JP2008107297A - 磁歪式トルクセンサ - Google Patents
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Abstract
【課題】所期の磁気シールド効果が得られると共に、磁気シールド板や他の構成部品の浮遊容量によって誤動作するおそれのないようにし得、併せて、磁気シールド板を介しての感電のおそれもないようにし得るようにする。
【解決手段】トルクが伝達されるシャフト1と、このシャフト1の外周面に設けられた磁歪膜4,5と、この磁歪膜4,5の外周囲に配設された検出コイル6,7と、シャフト1を支承するフレーム41とを具備するものにおいて、検出コイル6,7の外周囲に磁気シールド板28を設け、この磁気シールド板28を電気的に接地E1すると共に、該磁気シールド板28をシャフト1及びフレーム41から電気的に絶縁した。
【選択図】図1
【解決手段】トルクが伝達されるシャフト1と、このシャフト1の外周面に設けられた磁歪膜4,5と、この磁歪膜4,5の外周囲に配設された検出コイル6,7と、シャフト1を支承するフレーム41とを具備するものにおいて、検出コイル6,7の外周囲に磁気シールド板28を設け、この磁気シールド板28を電気的に接地E1すると共に、該磁気シールド板28をシャフト1及びフレーム41から電気的に絶縁した。
【選択図】図1
Description
本発明は、検出コイルの外周囲に磁気シールド板を有する磁歪式トルクセンサに関する。
従来より、磁歪式トルクセンサは、トルクが伝達されるシャフトの外周面に磁歪膜を設け、この磁歪膜の外周囲に検出コイルを配設し、そして、シャフトをフレームにより支承した構成で、シャフトに作用するトルクにより、磁歪膜に引張りや圧縮の応力が及ぶことによる逆磁歪効果で磁歪膜の透磁率が変化することに合わせ、その透磁率変化を検出コイルのインダクタンス変化で検出するようになっている(例えば特許文献1参照)。
このものの場合、外部磁気の影響で誤動作する可能性があり、それに対して、フレームに鉄など磁性材を用いているが、フレームと検出コイルとの距離が大きく、フレームによる磁気シールド効果は少ない。
そこで、検出コイルの外周囲に磁気シールド板を設けて、所期の磁気シールド効果が得られるようにしたものもある(例えば特許文献2参照)。
特開2004−53254号公報
特開2004−309184号公報
そこで、検出コイルの外周囲に磁気シールド板を設けて、所期の磁気シールド効果が得られるようにしたものもある(例えば特許文献2参照)。
磁歪式トルクセンサにおける磁歪膜の透磁率の変化量、並びに検出コイルのインダクタンスの変化量は、例えば磁歪膜に比較的安価なニッケルと鉄との合金等を用いた場合、数〔%〕(およそ3〔%〕未満)といった非常に微小な値となる。又、検出コイルのインダクタンス変化から電気信号(例えば電圧信号)に変換するには、一般的に交流ブリッジ回路を用いるが、交流ブリッジ回路は例えば40〔kHz〕といった高周波で励磁するため、前記磁気シールド板やそれによって囲繞された検出コイルやシャフトといった他の構成部品の浮遊容量によって誤動作するおそれがあり、それへの対応が充分になされていなかった。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、所期の磁気シールド効果が得られると共に、磁気シールド板や他の構成部品の浮遊容量によって誤動作するおそれのないようにし得、併せて、磁気シールド板を介しての感電のおそれもないようにし得る磁歪式トルクセンサを提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の磁歪式トルクセンサにおいては、トルクが伝達されるシャフトと、このシャフトの外周面に設けられた磁歪膜と、この磁歪膜の外周囲に配設された検出コイルと、前記シャフトを支承するフレームとを具備するものにおいて、前記検出コイルの外周囲に磁気シールド板を設け、この磁気シールド板を電気的に接地すると共に、該磁気シールド板を前記シャフト及びフレームから電気的に絶縁したことを特徴とする(請求項1の発明)。
上記手段によれば、検出コイルの外周囲に設けた磁気シールド板によって、所期の磁気シールド効果が得られる。
又、磁気シールド板を電気的に接地しているため、磁気シールド板やそれによって囲繞された検出コイルやシャフトといった他の構成部品の浮遊容量を一定の小さい値にでき、該浮遊容量による誤動作のおそれをなくすことができる。
更に、磁気シールド板を外部に露出するシャフト及びフレームから電気的に絶縁しているため、磁気シールド板からシャフト及びフレームを介しての感電のおそれもなくすことができる。
又、磁気シールド板を電気的に接地しているため、磁気シールド板やそれによって囲繞された検出コイルやシャフトといった他の構成部品の浮遊容量を一定の小さい値にでき、該浮遊容量による誤動作のおそれをなくすことができる。
更に、磁気シールド板を外部に露出するシャフト及びフレームから電気的に絶縁しているため、磁気シールド板からシャフト及びフレームを介しての感電のおそれもなくすことができる。
以下、本発明の第1実施例(第1の実施形態)につき、図1ないし図6を参照して説明する。
まず、図2には、中央部にシャフト1を示している。このシャフト1は、ステンレス鋼など金属にて円柱状に形成したものであり、トルク(回転動力)が伝達されるようになっている。このシャフト1の外周面には、図中左右(軸方向)の中間部の近接した二箇所に、凹凸部2,3を形成し、この凹凸部2,3の外周面、従って又、シャフト1の外周面に、それぞれ磁歪膜4,5を設けている。
まず、図2には、中央部にシャフト1を示している。このシャフト1は、ステンレス鋼など金属にて円柱状に形成したものであり、トルク(回転動力)が伝達されるようになっている。このシャフト1の外周面には、図中左右(軸方向)の中間部の近接した二箇所に、凹凸部2,3を形成し、この凹凸部2,3の外周面、従って又、シャフト1の外周面に、それぞれ磁歪膜4,5を設けている。
なお、凹凸部2,3は、この場合、シャフト1の外周面に例えば転造により形成したものであり、そのパターンは、シャフト1に作用するトルクによる応力が磁歪膜4,5に最も効果的に及ぶように、いずれもトルクの印加方向(回転方向)に対して約45度角の傾きで形成しているが、図中左側の凹凸部2と右側の凹凸部3とでは、その傾きの方向を逆にしており、この結果、磁歪膜4,5には互いに反対の応力が及ぶようになっている。
又、磁歪膜4,5は、磁歪材、中でも例えばニッケルと鉄との合金から成るもので、それを凹凸部2,3の外周面(シャフト1の外周面)に例えばメッキにより設けている。但し、シャフト1の外周面には必ずしも凹凸部2,3を形成する必要はなく、磁歪膜4,5も磁歪材のメッキ以外、例えば磁歪材の箔帯で接着するようなものであっても良い。
磁歪膜4,5の外周囲には、検出コイル6,7を、共通のボビン8に巻装した状態で配設している。ボビン8は、プラスチックなど電気絶縁材から成るもので、図で左右の中央に位置する中間部である仕切部9の両側に凹部10,11に有しており、この凹部10,11に検出コイル6,7を仕切部9の外周面より中心側に(凹部10,11から出ないように)巻装収容している。ボビン8の凹部10,11より更に外側(両端部側)の上面部には、溝部12,13を有しており、この溝部12,13にそれぞれ検出コイル6,7の端末部分6a,7aを収めて通している。
このほか、ボビン8には、両端部の外周部に段部14,15を形成し、両端部の内周部に凹部16,17を形成していて、この凹部16,17に嵌着した軸受18,19によりシャフト1を回転可能に支承している。なお、図で左側の軸受18の外側(左側)には、ワッシャ20を介してストップリング21を装着し、図で右側の軸受19の外側(右側)には、ワッシャ22、与圧ばね(波形ワッシャ)23、ワッシャ24を順に介してストップリング25を装着している。又、ボビン8の両端部の下方にはフランジ部26,27を形成している。
検出コイル6,7の外周囲には、磁気シールド板28をボビン8の外周面に巻き付けて設けている。従って、磁気シールド板28は筒状であり、磁性材、この場合、特には鉄とコバルトとの合金のアモルファス薄帯から成っているが、接したボビン8が電気絶縁材から成る関係上、シャフト1及び検出コイル6,7とは電気的に絶縁されている。又、この場合、磁気シールド板28は、ボビン8の前記凹部10,11に巻装収容した検出コイル6,7よりも径方向の外方に位置する、仕切部(中間部)9の外周面と、凹部10,11とフランジ部26,27との間の部分の外周面とに接して受けられている。
ボビン8の左右の両端部の上面には、それぞれ導電材から成る接続ピン29を立設しており、この両接続ピン29に、前記ボビン8の溝部12,13を通した検出コイル6,7の端末部分6a,7aを接続している。なお、この接続ピン29に対する検出コイル6,7の端末部分6a,7aの接続は、具体的には、接続ピン29の各下部に、検出コイル6,7の端末部分6a,7aの先端部を巻き付けた上で、半田30付けをすることにより行っている。
磁気シールド板28の上方には、回路基板31を接続ピン29に挿通させて配設している。この回路基板31は、図3に示すように、表側(上面)に、検出コイル接続用のパターン32,33,34,35と、磁気シールド板接地用のパターン36とを有しており、裏側(下面)に、ばね状端子接続用のパターン37を有していて、これをスルーホール38により磁気シールド板接地用のパターン36のパッド36aと導通させている。
上記回路基板31の裏側において、ばね状端子接続用のパターン37の両端パッド37a部分には、それぞれ図4に示すばね状端子39を半田付けして取付け接続している。ばね状端子39は、ほゞ三角形状に屈曲した弾性接触部39aを有している。
ここで、回路基板31に前述のごとく挿通させた接続ピン29は、詳細には、前記検出コイル接続用のパターン32〜35の、磁気シールド板28周囲部におけるパッド32a〜35aに挿通しており、その挿通した接続ピン29の上部からパッド32a〜35aにかけて図1及び図4に示す半田40付けをすることにより、検出コイル接続用のパターン32〜35に接続していて、それにより、同時に回路基板31を前記磁気シールド板28の上方に固定している。更に、それらと同時に、上記ばね状端子39を弾性接触部39aにより磁気シールド板28、特にはこれの前記ボビン8の仕切部9で受けられた部分に外側より圧接させている。
ボビン8の前記段部14からボビン8、磁気シールド板28、及び回路基板31の外周には、フレーム41を装着している。このフレーム41は、鉄など磁性材で且つ導電材から成るもので、図で左側の一方の半フレーム41aと、同右側の他方の半フレーム41bとに分けて形成され、それらを複数のねじ42により結合している。ここで、そのように設けられたフレーム41は、ボビン8から前記軸受18,19を介してシャフト1を支承しており、その構成で、前記磁気シールド板28とフレーム41との間には、それらの電気的絶縁をするに必要な空間距離を確保しており、かくして前記磁気シールド板28をフレーム41からも電気的に絶縁している。
フレーム41の図で上部の中央部にはコネクタ挿通口43を形成しており、これに磁気シールド線44の端部に設けたコネクタ45を挿通して回路基板31に接続している。詳細には、この場合、図1に示すように、磁気シールド線44が、シールド外皮44aの内部に3本の検出コイル接続用のリード線46,47,48を挿通し、シールド外皮44aと一体に又はそれの内部に挿通して磁気シールド板接地用のリード線49を有する構成であり、コネクタ45はそれらのリード線46〜49に接続した端子45a〜45dを図3に示すごとく有し、この端子45a〜45dを、前記検出コイル接続用のパターン32〜35と磁気シールド板接地用のパターン36の、それぞれ回路基板31のほゞ中央部におけるパッド32b〜36bに接続している(この場合、パッド32bとパッド34bは共用である)。
従って、検出コイル接続用のリード線46〜48は、検出コイル接続用のパターン32〜35を介して前記接続ピン29に接続され、ひいては前記検出コイル6,7に接続されている。又、磁気シールド板接地用のリード線49は磁気シールド板接地用のパターン36から前記ばね状端子接続用のパターン37を介してばね状端子39に接続され、ひいては前記磁気シールド板28に接続されている。
図1は又、前記磁歪膜4,5からトルク検出回路50にかけての電気的構成を示しており、上述のように、シャフト1の磁歪膜4,5を設けた部分の外周囲に検出コイル6,7が設けられ、その検出コイル6,7に回路基板31からコネクタ45を介して検出コイル接続用のリード線46〜48が接続され、検出コイル6,7の外周囲に設けた磁気シールド板28には、ばね状端子39から回路基板31及びコネクタ45を介して磁気シールド板接地用のリード線49が接続されている。
そして、検出コイル6,7と抵抗51,52とによってブリッジ回路53を形成しており、このブリッジ回路53の入力端子に交流電源54をコンデンサ55を介して接続している。ブリッジ回路53は電気的に接地E1をしており、磁気シールド板接地用のリード線49は、磁気シールド板28側とは反対側の端部をブリッジ回路53に接続することにより、ブリッジ回路53を介して電気的に接地E1をしている。又、フレーム41も接地E1とは別の電気的な接地E2をしている。
一方、ブリッジ回路53の出力端子間に増幅器、特には差動増幅器56を接続し、この差動増幅器56の出力端子を整流回路57を介して検出出力端子58に接続している。
一方、ブリッジ回路53の出力端子間に増幅器、特には差動増幅器56を接続し、この差動増幅器56の出力端子を整流回路57を介して検出出力端子58に接続している。
以上の構成で、ブリッジ回路53には、交流電源54からコンデンサ55を介して例えば40〔kHz〕程度の高周波の交流電源が印加されるものであり、それがブリッジ回路53の検出コイル6と抵抗51とに分圧されると共に、検出コイル7と抵抗52とに分圧されて、ブリッジ回路53からは電圧V1、V2が出力される。
そして、それらが差動増幅器56に入力されて差動出力されることにより、該差動増幅器56からは電圧V3が出力され、その出力電圧V3が整流回路57により整流されて、検出出力端子58からは電圧Voutが出力される。
そして、それらが差動増幅器56に入力されて差動出力されることにより、該差動増幅器56からは電圧V3が出力され、その出力電圧V3が整流回路57により整流されて、検出出力端子58からは電圧Voutが出力される。
こうした状況で、シャフト1にトルクが伝達されると、シャフト1にはそれに応じた応力が所定の回転角度で発生する。この応力に対し、シャフト1の外周面部の二箇所に傾きの方向を逆にして設けた磁歪膜4,5のうち、一方の磁歪膜4には例えば引張りの応力が及び、他方の磁歪膜5にはそれとは反対の例えば圧縮の応力が及ぶ。このうち、引張りの応力が及んだ一方の磁歪膜4では、それの透磁率が大きくなり、圧縮の応力が及んだ他方の磁歪膜5では、それの透磁率が小さくなる。このため、検出コイル6,7のうち、引張りの応力が及んだ一方の磁歪膜4に対応した検出コイル6では、インダクタンスが大きくなり、圧縮の応力が及んだ他方の磁歪膜5に対応した検出コイル7では、インダクタンスが小さくなる。
この結果、ブリッジ回路53からの出力電圧V1と出力電圧V2との差が大きくなり、差動増幅器56の出力電圧V3が大きくなることによって、検出出力端子58の出力電圧Voutも大きくなる。かくして、シャフト1に伝達されたトルクが検出される。
このように作用する本構成において、検出コイル6,7の外周囲には磁気シールド板28を設けており、それによって所期の磁気シールド効果を得ることができる。
又、磁気シールド板28は、ばね状端子39及び磁気シールド板接地用のリード線49からブリッジ回路53を介して電気的に接地E1をしており、それによって、磁気シールド板28やそれによって囲繞された検出コイル6,7及びシャフト1といった他の構成部品、並びにばね状端子39や磁気シールド板接地用のリード線49の浮遊容量を一定の小さい値にでき、該浮遊容量による誤動作のおそれをなくすことができる。
又、磁気シールド板28は、ばね状端子39及び磁気シールド板接地用のリード線49からブリッジ回路53を介して電気的に接地E1をしており、それによって、磁気シールド板28やそれによって囲繞された検出コイル6,7及びシャフト1といった他の構成部品、並びにばね状端子39や磁気シールド板接地用のリード線49の浮遊容量を一定の小さい値にでき、該浮遊容量による誤動作のおそれをなくすことができる。
この場合、特にはトルクがシャフト1に伝達されていないときの信号(0点)の変動が抑制される効果がある。図5、図6は、トルクセンサの0点を観察したもので、図5は本構成のもの(検出コイル6,7の外周囲に磁気シールド板28を設け、該磁気シールド板28を信号処理回路であるブリッジ回路53を介して電気的に接地E1をしたもの)、図6は従来のもの(磁気シールド板28がないもの)の、それぞれ0点の観察中に、トルクセンサに手を触れたとき(図中の矢印)の信号変化を表している。本構成のものにおいては、従来のものに比して、0点信号の変動が非常に小さくなっていることが確認できた。
更に、磁気シールド板28は、外部に露出するシャフト1及びフレーム41から電気的に絶縁もしており、それによって、磁気シールド板28からシャフト1及びフレーム41を介しての感電のおそれをもなくすことができる。
加えて、本構成においては、磁気シールド板接地用のリード線49を、回路基板31と、この回路基板31から磁気シールド板28に圧接するばね状端子39を介して、磁気シールド板28に接続しており、それによって、磁気シールド板28に対する磁気シールド板接地用のリード線49の接続がより確実にできるので、誤動作のおそれを一段と確実になくすことができる。
そして、検出コイル6,7がボビン8に巻装されて磁歪膜4,5の外周囲に配設され、そのボビン8の中間部(仕切部9)で磁気シールド板28が受けられ、磁気シールド板28のその受けられた部分にばね状端子39が圧接するようにもしており、それによって、磁気シールド板28に対する磁気シールド板接地用のリード線49の接続が更に確実にできるので、誤動作のおそれも更に確実になくすことができる。
以上に対して、図7ないし図9は本発明の第2実施例(第2の実施形態)を示すもので、第1実施例と同一もしくは同様の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
このものの場合、磁気シールド板28の両端部28a,28bを、回路基板31にねじ61,62によって取付けている。又、そのとき、磁気シールド板28の一端部28aは、回路基板31の磁気シールド板接地用のパターン36に直接的(前記ばね状端子39及びばね状端子接続用のパターン37を用いず)に接続している。回路基板31の磁気シールド板接地用のパターン36には又、磁気シールド板接地用のリード線49を直接的に接続もしており、そのほか、回路基板31の検出コイル接続用のパターン32〜35には、検出コイル接続用のリード線46〜48を接続している。
すなわち、このものの場合、磁気シールド板28を電気的に接地するためにリード線49を接続する回路基板31に、磁気シールド板28の端部28aが取付け接続されることによって、リード線49が磁気シールド板28に接続される構成としている。
このようにすることにより、磁気シールド板28に対する磁気シールド板接地用のリード線49の接続が、第1実施例のものより少ない部品点数、簡単な組立てでできる利点がある。
このようにすることにより、磁気シールド板28に対する磁気シールド板接地用のリード線49の接続が、第1実施例のものより少ない部品点数、簡単な組立てでできる利点がある。
このほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、特に磁歪膜と検出コイルはともに1つのみ具えられていても良いなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
図面中、1はシャフト、4,5は磁歪膜、6,7は検出コイル、8はボビン、9は仕切部(ボビンの中間部)、28は磁気シールド板、28aは磁気シールド板の端部、31は回路基板、39はばね状端子、41はフレーム、49は磁気シールド板接地用のリード線、E1は接地を示す。
Claims (4)
- トルクが伝達されるシャフトと、
このシャフトの外周面に設けられた磁歪膜と、
この磁歪膜の外周囲に配設された検出コイルと、
前記シャフトを支承するフレームとを具備するものにおいて、
前記検出コイルの外周囲に磁気シールド板を設け、
この磁気シールド板を電気的に接地すると共に、
該磁気シールド板を前記シャフト及びフレームから電気的に絶縁したことを特徴とする磁歪式トルクセンサ。 - 磁気シールド板を電気的に接地するためにリード線が具えられ、このリード線を、回路基板と、この回路基板から磁気シールド板に圧接するばね状端子を介して、磁気シールド板に接続したことを特徴とする請求項1記載の磁歪式トルクセンサ。
- 検出コイルがボビンに巻装されて磁歪膜の外周囲に配設され、そのボビンの中間部で磁気シールド板が受けられ、磁気シールド板のその受けられた部分にばね状端子が圧接することを特徴とする請求項2記載の磁歪式トルクセンサ。
- 磁気シールド板を電気的に接地するためにリード線が具えられ、このリード線を接続する回路基板に磁気シールド板の端部が取付け接続されることによって、前記リード線が磁気シールド板に接続されることを特徴とする請求項1記載の磁歪式トルクセンサ。
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