JP2008119378A - 球技用バット - Google Patents
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Abstract
【課題】
高く舞い上がる飛球の発生を低減させることにより、施設の管理負担や設備負担を軽減することができ、しかも、ライナー性の打球に対しては長い飛距離を確保することができる球技用バットを提供する。
【解決手段】
弾性毛が多数形成されてなる植毛部11cを有する反発部材10を備え、軸芯に配されたパイプ材からなる芯材2の打球部C上に、植毛部11cを外側にして反発部材10が並列配置され、反発部材10の植毛部11c上が可撓性を有する円筒部材13により被覆されてなる。
【選択図】 図2
高く舞い上がる飛球の発生を低減させることにより、施設の管理負担や設備負担を軽減することができ、しかも、ライナー性の打球に対しては長い飛距離を確保することができる球技用バットを提供する。
【解決手段】
弾性毛が多数形成されてなる植毛部11cを有する反発部材10を備え、軸芯に配されたパイプ材からなる芯材2の打球部C上に、植毛部11cを外側にして反発部材10が並列配置され、反発部材10の植毛部11c上が可撓性を有する円筒部材13により被覆されてなる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、野球やソフトボールなどの球技に使用する球技用バットに関するものである。
球技用バットとしては、金属バットや木製バットが周知である。金属バットは耐久性やボールに飛距離が出る点、木製バットは金属バットよりは軽量で打球時の手ごたえが良い点で野球用として広く普及している。
他方、近年になって子供や女子、高齢者など多くの人がもっと気軽に楽しめるように、本発明者等によって発泡ウレタンボール等の超軟質ボールを用いてルールも新規に定めた超軟式ベースボール「エコロベース」が開発され、既にその球技に適した球技用バットとして、合竹材からなる芯棒を全長にわたって配し、打球部とシャフト部の外面を合成ゴム等の外装筒で構成し、その外装筒内面と前記芯棒外面との間にクッション材料からなる中間材を配し、グリップ部を芯棒で構成したもの(特許文献1参照)や、全長にわたる芯材の前記打球部上に、中空弾性材料で形成された反発部材を巻回し、反発部材上が円筒部材で被覆されたもの(特許文献2参照)を提案している。これらの球技用バットは、軽量化が可能で安全性を確保できると共に、超軟質ボールを打球するのに最適な重量や飛距離に調整可能になる。
特開2001−58017号公報
特開2005−28043号公報
このように「エコロベース」の球技に適した球技用バットは、種々の利点を有するものであるが、体育館などの室内で使用する場合には更なる改良が望まれるところである。
すなわち、体育館等のスポーツ施設の室内での球技では、ボールが天井に当たって天井を損傷し、ボールが天井に引っ掛かって天井にそのまま止まるなどの弊害があり、天井の修復やボールの除去のために施設管理費が高くなるという問題がある。特に球技用バットを使った球技では、チップ性の当たりが空中高く舞い上がってこのようなことが頻繁に起こり得るので、特に問題になる。この対策として天井付近にネットを張ることが考えられるが、施設設備費が高くなるという問題がある。
本発明が目的とするところは、チップ性の当たりでもボールが高く舞い上がりにくいことにより、施設の前記のような管理負担や設備負担を軽減することができ、しかも、ライナー性の打球に対しては長い飛距離を確保することができて野球の醍醐味も楽しむことができる軽量かつ低コストの球技用バットを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の球技用バットは、軸芯に配されたパイプ材からなる芯材と、弾性毛が多数形成されてなる植毛部を有する反発部材とを備え、芯材の前記打球部上に、植毛部を外側に向けて反発部材が並列配置され、反発部材の植毛部が可撓性を有する円筒部材により被覆されてなることを特徴とする。
上記構成によれば、本発明の球技用バットでは、打球時にボールが打球部の上端を掠めるようにして当たるチップ性の当たりのときに、反発部材の弾性毛が倒れてボールを後方に逃がすことにより、高く舞い上がる飛球になるのを回避することができる。
しかも、ライナー性の打球が得られる場合には、弾性毛の弾性復元力とパイプ材(芯材)の弾性復元力とによりボールが打ち出されるので、大きな反発特性が得られる。
上記構成において、反発部材は、基材にパイル糸が多数植毛されてなる植毛部を有する人工芝シートを芯材上に巻装したものにすると好適であり、製造コストの低減化が図れる。
また、上記構成において、芯材は竹管で構成することにより、軽量化や製造コストの低減化が図れる。
本発明によれば、弾性毛が多数形成されてなる植毛部を有する反発部材を備え、全長にわたる軸芯に配された芯材の前記打球部上に、植毛部を外側にして反発部材が並列配置されているので、チップ性の当たりの場合にも飛球が高く舞い上がることを防ぐことができる球技用バットに構成することができる。
図1、図2及び図3において、実施形態に係る球技用バット1は、小径円柱状のグリップ部Aから外面がテーパー形状のテーパー部B、大径円柱状の打球部Cを経て先端部Dに至るバット形状に形成されている。中心軸上にバットの全長にわたる長さのパイプ材からなる芯材2は、竹管により形成されたもので、芯材2には全長にわたって弾力性や耐久性に優れたコルクシート3が巻回されると共に接着剤で芯材2に固定されている。
図2及び図3に示すように、グリップ部A側の端部にはオレフィン系エラストマーを成形した端面板41を有する端末キャップ4が取り付けられる。端末キャップ4の取り付けは、芯材2、コルクシート3及び端末キャップ4にねじ穴2a,3a,4a(ねじ穴4aは沈み穴ぐり)をそれぞれ設け、合致したねじ穴2a,3a,4aにねじ5を通してナット6で締め付けることにより行われる。端末キャップ4の外側は端末コルクシート7で巻回されると共に端末コルクシート7は端末キャップ4に接着剤により固定され、端末キャップ4および端末コルクシート7は、ニット等の伸縮性に富む弾性材からなる袋状の端末カバー8より被覆されると共に、端末カバー8の開口部8aの周囲部は芯材2に巻きテープ9により結束されて固定されている。
打球部Cに位置する芯材2上には反発部材10が並列配置され、反発部材10は人工芝シート11を芯材2上に巻装して構成されている。図3のように人工芝シート11は、ポリプロピレンなどの樹脂製基布11aにポリエチレンなどの樹脂製パイル糸11bをタフトして植毛部11cを形成し、基布11aの裏面をパイル糸の抜け止めのためにウレタン樹脂などでコーティングすることにより構成されている。人工芝シート11のパイル糸11bの高さは、本発明の効果が得られれば特に限定されるものではないが好ましくは約7〜9mmであり、更に好ましくは約8.5mmである。
本実施形態では2枚の人工芝シート11,11を用い、これらを重ねた状態でそれぞれの植毛部11cを外側にして芯材2に巻回することにより所要直径の打球部Cが形成される。巻回された人工芝シート11は締結ゴムバンド12により芯材2に固定されている。なお、外側に位置する人工芝シート11は、内側の人工芝シート11よりも面積が小さくなるように設定されている。
直径が異なるグリップ部Aと打球部Cとの間にあるテーパー部Bの芯材2上には、合成樹脂製シートなどの可撓性を有する弾性材からなる円筒部材13が装着される。
円筒部材13の端末側にはテーパー筒部13aが形成され、円筒部材13の先端とテーパー筒部13aの端末には紐通し孔13bが形成され、紐通し孔13bには結束紐13cが通され、結束紐13cの両端は紐通し孔13bから導出されている。そして結束紐13cにより円筒部材13の先端及びテーパー筒部13aの端末の開口部13d,13eを絞って結束紐13cの両端を結束することにより円筒部材13は芯材2上で回転しない状態に取り付けられる。円筒部材13のテーパー筒部13aは、合成樹脂製シートなどの可撓性を有する弾性材からなるテーパー形状の外装筒14により被覆される。芯材2の先端部D位置にはスポンジ製の先端キャップ15が接着剤により取り付けられる。
次に、この球技用バット1の製作手順について説明する。コルクシート3を芯材2に巻回して接着剤により固定し、二枚の人工芝シート11,11をコルクシート3上に巻回して締結ゴムバンド12により固定し、芯材2の先端に先端キャップ15を固定する。次に円筒部材13を芯材2にその端末側から通してテーパー部Bと人工芝11,11と先端キャップ15の周囲部とを被覆し、結束紐13cにより固定する。外装筒14を芯材2にその端末側から通して円筒部材13のテーパー筒部13a及びテーパー筒部13bに近接するグリップ部Aを被覆する。次に端末キャップ4を芯材2の端末に取り付けて、上述の要領でねじ5とナット6により芯材2に固定し、また、グリップ部A上に合成樹脂製の被覆巻きテープ16を螺旋状に巻回する。外装筒13の端末は結束用巻きテープ9で固定されることにより、外装筒14は芯材2上で回転しないようにして取り付けられ、また、端末カバー8の開口部8aの周囲部は結束用巻きテープ9で固定されることにより端末カバー8は芯材2上で回転しない状態に取り付けられ、球技用バット1を完成させる。なお、製作手順は適宜変更可能である。
本実施形態の球技用バット1は、このようにして完成するので、高齢者や子供などであっても簡単に製作でき、手作りキットとして好適になる。また、児童の体力向上のためのスポーツプログラムを、面白く簡単に取り組めるものにすることができ、児童の体力向上を効果的に推し進めることができる。更に、球技用バット1の構造は安全性が高く、それに手作りできる喜びが加わることにより、一石二鳥の効果を生むことが期待できる。更に、竹管や人工芝シートなどを用いることにより、製作コストを抑えることができる。
上記構成において、人工芝シート11は二枚にして巻回されているが、所要直径の打球部Cに形成されるのであれば枚数は限定されるものではない。また、パイプ材からなる芯材2としては竹管を用いているが、塩化ビニル管や補強材で補強された紙管などを用いることもできる。なお、接着剤に代えて両面接着テープを用いることもできる。
1 球技用バット
2 芯材
10 反発部材
11 人工芝シート
11a 基材
11b パイル糸(弾性毛)
11c 植毛部
2 芯材
10 反発部材
11 人工芝シート
11a 基材
11b パイル糸(弾性毛)
11c 植毛部
Claims (3)
- 軸芯に配されたパイプ材からなる芯材と、弾性毛が多数形成されてなる植毛部を有する反発部材とを備え、芯材の前記打球部上に、植毛部を外側に向けて反発部材が並列配置され、反発部材の植毛部が可撓性を有する円筒部材により被覆されてなることを特徴とする球技用バット。
- 反発部材は、基材にパイル糸が多数植毛されてなる植毛部を有する人工芝シートを芯材上に巻装したものである請求項1に記載の球技用バット。
- 芯材は、竹管である請求項1又は2に記載の球技用バット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006309225A JP2008119378A (ja) | 2006-11-15 | 2006-11-15 | 球技用バット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006309225A JP2008119378A (ja) | 2006-11-15 | 2006-11-15 | 球技用バット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008119378A true JP2008119378A (ja) | 2008-05-29 |
Family
ID=39504762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006309225A Pending JP2008119378A (ja) | 2006-11-15 | 2006-11-15 | 球技用バット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008119378A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI620585B (zh) * | 2017-04-27 | 2018-04-11 | Baseball bat |
-
2006
- 2006-11-15 JP JP2006309225A patent/JP2008119378A/ja active Pending
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TWI620585B (zh) * | 2017-04-27 | 2018-04-11 | Baseball bat |
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