JP2008117454A - 記録再生装置 - Google Patents

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義弘 柏木
Hisayuki Negishi
寿行 根岸
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Abstract

【課題】著作権に抵触することなく、コピーワンスコンテンツの情報を固定型の記録媒体からリムーバブル型の記録媒体へダビングした後、固定型の記録媒体に確実に視聴可能に復活させる。
【解決手段】コピーワンスコンテンツの映像や音声等の情報をHDDのユーザアクセス可能なコンテンツ記録領域に記録した後、ダビングする際に、該コンテンツの情報と識別情報を光ディスクに記録し、かつ該コンテンツの情報をHDDのコンテンツ記録領域からユーザアクセス不可能なコンテンツ移動領域へ移動し、かつ該コンテンツの識別情報をダビング属性情報としてHDDに記録する。ダビングしたコピーワンスコンテンツの情報を削除する際に、該コンテンツの情報を光ディスクから削除し、かつ該コンテンツとダビング属性情報が一致するコピーワンスコンテンツをコンテンツ移動領域から検索して、該コンテンツの情報をコンテンツ移動領域からコンテンツ記録領域へ移動する。
【選択図】図3

Description

本発明は、コピーワンスコンテンツの映像や音声等の情報を一の記録媒体に記録した後、他の記録媒体にダビングする記録再生装置に関するものである。
記録再生装置には、テレビ番組等のコンテンツの映像や音声等の情報をデジタル放送電波から取得して、ハードディスク等の固定型の記録媒体にデジタル方式で記録し、該コンテンツの情報をDVD(Digital Versatile Disk)や他の光ディスク等のリムーバブル型の記録媒体にデジタル方式でダビングし、該記録媒体に記録されたコンテンツの情報を再生するものがある。また、例えば下記の特許文献1等に開示されているように、著作権保護のため、1回だけコピーを許可する制限が付されたコピーワンスコンテンツの情報を固定型の記録媒体に記録した後リムーバブル型の記録媒体にダビングする際に、該コピーワンスコンテンツの情報を固定型の記録媒体からリムーバブル型の記録媒体へ移動させるムーブ機能を有したものもある。特許文献1では、コピーワンスコンテンツの情報を固定型の記録媒体からリムーバブル型の記録媒体へ移動するときに、該コピーワンスコンテンツの情報を固定型の記録媒体から削除して、該コピーワンスコンテンツの情報と同じ容量でかつ著作権管理情報等を含んだ仮想ファイルを固定型の記録媒体に作成し、コピーワンスコンテンツの情報をリムーバブル型の記録媒体から固定型の記録媒体へ戻すときに、該コピーワンスコンテンツの情報を固定型の記録媒体の仮想ファイルに記録して、該コピーワンスコンテンツの情報の連続性を保っている。
特開2005−348091号公報
上述した特許文献1のような従来の記録再生装置では、コピーワンスコンテンツの情報を固定型の記録媒体からリムーバブル型の記録媒体へダビングする際に、該コピーワンスコンテンツの情報を固定型の記録媒体から削除するので、その後リムーバブル型の記録媒体にダビングしたコピーワンスコンテンツの情報が劣化したり削除されたりすると、該コピーワンスコンテンツの情報を視聴できなくなる。
本発明は、上述した問題点を解決するものであって、その課題とするところは、著作権に抵触することなく、コピーワンスコンテンツの情報を固定型の記録媒体からリムーバブル型の記録媒体へダビングした後、固定型の記録媒体に確実に視聴可能に復活させることができる記録再生装置を提供することにある。
本発明では、コピーワンスコンテンツの情報を外部から取得して固定型の第1の記録媒体にデジタル方式で記録し、第1の記録媒体に記録したコピーワンスコンテンツの情報をリムーバブル型の第2の記録媒体にデジタル方式でダビングし、第1または第2の記録媒体に記録されたコピーワンスコンテンツの情報を再生する記録再生装置において、第1の記録媒体に、ユーザがアクセスできる第1の記録領域とアクセスできない第2の記録領域とを設け、第1または第2の記録媒体に対する情報の読み書きと削除を制御する制御手段を備え、制御手段は、外部から取得したコピーワンスコンテンツの情報を第1の記録媒体の第1の記録領域に記録し、第1の記録領域に記録したコピーワンスコンテンツの情報を第2の記録媒体にダビングする際に、該コピーワンスコンテンツの情報と該コピーワンスコンテンツを識別するための識別情報とを第2の記録媒体に記録し、かつ該コピーワンスコンテンツの情報を第1の記録媒体の第1の記録領域から第2の記録領域へ移動し、かつ該コピーワンスコンテンツの識別情報をダビング属性情報として第1の記録媒体に記録し、第2の記録媒体にダビングしたコピーワンスコンテンツの情報を削除する際に、該コピーワンスコンテンツの情報を該第2の記録媒体から削除し、かつ該コピーワンスコンテンツとダビング属性情報が一致するコピーワンスコンテンツを第1の記録媒体の第2の記録領域から検索し、一致するコピーワンスコンテンツが有れば、該コピーワンスコンテンツの情報を第2の記録領域から第1の記録領域へ移動する。
このようにすると、コピーワンスコンテンツの情報を固定型の第1の記録媒体からリムーバブル型の第2の記録媒体へダビングした後、該第2の記録媒体に記録されたコピーワンスコンテンツの情報が劣化しても、該コピーワンスコンテンツの情報を第2の記録媒体から削除することで、同一のコピーワンスコンテンツの情報が第1の記録媒体の第2の記録領域から第1の記録領域に移動されて、該コピーワンスコンテンツの情報を第1の記録媒体に確実に視聴可能に復活させることができる。また、ユーザがアクセスして視聴可能なコピーワンスコンテンツの情報は、第1の記録媒体の第1の記録領域または第2の記録媒体に記録されたものだけというように常に1つになるので、コピーワンスコンテンツの著作権に抵触することはなく、コピーワンスコンテンツの情報が不正に複数コピーされるのを防止することができる。
また、本発明の一実施形態では、上記記録再生装置において、制御手段は、第2の記録媒体に対して該第2の記録媒体を識別するための識別情報を割り当てて記録し、第1の記録媒体の第1の記録領域に記録したコピーワンスコンテンツの情報を第2の記録媒体にダビングする際に、該コピーワンスコンテンツの識別情報とダビング先の第2の記録媒体の識別情報とをダビング属性情報として第1の記録媒体に記録する。
このようにすると、第2の記録媒体から削除するコピーワンスコンテンツと第1の記録媒体の第2記録領域に移動したコピーワンスコンテンツの、それぞれの識別情報とダビング先の識別情報の一致を確認して、同一性をより厳しく正確に判断することができる。
また、本発明の一実施形態では、上記記録再生装置において、制御手段は、第1の記録媒体の第1の記録領域に記録したコピーワンスコンテンツの情報を第2の記録媒体にダビングする際に、ダビング属性情報をリムーバブル型の第3の記録媒体に記録する。
このようにすると、第2の記録媒体に記録された削除するコピーワンスコンテンツのダビング属性情報と、第1の記録媒体および第3の記録媒体に記録されたダビング属性情報の少なくとも一方または両方の一致を確認して、第2の記録媒体から削除するコピーワンスコンテンツと第1の記録媒体の第2記録領域に移動したコピーワンスコンテンツの同一性を判断することができる。また、第2の記録媒体に記録されたダビング属性情報と、第3の記録媒体に記録されたダビング属性情報の一致を確認して、コピーワンスコンテンツの同一性を判断する場合は、第2の記録媒体から削除するコピーワンスコンテンツのダビング属性情報を記録した第3の記録媒体を装着したときにのみ、同一のコピーワンスコンテンツの情報を第1の記録媒体に確実に視聴可能に復活させることができる。つまり、第3の記録媒体がコピーワンスコンテンツの第1の記録媒体への復活の鍵となるので、該第3の記録媒体を有していない他人によって勝手にコピーワンスコンテンツが第1の記録媒体に復活させられて視聴されるのを防止し、該コピーワンスコンテンツの機密性を高めることが可能となる。また、第2の記録媒体に記録されたダビング属性情報と、第1の記録媒体または第3の記録媒体に記録されたダビング属性情報のいずれかの一致を確認して、コピーワンスコンテンツの同一性を判断する場合は、第1の記録媒体と第3の記録媒体に記録されたダビング属性情報の一方に消失、改竄、または破壊等の不具合が生じても、第2の記録媒体から削除するコピーワンスコンテンツと同一のコピーワンスコンテンツの情報を第1の記録媒体に確実に視聴可能に復活させることができる。さらに、第2の記録媒体と第1の記録媒体と第3の記録媒体に記録されたダビング属性情報の全ての一致を確認して、コピーワンスコンテンツの同一性を判断する場合は、該判断をより一層厳重でかつ正確なものにすることができる。
さらに、本発明の典型的な実施形態では、コピーワンスコンテンツの映像や音声等の情報をデジタル放送電波から取得して内蔵または外付けされたハードディスクにデジタル方式で記録し、ハードディスクに記録したコピーワンスコンテンツの情報を光ディスクにデジタル方式でダビングし、ハードディスクまたは光ディスクに記録されたコピーワンスコンテンツの情報を再生し、リムーバブル型の外部メモリに対して情報を読み書きする記録再生装置において、ハードディスクに、ユーザがアクセスできる第1の記録領域とアクセスできない第2の記録領域とを設け、ハードディスク、光ディスク、または外部メモリに対する情報の読み書きと削除を制御する制御手段を備え、制御手段は、光ディスクをフォーマットしたときまたは光ディスクが初めて装着されたときに、該光ディスクを識別するための識別情報を該光ディスクに割り当てて記録し、コピーワンスコンテンツの情報をデジタル放送電波の転送レートのままハードディスクの第1の記録領域に記録し、コピーワンスコンテンツの情報を第1の記録領域に記録した後、自動的に光ディスクにダビングする際に、またはユーザからの指示を受けて光ディスクにムーブする際に、該コピーワンスコンテンツの情報と該コピーワンスコンテンツを識別するための識別情報とを光ディスクに記録し、かつ該コピーワンスコンテンツの情報をハードディスクの第1の記録領域から第2の記録領域へ移動し、かつ該コピーワンスコンテンツの識別情報とダビング先の光ディスクの識別情報とをダビング属性情報としてハードディスクまたは外部メモリの少なくとも一方に記録し、光ディスクにダビングしたコピーワンスコンテンツの情報を削除する際に、該コピーワンスコンテンツの情報を該光ディスクから削除し、かつ該光ディスクから読み出した該コピーワンスコンテンツのダビング属性情報と、ハードディスクと外部メモリの少なくとも一方から読み出したダビング属性情報とに基づいて、該コピーワンスコンテンツとダビング属性情報が一致するコピーワンスコンテンツをハードディスクの第2の記録領域から検索し、一致するコピーワンスコンテンツが有れば、該コピーワンスコンテンツの情報を第2の記録領域から第1の記録領域へ移動し、かつ該コピーワンスコンテンツの識別情報を光ディスクから削除し、かつ該コピーワンスコンテンツのダビング属性情報をハードディスクと外部メモリから削除する。
このようにすると、コピーワンスコンテンツの情報をハードディスクから光ディスクへダビングした後、該コピーワンスコンテンツの情報を光ディスクから削除することで、同一のコピーワンスコンテンツの情報がハードディスクの第2の記録領域から第1の記録領域に移動されて、該コピーワンスコンテンツの情報をハードディスクに確実に視聴可能に復活させることができる。また、ユーザがアクセスして視聴可能なコピーワンスコンテンツの情報は常に1つになるので、コピーワンスコンテンツの著作権に抵触することはなく、コピーワンスコンテンツの情報が不正に複数コピーされるのを防止することができる。また、光ディスクから削除するコピーワンスコンテンツとハードディスクの第2記録領域に移動したコピーワンスコンテンツのそれぞれの識別情報とダビング先の識別情報の一致を確認して、同一性をより厳しく正確に判断することができる。さらに、光ディスクに記録された削除するコピーワンスコンテンツのダビング属性情報と、ハードディスクおよび外部メモリに記録されたダビング属性情報の少なくとも一方または両方の一致を確認して、光ディスクから削除するコピーワンスコンテンツとハードディスクの第2記録領域に移動したコピーワンスコンテンツの同一性を判断することができる。
本発明によれば、コピーワンスコンテンツの情報を固定型の第1の記録媒体からリムーバブル型の第2の記録媒体へダビングした後、第2の記録媒体から削除することで、著作権に抵触することなく、該コピーワンスコンテンツの情報を第1の記録媒体に確実に視聴可能に復活させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る記録再生装置10のブロック図である。記録再生装置10は、HDD(Hard Disk Drive)レコーダと光ディスクレコーダと外部メモリリーダライタの機能を有する複合型のデジタルAV機器である。制御部1は、CPUとROMやRAM等のメモリとタイマ等から構成されている。メモリ2は、ROM、RAM、および不揮発性メモリ等から構成されている。制御部1は、内蔵するメモリとメモリ2に記憶されたプログラムとデータに基づいて、記録再生装置10の各部を制御する。また、制御部1は、内蔵するタイマにより日時をカウントする。制御部1は、本発明における制御手段の一実施形態を構成する。
信号処理部3は、MPEG(Moving Picture Experts Group)符号化・復号回路およびデジタル・アナログ変換回路等から構成されている。チューナ4は、放送局から放送された地上アナログ放送、地上デジタル放送、BSデジタル放送、CSデジタル放送、およびこれらデジタル放送に含まれるハイビジョン放送等の各種放送電波を、アンテナ13を介して受信する回路等から構成されている。チューナ4は、受信した放送電波から各チャンネルのテレビ番組のコンテンツの映像や音声等の情報(コンテンツの実体を示す情報)を抽出して、信号処理部3へ出力する。外部から取得するコンテンツの情報としては、上記放送電波から取得したコンテンツの情報以外に、例えば記録再生装置10とケーブル等で接続された他のAV機器から送信されるコンテンツの情報等もある。信号処理部3は、チューナ4等から入力されたコンテンツの情報を処理して、アナログの映像信号と音声信号を生成し、テレビ(テレビジョン受像機)40へ出力する。
HDD5は、内蔵する磁気ディスクに対してコンテンツの情報等を読み書きする。光ディスクドライブ6は、DVD(Digital Versatile Disk)やブルーレイディスク(Blu-ray Disc;登録商標)等の光ディスク20に対してコンテンツの情報等を読み書きする。メモリインタフェイス7は、SD(Secure Digital)メモリカードやUSB(Universal
Serial Bus)メモリ等の外部メモリ30に対してコンテンツの情報等を読み書きする。制御部1は、HDD5、光ディスク20、または外部メモリ30に対する情報の読み書きと削除を制御する。HDD5、光ディスクドライブ6、およびメモリインタフェイス7は、記録再生装置10の本体に内蔵されている。HDD5は、本発明における固定型の第1の記録媒体の一実施形態を構成する。光ディスク20は、本発明におけるリムーバブル型の第2の記録媒体の一実施形態を構成する。外部メモリ30は、本発明におけるリムーバブル型の第3の記録媒体の一実施形態を構成する。
外部メモリ30に対して読み書きする情報は、各種のメモリ規格に沿ったデジタル情報である。HDD5や光ディスク20に対して読み書きするコンテンツの情報は、MPEG形式で圧縮されたデジタル情報である。制御部1は、HDD5や光ディスク20から読み出したコンテンツの圧縮されたデジタル情報を、信号処理部3により復号してアナログの映像信号と音声信号を再生し、テレビ40へ出力する。また、制御部1は、放送電波等から取得したコンテンツのデジタル情報またはアナログ情報を、信号処理部3により処理してMPEG形式で圧縮したデジタル情報を生成し、HDD5にデジタル方式で記録する。また、制御部1は、HDD5からコンテンツの情報を読み出して、信号処理部3により処理し、光ディスクドライブ6により光ディスク20にデジタル方式でダビングする。また、制御部1は、HDD5や光ディスク20や外部メモリ30に記録された情報を削除する。さらに、制御部1は、HDD5や光ディスク20をフォーマットする。
テレビ40は、記録再生装置10とケーブル等で接続されている。テレビ40は、信号処理部3から入力された映像信号に基づく映像をディスプレイに表示し、信号処理部3から入力された音声信号に基づく音声をスピーカから出力する。表示部8には、記録再生装置10の動作状態や時間等が表示される。操作部9は、記録再生装置10の本体前面に設けられた各種のキー等から構成されている。リモコン(リモートコントローラ)12には、各種のキーが設けられている。リモコン受信部11は、リモコン12から送信された信号を受信する。リモコン12や操作部9のキーを操作することで、記録再生装置10に各種の動作指示や設定情報を入力することができる。
図2は、HDD5の記録領域を示す図である。HDD5には、コンテンツ記録領域5bとコンテンツ移動領域5cが設けられている。HDD5の全記録領域5aの大半をコンテンツ記録領域5bが占め、一部(例えば全記録領域5aの5%程度)をコンテンツ移動領域5cが占めている。コンテンツ記録領域5bは、ユーザがリモコン12のキー操作等の通常の方法によりアクセスすることができる領域である。コンテンツ移動領域5cは、ユーザが通常の方法によりアクセスすることができない領域である。制御部1は、タイマ録画の開始日時になったときまたはリモコン12等のキー操作により録画を指示されたとき等に、外部から取得したコンテンツの情報をHDD5のコンテンツ記録領域5bに記録する。例えばデジタルハイビジョン放送のテレビ番組等のコピーワンスコンテンツの情報は、TS(Transport Stream)方式のデジタルデータである。このコピーワンスコンテンツの情報をデジタル放送電波の転送レートのまま、即ちTS方式のままHDD5のコンテンツ記録領域5bに記録することが可能である。TS方式のまま録画したコピーワンスコンテンツの情報の画質は最も高く、TS画質という。コンテンツ記録領域5bは本発明における第1の記録領域の一実施形態を構成し、コンテンツ移動領域5cは本発明における第2の記録領域の一実施形態を構成する。
図3は、記録再生装置10で実行されるコンテンツオートダビング処理の手順を示すフローチャートである。コンテンツオートダビング処理は、コピーワンスコンテンツの情報をタイマ録画によりHDD5に録画した後、光ディスク20に自動的にダビングする処理である。制御部1は、例えばデジタルハイビジョン放送のテレビ番組のコピーワンスコンテンツの情報をHDD5のコンテンツ記録領域5bにTS方式で正常に録画し終えると(ステップS1)、該コピーワンスコンテンツのHDD5から光ディスク20へのオートダビングを実行する(ステップS2)。
先ず、制御部1は、ダビング対象のコピーワンスコンテンツの情報と、該コピーワンスコンテンツを識別するための識別情報とを、光ディスクドライブ6によりDVD−RW等の書き換え型の光ディスク20にPS(Program Stream)方式で記録する(ステップS3)。このとき、制御部1は、コピーワンスコンテンツの情報を放送電波の転送レートより低い転送レートで光ディスク20に設けられたコンテンツ記録領域に記録する。このため、光ディスク20に記録されたコピーワンスコンテンツの情報の画質はTS画質より低くなる。また、制御部1は、コピーワンスコンテンツの識別情報を光ディスク20に設けられた属性記録領域に記録する。これ以外に、コピーワンスコンテンツの識別情報の記録場所を、光ディスク20のコンテンツ記録領域にしてもよい。コピーワンスコンテンツの識別情報は、例えば該コンテンツのタイトル、該コンテンツのHDD5に対する初回録画日時、オートダビングの実行日時、およびオートダビングの実行ユーザの少なくとも1つである。タイトルは、コピーワンスコンテンツの情報に含まれている。初回録画日時とオートダビングの実行日時は、制御部1が内蔵するタイマにより検出して、メモリ2に記録する。オートダビングの実行ユーザは、ユーザがリモコン12等のキー操作により予め入力して、メモリ2に登録する。
次に、制御部1は、HDD5においてダビング対象のコピーワンスコンテンツの情報を、コンテンツ記録領域5bからコンテンツ移動領域5cへ移動させる(ステップS4)。このとき、制御部1は、ダビング対象のコピーワンスコンテンツの情報を、コンテンツ記録領域5bから削除しつつ、TS画質でコンテンツ移動領域5cに記録する。そして、制御部1は、光ディスク20に記録したものと同一のコピーワンスコンテンツの識別情報等から成るダビング属性情報をHDD5に記録して(ステップS5)、処理を終了する。ステップS5で制御部1は、ダビング属性情報に対応するコピーワンスコンテンツの情報のコンテンツ移動領域5cにおける記録位置を示す情報(アドレス)を、ダビング属性情報に含める。ダビング属性情報は、HDD5のコンテンツ記録領域5bに記録してもよいし、コンテンツ移動領域5cに記録してもよい。このようにコンテンツオートダビング処理を終了すると、光ディスク20とHDD5のコンテンツ移動領域5cに同一のコピーワンスコンテンツの情報が記録された状態となる。然るに、ユーザがコンテンツ移動領域5cに記録されたコピーワンスコンテンツの情報にアクセスすることができないため、ユーザが視聴できるのは、光ディスク20にダビングしたコピーワンスコンテンツの情報だけである。
図4は、記録再生装置10で実行されるコンテンツムーブ処理の手順を示すフローチャートである。コンテンツムーブ処理は、コピーワンスコンテンツの情報をHDD5に録画した後、ユーザからの指示を受けて光ディスク20にムーブ、即ちマニュアルダビングする処理である。リモコン12等のキー操作により、ユーザからHDD5に録画されたコピーワンスコンテンツを光ディスク20へムーブする指示を受けると、制御部1は該ムーブを実行する(ステップS11)。先ず、制御部1は、ムーブ対象のコピーワンスコンテンツの情報と、該コピーワンスコンテンツの識別情報とを、光ディスクドライブ6により光ディスク20に記録する(ステップS12)。このとき、制御部1は、コピーワンスコンテンツの情報を放送電波の転送レートより低い転送レートで、光ディスク20のコンテンツ記録領域に記録する。また、制御部1は、コピーワンスコンテンツの識別情報を光ディスク20の属性記録領域に記録する。コピーワンスコンテンツの識別情報は、例えば該コンテンツのタイトル、該コンテンツのHDD5に対する初回録画日時、オートダビングの実行日時、およびオートダビングの実行ユーザの少なくとも1つである。
次に、制御部1は、HDD5においてムーブ対象のコピーワンスコンテンツの情報を、コンテンツ記録領域5bからコンテンツ移動領域5cへ移動させる(ステップS13)。このとき、制御部1は、ムーブ対象のコピーワンスコンテンツの情報を、コンテンツ記録領域5bから削除しつつ、TS画質でコンテンツ移動領域5cに記録する。そして、制御部1は、光ディスク20に記録したものと同一のコピーワンスコンテンツの識別情報等から成るダビング属性情報をHDD5に記録して(ステップS14)、処理を終了する。ステップS14で制御部1は、ダビング属性情報に対応するコピーワンスコンテンツの情報のコンテンツ移動領域5cにおける記録位置を示す情報を、ダビング属性情報に含める。このようにコンテンツムーブ処理を終了すると、光ディスク20とHDD5のコンテンツ移動領域5cに同一のコピーワンスコンテンツの情報が記録された状態となるが、ユーザが視聴できるのは、光ディスク20にムーブしたコピーワンスコンテンツの情報だけである。
図5は、記録再生装置10で実行されるコンテンツ復活処理の手順を示すフローチャートである。コンテンツ復活処理は、コピーワンスコンテンツの情報を図3または図4の処理で光ディスク20にダビングした後、光ディスク20から削除する際にHDD5に復活させる処理である。リモコン12等のキー操作により、ユーザから光ディスク20に録画されたコンテンツを削除する指示を受けると、制御部1は該削除を実行する(ステップS21)。先ず、制御部1は、削除対象のコンテンツのダビング属性情報を光ディスク20から読み出す(ステップS22)。このとき、削除対象のコンテンツが記録再生装置10でダビングしたコピーワンスコンテンツでない場合等は、ダビング属性情報を光ディスク20から読み出せないため(ステップS23:NO)、制御部1は、削除対象のコンテンツの情報を光ディスク20から削除して(ステップS24)、処理を終了する。
上記に対して、削除対象のコンテンツが記録再生装置10でダビングしたコピーワンスコンテンツである場合は、ダビング属性情報を光ディスク20から読み出せるため(ステップS23:YES)、制御部1は、読み出したダビング属性情報をメモリ2に一時的に記憶し、削除対象のコピーワンスコンテンツの情報とダビング属性情報とを光ディスク20から削除する(ステップS25)。次に、制御部1は、削除対象のコピーワンスコンテンツとダビング属性情報が一致する復活対象のコピーワンスコンテンツをHDD5のコンテンツ移動領域5cから検索する(ステップS26)。このとき、制御部1は、HDD5からダビング属性情報を読み出して、該ダビング属性情報と光ディスク20から読み出した削除対象のコピーワンスコンテンツのダビング属性情報とが一致するか否かを確認する。そして、ダビング属性情報が一致しなければ、制御部1は、復活対象のコピーワンスコンテンツがHDD5のコンテンツ移動領域5cに無いと判断し(ステップS27:NO)、処理を終了する。
一方、HDD5と光ディスク20から読み出したダビング属性情報が一致すると、制御部1は、光ディスク20から削除したコピーワンスコンテンツと同一の復活対象のコピーワンスコンテンツがHDD5のコンテンツ移動領域5cに有ると判断する(ステップS27:YES)。そして、制御部1は、該HDD5から読み出したダビング属性情報に含まれる復活対象のコピーワンスコンテンツの情報の記録位置情報に基づいて、HDD5において復活対象のコピーワンスコンテンツの情報をコンテンツ移動領域5cからコンテンツ記録領域5bへ移動する(ステップS28)。このとき、制御部1は、復活対象のコピーワンスコンテンツの情報を、コンテンツ移動領域5cから削除しつつ、TS画質でコンテンツ記録領域5bに記録する。さらに、制御部1は、復活対象のコピーワンスコンテンツのダビング属性情報をHDD5から削除し(ステップS29)、処理を終了する。このようにコンテンツ復活処理を終了すると、光ディスク20から削除したコピーワンスコンテンツの情報と同一のコピーワンスコンテンツの情報が、HDD5のコンテンツ記録領域5bに復活する。このため、ユーザがリモコン12等のキー操作により、該復活したコピーワンスコンテンツの情報を再生して視聴できるようになる。然も、復活したコピーワンスコンテンツの情報の画質はTS画質であり、光ディスク20から削除したコピーワンスコンテンツの情報の画質より高い。
以上では、光ディスク20から削除したコピーワンスコンテンツと、HDD5のダビング移動領域5cに移動したコピーワンスコンテンツの同一性を判断するために、コピーワンスコンテンツの識別情報の一致を確認した例を挙げたが、これに加えて、コピーワンスコンテンツのダビング先である光ディスク20を識別するための識別情報の一致を確認するようにしてもよい。この場合、コピーワンスコンテンツをダビングした光ディスク20を全て種類に関係なく確実に管理できるように、記録再生装置10で該光ディスク20に識別情報を記録するのが好ましい。
図6は、記録再生装置10で実行される光ディスク識別情報記録処理の手順を示すフローチャートである。光ディスク識別情報記録処理は、記録再生装置10で取り扱った光ディスク20に対して、該光ディスク20を識別するための識別情報を記録する処理である。ユーザにより光ディスク20が光ディスクドライブ6に装着されたとき、または光ディスクドライブ6により光ディスク20をフォーマットしたときに、制御部1は、光ディスクドライブ6に備わる図示しない光ピックアップやセンサ等により、光ディスク20を検出する(ステップS31)。そして、制御部1は、光ディスクドライブ6により光ディスク20から該光ディスク20の識別情報を読み出す(ステップS32)。このとき、光ディスク20が初めて装着されたものやフォーマットされた直後のものである場合は、光ディスク20に識別情報が記録されていない。このため、制御部1は、光ディスク20の識別情報を読み出すことができず(ステップS33:NO)、該光ディスク20に対して識別情報を割り当てて記録し(ステップS34)、処理を終了する。光ディスク20の識別情報は、例えばディスク番号またはコード等である。制御部1は、例えばディスク番号を重複しないように、光ディスク20に対して順番に割り当てて、該光ディスク20の属性記録領域に記録するとともに、メモリ2に記録する。一方、光ディスク20が初めて装着されたものやフォーマットされた直後のものでない場合は、上記のようにして光ディスク20に識別情報が記録されている。このため、制御部1は、光ディスク20の識別情報を読み出すことができ(ステップS33:YES)、該識別情報をメモリ2に一時的に記録して、処理を終了する。
上記のように光ディスク20の識別情報を光ディスク20に記録した後、図3のコンテンツオートダビング処理または図4のコンテンツムーブ処理を実行する際に、制御部1はステップS5またはステップS14で、ダビングしたコピーワンスコンテンツの識別情報とダビング先の光ディスク20の識別情報等をダビング属性情報としてHDD5に記録する。この場合も、ダビング属性情報に対応するコピーワンスコンテンツの情報のコンテンツ移動領域5cにおける記録位置を示す情報を、ダビング属性情報に含める。
さらにその後、図5のコンテンツ復活処理を実行する際に、制御部1はステップS22で、光ディスク20から削除対象のコンテンツのダビング属性情報として、該コンテンツの識別情報と該光ディスク20の識別情報とを読み出す。そして、削除対象のコンテンツが記録再生装置10でダビングしたコピーワンスコンテンツであるため、該コピーワンスコンテンツの識別情報と光ディスク20の識別情報とが読み出せると(ステップS23:YES)、制御部1は、該識別情報をメモリ2に一時的に記憶し、光ディスク20から削除対象のコピーワンスコンテンツの情報と識別情報を削除する(ステップS25)。さらに、制御部1は、削除対象のコピーワンスコンテンツとダビング属性情報が一致する復活対象のコピーワンスコンテンツをHDD5のコンテンツ移動領域5cから検索する(ステップS26)。このとき、制御部1は、HDD5と光ディスク20から読み出したコピーワンスコンテンツの識別情報および光ディスク20の識別情報がそれぞれ一致するか否かを確認する。そして、コピーワンスコンテンツの識別情報および光ディスク20の識別情報がそれぞれ一致すると、制御部1は、光ディスク20から削除したコピーワンスコンテンツと同一の復活対象のコピーワンスコンテンツがHDD5のコンテンツ移動領域5cに有ると判断する(ステップS27:YES)。この後、制御部1は、HDD5において復活対象のコピーワンスコンテンツの情報をコンテンツ移動領域5cからコンテンツ記録領域5bへ移動し(ステップS28)、復活対象のコピーワンスコンテンツのダビング属性情報、即ちコピーワンスコンテンツの識別情報と光ディスク20の識別情報をHDD5から削除する(ステップS29)。
以上では、コピーワンスコンテンツのダビング属性情報をダビング元でかつ復活場所のHDD5に記録した例を挙げたが、図7に示すコンテンツオートダビング処理のステップS5aや、図8に示すコンテンツムーブ処理のステップS14aのように、コピーワンスコンテンツのダビング属性情報をHDD5に代えて、メモリインタフェイス7により外部メモリ30に記録するようにしてもよい。図7および図8中、図3および図4と同一ステップについては同一符号を付している。
図7のコンテンツオートダビング処理または図8のコンテンツムーブ処理を実行した後のコンテンツ復活処理は、図9に示す手順で実行する。図9中、図5と同一または対応するステップについては同一符号を付している。図9のコンテンツ復活処理を開始して、前述したようにステップS21〜S23およびS25を経た後、制御部1はステップS26で、削除対象のコピーワンスコンテンツとダビング属性情報が一致する復活対象のコピーワンスコンテンツをHDD5のコンテンツ移動領域5cから検索する。このとき、制御部1は、メモリインタフェイス7により外部メモリ30からダビング属性情報を読み出して、該ダビング属性情報と光ディスク20から読み出した削除対象のコピーワンスコンテンツのダビング属性情報とが一致するか否かを確認する。そして、ダビング属性情報を記録した外部メモリ30が記録再生装置10に装着されていない場合は、ダビング属性情報を外部メモリ30から読み出せないため、制御部1は、復活対象のコピーワンスコンテンツがHDD5のコンテンツ移動領域5cに無いと判断し(ステップS27:NO)、処理を終了する。また、ダビング属性情報を記録した外部メモリ30が記録再生装置10に装着されていて、該外部メモリ30から読み出したダビング属性情報と、光ディスク20から読み出した削除対象のコピーワンスコンテンツのダビング属性情報とが一致しない場合も、制御部1は、復活対象のコピーワンスコンテンツがHDD5のコンテンツ移動領域5cに無いと判断し(ステップS27:NO)、処理を終了する。
一方、外部メモリ30と光ディスク20から読み出したダビング属性情報が一致した場合は、制御部1は、光ディスク20から削除したコピーワンスコンテンツと同一の復活対象のコピーワンスコンテンツがHDD5のコンテンツ移動領域5cに有ると判断する(ステップS27:YES)。そして、制御部1は、該外部メモリ30から読み出したダビング属性情報に含まれる復活対象のコピーワンスコンテンツの情報の記録位置情報に基づいて、HDD5において復活対象のコピーワンスコンテンツの情報をコンテンツ移動領域5cからコンテンツ記録領域5bへ移動する(ステップS28)。さらに、制御部1は、復活対象のコピーワンスコンテンツのダビング属性情報を外部メモリ30から削除し(ステップS29a)、処理を終了する。
また上記以外に、図10に示すコンテンツオートダビング処理のステップS5bや、図11に示すコンテンツムーブ処理のステップS14bのように、コピーワンスコンテンツのダビング属性情報をHDD5と外部メモリ30に記録するようにしてもよい。図10および図11中、図3および図4と同一ステップについては同一符号を付している。
図10のコンテンツオートダビング処理または図11のコンテンツムーブ処理を実行した後のコンテンツ復活処理は、図12に示す手順で実行する。図12中、図5と同一または対応するステップについては同一符号を付している。図12のコンテンツ復活処理を開始して、前述したようにステップS21〜S23およびS25を経た後、制御部1はステップS26で、削除対象のコピーワンスコンテンツとダビング属性情報が一致する復活対象のコピーワンスコンテンツをHDD5のコンテンツ移動領域5cから検索する。このとき、制御部1は、外部メモリ30およびHDD5からダビング属性情報を読み出し、該ダビング属性情報と光ディスク20から読み出した削除対象のコピーワンスコンテンツのダビング属性情報とが一致するか否かを確認する。そして、外部メモリ30とHDD5から読み出したダビング属性情報のいずれか一方が、光ディスク20から読み出したダビング属性情報と一致した場合に、または外部メモリ30とHDD5から読み出したダビング属性情報のいずれもが、光ディスク20から読み出したダビング属性情報と一致した場合に、制御部1は、復活対象のコピーワンスコンテンツがHDD5のコンテンツ移動領域5cに有ると判断する(ステップS27:YES)。そして、制御部1は、HDD5において復活対象のコピーワンスコンテンツの情報をコンテンツ移動領域5cからコンテンツ記録領域5bへ移動し(ステップS28)、復活対象のコピーワンスコンテンツのダビング属性情報をHDD5と外部メモリ30から削除して(ステップS29b)、処理を終了する。
以上によると、コピーワンスコンテンツの情報をHDD5から光ディスク20へダビング(オートダビングまたはムーブ)する際に、該コピーワンスコンテンツの情報がHDD5から削除されずに、HDD5のユーザアクセス可能なコンテンツ記録領域5bからユーザアクセス不可能なコンテンツ移動領域5cに移動されて、HDD5に保留された状態となる。このため、その後該光ディスク20に記録されたコピーワンスコンテンツの情報が劣化しても、該コピーワンスコンテンツの情報を光ディスク20から削除することで、該コピーワンスコンテンツとダビング属性情報が一致する同一のコピーワンスコンテンツの情報がHDD5のコンテンツ移動領域5cからコンテンツ記録領域5bに移動されて、該コピーワンスコンテンツの情報をHDD5に確実に視聴可能に復活させることができる。
また、ユーザがアクセスして視聴可能なコピーワンスコンテンツの情報は、HDD5から光ディスク20へダビングしたときは光ディスク20に記録されたものだけになり、光ディスク20へダビングする前または光ディスク20から削除した後はHDD5のコンテンツ記録領域5bに記録されたものだけになるというように、常に1つになる。このため、コピーワンスコンテンツの著作権に抵触することはなく、コピーワンスコンテンツの情報が不正に複数コピーされるのを防止することができる。
また、コピーワンスコンテンツの情報をHDD5から光ディスク20へダビングする際に、該コピーワンスコンテンツのダビング属性情報として、より多くの種類のコピーワンスコンテンツの識別情報をHDD5や外部メモリ30に記録することで、光ディスク20からコピーワンスコンテンツを削除する際に、該削除対象のコピーワンスコンテンツとHDD5のコンテンツ移動領域5cに移動されたコピーワンスコンテンツの各識別情報の一致を確認して、同一性をより厳しく正確に判断することができる。
また、コピーワンスコンテンツの情報をHDD5から光ディスク20へダビングする際に、該コピーワンスコンテンツのダビング属性情報として、該コピーワンスコンテンツの識別情報とダビング先の光ディスク20の識別情報とを、HDD5や外部メモリ30に記録することで、光ディスク20からコピーワンスコンテンツを削除する際に、該削除対象のコピーワンスコンテンツとHDD5のコンテンツ移動領域5cに移動されたコピーワンスコンテンツの識別情報とダビング先の識別情報の一致を確認して、同一性をより厳しく正確に判断することができる。
また、コピーワンスコンテンツの情報をHDD5から光ディスク20へダビングする際に、コピーワンスコンテンツのダビング属性情報を、HDD5と外部メモリ30の少なくとも一方に記録することで、光ディスク20からコピーワンスコンテンツを削除する際に、該光ディスク20に記録された削除対象のコピーワンスコンテンツのダビング属性情報と、HDD5および外部メモリ30に記録されたダビング属性情報の少なくとも一方または両方の一致を確認して、削除対象のコピーワンスコンテンツとHDD5のコンテンツ移動領域5cに移動されたコピーワンスコンテンツの同一性を判断することができる。
また、光ディスク20に記録されたダビング属性情報と、外部メモリ30に記録されたダビング属性情報の一致を確認して、削除対象のコピーワンスコンテンツとHDD5のコンテンツ移動領域5cに移動されたコピーワンスコンテンツの同一性を判断する場合は、削除対象のコピーワンスコンテンツのダビング属性情報を記録した外部メモリ30を装着したときにのみ、同一のコピーワンスコンテンツの情報をHDD5に確実に視聴可能に復活させることができる。つまり、外部メモリ30がコピーワンスコンテンツのHDD5への復活の鍵となるので、該外部メモリ30を有していない他人によって勝手にコピーワンスコンテンツがHDD5に復活させられて視聴されるのを防止し、該コピーワンスコンテンツの機密性を高めることが可能となる。
また、光ディスク20に記録された削除対象のコピーワンスコンテンツのダビング属性情報と、HDD5および外部メモリ30に記録されたダビング属性情報のいずれかとの一致を確認して、削除対象のコピーワンスコンテンツとHDD5のコンテンツ移動領域5cに移動されたコピーワンスコンテンツの同一性を判断する場合は、HDD5と外部メモリ30に記録されたダビング属性情報の一方に消失(誤った削除や紛失)、改竄、または破壊等の不具合が生じても、削除対象のコピーワンスコンテンツと同一のコピーワンスコンテンツの情報をHDD5に確実に視聴可能に復活させることができる。
さらに、光ディスク20に記録された削除対象のコピーワンスコンテンツのダビング属性情報と、HDD5および外部メモリ30に記録されたダビング属性情報の全ての一致を確認して、削除対象のコピーワンスコンテンツとHDD5のコンテンツ移動領域5cに移動されたコピーワンスコンテンツの同一性を判断する場合は、該判断をより一層厳重でかつ正確なものにすることができる。
本発明は、以上の実施形態以外にも種々の形態を採用することができる。例えば、以上の実施形態では、デジタルハイビジョン放送のテレビ番組のコピーワンスコンテンツを、HDD5から光ディスク20にダビングし、光ディスク20から削除してHDD5に復活させる例を挙げているが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、例えば他のAV機器からケーブル等を介して入力されたまたはインターネット等を介して配信された映画や音楽のコピーワンスコンテンツを、HDDから光ディスクにダビングし、光ディスクから削除してHDDに復活させるようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、第1の記録媒体が記録再生装置10の本体に内蔵されたHDD5であり、第2の記録媒体が記録再生装置10の本体に内蔵された光ディスクドライブに装着される光ディスク20であり、第3の記録媒体が記録再生装置10の本体に装着される外部メモリ30である例を挙げているが、本発明はこれのみに限定するものではない。これ以外に、第1の記録媒体としては、例えば記録再生装置の本体に外付けされたHDDや、記録再生装置の本体に内蔵されたメモリICチップ等を用いてもよい。また、第2の記録媒体としては、例えば記録再生装置の本体に内蔵または外付けされた光ディスクドライブに装着される大容量の書き換え型の光ディスクや、同本体に内蔵または外付けされたカードリーダライタに装着されるメモリカードやカード型HDD等を用いてもよい。さらに、第3の記録媒体としては、例えば記録再生装置の本体に内蔵または外付けされたカードリーダライタに装着される各種のメモリカードやカード型HDDや、同本体に内蔵または外付けされたディスクドライブに装着される磁気ディスクや光磁気ディスク等を用いてもよい。
さらに、以上の実施形態では、HDDレコーダと光ディスクレコーダと外部メモリリーダライタの機能を有する複合型のデジタルAV機器から成る記録再生装置10に本発明を適用した例を挙げているが、本発明は、例えばHDDレコーダ、DVDレコーダ、ブルーレイディスクレコーダ、外部メモリリーダライタ、テレビ、オーディオレコーダ等の機能を1つまたは複数有するデジタルAV機器から成る記録再生装置にも適用することができる。
記録再生装置のブロック図である。 HDDの記録領域を示す図である。 コンテンツオートダビング処理のフローチャートである。 コンテンツムーブ処理のフローチャートである。 コンテンツ復活処理のフローチャートである。 光ディスク識別情報記録処理のフローチャートである。 他のコンテンツオートダビング処理のフローチャートである。 他のコンテンツムーブ処理のフローチャートである。 他のコンテンツ復活処理のフローチャートである。 他のコンテンツオートダビング処理のフローチャートである。 他のコンテンツムーブ処理のフローチャートである。 他のコンテンツ復活処理のフローチャートである。
符号の説明
1 制御部
5 HDD
5b コンテンツ記録領域
5c コンテンツ移動領域
10 記録再生装置
20 光ディスク
30 外部メモリ

Claims (4)

  1. コピーワンスコンテンツの映像や音声等の情報をデジタル放送電波から取得して内蔵または外付けされたハードディスクにデジタル方式で記録し、前記ハードディスクに記録した前記コピーワンスコンテンツの情報を光ディスクにデジタル方式でダビングし、前記ハードディスクまたは前記光ディスクに記録された前記コピーワンスコンテンツの情報を再生し、リムーバブル型の外部メモリに対して情報を読み書きする記録再生装置において、
    前記ハードディスクに、ユーザがアクセスできる第1の記録領域とアクセスできない第2の記録領域とを設け、
    前記ハードディスク、前記光ディスク、または前記外部メモリに対する情報の読み書きと削除を制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記光ディスクをフォーマットしたときまたは前記光ディスクが初めて装着されたときに、該光ディスクを識別するための識別情報を該光ディスクに割り当てて記録し、
    前記コピーワンスコンテンツの情報をデジタル放送電波の転送レートのまま前記ハードディスクの前記第1の記録領域に記録し、
    前記コピーワンスコンテンツの情報を前記第1の記録領域に記録した後、自動的に前記光ディスクにダビングする際に、またはユーザからの指示を受けて前記光ディスクにムーブする際に、該コピーワンスコンテンツの情報と該コピーワンスコンテンツを識別するための識別情報とを前記光ディスクに記録し、かつ該コピーワンスコンテンツの情報を前記ハードディスクの前記第1の記録領域から前記第2の記録領域へ移動し、かつ該コピーワンスコンテンツの前記識別情報とダビング先の前記光ディスクの前記識別情報とをダビング属性情報として前記ハードディスクと前記外部メモリの少なくとも一方に記録し、
    前記光ディスクにダビングしたコピーワンスコンテンツの情報を削除する際に、該コピーワンスコンテンツの情報を該光ディスクから削除し、かつ該光ディスクから読み出した該コピーワンスコンテンツの前記ダビング属性情報と、前記ハードディスクと前記外部メモリの少なくとも一方から読み出した前記ダビング属性情報とに基づいて、該コピーワンスコンテンツと前記ダビング属性情報が一致するコピーワンスコンテンツを前記ハードディスクの前記第2の記録領域から検索し、一致するコピーワンスコンテンツが有れば、該コピーワンスコンテンツの情報を前記第2の記録領域から前記第1の記録領域へ移動し、かつ該コピーワンスコンテンツの前記識別情報を前記光ディスクから削除し、かつ該コピーワンスコンテンツの前記ダビング属性情報を前記ハードディスクと前記外部メモリから削除することを特徴とする記録再生装置。
  2. コピーワンスコンテンツの情報を外部から取得して固定型の第1の記録媒体にデジタル方式で記録し、前記第1の記録媒体に記録したコピーワンスコンテンツの情報をリムーバブル型の第2の記録媒体にデジタル方式でダビングし、前記第1または第2の記録媒体に記録されたコピーワンスコンテンツの情報を再生する記録再生装置において、
    前記第1の記録媒体に、ユーザがアクセスできる第1の記録領域とアクセスできない第2の記録領域とを設け、
    前記第1または第2の記録媒体に対する情報の読み書きと削除を制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、外部から取得したコピーワンスコンテンツの情報を前記第1の記録媒体の前記第1の記録領域に記録し、
    前記第1の記録領域に記録したコピーワンスコンテンツの情報を前記第2の記録媒体にダビングする際に、該コピーワンスコンテンツの情報と該コピーワンスコンテンツを識別するための識別情報とを前記第2の記録媒体に記録し、かつ該コピーワンスコンテンツの情報を前記第1の記録媒体の前記第1の記録領域から前記第2の記録領域へ移動し、かつ該コピーワンスコンテンツの前記識別情報をダビング属性情報として前記第1の記録媒体に記録し、
    前記第2の記録媒体にダビングしたコピーワンスコンテンツの情報を削除する際に、該コピーワンスコンテンツの情報を該第2の記録媒体から削除し、かつ該コピーワンスコンテンツと前記ダビング属性情報が一致するコピーワンスコンテンツを前記第1の記録媒体の前記第2の記録領域から検索し、一致するコピーワンスコンテンツが有れば、該コピーワンスコンテンツの情報を前記第2の記録領域から前記第1の記録領域へ移動することを特徴とする記録再生装置。
  3. 請求項2に記載の記録再生装置において、
    前記制御手段は、前記第2の記録媒体に対して該第2の記録媒体を識別するための識別情報を割り当てて記録し、
    前記第1の記録媒体の前記第1の記録領域に記録したコピーワンスコンテンツの情報を前記第2の記録媒体にダビングする際に、該コピーワンスコンテンツの前記識別情報とダビング先の前記第2の記録媒体の前記識別情報とをダビング属性情報として前記第1の記録媒体に記録することを特徴とする記録再生装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の記録再生装置において、
    前記制御手段は、前記第1の記録媒体の前記第1の記録領域に記録したコピーワンスコンテンツの情報を前記第2の記録媒体にダビングする際に、前記ダビング属性情報をリムーバブル型の第3の記録媒体に記録することを特徴とする記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012160945A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Mitsubishi Electric Corp 記録媒体作成システム

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