JP2008118252A - 移動通信システム及び移動通信制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、ホームエージェントのような経由ポイントを用いることなく、IPアドレス変更時に通信を維持できる移動通信システムを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る解決手段は、ネットワーク網1と、複数の無線基地局301〜30nと、集中管理装置20と、移動端末51〜5mと、通信端末61〜6pと、セッションを制御するサーバ4とを備える移動通信システムである。無線基地局301〜30nは、シグナリングプロトコルのメッセージの有無を監視する監視部311〜31nと、メッセージを解析する解析部321〜32nと、端末情報を作成し、集中管理装置20に送信する端末情報作成部331〜33nとを備える。また、集中管理装置20は、端末情報を保持する管理テーブル21と、端末情報とを比較する比較部23と、変更後の端末情報を変更情報として通信端末61〜6pに送信する変更情報作成部22とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】本発明に係る解決手段は、ネットワーク網1と、複数の無線基地局301〜30nと、集中管理装置20と、移動端末51〜5mと、通信端末61〜6pと、セッションを制御するサーバ4とを備える移動通信システムである。無線基地局301〜30nは、シグナリングプロトコルのメッセージの有無を監視する監視部311〜31nと、メッセージを解析する解析部321〜32nと、端末情報を作成し、集中管理装置20に送信する端末情報作成部331〜33nとを備える。また、集中管理装置20は、端末情報を保持する管理テーブル21と、端末情報とを比較する比較部23と、変更後の端末情報を変更情報として通信端末61〜6pに送信する変更情報作成部22とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、移動通信システム及び移動通信制御方法に係る発明であって、特に、通信状態を維持可能な移動通信システム及び移動通信制御方法に関するものである。
従来、IP(Internet Protocol)を利用したネットワーク、特にIPv4(Internet Protocol Version 4)において、不特定多数の個人間で直接情報のやり取りを行うP2P(Peer to Peer)通信を行う場合、互いに通信相手のIPアドレス等を知っておく必要があった。そのため、通信相手の装置が移動端末で、通信中に移動してアクセスする無線基地局が切り替わることで通信相手のIPアドレスが変更される場合、以後の通信が行えなくなる。
そこで、IPアドレス等の変更があっても通信を維持できる仕組みとして、特許文献1に示すようなホームエージェントを用いる構成が考えられている。このホームエージェントを用いる構成では、通信相手のIPアドレスと関係ない固定アドレスを設定し、当該アドレスを経由して通信を行っている。そのため、通信相手の移動に伴いIPアドレスが変更されても、固定アドレスは当該変更の影響を受けないため、通信を維持することができる。
IP電話等のP2P通信は、有線LAN(Local Area Network)環境のような固定IPアドレスで運用する構成を想定して開始されている。そのため、通信中に相手のIPアドレスが変更されるという事態を想定しておらず、SIP(Session Initiation Protocol)サーバなどのセッションを制御するサーバを用いてセッション開始、終了のみを管理していた。
しかし、現在のネットワークでは、有線LAN環境だけに限られず無線LAN環境も含まれている。この無線LAN環境に固定IPアドレスによるP2P通信を適用すると、通話中に端末が移動等することによりIPアドレスが変更されることがあり、通信を維持できないことがあった。
また、特許文献1のようにホームエージェントを用いて、通信相手のIPアドレスに関係ない固定アドレスを経由して通信することで、端末の移動等によるIPアドレスの変更で通信が切断されるのを回避することができる。しかし、特許文献1の方法では、P2P通信時にホームエージェントを必ず経由することになるため、ネットワーク負荷が増加し、データの遅延や故障への耐性が低下することがあった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、ホームエージェントのような経由ポイントを用いることなく、IPアドレス変更時に通信を維持できる移動通信システム及び移動通信制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係る解決手段は、ネットワーク網と、ネットワーク網に接続された複数の無線基地局と、ネットワーク網に接続され、無線基地局の情報を管理する集中管理装置と、無線基地局に接続する移動端末と、ネットワーク網又は無線基地局に接続する通信端末と、ネットワーク網に接続され、移動端末と通信端末との通信に関するセッションを制御するサーバとを備える移動通信システムであって、無線基地局は、移動端末からのシグナリングプロトコルのメッセージの有無を監視する監視部と、メッセージを解析する解析部と、解析部の結果に基づき端末情報を作成し、集中管理装置に送信する端末情報作成部とを備え、集中管理装置は、通話中である移動端末及び通信端末の端末情報を保持する管理テーブルと、端末情報作成部から新たに受信した端末情報と、管理テーブルに保持されている端末情報とを比較する比較部と、比較部の結果により、移動端末の端末情報が変更されたと判断された場合、変更後の端末情報を変更情報として通信端末に送信する変更情報作成部とを備える。
本発明に記載の移動通信システムは、集中管理装置が比較部の結果により、移動端末の端末情報が変更されたと判断された場合、変更後の端末情報を変更情報として通信端末に送信するので、ホームエージェントのような経由ポイントを用いることなく、IPアドレス変更時に通信を維持できる。
(実施の形態1)
図1に、本実施の形態に係る移動通信システムの構成図を示す。図1に示す移動通信システムでは、ネットワーク網であるIP網1を介して、無線基地局集中管理装置20と、第1無線基地局301〜第n無線基地局30nと、セッションを制御するSIPサーバ4とが接続されている。なお、IP網1は、全てが有線で構成されている必要はなく、有線と無線とが混在しても良い。
図1に、本実施の形態に係る移動通信システムの構成図を示す。図1に示す移動通信システムでは、ネットワーク網であるIP網1を介して、無線基地局集中管理装置20と、第1無線基地局301〜第n無線基地局30nと、セッションを制御するSIPサーバ4とが接続されている。なお、IP網1は、全てが有線で構成されている必要はなく、有線と無線とが混在しても良い。
無線基地局集中管理装置20は、管理下に置いている第1無線基地局301〜第n無線基地局30nのそれぞれに接続されている第1移動端末51〜第m移動端末5mのうち、通話中の移動端末の情報を管理する通話中端末管理テーブル21を備えている。さらに、無線基地局集中管理装置20は、通話中の第1移動端末51〜第m移動端末5mのIPアドレスが変更された場合、IPアドレスの変更情報を作成し、通信相手の第1端末61〜第p端末6pに送信するIP変更情報作成部22を備えている。なお、通信相手の端末は、無線基地局に接続された端末に限られず、通信相手の第2端末62のように無線基地局を介さずIP網1に接続された端末でも良い。
さらに、無線基地局集中管理装置20は、通話中の第1移動端末51〜第m移動端末5mから新たに受信する端末情報と、通話中端末管理テーブル21に保持した端末情報とを比較する端末情報比較部23を備えている。この端末情報比較部23は、比較結果により通話中端末管理テーブル21の更新が必要な場合、新たに受信した端末情報で通話中端末管理テーブル21を更新する。また、端末情報比較部23は、比較結果により通話中の移動端末のIPアドレスが変更されていると判断した場合、IP変更情報作成部22に対して通信相手の端末にIPアドレス変更情報を作成し、送信するように指示する。
一方、第1無線基地局301〜第n無線基地局30nは、第1移動端末51〜第m移動端末5mから送信されてくるデータ内に、SIPサーバ4に送信されるSIPメッセージが含まれているか否か監視するSIPメッセージ監視部311〜31nを備えている。さらに、第1無線基地局301〜第n無線基地局30nは、通過するメッセージがSIPメッセージ監視部311〜31nでSIPメッセージと判断された場合、当該メッセージの内容を解析し、通話開始、終話、転送、位置登録等の通話中端末管理テーブル21に関する情報を抽出するSIPメッセージ解析部321〜32nを備えている。このSIPメッセージ解析部321〜32nは、通話中端末管理テーブル21を更新する情報の場合、端末情報作成部331〜33nに、無線基地局集中管理装置20へ送信する端末情報の作成を指示する。
端末情報作成部331〜33nは、SIPメッセージ解析部321〜32nの指示に従い、端末情報を作成し、無線基地局集中管理装置20に当該端末情報を送信する。なお、端末情報には、通話開始、終話、転送、位置登録等や、移動端末51〜5mのMACアドレス(Media Access Control address),IPアドレス等が含まれる。また、無線基地局集中管理装置20に送信する端末情報の構成は、通信状態の変化毎に個別のメッセージとして送信しても良いし、何らかの共通のメッセージの中で通信状態変化を示すパラメータとして送信しても良い。
次に、第1無線基地局301〜第n無線基地局30nに接続される移動端末51〜5mは、SIPに対応した端末で、通話中に接続先の無線基地局301〜30nが変更された場合でも通話(通信)状態を保持する。つまり、接続先の無線基地局301〜30nの変更により、移動端末51〜5mのIPアドレスが変更される場合でも、通話(通信)状態を保持したままSIPサーバ4の位置登録を行うことができる。
一方、通話相手の端末61〜6pは、通話相手である移動端末51〜5mの変更後のIPアドレスを含むIPアドレス変更情報を、無線基地局集中管理装置20から受信すると、通話パケットの送信先を当該IPアドレス変更情報に基づき変更する機能を有している。また、SIPサーバ4は、通話中状態を保持したまま、通話中の移動端末51〜5m又は端末61〜6pの位置登録を受け付けている。
次に、通話中端末管理テーブル21の構成を図2に示す。図2に示す通話中端末管理テーブル21は、通話中の移動端末51〜5mを特定するための通話中端末(1〜q)MACアドレス、その通話中端末のIPアドレスである通話中端末(1〜q)IPアドレス、及びその通話相手の端末61〜6pのIPアドレスである通話相手(1〜q)IPアドレスを保持している。なお、図2に示す通話中端末管理テーブル21は、通話中端末(1〜q)MACアドレス、通話中端末(1〜q)IPアドレス、及び通話相手(1〜q)IPアドレスを最低構成要素の端末情報とし、必要に応じて任意のオプション要素(1〜q)を追加することができる。また、図2に示す通話中端末管理テーブル21では、システムの要求規模に応じて任意の数(1〜q)の端末情報を格納できる。
次に、IPアドレス変更情報の構成を図3に示す。図3に示すIPアドレス変更情報では、IPアドレス変更情報であること示すヘッダ、移動端末51〜5mの変更後のIPアドレスを含んでいる。なお、図3に示すIPアドレス変更情報は、ヘッダ、変更後のIPアドレスを最低構成要素の変更情報とし、必要に応じて任意のオプション要素を追加することができる。
次に、本実施の形態に係る移動通信システムの動作について、図1の概略図に基づいて説明する。なお、以下で説明する動作は、特に通話中の移動端末51〜5mが接続先の無線基地局301〜30nの変更等によりIPアドレスが変更された場合の通話維持方法に関してである。
まず、第1無線基地局301に接続された第1移動端末51が、第2無線基地局302に接続された第1端末61と通話中である。第1移動端末51が、通話(通信)状態で第n無線基地局30nの接続エリアに移動した場合、第1無線基地局301との接続が切断され、第n無線基地局30nに接続されIPアドレスが変更される。なお、図1では、通信相手の第1端末61は第2無線基地局302に接続された無線端末であるが、本発明はこれに限られず端末62のように無線基地局を介さずにIP網1に接続される端末でも良い。
次に、第1移動端末51が第n無線基地局30nの接続エリアに移動した場合、第1移動端末51は通話相手の第1端末61のIPアドレスが分かっているため、第1移動端末51から第1端末61への通話パケットは届く。一方、通話相手の第1端末61は、第1移動端末51の変更後のIPアドレスが分からないため、第1端末61から第1移動端末51への通話パケットは届かない一方通話(通信)状態となる。
しかし、本実施の形態に係る移動通信システムでは、第1移動端末51が第n無線基地局30nへ移動した場合、SIPサーバ4への位置登録のSIPメッセージをSIPメッセージ監視部31nで監視している。SIPメッセージ監視部31nでは、第n無線基地局30nを通過するパケットを監視し、SIPメッセージを受信すると、そのメッセージの内容をSIPメッセージ解析部32nで解析する。SIPメッセージ解析部32nでは、SIPメッセージがSIPサーバ4への位置登録であった場合、当該位置登録を含む端末情報を、無線基地局集中管理装置20へ送信する。
無線基地局集中管理装置20では、端末情報比較部23で新たに受信した端末情報を通話中端末管理テーブル21に保持した端末情報と比較し、第1移動端末1のIPアドレスが変更されているか否か判断する。端末情報比較部23で第1移動端末1のIPアドレスが変更されていると判断した場合、新たに受信した端末情報で通話中端末管理テーブル21を更新する。
図2を用いて具体的に説明すると、通話中端末管理テーブル21の通話中端末1MACアドレス,通話中端末1IPアドレス,通話相手1IPアドレス,オプション要素1の端末情報が保持されている。新たに受信した端末情報が変更後の通話中端末1IPアドレスを含むメッセージの場合、通話中端末管理テーブル21の内容を変更後の通話中端末1IPアドレスに更新する。さらに、IP変更情報作成部22では、変更後の通話中端末1IPアドレスを含むIPアドレス変更情報を作成し、通話相手の第1端末61に送信する。
通信相手の第1端末61は、IPアドレス変更情報を無線基地局集中管理装置20から受け取ると、第1移動端末51の変更後のIPアドレスを取得し、以降、通話パケットの送信先を変更後のIPアドレスとする。これにより、通信相手の第1端末61から第1移動端末51への通話パケットが届くようになり、双方向通話(通信)が再開できる。
つまり、本実施の形態に係る移動通信システムでは、上記の構成によりIPアドレスの変更後もP2P通信による通話を維持できる。また、ホームエージェントのような経由点を必要としないので、本実施の形態に係る移動通信システムでは、回線負荷の増加、パケット遅延、故障への耐性低下を招くことなく、IPアドレスの変更後においても通話を維持できる。
次に、図1で示した本実施の形態に係る移動通信システムの簡単なシーケンス図を図4に示す。図4に示すシーケンス図では、最上段が通常時の第1移動端末51と第1端末61の通話であり、2,3段目が第1移動端末51のIPアドレス変更時の第1端末61との通話である。2段目のシーケンス図では、第1端末61から第1移動端末51への通話パケットが不通であるが、3段目のシーケンス図では、第1移動端末51から第1端末61への通話パケットが到達している様子が示されている。
また、図4示すシーケンス図では、4段目がSIPサーバ4への位置登録のメッセージを表し、5段目がSIPサーバ4への位置登録に伴う、新たな端末情報の無線基地局集中管理装置20への送信を表し、6段目が第1端末61へのIPアドレス変更情報の送信を表している。7段目のシーケンス図は、IPアドレス変更後の第1移動端末51と第1端末61の通話を示している。なお、図4中では、メッセージは簡略化のためレスポンスなしとして示しているが、処理の信頼性を高めるためにはレスポンスありとしても良い。
なお、レスポンスありとは、通信相手の第1端末61が、無線基地局集中管理装置20からのIPアドレス変更情報に対して、IPアドレス変更情報応答のような応答メッセージを返すシーケンスのことである。IPアドレス変更情報応答の場合、無線基地局集中管理装置20で応答メッセージが受信されないと、IPアドレス変更情報を再送することができるのでシステムの信頼性が向上する。
次に、図1で示した本実施の形態に係る移動通信システムにおける無線基地局集中管理装置20の動作を、図5のフローチャートに示す。まず、図5に示すステップS1では、無線基地局301〜30nに接続された移動端末51〜5mから端末情報を新たに受信する。ステップS2では、端末情報比較部23において、新たに受信した端末情報を通話中端末管理テーブル21に保持した端末情報に対し照会する。
ステップS3にて照会した結果、新たに受信した端末情報が通話中端末管理テーブル21に含まれる場合(通話中の移動端末51〜5mと判断した場合)、ステップS4に進み新たに受信した端末情報が位置登録による情報を含むか否かを判断する。さらに、ステップS4にて新たに受信した端末情報に位置登録による情報が含まれていない場合、ステップS5に進み新たに受信した端末情報が終話による情報を含むか否かを判断する。ステップS5にて新たに受信した端末情報に終話による情報が含まれていない場合、ステップS6に進み新たに受信した端末情報が通話開始による情報を含むか否かを判断する。ステップS6にて新たに受信した端末情報に通話開始による情報が含まれていない場合、そのまま処理を終了する。
一方、ステップS3にて照会した結果、新たに受信した端末情報が通話中端末管理テーブル21に含まれていない場合(通話中の移動端末51〜5mでないと判断した場合)、ステップS7に進み新たに受信した端末情報が通話開始による情報を含むか否かを判断する。ステップS7にて新たに受信した端末情報に通話開始による情報が含まれていない場合、そのまま処理を終了する。逆に、ステップS7にて新たに受信した端末情報に通話開始による情報が含まれている場合、ステップS8に進み新たに受信した端末情報を通話中端末管理テーブル21に追加し、処理を終了する。
また、ステップS4にて新たに受信した端末情報に位置登録による情報が含まれている場合、ステップS9に進み移動端末51〜5mのIPアドレスを変更する必要があるか否かを判断する。ステップS9にてIPアドレスの変更が不要であると判断した場合、そのまま処理を終了する。逆に、ステップS9にてIPアドレスの変更が必要であると判断した場合、ステップS10に進み通話中端末管理テーブル21の通話中端末IPアドレスを更新する。さらに、ステップS11にて通話相手の端末61〜6pにIPアドレス変更情報を送信し、処理を終了する。
また、ステップS5にて新たに受信した端末情報に終話による情報が含まれている場合、ステップS12に進み通話中端末管理テーブル21の当該端末情報を削除し、処理を終了する。また、ステップS6にて新たに受信した端末情報に通話開始による情報が含まれている場合、ステップS13に進み通話中端末管理テーブル21に当該端末情報を追加更新し、処理を終了する。
次に、図1で示した本実施の形態に係る移動通信システムにおける無線基地局301〜30nの動作を、図6のフローチャートに示す。まず、図6に示すステップS14では、無線基地局301〜30nを通過するメッセージがSIPメッセージであるか否かを判断する。ステップS14にてSIPメッセージでないと判断した場合、そのまま処理を終了する。逆に、ステップS14にてSIPメッセージであると判断した場合、ステップS15に進み当該SIPメッセージが通話開始メッセージか否かを判断する。ステップS15にて当該SIPメッセージが通話開始メッセージでないと判断した場合、ステップS16に進み当該SIPメッセージが位置登録メッセージか否かを判断する。
次に、ステップS14にて当該SIPメッセージが位置登録メッセージでないと判断した場合、ステップS17に進み当該SIPメッセージが終話メッセージか否かを判断する。ステップS17にて当該SIPメッセージが終話メッセージでないと判断した場合、そのまま処理を終了する。ステップS15、ステップS16、ステップS17にて、当該SIPメッセージがそれぞれ該当メッセージと判断された場合は、ステップS18に進み判断内容に沿った端末情報を作成する。ステップS19にて当該端末情報を無線基地局集中管理装置20へ送信し、処理を終了する。
(実施の形態2)
図7に、本実施の形態に係る移動通信システムの構成図を示す。図7に示す移動通信システムでは、図1に示す移動通信システムと異なり、各無線基地局301〜30n内に端末情報作成部331〜33nを設けずに、無線基地局集中管理装置20に端末情報作成部24を設けている。
図7に、本実施の形態に係る移動通信システムの構成図を示す。図7に示す移動通信システムでは、図1に示す移動通信システムと異なり、各無線基地局301〜30n内に端末情報作成部331〜33nを設けずに、無線基地局集中管理装置20に端末情報作成部24を設けている。
そのため、本実施の形態に係る移動通信システムでは、多数設置される無線基地局301〜30nにおいて必要となる処理能力を抑え、システム全体のコスト削減を図ることが可能となる。なお、図7に示す移動通信システムでは、図1に示す移動通信システムと構成要素が同じものについては同一の番号を付与し、当該構成要素に関する説明は省略する。
本実施の形態に係る移動通信システムでは、無線基地局301〜30nがSIPメッセージ解析部321〜32nで解析し、その結果、端末情報の作成が必要であると判断した場合、無線基地局集中管理装置20にSIPメッセージを送信する。さらに、本実施の形態に係る移動通信システムでは、無線基地局集中管理装置20がSIPメッセージを受信した場合、端末情報作成部24にて端末情報を作成し、端末情報比較部23に送る。
(実施の形態3)
図8に、本実施の形態に係る移動通信システムの構成図を示す。図8に示す移動通信システムでは、図1に示す移動通信システムと異なり、各無線基地局301〜30n内に端末情報作成部331〜33n及びSIPメッセージ解析部321〜32nを設けずに、無線基地局集中管理装置20に端末情報作成部24及びSIPメッセージ解析部25を設けている。
図8に、本実施の形態に係る移動通信システムの構成図を示す。図8に示す移動通信システムでは、図1に示す移動通信システムと異なり、各無線基地局301〜30n内に端末情報作成部331〜33n及びSIPメッセージ解析部321〜32nを設けずに、無線基地局集中管理装置20に端末情報作成部24及びSIPメッセージ解析部25を設けている。
そのため、本実施の形態に係る移動通信システムでは、多数設置される無線基地局301〜30nにおいて必要となる処理能力を抑え、システム全体のコスト削減を図ることが可能となる。なお、図8に示す移動通信システムでは、図1に示す移動通信システムと構成要素が同じものについては同一の番号を付与し、当該構成要素に関する説明は省略する。
本実施の形態に係る移動通信システムでは、無線基地局301〜30nがSIPメッセージ監視部311〜31nで検出されたSIPメッセージを無線基地局集中管理装置20に送信する。さらに、本実施の形態に係る移動通信システムでは、無線基地局集中管理装置20がSIPメッセージを受信した場合、SIPメッセージ解析部25で当該SIPメッセージを解析し、その結果、端末情報の作成が必要であると判断するときは、端末情報作成部24にて端末情報を作成し、端末情報比較部23に送る。
(実施の形態4)
実施の形態1に係る移動通信システムでは、SIPメッセージの位置登録メッセージを監視することで移動端末のIPアドレスの変更を検出している。しかし、本実施の形態に係るシステムでは、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)やPPPoE(PPP over Ethernet)のメッセージといったIPアドレスを動的に割り当て、各種の設定を自動で行うプロトコルを監視し、解析する。
実施の形態1に係る移動通信システムでは、SIPメッセージの位置登録メッセージを監視することで移動端末のIPアドレスの変更を検出している。しかし、本実施の形態に係るシステムでは、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)やPPPoE(PPP over Ethernet)のメッセージといったIPアドレスを動的に割り当て、各種の設定を自動で行うプロトコルを監視し、解析する。
これにより、本実施の形態に係るシステムでは、DHCP等のメッセージから移動端末のIPアドレスの変更を検出し、SIPメッセージの位置登録メッセージを検出した場合と同等の処理を行う。
(実施の形態5)
本実施の形態に係る移動通信システムでは、図2に示す通話中端末管理テーブル21のオプション要素でSIPメッセージの作成に必要な移動端末の識別情報、通信相手の識別情報等を管理している。さらに、本実施の形態に係る移動通信システムでは、図1に示す無線基地局集中管理装置20のIP変更情報作成部22の変わりに、通話中端末管理テーブル21のオプション要素を利用してSIPメッセージを作成するSIPメッセージ作成部(図示せず)を備えている。
本実施の形態に係る移動通信システムでは、図2に示す通話中端末管理テーブル21のオプション要素でSIPメッセージの作成に必要な移動端末の識別情報、通信相手の識別情報等を管理している。さらに、本実施の形態に係る移動通信システムでは、図1に示す無線基地局集中管理装置20のIP変更情報作成部22の変わりに、通話中端末管理テーブル21のオプション要素を利用してSIPメッセージを作成するSIPメッセージ作成部(図示せず)を備えている。
そのため、本実施の形態に係る移動通信システムでは、無線基地局集中管理装置20にて一部のSIPメッセージを作成して、IPアドレス変更情報の変わりにSIPの転送シーケンス処理を用いる。これにより、本実施の形態に係る移動通信システムでは、IPアドレス変更情報に対応していない一般の端末が通信相手であっても、IPアドレスの変更による通話(通信)状態の維持が可能となる。
具体的には、SIPの転送シーケンス処理は、SIPメッセージ中に含まれる相手先指示の要素「Contact」を利用し、SIPサーバと端末間で行われる転送(例えば、通信中相手の変更)処理の間のみ、端末からのSIPメッセージの宛先を無線基地局集中管理装置へ変更し、転送処理完了後にSIPサーバに戻すよう指示する処理である。
(実施の形態6)
実施の形態1に係る移動通信システムでは、SIP(Session Initiation Protocol)を用いてIPアドレス変更時の通話(通信)状態の維持を行ったが、本発明はSIPに限定されない。例えば、SIPに代えて、他のシグナリングプロトコルを用いても良い。他のシグナリングプロトコルとしては、例えばH.323等がある。
実施の形態1に係る移動通信システムでは、SIP(Session Initiation Protocol)を用いてIPアドレス変更時の通話(通信)状態の維持を行ったが、本発明はSIPに限定されない。例えば、SIPに代えて、他のシグナリングプロトコルを用いても良い。他のシグナリングプロトコルとしては、例えばH.323等がある。
本実施の形態に係る移動通信システムでは、SIPに代えて、他のシグナリングプロトコルを利用するので、図1に示すSIPメッセージ監視部311〜31nやSIPメッセージ解析部321〜32nを、他のシグナリングプロトコルのメッセージ監視部や解析部に置き換えることで対応可能である。
なお、SIPに代えて用いるプロトコルには、DHCPやPPPoEのような動的にIPを割り当てるプロトコルと、各種P2Pの通信プロトコルとを組み合わせたような複数のプロトコルの組み合わせとしても良い。
1 IP網、20 無線基地局集中管理装置、301〜30n 無線基地局、4 SIPサーバ、51〜5m 移動端末、61〜6p 通信相手の端末、21 通話中端末管理テーブル、22 IP変更情報作成部、23 端末情報比較部、311〜31n SIPメッセージ監視部、25,321〜32n SIPメッセージ解析部、24,331〜33n 端末情報作成部。
Claims (7)
- ネットワーク網と、
前記ネットワーク網に接続された複数の無線基地局と、
前記ネットワーク網に接続され、前記無線基地局の情報を管理する集中管理装置と、
前記無線基地局に接続する移動端末と、
前記ネットワーク網又は前記無線基地局に接続する通信端末と、
前記ネットワーク網に接続され、前記移動端末と前記通信端末との通信に関するセッションを制御するサーバとを備える移動通信システムであって、
前記無線基地局は、
前記移動端末からのシグナリングプロトコルのメッセージの有無を監視する監視部と、
前記メッセージを解析する解析部と、
前記解析部の結果に基づき端末情報を作成し、前記集中管理装置に送信する端末情報作成部とを備え、
前記集中管理装置は、
通話中である前記移動端末及び前記通信端末の前記端末情報を保持する管理テーブルと、
前記端末情報作成部から新たに受信した前記端末情報と、前記管理テーブルに保持されている前記端末情報とを比較する比較部と、
前記比較部の結果により、前記移動端末の前記端末情報が変更されたと判断された場合、変更後の前記端末情報を変更情報として前記通信端末に送信する変更情報作成部とを備えることを特徴とする移動通信システム。 - 請求項1に記載の移動通信システムであって、
前記集中管理装置は、前記無線基地局に代えて前記端末情報作成部を備え、前記無線基地局の前記解析部から結果を受信することを特徴とする移動通信システム。 - 請求項1に記載の移動通信システムであって、
前記集中管理装置は、前記無線基地局に代えて前記解析部及び前記端末情報作成部を備え、前記無線基地局の前記監視部から前記メッセージを受信することを特徴とする移動通信システム。 - 請求項1に記載の移動通信システムであって、
前記集中管理装置は、前記変更情報作成部に代えて、前記管理テーブルの前記端末情報に基づいて前記メッセージを作成するメッセージ作成部を備え、前記サーバと前記移動端末との間で行われる転送処理の間、前記通信端末からの前記メッセージの宛先とされることを特徴とする移動通信システム。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の移動通信システムであって、
前記シグナリングプロトコルは、SIPであることを特徴とする移動通信システム。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の移動通信システムであって、
前記シグナリングプロトコルに代えて、アドレスの動的割り当て及び所定の設定を行うプロトコルとすることを特徴とする移動通信システム。 - ネットワーク網に接続された複数の無線基地局の監視部において、前記無線基地局に接続された移動端末からのシグナリングプロトコルのメッセージの有無を監視するステップと、
前記無線基地局の解析部において、前記メッセージを解析するステップと、
前記無線基地局の端末情報作成部において、前記解析部の結果に基づき端末情報を作成し、前記ネットワーク網に接続され、前記無線基地局の情報を管理する集中管理装置に送信するステップと、
前記集中管理装置の比較部において、前記集中管理装置の管理テーブルに保持した通話中の前記移動端末及び前記通信端末の前記端末情報と、前記端末情報作成部から新たに受信した前記端末情報とを比較するステップと、
前記集中管理装置の変更情報作成部において、前記比較部の結果により、前記移動端末の前記端末情報が変更されたと判断された場合、変更後の前記端末情報を変更情報として前記通信端末に送信するステップとを備える移動通信制御方法。
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