JP2008112540A - Reel - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、主にコンピューター等の記録再生媒体として使用される磁気テープ等の記録テープが巻装されるリールに関する。 The present invention relates to a reel around which a recording tape such as a magnetic tape used mainly as a recording / reproducing medium of a computer or the like is wound.
従来、コンピューター等のデータ記録再生媒体(データバックアップ)として使用される磁気テープ等の記録テープを合成樹脂製のリールに巻装し、そのリールをケース内に単一で収容してなる記録テープカートリッジが知られている。このような記録テープカートリッジにおいて、記録テープが巻回されるリールの寸法形状には高精度が要求される(例えば、特許文献1参照)。 Conventionally, a recording tape cartridge in which a recording tape such as a magnetic tape used as a data recording / reproducing medium (data backup) for a computer or the like is wound around a synthetic resin reel and the reel is housed in a single case. It has been known. In such a recording tape cartridge, high precision is required for the dimension and shape of the reel around which the recording tape is wound (see, for example, Patent Document 1).
しかしながら、リールは、樹脂材で成形されているため、成形時において誤差が生じやすい。例えば、制動部材の制動を解除する解除部材の脚部が挿通可能な貫通孔が、リールギアの一部を欠いて底壁に形成されているリール(例えば、特許文献2参照)では、その貫通孔が形成されている(リールギアの歯が無い)エリアと、リールギアの歯が形成されているエリアとでは、リールギアの歯の分だけ厚さに差が生じてしまう。そのため、樹脂の応力分布が均一にならず、樹脂の収縮差による変形が生じてしまうおそれがある。そして、これにより、底壁側に設けられる下フランジの面振れ幅が増大化してしまう問題がある。
そこで、本発明は、このような問題点に鑑み、底壁に形成されるリールギアに、部分的に歯の無いエリアが形成されていても、フランジの面振れ幅を抑制できるリールを得ることを目的とする。 Therefore, in view of such problems, the present invention is to obtain a reel capable of suppressing the surface runout width of the flange even if the reel gear formed on the bottom wall has a partially toothless area. Objective.
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載のリールは、記録テープが巻回されるハブと、前記ハブの一方の端部に設けられる第1フランジと、前記ハブの他方の端部に設けられる第2フランジと、所定の円周上に沿って形成されるとともに歯の無いエリアが部分的に形成されるリールギアを備えた底壁と、前記歯の無いエリアに重ね合わせる張出部を備え、前記底壁に固着されるリールプレートと、を有することを特徴としている。 In order to achieve the above object, a reel according to claim 1 of the present invention includes a hub around which a recording tape is wound, a first flange provided at one end of the hub, A second flange provided at the other end, a bottom wall provided with a reel gear formed along a predetermined circumference and partially formed with a toothless area, and an overlap with the toothless area And a reel plate which is provided with an overhanging portion and is fixed to the bottom wall.
請求項1に記載の発明によれば、底壁に形成されるリールギアに、部分的に歯の無いエリアが形成されていても、リールプレートの張出部で、その歯の無いエリアの剛性を確保することができる(補強することができる)ので、フランジの寸法精度を高精度に維持することができる。よって、フランジの面振れ幅を抑制することができる。 According to the first aspect of the present invention, even if the reel gear formed on the bottom wall has a partially toothless area, the reel plate overhangs the rigidity of the toothless area. Since it can be ensured (can be reinforced), the dimensional accuracy of the flange can be maintained with high accuracy. Therefore, the surface runout width of the flange can be suppressed.
また、請求項2に記載のリールは、請求項1に記載のリールにおいて、前記張出部の形状が、前記歯の無いエリアの形状と略同形状とされていることを特徴としている。 A reel according to claim 2 is characterized in that, in the reel according to claim 1, the shape of the overhanging portion is substantially the same as the shape of the area without the teeth.
請求項2に記載の発明によれば、歯の無いエリアの剛性を良好に確保することができる(良好に補強することができる)。よって、フランジの寸法精度を高精度に維持することができ、フランジの面振れ幅を抑制することができる。 According to invention of Claim 2, the rigidity of an area without a tooth | gear can be ensured favorable (it can reinforce favorably). Therefore, the dimensional accuracy of the flange can be maintained with high accuracy, and the surface runout width of the flange can be suppressed.
以上のように、本発明によれば、底壁に形成されるリールギアに、部分的に歯の無いエリアが形成されていても、フランジの面振れ幅を抑制できるリールを提供することができる。 As described above, according to the present invention, it is possible to provide a reel capable of suppressing the surface runout width of the flange even if the reel gear formed on the bottom wall has a partially toothless area.
以下、本発明の最良な実施の形態を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。なお、説明の便宜上、図1において、記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填方向を矢印Aで示し、それを記録テープカートリッジ10の前方向(前側)とする。そして、矢印Aと直交する矢印B方向を右方向(右側)とする。
DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS The best mode for carrying out the present invention will be described below in detail based on examples shown in the drawings. For convenience of explanation, in FIG. 1, the loading direction of the
図1乃至図5で示すように、記録テープカートリッジ10は、略矩形箱状のケース12を有している。このケース12は、PC(ポリカーボネート)等の樹脂製の上ケース14と下ケース16とが、それぞれ天板14Aの周縁に立設された周壁14Bと、底板16Aの周縁に立設された周壁16Bとを互いに当接させた状態で、超音波溶着やネジ止め等によって接合されて構成されている。
As shown in FIGS. 1 to 5, the
ケース12の内部には、リール20が1つだけ回転可能に収容される。このリール20は、軸心部を構成する有底円筒状のリールハブ22と、その下端部に設けられる下フランジ26とが一体に成形され、上フランジ24がリールハブ22の上端部に超音波溶着されて構成されている。そして、そのリールハブ22の外周面に、情報記録再生媒体としての磁気テープ等の記録テープTが巻回され、上フランジ24及び下フランジ26によって、その巻回された記録テープTの幅方向の端部が保持されている。
Inside the
また、リールハブ22の底壁28の下面には、リールギア44が略環状に形成されている。すなわち、このリールギア44上には、歯の無いエリア44Aが複数箇所(図示のものは120度間隔で3箇所)、部分的に(歯の一部を欠いて)形成されており、その歯の無いエリア44Aの底壁28には、後述する解除部材90の脚部94が挿通される貫通孔28Aが形成されている。
A
また、下ケース16の中央部には、そのリールギア44を外部に露出するためのギア開口40が穿設されている。このギア開口40から露出されるリールギア44が、ドライブ装置の回転シャフト100に形成された駆動ギア102(図4、図5参照)に噛合されて回転駆動されることにより、ケース12内において、リール20がケース12に対して相対回転可能とされる。
A gear opening 40 for exposing the
なお、不使用時(ドライブ装置に装填されないときであり、例えば保管時や運搬時等)においては、リール20は、上ケース14及び下ケース16の内面にそれぞれ部分的に突設されて、ギア開口40と同軸的な円形の軌跡上にある内壁としての遊動規制壁42によってガタつかないように保持される。
When not in use (when not loaded in the drive device, for example, during storage or transportation), the
また、底壁28の下面におけるリールギア44の径方向内側には、磁性材料でできた環状金属板であるリールプレート46が、インサート成形により、同軸的かつ一体的に固着されており、ドライブ装置の回転シャフト100に設けられた環状のマグネット(図示省略)の磁力によって吸着・保持されるようになっている。
A
また、このリールプレート46には、図6、図7で示すように、リールギア44の所定部位に形成された複数(この場合は3つ)の歯の無いエリア44Aに重ね合わせることが可能な複数個(この場合は3個)の張出部46Aが、その歯の無いエリア44Aと略同形状、好ましくは同形状で径方向に延設されている。
In addition, as shown in FIGS. 6 and 7, the
そして、その張出部46Aには、貫通孔28Aと連通する貫通孔46Bが形成されている。なお、この貫通孔46Bの内径は、貫通孔28Aの内径と同径か、それよりも若干大径とすることが好ましい。このような構成にすれば、後述する解除部材90の脚部94を確実に貫通孔28A、46Aに挿通させることが可能となる。
A through
また、ケース12の右壁12Bには、リール20に巻装された記録テープTを引き出すための開口18が形成されており、この開口18から引き出される記録テープTの自由端部には、ドライブ装置の引出部材(図示省略)によって係止(係合)されつつ引き出し操作されるリーダーピン30が固着されている。
The
リーダーピン30の記録テープTの幅方向端部より突出した両端部には、環状溝32が形成されており、この環状溝32が引出部材のフック等に係止される。これにより、記録テープTを引き出す際に、フック等が記録テープTに接触して傷付けることがない構成である。
An
また、ケース12の開口18の内側、即ち上ケース14の天板14A内面及び下ケース16の底板16A内面には、ケース12内においてリーダーピン30を位置決めして保持する上下一対のピン保持部36が設けられている。このピン保持部36は、記録テープTの引き出し側が開放された略半円形状をしており、直立状態のリーダーピン30の両端部34は、その開放側からピン保持部36内に出入可能とされている。
Further, a pair of upper and lower
また、ピン保持部36の近傍には、板バネ38が固定配置されるようになっており、この板バネ38の二股状の先端部がリーダーピン30の上下両端部34にそれぞれ係合してリーダーピン30をピン保持部36に保持するようになっている。なお、リーダーピン30がピン保持部36に出入する際には、板バネ38の先端部は適宜弾性変形してリーダーピン30の移動を許容する構成である。
In addition, a
また、その開口18は、ドア50によって開閉される。このドア50は、開口18を閉塞可能な大きさの略矩形板状に形成され、ケース12の右壁12Bに沿って移動できるように、開口18内側の天板14A及び底板16Aには、ドア50の上下端部を摺動可能に嵌入させる溝部64が形成されている。
The opening 18 is opened and closed by a
また、ドア50の後端部中央には、シャフト52が突設されており、そのシャフト52には、コイルバネ58が挿嵌されている。そして、シャフト52の後端には、そのコイルバネ58を脱落防止とする拡開部54が形成されている。また、下ケース16には、そのシャフト52に挿嵌されたコイルバネ58の後端を係止する係止部62を有する支持台60が突設されている。
A
したがって、ドア50は、シャフト52が支持台60上に摺動自在に支持されるとともに、コイルバネ58の後端が係止部62に係止されることにより、そのコイルバネ58の付勢力によって、常時開口18の閉塞方向へ付勢される構成である。なお、開口18の開放時、シャフト52を支持する支持台66を支持台60の後方側に更に突設しておくことが好ましい。
Accordingly, the
また、ドア50の前端部には、開閉操作用の凸部56が外方に向かって突設されている。この凸部56が、記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填に伴い、そのドライブ装置側の開閉部材(図示省略)と係合するようになっている。これにより、ドア50がコイルバネ58の付勢力に抗して開放される構成である。
Further, a
また、図2、図3で示すように、ケース12の左後部には、記録テープTへの記録可・不可が設定されるライトプロテクト70が左右方向にスライド可能に設けられており、ケース12の後壁には、このライトプロテクト70を人手で操作するための操作突起72を突出させる開孔68が形成されている。この開孔68は、上ケース14と下ケース16とを接合したときに、上ケース14の周壁14Bに形成された切欠部68Aと、下ケース16の周壁16Bに形成された切欠部68Bとによって形成される構成である。
As shown in FIGS. 2 and 3, a write protect 70, which is set to enable / disable recording on the recording tape T, is provided at the left rear portion of the
また更に、下ケース16には、ライトプロテクト70の突部74が露出される長孔69が左右方向に長く穿設されており、記録テープカートリッジ10がドライブ装置に装填されたときに、そのドライブ装置側でライトプロテクト70の位置を検知して、記録テープTへの記録可・不可が自動的に判断されるようにしている。なお、この突部74は下ケース16の下面から突出することはない。
Furthermore, the
また、リールハブ22の底壁28の上面周縁には、係合ギア48が所定の間隙を隔てて等間隔に複数(例えば120度間隔で3個)立設されており、その係合ギア48の間で、リールギア44上となる所定位置に、後述する解除部材90の脚部94を挿通させる貫通孔28Aが複数個(この場合は120度間隔で3個)穿設されている。そして、そのリールハブ22の内部には、樹脂材で成形された円板状の制動部材80が挿設される。
A plurality of engagement gears 48 (for example, three at intervals of 120 degrees) are provided on the periphery of the upper surface of the
制動部材80の下面80A周縁には、係合ギア48と噛合可能な制動ギア84が環状に形成されており、制動部材80の上面には、上ケース14の天板14A内面から下方へ向かって突設された平面視略十字状の回転規制リブ76が内部に挿入される平面視略十字状の係合突起86が、その回転規制リブ76の高さよりも若干高くなるように立設されている。これにより、制動部材80はケース12(上ケース14)に対して回転不能とされるとともに、リールハブ22内において、上下方向に移動可能とされる。
A
また、上ケース14と制動部材80との間には圧縮コイルスプリング98が配設される。すなわち、圧縮コイルスプリング98の一端が上ケース14の回転規制リブ76の外側に突設された環状突起78の内側(回転規制リブ76と環状突起78の間)に当接し、他端が制動部材80の上面に設けられた環状溝88内に当接した状態に配設される。この圧縮コイルスプリング98の付勢力により、制動部材80は、常時下方に向かって付勢される。
A
したがって、記録テープカートリッジ10は、不使用時(ドライブ装置に装填されないとき)において、常時制動ギア84が係合ギア48と噛合する状態とされて、リール20のケース12に対する相対回転が阻止された回転ロック状態とされる。なお、このとき、リール20は、この付勢力によって下ケース16側に押し付けられ、リールギア44をギア開口40から露出させる。
Therefore, when the
また、リールハブ22の内部で、かつ制動部材80の下側(底壁28と制動部材80との間)には、樹脂材で成形された平面視略正三角形状の解除部材90が挿設される。解除部材90には、適宜位置に所定の形状とされた貫通孔92が複数(図示のものは六角形状とされて3つ)穿設されており、解除部材90の軽量化が図られている。
Further, a
また、解除部材90の下面で、かつ各頂点部分には、底壁28に形成された貫通孔28Aとリールプレート46の張出部46Aに形成された貫通孔46Bに挿通されて、底壁28(リールプレート46)の下面からリールギア44上に所定高さ突出する脚部94が突設されている。そして、解除部材90の平面とされた上面90A中央に、制動部材80の下面80A中央に突設された略半球状の解除突起82が当接するようになっている。
Further, on the lower surface of the
このような構成とすることにより、制動部材80と解除部材90との接触面積を極力低減し、使用時(リール20の回転時)における摺動抵抗を極力軽減するようにしている。なお、制動部材80の材質としては、例えばPOM(ポリアセタール)が用いられ、解除部材90の材質としては、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)が用いられる。
With such a configuration, the contact area between the braking
次に、以上のような構成のリール20を備えた記録テープカートリッジ10の作用について説明する。記録テープカートリッジ10では、不使用時(保管時や運搬時等)には、開口18がドア50によって閉塞されている。そして、圧縮コイルスプリング98の付勢力によって、制動部材80が回転ロック位置に位置して制動ギア84を係合ギア48に噛合させている。このため、リール20は、ケース12に対する回転が阻止されている。
Next, the operation of the
一方、記録テープTを使用する際には、前壁12Aを先頭にして記録テープカートリッジ10を矢印A方向に沿って、ドライブ装置内へ装填する。すると、まず、そのドライブ装置側に設けられた開閉部材(図示省略)が、ドア50の凸部56に係合する。そして、この状態で、記録テープカートリッジ10が更に矢印A方向へ移動すると、開閉部材が凸部56をコイルバネ58の付勢力に抗しつつ相対的に後方へ移動させる。すると、その凸部56が突設されているドア50は、右壁12Bに沿って溝部64内を後側へ摺動し、開口18を開放する。
On the other hand, when the recording tape T is used, the
こうして、記録テープカートリッジ10がドライブ装置に所定深さ装填され、開口18が完全に開放されると、記録テープカートリッジ10は所定高さ下降し、ドライブ装置の位置決め部材(図示省略)が、下ケース16に形成された位置決め用の穴部(図示省略)に挿入される。これにより、記録テープカートリッジ10がドライブ装置内における所定位置に精確に位置決めされ、ドア50のそれ以上の摺動(後方への移動)が規制される。
Thus, when the
また、図4、図5で示すように、この記録テープカートリッジ10の下降動作によって、回転シャフト100が相対的にギア開口40から進入し、駆動ギア102をリールギア44に噛合させる。すると、その駆動ギア102がリールギア44と噛合する動作に伴って、リールギア44上に突出している脚部94が、圧縮コイルスプリング98の付勢力に抗して押し上げられ、解除部材90を介して制動部材80が上方へ押し上げられて、制動ギア84と係合ギア48との噛合が解除される。
As shown in FIGS. 4 and 5, the lowering operation of the
そして、駆動ギア102とリールギア44とが完全に噛合した状態で、リールプレート46が、駆動ギア102の内側に設けられた環状のマグネットの磁力によって吸着・保持されることにより、リール20は、駆動ギア102に対するリールギア44の噛合が維持されつつ、ケース12内で、そのケース12に対して相対回転可能となるロック解除状態とされる(図5参照)。
Then, in a state where the
一方、開放された開口18からは、ドライブ装置側に設けられた引出部材がケース12内に進入し、ピン保持部36に位置決め保持されたリーダーピン30を把持して引き出す。なお、このとき、記録テープカートリッジ10はドライブ装置内において精確に位置決めされているので、引出部材は確実にリーダーピン30の環状溝32にそのフックを係止させることができる。また、リール20は、その回転ロック状態が解除されているので、リーダーピン30の引出動作に伴って回転できる。
On the other hand, a drawing member provided on the drive device side enters the
こうして、開口18から抜き出されたリーダーピン30は、図示しない巻取リールに収容される。そして、その巻取リールとリール20とを同期して回転駆動することにより、記録テープTは、巻取リールに巻き取られつつ順次ケース12から引き出され、所定のテープ経路に沿って配設された記録再生ヘッド(図示省略)によって情報の記録や再生が行われる。
Thus, the
情報の記録や再生が終了した記録テープカートリッジ10をドライブ装置から排出する際には、まず、回転シャフト100が逆回転することにより、記録テープTがリール20に巻き戻される。そして、記録テープTがリール20に最後まで巻き戻されて、リーダーピン30がピン保持部36に保持されると、記録テープカートリッジ10は所定高さ上昇し、位置決め部材が位置決め用の穴部から抜き出されるとともに、回転シャフト100がギア開口40から抜き出され、リールギア44に対する駆動ギア102の噛合が解除される。
When the
すると、圧縮コイルスプリング98の付勢力により、制動部材80及び解除部材90が下方に向かって押圧され、解除部材90の脚部94が、底壁28の貫通孔28A及びリールプレート46の貫通孔46Bに挿通されて、底壁28(リールプレート46)の下面からリールギア44上に所定高さ突出するとともに、制動ギア84が係合ギア48に噛合する。
Then, the braking
これにより、リール20は、再度ケース12内での相対回転が阻止された回転ロック状態となり、その後、記録テープカートリッジ10は、図示しないイジェクト機構によって矢印A方向とは反対方向に移動される。すると、この移動に伴って、ドア50はコイルバネ58の付勢力によって開口18の閉塞方向へ摺動し、開口18を完全に閉塞する(初期状態に復帰する)。こうして、リール20のケース12に対する相対回転がロックされ、開口18が閉塞された記録テープカートリッジ10は、ドライブ装置内から完全に排出される。
As a result, the
ここで更に、リール20の構造について説明する。図6、図7で示すように、底壁28の下面側には、リールギア44の歯が一部欠落しているエリア44Aが、等間隔に複数個(図示のものは3個)形成されており、その歯が無いエリア44Aに、底面視でエリア44Aと略同形状(好ましくは同形状)とされた張出部46Aを重ね合わせるようにして、リールプレート46が底壁28にインサート成形によって固着されている。したがって、リールギア44の歯が形成されているエリア44Bよりも、その歯の分、板厚が薄くされて剛性が低下している歯の無いエリア44Aの剛性が良好に確保される。
Here, the structure of the
つまり、底壁28の下面側に、所定の円周上に沿って形成されるリールギア44に、部分的に歯の無いエリア44Aが形成される構成のリール20であっても、インサート成形時に、その歯の無いエリア44Aを、金属製リールプレート46の張出部46Aで良好に補強することができるので、底壁28全体における樹脂の収縮差を緩和することができ、下フランジ26の寸法(形状)精度を高精度に維持することができる。よって、下フランジ26の面振れ幅を抑制することができる。
That is, even when the
なお、解除部材90を有する記録テープカートリッジ10の場合、その歯の無いエリア44Aの底壁28とリールプレート46の張出部46Aに、それぞれ貫通孔28A、46Bが形成されるが、この場合でも、底壁28全体における樹脂の収縮差を緩和することができ、下フランジ26の寸法(形状)精度を高精度に維持することができる。つまり、本実施形態に係るリールプレート46は、解除部材90を備えた記録テープカートリッジ10のリール20に良好に適用可能である。
In the case of the
また、径方向に張り出す張出部46Aが、リールギア44の歯の無いエリア44Aに重ね合わされるように設けられることにより、金型(図示省略)でのインサート成形時に、その張出部46Aを底壁28に対するリールプレート46の回転止め用とすることができる効果もある。
Further, the overhanging
また、上記実施形態の記録テープカートリッジ10では、リーダー部材としてリーダーピン30を有する構成としたが、記録テープカートリッジ10は上記実施形態に限定されるものではなく、例えばリーダー部材としてリーダーテープ(図示省略)を有する構成としてもよい。更に、記録テープTは、情報の記録及び記録した情報の再生が可能な長尺テープ状の情報記録再生媒体として把握されるものであれば足り、記録テープカートリッジ10(リール20)が如何なる記録再生方式の記録テープTにも適用可能であることは言うまでもない。
In the
10 記録テープカートリッジ
12 ケース
20 リール
22 リールハブ
24 上フランジ(第1フランジ)
26 下フランジ(第2フランジ)
28 底壁
28A 貫通孔
44 リールギア
44A エリア
44B エリア
46 リールプレート
46A 張出部
46B 貫通孔
48 係合ギア
50 ドア
80 制動部材
84 制動ギア
90 解除部材
94 脚部
10
26 Lower flange (2nd flange)
28
Claims (2)
前記ハブの一方の端部に設けられる第1フランジと、
前記ハブの他方の端部に設けられる第2フランジと、
所定の円周上に沿って形成されるとともに歯の無いエリアが部分的に形成されるリールギアを備えた底壁と、
前記歯の無いエリアに重ね合わせる張出部を備え、前記底壁に固着されるリールプレートと、
を有することを特徴とするリール。 A hub around which recording tape is wound;
A first flange provided at one end of the hub;
A second flange provided at the other end of the hub;
A bottom wall having a reel gear formed along a predetermined circumference and partially formed with a toothless area;
A reel plate that is overlaid on the toothless area and that is secured to the bottom wall;
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