JP2008109529A - スピーカ装置、コンピュータシステムおよびそれらの音量制御方法ならびにプログラム - Google Patents

スピーカ装置、コンピュータシステムおよびそれらの音量制御方法ならびにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2008109529A
JP2008109529A JP2006291892A JP2006291892A JP2008109529A JP 2008109529 A JP2008109529 A JP 2008109529A JP 2006291892 A JP2006291892 A JP 2006291892A JP 2006291892 A JP2006291892 A JP 2006291892A JP 2008109529 A JP2008109529 A JP 2008109529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
volume
interface
computer
period
request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006291892A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotoshi Tanaka
博敏 田中
Yoshito Kawagoe
義人 河越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2006291892A priority Critical patent/JP2008109529A/ja
Publication of JP2008109529A publication Critical patent/JP2008109529A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Abstract

【課題】インターフェースを介して音声出力を行う外部機器が接続された際に無音状態となることを防止する。
【解決手段】インターフェースを介してコンピュータに接続したことを検出すると、スピーカ側で接続検出信号が検出される。接続検出から準備期間としての「音量増大要求開始時間」が経過すると、音量増大を要求するコマンドがスピーカからコンピュータに出力される。これにより、コンピュータ側ではシステムレベルの音量を最大音量に至るまで増大させる。音量増大要求の開始から十分な「音量増大要求時間」が経過すると、音量増大の要求は解除される。これにより、スピーカがコンピュータに接続された際に、コンピュータのシステムレベルの音量が無音状態となっていてスピーカから音声が出力されないという事態を回避する。
【選択図】図3

Description

本発明は、スピーカ装置に関し、特にインターフェースを介してコンピュータ装置に接続するスピーカ装置、そのスピーカ装置を含むコンピュータシステム、および、これらにおける処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
パーソナルコンピュータと周辺機器とを接続するインターフェースは標準化が進み、近年ではUSB(Universal Serial Bus)やIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394等のシリアルバスインターフェースが主として用いられるようになっている。そのようなインターフェースに接続する周辺機器としては、ハードディスクやDVD(Digital Versatile Disk)などの外部記録装置が知られている。
一方、インターフェースの標準化が進むにつれて、従来とは異なる周辺機器をインターフェースに接続しようとする試みが行われるようになっている。その一つにオーディオ機器がある。パーソナルコンピュータから音声出力を行うためには、従来はアナログのオーディオ端子を利用するのが一般的であったが、最近はUSBインターフェースに接続してデジタルデータを再生するUSBスピーカが用いられるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−132494号公報(図1)
上述のように標準インターフェースを用いて音声出力を行う場合、コンピュータシステム全体としては、通常、3段階の音量調整が行われる可能性がある。第1段階はアプリケーションレベルの音量調整である。これは再生ソフトウェアにおけるボリュームとしてユーザに明示される。第2段階はパーソナルコンピュータのシステムレベルの音量調整である。これは、オペレーティングシステムにおけるボリュームとして提供されるものであり、必要に応じてユーザが用いるものである。第3段階はインターフェースに接続する外部機器(例えば、USBスピーカ)における音量調整である。これは外部機器自体のボリュームとしてユーザに明示される。すなわち、第1段階および第3段階の音量調整はユーザから把握し易い状態にあるが、第2段階の音量調整はユーザから把握し難い状態にあると考えられる。
一方、外部機器がインターフェースを介して接続された直後は、パーソナルコンピュータのシステムレベルの音量はシステムのオーディオドライバに依存した状態になり、機種毎に異なる振る舞いをする。もし、システムレベル(第2段階)の音量が無音の状態になっていた場合、アプリケーションレベル(第1段階)の音量や外部機器(第3段階)の音量を調整したとしても音声が出力されないことになる。このような場合、ユーザはハードウェアの故障を疑い、システムレベルの音量調整を試みないことが多い。
そこで、本発明は、インターフェースを介して音声出力を行う外部機器が接続された際に無音状態となることを防止することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その第1の側面は、音声信号を出力するコンピュータ装置と、上記音声信号を音声として出力するスピーカ装置と、上記コンピュータ装置および上記スピーカ装置を接続して上記音声信号を上記コンピュータ装置から上記スピーカ装置に伝送するインターフェースとを備えるコンピュータシステムであって、上記スピーカ装置は、上記インターフェースによって上記コンピュータ装置と接続されたことを検出する接続検出手段と、上記接続が検出されると上記インターフェースを介して上記コンピュータ装置に上記音声信号の出力音量を増大するよう要求する音量増大要求手段とを具備し、上記コンピュータ装置は、上記要求を受けている間は最大音量に至るまで上記音声信号の出力音量を増大させる音量制御手段を具備することを特徴とするコンピュータシステムである。これにより、コンピュータ装置との接続が検出されるとスピーカ装置から音量増大を要求させ、これに応答してコンピュータ装置において出力音量を増大させるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記音量増大要求手段は、上記接続が検出されてから第1の期間経過後に上記要求を開始し、上記要求が開始されてから第2の期間経過後に上記要求を解除するようにしてもよい。ここで、上記第1の期間は、上記コンピュータ装置および上記スピーカ装置の接続を初期化するために十分な期間を想定することができる。また、上記第2の期間は、上記音量制御手段によって最小音量から最大音量に至るまで上記音声信号の出力音量を増大させるために十分な期間を想定することができる。すなわち、接続検出から音量増大要求を行うまでの間に十分な準備期間を設け、また、音量増大要求期間を最大音量に至るまでに十分な期間として設けることにより、音量制御に要する動作を安定させるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記コンピュータ装置は、上記出力音量にかかわらず上記音声信号の出力を消音する消音状態の有無を保持する消音状態保持手段と、上記インターフェースによって上記スピーカ装置と接続されたことを検出する第2の接続検出手段と、上記第2の接続検出手段によって接続が検出された際に上記消音状態保持手段が消音状態にある旨を示している場合にはその旨の警告を生成する警告生成手段と、上記警告生成手段によって生成された警告を表示する表示手段とをさらに具備してもよい。これにより、コンピュータ装置が消音状態にある場合にその旨を喚起して、消音状態の解除を促すという作用をもたらす。
また、本発明の第2の側面は、音声信号を出力するコンピュータ装置にインターフェースを介して接続し、上記音声信号を音声として出力するスピーカ装置であって、上記インターフェースによって上記コンピュータ装置と接続されたことを検出する接続検出手段と、上記接続が検出されると上記インターフェースを介して上記コンピュータ装置に上記音声信号の出力音量を増大するよう要求する音量増大要求手段とを具備することを特徴とするスピーカ装置である。これにより、コンピュータ装置との接続が検出されるとスピーカ装置から音量増大を要求させて、コンピュータ装置における出力音量を増大させるという作用をもたらす。
また、本発明の第3の側面は、音声信号を出力するコンピュータ装置にインターフェースを介して接続し、上記音声信号を音声として出力するスピーカ装置における音量制御方法であって、上記インターフェースによって上記コンピュータ装置と接続されたことを検出する接続検出手順と、上記接続が検出されてから第1の期間が経過したことを判断する第1の期間経過判断手順と、上記第1の期間が経過したと判断されたときに上記インターフェースを介して上記コンピュータ装置に上記音声信号の出力音量を増大する旨の要求を開始する音量増大要求開始手順と、上記要求が開始されてから第2の期間が経過したことを判断する第2の期間経過判断手順と、上記第2の期間が経過したと判断されたときに上記要求を解除する音量増大要求解除手順とを具備することを特徴とする音量制御方法またはこれら手順をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムである。これにより、コンピュータ装置との接続が検出されるとスピーカ装置から音量増大を要求させ、これに応答してコンピュータ装置において出力音量を増大させるという作用をもたらす。
本発明によれば、インターフェースを介して音声出力を行う外部機器が接続された際にシステムレベルの音量を増大させて、無音状態となることを防止することができるという優れた効果を奏し得る。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態におけるコンピュータシステムの外観構成例を示す図である。このコンピュータシステムには、コンピュータ200およびスピーカ100が含まれ、コンピュータ200とスピーカ100との間はインターフェース300によって接続されている。ここでは、いわゆるパーソナルコンピュータ(PC)をコンピュータ200として想定し、デジタル信号を伝送するUSBインターフェースをインターフェース300として想定する。
スピーカ100は、インターフェース300によってコンピュータ200に接続して、音声を出力するものである。このスピーカ100は、左スピーカ101および右スピーカ102を有するステレオ対応のスピーカである。このスピーカ100は、独自のボリューム103を有しており、コンピュータ200による操作を経ることなく音量を調整できるようになっている。
図2は、本発明の実施の形態におけるコンピュータシステムの内部構成例を示す図である。スピーカ100は、接続検出部110と、音量増大要求部120と、音量調整部130と、出力部140とを備えている。また、コンピュータ200は、接続検出部210と、音量制御部220と、音量増幅器230とを備えている。
スピーカ100の接続検出部110は、インターフェース300を介してコンピュータ200に接続されたことを検出するものである。この接続検出部110は、接続を検出すると、音量増大要求部120に対して接続が検出された旨を知らせる。
音量増大要求部120は、接続検出部110から接続が検出された旨を知らされると、その一定時間経過後からコンピュータ200に対して音量増大要求信号の出力を開始する。接続検出から音量増大要求信号の出力開始までの時間を「音量増大要求開始時間」という。この「音量増大要求開始時間」は、コンピュータ200とスピーカ100との間の接続を初期化するために十分な準備期間であり、例えば、2.5秒程度を想定することができる。
また、音量増大要求部120は、音量増大要求信号の出力を開始してから一定時間経過後に音量増大要求信号の出力を停止する。この音量増大要求信号の出力を開始してから停止するまでの時間を「音量増大要求時間」という。この「音量増大要求時間」は、音量制御部220によって最小音量から最大音量に至るまで音量を増大させるために十分な期間であり、例えば、6秒程度を想定することができる。
音量調整部130は、コンピュータ200から出力された音声信号の音量を、ボリューム103に従って調整するものである。
出力部140は、音量調整部130によって音量調整された音声信号を物理的音声として出力するものであり、左スピーカ101および右スピーカ102に相当するものである。
コンピュータ200の接続検出部210は、インターフェース300を介してスピーカ100が接続または切断されたことを検出するものである。この接続検出部210は、接続または切断を検出すると、音量制御部220に対して接続または切断が検出された旨を知らせる。
音量制御部220は、接続検出部210からスピーカ100の接続が検出された旨を知らされると、音量増幅器230を初期化して、音声信号の出力が可能な状態にする。また、音量制御部220は、接続検出部210からスピーカ100の切断が検出された旨を知らされると、音量増幅器230の次回の初期化のために音量増幅器230の状態を退避する。そのため、音量制御部220は音量保存部221を有し、音量増幅器230の状態(音量の程度および消音の有無など)の退避および復元(初期化)のために利用する。
なお、この音量増幅器230の初期化の具体的内容は、システムのオーディオドライバによって異なる。例えば、前回切断された直前の状態に復元される場合もあれば、前回の状態とは無関係に中程度の音量に初期化される場合もある。
また、音量制御部220は、スピーカ100から音量調整に関する指示があった場合には、それに従った音量調整を行うよう音量増幅器230を制御する。例えば、音量増大要求部120から音量増大要求信号の出力を受けると、音量制御部220は音量増幅器230における音量を増大させる。
音量増幅器230は、音量制御部220による制御により音源の音量を増幅して、音声信号として出力するものである。また、音量増幅器230は、ミュート状態(消音状態)を設定できるようになっており、ミュート状態保持部231に「ミュート状態にある」旨が保持されている場合には音量の大小にかかわらず音声信号は出力されない。
図3は、本発明の実施の形態におけるコンピュータシステムにおける信号の遷移例を示す図である。
スピーカ100がインターフェース300を介してコンピュータ200に接続されると、スピーカ100の接続検出部110およびコンピュータ200の接続検出部210では、図3(a)のように接続検出信号が有効状態になる。
音量増大要求部120は、接続検出から「音量増大要求開始時間」経過後に図3(b)のように音量増大要求信号を有効状態にする。これにより、音量制御部220は音量増幅器230における音量を図3(c)のように増大させる。但し、音量増幅器230における音量には上限値があり、最大音量になった状態で音量の増大動作は停止する。
その後、音量増大要求の開始から「音量増大要求時間」経過後に、音量増大要求部120は図3(b)のように音量増大要求信号を無効状態にする。これにより、音量増幅器230における音量は最大音量のまま維持される。
図4は、本発明の実施の形態におけるスピーカ100の接続検出部110および音量増大要求部120の回路構成例を示す図である。ここでは、インターフェース300としてUSBインターフェースを想定し、USBインターフェースの規約に沿った動作を行うIC150を用いた例を示す。
USBインターフェースでは、シリアルバス方式のインターフェースであり、論理的なデータは1本である。但し、物理的には信号線301および302によって作動信号による伝送が行われる。信号線301による正極性信号はIC150のデータ入力端子D+に接続され、信号線302による負極性信号はIC150のデータ入力端子D−に接続される。
また、USBインターフェースには、さらに2本の制御用の信号線303および304が用いられる。信号線303は電源を供給するためのものであり、IC150の電源受信端子VBUSに接続される。また、信号線304はデジタル信号としての接地レベルを示すものであり、IC150の接地端子DGNDに接続される。
IC150は、上述の4本の信号線によるUSBインターフェースを制御するために、USBインターフェース以外の端子VCOMおよびVOL+を有している。端子VCOMは、基準電圧を示すものである。端子VOL+は、音量の増大を指示するための端子である。この端子VOL+は、USBインターフェースにおける制御規約であるHID(Human Interface Device)に沿ったものであり、この端子VOL+が有効状態に設定されると、音量増大を要求するコマンド(Volume Increment)がUSBインターフェースに出力されるようになっている。
このIC150に接続する回路には、コンデンサ161乃至165、抵抗171乃至179およびトランジスタ181乃至183が含まれる。以下では、これらの動作について説明する。
スピーカ100がインターフェース300を介してコンピュータ200に接続されると、積分回路を構成する抵抗171および172とコンデンサ162および163によって、npn型トランジスタ181のベース端子の電圧が徐々に高くなる。これにより、npn型トランジスタ181はオン状態となり、コンデンサ164の右端の電圧がローレベルになる。
この時点ではコンデンサ164は充電されていないため、pnp型トランジスタ182のベース端子の電圧もローレベルになり、pnp型トランジスタ182もオン状態となる。これにより、端子VOL+はハイレベルになる。端子VOL+がハイレベルになることにより、IC150は、信号線301および302によってコンピュータ200に音量増大を要求するコマンドの出力を開始する。接続からここまでの時間が「音量増大要求開始時間」であり、例えば、2.5秒程度を想定することができる。USBインターフェースにおいては、この間に接続機器の確認のためのコンフィギュレーション動作が行われる。
なお、この時点ではコンデンサ165は充電されていないため、npn型トランジスタ183のベース端子の電圧もハイレベルになり、npn型トランジスタ183もオン状態となる。
その後、コンデンサ164が充電されるが、npn型トランジスタ183がオン状態であるため、暫くは端子VOL+はハイレベルに維持される。
その後、コンデンサ165が充電されることにより、npn型トランジスタ183のベース端子の電圧はローレベルになる。これにより、npn型トランジスタ183はオフ状態となる。これにより、端子VOL+はローレベルになる。端子VOL+がローレベルになることにより、IC150は、音量増大を要求するコマンドの出力を解除する。音量増大を要求するコマンドの出力開始からここまでの時間が「音量増大要求時間」であり、例えば、6秒程度を想定することができる。
図5は、本発明の実施の形態におけるスピーカ100による処理手順の流れの一例を示すフローチャートである。まず、インターフェース300を介してコンピュータ200に接続されたことが接続検出部110によって検出されると(ステップS911)、「音量増大要求開始時間」の計時が始まる(ステップS912)。そして、「音量増大要求開始時間」が経過すると、音量増大を要求するコマンドが音量増大要求部120によって出力され始める(ステップS913)。
音量増大の要求が開始されると、「音量増大要求時間」の計時が始まる(ステップS914)。そして、「音量増大要求時間」が経過すると、音量増大要求部120による音量増大を要求するコマンドは解除される(ステップS915)。
図6は、本発明の実施の形態におけるコンピュータ200による処理手順の流れの一例を示すフローチャートである。まず、インターフェース300を介してスピーカ100が接続されたことが接続検出部210によって検出されると(ステップS921)、音量制御部220は音量増幅器230の状態(音量の程度および消音の有無など)を初期化する。初期化の具体的内容は、上述のとおりシステムのオーディオドライバによって異なるが、ここでは、前回切断された直前の状態に復元されることを想定する。すなわち、音量制御部220は、音量保存部221に保存されていた音量増幅器230の状態を復元する(ステップS922)。
その後、音量制御部220は、スピーカ100からのコマンドに従って音量増幅器230の状態を制御する(ステップS930)。そして、スピーカ100との間の接続が切断されたことが接続検出部210によって検出されると(ステップS926)、音量制御部220は、音量増幅器230の状態を音量保存部221に退避する(ステップS927)。
図7は、本発明の実施の形態におけるコンピュータ200による音量制御処理(図6のステップS930)手順の流れの一例を示すフローチャートである。この音量制御処理は、インターフェース300を介してスピーカ100が接続されている間の定常的処理であり、スピーカ100からのコマンドに応じて音量増幅器230の状態を制御するものである。
スピーカ100からのコマンドが音量増大要求であれば(ステップS931)、音量制御部220は音量増幅器230の音量を増大させる(ステップS932)。一方、スピーカ100からのコマンドが音量減少要求であれば(ステップS933)、音量制御部220は音量増幅器230の音量を減少させる(ステップS934)。
また、スピーカ100からのコマンドがミュート設定要求であれば(ステップS935)、音量制御部220は音量増幅器230の音量を消音させる(ステップS936)。一方、スピーカ100からのコマンドがミュート解除要求であれば(ステップS937)、音量制御部220は音量増幅器230の消音状態を解除させる(ステップS938)。
なお、ここでは音量制御処理全体の内容について説明したが、本発明の実施の形態では、スピーカ100の音量増大要求部120から出力される音量増大要求コマンドに着目する。
すなわち、本発明の実施の形態によれば、スピーカ100がインターフェース300を介してコンピュータ200に接続されると、接続検出部110がその接続を検出し、「音量増大要求開始時間」経過後に音量増大要求部120が音量増大要求コマンドをコンピュータ200に出力する。コンピュータ200の音量制御部220は、音量増大要求コマンドを受信すると音量増幅器230の音量を最大音量に至るまで増大させる。音量増大要求部120による音量増大要求コマンドの出力は、「音量増大要求時間」経過後に解除される。
次に本発明の実施の形態における変形例について図面を参照して説明する。
図8は、本発明の実施の形態におけるコンピュータシステムの内部構成の変形例を示す図である。この図8の変形例では、図2の構成例と比較して、コンピュータ200に警告生成部280および表示部290が示されている点が異なる。
警告生成部280は、音量増幅器230がミュート状態にあることを警告する画面表示を生成するものである。この警告生成部280は、接続検出部210からスピーカ100の接続が検出された旨を知らされると、音量増幅器230の状態を参照して、音量増幅器230がミュート状態であれば、例えば図9のような表示画面を生成する。
表示部290は、コンピュータ200からの画面出力を表示するものであり、例えばLCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイにより実現される。本発明の実施の形態において、表示部290は、警告生成部280によって生成された表示画面を表示する。
図9は、本発明の実施の形態の変形例における警告生成部280により生成される表示画面291の一例を示す図である。この表示画面291には、コンピュータ200がミュート状態にあることを警告する文字が含まれる。ミュート状態にある場合には、本発明の実施の形態における音量増大要求部120によって音量を増大させたとしても、出力部140から音声は出力されない。そこで、この表示画面291を表示することにより、ユーザに対してミュート状態にある旨を知らせ、ミュート状態の解除を促すことができる。
また、この表示画面291には、ミュート状態を解除するためのボタン292を設けてもよい。これにより、ユーザに負担をかけることなく、ミュート状態の解除を促すことができる。
図10は、本発明の実施の形態の変形例におけるコンピュータ200による処理手順の流れの一例を示すフローチャートである。インターフェース300を介してスピーカ100が接続されたことが接続検出部210によって検出されると(ステップS941)、音量制御部220が音量増幅器230の状態を復元する(ステップS942)点は図6の例と同様である。
音量増幅器230の状態が復元された結果、音量増幅器230がミュート状態であれば(ステップS943)、すなわちミュート状態保持部231に「ミュート状態である」旨が保持されていれば、図9に示したようなミュート警告表示が警告生成部280により生成され、表示部290に表示される(ステップS944)。
その後、スピーカ100との間の接続が切断されるまでの間(ステップS946)、音量制御部220がスピーカ100からのコマンドに従って音量増幅器230の状態を制御する(ステップS950)点、および、切断時には音量増幅器230の状態が音量保存部221に退避される(ステップS947)点は図6の例と同様である。また、音量制御処理(ステップS950)の内容は、図7に示した音量制御処理(ステップS930)と同様である。
なお、この変形例において、スピーカ100の処理手順は図5に示したものと同様である。
このように、本発明の実施の形態の変形例によれば、接続時に音量を増大させることに加えて、警告生成部280により警告表示を生成して表示部290に表示することによって、ユーザに対してミュート状態にある旨を知らせ、ミュート状態の解除を促すことができる。
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、以下に示すように特許請求の範囲における発明特定事項とそれぞれ対応関係を有するが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施すことができる。
すなわち、請求項1において、コンピュータ装置は例えばコンピュータ200に対応する。また、スピーカ装置は例えばスピーカ100に対応する。また、インターフェースは例えばインターフェース300に対応する。また、接続検出手段は例えば接続検出部110に対応する。また、音量増大要求手段は例えば音量増大要求部120に対応する。また、音量制御手段は例えば音量制御部220に対応する。
また、請求項2において、第1の期間は例えば音量増大要求開始時間に対応する。また、第2の期間は例えば音量増大要求時間に対応する。
また、請求項7において、消音状態保持手段は例えばミュート状態保持部231に対応する。また、第2の接続検出手段は例えば接続検出部210に対応する。また、警告生成手段は例えば警告生成部280に対応する。また、表示手段は例えば表示部290に対応する。
また、請求項9において、コンピュータ装置は例えばコンピュータ200に対応する。また、スピーカ装置は例えばスピーカ100に対応する。また、インターフェースは例えばインターフェース300に対応する。また、接続検出手段は例えば接続検出部110に対応する。また、音量増大要求手段は例えば音量増大要求部120に対応する。
また、請求項10または11において、コンピュータ装置は例えばコンピュータ200に対応する。また、スピーカ装置は例えばスピーカ100に対応する。また、インターフェースは例えばインターフェース300に対応する。また、接続検出手順は例えばステップS911に対応する。また、第1の期間経過判断手順は例えばステップS912に対応する。また、音量増大要求開始手順は例えばステップS913に対応する。また、第2の期間経過判断手順は例えばステップS914に対応する。また、音量増大要求解除手順とは例えばステップS915に対応する。
なお、本発明の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。
本発明の実施の形態におけるコンピュータシステムの外観構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるコンピュータシステムの内部構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるコンピュータシステムにおける信号の遷移例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるスピーカ100の接続検出部110および音量増大要求部120の回路構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるスピーカ100による処理手順の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるコンピュータ200による処理手順の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるコンピュータ200による音量制御処理(図6のステップS930)手順の流れの一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるコンピュータシステムの内部構成の変形例を示す図である。 本発明の実施の形態の変形例における警告生成部280により生成される表示画面291の一例を示す図である。 本発明の実施の形態の変形例におけるコンピュータ200による処理手順の流れの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
100 スピーカ
101 左スピーカ
102 右スピーカ
103 ボリューム
110 接続検出部
120 音量増大要求部
130 音量調整部
140 出力部
161〜165 コンデンサ
171〜179 抵抗
181〜183 トランジスタ
200 コンピュータ
210 接続検出部
220 音量制御部
221 音量保存部
230 音量増幅器
231 ミュート状態保持部
280 警告生成部
290 表示部
300 インターフェース

Claims (11)

  1. 音声信号を出力するコンピュータ装置と、前記音声信号を音声として出力するスピーカ装置と、前記コンピュータ装置および前記スピーカ装置を接続して前記音声信号を前記コンピュータ装置から前記スピーカ装置に伝送するインターフェースとを備えるコンピュータシステムであって、
    前記スピーカ装置は、前記インターフェースによって前記コンピュータ装置と接続されたことを検出する接続検出手段と、前記接続が検出されると前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に前記音声信号の出力音量を増大するよう要求する音量増大要求手段とを具備し、
    前記コンピュータ装置は、前記要求を受けている間は最大音量に至るまで前記音声信号の出力音量を増大させる音量制御手段を具備する
    ことを特徴とするコンピュータシステム。
  2. 前記音量増大要求手段は、前記接続が検出されてから第1の期間経過後に前記要求を開始し、前記要求が開始されてから第2の期間経過後に前記要求を解除する
    ことを特徴とする請求項1記載のコンピュータシステム。
  3. 前記第1の期間は、前記コンピュータ装置および前記スピーカ装置の接続を初期化するために十分な期間であることを特徴とする請求項2記載のコンピュータシステム。
  4. 前記第2の期間は、前記音量制御手段によって最小音量から最大音量に至るまで前記音声信号の出力音量を増大させるために十分な期間であることを特徴とする請求項2記載のコンピュータシステム。
  5. 前記音声信号はデジタル信号であることを特徴とする請求項1記載のコンピュータシステム。
  6. 前記インターフェースはUSBインターフェースであることを特徴とする請求項3記載のコンピュータシステム。
  7. 前記コンピュータ装置は、前記出力音量にかかわらず前記音声信号の出力を消音する消音状態の有無を保持する消音状態保持手段と、前記インターフェースによって前記スピーカ装置と接続されたことを検出する第2の接続検出手段と、前記第2の接続検出手段によって接続が検出された際に前記消音状態保持手段が消音状態にある旨を示している場合にはその旨の警告を生成する警告生成手段と、前記警告生成手段によって生成された警告を表示する表示手段とをさらに具備する
    ことを特徴とする請求項1記載のコンピュータシステム。
  8. 前記警告は消音状態の解除を促す表示を含むことを特徴とする請求項7記載のコンピュータシステム。
  9. 音声信号を出力するコンピュータ装置にインターフェースを介して接続し、前記音声信号を音声として出力するスピーカ装置であって、
    前記インターフェースによって前記コンピュータ装置と接続されたことを検出する接続検出手段と、
    前記接続が検出されると前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に前記音声信号の出力音量を増大するよう要求する音量増大要求手段と
    を具備することを特徴とするスピーカ装置。
  10. 音声信号を出力するコンピュータ装置にインターフェースを介して接続し、前記音声信号を音声として出力するスピーカ装置における音量制御方法であって、
    前記インターフェースによって前記コンピュータ装置と接続されたことを検出する接続検出手順と、
    前記接続が検出されてから第1の期間が経過したことを判断する第1の期間経過判断手順と、
    前記第1の期間が経過したと判断されたときに前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に前記音声信号の出力音量を増大する旨の要求を開始する音量増大要求開始手順と、
    前記要求が開始されてから第2の期間が経過したことを判断する第2の期間経過判断手順と、
    前記第2の期間が経過したと判断されたときに前記要求を解除する音量増大要求解除手順と
    を具備することを特徴とする音量制御方法。
  11. 音声信号を出力するコンピュータ装置にインターフェースを介して接続し、前記音声信号を音声として出力するスピーカ装置のためのプログラムであって、
    前記インターフェースによって前記コンピュータ装置と接続されたことを検出する接続検出手順と、
    前記接続が検出されてから第1の期間が経過したことを判断する第1の期間経過判断手順と、
    前記第1の期間が経過したと判断されたときに前記インターフェースを介して前記コンピュータ装置に前記音声信号の出力音量を増大する旨の要求を開始する音量増大要求開始手順と、
    前記要求が開始されてから第2の期間が経過したことを判断する第2の期間経過判断手順と、
    前記第2の期間が経過したと判断されたときに前記要求を解除する音量増大要求解除手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
JP2006291892A 2006-10-27 2006-10-27 スピーカ装置、コンピュータシステムおよびそれらの音量制御方法ならびにプログラム Pending JP2008109529A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006291892A JP2008109529A (ja) 2006-10-27 2006-10-27 スピーカ装置、コンピュータシステムおよびそれらの音量制御方法ならびにプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006291892A JP2008109529A (ja) 2006-10-27 2006-10-27 スピーカ装置、コンピュータシステムおよびそれらの音量制御方法ならびにプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008109529A true JP2008109529A (ja) 2008-05-08

Family

ID=39442496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006291892A Pending JP2008109529A (ja) 2006-10-27 2006-10-27 スピーカ装置、コンピュータシステムおよびそれらの音量制御方法ならびにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008109529A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10962952B2 (en) 2015-04-02 2021-03-30 Fanuc Corporation Servo control apparatus that performs learning control by changing reference axis

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10962952B2 (en) 2015-04-02 2021-03-30 Fanuc Corporation Servo control apparatus that performs learning control by changing reference axis

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3267437B1 (en) Interactive peripheral device for television karaoke.
JP2006121705A (ja) 電子機器の音声出力を構成する方法及び装置
US20150199172A1 (en) Non-audio notification of audible events
JP2008165533A (ja) Usb装置、その制御方法及びそのプログラム
US20100104107A1 (en) System and method for reducing volume spike in an electronic device
CN107145331B (zh) 一种充电及音频数据处理的方法及终端
US20080208377A1 (en) Universal audio interface apparatus and audio processing device using the same
US20160086611A1 (en) Music reproducing apparatus
CN110177186B (zh) 显示控制装置、显示控制系统及显示控制方法
JP7133969B2 (ja) 音声入力装置、及び遠隔対話システム
JP2008109529A (ja) スピーカ装置、コンピュータシステムおよびそれらの音量制御方法ならびにプログラム
CN111124353B (zh) 一种控制方法及电子设备
US7634071B2 (en) Auto switch system and method thereof for IP phone and default audio device
WO2017071285A1 (zh) 移动终端的控制方法和装置
TWM550851U (zh) 語音傳輸裝置
JP7141226B2 (ja) 音声入力装置、及び遠隔対話システム
CN105930254B (zh) 一种信息处理方法及电子设备
JP6447474B2 (ja) 電子機器
JP2006109158A (ja) 電子機器及び電子機器システム並びにオーディオ再生システム
JP5531256B2 (ja) 情報処理装置および音声出力制御方法
TWI240559B (en) Signal transmitter and driving method thereof
JP2013030026A (ja) 電子機器、電子機器の制御方法、電子機器の制御プログラム
JP2011103505A (ja) 画像表示装置および制御方法
JP6061178B2 (ja) Avスイッチャー
TWI408599B (zh) 訊號處理裝置及其方法