JP2008109298A - リモートコントローラおよび情報表示装置ならびに情報表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】回転ダイヤル型などの回転式操作子によってチャンネル切換等の選択対象の切換え操作を行うリモートコントローラで、回転式操作子への回転操作対象部位が右側半面か左側半面かによらず、回転操作方向と選択対象の切換わりの昇順・降順の対応関係が一致し、違和感の無い操作ができるようにする。
【解決手段】リモートコントローラ200外面の所定部位に配された第1〜第3の接触検出センサ231,232,233による指の接触状況の検出出力に基づいて、回転式操作子222への操作が左右何れの半面に対するものかを判定し、該判定結果に応じて補正を施したリモートコントロール信号をデジタル放送受信機100に送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、片手で把持し指でダイヤル操作するようにして回転式操作子を回転操作することによって所定の選択対象を順次切換え選択することができるようなリモートコントローラ、および、このようなリモートコントローラで操作される被操作装置としての情報表示装置、ならびに、このようなリモートコントローラと情報表示装置を含んで構成される情報表示システムに関する。
近年、デジタル放送受信機その他の映像機器等の操作をするには、リモートコントローラを用いることが一般的である。特に最近ではリモートコントローラ自体が極めて多数の多岐に亘る操作を行うような仕様のものとなって大型化複雑化してきており、ユーザーにとっては甚だ面倒な操作が増加してきている。
このような状況に鑑みて、リモートコントローラに操作者が把持したことを検知するセンサを設け、このセンサによる検出出力によって対応する表示器にメニュー画面が表示されるように構成するといった提案がある。リモートコントローラに対し敢えてキー操作を行うことによってメニュー画面を立ち上げる必要がなく、操作の煩雑さを軽減することができるとされている(特許文献1参照)。
また、リモートコントローラとGUIを用いてデジタル放送受信機を操作する場合、まず、リモートコントローラ上のボタンを押し下げて、そのボタンに対応したGUI画面を、あるいは、GUI画面およびポインティングカーソルを、デジタル放送受信機に表示させ、その後、表示されたGUI画面とリモートコントローラのボタンやポインティングデバイスを用いてデジタル放送受信機の操作を行い、操作完了後は、ボタン等の操作によってGUI画面およびポインティングカーソルを画面上から消す操作が必要な装置もある。
連続して操作を行う場合には、先の操作が完了した後に画面上からGUI画面が消えているときには、再度機能ボタンを押し下げ、GUI画面およびポインティングカーソルを表示しなければならず操作が煩雑であり、且つ、操作をしないときにGUI画面が継続的に表示されていては本来の映像表示の妨げになる。
このような点に鑑み、デジタル放送受信機の利用者がテレビ番組を鑑賞しているときにはGUI画面が鑑賞の妨害にならず、かつ、番組選択等のデジタル放送受信機の操作時には操作に必要なGUI画面を表示できるようにした、リモートコントローラおよびデジタル放送受信機が既に提案されている。
この提案では、リモートコントローラ側にはその把持状態を検出して把持状態信号を出力する把持状態検出手段と、この把持状態信号を他の制御信号と共に外部に発信する送信手段とを具備し、一方、デジタル放送受信機側には、リモートコントローラの把持状態を表す把持状態信号を抽出する抽出手段と、抽出された前記把持状態信号に応答して、デジタル放送受信機の表示面上にGUI画面の表示を行うか否かを指示する制御手段とを具備し、前記制御手段は、前記リモコン端末装置が把持されているときにのみ、ポインティングカーソルおよびGUI画面をテレビ受信機上に表示させることを可能にするといったものである。(特許文献2参照)。
更にまた、リモートコントローラで複数の機器を操作しようとする場合、それらに対応したキーが必要であり、キー数が増加するという問題があり、また、これら複数の機器用のキーが同一面上に配置されるため、目的のキーを見つけにくく、操作が難しくなるという問題に鑑み、入力キーのほかに動作モードを切換えるためのダイヤルを設けてこの問題に対処しようといった提案がある。
この提案では、ダイヤルの回転操作が行われると、その回転操作位置に対応した動作モードへと切換わり、制御部が、その新しい動作モードに対応する表示データを表示部で表示する。この表示データは、機器やサービスの名称、各キーの機能を表現するアイコン(絵文字)などを含むものであり、且つ、簡単な操作で、表示データと送信データの組み合わせから成る動作モードを変更して、操作できる機器やサービスを切換えることができるとされている(特許文献3参照)。
また、リモートコントローラの筐体を手で持って、例えば親指で所望の操作スイッチを操作することにより、赤外線送信部から赤外光による操作信号をデジタル放送受信機等の赤外線受光部に対して送信するような場合、筐体の表面に並んで設けられた複数個の操作スイッチは、同じ形状のものが使用されているため、目視せずに操作しようとすると、手探りで操作することになり、所望の操作を行なうことが容易ではなく、操作性が悪いという問題があり、また、操作スイッチの数が多いことから、リモートコントローラ全体が大型化してしまうという問題があることに鑑み、小型で且つ軽量に構成され得ると共に、操作性が良好であるようにした、リモートコントローラを提供することを目的とした提案もある。
この提案では、筐体の表面に少なくとも一つの操作スイッチを設け、且つ、筐体の側面にダイヤルプッシュスイッチを設け、上記操作スイッチ及びダイヤルプッシュスイッチの操作に基づいて制御信号を生成する制御回路を設け、上記ダイヤルプッシュスイッチの押圧操作により、各種操作モードの切換え操作や確定操作が行なわれると共に、上記ダイヤルプッシュスイッチの回転操作により、各種操作機能の調整操作が行なわれるようにリモートコントローラを構成する。
上記構成によれば、ダイヤルプッシュスイッチの押圧操作により、例えば選局操作モード,音量調整モード等の操作モードの切換え操作や確定操作が行なわれると共に、ダイヤルプッシュスイッチの回転装置により、例えば実際の選局操作,音量調整等の調整操作が行なわれ得、ケースの表面には、電源スイッチ等の最低限必要な操作スイッチのみが配設されることによって、操作スイッチの数が少なくなり、操作性が向上する。また、操作スイッチ数の減少により、ケースの表面面積を小さくすることができるので、リモコン装置全体が小型で且つ、軽量に構成され得ることになるとされている(特許文献4参照)。
特開平5−130681号公報(段落0002〜段落0009、図2) 特許公開2000−270236号公報(段落0002〜段落0011、図1) 特許公開平9−307968号公報(段落0006〜段落0013、図1) 特許公開平11−312441号公報(段落0003〜段落0009、図1)
しかしながら、上述のようなリモートコントローラにおいて、操作子が回転式のものであって、回転の軸方向が筐体の操作子配置面と略直交するように配され且つ当該回転の軸を含む仮想平面によって区分される左右何れの部分からも操作者の指による回転操作を受けて回転可能な回転式操作子である場合には、この種の回転式操作子に特有の問題が生じる。この問題について、以下に図面を参照しながら説明する。
図10および図11は、従来のリモートコントローラの回転式の操作子(本例では、ダイヤル型の操作子)を回転操作した場合の作用について説明する図である。図10および図11では、リモートコントローラのダイヤル型の操作子に対する回転操作の様子と、このリモートコントローラによって操作される情報表示装置の表示器に映出されるメニュー画面中のアイコン等の代表画像が移動する様子が示されている。
図10には、ダイヤル型の操作子の回転軸(実体としての軸であるか仮想的な軸であるかを問わない)はリモートコントローラ筐体の操作子配置面と略直交するように配されており、この回転軸を含む仮想平面(その平面投影が図示の一点鎖線)によって区分される左半面および右半面のうち、特に、その右半面の円弧状周縁部に着目して、この円弧の適宜の部位に操作者が指で触れて回転操作する場合の作用が表されている。
図10(a)には、象徴的に表されたリモートコントローラ1000に設けられたダイヤル型の操作子1010を時計方向に回転させるときの様子が、回転方向を表す矢線を伴って表されている。このダイヤル型の操作子1010の中央部には同心状に決定ボタン1020が設けられている。
操作子1010をその平面投影形状の中心を通る仮想線(一点鎖線で図示)でリモートコントローラ1000の筐体の長手方向に沿って左右対称となるように二分割したときの右半面1010Rの部分では、操作子1010の時計方向に回転に伴って、各部が総じて、矢型で図示の下向き(リモートコントローラ1000を操作対象の装置に向けて持ったときに手前側となる向き)に変位する。
図10(b)には、リモートコントローラ1000の操作子1010を、図10(a)を参照して説明したように操作したことに対応して、例えば、デジタル放送受信機である情報表示装置2000の表示器2010に映出されるメニュー画面2011中のアイコン等の各代表画像が移動する様子が示されている。
図10(b)の場合においては、上述の各代表画像は、枠線付きの数字1,2,3,…,8であり、これらは、例えば、地上デジタル放送におけるチャンネル番号を表している。或る時点では、図示のように、1,2,…,5がメニュー画面2011の領域内に収まるように表示され、それ以外の数字6,7,8は破線の枠線を附して概念的に示されているように、メニュー画面2011の領域内には表示されず、言わば待機状態にある。
図10(b)に図示の状態から、更に、リモートコントローラ1000の操作子1010を、図10(a)を参照して説明したように時計方向に回転操作すると、各代表画像1,2,3,…は矢線図示のように円弧状の移動軌跡を描く如く、各々が、総じて、矢型で図示の下向きに移動する。
例えば、操作子1010が所定角度毎にクリックが生じるように回転変位するように構成されたものである場合に、このような回転変位におけるクリックの間隔である所定単位角度毎に、図10(b)の代表画像は、一つのもの(例えば「8」)が新たにメニュー画面2011中に入り、これに伴って、他の一つのもの(例えば「5」)がメニュー画面2011外に出る(表示されなくなる)。
図10(c)には、操作子1010を図10(a)の場合とは反対に、反時計方向に回転させるときの様子が、回転方向を表す矢線を伴って表されている。
操作子1010における既述の右半面1010Rの部分では、操作子1010の反時計方向の回転に伴って、各部が総じて、矢型で図示の上向き(リモートコントローラ1000を操作対象の装置に向けて持ったときにその装置に向かう側となる向き)に変位することになる。
図10(d)には、リモートコントローラ1000の操作子1010を図10(c)を参照して説明したように操作したことに対応して、既述の表示器2010に映出されるメニュー画面2011中のアイコン等の各代表画像が移動する様子が示されている。
当初は図10(b)に図示の状態と同じ状態から、更に、リモートコントローラ1000の操作子1010を、図10(c)を参照して説明したように反時計方向に回転操作すると、各代表画像1,2,3,…は矢線図示のように円弧状の移動軌跡を描く如く、各々が、総じて、矢型で図示の上向きに移動する。
以上、図10(a)〜図10(d)を参照して説明したところから明瞭に理解されるように、ダイヤル型の操作子1010の右半面1010Rの円弧に着目して、この円弧の適宜の部位に操作者が指で触れて回転操作する場合では、この操作子1010の右半面1010Rの円弧の部分の、図10(a)の下向きの変位(矢型で図示)に対応して、例えばチャンネル番号である枠線付きの数字は、図10(b)を参照して説明したような下向きの変位(矢型で図示)、即ち、降順での切換えが行われ、一方、図10(c)の反時計方向の回転操作に対応して図10(d)の昇順での切換えが行われる。
換言すれば、ダイヤル型の操作子1010の操作方向(変位方向)と選択対象であるチャンネル番号の順序系列における昇順または降順での切換え順序とは一致した関係になっている。従って、通常の操作者(デジタル放送受信機の視聴者)におけるリモートコントローラ(そのダイヤル型の操作子1010)の操作感覚と選択対象(チャンネル番号)が昇順または降順に切換わる順序とは一致したものとなり、違和感がない。
図11は、図10とは異なり、ダイヤル型の操作子の左半面の円弧状周縁部に着目して、この円弧の適宜の部位に操作者が指で触れて回転操作する場合の作用が表されている。
図11(a)には、象徴的に表されたリモートコントローラ1000に設けられたダイヤル型の操作子1010を反時計方向に回転させるときの様子が、回転方向を表す矢線を伴って表されている。
操作子1010をその平面投影形状の中心を通る仮想線(一点鎖線で図示)でリモートコントローラ1000の筐体の長手方向に沿って左右対称となるように二分割したときの左半面1010Lの部分では、操作子1010の反時計方向に回転に伴って、各部が総じて、矢型で図示の下向き(リモートコントローラ1000を操作対象の装置に向けて持ったときに手前側となる向き)に変位する。
図11(b)には、操作子1010を図11(a)を参照して説明したように操作したことに対応して、例えば、デジタル放送受信機である情報表示装置2000の表示器2010に映出されるメニュー画面2011中のアイコン等の各代表画像が移動する様子が示されている。
図11(b)の場合においては、上述の各代表画像は、枠線付きの数字1,2,3,…,8であり、これらは、例えば、地上デジタル放送におけるチャンネル番号を表している。或る時点では、図示のように、1,2,…,5がメニュー画面2011の領域内に収まるように表示され、それ以外の数字6,7,8は破線の枠線を附して概念的に示されているように、メニュー画面2011の領域内には表示されず、言わば待機状態にある。
図11(b)に図示の状態から、更に、リモートコントローラ1000の操作子1010を、図11(a)を参照して説明したように反時計方向に回転操作すると、各代表画像1,2,3,…は矢線図示のように円弧状の移動軌跡を描く如く、各々が、総じて、矢型で図示の上向きに移動する。
例えば、操作子1010が所定角度毎にクリックが生じるように回転変位するように構成されたものである場合に、このような回転変位におけるクリック発生の間隔である所定単位角度毎に、図11(b)の代表画像は、一つのもの(例えば「6」)が新たにメニュー画面2011中に入り、これに伴って、他の一つのもの(例えば「1」)がメニュー画面2011外に出る(表示されなくなる)。
図11(c)には、操作子1010を図11(a)の場合とは反対に、時計方向に回転させるときの様子が、回転方向を表す矢線を伴って表されている。
操作子1010における既述の左半面1010Lの部分では、操作子1010の時計方向の回転に伴って、各部が総じて、矢型で図示の上向き(リモートコントローラ1000を操作対象の装置に向けて持ったときにその装置に向かう側となる向き)に変位することになる。
図11(d)には、リモートコントローラ1000の操作子1010を、図11(c)を参照して説明したように操作したことに対応して、表示器2010に映出されるメニュー画面2011中のアイコン等の各代表画像が移動する様子が示されている。
当初は図11(b)に図示の状態と同じ状態から、更に、リモートコントローラ1000の操作子1010を、図11(c)を参照して説明したように時計方向に回転操作すると、各代表画像1,2,3,…は矢線図示のように円弧状の移動軌跡を描く如く、各々が、総じて、矢型で図示の下向きに移動する。
以上、図11(a)〜図11(d)を参照して説明したところから明瞭に理解されるように、ダイヤル型の操作子1010の左半面1010Lの円弧に着目して、この円弧の適宜の部位に操作者が指で触れて回転操作する場合では、この操作子1010の左半面1010Lの円弧の部分の、図11(a)の下向きの変位(矢型で図示)に対応して、例えばチャンネル番号である枠線付きの数字は、図11(b)を参照して説明したような上向きの変位(矢型で図示)、即ち、昇順での切換えが起こることになる。
また、図11(c)の時計方向(上向き)の回転操作に対応して図11(d)の降順での切換が行われる。
換言すれば、ダイヤル型の操作子1010の操作方向(変位方向)と、選択対象であるチャンネル番号の順序系列における昇順または降順での切換わりの順序とは、相互に逆行する関係になっている。
従って、通常の操作者(デジタル放送受信機の視聴者)におけるリモートコントローラ(そのダイヤル型の操作子1010)の操作感覚と、現実に選択対象(チャンネル番号)が(昇順または降順に)切換わる順序とは、一致せず、違和感を覚えるものとなる。
しかしながら、上掲の何れの提案においても、このような現象は技術課題として認識されておらず、従って、当然ながら、このような技術課題の解決手段は開示されていない。
即ち、上述の特許文献1および特許文献2には、リモートコントローラの筐体を把持したことを検出するセンサを備えることが開示されているが、このセンサによる検出出力に基づいて、上述のような、回転式操作子に関して生じる特有の問題を解決しようとする着眼がない。
また、特許文献3および特許文献4には、リモートコントローラに回転式操作子を設けることが開示されているが、これらの特許文献に開示の回転式操作子では、その左半面を含む半分以上の部分は筐体内に収容された状態を維持するように構成されており、従って、上述のような、(左右何れの周縁からでも操作可能な)回転式操作子に関して生じる特有の問題が本質的に生じることがなく、当然ながら、上述のような問題は技術課題として全く勘案されていない。
本発明は、上述のような従来技術においては着目されず、或いは、残置されていた課題に着目してなされたものであり、回転式操作子を回転操作する際に、この回転に伴って所定の選択対象の順序系列における昇順または降順での切換え順序が、その回転式操作子の左右何れの部位に触れて(注目して)操作を行う場合であっても、操作方向と切換え順序との対応関係が一致して、常に違和感がなく、誤操作の虞も少ないリモートコントローラ、および、このようなリモートコントローラで操作される被操作装置としての情報表示装置、ならびに、このようなリモートコントローラと情報表示装置を含んで構成される情報表示システムを具現することを目的とする。
上記課題を解決するべく、本願では次に列記するような技術を提案する。
(1)操作対象となる被操作装置に対する遠隔操作を行うための操作信号を送信するリモートコントローラであって、
操作者が片手で把持可能な外形および寸法を有し所定の外面部分が遠隔操作用の操作子を配する操作子配置面を成す筐体と、
回転の軸方向が前記操作子配置面と略直交するように配され且つ当該回転の軸を含む仮想平面によって区分される左右何れの部分からも操作者の指による回転操作を受けて回転可能な回転式操作子と、
前記回転式操作子の回転に伴って所定の選択対象の順序系列における昇順または降順での切換えを行うための前記操作信号を生成する操作信号生成手段と、
前記筐体を把持している把持手が左右何れの手であるかの別を識別する把持手識別手段と、
前記回転式操作子を操作している指が何れの指であるかを識別する操作指識別手段と、を備え、
前記操作信号生成手段は、前記把持手識別手段および前記操作指識別手段による各識別結果に応じて、前記回転式操作子の回転方向と前記選択対象の順序系列における昇順または降順での切換え順序との対応関係を決定し、該決定された切換え順序に適合する前記操作信号を生成するように構成されていることを特徴とするリモートコントローラ。
上記(1)のリモートコントローラでは、把持手識別手段によって、記筐体を把持している把持手が左右何れの手であるかを識別し、且つ、操作指識別手段によって、回転式操作子を操作している指が何れの指であるかを識別し、これら双方の識別の結果を勘案して、操作信号生成手段において回転式操作子の回転方向と選択対象の順序系列における昇順または降順での切換え順序との対応関係を決定し、該決定された対応関係に適合する操作信号を生成する。
このため、回転式操作子が左右何れの部分から操作者の指による回転操作を受けて回転した場合であっても、回転操作の方向と選択対象の順序系列における昇順または降順での切換え順序との対応関係が、操作者の感覚に馴染んだものとなり、違和感がなく、且つ、誤操作のおそれも少ない良好な操作を行うことが可能になる。
(2)前記回転式操作子は、円盤状のダイヤル型操作子であることを特徴とする(1)のリモートコントローラ。
上記(2)のリモートコントローラでは、(1)のリモートコントローラにおいて特に、回転式操作子が円盤状のダイヤル型操作子であるため、通常の電子機器におけるダイヤル操作に馴染んだ操作者にとって使用の当初から違和感の少ない操作を行うことが可能である。
(3)前記操作信号生成手段は、前記被操作装置である情報表示装置における選択対象となる複数のコンテンツを所定の順序系列における昇順または降順で切換え選択するための前記操作信号を生成するように構成されていることを特徴とする(1)〜(2)の何れか一のリモートコントローラ。
上記(3)のリモートコントローラでは、(1)〜(2)の何れか一のリモートコントローラにおいて特に、操作信号生成手段は、例えば、地上デジタル放送における放送チャンネル番号その他の複数のコンテンツを所定の順序系列における昇順または降順で切換え選択するための操作信号を生成する。このため、リモートコントローラの操作者の感覚に合致した順序でのコンテンツの切換え選択が行われ得る。
(4)前記操作信号生成手段は、前記把持手識別手段および前記操作指識別手段による各識別結果を表す操作状態識別信号を前記被操作装置に送信する操作状態識別信号送信手段を備えていることを特徴とする(1)〜(3)の何れか一のリモートコントローラ。
上記(4)のリモートコントローラでは、(1)〜(3)の何れか一のリモートコントローラにおいて特に、操作信号生成手段は、把持手識別手段および操作指識別手段による各識別結果を表す操作状態識別信号を被操作装置に送信する操作状態識別信号送信手段を備えているため、この操作状態識別信号送信手段からの操作状態識別信号を受信した被操作装置側では、リモートコントローラに関する操作者の把持手や操作指を認識して、適切な表示や制御を行うように対応をとることが可能になる。
(5)操作者が片手で把持可能な外形および寸法を有し所定の外面部分が遠隔操作用の操作子を配する操作子配置面を成す筐体の前記操作子配置面に自己の回転の軸方向が略直交するように且つ操作者の指による回転操作に応じて回転可能に配された回転式操作子を有し、前記回転式操作子の回転に伴って所定の選択対象の順序系列における昇順または降順での切換えを行うための操作信号を生成すると共に、前記筐体を把持している把持手が左右何れの手であるかを表す把持手識別情報および前記回転式操作子を操作している指が何れの指であるかを表す操作指識別情報とを担う操作状態識別信号を発信するように構成されたリモートコントローラから、前記操作状態識別信号を受信する操作状態識別信号受信手段と、
前記操作状態識別信号受信手段によって受信された操作状態識別信号に基づいて前記把持手識別情報および操作指識別情報を認識し、該認識に対応した形態で表示器に情報の表示を行う表示制御手段と、
を備えていることを特徴とする情報表示装置。
上記(5)の情報表示装置では、リモートコントローラからの、筐体の把持手が左右何れの手かを表す把持手識別情報と操作子を操作している指が何れの指であるかを表す操作指識別情報とを担う操作状態識別信号を受信することにより、情報表示装置側では、これらの情報を反映させた形態で表示器に情報の表示を行うことが可能になる。リモートコントローラの操作状態識に良く適合した態様での表示を行うことが可能になる。
(6)前記表示制御手段は、前記操作状態識別信号受信手段によって受信された操作状態識別信号に基づいて、前記リモートコントローラにおける前記回転式操作子のうち当該操作指によって操作されている部位を含む所定の限定的部分に対応した形態で前記順序系列における昇順または降順での選択対象を象徴的に表す表示を前記表示器に表示させるように制御することを特徴とする(5)の情報表示装置。
上記(6)情報表示装置では、(5)の情報表示装置において特に、操作状態識別信号受信手段によって受信された操作状態識別信号に基づいて、リモートコントローラにおける回転式操作子のうち当該操作指によって操作されている部位を含む所定の限定的部分に対応した形態で順序系列における昇順または降順での選択対象を象徴的に表す表示を自己の表示器に表示させる。このため、リモートコントローラの操作者が注目している限定的部位とその近傍部が情報表示装置の表示器に表示され、良好な操作性が確保される。
(7)前記表示制御手段は、前記操作状態識別信号受信手段によって受信された操作状態識別信号に基づいて、前記リモートコントローラにおける前記回転式操作子の回転方向に対する前記選択対象の順序系列を象徴的に表す表示における昇順または降順の表示順序を選択的に切換えて前記表示器に表示させるように制御することを特徴とする(5)の情報表示装置。
上記(7)の情報表示装置では、(5)の情報表示装置において特に、その表示制御手段は、操作状態識別信号受信手段によって受信された操作状態識別信号に基づいて、リモートコントローラにおける回転式操作子の回転方向に対する選択対象の順序系列を象徴的に表す表示における昇順または降順の表示順序を選択的に切換えて表示器に表示させるように制御するため、リモートコントローラ側では、回転式操作子の回転方向に対する選択対象の順序系列を象徴的に表す表示における昇順または降順の表示順序の正逆の切換えを行うような信号の発信を行わずとも、情報表示装置側で、この表示順序が適切なものとなるように制御することが可能になる。
(8)操作者が片手で把持可能な外形および寸法を有し所定の外面部分が遠隔操作用の操作子を配する操作子配置面を成す筐体と、前記操作子配置面に自己の回転の軸方向が略直交するように且つ操作者の指による回転操作に応じて回転可能に配された回転式操作子と、前記回転式操作子の回転に伴って所定の選択対象の順序系列における昇順または降順での切換えを行うための操作信号を生成すると共に、前記筐体を把持している把持手が左右何れの手であるかを識別する把持手識別手段から発せられる把持手識別情報および前記回転式操作子を操作している指が何れの指であるかを識別する操作指識別手段から発せられる操作指識別情報とを担う操作状態識別信号を発信するように構成されたリモートコントローラと、
前記操作状態識別信号を受信する操作状態識別信号受信手段と、前記操作状態識別信号受信手段によって受信された操作状態識別信号に基づいて前記把持手識別情報および操作指識別情報を認識し、該認識に対応した形態で表示器に情報の表示を行う表示制御手段と、を備えた情報表示装置と、
を含んで構成されていることを特徴とする情報表示システム。
上記(8)の情報表示システムでは、リモートコントローラからの、筐体の把持手が左右何れの手かを表す把持手識別情報と操作子を操作している指が何れの指であるかを表す操作指識別情報とを担う操作状態識別信号を受信することにより、情報表示装置側では、これらの情報を反映させた形態で表示器に情報の表示を行うことが可能になる。リモートコントローラの操作状態識に良く適合した態様での表示を行うことが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。尚、以下に参照する図においては、便宜上、説明の主題となる要部は適宜誇張し、要部以外については適宜簡略化し乃至省略されている。
図1は、本発明の一つの実施の形態としての情報表示システムを表す図である。
図1において、本発明の情報表示装置の一つの実施の形態としてのデジタル放送受信機100とリモートコントローラ200を含んで情報表示システム10が構成されている。
尚、本発明の場合、リモートコントローラ200は、後に詳述する回転式操作子222を有するものであることを前提としている。
周波数変換器を備えたアンテナ110で受信され周波数変換された放送波はチューナ部120に供給される。チューナ部120では、映像データと音声データとを含む高周波データ変調信号のうちから所望の特定周波数の信号を抽出し、復調処理、逆インターリーブ処理、誤り訂正処理等を行って上記抽出した信号を復調してトランスポートストリームを出力する。更に、チューナ部120は、誤り訂正処理の過程で得られる受信状態を表すエラーレートまたはC/N比のデータを生成する。
チューナ部120の出力であるトランスポートストリームはデスクランブル部130に供給される。デスクランブル部130は、適用されたICカード131からICカード読取り部132が読取った鍵情報を用いてトランスポートストリームのスクランブルを解除する。
デスクランブル部130は、更に、デマルチプレクス処理機能を備えており、デスクランブル処理されたトランスポートストリームを、MPEG2(Moving Picture Experts Group2)のビデオトランスポートパケット、オーディオトランスポートパケット、及びPSI/SI(Program Specific Information/Service Information)に分離する。
このように分離されたビデオトランスポートパケットとオーディオトランスポートパケットはAVデコーダ部140に供給される。
このデジタル放送受信機100の系全体を統括的に制御するべく、マイクロプロセッサを主体に構成されたシステムコントローラ150が設けられ、このシステムコントローラ150に、既述の受信状態を表すエラーレートまたはC/N比のデータ、および、PSI/SIのデータも入力される。
システムコントローラ150は、後述するように、その各該当する自己の機能部および関連する他の機能部と共働によって本発明の枢要な構成要件としての各手段乃至それらの部分を構成するようになされている。
トランスポートストリームには複数のチャンネルが多重化されており、これらのうちから所望のチャンネルを選択することは、既述のPSI/SIから当該所望のチャンネルがトランスポートストリーム中でどのパケットIDで多重化されているかといったデータを判読することによって達成される。
AVデコーダ部140は、ビデオトランスポートパケットに対してデコードを行うビデオデコーダ、および、オーディオトランスポートパケットに対してデコードを行うオーディオデコーダを備えている。ビデオデコーダは、入力された可変長符号を復号して量子化係数や動きベクトルを求め、逆DCT変換や動きベクトルに基づく動き補償制御などを行う。また、オーディオデコーダは、入力された符号化信号を復号して音声データを生成する。
AVデコーダ部140の上述のビデオデコーダの出力は、加算器141を介して映像処理部142に供給され、一方、上述のオーディオデコーダの出力は、音声処理部143に供給される。
映像処理部142は、AVデコーダ部140から映像データを受け取ってD/A変換を行い、例えばコンポジット映像信号に変換する。一方、音声処理部143は、AVデコーダ部140から音声データを受け取ってD/A変換を行い、例えば右(R)音のアナログ信号および左(L)音のアナログ信号を生成する。
映像処理部142の出力は映像出力部144を介して表示器160に供給されて映像が画面に表示され、音声処理部143の出力は音声出力部145を介してスピーカ161に供給されて音声が出力される。
システムコントローラ150の制御下で作動するOSD部151が設けられ、システムコントローラ150から出力指示されたアイコン、メニュー、文字、および表示色等を表す映像パターンデータを生成して加算器141に出力する。
加算器141は映像パターンデータをAVデコーダ140から出力される受信映像データに組み込む処理を行う。
リモートコントローラ200からの赤外光による操作指令信号(リモートコントロール信号)を受信するためのリモートコントロール信号受信部152が設けられ、その出力がリモートコントロール信号デコード部153でデコード処理されてシステムコントローラ150に供給されるように構成されている。
システムコントローラ150と種々のデータの授受を行い得るようにメモリ155が設けられ、更に、このデジタル放送受信機100に対してリモートコントローラ200を介さずに直接操作を行うための操作ボタンやその他の操作子を備えた操作部156がシステムコントローラ150に接続されている。
この実施の形態の情報表示システム10では、デジタル放送受信機100は、その表示器160に夫々対応する情報(例えば、地上デジタル放送の放送チャンネル番号)を代表する複数のアイコンを表示器160の有効表示領域に円周状または円弧状に並べて配列した所定の配置を以って表示画面内にメニュー表示する。
このメニュー表示は、リモートコントローラ200からの上述のリモートコントロール信号をリモートコントロール信号デコード部153でデコード処理して得た操作指令の供給を受けたシステムコントローラ150からのメニュー表示指令に基づいてOSD部151で生成される映像パターンデータをAVデコーダ140から出力される受信映像データに組み込んで映像処理部142に供給し、更に、映像出力部144を介して表示器160に供給することにより行なわれる。
尚、後述するメニュー表示モードにおいては、表示器160の有効表示領域では、他の映像にメニューをスーパーインポーズ表示するのではなく、専ら所定のメニュー表示を行うメニュー表示画面が映出される。また、メニュー表示モードにおける地上デジタル放送の放送チャンネル番号等を代表する複数のアイコンである代表画像は、後述するように、リモートコントローラ200の回転式操作子の回転操作に応じてその表示位置を円弧状の移動軌跡を描くように遷移させる。
尚、代表画像は上述のような放送チャンネル番号(放送局名に対応)等である場合に限られず、各個に対応するコンテンツ(録画されたものである場合を含む)を表す各サムネイル画像等であっても、本発明の技術思想における、回転式操作子の回転操作に応じて一定の順序系列における昇順または降順での切換えが行われる所定の選択対象を表すものに該当する。
図2は、本発明の一つの実施の形態としてのリモートコントローラ200の外観を表す図である。
図2(a)はリモートコントローラ200の平面図、図2(b)は底面図、図2(c)は左側面図、図2(d)は右側面図である。
図示のリモートコントローラ200は、操作者が片手で把持可能な外形および寸法を有する筐体210の所定の外面部分が遠隔操作用の種々の操作子220を配する操作子配置面211を成すように形成されている。
図では、操作子220について、説明の便宜上、主要なもののみが例示されているが、複数配された操作子220のうち選択的に操作される該当する操作子への操作に応じて、このリモートコントローラ200から操作対象となる例えばデジタル放送受信機等の情報表示装置である被操作装置に対して、遠隔操作を行うための操作信号が送信される。
これら操作子220のうちの一部のものは、外面に例えば地上デジタル放送のチャンネル番号が表記され、これを押圧操作することによって所望のチャンネルを一挙動で直接選択する所謂ダイレクトチャンネルボタン221である。
また、操作子220のうちの他の一部のものは、ダイヤル型の回転式操作子222である。
この回転式操作子222は、回転の軸方向が操作子配置面211と略直交するように配され、且つ、この回転の軸を含む仮想平面によって区分される左側および右側の何れの部分からも操作者の指による回転操作を受けて回転可能に設けられている。
回転式操作子222が円盤状のダイヤル型操作子であるため、通常の電子機器におけるダイヤル操作に馴染んだ操作者にとって使用の当初から違和感の少ない操作を行うことが可能である。
この回転式操作子222の中央部には、各種操作の決定を行う決定ボタン223が設けられている。
また、リモートコントローラ200の筐体210の操作子配置面211の下方(リモートコントローラ200を通常の操作を行うように把持した姿勢で手前側)の領域には、図示のように音量調整用アップダウンボタン224と、繰り返しの押圧操作によって例えば地上デジタル放送のチャンネル番号のような、所定の選択対象の順序系列における昇順(1→2→3→…→8)または降順(8→7→6→…→1)での切換えを行うためのチャンネル切換え用アップダウンボタン225が設けられている。
更に、リモートコントローラ200の筐体210の操作子配置面211の上方(リモートコントローラ200を通常の操作を行うように把持した姿勢で先端側)の領域には、この領域の左寄りの位置にメニューボタン226が、この領域の右寄りの位置に電源操作ボタン227が設けられている。
メニューボタン226は、操作対象となる例えばデジタル放送受信機100側が電源がオンになっている状態で、このボタンを押すと、その表示器160にメニュー画面1600が映出され、このメニュー画面160を見ながら、後述するように、リモートコントローラ200を用いて例えばチャンネル切換え操作等が行われ得る。
リモートコントローラ200の内部には、後に図面を参照して説明するように、回転式操作子222の回転に伴って、例えば地上デジタル放送のチャンネル番号のような、所定の選択対象の順序系列における昇順(1→2→3→…→8)または降順(8→7→6→…→1)での切換えを行うための操作信号を生成する操作信号生成手段が設けられている。
更に、リモートコントローラ200の筐体210には、操作者の手または指等が接触していることを検出する各接触検出センサが設けられている。
即ち、図2(b)の底面図で見て、リモートコントローラ200の筐体210の底面側における対角線の交点より左上に偏った位置、即ち、図2(a)の平面図で見ると、破線図示のように、対角線の交点よりも右上に偏った位置に、第1の接触検出センサ231が設けられている。
また、図2(c)の左側面図に顕著に表されたように、リモートコントローラ200の筐体210の左側面210Lの筐体210の前後方向における中位の位置ないしこの位置よりも僅かに手前側(同図では下側)の位置に、第2の接触検出センサ232が設けられている。
同様に、図2(d)の右側面図に顕著に表されたように、リモートコントローラ200の筐体210の右側面210Rの筐体210の前後方向における中位の位置ないしこの位置よりも僅かに手前側(同図では下側)の位置に、第3の接触検出センサ233が設けられている。
これら、第2の接触検出センサ232および第3の接触検出センサ233は、それぞれが設けられた左側面210Lおよび右側面210Rから、図2(a)の平面図に顕著に表されたように、これら両側面210L,210Rから操作子配置面211上で回転式操作子222の周縁に接近した位置まで延出するように形成されている。
図2(b)の底面図では、第2の接触検出センサ232および第3の接触検出センサ233に関するこのような形状が破線で図示されている。
上述の第1の接触検出センサ231、第2の接触検出センサ232および第3の接触検出センサ233としては、それぞれ、静電容量式のセンサが適用され得る。
また、これら、第1の接触検出センサ231、第2の接触検出センサ232および第3の接触検出センサ233は、後に図面を参照して説明する内部の回路に接続されて、筐体210を把持している把持手が左右何れの手であるかの別を識別する把持手識別手段、および、回転式操作子222を操作している指が何れの指であるかを識別する操作指識別手段の検出端として機能する。
図3は、図1および図2におけるリモートコントローラ200の回路構成を表すブロック図である。リモートコントローラ200は、その筐体210内に設けられマイクロプロセッサを主体に構成されたシステムコントローラ240によってその枢要な機能が実現される。
図2を参照して説明した操作子配置面211に配された複数のダイレクトチャンネルボタン221、回転式操作子222、メニューボタン226、および、電源操作ボタン227等の各操作子220を含んで構成される操作部250は、ダイレクトチャンネルボタン221や回転式操作子222或いはメニューボタン226へのユーザーによる操作を感知してシステムコントローラ240に伝達するようにこのシステムコントローラ240と結ばれている。
操作部250が受付けた入力操作に応じて発する操作信号を受け、該操作信号に対応した赤外光による操作指令信号(リモートコントロール信号)を、例えば図1のデジタル放送受信機100側のリモートコントロール信号受信部152に送信するリモートコントロール信号送信部260が設けられ、このリモートコントロール信号送信部260もシステムコントローラ240と結ばれ、そこから入力される信号に応答して動作する。
更にまた、図2を参照して説明した第1の接触検出センサ231、第2の接触検出センサ232および第3の接触検出センサ233の各検出出力がシステムコントローラ240に供給されるように接続されている。
既述のように、これら、第1の接触検出センサ231、第2の接触検出センサ232および第3の接触検出センサ233は、システムコントローラ240との共働によって、第3の接触検出センサ233は、後に図面を参照して説明する内部の回路に接続されて、筐体210を把持している把持手が左右何れの手であるかの別を識別する把持手識別手段、および、回転式操作子222を操作している指が何れの指であるかを識別する操作指識別手段の検出端として機能する。これらの手段については更に後述する。
一方、メモリ270がシステムコントローラ240とデータの授受を行ない得るように接続され、このメモリ270にはユーザー設定情報などが格納されている。
システムコントローラ240が、各検出端としての第1の接触検出センサ231、第2の接触検出センサ232および第3の接触検出センサ233からの検出出力を受けて、上述の把持手識別手段および操作指識別手段として機能する様子について以下に説明する。
図4に表されたように、操作者が左手でリモートコントローラ200の筐体210を把持しているときには、筐体210の第1の接触検出センサ231に把持手の食指(所謂人差し指であり、以下、この称呼を用いる)が触れるので、この第1の接触検出センサ231に関係する静電容量が変化し、この変化によって、リモートコントローラ240では第1の接触検出センサ231には何れかの指が接触していると認識される。
上述とは逆に、右手でリモートコントローラ200の筐体210を把持しているときには、筐体210の第1の接触検出センサ231に把持手の人差し指は触れ得ず、この第1の接触検出センサ231に関係する静電容量には変化が生ぜず、リモートコントローラ240では、第1の接触検出センサ231に関しては何れの指も接触していないと認識される。
従って、第1の接触検出センサ231による検出出力の有無に基づいて、リモートコントローラ200の筐体210を把持しているのが右手か左手かの別が、リモートコントローラ240での該検出出力の有無の認識に基づいて識別されることになる。
図4に表されたように、リモートコントローラ200の筐体210が左手によって把持されている状態で、同じ左手の拇指(所謂親指であり、以下、この称呼を用いる)によって回転式操作子222が回転操作されたときには、リモートコントローラ200の筐体210の左側面210Lから操作子配置面211にかけて設けられた第2の接触検出センサ232には、回転操作に用いている左手の親指は接触せず、従って、第2の接触検出センサ232は接触の検出出力を発せず、システムコントローラ240は該検出出力を認識しない。
即ち、リモートコントローラ200が左手によって把持され、且つ、同じ左手の親指によって回転式操作子222が回転操作される状態では、第1の接触検出センサ231から検出出力が発せられ、且つ、第2の接触検出センサ232からは接触の検出出力を発せられない。
図5に表されたように、リモートコントローラ200の筐体210が左手によって把持されている状態で、把持手ではない右手の人差し指によって回転式操作子222が回転操作されたときには、第2の接触検出センサ232では、筐体210をしっかりと支えると共に回転操作を行う右手人差し指との干渉を避けるために筐体210の左側面210L部に宛がうことになる把持手である左手親指の接触が検出されることになる。従って、第2の接触検出センサ232からこのような接触の検出出力が発せられ、システムコントローラ240は該検出出力を認識することになる。
即ち、リモートコントローラ200が左手によって把持され、且つ、右手の人差し指によって回転式操作子222が回転操作される状態では、第1の接触検出センサ231から検出出力が発せられ、且つ、第2の接触検出センサ232からも接触の検出出力を発せられることになる。
また一方、リモートコントローラ200の筐体210が右手によって把持され、且つ、把持手ではない左手の人差し指によって回転式操作子222が回転操作される状態では、リモートコントローラ200の筐体210の右側面210Rから操作子配置面211にかけて設けられた第3の接触検出センサ233に右手の親指が接触して、第3の接触検出センサ233から検出出力が発せられる。
他方、リモートコントローラ200の筐体210が右手によって把持され且つ、同じ右手の親指によって回転式操作子222が回転操作される状態では、第3の接触検出センサ233には回転操作に用いている右手の親指が接触することがなく、第3の接触検出センサ233からの検出出力は発せられない。
第1の接触検出センサ231、第2の接触検出センサ232および第3の接触検出センサ233による検出出力の状況に応じて、システムコントローラ240は上述のように、これらの検出出力を認識し、該認識に基づいて、リモートコントローラ200の筐体210筐体を把持している把持手が左右何れの手であるかの別を識別する把持手識別手段として機能し、且つ、回転式操作子222を操作している指が何れの指であるかを識別する操作指識別手段として機能する。
更に、このような把持手識別手段および操作指識別手段による識別結果から、次のようなことが判定される。
図6は、システムコントローラ240における第1の接触検出センサ231、第2の接触検出センサ232および第3の接触検出センサ233による検出出力の認識状況と、把持手識別手段としての機能および操作指識別手段としての機能による把持手および操作指の識別結果、ならびに、この識別結果に基づいて判定される、回転式操作子222の被操作部位(左半面か右半面かの別)との対応関係を表す図である。
図6に関しては、説明の便宜上、第1の接触検出センサ231、第2の接触検出センサ232および第3の接触検出センサ233による検出出力がある(接触している)と認識されるときが、何れも、検出信号がハイレベルHであるときとして「H」で表され、この検出出力がない(接触していない)と認識されるときが、検出信号がローレベルLであるときとして「L」で表されている。
把持手が左手と識別され且つ操作指が同じ左手の親指と識別されたとき(即ち、第1の接触検出センサ231の検出出力がH、第2の接触検出センサ232の検出出力がLであると各認識され、第3の接触検出センサ233による検出出力は認識の対象とされないとき)には、回転式操作子222の被操作部位は左半面であると判定される。
また、把持手が右手と識別され且つ操作指が左手の人差し指と識別されたとき(即ち、第1の接触検出センサ231の検出出力および第2の接触検出センサ232の検出出力は認識の対象とされず、第3の接触検出センサ233による検出出力がHであるとき)にも、回転式操作子222の被操作部位は左半面であると判定される。
一方、把持手が左手と識別され且つ操作指が右手の人差し指と識別されたとき(即ち、第1の接触検出センサ231の検出出力がH、第2の接触検出センサ232の検出出力もHであると各認識され、第3の接触検出センサ233による検出出力は認識の対象とされないとき)には、回転式操作子222の被操作部位は右半面であると判定される。
また、把持手が右手と識別され且つ操作指が同じ右手の親指と識別されたとき(即ち、第1の接触検出センサ231の検出出力および第2の接触検出センサ232の検出出力は認識の対象とされず、第3の接触検出センサ233による検出出力がLであるとき)にも、回転式操作子222の被操作部位は右半面であると判定される。
図7は、リモートコントローラ200の回転式操作子222の被操作部位が左半面であるときの、回転式操作子222への回転操作の様子と、このように操作されるリモートコントローラ200から発せられる信号に応答して情報表示装置(デジタル放送受信機)の表示器に映出されるメニュー画面中のアイコン等の代表画像が移動する様子を表す図である。
図7(a)には、象徴的に部分が図示されたリモートコントローラ200に設けられた回転式操作子222の左半面を被操作部位として、該被操作部位を反時計方向に回転させるときの様子が、回転方向を表す矢線を伴って表されている。
ここに、回転式操作子222の左半面とは、回転式操作子222をその平面投影形状の中心であって回転式操作子222の回転の軸(実体としての軸であるか仮想的な軸であるかを問わない)を含む仮想平面(この仮想平面の平面投影が一点鎖線で図示されている)によって左右対称となるように二分割して区分される左半面222Lの部分である。尚、中心部には、既述の決定ボタン223が設けられている。
回転式操作子222のこの左半面222Lの部位に対する回転操作に応じた反時計方向への回転に伴って、各部が総じて、矢型で図示の下向き(リモートコントローラ200を操作対象の装置に向けて持ったときに手前側となる向き)に変位する。
図7(b)には、回転式操作子222を図7(a)を参照して説明したように操作したことに対応して、例えば、デジタル放送受信機である情報表示装置100(図1)の表示器160に映出されるメニュー画面1600中のアイコン等の各代表画像が移動する様子が示されている。
図7(b)の場合においては、上述の各代表画像は、枠線付きの数字1,2,3,…,8であり、これらは、例えば、地上デジタル放送におけるチャンネル番号を表している。或る時点では、図示のように、1,2,…,5がメニュー画面1600の領域内に収まるように表示され、それ以外の数字6,7,8は破線の枠線を附して概念的に示されているように、メニュー画面1600の領域内には表示されず、言わば待機状態にある。
図7(b)に図示の状態から、更に、リモートコントローラ200の回転式操作子222を、図7(a)を参照して説明したように反時計方向に回転操作すると、各代表画像1,2,3,…は矢線図示のように円弧状の移動軌跡を描く如く、各々が、総じて、矢型で図示の下向きに移動する。
例えば、回転式操作子222が所定角度毎にクリックを生じながら回転変位するように構成されたものである場合に、このような回転変位におけるクリック発生の間隔である所定単位角度毎に、図7(b)の代表画像は、一つのもの(例えば「8」)が新たにメニュー画面1600中に入り、これに伴って、他の一つのもの(例えば「5」)がメニュー画面1600外に出る(表示されなくなる)。
図7(c)には、回転式操作子222を図7(a)の場合とは反対に、時計方向に回転させるときの様子が、回転方向を表す矢線を伴って表されている。
回転式操作子222における既述の左半面222Lの部分では、回転式操作子222の時計方向の回転に伴って、各部が総じて、矢型で図示の上向き(リモートコントローラ200を操作対象の装置に向けて持ったときにその装置に向かう側となる向き)に変位することになる。
図7(d)には、リモートコントローラ200の回転式操作子222を、図7(c)を参照して説明したように操作したことに対応して、表示器160に映出されるメニュー画面1600中のアイコン等の各代表画像が移動する様子が示されている。
当初は図7(b)に図示の状態と同じ状態から、更に、リモートコントローラ200の回転式操作子222を、図7(c)を参照して説明したように時計方向に回転操作すると、各代表画像1,2,3,…は矢線図示のように円弧状の移動軌跡を描く如く、各々が、総じて、矢型で図示の上向きに移動する。
以上、図7(a)〜図7(d)を参照して説明したところから明瞭に理解されるように、回転式操作子222の左半面222Lの円弧を描く部分を被操作部位として着目し、この円弧の適宜の部位に操作者が指で触れて回転操作する場合では、この回転式操作子222の左半面222Lの円弧の部分の、図7(a)に示された下向きの変位(矢型で図示)に対応して、選択対象である例えばチャンネル番号である枠線付きの数字も、図7(b)を参照して説明したような下向きの変位(矢型で図示)、即ち、3→2→1…と降順での切換えが起こるように制御されることになる。この制御については更に後述する。
尚、図7(b)の表示状態にあるときには、デフォルトの状態でフォーカスされているチャンネル番号は、各番号が右横に凸となるように円弧を描いて突出した並びにおける最も右に位置する「3」である。メニュー画面1600がこの状態にあるときにリモートコントローラ200の決定ボタン223を押すと、例えば番号3に対応するチャンネル(コンテンツ)が選択されることになる。
また、図7(c)の時計方向(上向き)の回転操作に対応して図7(d)を参照して理解されるような、選択対象である例えばチャンネル番号である枠線付きの数字も、3→4→5…といった昇順での切換が行われる。
換言すれば、回転式操作子222の操作方向(変位方向)と、選択対象であるチャンネル番号の順序系列における昇順または降順での切換わりの順序とは、常に、相互に一致する関係になっている。
以上、図7を参照して説明した通り、本発明の実施の形態では、リモートコントローラ200の回転式操作子222の被操作部位が左半面であるときの、回転式操作子222への回転操作の様子と、このように操作されるリモートコントローラ200から発せられる信号に応答して情報表示装置(デジタル放送受信機)の表示器に映出されるメニュー画面中のアイコン等の代表画像が移動する様子に関して、操作方向と選択対象であるチャンネル番号の順序系列における昇順または降順での切換わりの順序とは、常に、相互に一致する関係になり、操作に違和感が生じる虞がない。
一方、リモートコントローラ200の回転式操作子222の被操作部位が右半面であるときには、図10を参照して説明したように、元々、操作方向と選択対象であるチャンネル番号の順序系列における昇順または降順での切換わりの順序とが逆転した関係になるといったことが生じないため、別段の策を講じる必要がない。
図7(a)〜図7(d)を参照して説明した本発明の実施の形態では、上述したように、これと対比される図10(a)〜図10(d)を参照して説明した従来の技術におけるような、ダイヤル型の操作子1010の操作方向(変位方向)と、選択対象であるチャンネル番号の順序系列における昇順または降順での切換わりの順序とが、相互に逆行する関係になって、通常の操作者が違和感を覚えるものとなってしまうといった問題が解決される。
本発明の実施の形態において、このように、従来の問題が解決されるような制御が実行される過程について更に説明する。
リモートコントローラ200(図2、図3)における電源操作ボタン227が操作されて、リモートコントローラ200のシステムコントローラ240がこれを認識すると、システムコントローラ240はリモートコントロール信号送信部260を制御して、電源オン操作を行うリモートコントロール信号をデジタル放送受信機100に送信させる。
デジタル放送受信機100側では、リモートコントロール信号受信部152でこのリモートコントロール信号を受け、リモートコントロール信号デコード部153でデコードしてシステムコントローラ150に入力する。この入力を認識したシステムコントローラ150が図示しない電源回路を制御して、各部に動作電源が供給されて動作する状態になる。
この状態で、リモートコントローラ200側のメニューボタン226が操作されると、この操作に応じて発せられるメニュー画面表示を行わせるためのリモートコントロール信号が送信され、デジタル放送受信機100側のリモートコントロール信号受信部152→リモートコントロール信号デコード部153→システムコントローラ150の過程を経てこのリモートコントロール信号が認識され、該認識に基づいてシステムコントローラ150がOSD部151を制御して、表示器160にメニュー画面を映出させる。
このメニュー画面が、例えば、既述の、図7(b)或いは図7(d)に図示のものであり、このメニュー画面1600中でフォーカスされているアイコン等の代表画像について、決定ボタン223を操作することによって、その選択を確定することができる。
既述のように、システムコントローラ240は、第1の接触検出センサ231、第2の接触検出センサ232および第3の接触検出センサ233による検出出力に応じて、図6に要約されるように、回転式操作子222に対する操作が、回転式操作子222の左半面を被操作部位として行われているか、或いは、右半面を被操作部位として行われているかを判定する。
本発明の一つの実施例では、リモートコントローラ200(そのシステムコントローラ240)において、回転式操作子222に対する操作が、回転式操作子222の左半面を被操作部位として行われているか、或いは、右半面を被操作部位として行われているかを判定し、この判定結果を、リモートコントロール信号送信部260を通して、他のチャンネル切換え等の操作のためのリモートコントロール信号と共に、デジタル放送受信機100に送信する。
これを受けたデジタル放送受信機100側のシステムコントローラ150では、この判定結果を反映させて、上述のように被操作部位が右半面か左半面かを認識し、この認識に基づいて、被操作部位が左半面である場合にも、図7を参照して説明したように、回転式操作子222の操作方向と選択対象であるチャンネル番号の順序系列における昇順または降順での切換わりの順序とが相互に逆行する関係にならないようにOSD部151を制御する。
また、本発明の他の一つの実施例では、リモートコントローラ200は、そのシステムコントローラ240およびリモートコントロール信号送信部260が、第1の接触検出センサ231、第2の接触検出センサ232および第3の接触検出センサ233を検出端とする把持手識別手段および操作指識別手段による識別結果を被操作装置に送信する操作状態識別信号送信手段として機能するように構成される。
このような実施例では、この操作状態識別信号送信手段としてのシステムコントローラ240およびリモートコントロール信号送信部260からの操作状態識別信号を受信した
情報表示装置としてのデジタル放送受信機100側では、リモートコントローラ200からの、筐体210の把持手が左右何れの手かを表す把持手識別情報と操作子を操作している指が何れの指であるかを表す操作指識別情報とを担う操作状態識別信号を操作状態識別信号受信手段としてのリモートコントロール信号受信部152で受信することにより、これらの情報を反映させた形態で表示器160に情報の表示を行うことが可能になる。リモートコントローラ200の操作状態に良く適合した態様での操作上の違和感の生じない表示を行うことが可能になる。
図8は、リモートコントローラの回転式操作子の被操作部位が左半面であるときの、回転式操作子への回転操作の様子と、リモートコントローラから発せられる信号に応答して情報表示装置の表示器におけるメニュー画面の表示が切換えられる様子を表す図である。
図10を参照して説明した従来技術におけるように、被操作部位が右半面であるときには、リモートコントローラ200の操作者が操作のために注目している限定的部位とその近傍部である回転式操作子の右半面に沿った形での表示が情報表示装置の表示器に表示され、そのままで、違和感のない良好な操作性が確保される。
回転式操作子の右半面の弧の部分が右に凸を成しているのに倣って、表示器160側のアイコン等の代表画像の並び方も、右に凸を成す弧状のものとなり、双方を比較しても馴染んで違和感がないからである。
これに対し、回転式操作子222の被操作部位が左半面であるときには、別段の策を講じない場合には、図11を参照して説明した従来技術におけるように、リモートコントローラ200の操作者が操作のために注目している限定的部位とその近傍部である回転式操作子の左半面に沿った形での表示が情報表示装置の表示器に表示されず、反対の右半面に沿った形での表示が情報表示装置の表示器に表示され、そのままでは、違和感がある。
図8に表されている例では、リモートコントローラ200の操作者が操作のために注目している限定的部位とその近傍部が回転式操作子222の左半面であるときにも、回転式操作子の左半面の弧の部分が左に凸を成しているのに倣って、表示器160側のアイコン等の代表画像の並び方も、メニュー画面1600の右辺側から左に凸を成す弧状のものとして、情報表示装置であるデジタル放送受信機100の表示器160に表示され、回転式操作子222の被操作部位が左半面であることとの対比において違和感のない表示が得られる。
このような、回転式操作子222の被操作部位が右半面であるか左半面であるかに応じた表示形態の切換えも、リモートコントローラ200から既述のようにして発せられるリモートコントロール信号を情報表示装置であるデジタル放送受信機100が受けて、そのシステムコントローラ150においてその信号の内容を認識し、該認識に基づいてシステムコントローラ150がOSD部151を適切に制御することによって達成される。
図8(a)には、象徴的に部分が図示されたリモートコントローラ200に設けられた回転式操作子222の左半面を被操作部位として、該被操作部位を反時計方向に回転させるときの様子が、回転方向を表す矢線を伴って表されている。
ここに、回転式操作子222の左半面とは、回転式操作子222をその平面投影形状の中心であって回転式操作子222の回転の軸を含む仮想平面(この仮想平面の平面投影が一点鎖線で図示されている)によって左右対称となるように二分割して区分される左半面222Lの部分である点は既述の例と同様である。尚、中心部には、既述の決定ボタン223が設けられている。
回転式操作子222のこの左半面222Lの部位に対する回転操作に応じた反時計方向への回転に伴って、各部が総じて、矢型で図示の下向き(リモートコントローラ200を操作対象の装置に向けて持ったときに手前側となる向き)に変位する。
図8(b)には、回転式操作子222を図8(a)を参照して説明したように操作したことに対応して、例えば、デジタル放送受信機である情報表示装置100(図1)の表示器160に映出されるメニュー画面1600中のアイコン等の各代表画像が移動する様子が示されている。
図8(b)の場合においては、上述の各代表画像は、枠線付きの数字1,2,3,…,8であり、これらは、例えば、地上デジタル放送におけるチャンネル番号を表している。或る時点では、図示のように、1,2,…,5がメニュー画面1600の領域内に収まるように表示され、それ以外の数字6,7,8は破線の枠線を附して概念的に示されているように、メニュー画面1600の領域内には表示されず、言わば待機状態にある。
また特に、図示のとおり、回転式操作子222の左半面の弧の部分が左に凸を成しているのに倣って、表示器160側のアイコン等の代表画像の並び方も、メニュー画面1600の右辺側から左に凸を成す弧状のものとして、情報表示装置であるデジタル放送受信機100の表示器160に表示され、回転式操作子222の被操作部位が左半面であることとの対比において違和感のない表示が得られている。
図8(b)に図示の状態から、更に、リモートコントローラ200の回転式操作子222を、図8(a)を参照して説明したように反時計方向に回転操作すると、各代表画像1,2,3,…は矢線図示のように円弧状の移動軌跡を描く如く、各々が、総じて、矢型で図示の下向きに移動する。
例えば、回転式操作子222が所定角度毎にクリックを生じながら回転変位するように構成されたものである場合に、このような回転変位におけるクリック発生の間隔である所定単位角度毎に、図8(b)の代表画像は、一つのもの(例えば「8」)が新たにメニュー画面1600中に入り、これに伴って、他の一つのもの(例えば「5」)がメニュー画面1600外に出る(表示されなくなる)。
図8(c)には、回転式操作子222を図8(a)の場合とは反対に、時計方向に回転させるときの様子が、回転方向を表す矢線を伴って表されている。
回転式操作子222における既述の左半面222Lの部分では、回転式操作子222の時計方向の回転に伴って、各部が総じて、矢型で図示の上向き(リモートコントローラ200を操作対象の装置に向けて持ったときにその装置に向かう側となる向き)に変位することになる。
図8(d)には、リモートコントローラ200の回転式操作子222を、図10(c)を参照して説明したように操作したことに対応して、表示器160に映出されるメニュー画面1600中のアイコン等の各代表画像が移動する様子が示されている。
この場合も、図示のとおり、回転式操作子222の左半面の弧の部分が左に凸を成しているのに倣って、表示器160側のアイコン等の代表画像の並び方も、メニュー画面1600の右辺側から左に凸を成す弧状のものとして、情報表示装置であるデジタル放送受信機100の表示器160に表示され、回転式操作子222の被操作部位が左半面であることとの対比において違和感のない表示が得られている。
当初は図8(b)に図示の状態と同じ状態から、更に、リモートコントローラ200の回転式操作子222を、図8(c)を参照して説明したように時計方向に回転操作すると、各代表画像1,2,3,…は矢線図示のように円弧状の移動軌跡を描く如く、各々が、総じて、矢型で図示の上向きに移動する。
従って、図7を参照して説明した実施例と同様に、通常の操作者(デジタル放送受信機の視聴者)におけるリモートコントローラ200(その回転式操作子222)の操作感覚と、現実に選択対象(例えばチャンネル番号)が(昇順または降順に)切換わる順序とは、常に一致し、違和感を覚えることがない。
図9は、リモートコントローラ200において各接触検出センサ(第1の接触検出センサ231、第2の接触検出センサ232および第3の接触検出センサ233)による検出状況に応じて、図6に要約されるような判定を行い、この判定結果を反映させたリモートコントロール信号を出力する動作を表すフローチャートである。
但し、図6を参照して説明した動作では、第3の接触検出センサ233の検出出力に依拠して判定を行う場合には、第1の接触検出センサ231および第2の接触検出センサ232の検出出力は認識の対象とすることなく判定結果を得る趣旨にて説明したが、この図9の動作では、第3の接触検出センサ233の検出出力を認識して判定を行う場合も、第1の接触検出センサ231の検出出力を認識するところから始まる一連の動作として手順を規定している。
尚、図9の動作についても、図6の場合と同様に第1の接触検出センサ231、第2の接触検出センサ232および第3の接触検出センサ233による検出出力がある(接触している)と認識されるときが、何れも、検出信号がハイレベルHであるときとして「H」で表され、この検出出力がない(接触していない)と認識されるときが、検出信号がローレベルLであるときとして「L」で表されている。
図9において、先ず第1の接触検出センサ231の検出出力がHかLかを識別する(ステップS901)。
ステップS901で第1の接触検出センサ231の検出出力がHであると識別されたときには(この場合は、把持手は左手であると認識される)、次いで、第2の接触検出センサ232の検出出力がHかLかを識別する(ステップS902)。
ステップS902で第2の接触検出センサ232の検出出力がHであると識別されたときには(この場合は、操作指は右手人差し指であると認識される)、ステップS901→ステップS902の識別結果に基づいて、回転式操作子222の右側半面への操作が行われている状態であると判定される。
ステップS901で第1の接触検出センサ231の検出出力がLであると識別されたときには(この場合は、把持手は右手であると認識される)、次いで、第3の接触検出センサ233の検出出力がHかLかを識別する(ステップS903)。
ステップS903で第3の接触検出センサ233の検出出力がHであると識別されたときには(この場合は、操作指は左手人差し指であると認識される)、ステップS901→ステップS903の識別結果に基づいて、回転式操作子222の左側半面への操作が行われている状態であると判定される。
ステップS902で第2の接触検出センサ232の検出出力がLであると識別されたときには(この場合は、操作指は左手人差し指であると認識される)、ステップS901→ステップS902の識別結果に基づいて、回転式操作子222の左側半面への操作が行われている状態であると判定される。
以上、ステップS901→ステップS902で、上述のように、回転式操作子222の被操作部位が右側半面であると判定されたときには、図10を参照して既述の場合と同様に、ダイヤル型の回転式操作子222の操作方向(変位方向)と選択対象であるチャンネル番号の順序系列における昇順または降順での切換え順序とは一致した関係になっている。
従って、通常の操作者(デジタル放送受信機の視聴者)におけるリモートコントローラ(そのダイヤル型の回転式操作子222)の操作感覚と選択対象(チャンネル番号)の昇順または降順が切換わる順序とは一致したものとなり、違和感がない。
よって、この場合には、リモートコントローラ200の回転式操作子222への回転操作によって生じる昇順または降順の切換えを行うリモートコントロール信号は、別段の補正を施さずにリモートコントロール信号送信部(図3:260)から出力される(ステップS905)。
一方、ステップS901→ステップS902、および、ステップS901→ステップS903で、上述のように、回転式操作子222の被操作部位が左側半面であると判定されたときには、図11を参照して既述の場合と同様に、回転式操作子222の操作方向(変位方向)と、選択対象であるチャンネル番号の順序系列における昇順または降順での切換わりの順序とは、相互に逆行する関係になっている。
従って、通常の操作者(デジタル放送受信機の視聴者)におけるリモートコントローラ(その回転式操作子222)の操作感覚と、現実に選択対象(チャンネル番号)が(昇順または降順に)切換わる順序とは、一致せず、違和感を覚えるものとなる。このため、図7を参照して説明したように回転式操作子222の操作方向(変位方向)と、選択対象であるチャンネル番号の順序系列における昇順または降順での切換わりの順序とが一致するものとなるように補正して(ステップS904)、リモートコントロール信号送信部260から送信される(ステップS905)。
また、更に改善を進めた実施例では、図8を参照して説明したように、回転式操作子222の左半面の弧の部分が左に凸を成しているのに倣って、情報表示装置としてのデジタル放送受信機100の表示器160側のアイコン等の代表画像の並び方も、メニュー画面1600の右辺側から左に凸を成す弧状のものとして、情報表示装置であるデジタル放送受信機100の表示器160に表示して、回転式操作子222の被操作部位が左半面であることとの対比において違和感のない表示を得るために、チャンネル番号の順序系列における昇順または降順での切換えを行うための信号と共に、回転式操作子222における被操作部位が左側半面であることを表す信号をも上述の補正されたリモートコントロール信号に含まれるようにして、リモートコントロール信号送信部260から送信される(ステップS905)。
以上、図9のフローチャートに沿った処理に基づいて形成されたリモートコントロール信号がリモートコントロール信号送信部260から情報表示装置としてのデジタル放送受信機100に送信され、該信号をリモートコントロール信号受信部150で受信したデジタル放送受信機100側では、既述のように、リモートコントロール信号デコード部153を介してシステムコントローラ150がこの信号の内容を認識し、この認識に基づいて処理を実行するシステムコントローラ150の制御下でOSD部151が適切に作動するため、リモートコントローラ200の回転式操作子222への回転操作が、たとえ左側半面に対して行われる場合であっても、図7或いは図8を参照して説明したような、適正な表示が表示器160のメニュー画面1600において行われ得る。
以上の説明を通して、ならびに、図1を参照して理解されるとおり、本発明の一つの実施の形態は、操作者が片手で把持可能な外形および寸法を有し所定の外面部分が遠隔操作用の操作子220を配する操作子配置面211を成す筐体210と、操作子配置面211に自己の回転の軸方向が略直交するように且つ操作者の指による回転操作に応じて回転可能に配された回転式操作子222と、回転式操作子222の回転に伴って所定の選択対象の順序系列における昇順または降順での切換えを行うための操作信号を生成すると共に、筐体210を把持している把持手が左右何れの手であるかを識別する把持手識別手段(231,232,233,240)から発せられる把持手識別情報および回転式操作子222を操作している指が何れの指であるかを識別する操作指識別手段(231,232,233,240)から発せられる操作指識別情報とを担う操作状態識別信号を発信する(図3:リモートコントロール信号送信部260から発信する)ように構成されたリモートコントローラ200と、
操作状態識別信号を受信する操作状態識別信号受信手段(図1:リモートコントロール信号受信部152)と、操作状態識別信号受信手段152によって受信された操作状態識別信号に基づいて把持手識別情報および操作指識別情報を認識し、この認識に対応した形態で表示器160に情報の表示を行う表示制御手段(図1:システムコントローラ150、OSD部151)と、を備えた情報表示装置100と、
を含んで情報表示システムを構成している。
本発明の一つの実施の形態としての情報表示システムを表す図である。 本発明の一つの実施の形態としてのリモートコントローラの外観を表す図である。 図2のリモートコントローラの回路構成を表すブロック図である。 操作者が左手で図2および図3のリモートコントローラの筐体を把持し、且つ、把持手である左手の親指によって回転式操作子を回転操作している様子を表す図である。 操作者が左手で図2および図3のリモートコントローラの筐体を把持し、且つ、把持手ではない右手の人差し指によって回転式操作子を回転操作している様子を表す図である。 図2および図3のリモートコントローラに設けられた各接触検出センサによって把持手と操作指とを識別し、この識別結果に基づいて回転式操作子の被操作部位を判定するときの各接触検出センサに関する識別結果と被操作部位の判定との関係を表す図である。 図2および図3のリモートコントローラの回転式操作子の被操作部位が左半面であるときの、回転式操作子への回転操作の様子と、リモートコントローラから発せられる信号に応答して情報表示装置(デジタル放送受信機)の表示器に映出されるメニュー画面中のアイコン等の代表画像が移動する様子を表す図である。 図2および図3のリモートコントローラの回転式操作子の被操作部位が左半面であるときの、回転式操作子への回転操作の様子と、リモートコントローラから発せられる信号に応答して情報表示装置の表示器におけるメニュー画面の表示が切換えられる様子を表す図である。 図2および図3のリモートコントローラにおいて、各接触検出センサによる検出状況に応じて、図6に要約されるような判定を行い、この判定結果を反映させたリモートコントロール信号を出力する動作を表すフローチャートである。 従来のリモートコントローラの回転式の操作子(その右側半面)を回転操作した場合の作用について説明する図である。 従来のリモートコントローラの回転式の操作子(その左側半面)を回転操作した場合の作用について説明する図である。
符号の説明
10…情報表示システム 100…デジタル放送受信機(情報表示装置) 141…加算器 142…映像処理部 144…映像出力部 150…システムコントローラ 151…OSD部 152…リモートコントロール信号受信部 153…リモートコントロール信号デコード部 160…表示器 200…リモートコントローラ 210…筐体 211…操作子配置面 220…操作子 221…ダイレクトチャンネルボタン 222…回転式操作子 223…決定ボタン 224…音量調整用アップダウンボタン 225…チャンネル切換え用アップダウンボタン 226…メニューボタン 227…電源操作ボタン 231…第1の接触検出センサ 232…第2の接触検出センサ 233…第3の接触検出センサ 240…システムコントローラ 250…操作部 260…リモートコントロール信号送信部 270…メモリ 210L…左側面 210R…右側面 222L…左半面 222R…右半面 1000…リモートコントローラ 1010…操作子 1020…決定ボタン 2000…デジタル放送受信機(情報表示装置) 2010…表示器 2011…メニュー画面 1010L…左半面 1010R…右半面

Claims (8)

  1. 操作対象となる被操作装置に対する遠隔操作を行うための操作信号を送信するリモートコントローラであって、
    操作者が片手で把持可能な外形および寸法を有し所定の外面部分が遠隔操作用の操作子を配する操作子配置面を成す筐体と、
    回転の軸方向が前記操作子配置面と略直交するように配され且つ当該回転の軸を含む仮想平面によって区分される左右何れの部分からも操作者の指による回転操作を受けて回転可能な回転式操作子と、
    前記回転式操作子の回転に伴って所定の選択対象の順序系列における昇順または降順での切換えを行うための前記操作信号を生成する操作信号生成手段と、
    前記筐体を把持している把持手が左右何れの手であるかの別を識別する把持手識別手段と、
    前記回転式操作子を操作している指が何れの指であるかを識別する操作指識別手段と、を備え、
    前記操作信号生成手段は、前記把持手識別手段および前記操作指識別手段による各識別結果に応じて、前記回転式操作子の回転方向と前記選択対象の順序系列における昇順または降順での切換え順序との対応関係を決定し、該決定された切換え順序に適合する前記操作信号を生成するように構成されていることを特徴とするリモートコントローラ。
  2. 前記回転式操作子は、円盤状のダイヤル型操作子であることを特徴とする請求項1に記載のリモートコントローラ。
  3. 前記操作信号生成手段は、前記被操作装置である情報表示装置における選択対象となる複数のコンテンツを所定の順序系列における昇順または降順で切換え選択するための前記操作信号を生成するように構成されていることを特徴とする請求項1〜2の何れか一項に記載のリモートコントローラ。
  4. 前記操作信号生成手段は、前記把持手識別手段および前記操作指識別手段による各識別結果を表す操作状態識別信号を前記被操作装置に送信する操作状態識別信号送信手段を備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のリモートコントローラ。
  5. 操作者が片手で把持可能な外形および寸法を有し所定の外面部分が遠隔操作用の操作子を配する操作子配置面を成す筐体の前記操作子配置面に自己の回転の軸方向が略直交するように且つ操作者の指による回転操作に応じて回転可能に配された回転式操作子を有し、前記回転式操作子の回転に伴って所定の選択対象の順序系列における昇順または降順での切換えを行うための操作信号を生成すると共に、前記筐体を把持している把持手が左右何れの手であるかを表す把持手識別情報および前記回転式操作子を操作している指が何れの指であるかを表す操作指識別情報とを担う操作状態識別信号を発信するように構成されたリモートコントローラから、前記操作状態識別信号を受信する操作状態識別信号受信手段と、
    前記操作状態識別信号受信手段によって受信された操作状態識別信号に基づいて前記把持手識別情報および操作指識別情報を認識し、該認識に対応した形態で表示器に情報の表示を行う表示制御手段と、
    を備えていることを特徴とする情報表示装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記操作状態識別信号受信手段によって受信された操作状態識別信号に基づいて、前記リモートコントローラにおける前記回転式操作子のうち当該操作指によって操作されている部位を含む所定の限定的部分に対応した形態で前記順序系列における昇順または降順での選択対象を象徴的に表す表示を前記表示器に表示させるように制御することを特徴とする請求項5に記載の情報表示装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記操作状態識別信号受信手段によって受信された操作状態識別信号に基づいて、前記リモートコントローラにおける前記回転式操作子の回転方向に対する前記選択対象の順序系列を象徴的に表す表示における昇順または降順の表示順序を選択的に切換えて前記表示器に表示させるように制御することを特徴とする請求項5に記載の情報表示装置。
  8. 操作者が片手で把持可能な外形および寸法を有し所定の外面部分が遠隔操作用の操作子を配する操作子配置面を成す筐体と、前記操作子配置面に自己の回転の軸方向が略直交するように且つ操作者の指による回転操作に応じて回転可能に配された回転式操作子と、前記回転式操作子の回転に伴って所定の選択対象の順序系列における昇順または降順での切換えを行うための操作信号を生成すると共に、前記筐体を把持している把持手が左右何れの手であるかを識別する把持手識別手段から発せられる把持手識別情報および前記回転式操作子を操作している指が何れの指であるかを識別する操作指識別手段から発せられる操作指識別情報とを担う操作状態識別信号を発信するように構成されたリモートコントローラと、
    前記操作状態識別信号を受信する操作状態識別信号受信手段と、前記操作状態識別信号受信手段によって受信された操作状態識別信号に基づいて前記把持手識別情報および操作指識別情報を認識し、該認識に対応した形態で表示器に情報の表示を行う表示制御手段と、を備えた情報表示装置と、
    を含んで構成されていることを特徴とする情報表示システム。
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