JP2008118951A - 播種方法 - Google Patents

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Tsuneo Hasegawa
常雄 長谷川
Mitsuhide Matsumoto
光秀 松本
Yukihisa Omagari
幸久 大曲
Sadaaki Toyoshima
貞章 豊嶋
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Abstract

【課題】本発明の解決すべき課題は発芽、発根の効率がよく、しかも収穫物に異物が付着し難い播種方法を提供することにある。
【解決手段】
播種領域の土壌表面に通根性シート14を被覆し、その上に播種する播種方法であって、
前記シート14上に種子16を播種し、さらにその上に保水材18を散布することを特徴とする播種方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は播種方法、特に播種領域にシートを被覆しつつその上に播種する方法の改良に関する。
従来より播種領域にシートを被覆し、該シートに設けられた開口に播種することにより、水分の蒸散を適度に抑制し、且つ雑草ないし害虫の被害を軽減する播種、生育方法が周知である。
しかしながら、前述したようにシートに存在する開口からは雑草が成育し、また害虫が侵入する場合もあり、シートの効果は限定的であった。
さらに、ケール、ほうれん草などの葉物野菜はその収穫時に土壌或いは雑草が混入すると著しく商品価値を下げる。
この点について、シート自体をメッシュ状のものとし、その上に播種することでシートを介して根を成長させる手法も開発されている。
ところがこの手法では種子がシート上に載置されているのみであるため鳥害は避けえず、また種子が乾燥しやすいため発根するまでは極めて頻繁に散水を行う必要があった。
特開2002−305914 特開平9−293449
本発明は前記従来技術に鑑みなされたものであり、その解決すべき課題は発芽、発根の効率がよく、しかも収穫物に異物が付着し難い播種方法を提供することにある。
前記課題を解決するために本発明にかかる播種方法は、播種領域の土壌表面に通根性シートを被覆し、その上に播種するものであって、
前記シート上に種子を播種し、さらに少なくとも該種子上に保水材を散布することを特徴とする。
また、前記方法において、保水材は、粉末または顆粒状で、水と接触することにより粘着性を奏する糊剤含むことが好適である。
また、前記方法において、保水材はα化デンプン又は糊剤含有繊維であることが好適である。
また、前記方法において、保水材は保水性シートであり、種子を通根性シートと保水性シートの間にサンドイッチ状に保持させることが好適である。
また、前記シート上に水と接触することにより粘着性を奏する糊剤を散布し、その上に種子を播種することも好適である。
なお、本発明において、通根性シートは根の成長を阻害することのない不織布ないし編み目状の樹脂或いは繊維製シートであることが好ましく、メッシュである場合には孔径が0.3〜1.0mmであり、土壌中に残存する雑草の種子からの発芽、ないし害虫を通過させないことがより好ましい。
また、本発明において、保水材は生分解性、より好ましくは可食性糊剤、ないしこのような糊剤と繊維の複合体であることが好ましく、より具体的にはα化デンプンそのもの、或いは水溶性紙片が好適に用いられる。
また、本発明は特に葉物野菜に好適に適用され、ケール、ほうれん草、小松菜、チンゲン菜、ベビーリーフなどの畑に適用することができる。
以上説明したように本発明にかかる播種方法によれば、シートを介して土中に発根するため、シートに播種用の開口は存在せず、雑草或いは害虫の被害を著しく低減することができる。しかも種子上には保水材が散布されているので、湿度が適度に保たれ発芽、発根に悪影響を与えることがない。
さらに保水材が糊剤を含むことにより、散水により保水材及び種子をシートに固着することができる。
以下、図面に基づき本発明の好適な実施形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる播種方法により形成された畝を示している。
同図において、畑10には数条の畝12が形成されており、該畝12は通根性シート14で被覆されている。そして、シート14は、一畝3条となるように、その長手方向へ種子16が播種され、さらに種子16上に粉末状の保水材18が散布されている。
図2は前記図1に示した畑10への播種工程を示している。
まず、図2(A)に示すように畝12上に、該畝12と同等ないしやや大きい幅を有するシート14を配置する。
次に図2(B)に示すようにシート14上に一定間隔で種子16を播種する。
そして、図2(C)に示すように種子16上に粉末状のα化デンプン18を散布する。
さらに同図(D)に示すように散水20を行うと、α化デンプンは水と接触して糊化する。そして、糊化デンプン22はそれ自身及び種子16をシート14に固着させる。
この結果、糊化デンプン22は保水性を発揮しつつ、風により種子が飛散したり、鳥により種子が食害されることを防止することができる。
以上のようにして種子22は一般の畑等に播種されたときと同様、α化デンプン中で好適な温度、湿度環境が維持され、適正な発芽、生育が行われる。
そして、採取時には、図2(E)に示されるように、シート12の下方で根切り(根切り線28)を行い、シート12上の野菜30を採取する。
この結果、野菜30にはほとんど土壌が付着せずに収穫することが可能となる。
なお、糊化デンプン22は種子16より根が伸長し、シート14を貫通して土中に至り、野菜30がしっかりと固定されるまで存在すればよく、その後土中細菌等により分解されても問題はない。さらに、野菜30採取にまで糊化デンプン22が残存していた場合にも、糊化デンプンは可食性であり、万一野菜に付着したまま出荷されてもなんら不都合はない。
図3は本実施形態において用いられる播種装置の概略構成を示す上面図であり、図4は同装置の側面図である。
同図に示す播種装置40は、シートガイド42と、播種フレーム44を備え、シートガイド42は畝12と略同幅のシート14をガイドする。また、播種フレーム44は畝12の両側に位置する車輪46と、播種手段48及び保水材散布手段50を備えている。
そして、播種手段46は、シート14上に一定間隔で播種し、保水材散布手段50は前記種子16上に粉末状α化デンプン18を散布する。
この操作は、播種装置40を畝12の長さ方向に移動させることにより連続的に行われる。
この後、通常の散水によりα化デンプンは糊化し、保水材自身および種子をしっかりとシート14へ固定することになる。以後、糊化デンプンは種子を必要以上に乾燥させることなく、発根の促進を行う。
なお、保水材としては、α化デンプン以外にも、たとえば水溶性紙片など、糊剤を含む繊維質素材を用いることも好適であり、これらはα化デンプン以上に長期間にわたり保水材として機能しえる。
また、本発明において、前記シート上に水と接触することにより粘着性を奏する糊剤をまず散布し、散水後播種し、必要に応じ、さらに散水することも好適である。
本発明の一実施形態にかかる播種状態の説明図である。 本発明にかかる播種方法の工程説明図である。 本発明の一実施形態にかかる播種装置の概略構成を示す上面図である。 本発明の一実施形態にかかる播種装置の概略構成を示す側面図である。
符号の説明
10 畑
12 畝
14 シート
16 種子
18 保水材

Claims (5)

  1. 播種領域の土壌表面に通根性シートを被覆し、その上に播種する播種方法であって、
    前記シート上に種子を播種し、さらに少なくとも該種子上に保水材を散布することを特徴とする播種方法。
  2. 請求項1記載の方法において、保水材は、粉末または顆粒状で、水と接触することにより粘着性を奏する糊剤を含むことを特徴とする播種方法。
  3. 請求項2記載の方法において、保水材はα化デンプン又は糊剤含有繊維であることを特徴とする播種方法。
  4. 請求項1記載の方法において、保水材は保水性シートであり、種子を通根性シートと保水性シートによりサンドイッチ状に保持させることを特徴とする播種方法。
  5. 播種領域の土壌表面に通根性シートを被覆し、その上に播種する播種方法であって、
    前記シート上に水と接触することにより粘着性を奏する糊剤を散布し、その上に種子を播種することを特徴とする播種方法。
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