JP2008117083A - 座標指示装置、電子機器、座標指示方法、座標指示プログラム、及び座標指示プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】安価で、且つ簡単に必要とする指示点の座標を指示することが可能な座標指示装置を提供することである。
【解決手段】特殊ペンを撮影することにより、該特殊ペンによって指示された指示点の座標を求める座標指示装置100であって、上記特殊ペンの表面に特定パターンが形成され、少なくとも特定パターンを含んだ状態で上記特殊ペンを撮像装置54によって撮影して得られた画像データから、該特定パターンに対応する演算パターンを抽出するパターン認識部110と、上記パターン認識部110によって抽出された演算パターンから、上記指示点の座標を算出する座標演算部120とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】特殊ペンを撮影することにより、該特殊ペンによって指示された指示点の座標を求める座標指示装置100であって、上記特殊ペンの表面に特定パターンが形成され、少なくとも特定パターンを含んだ状態で上記特殊ペンを撮像装置54によって撮影して得られた画像データから、該特定パターンに対応する演算パターンを抽出するパターン認識部110と、上記パターン認識部110によって抽出された演算パターンから、上記指示点の座標を算出する座標演算部120とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、座標指示装置、座標指示装置を備えた電子機器、座標指示方法、座標指示プログラム、及び座標指示プログラムを記録した記録媒体に関するものであり、特に、携帯端末における文字入力に用いられるものである。
近年、携帯電話等の携帯端末が広く普及している。また、携帯電話等は多機能化しており、それに伴って機能を操作するためのキー操作も複雑化している。
このようにキー操作が複雑になると、キー操作に不慣れな人は、文字を入力するのにも時間がかかってしまう。
また、一方で、キー操作のみの入力機能を有する携帯電話等では、自分で作成した自由な文字あるいは図形等(以下、文字等)を表示することが困難であるという不便さも生じる。
そこで、キー操作をせずに入力パッドを用いて文字等を入力する手書き文字入力方法がある。これは、感圧素子を透明なフィルムにマトリクス状に配置した入力パッドを表示装置上に貼り合わせ、ペン状の器具で圧力を加えることにより、座標を指示したり、手書き文字等を入力したりするものである。
また、非特許文献1には、椎尾一郎氏が開発した「空気ペン」が開示されている。
非特許文献1では、ウェアラブルなコンピュータを身につけたユーザが、任意の場所にペンを使って情報を書き込み、他のユーザとその情報を共有することを可能にするシステムが開示されている。このシステムでは、透過型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)または、単眼のアイフォンを装着したユーザが屋外、屋内を移動し、適当な場所で立ち止まり、宙でジャイロセンサなどによる2次元入力装置を動かすと、面前に仮想のメモ書きができる。
また、従来、ペンライトなどの光の軌跡をカメラで撮影することにより文字や図形の入力を可能にするシステムが考えられている。
また、非特許文献2には、ペンデバイスにカメラとレーザポインタを装備し、レーザポインタの軌跡をカメラで撮影することにより手書き文字等を入力する手書き入力システムが開示されている。
椎尾一郎、山本吉伸「空気ペン:空間への描画による情報共有」、"第59回情報処理学会全国大会 論文集(4)PP.39-40,1999.9.29 左官雄介「ウェアラブルコンピュータに適した高精細手書き情報生成のためのペンデバイス」 修士論文 2004.2.6
椎尾一郎、山本吉伸「空気ペン:空間への描画による情報共有」、"第59回情報処理学会全国大会 論文集(4)PP.39-40,1999.9.29 左官雄介「ウェアラブルコンピュータに適した高精細手書き情報生成のためのペンデバイス」 修士論文 2004.2.6
しかしながら、上記のキー操作をせずに文字等を入力する方法では、以下のような問題が生じる。
入力パッドを利用した手書き文字入力方法では、携帯電話等のように書き込み対象画面が小さい場合には、書きづらかったり、図形を描く際に細かい部分まで精密に描くことができなかったりする。また、入力パッドを用いるため、部品のコストも高くなってしまう。
また、上記空気ペンを利用した文字入力方法においても、空気ペンに用いられるジャイロセンサ等を用いているので、部品のコストが高くなってしまうという問題がある。さらには、ペンの位置やユーザの顔の位置を測定するのに大掛かりな装置が必要となり、文字等を容易に入力することができない。
また、ペンライトは、文字等を描く際に先端部が発光していることが必要であるため、公共の場で用いると迷惑になってしまう。さらに、ペンライトを用いた場合には、以下に示すような問題が生じる。
図22は、ペンライトの一例を示す図である。
上記ペンライトの先端部には、光源となる発光部があり、発光軌跡を認識させるためには、前記発光部はある程度の大きさが必要である。
よって、このように大きな先端部では、座標位置を精度よく指定することが困難となるので、ユーザが先端と感じる部分と装置が算出する座標とが正確に一致せず、ユーザの思いどおりに文字等を描けないという問題が生じる。
また、上記手書き入力システムでは、描いた文字を表示するためのHMDや、撮影した情報を処理するウェアラブルコンピュータが必要であり、装置全体が高価になるおそれがある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、安価で、且つ簡単に必要とする指示点の座標を指示することが可能な座標指示装置を提供することである。
本発明の座標指示装置は、上記の課題を解決するために、指示具を撮影することにより、該指示具によって指示された指示点の座標を求める座標指示装置であって、上記指示具の表面には、上記指示点との位置関係が既知であり、上記指示点の座標を求めるための要素である演算用の特定パターンが形成され、少なくとも上記特定パターンを含んだ状態で、上記指示具を撮影して得られた画像データから、上記特定パターンに対応する演算パターンを抽出するパターン抽出手段と、上記パターン抽出手段によって抽出された上記演算パターンから、上記指示点の座標を算出する座標算出手段とを有することを特徴としている。
また、本発明の座標指示方法は、上記の課題を解決するために、指示具を撮影することにより、該指示具によって指示された指示点の座標を求める座標指示方法であって、撮影手段によって、指示具表面に形成された上記指示点との位置関係が既知である演算用の特定パターンを含めて撮影する撮影ステップと、パターン抽出手段によって、上記撮影ステップで撮影した画像データの中から、他の画素に対して差別化された画素のみを抽出し、上記抽出した画素から上記特定パターンに対応する演算パターンを抽出するパターン抽出ステップと、座標算出手段によって、上記パターン抽出ステップで抽出した演算パターンから、上記指示点の座標を算出する座標算出ステップとを含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、指示具によって指示される点(指示点)の座標を、該指示具の表面に形成された演算用の特定パターンから求められるので、指示具側に特別なハードウェアを設けることなく、画像処理のみで指示点の座標を求めることができる。
これにより、安価で、且つ簡単に必要とする指示点の座標を指示することが可能な座標指示装置を実現できる。
また、上記特定パターンは、上記指示具の表面の異なる位置に形成される2つのマークから構成されてもよい。
また、上記特定パターンは、上記指示具の表面の異なる位置に形成される少なくとも3つのマークから構成されてもよい。
このように、複数の特定パターンを指示具の表面の異なる位置に形成すると、指示点の座標を算出するための要素が多くなるため、座標算出の精度を高めることができる。
また、上記マークが2つ以上の場合は、上記マークはそれぞれ異なる識別可能な属性を有していてもよい。
また、本発明の座標指示装置は、上記マークの上記異なる識別可能な属性が色であることを特徴としてもよいし、マークの明るさであることを特徴としてもよい。
また、上記異なる識別可能な属性が形状であることを特徴としてもよい。
このように、特定パターンが異なる属性であることで、それぞれの特定パターンの識別が容易となり、座標算出の精度を高めることができる。
また、本発明の座標指示装置は、上記の課題を解決するために、上記パターン抽出手段は、他の画素に対して、上記属性によって差別化されている画素のみを抽出する特定領域抽出手段と、上記特定領域抽出手段によって抽出される画素から、上記指示具に形成される演算用の特定パターンに対応する演算パターンを特定するパターン特定手段とを備えることを特徴としている。
上記構成によれば、上記指示点の座標を求めるための要素である演算用の特定パターンに対応する演算パターンを特定することができるため、これらを用いて指示具の指示点の座標を算出することができる。
これにより、指示具側に特別なハードウェアを設けることなく、画像処理のみで指示点の座標を求めることができ、さらには、安価で、且つ簡単に必要とする指示点の座標を指示することが可能な座標指示装置を実現できる。
また、本発明の座標指示装置は、上記の課題を解決するために、上記特定パターンの上記形状に対応する、照合用のパターンデータを予め格納しているパターン情報格納手段をさらに備え、上記パターン抽出手段は、上記特定領域抽出手段によって抽出される画素と、上記照合用のパターンデータとを照合することにより、上記特定パターンを抽出することを特徴としている。
上記の構成によれば、使用する指示具の表面に形成される特定パターンに対応付けられた照合用のパターンデータが予めパターン情報格納手段に格納されているので、座標算出手段は抽出された特定パターンから該パターン情報格納手段を参照するだけで簡単に目的とする指示点の座標を算出することができる。
本発明の座標指示装置は、上記の課題を解決するために、指示具を撮影することにより、該指示具によって指示された指示点の座標を求める座標指示装置であって、上記指示具の表面には、上記指示点との位置関係が既知であり、上記指示点の座標を求めるための要素である演算用の特定パターンが形成され、少なくとも上記特定パターンを含んだ状態で、上記指示具を撮影して得られた画像データから、上記特定パターンに対応する演算パターンを抽出するパターン抽出手段と、上記指示具に対する撮影位置、撮影方向、拡大率などの撮影パラメータを検出する撮影パラメータ検出手段と、上記パターン抽出手段によって抽出された上記演算パターンと、上記撮影パラメータ検出手段によって検出された上記撮影パラメータとから、上記指示点の座標を算出する座標算出手段とを有することを特徴としている。
上記の構成によれば、指示具によって指示される点(指示点)の座標を、該指示具の表面に形成された演算用の特定パターンから求められるので、指示具側に特別なハードウェアを設けることなく、画像処理のみで指示点の座標を求めることができる。
これにより、安価で、且つ簡単に指示点の座標を指示することが可能な座標指示装置を実現できる。
しかも、指示具に対する撮影位置、撮影方向、拡大率などの撮影パラメータを検出し、検出した撮影パラメータに基づいて、上記指示点の座標を算出することで、撮影パラメータを考慮して指示点の座標を算出することが可能となる。
これにより、指示具が撮影範囲から外れる時には、撮影パラメータ検出手段によって撮影パラメータを検出することができないので、ユーザは指示具が撮影範囲に無いことを認識にし、指示具を撮影範囲に収まるように移動させるように促すことができる。
また、本発明の座標指示装置は、上記指示具の表面には、さらに、上記指示点の座標を指示する対象となる装置側で処理すべき処理モードを設定するためのモード設定用パターンが形成されており、指示具表面に形成された上記モード設定用パターンと、上記処理モードを設定するためのモード設定用データとを対応付けて一つのモードパターン情報として予め格納するモード情報格納手段と、上記モード設定用パターンに応じた処理モードを設定するモード設定手段とを備え、上記パターン抽出手段は、少なくとも上記特定パターンと上記モード設定用パターンとを含んだ状態で上記指示具を撮影して得られた画像データから、上記モード設定用パターンに対応するモードパターンを抽出し、上記モード設定手段は、上記特定パターン抽出手段が抽出した上記モードパターンに対応付けられるモード設定用データを、上記モード情報格納手段を参照することによって取得し、上記モード設定用データを用いて処理モードの設定を行うことを特徴としている。
上記構成によれば、モード設定手段は、モード情報格納手段を参照するだけで簡単に目的とする処理モードに設定することができる。
これにより、ユーザは、指示具に形成されたモード設定用パターンを指で隠したりする等によって、モード設定用のパターンを変化させることで、容易にモードの切替を行うことが可能となる。
本発明の電子機器は、上記の課題を解決するために、指示具を撮影することにより、該指示具によって指示された指示点の座標を求める座標指示装置と、上記座標指示装置によって求められた指示点の座標に基づいて、上記指示具によって指示された指示点を表示する表示装置とを備え、上記座標表示装置として、上述した構成の座標指示装置を用いてもよい。
また、上記指示具が電子機器本体に接続された連結部材に設けられていてもよい。
本発明の座標指示プログラムは、コンピュータに、上記構成の座標指示装置の各手段を実現させるためのプログラムである。
この場合、安価で、且つ簡単に必要とする指示点の座標を指示することが可能な座標指示処理を汎用のコンピュータに実行させることが可能となる。
さらに、上記構成の座標指示プログラムをコンピュータ読取可能な記録媒体に記録してもよい。
この場合、安価で、且つ簡単に必要とする指示点の座標を指示することが可能な座標指示処理を実行するプログラムを、コンピュータに容易に供給することが可能となる。
本発明の座標指示装置は、以上のように、指示具の表面に特定パターンが形成され、少なくとも上記特定パターンを含んだ状態で上記指示具を撮影して得られた画像データから、該特定パターンを抽出するパターン抽出手段と、上記パターン抽出手段によって抽出された特定パターンから、上記指示点の座標を算出する座標算出手段とを有することで、安価で、且つ簡単に必要とする指示点の座標を指示することが可能な座標指示装置を実現できるという効果を奏する。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、図面を用いて説明する。
以下、本発明の一実施形態について、図面を用いて説明する。
本実施形態における座標指示装置は、指示具を撮影することにより、該指示具によって指示された指示点の座標を求める座標指示装置であって、上記指示具の表面には、上記指示点との位置関係が既知であり、上記指示点の座標を求めるための要素である演算用の特定パターンが形成され、少なくとも上記特定パターンを含んだ状態で、上記指示具を撮影して得られた画像データから、上記特定パターンに対応する演算パターンを抽出するパターン抽出手段と、上記パターン抽出手段によって抽出された上記演算パターンから、上記指示点の座標を算出する座標算出手段とを有し、撮像した画像から、指示点の指す座標値を算出するものである。
本実施形態では、図2に示すように、前記座標指示装置を備えたハードウェアの一例としてカメラ機能つきの携帯電話機50を用い、また前記指示具の一例として特殊ペン71を用いる。
図2に示すように、前記携帯電話機50の利用者は、片手で携帯電話機50を保持し、特殊ペン71(指示具)の画像が携帯電話機50の液晶表示画面52内に納まるように他方の手で特殊ペン71を保持する。利用者は、座標指示装置を起動させ、携帯電話機50のカメラ機能で特殊ペン71の文字を描く動作を撮影する。そして、前記座標指示装置は、撮影して得た特殊ペン71の画像データより、液晶表示画面52において特殊ペン71の先端部の軌跡を表示することができる。すなわち、利用者が、カメラのレンズ部の前方における空間に特殊ペン71を用いて描いた文字等は、携帯電話機50の液晶表示画面52に表示されることとなる。
以下、特殊ペン71及び携帯電話機50について詳細に説明する。
図3には、特殊ペン71の一例が示してある。
本実施形態における特殊ペン71は、一般的なペン等とは異なり、インク等が注入されている必要はない。
本実施形態における特殊ペン71は、図3に示すように、表面の一部の異なる領域に、特殊ペン71の先端部の座標を算出するために用いられる2つの座標算出用のマーク(以下、座標算出用マーク)が形成されている。
ここで、座標算出用マークとは、指示具の表面における一部の領域に形成され、指示具の先端部の座標を算出するために用いられるマークのことをいう。
また、本実施の形態では、この2つの座標算出用マークをまとめて、特殊ペン71が有する特定パターンという。
ここで、特定パターンとは、指示具の表面に形成された座標算出用マークによって構成されるパターンをいう。すなわち、本実施の形態における特定パターンは、特殊ペン71の表面の異なる位置に形成された2つの座標算出用マークによって構成され、指示具の指示点の座標値を求めるために用いられる。
本実施の形態における前記2つの座標算出用マークとは、具体的に、特殊ペン71の先端部Cに近い側の一部の領域に赤色でマーキングされたことにより形成される座標算出用マークA(以下、マークA)と、特殊ペン71の先端部Cとは異なる端部に近い側の一部の領域に青色でマーキングされたことにより形成される座標算出用マークB(以下、マークB)とのことをいう。
また、本実施形態では、特殊ペン71をカメラのレンズと平行に配置して撮影する場合の撮影される赤色領域(マークA)の中央点と青色領域(マークB)の中央点との距離をaとしている。また、前記マークA領域の中央点と先端部Cとの距離をbとしている。
次に、図4を用いて、携帯電話機50について具体的に説明する。
図4は、本実施形態における携帯電話機50の外観を示した平面図であり、(a)は、携帯電話機50を折り曲げた際に内側となる部分の平面図であり、(b)は、外側となる部分の平面図である。
上記携帯電話機50は、筐体51と、液晶表示画面52と、操作ボタン群53と、カメラ等の撮像装置54と、マイクロフォン55と、スピーカ56とを備える。
また、上記携帯電話機50と上記特殊ペン71とは、上記携帯電話機50に設けられた連結部材であるストラップ57によって連結されている構成でもよい。これにより、特殊ペン71を紛失するおそれが低減される。
図5は、本実施形態における携帯電話機50のハードウェア構成の具体例を示す機能ブロック図である。
本実施形態の携帯電話機50は、CPU(Central Processing Unit)等の制御部60と、入出力部61と、メインメモリ等の記憶部62と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)(図示せず)とを含む。
制御部60は、装置全体を制御するものであり、また、ROMやRAMは記憶素子の一種である。
入出力部61は、数字ボタンやメニュー項目指示・選択ボタン等の操作部63と、ユーザに情報を伝達する液晶表示画面等の表示部64と、CCDカメラ等で撮影した画像を入力する画像入力部65と、他の装置と通信するための通信部66と、音声を入力するマイクロフォンなどの音声入力部67と、音声を出力するスピーカなどの音声出力部68と、カメラ等で撮影する際の撮影パラメータを検出する撮影パラメータ検出部90とを含む。
また、記憶部62は、制御部60において実行されるプログラムを記憶するプログラム格納領域69と、そのプログラムの中間データまたは他のコンピュータから受信したデータ等を記憶するデータ格納領域70とを含む構成である。
前記データ格納領域70は、座標指示装置100(図1)で算出される特殊ペン71の先端部Cが指し示す位置の撮像面54a上(図3)における座標値データ(指示座標データ)を格納する指示座標データ格納部70aを含む。
なお、上記の構成は、一般的な携帯電話機のハードウェア構成であって、本発明における座標指示装置のハードウェア構成は、上記に示されるハードウェア構成に限定されない。
ところで、上記制御部60は、特殊ペン71のペン先、すなわち特殊ペン71の先端部Cが指示す位置の撮像面54a上における座標値を求めるために座標指示装置100を備えている。
ここで、撮像面54aとは、表示領域に相当する撮像装置54(撮影手段)の撮像面のことをいい、例えば、CCD等の撮像素子の光照射面に相当する。
図1は、座標指示装置100の概略構成を示すブロック図である。
図1を用いて、以下、座標指示装置100について説明する。
まず、撮像装置54によって撮影された画像は、画像入力部65に入力される。
画像入力部65は、取得した前記画像を座標指示装置100内の画像データ取得部(図示せず)を介して、画像データとして図1に示すパターン認識部110(パターン抽出手段)に出力する。具体的には、画像入力部65は、パターン認識部110の内部に備えられる特定領域抽出部111(特定領域抽出手段)に出力する。
座標指示装置100は、画像データ取得部(図示せず)とパターン認識部110と座標演算部120(座標算出手段)とを備える。
まず、パターン認識部110について説明する。
パターン認識部110は、特定領域抽出部111とパターン特定部112とを備え、これにより、座標算出用マークA、Bにそれぞれ対応する撮像面54a上のマーク(以下、対応マークA’、B’という)から構成される演算パターンを特定するようになっている。
本実施の形態の演算パターンは、先端部Cの座標値を演算するために実際に用いられるものであり、特殊ペン71の有する特定パターンに対応する撮像面54a上のパターンである。本実施形態の演算パターンは、対応マークA’及び対応マークB’から構成される。
ここで、対応マークとは、指示具を撮影することにより得た画像のうち、座標算出用マークに対応する撮像面上の領域をいう。
また、演算パターンとは、特定パターンに対応するものであり、座標算出用マークの対応マークから構成される撮像面上のパターンをいい、指示具の先端部の座標値を算出するのに実際に用いられるものである。
特定領域抽出部111は、取得した画像データから赤色又は青色のピクセル(画素)のデータのみを抽出するようになっており、具体的には、取得した画像データから、対応マークA’を構成する赤色のピクセルと、対応マークB’を構成する青色のピクセルとを抽出する。
前記赤色及び青色のピクセルを抽出する方法の具体例について、24ビットカラーの場合を用いて、以下説明する。
各ピクセルの色はRGB(赤、緑、青)成分で記録・表現できる。また、24ビットカラーにおける各成分は、0〜255の数値で表現することができる。例えば、成分が(R,G,B)=(255,0,0)で表現されるピクセルは、純粋な赤色のピクセルである。
実際の画像データでは、純粋な赤色を撮影しても、照明等の影響により少し緑や青の成分が含まれる可能性が大きいため、(255,0,0)を中心としたある程度の範囲に含まれるピクセルは赤色と判定される。具体例としては、R>240、G<20、B<20で表現されるピクセルは赤と判定される。
特定領域抽出部111は、上記抽出方法で抽出した赤色及び青色と判定されるピクセルのデータを、パターン特定部112に出力する。
パターン特定部112は、特定領域抽出部111で抽出された赤色及び青色のピクセルから、同じ色のピクセルが連続して隣接してなる集合を一つの領域として区分けし、赤色のピクセルが集合した領域を対応マークA’と認識し、青色のピクセルが集合した領域を対応マークB’と認識する。
そして、パターン特定部112は、認識した対応マークA’、B’から、特殊ペン71の表面に形成された特定パターンに対応する、撮像面54a上の演算パターンを特定する。
前記区分け方法の具体例として、画像が1次元の場合を用いて以下説明する。
パターン特定部112は、座標Xのピクセルの色をL(X)とした場合に、L(X)=L(X−1)であれば、座標Xと座標X−1のピクセルは同じ色の領域に属すると判断する。
座標Xと座標X−1のピクセルが両者とも赤色である場合、パターン特定部112は、座標X及び座標X−1のピクセルは、撮像面54a上の赤色の領域、すなわち、対応マークA’の領域に属すると判断する。
一方、座標10Xと座標10X−1のピクセルが両者とも青色である場合、パターン特定部112は、座標10X及び座標10X−1のピクセルは、撮像面54a上の青色の領域、すなわち対応マークB’の領域に属すると判断する。
また、前記区分け方法の別の具体例として、以下のような方法があるが、この場合も、簡便のために1次元画像であると仮定する。
(各ピクセルの色) 白白白赤赤赤白白白白青青青青白白
(グループ) 0001110000222200
上記の例では、白のピクセルをグループ0とし、赤色のピクセルをグループ1とし、青色のピクセルをグループ2とする。
(グループ) 0001110000222200
上記の例では、白のピクセルをグループ0とし、赤色のピクセルをグループ1とし、青色のピクセルをグループ2とする。
パターン特定部112は、上記のような方法で、同じグループ、すなわち同じ色のピクセルが連続して成るピクセルの集合を一つの領域として区分けし、その領域を一つの対応マークと特定する。つまり、パターン特定部112は、上記1のグループに属するピクセルが連続して成る集合を対応マークA’であると、2のグループに属するピクセルが連続して成る集合を対応マークB’であるとそれぞれ特定する。
そして、パターン特定部112は、特定した対応マークA’及び対応マークB’を組み合わせて成る演算パターンをさらに特定し、該演算パターンのデータを座標演算部120に出力する。
上記座標演算部120は、第1座標算出部121と、第2座標算出部122とを含み、これらによって、パターン認識部110で抽出、特定した上記演算パターンから、撮像面54a上の対応先端部C’の座標値を算出するようになっている。
ここで、対応先端部C’とは、撮像面54a上の先端部Cに対応する点をいう。
上記第1座標算出部121は、パターン特定部112で特定された対応マークA’及び対応マークB’の各領域の中央点、すなわち各領域の中央点の2次元座標値(以下、中心座標)を求める。
上記対応マークA’及び対応マークB’の各領域の中心座標を算出する方法の具体的例を以下に示す。
第1座標算出部121は、対応マークA’を構成するすべてのピクセル座標の平均値を求めることによって、対応マークA’の領域の中心座標を算出し、同じ方法で対応マークB’の領域の中心座標も算出するようになっている。
なお、上記対応マークの領域の中心座標を算出する具体的な方法は、上述した具体例に限らず、以下のような方法であってもよい。
第1座標算出部121は、対応マークA’の領域を形成する点のうち、X座標の値が最大となる点のX座標値(X座標の最大値)からX座標の値が最小となる点のX座標値(X座標の最小値)を差し引いて、2で除することにより、すなわち(X座標の最大値−X座標の最小値)÷2の式によって、中央点のX座標の値を求めることができる。また、第1座標算出部121は、対応マークA’の領域を形成する点のうち、Y座標の値が最大となる点のY座標値(Y座標の最大値)からY座標の値が最小となる点のY座標値(Y座標の最小値)を差し引いて、2で除することにより、すなわち(Y座標の最大値−Y座標の最小値)÷2の式によって、中央点のY座標の値を求めることができる。これにより、第1座標算出部121は、対応マークA’の中央点の座標を算出することができる。
また、第1座標算出部121は、上記最大値と最小値を用いた対応マークA’の中央点の座標値を算出する方法と同様に、対応マークB’の中央点の座標値を算出することができる。
第1座標算出部121は、算出した対応マークA’及び対応マークB’の各領域の中央点の座標値データ(中心座標値データ)を第2座標算出部122に出力する。
上記第2座標算出部122は、第1座標算出部121から取得した対応マークA’及び対応マークB’の領域の各中心座標値データから、撮像面54a上の対応先端部C’の座標値を算出するようになっている。
対応先端部C’の座標値を算出する具体的な方法について、図3を用いて説明する。
図3は、特殊ペン71における座標算出用マークA、B及び先端部Cと、前記撮像面54a上の対応マークA’、B’及び対応先端部C’との対応関係を示した図である。
ここで、対応マークA’、B’の中央点の位置ベクトルをそれぞれP1、P2とし、前記撮像面54a上の対応先端部C’の位置ベクトルをP3とする。
上述したように、撮像面54a上の対応マークA’、B’及び対応先端部C’は、それぞれ特殊ペン71の座標算出用マークA、B及び先端部Cに対応する。よって、対応マークA’の中央点と対応マークB’の中央点の距離と、対応マークA’の中央点と対応先端部C’の距離との比は、座標算出用マークAの中央点と座標算出用マークBの中央点の距離と座標算出用マークAの中央点と先端部Cの距離との比に等しくなる。
従って、対応マークA’の中央点と対応マークB’の中央点との距離と、対応マークA’の中央点と対応先端部C’との距離の比は、a:b(特定パラメータ)である。
また、上記特定パラメータa及びbの値は、定数として予めプログラムに組み込まれるものである。
|P1―P2|が距離の比aに対応するため、以下の式が成立する。
|P1―P3|=|P1―P2|×b/a
これにより、P3は、
P3=P1+|P1―P2|×b/a
で求められる。
|P1―P2|が距離の比aに対応するため、以下の式が成立する。
|P1―P3|=|P1―P2|×b/a
これにより、P3は、
P3=P1+|P1―P2|×b/a
で求められる。
ただし、上記の対応先端部C’の座標値の算出方法は、特殊ペン71における少なくとも座標算出用マークが形成されている領域が、撮像装置54のレンズ面に対して平行な面に存在していることを条件とする。
そして、第2座標算出部122は、算出した対応先端部C’の撮像面54a上の座標値データを表示制御部140に出力すると共に、指示座標データ格納部70aに出力する。
表示制御部140は、第2座標算出部122から取得した対応先端部C’の撮像面54a上の座標値データに基づいて、表示部64の表示領域における前記座標値で表される位置に、先端部Cに対応するカーソルを表示させる。
これにより、特殊ペン71の先端部Cが現時点で指示している位置が、表示部64の表示領域に表示される。
また、表示制御部140は、第2座標算出部122から、対応先端部C’の撮像面54a上における現時点の位置の座標値データを取得すると共に、指示座標データ格納部70aから過去の対応先端部C’の撮像面54a上における座標値データを取得する。
そして、表示制御部140は、取得した過去の対応先端部C’の座標値データから、表示部64の表示領域上の該座標値で表される位置に、特殊ペン71の筆跡、すなわち先端部Cの軌跡として表示する。
本実施形態では、座標指示装置100を用いることにより、特殊ペン71が指し示す点、すなわち先端部Cに対応する撮像面54a上の点の座標を、特殊ペン71の表面に形成された前記座標算出用マークA及びBから構成される特定パターンを用いて求めている。これにより、特殊ペン71に特別な座標算出用のハードウェアを設ける必要がない。従って、安価で、且つ簡単に、座標指示することが可能な座標指示装置を実現できる。
また、特殊ペン71と携帯電話機50との間には空間があり、利用者は特殊ペン71を空間で自由に操作することができるので、特殊ペン71の移動に伴って、携帯電話機50における表示部64の表示領域(表示画面)の枠内から、特殊ペン71で入力した文字等の軌跡がはみ出しそうになったり、または、実際にはみ出したりすることがある。
このような場合、利用者は、前記文字の筆跡が表示画面からはみ出さないように撮像装置54を特殊ペン71の移動に伴って移動させることで、調整することができる。
上述したように、撮像装置54を移動させると、撮像装置54の撮影位置、撮影方向、拡大率等の撮影パラメータが変化する。このように、撮影パラメータが変化する場合において、携帯電話機50が、図5に示すように、撮影パラメータ検出部90を備えていると、携帯電話機50は、変化前の撮影パラメータだけでなく、変化後の撮影パラメータも自動検出することができる。
以下、撮影パラメータ検出部90を備える場合について説明する。
撮影パラメータ検出部90には6軸センサや位置センサ等が用いられる。
図6は、特殊ペン71で描いた文字が、表示画面内に表示できる場合の様子を示した図である。
図7は、特殊ペン71で描いた文字が、表示画面からはみ出す場合の様子を示した図である。
図6、7に関しては、簡便のために2軸(X軸、Y軸)の位置センサを用いた例を示している。
特殊ペン71で描いた文字が、表示画面からはみ出す場合の、特殊ペン71の前記対応先端部C’の撮像面54a上における座標値を求める方法について、図6及び図7を用いて、以下説明する。
まずは、図6に示すように、表示画面内の座標をローカル座標、また、ローカル座標より大きい規模の座標をグローバル座標として設定する。そして、位置センサにより、表示画面の原点、すなわちローカル座標の原点Gのグローバル座標を求める。また、その他の撮影パラメータも検出する。
表示画面内から文字がはみ出さない場合は、同じローカル座標系内で連続して文字を描くことができるため、ローカル座標のみを求めればよい。
しかしながら、図7に示すように、表示画面の範囲から文字がはみ出しそう又は、はみ出す場合においては、利用者は文字がはみ出さないように携帯電話機50を移動させる必要がある。そうすると、同じローカル座標系内においては、連続して文字を描くことはできなくなる。その場合、ローカル座標よりも大きい規模のグローバル座標系を用いると、ローカル座標系では連続して描くことが出来なかった文字も、同一のグローバル座標系内において連続して描くことが出来る。よって、表示画面から文字がはみ出しそう又は、はみ出す場合においては、グローバル座標系における座標値を用いる。
特殊ペン71の先端部Cのグローバル座標系における座標を求める場合、本実施形態で求めた方法を用いるだけでは足りず、本実施形態で算出したローカル座標Rに、ローカル座標の原点Gのグローバル座標を足さなければならない。
すなわち、特殊ペン71の先端部Cに対応する撮像面54a上の対応先端部C’の座標(指示制御用の座標)は、「点Gのグローバル座標」+「点Rのローカル座標」で求められる。
また、表示画面から文字がはみ出しそう又は、はみ出す場合において、3軸(X軸、Y軸、Z軸)の位置センサを用いた場合は、「点Gのグローバル座標」+「点Rのローカル座標」×「Z座標から求めた拡大率」によって、指示制御用の座標を求めることができる。
例えば、特殊ペン71の先端部と撮像装置54との距離が2倍になると、拡大率は1/2になる。
以上のように、文字がはみ出しそう、又は、はみ出る場合において、本実施形態係る座標指示装置100は、撮影パラメータ検出部90を用いることによって、グローバル座標系における特殊ペン71の先端部に対応する座標を算出することができる。
これにより、表示画面から文字等がはみ出る場合でも、利用者が表示画面を移動させることにより、途切れることなく連続して書き続けることができるため、座標制御の精度を高く保ったまま、再度入力し直す等の文字入力の手間も省くことができる。
ところで、本実施形態では、利用者が撮像装置54により特殊ペン71を撮影する際、特殊ペン71の表面の少なくとも座標算出用マークA、Bが形成されている面が、撮像装置54のレンズ面に対して平行であることを条件としたが、実際には、平行でないことが多い。
図8は、特殊ペン71の先端部Cと、前記撮像面54aにおける対応先端部C’と、特殊ペン71の先端部Cが撮像装置54のレンズ面に平行な面から少しずれた場合の前記撮像面54aにおける対応先端部C”との対応関係を示した図である。
図8に示すように、特殊ペン71の先端部が前記撮像装置54のレンズ面に平行な面から少しずれた場合でも、実際に表示領域に投影されるペン先の座標のずれはほんのわずかである。
具体的には、特殊ペン71の先端部が図8に示すように、前記レンズ面に対して平行な面から少しずれた場合の対応先端部はC”であり、撮像装置54のレンズ面に対して特殊ペン71が平行な場合の対応先端部C’との座標位置の差は微差である。
また、人が特殊ペン71を用いる場合、特殊ペン71の傾きは概ね一定となり、変動することは少ない。
したがって、本実施形態では、図8に示すように、特殊ペン71の先端部がずれた場合であっても、特殊ペン71の表面の前記座標算出用マークが形成されている面と、撮像装置54のレンズ面とが平行であると仮定することができる。
その結果、特殊ペン71の先端部がずれた場合であっても、本実施形態に係る座標指示装置100は、特殊ペン71の対応先端部C’の座標値を求めることができ、実用上の操作性は損なわれない。
〔実施の形態2〕
以下、本発明の他の実施形態について説明する。
〔実施の形態2〕
以下、本発明の他の実施形態について説明する。
本実施形態の特殊ペン81は、表面にモード設定用マーク(図11)が形成されている点で実施形態1の特殊ペン71と異なる。
また、本実施形態の携帯電話機は、座標指示装置が前記モード設定用マークを撮像して得られるモードパターンに応じた処理をする機能を備える点とモード情報格納部70c(モード情報格納手段)を備える点で、実施形態1の携帯電話機とは異なる構成を有する。
上記以外の構成は同じであるため、本実施形態では、実施形態1と同一の構成については、実施形態1と同一の符号を付すことによって説明を省略する。
図11は、モード設定用マークが表面に形成されている特殊ペン81を示す図である。
本実施形態の特殊ペン81の表面には、図11に示すように、実施形態1と同じ座標算出用マークA及びBが形成されている他に、2つのモード設定用マーク1及びモード設定用マーク2が形成されている。
ここで、モード設定用マークとは、指示具の表面における一部の領域に形成され、表示領域上での表示態様(モード)を切り替えるために用いられるマークのことをいう。
また、モード設定用パターンとは、指示具の表面に形成されたモード設定用マークによって構成されるパターンをいう。このモード設定用パターンにより、利用者が選択する表示態様を特定することができる。
本実施の形態のモード設定用マークは、特殊ペン81の先端部Cの軌跡を表示する表示領域上での表示態様(モード)を切り替えるために用いられる。
また、本実施形態における前記モード設定用マーク1は、緑色でマーキングされることにより形成される。また、モード設定用マーク2は、黄色でマーキングされることにより形成される。
図9は、本実施形態の座標指示装置200の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態の座標指示装置200は、図9に示すように、実施形態1の座標指示装置100の構成(パターン認識部110と座標演算部120)に加えて、さらに、図9に示すようにモード認識部210(モード設定手段)を含む。
モード認識部210は、モードパターン特定部211と、モード設定用データ取得部212と、モード設定部213とを備える。これらにより、モード認識部210は、撮像して取得した画像データから、利用者が選択する表示モードを認識し、表示部64がその認識した表示モードに基づいて動作するように、表示モードを設定するようになっている。
まず、特定領域抽出部111は、実施形態1と同じ抽出方法で、赤、青、緑、黄色に色づけられたピクセルを抽出し、そのデータをパターン特定部112に出力する。
パターン特定部112は、抽出される赤、青、緑、黄色のピクセルから、実施形態1と同じ区分け方法で、同じ色のピクセルが連続して成る集合を一つの領域として区分けし、赤色のピクセルからなる領域を対応マークA’と、青色のピクセルからなる領域を対応マークB’と特定する。パターン特定部112は、対応マークA’及び対応マークB’から構成される演算パターンを特定するとともに、残りの緑色と黄色のピクセルからなる領域のデータをモードパターン特定部211に出力する。
モードパターン特定部211は、前記残りの緑色と黄色のピクセルからなる領域のデータをパターン特定部112から取得し、その取得したデータからモード設定用パターンに対応するモードパターンを特定する。
ここにおいて、対応マークとは、指示具を撮影することにより得た画像のうち、モード設定用マークに対応する撮像面上の領域をいう。
また、モードパターンとは、モード設定用パターンに対応するパターンであり、前記モード設定用マークの対応マークから構成される撮像面上のパターンをいう。モードパターンは、実際のモード設定に用いられる。
本実施の形態のモードパターンは、特殊ペン81が表面に有するモード設定用パターンに対応する撮像面54a上のパターンである。
具体的には、モードパターン特定部211は、取得したデータから、緑色の領域をモード設定用マーク1に対応する対応マーク1と、また、黄色の領域をモード設定用マーク2に対応する対応マーク2と判断する。さらに、モードパターン特定部211は、対応マーク1と対応マーク2との組み合わせたものを一つのモードパターンとして特定し、モード設定用データ取得部212に出力する。
図10はモード情報格納部70cに格納されているモード設定用データとモードパターンとを対応させてテーブル化したものの一例を示す図である。
ここで、モード情報格納部70cは、図10に示すように、モード設定用マークに対応する対応マークから構成されるモードパターンMと、それに対応するモード設定用データmとをテーブル化して格納している。
モード設定用データ取得部212は、モードパターン特定部211から取得した対応マーク1と対応マーク2とから成るモードパターンに基づいて、モード情報格納部70cに格納されるテーブル(図10)を参照する。そして、モード設定用データ取得部212は、前記取得したモードパターンに対応するモード設定用データをモード情報格納部70cから取得し、取得したモード設定用データをモード設定部213に出力する。
ここで、モード設定用データとは、表示部64の表示領域における表示態様を切り替えるモードのデータである。具体的には、モードm=1は入力モード、モードm=2は消しゴムモード、モードm=3はオフモード(カーソルのみ移動)を表す。
前記入力モードとは、表示部64の表示領域内で特殊ペン81のペン先に対応するカーソルを表示させて、このカーソルの軌跡を表示させるモードをいう。これにより、特殊ペン81のペン先の移動だけで文字、絵を表示部の表示領域内に書くことが可能となる。
消しゴムモードとは、表示部64の表示領域内で特殊ペン81のペン先に対応するカーソル(消しゴム形状のカーソル)を表示させて、表示部の表示領域内に表示されたカーソルの軌跡を該カーソルでなぞって該軌跡を消すモードをいう。
オフモードとは、表示部64の表示領域に表示された特殊ペン81のペン先に対応するカーソルを該特殊ペン1の動きに連動して移動させるモードをいう。
モード設定部213は、モード設定用データ取得部212から取得したモード設定用データに基づいて、表示部64における表示モードを設定する。そして、モード設定部213は、利用者が設定する表示モードで表示部64に表示させるための表示制御信号を表示制御部240に出力する。
表示制御部240は、第2座標算出部122から取得した座標値のデータと、モード設定部213から取得したモード設定に応じた表示制御信号と、指示座標データ格納部70aから取得した座標値のデータとを基に、表示部64の制御を行う。
以下に、具体的な表示制御部240の動作について説明する。
表示制御部240は、第2座標算出部122から取得した座標値に基づいて、表示部64の表示領域における前記座標値で表される位置に、先端部Cに対応するカーソルを表示させる。このとき、表示制御部240は、前記表示制御信号に基づいたモードでカーソルを表示させる。
つまり、前記入力モードの場合には、表示部64の表示領域内で特殊ペン81の先端部Cに対応するカーソルの軌跡を表示させるようにする。
また、前記消しゴムモードの場合には、表示部64の表示領域内で特殊ペン81の先端部Cに対応するカーソル(消しゴム形状のカーソル)を表示させて、表示部64の表示領域内に表示されたカーソルの軌跡を該カーソルでなぞって該軌跡を消すようにする。
さらに、前記オフモード(又は移動モード)の場合には、表示部64の表示領域に表示された特殊ペン81の先端部Cに対応するカーソルを該特殊ペン81の動きに連動して移動させるだけにする。
上記構成により、特殊ペン81に形成されたモード設定用パターンを用いて、モード切替を行うことができるため、別途、モード切替えのための装置を備える必要はない。このことより、部品コストを安くすることができる。
また、前記モードの切替えは、本実施形態における特殊ペン81に形成されたモード設定用パターンの一部、具体的には一部のモード設定用マークを利用者が指で覆う等して行うことができるようになっている。
以下に、モード設定用マークの1つを利用者が指等で覆うことによりモードを切り替える場合の例を示す。
例えば、本実施形態のモードパターン特定部211で特定されたモードパターン、すなわち黄色及び緑色のモード設定用マークに対応する対応マークから構成されるモードパターンをM1とする。
そして、利用者が特殊ペン81の黄色のモード設定用マーク2を指で覆う場合、すなわち、撮像面54a上における黄色の対応マーク2の領域を特定することができなくなる場合、特定できる領域は緑色の対応マーク1のみになる。前記モードパターンM1のうち、緑色の領域のみを特定できる場合をM1aとする。
モード設定用データ取得部212は、モード情報格納部70cからM1aに対応付けられるm=1のモード設定用データを取得し、モード設定部213に出力する。モード設定部213は、m=1は入力モードであるので、モードを入力モードと設定し、表示制御信号を表示制御部240に出力する。
モード認識部210は、利用者が特殊ペン81の緑色のモード設定用マーク1を覆う場合、すなわち撮像面54a上の黄色の領域のみを特定できる場合をM1bとすると、モード設定用データはm=2であるため、消しゴムモードになる。また、利用者がどのモード設定用マークも覆わないことにより、モード認識部210が撮像面54a上の黄色及び緑色の両者の領域を特定できる場合をM1cとすると、モード設定用データはm=3であるためオフモードとなる。
これにより、キー操作ではなく、利用者の指等によってモード切替を行うことができるため、文字入力や文字消去を容易に行うことができる。
また、本実施形態における切替えモードは、オフモード、入力モード、消去入力モードとしているが、これに限られない。
本実施形態におけるモード設定用パターンは、緑色と黄色でマーキングしたモード設定用マーク1、2から構成されているが、本発明はこれに限られず、他の色でマーキングされたモード設定用マークから構成されるものであってもよいし、特殊な図形等によるモード設定用マークから構成されるものであってもよい。
また、モード設定用マークと座標算出用マークとが同じ色等の同じ属性である場合でも、パターン特定部112は、予めプログラムに組み込まれている特定パラメータa、bにより、座標算出用マークから上記演算パターンを特定することができるため、残りのモードパターンも自動的に特定できる。
このことより、モード設定用マークと座標算出用マークとは同じ属性を有するものであってもよい。
また、実施形態における前記モード設定用マークは、物理的に指示具の表面に形成されるものを前提としているが、本発明はこれに限らず、指示具を保持する手の指の爪に貼るマーク等であってもよい。
これにより、モード設定用マークを指示具の表面に置くだけで、モードの切替を行うことができるため、モード切替の操作が容易となる。
ところで、実施形態1及び本実施形態における特殊ペン71、81は、表面に、赤色でマーキングされたマークAと青色でマーキングされたマークBの2つの座標算出用マークから構成される特定パターンを有する。しかしながら、本発明にかかる指示具は、この構成に限られず、3つ以上の座標算出用マークから構成される特定パターンを有していてもよい。
以下、実施の形態3では、指示具が、3つの座標算出用マークから成る特定パターンを有する場合について説明する。
〔実施の形態3〕
本実施形態では、指示具として、赤色の3つの座標算出用マークG、H、I(以下、マークG、H、I)から構成される特定パターンを表面に有する特殊ペン91を用いた場合の座標指示方法について、図12を用いて説明する。また、特殊ペン91の先端部を先端部Jとする。
〔実施の形態3〕
本実施形態では、指示具として、赤色の3つの座標算出用マークG、H、I(以下、マークG、H、I)から構成される特定パターンを表面に有する特殊ペン91を用いた場合の座標指示方法について、図12を用いて説明する。また、特殊ペン91の先端部を先端部Jとする。
また、本実施形態の特殊ペン91は、特殊ペン91をカメラのレンズと平行に配置して撮影する場合に撮影されるマークGの領域の中央点とマークHの領域の中央点との距離をaとし、マークGの領域の中央点と先端部Jとの距離をbとしている。さらには、マークHの領域の中央点とマークIの領域の中央点との距離をcとしている。
本実施形態は、特殊ペン91の表面に形成される座標算出用マークが3つである点と、本実施形態の座標指示装置の、前記撮像面54a上の特殊ペン91の対応先端部の座標値を算出方法とが実施形態1と異なる。
本実施形態における携帯電話機50については、座標演算部120における上記対応先端部の座標値の算出方法については実施形態1と異なるものの、構成については実施形態1と同じであるため、同じ構成のものについては同一の符号を付して、説明を省略している。
本実施形態では、座標算出用マークG、H、Iにそれぞれ対応する撮像面54a上で特定されたマークを対応マークG’、H’、I’とする。
図12は、特殊ペン91におけるマークG、H、Iと、前記撮像面54aにおける対応マークG’、H’、I’との対応関係を示した図である。
本実施形態の座標演算部120について、以下説明する。
座標演算部120は、第1座標算出部121と、第2座標算出部122とを備え、これらにより、パターン認識部110で抽出、特定された、特定パターンに対応する撮像面54a上の演算パターンのデータから、撮像面54a上の対応先端部J’の座標値を算出するようになっている。
ここで、対応先端部J’とは、撮像面54a上の先端部Jに対応する点をいう。
第1座標算出部121は、パターン特定部112で特定された対応マークG’、H’、I’の各領域の中央点、すなわち中心座標の2次元座標値を求める。
上記各対応マークの領域における中央点の座標(以下、中心座標)を算出する具体的な方法としては、実施形態1で例示した方法等が挙げられる。
第1座標算出部121は、上記方法等で求めた対応マークG’、H’、I’の各領域の各中心座標値データを第2座標算出部122に出力する。
第2座標算出部122は、第1座標算出部121から取得した対応マークG’、H’、I’の領域の各中心座標値データから、撮像面54a上の対応先端部J’の座標値を算出する。
次に、第2座標算出部122について説明する。
対応先端部J’の座標値を算出する具体的な方法について、図12を用いて説明する。
本実施形態では、マークG、H、Iのすべてが赤色でマーキングされ、また、マークが3つあるため、前記撮像面54a上で特定された3つの対応マークがマークG、H、Iのどれに対応するマークであるかが不明である。よって、本実施形態では、第2座標算出部122は、まず、これらの対応関係を明らかにする動作を行う。
前記撮像面54a上で特定された3つの対応マークが、マークG、H、Iのどれに対応するマークであるかの対応関係を明らかにするために、以下の動作を行う。
対応マークG’、H’、I’の中央点の位置ベクトルをそれぞれQ1、Q2、Q3とし、対応先端部J’の位置ベクトルをQ4とすると、各対応マーク間の距離は以下の式で表すことができる。
D1=|Q2−Q1|
D2=|Q3−Q2|
D3=|Q1−Q3|
以上の式でもとめられた各対応マーク間の距離の大小関係が、D3>D1>D2となったとする。
D2=|Q3−Q2|
D3=|Q1−Q3|
以上の式でもとめられた各対応マーク間の距離の大小関係が、D3>D1>D2となったとする。
また、特定パラメータa、b、cの値は、定数として予めプログラムに組み込まれているため、a>cであることは既知である。よって、中間の大きさの値であるD1がaに対応し、cがD2に対応することが分かる。
これにより、D1とD2との共通の端点であるQ2は、対応マークG’と対応マークI’との間に存在する対応マークH’の中央点の位置ベクトルであることが分かる。
また、上記式と、Q2が対応マークH’の中央点の位置ベクトルであるということより、Q1は、対応マークG’の中央点の位置ベクトルであり、Q3は、対応マークI’の中央点の位置ベクトルであることが分かる。
以上の動作により、マークG、H、Iと対応マークG’、H’、I’の対応関係が明らかになる。
特殊ペンに形成された座標算出用マークが3色の異なるマークである場合等では、パターンと演算パターンの対応関係を色によって識別することができるため、上記対応関係を明らかにする動作は、特に必要ないと考えられる。
このことより、対応マークG’の中央点と対応マークH’の中央点の距離と、対応マークG’の中央点と対応先端部J’の距離と、対応マークH’の中央点と対応マークI’の距離との比は、それぞれa:b:c(特定パラメータ)となる。
上記特定パラメータa、b及びcの値は、定数として予めプログラムに組み込まれるものである。
従って、第1座標算出部121から取得したデータ、及び、前記位置ベクトルより、対応先端部J’の位置ベクトルQ4は、以下の式で表すことができる。
|Q2−Q1|が前記比a、|Q4−Q1|が前記比bにそれぞれ対応するため、
|Q4−Q1|=|Q2−Q1|×b/a
Q4=Q1+|Q2−Q1|×b/a
で求められる。
|Q2−Q1|が前記比a、|Q4−Q1|が前記比bにそれぞれ対応するため、
|Q4−Q1|=|Q2−Q1|×b/a
Q4=Q1+|Q2−Q1|×b/a
で求められる。
そして、第2座標算出部122は、上記算出方法で算出した対応先端部J’の撮像面54aにおける座標値データを表示制御部140に出力すると共に、指示座標データ格納部70aに出力する。
ただし、上記の対応先端部J’の座標値の算出方法は、実施形態1と同様に、特殊ペン91における少なくともマーキングされている領域、すなわち、座標算出用マークが形成されている面が、撮像装置54のレンズ面に対して平行な面に存在していることを条件として用いることができる。
また、本実施形態における特殊ペン91にモード設定用パターンを形成すれば、実施形態2と同じ方法でモード切替を行うことができる。
また、実施形態1で、特殊ペン71の先端部がずれた場合について図8を用いて説明した。本実施形態における特殊ペン91の先端部がずれた場合についても、実施形態1と同様に、特殊ペン91の座標算出用マークが形成されている面と、撮像装置54のレンズ面とが平行であると仮定することができる。
また、本実施形態においても、実施形態1と同様、特殊ペン91で空中に描いた文字の筆跡が、携帯電話機50における表示部64である表示画面の枠内からはみ出しそうな場合を考慮して、携帯電話機50に撮影パラメータ検出手段を備える構成としてもよい。
ところで、実施形態1〜3では、指示具としてペン形状のものを用いているが、指示具の形状はこれに限られない。指示具の形状として好ましいのは、先端が尖っている形状のものである。指示具は、先端が尖っていることにより、座標位置を指示し易く、また、的確に指示することができるからである。これにより、本発明の座標指示装置は、より精度の高い座標値を算出することが可能となる。
さらに、実施形態1〜3では、指示具として、インク等の注入されていないペンを用いたが、これに限らず、表面に座標指示装置が読み取り可能なマーキングが形成されているものであればどんなものでも良い。
本発明の座標算出用マークは、図13に示すように、異なる識別可能な属性を有していてもよいし、同じ属性を有していてもよい。
また、前記識別可能な属性は、実施形態1のように異なる色によるものであってもよいし、同じ色でも暗い赤色と明るい赤色等のようなマークの明るさや色の明度によるものであってもよい。また、前記識別可能な属性は、模様であってもよいし、局所的なパターン(形状)であってもよい。さらには、前記識別可能な属性は、色、色の明度、マークの明るさ、局所パターン等を組み合わせたものであってもよい。
前記識別可能な属性がマークの明るさである場合の具体例としては、前記座標算出用マークAが明るい赤色をしており、前記座標算出用Bが暗い赤色をしている場合等がある。
ここにおけるマークの明るさとは、色の明度とは異なるものである。具体的に説明すると、RGBで表現した場合における赤色の最大の明度を(255,0,0)とすると、強い照明やペンライトなどを用いることにより、255を超える「明るさ」を作ることができる。このような255を超える「明るさ」は、カメラ側で感度を落とすことにより測定することができる。例えば、前記カメラ側の感度を1/2にしたときのRGB値が(200,0,0)であれば、実際の明るさは(400,0,0)となるが、「明度」としては(255,0,0)となり、純粋な赤を超えることはない。よって、マークの明るさと色の明度とは異なる。
前記識別可能な属性が局所的なマークである場合の例としては、図14に示すように、指示具の表面に、座標算出用マークAとして◎の図形が、また、座標算出用マークBとして○等の図形が形成されている場合が考えられる。
前記組み合わせた場合の例としては、座標算出用マークAとして◎の図形がマーキングされ、座標算出用マークBとして赤色でマーキングされている場合等が考えられる。
このように座標算出用マークが局所的な図形によるものである場合の具体例として、実施形態1の座標指示装置100を用いて説明する。
データ格納領域70は、図1に示すように、前記局所的な図形の座標算出用マークによって構成される特定パターンに対応する演算パターンのデータを予め格納しているパターン格納部70b(パターン情報格納手段)を備える。この場合、パターン特定部112は、前記局所的な図形の座標算出用マークからなる特定パターンと、前記パターン格納部70bに格納される演算パターンとを照合し、照合した結果、特殊ペン71が有する特定パターンと一致またはほぼ一致する演算パターンデータを取得する。そして、前記パターン特定部112は、取得した前記演算パターンを前記座標演算部120に出力する。
以下、パターン特定部112による前記照合方法について、図21を用いて説明する。
図21は、パターン格納部70bに格納される演算パターンを構成する対応マークの特定方法を示す図である。
図21(a)は、2値化され、前記特定領域抽出部111で抽出されたデータの各画素を左上から右下へ順に走査し、前記局所的な図形からなる座標算出用マークの中心を中心として周囲計5×5画素を取得したデータの一例である。
図21(b)は、前記パターン格納部70bに格納され、2値化された前記対応マークを、2次元配列によって示したものである。
図21(c)は、図21(a)の各要素から、図21(b)の対応する各要素を差し引いた結果の配列を示す図である。
図21(c)において、各要素の絶対値の総和を計算すると3である。この値は、マークの類似度の評価値とすることができる。前記評価値が小さいほど、類似していると考えられる。そして、パターン特定部112は、パターン格納部70bに格納される様々なマークと上記のように照合し、前記評価値がもっとも小さい対応マークを、指示具の表面に形成された座標算出用マークに対応する対応マークとして特定する。
さらに、前記座標算出用マークは、実施形態1で説明したように、指示具に2つ形成されていてもよく、実施形態3で説明したように、指示具に3つ形成されていてもよく、図15に示すように、1つだけ形成されるものであってもよく、座標算出用マークの数は限られない。
上記の構成により、座標指示装置は、前記座標算出用マークを容易に、かつ、より正確に認識することが可能となる。
(利用例1)
本実施形態における携帯電話機は、座標指示装置及び特殊ペンを用いて文字等の入力データを、撮影した写真画像データ上に組み込んだデータを他の端末間と送受信することができる。
(利用例1)
本実施形態における携帯電話機は、座標指示装置及び特殊ペンを用いて文字等の入力データを、撮影した写真画像データ上に組み込んだデータを他の端末間と送受信することができる。
本実施形態における座標指示装置を備えた携帯電話の利用例1について、図16を用いて説明する。
図16は、本実施形態の携帯電話機における利用の一例を示す図であって、写真画像を撮影するステップから、文字を入力したデータを送信するステップまでの携帯電話機の表示画面の遷移を示す図である。
まずは、上記携帯電話機に備えられたカメラで、ある人物の写真画像を撮影し、表示画面に撮影画像を表示する(図16の1参照)。次に、特殊ペンの先端部を上記カメラの前方、且つ該カメラの撮影範囲の空間で「I LOVE U」と動かすと、その先端部の座標の遷移を文字として座標指示装置によって表示させる。例えば、図16の2に示すように、前記ある人物の写真画像上に、「I LOVE U」という文字が表示される。
次いで、図16の3及び4に示すように、送信先のE−mailアドレスを設定し、メッセージ等を送信すると共に、前記画像データと前記先端部の座標データとを組み合わせたデータを送信先に送信する。これにより、フリーハンドで文字等を書きこんだデータを送受信することができるようになるため、本実施形態の携帯電話機の利用シーンは拡大する。
また、特殊ペンによる写真画像への文字入力は、以下の変形例を用いてもよい。これは、図17を用いて以下説明する。
図17は、本実施形態の携帯電話における利用例を示す図であって、特に図16の2において、表示画面に表示されている写真画像への文字入力の入力例を示す図である。
図17(a)に示すように、表示画面に表示されている写真画像を半透明表示にしてペンやそれを保持する手の実写画像と合成しながら書いてもよい。
また、図17(b)に示すように、表示画面に表示されている写真画像をそのまま表示して「指示具の先端の位置を示すポインタ画像」を重ねて表示しながら書いてもよい。
また、図17(c)を示すように、表示画面に表示されている写真画像をそのまま表示して「指示具のパターンの位置情報をもとに算出して生成した、指示具の仮想画像」を重ねて表示しながら書いてもよい。
(利用例2)
本実施形態における携帯電話機は、動画を撮影しつつ、同時に、特殊ペンの先端部の軌跡を「背景と同一の動画像」または「時間情報を伴う座標データ」として記録し、後の再生時に文字を入力するという動作を再現することができる。
(利用例2)
本実施形態における携帯電話機は、動画を撮影しつつ、同時に、特殊ペンの先端部の軌跡を「背景と同一の動画像」または「時間情報を伴う座標データ」として記録し、後の再生時に文字を入力するという動作を再現することができる。
図18は、時間情報を伴う座標データの一例を示す表である。
図19は、時間変化にともなう座標変化の一例を示す図である。
時間情報を伴う座標データとは、時系列に沿った座標指示のデータをいい、例えば、図18の表のデータを用いて説明すると、以下のようになる。
図18の表によると、0ミリ秒の時における特殊ペンの先端部の座標位置は、(X,Y)=(10,20)と指示され、モードは座標移動となっている。すなわち、先端部の座標位置が(10,20)に合わせられる。次に、10ミリ秒後の先端部の座標位置は(20,30)と指示され、モードは描画モードとなっている。すなわち、(10,20)から(20,30)までは線分が描画される。さらには、20ミリ秒後のペン先の座標位置は(40,50)と指示され、モードは描画モードとなっている。すなわち、(20,30)から(40,50)までは線分が描画される。
このような時間情報を伴う座標データに基づいて文字を入力していくと、図19に示すように、時間が変化しても連続して文字を入力することができる。
以上のように、文字書き込み時の動作を「位置ベクトル+時間データ」として記録し、これらのデータを携帯電話機の利用者間で送受信することができる。また、チャットにも用いることができる。また、前記時間情報を伴う座標データは、ベクトルをデータとして送信しているため、動画データではあるが、比較的データ量を抑えることができる。
(利用例3)
本実施形態における携帯電話機では、座標指示装置で算出した座標データを複数の端末間で送受信することができる。
(利用例3)
本実施形態における携帯電話機では、座標指示装置で算出した座標データを複数の端末間で送受信することができる。
図20は、本実施形態の携帯電話機における利用の一例を示す図であって、複数の端末間でチャットを行っている様子を示した携帯電話機の表示画面の図である。
本実施形態における座標指示装置を備えた携帯電話機の利用例3について、図20を用いて具体的に説明する。
図20に示すように、携帯端末Aの保持者が、端末Aの表示画面上に「もうかりまっか?」と文字を入力する。その文字が入力されたデータを送信し、そのデータを受信した携帯端末Bの保持者は、「サッパリですわ。」と同じデータ上に異なる文字を書き込むことができる。
上記メッセージの表示位置は、時間的順序に依存しないため、端末Bでは、端末Aによって入力された「もうかりまっか?」という文字上に重ねて新たな文字を入力することができる。
また、チャットをする際に、特殊ペンの先端部の軌跡、つまりは、ペン先の座標データだけを送受信してもよいし、背景画像データと共に送受信してもよい。これにより、背景を映しながらチャットを行うことができる。
また、表示画面上におけるペンの先端部の近傍に、ペン先端部の座標の表示と同時に、図20の図中に示したような「ペンを保持した手」の画像を表示することができる。これによれば、言葉だけで伝えるのではないため、動的で、かつ、よりリアリティ感のあるチャットを楽しむことが可能となる。
また、本実施形態における携帯電話機のような小さい表示画面上においても操作性を落とさずにチャットを行うことが可能である。
また、さらには、本実施形態における携帯電話機は、表示画面が比較的大きく、該表示画面上に入力パッドを備えた携帯端末による入力処理と同じことを、携帯電話機のように表示画面の小さい携帯端末でも実現できる。
最後に、座標指示装置100の各ブロック、特にパターン認識部110および座標演算部120は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、座標指示装置100は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである座標指示装置100の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記座標指示装置100に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、座標指示装置100を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明の座標指示装置は、文字や絵などの情報の入力を、簡単な構成で、しかも比較的狭い表示領域の表示部において可能にしているので、携帯電話機、PDAなどの携帯端末機器に利用可能である。
54 撮像装置(撮影手段)
60 制御部
64 表示部
65 画像入力部
70 データ格納領域
70a 指示座標データ格納部
70b パターン格納部(パターン情報格納手段)
70c モード情報格納部(モード情報格納手段)
71、81、91 特殊ペン(指示具)
90 撮影パラメータ検出部(撮影パラメータ検出手段)
100、200 座標指示装置
110 パターン認識部(パターン抽出手段)
111 特定領域抽出部(特定領域抽出手段)
112 パターン特定部(パターン特定手段)
120 座標演算部(座標算出手段)
121 第1座標算出部
122 第2座標算出部
140、240 表示制御部
210 モード認識部(モード設定手段)
211 モードパターン特定部
212 モード設定用データ取得部
213 モード設定部
60 制御部
64 表示部
65 画像入力部
70 データ格納領域
70a 指示座標データ格納部
70b パターン格納部(パターン情報格納手段)
70c モード情報格納部(モード情報格納手段)
71、81、91 特殊ペン(指示具)
90 撮影パラメータ検出部(撮影パラメータ検出手段)
100、200 座標指示装置
110 パターン認識部(パターン抽出手段)
111 特定領域抽出部(特定領域抽出手段)
112 パターン特定部(パターン特定手段)
120 座標演算部(座標算出手段)
121 第1座標算出部
122 第2座標算出部
140、240 表示制御部
210 モード認識部(モード設定手段)
211 モードパターン特定部
212 モード設定用データ取得部
213 モード設定部
Claims (16)
- 指示具を撮影することにより、該指示具によって指示された指示点の座標を求める座標指示装置であって、
上記指示具の表面には、上記指示点との位置関係が既知であり、上記指示点の座標を求めるための要素である演算用の特定パターンが形成され、
少なくとも上記特定パターンを含んだ状態で、上記指示具を撮影して得られた画像データから、上記特定パターンに対応する演算パターンを抽出するパターン抽出手段と、
上記パターン抽出手段によって抽出された上記演算パターンから、上記指示点の座標を算出する座標算出手段とを有することを特徴とする座標指示装置。 - 上記特定パターンは、上記指示具の表面の異なる位置に形成される2つのマークから構成されることを特徴とする請求項1に記載の座標指示装置。
- 上記特定パターンは、上記指示具の表面の異なる位置に形成される少なくとも3つのマークから構成されることを特徴とする請求項1に記載の座標指示装置。
- 上記マークが2つ以上の場合、
上記マークは、それぞれ異なる識別可能な属性を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の座標指示装置。 - 上記属性は、色であることを特徴とする請求項4に記載の座標指示装置。
- 上記属性は、マークの明るさであることを特徴とする請求項5に記載の座標指示装置。
- 上記属性は、形状であることを特徴とする請求項4に記載の座標指示装置。
- 上記パターン抽出手段は、他の画素に対して、上記属性によって差別化されている画素のみを抽出する特定領域抽出手段と、
上記特定領域抽出手段によって抽出される画素から、上記演算パターンを特定するパターン特定手段とを備えることを特徴とする請求項4から7のいずれか1項に記載の座標指示装置。 - 上記特定パターンの上記形状に対応する、照合用のパターンデータを予め格納しているパターン情報格納手段をさらに備え、
上記パターン抽出手段は、上記特定領域抽出手段によって抽出される画素と、上記照合用のパターンデータとを照合することにより、上記特定パターンを抽出することを特徴とする請求項8に記載の座標指示装置。 - 指示具を撮影することにより、該指示具によって指示された指示点の座標を求める座標指示装置であって、
上記指示具の表面には、上記指示点との位置関係が既知であり、上記指示点の座標を求めるための要素である演算用の特定パターンが形成され、
少なくとも上記特定パターンを含んだ状態で、上記指示具を撮影して得られた画像データから、上記特定パターンに対応する演算パターンを抽出するパターン抽出手段と、
上記指示具に対する撮影位置、撮影方向、拡大率などの撮影パラメータを検出する撮影パラメータ検出手段と、
上記パターン抽出手段によって抽出された上記演算パターンと、上記撮影パラメータ検出手段によって検出された上記撮影パラメータとから、上記指示点の座標を算出する座標算出手段とを有することを特徴とする座標指示装置。 - 上記指示具の表面には、さらに、上記指示点の座標を指示する対象となる装置側で処理すべき処理モードを設定するためのモード設定用パターンが形成されており、
指示具表面に形成された上記モード設定用パターンと、上記処理モードを設定するためのモード設定用データとを対応付けて一つのモードパターン情報として予め格納するモード情報格納手段と、
上記モード設定用パターンに応じた処理モードを設定するモード設定手段とを備え、
上記パターン抽出手段は、少なくとも上記特定パターンと上記モード設定用パターンとを含んだ状態で上記指示具を撮影して得られた画像データから、上記モード設定用パターンに対応するモードパターンを抽出し、
上記モード設定手段は、上記特定パターン抽出手段が抽出した上記モードパターンに対応付けられるモード設定用データを、上記モード情報格納手段を参照することによって取得し、上記モード設定用データを用いて処理モードの設定を行うことを特徴とする請求項1、9、10に記載の座標指示装置。 - 指示具を撮影することにより、該指示具によって指示された指示点の座標を求める座標指示装置と、
上記座標指示装置によって求められた指示点の座標に基づいて、上記指示具によって指示された指示点を表示する表示装置とを備え、
上記座標表示装置として、請求項1〜11の何れか1項に記載の座標指示装置を用いることを特徴とする電子機器。 - 上記指示具が電子機器本体に接続された連結部材に設けられていることを特徴とする請求項12に記載の電子機器。
- 指示具を撮影することにより、該指示具によって指示された指示点の座標を求める座標指示方法であって、
撮影手段によって、指示具表面に形成された上記指示点との位置関係が既知である演算用の特定パターンを含めて撮影する撮影ステップと、
パターン抽出手段によって、上記撮影ステップで撮影した画像データの中から、他の画素に対して差別化された画素のみを抽出し、上記抽出した画素から上記特定パターンに対応する演算パターンを抽出するパターン抽出ステップと、
座標算出手段によって、上記パターン抽出ステップで抽出した演算パターンから、上記指示点の座標を算出する座標算出ステップとを含むことを特徴とする座標指示方法。 - コンピュータに、請求項1〜11の何れか1項に記載の座標指示装置の各手段を実現させるための座標指示プログラム。
- 請求項15に記載の座標指示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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