JP2008113330A - 動き検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】注目画素が静止画であるか動画であるかを適切に判断できるようにする。
【解決手段】差分検出部120によって、入力された映像信号S100と、映像信号S100をフレーム単位で遅延させたフレーム遅延信号S110との差分信号であるフレーム差分信号S120を生成する。判定部130により、フレーム差分信号S120と所定の閾値とを比較し、比較結果を示す動き検出信号S130を出力する。さらに、領域内動画総数検出部140により、動き検出信号S130を累積した動画総数S140を求める。そして、比較部131によって、現在のフレームの処理に使用した閾値から、領域内動画総数検出部140がもとめた動画総数S140を減算して、次のフレームの処理に使用する閾値を求める。
【選択図】図1

Description

本発明は、テレビジョン等において、YC分離やノイズリダクション等の映像信号処理装置に用いられ、入力された映像信号から動きを検出する動き検出装置に関するものである。
近年、液晶やプラズマ表示デバイスを用いたテレビジョン受像機において、大画面化、高精細化に伴い、より高画質な映像を表示することが重要視されてきている。そのため、YC分離性能やノイズリダクション性能を改善するに当たり、動き検出装置の動き判定処理が重要視されてきている。
従来の動き検出装置の一例としては、フレーム差分信号によって入力された映像信号の動き情報を抽出し、動き情報と所定の値を比較し、その比較結果に、注目画素からの距離に応じた重み付けをすることによって、動き検出の精度の向上を図ったものがある(例えば、特許文献1を参照)。
特開2002−314842号公報
しかしながら、上記の動き検出装置では、注目画素を囲む隣接する画素の重み付けにより動きを判定しているため、例えば、画面全体に占める静止画数が多く、注目画素周辺だけが動画であった場合には、注目画素は動画と判定されてしまう可能性があり、このように判定された場合には、ノイズ除去効果やYC分離で発生するクロスカラー除去効果を十分に発揮させることができなかった。
また、画面全体に占める動画数が多く、注目画素の周辺だけが静止画であった場合には、注目画素は静止画と判定されてしまう可能性があり、このように判定された場合には、ノイズリダクションにおいて残像が残ってしまい、ノイズ除去効果を十分に上げることができなかった。
本発明は、上記の問題に着目してなされたものであり、注目画素が静止画であるか動画であるかを適切に判断できるようにすることを目的としている。
前記の課題を解決するため、本発明の一態様は、
入力された映像信号と前記映像信号をフレーム単位で遅延させたフレーム遅延信号との差分信号であるフレーム差分信号を生成する差分検出部と、
前記フレーム差分信号と所定の閾値とを比較し、比較結果を示す動き検出信号を出力する判定部と、
前記動き検出信号を累積して動画総数を求める領域内動画総数検出部と、
を備え、
前記判定部は、前記閾値、及び前記フレーム差分信号のうちの何れかを、前記動画総数に応じて調整するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、
上記の動き検出装置であって、
前記判定部は、前記動画総数に応じ、前記閾値を調整するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、
上記の動き検出装置であって、
前記判定部は、前記フレーム差分信号のゲインを前記動画総数に応じて調整するゲイン調整部を有しており、ゲイン調整後のフレーム差分信号と前記閾値とを比較するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、
上記の動き検出装置であって、
前記判定部は、所定のコアリングレベルよりも小さな信号を前記フレーム差分信号から取り除くコアリング処理を行なうコアリング部と、コアリング処理後のフレーム差分信号と前記閾値とを比較する比較部とを有しており、前記動画総数に応じて前記コアリングレベルを調整するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、
上記の動き検出装置であって、
前記領域内動画総数検出部は、与えられた信号から所定レベルよりも小さな信号を取り除くコアリング部、与えられた信号のゲインを調整するゲイン調整部、与えられた信号の上限を設定するリミッタ部、及び与えられた信号にオフセットを付加するオフセット調整部のうちの少なくとも何れか1つによって、前記動画総数を補正して出力するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、注目画素が静止画であるか動画であるかを適切に判断できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の各実施形態の説明において、一度説明した構成要素と同様の機能を有する構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
《発明の実施形態1》
図1は、本発明の実施形態1に係る動き検出装置100の構成を示すブロック図である。動き検出装置100は、テレビジョン等において、YC分離やノイズリダクション等の映像信号処理装置に用いられ、入力された映像信号から動きを検出する。
動き検出装置100は、図1に示すように、フレーム遅延部110、差分検出部120、判定部130、及び領域内動画総数検出部140を備えている。
フレーム遅延部110は、入力された映像信号S100をフレーム遅延(フレーム単位で遅延)させた信号(フレーム遅延信号S110)を出力するようになっている。遅延量は、1フレーム、2フレーム、もしくはそれ以上のフレーム数の遅延でもよい。
差分検出部120は、映像信号S100とフレーム遅延信号S110との差分値(フレーム差分信号S120)を出力するようになっている。
判定部130は、フレーム差分信号S120と所定の閾値(後述)との比較結果に基づいて、注目する画素が、動きがある動画であるか、静止している静止画であるかを判定するようになっている。
具体的には、判定部130は、比較部131を備えている。比較部131は、所定の閾値と、フレーム差分信号S120とを比較し、フレーム差分信号S120が閾値よりも大きい場合は、動きがある動画と判定し、閾値よりも小さい場合は、静止している静止画と判定し、判定結果を示す動き検出信号S130を出力するようになっている。また、比較部131には、閾値として、動作開始時には所定の初期値が与えられており、動作開始後は、比較部131が、現在のフレームの処理に使用した閾値から、領域内動画総数検出部140が出力した動画総数S140(後述)を減算することによって、次のフレームの処理に使用する閾値を調整する。
領域内動画総数検出部140は、画面(フレーム)内の所定範囲における動画総数(動画総数S140)を検出して、比較部131に出力するようになっている。
図2は、領域内動画総数検出部140の構成例を示すブロック図である。領域内動画総数検出部140は、図2に示すように、領域制御部201、動き検出信号取り込み部202、累積部203、コアリング部204、ゲイン調整部205、リミッタ部206、オフセット調整部207、及び選択部208を備えている。
これらの構成要素のうち、動き検出信号取り込み部202、累積部203、コアリング部204、ゲイン調整部205、リミッタ部206、及びオフセット調整部207は、それぞれ複数(この例ではそれぞれ4つ)が設けられている。以下の説明では、これらは、例えば、動き検出信号取り込み部202A、動き検出信号取り込み部202B・・・のように、符号の末尾にアルファベット(A〜D)を付けて識別する。なお、これらの各要素が出力する信号についても、同様に信号名の末尾にアルファベット(A〜D)を付けて識別する。
領域制御部201は、垂直同期信号Vから、画面上部が有効であることを示す信号である垂直有効ラインS201V1と、画面下部が有効であることを示す信号である垂直有効ラインS201V2を生成し、水平同期信号Hから、画面左部が有効であることを示す信号である水平有効範囲S201H1と、画面右部が有効であることを示す信号である水平有効範囲S201H2を生成するようになっている。これらの信号の組み合わせにより画面上の所定の範囲を指定することができる。図3は、画面を4分割した場合における、水平方向及び垂直方向の有効範囲と、その場合の制御信号の例を示す図である。
動き検出信号取り込み部202(A〜D)は、領域制御部201が出力した信号(S201V1〜2、S201H1〜2)によって指定された領域(有効領域)内の動き検出信号S130のみを取り込んで出力するようになっている。
具体的には、動き検出信号取り込み部202Aは、垂直有効ラインS201V1と、水平有効範囲S201H1とによって指定された有効領域内の動き検出信号S130のみを取り込んで動き検出信号S202Aとして出力する。同様に、動き検出信号取り込み部202Bは、垂直有効ラインS201V1と水平有効範囲S201H2とによって指定された有効領域内の動き検出信号S130のみを取り込んで動き検出信号S202Bとして出力し、動き検出信号取り込み部202Cは、垂直有効ラインS201V2と水平有効範囲S201H1とによって指定された有効領域内の動き検出信号S130のみを取り込んで動き検出信号S202Cとして出力し、動き検出信号取り込み部202Dは、垂直有効ラインS201V2と水平有効範囲S201H2とによって指定された有効領域内の動き検出信号S130のみを取り込んで動き検出信号S202Dとして出力する。
累積部203(A〜D)は、動き検出信号取り込み部202(A〜D)が出力した動き検出信号S202(A〜D)から、動きのある画素をフィールド毎に累積して出力するようになっている。例えば、累積部203Aは、動き検出信号S202Aの、動きのある画素をフィールド毎に累積し、その結果である累積値S203Aを出力する。
図4の(a)は、動画数と累積値S203との関係を示している。(a)では、横軸が領域内に占める動画数であり、縦軸が累積値S203であり、領域内の動画数が多ければ累積値が多くなることを示している。
コアリング部204(A〜D)は、累積部203(A〜D)が出力した累積値S203(A〜D)から、微小な値(所定レベルよりも小さな値)を取り除くコアリング処理を行い、コアリング処理後の値(累積値S204)を出力するようになっている。例えば、コアリング部204Aは、累積部203Aが出力した累積値S203Aから微小な値を取り除いた値(累積値S204A)を出力する。
図4の(b)は、動画数と累積値S204との関係を示している。(b)では、横軸が領域内に占める動画数であり、縦軸が累積値S204であり、領域内の動画数が少ない場合は、出力がないことを示している。すなわち、累積値S203は、コアリング部204により少数の動きに対して出力されない。
ゲイン調整部205(A〜D)は、累積値S204(A〜D)のゲインを調整した信号(累積値S205A〜D)を出力するようになっている。
図4の(c)は、動画数と累積値S205との関係を示している。(c)では、横軸が領域内に占める動画数であり、縦軸が累積値S205である。この図は、ゲイン調整部205が、領域内の動画数入力に対して出力の傾きを調整することを示している。すなわち、コアリング処理後の累積値S204は、ゲイン調整部205により、動画数に対する累積値の傾きが調整される。
リミッタ部206(A〜D)は、ゲイン調整部205が出力した信号に対して上限を設定するリミッタ処理を行い、リミッタ処理後の信号(累積値S206)を出力するようになっている。
図4の(d)は、動画数と累積値S206との関係を示している。(d)では、横軸が領域内に占める動画数であり、縦軸に累積値S206であり、リミッタ部206によって、領域内の動画数の上限を設定できることを示している。すなわち、ゲイン調整後の累積値S205は、リミッタ部206により、累積値の上限が設定される。
オフセット調整部207(A〜D)は、リミッタ部206(A〜D)の出力(累積値S206)に対して、オフセットを付加した信号(累積値S207A〜D)を出力するようになっている。
図4の(e)は、動画数と累積値S207との関係を示している。(e)では、横軸が領域内に占める動画数であり、縦軸が累積値S207であり、オフセット調整部207によって、領域内の動画数にオフセットが設定できることを示している。すなわち、リミッタ処理後の累積値S206は、オフセット調整部207により、閾値の基準となる値が付加され、補正された累積値S207を出力する。
選択部208は、領域制御部201の出力と、水平有効範囲S201H1〜2、垂直有効ラインS201V1〜2、及び累積値S207A〜Dが入力されており、領域制御部201H1〜2、及び領域制御部201V1〜2に同期して、有効領域毎に累積値S207(A〜D)を出力するようになっている。
(動き検出装置100の動作)
動き検出装置100では映像信号S100がフレーム遅延部110に入力されると、フレーム遅延部110は、映像信号S100をフレーム単位で遅延したフレーム遅延信号S110を出力する。これにより差分検出部120は、映像信号S100とフレーム遅延信号S110との差分値(フレーム差分信号S120)を出力する。
比較部131は、フレーム差分信号S120と閾値とを比較し、フレーム差分信号S120が閾値よりも大きい場合には動きがある動画と判定し、フレーム差分信号S120が閾値よりも小さい場合には静止している静止画と判定し、判定結果を示す動き検出信号S130を出力する。
領域内動画総数検出部140は、動き検出信号S130から、所定の画面領域内における動画総数S140を検出し、検出した動画総数S140を比較部131に出力する。
詳しくは、動き検出信号取り込み部202Aは、フレームの左上の領域の動き検出信号S130を取り込んで、その信号(動き検出信号S202A)を出力する。これにより、動き検出信号S202Aは、累積部203Aで累積された後、コアリング部204Aによるコアリング処理、ゲイン調整部205Aによるゲイン調整、リミッタ部206Aによるリミッタ処理、及びオフセット調整部207Aによるオフセット設定が行なわれ、補正された左上部領域内の累積値S207Aとして選択部208へ出力される。そして、選択部208は、累積値S207Aを、フレームの左上領域の動画総数S140として出力する。
同様に、動き検出信号取り込み部202Bは、フレームの右上の領域の動き検出信号S130を取り込んで、その信号(動き検出信号S202B)を出力する。これにより、動き検出信号S202Bは、累積部203Bで累積された後、コアリング部204B、ゲイン調整部205B、リミッタ部206B、及びオフセット調整部207Bによって処理され、補正された右上部領域内の累積値S207Bとして選択部208へ出力される。そして、選択部208は、累積値S207Bを、フレームの右上領域の動画総数S140として出力する。
また、動き検出信号取り込み部202Cは、フレームの左下の領域の動き検出信号S130を取り込んで、その信号(動き検出信号S202C)を出力する。これにより、動き検出信号S202Cは、累積部203Cで累積された後、コアリング部204C、ゲイン調整部205C、リミッタ部206C、及びオフセット調整部207Cによって処理され、補正された左下部領域内の累積値S207Cとして選択部208へ出力される。そして、選択部208は、累積値S207Cを、フレームの左下領域の動画総数S140として出力する。
また、動き検出信号取り込み部202Dは、フレームの右下の領域の動き検出信号S130を取り込んで、その信号(動き検出信号S202D)を出力する。これにより、動き検出信号S202Dは、累積部203Dで累積された後、コアリング部204D、ゲイン調整部205D、リミッタ部206D、及びオフセット調整部207Dによって処理され、補正された右下部領域内の累積値S207Dとして選択部208へ出力される。そして、選択部208は、累積値S207Dを、フレームの右下領域の動画総数S140として出力する。
上記のようにして、領域内動画総数検出部140は、フレームの左上、右上、及び左下の各領域に対応した動画総数S140を、比較部131に出力する。
領域内動画総数検出部140が動画総数S140を出力すると、比較部131は、現在のフレームの処理に使用した閾値から、領域内動画総数検出部140が出力した動画総数S140を減算して、次のフレームの処理に使用する新たな閾値を求める。
上記のように、本実施形態によれば、画面内の所定範囲内の動画数を累積し、この累積された結果に応じて、動画であるか静止画であるかを判定する判定条件(閾値)を変動させるので、注目した画素が静止画であるか動画であるかを適切に判断できる。
それゆえ、YC分離で発生するクロスカラー除去効果や、ノイズリダクションでのノイズ除去効果を上げ、画質を向上させることが可能になる。
また、注目画素の周辺画素の重み付けをするように装置を構成する場合には、従来の装置ではラインメモリを必要とするが、本装置は、ラインメモリを使用せずに指定範囲の動き情報を得ることができる。すなわち、重み付けを行なう周辺範囲を広く取ることが可能になる。
《発明の実施形態2》
図5は、本発明の実施形態2に係る動き検出装置500の構成を示すブロック図である。動き検出装置500は、図5に示すように、動き検出装置100の判定部130を、判定部510に代えて構成したものである。
判定部510は、比較部131とゲイン調整部511とを備えている。
本実施形態においては、比較部131で使用する閾値は、一定の値である。
ゲイン調整部511は、所定のゲイン設定値に応じ、フレーム差分信号S120のゲインを調整した信号(ゲイン調整済みフレーム差分信号S511)を出力するようになっている。また、ゲイン調整部511には、ゲイン設定値として、動作開始時には所定の初期値が与えられており、動作開始後は、ゲイン調整部511は、領域内動画総数検出部140が出力した動画総数S140に応じ、次のフレームの処理に使用するゲイン設定値を求める。
上記の構成により、動き検出装置500では、動画総数S140に応じ、フレーム差分信号S120が調整される。そして、調整された信号(ゲイン調整済みフレーム差分信号S511)と閾値とが比較される。
したがって、本実施形態においてもやはり、注目した画素が静止画であるか動画であるかを適切に判断でき、それゆえ、YC分離で発生するクロスカラー除去効果や、ノイズリダクションでのノイズ除去効果を上げ、画質を向上させることが可能になる。また、注目画素の周辺画素の重み付けをするように装置を構成する場合には、従来の装置ではラインメモリを必要とするが、本装置は、ラインメモリを使用せずに指定範囲の動き情報を得ることができる。すなわち、重み付けを行なう周辺範囲を広く取ることが可能になる。
《発明の実施形態3》
図6は、本発明の実施形態3に係る動き検出装置600の構成を示すブロック図である。動き検出装置600は、図6に示すように、動き検出装置100の判定部130を、判定部610に代えて構成したものである。
判定部610は、比較部131とコアリング部611とを備えている。
本実施形態においては、比較部131で使用する閾値は、一定の値である。
コアリング部611は、フレーム差分信号S120のから微小な値(所定のコアリング量よりも小さな値)を取り除いた値(コアリング済みフレーム差分信号S611)を出力するようになっている。また、コアリング部611には、コアリング量を設定するコアリング設定値として、動作開始時には所定の初期値が与えられており、動作開始後は、コアリング部611は、領域内動画総数検出部140が出力した動画総数S140に応じ、次のフレームの処理に使用するコアリング設定値を求める。具体的には、動画総数が多くなれば、コアリング量(コアリングレベル)を下げ、動画総数が少なくなれば、コアリング量を上げる。
上記の構成により、動き検出装置600では、動画総数S140に応じ、コアリング量が変動されて、フレーム差分信号S120が調整される。そして、調整された信号(コアリング済みフレーム差分信号S611)と閾値とが、比較部131によって比較される。
したがって、本実施形態においてもやはり、注目した画素が静止画であるか動画であるかを適切に判断でき、それゆえ、YC分離で発生するクロスカラー除去効果や、ノイズリダクションでのノイズ除去効果を上げ、画質を向上させることが可能になる。また、注目画素の周辺画素の重み付けをするように装置を構成する場合には、従来の装置ではラインメモリを必要とするが、本装置は、ラインメモリを使用せずに指定範囲の動き情報を得ることができる。すなわち、重み付けを行なう周辺範囲を広く取ることが可能になる。
なお、上記の各実施形態においては、領域内動画総数検出部140は、動き検出信号S202(A〜D)を、コアリング部204、ゲイン調整部205、リミッタ部206、オフセット調整部207の補正順序で補正したが、補正の順序は換えても構わない。
また、領域内動画総数検出部140は、コアリング部204、ゲイン調整部205、リミッタ部206、オフセット調整部207の全てを備えている必要は必ずしもない。例えば、これらの1つだけを備えていても構わないし、2つ以上の組み合わせであっても構わない。組み合わせを増やすことにより、閾値のより細かな補正を行うことが可能になる。
また、累積部203では、領域内の画素を全て累積しなくてもよい。例えば、水平方向や垂直方向に間引きを行い、間引いた画素毎に累積しても構わない。
また、領域内動画総数検出部140において、静止画数を数え、判定部130において、現在のフレームの処理に使用した閾値にその静止画数を加算した値を、新たな閾値としても構わない。
また、領域内動画総数検出部140では、画面を4分割して累積値を求める例を説明したが、分割数は、これ以上であってもよいし、分割せずに累積値を求めても構わない。累積部203等は、画面の分割数に応じて、設ける数を増減すればよい。
本発明に係る動き検出装置は、注目画素が静止画であるか動画であるかを適切に判断できるという効果を有し、テレビジョン等において、YC分離やノイズリダクション等の映像信号処理装置に用いられ、入力された映像信号から動きを検出する動き検出装置等として有用である。
本発明の実施形態1に係る動き検出装置100の構成を示すブロック図である。 領域内動画総数検出部140の構成例を示すブロック図である。 画面を4分割した場合における、水平方向及び垂直方向の有効範囲と、その場合の制御信号の例を示す図である。 領域内動画総数検出部140の各ブロックにおける累積数に対する出力補正のイメージを示す図である。 本発明の実施形態2に係る動き検出装置500の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態3に係る動き検出装置600の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 動き検出装置
110 フレーム遅延部
120 差分検出部
130 判定部
131 比較部
140 領域内動画総数検出部
201 領域制御部
202 動き検出信号取り込み部
203 累積部
204 コアリング部
205 ゲイン調整部
206 リミッタ部
207 オフセット調整部
208 選択部
500 動き検出装置
510 判定部
511 ゲイン調整部
600 動き検出装置
610 判定部
611 コアリング部
S100 映像信号
S110 フレーム遅延信号
S120 フレーム差分信号
S130 動き検出信号
S140 動画総数
S201H 水平有効範囲
S201V 垂直有効ライン
S202 動き検出信号
S203 累積値
S204 累積値
S205 累積値
S206 累積値
S207 累積値
S511 ゲイン調整済みフレーム差分信号
S611 コアリング済みフレーム差分信号

Claims (5)

  1. 入力された映像信号と前記映像信号をフレーム単位で遅延させたフレーム遅延信号との差分信号であるフレーム差分信号を生成する差分検出部と、
    前記フレーム差分信号と所定の閾値とを比較し、比較結果を示す動き検出信号を出力する判定部と、
    前記動き検出信号を累積して動画総数を求める領域内動画総数検出部と、
    を備え、
    前記判定部は、前記閾値、及び前記フレーム差分信号のうちの何れかを、前記動画総数に応じて調整するように構成されていることを特徴とする動き検出装置。
  2. 請求項1の動き検出装置であって、
    前記判定部は、前記動画総数に応じ、前記閾値を調整するように構成されていることを特徴とする動き検出装置。
  3. 請求項1の動き検出装置であって、
    前記判定部は、前記フレーム差分信号のゲインを前記動画総数に応じて調整するゲイン調整部を有しており、ゲイン調整後のフレーム差分信号と前記閾値とを比較するように構成されていることを特徴とする動き検出装置。
  4. 請求項1の動き検出装置であって、
    前記判定部は、所定のコアリングレベルよりも小さな信号を前記フレーム差分信号から取り除くコアリング処理を行なうコアリング部と、コアリング処理後のフレーム差分信号と前記閾値とを比較する比較部とを有しており、前記動画総数に応じて前記コアリングレベルを調整するように構成されていることを特徴とする動き検出装置。
  5. 請求項1の動き検出装置であって、
    前記領域内動画総数検出部は、与えられた信号から所定レベルよりも小さな信号を取り除くコアリング部、与えられた信号のゲインを調整するゲイン調整部、与えられた信号の上限を設定するリミッタ部、及び与えられた信号にオフセットを付加するオフセット調整部のうちの少なくとも何れか1つによって、前記動画総数を補正して出力するように構成されていることを特徴とする動き検出装置。
JP2006295781A 2006-10-31 2006-10-31 動き検出装置 Pending JP2008113330A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109389958A (zh) * 2018-12-12 2019-02-26 惠科股份有限公司 显示面板的驱动方法及驱动装置、显示装置

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