JP2008109012A - 半導体ウェーハの評価方法および評価装置 - Google Patents

半導体ウェーハの評価方法および評価装置 Download PDF

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秀之 金井
Yoshiaki Matsushita
嘉明 松下
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隆二 竹田
Hiromi Nagahama
弘美 長濱
Manabu Hirasawa
学 平澤
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Abstract

【課題】平坦面(テラス)が結晶面である段差(ステップ)構造を有する半導体ウェーハの表面構造を、広範囲に短時間で評価できる半導体ウェーハの評価方法および評価装置を提供する。
【解決手段】平坦面(テラス)が結晶面である段差(ステップ)構造を有する半導体ウェーハの評価方法であって、近接場光を、半導体ウェーハ上を走査しながら照射する手順と、半導体ウェーハから生じるラマン散乱光を受光する手順と、受光したラマン散乱光を分光器により分光しラマンスペクトルを導出する手順と、導出したラマンスペクトルから平坦面の幅(テラス幅)を算出する手順を有することを特徴とする半導体ウェーハの評価方法およびこれを実現する評価装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウェーハの評価方法および評価装置に関し、特に平坦面(テラス)が結晶面である段差(ステップ)構造を有する半導体ウェーハの評価方法および評価装置に関する。
過去から現在に至るまで、LSI(Large Scale Integrated ciruit)の微細化は、ムーアの法則にしたがって進展してきており、将来においてもこの微細化の流れは継続されていくことと考えられている。例えば、2006年には、MPU(Micro Processing Unit)のトランジスタのゲート長は28nmとなることが記載されている(非特許文献1)。
トランジスタのチャネルを流れるキャリアの大部分は、チャネル最表面、すなわち、チャネル表面から深さ3nm程度の領域を流れていると考えられる。そして、従来、このキャリアの移動度を劣化させる要因として、チャネル不純物、フォノン、あるいはチャネル表面のラフネスによるキャリアの散乱が知られていた。
チャネル不純物による散乱を抑制する技術としては、例えば、SOI(Silocon On Insulator)層にトランジスタを形成し、チャネルの完全空乏化を可能にすることで、不純物濃度を下げる技術が提案されている。
また、フォノン散乱を抑制するためには、半導体の格子振動を抑制するため、トランジスタを低温で動作させることが有効である。
そして、表面のラフネスを改善する手段のひとつとして、シリコンウェーハ表面を、アルゴンガス雰囲気中でアニールして、ウェーハ表面のシリコン原子を最構成し、平坦面を形成する技術が開示されている(特許文献1)。
もっとも、上記のようにトランジスタのチャネル長が50nmをきるようになってくると、チャネル領域の面積が小さくなるため、チャネル中に存在する不純物は1個以下となってくる。したがって、もはや不純物によるキャリアの散乱は、キャリア移動度劣化の支配要因ではなくなってくる。また、フォノン散乱は、半導体材料とトランジスタの動作温度によって決定されてしまう。
そこで、さらに、キャリア移動度を改善し、微細トランジスタの特性を向上させるためには、特に、チャネル表面のラフネスを原子レベルで制御して平坦化することで、キャリアの散乱を抑制することが重要となってくる。
しかしながら、特許文献1においては、微細トランジスタのキャリア移動度を低減する上で、最適な原子レベルの平坦面(テラス)を有するシリコンウェーハおよびその製造方法は必ずしも明らかにされていなかった。
そこで、発明者らは微細トランジスタのキャリア移動度を低減する上で、最適な原子レベルの平坦面(テラス)を有するシリコンウェーハおよびその製造方法を発明した。
そして、上記のような原子レベルの平坦面(テラス)を有するシリコンウェーハ、より具体的には、平坦面(テラス)が結晶面である段差(ステップ)構造を有するシリコンウェーハの表面構造の評価には、通常、原子間力顕微鏡(AFM:Atomic Force Microscopy)を用いている。
特開平8−264401号公報 International Technology Roadmap for Semiconductors,2005 edition,Executive Summary,p59.
もっとも、AFMによるステップ構造の評価方法では、特に、発明者らの発明した上記LSIの微細化・高性能化に適したシリコンウェーハを量産していく上で、スループットがあがらないという問題が生じていた。すなわち、AFMによる評価は、シリコンウェーハ表面の限られた数μm×数μm程度の領域しか測定できない。このため、上記シリコンウェーハの量産時に要求される評価、すなわち、複数のシリコンウェーハの面内の広範囲な評価をしようとすると、極めて長大な評価時間を必要とし、シリコンウェーハ製造のスループットを落とさざるを得なかった。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的とするところは、平坦面(テラス)が結晶面である段差(ステップ)構造を有する半導体ウェーハの表面構造を、広範囲に短時間で評価できる半導体ウェーハの評価方法および評価装置を提供することにある。
本発明の一態様の半導体ウェーハの評価方法は、
平坦面(テラス)が結晶面である段差(ステップ)構造を有する半導体ウェーハの評価方法であって、
近接場光を、前記半導体ウェーハ上を走査しながら照射する手順と、
前記半導体ウェーハから生じるラマン散乱光を受光する手順と、
受光した前記ラマン散乱光を分光器により分光しラマンスペクトルを導出する手順と、
導出した前記ラマンスペクトルから平坦面の幅(テラス幅)を算出する手順を有することを特徴とする。
ここで、前記平坦面の幅(テラス)を算出する手順において、前記ラマンスペクトルにおけるピーク位置のシフト量(ラマンシフト)に基づき算出することが望ましい。
ここで、前記平坦面の幅(テラス)を算出する手順において、前記ラマンスペクトルにおけるピーク強度に基づき算出することが望ましい。
ここで、前記平坦面の幅(テラス)を算出する手順において、前記ラマンスペクトルにおけるピークの半値幅に基づき算出することが望ましい。
さらに、前記半導体ウェーハがシリコンウェーハであって、
前記シリコンウェーハの表面の任意の3μm×3μmの領域を、原子間力顕微鏡(AFM)の測定領域とした場合に、
前記測定領域において、前記段差に概ね垂直方向で、概ね0.3μm間隔の10本の測線に沿って測定された前記平坦面の幅(テラス幅)の測定値の90%以上が50nm以上であり、
前記10本の測線に沿って測定された前記段差の高さ(ステップ高さ)の測定値の90%以上が1原子層分の高さであることが望ましい。
本発明の一態様の半導体ウェーハの評価装置は、
平坦面(テラス)が結晶面である段差(ステップ)構造を有する半導体ウェーハの評価装置であって、
近接場光を、前記半導体ウェーハ上を走査しながら照射する照射機構と、
前記半導体ウェーハから生じるラマン散乱光を受光する受光機構と、
受光した前記ラマン散乱光を分光する分光機構と、
前記分光機構による分光で導出されたラマンスペクトルから、平坦面の幅(テラス幅)を算出する演算機構を有することを特徴とする。
本発明によれば、平坦面(テラス)が結晶面である段差(ステップ)構造を有する半導体ウェーハの表面構造を、広範囲に短時間で評価できる半導体ウェーハの評価方法および評価装置を提供することが可能になる。
以下、本発明に係るシリコンウェーハの評価方法および評価装置についての実施の形態につき、添付図面に基づき説明する。
(第1の実施の形態)
本実施の形態のシリコンウェーハの評価方法は、LSIの微細化・高性能化に適したシリコンウェーハ、具体的には、シリコンウェーハの表面の任意の3μm×3μmの領域を、原子間力顕微鏡(AFM)の測定領域とした場合に、この測定領域において、段差に概ね垂直方向で、概ね0.3μm間隔の10本の測線に沿って測定された前記平坦面の幅(テラス幅)の測定値の90%以上が50nm以上であり、10本の測線に沿って測定された段差の高さ(ステップ高さ)の測定値の90%以上が1原子層分の高さであるシリコンウェーハの評価方法である。
そして、近接場光を、シリコンウェーハ上を走査しながら照射する手順と、シリコンウェーハから生じるラマン散乱光を受光する手順と、受光したラマン散乱光を分光器により分光しラマンスペクトルを導出する手順と、導出したラマンスペクトルから平坦面の幅(テラス幅)を算出する手順を有することを特徴とする。
まず、最初に、本実施の形態のシリコンウェーハの評価方法において評価対象となる、発明者らの発明したLSIの微細化に適した上記シリコンウェーハについて説明する。
図2は、本実施の形態で評価されるシリコンウェーハの表面構造を模式的に示した説明図である。
本実施の形態で評価されるシリコンウェーハは、平坦面(以下、テラスともいう)が(100)の結晶面である段差(以下、ステップともいう)構造を有している。
このシリコンウェーハの特徴は、次の評価の結果によって特徴付けられる。すなわち、このシリコンウェーハの任意の3μm×3μmの領域を、原子間力顕微鏡(AFM:Atomic Force Microscopy)によって測定する。測定は、ステップに概ね垂直な方向の、概ね0.3μm間隔の10本の測線によって測定される。ここでステップに垂直な方向とは、3μm×3μmの領域内に現れる、任意の3μm以上の長さを有するテラスの連続する端面(ステップの連続する端面)と、3μm×3μmの領域の境界との2つの交点を結ぶ線分に対して垂直であることをいう。
この場合に、図2のWで表示されるテラスの幅(以下、テラス幅ともいう)の測定値の90%以上が50nm以上である。また、図2のHで表されるステップの高さ(以下、ステップ高さ)の測定値の90%以上が1原子層分、すなわち、(100)面の場合は0.136nmである。
なお、ここで概ね垂直方向とは、段差に垂直な方向に対し、±20度の範囲をいい、概ね0.3μm間隔とは、0.25μm以上0.35μm以下の範囲をいう。
図3に、本実施の形態の評価対象であるシリコンウェーハのAFM像を示す。AFMとして、NanoScope IIIaを用い、測定は接触モードを用いている。図3のように、シリコン表面に、テラスとステップで形成されるステップ構造が鮮明にみてとれる。図1にも示したように、図3のAFM像に見られるテラスは(100)面である。そして、ステップには、フィジカル・レビュー・レターズ(Phsical Review Letters、1691頁、第59巻(1987年))におけるChadiの分類による2種類のステップ、すなわち、直線状のステップSaと波状のステップSbがある。そして、ステップSa上のテラスは、図1に示すように2原子(dimer)化した原子列の配列方向がステップに対して、垂直になっていることで特徴付けられる。また、ステップSb上のテラスは、2原子(dimer)化した原子列の配列方向がステップに対して、平行になっていることで特徴付けられる。
ここで、隣接する二つのステップSaの間隔W’(図2)は、理想的には(100)面に対する傾斜角(以下、オフ角ともいう)θ(図2)で支配されており、次の(式1)で表すことが出来る。
W’=2×(格子定数/4)/tanθ ・・・(式1)
例えば、(100)面の場合は、格子定数/4=0.136nmとなる。
図4に、本実施の形態の評価対象であるシリコンウェーハのAFM像の測定結果から導出したシリコンウェーハの断面プロファイルを示す。断面プロファイルの導出にあたっては、シリコンウェーハの(100)面に対するオフ角を用いて測定値を補正している。図4の断面プロファイルの縦軸は高さであり、横軸は3μm×3μmの測定領域の1本の測線に沿った長さ、すなわち3μm(3000nm)を示している。テラス幅を求める際には、ある測定点の測定値と、次の測定点の測定値との差が1原子層分未満である場合に、その2点は同一のテラス上にあると判断している。この時、1原子層分未満とは、(100)面に対する理論値である0.136nmに測定誤差を考慮して、0.10nm未満の測定値の差と定義している。また、測定点と、次の測定点の測定値の差が0.10nm以上0.18nm未満の場合、1原子層分のステップがあると判断している。
図4に示すように、この測線に沿ったテラス幅は、すべて50nm以上であり、ステップ高さは、すべて1原子層分となっている。
図5に従来技術と本実施の形態で評価されるシリコンウェーハ表面のAFM像および段差測定結果を示す。図5(a)が、従来技術のステップ構造のないシリコンウェーハ、図5(b)が本発明に係る本実施の形態の評価対象となるステップ構造を有するシリコンウェーハである。
図5から明らかなように、従来技術のシリコンウェーハでは、まったく(100)の結晶面からなるテラスは存在していない。そして、段差測定結果からも分かるように、本発明のシリコンウェーハのRms(二乗平均粗さ)=0.049nmに比べ、従来技術のシリコンウェーハはRms=0.167nmとなっており、表面のラフネスが極めて大きくなっている。
本実施の形態の評価対象であるシリコンウェーハのように、大部分の(100)面からなるテラス幅が50nm以上で、かつ、段差が1原子層分以下であるシリコンウェーハをLSIの製造に用いると、トランジスタ特性が向上し、LSIの高性能化を図ることが可能であるという作用・効果が生ずる。
すなわち、図5(a)に示すように、従来、用いられてきた表面ラフネスの大きなシリコンウェーハでは、トランジスタのチャネル領域に多数の大きなシリコン段差が存在することになる。したがって、キャリアはこの段差によって散乱され移動度が劣化する。これに対し、本実施の形態の評価対象であるシリコンウェーハは、表面の90%以上の領域で、チャネル長よりも大きな幅の原子レベルのテラスを有している。また、テラスとテラスの間のステップの90%以上が1原子層分のステップ高さである。このため、トランジスタのチャネル領域には、原子レベルのステップがまったく存在しないか、存在しても1原子層分のステップが1つあるのみである。よって、表面ラフネスによるキャリア散乱がないか、あったとしても微小にとどまる。
なお、上記のようなステップ構造を有するシリコンウェーハは、例えば、シリコン単結晶インゴットを結晶面に対し0度以上0.1度以下の傾斜角(オフ角)でスライスし、このスライスによって得られたシリコンウェーハを、1100℃以上1200℃以下の温度、30分以上2時間以下の時間、水素ガス雰囲気中で熱処理するによって製造することが可能である。
このように、LSIの微細化・高性能化に適したシリコンウェーハの表面構造の評価は、上記のようにAFMによる測定によって可能であった。しかしながら、先に記載したように、AFMでは、シリコンウェーハを量産していく上で、シリコンウェーハ面内の広範囲にわたっての測定が困難であり、スループットがあがらないという問題が生じていた。
上記事情のもと、発明者らは、試行錯誤の末、通常、試料の成分分析や単結晶中の格子欠陥の評価等に用いられる近接場光によるラマン分光法による測定を用いることによって、半導体ウェーハ表面のステップ構造評価が可能であることを見出した。そして、この近接場光ラマン測定によれば、シリコンウェーハを量産していく上で、十分な評価スループットを得ることが可能である。
以下、本実施の形態の近接場光ラマン測定を用いた、上記ステップ構造を有するシリコンウェーハの評価方法について説明する。
ここで、ラマン分光法は、試料に光を照射して反射光や透過光のスペクトル分布を観測する分光法の一つである。そして、照射光の波長に対してシフトした出力波長を観測して試料成分等を解析するラマン分光法は、可視光が利用できること、試料の準備に特別な作業が不要であること、試料に非接触で測定が可能であることなどから従来から注目されている。もっとも、通常の可視光を用いるラマン分光法では、光の回折現象により、波長以下の空間分解能を実現することは不可能であった、この問題を克服するため、近接場光を照射光とし、波長以下の空間分解能を実現し、試料表面の微細領域の評価を可能とするラマン分光法が、近年、特に注目されている(例えば、特開2004−37158号公報、以下、近接場光ラマン測定という)。なお、近接場光とは物体の表面に薄くにじみでるように存在し、通常の光と異なって、空間中をどこまでも伝播することが出来ず、途中で消失する性質を有する特殊な光である。
図1は、本実施の形態の近接場光ラマン測定を用いた、シリコンウェーハの評価方法の説明図である。図1(a)が測定方法の全体概念図、図1(b)が図1(a)の円Aで囲まれた領域の拡大図である。
本実施の形態のシリコンウェーハの評価方法は、平坦面(テラス)が結晶面である段差(ステップ)構造を有するシリコンウェーハの評価方法であって、近接場光を、シリコンウェーハ上を走査しながら照射する手順と、シリコンウェーハから生じるラマン散乱光を受光する手順と、受光したラマン散乱光を分光器により分光しラマンスペクトルを導出する手順と、導出したラマンスペクトルから平坦面の幅(テラス幅)を算出する手順を有することを特徴とする。
近接場光ラマン測定を行うために用いられる近接場光顕微鏡は、主に、近接場光プローブ20と、結像ミラー22と、集光レンズ24と、ピンホール26、28と、光ファイバー30によって構成されている。
そして、図1において、図示しないレーザ光源から射出した光が、光ファイバーからなるコア32を有する近接場光プローブ20に導かれる。近接場光プローブ20の先端部は先鋭化され、金属膜34で覆われている。そして、最先端部には直径約100nm程度の微小開口36が設けられ、コア32を透過してきた光に基づく近接場光38を、ステップ構造を有するシリコンウェーハ10の微小な照射領域12に照射する。そして、近接場光プローブ20の周囲に結像ミラー22を配置する。
本実施の形態においては、実際に配置する結像ミラー22として、楕円面鏡を使用している。この楕円面鏡(結像ミラー)22を含む回転楕円体48を、図1中に点線で示している。
回転楕円体48は、近接場光プローブ20の周囲の異なる2箇所に焦点を有している。以下の説明では、図1において左下に位置している回転楕円体48の焦点を第1の焦点50とし、右上に位置している回転楕円体48の焦点を第2の焦点52とする。
楕円面鏡(結像ミラー)22は、第1の焦点50と照射領域12が一致するように設置する。このように設置することにより、照射領域12から集光レンズ24に向かう方向に導かれる散乱光54は直接集光レンズ24に入射し、照射領域12から集光レンズ24と反対の方向に導かれる散乱光56は楕円面鏡22で反射して、第2の焦点52で再び集光して集光レンズ24に入射する。このようにして設置した楕円面鏡22により、照射領域12から出されるラマン散乱光の集光効率を高めることが可能となる。
さらに、楕円面鏡22の反射光軸、あるいは直接集光レンズ24に入射する反射光軸と集光レンズ24の光軸58(図1中一点鎖線で示す)とを図1に示したようにずらしておくことによって、第1の焦点50を通過した散乱光の結像位置と、第2の焦点52を通過した散乱光の結像位置とに、それぞれピンホール26、ピンホール28を設置することが可能となり、第1の焦点50と第2の焦点52のいずれをも通らない光、すなわち、乱反射等による迷光を大幅に低減することができる。この場合、ピンホール26、ピンホール28は絞りとして機能している。
シリコンウェーハ10の照射領域12から生じ、ピンホール26、28を通過したラマン散乱光を、光ファイバー30により受光し、分光器60に導き、分光器60で分光し、ラマンスペクトルを演算機構70で導出する。
このような、近接場光を利用したラマン測定によれば、散乱光を受光する際の迷光をピンホール26、28により極力低減しながら、微弱光であるラマン散乱光を楕円面鏡で効率よく集光することができ、光の波長以下の空間分解能を実現することが可能である。
なお、本実施の形態においては、近接場光38を、ステップ構造を有するシリコンウェーハ10上を走査しながら照射することによって、シリコンウェーハ10表面の広い範囲にわたる表面情報を取得する。具体的には、例えば、シリコンウェーハ10を載置したステージ(図示せず)をXY方向に所定のパターン、所定の速度で動かすことによってシリコンウェーハ10上を走査する。
そして、分光器60により分光され、導出されたラマンスペクトルから、シリコンウェーハ10表面の平坦面の幅(テラス幅)を演算機構70にて算出し、出力する。この際に、本実施の形態においては、ラマンスペクトルにおけるピーク位置のシフト量(ラマンシフト)に基づきテラス幅を算出することを特徴とする。具体的には、各照射領域におけるラマンスペクトルのピーク位置のシフト量(ラマンシフト)をモニタしていき、シフト量が急激に変位する領域をステップ構造のステップ(段差)として認識し、ステップとステップの間の領域の距離をテラス幅と判定する。
以上のように、本実施の形態によれば、通常、試料の成分分析や単結晶中の格子欠陥の評価等に用いられる近接場光によるラマン分光法による測定を用いることによって、シリコンウェーハ表面のステップ構造評価が可能である。そして、本実施の形態の評価方法によれば、従来のAFMでの評価と異なり、シリコンウェーハ面内の広範囲の領域のテラス幅を、短時間で評価することが可能となるという作用・効果を有する。さらに、シリコンウェーハに非接触での測定が可能であるので、ウェーハにダメージを与えることもない。したがって、シリコンウェーハ生産におけるインライン検査あるいは出荷前の検査にも適用することが可能であるという作用・効果も得られる。
このように、表面のステップ構造が近接場光ラマン測定によって可能となるのは、表面の平坦面(テラス)上の、シリコン原子の振動状態と、段差(ステップ)部に存在するシリコン原子の振動数が異なっており、段差部がピーク位置のシフト量(ラマンシフト)の観点からみた特異点となるためであると考えられる。
なお、ここでは、LSIの高性能化に適したシリコンウェーハ、すなわち、シリコンウェーハの表面の任意の3μm×3μmの領域を、原子間力顕微鏡(AFM)の測定領域とした場合に、この測定領域において、段差に概ね垂直方向で、概ね0.3μm間隔の10本の測線に沿って測定された前記平坦面の幅(テラス幅)の測定値の90%以上が50nm以上であり、10本の測線に沿って測定された段差の高さ(ステップ高さ)の測定値の90%以上が1原子層分の高さであるシリコンウェーハについて説明した。しかしながら、本実施の形態の適用は、必ずしも、上記構造のシリコンウェーハに限られることはなく、表面にテラスが結晶面であるステップ構造を有するシリコンウェーハであればいかなるシリコンウェーハにも適用可能である。
また、上記、本実施の形態のシリコンウェーハの評価方法を実現する本実施の形態の評価装置は、以下のように構成される。ここでは図1を参照して説明する。
本実施の形態のシリコンウェーハの評価装置は、平坦面(テラス)が結晶面である段差(ステップ)構造を有するシリコンウェーハの評価装置であって、近接場光38を、シリコンウェーハ上を走査しながら照射する照射機構である近接場光プローブ20と、近接場光38の照射によってシリコンウェーハから生じるラマン散乱光を受光する受光機構である光ファイバー30を有する。そして、光ファイバー30によって受光され伝達されたラマン散乱光を分光する分光機構である分光器60と、分光器60により分光してラマンスペクトルを導出し、導出したラマンスペクトルから平坦面の幅(テラス幅)を算出する演算機構70を有している。
この装置で測定されるシリコンウェーハは、シリコンウェーハの表面の任意の3μm×3μmの領域を、原子間力顕微鏡(AFM)の測定領域とした場合に、前記測定領域において、段差に概ね垂直方向で、概ね0.3μm間隔の10本の測線に沿って測定された前記平坦面の幅(テラス幅)の測定値の90%以上が50nm以上であり、前記10本の測線に沿って測定された前記段差の高さ(ステップ高さ)の測定値の90%以上が1原子層分の高さであることであることが望ましい。
このような、シリコンウェーハによって、LSIの高性能化および高集積化が可能となるからである。
(第2の実施の形態)
本実施の形態のシリコンウェーハの評価方法および評価装置は、シリコンウェーハ表面の平坦面の幅(テラス幅)を算出する際に、ラマンスペクトルにおけるピーク強度に基づきテラス幅を算出することを特徴とする以外は第1の実施の形態と同様であるので記述を省略する。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。加えて、ピークシフトによる場合は室温変動の補正が必要であるが、本実施の形態のようにピーク強度を用いる場合は補正の必要はないという利点がある。
(第3の実施の形態)
本実施の形態のシリコンウェーハの評価方法および評価装置は、シリコンウェーハ表面の平坦面の幅(テラス幅)を算出する際に、ラマンスペクトルにおけるピークの半値幅に基づきテラス幅を算出することを特徴とする以外は第1の実施の形態と同様であるので記述を省略する。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。加えて、ピークシフトによる場合は室温変動の補正が必要であるが、本実施の形態のように半値幅を用いる場合は補正の必要はない利点がある。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。実施の形態の説明においては、半導体ウェーハ、半導体ウェーハの評価方法、評価装置等で、本発明の説明に直接必要としない部分等については記載を省略したが、必要とされる半導体ウェーハ、半導体ウェーハの評価方法、評価装置等に関わる要素を適宜選択して用いることができる。
例えば、上記実施の形態においては、シリコン(Si)ウェーハを例に説明した。しかし、その他、SiC、SiGe、SiGeC、Ge、GaAs、InAs、InP、ならびにIII/V族またはII/VI族の複合半導体を含めた任意の半導体ウェーハを選択することが可能である。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての半導体ウェーハの評価方法および評価装置は、本発明の範囲に包含される。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しつつ説明するが、これらによって本発明が限定されるものではない。
(実施例1)
まず、チョコラルスキー法(CZ法)により、8インチの結晶面方位(100)のシリコン単結晶インゴットを製造した。このインゴットは、ボロンを不純物とするpタイプシリコン単結晶であり、抵抗率は9〜22Ωcmとした。このシリコン単結晶インゴットを(100)面に対し、0.0256度のオフ角、シリコンウェーハ表面の、(100)面に対する傾斜方向の(100)面上の方位角が、〔110〕方向に対して21度となるようにスライスした。次に、スライスによって得られたシリコンウェーハを、フッ化水素−硝酸での洗浄を行った後に、ミラー研磨した。その後に、熱処理を加えた。熱処理は、バッチ式縦型熱処理炉で水素ガス雰囲気、1200℃、1時間行った。このシリコンウェーハについて、任意の3μm×3μmの領域についてAFM(Nano Scope IIIa)により表面構造を評価した。結果、この測定領域において、段差に概ね垂直方向で、概ね0.3μm間隔の10本の測線に沿って測定された前記平坦面の幅(テラス幅)の測定値の90%以上が50nm以上であり、10本の測線に沿って測定された段差の高さ(ステップ高さ)の測定値の90%以上が1原子層分の高さであった。
次に、図1の近接場光ラマン測定による評価方法を用いて、シリコンウェーハのステップ構造を評価した。
近接場光プローブは、先端に100nmの開口部を有するものを用いた。図6に上記シリコンウェーハの測定領域のAFM像を示す。測定領域は3μm×3μmの領域である。近接場光プローブの先端から出る近接場光を、図6の白線で示す3μm長の範囲で、0.1μmステップで走査した。レーザ光源としては、出力50mW、波長488nmのAr(アルゴン)レーザを用いた。ラマン散乱光はCCDが結合したシングルモノクロメータで分析を行った。サンプリング時間は30秒〜60秒で、ネオンランプからのレファレンスピークをモニタすることによりラマンスペクトルのピーク位置を随時補正した。そして、ラマンスペクトルにおけるピーク位置のシフト量(ラマンシフト)をモニタした。
結果を、図7に示す。横軸には、測定原点からの距離、縦軸にはラマンシフトを示す。図から明らかなように、テラス領域部分のラマンシフトが520.45cm−1であるのに対し、ステップ部分では520.55cm−1となり、特異点となっていた。このため、特異点間の間隔を、テラス幅として判定が可能であった。
このように、ラマンスペクトルにおけるピーク位置のシフト量(ラマンシフト)をモニタすることにより、ステップ構造を有するシリコンウェーハのテラス幅を算出することが可能であることが明らかになった。
(実施例2)
ラマンスペクトルにおけるピーク強度をモニタする以外は、実施例1と同様の条件で、シリコンウェーハの表面を評価した。
結果を図8に示す。横軸には、測定原点からの距離、縦軸には原点における強度を100%とした場合の、ピーク強度の相対強度を示す。図から明らかなように、ステップ部分のピーク強度は、テラス部分に比較して約20%低下し、特異点となっていた。このため、特異点間の間隔を、テラス幅として判定が可能であった。
このように、ラマンスペクトルにおけるピーク強度をモニタすることにより、ステップ構造を有するシリコンウェーハのテラス幅を算出することが可能であることが明らかになった。
(実施例3)
ラマンスペクトルにおけるピークの半値幅をモニタする以外は、実施例1と同様の条件で、シリコンウェーハの表面を評価した。
結果を図9に示す。横軸には、測定原点からの距離、縦軸には原点における半値幅を100%とした場合の、半値幅の変化(相対幅)を示す。図から明らかなように、ステップ部分の半値幅は、テラス部分に比較して10%〜12%広がったため、特異点となっていた。このため、特異点間の間隔を、テラス幅として判定が可能であった。
このように、ラマンスペクトルにおける半値幅をモニタすることにより、ステップ構造を有するシリコンウェーハのテラス幅を算出することが可能であることが明らかになった。
実施の形態1ないし3の近接場光ラマン測定を用いたシリコンウェーハの測定方法の説明図。 実施の形態のシリコンウェーハの表面構造を模式的に示した説明図。 実施の形態のシリコンウェーハのAFM像を示す図。 実施の形態のシリコンウェーハのAFM像の測定結果から導出したシリコンウェーハの断面プロファイルを示す図。 従来技術と本実施の形態のシリコンウェーハ表面のAFM像および段差測定結果を示す図。 実施例のシリコンウェーハのAFM像を示す図。 実施例1の評価結果を示す図。 実施例2の評価結果を示す図。 実施例3の評価結果を示す図。
符号の説明
10 シリコンウェーハ
12 照射領域
20 近接場光プローブ
22 結像ミラー(楕円面鏡)
24 集光レンズ
26 ピンホール
28 ピンホール
30 光ファイバー
32 コア
34 金属膜
36 微小開口
38 近接場光
48 回転楕円体
50 第1の焦点
52 第2の焦点
54 散乱光
56 散乱光
58 光軸
60 分光器
70 演算機構

Claims (6)

  1. 平坦面(テラス)が結晶面である段差(ステップ)構造を有する半導体ウェーハの評価方法であって、
    近接場光を、前記半導体ウェーハ上を走査しながら照射する手順と、
    前記半導体ウェーハから生じるラマン散乱光を受光する手順と、
    受光した前記ラマン散乱光を分光器により分光しラマンスペクトルを導出する手順と、
    導出した前記ラマンスペクトルから平坦面の幅(テラス幅)を算出する手順を有することを特徴とする半導体ウェーハの評価方法。
  2. 前記平坦面の幅(テラス)を算出する手順において、前記ラマンスペクトルにおけるピーク位置のシフト量(ラマンシフト)に基づき算出することを特徴とする請求項1記載の半導体ウェーハの評価方法。
  3. 前記平坦面の幅(テラス)を算出する手順において、前記ラマンスペクトルにおけるピーク強度に基づき算出することを特徴とする請求項1記載の半導体ウェーハの評価方法。
  4. 前記平坦面の幅(テラス)を算出する手順において、前記ラマンスペクトルにおけるピークの半値幅に基づき算出することを特徴とする請求項1記載の半導体ウェーハの評価方法。
  5. 前記半導体ウェーハがシリコンウェーハであって、
    前記シリコンウェーハの表面の任意の3μm×3μmの領域を、原子間力顕微鏡(AFM)の測定領域とした場合に、
    前記測定領域において、前記段差に概ね垂直方向で、概ね0.3μm間隔の10本の測線に沿って測定された前記平坦面の幅(テラス幅)の測定値の90%以上が50nm以上であり、
    前記10本の測線に沿って測定された前記段差の高さ(ステップ高さ)の測定値の90%以上が1原子層分の高さであることを特徴とする請求項1ないし請求項4記載の半導体ウェーハの評価方法。
  6. 平坦面(テラス)が結晶面である段差(ステップ)構造を有する半導体ウェーハの評価装置であって、
    近接場光を、前記半導体ウェーハ上を走査しながら照射する照射機構と、
    前記半導体ウェーハから生じるラマン散乱光を受光する受光機構と、
    受光した前記ラマン散乱光を分光する分光機構と、
    前記分光機構による分光で導出されたラマンスペクトルから、平坦面の幅(テラス幅)を算出する演算機構を有することを特徴とする半導体ウェーハの評価装置。



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