JP2008120425A - フィルム供給装置およびこれを備えた包装装置 - Google Patents

フィルム供給装置およびこれを備えた包装装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008120425A
JP2008120425A JP2006307481A JP2006307481A JP2008120425A JP 2008120425 A JP2008120425 A JP 2008120425A JP 2006307481 A JP2006307481 A JP 2006307481A JP 2006307481 A JP2006307481 A JP 2006307481A JP 2008120425 A JP2008120425 A JP 2008120425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
shaft
roll
film roll
splicer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006307481A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Kondo
真史 近藤
Shinji Koike
伸治 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishida Co Ltd filed Critical Ishida Co Ltd
Priority to JP2006307481A priority Critical patent/JP2008120425A/ja
Publication of JP2008120425A publication Critical patent/JP2008120425A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】搬入先のレイアウトに応じて、複数のフィルムロールのレイアウトを変更して装置全体の大きさを調整することが可能なフィルム供給装置を提供する。
【解決手段】フィルム供給ユニット6は、製袋包装機3の上流側に取り付けられており、2本のシャフト21,31に対してそれぞれ装着されたフィルムロール21a、予備のフィルムロール31aからフィルムFを、製袋包装機3に対して供給する。フィルム供給ユニット6は、先に使用されるフィルムロール21aのフィルムFの終端部と、予備のフィルムロール31aのフィルムFの始端部とを接続するオートスプライサ部20を備えている。フィルム供給ユニット6は、予備のフィルムロール31aを支持するシャフト31を、先に使用されるフィルムロール21aを支持するシャフト21に対して相対移動させるシャフト位置変更機構40を備えている。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば、包装装置等に搭載されており、包装装置の包装部に対して包材(フィルム)を供給するフィルム供給装置およびこれを備えた包装装置に関する。
従来より、製袋包装機等の包装装置では、ロール状に巻回された長尺のフィルムを回転可能な状態で支持しており、ここからローラ等を含む搬送機構によって製袋包装部までフィルムを搬送している。
このような包装装置では、ロール状のフィルムを用いて連続的に包装を行っており、全てのフィルムを搬送してしまうと新しいフィルムを装填し、古いフィルムの終端部分と新しいフィルムの始端部分とを継ぎ合わせてフィルムの搬送を再開する。
例えば、特許文献1には、使用中のフィルムと交換用の新しいフィルムとをそれぞれ装填しておき、フィルムを継ぎ合わせる作業を自動化したフィルム繰り出し機について開示されている。
これによれば、フィルムの使用を中断することなく予備のフィルムとの接続を自動的に行うとともに、フィルムの接続部分の厚みを最小にして剥がれにくくしつつ、作業効率を向上させることができる。
特公平7−25439号公報(平成7年3月22日公告)
しかしながら、上記従来のフィルム繰り出し装置では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示されたフィルム繰り出し装置では、使用するフィルムロールと予備のフィルムロールの2本のフィルムロールを搭載している。そして、使用前のフィルムロールは長尺のフィルムが巻回されて径が大きくなっていることから、2本のフィルムロールを所定の固定位置に並べて配置すると、製袋包装機等のサイズが大型化してしまうという問題がある。また、製袋包装機が設置される現場によっては、製袋包装機等の上流側のサイズが大型化すると現場レイアウトに合致せず、設置不能となってしまうおそれがある。さらに、フィルム繰り出し装置を装置の後方に後付けする場合には、ユニットごと交換する必要があるため、交換作業も大掛かりでコスト高となってしまう。
本発明の課題は、搬入先のレイアウトに応じて、複数のフィルムロールのレイアウトを変更して装置全体の大きさを調整することが可能なフィルム供給装置およびこれを備えた包装装置を提供することにある。
第1の発明に係るフィルム供給装置は、複数のフィルムロールを回転可能な状態で支持しながら、フィルムロールからフィルムを下流側へと搬送するフィルム供給装置であって、第1・第2シャフトと、スプライサ部と、シャフト位置変更機構と、を備えている。第1シャフトは、第1のフィルムロールを支持する。第2シャフトは、第2のフィルムロールを支持する。スプライサ部は、第1のフィルムロールの終端部分と第2のフィルムロールの始端部分とを自動的に接続する。シャフト位置変更機構は、第1シャフトと第2シャフトの相対位置を変更する。
ここでは、使用されるフィルムロールと予備のフィルムロールの双方をそれぞれ別々のシャフトによって支持するとともに、使用されているフィルムロールから送り出されたフィルムの終端部分と予備のフィルムロールから送り出されるフィルムの始端部分とを継ぎ合わせるオートスプライサ機能を備えたフィルム供給装置において、2本のシャフトの相対位置を変更するためのシャフト位置変更機構をさらに備えている。
ここで、上記第1・第2のフィルムロールについては、現在使用中のフィルムロールを第1のフィルムロールとし、予備として支持されたフィルムロールを第2のフィルムロールとする。このため、例えば、1本目のフィルムロールが無くなって2本目のフィルムロールからフィルムを送り出して使用が開始されると、第1のフィルムロールおよび第1シャフトと、第2のフィルムロールおよび第2シャフトとが入れ替わるものとする。
通常、従来のフィルム供給装置では、使用中のフィルムロールに加えて交換用のフィルムロールを支持しながらフィルムを送り出しているが、2本のフィルムロールを支持するために装置が大型化してしまうという問題がある。このような装置の大型化は、設置現場におけるレイアウトへの不適応を招来するおそれがある。
本発明のフィルム供給装置では、複数のフィルムロールをそれぞれ支持するシャフトについて、互いの相対位置を変更するシャフト位置変更機構を備えている。
これにより、設置される現場のレイアウトに応じて、シャフト位置変更機構によって複数のシャフトの相対位置を変更することで、設置場所に柔軟に適応可能なフィルム供給装置を得ることができる。
第2の発明に係るフィルム供給装置は、第1の発明に係るフィルム供給装置であって、シャフト位置変更機構は、第1・第2シャフトのうち少なくとも一方を、他方の第2・第1シャフトに対してスライド移動させるスライド機構を有している。
ここでは、例えば、第1のフィルムロールを支持する第1シャフトに対して、予備の第2のフィルムロールを支持する第2シャフトを、水平方向あるいは上下方向においてスライド移動させて近接させたり、離間させたりする。
これにより、装置の設置現場がスペース的に余裕の無い場所である場合には、フィルムロール同士をできる限り近接して支持するように、第1・第2シャフトを配置することができる。
第3の発明に係るフィルム供給装置は、第1または第2の発明に係るフィルム供給装置であって、第2シャフトは、第1シャフトに対して取り外し可能な状態で取り付けられている。
ここでは、第2シャフトが、他方の第1シャフトに対して取り外し可能な状態で取り付けられている。
これにより、フィルムロールを1本しか支持できない設置場所にも対応可能なフィルム供給装置を得ることができる。また、1本のシャフトによって1本のフィルムロールを支持する従来のフィルム供給装置に対して、取り外し可能な第2シャフトを後付けで取り付けることもできる。この結果、1本のシャフトを有する従来の装置を2本のシャフトを有する装置に変更する場合でも、シャフトを含むユニットごと交換することなく、低コストで2本のシャフトを有する装置に変更することができる。
第4の発明に係るフィルム供給装置は、第3の発明に係るフィルム供給装置であって、シャフト位置変更機構は、第2シャフトについて第1シャフトに対する位置調整を行う。
ここでは、第1シャフトに対して取り外し可能な第2シャフトの方を、位置調整可能な状態で取り付けている。
これにより、例えば、第2シャフトを後付けでフィルム供給装置に取り付けた場合でも、設置現場のレイアウトに応じて後付けの第2シャフトの方を、第1シャフトに対してフレキシブルな位置に配置して、装置の省スペース化、あるいは支持されるフィルムロールを大型化することもできる。
第5の発明に係る包装装置は、第1から第4の発明のいずれか1つに係るフィルム供給装置を備えている。
これにより、設置される現場のレイアウトに応じて、シャフト位置変更機構によって2本のシャフトの相対位置を変更することで、設置場所に柔軟に適応可能な包装装置を得ることができる。
本発明のフィルム供給装置によれば、設置される現場のレイアウトに応じて、シャフト位置変更機構によって複数のシャフトの相対位置を変更することで、設置場所に柔軟に適応可能なフィルム供給装置を得ることができる。
本発明の一実施形態に係るフィルム供給ユニット(フィルム供給装置)6を搭載した組合せ計量システム10について、図1〜図6(b)を用いて説明すれば以下の通りである。
なお、以下の説明において用いる「上流側」、「下流側」とは、フィルムFが搬送される方向を基準にした方向を意味するものとする。
[組合せ計量システム10全体の構成]
本実施形態に係る組合せ計量システム10は、図1に示すように、被包装物となるポテトチップス等の商品C(図2参照)の計量を行い、計量済の商品Cをフィルムで覆って、筒状となったフィルムを縦横にシールして袋詰の商品Cを製造する装置であって、主として、組合せ計量装置2と、製袋包装機(包装装置)3と、を備えている。
商品Cは、製袋包装機3の上方に設けられた組合せ計量装置2において、所定の重量ずつ計量されて各ホッパ内において貯留されており、回数計量によって所定の合計重量になるように排出される。
組合せ計量装置2は、図1に示すように、後述する製袋包装機3の上部に配置されており、商品Cについて計量ホッパにおいて所定重量ずつ計量した後、これらの計量値を所定の合計重量になるように組み合わせて順次排出して所定の合計重量の商品Cとする回数計量を行う。
製袋包装機3は、組合せ計量装置2における回数計量の結果、所定の合計重量分排出された商品Cについて、フィルムFを用いて袋詰めする装置である。なお、この製袋包装機3については、後段にて詳述する。
[製袋包装機3]
製袋包装機3は、図1に示すように、製袋包装ユニット5と、この製袋包装ユニット5に対して袋となるフィルムFを供給するフィルム供給ユニット6と、を含むように構成されている。
フィルム供給ユニット6は、製袋包装ユニット5の成形機構13(図2参照)に対してシート状のフィルムFを供給するユニットであって、製袋包装ユニット5に隣接して設けられている。
製袋包装ユニット5は、図4に示すように、シート状で送られてくるフィルムFを筒状に成形する成形機構13と、筒状となったフィルムF(以下、筒状フィルムFmという。)を下方に搬送するプルダウンベルト機構14と、筒状フィルムFmの重なり部分を縦にシールする縦シール機構15と、筒状フィルムFmを横にシールすることで袋Bの上下の端部を封止する横シール機構17とを有している。
成形機構13は、チューブ13bと、フォーマー13aとを有している。チューブ13bは、円筒形状の部材であり、上下端が開口している。このチューブ13bの上端の開口部には、組合せ計量装置2で計量された被包装物Cが投入される。フォーマー13aは、チューブ13bを取り囲むように配置されている。このフォーマー13aの形状は、フィルムロールから繰り出されてきたシート状のフィルムFがフォーマー13aとチューブ13bとの間を通るときに筒状に成形されるような形状となっている(図2参照)。また、成形機構13のチューブ13bやフォーマー13aは、製造する袋の大きさに応じて取り替えることができる。
プルダウンベルト機構14は、図2に示すように、チューブ13bに巻き付いた筒状フィルムFmを吸着して下方に搬送する機構であって、チューブ13bを挟んで左右両側にそれぞれベルト14cが設けられている。プルダウンベルト機構14では、吸着機能を有するベルト14cを駆動ローラ14aおよび従動ローラ14bによって回して筒状フィルムFmを下方に運ぶ。なお、図2においては、駆動ローラ14a等を回転させるローラ駆動モータの図示を省略している。
縦シール機構15は、チューブ13bに巻き付いた筒状フィルムFmの重なり部分を、一定の圧力でチューブ13bに押しつけながら加熱して縦にシールする機構である。この縦シール機構15は、チューブ13bの正面側に位置しており、ヒータや、そのヒータにより加熱され筒状フィルムFmの重なり部分に接触するヒータベルトを有している。また、縦シール機構15は、図示しないが、ヒータベルトをチューブ13bに近づけたり遠ざけたりするための駆動装置も備えている。
横シール機構17は、成形機構13、プルダウンベルト機構14および縦シール機構15の下方に配置されている。横シール機構17は、図2に示すように、ヒータを内蔵する一対のシールジョー17a,17bを含むように構成されている。
一対のシールジョー17a,17bは、互いに押しつけ合うようにして筒状フィルムFmを挟持し、袋の上下のそれぞれの端部となる筒状フィルムFmの一部に圧力および熱を加えてシールを施す。
[横シール機構17の構成]
横シール機構17は、図2に示すように、成形機構13、プルダウンベルト機構14、および縦シール機構15の下方に配置されている。この横シール機構17は、2つのシールジョー17a,17bをD字状に旋回させながら、筒状フィルムを横シールするときに一対のシールジョー17a,17bを押し付け合わせて横シール部分を形成する。
[フィルム供給ユニット6の構成]
フィルム供給ユニット6は、図3に示すように、下流側に配置された製袋包装ユニット5に対してフィルムFを供給する装置であって、オートスプライサ部(スプライサ部)20と、予備ロール取付部30と、を有している。
(オートスプライサ部20)
オートスプライサ部20は、ローラ20a〜20c等を用いてフィルムFを下流側に配置された製袋包装ユニット5へと搬送する。そして、オートスプライサ部20は、製袋包装ユニット5に対して供給される長尺のフィルムFが巻回されたフィルムロール(第1のフィルムロール)21aがなくなると、フィルムFの搬送を一旦停止させて、そのフィルムFの終端部分と、後述する予備のフィルムロール(第2のフィルムロール)31aの始端部分とをヒートシールして自動的に接続する。これにより、先に使用されるフィルムロール21aのフィルムFがなくなった場合でも、予備のフィルムロール31aのフィルムFとつなぐことで、継続してフィルムFの搬送を行うことができる。さらに、オートスプライサ部20は、図3および図4に示すように、シャフト(第1シャフト)21と、フロントスプライサ部22と、バックスプライサ部23と、仮止め部24と、ヒートシール部25と、シリンダ26と、支持板28と、を含むように構成されている。
シャフト21は、図3に示すように、製袋包装ユニット5に対して、予備のフィルムロール31aよりも先に供給されるフィルムロール21aを、回転可能な状態で支持している。
フロントスプライサ部22は、図3に示すように、シャフト21において支持されたフィルムロール21aから送り出される長尺のフィルムFを、ローラ22e,22fを介して下流側となる上方へと搬送する(図4参照)。また、フロントスプライサ部22は、図4に示すように、ハンドル22bを把持してバックスプライサ部23から離間させる方向に引っ張ることで、回動軸22cを中心として本体部22aを回動させることができる。これにより、フィルムロール21a,31aの交換時等には、フロントスプライサ部22とバックスプライサ部23との間を開いて、フィルムFをセットする際の作業性を向上させることができる。なお、本体部22aを回動させる際には、支持板28に形成された誘導穴28aに沿って、本体部22aに固定された突出部22dが移動し、所定の角度で誘導穴28aの下端部に突出部22dが接触する。これにより、本体部22aの回動を所定の回動角度で停止させることができる。さらに、フロントスプライサ部22の上方には、後述するヒートシール部25が配置されており、フロントスプライサ部22の上面において、シャフト21において支持されたフィルムロール21aから送り出されるフィルムFの終端部と予備のフィルムロール31aから送り出されるフィルムFの始端部とが、熱シールによって接続される。
バックスプライサ部23は、図3に示すように、予備のフィルムロール31aから送り出される長尺のフィルムFを、ローラ23e,23fを介して下流側となる上方へと搬送する(図4参照)。また、バックスプライサ部23は、フロントスプライサ部22と同様に、図4に示すように、ハンドル23bを把持してフロントスプライサ部22から離間させる方向に引っ張ることで、回動軸23cを中心として本体部23aを回動させることができる。これにより、フロントスプライサ部22と同様に、フィルムロール21a,31aの交換時等には、フロントスプライサ部22とバックスプライサ部23との間を開いて、フィルムFをセットする際の作業性を向上させることができる。なお、本体部23aを回動させる際における、本体部23aに固定された突出部23dが支持板28に形成された誘導穴28bに沿って移動し、所定の回動角度で誘導穴28bの下端部に突出部23dが接触することで本体部22aの回動を所定の角度で停止させる点については上記と同様である。さらに、バックスプライサ部23の上方には、後述する仮止め部24が配置されている。これにより、バックスプライサ部23の上面において、予備のフィルムロール31aから送り出されるフィルムFの始端部を、シャフト21において支持されたフィルムロール21aの終端部と接続されるまで保持する。そして、バックスプライサ部23の側面には、予備のフィルムロール31aから送り出されるフィルムFの始端部を、フロントスプライサ部22の上面とヒートシール部25との間に送り込むためのシリンダ26が取り付けられている。これにより、シャフト21に支持されたフィルムロール21aのフィルムFが無くなって、上記フィルムFの終端部と予備のフィルムロール31aから送り出されるフィルムFの始端部とつなぎ合わせる際には、シリンダ26を駆動して図示しない挿入板をフロントスプライサ部22側に向かって前進させることで、容易にフロントスプライサ部22の上面とヒートシール部25との間にフィルムFの始端部を送り込むことができる。
仮止め部24は、図4に示すように、バックスプライサ部23の上面に配置されており、予備のフィルムロール31aから送り出されて、フロントスプライサ部22とバックスプライサ部23との間の隙間を経由してバックスプライサ部23の上面にあるフィルムFの始端部を仮止めするために設けられている。そして、仮止め部24は、回動軸24aと、回動軸24aを中心に回動するクリップ部24bとを有している。クリップ部24bは、回動軸24aを中心として回動するとともに、バックスプライサ部23の上面に対して磁力によって吸引されており、フィルムFのつなぎ合わせを行うまでフィルムFの始端部を仮固定する。
ヒートシール部25は、フロントスプライサ部22の上面に配置されており、加熱部25aをヒートシールする部分、つまりフィルムFの終端部と予備のフィルムロール31aのフィルムFの始端部とを接続する部分に対して所定の圧力をかけながら当接させる。これにより、使用中のフィルムロール21aから送り出されるフィルムFの終端部と予備のフィルムロール31aから送り出されるフィルムFの始端部との重なり部分に対して、熱と圧力とを付与することで両者を容易に接続することができる。
シリンダ26は、図4に示すように、バックスプライサ部23の側面に配置されており、図示しない挿入板をフロントスプライサ部22の上面まで前進させる。このとき、フロントスプライサ部22の上面とヒートシール部25との間には、予備のフィルムロール31aのフィルムFの始端部と、シャフト21に支持されたフィルムロール21aのフィルムFの終端部とが、図示しない挿入板とともに挿入される。これにより、シャフト21に支持されたフィルムロール21aから送り出されるフィルムFが無くなって予備のフィルムロール31aから送り出されるフィルムFをつなぎ合わせる際に、フロントスプライサ部22の上面において、予備のフィルムロール31aのフィルムFの始端部を、使用中のフィルムロール21aのフィルムFの終端部に重ね合わせた状態を形成することができる。
支持板28は、製袋包装ユニット5側のフレームに対してオートスプライサ部20を固定するための板材であって、図4に示すように、上述したフロント・バックスプライサ部22,23の突出部22d,23dを誘導する誘導穴28a,28bが形成されている。これにより、製袋包装ユニット5の直上流側に、オートスプライサ部20を配置することができる。
(予備ロール取付部30)
予備ロール取付部30は、図3に示すように、上述したオートスプライサ部20の下方に取り付けられており、予備のフィルムロール31aを支持するシャフト(第2シャフト)31と、支持部32と、脚部33a〜33cと、シャフト位置変更機構40と、を含んでいる。そして、予備ロール取付部30は、図5に示すように、上述したオートスプライサ部20を含む組合せ計量システム10に対して取り外し可能な状態で取り付けられている。
シャフト31は、上述したオートスプライサ部20に含まれるシャフト21に支持されたフィルムロール21aのフィルムFが無くなった後で使用される予備のフィルムロール31aを回転可能な状態で支持している。
支持部32は、予備のフィルムロール31aを支持するシャフト31を支持する部材であって、後述するシャフト位置変更機構40によってシャフト31の位置を変更する際にはシャフト31とともに移動する。
脚部33a〜33cは、予備ロール取付部30を支持するために設けられており、脚部33a,33bは設置面に対する位置に、脚部33cは製袋包装ユニット5の一部に対する位置にそれぞれ配置されている。
シャフト位置変更機構40は、予備のフィルムロール31aを支持するシャフト31を、上述したオートスプライサ部20に含まれるシャフト21に対して離間させたり、近接させたりする機構である。具体的には、シャフト位置変更機構40は、図6(a)に示すように、支持部32に沿ってシャフト31を上下方向に移動させたり、図6(b)に示すように、シャフト31を支持する支持部32を水平方向にスライド移動させたりすることが可能である。なお、シャフト31の水平方向におけるスライド移動は、図6(b)に示すように、土台部34に形成された横長の長穴部34aに沿って支持部32の下端部を移動させることによって行われる。これにより、例えば、シャフト21,31間の距離を狭めるように調整した場合には、組合せ計量システム10を設置する現場がスペース的に狭い場合でも設置可能とすることができる。また、逆に、シャフト21,31間の距離を広げるように調整した場合には、シャフト21,31に対して径の大きいフィルムロール21a,31aをそれぞれ装着して、フィルムロール21a,31aを用いた袋の製袋個数を増大させることができる。
[フィルム供給ユニット6の特徴]
(1)
本実施形態のフィルム供給ユニット6は、図3に示すように、製袋包装機3の上流側に取り付けられており、2本のシャフト21,31に対してそれぞれ装着されたフィルムロール21a、予備のフィルムロール31aからフィルムFを、製袋包装ユニット5に対して供給する。そして、フィルム供給ユニット6は、先に使用されるフィルムロール21aのフィルムFの終端部と、予備のフィルムロール31aのフィルムFの始端部とを接続するオートスプライサ部20を備えている。さらに、フィルム供給ユニット6は、図5等に示すように、予備のフィルムロール31aを支持するシャフト31を、先に使用されるフィルムロール21aを支持するシャフト21に対して相対移動させるシャフト位置変更機構40を備えている。
これにより、フィルム供給ユニット6を含む製袋包装機3を設置する搬入場所の状況に応じて2本のシャフト21,31の相対位置を変更することで、例えば、搬入場所のスペースが狭い場合にはシャフト21,31間の距離を狭めてコンパクトにすることができる。この結果、設置される現場に応じてシャフトレイアウトをフレキシブルに変更して、大型のフィルム供給ユニット6の設置可能な場所を増やすことができる。
また、例えば、ユーザの身長等に合わせて、シャフト31の高さ位置を変更することで、ユーザごとに使用しやすい構成のフィルム供給ユニット6を提供することができる。
(2)
本実施形態のフィルム供給ユニット6では、図6(b)等に示すように、シャフト位置変更機構40が、予備のフィルムロール31aを支持するシャフト31を、他方のシャフト21に対してスライド移動させる。
これにより、シャフト21とシャフト31との間の距離を調整して、設置場所の状況に応じたシャフトレイアウトを、容易に構築することができる。
(3)
本実施形態のフィルム供給ユニット6では、図5に示すように、予備のフィルムロール31aを支持するシャフト31は、予備ロール取付部30をオートスプライサ部20の下方から離間することで、先に使用されるフィルムロール21aを支持したシャフト21に対して離間可能となる。
これにより、シャフトを1本しか持たないフィルム供給装置に対して、後付けで予備ロール取付部30を追加することで、容易に予備のフィルムロールを支持する2本目のシャフトを備えたフィルム供給装置を提供することができる。
(4)
本実施形態のフィルム供給ユニット6では、図5に示すように、後付けで設置可能な予備ロール取付部30に含まれる予備のフィルムロール31aを支持するシャフト31側を、先に使用されるフィルムロール21aを支持するシャフト21に対して移動させる。
これにより、後付けのシャフト31側を移動させることで、シャフトレイアウトをフレキシブルに変更して、装置の省スペース化、あるいはレイアウトの自由度の向上が図れる。
(5)
本実施形態の製袋包装機3は、図1に示すように、上述したフィルム供給ユニット6を備えている。
これにより、製袋包装ユニット5に対してフィルム供給ユニット6を取り付けた場合でも、設置場所の状況に応じた適切なシャフトレイアウトによってフィルム供給ユニット6の大きさをフレキシブルに変更することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、図5に示すように、予備のフィルムロール31aを支持する第2シャフトとしてのシャフト31側を、第1シャフトとしてのシャフト21に対して離間、近接移動させる例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、第1シャフト側を第2シャフトに対して離間、近接移動させるような構成であってもよいし、第1・第2シャフトの双方を互いに離間・近接移動が可能なように構成されていてもよい。
(B)
上記実施形態では、図3等に示すように、使用中のフィルムロール21aと、予備のフィルムロール31aとを1本ずつ支持したフィルム供給ユニット(フィルム供給装置)6を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、予備のフィルムロールを2本以上支持しており、使用しているフィルムロールのフィルムがなくなったら2本の予備のフィルムロールを次々とつないで製袋包装を継続して行うようにしてもよい。
この場合には、予備のフィルムロールを支持するシャフトを、最初に使用するフィルムロールを支持するシャフトに対して相対移動できるようにすることで、フィルムロールの数が増えた場合でも、設置場所に応じてフィルムロールのレイアウトを変更可能なフィルム供給装置を提供することができる。
(C)
上記実施形態では、図3等に示すように、先に使用されるフィルムロール21aを製袋包装ユニット5側に、予備のフィルムロール31aをその側方に配置した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、先に使用されるフィルムロールの位置と予備のフィルムロールの位置とが反対になっていてもよい。
この場合には、フロント・バックスプライサ部の上面にそれぞれ取り付けられたヒートシール部および仮止め部の配置を入れ替えることで対応可能となる。
(D)
上記実施形態では、図3等に示すように、先に使用されるフィルムロール21aをフロントスプライサ部22の下方に、予備のフィルムロール31aをバックスプライサ部23の下方に、それぞれ配置した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、フロント・バックスプライサ部の上面に、ヒートシール部および仮止め部の両方を設けた場合には、どちらのフィルムロールを先に使用してもよい。さらに、先に使用されるフィルムロールがなくなって予備のフィルムロールを使用し始めた場合には、先に使用されたフィルムロールが装着されたシャフトに新たなフィルムロールを装着してもよい。この場合には、フィルムロールのフィルムがなくなるたびに、なくなった方のシャフトに新たに予備のフィルムロールを装着することで、フィルムロールがなくなったために運転を停止させることなく、半永久的に運転を継続させることができる。
(E)
上記実施形態では、図4に示すように、先に使用されるフィルムロール21aのフィルムFの終端部と、予備のフィルムロール31aのフィルムFの始端部とを、ヒートシール部25によって熱溶着するスプライサを搭載している例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、先に使用されるフィルムロールのフィルムの終端部と、予備のフィルムロールのフィルムの始端部とを、粘着テープ等によって接続するスプライサを搭載しているフィルム供給装置であってもよい。
(F)
上記実施形態では、図1に示すように、本発明に係るフィルム供給装置を、組合せ計量システム10に含まれる製袋包装機3に対して適用した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、組合せ計量システムのようなシステムに含まれる製袋包装機ではなく、小型の包装機等に取り付けられたフィルム供給装置として、本発明のフィルム供給装置を用いてもよい。
本発明のフィルム供給装置は、設置される現場のレイアウトに応じて、シャフト位置変更機構によって複数のシャフトの相対位置を変更することで、設置場所に柔軟に適応可能なフィルム供給装置を得ることができるという効果を奏することから、複数のフィルムロールを支持するフィルム供給装置およびこれを備えた包装装置に対して広く適用可能である。
本発明の一実施形態に係る組合せ計量システムの全体構成を示す斜視図。 図1の組合せ計量システムに含まれる製袋包装ユニットの構成を示す斜視図。 図1の組合せ計量システムの製袋包装機に含まれるフィルム供給ユニットの構成を示す正面図。 図3のフィルム供給ユニットに含まれるオートスプライサ部の構成を示す正面図。 図3のフィルム供給ユニットに含まれる予備ロール取付部を離間した状態を示す正面図。 (a),(b)は、予備ロール取付部に含まれる予備のフィルムロールを支持するシャフトの位置を変更する機構について説明する正面図。
符号の説明
2 組合せ計量装置
3 製袋包装機(包装装置)
5 製袋包装ユニット
6 フィルム供給ユニット(フィルム供給装置)
10 組合せ計量システム
13 成形機構
13a フォーマー
13b チューブ
14 プルダウンベルト機構
14a 駆動ローラ
14b 従動ローラ
14c ベルト
15 縦シール機構
17 横シール機構
17a,17b シールジョー
20 オートスプライサ部(スプライサ部)
20a ローラ
20b ローラ
20c ローラ
21 シャフト(第1シャフト)
21a フィルムロール(第1のフィルムロール)
22 フロントスプライサ部
22a 本体部
22b ハンドル
22c 回動軸
22d 突出部
22e,22f ローラ
23 バックスプライサ部
23a 本体部
23b ハンドル
23c 回動軸
23d 突出部
23e,23f ローラ
24 仮止め部
24a 回転軸
24b クリップ部
25 ヒートシール部
25a 加熱部
26 シリンダ
28 支持板
28a,28b 誘導穴
30 予備ロール取付部
31 シャフト(第2シャフト)
31a 予備のフィルムロール(第2のフィルムロール)
32 支持部
33a〜33c 脚部
34 土台部
34a 長穴部
40 シャフト位置変更機構
F フィルム

Claims (5)

  1. 長尺のフィルムが巻回された複数のフィルムロールを回転可能な状態で支持しており、一方の前記フィルムロールからフィルムを送り出しながら下流側へと搬送しつつ、前記一方のフィルムロールのフィルムがなくなると前記一方のフィルムロールの前記フィルムの終端部分と他方の前記フィルムロールのフィルムの始端部分とを接続して搬送するフィルム供給装置であって、
    第1のフィルムロールを支持する第1シャフトと、
    第2のフィルムロールを支持する第2シャフトと、
    前記第1のフィルムロールのフィルムの終端部分と前記第2のフィルムロールのフィルムの始端部分とを自動的に接続するスプライサ部と、
    前記第1シャフトと前記第2シャフトの相対位置を変更するシャフト位置変更機構と、
    を備えているフィルム供給装置。
  2. 前記シャフト位置変更機構は、前記第1・第2シャフトのうち少なくとも一方を、他方の前記第2・第1シャフトに対してスライド移動させるスライド機構を有している、
    請求項1に記載のフィルム供給装置。
  3. 前記第2シャフトは、前記第1シャフトに対して取り外し可能な状態で取り付けられている、
    請求項1または2に記載のフィルム供給装置。
  4. 前記シャフト位置変更機構は、前記第2シャフトについて前記第1シャフトに対する位置調整を行う、
    請求項3に記載のフィルム供給装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のフィルム供給装置を、備えた包装装置。
JP2006307481A 2006-11-14 2006-11-14 フィルム供給装置およびこれを備えた包装装置 Pending JP2008120425A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006307481A JP2008120425A (ja) 2006-11-14 2006-11-14 フィルム供給装置およびこれを備えた包装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006307481A JP2008120425A (ja) 2006-11-14 2006-11-14 フィルム供給装置およびこれを備えた包装装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008120425A true JP2008120425A (ja) 2008-05-29

Family

ID=39505619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006307481A Pending JP2008120425A (ja) 2006-11-14 2006-11-14 フィルム供給装置およびこれを備えた包装装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008120425A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011046533A (ja) 包装装置および吸引制御装置
EP0850836B1 (en) Form-fill-seal packaging machine
JP2008127093A (ja) フィルム供給装置およびこれを備えた包装装置
JP5749939B2 (ja) 製袋包装機
WO2007046136A1 (ja) フィルム供給装置及びそれを備えた包装装置
JP5353096B2 (ja) 包装紙接続装置、包装紙接続方法、及び、包装装置
JP7236719B2 (ja) 製袋包装機
JP2006199488A (ja) 包装機
CA2540959C (en) Adjustable infeed bed for packaging apparatus
JP2023060171A (ja) 製袋包装機
JP5021281B2 (ja) フィルム供給装置およびこれを備えた包装装置
JP5229659B2 (ja) シート供給装置およびこれを用いたシート包装機
JP2008120425A (ja) フィルム供給装置およびこれを備えた包装装置
CN114013745B (zh) 床垫包装设备及包装方法
JP5452150B2 (ja) 包装機におけるフィルム自動接合方法及びスプライサー
JP5883612B2 (ja) スプライサー
JP5983712B2 (ja) 包装紙接続装置、包装紙接続方法、及び、包装装置
JP2011042396A (ja) 製袋包装装置および製袋包装方法
JP2008127092A (ja) フィルム供給装置およびこれを備えた包装装置
JPH04173509A (ja) ヒートシール装置
US20210292026A1 (en) Bag-making and packaging apparatus
JP6145383B2 (ja) チューブ状フィルムの繋ぎ装置および繋ぎ方法
JP2009046139A (ja) 製袋包装機
JP5729402B2 (ja) 包装紙接続装置、包装紙接続方法、及び、包装装置
KR101442581B1 (ko) 포장지 열접착 자동 연결장치