JP2008103649A - 電磁石における消磁制御方法及び消磁制御システム並びに磁気センサー - Google Patents

電磁石における消磁制御方法及び消磁制御システム並びに磁気センサー Download PDF

Info

Publication number
JP2008103649A
JP2008103649A JP2006297935A JP2006297935A JP2008103649A JP 2008103649 A JP2008103649 A JP 2008103649A JP 2006297935 A JP2006297935 A JP 2006297935A JP 2006297935 A JP2006297935 A JP 2006297935A JP 2008103649 A JP2008103649 A JP 2008103649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
demagnetization
electromagnet
current
magnetic
magnetic sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006297935A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5007900B2 (ja
Inventor
Tamotsu Fujita
保 藤田
Hatsuhiko Fujita
初彦 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
Priority to JP2006297935A priority Critical patent/JP5007900B2/ja
Publication of JP2008103649A publication Critical patent/JP2008103649A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5007900B2 publication Critical patent/JP5007900B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Jigs For Machine Tools (AREA)

Abstract

【課題】この発明は、電磁石を利用してワークを移動する際に、ワーク離脱に際し、消磁するパラメータを自動設定できるようにすることを目的としたものである。
【解決手段】この発明は、電磁石に通電してワークを吸着し、電気を遮断してワークを離脱する装置における消磁制御方法において、前記電磁石の残留磁気を磁気センサーで測定すると共に、その出力をインターフェースに接続して、消磁操作を実施し、この消磁操作を残留磁気が予め設定した許容残留磁気に達するまで繰り返して、その出力をインターフェースに記憶させることにより、磁力パラメータを自動的に設定し、これに基づいて消磁することを特徴とした電磁石における消磁制御方法により、目的を達成した。
【選択図】図5

Description

この発明は、磁性物品を吸着し、又は離脱する電磁石の消磁を瞬時、かつ確実に行うことを目的とした電磁石における消磁制御方法及び消磁制御システム並びに磁気センサーに関する。
従来物品を吸着又は離脱する電磁石は、物品離脱時に生じる残留磁気の消磁効率が実用上の問題点となっている。そこで一般的には、消磁に際し、吸着の為の電流と逆方向の電流を流すことが行われているが、残留磁気の極小化は難しいとされていた。
そこで、逆電流を流す前に、タイムインターバルをおく提案があり(特許文献1)、これにより極小テスラを達成した。
特許第2617146号 特許第2502451号 特開平10−229014
従来提案されている消磁方法は、何れも逆電流を流す方法を主とするものであり、特にタイムインターバルをおいて、逆電流を流す方法(特許文献1)は、残留磁気が極少となり、その優れた点は知られているが、電磁石の吸着強さ、ワークの状況、その他の条件によって消磁のパラメータ設定が使用者に委されている為に、使用者の能力により電磁石の性能にバラツキを生じる問題点があった。
前記バラツキは、電磁石の吸着力、ワークの形状と材質、許容される消磁時間などによって異なることが知られているが、これに対応する最良のパラメータ設定が使用者の能力により左右される問題点があった。
この発明は、電磁石の消磁に際し、消磁操作の度毎に残留磁気を測定し、該残留磁気が一定値(例えば0.0005テスラ以下)になるまで続け、この操作回数を記憶させて消磁回路に自動的にパラメータ設定し、爾後この設定したパラメータに基づくことにより、前記従来の問題点を解決したのである。
即ちこの発明は、電磁石に通電してワークを吸着し、電気を遮断してワークを離脱する装置における消磁制御方法において、前記電磁石の残留磁気を磁気センサーで測定すると共に、その出力をインターフェースに接続して、消磁操作を実施し、この消磁操作を残留磁気が予め設定した許容残留磁気に達するまで繰り返して、その出力をインターフェースに記憶させることにより、磁力パラメータを自動的に設定し、これに基づいて消磁することを特徴とした電磁石における消磁制御方法であり、消磁操作は、励磁電流を減衰させた後遮断し、ついで負極の直流および/または交流の消磁電流を通電し、前記直流の消磁電流は励磁電流の遮断後タイムインターバルをおいて、1個の方形パルス又は1個の鋸歯状パルスとし、交流の消磁電流は消磁開始前にタイムインターバルをおいた減衰電流としたものであり、許容残留磁気は0.0005テスラ以下とするものである。
次の他の発明は、電磁石と、その給電回路及び消磁回路と、吸着及び消磁のインターフェースと、電磁石励磁パターン発生器と、消磁電圧のプリセットと、前記電磁石の磁束密度を検出する磁気センサーとより得た磁力パラメータとを組み合わせたことを特徴とする電磁石における消磁制御システムである。
次に他の発明は、ホール素子と、その電子回路と、電圧検出器と、磁束演算器とを組み合わせたことを特徴とする請求項4記載の電磁石における消磁制御システムに使用する磁気センサーである。
また他の発明は、磁気センサーは、ワークに接触するセンサープローブと、緑色と赤色の発光ダイオード(LED)を有し、残留磁気量及びN極とS極により発光状態を変えるようにしたことを特徴とする請求項4記載の電磁石における消磁制御システムである。
従来一般的に使用されてきた電磁石によるワーク1(磁性体)の吸着は、図2の如く通電して電磁石2によりワーク1を持ち上げ、矢示3、4の如く所定の位置へ運んでから、矢示5のように空中離脱方法がとられていた。これは、吸着ワークに残留磁気が多く残る為に、様々な問題を抱え、電磁利用を拡大させるのを阻んで来た。その大きな要因は短時間に残留磁気を極小まで消磁することが困難であった為である。
然し乍ら、出願人は、先に(特許文献1)残留磁気を短秒時に極小にすることに成功した。即ち図1のように、電磁石2によりワーク1を矢示3のように持ち上げ、矢示6のように所定位置まで移動して、設定位置で放すことができるようにした。この場合に適切な消磁制御により、残留磁気は0.0005テスラ以下となった。しかも短秒時(例えば5秒以下)に消磁できるので、効率も向上した。
前記図1のようにする為には、消磁操作のパラメータ設定をする必要があるが、消磁操作は電磁石の吸着強さ、ワークの形状、材質、厚さなどの各条件によって異なるので、パラメータ設定の良否により、電磁石利用の吸着装置の性能を左右するおそれもあった。
そこで、この発明は、磁気センサーを使用し、その出力をインターフェースに記憶させることにより、パラメータ設定を自動的に行うことができるようにして最良のパラメータ設定をすることに成功したのである。
前記磁気センサーは、単独で使用すれば一般の磁気センサーとして使用することができる。
また、確実な吸着と離脱を実現する為には、前記のような電磁石の消磁制御方法において、吸着力を解除した後に、タイムインターバルをおいて直流および/または交流の消磁電流を通電するようにして、残留磁気の急速な減衰を図った。
ワークの吸着の確認および離脱の確認の為には、一定振幅、一定周波数の高周波電流を電磁石の電磁コイルに通電し、高周波電流の変動を検出するようにした。この手段は電磁石を構成した電磁コイルの断線の検出の為にも採用した。尚、高周波電流は電磁石の吸着を発生する為の電磁コイルに、励磁電流に重畳して通電する方法と、前記電磁コイルとは別個の独立した電磁コイルに通電する方法が可能である。
以上のような手段は、ワークの形状や搬送、姿勢制御で要求される精度その他の仕様に従って選択的に組合せて採用される。
また、この発明において確実な離脱を実現する為の手段によれば、ワークの残留磁気を無くし、作業精度の向上を図ることができる。またワークの吸着、離脱を確認する手段および電磁コイルの断線を検出する手段によれば、電磁石の誤動作を事前に検知し、作業精度の向上、作業能率の向上を図ることができる。
この発明は、本特許出願人が、先に開発した残留磁気を激減させる方法の前記開発の中心的技術である消磁制御方法をパターン設定することにあるので、既に開発された消磁制御方法の概要を説明する。
先に開発された消磁制御方法を電流波形およびタイムインターバルを設けた消磁例を図3に基づいて説明する。図3は鉄芯でなるコアに電磁コイルを設けた一般的な電磁石を用いた場合の電磁コイルに対するいくつかの電流パターンを表わしたものである。図3においてT1はスタートタイミング区間、T2は吸着区間、T3は保持区間、T4は停止区間である。
図3の(a)〜(e)の何れの場合も、吸着力を得る際には、吸着区間T2、即ち吸着初期に吸着電流を電磁コイルに励磁電流として通電してワークの吸着に十分な磁気吸着力を発生させる。次いで、ワークの吸着を完了した後は、前記ワークの吸着状態の保持に必要かつ十分な電流値の励磁電流に増流して、ワークの吸着を保持する(T3)。T2における時間と電流値およびT3における時間と電流値は、電磁石の特性、ワークの形状、サイズに従って決定する。前記におけるT3の間の電流値は、ワークによって増流し、又は減流するが、要は電磁石の移動中にワークが離脱しないように確実に吸着を続行することを念頭において定める。
このようにすることによって、吸着動作初期の磁気吸着力を十分大きくして、ワークを確実に吸着することができ、かつ吸着完了後は、電磁コイルに対する励磁電流を必要かつ十分な電流値とするので、ワーク及びその形状により、適切な電流値を定める。
以上のようにしてワークを吸着保持した後、ワークの脱着を図3のT4、T5、T6の区間で行う。T4は前記電磁コイルに通電した励磁電流の遮断区間、T5はタイムインターバルの区間、T6は消磁区間である。
前記T5からT6に至る区間は、図3の(a)〜(e)に記載したようにいくつかのパターンがある。図3(a)はタイムインターバルT5を経た後、T6で交流の減衰電流を通電するようにしてあり、図3(b)はタイムインターバルT5を経た後、T6で1個の方形パルスの波形でなる直流電流を通電するようにしてあり、図3(c)ではタイムインターバルT5を経た後、T6で1個の鋸歯状パルスの波形でなる直流電流を通電するようにしてある。又、図3(d)では、タイムインターバルT5を経た後、前記(c)とは時間と電流値の関係を反対にした1個の鋸歯状パルスの波形でなる直流電流を通電するようにしてあり、図3(e)ではタイムインターバルT5を経た後、T6で前記(b)と同様の方形パルス電流と前記(a)の交流減衰電流を続けて通電するようにしてある。
前記ワークに対する吸着力を解除する際に上記のようにすると、電磁石を構成しているコアは勿論、吸着したワークに残留磁気を無くすることができる。直流の負の電流によって生ずる磁気で残留磁気が打消されるからである。この場合、T5のタイムインターバルは、消磁区間T6を短時間にする上で有効であることが実験的に観察された。例えば、図3の(b)において、T5として0.1秒のタイムインターバルを置くと、T6の消磁区間を0.15秒とできることが認められた。前記実施例では残留磁気をほとんど無く(5ガウス以下)することができた。また図3(e)のT6のように消磁電流を交流と直流で行う場合の直流電流は図3の(c)、(d)のような鋸歯状波形のパルス電流とすることもできる。
この発明は、磁気センサーを使用して電磁石の残留磁気を測定し、その出力をインターフェースに接続すると共に、残留磁気が設定値に達したときまでに記憶された消磁パターンを自動的に磁力パラメータとできる効果がある。
従って使用者は、残留磁気を設定すれば、自動的に当該残留磁気になるようにパラメータが設定され、最良の運転ができる効果がある。
また磁気センサーの出力によって定まるので、使用者の能力に左右されるおそれが無く、設定値を満足させることができる。
この発明は、消磁すべき電磁石の残留磁気を磁気センサーで測定し、その出力をインターフェースに入力して記憶させると共に、予め定めた残留磁気量に達するまで前記消磁操作を繰り返す。このようにして前記残留磁気量が予め設定した残留磁気量になったならば、前記消磁操作を終了する。
この場合に前記インターフェースに順次記憶された消磁操作が自動的にパラメータ設定となる。
従って爾後このパラメータによって消磁操作を繰り返せば、常時前記設定した残留磁気となる。そこで常時最良の消磁が繰り返されることになり、ワークを効率よく移動することができる。
この発明の実施例を図4に基づいて説明すると、電磁石の吸着電圧Vaとしてワークを吸着し、ついで保持電圧Vbにして、ワークを移動する。
次にワークを放す場所に来たならば、通電を中止するので、Tb(0.1〜1.0秒)間に磁力は急速に減少する。
そこでタイムインターバルT(0.1秒〜1.0秒)おいて、逆方向の消磁電圧Vcを消磁時間Tc(0.2秒〜1.0秒)をかけると、残留磁気が急速に小さくなるので、離脱指令によって負極性の消磁電圧Vcを加える。この場合の電流パターンは、三角状、方形状、交番減衰の各種があるが(図3)、何れも採用することができる。
前記のように、電磁石を利用してワークを移動させる(仕事をする)時には、図4のように、吸着指令(ON、入力への切替え)によりワークを吸着し、ついで保持電圧にして、吸着を確実にすると共に、別系統のロボットなどを利用して、ワークを吸着位置から離脱位置に運ぶ。離脱位置に到着したならば離脱指令(OFF、電源切断、消磁)により、電源を切って、磁力を急激に小さくすると共に、消磁電流により、ワークと電磁石との残留磁気を限りなく0に近くする(例えば5ガウス以下)。
前記吸着、離脱、消磁は、パターン化されている。前記において、消磁パラメータは、電磁石の特性、ワークの特性(例えば形状及び材質)により異なるので、当初パラメータ設定を行い、爾後このパラメータによって吸着、離脱を繰り返すことにより、常時最良の消磁を行い、電磁石を用いての移転に最高の効率を保つことができる。
前記図4の制御パターンは、吸着指令(ON)、離脱指令(OFF)により、制御ユニットに設定された励磁パターンによって、各パラメータ設定が自動生成できる。前記における吸着電圧Va、保持電圧Vb、吸着時間Ta、消磁時間Tc及びタイムインターバルTは、予めセットしておくので、自動的かつ円滑に移行できる。
前記のように図4は、自動パラメータ設定は、電磁石制御ユニットを設定モードにして、ペン形磁気センサーを検出位置(図5)にあてながら、正極性の励磁電流を切ると、前記のように励磁電流を例えば0.1秒の傾斜減衰し、0.1秒のタイムインターバルをとって、負極性の消磁時間・消磁電圧を自動演算補正制御し、吸着面の残留磁気を0.0005テスラ以下にできる。そこで最適値を確認し、設定ボタンでセットする事により、パラメータ設定を完了する。
前記のようにこの発明は、励磁パラメータ設定することで、従来行われていた離脱パラメータ設定は不用になり、使用する前に電磁石制御ユニットを設定モードにして、図5の検出位置にペン形磁気センサーをあて、正極性の励磁電流を切ることにより、離脱の最適条件が自動的に求められるのである。図中Vaは吸着電圧(任意設定)、Vbは保持電圧(予めMAX設定、任意設定可)、Vcは負極性の消磁電圧(0%〜99%、任意設定)、Taは吸着時間(0秒の場合、外部入力切替が可)、Tbは離脱時間(傾斜0.1秒〜1.0秒、任意設定)、Tcは消費時間(基準値0.2秒〜5秒、任意設定)、Tはタイムインターバル(基準値0.1秒〜1.0秒、設定固定)である。
また図5に示すパラメータ自動調整アルゴリズムスタート前に、負極性の消磁電圧Vcの基準値で1回目の離脱制御を行う。
次に図5は、消磁パラメータ自動制御のアルゴリズムスタート前に、負極性の消磁電圧Vc基準値をプリセットする(Vc)と同時に、補正信号をクリヤーする。そこで図5において、磁気センサー15を所定の位置に当てて、残留磁束密度Bを検出し、その出力をインターフェース12に入力して、データ取り込みを行い、取込値Bnを補助信号発生器17に入力する。この場合に、取込値Bnの絶対値が、図7に示す許容残存磁束密度の最大値Bmより大きい場合は、補助信号発生器17により取込値Bnに比例した補正信号ΔVcnを発信して負極性の励磁電圧信号Vcnを発生させて、パターン発生器18へ入力する。パターン発生器18から、パターンに応じた出力をパワーアンプ19に出力し、パワーアンプ19の出力により、電磁石2を励磁する。
前記負極性の消磁電圧Vcの基準値と、検出された残留磁束密度Bを補正し極小値のVc値を保存する。
次に図6は、消磁パラメータ自動調整アルゴリズムを示す図である。即ち磁束密度取込値Bnは補助信号発生器17を介し、補正データ修正信号ΔVenを発生し、補正信号データ格納器20からの修正信号ΔVcn−1と共に、補正信号ΔVcnを発信し、負極性の励磁電圧信号プリセット値Vcを得て、負極性の励磁電圧信号Vcnを発生する。
また図7は、前記補助信号発生器17の入出力関係グラフであり、BMは許容保存磁束密度最大値を示す。図7のように、磁束密度取込値Bnが増加すれば、許容残存磁束密度最大値BMは、補正データ修正信号ΔVenの増加につれて大きくなる。
この発明の磁気センサー15を図9について説明すると、ホール素子8を定電流電子回路9に介装し、前記ホール素子8に磁束が通過すると、電圧が変化するので、これを電圧検出器10で検出し、検出された電圧を磁束演算11で演算して、その出力たる磁束密度をインターフェース12に入力して記憶させる。前記において、ホール素子8の温度が上昇した際には、温度検出器13で上昇温度を検出し、これを磁束演算11に入力して温度補正することができる。前記昇温度合が少ない時には、温度補正しなくても支障はない。
前記磁気センサー15には、図8に示すように緑色gと紅色rに発光するLEDを有し、スイッチ14を押してセンサープローブ15aの先端を測定すべきワーク2に接触させ、磁気がN極からS極かを判断し、磁気強さが5ガウス以上〜10ガウスまでは緑gと赤rのLEDが点灯し、N極側であれば、緑gと赤rのLEDが点灯フリッカーする。10ガウス以上になれば赤が点灯し、N極側であれば、赤のLEDが点灯し、S極側であれば、赤のLEDが点灯フリッカーする。そこで、緑gと赤rのLEDの点灯により、残留磁気の状態を即知することができる。図中16は掛止片である。
この発明における磁力パラメータ設定は、磁気センサー15のコード22のプラグ23を、消磁制御システムにセットされた電磁石制御ユニット24のコンセント25に接続し、消磁を開始すると、予め定めたパターンによって消磁操作が繰り返される。そこで残留磁気が5ガウス以下になったときに、制御ユニット24のスイッチ26を押せば、前記消磁の記録が、そのままパラメータとなり、自動的に設定される。従って爾後は、前記パラメータに従って自動消磁が行われる。
(a)この発明の磁着移動と、離脱消磁を示す概念図、(b)同じく消磁の際の磁束密度の変化を示すグラフ。 (a)普通に使用されている磁着移動と、離脱消磁を示す概念図、(b)同じく消磁の際の磁束密度の変化を示すグラフ。 同じく(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は夫々各種消磁パターンを示す図。 この発明の消磁の際の励磁電流波形を示す図。 同じく消磁パラメータ自動制御の制御ユニットのブロック図。 同じく消磁パラメータ自動調整アルゴリズムのブロック図。 同じく補助信号発生器の入出力関係を示すグラフ。 (a)同じくパラメータ自動設定の概念図、(b)同じく磁気センサーの図。 同じく磁気センサーの構成を示すブロック図。
符号の説明
1 ワーク
2 電磁石
8 ホール素子
9 定電流電子回路
10 電圧検出器
11 磁束演算
12 インターフェース
15 磁気センサー

Claims (6)

  1. 電磁石に通電してワークを吸着し、電気を遮断してワークを離脱する装置における消磁制御方法において、前記電磁石の残留磁気を磁気センサーで測定すると共に、その出力をインターフェースに接続して、消磁操作を実施し、この消磁操作を残留磁気が予め設定した許容残留磁気に達するまで繰り返して、その出力をインターフェースに記憶させることにより、磁力パラメータを自動的に設定し、これに基づいて消磁することを特徴とした電磁石における消磁制御方法。
  2. 消磁操作は、励磁電流を減衰させた後遮断し、ついで負極の直流および/または交流の消磁電流を通電し、前記直流の消磁電流は励磁電流の遮断後タイムインターバルをおいて、1個の方形パルス又は1個の鋸歯状パルスとし、交流の消磁電流は消磁開始前にタイムインターバルをおいた減衰電流としたことを特徴とする請求項1記載の電磁石における消磁制御方法。
  3. 許容残留磁気は0.0005テスラ以下とすることを特徴とした請求項1記載の電磁石における消磁制御方法。
  4. 電磁石と、その給電回路及び消磁回路と、吸着及び消磁のインターフェースと、電磁石励磁パターン発生器と、消磁電圧のプリセットと、前記電磁石の磁束密度を検出する磁気センサーとより得た磁力パラメータとを組み合わせたことを特徴とする電磁石における消磁制御システム。
  5. 磁気センサーは、ワークに接触するセンサープローブと、緑色と赤色の発光ダイオード(LED)を有し、残留磁気量及びN極とS極により発光状態を変えるようにしたことを特徴とする請求項4記載の電磁石における消磁制御システム。
  6. ホール素子と、その電子回路と、電圧検出器と、磁束演算器とを組み合わせたことを特徴とする請求項4記載の電磁石における消磁制御システムに使用する磁気センサー。
JP2006297935A 2006-09-20 2006-11-01 電磁石における消磁制御方法及び消磁制御システム Active JP5007900B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006297935A JP5007900B2 (ja) 2006-09-20 2006-11-01 電磁石における消磁制御方法及び消磁制御システム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006254192 2006-09-20
JP2006254192 2006-09-20
JP2006297935A JP5007900B2 (ja) 2006-09-20 2006-11-01 電磁石における消磁制御方法及び消磁制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008103649A true JP2008103649A (ja) 2008-05-01
JP5007900B2 JP5007900B2 (ja) 2012-08-22

Family

ID=39437729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006297935A Active JP5007900B2 (ja) 2006-09-20 2006-11-01 電磁石における消磁制御方法及び消磁制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5007900B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014526876A (ja) * 2011-09-20 2014-10-06 ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト 電磁アクチュエータの制御方法及び制御装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5261051A (en) * 1975-11-12 1977-05-20 Shinko Electric Co Ltd Device for controlling hanging electromagnet
JPS5617885A (en) * 1979-07-25 1981-02-20 Mitsubishi Electric Corp Demagnetization controller for magnet of lift
JPH02246301A (ja) * 1989-03-20 1990-10-02 Sanmei Denki Kk 電磁石の残留磁気除去方法
JPH0552916A (ja) * 1991-08-27 1993-03-02 Kanetetsuku Kk 磁界検出装置
JPH0986855A (ja) * 1995-09-26 1997-03-31 Fujita Corp 脱磁機能を有する磁石式揚重装置
JPH11162736A (ja) * 1997-12-02 1999-06-18 Fujita:Kk 電磁石制御装置および電磁石制御方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5261051A (en) * 1975-11-12 1977-05-20 Shinko Electric Co Ltd Device for controlling hanging electromagnet
JPS5617885A (en) * 1979-07-25 1981-02-20 Mitsubishi Electric Corp Demagnetization controller for magnet of lift
JPH02246301A (ja) * 1989-03-20 1990-10-02 Sanmei Denki Kk 電磁石の残留磁気除去方法
JPH0552916A (ja) * 1991-08-27 1993-03-02 Kanetetsuku Kk 磁界検出装置
JPH0986855A (ja) * 1995-09-26 1997-03-31 Fujita Corp 脱磁機能を有する磁石式揚重装置
JPH11162736A (ja) * 1997-12-02 1999-06-18 Fujita:Kk 電磁石制御装置および電磁石制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014526876A (ja) * 2011-09-20 2014-10-06 ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト 電磁アクチュエータの制御方法及び制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5007900B2 (ja) 2012-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0233905A (ja) 残留磁束を除去するための回路を備えた磁気保持装置
US7963374B2 (en) Power-off electromagnetic brake
CN108972395B (zh) 磁力吸盘的剩磁吸力消除装置
JP6792323B2 (ja) 磁石を用いた係合システムの着磁制御方法
JP5007900B2 (ja) 電磁石における消磁制御方法及び消磁制御システム
JP4080313B2 (ja) 電磁接触器のコイル駆動回路
JP6686858B2 (ja) 電磁弁駆動装置
JP2617146B2 (ja) 吸着用電磁石の制御方法および回路
JP5033766B2 (ja) 永電磁チャック
US20080030916A1 (en) Thyristor controlled alternating current demagnetizer
JP2020016301A (ja) 電磁切換弁
JPH11162736A (ja) 電磁石制御装置および電磁石制御方法
JP4084866B2 (ja) 消磁用電源装置
JP4307785B2 (ja) 消磁方法及び装置
JPS63300503A (ja) 電磁石装置の励磁装置
JPH0815675B2 (ja) レーザ切断機のレーザノズルヘッドの制御方法
JP2007059729A (ja) 電磁石制御装置
JP3440324B2 (ja) 2枚吸着検出装置
JP2016132043A (ja) 電磁吸着装置および電磁吸着方法
JPH10294215A (ja) 電磁石装置
WO2006035938A8 (ja) 振動磁界発生装置及び電磁石駆動回路、並びにそれらを用いるパーツフィーダー
WO2024004503A1 (ja) 磁気クランプ装置
JP2006088300A (ja) 永電磁式マグネットチャック
TWM601890U (zh) 可持續低電能輸出及瞬間高電能輸出的充磁及脫磁控制器
JPS61282632A (ja) 電磁クラツチ・ブレ−キ等のコイル制御回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120403

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120518

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5007900

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150608

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250