JP2008102817A - 設計支援装置及び設計支援方法 - Google Patents

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武敏 竹澤
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敦 櫻井
Shunsuke Sato
俊輔 佐藤
Toshinori Shirai
俊紀 白井
Kenichi Takamura
健一 高村
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Abstract

【課題】製品の設計を支援し、この製品の生産に関連する生産技術要件を確実に織り込んだ設計データの作成を支援する設計支援装置及び設計支援方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る設計支援方法は、複数の設計項目を経る製品の設計を実行することにより設計データを作成する設計装置と、該設計装置により作成された設計データについて生産技術要件が満たされているかを検討する検討装置と、により実行される前記製品の設計を支援する設計支援方法であって、前記複数の設計項目の各々に対応付けて該設計項目に関連する生産技術要件を記憶装置に記憶する工程と、前記記憶装置に記憶された生産技術要件のうち、前記設計装置により実行された設計項目に対応する生産技術要件を、前記検討装置に接続された端末装置の表示部に表示する工程と、を含むことを特徴とする。
【選択図】図11

Description

本発明は、コンピュータを用いて製品の設計を支援する設計支援装置及び設計支援方法に関する。
一般的な製品は、通常、コンピュータを用いて製品を設計してその製品の設計データを作成する設計段階と、この設計段階で作成された設計データを用いてその製品の金型を作製し、作製した金型を用いてその製品の試作品を試作する試作段階と、実際にその製品を量産(生産)する量産段階と、を経て市場に流通している。ここで、量産段階において実際に製品を不具合(トラブル)なく量産(生産)できるためには、その製品を生産するために生産技術として満たされなければならない基準(生産技術要件)が、すべて満足された状態となっていなければならない。よって、試作品を試作した試作段階において、生産技術要件が満たされていないことが判明した場合、すなわち、何らかの不具合が発生した場合には、設計段階に戻って、その生産技術要件が満たされるように(その不具合が解消されるように)その製品の設計をやり直す必要がある。この場合、設計段階から量産段階に至るまでのリードタイムが長くなるとともに、製品の設計から量産段階に至るまでにかかる人的・金銭的なコストが増加することにもなる。
そこで、近年、設計段階から量産段階に至るまでのリードタイムを短縮するために、製品を設計する設計段階においてその製品の生産に関する生産技術要件を織り込んで(考慮して)その製品を設計する活動(サイマル活動)が、導入されている。このサイマル活動を導入した設計手法では、まず、製品設計者が製品の設計を行ってその製品の設計データを作成した後、生産技術者が、製品設計者からその設計データを受け取り、過去の経験に基づいて、どの生産技術要件をチェックすべきかを判断し、その生産技術要件が満たされているかをチェックする。満たされていない生産技術要件がある場合、すなわち、不具合が発見された場合には、生産技術者は、その不具合の内容を製品設計者に通知する。不具合の内容を通知された製品設計者は、その不具合を解消するように、製品の設計をやり直す。このようなサイマル活動を導入した設計手法によれば、理論的には、製品の生産に関する生産技術要件を織り込んでその製品の設計データを作成することにより、その設計データを用いてその製品を製造する際における不具合の発生を未然に防ぐことができるので、リードタイムを大幅に短縮することができるとともに、コストの削減を図ることもできる。
しかしながら、サイマル活動を導入した従来の設計手法には、以下に示すような問題がある。
まず第1に、製品設計者により作成された設計データについて、膨大に存在する生産技術要件の中からチェックすべき生産技術要件を特定すること(生産技術要件の特定)、及び、そのように特定した生産技術要件が満たされているかをチェックすること(生産技術要件のチェック)は、すべて個々の生産技術者の有する過去の経験に基づいて実行されている。よって、生産技術要件の特定及びチェックの判断基準及び精度について、それらを実際に担当する生産技術者の間において(特に熟練者と初心者との間において)、経験の差に起因するばらつきが生じている。このようなばらつきは、各生産技術者が生産技術要件の特定及びチェックを誤ったり忘却することによって、顕著となる。
第2に、生産技術要件は、不変のものではなく、製造現場において日々変化する性質のものである。よって、ある生産技術要件が変更された場合には、その旨が、製造現場の製造技術者から、全く別の部門に配属されている製品設計者(又は、製品設計者により作成された設計データに対して生産技術要件の特定及びチェックを行う生産技術者)に迅速かつ確実に通知されない場合には、変更後の生産技術要件が織り込まれていない設計データが作成され(又は、生産技術者により変更前の生産技術要件に基づいたチェックがなされ)、この結果、量産段階において不具合が発生することになる。
第3に、複数の機種が量産段階において同一又は類似の製造工程を辿る状況は頻繁に起こることである。このような状況のもと、量産段階において、上記複数の機種のうちある機種(機種A)に不具合が発生した場合、同一又は類似の製造工程を辿る別の機種(機種B)にも不具合が発生する可能性が非常に高い。しかしながら、機種Aの製品設計者と機種Bの製品設計者(又は、機種Aの生産技術者と機種Bの生産技術者)との間において、不具合に関する情報交換が迅速かつ確実になされていることは、ほとんどない。この結果、量産段階において、複数の機種にわたって同一の不具合が発生することになる。これは、相互に類似した形状を有する多数の機種が生産される現状において、非常に深刻な問題である。さらに、このような事態は、上記複数の機種の各々が、相互に異なる部門(特に、同一の会社にありながら相互に異なる国に配置された部門)に属する製品設計者(生産技術者)により設計される(生産技術要件についてのチェックがなされる)場合に、顕著となる。
このように、サイマル活動を導入した従来の設計手法が、上述した第1乃至第3の要因によって適切に機能していないために、或いは、根付いていないために、生産技術要件を完全には織り込んでいない設計データが設計段階において作成され、この設計データが生産段階においてそのまま用いられ、結果として、生産段階において不具合が発生する可能性が大いにある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、サイマル活動を支援して根付かせることを目標としている。具体的には、本発明は、製品の設計を支援し、この製品の生産に関連する生産技術要件を確実に織り込んだ設計データの作成を支援する設計支援装置(設計装置、検討装置)及び設計支援方法を提供することを目的とする。
本発明に係る設計支援方法は、複数の設計項目を経る製品の設計を実行することにより設計データを作成する設計装置と、該設計装置により作成された設計データについて生産技術要件が満たされているかを検討する検討装置と、により実行される前記製品の設計を支援する設計支援方法であって、前記複数の設計項目の各々に対応付けて該設計項目に関連する生産技術要件を記憶装置に記憶する工程と、前記記憶装置に記憶された生産技術要件のうち、前記設計装置により実行された設計項目に対応する生産技術要件を、前記検討装置に接続された端末装置の表示部に表示する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明に係る検討装置は、複数の設計項目を経る製品の設計を実行する設計装置により作成された設計データについて生産技術要件が満たされているかを検討する検討装置であって、前記複数の設計項目の各々に対応付けて該設計項目に関連する生産技術要件を記憶する記憶手段と、該記憶手段により記憶された生産技術要件の中から、前記設計装置により実行された設計項目に対応する生産技術要件を取得する取得手段と、該取得手段により取得された生産技術要件を、当該検討装置に接続される端末装置の表示部に表示させる表示手段と、を具備することを特徴とする。
本発明に係る設計装置は、複数の設計項目を経る製品の設計を実行する設計装置であって、前記複数の設計項目の各々について設計を実行して設計データを作成する実行手段と、該実行手段により実行された設計項目を特定する設計項目情報を、前記設計データについて生産技術要件が満たされているかを検討する検討装置に対して送信する送信手段と、 前記複数の設計項目の各々に対応付けて記憶された生産技術要件のうち、前記設計項目情報により特定される設計項目に対応する生産技術要件が、満たされているか否かを示す情報を、前記検討装置から受信する受信手段と、を具備することを特徴とする。
図1は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムの概略を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態に係る設計支援システムは、通信網101に接続された開発設計ナビゲーションシステム(設計装置)(以下単に「開発設計ナビシステム」という。)103と、通信網101に接続された生産技術設計ナビゲーションシステム(検討装置)(以下単に「生技設計ナビシステム」という。)104と、通信網101に接続された金型設計ナビゲーションシステム(以下単に「金型設計ナビシステム」という。)105と、通信網101に接続された端末102(図1では一例として端末102−1〜端末102−3が示されている)と、を含む。
開発設計ナビシステム103は、通信網101に接続された端末のうちこの開発設計ナビシステム103にログインした端末(以下「製品設計端末」という。)に対して、通信網101を介して製品の設計作業を支援する。この開発設計ナビシステム103は、このような製品の設計作業により作成された設計データを、開発の対象となっている機種(開発機種)ごとに記憶する。生技設計ナビシステム104は、通信網101に接続された端末のうちこの生技設計ナビシステム104にログインした端末(以下「生技端末」という。)に対して、製品設計端末による設計作業によって作成された設計データについて生産技術要件(以下「生技要件」という。)が満たされているかどうかを検討する生技要件の検討作業を支援する。金型設計ナビシステム105は、通信網101に接続された端末のうちこの金型設計ナビシステム105にログインした端末(以下「金型設計端末」という。)に対して、通信網101を介して金型の設計作業を支援する。端末102−1〜端末102−3は、製品の設計作業について固有に準備されたプログラム(以下「製品設計プログラム」という。)を実行することにより、開発設計ナビシステム103から通信網101を介して設計作業の支援を受けることができ、また、生技要件の検討作業について固有に準備されたプログラム(以下「生技要件検討プログラム」という。)を実行することにより、生技設計ナビシステム104から通信網101を介して生技要件の検討作業の支援を受けることができ、さらには、金型の設計作業について固有に準備されたプログラム(以下「金型設計プログラム」という。)を実行することにより、金型設計ナビシステム105から通信網101を介して金型の設計作業の支援を受けることができる。すなわち、端末102−1〜端末102−3は、端末102−1〜端末102−3は、製品設計プログラム、生技要件検討プログラム及び金型設計プログラムのうち実際に実行したプログラムに応じて、製品設計端末、生技端末又は金型設計端末のいずれかとして機能することができる。
なお、通信網101は、インターネット、LAN、WANや電話回線等の様々な通信回線を含む。
図2は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムに用いられる端末の構成の概略を示すブロック図である。図2において、図1に示したものと同様の構成要素に対しては、同一の符号が付されている。図2に示すように、端末102は、制御部201と、通信部202と、表示部203と、記憶部204と、入力部205と、を含む。制御部201は、通信部202、表示部203、記憶部204、入力部205のそれぞれの動作を制御する。
通信部202は、制御部201の制御を受けて、通信網101を介して開発設計ナビシステム103(生技設計ナビシステム104又は金型設計ナビシステム105)に接続し、この開発設計ナビシステム103(生技設計ナビシステム104又は金型設計ナビシステム105)との間において、製品の設計作業(生技要件の検討作業又は金型の設計作業)に関連する情報の送受信を実行する。
表示部203は、例えば、LCD等のディスプレイにより構成され、制御部201の制御を受けて、製品の設計作業、生技要件の検討作業及び金型の設計作業等に関連する情報を表示する。記憶部204は、製品設計プログラム及び生技要件検討プログラムを含むプログラム、並びに、通信部202を介して開発設計ナビシステム103及び生技設計ナビシステム104から受信した情報等を、制御部201の制御を受けて記憶するとともに、制御部201の制御に対して出力する。入力部205は、キーボードやマウス等の入力デバイスにより構成され、端末102の利用者による操作に関する情報を入力して制御部201に伝える。
図3は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムに含まれる開発設計ナビシステム103の構成の概略を示すブロック図である。図3において、図1に示したものと同様の構成要素に対しては、同一の符号が付されている。
開発設計ナビシステム103は、各々が複数の設計項目により構成される複数の設計工程を経て設計される開発機種ごとに、これら設計項目に従って、製品設計端末に対して製品の設計作業を支援する。具体的には、例えば、開発機種Aが、設計項目X1、X2及びX3により構成される設計工程Xと、設計項目Y1、Y2、Y3及びY4により構成される設計項目Yと、設計項目Z1、Z2、Z3、Z4及びZ5により構成される設計項目Zとを経て設計される機種を例にとれば、開発設計ナビシステム103は、製品設計端末102に対して、設計項目X1、X2、X3(以上設計工程Xに含まれる)、設計項目Y1、Y2、Y3、Y4(以上設計工程Yに含まれる)、設計項目Z1、Z2、Z3、Z4及びZ5(以上設計工程Zに含まれる)に従って、製品設計端末102に対して、設計作業を支援する。したがって、設計データは、設計項目ごとに作成されることになる。
図3に示すように、開発設計ナビシステム103は、端末通信部301と、生技設計ナビシステム通信部302と、制御部303と、データベース部304と、を含む。制御部303は、端末通信部301、生技設計ナビシステム通信部302、データベース部304のそれぞれの動作を制御する。
端末通信部301は、通信網101を介して、製品設計端末102に対する製品の設計作業の支援に関連する情報の送受信を実行する。生技設計ナビシステム通信部302は、通信網101を介して、生技設計ナビシステム104との間において、製品の設計作業の支援や生技要件の検討作業等に関連する情報の送受信を実行する。
データベース部304は、設計データ・データベース305と、製品設計進捗管理データベース306と、機種実績一覧データベース307と、生産技術要件NG/OKデータベース308と、不具合情報データベース309と、生産技術要件データベース310と、を含む。
設計データデータ・ベース305は、製品設計端末102に対して製品の設計作業を支援することにより作成される設計データを、開発機種(開発製品)ごとに記憶する。製品設計進捗管理データベース306は、製品の設計作業が、全設計工程のうちのいずれの設計工程におけるいずれの設計項目まで進んでいるのかを、開発機種ごとに記憶する。機種実績一覧データベース307は、各設計項目に対する設計がどのように進められたかを示す実績を、開発機種ごとに記憶する。具体的には、機種実績一覧データベース307は、例えば、各設計項目についてなされた検討の内容や検討結果を実績として、開発機種ごとに記憶する。生産技術要件NG/OKデータベース308は、開発機種の設計作業が辿る各設計項目に対応した各生技要件について、この生技要件が満たされているか否かを示す生技要件NG/OK情報(「生技要件Aは満たされている」や「生技要件Bは満たされていない」等)を、開発機種ごとに記憶する。この生技要件NG/OK情報の詳細については後述する。不具合情報データベース309は、過去に製造現場において発生した不具合(トラブル)に関する情報を、その不具合に関連する生技要件項目に紐付けて、開発機種ごとに記憶する。
生産技術要件データベース310は、開発機種ごとに、各設計項目とこの設計項目に対応する生産技術要件とを紐付けて記憶する。具体的には、生産技術要件データベース310は、設計作業がある設計項目まで進んだ時点において新たに検討可能となる生技要件項目をその設計項目と紐付けて(対応付けて)、開発機種ごとに記憶する。これにより、開発設計ナビシステム103(の制御部303)は、各設計項目の設計を完了した時点において、製品設計端末102を操作する設計者に通知した上で、又は、設計者に通知することなく、その設計項目の設計が完了した旨を示す情報を生技設計ナビシステム104に送信することができる。後述するように、生技設計ナビシステム104の生産技術要件データベース406もまた、生産技術要件データベース310と同様に、各設計項目とこの設計項目に対応する生産技術要件とを紐付けて記憶する。よって、この設計項目の設計が完了した旨を示す情報を受信した生技設計ナビシステム104の生産技術要件データベース406は、その設計項目の設計の完了によって新たに検討可能な生産技術要件が生じたことを認識することができる。この結果、製品設計端末102が、開発設計ナビシステム103の支援を受けて設計作業を継続的に実行する一方で、これと並行して、生技端末102が、その時点で検討可能な状態となっている生技要件の検討作業を、生技設計ナビシステム104の支援を受けて実行することができる。
図4は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムに含まれる生技設計ナビシステム104の構成の概略を示すブロック図である。図4において、図1に示したものと同様の構成要素に対しては、同一の符号が付されている。
図4に示すように、生技設計ナビシステム104は、端末通信部401と、開発設計ナビシステム通信部402と、制御部403と、データベース部404と、を含む。制御部403は、端末通信部401と、開発設計ナビシステム通信部402と、データベース部404のそれぞれの動作を制御する。
端末通信部401は、通信網101を介して、生技端末102に対する生技要件の検討作業の支援に関連する情報の送受信を実行する。開発設計ナビシステム通信部402は、通信網101を介して、開発設計ナビシステム103との間において、生技要件の検討作業や製品の設計作業の支援に関連する情報の送受信を実行する。
データベース部404は、設計データ・データベース405と、生産技術要件データベース406と、不具合情報データベース407と、生産技術要件NG/OKデータベース408と、実績ファイル409と、金型仕様情報データベース410と、CADデータ・データベース411と、生産技術ナレッジデータベース412と、方策系統図413と、を含む。
設計データ・データベース405は、開発設計ナビシステム103における設計データ・データベース305に記憶されたものと同一の設計データを記憶する。生産技術要件データベース406は、開発設計ナビシステム103の生産技術要件データベース310と同様に、開発機種ごとに、各設計項目とこの設計項目に対応する生産技術要件とを紐付けて記憶する。具体的には、生産技術要件データベース406は、設計作業がある設計項目まで進んだ時点において新たに検討可能となる生技要件項目をその設計項目と紐付けて(対応付けて)、開発機種ごとに記憶する。これにより、開発設計ナビシステム103がある設計項目の設計を完了した時点において、生技設計ナビシステム104(の制御部403)は、通信網101を介して開発設計ナビシステム103からその設計項目の設計作業が完了した旨を示す情報を受信した場合に、受信したその情報に基づいて生産技術要件データベース406を検索することにより、その設計項目の完了によって新たに検討可能となった生技要件項目を特定することができる。この結果、製品設計端末102が、開発設計ナビシステム103の支援を受けて設計作業を継続的に実行する一方で、これと並行して、生技端末102が、その時点で検討可能な状態となっている生技要件の検討作業を、生技設計ナビシステム104の支援を受けて実行することができる。
不具合情報データベース407は、開発設計ナビシステム103における不具合情報データベース309に記憶されたものと同一の不具合情報(過去に製造現場において発生した不具合に関する情報)を記憶する。生産技術要件NG/OKデータベース408は、開発設計ナビシステム103における生産技術要件NG/OKデータベース308に記憶されたものと同一の生技要件NG/OK情報(各生技要件が満たされているか否かを示す情報)を記憶する。実績ファイルデータベース409は、各生技要件及び各チェック項目についてなされた検討の結果を、例えばドキュメントやCADデータ等の形式により実績として記憶する。金型仕様情報データベース410は、設計データに基づいて端末102により入力された金型の仕様に関する情報(金型仕様情報)を開発機種ごとに記憶する。
CADデータ・データベース411は、生技要件項目に関連するCADデータを各生技要件項目ごとに記憶する。生技ナレッジデータベース412は、生技要件項目に関連するナレッジ(ノウハウ)を各生技要件項目ごとに記憶する。方策系統図データベース413は、生技要件項目に関連する方策系統図を各生技要件項目ごとに記憶する。
図5は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムに含まれる金型設計ナビシステム105の構成の概略を示すブロック図である。図5において、図1に示したものと同様の構成要素に対しては、同一の符号が付されている。
図5に示すように、金型設計ナビシステム105は、端末通信部501と、生技設計ナビシステム通信部502と、制御部503と、データベース部504と、を含む。端末通信部501は、通信網101を介して、金型設計端末102に対する金型の設計作業の支援に関連する情報の送受信を実行する。生技設計ナビシステム通信部502は、通信網101を介して、生技設計ナビシステム104との間において、金型仕様情報や不具合情報等の情報の送受信を実行する。
データベース部504は、主に、金型仕様情報データベース505と、不具合情報データベース506と、CADデータ・データベース507を含む。
金型仕様情報データベース505は、金型仕様情報を記憶する。不具合情報データベース506は、過去に製造現場において発生した不具合(トラブル)に関する不具合情報を開発機種ごとに記憶する。
次に、上記構成を有する設計支援システムの動作について説明する。本発明では、製品設計端末102が開発設計ナビシステム103による支援を受けて製品の設計作業を行って設計データを作成し、生技端末102が生技設計ナビシステム104による支援を受けて生技要件の検討作業を行う。このような設計作業及び検討作業を実現するために、端末102が、事前に、生技設計ナビシステム104に対して各種の情報を登録する。
<登録動作>
図6は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムにおける生技設計ナビシステム104に対する端末102による登録動作の一例を示すフロー図である。ステップ(以下「ST」という。)501では、端末102が、通信網101を介して生技設計ナビシステム104にログインする。
ST502では、開発機種を生産するために満たされなければならない生技要件項目が、開発機種ごとに、端末102により指定される。すなわち、各開発機種と、この開発機種に適用される生技要件項目とが、紐付けられる。ST503では、開発機種とこの開発機種に適用される生技要件項目との関係に間違いがないかについての確認が端末102に対してなされる。間違いがあると端末102により判断された場合には、ST502に示した動作が再度実行される。間違いがないと端末102により判断された場合には、開発機種とこの開発機種に適用される生技要件項目との関係を示す情報が、生技設計ナビシステム104における生産技術要件データベース406に記憶された後、動作はST504に移行する。
ST504では、各生技要件項目に紐付けるコンテンツが、端末102により指定される。具体的には、ST505〜ST508に示すようなコンテンツの指定が端末102により実行される。ST505では、設計項目とこの設計項目に対応する生技要件項目との紐付けが、各設計項目について端末102により指定される。なお、設計項目に対応する生技要件項目とは、上述したように、この設計項目の設計が完了した時点において新たに検討可能となる生技要件項目である。
ST506では、生技要件項目とこの生技要件項目に適用されるCADデータとの紐付けが、各生技要件項目について端末102により指定される。なお、CADデータは、CADデータ・データベース411に事前に記憶されている。ST507では、生技要件項目とこの生技要件項目に適用される生技ナレッジとの紐付けが、各生技要件項目について端末102により指定される。なお、生技ナレッジは、生技ナレッジデータベース412に事前に記憶されている。ST508では、生技要件項目とこの生技要件項目に適用される不具合情報との紐付けが、各生技要件項目について端末102により指定される。なお、不具合情報は、不具合情報データベース407に事前に記憶されている。このようなコンテンツの指定がなされると、動作はST509に移行する。
ST509では、上述したST505〜ST509において指定された紐付けに間違いがないかについての確認が端末102に対してなされる。間違いがあると端末102により判断された場合には、動作はST504に移行して紐付けが再度実行される。間違いがないと端末102により判断された場合には、このように指定された紐付けに関する情報が、生産技術要件データベース406に記憶された後、登録動作が終了する。なお、この登録動作によって生産技術要件データベース406に記憶された情報は、通信網101を介して、開発設計ナビシステム103に送信され、生産技術要件データベース310にもまた同様に記憶される。
<設計動作及び生技要件の検討動作>
本発明に係る設計支援システムにより実行される設計動作及び生技要件の検討動作は、電子データ形式で作成された設計データに対して生技要件の検討を実施し、その検討の結果を設計データに反映する作業に相当する設計検討段階における動作と、物理的なもの、すなわち、実際に試作又は生産された製品に生じた不具合に対して確認を行ってその不具合への対策を検討する作業に相当する試作製作段階における動作と、を含む。
まず、設計検討段階における動作について、さらに図7を参照して説明する。図7は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムにより実行される設計検討段階における動作を示すフロー図である。
まず、ST601では、開発設計ナビシステム103と、この開発設計ナビシステム103にログインした製品設計端末102との間において、製品の設計動作が実行される。ここでの製品の設計動作は、開発設計ナビシステム103の生産技術要件データベース310に記憶された設計工程ごとに(さらに詳細にはその設計工程に含まれる設計項目ごとに)実行される。具体的には、生産技術要件データベース310に記憶された、例えば、「INPUT情報の確認」という設計項目701、「レイアウト要件の確認」という設計項目702、・・・、「端末形状の決定」という設計項目706、「ロケート構造の決定」という設計項目707を示す情報が、制御部303、端末通信部301及び通信網101を介して(図3参照)、製品設計端末102に送信される。製品設計端末102では、受信したその情報が、通信部202、制御部201及び記憶部204を介して、表示部203に表示される(図2参照)。表示部203には、例えば、図8に示すように、ある設計工程に含まれる設計項目701〜設計項目707が表示される。このような状態において、設計者が、製品設計端末102を介して、開発設計ナビシステム103による支援を受けることにより、各設計工程における各設計項目ごとに設計を行って、各設計項目ごとに設計データを作成する。このように作成された設計データは、開発設計ナビシステム103の設計データ・データベース305に記憶される。なお、ここで実行される設計動作は、例えば、特開2004−362558号公報に開示された設計手法を用いて実現される。
さらには、開発設計ナビシステム103と製品設計端末102との間でなされた設計についての実績、すなわち、例えば、設計の対象となった開発機種がどのような設計項目を経たのか、各設計項目についてどのような検討作業がなされたのか等を含む実績が、機種実績一覧データベース307により記憶される。
ここで、開発設計ナビシステム103の制御部303は、ある設計項目(例えば、図8における「部品間形状の決定」という設計項目705の設計が完了してその設計データが作成されたことを認識すると、その旨を製品設計進捗管理データベース306に反映する一方、設計項目705の設計が完了した旨を示す情報(設計項目完了情報)を、生技設計ナビシステム通信部302及び通信網101を介して、生技設計ナビシステム104に対して送信する。これにより、開発設計ナビシステム103は、製品設計端末102に対して設計作業を支援している状態においても、生技設計ナビシステム104に対して既に設計が完了した設計項目を通知することにより、生技設計ナビシステム104は、製品設計端末102と開発設計ナビシステム103との間でなされる設計動作と並行して、既に完了したその設計項目に関する設計データを、開発設計ナビシステム103の設計データ・データベース305から通信網101を介して取得すること、ひいては、その設計データに対する生技要件の検討動作を進めることができる。この生技要件の検討動作は、ST601に示した製品の設計動作と並行して(又はその設計動作の後に)、ST602において実行される。
ST602において実行される生技要件の検討動作の一例が図11に示されている。図11は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムに含まれる生技設計ナビシステム104により実行される生技要件の検討動作の一例を示すフロー図である。
ST801では、生産技術者が生技端末102により通信網101を介して生技設計ナビシステム104にログインする。ST802では、生技設計ナビシステム104の制御部403が、開発設計ナビシステム103の設計データ・データベース305と同一の内容を有する設計データ・データベース405を参照することにより、開発中の状態にある開発機種を示す一覧表を、端末通信部401及び通信網101を介して生技端末102に送信する。これにより、生技端末102の表示部203には、その一覧表が表示される。この状態において、生産技術者は、生技端末102を介して所望の開発機種を指定することにより、その開発機種を示す情報が、通信網101を介して生技設計ナビシステム104に送信される。開発機種を示す情報を受信した生技設計ナビシステム104の制御部403は、通信網101を介して、生技端末102により指定された開発機種を検索キーとして開発設計ナビシステム103の製品設計進捗管理データベース306を検索することにより、その開発機種の設計作業がどの設計工程のどの設計項目まで進んでいるかを示す情報を取得する。これにより、制御部403は、上記開発機種と上記設計項目とを検索キーとして、生技要件データベース406を検索することにより、生技端末102により指定された開発機種に適用される生技要件項目のうち現時点において検討可能な状態にある生技要件項目を認識することができる。よって、制御部403は、生技端末102に対して、例えば図12に示すように、指定された開発機種に適用される生技要件項目のうち現時点で検討可能な状態にある生技要件項目をリスト形式により示すことができる。図12に具体的に示すように、ID番号としてそれぞれ「A−1」〜「C−13」が付された生技要件項目が表示され、この生技要件項目のうち現時点において検討可能な状態になっている生技要件項目には、所定の色付けがなされている。
この状態において、ST803では、制御部403は、このように認識した検討可能な状態にある生技要件項目の中から検討すべき生技要件項目を選択することを、端末通信部301及び通信網101を介して、生技端末102を操作している生産技術者に促す。生産技術者は、生技端末102、通信網101を介して、生技設計ナビシステム104に対して検討すべき生技要件項目を指定する(例えば図12では、カーソルを検討すべき生技要件項目に位置させる)と、その指定した生技要件項目についての検討が、ST804において実行される。
具体的には、ST804では、生技端末102を操作している生産技術者は、生技設計ナビシステム104から様々な機能(例えばST805〜ST808に示すような機能)の提供を受けつつ、指定した生技要件項目について詳細に検討することができる。
ST805では、生技端末102の表示部203には、指定した生技要件項目に関連したナレッジ(ノウハウ)が、例えば図13に示すように表示される。このようなナレッジは、制御部403が生技要件項目を検索キーとして生技ナレッジデータベース412を検索することにより、生技端末102に送信される。
ST806では、生技端末102は、指定した生技要件項目が対応する設計データにおいて成立するか否かを、その生技要件項目に関連するCADデータを用いて、生技設計ナビシステム104に対して判断させることができる。このようなCADデータについては、制御部403が、生技要件項目を検索キーとしてCADデータ・データベース411を検索することにより取得することができる。なお、CADデータを用いた生技要件項目の判断については、例えば、特開2005−189978号公報に記載された手法により実現することができる。
ST807では、ST802において生技端末102により指定された開発機種及びこの開発機種とは別の開発機種についての実績、すなわち、生技端末102により指定された開発機種及びこの開発機種とは別の開発機種について、現時点までに設計がどのように進められてきたかを示す実績が、生技端末102の表示部203に表示される。このような実績は、制御部403が通信網101を介して開発機種を検索キーとして機種実績一覧データベース307を検索することにより、生技端末102に送信される。これにより、生技端末102を操作している生産技術者は、ST803において選択した生技技術要件についての検討を、ST802において指定した開発機種及び別の開発機種についての設計が現時点までにどのように進められてきたかを考慮に入れながら、進めることができる。
ST808では、ST802において生技端末102が指定した開発機種とこれ以外の開発機種とを含む開発機種について過去に生じた不具合に関する情報のうち、ST803において生技端末102が指定した生技要件項目に関連する不具合に関する情報が、例えば図14に示すように、生技端末102の表示部203に表示される。このような不具合に関する情報は、制御部403が生技要件項目を検索キーとして不具合情報データベース309を検索することにより、生技端末102に送信される。
ST809では、生産技術者は、生技端末102を介して、生技設計ナビシステム104から例えばST805〜ST808において示したような機能の提供を受けながら、ST803において指定した生技要件項目が満たされているか否かを判断する。なお、生技要件項目が満たされているか否かの判断は、生技端末102を操作する生産技術者によってなされるだけではなく、生技設計ナビシステム104の制御部403によってもなされうる。例えば、上述したST806では、所定のプログラムに従って動作する制御部403が、設計データに対してCADデータを用いたチェックを自動的に実行することにより、その設計データについて生技要件が満たされているか否かを判断することができる。ST810において、その生技要件項目が満たされている場合には、制御部403が、その生技要件項目が満たされている旨を、生技要件NG/OK情報として生技要件NG/OK情報データベース408に登録するとともに、この生技要件NG/OK情報を開発設計ナビシステム103に対して送信する。これにより、この生技要件NG/OK情報は、開発設計ナビシステム103の生技要件NG/OK情報データベースにも登録される。この後、動作はST811に移行する。その生技要件項目が満たされていない場合には、動作はST812に移行する。
ST812では、生産技術者は、指定した生技要件項目が満たされていない旨を示すとともに、この生技要件項目を満たすためにどのような対策を採るべきであるか等を示す要件NG情報を、生技端末102を介して、入力して生技設計ナビシステム104に送信する。この要件NG情報は、制御部403により、生技要件NG/OK情報として生技要件NG/OK情報データベース408に登録されるとともに、この生技要件NG/OK情報は、制御部403により開発設計ナビシステム103に対して送信される。これにより、この生技要件NG/OK情報は、開発設計ナビシステム103の生技要件NG/OK情報データベースにも登録される。この後、動作はST811に移行する。
ST811では、ST803において検討可能な状態にあると認識された生技要件項目に対する検討がすべて実行されたか否かが判断される。未だ検討されていない生技要件項目が存在する場合には、動作は、上述したST804に戻る。
すべての生技要件項目が検討された場合には、動作は、ST813に進む。なお、この時点において、ST812において生技端末102により入力された要件NG情報のうち、生技設計ナビシステム104に対して未だ送信されていない要件NG情報がある場合には、それらの送信されていない要件NG情報はすべて、制御部403により、開発設計ナビシステム103に送信されて、開発設計ナビシステム103の生技要件NG/OK情報データベースに登録される。
このように、生技要件項目が満たされているか否かが生産技術者によって判断される度に、生技設計ナビシステム104から開発設計ナビシステム103に対して、生技要件NG/OK情報が送信される。この結果、開発設計ナビシステム103により設計の支援を受けている状態にある製品設計端末102は、その設計作業と並行して、これまでに設計した設計項目についての生技要件の検討結果を、開発設計ナビシステム103から受信してリアルタイムに表示部203に表示することができる。表示部203に表示される内容の一例が、図15に示されている。図15において、設計項目701〜705は、すでに設計作業が終了した設計項目であり、設計項目706及び設計項目707は、未だ設計作業が完了していない設計項目である。設計項目701〜704が対応する生技要件が満たされていると生技設計ナビシステム104により判断され、設計項目705が対応する生技要件が満たされていないと生技設計ナビシステム104により判断された結果、設計項目705のみに対して、その旨を示す情報(例えば「!」マーク)が付されている。
なお、生技要件が成立しなかった旨を開発設計ナビシステム103及びこのシステム103にログインしている製品設計端末102に通知する手法としては、図7を参照して説明した上記手法以外にも、例えば、次の2つの手法を用いることができる。
まず、第1の手法について、図9を参照して説明する。図9は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムにおいて生技要件が成立していない旨が製品設計端末の表示部に表示される第1の様子を示す模式図である。
生技要件が満たされていないと判断した生産技術者(生技設計者)は、生技端末102の入力部205を用いて、生技要件が満たされていない旨及びその詳細な内容等を含むメッセージ900−1を入力することにより、このメッセージ900−1は、通信網101を介して、生技設計ナビシステム104に送信される。このメッセージ900−1は、生技設計ナビシステム104により、開発設計ナビシステム103に対して送信された後、この開発設計ナビシステム103にログインしている製品設計端末102に送信されることにより、製品設計端末102の表示部203に表示される。製品設計端末102を操作する製品設計者は、受信及び表示されたメッセージ900−1に対する応答メッセージ901−1を同様に入力することにより、この応答メッセージ901−1は、同様に、通信網101、開発設計ナビシステム103及び生技設計ナビシステム104を介して、生技端末102の表示部203に表示される。同様にして、この後のメッセージ900−2及び901−2もまた、生技端末102及び製品設計端末102の各々の表示部203に表示される。なお、メッセージ900−2に示すように、メッセージには、ドキュメントやCADデータ等を含む様々な文書データを添付することもできる。
なお、生技端末102と製品設計端末102との間でやり取りされるメッセージが、生技設計ナビシステム104及び開発設計ナビシステム103を通過するように、設計支援システムを構成することは必須ではなく、インスタントメッセージとして周知の技術を用いて、別途設けたサーバを介して、生技端末102と製品設計端末102との間においてメッセージを送受信するように、設計支援システムを構成することもできる。
次に、第2の手法について、図10を参照して説明する。図10は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムにおいて生技要件が満たされていない旨が製品設計端末の表示部に表示される第2の様子を示す模式図である。
生技要件が満たされていないと判断した生産技術者(生技設計者)は、生技端末102の入力部205を用いて、生技要件が満たされてない旨及びその詳細な内容等を含むメッセージ1001を、通信網101を介して、生技設計ナビシステム104、開発設計ナビシステム103等により提供される掲示板に書き込むことにより、このメッセージ1001は、生技設計ナビシステム104又は開発設計ナビシステム103により、通信網101を介して、製品設計端末102に送信され表示される。同様に、通信網101を介して製品設計端末102により上記掲示板に書き込まれたメッセージもまた、同様に、生技端末102に送信され表示される。すなわち、上記掲示板に書き込まれたメッセージは、生技設計ナビシステム104又は開発設計ナビシステム103にログインした端末102によって閲覧可能となっている。なお、メッセージを書き込むための掲示板を、生技設計ナビシステム104及び開発設計ナビシステム103等が提供することに代えて、これらのシステムとは別個に設けられたサーバ等が提供することもできる。
再度図9を参照すると、ST813では、各生技要件についてST804においてなされた検討の結果が、例えばドキュメントやCADデータ等の形式により実績として、実績ファイルデータベース409に登録される。ST814では、現時点において生技要件が満たされていると判断された設計項目に対応する設計データを用いて、生技端末102の利用者である生産技術者により入力された金型仕様情報、又は、CADにより生成された金型仕様情報が、金型仕様情報データベース410に登録される。
ST815では、ST803において検討可能な状態にある生技要件項目が認識された後に、生技設計ナビシステム104が開発設計ナビシステム103から新たな設計項目完了情報を受信することにより、新たに検討可能な状態となった生技要件項目が生じているか否かが判断される。新たに検討可能な状態となった生技要件項目が生じている場合には、動作はST803に戻って上述した動作が再度実行される。新たに検討可能な状態となった生技要件項目が生じていない場合には、生技設計ナビシステム104による生技要件の検討動作が終了する。
再度図7を参照すると、この図7に示した一例では、ST602に示した生技設計ナビシステム104による生技要件の検討動作が終了した後に、ST603において製品の設計動作が実行される。ST603における設計動作は、基本的にST601に示したものと同様の設計動作が実行される。ST603における設計動作が、ST601における設計動作と異なる点は、開発設計ナビシステム103と製品設計端末102との間において、ST602において生技設計ナビシステム104より送信されてきた生技要件NG/OK情報において生技要件が満たされていないと判断された設計項目について、その生技要件が満たされるような設計動作が実行されることにより、新たな設計データが作成されるとともに、新たな設計項目完了情報が生技設計ナビシステム104に送信される点である。或いはまた、上記異なる点は、製品設計端末102が、その設計項目に対して何らかの対策を採る旨を示すNG対応結果情報を、開発設計ナビシステム103を介して生技設計ナビシステム104に送信する点である。NG対応結果情報を受信した生技設計ナビシステム104では、制御部403が、このNG対応結果情報に対応する生技要件NG/OK情報を更新する。
この後、ST604において、開発設計ナビシステム103による設計動作が完了した場合(すなわち、製品設計端末102が開発設計ナビシステム103からログアウトした場合)には、動作はST605に移行する。設計動作が完了していない場合には、動作は上述したST601に戻る。
ST605では、生技設計ナビシステム104により生技要件NGの管理動作が実行される。この管理動作の詳細について、さらに図16を参照して説明する。図16は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムに含まれる生技設計ナビシステム104により実行される生技要件NGの管理動作の一例を示すフロー図である。
ST1301では、生産技術者が生技端末102により通信網101を介して生技設計ナビシステム104にログインする。ST1302では、上述したST802と同様に、生技設計ナビシステム104の制御部403が、開発中の状態にある開発機種を示す一覧表を、端末通信部401及び通信網101を介して生技端末102に送信する。これにより、生技端末102の表示部203には、その一覧表が表示される。この状態において、生産技術者は、生技端末102を介して所望の開発機種を指定することにより、その開発機種を示す情報が、通信網101を介して生技設計ナビシステム104に送信される。
ST1303では、開発機種を示す情報を受信した生技設計ナビシステム104の制御部403が、通信網101を介して、生技端末102により指定された開発機種を検索キーとして、生技要件NG/OKデータベース408を検索することにより、その指定された開発機種の各設計項目について、生技要件の検討が既になされた状態(又は未だなされていない状態)にあるか、生技要件が満たされていない(又は満たされた)と判断された状態にあるか、生技要件が満たされていないと判断された後に開発設計ナビシステム103からNG対応結果情報を既に受信した(又は未だ受信していない)状態にあるか、等を認識することができる。この後、生技設計ナビシステム104の制御部403は、その認識の結果を生技端末102に送信することにより、生技端末102の表示部203は、例えば、図17に示すように、指定された開発機種に適用される各生技要件項目を、「チェック成立済」、「要チェック」又は「チェック不成立」等の情報とともに表示することができる。ここで、「チェック成立済」という情報は、生技要件が満たされていると判断された項目、又は、生技要件が満たされていないと判断された後にNG対応結果情報を受信した項目(図17における項目(1))に対して付される。「チェック不成立」という情報は、生技要件が満たされていないと判断された後に未だNG対応結果情報を受信していない項目(図17における項目(2))に対して付される。「要チェック」という情報は、未だ生技要件の検討(チェック)がなされていない項目(図17における項目(3))に対して付される。
ST1304では、生技端末102により指定された開発機種に適用されるすべての生技要件項目について、その生技要件が満たされたと判断された状態にあるか又はその生技要件が満たされていないと判断された後に何らかの対策がなされた状態にあるかについて、判断される。すなわち、図17に示した生技要件項目のすべてに対して「チェック成立済」という情報が付されたかどうかが判断される。この判断については、生技設計ナビシステム104の制御部403が実行することもでき、又は、生技端末102を操作する生産技術者が実行すること(別言すれば、制御部403が、生技端末102に対して生産技術者により入力された情報に従って実行すること)もできる。生技要件の検討が未だなされていない生技要件項目が1つでもある場合、又は、生技要件が満たされていないと判断された後に何の対策もなされていない項目が1つでもある場合には、動作は、ST1305に移行する。これ以外の場合には、要件NGの管理動作は終了して、動作は図7のST606に移行する。
ST1305では、生技要件の検討が満たされていないと判断された後に未だ何の対策もなされていない生技要件項目に対して対策を採るように促す情報が、開発設計ナビシステム103に送信された後、動作はST1303に戻る。例えば、上述したST808で説明した要件NG情報が再度開発設計ナビシステム103に送信される。この結果、開発設計ナビシステム103は、図7のST603に示したように再度設計動作を実行することになる。
図7を再度参照すると、動作がST606に移行した時点では、すべての生技要件が満たされた状態にあるか、又は、生技要件が満たされていないと判断された後に何らかの対策がなされた状態にある。よって、生技設計ナビシステム104の制御部403は、ST606において、金型仕様情報データベース410に登録されている金型仕様情報及びCADデータ・データベース411に記憶されているCADデータを、金型設計ナビシステム通信部400及び通信網101を介して、金型設計ナビシステム105に送信することができる。
なお、このようにして生技設計ナビシステム104により送信された金型仕様情報及びCADデータは、通信網101を介して、金型設計ナビシステム105により受信され、この金型設計ナビシステム105における生技設計ナビシステム通信部502及び制御部503を介して、それぞれ、データベース部504における金型仕様情報データベース505及びCADデータ・データベース507に記憶される。これにより、金型設計ナビシステム502にログインした金型設計端末102は、この金型設計ナビシステム502の支援を受けることにより、金型仕様情報データベース505に記憶された金型仕様情報及びCADデータ・データベース507に記憶されたCADデータを用いて、開発機種の生産に用いる金型を設計することができる。
以上、設計検討段階における動作について説明した。
次に、試作製作段階における動作について、さらに図18を参照して説明する。図18は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムにより実行される試作製作段階における動作を示すフロー図である。
ST1501では、不具合チェック項目の検討動作がなされる。この検討動作の詳細が図19に示されている。図19は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムに含まれる生技設計ナビシステム104により実行される不具合チェック項目の検討動作の一例を示すフロー図である。
ST1601では、製造技術者が端末102により通信網を介して生技設計ナビシステム104にログインする。ここで、製造技術者とは、上述したディジタルフェーズにおいて生成された金型仕様情報に基づいて金型を生成し、この金型に基づいて製品を試作する作業を担う技術者だけでなく、成形、塗装、組立て及び検査等の作業を担う技術者をも含む。
ST1602では、生技設計ナビシステム104の制御部403が、開発設計ナビシステム103の設計データ・データベース305と同一の内容を有する設計データ・データベース405を参照することにより、開発中の状態にある開発機種を示す一覧表を、端末通信部401及び通信網101を介して端末102に送信する。これにより、端末102の表示部203には、その一覧表が表示される。この状態において、製造技術者は、端末102を介して所望の開発機種を指定することにより、その開発機種を示す情報が、通信網101を介して生技設計ナビシステム104に送信される。開発機種を示す情報を受信した生技設計ナビシステム104の制御部403は、開発機種を検索キーとして生産技術要件データベース406を検索することにより、この開発機種に適用されるチェック項目を取得することができる。このチェック項目とは、試作製作段階において検討すべき生技要件項目である。このようなチェック項目は、制御部403により端末102に送信されて、端末102の表示部203において例えばリスト形式により表示される。
この状態において、ST1603では、制御部403は、取得したチェック項目の中から検討すべきチェック項目を選択することを、端末102を操作している製造技術者に促す。製造技術者は、生技設計ナビシステム104に対して検討すべきチェック項目を指定すると、その指定したチェック項目についての検討が、ST1604において実行される。
具体的には、ST1604では、端末102を操作している製造技術者は、生技設計ナビシステム104から様々な機能(例えばST1605に示すような機能)の提供を受けつつ、指定したチェック項目について詳細に検討することができる。
ST1605では、指定したチェック項目に関連したナレッジ(ノウハウ)が、端末102に表示される。このようなナレッジは、制御部403がチェック項目(生技要件)を検索キーとして生技ナレッジデータベース412を検索することにより、端末102に送信される。
ST1606では、チェック項目が満たされているか、すなわち、不具合がないかが判断される。不具合がない場合には、動作はST1607に移行する。不具合がある場合には、ST1608において、製造技術者は、指定したチェック項目が満たされていない旨を示すチェック項目NG情報を、端末102を介して、入力して生技設計ナビシステム104に送信する。このチェック項目NG情報は、制御部403により、不具合情報データベース407に登録される。この後、ST1609において、制御部403が指定したチェック項目を検索キーとして方策系統図データベース413を検索することにより、このチェック項目に関連する方策系統図、すなわち、このチェック項目が満たされないという不具合に対する方策が記された情報が、端末102に送信されて表示部203に表示される。この方策系統図を参照した製造技術者は、端末102を介して、この不具合がどのような情報であるかを示す情報と、この不具合を解消するのに有効な対策とを含む情報を、ST1610において、不具合情報として入力して生技設計ナビシステム104に送信することにより、この不具合情報は、生技設計ナビシステム104の不具合情報データベース407に登録される。具体的には、この不具合情報は、当該不具合が発生した開発機種と当該不具合に対応するチェック項目(生技要件項目)とに紐付けた形で、不具合情報データベース407に登録される。
さらに、制御部403は、この不具合情報を、この不具合の原因となった工程に送信する。具体的には、制御部403は、この不具合情報を、この不具合が設計工程に起因する場合には、通信網101を介して、開発設計ナビシステム103に送信し、この不具合が金型設計工程に起因する場合には、通信網101を介して、金型設計ナビシステム105に送信する。なお、不具合情報がいずれの工程に起因するのかについては、制御部403が自動的に決定することもでき、或いは、生技設計ナビシステムにログインしている端末102の操作者による操作に基づいて決定することもできる。
不具合情報を受信した開発設計ナビシステム103の制御部303は、この不具合情報を、当該不具合が発生した開発機種(開発機種A)と、当該不具合に対応するチェック項目(生技要件項目)とに紐付けた形で、不具合情報データベース309に登録する。
加えて、制御部303は、当該不具合が発生した開発機種Aに紐付けるだけではなく、当該不具合が適用される(関連する)他の開発機種(開発機種B)にも紐付けた形で、この不具合情報を不具合情報データベース309に登録する。ここで、当該不具合が適用される(関連する)他の開発機種(開発機種B)とは、この不具合が実際に発生した開発機種(開発機種A)との間において、設計項目、設計工程、設計仕様、製品ルール、オーダー、時期又は担当者等の様々な要素の点で、関連性や共通性を有する開発機種である。例えば、設計項目Xを辿る開発機種Aと、設計項目X(又は設計項目Xを含む設計工程O)を辿る開発機種Bとは、設計項目の点で共通性(又は関連性)を有するので、開発機種Aの試作において発生した不具合情報は、開発機種Bにも紐付けた形で不具合情報データベース309に登録される。これにより、開発機種Bの設計データにおいて生技要件が満たされているかを生技端末102により検討する生産技術者は、上述した図11のST808(設計検討段階)において、開発機種Bに関連する開発機種Aの試作時に発生した不具合情報をも閲覧することができる。
以上のように不具合情報を当該不具合が発生した開発機種A及び関連する他の関連機種Bに紐付けて登録することは、この不具合情報を受信した金型設計システム105においても同様に実行される。これにより、金型設計ナビシステム105にログインして開発機種Bの金型を設計している金型設計端末102の操作者は、開発機種Bに関連する開発機種Aの金型の設計工程に起因する不具合情報を閲覧しながら、開発機種Bの金型を設計することができる。この後、動作はST1607に移行する。
ST1607では、ST1603において製造技術者が検討すべきチェック項目として指定したチェック項目のすべてに対して、検討がなされたか否かが判断される。指定したチェック項目のすべてが検討されていない場合には、動作は上述したST1604に戻り、指定したチェック項目のすべてが検討された場合には、動作はST1611に移行する。ST1611では、各チェック項目についてST1604においてなされた検討の結果が、例えばドキュメントや議事録等の形式により実績として、実績ファイルデータベース409に登録される。ST1612では、ST1603にて試作製作段階において検討すべきであるとして取得されたすべてのチェック項目に対して、検討がなされたか否かが判断される。いずれかのチェック項目に対する検討がなされていない場合には、動作はST1604に戻り、すべてのチェック項目に対する検討がなされた場合には、不具合チェックの検討動作は終了して、動作は、図18に戻る。
再度図18を参照すると、ある開発機種(開発機種A)についての不具合チェックの検討動作(図19)により、不具合が発生した場合には、上述したように、生技設計ナビシステム104が、その不具合の原因となった工程(例えば、製品設計工程や金型設計工程等)に送信する。なお、図18には、一例として、その不具合の原因が製品設計工程にあることにより、生技設計ナビシステム104が、不具合情報を開発設計ナビシステム103に対してを送信する場合が図示されている。よって、開発機種Aの設計を担当する設計者は、開発設計ナビシステム103にログインした後に、開発機種Aの試作において不具合が生じたことを不具合情報により認識することができる。よって、ST1502に示すように、試作段階において不具合が発生した開発機種Aについて、この不具合が解消されるように、上述した設計検討段階の製品設計が再度実行される。すなわち、試作段階において実際に発生した不具合は、対応する開発機種(さらには、この開発機種に関連した開発機種)における設計段階に確実にフィードバックされる。この設計検討段階の製品設計が完了した場合には、再度、図19を用いて説明した不具合チェック項目の検討動作が実行される。
なお、不具合の原因が金型設計工程にあることにより、生技設計ナビシステム104が、不具合情報を金型設計ナビシステム105に送信した場合には、この金型設計ナビシステム105にログインした金型設計端末102の操作者である金型設計者は、その不具合が解消されるように、再度、金型の設計を実行する。すなわち、試作段階において実際に発生した不具合は、対応する開発機種(さらには、この開発機種に関連した開発機種)における金型設計段階に確実にフィードバックされる。
次に、ST1503において、不具合チェック項目の管理動作が実行される。この管理動作の詳細について、さらに図20を参照して説明する。図20は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムに含まれる生技設計ナビシステム104により実行される不具合チェック項目の管理動作の一例を示すフロー図である。
ST1701では、生産技術者が生技端末102により通信網101を介して生技設計ナビシステム104にログインする。ST1702では、上述したST1602と同様に、生技設計ナビシステム104の制御部403が、開発中の状態にある開発機種を示す一覧表を、端末通信部401及び通信網101を介して生技端末102に送信する。これにより、生技端末102の表示部203には、その一覧表が表示される。この状態において、生産技術者は、生技端末102を介して所望の開発機種を指定することにより、その開発機種を示す情報が、通信網101を介して生技設計ナビシステム104に送信される。
ST1703では、開発機種を示す情報を受信した生技設計ナビシステム104の制御部403が、通信網101を介して、生技端末102により指定された開発機種を検索キーとして、不具合情報データベース407(に登録されたチェック項目NG情報)を検索することにより、その指定された開発機種に適用される各チェック項目について、検討が既になされた状態(又は未だなされていない状態)にあるか、発生した不具合への対策が開発設計ナビシステム103において実施された状態(又は未だなされていない状態)にあるか等を認識することができる。この後、生技設計ナビシステム104の制御部403は、その認識の結果を生技端末102に送信することにより生技端末102の表示部203に表示させることができる。
ST1704では、発生した不具合への対策が開発設計ナビシステム103よって実施されたかについての判断がなされる。発生した不具合のうち開発設計ナビシステム103による対策がなされていない不具合がある場合には、動作は、ST1705に移行する。これ以外の場合には、チェック項目の管理動作は終了して、動作は図18のST1504に移行する。
ST1705では、発生した不具合について対策を採るように促す情報が、この不具合の原因となった工程(例えば、開発設計ナビシステム103や金型設計ナビシステム105等)に送信された後、動作はST1303に戻る。例えば、上述したST1610で説明した不具合情報が再度開発設計ナビシステム103や金型設計ナビシステム105等に送信される。この結果、開発設計ナビシステム103は、図18のST1502に示すように再度設計検討段階の設計動作を実行することになり、或いは、金型設計ナビシステム105は、再度、金型の設計作業を実行することになる。
図18を再度参照すると、動作がST1504に移行した時点では、全く不具合が発生しなかったため、試作段階において用いた金型をそのまま利用して製品の量産に移行できる状態にあるか、又は、発生した不具合について対策が施された上で再度の設計検討段階における製品設計、生技要件チェック、及び、試作製作段階におけるチェック項目の検討が再度実行された結果、製品の量産に移行できる状態にある。よって、ST1504では、量産を開始することができる。
以上、試作製作段階における動作について説明した。
なお、上記実施形態では、生技設計ナビシステム104内の生技要件NG/OKデータベース408に記憶されるNG/OK情報と開発設計ナビシステム103内の生技要件NG/OKデータベース308に記憶されるNG/OK情報との同期をとるための構成として、生技要件NG/OKデータベース408に新たなNG/OK情報が登録される度に、このNG/OK情報が生技設計ナビシステム104から開発設計ナビシステム103に送信されて、このナビシステム103内の生技要件NG/OKデータベース308に記憶される構成を一例として説明してきた。しかしながら、両方の生技要件NG/OKデータベースに記憶されるNG/OK情報の同期をとるための別の構成として、まず第1に、NG/OK情報を記憶するデータベースを生技設計ナビシステム104又は開発設計ナビシステム103のいずれか一方のナビシステムのみに設けた上で、一方のナビシステムのみが、新たに発生したNG/OK情報を記憶し、他方のナビシステムが、その一方のナビシステム内に設けられたデータベースにアクセスしてNG/OK情報を取得する構成を採用することができる。第2に、両方のシステムにはNG/OK情報を記憶するデータベースを設けずに、これら両方のシステムの外部において通信網101に接続されたNG/OK情報を記憶するデータベース(一元管理データベース)を設ける構成を採用することもできる。この場合、生技設計ナビシステム104は、生成されたNG/OK情報を、通信網101を介して一元管理データベースに登録し、開発設計ナビシステム103は、通信網101を介して、一元管理データベースにアクセスしてNG/OK情報を取得することができる。
また、以上のような同期を取る構成は、開発設計ナビシステム103及び生技設計ナビシステム104により記憶される生産技術要件に対しても同様に適用することができる。
さらにまた、以上のような同期を取る構成は、開発設計ナビシステム103、生技設計ナビシステム104及び金型設計ナビシステム105により記憶される不具合情報に対しても同様に適用することができる。但し、生技設計ナビシステム104において生成された不具合情報は、その不具合の原因となった工程に対応するナビシステムに送信する必要があるので、不具合情報を記憶するデータベースを有しているナビシステムが、その不具合の内容に応じて送信の対象とすべきナビシステムを判断する構成を採用するか、或いは、不具合情報を記憶するデータベースを有しているナビシステムが、すべてのナビシステムに対して不具合情報を一律に送信し、不具合情報を受信したナビシステムが、その受信した不具合情報の適否を判断する構成を採用することができる。
また、上記実施の形態では、本発明に係る設計支援システムを実現するシステム構成として図1に示したシステム構成を参照して説明してきたが、本発明は、図1に示した構成に限定されない。本発明は、例えば、ナビシステム103、104及び105のうち少なくとも2つのナビシステムを一体化する構成、これら3つのナビシステムのうち少なくとも1つのナビシステムと端末102とを一体化する構成、これら3つのナビシステムのうち少なくとも1つのナビシステムを、相互に通信網を介して接続された複数のナビシステムとして設ける構成等を含む様々な構成に対して適用可能なものである。
このように、本発明によれば、複数の設計項目の各々に対応付けて該設計項目に関連する生産技術要件を記憶する記憶装置を設けることにより、開発設計ナビシステムにより実行された設計項目を検索キーとしてこの設計項目に対応する生産技術要件は、上記記憶装置から取得される。よって、生技設計ナビシステムは、生技端末に対して、開発設計ナビシステムにより生成された設計データについて検討すべき生産技術要件を特定して提示することができる。これにより、作成された設計データにおいて検討すべき生産技術要件を特定すること、及び、生産技術要件の検討に用いる判断基準について、かかる特定を実際に担当する生産技術者の間において(例えばチェックミスやチェック忘れに起因する)ばらつきが生ずる、という従来技術に係る問題は解決される。さらには、特定された生産技術要件が提示された生技端末には、この生産技術要件の検討に有効な情報(例えば、生産技術要件に関連するナレッジやCADデータ等)も併せて提供される。よって、生産技術要件の検討結果の精度について、かかる検討を実際に担当する生産技術者の間においてばらつきが生ずる、という従来技術に係る問題もまた、解決される。
また、試作製作段階において検討すべき生産技術要件(チェック項目)もまた、開発機種に対応付けて、記憶装置に記憶されているので、検討の対象とすべき開発機種を選択した生技端末には、この開発機種に対応する生産技術要件が、この生技端末を操作する生産技術者とは無関係に一律に提示される。この結果、試作品(トライ品)に対して検討すべき内容、及び、この内容に対して適用される判断基準において、実際に検討を担当する生産技術者の間においてばらつきが生ずることにより、無駄な試作品の生産が行われる、という従来技術に係る問題もまた、解決される。
さらに本発明によれば、開発設計ナビシステム及び生技設計ナビシステムの両方に用いられる生産技術要件は、同期が取られているので、開発設計ナビシステムにログインする製品設計端末に提示される生産技術要件と生技設計ナビシステムにログインする生技端末に提示される生産技術要件とは、略同一となる。よって、適用される生産技術要件に変更が生じた場合であっても、記憶装置に記憶されている生産技術要件を変更することのみにより、迅速かつ確実に変更後の生産技術要件を有効にすることができる。これにより、製造現場において生ずる日常的な生産技術要件の変化・変更等を、製造現場の上流、例えば設計現場に対して容易かつ確実にフィードバックすることができる。この結果、変更前の生産技術要件が誤って織り込まれた設計データが作成され、又は、変更前の生産技術要件を用いた検討がなされる、という従来技術に係る問題もまた、解決される。
さらにまた本発明によれば、ある開発機種(製品)の設計データについての生産技術要件が提示される生技端末には、この開発機種を生産した際に発生した不具合に関する不具合情報だけでなく、この開発機種に関連する他の開発機種(他の製品)を生産した際に発生した不具合に関する不具合情報もまた併せて提示される。よって、関連性のある複数の開発機種において、同一又は類似した不具合が連続的に発生する可能性がある、という従来技術に係る問題もまた、解決される。
さらにまた本発明によれば、生技設計ナビシステムにログインした生技端末には、開発機種ごとに、満足されない状態で残っている生産技術要件の有無、及び、解消されない状態で残っている不具合の有無が、提示される。さらには、満足されない状態で残っている生産技術要件がある場合(解消されない状態で残っている不具合がある場合)には、その旨を示す情報が、対応する開発機種の設計を行う製品設計端末等に確実に、自動的に又は生技端末を操作する生産技術者の操作に従って送信される。このような動作は、問題となっている生産技術要件が満足されるまで(問題となっている不具合が解消されるまで)、繰り返される。これにより、製造現場において発生した不具合等の管理(刈り取りや潰し込み)は、この管理を実際に担当する生産技術者に依存することなく、一元に実行される。よって、発生した不具合等に関する管理が不十分であるという従来技術に係る問題もまた、解決される。
図1は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムの概略を示すブロック図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムに用いられる端末の構成の概略を示すブロック図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムに含まれる開発設計ナビシステム103の構成の概略を示すブロック図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムに含まれる生技設計ナビシステム104の構成の概略を示すブロック図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムに含まれる金型設計ナビシステム105の構成の概略を示すブロック図である。 図6は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムにおける生技設計ナビシステム104に対する端末102による登録動作の一例を示すフロー図である。 図7は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムにより実行される設計検討段階における動作を示すフロー図である。 図8は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムにより実行される設計検討段階における動作において生技端末の表示部に表示される内容の一例を示す模式図である。 図9は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムにおいて生技要件が成立していない旨が製品設計端末の表示部に表示される第1の様子を示す模式図である。 図10は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムにおいて生技要件が成立していない旨が製品設計端末の表示部に表示される第2の様子を示す模式図である。 図11は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムに含まれる生技設計ナビシステム104により実行される生技要件の検討動作の一例を示すフロー図である。 図12は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムに含まれる生技設計ナビシステム104により実行される生技要件の検討動作において生技端末の表示部に表示される内容の一例を示す模式図である。 図13は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムに含まれる生技設計ナビシステム104により実行される生技要件の検討動作において生技端末の表示部に表示されるナレッジの一例を示す模式図である。 図14は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムに含まれる生技設計ナビシステム104により実行される生技要件の検討動作において生技端末の表示部に表示される不具合に関する情報の一例を示す模式図である。 図15は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムにより実行される設計検討段階における動作において製品設計端末に表示される内容の一例を示す模式図である。 図16は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムに含まれる生技設計ナビシステム104により実行される生技要件NGの管理動作の一例を示すフロー図である。 図17は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムに含まれる生技設計ナビシステム104により実行される生技要件NGの管理動作において生技端末に表示される内容の一例を示す模式図である。 図18は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムにより実行される試作製作段階における動作を示すフロー図である。 図19は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムに含まれる生技設計ナビシステム104により実行される不具合チェック項目の検討動作の一例を示すフロー図である。 図20は、本発明の一実施形態に係る設計支援システムに含まれる生技設計ナビシステム104により実行される不具合チェック項目の管理動作の一例を示すフロー図である。
符号の説明
101 通信網
102、102−1〜102−3 端末、製品設計端末、生技端末、金型設計端末
103 開発設計ナビゲーションシステム(ナビシステム)
104 生技設計ナビゲーションシステム(ナビシステム)
105 金型設計ナビゲーションシステム(ナビシステム)
201 制御部
202 通信部
203 表示部
204 記憶部
205 入力部
301、401、501 端末通信部
303、403、503 制御部
302、502 生技設計ナビシステム通信部
400 金型設計ナビシステム通信部
402 開発設計ナビシステム通信部
304、404、504 データベース部
308、409 生技要件NG/OKデータベース
309、407、506 不具合情報データベース
310、406 生産技術要件データベース

Claims (12)

  1. 複数の設計項目を経る製品の設計を実行することにより設計データを作成する設計装置と、該設計装置により作成された設計データについて生産技術要件が満たされているかを検討する検討装置と、により実行される前記製品の設計を支援する設計支援方法であって、
    前記複数の設計項目の各々に対応付けて該設計項目に関連する生産技術要件を記憶装置に記憶する工程と、
    前記記憶装置に記憶された生産技術要件のうち、前記設計装置により実行された設計項目に対応する生産技術要件を、前記検討装置に接続された端末装置の表示部に表示する工程と、
    を含むことを特徴とする設計支援方法。
  2. 前記検討装置に接続された端末装置の表示部に表示する工程は、
    前記設計装置が、実行された設計項目を特定する設計項目情報を前記検討装置に送信する工程と、
    前記検討装置が、前記設計装置から受信した前記設計項目情報により特定される設計項目に対応する生産技術要件を、前記記憶装置に記憶された生産技術要件の中から取得して前記表示部に表示する工程と、
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載の設計支援方法。
  3. 前記検討装置に接続された端末装置の表示部に表示する工程は、
    前記設計装置が、実行された設計項目に対応する生産技術要件を前記記憶装置に記憶された生産技術要件の中から取得し、取得した生産技術要件を特定する生産技術要件情報を、前記検討装置に送信する工程と、
    前記検討装置が、前記生産技術要件情報により特定される生産技術要件を前記表示部に表示する工程と、
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載の設計支援方法。
  4. 前記検討装置に接続された端末装置の表示部に表示する工程は、
    前記設計装置が現設計項目を実行している間に、前記検討装置が前記設計装置により実行された前設計項目に対応する生産技術要件を前記表示部に表示することを含む、
    ことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の設計支援方法。
  5. 前記表示部に表示された生産技術要件が満たされているか否かを示す情報を、前記検討装置に接続された端末装置の利用者による操作を介して入力する工程と、
    前記情報を前記設計装置に接続された端末装置の表示部に表示する工程と、
    を含むことを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載の設計支援方法。
  6. 前記情報を前記設計装置に接続された端末装置の表示部に表示する工程が、
    前記設計装置が、現設計項目を実行している間に、前設計項目に対応する生産技術要件が満たされているか否かを示す情報を前記表示部に表示することを含む、
    ことを特徴とする、請求項5に記載の設計支援方法。
  7. 前記製品を生産した際に発生した不具合に関する不具合情報を記憶する工程と、
    前記不具合情報を前記検討装置に接続された端末装置の表示部に表示する工程と、
    を含むことを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれかに記載の設計支援方法。
  8. 前記不具合情報を記憶する工程が、
    複数の製品の各々について該製品を生産した際に発生した不具合に関する不具合情報を記憶することを含み、
    前記端末装置の表示部に表示する工程が、
    前記複数の製品のうち前記端末装置による検討の対象となっている製品又は該製品に関連する他の製品についての不具合情報を、前記端末装置の表示部に表示することを含む、
    ことを特徴とする、請求項7に記載の設計支援方法。
  9. 複数の設計項目を経る製品の設計を実行する設計装置により作成された設計データについて生産技術要件が満たされているかを検討する検討装置であって、
    前記複数の設計項目の各々に対応付けて該設計項目に関連する生産技術要件を記憶する記憶手段と、
    該記憶手段により記憶された生産技術要件の中から、前記設計装置により実行された設計項目に対応する生産技術要件を取得する取得手段と、
    該取得手段により取得された生産技術要件を、当該検討装置に接続される端末装置の表示部に表示させる表示手段と、
    を具備することを特徴とする検討装置。
  10. 前記端末装置の表示部に表示された生産技術要件が満たされているか否かを示す情報を、前記端末装置から受信する受信手段と、
    該受信手段により受信された前記情報を前記設計装置に送信する送信手段と、
    を具備することを特徴とする、請求項9に記載の検討装置。
  11. 前記記憶手段が、複数の製品の各々について該製品を生産した際に発生した不具合に関する不具合情報を記憶し、
    前記表示手段が、前記記憶手段に記憶された不具合情報のうち、前記端末装置による検討の対象となっている製品又は該製品に関連する製品についての不具合情報を、前記端末装置の表示部に表示させる、
    ことを特徴とする、請求項9又は請求項10に記載の検討装置。
  12. 複数の設計項目を経る製品の設計を実行する設計装置であって、
    前記複数の設計項目の各々について設計を実行して設計データを作成する実行手段と、
    該実行手段により実行された設計項目を特定する設計項目情報を、前記設計データについて生産技術要件が満たされているかを検討する検討装置に対して送信する送信手段と、
    前記複数の設計項目の各々に対応付けて記憶された生産技術要件のうち、前記設計項目情報により特定される設計項目に対応する生産技術要件が、満たされているか否かを示す情報を、前記検討装置から受信する受信手段と、
    を具備することを特徴とする設計装置。
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