JP2008108519A - 燃料電池用膜電極接合体評価装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料電池用膜電極接合体の製造工程におけるMEAを構成する各部材の表面状態を検出し、各部材の良否を選別できる燃料電池用膜電極接合体評価装置を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明の燃料電池用膜電極接合体評価装置は、イオン伝導性をもつ電解質膜31と該電解質膜31を厚み方向に挟むアノード電極32A及びカソード電極32Bとを備える膜電極接合体MEAを評価する燃料電池用膜電極接合体評価装置であって、膜電極接合体MEA、電解質膜31、アノード電極32A、カソード電極32Bのうちの少なくとも一つを被検体Tとし、被検体Tの厚み方向に被検体Tを挟む2個の支持部11、12と、支持部11、12と被検体Tとの間に設けられ、被検体Tの表面の圧力分布に基づいて被検体Tの平面状態を検出する平面状態検出手段2とを具備することを特徴とする。これにより、電解質膜31、アノード電極32A、カソード電極32Bまたは膜電極接合体MEAからなる被検体Tの表面状態を検出することができる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の燃料電池用膜電極接合体評価装置は、イオン伝導性をもつ電解質膜31と該電解質膜31を厚み方向に挟むアノード電極32A及びカソード電極32Bとを備える膜電極接合体MEAを評価する燃料電池用膜電極接合体評価装置であって、膜電極接合体MEA、電解質膜31、アノード電極32A、カソード電極32Bのうちの少なくとも一つを被検体Tとし、被検体Tの厚み方向に被検体Tを挟む2個の支持部11、12と、支持部11、12と被検体Tとの間に設けられ、被検体Tの表面の圧力分布に基づいて被検体Tの平面状態を検出する平面状態検出手段2とを具備することを特徴とする。これにより、電解質膜31、アノード電極32A、カソード電極32Bまたは膜電極接合体MEAからなる被検体Tの表面状態を検出することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、燃料電池を構成する膜電極接合体を評価する評価装置に関するものである。
近年、世界の経済成長と共にエネルギーの消費が急激に大きくなり、環境の悪化が懸念されている。そのような状況下、環境問題やエネルギー問題などの解決策として、酸素や空気などの酸化剤ガスと、水素やメタンなどの還元剤ガス(燃料ガス)を原料として電気化学反応により化学エネルギーを電気エネルギーに変換して発電する燃料電池の開発が注目されている。
燃料電池は、使用される電解質の種類によって分類される。例えば、溶融炭酸塩形、リン酸形、固体高分子形、固体酸化物形などが挙げられる。固体高分子形燃料電池は、基本的に水素イオンを選択的に輸送する高分子電解質膜、電解質膜の両面に形成された白金族金属を担持したカーボン粉末を主成分とする触媒層及び触媒層の外面に形成され、通気性及び導電性を併せ持つ拡散層から構成される。拡散層と触媒層とを合わせて触媒電極とする。
高分子膜の両面に触媒電極をそれぞれ取り付けたものが膜電極接合体(Membrane Electrode Assembly:MEA)と呼ばれる。MEAは電気化学反応が起こる場所であり、燃料電池の性能を大きく左右する要因である。
実際に、MEAはイオン伝導性を有する高分子電解質膜の両面にプレス工法により触媒電極を接合して構成される場合が多い。また、MEAにより組み立てられた燃料電池スタックに締付力を付与することで、MEAを構成する触媒層とガス拡散層との密着性が高められる。すなわち、密着性により接触抵抗が低減され、燃料電池の発電性が向上する。
しかしながら、燃料電池スタックに締付力を付与する際、燃料電池を構成する各層を形成する膜構造には、貫通孔(穴状欠陥)の存在や膜構造の表面の凹凸状態などにより、MEAにおいて微小な短絡が発生する。この微小短絡は、わずかであればあるほど通常の燃料電池の使用状態や発電状態では発見されにくい。つまり、大きな短絡でない限り、初期の発電特性にほとんど影響を及ぼさないため、MEAの性能上の潜在的な問題を発見することが難しい。しかしながら、この通常の使用状態では発見し難い微小短絡は、燃料電池の発電特性の耐久性に大きな影響を与える。即ち、ごくわずかでも微小短絡が発生すると、微小短絡した箇所に過大な電流が流れるようになる。この結果、電流による発熱がMEAを構成する高分子膜や触媒電極に含まれる高分子電解質などの熱劣化を引き起こす。時間の経過と共に、徐々に短絡が大きくなり、結果的にMEA内部のクロスリーク現象を増長させ、燃料電池の耐久性を左右する要因となる。従って、MEAを構成する各部材の表面状態から微小短絡を把握することが必要である。
この微小短絡を引き起こす原因となる膜構造内の貫通孔や膜構造の表面の凹凸状態などを発見するのに多数の方法が提案されてきた。例えば、特開2005−292050号公報(以下、特許文献1と称する)は、燃料電池を構成する膜内部の貫通孔の存在を検出し、貫通孔による微小短絡を発見する方法を開示している。具体的には、視覚的変化を引き起こす化学反応系を構成する二種の成分をそれぞれ膜の両側に配置し、ある一定の圧力を印加して二種の成分を膜の貫通孔を通じて浸透させ、ニ種の成分が互いに接触して化学反応を行う。このとき、視覚的変化が現れる。視覚的変化の発生状況を観察することによって貫通孔(穴状欠陥)が検出される。
特開2005−292050号公報
特開2006−038611号公報
特開平11−7975号公報
特許文献1は燃料電池を構成する膜に存在する貫通孔(穴状欠陥)を検出することはできるが、膜の表面凹凸状態により発生する微小短絡は検出することができていない。つまり、貫通孔(穴状欠陥)以外の微小短絡を生じる原因となる膜の表面状態を検出する方法は開示されていない。
本発明は上記実状に鑑みてなされたものであり、燃料電池用膜電極接合体の製造工程におけるMEAを構成する各部材の表面状態を検出し、各部材の良否を選別できる燃料電池用膜電極接合体評価装置を提供することを課題とする。
本発明の燃料電池用膜電極接合体評価装置は、イオン伝導性をもつ電解質膜と該電解質膜を厚み方向に挟むアノード電極及びカソード電極とを備える膜電極接合体を評価する燃料電池用膜電極接合体評価装置であって、膜電極接合体、電解質膜、アノード電極、カソード電極のうちの少なくとも一つを被検体とし、被検体の厚み方向に被検体を挟む2個の支持部と、支持部と被検体との間に設けられ、被検体の表面の圧力分布に基づいて被検体の平面状態を検出する平面状態検出手段とを具備することを特徴とする。これにより、電解質膜、アノード電極、カソード電極または膜電極接合体からなる被検体の表面状態を検出することができる。つまり、被検体の表面状態により、良品選別ができ、燃料電池の製造段階において完成品の信頼性を高めることができる。また、被検体となる電解質膜、アノード電極、カソード電極または膜電極接合体のいずれかを選別することできるため、製造工程において不良品部材の発生によるその他の部材の無駄を回避することができる。つまり、燃料電池の各製造段階で不良品を選別できるため、製造コストを抑えることができる。
本発明の燃料電池用膜電極接合体評価装置は、イオン伝導性をもつ電解質膜と該電解質膜を厚み方向に挟むアノード電極及びカソード電極とを備える膜電極接合体を評価する燃料電池用膜電極接合体評価装置であって、アノード電極はアノード触媒層とアノード拡散層とを備え、カソード電極はカソード触媒層とカソード拡散層とを備え、膜電極接合体、電解質膜、アノード電極、アノード触媒層、アノード拡散層、カソード電極、カソード触媒層、カソード拡散層のうちの少なくとも一つを被検体とし、被検体の厚み方向に被検体を挟む2個の支持部と、支持部と被検体との間に設けられ、被検体の表面の圧力分布に基づいて被検体の平面状態を検出する平面状態検出手段と、を具備することを特徴とする。これにより、アノード電極はアノード触媒層とアノード拡散層とを備えるため、アノード電極をひとつの被検体として評価することができる。また、同様に、カソード電極はカソード触媒層とカソード拡散層とを備えるため、カソード電極をひとつの被検体として評価することができる。さらに、膜電極接合体、電解質膜、アノード電極、アノード触媒層、アノード拡散層、カソード電極、カソード触媒層、カソード拡散層をそれぞれ個別に被検体として評価することもできる。
本発明の燃料電池用膜電極接合体評価装置の平面状態検出手段は、圧力を受けて接触する表面の平面状態に応じて圧力分布を示す感圧シートとすることができる。平面状態検出手段を感圧シートで構成することにより、容易に被検体の表面状態を検出することができる。感圧シートは、例えば圧力測定フィルムで構成することができる。圧力測定フィルムは、対向する二つのベース部を備え、一方のベース部の表面に発色剤からなる発色剤層を備え、他方のベース部の対向する表面に顕色剤からなる顕色剤層を備えることができる。厚み方向に圧力を印加すると発色剤が顕色剤と混合して反応を引き起こし、圧力分布に応じて色により識別することができる。このように、感圧シートで平面状態検出手段を構成することにより、被検体の平面状態を圧力に応じた色分布として示すことができる。つまり被検体の平面状態を視覚的に観察することができる。
本発明の燃料電池用膜電極接合体評価装置によれば、電解質膜、アノード電極、カソード電極または膜電極接合体といった被検体の表面状態を検出することができる。つまり、被検体の表面状態を測定することにより、燃料電池の製造段階において燃料電池の性能を評価することができ、完成品の信頼性を高めることができる。また、被検体となる電解質膜、アノード電極、カソード電極、または膜電極接合体の良否を選別することできるため、製造工程において不良品部材の発生によるその他の部材の無駄を回避することができる。つまり、燃料電池の各製造段階で不良品を選別することができ、製造コストを抑えることができる。
以下、図面を参照しながら、各実施形態について説明する。
(実施形態1)
本実施形態の燃料電池用膜電極接合体評価装置は、図1に示すように、主に支持部1と、圧力印加手段としての第1加圧部101及び第2加圧部102と、平面状態検出手段2とからなる。
本実施形態の燃料電池用膜電極接合体評価装置は、図1に示すように、主に支持部1と、圧力印加手段としての第1加圧部101及び第2加圧部102と、平面状態検出手段2とからなる。
支持部1は、2個の対向する支持板11、12からなり、支持板11、12の対向する平坦状の表面111、121には保護膜13が設けられている。被検体Tは支持板11、12の間に挟持されるように配置されている。また、被検体Tと支持板11との間には、シート状の平面状態検出手段2が設けられている。支持板11、12は対向する表面が平面である板状部材で構成される。支持板11、12の部材として、硬度を有する部材を使用でき、熱プレスする場合には耐熱性も必要である。例えば金属などの部材で構成することができる。保護膜13は、被検体Tを保護するための膜層であり、樹脂系のもので構成することができる。例えば、PTFEシートで保護膜13を構成することができる。なお、本実施形態では、保護膜13はナフロンテープ100μのPTFEシート(ニチアス株式会社製)から構成される。
次に、膜電極接合体MEAの構成について説明する。図2は膜電極接合体MEAの断面概念図を示したものである。図2に示すように、膜電極接合体MEAは主に電解質膜31と、電解質膜31の厚み方向の両側に配置されたアノード電極32Aとカソード電極32Bとからなる。また、アノード電極32Aはアノード触媒層321Aとアノードガス拡散層322Aとからなり、カソード電極32Bはカソード触媒層321Bとカソードガス拡散層322Bとからなる。なお、アノード触媒層321A、カソード触媒層321Bは電解質膜31に接触して配置され、さらに、アノード触媒層321Aの外側にはアノードガス拡散層322Aが配置され、カソード触媒層321Bの外側にはカソードガス拡散層322Bが配置されている。なお、アノードガス拡散層322Aは本発明のアノード拡散層を構成するものであり、カソードガス拡散層322Bは本発明のカソード拡散層を構成するものである。
本実施形態では、被検体Tは膜電極接合体MEAを構成するガス拡散層322(アノードガス拡散層322Aまたはカソードガス拡散層322B)からなる。平面状態検出手段2は圧力測定フィルム21(富士プレスケール、富士フィルム株式会社製)からなる。また、本実施形態に用いた電解質膜31はイオン交換膜GORE−SELECT 30−III−B(ジャパンゴアテックス株式会社製)である。
このように、ガス拡散層322が支持板12に設置された保護膜13と圧力測定フィルム21との間に挟持されている。支持板11、12の外側から厚み方向に圧力を印加し、ガス拡散層322の表面状態を検出することができる。
このように、ガス拡散層322が支持板12に設置された保護膜13と圧力測定フィルム21との間に挟持されている。支持板11、12の外側から厚み方向に圧力を印加し、ガス拡散層322の表面状態を検出することができる。
ガス拡散層322は、まず市販のカーボンペーパーTGP−H−60(東レ株式会社、190μ)にVXC−72R(キャボット、380m2/g)100gとポリフロンD−1(ダイキン工業、PTFEディスパージョン、固形分60wt%)166.7g、分散剤、純水を混練したペーストを含浸したものを、80℃で1時間予備乾燥した後、380℃で1時間焼成したものである。
ガス拡散層322を作製後、ガス拡散層322の電解質膜31(図1に示す)を接着する側に測定フィルム21を設置する。ガス拡散層322が支持板11、12に挟持されるように配置し、支持板11、12から層厚方向に実際のプレス圧力が印加されガス拡散層322の平面度が測定される。なお、本実施形態では、プレス圧力は8MPaで、温度は室温度で、プレス時間は3分間である。
図3は平面状態検出手段2を構成する圧力測定フィルム21の断面概念図を示したものである。図3に示すように、圧力測定フィルム21は、第1フィルム210と第2フィルム220とからなり、第1フィルム210は、ベース部200とベース部200に塗布されている発色剤層(マイクロカプセル状単体2111からなる)211とからなり、第2フィルム220はベース部200とベース部200に塗布されている顕色剤層221とからなる。発色剤層211と顕色剤層221とは表面上接触するように使用される。圧力測定フィルム21の測定原理は、発色原理に基づくものである。発色原理は、発色剤層211のマイクロカプセル単体2111が層厚方向に印加される圧力によって破壊され、その中の発色剤が顕色剤に吸着し、化学反応によって赤く発色する。したがって、ガス拡散層322の表面に接触した圧力測定フィルム21は支持板11、12から印加された圧力により、ガス拡散層322の表面圧力分布に応じて変色を示すことができる。つまり、変色の程度および分布からガス拡散層322の表面の凹凸状態が分かる。図4は、圧力測定フィルム21で記録された圧力分布結果を示す概念図である。図4から分かるように、ガス拡散層322(図1に示す)に面的に接触された圧力測定フィルム21には、圧力の変化は色(赤色)の濃さで示されている。圧力変化が生じた箇所Pでは色の濃さ分布により圧力の分布を示している。圧力測定フィルム21に面的に接触されたガス拡散層322に対応した箇所(圧力変化が記録された箇所Pに対応する箇所)に圧力の分布が存在することが予想できる。つまり、膜電極接合体MEA内部の微小短絡に繋がる原因となる拡散層(ガス拡散層322)表面の凹凸状態が予想でき、ガス拡散層322の選別ができる。なお、被検体Tの表面が平滑の状態では、圧力測定時において圧力測定フィルムの変色差が抑えられる。
このように、圧力測定フィルム21で平面状態検出手段2を構成することにより、被検体Tとなるガス拡散層322の平面状態が圧力に応じた色分布として示すことができ、被検体Tの平面状態を視覚的に観察することができる。
(実施形態2)
本実施形態は、実施形態1の構成とは基本的に同じである。以下、実施形態1と異なる部分について説明する。なお、実施形態1と同様の部分に関しては、同じ符号を用いて説明する。
本実施形態は、実施形態1の構成とは基本的に同じである。以下、実施形態1と異なる部分について説明する。なお、実施形態1と同様の部分に関しては、同じ符号を用いて説明する。
本実施形態では、被検体Tは電極32(アノード電極32Aまたはカソード電極32B)(図5に示す)から構成される。図5は本実施形態の燃料電池用膜電極接合体評価装置の断面図を示したものである。図5に示すように、対向する支持板11、12の間に、圧力測定フィルム21と被検体Tを構成する電極32が設置されている。なお、電極32は触媒層321とガス拡散層322とからなる。また、電極32の触媒層321が圧力測定フィルム21に対面した側に配置され、ガス拡散層322が支持板12に対面した側に配置されている。支持板11、12の対向する表面111、121には、それぞれ保護膜13が設けられている。
触媒層321はアノード触媒層321A(図2に示す)またはカソード触媒層321B(図2に示す)である。ガス拡散層322はアノードガス拡散層322A(図2に示す)またはカソードガス拡散層322B(図2に示す)である。
カソード触媒層321Bは、Pt担持カーボンTEC10E70TPM(田中貴金属製Pt67wt%)10g、SS−1100/05イオン交換樹脂5wt%、旭化成製)82.5g、イオン交換水38gをサンドミル(ジルコニアボール直径2mm、周速15m/s)にて、一時間分散したもの(イオン交換樹脂/Pt−C中のC=1.25)を、ペースト状にし、ガス拡散層322Aにドクターブレードにてギャップ250μ(約1mgPt/cm2)で塗布したものである。
アノード触媒層321Aは、白金ルテニウム担持カーボンTEC62E58(田中貴金属製Pt27.8wt%、Ru28.8wt%、Pt:Ru原子比=1:2)10g、SS−1100/05(イオン交換樹脂5wt%、旭化成製)108.5g、イオン交換水38gをサンドミル(ジルコニアボール直径2mm、周速15m/s)にて、一時間分散したもの(イオン交換樹脂/Pt−C中のC=1.25)を、ペースト状にし、ガス拡散層322Bにドクターブレードにてギャップ200μ(約0.25mgPt/cm2)で塗布したものである。
電極32を作製後、ガス拡散層322が支持板12に対面するように配置され、触媒層321(A,B)が圧力測定フィルム21を隔てて支持板11に対面するように配置される。このように、電極32は支持板11、12に挟持されるように配置され、支持板11、12から層厚方向に実際のプレス圧力が印加され電極32の平面度が測定される。なお、本実施形態では、プレス圧力は8MPaで、温度は室温度で、プレス時間は3分間である。
このように、圧力測定フィルム21で平面状態検出手段2を構成することにより、被検体Tとなる電極32の平面状態が圧力に応じた色分布として示すことができ、電極32の平面状態を視覚的に観察することができる。
(実施形態3)
本実施形態は、実施形態1の構成とは基本的に同じである。以下、実施形態1と異なる部分について説明する。なお、実施形態1と同様の部分に関しては、同じ符号を用いて説明する。
本実施形態は、実施形態1の構成とは基本的に同じである。以下、実施形態1と異なる部分について説明する。なお、実施形態1と同様の部分に関しては、同じ符号を用いて説明する。
本実施形態では、被検体Tは電解質膜31をアノード触媒層321Aとカソード触媒層321Bとで挟んで構成される(図6に示す)。図6は本実施形態の燃料電池用膜電極接合体評価装置の断面図を示したものである。図6に示すように、対向する支持板11、12の間に、二枚の圧力測定フィルム21A、21Bが設置され、圧力測定フィルム21A,21Bの間には、被検体Tとなる電解質膜31と電解質膜31の一方の側にあるアノード触媒層321Aと他方の側にあるカソード触媒層Bが設置されている。なお、触媒層321(アノード触媒層321Aまたはカソード触媒層B)は支持膜131において形成される。触媒層321のある側面が電解質膜31に対面して配置され、支持膜131のある側面が圧力測定フィルム21A,21Bに対面して配置されている。なお、本実施形態に用いた電解質膜31はイオン交換膜GORE−SELECT 30−III−B(ジャパンゴアテックス株式会社製)である。
このように、電解質膜31および支持膜131に形成された触媒層321は支持板11、12に挟持されるように配置され、支持板11、12から層厚方向にプレス圧力が印加される。即ち、電解質膜31と触媒層321との膜触媒層接合体を形成するときの温度及び圧力が加えられ、評価と同時に膜触媒層接合体が形成される。このように、電解質膜31及び触媒層321の平面度が測定される。なお、形成するときのプレス圧力は8MPaであり、温度は140℃であり、プレス時間は3分間である。また、膜触媒層接合体は膜電極接合体のひとつである。
このように、圧力測定フィルム21で平面状態検出手段2を構成することにより、被検体Tとなる電解質膜31およびその両側にあるアノード触媒層321Aとカソード触媒層321Bの平面状態が圧力に応じた色分布として示すことができ、触媒層321が接着された電解質膜31の平面状態を視覚的に観察することができる。
次に、本実施形態の膜電極接合体MEAの製造方法について説明する。この製造方法は二つのプロセスから構成される。
図7は、本実施形態の膜電極接合体MEAの製造プロセス1を示すものである。図7に示すように、対向する二枚の支持板11,12の間に、電解質膜31と電解質膜31の一方の側にあるアノード触媒層321Aと他方の側にあるカソード触媒層321Bが設置されている。なお、触媒層321(アノード触媒層321Aまたはカソード触媒層321B)は支持膜131において形成されている。触媒層321のある側面が電解質膜31に対面して配置されている。
図7は、本実施形態の膜電極接合体MEAの製造プロセス1を示すものである。図7に示すように、対向する二枚の支持板11,12の間に、電解質膜31と電解質膜31の一方の側にあるアノード触媒層321Aと他方の側にあるカソード触媒層321Bが設置されている。なお、触媒層321(アノード触媒層321Aまたはカソード触媒層321B)は支持膜131において形成されている。触媒層321のある側面が電解質膜31に対面して配置されている。
反応面積100cm2に打ち抜いた触媒層321−支持膜131(A,B)シートを12cm角に切り抜いた電解質膜31の両側に配置し、140℃、8MPaの気圧の状態下3minでホットプレスして電解質膜31−触媒層321シート(膜触媒層接合体)が形成される。
図8は本実施形態の膜電極接合体MEAの製造プロセス2を示すものである。図8に示すように、電解質膜31−触媒層321シートが形成された後、その両面に反応面積100cm2に打ち抜いたガス拡散層322が配置され、再び支持板11、12の間に設置して熱プレスされる。このように、膜電極接合体MEAが形成される。なお、熱プレスは温度140℃で、8MPa気圧で、3分間で行った。
(実施形態4)
本実施形態は、実施形態1の構成とは基本的に同じである。以下、実施形態1と異なる部分について説明する。なお、実施形態1と同様の部分に関しては、同じ符号を用いて説明する。
本実施形態は、実施形態1の構成とは基本的に同じである。以下、実施形態1と異なる部分について説明する。なお、実施形態1と同様の部分に関しては、同じ符号を用いて説明する。
本実施形態では、被検体Tは膜電極接合体MEAを構成する電解質膜31をアノード電極32Aとカソード電極32Bとで挟んで構成される(図9に示す)。図9は本実施形態の燃料電池用膜電極接合体評価装置の断面図を示したものである。図9に示すように、対向する支持板11、12の間に、二枚の圧力測定フィルム21A、21Bが設置され、圧力測定フィルム21A,21Bの間には、被検体Tとなる電解質膜31と電解質膜31の一方の側にあるアノード電極32Aと他方の側にあるカソード電極32Bが設置されている。なお、電極32は触媒層321(アノード触媒層321Aまたはカソード触媒層321B)とガス拡散層322(アノードガス拡散層322Aまたはカソードガス拡散層322B)とからなる。触媒層321のある側面が電解質膜31に対面して配置され、ガス拡散層322のある側面が圧力測定フィルム21A,21Bに対面して配置されている。
このように、電解質膜31および電極32は支持板11、12に挟持されるように配置され、支持板11、12から層厚方向にプレス圧力が印加される。即ち、電解質膜31と電極32との膜電極接合体MEAを形成するときの温度と圧力が加えられ、評価と同時に膜電極接合体MEAが形成される。このように電解質膜31及び電極32の平面度が測定される。なお、形成するときのプレス圧力は8MPaであり、温度は140℃であり、プレス時間は3分間である。
このように、圧力測定フィルム21で平面状態検出手段2を構成することにより、被検体Tとなる電解質膜31およびその両側にある電極32A、32Bの平面状態が圧力に応じた色分布として示すことができ、電極32と電解質膜31とからなる膜電極接合体MEAの平面状態を視覚的に観察することができる。
次に、本実施形態の膜電極接合体MEAの製造方法について説明する。
図10は、本実施形態の膜電極接合体MEAの製造プロセスを示すものである。図10に示すように、対向する二枚の支持板11,12の間に、電解質膜31と電解質膜31の一方の側にあるアノード電極32Aと他方の側にあるカソード電極32Bが設置されている。
図10は、本実施形態の膜電極接合体MEAの製造プロセスを示すものである。図10に示すように、対向する二枚の支持板11,12の間に、電解質膜31と電解質膜31の一方の側にあるアノード電極32Aと他方の側にあるカソード電極32Bが設置されている。
反応面積100cm2に打ち抜いた電極32(アノード電極32Aまたはカソード電極32B)を12cm角に切り抜いた電解質膜31の両側に配置し、140℃、8MPaの気圧の状態下3minでホットプレスしてMEAが形成される。
(実施形態5)
本実施形態は、実施形態3に説明したように、選別されたMEAを実際に測定して評価を行った。
本実施形態は、実施形態3に説明したように、選別されたMEAを実際に測定して評価を行った。
実施形態3で明らかなように、圧力測定フィルム21(図6に示す)での測定結果から高圧点が発見されたものがあった。つまり微小短絡が存在する可能性の高いものが発見され、それを膜電極接合体MEA化し、リーク電流を測定した。一方、異常が見られないものも膜電極接合体MEA化してリーク電流を測定した。表1はそのリーク電流の比較結果を示すものである。
表1に示すように、測定条件は定電圧0.2V,定圧力0.8MPa,1分後,電極面積100cm2であり、異常が見られたMEAのリーク電流は7.7mAに対して、異常が見られなかったMEAのリーク電流は9.0mAであった。
また、この二つのMEAを燃料電池単セル化し、サイクル実験を行った。サイクル実験は電流値を0.4A/cm2と0A/cm2とし、各1分間交互に繰り返して行ったものである。単セルの温度は80℃であり、水素空気露点温度は80℃である。また、水素/空気利用率は70%(0.4A/cm2時の流量で0A/cm2まで)で2000時間評価を行った。その結果、リーク電流に関係なく、実際の耐久性実験後のリーク量は、図11に示すようになる。なお、リーク量測定方法は、荷重6kN、20kPa封入(窒素)条件で、圧力減少量から計算したものである。図11では、実線で示したものは、圧力異常はあるが、リーク電流異常はない場合であり、点線で示したものは、圧力とリーク電流共に異常なしの場合である。図11から分かるように、耐久時間が500時間を経過した時点で、圧力異常ありの単セルは顕著なリーク量増を示している。すなわち、圧力分布検査により、MEAにおける微小短絡を発見したものが運転時間500時間以上になると性能の低下が見られる。
(その他)
上記した記載から次の技術思想が図れる。
上記した記載から次の技術思想が図れる。
つまり、イオン伝導性をもつ電解質膜と該電解質膜を厚み方向に挟むアノード電極及びカソード電極とを備える膜電極接合体を評価する燃料電池用膜電極接合体評価方法であって、
前記膜電極接合体、前記電解質膜、前記アノード電極、前記カソード電極のいずれか一つを被検体とし、
前記被検体の厚み方向に挟む2個の支持部を準備する準備工程と、
前記被検体の表面の圧力分布に基づいて前記被検体の平面状態を検出する平面状態検出手段を前記支持部と前記被検体との間に設け、前記被検体の平面状態を検出する検出工程と、を順に実施することを特徴とする燃料電池用膜電極接合体評価方法。この燃料電池用膜電極接合体評価方法によれば、電解質膜、アノード電極、カソード電極または膜電極接合体からなる被検体の表面状態を検出することができる。つまり、被検体の表面状態により、良品選別ができ、燃料電池の製造段階において完成品の信頼性を高めることができる。また、被検体となる電解質膜、アノード電極、カソード電極または膜電極接合体のいずれかを選別することできるため、製造工程において不良品部材の発生によるその他の部材の無駄を回避することができる。つまり、燃料電池の各製造段階で不良品を選別できるため、製造コストを抑えることができる。
前記膜電極接合体、前記電解質膜、前記アノード電極、前記カソード電極のいずれか一つを被検体とし、
前記被検体の厚み方向に挟む2個の支持部を準備する準備工程と、
前記被検体の表面の圧力分布に基づいて前記被検体の平面状態を検出する平面状態検出手段を前記支持部と前記被検体との間に設け、前記被検体の平面状態を検出する検出工程と、を順に実施することを特徴とする燃料電池用膜電極接合体評価方法。この燃料電池用膜電極接合体評価方法によれば、電解質膜、アノード電極、カソード電極または膜電極接合体からなる被検体の表面状態を検出することができる。つまり、被検体の表面状態により、良品選別ができ、燃料電池の製造段階において完成品の信頼性を高めることができる。また、被検体となる電解質膜、アノード電極、カソード電極または膜電極接合体のいずれかを選別することできるため、製造工程において不良品部材の発生によるその他の部材の無駄を回避することができる。つまり、燃料電池の各製造段階で不良品を選別できるため、製造コストを抑えることができる。
本発明の燃料電池用膜電極接合体評価装置は、燃料電池の設計、製造、評価などに使用することができる。
1支持部 11、12支持板 111、121:対向する表面
101:第1加圧部 102:第2加圧部
13:保護膜 131:支持膜
2:平面状態検出手段 21(A、B):圧力測定フィルム
210:第1フィルム 220:第2フィルム
200:ベース部 211:発色剤層 221:顕色剤層
2111:マイクロカプセル状単体 P:圧力分布(高圧点)
T:被検体 MEA:膜電極接合体
31:電解質膜
32、電極 32A アノード電極 32B:カソード電極
321:触媒層 321A:アノード触媒層 321B:カソード触媒層
322:拡散層 322A:アノード拡散層 322B:カソード拡散層
101:第1加圧部 102:第2加圧部
13:保護膜 131:支持膜
2:平面状態検出手段 21(A、B):圧力測定フィルム
210:第1フィルム 220:第2フィルム
200:ベース部 211:発色剤層 221:顕色剤層
2111:マイクロカプセル状単体 P:圧力分布(高圧点)
T:被検体 MEA:膜電極接合体
31:電解質膜
32、電極 32A アノード電極 32B:カソード電極
321:触媒層 321A:アノード触媒層 321B:カソード触媒層
322:拡散層 322A:アノード拡散層 322B:カソード拡散層
Claims (3)
- イオン伝導性をもつ電解質膜と該電解質膜を厚み方向に挟むアノード電極及びカソード電極とを備える膜電極接合体を評価する燃料電池用膜電極接合体評価装置であって、
前記膜電極接合体、前記電解質膜、前記アノード電極、前記カソード電極のうちの少なくとも一つを被検体とし、
前記被検体の厚み方向に前記被検体を挟む2個の支持部と、
前記支持部と前記被検体との間に設けられ、前記被検体の表面の圧力分布に基づいて前記被検体の平面状態を検出する平面状態検出手段と、を具備することを特徴とする燃料電池用膜電極接合体評価装置。 - イオン伝導性をもつ電解質膜と該電解質膜を厚み方向に挟むアノード電極及びカソード電極とを備える膜電極接合体を評価する燃料電池用膜電極接合体評価装置であって、
前記アノード電極はアノード触媒層とアノード拡散層とを備え、前記カソード電極はカソード触媒層とカソード拡散層とを備え、
前記膜電極接合体、前記電解質膜、前記アノード電極、前記アノード触媒層、前記アノード拡散層、前記カソード電極、前記カソード触媒層、前記カソード拡散層のうちの少なくとも一つを被検体とし、
前記被検体の厚み方向に前記被検体を挟む2個の支持部と、
前記支持部と前記被検体との間に設けられ、前記被検体の表面の圧力分布に基づいて前記被検体の平面状態を検出する平面状態検出手段と、を具備することを特徴とする燃料電池用膜電極接合体評価装置。 - 請求項1または請求項2において、前記平面状態検出手段は、圧力を受けて接触する表面の平面状態に応じて圧力分布を示す感圧シートであることを特徴とする燃料電池用膜電極接合体評価装置。
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-
2006
- 2006-10-24 JP JP2006289131A patent/JP2008108519A/ja active Pending
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