JP4902318B2 - 情報通信システム、情報送信デバイス、情報受信デバイス及び情報送受信デバイス - Google Patents

情報通信システム、情報送信デバイス、情報受信デバイス及び情報送受信デバイス Download PDF

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この発明は、映像や音楽等の各種のコンテンツを配信するような場合に用いることのできる情報通信システム、情報送信デバイス、情報受信デバイス及び情報送受信デバイスに関するものである。
コンテンツの配信等においては、共通鍵暗号方式が用いられている。共通鍵暗号方式において、同一の鍵を使い続けることはセキュリティ上の脆弱性を有することになるため、鍵は頻繁に交換することが望ましい。しかしながら、例えば公開鍵やDH法のように、鍵を配送し送受信間で新しい鍵を共有する手法では、鍵の暗号・復号化に時間を要し、映像等のコンテンツ配信のような連続した情報を配信し、受信と共に復号する場合にはパフォーマンスの低下につながり、係る配信に用いることは不向きである。
また、鍵自体を配送せずに何らかの方法により送受信間で同期を取りながら各装置で暗号鍵を生成する方法では、どの暗号文とどの鍵が対応するのかを示す同期の取り方が難しい。例えば送信パケットに同期情報を付加する方法では、パケットロスが発生した場合に鍵の同期がとれなくなる虞がある。
特許文献1には、複数の鍵の一部が記憶されたテーブルを備えており、暗号文、使用した鍵の一部を指示する番号及び鍵の残りの部分をパッケージにして送信し、受信側では番号に基づきテーブルから鍵の一部を得て、送られてきた鍵の残り部分と合わせて鍵を生成して、復号化に用いるものが開示されている。
しかしながら、上記特許文献1に記載の手法では、テーブルに記憶された範囲における変更がなされるものであり、抜本的に鍵を変更する場合にはテーブル自体の変更が必要でるという問題がある。
また、特許文献2には、暗号鍵と暗号文とをダミー画像に電子透かしの手法を用いて埋め込み送信を行う一方、受信側では電子透かしが埋め込まれたダミー画像から暗号鍵と暗号文を取り出し、暗号鍵により暗号文を復号化することが開示されている。
上記特許文献2の手法は、ダミー画像に電子透かしを埋め込む処理が繁雑で時間を要し、また、ダミー画像に埋め込まれた電子透かしを取り出して暗号文と暗号鍵を復号化する処理が繁雑で時間を要するため、コンテンツ配信には不向きなものである。
特願2000−261426号公報(0006、0007、図3) 特願2003−169047号公報(図1、図2、0031)
本発明は上記のような暗号化システムの現状に鑑みてなされたもので、その目的は、秘匿情報に対する秘匿化処理が簡易であり短時間で済み、また、受信した側において秘匿情報を取り出す処理が容易であり、秘匿情報に基づきスムーズに暗号化データを復号化できる情報通信システムを提供することである。また、送受信間で用いる秘匿情報の同期をとる(用いる秘匿情報を特定する)必要もなく、鍵の管理も容易となる情報通信システムを提供することを目的とする。また、上記の情報通信システムを構成する送信デバイス、受信デバイス更には送受信デバイスを提供することを目的とする。
本発明に係る情報通信システムは、秘匿情報に基づき平文を暗号化する暗号化処理部と、転置による写像規則を実現する転置テーブルを備えた変換手段であって、前記暗号化処理部の出力を付加情報として該付加情報を秘匿情報に付加して得られた情報を転置による写像規則を用いて送信パケット毎に変換する変換手段と、該変換手段により変換された変換後情報を送信する送信手段と、を備える送信装置と、前記送信装置から送られる変換後情報を受信する受信手段と、逆写像規則を実現する逆転置テーブルを備えた逆変換手段であって、前記受信された変換後情報を逆写像規則を用いて受信パケット毎に逆変換して前記秘匿情報及びこれに付加された付加情報を復元する逆変換手段と、逆変換手段により得られた秘匿情報に基づき付加情報を復号化して平文を得る復号化部と、を備える受信装置とを具備することを特徴とする。
本発明に係る情報通信システムでは、前記送信装置及び前記受信装置は、同一のマスタキー情報を備え、前記送信装置が、秘匿情報と付加情報以外に識別情報を別に送信し、前記送信装置は、送信した識別情報とマスタキー情報とに基づき写像規則である転置テーブルを作成する写像規則作成手段を備え、前記受信装置は、受信した識別情報とマスタキー情報とに基づき逆写像規則である逆転置テーブルを作成する逆写像規則作成手段を備えていることを特徴とする。
本発明に係る情報通信システムでは、変換手段は複数種の写像規則である転置テーブルを用いて変換を行い、逆変換手段は対応する複数種の逆写像規則である逆転置テーブルを用いて逆変換を行うことを特徴とする。
本発明に係る情報通信システムでは、前記送信装置は、複数種の付加情報を用い、前記変換手段は秘匿情報に対し、複数種の付加情報いずれかと複数種の写像規則である転置テーブルのいずれかを順次選択して用いて変換を行うことを特徴とする。
本発明に係る情報送信デバイスは、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の送信装置を備えることを特徴とする。
本発明に係る情報受信デバイスは、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の受信装置を備えることを特徴とする。
本発明に係る情報送受信デバイスは、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の送信装置及び受信装置を備えることを特徴とする。
本発明では、秘匿情報及びこれに付加する付加情報を所定写像規則を用いて変換し、変換された変換後情報を送信するので、変換後情報へ変換を行う処理が容易であり短時間で処理可能である。また、送られる変換後情報を受信し、変換後情報を所定写像規則と対応する逆写像規則を用いて逆変換して秘匿情報及びこれに付加された付加情報を復元するので、復元処理容易であり短時間で処理可能である。
本発明では、送信装置が秘匿情報に基づき平文を暗号化する暗号化処理部を備え、この暗号化部の出力を付加情報とし、受信装置は、逆変換手段により得られた秘匿情報に基づき付加情報を復号化する復号化部を備え、この復号化部により平文を得るので、暗号文を付加情報とし、鍵を秘匿情報として配信することが可能である。本発明では、転置テーブルにて所定写像規則を実現でき、逆転置テーブルにて逆写像規則を実現できる。
本発明では、送信装置は送信した識別情報とマスタキー情報とに基づき写像規則を作成し、これを用いた変換が可能であり、受信装置は受信した識別情報とマスタキー情報とに基づき逆写像規則を作成し、これを用いて逆変換が可能である。本発明では、秘匿情報が送信パケット毎に送られるので、送受信間で用いる秘匿情報の同期(用いる秘匿情報を特定する)が自動的に確保される。
本発明では、変換手段は複数種の写像規則を用いて変換を行い、逆変換手段は対応する複数種の逆写像規則を用いて逆変換を行うので、変換後情報を他者が容易に逆変換でき難くなり、安全性が向上する。本発明では、送信装置は複数種の付加情報を用い、変換手段は秘匿情報に対し、複数種の付加情報いずれかと複数種の写像規則のいずれかを順次選択して用いて変換を行うので、変換後情報を他者が容易に逆変換でき難くなり、安全性が向上する。
以下、添付図面を参照して本発明に係る情報通信システム、送信デバイス、受信デバイス、送受信デバイスの実施例を説明する。各図において、同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図1は、情報通信システムの第1の実施例を示す構成図である。情報通信システムは、送信装置10と受信装置30とを有する。送信装置10と受信装置30は、ネットワークなどの伝送路50を介して通信を行う。
送信装置10には、秘匿情報を与える秘匿情報源11が備えられている。秘匿情報とは、暗号鍵などのように第三者には知られないようにする必要がある情報を指している。また、送信装置10には、秘匿情報に付加する付加情報を供給する付加情報供給部12、変換部13、送信部14が備えられている。
変換部13は、秘匿情報及びこれに付加する付加情報を所定写像規則を用いて変換するものである。ここで、所定写像規則は、付加情報に秘匿情報を混合する写像であればどのようなものでも良く、後に述べる転置テーブルによっても実現できる。送信部14は、変換部13の出力を送信するものである。
一方、受信装置30には、受信部31、逆変換部32、情報処理部33が備えられている。受信部31は、伝送路50から到来する自装置宛の情報を受信するものであり、ここでは送信装置10から送られた変換後情報を受け取るものである。逆変換部32は、受信部31により受信された変換後情報を上記の所定写像規則と対応する逆写像規則を用いて逆変換して元の秘匿情報及びこれに付加された付加情報を復元するものである。
情報処理部33は、逆変換部32が復元した秘匿情報と付加情報の内、少なくとも秘匿情報を用いて処理を行うものである。例えば、秘匿情報が暗号鍵であり付加情報が暗号文であれば、暗号鍵を用いて暗号文を復号化して平文へ戻す等の処理を行う。
このような情報通信システムにおける情報通信の処理は、図2に示されるフローチャートに示す動作によって行われるので、動作説明を行う。図2のステップS11に示されるように、秘匿情報Aと付加情報Bとが秘匿情報源11と付加情報供給部12とから変換部13へ供給される(S11)。
変換部13では、秘匿情報Aと付加情報Bとを写像規則fを用いて結合し、送信情報(変換後情報)Cを得る(S12)。ここでは、Aのビット列をa1 2 ・・・・am にて表わし、Bのビット列をb1 2 ・・・・bn にて表わすとき、写像規則fを用いて結合した送信情報Cは、C=c1 2 ・・・・c(cl =aorbj ,1≦l ≦k(k=m+n),1≦ i≦m,1≦j≦n)である。このようにして得られた送信情報Cは送信部14から送信される(S13)。この写像規則fは、秘匿情報Aと付加情報Bとの結合とビット配列変更を内容とする写像である。
上記送信情報Cは受信装置30の受信部31が受信し(S14)、逆変換部32が逆写像規則f-1を用いて逆変換し、受信情報Cから秘匿情報Aと付加情報Bとを復元する(S15)。これ以降は、情報処理部33が前述の通りの処理を行う。これにより、送信装置10においても受信装置30においても、秘匿情報に対する処理が複雑化することなく、処理時間も短時間とすることができる。
図3に、第2の実施例に係る情報通信システムの構成を示す。この実施例では、送信装置10Aの付加情報供給部12Aに平文供給部21と暗号化部22とが含まれている。平文供給部21は、暗号化前の平文を供給するものである。暗号化部22は、秘匿情報源11から送られる秘匿情報を暗号化鍵として所定の暗号化手法により暗号化を行うものである。暗号化手法としては、どのようなものでも良いが、例えば、特願2001−346658に開示の手法を用いることができる。
また、受信装置30Aの情報処理部33Aには、復号化部41と出力部42とが備えられている。復号化部41は、逆変換部32により復元された秘匿情報を暗号鍵として復元された付加情報を暗号化情報として暗号化部22と可逆的手法にて復号化を行い平文を得るものである。復号化部41により得られた平文情報は表示やプリント、補助記憶装置への書込み等を行う出力部42から出力する。
この実施例では、暗号化を行うが暗号鍵については、暗号化することなく、写像規則fによる変換を受けるだけであり、受信装置30Aにおける暗号鍵復元の処理が容易で、平文を映像などのコンテンツとした場合にも復号化に至るまでの処理が容易で短時間で済ませることができる利点がある。
図4に、第3の実施例に係る情報通信システムの構成を示す。このシステムでは、第1の実施例における変換部13に相当の変換部13Aが写像規則fを実現する手段として転置テーブルTを備えている。この転置テーブルTは、例えば次のような規則を示すテーブルである。秘匿情報Aが4ビットであり、付加情報Bが6ビットであり、合計が10ビットである場合を示す。転置テーブルTは、T=table {6,1,7,4,2,8,10,3,9,5}となっており、図5に示すように秘匿情報Aと付加情報Bを単に並べて(結合して)10ビットの数列Dを作成し、この数列Dの1ビット目を6ビット目の位置に転置し、2ビット目を1ビット目の位置に転置し、3ビット目を7ビット目の位置に転置し、・・・、9ビット目を9ビット目の位置に転置し、10ビット目を5ビット目に転置することを示している。転置の結果、図5に示されるように変換後情報Cが得られる。
一方、逆変換部32Aには、図4に示されているように、転置テーブルTの逆の変換を実現する手段として逆転置テーブルT-1が備えられている。図6に示すように逆転置テーブルT-1は、T-1=table {2,5,8,4,10,1,3,6,9,7}となっており、受信した変換後情報C(10ビット)について、逆転置テーブルT-1の値に従って図6に示すように、この変換後情報Cの1ビット目を2ビット目の位置に転置し、2ビット目を5ビット目の位置に転置し、3ビット目を8ビット目の位置に転置し、・・・、9ビット目を9ビット目の位置に転置し、10ビット目を7ビット目に転置することを示している。逆転置により得られた数列Dは、図6に示した数列Dに等しいものとなる。この数列Dを先頭から4ビット目にて分離し、先頭から4ビット目までの秘匿情報Aと、5ビット目から10ビット目までの付加情報Bとを得ることができる。
このように本実施例によれば、転置テーブルと逆転置テーブルとにより容易に変換と逆変換を行うことができ、秘匿情報を付加情報の中に混合でき、通信情報から秘匿情報を取り出すことを困難にできる。なお、転置テーブルのビット数や転置規則は一例に過ぎないことはもちろんである。
図7に第4の実施例の構成図を示す。この実施例では、送信装置10Bと受信装置30Bとが、同一のマスタキー情報MKを出力するマスタキー情報源23を備えている。また、送信装置10Bは、マスタキー情報や秘匿情報とは異なる識別情報を生成する識別情報生成部24及び写像規則作成部25を備えている。図8に示すように、識別情報生成部24が識別情報を生成する毎に送信部14はこの識別情報を受信装置30Bヘ送出する(S21)。また、写像規則作成部25は、識別情報生成部24が識別情報を生成したときに、この識別情報とマスタキー情報MKとに基づき所定の生成関数を用いて写像規則fを作成する。
写像規則fとしては、転置テーブルTを例とすることができ、図8に示すように、まず識別情報とマスタキー情報MKとに基づき所定の生成関数、例えば乱数生成関数等を用いて種(SEED)を作成する(S22)。この種(SEED)から転置テーブルTを得る(S23)。例えば、1から10までの数値をランダムな順に発生した数列の先頭から順に、1から10までの数値が重ならないように数値を選択する。変換部13は、この転置テーブルを用いた変換を行う。
一方、受信装置30Bには、図7に示されるようにマスタキー情報源23以外に、識別情報取得部44と逆写像規則作成部45とが備えられている。識別情報取得部44は、送信装置10Bから送られた識別情報を受信部31が受信したとき、これを取り込み保持する(図8、S31)ものである。また、逆写像規則作成部45は、識別情報取得部44が識別情報を取得したときに、この識別情報とマスタキー情報MKとに基づき所定の生成関数を用いて逆写像規則f-1を作成する。
写像規則f-1としては、逆転置テーブルT-1を例とすることができ、まず識別情報とマスタキー情報MKとに基づき送信装置10Bと同じ生成関数を用いて種(SEED)を作成する(S32)。以下同様に転置テーブルTを得て、この転置テーブルTによる転置規則の逆転置規則を逆転置テーブルT-1とする(S33)。
上記のようにして作成された転置テーブルTによる送信装置10Bの動作と、逆転置テーブルT-1による受信装置30Bの動作は、図3に示した送信装置10Aと受信装置30Aの動作と同様である(図8、S24〜S27、S34〜S36)。この実施例によれば、必要なときに写像規則及び逆写像規則を変更することができ、安全性の高いシステムを提供可能であるという効果がある。
図9に第5の実施例に係る通信システムを示す。この実施例では送信装置10Cの秘匿情報源11Aが秘匿情報を送信パケット毎に変更する秘匿情報変更部26を備えている。秘匿情報変更部26は、起動と共に秘匿情報を出力し、その後は送信部14から1パケットを送信する。秘匿情報変更部26は例えば、予め複数の秘匿情報が記憶されたテーブルを備えて、このテーブルから順次に秘匿情報を読み出す構成を採用することができ、また、乱数生成回路を備えて1パケット送信終了通知の到来に応じて新たな乱数を生成して出力するように構成しても良いし、また、予め秘匿情報と付加情報を写像規則fにより変換したものを作り置きしておいても良い。
図10は、パケット送信の2回目までを示したものである。フェーズF1においては、秘匿情報である暗号鍵1と付加情報である暗号文1とを写像規則fにより変換して第1のパケットP1を送信し、受信側では、第1のパケットP1に逆写像規則f-1を用いて暗号鍵1と付加情報である暗号文1とを復元する。次のフェーズF2では、秘匿情報を更新して暗号鍵2を得て、この暗号鍵2と付加情報である暗号文2とを写像規則fにより変換して第2のパケットP2を送信し、受信側では、第2のパケットP2に逆写像規則f-1を用いて暗号鍵2と付加情報である暗号文2とを復元している。
図11は、パケット送信の3回目までを示したものである。図11における第1のパケットP1と第2のパケットP2の送信・受信に係る処理は図10と同様であり、3番目のパケット送信に際しては、秘匿情報を更新して秘匿情報である暗号鍵3を発生させ、この暗号鍵3と付加情報である暗号文3とを写像規則fにより変換して第3のパケットP3を送信し、受信側では、第3のパケットに逆写像規則f-1を用いて暗号鍵3と付加情報である暗号文3とを復元する。本実施例では、パケット送信毎に秘匿情報を変更することができ、安全性の高いシステムを提供可能であるとともに、ネットワーク中でパケットが欠けたり、到着順が前後しても、パケット単位で復号できるという効果がある。
図12には、第6の実施例に係る情報通信システムの構成例が示されている。この実施例では、送信装置10Dの変換部13Bが複数(ここでは2)の写像規則f1、f2を備えている。また、受信装置30Dの逆変換部32Bが、上記写像規則f1、f2に対応する逆写像規則f1-1、f2-1を備えている。
写像規則f1、f2は例えば転置テーブルT1、T2であるとする。逆写像規則f1-1、f2-1は例えば逆転置テーブルT1-1、T2-1であるとする。例えば、秘匿情報である暗号鍵Kが5ビット付加情報である暗号文Cが10ビットである場合、第1の転置テーブルT1は図13に示すように、暗号鍵Kの各ビットを15ビットのいずれの位置に転置するかを示すものであり、第2の転置テーブルT2は、15ビット中に5ビットの暗号鍵Kが配置された状態の残り10ビットの各位置にどのように10ビットの暗号文Bを配置するかを示すものである。逆転置テーブルT1-1、T2-1は転置テーブルT1、T2により転置されたビットを元の位置に戻すテーブルである。
この転置テーブルT1を用いることによって、図13に示すように、まず暗号鍵Kの各ビットを15ビットの所定位置に転置する処理がなされ、次に転置テーブルT2の規則によって、残り10ビットの各位置に図13に示すように10ビットの暗号文Cを配置する処理がなされ変換後情報Cが得られる。変換後情報Cから暗号鍵Kと暗号文Bとを復元する処理は、転置テーブルT1、T2に対応する逆転置テーブルT1-1、T2-1を用いて、上記の図13の逆過程を経て実行される。
このように本実施例によれば、複数の写像規則と逆写像規則とにより容易に変換と逆変換を行うことができ、秘匿情報を付加情報の中に混合でき、通信情報から秘匿情報を取り出すことを困難にできる。
図14には、第7の実施例に係る情報通信システムの構成例が示されている。この実施例では、第5の実施例に係る情報通信システムの構成例に加えて送信装置10Eの付加情報供給部12Bには、複数種(ここでは2種)の付加情報が備えられている。即ち、暗号文Cとダミー情報DAである。暗号文Cは、暗号化部22が平文供給部21から供給された平文を暗号化したものである。また、変換部13Cは、写像規則f1、f2、f3を備えている。受信装置30Eの逆変換部32Cが、上記写像規則f1、f2、f3に対応する逆写像規則f1-1、f2-1、f3-1を備えている。
写像規則f3も転置テーブルであり、逆写像規則f3-1は逆転置テーブルであるとする。例えば図15に示すように、秘匿情報である暗号鍵Kが5ビット付加情報である暗号文Cが10ビットであり、ダミー情報DAが5ビットである場合、第1の転置テーブルT1は、暗号鍵Kの各ビットを20ビットのいずれの位置に転置するかを示すものであり、第2の転置テーブルT2は、20ビット中に5ビットの暗号鍵Kが配置された状態の残り15ビットの各位置にどのように10ビットの暗号文Cを配置するかを示すものであり、第3の転置テーブルT3は、20ビット中に5ビットの暗号鍵K及び10ビットの暗号文Cが配置された状態の何ビットの次位置に順次に5ビットのダミー情報DAを配置するかを示すものである。逆転置テーブルT1-1、T2-1、T3-1は転置テーブルT1、T2、T3により転置されたビットを元の位置に戻すテーブルである。
図15に示すように、転置テーブルT1、T2を用いることによって行われる処理については図13を用いて説明した通りに行われる。最終的に転置テーブルT3の規則によって、ダミー情報DAの各ビットを順次に、第1ビット目の次に、第3ビット目の次に、第6ビット目の次に、第8ビット目の次に、第12ビット目の次に、それぞれ配置する処理がなされる。逆転置テーブルT1-1、T2-1、T3-1を用いた処理はこの図15の逆過程を経て実行される。
このように本実施例によれば、複数の転置テーブルと逆転置テーブルと複数の付加情報により容易に変換と逆変換を行うことができ、秘匿情報を複数の付加情報の中に混合でき、通信情報から秘匿情報を取り出すことを困難にできる。
なお、上記の各実施例は一例に過ぎず、それぞれを組み合わせて構成することもできる。例えば、図12に示した第6の実施例と図7に示した第4の実施例とを組み合わせて、第6の実施例において写像規則を変更するように構成しても良い。
また、図16に示すように本発明の各実施例に示した送信装置10(10A〜10E)を備えた通信機として送信デバイス60を構成し、各実施例に示した通信を行うことが可能である。また、図17に示すように本発明の各実施例に示した受信装置30(30A〜30E)を備えた通信機として送信デバイス70を構成し、各実施例に示した通信を行うことが可能である。更に、図18に示すように本発明の各実施例に示した送信装置10(10A〜10E)及び受信装置30(30A〜30E)を備えた通信機として送受信デバイス80を構成し、各実施例に示した通信を行うことが可能である。
本発明に係る情報通信システムの第1の実施例を示す構成図。 本発明に係る情報通信システムの第1の実施例の動作を説明するためのフローチャート。 本発明に係る情報通信システムの第2の実施例を示す構成図。 本発明に係る情報通信システムの第3の実施例を示す構成図。 本発明に係る情報通信システムの第3の実施例による写像規則による処理を示す図。 本発明に係る情報通信システムの第3の実施例による逆写像規則による処理を示す図。 本発明に係る情報通信システムの第4の実施例を示す構成図。 本発明に係る情報通信システムの第4の実施例による情報通信処理を示す図。 本発明に係る情報通信システムの第5の実施例を示す構成図。 本発明に係る情報通信システムの第5の実施例による情報通信処理を示す図。 本発明に係る情報通信システムの第5の実施例による情報通信処理を示す図。 本発明に係る情報通信システムの第6の実施例を示す構成図。 本発明に係る情報通信システムの第6の実施例による写像規則による処理を示す図。 本発明に係る情報通信システムの第7の実施例を示す構成図。 本発明に係る情報通信システムの第7の実施例による写像規則による処理を示す図。 本発明に係る送信デバイスの構成を示す図。 本発明に係る受信デバイスの構成を示す図。 本発明に係る送受信デバイスの構成を示す図。
符号の説明
10、10A〜10E 送信装置
11、11A 秘匿情報源
12、12A 付加情報供給部
13、13A、13B 変換部
14 送信部
21 平文供給部
22 暗号化部
24 識別情報生成部
25 写像規則作成部
26 秘匿情報変更部
30、30A〜30E 受信装置
31 受信部
32、32A、32B 逆変換部
33、33A 情報処理部
41 復号化部
42 出力部
44 識別情報取得部
45 逆写像規則作成部
50 伝送路
60 送信デバイス
70 受信デバイス
80 送受信デバイス

Claims (7)

  1. 秘匿情報に基づき平文を暗号化する暗号化処理部と、転置による写像規則を実現する転置テーブルを備えた変換手段であって、前記暗号化処理部の出力を付加情報として該付加情報を秘匿情報に付加して得られた情報を転置による写像規則を用いて送信パケット毎に変換する変換手段と、該変換手段により変換された変換後情報を送信する送信手段と、を備える送信装置と、
    前記送信装置から送られる変換後情報を受信する受信手段と、逆写像規則を実現する逆転置テーブルを備えた逆変換手段であって、前記受信された変換後情報を逆写像規則を用いて受信パケット毎に逆変換して前記秘匿情報及びこれに付加された付加情報を復元する逆変換手段と、逆変換手段により得られた秘匿情報に基づき付加情報を復号化して平文を得る復号化部と、を備える受信装置と
    を具備することを特徴とする情報通信システム。
  2. 前記送信装置及び前記受信装置は、同一のマスタキー情報を備え、
    前記送信装置が、秘匿情報と付加情報以外に識別情報を別に送信し、
    前記送信装置は、送信した識別情報とマスタキー情報とに基づき写像規則である転置テーブルを作成する写像規則作成手段を備え、
    前記受信装置は、受信した識別情報とマスタキー情報とに基づき逆写像規則である逆転置テーブルを作成する逆写像規則作成手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の情報通信システム。
  3. 変換手段は複数種の写像規則である転置テーブルを用いて変換を行い、
    逆変換手段は対応する複数種の逆写像規則である逆転置テーブルを用いて逆変換を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の情報通信システム。
  4. 前記送信装置は、複数種の付加情報を用い、
    前記変換手段は秘匿情報に対し、複数種の付加情報いずれかと複数種の写像規則である転置テーブルのいずれかを順次選択して用いて変換を行うことを特徴とする請求項3に記載の情報通信システム。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の送信装置を備えることを特徴とする情報送信デバイス。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の受信装置を備えることを特徴とする情報受信デバイス。
  7. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の送信装置及び受信装置を備えることを特徴とする情報送受信デバイス。
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