JP2008117330A - 情報処理システムおよび情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遠隔地間で同じ画像を表示する場合でも、ネットワークの負荷を軽減できると共に、データの秘匿性を確保できる情報処理システムを提供する。
【解決手段】 第1の拠点に設置されたディスプレイ装置210に表示する画像を第2の拠点に設置された複数のディスプレイ装置310、330、350にそれぞれ表示する複数の表示制御装置320、340、360を有するシステム100であって、表示制御装置320は、ファイルを複数の表示制御装置320、340、360の数に応じて分割した分割ファイルを第1の拠点のディスプレイ装置210を制御する表示制御装置220から受信する受信部324と、他の表示制御装置340、360が受信した残りの分割ファイルを取得する取得部323と、受信部324が受信した分割ファイルと取得部323が取得した分割ファイルに基づいて分割前の元のファイルを復元し、表示を制御する表示制御部321とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遠隔地間で同じ画像を表示できる情報処理システムおよび情報処理方法に関する。
ネットワークにおけるデータ配信技術に、同じデータを複数の特定された宛先アドレスに配信するマルチキャストと呼ばれる技術がある。インターネットに代表されるようなネットワーク環境下で複数の遠隔地間で遠隔会議を行う場合、マルチキャストにおいて、遠隔会議で用いるデータを暗号化して配信することが要求される。安全なマルチキャストを実現するための暗号技術の1つとして、暗号化されたデータが、グループに属する端末装置の全部または一部が結託することによって初めて復号可能となるような暗号化装置が提案されている(特許文献1参照)。この暗号化装置は、受信グループとして選択されたサブセットに属する端末装置が協力することにより復号できるよう処理が行われている。
特開2003−143121号公報
しかしながら、遠隔地間で遠隔会議を行う場合、プレゼンテーション資料などのデータを複数の宛先(nヶ所)へ転送する場合、ユニキャストでは送信側に送信するデータサイズのn倍のデータトラフィックが発生してしまう。また、複数の宛先へデータを秘匿して送信するためには、1つ以上の暗号鍵が必要である。暗号鍵が1つの場合(共通鍵暗号方式の場合)は、n+1ヶ所で同一の暗号鍵を持つ必要があり、その鍵をn+1ヶ所へ安全に配送するのが困難である。また,上述したマルチキャストで送受信を行うには,経路上のルータ等の全ての通信機器等がマルチキャストに対応している必要がある.マルチキャストが有効なネットワーク環境を準備するにはマルチキャスト対応通信機器の準備,マルチキャストに対応させるための高度な設定・運用などのコストがかかる問題がある.
また、複数の宛先へ公開鍵暗号方式を用いてデータを秘匿して送信するためには、送信側ではn個の公開鍵を用いて、n回暗号化処理を行う必要があり、送信側のCPU(Central Processing Unit)資源を多く消費してしまい、送信するまでに時間が掛かってしまう。また、暗号化したデータを受信後に復号する場合、平文のデータがハードディスク装置内に蓄積されてしまうと、情報が漏洩する脆弱性がある。また、ハードディスク装置の盗難など単純な攻撃に対して弱い。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、遠隔地間で同じ画像を表示する場合でも、ネットワークの負荷を軽減できると共に、データの秘匿性を確保できる情報処理システムおよび情報処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の情報処理システムは、所定のファイルに基づいて第1の拠点に設置された表示装置に表示する画像を第2の拠点に設置された複数の表示装置にそれぞれ表示する複数の表示制御装置を有する情報処理システムであって、前記表示制御装置は、前記ファイルを前記第2の拠点に設置された複数の表示装置を制御する複数の表示制御装置の数に応じて分割した分割ファイルを前記第1の拠点の表示装置を制御する制御装置から受信する受信手段と、前記他の表示制御装置が受信した元のファイルを復元するのに必要な残りの分割ファイルを取得する取得手段と、前記受信手段が受信した分割ファイルと前記取得手段が取得した分割ファイルに基づいて前記分割前の元のファイルを復元し、該復元されたファイルに基づいて表示を制御する表示制御手段とを有する。
本発明によれば、電子的な遠隔会議を行うなどの、ネットワークを介した複数の遠隔地と資料共有を行う際に、プレゼンテーション資料などのデータ全てを複数の宛先へ転送しないため、ネットワークへの負荷を軽減することができる。これによりデータ通信の効率を改善することができる。また、データを分割し,それぞれを暗号化して送ることによりデータの秘匿性を確保することができる。また、ファイルの盗聴/改竄を防止することができる。また、共通鍵暗号方式を採用する従来手法に比べて暗号鍵管理コストを削減することができる。また、公開鍵暗号方式を採用していた従来手法に比べて,暗号化の対象ファイルは分割されているためファイルサイズが小さくなり,暗号化処理のための計算機リソースを節約することができる。また暗号化の処理時間を短縮することで,データ転送開始までの時間を短縮することができる。
前記表示制御手段は、前記第1の拠点の制御装置から受信した表示用コマンドに基づいて前記第2の拠点に設置された表示装置の表示を制御する。前記表示制御手段は、前記受信手段が受信した分割ファイルと前記取得手段が取得した分割ファイルをメモリ空間上に展開して前記元のファイルを復元する。本発明の情報処理システムは、前記ファイルを変換する変換手段と、前記変換後のファイルを前記第2の拠点に設置された複数の表示装置を制御する複数の表示制御装置の数の断片に分割する分割手段とをさらに有する。
前記変換手段は、符号化、暗号化および難読化のうちの少なくとも一つの手法により前記ファイルを変換する。前記分割手段は、前記ファイルを細分化し、前記細分化したファイルデータの並び替えを行い、前記並び替えたファイルデータを前記複数の表示制御装置の数に合わせて分類する。
前記分割手段は、例えば秘密分散法を用いる。現在主流である暗号方式は、秘匿したいデータAを暗号化する場合に、データAを暗号鍵を用いて暗号化する。復号するときは、両者を組み合わせてデータAをとりだす仕組みを採用している。暗号鍵がなくとも莫大な計算機リソースを注ぐことで、暗号化したデータは解読されてしまう可能性がある。これに対し、秘密分散法(Secret Sharing Schemes)はデータAをN個の無価値なデータに分割、分散することで、情報の盗難リスクを低減させる仕組みである。この秘密分散法を使うことで、分割したピースの一部を盗まれたとしても、データAを復元することはできないので、秘密情報の管理に適している。
前記表示制御装置は、前記受信した分割ファイルをネットワークを介して前記他の表示制御装置に転送する。前記情報処理システムは、前記分割ファイルを選択的に前記表示制御装置に送信する送信手段を有する。前記送信手段は、前記複数の表示制御装置のうち一部の表示制御装置がダウンした場合に前記元のファイルを復元できるよう前記分割ファイルを選択的に送信する。
本発明の情報処理方法は、第1の拠点に設置された表示装置に表示する画像のファイルを第2の拠点に設置された複数の表示装置を制御する複数の表示制御装置の数に応じて分割する分割ステップと、前記ファイルの一部としての分割ファイルを第2の拠点に設置された複数の表示装置の表示を制御する複数の表示制御装置に送信する送信ステップと、前記複数の表示制御装置が分割ファイルを受信する受信ステップと、前記他の表示制御装置が受信した元のファイルを復元するのに必要な残りの分割ファイルを取得する取得ステップと、前記受信した分割ファイルと前記取得した分割ファイルに基づいて前記分割前の元のファイルを復元し、該復元されたファイルに基づいて表示を制御する表示制御ステップとを有する。
本発明によれば、電子的な遠隔会議を行うなどの、ネットワークを介した複数の遠隔地と資料共有を行う際に、プレゼンテーション資料などのデータ全てを複数の宛先へ転送しないため、ネットワークへの負荷を軽減することができる。また、データを分割して送ることによりデータの秘匿性を確保することができる。共通鍵暗号方式を採用する従来手法に比べて暗号鍵管理コストの削減することができる。公開鍵暗号方式を採用していた従来手法に比べて計算機リソースを節約することができる。さらに、データ転送開始までの時間を短縮することができる。
前記表示制御ステップは、前記第1の拠点の制御装置から受信した表示用コマンドに基づいて前記第2の拠点に設置された表示装置の表示を制御するステップを含む。前記表示制御ステップは、前記受信ステップで受信した分割ファイルと前記取得ステップで取得した分割ファイルをメモリ空間上に展開して前記元のファイルを復元するステップをさらに含む。前記送信ステップは、前記複数の表示制御装置のうち一部の表示制御装置がダウンした場合に前記元のファイルを復元できるよう前記分割ファイルを選択的に送信する。
本発明によれば、遠隔地間で同じ画像を表示する場合でも、ネットワークの負荷を軽減できると共に、データの秘匿性を確保できる情報処理システムおよび情報処理方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るシステム(情報処理システム)の全体構成を示す図である。図1に示すように、本発明の実施形態に係るシステム100は、第1の拠点装置200と第2の拠点装置300を有する。第1の拠点装置200と第2の拠点装置300とはインターネットなどのネットワーク400を介して双方向にデータの送受信ができるよう接続されている。ここでは、第1の拠点装置200と第2の拠点装置300間で遠隔会議を行うケースを想定する。
第1の拠点装置200は、ディスプレイ装置210と表示を制御する表示制御装置220とを有する。この表示制御装置220は、例えばCPU、RAMおよびROMなどにより構成され、表示制御部221、メモリ222、分割部223、送信部224および記憶部225を備える。これらは内部バス226を介して相互に接続されている。
表示制御部221は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)などにより構成され、ディスプレイ装置210の表示を制御する。メモリ222は、CPUの作業領域として用いられる。分割部223は、第2の拠点装置300の表示制御装置320、340、360の数に応じてプレゼンテーション用ファイルを分割する。このとき、分割部223は、秘密分散法を用いてファイルを分割する。これによりデータの秘匿性を向上させることができる。
送信部224は、分割した分割ファイルを選択的に第2の拠点装置300の表示制御装置320、340、360に送信する。記憶部225は、例えばハードディスク装置などにより構成され、表示制御装置220で処理されるデータやプログラムが格納されている。
第2の拠点装置300は、ディスプレイ装置310、330、350、表示制御装置320、340、360を備える。表示制御装置320、340、360はLANなどの内部ネットワーク370を介して相互にデータの送受信ができるよう接続されている。表示制御装置320、340、360は、全て同じ構成であるため、ここでは表示制御装置320を例にとって説明する。
表示制御装置320は、所定のファイルに基づいて第1の拠点に設置されたディスプレイ装置210に表示する画像を第2の拠点に設置されたディスプレイ装置310に表示する。この表示制御装置320は、表示制御部321、メモリ322、取得部323、受信部324および記憶部325を有し、これらは内部バス326を介して接続されている。この表示制御装置320は、例えばCPU、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)などを用いて構成されている。
表示制御部321は、例えばASICなどにより構成され、ディスプレイ装置310の表示を制御する。メモリ322は、CPUの作業領域として用いられる。
取得部323は、他の表示制御装置340および360から元のファイルを復元するのに必要な分割ファイル(断片)を取得する。ファイルXを第2の拠点に設置された複数のディスプレイ装置310をそれぞれ制御する複数の表示制御装置320、340、360の数に応じて分割された断片を第1の拠点のディスプレイ装置210を制御する表示制御装置220から受信するものである。記憶部325は、例えばハードディスク装置により構成され、受信部324が受信した分割ファイルを格納する。なお、記憶部325には取得部323が取得した分割ファイルは格納しない。これにより悪意のある第三者によって取得部324が取得した分割ファイルを使用されることはない。
次に、第1の拠点装置200の表示制御装置220の動作について説明する。図2は、第1の拠点装置200の表示制御装置220の動作フローチャートである。まず、利用者は第1の拠点装置200のディスプレイ装置210を用いてプレゼンテーションを行う場合の例について説明する。このとき、システム100は、第1の拠点装置200のディスプレイ装置210に表示するスライド画像を第2の拠点装置200のディスプレイ装置310、330、350にも表示するように以下のような処理を行う。
利用者は、プレゼンテーション用のファイルXを予め記憶部225に記憶しておく。また、第1の拠点装置200の表示制御装置220は、所定のコマンドをネットワーク400に流して、ネットワーク400に接続されている表示制御装置の台数、処理容量などの情報を取得しておく。利用者がプレゼンテーションを行うとき、表示制御装置220に対して所定の表示指示を与えることにより(ステップS11)、記憶部225内のプレゼンテーション用ファイルXのデータがメモリ222上に展開される(ステップS12)。表示制御部221は、利用者のページを操作する指示に基づいてディスプレイ装置210にプレゼンテーション用のスライドを表示する(ステップS13)。
次に、分割部223は、第2の拠点装置300の表示制御装置320、340、360の数に応じてファイルXを分割する(ステップS14)。ここでは、分割部223は、ファイルXを断片a、断片bおよび断片cに分割する。
具体的には、分割部223は、上記表示制御部221による処理と並行して、ファイルXを符号化、暗号化又は難読化により変換する。次に、分割部223は、変換したファイルを細分化し、この細分化したデータを並び替える。分割部223は、並び替えたデータを複数の表示制御装置320、340、360の数に合わせて分類する。これにより、分割ファイルである断片がn個に分割される。分割部223は、以上の過程において秘密分散法などのように類推されない方法を用いてファイルXを分割する。
そして、送信部224は、分割した断片aを遠隔地の第2の拠点装置300の表示制御装置320へ送信し、断片bを表示制御装置340へ送信し、断片cを表示制御装置350へそれぞれ送信する(ステップS15)。このとき、通信路は、IPsec(IP Security)などで暗号化されているとなおよい。また、送信部224は、上記断片a、断片b、断片cの送信と同時に表示制御部221が指示するプレゼンテンション用ファイルXのデータを表示するコマンドを第2の拠点装置300の表示制御装置320、340、360にそれぞれ送信する(ステップS16)。
その後、利用者のページを操作する指示を受け付けると、第1の拠点装置200の表示制御部221は、ファイルXのデータに基づいてスライド画像をディスプレイ装置210に表示し、表示用コマンドに従ってスライド画像のページが順次切り替わる。
次に、第2の拠点装置300の表示制御装置320の動作について説明する。図3は、第2の拠点装置300の表示制御装置320の動作フローチャートである。各表示制御装置320、330、340の動作は同じであるため、ここでは表示制御装置320の動作を例にとって説明する。受信部324は、第1の拠点装置200の表示制御装置220によって送られた断片aを受信する(ステップS21)。受信部324は、受信した断片aを記憶部325に記憶する(ステップS22)。
表示制御装置320の取得部323は、元のファイルを復元するのに必要な残りの断片を他の表示制御装置340、360に転送要求を行う(ステップS23)。表示制御装置340は、転送要求を受けると、自身が受信した断片bを内部ネットワーク370を介して表示制御装置320に転送する。表示制御装置360は、転送要求を受けると、自身が受信した断片cを内部ネットワーク370を介して表示制御装置320に転送する。このとき通信路はIPsecなどで暗号化されているとなおよい。
そして、取得部323は、元のファイルXを復元するのに必要な、他の表示制御装置340、360が受信した残りの断片b、断片cを取得する(ステップS24)。このとき、取得部323は、断片b、断片cを記憶部325へは保存しない。表示制御部321は、受信部324が受信して記憶部325に記憶した断片aと取得部323が表示制御装置340、360から取得した断片b、断片cに基づいて分割前の元のファイルXを復元する(ステップS25)。
このとき、表示制御部321は、受信部324が受信した断片aと取得部323が取得した断片bおよび断片cをメモリ322のメモリ空間上に展開して元のファイルXを復元する。
具体的には、表示制御部321は、取得部323が他の表示制御装置340、360からそれぞれコピーした断片b、断片cをメモリ322のメモリ空間上に展開する。さらに、表示制御部321は、記憶部325から断片aをメモリ322のメモリ空間上に展開する。そして、表示制御部321はメモリ空間上で断片a、断片b、断片cがそろうと、これらの断片a、断片b、断片cに基づいて元のファイルXを復元する。このようにして、断片bと断片cについてはメモリ上のみで展開されるため、第三者に断片bと断片cの内容が知られることがないので、悪意のある第三者により元のファイルXを復元されることはない。
表示制御部321は、この復元されたファイルXに基づいてディスプレイ装置310の表示を制御する(ステップS26)。具体的には、画面へ表示するプログラムがメモリ空間上のデータを読み込み、この読み込んだデータに基づいてディスプレイ装置310へ画像を表示する。そして、表示制御部321は、第1の拠点装置200の表示制御装置220から受信した表示用コマンドに基づいてディスプレイ装置310の表示を制御し、表示用コマンドに従って、スライド画像を順次表示する。
なお、表示制御装置340は、表示制御装置320から断片a、表示制御装置360から断片cを取得して、第1の拠点装置200から受信した断片bとあわせて元のファイルXを復元する。同様に、表示制御装置360は、表示制御装置320から断片a、表示制御装置340から断片bを取得して、第1の拠点装置200から受信した断片cとあわせて元のファイルXを復元する。このようにして、各表示制御装置320、340、360は復元したファイルXに基づいてディスプレイ装置310、330、350に第1の拠点装置200のディスプレイ装置210に表示されたものと同じスライド画像を表示することができる。
また、送信部224は、複数の表示制御装置320、340、360のうち一部の表示制御装置がダウンした場合に元のファイルXを復元できるよう分割ファイルを選択的に送信すると良い。例えば、第2の拠点装置300内のある表示制御装置がダウンした場合に備えて、第1の拠点装置200の送信部224は、断片aおよび断片bを第2の拠点装置300の表示制御装置320へ転送し、断片c、断片aを表示制御装置340へ転送し、断片bおよび断片cを表示制御装置360へ転送する。
図4は、上記のように断片を転送したときに各記憶部325、345、365内に記憶された断片を説明するための図である。図4に示すように、記憶部325には断片aおよび断片bが記憶され、記憶部345には断片cおよび断片aが記憶され、記憶部365には断片bおよび断片cが記憶されている。送信部224がこのように断片を送信することにより、例えば表示制御装置360がダウンして表示制御装置360を介して記憶部365に記憶された断片bおよび断片cを取得することができなくても、他の表示制御装置320および340は表示制御装置320、340相互間で断片をコピーしあうことにより元のファイルXを復元することができる。
また、例えば記憶部365が故障することによって表示制御装置360が記憶部365内の断片を他の表示制御装置320および340に転送することができない場合であっても、表示制御装置320および340間でデータをコピーし合うことによって、各表示制御装置320および340は元のファイルXを復元することができる。このようにして系の堅牢度を向上できる。
上記システムによれば、ファイルを分割して送ることによりデータ転送量を少なくでき、共有リソース(ネットワーク帯域、CPUパワー)を効率的に利用できる。またファイルを分割して送ることにより転送開始時間および転送終了時間を短縮できる。またファイルを分割して送ることによりデータの秘匿性を確保できる。さらに暗号化を特に行う必要がないため暗号鍵管理コストを削減できる。また、表示制御装置がダウンした場合や記憶部が故障した場合でも元のファイルを復元できるように断片を送信することにより、データ完全性が向上し、また系の堅牢度合いが向上する。分割・復元処理方法を毎回変えることで、推測されにくい断片ファイルが生成される。
なお、本発明による情報処理方法は、表示制御装置内のCPUがプログラムを実行することにより各ステップが実行される。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。なお、上記においてスライド画像を例にとって説明したが、本発明はこれには限定されることなく表示装置に表示するものであればどのような画像であっても良い。また、図1では2つの遠隔地を例にとって説明したがさらに複数の遠隔地間で分割ファイルの送信が行われるようにしてもよい。また上記では分割ファイルを送るときに暗号化を行わずに送る例について説明したが、分割ファイルを暗号化して送るようにしてもよい。さらに、各表示制御装置は一つのサーバにより構成されていてもよいし、処理の効率化を図る場合などは複数のサーバにより構成されていてもよい。
本発明の実施形態に係るシステムの全体構成を示す図である。 第1の拠点装置の表示制御装置の動作フローチャートである。 第2の拠点装置の表示制御装置の動作フローチャートである。 断片を転送したときに各記憶部内に記憶された断片を説明するための図である。
符号の説明
100 システム
200 第1の拠点装置
210 ディスプレイ装置
220 表示制御装置
300 第2の拠点装置
310、330、350 ディスプレイ装置
320、340、360 表示制御装置

Claims (14)

  1. 所定のファイルに基づいて第1の拠点に設置された表示装置に表示する画像を第2の拠点に設置された複数の表示装置にそれぞれ表示する複数の表示制御装置を有する情報処理システムであって、
    前記表示制御装置は、前記ファイルを前記第2の拠点に設置された複数の表示装置を制御する複数の表示制御装置の数に応じて分割した分割ファイルを前記第1の拠点の表示装置を制御する制御装置から受信する受信手段と、
    前記他の表示制御装置が受信した元のファイルを復元するのに必要な残りの分割ファイルを取得する取得手段と、
    前記受信手段が受信した分割ファイルと前記取得手段が取得した分割ファイルに基づいて前記分割前の元のファイルを復元し、該復元されたファイルに基づいて表示を制御する表示制御手段とを有することを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記表示制御手段は、前記第1の拠点の制御装置から受信した表示用コマンドに基づいて前記第2の拠点に設置された表示装置の表示を制御する請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記表示制御手段は、前記受信手段が受信した分割ファイルと前記取得手段が取得した分割ファイルをメモリ空間上に展開して前記元のファイルを復元する請求項1又は請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記ファイルを変換する変換手段と、
    前記変換後のファイルを前記第2の拠点に設置された複数の表示装置を制御する複数の表示制御装置の数の断片に分割する分割手段とをさらに有する請求項1〜請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記変換手段は、符号化、暗号化および難読化のうちの少なくとも一つの手法により前記ファイルを変換する請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記分割手段は、前記ファイルを細分化し、前記細分化したファイルデータの並び替えを行い、前記並び替えたファイルデータを前記複数の表示制御装置の数に合わせて分類する請求項4又は請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 前記分割手段は、秘密分散法を用いる請求項4から請求項6のいずれかに記載の情報処理システム。
  8. 前記表示制御装置は、前記受信した分割ファイルをネットワークを介して前記他の表示制御装置に転送する請求項1から請求項7のいずれかに記載の情報処理システム。
  9. 前記情報処理システムは、前記分割ファイルを選択的に前記表示制御装置に送信する送信手段を有する請求項1から請求項8のいずれかに記載の情報処理システム。
  10. 前記送信手段は、前記複数の表示制御装置のうち一部の表示制御装置がダウンした場合に前記元のファイルを復元できるよう前記分割ファイルを選択的に送信する請求項9に記載の情報処理システム。
  11. 第1の拠点に設置された表示装置に表示する画像のファイルを第2の拠点に設置された複数の表示装置を制御する複数の表示制御装置の数に応じて分割する分割ステップと、
    前記ファイルの一部としての分割ファイルを第2の拠点に設置された複数の表示装置の表示を制御する複数の表示制御装置に送信する送信ステップと、
    前記複数の表示制御装置が分割ファイルを受信する受信ステップと、
    前記他の表示制御装置が受信した元のファイルを復元するのに必要な残りの分割ファイルを取得する取得ステップと、
    前記受信した分割ファイルと前記取得した分割ファイルに基づいて前記分割前の元のファイルを復元し、該復元されたファイルに基づいて表示を制御する表示制御ステップとを有することを特徴とする情報処理方法。
  12. 前記表示制御ステップは、前記第1の拠点の制御装置から受信した表示用コマンドに基づいて前記第2の拠点に設置された表示装置の表示を制御するステップを含む請求項11に記載の情報処理方法。
  13. 前記表示制御ステップは、前記受信ステップで受信した分割ファイルと前記取得ステップで取得した分割ファイルをメモリ空間上に展開して前記元のファイルを復元するステップをさらに含む請求項11又は請求項12に記載の情報処理方法。
  14. 前記送信ステップは、前記複数の表示制御装置のうち一部の表示制御装置がダウンした場合に前記元のファイルを復元できるよう前記分割ファイルを選択的に送信する請求項11から請求項13のいずれかに記載の情報処理方法。
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