JP2008104685A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転槽と攪拌部材に相対的な回転速度差を与えて洗濯物の攪拌が充分に行えるようにする。
【解決手段】攪拌部材12に連結される回転軸27と、前記回転軸27を水槽2に対して回転固定または固定解除するクラッチ機構31を設け、前記クラッチ機構31は、前記攪拌部材12に設けた突起体12aが前記攪拌部材12の上方に位置するときに、前記回転軸27を回転固定するようにしたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗濯物を収容する回転槽と、回転槽内に位置して洗濯物を攪拌する攪拌部材を有するドラム式洗濯機に関するものである。
この種のドラム式洗濯機の一例として、特許文献1で提示されるようなドラム式洗濯乾燥機がある。図8に示すように、筐体52内に図示しないサスペンション構造により水槽53が支持され、この水槽53内に有底円筒形に形成された回転槽55が配置されている。前記水槽53及び回転槽55は、開口端側を筐体52の正面側に、底面側を筐体52の背面側にして支持され、回転槽55は水槽53の底面に取り付けられたモータ54によって回転駆動される。回転槽55の開口端側に対向させて筐体52に扉体58を設けており、使用者は扉体58を開くことで、回転槽55に対して洗濯物を出し入れすることができる。
回転槽55の内周壁には、複数の突起体59が設けられている。回転槽55に固定された槽回転軸51はモータ54のロータ56に直結しており、水槽53に取り付けられた槽回転軸受61で支持されている。この槽回転軸51は中空構造になっており、攪拌部材70に固定された回転軸50が軸心を一致するように挿入され図示しない軸受で支持されている。モータ54の後部には減速機または増速機71が取り付けられ、槽回転軸51の回転数を減速または増速して回転軸50に伝達することにより、回転槽55と攪拌部材70の回転速度に相対的な回転速度差を生じさせるようにしている。
上記構成において、洗濯工程または乾燥工程で、モータ54を駆動し、回転槽55を回転させると、洗濯物は回転槽55の内周壁の突起体59で上方に持ち上げられた後、適当な高さで落下するといった攪拌動作と、回転槽55内で相対的な回転速度差を持って回転する攪拌部材70によってかき回される攪拌動作により、複合的な攪拌動作を受けることになる。このため、攪拌部材70を有さず、回転槽55の回転だけで攪拌動作を行う従来のドラム式洗濯乾燥機に比べて、洗濯物を攪拌する能力が向上し、十分な洗浄能力と乾燥能力を確保することができる。
特開2005−253567号公報
しかしながら、前記構成では、減速機または増速機が必要となるため、複雑な構成となり、駆動部が大型化し、ドラム式洗濯機本体内への収納が困難となる上、コストアップするという課題があった。
本発明が目的とするところは、回転槽と攪拌部材に相対的な回転速度差を与えることにより、攪拌を行うドラム式洗濯機において、簡単な駆動構成でありながら、洗濯物の攪拌が充分になされる構造を備えたドラム式洗濯機を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明に係るドラム式洗濯機は、洗濯水を貯える水槽と、前記水槽内に回転自在に支持され、洗濯物を収容する有底円筒形の回転槽と、前記回転槽の底面において前記回転槽と回転軸心を一致させて回転自在に支持され、回転中心から外れた位置に突起体を有する攪拌部材と、前記回転槽の回転の駆動源となるモータと、前記モータの回転を前記回転槽に伝達する中空円筒状の槽回転軸と、前記槽回転軸の中空部に回転自在に挿入され、前記攪拌部材に連結される回転軸と、前記回転軸を前記水槽に対して回転固定又は固定解除するクラッチ機構とを備え、前記クラッチ機構は、前記突起体が前記攪拌部材の上方に位置するときに、前記回転軸を回転固定するようにしたものである。
これにより、回転軸を回転固定した状態でモータを回転し、槽回転軸を回転させると、回転槽の回転に伴い、上方に持ち上げられた洗濯物を、攪拌部材の上方で固定される突起体で引っ掛けて前方に押し出してから落下させるといった、前後運動と上下運動を伴った複合的な攪拌動作を与えることができるため、攪拌能力が高まり、簡単な駆動構成で、洗浄能力や乾燥能力を向上させることができる。
本発明によれば、洗濯物に前後運動と上下運動を伴った複合的な攪拌動作を与えて洗浄能力や乾燥能力を向上させることができる。
第1の発明は、洗濯水を貯える水槽と、前記水槽内に回転自在に支持され、洗濯物を収容する有底円筒形の回転槽と、前記回転槽の底面において前記回転槽と回転軸心を一致させて回転自在に支持され、回転中心から外れた位置に突起体を有する攪拌部材と、前記回転槽の回転の駆動源となるモータと、前記モータの回転を前記回転槽に伝達する中空円筒状の槽回転軸と、前記槽回転軸の中空部に回転自在に挿入され、前記攪拌部材に連結される回転軸と、前記回転軸を前記水槽に対して回転固定又は固定解除するクラッチ機構とを備え、前記クラッチ機構は、前記突起体が前記攪拌部材の上方に位置するときに、前記回転軸を回転固定するようにしたことにより、回転槽の回転に伴い上方に持ち上げられた洗濯物を、攪拌部材の上方で固定される突起体で引っ掛けて前方に押し出してから落下させるといった、前後運動と上下運動を伴った複合的な攪拌動作を与えることができるため、攪拌能力が高まり、簡単な駆動構成で、洗浄能力や乾燥能力を向上させることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の攪拌部材の突起体を回転方向に等間隔となるように複数設け、クラッチ機構は、前記突起体の数と同じ複数の等間隔となる回転位置で、回転軸を回転固定するようにしたことにより、突起体が攪拌部材の上方に位置するときが複数回存在し、そのうちのいずれかの位置で、回転固定させればよいため、クラッチ機構は、回転軸を固定解除した状態から回転固定する状態に素早く切り換えることができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、空気を加熱して温風を生成する加熱手段と、温風を送風する送風手段と、温風を内槽の底面側から攪拌部材を通過させて前記内槽内へと導く送風経路と、水槽に設けた温風の吐出口とを備え、前記吐出口は、クラッチ機構により、前記攪拌部材の上方で固定される突起体の近傍に設けたことにより、攪拌部材の上方で固定される突起体で引っ掛けて前方に押し出すといった攪拌動作を加えたところに、温風を吹き付けるため、洗濯物に満遍なく効率よく温風を当てることができ、乾燥能力を向上させることができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の一端が攪拌部材に連結される回転軸の他端をモータの反対側に突出させ、前記回転軸の他端を円盤状のクラッチ板と連結し、前記クラッチ板を水槽に対して回転固定又は固定解除するアクチュエータを設け、前記クラッチ板とアクチュエータでクラッチ機構を構成したことにより、クラッチ機構を簡単に構成でき、簡単な駆動構成を実現できる。
第5の発明は、特に、第4の発明のクラッチ板は、モータの下部形状に沿わせて覆うようにしたことにより、クラッチ板は、攪拌部材に対するモータの反対側において、大きくスペースをとることがなく、駆動構成を大型化することもない。また、モータから発生する電磁音をクラッチ板により遮蔽することができ、低騒音化することができる。
第6の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明の回転槽を前方高位に傾けて設けたことにより、洗濯物が回転槽の底面側へ集まろうとするため、洗濯物を回転槽の底面側に位置する攪拌部材の突起体で引っ掛けやすくなり、底面側に移動しようとする力に反して、前方へと押し出す力が強まり、前後運動による攪拌能力が高まり、簡単な構成で、洗浄能力や乾燥能力を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るドラム式洗濯乾燥機の断面図、図2はその外観図、図3および図4はその要部断面図、図5は、図1のA−A断面図である。筐体1内にサスペンション5により水槽2が支持され、この水槽2内に有底円筒形に形成された回転槽3が配置されている。前記水槽2及び回転槽3は、開口端側を筐体1の正面側に、底面側を筐体1の背面側にして、正面側から背面側に向けて水平方向から下向き傾斜となるように支持されている。回転槽3の開口端側に対向させて筐体1に扉体4を設けており、使用者は扉体4を開くことで、回転槽3に対して洗濯物を出し入れすることができる。
なお、水槽2の洗濯物出入口6の周囲には、柔軟な弾性体によって形成されたベローズ7が配設され、扉体4を閉じると、その内面にベローズ7の一端が圧接し、回転槽3の回転に伴って飛散する水が水槽2内から外に飛び出すのを防止している。
上記構成のように回転槽3が傾斜配置され、その開口部に対向させて筐体1に扉体4を設けることにより、扉体4は筐体1の前に立つ人の顔方向に向くようになり、扉体4を開いて回転槽3に対して洗濯物を出し入れする作業に際して腰を屈める程度が少なくなり、楽に洗濯物を出し入れすることができる。したがって、筐体1の正面に余裕のある空間を確保する必要もなく、洗面所などの狭いスペースに設置することが可能となり、狭い日本の住環境にも適合するドラム式洗濯乾燥機に構成することができる。
回転槽3の内周壁には、複数の突起体11が設けられており、回転槽3を低速で回転させることにより、洗濯物を突起体11で引っ掛けて上方に持ち上げることができる。また、回転槽3内の背面側には、攪拌部材12が回転槽3と回転軸芯を一致させて回転自在に設けられており、攪拌部材12は回転中心から外れた位置に突起体12aを備えている。水槽2の下方には、水槽2内の水を排水する排水経路8が設けられており、排水経路8の途中には、経路を閉じたり開いたりする排水弁9が設けられている。
洗濯物を収納する回転槽3は、排水弁9を閉じた状態で水槽2内に水や洗剤等を貯えると洗濯室となる。また、排水弁9を開き、水槽2内に貯えられた水や洗剤等を排水経路8から排水し、回転槽3を高速で回転させると、洗濯物は回転槽3の側面に遠心力により押し付けられる。このとき、洗濯物に含まれる水分は、回転槽3の側面に設けられた複数の脱水穴10から水槽2と回転槽3の間に抜け、排水経路8から排水される。このように、回転槽3は、脱水室にもなる。
また、回転槽3内には、ヒータ21、送風手段22、送風経路23により温風が送風されるような構造となっており、温風送風時には、回転槽3は、乾燥室にもなる。乾燥工程における風の流れを以下に説明する。送風手段22により、送風された空気はヒータ21により加熱され、温風となり、送風経路23により水槽2及び回転槽3の背面側に導かれ、水槽2の背面に設けられた吐出口24から水槽2内に吹き込まれる。
水槽2内に吹き込まれた温風は、内槽3の背面に設けられた穴25、攪拌部材12に設けられた複数の小穴12bを通過し、回転槽3内に収納される洗濯物に吹き付けられる。洗濯物から水分を蒸発させ後の空気は、回転槽3の側面の脱水穴10から水槽2と回転槽3の間に抜け、水槽2の前方に設けた吸込み口26から送風経路23へと導かれ、再び送風手段22に至る。図示していないが、送風手段22へと至るまでの送風経路23の途中には、洗濯物から水分を蒸発させた後の空気を冷却除湿するための除湿手段が設けられている。
水槽2の底面側には、回転槽3の回転の駆動源となるモータ13が設けられている。回転槽3とモータ13のロータ13bは槽回転軸16により直結され、モータ13の回転は、そのまま回転槽3に伝達される。図3に示すように、モータ13のステータ13aは、水槽2の底面側に固定される静止部材15に固定されている。
槽回転軸16は、静止部材15に取り付けられた2個の槽回転軸受17で回転自在に支持されており、中空状に形成されている。槽回転軸16の中空部分には、一端を攪拌部材12に接続する回転軸27が挿入され、槽回転軸16に取り付けられた回転軸受28により回転自在に支持されている。回転軸27の他端は、モータ13のロータ13bの反対側へと突出され、円盤状のクラッチ板29に接続されている。上記構成により、攪拌部材12、回転軸27及びクラッチ板29は、モータ13とは関係なく、回転自在な状態となっている。静止部材15には、ソレノイドやギアードモータ等により、アーム30aを伸び縮みさせるアクチュエータ30が設けられている。
円盤状のクラッチ板29の側面には、アクチュエータ30のアーム30aが挿入される挿入口29aが一箇所設けられている。アーム30aは図3に示すような伸びた状態では、挿入口29aに挿入され、図4に示すような縮んだ状態では、挿入解除されるように構成されている。アーム30aが伸びた状態で挿入口29aに挿入されると、クラッチ板29は、アクチュエータ30により、静止部材15に対して、回転固定される。同様に、クラッチ板29に接続される回転軸27及び攪拌部材12も回転固定されるが、このとき、図5に示すように、攪拌部材12の突起体12aが攪拌部材12の上方の位置となるように構成している。
クラッチ板29、回転軸27、攪拌部材12はそれぞれお互いに回転固定されているため、アーム30aが挿入口29aに挿入される状態では、必ず突起体12aが攪拌部材12の上方に位置することとなる。上記に説明するとおりに、回転軸27を静止部材15に対して回転固定又は固定解除するクラッチ機構31をクラッチ板29とアクチュエータ30だけで構成しており、クラッチ機構31を簡単に構成し、モータ13や槽回転軸16、回転軸27等を含めた回転槽3及び攪拌部材12の簡単な駆動構成を実現している。
上記構成で、洗濯工程又は乾燥工程において、図3に示すような回転軸27を回転固定したクラッチ状態で、図5に示すような突起体12aを攪拌部材12の上方に固定した状態を作り、モータ13のロータ13bを回転させると、回転槽3内に収納される洗濯物は回転槽3の内周壁の突起体11で上方に持ち上げられる。持ち上げられた洗濯物は、攪拌部材12の上方の突起体12aにより引っ掛けられ、回転運動を強制的に止められ、回転方向の行き場を失った洗濯物は、前方に強制的に移動させられた後、落下することになる。このため、前後運動と上下運動を伴った複合的な攪拌動作を与えることができるため、攪拌能力が高まり、洗浄能力、乾燥能力を向上させることができる。
このとき、回転槽3を前方高位に傾けて設けているため、洗濯物は回転槽3の底面側へ集まろうとし、攪拌部材12の突起体12aで引っ掛けやすくなり、底面側に移動しようとする力に反して、前方へと押し出す力が強まり、前後運動による攪拌能力をより向上させることを可能にしている。クラッチ板29は、モータ13の下部形状に沿わせて覆うようにしており、モータ13の下部形状とほぼ同じ大きさで形成されているため、クラッチ板29のために、特別に駆動構成が大型化されることもなく、スペースを開ける必要もない。また、モータ13から発生する電磁音をクラッチ板29により遮蔽することができ、低騒音化することができる。
脱水工程においては、図4に示すように、クラッチ機構31を構成するアクチュエータ30のアーム30aを縮めて、クラッチ板29の挿入口29aから挿入解除する。これにより、クラッチ板29は固定解除され、回転自在となる。同様にクラッチ板29に接続される回転軸27及び攪拌部材12も回転自在となる。この状態で、モータ13のロータ13bを回転し、回転槽3を高速回転させることにより、脱水を行う。この際、攪拌部材12は回転自在となっているため、洗濯物が攪拌部材12の突起体12aに引っ掛かった場合でも、攪拌部材12は、洗濯物の回転に引っ張られて、同期して回転することになり、洗濯物を傷めるようなことはない。
クラッチ板29を固定解除した状態から回転固定する状態に切り換える際、クラッチ板29の挿入口29aは、ほとんどの場合、アクチュエータ30のアーム30aと対向しない回転位置にある。このとき、アクチュエータ30はアーム30aを伸ばそうとするが、クラッチ板29の側面に接触し、途中で動作を抑止される。この状態でも、アクチュエータが故障することはなく、引き続きアーム30aを伸ばそうとし続ける。
この状態でモータ13のロータ13aを回転させると、クラッチ板29、回転軸27及び攪拌部材12は回転固定されていないため、回転槽3の回転に伴う洗濯物の動きに引っ張られて、回転する。しばらく、回転を続けているうちに、クラッチ板29が少なくとも360度回転するまでの間に、クラッチ板29の挿入口29aは、アクチュエータ30のアーム30aと対向する回転位置となる。この回転位置となったとき、アーム30aは挿入口29aに挿入されることとなり、クラッチ板29、回転軸27及び攪拌部材12が回転固定され、クラッチ機構31の切り換えは完了する。
なお、本実施の形態の構成では、回転槽3を傾斜配置させたドラム式洗濯乾燥機としているが、これに限定されるものではなく、回転槽3の回転軸が水平方向となるドラム式洗濯乾燥機であっても、乾燥機能を有さないドラム式洗濯機であっても、洗濯物に前後運動と上下運動を伴った攪拌動作を与えることにより、攪拌能力を向上させるという効果は同様に得ることができる。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態を以下に説明する。第1の実施の形態と同一構成要件は同一符号を付して詳細な説明は省略する。図6に示すように、攪拌部材12には、突起体12aが回転方向に等間隔となるように3個設けられている。クラッチ機構31のクラッチ板29の側面には、突起体12aの数と同じ3個の挿入口29aが等間隔となる回転位置で設けられている。3個の挿入口29aのうちの1個がアクチュエータ30のアーム30aと対向する回転位置となるときに、3個の突起体12aのうちの1個が攪拌部材12の上方に位置するように設定している。
上記構成により、クラッチ板29を固定解除した状態から回転固定する状態に切り換える際、クラッチ板29の挿入口29aがアクチュエータ30のアーム30aと対向しない場合がほとんどであるが、このとき、モータ13を回転することにより、回転槽3を回転させ、回転槽3の回転に伴う洗濯物の動きに引っ張られて、クラッチ板29が少なくとも120度回転するまでの間に、アーム30aは挿入口29aに挿入される。このとき、3個の突起体12aのうちの1個は必ず攪拌部材12の上方に位置することとなる。このため、突起体12a及び挿入口29aが1個ずつしかない場合に比べて、素早くクラッチ機構31の切り換えを完了することができ、洗濯物に前後運動と上下運動を伴った複合的な攪拌動作をすぐに与え、攪拌能力を高めることができる。
なお、本実施の形態の構成では、突起体12a及び挿入口29aの数をそれぞれ3個としているが、それぞれが回転方向に等間隔に設けられていれば、数が多ければ多いほど、クラッチ機構31の切り換えを素早く完了するという効果は大きくなる。
(実施の形態3)
本発明の第3の実施の形態を以下に説明する。第1又は2の実施の形態と同一構成要件は同一符号を付して詳細な説明は省略する。図7に示すように、クラッチ機構31により攪拌部材12が固定された状態では、突起体12aは攪拌部材12の上方に位置している。乾燥工程において、水槽2内に温風が吹き込まれる吐出口24は、回転槽3の開口側から見ると、攪拌翼12の突起体12aの近傍に位置するように設けられている。
乾燥工程において、クラッチ機構31により攪拌部材12を固定した状態でモータ13を回転させると、上方に持ち上げた洗濯物を突起体12aで引っ掛けて前方に押し出した際に、丁度回転槽3の背面側から攪拌翼12の小穴12bを通じて導かれてきた温風を吹き付けることができる。このため、攪拌される洗濯物に満遍なく効率よく温風を当てることができ、乾燥能力を向上させることができる。
以上のように、本発明にかかるドラム式洗濯機によれば、洗濯物に前後運動と上下運動を伴った複合的な攪拌動作を与えて洗浄能力や乾燥能力を向上させることができるので、ドラム式洗濯機として有用である。
本発明の第1の実施の形態におけるドラム式洗濯乾燥機の横断面図 同ドラム式洗濯乾燥機の外観を示す斜視図 同ドラム式洗濯乾燥機の攪拌部材固定時の要部詳細断面図 同ドラム式洗濯乾燥機の攪拌部材固定解除時の要部詳細断面図 同ドラム式洗濯乾燥機の第1の運転モードでの突起体の位置を示すA−A断面図 本発明の第2の実施の形態におけるドラム式洗濯乾燥機の第1の運転モードでの突起体を示すA−A断面図 本発明の第3の実施の形態におけるドラム式洗濯乾燥機の第1の運転モードでの突起体と吐出口の位置を示す図 従来のドラム式洗濯乾燥機の構成を示す横断面図
符号の説明
2 水槽
3 回転槽
12 攪拌部材
12a 突起体
13 モータ
16 槽回転軸
21 加熱手段
22 送風手段
23 送風経路
27 回転軸
29 クラッチ板
30 アクチュエータ
31 クラッチ機構

Claims (6)

  1. 洗濯水を貯える水槽と、前記水槽内に回転自在に支持され、洗濯物を収容する有底円筒形の回転槽と、前記回転槽の底面において前記回転槽と回転軸心を一致させて回転自在に支持され、回転中心から外れた位置に突起体を有する攪拌部材と、前記回転槽の回転の駆動源となるモータと、前記モータの回転を前記回転槽に伝達する中空円筒状の槽回転軸と、前記槽回転軸の中空部に回転自在に挿入され、前記攪拌部材に連結される回転軸と、前記回転軸を前記水槽に対して回転固定又は固定解除するクラッチ機構とを備え、前記クラッチ機構は、前記突起体が前記攪拌部材の上方に位置するときに、前記回転軸を回転固定するようにしたドラム式洗濯機。
  2. 攪拌部材の突起体を回転方向に等間隔となるように複数設け、クラッチ機構は、前記突起体の数と同じ複数の等間隔となる回転位置で、回転軸を回転固定するようにした請求項1記載のドラム式洗濯機。
  3. 空気を加熱して温風を生成する加熱手段と、温風を送風する送風手段と、温風を内槽の底面側から攪拌部材を通過させて前記内槽内へと導く送風経路と、水槽に設けた温風の吐出口とを備え、前記吐出口は、クラッチ機構により、前記攪拌部材の上方で固定される突起体の近傍に設けた請求項1または2記載のドラム式洗濯機。
  4. 一端が攪拌部材に連結される回転軸の他端をモータの反対側に突出させ、前記回転軸の他端を円盤状のクラッチ板と連結し、前記クラッチ板を水槽に対して回転固定又は固定解除するアクチュエータを設け、前記クラッチ板とアクチュエータでクラッチ機構を構成した請求項1〜3のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
  5. クラッチ板は、モータの下部形状に沿わせて覆うようにした請求項4記載のドラム式洗濯機。
  6. 回転槽を前方高位に傾けて設けた請求項1〜5のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
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