JP2008113376A - 監視システム、該制御方法、エンコーダ装置、及び中継制御装置 - Google Patents

監視システム、該制御方法、エンコーダ装置、及び中継制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008113376A
JP2008113376A JP2006296518A JP2006296518A JP2008113376A JP 2008113376 A JP2008113376 A JP 2008113376A JP 2006296518 A JP2006296518 A JP 2006296518A JP 2006296518 A JP2006296518 A JP 2006296518A JP 2008113376 A JP2008113376 A JP 2008113376A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monitoring
camera
metadata
management server
encoder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006296518A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Hatanaka
宏一 畠中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2006296518A priority Critical patent/JP2008113376A/ja
Publication of JP2008113376A publication Critical patent/JP2008113376A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

【課題】監視サーバ装置において必要な監視端末の管理を自動的に行う監視システムを提供する。
【解決手段】カメラと対のエンコーダと、カメラ管理サーバ装置と、ランデブーポイント(RP)とからなる監視システムにおいて、エンコーダはストリームデータにカメラのメタデータ(映像ソース情報)を重畳し、RPはそのストリームデータから映像ソース情報を取得してマルチキャスト管理テーブル及びカメラIDテーブルを更新した後、カメラIDテーブルのデータサイズに変更があれば、その旨をカメラ管理サーバに通知し、カメラ管理サーバはその通知を受信するとRPより映像ソース情報の差分を取得して自身の保有する一時テーブルを更新することにより、上記課題の解決を図る。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の監視端末より得られる監視情報を管理する監視システムに関する。
近年の公共サービスにおいては、河川・道路における映像監視に対するインフラが整備されている。しかし、その監視範囲の拡大から、カメラ映像を通した情報共有を可能とするシームレスなシステム構築と利便性の向上が強く要求されている。
また、官庁・自治体防災分野において、映像共有化・防災情報共有化システムの導入とその運用ニーズは急速に高まっている。災害発生時の初動を助成するものとして、その操作性の飛躍的な向上が強く求められている。
図16は、従来におけるカメラ監視システムのネットワーク機器構成を示す。カメラ監視システム111は、カメラ112、エンコーダ113、IP(インターネットプロトコル)ネットワーク114、ランデブーポイント(送受信ホストがマルチキャストへ参加するために参加メッセージを送信するルータが存在するポイントのことである。以下、RPと称する)115、カメラ管理サーバ117、メタデータ118から構成される。
図17は、従来における、カメラの追加時に発生する映像ソース情報の手動登録の手順を示す。まず、カメラ112を監視対象場所に設置する場合、設置者はカメラ112と対になるエンコーダ113も同時に設置する。このとき、設置者はそのエンコーダ113にマルチキャストアドレスを手入力で登録する(S111)。
そうすると、エンコーダ113は、例えばIGMP(Internet Group Management Protocol)等のプロトコルによりそのマルチキャストアドレス情報をRP115に送信する。その結果、マルチキャストアドレス情報がRP115に集約される。
次に、カメラ管理サーバ117側では、サーバ管理者により、図18の映像ソース情報詳細定義で示される内容がメタデータして手入力で登録される(S112)。
それから、サーバ管理者は、S112で登録作業を行ったカメラ管理サーバ117上で、他のカメラ管理サーバ117に対して、メタデータを同期させるコマンドを手入力して送信する(S113)。
その後、そのサーバ管理者は、カメラ管理サーバ117にて追加登録された映像をWebクライアントで目視により閲覧・確認する(S114)。削除の場合も同様にサーバ管理者により手動で各カメラ管理サーバの一時テーブルより削除される。
図18は、従来におけるカメラ管理サーバの一時テーブル118に格納される映像ソース情報の詳細な定義を示す。同図に示すように、映像ソース情報120には、カメラ固有の情報、カメラの設置場所等や、動画ストリーム情報等が含まれている。エンコーダ情報121には、動画ストリームの符号化種別に関する情報が含まれる。
カメラ管理サーバ117では、映像ソース情報120及びエンコーダ情報121は、XML(extensible Markup Language)で管理され、映像ソース情報idやエンコーダ情報idで相互に関連付けられている。このような情報は、エンコーダ113からカメラ管理サーバ117に送信される。
このように、カメラ監視システムに対するカメラの追加・削除に応じて、メタデータ(カメラ情報)をカメラ管理サーバ117−1に手動登録する必要があった(従来技術1)。
また、従来のカメラ管理サーバ間連携においては、カメラ112を追加すると、ネットワーク116上に存在する他のカメラ監視サーバ間でメタデータ(映像ソース情報)のデータ整合をとるために、そのメタデータの同期処理を手動にて起動する必要があった(従来技術2)。
また、エンコーダ113側で設定したマルチキャストアドレス情報などとは個別に、カメラ管理サーバ117側でも同様の設定を行うという二重設定を行っていた。したがって、エンコーダ113の配信側設定とカメラ管理サーバ117側の管理データとしての設定の重複があった(従来技術3)。
特開2004−166024号公報 特開2003−153230号公報 特開2005−210674号公報
従来のカメラ監視システムでは、1つのカメラ管理サーバにて手入力されたカメラ情報が他の複数カメラ管理サーバ同士で連携する場合や、サーバ単独障害時に備えたカメラ情報のバックアップする場合には、いずれも手入力で操作を行っていた。
従って、従来技術1においては、複数のカメラを追加しようとした場合に、カメラ台数分の登録作業が必要となるため、保守作業の面でコスト増となるといった問題があった。また、登録作業が手作業となるため作業ミスを誘発することになり、手戻り発生などのデメリットが生じていた。
この従来技術1については、インデックスサーバに直接カメラ位置情報とカメラ装置のネットワークアドレスを関連付けて手動登録する技術がある(例えば、特許文献1。)。しかし、この技術では、ネットワークアドレスの変更やカメラ装置の追加・削除に伴い、その都度人為的な登録が要求されてしまうことが考えられる。
したがって、カメラ位置情報とカメラ装置のネットワークアドレスを関連付けそのものの管理がインデックスサーバ自身に委ねられることになる。しかしながら、ネットワークアドレスそのものを管理するRPにその関連付けられた情報が集約されないため、インデックスサーバ上の関連付けが最新化されているかを人為的に常に評価し同期をとるようにする必要がある。
また、インデックスサーバの重畳化(共有化)がなされていないために、そのサーバ自身がダウンした場合には映像情報を該当モニタに配信することができなくなるといった欠点を有していた。
さらに、従来技術1については、カメラ端末から送信される画像データにカメラ位置情報と付した形式でパケット送信し、これを画像データベースサーバに蓄積し、対応する端末識別子と対応するファイル領域に管理し、ユーザ要求に応じて任意の領域からユーザ端末に情報配信する技術がある(例えば、特許文献2。)。
しかし、特許文献2では、蓄積映像をどのユーザ端末に選択的に配信するかを課題解決
するものであって、カメラ情報の自動登録を促すものではない。また、特許文献2では画像データそのものをデータベースサーバに蓄積することを特徴としており、RPにおいて管理するカメラ位置情報をマルチキャストアドレスルーティング情報に付するものではない。
また、従来技術2においては、カメラ追加作業が発生する毎に、カメラ管理を行うネットワーク上の全てのカメラ管理サーバに対してデータ更新作業を毎回人為的に行うため、従来技術1と同様の問題を有していた。
また、従来技術3においては、配信するマルチキャストアドレス体系の変更やネットワーク設計そのものに変更が生じた場合等に、エンコーダ装置とメタデータサーバの双方が有する設定変更が余儀なくされていた。その結果、設定変更作業に対する負荷が倍増、変更対象の増加に比例した非効率な作業を強いられていた。
このように、河川、道路等における映像監視のインフラ整備が進められているが、その監視範囲、数の増加から、個々のカメラ情報の管理に課題を抱えていた。上述のように、従来のカメラ監視システムにおいては、カメラの追加、削除に応じて、位置情報等を含むカメラ情報を、データを利用する側であるサーバに手動登録する必要があり、これを複数のサーバ全てについて行わなければならなかった。
上記の課題に鑑み、本発明は、監視サーバ装置において必要な監視端末の管理を自動的に行う監視システムを提供する。
本発明にかかる、監視対象を監視して監視データを取得する複数の監視ユニットと、該監視ユニットを管理する複数の管理サーバ装置と、前記監視ユニットの属する第1のネットワークと前記管理サーバの属する第2のネットワークとを中継する中継制御装置と、からなる監視システムにおいて、前記監視ユニットは、前記監視データに対して該監視ユニットに関する地理的な情報及び固有の情報を含むメタデータを重畳するメタデータ重畳手段と、前記メタデータを重畳した前記監視データを送信する監視データ送信手段と、を備えることを特徴とする。
このように構成することにより、監視端末のメタデータを自動で取得することができる。
前記中継制御装置は、前記メタデータが重畳された前記監視データを受信した場合、該監視データより該メタデータを取得する重畳メタデータ取得手段と、前記取得したメタデータを格納するメタデータ管理格納手段と、を備えることを特徴とする。
このように構成することにより、中継制御装置にメタデータに集約させることができる。
前記中継制御装置は、前記メタデータ格納手段のデータサイズの変化を検出するデータサイズ変化検出手段と、前記データサイズ変化検出手段の検出結果に基づいて、前記管理サーバ装置のうちの所定の管理サーバ装置である代表管理サーバ装置に対して前記監視ユニットの数に変化があった旨を通知する監視ユニット変化通知手段と、を備えることを特徴とする。
このように構成することにより、監視端末装置が追加された場合、管理サーバ装置に通知することができる。
本発明にかかる、監視対象を監視する複数の監視端末のそれぞれに対応して設置されたエンコーダ装置と、該監視端末を管理する複数の管理サーバ装置と、前記エンコーダ装置
の属する第1のネットワークと前記管理サーバの属する第2のネットワークとを中継する中継制御装置と、からなる監視システムの制御方法は、前記エンコーダ装置により、前記監視端末からの監視データに対して該エンコーダ装置に関する地理的な情報及び固有の情報を含むメタデータを重畳し、前記メタデータを重畳した前記監視データを送信することを特徴とする。
このように構成することにより、監視端末のメタデータを自動で取得することができる。
本発明にかかる、監視対象を監視する複数の監視端末のそれぞれに対応して設置されたエンコーダ装置と、該監視端末を管理する複数の管理サーバ装置と、前記エンコーダ装置の属する第1のネットワークと前記管理サーバの属する第2のネットワークとを中継する中継制御装置と、からなる監視システムに用いられるエンコーダ装置は、前記監視端末からの監視データに対して該エンコーダ装置に関する地理的な情報及び固有の情報を含むメタデータを重畳するメタデータ重畳手段と、前記メタデータを重畳した前記監視データを送信する監視データ送信手段と、を備えることを特徴とする。
このように構成することにより、監視端末のメタデータを自動で中継制御装置に送ることができる。
本発明にかかる、監視対象を監視する複数の監視端末のそれぞれに対応して設置されたエンコーダ装置と、該監視端末を管理する複数の管理サーバ装置と、前記エンコーダ装置の属する第1のネットワークと前記管理サーバの属する第2のネットワークとを中継する中継制御装置と、からなる監視システムに用いられる中継制御装置は、前記監視端末からの監視データに対して前記エンコーダ装置に関する地理的な情報及び固有の情報を含むメタデータが重畳された前記監視データを前記エンコーダ装置から受信した場合、該監視データより該メタデータを取得する重畳メタデータ取得手段と、前記取得したメタデータを格納するメタデータ管理格納手段と、を備えることを特徴とする。
このように構成することにより、中継制御装置にメタデータに集約させることができる。
本発明を用いることにより、監視端末情報を如何に人手の介在なしに、如何に簡易的かつ自動的に更新、維持、連携管理することができる。
図1は、本発明における監視システムの構成概念を示す。監視システム1は、監視対象を監視して監視データを取得する複数の監視ユニット2−1と、該監視ユニットを管理する複数の管理サーバ装置5と、前記監視ユニットの属する第1のネットワーク6と前記管理サーバの属する第2のネットワーク7とを中継する中継制御装置4と、からなる。
監視ユニット2−1は、監視対象を監視する複数の監視端末2と、該監視端末2のそれぞれに対応して設置されたエンコーダ装置3とから構成されていてもよいし、監視端末2の機能とエンコーダ装置3の機能を備えた1つの装置で構成されていてもよい。前記監視ユニット2−1(またはエンコーダ装置3)は、メタデータ重畳手段3aと監視データ送信手段3bとを備える。メタデータ重畳手段3aは、前記監視端末2からの監視データに対して該エンコーダ装置2に関する地理的な情報及び固有の情報を含むメタデータを重畳する。監視データ送信手段3bは、前記メタデータを重畳した前記監視データを送信する。
前記中継制御装置4は、重畳メタデータ取得手段4a、メタデータ管理格納手段4b、
データサイズ変化検出手段4c、監視ユニット変化通知手段4d、メタデータ取得要求応答手段4e、第2のメタデータ削除手段4f、を備える。
重畳メタデータ取得手段4aは、前記メタデータが重畳された前記監視データを受信した場合、該監視データより該メタデータを取得する。メタデータ管理格納手段4bには、重畳メタデータ取得手段4aにより前記取得したメタデータが格納される。
データサイズ変化検出手段4cは、前記メタデータ格納手段4bのデータサイズの変化を検出する。監視ユニット変化通知手段4dは、前記データサイズ変化検出手段4cの検出結果に基づいて、前記管理サーバ装置5のうちの所定の管理サーバ装置(代表管理サーバ装置)に対して前記監視ユニット数に変化があった旨を通知する。
メタデータ取得要求応答手段4eは、メタデータ取得要求発信手段5aによる前記メタデータ取得要求に応答して、メタデータ管理格納手段4bから前記取得したメタデータを前記代表管理サーバ装置5に送信する。
第2のメタデータ削除手段4fは、前記メタデータ削除要求通知手段5eによるメタデータ削除通知に基づいて、前記メタデータ管理格納手段4bより該メタデータ削除通知に対応するメタデータを削除する。
前記全ての管理サーバ装置5は、メタデータ取得要求発信手段5a、メタデータ格納手段5b、監視ユニット存在確認要求手段5c、第1のメタデータ削除手段5d、メタデータ削除要求通知手段5e、メタデータ変化通知手段5f、メタデータ更新手段5g、サーバ間メタデータ取得手段5h、プロット手段5iからなる。
メタデータ取得要求発信手段5aは、前記監視ユニット変更が通知された場合、前記中継制御装置4に対して前記メタデータの取得要求を発信する。メタデータ格納手段5bには、前記メタデータの取得要求に応答して前記中継制御装置4から送信された該メタデータが格納される。
監視ユニット存在確認要求手段5cは、所定のタイミングで前記監視ユニット2−1が前記第1のネットワーク6上に存在するか否かを確認する要求を送信する。第1のメタデータ削除手段5dは、前記監視ユニット存在確認要求に対する応答結果に基づいて、前記メタデータ格納手段5bより該応答結果に対応する前記監視ユニット2−1についての前記メタデータを削除する。
メタデータ削除要求通知手段5eは、前記中継制御装置4に対して、前記前記監視ユニット存在確認要求に対する応答結果に対応する前記監視ユニット2−1についての前記メタデータを削除する旨を通知する。
メタデータ変化通知手段5fは、前記メタデータ格納手段5bの内容の変化に伴い、他の前記管理サーバ装置5のいずれかに該変化の内容を通知する。メタデータ更新手段5gは、他の前記管理サーバ装置5より送信されたメタデータ変化通知に基づいて、前記メタデータ格納手段5bを更新する。
管理サーバ間メタデータ取得手段5hは、再起動後に他の前記管理サーバ装置5のいずれかの有する前記メタデータ格納手段5bより前記メタデータを取得する。
プロット手段5iは、該管理サーバ装置5の保有するコンテンツのうちの地図情報上に、前記メタデータ格納手段5bに格納された前記メタデータに基づいて、前記監視ユニット2−1の位置を所定の図形データ(例えば、アイコン)でプロットする。
本発明の実施形態に以下に詳述する。本実施形態では、マルチキャスト配信されるカメラ映像のIPパケットにカメラ位置(緯度経度や住所等)、カメラ名称などのカメラ情報(メタ・データともいう)を重畳させ、RPに集約することにより、カメラ情報を管理するサーバがカメラの増減やカメラ情報の更新にリアルタイムに反応し、カメラ情報の自動登録・データ共有を可能とするカメラ監視システムについて説明する。
すなわち、本実施形態では、マルチキャストネットワークにおけるカメラ情報の自動構築と再配信を提供する。さらに、本実施形態では、複数のカメラ管理サーバにおいてカメラ情報を共有することで、カメラ管理サーバの単独障害に対して他のカメラ管理サーバからカメラ情報の自動復旧を提供する。
図2は、本実施形態におけるカメラ監視システムを示す。カメラ監視システム11は、カメラ12(12−1,・・・,12−n)、エンコーダ13(13−1,・・・,13−n)、IPネットワーク14、RP15、カメラ管理サーバ17(17a,17b,17c,17d)、一時テーブル18(18a,18b,18c,18d)、ネットワーク20から構成される。
監視の対象となる場所には、1対のカメラ12とエンコーダ13が設置されている。カメラ12は、監視の対象となる場所を撮影し、その撮影した映像データをエンコーダ13に送る。
エンコーダ13には、マルチキャストアドレス、カメラ番号、カメラ名称、設置場所(経度・緯度、住所)等の映像ソース情報が登録されている。エンコーダ13は、カメラ12から送信された映像データを符号化してIPネットワーク14にマルチキャスト配信する。このとき、エンコーダ13は、映像ソース情報をマルチキャストストリームのプライベートデータフィールドに挿入して送信する。
RP15は、少なくとも、制御部、不揮発メモリ、及びポート等を備えるレイヤ3スイッチ(L3SW)である。RP15は、不揮発メモリには、本実施形態にかかる処理を行うファームウェアや、マルチキャスト管理テーブル16、カメラIDテーブル40が格納されている。
マルチキャスト管理テーブル16は、図6に示すように、マルチキャスト配信のルーティングテーブルである。カメラIDテーブル40は、図7に示すように、監視端末として設置されたカメラ12及びエンコーダ12に関する情報(映像ソース情報)が格納されている。
RP15は、エンコーダ13より送信されたマルチキャストストリームデータを受信し、そのマルチキャストストリームデータに含まれるプライベートデータフィールドから映像ソース情報を取得する。
RP15は、その映像ソース情報に基づいて、マルチキャスト管理テーブル16及びカメラIDテーブル40を更新する。RP15はマルチキャスト管理テーブル16及びカメラIDテーブル40を更新した場合、複数あるカメラ管理サーバ17のうち代表となるカメラ管理サーバ17aに映像ソース情報変更通知トラップ(マルチキャスト管理テーブル16のデータ長の変更があったことを意味する割り込みトラップ)を送信する(図2の(i))。
また、RP15は、後述するように、代表カメラ管理サーバ17aより送信された所定
のカメラについての映像ソース情報の削除要求を受信すると、その映像ソース情報に対応する映像ソース情報レコードをマルチキャスト管理テーブル16及びカメラIDテーブル40より削除する(図2の(ii))。
カメラ管理サーバ17は複数存在するが、本実施形態では一例として4つのカメラ管理サーバ17a,17b,17c,17dがあるとする。カメラ管理サーバ17は、少なくとも、制御部(CPU)、ハードディスクドライブ(HDD)、不揮発メモリ、通信インターフェース等を備える。また、カメラ管理サーバ17は、一定の間隔の到来を知らせる定間隔監視タイマ19(ハードウェアでもソフトウェアでもよい)を有する。
また、カメラ管理サーバ17a,17b,17c,17dはそれぞれ、一時テーブル18a,18b,18c,18dをHDDに備える。各一時テーブル18には、各エンコーダ13からの映像ソース情報が格納されており、一時テーブル18相互間でその格納内容は同一である。
カメラ管理サーバ17a,17b,17c,17d、及びRPは、例えば、LAN(Local Area Netwerk)等のネットワーク20で接続されている。また、後述するように、カメラ管理サーバ17のうち、いずれかを代表カメラ管理サーバとする。本実施形態では、カメラ管理サーバ17aを代表カメラ管理サーバとする。
代表カメラ管理サーバ17aは、RP15から送信された映像ソース情報変更通知トラップ(i)を受信すると、RP15に対して映像ソース情報の追加取得要求を行う(図2の(iii))。
RP15は、その映像ソース情報の追加取得要求(iii)に対して応答し、代表カメラ管理サーバ17aに更新分の映像ソース情報(更新前後での映像ソース情報の差分。以下、差分情報という)を提供する。
代表カメラ管理サーバ17aは、その映像ソース情報の差分を受信すると、その差分のデータに基づいて一時テーブル18aを更新する。
代表カメラ管理サーバ17aの一時テーブル18aの更新に伴い、他のカメラ管理サーバ17b〜dの一時テーブル18b〜dもその映像ソース情報の差分に基づいて更新される。この場合、代表カメラ管理サーバ17aは、他のカメラ管理サーバ17b〜dのいずれかに映像ソース情報変化情報配信通知(iv)を送信する。映像ソース情報変化情報配信通知(iv)は、送信先が他カメラ管理サーバであることが異なるだけであり、通知データの内容としては、RP15から代表カメラ管理サーバ17aへの映像ソース情報の追加取得応答に等しい。
映像ソース情報変化情報配信通知(iv)は、代表カメラ管理サーバ17aから隣接する他のカメラ管理サーバ17b〜dに対してチェイン方式で配信する。
また、代表カメラ管理サーバ17aは、定間隔監視タイマ19に基づいて、各エンコーダに対してPingコマンド等を送信して、各エンコーダ13の死活状態を監視する。応答のないエンコーダ13を検出した場合(すなわち、IPネットワーク14上にそのエンコーダ13が存在しない場合)、代表カメラ管理サーバ17aは、その応答のないエンコーダ13に対応する映像ソース情報を一次テーブル18aから削除する。そして、代表カメラ管理サーバ17aは、RP15に対して映像ソース情報の削除要求を行う(iii)。
また、カメラ管理サーバ17a〜dは、そのサーバ自身の障害や保守・点検などの要因非運用状態から定常状態に復帰した場合に、全映像ソース情報収集通知(v)を隣接する
他のカメラ管理サーバに配信する。全映像ソース情報収集通知を受信したカメラ管理サーバは、自身が保有する一時テーブルから映像ソース情報を読み出し、それを全映像ソース情報収集応答として要求元のサーバに返送する。
このように、本実施形態におけるカメラ監視システム11は、ネットワーク上にL3SWの機能を構成するランデブーポイント(RP)を設けている。そして、カメラのエンコーダ(端末)13は、ストリームデータのプライベートデータフィールドに位置情報等を含むメタデータ(予め設定)を重畳してデータ送信を行う。
RP15は、前記メタデータを受信すると、カメラ12ごとに管理テーブルに記憶して一括管理を行う。また、RP15は管理テーブルのデータサイズを監視して、その増減によりカメラの追加、削除を検出し、カメラ12の増減が合った場合には、代表カメラ管理サーバ17aに対して映像ソース情報を変更すべき旨の通知を行う。
代表カメラ管理サーバ17aは前記通知を受信するとRPに対し情報取得要求を発信し、RPはかかる要求を受信すると、管理テーブルの内容を代表カメラ管理サーバ17aに送信する。
図2で概説したように、カメラ12の追加、削除が発生すると、各カメラ管理サーバ17において自動でその変更に基づく一次テーブル18の映像ソース情報の更新が行われる。上記において、本実施形態におけるカメラ監視システムの概要について説明したが、以下でさらに詳細に説明する。
エンコーダ13には、「マルチキャストアドレス(ポート番号を含む)」、「カメラ番号(ID)」、「カメラ名称」、「カメラ設置場所(緯度,経度,住所)」、「カメラ管理区分(使用目的に対応した区分項目:道路管理、河川管理、砂防管理など)」、「データ長」等のデータが予め映像ソース情報として登録されている。
エンコーダ13は、IPネットワーク14を介して、図3に示すようなマルチキャストストリームデータをRP15に送信する。
図3は、本実施形態におけるマルチキャストストリームのデータ構造を示す。1組のGOP(Group of Pictures)は、システムヘッダ31、プライベートデータ32、オーディオデータ34、ビデオデータ(Iピクチャ33、Bピクチャ35、Pピクチャ36)から構成される。
システムヘッダ31は、画像復元時に音声などとの時間合わせを可能とするタイムスタンプ情報などが含まれる。Iピクチャ31は頭出しのキーフレームで、Pピクチャ36は過去のIまたはPピクチャからの参照、Bピクチャ35は、過去のIまたはPを参照、予測する基本フレーム構成となっている。プライベートデータ32は、任意のデータを挿入できるフィールドに挿入されたデータである。
一対のカメラ12及びエンコーダ13が設置され、IPネットワーク14に接続される(つなわち、カメラ12がカメラ監視システムに追加される)と、エンコーダ13は、予め登録されている映像ソース情報に基づいて、図4に示すような数値及び文字コードを有するデータテーブル(カメラ情報テーブル)を作成し、マルチキャストストリームのプライベートデータフィールドに挿入する(以下、映像ソース情報が重畳されたマルチキャストストリームデータという)。
図4は、本実施形態におけるカメラ情報テーブルの一例を示す。カメラ情報テーブル30は、「カメラ番号(ID)」、「カメラ名称」、「マルチキャストアドレス」、「緯度
(度分秒)」、「経度(度分秒)」、「住所」、「管理区分」、「データ長(バイト)」の映像ソース情報が格納されている。
エンコーダ13は、予め登録されている映像ソース情報に基づいて、図4のカメラ情報テーブルを作成し、マルチキャストストリームのプライベートデータフィールドに挿入する。
図5は、本実施形態におけるカメラ追加に応じた映像ソース情報の登録についてのカメラ監視システムの動作原理を示す。図5において、エンコーダ13は、マルチキャストパケット送信部21により、図4のカメラ情報テーブルがプライベートデータフィールドに挿入されたマルチキャストストリームデータをRP15に送信する。
RP15は、そのマルチキャストストリームデータを受信すると、そのマルチキャストストリームデータに重畳されたカメラ情報テーブルから映像ソース情報を取得する。
RP15は、エンコーダ13から配信されるマルチキャストパケットのプライベートデータフィールドから取得した映像ソース情報とカメラ管理サーバ17との対応付けを行う。そのため、RP15は、マルチキャスト管理テーブル16(図6参照)とカメラIDテーブル40(図7参照)とを有している。RP15は、図8のフローで説明するように、その映像ソース情報に基づいて、マルチキャスト管理テーブル16及びカメラIDテーブル40を更新する。
マルチキャスト管理テーブル16は、RP15において、マルチキャスト配信のルーティングテーブルを司る。マルチキャスト管理テーブル16には、各エンコーダが所属するホストネットワークやカメラIDが格納されている。
カメラIDテーブル40は、「カメラ番号」、「カメラ名称」、「設置場所(緯度経度、住所)」などの基本情報が格納されている。
マルチキャスト管理テーブル16は、カメラIDをキーにしてカメラIDテーブル4の映像ソース情報と一対一に対応付けて管理することができる。
図6は、本実施形態におけるマルチキャスト管理テーブル16の一例を示す。マルチキャスト管理テーブル16は、「No」、「グループアドレス」、「カメラID」、「ホストネットワーク」のデータ項目から構成される。
「グループアドレス」には、カメラ管理サーバ/クライアント側が参加するマルチキャストグループアドレスであって、エンコーダが送信する送信先のマルチキャストアドレスが属するグループアドレスが格納される。
「ホストネットワーク」には、マルチキャスト要求元ホストネットワークアドレス(カメラ管理サーバ/クライアント側要求元ユニキャストアドレス)が格納される。
「カメラID」には、カメラIDと1マルチキャストアドレスとの対応付けを行うためのカメラIDが格納される。「カメラID」は、カメラIDテーブル40へのリンクアドレスとしても扱われる。
図7は、本実施形態におけるカメラIDテーブルの一例を示す。カメラIDテーブル40には、RP15により受信された映像ソース情報より、「カメラ番号(ID)」、「カメラ名称」、「マルチキャストアドレス」、「緯度(度分秒)」、「経度(度分秒)」、「住所」、「管理区分」、「データ長(バイト)」のデータが格納されている。
「データ長(バイト)」には各レコードのデータ長(バイト)が格納される。さらに、
全レコードの「データ長(バイト)」の合計した値が「総データ長」として登録される。
従来、映像ソースに対するメタ情報は、全てカメラ管理サーバ側で設定していたものを、本実施形態では、図6及び図7で示したように、動的なマルチキャスト管理テーブル16及びカメラIDテーブル40としてRP上にマスタ一元管理する。これにより、カメラ管理サーバ17側ではキャッシュイメージにて一時テーブル情報(サーバのリブートに対して揮発性)としてコピーを保有するようにする。
RP15は、マルチキャスト管理テーブル16及びカメラIDテーブル40に過去存在しないマルチキャストアドレスが格納した後、カメラIDテーブル40の総データ長の変化を検出することにより、映像ソース情報の増加と判断する。そうすると、ネットワーク20上に複数のカメラ管理サーバが存在する場合は代表カメラ管理サーバに映像ソース情報変更通知トラップ(i)を送信する。
図8は、本実施形態におけるカメラ追加時のRPの処理フローを示す。同図は、具体的には、RP15における、マルチキャスト管理テーブル16及びカメラIDテーブル40へのデータの登録、及びカメラ管理サーバ17への映像ソース情報変更通知トラップの送信を行うフローを示す。
まず、RP15は、エンコーダ13からマルチキャストストリームデータを受信して(S1)、そのマルチキャストストリームデータに重畳された映像ソース情報を取得する。
次に、RP15は、その取得した映像ソース情報に含まれるカメラIDと一致するカメラIDがカメラIDテーブル40に存在するか否かを検索する。その検索の結果、その取得した映像ソース情報に含まれるカメラIDと一致するカメラIDがカメラIDテーブル40に存在する場合(S2で「Y」へ進む)、本フローは終了する。
その取得した映像ソース情報に含まれるカメラIDと一致するカメラIDがカメラIDテーブル40に存在しない場合(S2で「N」へ進む)、RP15はその取得した映像ソース情報に基づいて、マルチキャスト管理テーブル16にカメラIDを登録する(S3)。さらに、RP15は、カメラIDテーブル40にその映像ソース情報(基本情報)を登録し(S4)、カメラIDテーブル40の総データ長を更新する(S5)。
RP15は、カメラIDテーブル40の総データ長の変化を検知して、代表カメラ管理サーバ17aに映像ソース情報変更通知トラップ(i)を送信する。RP15は、代表カメラ管理サーバ17aから映像ソース情報の追加取得要求(iii)があれば、その追加した映像ソース情報を代表カメラ管理サーバ17aに送信する(S6)。
再び図5の説明に戻る。いずれのカメラ管理サーバ17も、映像ソース情報の全てを管理するサーバである。そのうちRP15により代表として特定されたカメラ管理サーバ17aにおいて、映像ソース情報送受信部23は、映像ソース情報変更通知トラップ(i)を受信すると、RP15に対して映像ソース情報の追加取得要求・応答(iii)のリクエスト要求を行う。
映像ソース情報の追加取得要求・応答(iii)は、一時テーブル18aの再構築を行うための要求イベントである。カメラIDテーブル40のサイズ(データ長)の変更があったことを意味する割り込みトラップ(映像ソース情報変更通知トラップ(i))を受信すると、代表カメラ管理サーバ17aは映像ソース情報の取得要求(iii)をRP15に送信する。
RP15は、映像ソース情報の取得要求(iii)を受信すると、映像ソース情報の差分を送信する。この処理について図9を用いて説明する。
図9は、本実施形態におけるRP15が代表カメラ管理サーバ17aからのリクエストに応えて、新たに追加された映像ソース情報を送信する処理フローを示す。RP15は、映像ソース情報取得要求(iii)を受信すると(S11)、映像ソース情報取得応答を行う(S12)。具体的に、RP15は、代表カメラ管理サーバ17aにカメラIDテーブル40に新たに追加された映像ソース情報(差分情報)のみを送信する。
それでは、図5の説明に戻る。代表カメラ管理サーバ17aは、受信した差分情報に基づいて、一時テーブル18aを更新する。そして、代表カメラ管理サーバ17aは、自身の一時テーブル18aの更新後、カメラ管理サーバ間映像ソース情報連携部24によりネットワーク20上に存在する複数の他のカメラ管理サーバ17b〜dに対して映像ソース情報変化情報配信通知トラップ(iv)を作成して送信する(f1)。
映像ソース情報変化情報配信通知(iv)は、送信先が他カメラ管理サーバ17b〜dであることが異なるだけであり、通知データの内容としてはRP15から代表カメラ管理サーバ17aへの映像ソース情報の追加取得応答に等しい。他カメラ管理サーバ17b〜dはそれぞれ、映像ソース情報受信部26により映像ソース情報変化情報配信通知(iv)を受信すると、代表カメラ管理サーバ17aの場合と同様に、自身が保有する一時テーブル18b〜dにその差分情報を反映する。
映像ソース情報変化情報配信通知(iv)は、代表カメラ管理サーバ17aから隣接する他のカメラ管理サーバ17b〜dに対してチェイン方式で配信する。例えば、代表カメラ管理サーバ17a→カメラ管理サーバ17b→カメラ管理サーバ17c→カメラ管理サーバ17dというように映像ソース情報変化情報配信通知(iv)が配信される。このように、代表カメラ管理サーバ17aが他のカメラ管理サーバ17全てに映像ソース情報変化情報配信通知(iv)を配信しないことで、代表サーバの負荷を低減することができる。
また、カメラ管理サーバ17において、映像ソース情報表示部25により、カメラ管理サーバWebコンテンツ更新処理(アイコン追加処理)がなされる(f2)。これについては、後述する。
次に、代表カメラ管理サーバ17aについて説明する。ネットワーク20上に存在する複数のカメラ管理サーバ17のうち、MACアドレスの最小値を持つカメラ管理サーバを便宜上の代表サーバとする。
上述の通り、代表カメラ管理サーバ17aは、RP15と直接通信するものとし、映像ソース情報の全てを集約する。万が一、ネットワーク20上の最小MACアドレス値を持つ代表カメラ管理サーバ17aが保守点検などで非運用状態にある場合は、その次にMACアドレス値が最小であるカメラ管理サーバを2次代表カメラ管理サーバとして位置づける。
図10は、本実施形態における代表カメラ管理サーバについて説明するための図である。RP15が代表カメラ管理サーバ17aに映像ソース情報を送信する場合は、RP15自身のARP(Address Resolution Protocol)キャッシュに登録されるIPアドレスとMACアドレスの対応関係から、ネットワーク20上に存在するMACアドレスの最小値を持つカメラ管理サーバ17がどれかを一意に特定することができる。
図10(a)において、RP15のARPキャッシュには、一例として、カメラ管理サーバA,BのIPアドレスとMACアドレスが格納されている。RP15は、そのうちM
AC=1(MACアドレスが最小)であるカメラ管理サーバAを代表カメラ管理サーバとして特定する。
また、個々のカメラ管理サーバも、サーバ起動時におけるブロードキャストパケット送信(ping)により、自カメラ管理サーバのARPキャッシュに他カメラ管理サーバのIPアドレス及びMACアドレス情報を収集できる。この情報からどのカメラ管理サーバ17がMACアドレスの最小値を持つサーバかを特定可能である。
このとき、IPアドレスの個々のどれが映像ソース情報を共有(連携)すべきカメラ管理サーバのアドレスかをARPキャッシュに登録しておく必要がある。なぜなら、映像ソース情報はカメラ管理サーバ間で共有すればよく、ネットワーク20上に存在する他の機器(たとえばクライアント端末など)をMACアドレス値の単なる大小でもって誤ってカメラ管理サーバと判断することがないようにするためである。
さらに、ARPの再学習時間に到達されるまでの間に、ネットワーク20上のあるカメラ管理サーバが不在となった場合でも、自分より最もMACアドレス値の小さい各カメラ管理サーバをARPキャッシュから検索することが可能である。
図10(b)では、カメラ管理サーバ同士が親子関係を形成している様子を示している。各カメラ管理サーバは、ARPキャッシュに自身のIPアドレス及びMACアドレスも含めて、ネットワーク20上に存在する他のカメラ管理サーバのIPアドレス及びMACアドレスを格納している。以下では、特にMACアドレスに着目してみる。
各カメラ管理サーバは、ARPキャッシュに「カメラ管理サーバA、MAC=1」、「カメラ管理サーバB、MAC=2」、「カメラ管理サーバC、MAC=3」を格納している。そして、各カメラ管理サーバにおいて、MACアドレスの昇順で親子関係が形成されている。したがって、カメラ管理サーバA>カメラ管理サーバB>カメラ管理サーバCの順で親子関係が形成される。
次に、代表カメラ管理サーバ(一次)が保守点検等などで非運用状態に有る場合に、ネットワーク20上に存在するカメラ管理サーバのうちのいずれかのカメラ管理サーバを代表(二次)に切り替える場合について説明する。
図11は、本実施形態における一次代表カメラ管理サーバから二次代表カメラ管理サーバへの切替フローを示す。図11は、図10の親子関係において、代表であるカメラ管理サーバAがネットワーク20上から不在となったとRP15が認識した場合(RP15がカメラ管理サーバAに映像ソース情報変更通知(i)を送信するが無応答となった場合)を例に説明する。
まず、RP15は、自身の保有するARPキャッシュより最小MACアドレス=1を有するカメラ管理サーバA(一次代表)に対して映像ソース情報変更通知(i)を送信する(S21)。しかし、カメラ管理サーバAは非運用状態であり、ネットワーク20上に存在しない状態であるので、RP15に送信エラーまたは応答なしの応答結果が返信される。
次に、RP15は、カメラ管理サーバAへPingを送信する(S22)。上述の通り、カメラ管理サーバAは、ネットワーク20上に存在しない状態であるので、カメラ管理サーバ2は、「Ping Timeout」を検出する。
そうすると、RP15は、図10の親子関係に基づいて、カメラ管理サーバAの次にM
ACアドレスが小さいカメラ管理サーバBを二次代表カメラ管理サーバと認識し、カメラ管理サーバBに対して、映像ソース情報変更通知(i)を送信する(S23)。
カメラ管理サーバBは、映像ソース情報変更通知(i)を受信すると、映像ソース情報の追加取得要求通知(iii)をRP15に送信する(S24)。
RP15は、映像ソース情報の取得要求(iii)を受信すると、カメラ管理サーバBに映像ソース情報取得応答を行う(S25)。
次に、カメラ12及びエンコーダ13が撤去された場合(すなわち、カメラ監視システム11からカメラが削除された場合)について説明する。
図12は、本実施形態におけるカメラ削除に応じた映像ソース情報の登録についてのカメラ監視システム11の動作原理を示す。代表カメラ管理サーバ17aの映像ソース情報送受信部23は、定間隔監視タイマ19による割り込みにより、一定のタイミングで各エンコーダ13に例えばPingコマンド等を送信することにより、エンコーダ13の死活状況(Ping応答監視など)を定間隔にて監視している。
代表カメラ管理サーバ17aは、その応答された死活確認結果に基づいて、エンコーダ存在確認処理を行う(f11)。その応答された死活確認結果、Ping応答なしの場合、代表カメラ管理サーバ17aはそのPing応答なしのエンコーダ13に対して「異常」と判断する。
この場合、代表カメラ管理サーバ17aは、マルチキャストアドレスをキーに一時テーブル18aから該当エンコーダ13に対応する映像ソース情報のレコードを削除する。その削除と同時に、代表カメラ管理サーバ17aは、RP15に対して削除要求(映像ソース情報の削除要求イベント(ii))を送信する。
RP15は、代表カメラ管理サーバ17aからの映像ソース情報の削除要求(ii)を受信する。そうすると、RP15は、その削除要求電文に含まれるマルチキャストアドレスをキーにして、該当するレコードをマルチキャスト管理テーブル16及びカメラIDテーブル40から削除し、カメラIDテーブル40のテーブルサイズ(データ長)を変更する。
なお、映像ソース情報に削除が発生した場合は、上述のように代表カメラ管理サーバ17a側で映像ソース情報の変化を先に察知しているため、映像ソース情報の削除要求を送信した後に発生するカメラIDテーブル40のサイズ(データ長)の変更に対する割り込みトラップ(映像ソース情報変更通知(i))は無視しても構わない。
その後、図5の場合と同様に、代表カメラ管理サーバ17aは他のカメラ管理サーバ17b〜dに映像ソース情報変化情報配信通知(iv)を送信する(f12)。映像ソース情報受信部26によりその映像ソース情報変化情報配信通知(iv)を受信した他のカメラ管理サーバ17b〜dは、一時テーブル18b〜18dより、その映像ソース情報のレコードを削除する。
また、カメラ管理サーバ17において、映像ソース情報表示部25により、カメラ管理サーバWebコンテンツ更新処理(アイコン削除処理)がなされる(f13)。これについては、後述する。
次に、いずれかのカメラ管理サーバ17が障害や保守・点検などの要因による非運用状態から定常状態に復帰した場合に、一時テーブル18の内容を他のカメラ管理サーバ17の一時テーブルの内容と整合をとることについて説明する。
図13は、本実施形態におけるカメラ管理サーバのリブート時の映像ソース情報の更新についてのカメラ監視システムの動作原理を示す。説明の便宜上、リブートされたカメラ管理サーバを符号17−1で表す。
まず、ネットワーク20上に存在するカメラ管理サーバ17−1は、そのサーバ自身の障害や保守・点検などが完了して、リブート(再起動)させられる(f21)。
すると、カメラ管理サーバ17−1は、自身の一時テーブル18−1の状態を確認する(f22)。ここでは、一時テーブル18−1の内容が全て消去されていることを確認する。
カメラ管理サーバ17−1は、一時テーブル18−1の内容が全て消去されていることを確認すると、隣接する他のカメラ管理サーバ17−2に全映像ソース情報収集通知(v)を配信する。全映像ソース情報収集通知(v)を受信したカメラ管理サーバ17−2は、その自身が保有する一時テーブル18−2から映像ソース情報を全て読み出し、その全ての映像ソース情報を全映像ソース情報収集応答(v−1)として要求元のカメラ管理サーバ17−1に返送する。
カメラ管理サーバ17−1は、映像ソース情報受信部26−1により全映像ソース情報収集応答(v−1)を受信すると、その全映像ソース情報を自身の一時テーブル18−1に反映させる。
さらに、この全映像ソース情報収集通知(v)及び全映像ソース情報収集応答(v−1)について図14を用いて詳述する。
図14は、本実施形態における全映像ソース情報収集通知・応答のフローを示す。図14は、図10の親子関係が成立する場合を例に説明する。
まず、カメラ管理サーバBは、自身の保有するARPキャッシュより自身の親となるカメラ管理サーバAに対して全映像ソース情報収集通知(v)を送信する(S31)。しかし、カメラ管理サーバAは非運用状態であり、ネットワーク20上に存在しない状態であるので、カメラ管理サーバBに送信エラーまたは応答なしの応答結果が返信される。
次に、カメラ管理サーバBは、カメラ管理サーバAへPingを送信する(S32)。上述の通り、カメラ管理サーバAは、ネットワーク20上に存在しない状態であるので、カメラ管理サーバBは、「Ping Timeout」を検出する。
そうすると、カメラ管理サーバBは、図10の親子関係に基づいて、自身の子となるカメラ管理サーバCに対して、全映像ソース情報収集通知(v)を送信する(S33)。
カメラ管理サーバCは、全映像ソース情報収集通知(v)を受信すると、全映像ソース情報収集応答(v−1)をカメラ管理サーバBに送信する(S34)。
カメラ管理サーバBは、全映像ソース情報収集応答(v−1)を受信すると(S35)、その全映像ソース情報を自身の一次テーブルに反映する。これにより、カメラ管理サーバB,Cの一時テーブルの内容の同一性が確保される。
次に、カメラ管理サーバ17の映像ソース情報表示部25について説明する。
図15は、本実施形態におけるカメラ管理サーバの映像ソース情報表示部の制御により画面に表示される画像の表示例を示す。同図は、あるカメラ管理サーバが提供するWEB画面上にて追加カメラの情報(映像ソース情報)が表示された際の表示画面イメージを示すものである。これにより、エンコーダ13から配信されるマルチキャストパケットのプ
ライベート情報をベースに、カメラ情報及びカメラアイコン情報が表示されていることが分かる。
映像ソース情報表示部25は、カメラ番号、カメラ名称、設置場所(緯度・経度、住所)などの映像ソース情報の内、緯度・経度、住所などのカメラ設置場所情報を参照する。その参照したカメラ設置場所情報に基づいて、映像ソース情報表示部25は、カメラ管理サーバWebコンテンツ上の地図データ上に河川あるいは道路といった管理区分別にカメラアイコンを動的にレイヤ表示するようにする。
カメラ位置情報は、先の映像ソース情報に記述されるものである。しかし、映像ソース情報送受信部により受信した映像ソース情報の追加取得応答にてカメラ位置等に変更があった場合には、その変更情報を映像ソース情報表示部に送信することによりカメラアイコンの再配置を行う。レイヤ表示には、市販のGISエンジンなどのソフトウェアを使用するものとし、レイヤ管理アルゴリズム等についてはここでは言及しない。
本実施形態によれば、複数のカメラ管理サーバに対して、人手を介さずに映像ソース情報の更新を行うことが可能であり、これまでの保守作業におけるコストを限りなくゼロに抑えることができる。また、設定情報の一元化によるデータ更新が実施されるため、複数サーバ間におけるデータ不整合などによるデータ再投入といった手戻り工数が一切発生しない。
なお、本実施形態では、IPネットワーク14を介したマルチキャスト配信を用いたカメラ監視システムについて説明したが、これに限定されない。すなわち、映像共有システムに限定することなく、防災情報共有システム分野への幅広い適用が見込まれることから、システムそのものの品質向上、迅速な設定変更動作(リアルタイム性)の追求といった観点で顧客操作性の向上に寄与するところが大きい。
また、本実施形態では、エンコーダに接続される監視端末としてカメラを用いたが、これに限定されず、地震検知器、温度検知器、温度検知器、気圧検知器、湿度検知器、騒音検知器、雨量検知器、ガス検知器、火災検知器等の検知器でもよい。
本実施形態によれば、配信するマルチキャスト配信パケットにカメラ情報を重畳することにより、RP(ランデブーポイント)においてマルチキャストアドレスとカメラ情報(緯度経度やカメラ名称など)をマルチキャスト管理テーブル内に1対1に対応付け、アドレス情報に対応する付加的な要素を自動構築することができる。
また、RPにカメラ情報を集約することにより、カメラ管理サーバ上にこのカメラ情報に係わるデータベース(DB)を直接管理することなくデータの一極化とする構成することができる。
また、カメラ管理サーバからの任意のリクエスト要求に対してマルチキャストアドレス情報に対でカメラ情報(総括して映像ソース情報という)を同時に獲得することができる。
また、マルチキャスト管理テーブルサイズ(データ長)の変更有無を監視することにより、カメラ情報の増減を認識することができる。
また、カメラ情報の削除については、エンコーダの死活状況をマルチキャスト管理テーブル自身の学習タイマのタイムアウトを契機にポーリングすることで、一定時間間隔以上ネットワーク上に不在と取扱われたエンコーダを当該管理テーブルから自動削除すると同時に、カメラ管理サーバが管理するメタデータからも自動削除する連携インターフェース
を有する。
また、カメラ管理サーバのコンテンツ上に、増減のあったカメラのアイコンなどを地図上に所定位置に自動的にプロットすることができる。
また、ネットワーク上の複数のカメラ管理サーバに対して、変更のあったカメラ情報を配信することにより、カメラ管理サーバ間でカメラ情報を共有することができる。
また、ネットワーク上のカメラメタサーバの1つがダウンしても、復旧後に他のカメラ管理サーバからカメラ管理情報を自動取得することができる。
なお、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または態様を取ることができる。
(付記1) 監視対象を監視して監視データを取得する複数の監視ユニットと、該監視ユニットを管理する複数の管理サーバ装置と、前記監視ユニットの属する第1のネットワークと前記管理サーバの属する第2のネットワークとを中継する中継制御装置と、からなる監視システムであって、
前記監視ユニットは、前記監視データに対して該監視ユニットに関する地理的な情報及び固有の情報を含むメタデータを重畳するメタデータ重畳手段と、
前記メタデータを重畳した前記監視データを送信する監視データ送信手段と、
を備えることを特徴とする監視システム。
(付記2) 前記中継制御装置は、前記メタデータが重畳された前記監視データを受信した場合、該監視データより該メタデータを取得する重畳メタデータ取得手段と、
前記取得したメタデータを格納するメタデータ管理格納手段と、
を備えることを特徴とする付記1に記載の監視システム。
(付記3) 前記中継制御装置は、前記メタデータ格納手段のデータサイズの変化を検出するデータサイズ変化検出手段と、
前記データサイズ変化検出手段の検出結果に基づいて、前記管理サーバ装置のうちの所定の管理サーバ装置である代表管理サーバ装置に対して前記監視ユニットの数に変化があった旨を通知する監視ユニット変化通知手段と、
を備えることを特徴とする付記2に記載の監視システム。
(付記4) 前記代表管理サーバ装置は、前記監視ユニットの変更の通知がされた場合、前記中継制御装置に対して前記メタデータの取得要求を発信するメタデータ取得要求発信手段と、
前記メタデータの取得要求に応答して前記中継制御装置から送信された該メタデータを格納するメタデータ格納手段と、
を備え、
前記中継制御装置は、さらに、前記メタデータ取得要求発信手段による前記メタデータ取得要求に応答して、前記取得したメタデータを前記代表管理サーバ装置に送信するメタデータ取得要求応答手段、
を備えることを特徴とする付記4に記載の監視システム。
(付記5) 前記代表管理サーバ装置は、さらに、
所定のタイミングで前記監視ユニットが前記第1のネットワーク上に存在するか否かを確認する要求を送信する監視ユニット存在確認要求手段と、
前記監視ユニット存在確認要求に対する応答結果に基づいて、前記メタデータ格納手段より該応答結果に対応する前記監視ユニットについての前記メタデータを削除する第1のメタデータ削除手段と、
前記中継制御装置に対して、前記監視ユニット存在確認要求に対する応答結果に対応する前記監視ユニットについての前記メタデータを削除する旨を通知するメタデータ削除要求通知手段と、
を備え、
前記中継制御装置は、さらに、
前記メタデータ削除要求通知手段によるメタデータ削除通知に基づいて、前記メタデータ管理格納手段より該メタデータ削除通知に対応するメタデータを削除する第2のメタデータ削除手段
を備えることを特徴とする付記4に記載の監視システム。(図1,図2,図12)
(付記6) 前記管理サーバ装置は、前記メタデータ格納手段の内容の変化に伴い、他の前記管理サーバ装置のいずれかに該変化の内容を通知するメタデータ変化通知手段と、
他の前記管理サーバ装置より送信されたメタデータ変化通知に基づいて、前記メタデータ格納手段を更新するメタデータ更新手段と、
を備えることを特徴とする付記4に記載の監視システム。
(付記7) 前記管理サーバ装置は、再起動後に他の前記管理サーバ装置のいずれかの有する前記メタデータ格納手段より前記メタデータを取得する管理サーバ間メタデータ取得手段
を備えることを特徴とする付記4に記載の監視システム。
(付記8) 前記管理サーバ装置は、さらに、該管理サーバ装置の保有するコンテンツのうちの地図情報上に、前記メタデータ格納手段に格納された前記メタデータに基づいて、前記監視ユニットの位置を所定の図形データでプロットするプロット手段
を備えることを特徴とする付記4に記載の監視システム。
(付記9) 監視対象を監視する複数の監視端末のそれぞれに対応して設置されたエンコーダ装置と、該監視端末を管理する複数の管理サーバ装置と、前記エンコーダ装置の属する第1のネットワークと前記管理サーバの属する第2のネットワークとを中継する中継制御装置と、からなる監視システムの制御方法であって、
前記エンコーダ装置により、前記監視端末からの監視データに対して該エンコーダ装置に関する地理的な情報及び固有の情報を含むメタデータを重畳し、前記メタデータを重畳した前記監視データを送信する
ことを特徴とする監視システムの制御方法。
(付記10) 前記中継制御装置により、前記メタデータが重畳された前記監視データを受信し、該監視データより該メタデータを取得し、該取得させたメタデータをメタデータ管理格納手段に格納する、
ことを特徴とする付記9に記載の監視システムの制御方法。
(付記11) 前記中継制御装置により、前記メタデータ管理格納手段のデータサイズの変化を検出し、前記メタデータ管理格納手段のデータサイズの変化の検出結果に基づいて、前記管理サーバ装置のうちの所定の管理サーバ装置である代表管理サーバ装置に対して前記監視端末の端末数に変化があった旨を通知する、
ことを特徴とする付記10に記載の監視システムの制御方法。
(付記12) 前記監視端末変更通知がされた場合、前記代表管理サーバ装置により前記中継制御装置に対して前記メタデータの取得要求を発信し、該メタデータの取得要求に応答して該中継制御装置から送信された該メタデータをメタデータ格納手段に格納し、
前記中継制御装置により前記メタデータ取得要求による前記メタデータ取得要求に応答して前記取得したメタデータを前記代表管理サーバ装置に送信する、
ことを特徴とする付記11に記載の監視システムの制御方法。
(付記13) 前記代表管理サーバ装置により、所定のタイミングで前記エンコーダ装置が前記第1のネットワーク上に存在するか否かを確認する要求を送信し、該要求に対する応答結果に基づいて、前記メタデータ格納手段より該応答結果に対応する前記エンコーダ装置についての前記メタデータを削除し、前記エンコーダ存在確認要求に対する応答結果に対応する前記エンコーダ装置についての前記メタデータを削除する旨を前記中継制御装置に通知し、
前記中継制御装置により、前記メタデータ削除通知に基づいて、前記メタデータ管理格納手段より該メタデータ削除通知に対応するメタデータを削除する、
ことを特徴とする付記12に記載の監視システムの制御方法。
(付記14) 前記管理サーバ装置により、前記メタデータ格納手段の内容の変化に伴い、他の前記管理サーバ装置のいずれかに該変化の内容を通知し、
他の前記管理サーバ装置より送信されたメタデータ変化通知に基づいて、前記メタデータ格納手段を更新する、
ことを特徴とする付記12に記載の監視システムの制御方法。
(付記15) 前記管理サーバ装置により、再起動後に他の前記管理サーバ装置のいずれかの有する前記メタデータ格納手段より前記メタデータを取得する
ことを特徴とする付記12に記載の監視システムの制御方法。
(付記16) 前記管理サーバ装置により、該管理サーバ装置の保有するコンテンツのうちの地図情報上に、前記メタデータ格納手段に格納された前記メタデータに基づいて、前記監視端末の位置を所定の図形データでプロットする
ことを特徴とする付記12に記載の監視システムの制御方法。
(付記17) 監視対象を監視する複数の監視端末のそれぞれに対応して設置されたエンコーダ装置と、該監視端末を管理する複数の管理サーバ装置と、前記エンコーダ装置の属する第1のネットワークと前記管理サーバの属する第2のネットワークとを中継する中継制御装置と、からなる監視システムに用いられるエンコーダ装置であって、
前記監視端末からの監視データに対して該エンコーダ装置に関する地理的な情報及び固有の情報を含むメタデータを重畳するメタデータ重畳手段と、
前記メタデータを重畳した前記監視データを送信する監視データ送信手段と、
を備えることを特徴とするエンコーダ装置。
(付記18) 監視対象を監視する複数の監視端末のそれぞれに対応して設置されたエンコーダ装置と、該監視端末を管理する複数の管理サーバ装置と、前記エンコーダ装置の属する第1のネットワークと前記管理サーバの属する第2のネットワークとを中継する中継制御装置と、からなる監視システムに用いられる中継制御装置であって、
前記監視端末からの監視データに対して前記エンコーダ装置に関する地理的な情報及び固有の情報を含むメタデータが重畳された前記監視データを前記エンコーダ装置から受信した場合、該監視データより該メタデータを取得する重畳メタデータ取得手段と、
前記取得したメタデータを格納するメタデータ管理格納手段と、
を備えることを特徴とする中継制御装置。
(付記19) 前記中継制御装置は、さらに
前記メタデータ管理格納手段のデータサイズの変化を検出するデータサイズ変化検出手段と、
前記データサイズ変化検出手段の検出結果に基づいて、前記管理サーバ装置のうちの所
定の管理サーバ装置である代表管理サーバ装置に対して前記監視端末の端末数に変化があった旨を通知する監視端末変化通知手段と、
を備えることを特徴とする付記18に記載の中継制御装置。
(付記20) 前記中継制御装置は、さらに、
前記監視端末変化通知手段による通知に基づいて、前記代表管理サーバ装置から前記メタデータの取得要求があった場合、前記取得したメタデータを前記代表管理サーバ装置に送信するメタデータ取得要求応答手段、
を備えることを特徴とする付記19に記載の中継制御装置。
(付記21) 監視対象を監視する複数の監視端末のそれぞれに対応して設置されたエンコーダ装置と、該監視端末を管理する複数の管理サーバ装置と、前記エンコーダ装置の属する第1のネットワークと前記管理サーバの属する第2のネットワークとを中継する中継制御装置と、からなる監視システムであって、
前記エンコーダ装置は、前記監視端末からの監視データに対して該エンコーダ装置に関する地理的な情報及び固有の情報を含むメタデータを重畳するメタデータ重畳手段と、
前記メタデータを重畳した前記監視データを送信する監視データ送信手段と、
を備えることを特徴とする監視システム。
本発明における監視システムの構成概念を示す。 本実施形態におけるカメラ監視システムを示す。 本実施形態におけるマルチキャストストリームのデータ構造を示す。 本実施形態におけるカメラ情報テーブルの一例を示す。 本実施形態におけるカメラ追加に応じた映像ソース情報の登録についてのカメラ監視システムの動作原理を示す。 本実施形態におけるマルチキャスト管理テーブル16の一例を示す。 本実施形態におけるカメラIDテーブルの一例を示す。 本実施形態におけるカメラ追加時のRPの処理フローを示す。 本実施形態におけるRP15が代表カメラ管理サーバ17aからのリクエストに応えて、新たに追加された映像ソース情報を送信する処理フローを示す。 本実施形態における代表カメラ管理サーバについて説明するための図である。 本実施形態における一次代表カメラ管理サーバから二次代表カメラ管理サーバへの切替フローを示す。 本実施形態におけるカメラ削除に応じた映像ソース情報の登録についてのカメラ監視システム11の動作原理を示す。 本実施形態におけるカメラ管理サーバのリブート時の映像ソース情報の更新についてのカメラ監視システムの動作原理を示す。 本実施形態における全映像ソース情報収集通知・応答のフローを示す。 本実施形態におけるカメラ管理サーバの映像ソース情報表示部の制御により画面に表示される画像の表示例を示す。 従来におけるカメラ監視システムのネットワーク機器構成を示す。 従来における、カメラの追加時に発生する映像ソース情報の手動登録の手順を示す。 従来におけるカメラ管理サーバの一時テーブル118に格納される映像ソース情報の詳細な定義を示す。
符号の説明
1 監視システム
2−1 監視ユニット
2 監視端末
3 エンコーダ装置
3a メタデータ重畳手段
3b 監視データ送信手段
4 中継制御装置
4a 重畳メタデータ取得手段
4b メタデータ管理格納手段
4c データサイズ変化検出手段
4d 監視ユニット変化通知手段
4e メタデータ取得要求応答手段
4f 第2のメタデータ削除手段
5 管理サーバ装置
5a メタデータ取得要求発信手段
5b メタデータ格納手段
5c 監視ユニット存在確認要求手段
5d 第1のメタデータ削除手段
5e メタデータ削除要求通知手段
5f メタデータ変化通知手段
5g メタデータ更新手段
5h サーバ間メタデータ取得手段
5i プロット手段
6 第1のネットワーク
7 第2のネットワーク
11 カメラ監視システム
12(12−1,・・・,12−n) カメラ
13(13−1,・・・,13−n) エンコーダ
14 IPネットワーク
15 RP
16 マルチキャスト管理テーブル
17(17a) 代表カメラ管理サーバ
17(17b,17c,17d) カメラ管理サーバ
18(18a,18b,18c,18d) 一時テーブル
19 定間隔監視タイマ
20 ネットワーク
40 カメラIDテーブル

Claims (6)

  1. 監視対象を監視して監視データを取得する複数の監視ユニットと、該監視ユニットを管理する複数の管理サーバ装置と、前記監視ユニットの属する第1のネットワークと前記管理サーバの属する第2のネットワークとを中継する中継制御装置と、からなる監視システムであって、
    前記監視ユニットは、前記監視データに対して該監視ユニットに関する地理的な情報及び固有の情報を含むメタデータを重畳するメタデータ重畳手段と、
    前記メタデータを重畳した前記監視データを送信する監視データ送信手段と、
    を備えることを特徴とする監視システム。
  2. 前記中継制御装置は、前記メタデータが重畳された前記監視データを受信した場合、該監視データより該メタデータを取得する重畳メタデータ取得手段と、
    前記取得したメタデータを格納するメタデータ管理格納手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記中継制御装置は、前記メタデータ格納手段のデータサイズの変化を検出するデータサイズ変化検出手段と、
    前記データサイズ変化検出手段の検出結果に基づいて、前記管理サーバ装置のうちの所定の管理サーバ装置である代表管理サーバ装置に対して前記監視ユニットの数に変化があった旨を通知する監視ユニット変化通知手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の監視システム。
  4. 監視対象を監視する複数の監視端末のそれぞれに対応して設置されたエンコーダ装置と、該監視端末を管理する複数の管理サーバ装置と、前記エンコーダ装置の属する第1のネットワークと前記管理サーバの属する第2のネットワークとを中継する中継制御装置と、からなる監視システムの制御方法であって、
    前記エンコーダ装置により、前記監視端末からの監視データに対して該エンコーダ装置に関する地理的な情報及び固有の情報を含むメタデータを重畳し、前記メタデータを重畳した前記監視データを送信する
    ことを特徴とする監視システムの制御方法。
  5. 監視対象を監視する複数の監視端末のそれぞれに対応して設置されたエンコーダ装置と、該監視端末を管理する複数の管理サーバ装置と、前記エンコーダ装置の属する第1のネットワークと前記管理サーバの属する第2のネットワークとを中継する中継制御装置と、からなる監視システムに用いられるエンコーダ装置であって、
    前記監視端末からの監視データに対して該エンコーダ装置に関する地理的な情報及び固有の情報を含むメタデータを重畳するメタデータ重畳手段と、
    前記メタデータを重畳した前記監視データを送信する監視データ送信手段と、
    を備えることを特徴とするエンコーダ装置。
  6. 監視対象を監視する複数の監視端末のそれぞれに対応して設置されたエンコーダ装置と、該監視端末を管理する複数の管理サーバ装置と、前記エンコーダ装置の属する第1のネットワークと前記管理サーバの属する第2のネットワークとを中継する中継制御装置と、からなる監視システムに用いられる中継制御装置であって、
    前記監視端末からの監視データに対して前記エンコーダ装置に関する地理的な情報及び固有の情報を含むメタデータが重畳された前記監視データを前記エンコーダ装置から受信した場合、該監視データより該メタデータを取得する重畳メタデータ取得手段と、
    前記取得したメタデータを格納するメタデータ管理格納手段と、
    を備えることを特徴とする中継制御装置。
JP2006296518A 2006-10-31 2006-10-31 監視システム、該制御方法、エンコーダ装置、及び中継制御装置 Withdrawn JP2008113376A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006296518A JP2008113376A (ja) 2006-10-31 2006-10-31 監視システム、該制御方法、エンコーダ装置、及び中継制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006296518A JP2008113376A (ja) 2006-10-31 2006-10-31 監視システム、該制御方法、エンコーダ装置、及び中継制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008113376A true JP2008113376A (ja) 2008-05-15

Family

ID=39445626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006296518A Withdrawn JP2008113376A (ja) 2006-10-31 2006-10-31 監視システム、該制御方法、エンコーダ装置、及び中継制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008113376A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011030114A (ja) * 2009-07-29 2011-02-10 Casio Computer Co Ltd 画像モニタリングシステム、及びプログラム
WO2017130244A2 (en) 2016-01-29 2017-08-03 Nec Corporation Centralized control server, local terminal, distributed surveillance system, surveillance method and storage medium
JP2023170588A (ja) * 2022-05-19 2023-12-01 スマートニュース株式会社 プログラム、携帯端末の制御方法、携帯端末、及び情報処理装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011030114A (ja) * 2009-07-29 2011-02-10 Casio Computer Co Ltd 画像モニタリングシステム、及びプログラム
WO2017130244A2 (en) 2016-01-29 2017-08-03 Nec Corporation Centralized control server, local terminal, distributed surveillance system, surveillance method and storage medium
JP2023170588A (ja) * 2022-05-19 2023-12-01 スマートニュース株式会社 プログラム、携帯端末の制御方法、携帯端末、及び情報処理装置
JP7489619B2 (ja) 2022-05-19 2024-05-24 スマートニュース株式会社 プログラム、携帯端末の制御方法、携帯端末、及び情報処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2653294C2 (ru) Система предотвращения несанкционированного доступа, содержащая множество серверных узлов и способ совместного использования данных в этой системе
CA2390621C (en) Internet video surveillance camera system and method
US7822835B2 (en) Logically centralized physically distributed IP network-connected devices configuration
EP1360796B1 (en) Method and system for a set of network appliances which can be connected to provide enhanced collaboration, scalability, and reliability
KR101471210B1 (ko) 정보 수집 시스템
CN107249140B (zh) 榜单信息获取方法及其装置
CN110489484B (zh) 数据同步方法、装置、可读存储介质及电子设备
WO2017045079A1 (en) Physical security system having multiple server nodes configured to implement a conditionally triggered rule
JP2011053918A (ja) ネットワークシステム、ネットワーク中継装置、それらの制御方法
WO2003003656A1 (en) Method and system for auto discovery of ip-based network elements
JP2008113376A (ja) 監視システム、該制御方法、エンコーダ装置、及び中継制御装置
CN109347655B (zh) 基于网络数据的故障恢复系统和方法及存储介质
JP2005012518A (ja) 映像記録システムにおけるカメラ管理方法
JP6626963B2 (ja) 情報分散型管理システム
JP2007043390A (ja) 映像配信システム及びその方法
CN102457532B (zh) 一种实现多cdn同主题视频共享的方法、装置和系统
KR101752357B1 (ko) 재난 신호를 전달하는 경보장치 시스템
CN112751907A (zh) 信息处理方法、装置和存储介质及电子装置
CN106897365B (zh) 数据处理方法及装置
JP6251203B2 (ja) ストリーミングデータ配信システム、及び、ストリーミングデータ配信方法
KR20230048689A (ko) 정보 중심 네트워킹 기반 IoT 단말의 관리 및 공유 장치, 및 이를 이용하는 방법
JP2023104770A (ja) マルチキャスト中継装置、マルチキャスト中継システム及びマルチキャスト中継方法
CN113849527A (zh) 数据流处理方法、装置、计算机可读存储介质及电子设备
CN114390007A (zh) 数据处理方法、装置、存储介质和处理器
JP4657095B2 (ja) ノードの情報管理方法及び情報制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20100105