られる電力によって、通信用信号(PLC信号)の送受信のための処理を行う。
したがって、本実施形態の中継装置1を用いれば、中継装置1を接続するための給電ポイントを電力線P上に設けるための工事を行うことなく、中継装置1を電力線Pに接続することができる。
図2は、中継装置1及びその中継装置1が備える誘電結合部2の一例を示している。図2のものでは、誘導結合部2は、電力線Pに対する信号の注入及び取出を行う信号用結合部2aと、電力線Pから給電を受けるための給電用結合部2bと、をそれぞれ備えている。
前記信号用結合部2aは、電力線Pに電磁誘導結合して、電力線Pに対する信号の注入及び取出を行う。このため、信号結合部2aは、図3(a)に示すように、複数(2本)の電力線P,Pそれぞれに装着される磁性体コア20a,20bと、複数の磁性体コア20a,20bとの間で電磁誘導を発生させるためのコイル21と、を備えている。
電力線PにPLC信号(例えば、2M〜30MHzの高周波信号)が流れている場合、PLC信号によって電力線P,Pの周囲に発生した磁界は、磁性体コア20a,20bに集中する。また、磁性体コア20a,20b内の磁界は、電力線P,Pを流れるPLC信号に応じて変化する。
PLC信号に応じて変化する磁界は、電磁誘導により、前記コイル21にPLC信号に応じた誘導起電力を発生させる。この結果、PLC信号が信号用結合部2aによって取り出され、中継装置1の信号処理部10へ与えられる。以上の様にして、電力線Pを流れるPLC信号を中継装置1が受信できる。
また、信号処理部10が、PLC信号を送信した場合、PLC信号電流がコイル21を流れ、PLC信号に応じて変化する磁界がコイル21内に発生する。コイル21内に発生した磁界は、磁性体コア20a,20bによって電力線P,P周囲に分布する。電力線P,P周囲の磁界の変化は、電磁誘導により、電力線P,PへPLC信号に相当する誘導起電力を発生させる。以上により、PLC信号が中継装置1から電力線Pへ注入される。
前記給電用結合部2bは、電力線Pに電磁誘導結合して、電力の取出しを行う。このため給電用結合部2bは、図3(a)に示すように、複数(2本)の電力線P,Pのうち、少なくとも1つの電力線Pに装着される磁性体コア23と、磁性体コア23に巻回されたコイル24とを備えている。
電力線Pに流れる商用電源電力(50〜60Hz)によって電力線P周囲に発生した磁界は、磁性体コア23に集中する。そして、磁性体23に巻回されたコイル24には、電磁誘導により起電力が生じる。この電磁誘導起電力は、電源電力として、中継装置1の給電部(電源回路)11へ与えられる。
前記給電部11は、図2に示すように、動作安定等の必要に応じて充電池11aを備えてもよい。充電池11aを備える場合、誘導結合部2によって取得した電力の一部又は全部が充電池11aに蓄電され、充電池11aからも信号処理部10への給電が可能である。
つまり、給電部11が充電池11aを備える場合、誘導結合部2によって取得した電力は、直接、信号処理部10へ供給されるだけでなく、充電池11aを介して、信号処理部10へ供給されることもある。
また、充電池11aに十分な電力が蓄えられているときには、誘導結合部2によって電力を取得しなくてもよい。
すなわち、誘導結合部2からの給電と信号注入及び/又は取出とが同時におこなわれなくてもよい。この場合、誘導結合部2を介した信号注入及び/又は取出を行いつつ、信号処理部10は、誘導結合部2からの給電2は受けず、充電池11aからの給電を受ける。
なお、上記とは逆に、誘導結合部2からの給電と信号注入及び/又は取出とを同時に行ってもよいのは当然である。
なお、信号用結合部2aは、PLC信号の注入/取出が行えればよく、さほど大きな誘導起電力は不要である。したがって、コイル21の巻数、磁性体コア20a,20bの透磁率、磁性体コア20a,20bの軸方向長さ等の誘導起電力の大きさを決める要因となるパラメータの値は、給電用結合部2bに比べて小さくてもよい。
一方、給電用結合部2bは、給電のため、比較的大きな誘導起電力が必要となるため、
は、コイル24の巻数、磁性体コア23の透磁率、磁性体コア23の軸方向長さ等の誘導起電力の大きさを決める要因となるパラメータの値は、信号用結合部2aに比べて大きくするのが好ましい。
例えば、電力線Pに10[A]の50Hzの交流電流が流れており、コイル21の巻数n=100、磁性体コア(フェライトコア)20a,20bの50[Hz]での透磁率μ=30000[H/m]、磁性体コア(フェライトコア)20a,20bの電力線P長手方向の長さd=0.1[m]とすれば、給電用結合部2bに発生する起電力は、約43[V]である。
なお、電力線Pに10[A]の50Hzの交流電流が流れており、コイル21の巻数n=30、磁性体コア(フェライトコア)20a,20bの50[Hz]での透磁率μ=30000[H/m]、磁性体コア(フェライトコア)20a,20bの電力線P長手方向の長さd=0.1[m]とした場合、給電用結合部2bに発生する起電力は、約13[V]となる。
なお、図2及び図3(a)では、PLC信号と電力とでは周波数が異なることを考慮して、効率を確保する観点から、信号結合部2aと給電用結合部2bとを分けたが、効率が問題とならない場合であれば、信号用結合部と給電用結合部とを、共通の結合部(共通の磁性体コアとコイル)によって構成してもよい。
図3(b)は、図2の誘導結合部2の他の具体例を示している。図3(b)の誘導結合部2では、信号用結合部2aは、図3(a)と同様の構成であるが、給電用結合部2bが図3(a)のものと異なっている。
図3(b)の給電用結合部2bは、信号用結合部2aと同様に、複数(2本)の電力線P,Pそれぞれに装着される磁性体コア26a,26bと、複数の磁性体コア26a,26bとの間で電磁誘導を発生させるためのコイル27と、を備えている。図3(b)のものも、図3(a)のものと給電の原理はほぼ同様である。
すなわち、電力線Pに流れる商用電源電力(50〜60Hz)によって電力線P周囲に発生した磁界は、磁性体コア26a,26bに集中する。そして、磁性体コア26a,26bに巻回されたコイル27には、電磁誘導により起電力が生じる。この電磁誘導起電力は、電源電力として、中継装置1の給電部(電源回路)11へ与えられる。
図3(c)は、図2の誘導結合部2のさらに他の具体例を示している。図3(c)の誘導結合部2bでは、信号用結合部2aは、図3(a)と同様の構成であるが、給電用結合部2bが図3(a)のものと異なっている。
図3(c)の給電用結合部2bは、電力線Pとの間で静電誘導結合して、電力の取出しを行う。このため、図3(c)の給電用結合部2bでは、導電体が絶縁体で被覆された電力線Pの前記絶縁体に沿って取り付けられる導電体29a,29bを備えている。
図4に示すように、給電用結合部2bを構成する導電体29a,29bは、電力線Pの芯部分である導電体P1とは直接接触しておらず、導電体29a,29bと導電体P1との間には、絶縁体(誘電体)P2が存在する。
以上の構成により、図3(c)及び図4の給電用結合部2b(及び電力線P)は、図5の等価回路に示すように、コンデンサCとして機能する。したがって、電力線Pを流れる交流電力によって、コンデンサCとして機能する給電用結合部2bにチャージがなされる。中継装置1の給電部11は、給電用結合部2bにチャージされた電力を取得することで、動作電源電力を得ることができる。
例えば、絶縁体P2の比誘電率=2、導電体29a,29bの円弧角度θ=π/2、導電体29a,29bの電力線P長手方向長さL=0.1[m]、電力線Pの導電体P1の半径a=0.05[mm]、電力線Pの絶縁体P2の厚さ(半径方向)b=0.06[mm]、図5に示す等価回路のコンデンサCの静電容量は、34.7[pF]となる。この静電容量を持つコンデンサCへのチャージによって中継装置1の給電部11は、動作電力を得ることができる。
図2に戻り、中継装置1の信号処理部10は、電力線Pを流れるPLC信号を受信する受信部(受信機)10aと、電力線PへPLC信号を送信する送信部(送信機)10bと、を備えている。受信部10aは、変調されたPLC信号(PLC変調信号)を電力線Pから取り出して、信号解析に必要なレベルまで増幅するためのものである。
受信部10aにて受信されたPLC変調信号は、信号解析処理部10cに与えられる。信号解析処理部10cでは、PLC変調信号を復調して信号判定を行う。電力線Pによる減衰やノイズの影響により歪んだ信号は、信号解析処理部10cにて処理されることで、送信時の信号に戻る。
通常の電力線通信装置A,Bであれば、信号解析された信号は、さらにパケット解析処理の対象となり、送信先アドレスの読み取りやデータ取出しが行われる。また、従来の中継装置の場合、パケット解析処理の後に、再度、パケット生成を行って、再生成したパケットを中継のために電力線Pへ送信することになる。
これに対し、本実施形態の中継装置1では、信号解析された信号に対してパケット解析せずに、再変調部10dにて、そのまま再変調する。これにより、パケット解析を省略して節電を図りつつ、中継装置1における受信時よりも良好な信号(電力線Pによる減衰やノイズの影響による歪みのない信号)を再送信することができる。
なお、PLC変調信号は、送受信部10eによって、時分割方式(TDD)、周波数分割方式(FDD)、CSMA/CA方式等によって、電力線Pに対する送受信が行われる。
このように、本実施形態の中継装置1では、パケット解析を行わないため、中継装置1の消費電力を大幅に低減できる。また、パケット解析のための機能が必要ないため、装置を小型化することができる。
また、図2に示すように、信号用結合部2aと給電用結合部2bとが分離して、それぞれが信号処理部10と給電部11に接続されているため、通常の電力線通信装置のように電力と信号を分離するためのフィルタを設ける必要がなく、この点からも、装置を小型化することができる。
この結果、中継装置1は、大きな電力が不要なため、誘導結合で給電を受けても、十分に必要な電力をまかなうことができる。しかも、中継装置1が小型になるため、電柱上等や狭い配電設備内など、装置1の設置のために狭いスペースしか確保できないような場所であっても、中継装置1を設置することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、誘導結合部2は、中継装置1に限らず、第1電力線通信装置Aや第2電力線通信装置Bなどの電力線通信装置全般に適用することができる。
電力線通信システムを示す図である。 中継装置の機能ブロック図である。 誘導結合部の例を示す図であり、図3(a)は第1例、図3(b)は第2例、図3(c)は第3例である。 図3(c)の給電用結合部の拡大図である。 図3(c)の等価回路である。
符号の説明
1 中継装置
2 誘導結合部
2a 信号用結合部
2b 給電用結合部
10 信号処理部
10a 受信部
10b 送信部
10c 信号解析処理部
10d 再変調部
11 給電部
P 電力線

Claims (4)

  1. 電力線を信号の伝送路として使用する電力線通信装置であって、
    前記電力線に対して誘導結合することで、前記電力線に対する信号の注入及び/又は取出を行うとともに前記電力線から給電を受ける誘導結合部を備えていることを特徴とする電力線通信装置。
  2. 前記誘導結合部は、電力線に対する信号の注入及び/又は取出を行う信号用結合部と、電力線から給電を受けるための給電用結合部と、をそれぞれ備えていることを特徴とする請求項1記載の電力線通信装置。
  3. 他の複数の電力線通信装置間で通信を中継するための通信中継用電力線通信装置として構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電力線通信装置。
  4. 電力線からのPLC変調信号を受信する受信部と、
    電力線へPLC変調信号を送信する送信部と、
    前記受信部によって受信したPLC変調信号の復調処理を行う信号解析処理部と、
    復調処理が行われた信号に対してパケット解析処理を行わずに、復調処理が行われた信号を再変調して前記送信部にPLC変調信号を与える再変調部と、
    を備えていることを特徴とする請求項3記載の電力線通信装置。
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