JP2008105848A - ピボテッド式コンベヤ - Google Patents
ピボテッド式コンベヤ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008105848A JP2008105848A JP2006292816A JP2006292816A JP2008105848A JP 2008105848 A JP2008105848 A JP 2008105848A JP 2006292816 A JP2006292816 A JP 2006292816A JP 2006292816 A JP2006292816 A JP 2006292816A JP 2008105848 A JP2008105848 A JP 2008105848A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chain
- link
- bucket
- guide member
- pivoted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】バケットへの搬送物の投入時に、隣り合うバケット間の隙間から搬送物が下方にこぼれ落ちることを防止するピボテッド式コンベヤの提供。
【解決手段】下部水平部6と上部水平部7を備える搬送路において、チェーン4と、チェーン4にリンク連結部22を介し回動自在に軸支された複数のバケット3と、チェーン4を駆動する駆動手段5と、バケット3に対し、搬送物2を供給する為の供給部8と、供給部8の上流側及び下流側にそれぞれ設置され、隣接する2つのリンク31、32を略直線状にするように、リンク連結部22と同軸をなす回転ローラ35が1つおきに噛み合う内溝54が周縁に形成されたカム15と、カム15の間において、搬送路に沿って延在したガイド部材61とを具備し、リンク連結部22に付設された突起36が、ガイド部材61の上面及び下面に順次交互に係合することで、リンク31、32が交互に上下に屈曲することにより略矩形状となる。
【選択図】 図1
【解決手段】下部水平部6と上部水平部7を備える搬送路において、チェーン4と、チェーン4にリンク連結部22を介し回動自在に軸支された複数のバケット3と、チェーン4を駆動する駆動手段5と、バケット3に対し、搬送物2を供給する為の供給部8と、供給部8の上流側及び下流側にそれぞれ設置され、隣接する2つのリンク31、32を略直線状にするように、リンク連結部22と同軸をなす回転ローラ35が1つおきに噛み合う内溝54が周縁に形成されたカム15と、カム15の間において、搬送路に沿って延在したガイド部材61とを具備し、リンク連結部22に付設された突起36が、ガイド部材61の上面及び下面に順次交互に係合することで、リンク31、32が交互に上下に屈曲することにより略矩形状となる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ピボテッド式コンベヤに関し、特に、供給部からバケットに供給される搬送物のこぼれを防止するピボテッド式コンベヤに関する。
従来から、例えば粒状物等の搬送物を搬送する場合、複数のバケットが回動自在に取り付けられた無端状チェーンを循環駆動して、当該搬送物を連続的に搬送するピボテッド式コンベヤが知られている。
従来のピボテッド式コンベヤは、左右に並行して循環駆動される一対の無端状チェーンの間に複数のバケットが回動自在に支持されており、水平部の往き側搬送路の途中に設けられた搬送物の供給部からバケットに向けて搬送物が投入され、上方へバケットが運ばれ、排出位置の手前でバケットが反転することにより、搬送物がバケットから排出されるように構成されている。
上記のようなピボテッド式コンベヤは、互いの干渉を防ぐ為に隣り合うバケット間に通常所定の隙間が設けられている。その為、搬送物の供給部直下を移動するバケットに搬送物を投入した際、バケット間の当該隙間から搬送物が下方にこぼれ落ち、これによりピボテッド式コンベヤのケース下部に搬送物が堆積した結果、バケットの移動が妨げられ、チェーンやその駆動装置等の故障の原因になる等の問題があった。
そこで、バケットへの搬送物の投入時に隣り合うバケット間の隙間からこぼれ落ちる搬送物を回収して、戻り側搬送路のバケットに戻すように、回収装置を設けた発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
又、供給部の上流側に特殊形状のカムを設け、当該カムにより、供給部をバケットが通過する際には、バケットを軸支している連結型のリンクを略矩形状にせしめ、隣り合うバケット間の隙間を無くすにようにした発明が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1に係るピボテッド式コンベヤは、水平部の往き側搬送路と戻り側搬送路の間に回収装置を設置する為のスペースを確保する必要がある為、その結果、水平部の容積が大きくなり、延いては、装置本体の小型化を妨げるという問題があった。
又、特許文献2に係るピボテッド式コンベヤは、略矩形状に保持されたリンクが供給部を通過し、略直線状に戻る際に、リンクに衝撃力が印加され、異音が発生したり、或いは、リンクの摩耗が発生したりし、その結果、騒音上の問題、リンクの耐久性向上を妨げるという問題等があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、バケットへの搬送物の投入時に、隣り合うバケット間の隙間から搬送物がこぼれ落ちることを抑制すると共に、異音の発生、リンクの摩耗を抑制出来るピボテッド式コンベヤを提供することにある。
本発明に係るピボテッド式コンベヤは、設置面からの高さが互いに異なる下部水平部と上部水平部を備える所定の搬送路において、無端状に設置された2列からなるチェーンと、
2列からなる前記チェーンと直交する水平軸回りに回動自在に、前記チェーンを構成するリンクのリンク連結部に軸支され、前記搬送路において、開口部が自重により上方を向くように、所定の間隔にて複数配設されたバケットと、前記搬送路において、前記バケットを移動自在にするべく、前記チェーンを駆動する駆動手段と、前記搬送路の前記下部水平部において、上方側に位置する前記チェーンに軸支された前記バケットに対し、所定の搬送物を供給する為の供給部と、前記下部水平部の上方側に位置する前記チェーンで形成された前記搬送路において、前記供給部の上流側及び下流側にそれぞれ設置され、隣接する2つの前記リンクを略直線状にするように、前記リンク連結部が1つおきに噛み合う外溝が周縁に形成されたカムと、前記カムの間において、前記下部水平部の上方側に位置する前記チェーンで形成された前記搬送路に沿って延在したガイド部材とを具備し、前記リンク連結部に付設された突起が、前記ガイド部材の上面及び下面に順次交互に係合することで、前記ガイド部材を通過する前記チェーンは、前記リンクが交互に上下に屈曲することにより略矩形状となることを特徴とする。
2列からなる前記チェーンと直交する水平軸回りに回動自在に、前記チェーンを構成するリンクのリンク連結部に軸支され、前記搬送路において、開口部が自重により上方を向くように、所定の間隔にて複数配設されたバケットと、前記搬送路において、前記バケットを移動自在にするべく、前記チェーンを駆動する駆動手段と、前記搬送路の前記下部水平部において、上方側に位置する前記チェーンに軸支された前記バケットに対し、所定の搬送物を供給する為の供給部と、前記下部水平部の上方側に位置する前記チェーンで形成された前記搬送路において、前記供給部の上流側及び下流側にそれぞれ設置され、隣接する2つの前記リンクを略直線状にするように、前記リンク連結部が1つおきに噛み合う外溝が周縁に形成されたカムと、前記カムの間において、前記下部水平部の上方側に位置する前記チェーンで形成された前記搬送路に沿って延在したガイド部材とを具備し、前記リンク連結部に付設された突起が、前記ガイド部材の上面及び下面に順次交互に係合することで、前記ガイド部材を通過する前記チェーンは、前記リンクが交互に上下に屈曲することにより略矩形状となることを特徴とする。
本発明に係るピボテッド式コンベヤによれば、バケットへの搬送物の投入時に、隣り合うバケット間の隙間から搬送物がこぼれ落ちることを抑制すると共に、異音の発生、リンクの摩耗を抑制出来る。
実施の形態1.
以下、実施の形態1におけるピボテッド式コンベヤについて、図面を用いて説明する。
以下、実施の形態1におけるピボテッド式コンベヤについて、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1におけるピボテッド式コンベヤの全体概略構成図である。
図2は、図1に示す下部水平部6の拡大構成図である。
図3(a)は、図2の矢印T方向から見たバケット3及びチェーン4の構成を示す平面図である。図3(b)は、図3(a)の側面から見たリンク31、32の構成を示す側面図である。
図4は、図2におけるI−I断面図である。
図5は、図2におけるII−II断面図である。
図1〜図5において、1はピボテッド式コンベヤであり、以下に説明する構成部品をケース43内に収納してなる。
ピボテッド式コンベヤ1は、図1に示す通り、粉粒体等の搬送物2を連続的に水平及び垂直搬送する装置であり、搬送物2を収容可能な複数のバケット3を備える無端状のチェーン4が、所定の搬送路を循環駆動するようにスプロケット11、12、13及び14によって支持されており、駆動手段としてのモータ5でスプロケット11が矢印θ方向に回転駆動されることによりチェーン4が循環駆動され、これによりバケット3が矢印A及びB方向に循環駆動するように構成されている。
ピボテッド式コンベヤ1は、その設置床面付近に構成された下部水平部6を備え、当該下部水平部6は、往き側搬送路を構成する下部上方水平部6a、戻り側搬送路を構成する下部下方水平部6bからなる。下部上方水平部6aの所定の位置には、搬送物2をバケット3へ投入する供給部8が設けられており、供給部8からバケット3内に投入された搬送物2は、バケット3の移動により垂直部9を走行して上部水平部7に達し、上部水平部7の途中に設けられた排出部10にてバケット3が反転され、これにより搬送物2が下方に排出されるようになっている。
そして、空になったバケット3は、駆動されるチェーン4に追従し、上部水平部7、垂直部9、下部下方水平部6b、下部上方水平部6aを通って、供給部8へ戻り循環するようになっている。
尚、本実施の形態1におけるピボテッド式コンベヤ1は、図1に示す通り、いわゆるZ型ピボテッド式コンベヤである。又、本実施の形態1におけるピボテッド式コンベヤ1は、下部上方水平部6aに供給部8を2箇所設置した構成としているが、これに限らず、1箇所でも良く、3箇所、4箇所等でも良い。
チェーン4は、図1の紙面垂直方向に一対対向配置、即ち、図3(a)に示す通り、配置されており、バケット3は、図1、図2及び図3(b)に示す通り、底部23が湾曲面を形成し、且つ、図3(a)に示す通り、側面21は平面を形成してなる。
以下、チェーン4の構造を詳細に説明する。
チェーン4は、図3(a)に示す通り、細長板状の内リンク31と、端部内側を内リンク31の端部外側に重ねた細長板状の外リンク32とが交互に連設された無端状のチェーン部材33、34が対向配置され、内側チェーン部材33と外側チェーン部材34の間で、内リンク31と外リンク32とが重なった部分(以下、リンク連結部22と称す)に回転ローラ35が配設され、外側チェーン部材34の外側に突起36が付設されると共に、内側チェーン部材33におけるリンク連結部22、回転ローラ35、外側チェーン部材34におけるリンク連結部22及び突起36がピン部材37で同軸上に回動自在に軸支されている。
尚、本実施の形態1では、リンク連結部22が1つおきにバケット3を軸支している。従って、バケット3は、側面21の上部中央にて、内側チェーン部材33におけるリンク連結部22、回転ローラ35、外側チェーン部材34におけるリンク連結部22及び突起36と共に、ピン部材37より長いピン部材38で同軸上に回動自在に軸支されている。
尚、バケット3は、その重心がリンク連結部22よりも下方にあり、且つ、リンク連結部22に対し、略左右対称な形状とすることで、自重により開口部を上方とし、略水平な姿勢を維持するように設計されている。そして、バケット3は、所定の間隔を開けて複数配設されている。
又、バケット3は、図3(b)に示す通り、端面21の外側下部の前端部と後端部にそれぞれ回転ローラ27が取り付けられており、この回転ローラ27は、図4に示す通り、上部水平部7及び下部水平部6の各搬送路の下部に、当該搬送路に沿って垂設されたガイドレール42により走行自在に支持されている。
又、回転ローラ35は、図4に示す通り、上部水平部7及び下部水平部6の各搬送路に沿って設けられたローラガイド41により走行自在に支持されている。
本実施の形態1におけるピボテッド式コンベヤ1は、上述の通り、Z型ピボテッド式コンベヤであり、スプロケット11は、バケット3を反転される機能を有している。尚、このような機能は公知技術である為、当該機能を実現する為の構造の説明は省略する。そして、一般に、バケット3を反転させる際には、図1に示す矢印θ方向にスプロケット11を回転させて行う方式が、自重を利用し得る為、簡易な構造となることが知られている。従って、本実施の形態1においても、スプロケット11を矢印θ方向に回転するように、チェーン4の循環方向が、図1に示す矢印A、B方向になるように、モータ5を制御している。
さて、上述した通り、本実施の形態1におけるピボテッド式コンベヤ1において、供給部8よりバケット3に搬送物2を供給する際、搬送物2のこぼれを抑制することが、本発明の要旨である。従って、以下、このような本発明の要旨に係る構造について、詳細に説明する。
下部水平部6には、往き側搬送路(図1に示す矢印A)となる下部上方水平部6aと戻り側搬送路(図1に示す矢印B)となる下部下方水平部6bが構成されている。そして、下部上方水平部6aの所定の位置(本実施の形態1においては2箇所)に設置された供給部8の上流側と下流側にそれぞれ、回転可能に軸支されたカム15が対向配置(即ち、内側チェーン部材33と外側チェーン部材34のそれぞれに配置)されている。
カム15は、図2に示す通り、周縁に形成された外溝53と、外溝53よりも径方向内側に形成された内溝54とが交互に形成されており、チェーン4がカム15に掛回された時に、隣り合う内リンク31と外リンク32が略直線状になるように、1つおきにリンク連結部22と同軸をなす回転ローラ35が内溝54に噛み合うと共に、内溝54に噛み合った回転ローラ35の間に位置する回転ローラ35が外溝53に噛み合い支持される。
尚、本実施の形態1においては、チェーン4がカム15に掛回されたときに、リンク連結部22と同軸をなす回転ローラ35が1つおきに内溝54に噛み合い、隣り合う内リンク31と外リンク32が略直線状になるように構成されていれば、内溝54は、図2に示す形状等に限定されない。
次に、供給部8の上流側と下流側にそれぞれ設けた一対のカム15の間には、下部上方水平部6aに沿って延在するガイド部材61がケース43に保持(図5参照)されて、設けられている。
以下、上流側のカム15、ガイド部材61、下流側のカム15までの内リンク31、外リンク32の軌跡について説明する。
まず、上流側のカム15の内溝54に対し、一つおきにリンク連結部22と同軸をなす回転ローラ35が噛み合うことにより、隣り合う内リンク31と外リンク32が略直線状から略矩形状に変形せしめられる。そして、当該略矩形状となった状態にて、リンク連結部22の外側に付設された回転ローラ36が、ガイド部材61の上流側端部の上下面に円滑に順次交互に係合することで、隣り合う内リンク31と外リンク32は、ガイド部材61により略矩形状に保持され、下流側へと移動する。
即ち、ガイド部材61が延在している箇所においては、チェーン4は矩形状に保持されることとなり、その結果、隣り合うバケット3の間隔は狭められ、延いては、隣り合うバケット3の間に通常は存在する隙間を無くすことが可能となる。従って、このように、バケット3の間の隙間を無くした状態において、供給部8から搬送物2を供給することにより、隣り合うバケット3の間から搬送物がこぼれ落ちることを抑制出来る。
そして、回転ローラ36がガイド部材61の下流側端部を過ぎると、ガイド部材61に対する回転ローラ36の係合状態が開放され、これにより隣り合うバケット3を連結する内リンク31と外リンク32は略直線状に戻り、その結果、隣り合うバケット3の間にも通常存在する隙間が設けられ、搬送物2を排出部10まで搬送する。
ここで、本実施の形態1では、供給部8の下流側、即ち、ガイド部材61の下流側にもカム15を設けている。従って、ガイド部材61に対する回転ローラ36の係合状態が開放される際には、上流側のカム15と同様に、下流側のカム15の内溝54に対し、一つおきにリンク連結部22と同軸をなす回転ローラ35が噛み合うことにより、隣り合う内リンク31と外リンク32が略矩形状から略直線状に変形せしめられる。
即ち、ガイド部材61を走行中の略矩形状に保持されたチェーン4は、下流側のカム15により、円滑に略直線状へと戻る為、内リンク31及び外リンク32に衝撃力が印加されることなく、従って。異音の発生を抑制することが可能となり、且つ、リンクの耐久性を向上させることが出来る。
更に、本実施の形態1では、下部下方水平部6bにも、下部上方水平部6aへの設置と同様に、上流側及び下流側のカム15、ガイド部材61を設けている。これにより、供給部8から下部上方水平部6aを走行中のバケット3に搬送物2を供給する際に、たとえ僅かに搬送物2のこぼれが発生したとしても、下部下方水平部6bを走行中のバケット3で当該こぼれた搬送物2を確実にバケット3内に収納し、ケース43への搬送物2の堆積を防止出来る。延いては、チェーン4を矩形状とし、隣り合うバケット3の間に通常存在する隙間を無くす際に、僅かの隙間が残ることを許容することが出来る為、設計自由度も高まる。
又、こぼれ防止を、下部上方水平部6aと下部下方水平部6bの2段階で行うことが出来る為、例えば、隣り合うバケット3が重なり合うように、バケット3の端部にツバを設けたりする必要がない。従って、自重で略水平に保持出来るように重量配分を考慮したバケット形状の設計自由度が高まる。
本実施の形態1では、ガイド部材61の上下方向の厚みに応じて、チェーン4を構成する内リンク31及び外リンク32の屈曲状態(矩形状)を調節することが出来る。そして、ガイド部材61の上下方向の厚みは、内リンク31、外リンク32やバケット3の大きさ、隣り合うバケット3の間に通常存在する隙間等に応じて適宜、設計及び調整が可能である。
以上、本実施の形態1について詳細に説明したが、ピボテッド式コンベヤ1及びピボテッド式コンベヤ1における搬送物2の投入時のこぼれ防止機構は、本実施の形態1に限定されるものではなく、上述した本発明の要旨を逸脱しない限り、適宜変更可能である。
例えば、本実施の形態1では、チェーン4として細長板状の内リンク31と外リンク32とが交互に連設されたプレート式リンクチェーンが使用されているが、例えば、長円形状の鎖からなるリンクが無端状に連設されたショートリンクチェーンも使用することが出来る。
又、本実施形態では、Z型ピボテッド式コンベヤが使用されているが、C型ピボテッド式コンベヤとしても良い。
又、本実施形態では、下部上方水平部6aに上流側及び下流側のカム15を設置した構成としたが、これに限られるものではない。例えば、上流側のカム15と同様の機能を有するカムを、図1に示すスプロケット13に換えて設置しても良い。
実施の形態2.
以下、上述した実施の形態1に対する変形例について、図面を用いて説明する。
以下、上述した実施の形態1に対する変形例について、図面を用いて説明する。
図6は、本発明の実施の形態2におけるピボテッド式コンベヤの全体概略構成図である。
実施の形態1との相違点は、実施の形態1はZ型ピボテッド式コンベヤであるのに対し、本実施の形態2では、C型ピボテッド式コンベヤとしている点である。その他、同一の構成部品については、同一の符号を付し、説明を省略する。
実施の形態1及び実施の形態2では共に、供給部8の上流側及び下流側にカム15を設けている。従って、チェーン4の循環方向は限定されない。
上述した通り、スプロケット11は、図6に示す矢印θ方向にスプロケット11を回転させて行う方式が、簡易な構造となり望ましい。従って、本実施の形態2では、実施の形態1で使用したスプロケット11を流用する為、モータ5によりチェーン4の循環方向を調整し、スプロケット11が矢印θ方向に回転するようにしている。この場合、チェーン4の循環方向は、実施の形態1と逆になるが、上述の通り、チェーン4の循環方向は限定されない為、問題はない。即ち、ピボテッド式コンベヤの形態(Z型、C型)に依らず、同じスプロケット11(図1及び図6参照)を使用することが可能となる。
実施の形態3.
以下、上述した実施の形態1に対する別の変形例について、図面を用いて説明する。
以下、上述した実施の形態1に対する別の変形例について、図面を用いて説明する。
図7及び図8は、本発明の実施の形態3におけるピボテッド式コンベヤの要部概略構成図である。
実施の形態1との相違点は、実施の形態1では、下部上方水平部6aに上流側のカム15を独立して設置した構成であったが、本実施の形態3では、当該上流側のカム15に換えて、カム16を、図1に示すスプロケット13の位置に設置した点である。その他、同一の構成部品については、同一の符号を付し、説明を省略する。
カム16は、実施の形態1にけるスプロケット13の機能、下部上方水平部6aの上流側に設置されたカム15の機能のそれぞれを併せ持つ。カム16には、外溝55と内溝56が形成されており、実施の形態1における外溝53と内溝54と同じ機能を有す。従って、構成部品を1つ減らすことが可能となり、低コスト化が図れる。
尚、実施の形態1に示す構成を採用するか、或いは、本実施の形態3に示す構成を採用するかは、ピボテッド式コンベヤの使用用途に合わせ、適宜選択すれば良い。
又、本実施の形態3においては、上流側のカム16の設置位置が固定されてしまう為、
供給部8の設置位置の自由度も小さい。何故ならば、上流側のカム16から離れた下流側に供給部8を配置すると、チェーン4の矩形状を保持して走行させなければならない距離が増し、その為、チェーン4の循環駆動に必要な負荷が増し、延いては、駆動力の大きな大型のモータ5を採用しなければならなくなるからである。従って、供給部8の設置位置の自由度という観点からは、実施の形態1が望ましいと言える。
供給部8の設置位置の自由度も小さい。何故ならば、上流側のカム16から離れた下流側に供給部8を配置すると、チェーン4の矩形状を保持して走行させなければならない距離が増し、その為、チェーン4の循環駆動に必要な負荷が増し、延いては、駆動力の大きな大型のモータ5を採用しなければならなくなるからである。従って、供給部8の設置位置の自由度という観点からは、実施の形態1が望ましいと言える。
1 ピボテッド式コンベヤ
3 バケット
4 チェーン
5 モータ(駆動手段)
6 下部水平部
7 上部水平部
8 供給部
11、12、13、14 スプロケット
15、16 カム
22 リンク連結軸(リンク連結部)
31 内リンク
32 外リンク
36 突起
53、55 外溝
61 ガイド部材
3 バケット
4 チェーン
5 モータ(駆動手段)
6 下部水平部
7 上部水平部
8 供給部
11、12、13、14 スプロケット
15、16 カム
22 リンク連結軸(リンク連結部)
31 内リンク
32 外リンク
36 突起
53、55 外溝
61 ガイド部材
Claims (5)
- 設置面からの高さが互いに異なる下部水平部と上部水平部を備える所定の搬送路において、無端状に設置された2列からなるチェーンと、
2列からなる前記チェーンと直交する水平軸回りに回動自在に、前記チェーンを構成するリンクのリンク連結部に軸支され、前記搬送路において、開口部が自重により上方を向くように、所定の間隔にて複数配設されたバケットと、
前記搬送路において、前記バケットを移動自在にするべく、前記チェーンを駆動する駆動手段と、
前記搬送路の前記下部水平部において、上方側に位置する前記チェーンに軸支された前記バケットに対し、所定の搬送物を供給する為の供給部と、
前記下部水平部の上方側に位置する前記チェーンで形成された前記搬送路において、前記供給部の上流側及び下流側にそれぞれ設置され、隣接する2つの前記リンクを略直線状にするように、前記リンク連結部が1つおきに噛み合う外溝が周縁に形成されたカムと、
前記カムの間において、前記下部水平部の上方側に位置する前記チェーンで形成された前記搬送路に沿って延在したガイド部材と
を具備し、
前記リンク連結部に付設された突起が、前記ガイド部材の上面及び下面に順次交互に係合することで、前記ガイド部材を通過する前記チェーンは、前記リンクが交互に上下に屈曲することにより略矩形状となる
ことを特徴とするピボテッド式コンベヤ。 - 上流側の前記カムは、前記リンクを交互に上下に屈曲させ、前記突起が、前記ガイド部材の上面及び下面に順次交互に係合するように誘導し、
下流側の前記カムは、交互に上下に屈曲した前記リンクを略直線状に戻し、前記ガイド部材から前記リンクが開放されるように誘導する
ことを特徴とする請求項1に記載のピボテッド式コンベヤ。 - 前記下部水平部の下方側に位置する前記チェーンで形成された前記搬送路において、前記供給部の上流側及び下流側にそれぞれ設置されたカムと
当該カムの間において、前記下部水平部の下方側に位置する前記チェーンで形成された前記搬送路に沿って延在したガイド部材と
を更に具備した
ことを特徴とする請求項1乃至請求項2の何れかに記載のピボテッド式コンベヤ。 - 前記バケットは、重心が前記リンク連結部に軸支されている位置より下方にあり、自重により略水平状態を保持するように重量配分がなされた形状である
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のピボテッド式コンベヤ。 - 前記上部水平部において、前記搬送路の上流から下流への折り返し位置に設置されたスプロケットは、前記搬送物を排出すべく、前記バケットを反転させるように構成され、
前記スプロケットは、Z型ピボテッド式コンベヤ及びC型ピボテッド式コンベヤの双方に使用することが可能であり、
前記駆動手段により制御される前記チェーンの駆動方向は、Z型ピボテッド式コンベヤとC型ピボテッド式コンベヤのそれぞれにおいて異なる
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載のピボテッド式コンベヤ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006292816A JP2008105848A (ja) | 2006-10-27 | 2006-10-27 | ピボテッド式コンベヤ |
TW97112927A TW200942471A (en) | 2006-10-27 | 2008-04-10 | Pivoted type conveyer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006292816A JP2008105848A (ja) | 2006-10-27 | 2006-10-27 | ピボテッド式コンベヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008105848A true JP2008105848A (ja) | 2008-05-08 |
Family
ID=39439529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006292816A Pending JP2008105848A (ja) | 2006-10-27 | 2006-10-27 | ピボテッド式コンベヤ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008105848A (ja) |
TW (1) | TW200942471A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107265068A (zh) * | 2016-04-09 | 2017-10-20 | 徐州中矿科光机电新技术有限公司 | 一种用于散装物料运输的旋卸式矿车连续轨道运输系统 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1120919A (ja) * | 1997-07-01 | 1999-01-26 | Tsubakimoto Baruku Syst:Kk | ピボテッドバケットコンベヤのこぼれ回収装置 |
JP2006027867A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-02-02 | Tsubakimoto Bulk Systems Corp | ピボテッドバケットコンベヤ |
JP2006111394A (ja) * | 2004-10-14 | 2006-04-27 | Showa Kikai Shoji Kk | バケットコンベヤ |
-
2006
- 2006-10-27 JP JP2006292816A patent/JP2008105848A/ja active Pending
-
2008
- 2008-04-10 TW TW97112927A patent/TW200942471A/zh unknown
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1120919A (ja) * | 1997-07-01 | 1999-01-26 | Tsubakimoto Baruku Syst:Kk | ピボテッドバケットコンベヤのこぼれ回収装置 |
JP2006027867A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-02-02 | Tsubakimoto Bulk Systems Corp | ピボテッドバケットコンベヤ |
JP2006111394A (ja) * | 2004-10-14 | 2006-04-27 | Showa Kikai Shoji Kk | バケットコンベヤ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107265068A (zh) * | 2016-04-09 | 2017-10-20 | 徐州中矿科光机电新技术有限公司 | 一种用于散装物料运输的旋卸式矿车连续轨道运输系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW200942471A (en) | 2009-10-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7357245B2 (en) | Chain-type conveyor having direction-changing roller | |
JP2006176323A (ja) | 多機能搬送型コンベヤチェーン | |
KR20060049776A (ko) | 버킷 컨베이어 | |
JP5064285B2 (ja) | 搬送装置 | |
CN108116837B (zh) | 重力斗式输送机 | |
JP2008105848A (ja) | ピボテッド式コンベヤ | |
JP2004123335A (ja) | コンベヤチェーン | |
JP2011241082A (ja) | 噛合チェーン式垂直搬送機 | |
CN112041247B (zh) | 曲线输送带 | |
JP2007246200A (ja) | 転換設備 | |
KR20130013618A (ko) | 사행방지형 벨트컨베이어 | |
WO2017145666A1 (ja) | 搬送コンベヤ | |
JP2006298571A (ja) | ピボテッドバケットコンベヤ | |
JP7011625B2 (ja) | バケット式搬送装置 | |
JP3605592B2 (ja) | 穀粒用横送り搬送装置 | |
US8708138B2 (en) | Belt conveyor equipment | |
JP3605591B2 (ja) | 穀粒用横送り搬送装置 | |
JP3605590B2 (ja) | 穀粒用横送り搬送装置 | |
JP2007050943A (ja) | バケットコンベア | |
JPWO2016194103A1 (ja) | 搬送コンベヤ | |
JP5570549B2 (ja) | 搬送装置 | |
JP2019131368A (ja) | アンローダ | |
JP5834953B2 (ja) | 搬送装置 | |
JP2018083679A (ja) | ベルトコンベヤ装置 | |
JP2018039650A (ja) | プレートチェンおよびコンベア装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090930 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20111214 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111220 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120626 |