近年、パチンコ機だけではなく、パチスロ機と称される回胴式遊技機を用いた遊技が、パチンコホールやパチスロ専用ホールで盛んに行われている。
この遊技においては、遊技者がメダルを所定枚数投入後、スタートレバーを操作すると、複数個の回転ドラムが回転し、次いで遊技者が回転ドラムに対応して設けられた複数個の押しボタン式のストップスイッチを操作して回転ドラムを停止させる。そして、有効ライン上に当たりとなる特定図柄が揃えば、その役に応じた枚数のメダルを獲得することができる。
その特定図柄として、例えば赤7図柄、または青7図柄が有効ライン上に揃った場合には、通常ゲームモードから、遊技者にとって最も有利なゲームモードであるビッグボーナスゲームモード(BBゲームモード)に突入する。このビッグボーナスゲーム(BBゲーム)においては、小役ゲームが所定回数消化されるか又はレギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)が所定回数実行されるまで継続するが、その間、メダルが払い出される役が頻繁に当選する結果、300枚〜700枚程度という大量のメダルを獲得することができる。
また、特定図柄として、例えばバー図柄が有効ライン上に揃った場合には、RBゲームが1回だけ実行される。この場合もメダルが払い出される役が頻繁に当選する結果、BBゲームには及ばないものの多数のメダルを獲得できる。
このように、パチスロ機と称される回胴式遊技機では、メダルを媒体として図柄変動ゲームが続けられる。機内におけるメダルの移動経路は以下のとおりである。
回動式遊技機の筐体正面を覆う前扉の、最も操作しやすい部分である中段部正面に、メダル投入口が、スタートレバーやストップボタンなどと共に設けられている。メダル投入口から機内に投入されたメダルは、筐体の下部内に設けられたホッパーに投入される。ホッパーは、投入されたメダルをストックすると共に、役が成立したときにその役に対応する所定枚数のメダル払い出すメダル払出装置を下部に装備しており、その払出装置から前扉に設けられたメダル払出口にメダルの払出を行う。払出口から排出されたメダルは、払出口に連続して設けられたカップ状のメダル受けに貯留される。
ホッパーが筐体の下部内に設けられるのは、この部分に空間的な余裕があること、メダル投入口から投入されたメダルが重力を利用してホッパーに搬送され、機械的構造が簡略化されることなどが理由である。そして、ホッパーが筐体の下部内に設けられるために、メダル払出口及びメダル受けは、前扉の最下部に設けられることになる。
このような構造の回動式遊技機では、遊技者は、メダル受けに溜まったメダルを逐次取り出してメダル投入口から機内に投入するが、メダル受けが前扉の最下部にあるため、遊技者から見ずらい上に、メダル投入口から離れている。これらのために、メダル受けからメダルを取るときに手さぐりとなり、しばしばメダルを落とす。またメダル投入口へメダルを投入するときにメダルを入れ損ねることもある。
このような問題のため、一部の回動式遊技機では、メダル払出口及びメダル受けが、前扉の最も操作しやすい中段部正面に、メダル投入口などと共に設けられている。この構造(前扉中段の操作部にメダル受けを設ける構造)により、メダル受けに溜まったメダルを取り出してメダル投入口から機内へ再投入する操作は、非常に簡単かつ確実になり、楽にもなる。その一方、機内では、メダル投入口から機内に投入されたメダルが、筐体の下部内に設けられたホッパーに貯留される。ホッパーは中段部のメダル払出口より低い位置にあるため、ホッパー内のメダルをメダル払出口から排出するには、ホッパー内のメダルをメダル払出口よりも高い位置まで搬送するメダル押し上げ機構が必要になる。また、高位置まで搬送されたメダルを成立役に応じてメダル払出口から払い出すために、メダル払出装置をホッパーから分離してメダル払出口よりも高い位置に設けることが必要になる(特許文献1参照)。
このような、操作部にメダル払出口及びメダル受けが設けられた従来の回動式遊技機では、機内のメダル押し上げ機構及びホッパーに関連して次のようなことが問題になっている。
メダル払出装置がホッパーから分離して上方に配置され、両者の間をメダル押し上げ機構で連結する構造が必要となる。このため、遊技機の構造、特にメダル搬送構造が複雑化し、遊技機価格が高くなる。また、長いメダル押し上げ機構で頻繁にメダルが詰まり、その都度、店員が前扉をあけて詰まりを解消する作業が必要となり、店員の負担が増大する。長いメダル押し上げ機構をメダルが頻繁に移動することにより、メダルの磨耗、変形が発生し、その磨耗、変形はメダル押し上げ機構でのメダル詰まりを更に増長する結果となる。
また、これらの回動式遊技機においては、制御用の主基板に搭載されたROM内の情報により当選確率等が支配される。このため、制御用の主基板に対するセキュリティの確保が、機種を問わず重大な技術課題になっている。
すなわち、この種の遊技機においては、機器内を頻繁に操作する必要から、前扉により前面が開閉されるため、機器内の制御用主基板は否が応にも人目に曝されることになる。 このため、制御用主基板の改造(ROMの付け替えなど)といった不正行為が後を絶たず、これに対処するために、制御用主基板の取付け装置に対しては、不正改造を阻止するための様々な工夫が講じられている(特許文献2)。
しかし、遊技機に対する不正行為は年々高度化、複雑化しており、その行為は制御用主基板に止まらず、ストップスイッチなどの操作部にも及んでいる。具体的には、操作スイッチ用基板の配線コネクタに不正部品を介在させるといった手口が代表的である。
遊技機における主な操作スイッチとしては、メダル投入用のベッドスイッチ、スタートスイッチ、回転ドラムの個数に対応する複数のストップスイッチがある。従来の遊技機においては、これらの操作スイッチは、操作性のよい遊技機正面の中段部分に配置されているが、機構的にはそれぞれが独立しており、また改造等の不正行為に対しては、これといった対策を持ち合わせていない。
例えば、ベッドスイッチ及びスタートスイッチは中段部に形成された棚状操作部の上面にメダル投入口などと共に設けられている。複数個のストップスイッチはユニット化されている場合が多く、そのユニットは前記棚状操作部の正面又は上面に設けられている。これらの操作スイッチは、それそれぞれ専用の基板をもち、それぞれ専用のコネクタ、配線を介して制御用主基板と接続される。
制御用主基板のセキュリティ度は年々高まっており、これに対する不正改造は困難になってきている。これに対し、操作部のセキュリティ度は低い。具体的には、操作スイッチの裏側は配線、コネクタがむき出しであり、不正部品を介在させることはそれほど困難ではなく、しかも配線群、コネクタの数は多い。このために、操作部に対する不正行為が急増している。
つまり、窪んだ凹状のメダル受けの近傍に操作部があるので、組み立て難いだけではなく、不正改造などによるゴト行為が行われやすい。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す回動式遊技機の斜視図、図2は同回動式遊技機の正面図、図3は同回動式遊技機の側面図、図4は同回動式遊技機の平面図であり、いずれも遊技機内部のホッパーを透視して示している。
本実施形態の回胴式遊技機はパチスロ機である。この回胴式遊技機は、下部の架台10と、その上に一体的に重ねられた本体20とからなる。架台10は直方体形状のボックスであり、内部に後述するメダルタンクなどを備えている。架台10の正面は開閉扉11となっており、メダルタンクの出し入れのときになどに開閉操作される。
回動式遊技機の本体20は、正面が下から上に向かって背面側へ傾斜(後傾)した角箱状に形成されている。本体20の最上部の奥行きは架台10の奥行きより十分に小さく、最下部の奥行きは架台10の奥行きと同じである。本体20の最下部より上の下段部は操作部として、架台10の正面から正面側へ三角形状に突出している。
本体20の正面の三角形状の突出部21より上の部分は、筐体20Aの正面開口部を塞ぐ前扉20Bである。下から上に向かって背面側へ傾斜(後傾)する前扉20Bは、上縁部を支点として上に開く上ヒンジ構造であり、下端部中央にロック用の鍵22を有している。前扉20Bの両側端部は、上端部及び下端部を除いてリブ状に突出している。換言すれば、前扉20Bの上端部及び下端部を除く部分は、両側縁部に対して奥に窪んでいる。両側のリブ部の各下端部には、前扉20Bを開放するときに指先を掛ける窪み23が設けられている。
筐体20Aの上部内にはドラム部が収容されている。ドラム部は、横に並んだ3つの縦型の回転ドラム、すなわち左ドラム、中ドラム及び右ドラムにより構成される。各回転ドラムの内部には、回胴部図柄表示LEDが設けられており、各種演出に応じて発光(点灯や点滅)又は消灯を行う。
前扉20Bの上部正面には、図柄表示部24が設けられている。図柄表示部24は、垂直面に横に並んだ3つの四角形の窓を形成することにより構成されており、それぞれを通して有効ライン上に並んだ左ドラム、中ドラム及び右ドラムの各図柄を目視することができる。有効ラインは、ここでは横一本であるが、上段、中段及び下段の横三本と斜め二本の組合せとすることもできる。
前扉20Bの図柄表示部24より下には、LCD(液晶ディスプレイ)、PDP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)又は有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)などのFPD(フラット・パネル・ディスプレイ)からなる演出表示部25が設けられている。演出表示部25は、回胴遊技に関する各種映像演出や所要の情報の告知等を行うようになっており、遊技者から見やすいように、本体20の正面の中段部に位置してその正面の略半分を占めており、かつ下から上に向かって背面側へ傾斜(後傾)している。所要の情報とは、クレジット枚数、メダル払出累計枚数等である。
前扉20Bの下端部から本体20の突出部21の上面にかけての部分が操作部26である。操作部26は、回動式遊技機の全体から見た場合は操作しやすい機器正面の中段部に位置しており、手前に向かって下方へ緩やかに傾斜している。操作部26の上端部の右端にはメダル投入口26aが設けられている。メダル投入口26aの下にはカップ状のメダル受け26bが設けられている。メダル受け26bは本体20の両側部を除く部分に横長の設けられている。メダル受け26bの左側の側端部には灰皿26cが設けられている。メダル受け26bの背面中央部には四角形のメダル払出口26dが設けられている。
操作部23の正面側の端部は操作パネル26eであり、後述するように、一体型操作ユニットとして形成されており、本体20の突出部21の上面凹部12に上方から嵌合されて使用される。また、一体型操作ユニットである操作パネル26eは、メダル受け26bに隣接する位置に嵌め込まれている。特に、メダル投入口26aから落ちたメダルを溢さないように内側にメダル受け26bが形成され、その外側に操作パネル26eが嵌め込まれている。
この操作パネル26eは略水平であり、本体20の両側端部を除く略全幅にわたって設けられている。この操作パネル26eには、1ベッドボタン、マックスベッドボタン、スタートレバーに代わるスタートボタン、3つのドラムに対応するドラム停止ボタン、清算ボタン及び投入メダル詰まり返却ボタンなどの操作ボタン類が略横一列に並んで集中的に設けられている。
筐体20A内の中段部にはホッパー20Cが設けられている。ホッパー20CはFPD(フラット・パネル・ディスプレイ)からなる演出表示部25の裏側に、ドラム部の下側に位置して配置されている。FPD(フラット・パネル・ディスプレイ)からなる演出表示部25は厚みが薄く、傾斜(後傾)を考慮しても裏側に十分な空間を確保する。この空間を利用してホッパー20Cは配置されているのである。
ホッパー20Cはメダルをストック(貯留)する本体部27とその下のメダル払出装置28とからなる。本体部27は上面が全面的に開放した容器であって、大量のメダルをストック(貯留)することができ、その下部は下方に向かって絞られた構造になっている。ホッパー20Cの下部に付設されたメダル払出装置28は、ドラム部において成立した役(有効ライン上に沿った図柄に対応する役)に対応する枚数のメダルを払い出す。メダル払出装置28から排出されたメダルは、図示されない重力降下式のガイドに案内されて、ホッパー20Cより下のメダル払出口26dからメダル受け26bに排出される。
一方、操作部26のメダル投入口26aから投入されたメダルは、メダルセレクタにより枚数、真贋等を検知されて架台10内のメダルタンクに自重により投入されストック(貯留)される。
以下、一体型操作ユニットとして形成された操作パネル26eの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図5は本発明の第1実施形態に係る一体型操作ユニット(つまり、操作パネル26e)の使用状態を示す斜視図、図6は同使用状態を示す斜視図、図7は同操作ユニットの斜視図、図8は同操作ユニットの一部破断斜視図、図9は図7中のA−A線断面矢示図、図10は同操作ユニットの背面図である。
第1実施形態の一体型操作ユニットは、スロットマシンと呼ばれる回動式遊技機の操作部として使用され、より具体的には、図5及び図6に示すように、遊技機10の正面の中段部から下段部にかけての部分に取付けられており、より具体的には、遊技機10の正面の中段部から下段部にかけての部分に操作部として形成された棚状突出部11の上面凹部12に上方から嵌合されて使用される。
この操作ユニット20は、図7〜図10に示すように、樹脂からなる横長の密閉ケース30と、密閉ケース30内にケース上面側から操作できるように取付けられた操作スイッチ群40と、密閉ケース10内にその内底面に沿って設けられた基板50とを備えている。基板50上には、操作に関連する各種電子部品の他に、前記操作スイッチ群40が実装されている。
密閉ケース30は、正面側の両側の角を丸めた横に長い直方体であり、その底部を形成する容器状のケース本体31と、これに被着される逆容器状のカバー32とからなる。ケース本体31は底板とその外縁部から上方へ延出した周壁とからなる。周壁の上端部は、カバー32との嵌合とのために他の部分より薄くなっており、より詳しくは外側部分が欠如することで薄くなっている。この薄肉嵌合部には、複数の連結固定用の嵌合爪33が、所定間隔で全周にわたって設けられている。個々の嵌合爪33は、厚み方向の変形能を付与するために、薄肉嵌合部に所定幅で設けられた一対のスリット間に形成されており、外側に突出する凸部34を有している。
カバー32は、ケース本体31の底板に平行な天板と、その外縁部から下方へ延出た周壁とからなる。天板には、操作スイッチ群40の操作部を上方へ突出させるために、複数の開口部が操作スイッチ群40に対応して設けられている。天板の外縁部には、多数の貫通孔35が所定間隔で全周にわたって設けられている。個々の貫通孔35は天板の外縁に沿って延びる長孔であり、ニッパーの先が入る程度の長さ及び幅に設計されている。
天板の外縁部には又、天板の裏面から下方へ延出する隔壁状のリブ36が設けられている。リブ36は、前述した多数の貫通孔35より内側にあり、内側を取り囲むように周壁の内面に沿って周方向に切れ目なく形成されている。リブ36の高さは、密閉ケース30内の高さと実質同一であり、カバー32をケース本体31に被着した状態で、下端がケース本体31の底板に接触又は僅かの隙間をあけてその底板に対向するように設定されている。そして、底板上のリブ36で囲まれた部分に基板50が取付けられている。
カバー32の周壁の下端部は、ケース本体31の周壁の下端部に形成された薄肉嵌合部に対応する薄肉嵌合部であり、内側部分が欠如することで薄くなっている。そして、この薄肉嵌合部の内面には、前述した嵌合爪33の凸部34に対応する凹部37が、周方向に所定間隔で設けられている。カバー32をケース本体31に被着すると、複数の嵌合爪33が内側へ弾性変形し、それぞれの凸部34が対応する凹部37に嵌合する。凸部34及び凹部37は一旦嵌合すると密閉ケース10の破壊なしでは脱離しない形状に設計れされている。
操作スイッチ群40は押し下げスイッチであって、上面操作部がカバー32の上方に突出しており、左から順に3ベットスイッチ41、スタートスイッチ42、ストップスイッチ43〜45、及び中心部に決定キーを備えた4方向スイッチ46である。これらのスイッチは、密閉ケース10内の基板50上に直接実装されている。
また、図示されてる以外にも、各種のスイッチ類がカバー32の上方に突出して設けられると共に、各種表示手段がカバー32の天板を通して目視できるように設けされている。これらもまた、操作スイッチ群40と同様に、密閉ケース10内の基板50上に直接実装されている。
密閉ケース10は又、当該ケース10内の基板50と、遊技機10内に設けられた制御用主基板との電気的接続のために、背面に密閉コネクタ100を装備している。密閉コネクタ100はハーネス60を介して前記制御用主基板と接続される。
以下にこの密閉コネクタ100の構造を図9及び図11〜図17に基づいて詳述する。図11〜図17は密閉コネクタ100の詳細構造を示す操作ユニットの背面側からの斜視図である。
密閉コネクタ100は市販品(KEL8825シリーズ)からなるコネクタ本体120を使用する。このコネクタ本体120は密閉ケース20内の基板50の表面にリード70を介して実装されるプラグ121と、これに差し込まれるジャック122とからなる。プラグ21は横に長い長方形の樹脂ブロックであり、ジャック22を受け入れるために、密閉ケース30のケース本体31の背面部に設けられた横長の開口部38からケース本体31の背面側に突出している。
レセクタプルと呼ばれるジャック122は、プラグ121に対応する横に長い長方形の樹脂ブロックであって、ベルト状のハーネス60の先端部に接続されており、プラグ121に挿入されてプラグ121と電気的に接続される。ジャック122の不用意な脱離を防止するために、ジャック122は回動式の固定爪123,123を両側部に装備している。両側の固定爪123,123は、垂直な回動支点の先端側に爪部124,124、手前側に操作部125,125をそれぞれ有しており、ジャック122が未挿入の状態で操作部125,125が内側へ押し込まれ、爪部124,124が外側へ開く。この状態からジャック122をプラグ121に押し込むと、先端側の爪部124,124が内側へ閉じ、手前側の操作部125,125が外側へ開く。先端側の爪部124,124が内側へ閉じることにより、ジャック122はプラグ121に脱離不能に固定される。この状態で手前側の操作部125,125を内側へ押し込むと、先端側の爪部124,124が外側へ開いてプラグ121から外れ、ジャック22はプラグ121から離脱可能となる。
このようなコネクタ本体120は、不正行為防止のために、当該コネクタ本体120に固定される固定台150と、固定台150に取付けられる保護蓋160と組み合わされる。固定台150及び保護蓋160は、内部のコネクタ本体120の状態を外部から視認できるように、透明な樹脂により構成されている。
固定台150は、プラグ121を包囲する長方形の枠体である。この固定台150はプラグ121に嵌合する長方形の本体部151と、本体部151の後部を包囲するべくその外側に一体的に設けられた角枠状の保護部152とを有している。本体部151の後部外面、特に上面の両側部及び下面の両側部には、保護蓋160を係止するための突起153がそれぞれ設けられている。保護部152は、下側の中央部を残して本体部151の後部を包囲しており、本体部151とは後端部で一体化されている。下側の中央部を開放部としているのは、ハーネス60を外部へ引き出すための開口部を形成するためである。
この固定台150はコネクタ本体120のプラグ121に外嵌し、この状態でプラグ121にジャック122を装着することにより、コネクタ120に固定される。具体的には、プラグ121に差し込まれたジャック122、特にジャック122に接続されたハーネス60により主に抜け止めされる。具体的に説明すると、ハーネス60の端部は逆U字状に折り曲げてジャック122に固定されており、先端部がジャック122の下方へ、また折り曲げ頂部131がジャック122の上方へ各突出している。プラグ121に外嵌された固定台150は、そのプラグ121に装着されたジャック122、特にそのジャック122から上方へ突出するハーネス60の折り曲げ頂部61により主に抜け止めされ、コネクタ本体120に固定される。また、両側の固定爪123,123の外側に開いた操作部125,125や、ジャック212から下方へ突出するハーネス60の先端部も固定台150の抜け止めに寄与する。
保護蓋160は、長方形の固定台150に連結固定されてコネクタ本体120を覆う横に長い長方形のキャップ状樹脂体である。保護蓋160の後部外面、特に上面の両側部及び下面の両側部には、固定台150の突起153が嵌合する複数の開口部161が設けられている。保護蓋160の下面側の後部には、両側部を残して横に長い切欠き部162が設けられている。切欠き部162は、固定台150の開放部と共同して、ハーネス60を外部へ引き出すための開口部を形成する。
保護蓋160の中央部には、線状の膨出部163が受けられている。線状の膨出部163は、断面が外に凸の半円形をした湾曲部であって、保護蓋160の上面部、正面部及び下面部に保護蓋150を左右に2分するように設けられている。この膨出部163はニッパー等で容易に切除することができる。この切除により、保護蓋160は左右に2分割される。保護蓋160の正面部には、両側一対のストッパー164,164が設けられている。ストッパー164,164は、正面部の裏面から裏側へ突出した棒体であり、保護蓋160を固定台150へ装着した状態で、ジャック122の両側の固定爪123,123の外側へ開いた操作部125,125の内側に位置して、操作部125,125が内側へ移動するのを阻止する。これにより、ジャック122はプラグ121に固定された状態を維持する。
次に、第1実施形態の一体型操作ユニットの機能について説明する。
前述したとおり、本実施形態の一体型操作ユニット20は、回動式遊技機10の正面の中段部から下段部にかけての部分に操作部として形成された棚状突出部11の上面凹部12に嵌合される。棚状突出部11の上面凹部12に嵌合された操作ユニット20は、遊技機10内から固定される。遊技機10内の制御用主基板から引き出されたハーネス60は、上面凹部12の後面に設けられた開口部13から上面凹部12内に引き込まれており、密閉コネクタ100により操作ユニット20内の基板50と接続される。
遊技中の操作ユニット20における操作はこれまでの操作部と変わらない。
この操作ユニット20では、全ての操作スイッチ群40が表示手段等と共にひとまとめにされて基板50と共に密閉ケース30内に封入されており、これにより、スイッチの裏側及び基板50の両面が密閉ケース30内に封入され保護される。密閉ケース30はケース本体31にカバー32を被着することで、凹凸嵌合により脱離不能となり、破壊しない限り開くことができない状態となる。破壊した場合はその痕跡が明瞭に残るので、操作部に対する不正行為が大変困難となり、事実上不可能となり、そのセキュリティ度が飛躍的に向上する。すなわち、操作部に対して不正行為を行い得る箇所が数的に減少し、かつ難度が高まるのである。
密閉ケース30内の操作スイッチ40が故障したり基板50が故障した場合は、これらを調査し、必要に応じて交換する。この場合、密閉ケース30を開放しなければならない。ケース本体31とカバー32は強固に結合されているので、開放のための破壊が困難である。しかるに、この密閉ケース30では、カバー32の天板の外縁部に多数の貫通孔35が所定間隔で全周にわたって設けられている。そして最初に特定の貫通孔35にニッパーの先を差し込み、後は貫通孔35の並んでいるところを順次切断していく。そうすることにより、カバー32の天板を簡単に切開できる。このとき、操作ユニット20を回動式遊技機10の棚状突出部11から取り外しておけば、作業が楽である。第三者がこの切開を行えば、大きな痕跡が残ることは言うまでもない。
密閉コネクタ100における接続作業、分離作業は次のようにして行われる。このとき、操作ユニット20は回動式遊技機10の棚状突出部11から取り外しておく。
密閉コネクタ100において、コネクタ本体120を接続する場合は、図7及び図8に示すように、密閉ケース30内の基板50の表面に実装されて密閉ケース30の背面側へ露出するコネクタ本体120のプラグ121に角枠状の固定台150を外嵌装着する。次いで、そのプラグ121に、ハーネス60の先端部に接続されたジャック122を差し込む。差し込まれたジャック122は両側の固定爪123,123によりプラグ121に脱離不能に固定される。具体的には、両側の固定爪123,123が先広がりの解放状態から先すぼまりのロック状態に回動し、先端側の爪部124,124がプラグ121に係合する。これに伴って、手前側の操作部125,125は外側に広がる。プラグ121に固定されたジャック122のハーネス60の突出部、及び両側の操作部125,125により、固定台150はプラグ本体120に対して抜け止めされ固定される。
プラグ121へのジャック122の挿入、及び固定台150の固定が終わると、図9及び図10に示すように、固定された固定台150に角キャップ状の保護蓋160を押し込み固定する。保護蓋160の後部が固定台150の本体部151と保護部152との間に差し込まれ、固定台150の4つの突起153が保護蓋160の4つの開口部161に嵌合することにより、保護蓋160は固定台150に脱離不能に固定される。ジャック120の固定爪123,123の操作部125,125の内側にストッパー164,164が存在するため、固定爪123,123が解放方向へ動作する危険もない。特に、保護蓋160の側面に孔を開けてジャック122を外す(固定爪123の操作部125を内側へ押す)ような不正行為が試みられても、固定爪123は回動しないので、このような不正行為を防止できる。
ハーネス60はプラグ122から、固定台150と保護蓋160の間を経て下側へ引き出される。
固定台150に固定された保護蓋160は、破壊しない限り固定台150から脱離しない。もし仮に、保護蓋160が破壊されて内部のコネクタ120に不正行為が行われた場合、その保護蓋160を再装着しても保護蓋160に破壊の痕跡が明確に残るので、不正行為が一目で分かる。固定台150及び保護蓋160は共に透明樹脂からなり、内部を視認できるので、内部のコネクタ本体120の状態を外部から監視できる。固定台150及び保護蓋160の上下反転使用が可能なことは前述したとおりである。
密閉ケース20内の基板50が不良品であったり故障を生じた場合は、基板50を交換しなければならない。そのときは、コネクタ本体120のプラグ121からジャック122を意図的に引き抜く必要がある。この場合は、図11に示すように、保護蓋160の中央部(上面、正面、下面)に設けられた線状の膨出部163をニッパー等の工具で切除する。これにより、保護蓋160は左右に2分割される。左右に2分割されれば、図12及び図13に示すように、分割部にドライバー等の工具を差し込み、保護蓋160を半分ずつこじ開け、固定台150から分離する。このように、保護蓋160は、膨出部163の切除により、比較的簡単に破壊され、固定台150から除去することができる。
保護蓋160が除去されると、通常の操作によりコネクタ本体120のジャック122をプラグ121から引き抜く。すなわち、両側の固定爪123,123をロック状態から解放状態へ操作し、ジャック122を手前へ引き抜く。保護蓋160が除去されていれば、ストッパー164,164による阻止がないので、固定爪123,123はスムーズに操作される。これにより、市販品であるコネクタ本体120を傷つけることなく分離することができる。基板50の交換が終わると、プラグ121にジャック122を再度差し込む。
図18は本発明の第2実施形態に係る一体型操作ユニットの使用状態を示す斜視図、図19は同使用状態を示す斜視図、図20は同操作ユニットの斜視図、図21は同操作ユニットの一部破断斜視図、図22は図20中のB−B線断面矢示図である。
第2実施形態の一体型操作ユニットは、第1実施形態の一体型操作ユニットと同様に、スロットマシンと呼ばれる回動式遊技機の操作部として使用されるものであり、より具
体的には、図18及び図19に示すように、遊技機10の正面の中段部から下段部にかけての部分に取付けられており、より具体的には、遊技機10の正面の中段部から下段部にかけての部分に操作部として形成された棚状突出部11の上面凹部12に上方から嵌合されて使用される。
この操作ユニット20は、図19〜図22に示すように、樹脂からなる横長の密閉ケース30と、密閉ケース30内にケース上面側から操作できるように取付けられた操作スイッチ群40と、密閉ケース10内にその内底面に沿って設けられた基板50とを備えている。基板50上には、操作に関連する各種電子部品の他に、前記操作スイッチ群40が実装されている。
密閉ケース30は、正面側の両側の角を丸めた横に長い直方体であり、その底部を形成する容器状のケース本体31と、これに被着される逆容器状のカバー32とからなる。ケース本体31は底板とその外縁部から上方へ延出した周壁とからなる。周壁の上端部は、カバー32との嵌合とのために他の部分より薄くなっており、より詳しくは外側部分が欠如することで薄くなっている。この薄肉嵌合部には、複数の連結固定用の嵌合爪33が、所定間隔で全周にわたって設けられている。個々の嵌合爪33は、厚み方向の変形能を付与するために、薄肉嵌合部に所定幅で設けられた一対のスリット間に形成されており、外側に突出する凸部34を有している。
ケース本体31の底板の外縁部には、多数の貫通孔35が所定間隔で全周にわたって設けられている。個々の貫通孔35は底板の外縁に沿って延びる長孔であり、ニッパーの先が入る程度の長さ及び幅に設計されている。
カバー32は、ケース本体31の底板に平行な天板と、その外縁部から下方へ延出た周壁とからなる。天板には、操作スイッチ群40の操作部を上方へ突出させるために、複数の開口部が操作スイッチ群40に対応して設けられている。
天板の外縁部には又、天板の裏面から下方へ延出する隔壁状のリブ36が設けられている。リブ36は、前述したケース本体31の底板外縁部に設けられた多数の貫通孔35より内側にあり、その内側を取り囲むように周壁の内面に沿って周方向に切れ目なく形成されている。リブ36の高さは、密閉ケース30内の高さと実質同一であり、カバー32をケース本体31に被着した状態で、下端がケース本体31の底板に接触又は僅かの隙間をあけてその底板に対向するように設定されている。そして、底板上のリブ36で囲まれた部分に基板50が取付けられることにより、貫通孔35を通した不正行為から基板50が保護される。
カバー32の周壁の下端部は、ケース本体31の周壁の下端部に形成された薄肉嵌合部に対応する薄肉嵌合部であり、内側部分が欠如することで薄くなっている。そして、この薄肉嵌合部の内面には、前述した嵌合爪33の凸部34に対応する凹部37が、周方向に所定間隔で設けられている。カバー32をケース本体31に被着すると、複数の嵌合爪33が内側へ弾性変形し、それぞれの凸部34が対応する凹部37に嵌合する。凸部34及び凹部37は一旦嵌合すると密閉ケース10の破壊なしでは脱離しない形状に設計れされている。
操作スイッチ群40は押し下げスイッチであって、上面操作部がカバー32の上方に突出しており、左から順に3ベットスイッチ41、スタートスイッチ42、ストップスイッチ43〜45、及び中心部に決定キーを備えた4方向スイッチ46である。これらのスイッチは、密閉ケース10内の基板50上に直接実装されている。
また、図示されてる以外にも、各種のスイッチ類がカバー32の上方に突出して設けられると共に、各種表示手段がカバー32の天板を通して目視できるように設けされている。これらもまた、操作スイッチ群40と同様に、密閉ケース10内の基板50上に直接実装されている。
密閉ケース10は又、当該ケース10内の基板50と、遊技機10内に設けられた制御用主基板との電気的接続のために、背面に密閉コネクタ100を装備している。密閉コネクタ100はハーネス60を介して前記制御用主基板と接続される。この密閉コネクタ100の構造は、第1実施形態の一体型操作ユニットの背面に取付けられたコネクタ100(図11〜図17)と同じ構造なので、詳しい説明を省略する。
第2実施形態の一体型操作ユニットの機能は以下のとおりである。
第2実施形態の一体型操作ユニット20は、第1実施形態の一体型操作ユニット20と同様、回動式遊技機10の正面の中段部から下段部にかけての部分に操作部として形成された棚状突出部11の上面凹部12に嵌合される。棚状突出部11の上面凹部12に嵌合された操作ユニット20は、遊技機10内から固定される。遊技機10内の制御用主基板から引き出されたハーネス60は、上面凹部12の後面に設けられた開口部13から上面凹部12内に引き込まれており、密閉コネクタ100により操作ユニット20内の基板50と接続される。
遊技中の操作ユニット20における操作はこれまでの操作部と変わらない。
この操作ユニット20では、全ての操作スイッチ群40が表示手段等と共に、ひとまとめにされて基板50と共に密閉ケース30内に封入されており、これにより、スイッチの裏側及び基板50の両面が密閉ケース30内に封入され保護される。密閉ケース30はケース本体31にカバー32を被着することで、凹凸嵌合により脱離不能となり、破壊しない限り開くことができない状態となる。破壊した場合はその痕跡が明瞭に残るので、操作部に対する不正行為が大変困難となり、事実上不可能となり、そのセキュリティ度が飛躍的に向上する。すなわち、操作部に対して不正行為を行い得る箇所が数的に減少し、かつ難度が高まるのである。
密閉ケース30内の操作スイッチ40が故障したり基板50が故障した場合は、これらを調査し、必要に応じて交換する。この場合、まず操作ユニット20を回動式遊技機10の棚状突出部11から取り外し、密閉ケース30の底面を露出させた後、密閉ケース30を開放する。ケース本体31とカバー32は強固に結合されているので、開放のための破壊が困難である。しかるに、この密閉ケース30では、ケース本体31の底板の外縁部に多数の貫通孔35が所定間隔で全周にわたって設けられている。そして最初に特定の貫通孔35にニッパーの先を差し込み、後は貫通孔35の並んでいるところを順次切断していく。そうすることにより、ケース本体31の底板を簡単に切開できる。第三者がこの切開を行えば、大きな痕跡が残ることは言うまでもない。
第2実施形態の一体型操作ユニットでは、切開のための貫通孔35が密閉ケース30の底面に設けられている。この底面はユニットの使用状態、すなわち回動式遊技機10の正面の中段部から下段部にかけての部分に操作部として形成された棚状突出部11の上面凹部12にユニットが嵌合された状態では隠れて見えない。この点においてもセキュリティ度が高い。
ちなみに、第1実施形態の一体型操作ユニットでは、切開のための貫通孔35が密閉ケース30の上面に設けられ、使用状態で露出する。貫通孔35の露出は問題なので、密閉ケース30の上面にシールを貼って貫通孔35を隠すといった対策が必要である。
また、貫通孔35を通した不平行為を防止するためのリブ36は、第1実施形態及び第2実施形態のいずれにおいても、カバー32の天板に一体的に設けられているが、カバー本体31の底板から上方へ突出する構造でもよい。
以上の如く構成された本実施形態の回動式遊技機の機能は以下のとおりである。
遊技者は、本体20の操作部26に設けられたメダル投入口26aからメダルを投入する。投入されたメダルはカウントされ、最大50枚までクレジットされる。遊技の際には、遊技者は操作パネル26eに設けられたベッドボタンを押し、遊技メダルの枚数を設定する。設定された遊技メダルの枚数がクレジット数から差し引かれる。これでゲームスタンバイ状態となり、この状態で操作部26に設けられたスタートボタンを押すことにより図柄変動ゲームが開始される。
図柄変動ゲームではゲーム開始と同時に内部抽選が実施される。またドラム部が回転を開始する。この状態で遊技者は、操作パネル26eに設けられたストップボタンを押す。ストップボタンは、ドラム部における3個のドラムに対応しており、ストップボタンが押されたタイミングで対応するドラムを停止させる。ただし、ドラムの停止位置は、基本的に内部抽選結果に支配される。
図柄表示部24における有効ライン上に図柄が揃い役が成立すると、その成立役に対応する枚数のメダルがホッパー20Cから排出される。また、成立役によってはビッグボーナスゲームなどの特別ゲームに突入する。ホッパー20Cから排出されたメダルは、重力により本体20内のメダル搬送路を落下し、操作部26におけるメダル払出口26dからメダル受け26bに排出される。一方、メダル投入口26aから本体20内に投入されたメダルは、重力により本体20内及び架台10内のメダル搬送路を落下し、架台10内のメダルタンクに投入され溜まる。
図柄変動ゲームを繰り返すにつれて、メダル受け26bにメダルが溜まる。遊技者は、メダル受け26bに溜まったメダルを逐次メダル投入口26aから本体20内に投入するが、メダル受け26bもメダル投入口26aも共に操作部26に設けられ接近している。そして、操作部26は遊技機正面の最も操作しやすい中段部に位置し、しかも正面側へ突出して緩やかな傾斜面になっている。このため、メダル受け26bからメダル投入口26aへのメダル移し替え操作が簡単となり、その移し替えの際にメダルを不用意に落とすといった事態が回避される。すなわち、メダル受け26b内のメダルを取り扱い安い上に、直接目視が可能であり、メダル投入口26aとも近く、移し替え安いのである。
また、メダル払出口26d及びメダル受け26bが遊技機正面の中段部にあるにもかかわらず、ホッパー20Cはそれより高い位置にあるため、重力を利用してホッパー20Cからメダル払出口26dへのメダル搬送を行うことができる。この重力搬送のため、このメダル搬送が非常にスムーズとなり、搬送路におけるメダル詰まりが防止されると共に、メダル押し上げ機構が不要となる。メダル押し上げ機構が不要となることにより、メダルの傷みや磨耗が抑制され、この点からもメダル詰まりの防止が図られる。そして、メダル詰まり回数が減ることにより、店員が前扉20Bを開いて詰まりを解消する手数が減り、店員の負担が軽減される。
また、メダル投入口26aから機内に投入されたメダルについても、下方の架台10内のメダルタンクに重力を利用して搬入される。したがって、このメダルについても詰まり、傷み、磨耗が抑制され、これもメダル詰まりの防止に寄与する。メダルタンクが一杯になると、架台10の正面の開閉扉11を開け、メダルタンクを取り出してタンク内のメダルを回収する。或いは、前扉20Bを開けてタンク内のメダルをホッパー20C内に投入する。