JP2008102672A - 計算機システム、管理計算機、操作制御情報の設定方法 - Google Patents

計算機システム、管理計算機、操作制御情報の設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】記憶領域を操作できる計算機を、同じ業務を提供する計算機に制限するためには、管理者が、ストレージシステムの構成とは別に、記憶領域に対する操作を許可する計算機を管理しなければならない。
【解決手段】業務を提供する一つ以上の計算機及び一つ以上のストレージシステムに接続される管理計算機において、管理計算機は、ストレージシステムの構成を示す情報及び計算機によって提供される業務を管理するための業務管理情報に基づいて、計算機による記憶領域の操作が許可されているか否かを判定し、計算機による記憶領域の操作が許可されていると判定された場合に、計算機による記憶領域の操作が許可されるように、操作制御情報を設定することを特徴とする。
【選択図】図14

Description

本発明は、ストレージシステムを備える計算機システムに関し、ストレージシステムの記憶領域に対する操作を許可する計算機を管理するテーブルを設定する計算機システムに関する。
複数の計算機と複数のストレージシステムとが、通信線(SAN(Storage Area Network))によって接続される。そして、信頼性が高く、機能が高いストレージシステムを複数の計算機で共有する計算機システムが普及している。
ストレージシステムのセキュリティの機能として、ストレージシステムに備わる複数の記憶領域にデータを入出力できる計算機を制限する機能がある(例えば、特許文献1参照)。
ストレージシステムは、ストレージに備わる記憶領域とこの記憶領域以外の記憶領域との間でペアを作成する。ペアが作成されることによって、ある記憶領域に記憶されるデータが、ペアを構成する他の記憶領域に複製できる。なお、ペアの状態として、同期及び停止等がある。ペアの状態が同期している場合、複製元の記憶領域に記憶されるデータが、複製先の記憶領域に複製される。また、ペアの状態が停止している場合、複製元の記憶領域と複製先の記憶領域とのデータが同期していない。そしてペアの状態が停止している状態は、前記記憶装置のある時点における記憶領域に記憶されるデータが、その記憶領域とペアを構成する記憶領域に記憶されており、以後に記憶されたデータは、複製先の記憶領域に反映されない。ペアは、例えば、オンラインによるデータのバックアップに用いられる。ペアを構成する二つの記憶領域は、同一のストレージシステムに備わる記憶領域であってもよいし、それぞれが異なるストレージシステムに備わる記憶領域でもよい。
また、電子データの容量が増大することによって、電子データは、テープへアーカイブされずに、ストレージシステムに保存される技術がある。データが安全に保存されるために、ストレージシステムは、記憶領域に対する書込みを禁止する機能(記憶領域の属性を変更する機能)を備える。
ストレージシステムとSANによって接続される計算機は、ストレージシステムに設定される記憶領域を操作する。計算機が記憶領域にする操作は、ペア状態を変更する操作及び記憶領域に書込みを禁止する操作等がある。ストレージシステムは、計算機が特別な記憶領域にデータを入出力することによって、ストレージシステムは、記憶領域を操作する(例えば、特許文献2参照)。なお、この特別な記憶領域をコマンドデバイスという。
また、コマンドデバイスは、通常の記憶領域と同じく、LUN Security機能によって、コマンドデバイスにデータを入出力する計算機を限定できる。計算機からの記憶領域操作要求としては、ペア状態の変更及び記憶領域の属性変更等がある。
近年、計算機システムの運用管理にビジネスの視点を取り入れる試みがある。この運用管理では、計算機システムで提供される業務と、計算機システムに備わるリソース(計算機、ストレージシステム、ネットワーク機器、業務アプリケーション及びデータベース等)との関係が予め定義される。そして、あるリソースに障害が発生した場合、その障害がどの業務に影響を及ぼす可能性があるかの情報が、イベント監視コンソールに表示される(例えば、特許文献3参照)。
特開平10−333839号公報 特開2000−112666号公報 特開2005−31893号公報
計算機システムは、複数の計算機及びストレージシステムによって構成され、業務を提供する。記憶領域を操作できる計算機が、同じ業務を提供する計算機に制限される。これによって、業務に関係ない計算機によって、記憶領域が操作されることが防止できる。そして、業務のセキュリティを高めることができる。
しかしながら、記憶領域を操作できる計算機を、同じ業務を提供する計算機に制限するためには、管理者が、ストレージシステムの構成とは別に、記憶領域に対する操作を許可する計算機を管理しなければならない。
本発明の代表的な一形態によると、業務を提供する一つ以上の計算機、一つ以上のストレージシステム及び管理計算機を備える計算機システムにおいて、前記計算機は、演算処理をする第一プロセッサと、前記第一プロセッサに接続される第一メモリと、前記第一プロセッサに接続される第一インタフェースと、を備え、前記計算機は、前記ストレージシステムの構成を変更するために、前記ストレージシステムに備わる記憶領域を操作し、前記ストレージシステムは、演算処理をする第二プロセッサと、前記第二プロセッサに接続される第二メモリと、前記計算機から入出力を要求されたデータを入出力する前記記憶領域と、前記第二プロセッサに接続される第二インタフェースと、を備え、前記第二メモリは、前記記憶領域を操作することが許可された計算機を管理するための操作制御情報を記憶し、前記管理計算機は、演算処理をする第三プロセッサと、前記第三プロセッサに接続される第三メモリと、前記第三プロセッサに接続される第三インタフェースと、を備え、前記第三プロセッサは、前記ストレージシステムの構成を示す情報及び前記計算機によって提供される業務を管理するための業務管理情報に基づいて、前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されているか否かを判定し、前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されていると判定された場合に、前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されるように、前記操作制御情報を設定することを特徴とする。
本発明によると、ストレージを管理するコストを上げることなく、計算機システムのセキュリティを向上できる。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態を、図1〜図20を用いて説明する。
図1は、本発明の第一実施形態の計算機システムを示す図である。
計算機システムは、計算機200、ストレージ管理計算機300、業務計算機500、ファイバチャネルスイッチ100及びストレージシステム400を備える。
計算機200及びストレージシステム400は、ファイバチャネルスイッチ100を介して接続される。また、計算機200、ストレージ管理計算機300、業務計算機500及びストレージシステム400はネットワーク10によって互いに接続される。
ファイバチャネルスイッチ100は、ファイバチャネルインタフェース102及びネットワークインタフェース104を備える。計算機200及びストレージシステム400は、ファイバチャネルインタフェース102によって接続される。また、ファイバチャネルスイッチ100は、ネットワークインタフェース104を介してネットワーク10に接続される。
計算機200は、制御部、メモリ、記憶装置、表示部、ファイバチャネルインタフェース202及びネットワークインタフェース204を備える。さらに、制御部は、図示しないCPUを備える。CPUは、各種演算処理を実行する。また、計算機200は、ファイバチャネルインタフェース202によって、ファイバチャネルスイッチ100に接続される。計算機200は、ネットワークインタフェース204によって、ネットワーク10に接続される。
計算機200は、業務を提供するためのアプリケーションを実行する。また、計算機200は、ストレージシステム400にデータ入出力の要求を送信する。
ストレージ管理計算機300は、制御部、メモリ306、記憶装置、表示部及びネットワーク10に接続するインタフェース304を備える。さらに、制御部は、図示しないCPUを備える。CPUは、各種演算処理を実行する。ストレージ管理計算機300は、ストレージシステム400及び業務計算機500を管理する。
業務計算機500は、制御部、メモリ506、記憶装置、表示部及びネットワーク10と接続するインタフェース504とを備える。業務計算機500は、計算機システムで提供される業務及びその業務を構成する計算機200を管理する。
業務は、例えば、企業内で行われる業務であっても、顧客に提供される業務であってもよい。企業内で行われる業務は、例えば、人事管理、給与計算及び資材発注である。顧客に提供される業務は、例えば、インターネットバンキング及びインターネットショッピングに代表されるWebシステムによって提供される業務である。なお、計算機200は、業務を提供するために必要なアプリケーションが実行される計算機である。
ストレージシステム400は、記憶制御装置420及び記憶装置410を備える。
記憶制御装置420は、プロセッサ430、制御メモリ440、不揮発メモリ450、キャッシュメモリ460、第一ファイバチャネルインタフェース470、第二ファイバチャネルインタフェース480及びネットワークインタフェース490を備える。なお、これらは互いに接続される。
記憶制御装置420は、第二ファイバチャネルインタフェース480を介して、記憶装置410に接続される。なお、第二ファイバチャネルインタフェース480は、ファイバチャネル用のインタフェースでなく、ATA、シリアルATA、パラレルSCSI及びシリアルSCSI等のインタフェースであってもよい。
記憶装置410は図示しない記録媒体を備える。記憶装置410は、記憶制御装置420からのデータ入出力の要求によって、記録媒体にデータを読み書きする。記憶制御装置420は、第二ファイバチャネルインタフェース480を介して、記憶装置410に対してデータの入出力の要求を送信する。
記憶制御装置420は、冗長性のあるRAIDとして記憶装置410を制御できる。これによって、ストレージシステム400の信頼性が向上し、ストレージシステム400の性能も向上する。
なお、ストレージシステム400に備わる記憶装置410の数は複数でも単数でもよい。
記憶装置410には、物理的又は論理的な記憶領域(たとえば、物理ボリューム又は論理ボリューム等のボリュームである。)が設定される。なお、この記憶領域は、物理的又は論理的な記憶領域を記憶領域という。記憶領域は、記憶領域識別子によってストレージシステム400内で一意に識別される。
記憶制御装置420は、第一ファイバチャネルインタフェース470によって、ファイバチャネルスイッチ100に接続される。
記憶制御装置420は、第一ファイバチャネルインタフェース470を介してファイバチャネルスイッチ100に接続されるホスト計算機200から、データ入出力要求を受信する。
記憶制御装置420は、ネットワークインタフェース490を介してネットワーク10に接続される。
記憶装置410と記憶制御装置420との間でデータが転送される速度は、記憶制御装置420内におけるデータが転送される速度によりも遅い。このため、記憶制御装置420は、頻繁にアクセスされるデータをキャッシュメモリ460に格納する。これによって、ストレージシステム400のデータを転送する性能が向上する。
以上のストレージシステム400の動作は、不揮発メモリ450に格納されるプログラムが制御メモリ440にロードされ、ロードされたプログラムがプロセッサ430によって実行されることによって実現する。
なお、記憶制御装置420は、シングルプロセッサであってもマルチプロセッサであってもよい。
図2は、本発明の第一実施形態の業務計算機500に備わるメモリ506を説明する図である。
メモリ506には、業務管理テーブル1100が記憶される。業務管理テーブル1100は、計算機システムに備わる計算機200によって提供される業務及び業務を提供する計算機200を管理するテーブルである。なお、業務管理テーブル1100の詳細は、図5で説明する。
図3は、本発明の第一実施形態のストレージシステム400に備わる制御メモリ440を説明する図である。
制御メモリ440には、記憶領域管理テーブル2050、記憶領域割当て管理テーブル2100、ペア管理テーブル2200、制御計算機管理テーブル2300及びデータ入出力プログラム8000が記憶される。
記憶領域管理テーブル2050は、ストレージシステム400に設定される記憶領域の属性等を管理する。なお、記憶領域管理テーブル2050の詳細は、図6で説明する。
記憶領域割当て管理テーブル2100は、計算機がアクセスできる記憶領域が、記憶領域を操作できる記憶領域(以下、コマンドデバイスという)であるか否かを管理する。コマンドデバイスは、計算機200から記憶領域を操作するためのコマンドが書き込まれる領域である。そして、コマンドデバイスにコマンドが書き込まれると、ストレージシステム400は、書き込まれたコマンドに指定された記憶領域を操作する。なお、記憶領域割当て管理テーブル2100の詳細は、図7で説明する。
ペア管理テーブル2200は、ペアを構成する記憶領域と、そのペアの状態を管理する。なお、ペア管理テーブル2200の詳細は、図8で説明する。
制御計算機管理テーブル2300は、計算機200がコマンドデバイスを介して操作できる記憶領域を管理する。なお、制御計算機管理テーブル2300の詳細は、図9で説明する。
データ入出力プログラム8000は、計算機200からデータ入出力の要求をストレージシステム400が受信した場合に、実行される。なお、データ入手力プログラム8000の処理の詳細は、図10で説明する。
図4は、本発明の第一実施形態のストレージ管理計算機300に備わるメモリ306を説明する図である。
メモリ306には、ストレージシステム管理テーブル3100、業務計算機管理テーブル3200、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000、記憶領域割当てプログラム10000、記憶領域割当て解除プログラム11000、コマンドデバイス割当てプログラム12000、コマンドデバイス割当て解除プログラム13000、ペア作成プログラム14000及びペア削除プログラム15000が記憶される。
ストレージシステム管理テーブル3100は、ストレージ管理計算機300によって管理されるストレージシステム400を管理する。なお、ストレージシステム管理テーブル3100の詳細は、図12で説明する。
業務計算機管理テーブル3200は、業務計算機500を管理する。なお、業務計算機管理テーブル3200の詳細は、図13で説明する。
制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、制御用計算機管理テーブル2300を作成する。なお、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000の処理の詳細は、図14で説明する。
記憶領域割当てプログラム10000は、計算機200に記憶領域が割り当てられる場合に、制御計算機管理テーブル2300を更新する処理を実行する。なお、記憶領域割当てプログラム10000の処理の詳細は、図15で説明する。
記憶領域割当て解除プログラム11000は、記憶領域と計算機200との割り当ての関係が解除される場合に、制御計算機管理テーブル2300を更新する処理を実行する。なお、記憶領域割当て解除プログラム11000の処理の詳細は、図16で説明する。
コマンドデバイス割当てプログラム12000は、計算機200に記憶領域がコマンドデバイスとして割り当てられる場合に、制御計算機管理テーブル2300を更新する処理を実行する。なお、コマンドデバイス割当てプログラム12000の処理の詳細は、図17で説明する。
コマンドデバイス割当て解除プログラム13000は、記憶領域と計算機200とのコマンドデバイスとしての割当ての関係が解除される場合に、制御計算機管理テーブル2300を更新する処理を実行する。なお、コマンドデバイス割当て解除プログラム13000の処理の詳細は、図18で説明する。
ペア作成プログラム14000は、ペアが作成される場合に、制御計算機管理テーブル2300を更新する処理を実行する。なお、ペア作成プログラム14000の処理の詳細は、図19で説明する。
ペア削除プログラム15000は、ペアが削除される場合に、制御計算機管理テーブル2300を更新する処理を実行する。なお、ペア削除プログラム15000の処理の詳細は、図20で説明する。
図5は、本発明の第一実施形態の業務管理テーブル1100の構成を示す図である。
業務管理テーブル1100は、業務識別子11001、計算機識別子11002及び計算機役割11003を含む。
業務識別子11001には、計算機システムによって提供される業務の一意な識別子が登録される。計算機識別子11002には、業務を提供する計算機200の一意な識別子が登録される。計算機役割11003には、業務を提供する計算機200の役割の名称が登録される。具体的には、計算機役割11003には、計算機200が業務を提供するために実行されるアプリケーションの名称が登録される。
具体的には、業務Aは、サーバ1、サーバ2及びサーバ3から構成される。サーバ1は、WEBサーバとして業務を提供するためのアプリケーションを実行する。サーバ2は、データベースとして業務を提供するためのアプリケーションを実行する。サーバ3は、WEBサーバとして業務を提供するためのアプリケーションを実行する。なお、業務Aは、例えば、オンラインショッピングサイトの業務である。
図6は、本発明の第一実施形態の記憶領域管理テーブル2050の構成を示す図である。
記憶領域管理テーブル2050は、ストレージシステム識別子20501、記憶領域識別子20502、記憶領域属性20503及び割当済20504を含む。
ストレージシステム識別子20501には、記憶領域管理テーブル2050を記憶するストレージシステム400の一意な識別子が登録される。
記憶領域識別子20502には、ストレージシステム400に設定された記憶領域の識別子が登録される。なお、この記憶領域の識別子は、当該記憶領域が設定されたストレージシステム400内で一意であればよい。
記憶領域属性20503には、記憶領域の属性を示す情報が登録される。具体的には、記憶領域属性20503には、「RW」又は「R」等が登録される。記憶領域属性20503に「RW」が登録された場合、当該エントリの記憶領域識別子20502に登録される識別子によって識別される記憶領域は、データの読み書きが許可された記憶領域である。また、記憶領域属性20503に「R」が登録された場合、当該エントリの記憶領域識別子20502に登録される識別子によって識別される記憶領域は、データの読み出しのみが許可された記憶領域である。なお、記憶領域属性20503は、計算機200がコマンドデバイスを介して設定できる。この点の詳細は、図10で説明する。
割当済20504には、記憶領域が計算機200に割り当てられているか否かを示す情報が登録される。割当済20504に「Y」が登録された場合、当該エントリの記憶領域識別子20502によって識別される記憶領域は、計算機200に割り当てられていることを示す。なお、割当済20504に「N」が登録された場合、当該エントリの記憶領域識別子20502によって識別される記憶領域は、計算機200に割り当てられていないことを示す。
図7は、本発明の第一実施形態の記憶領域割当て管理テーブル2100の構成を示す図である。
記憶領域割当て管理テーブル2100は、ストレージシステム識別子21001、記憶領域識別子21002、計算機識別子21003及びコマンドデバイス21004を含む。
ストレージシステム識別子21001には、記憶領域割当て管理テーブル2100を記憶するストレージシステム400の一意な識別子が登録される。
記憶領域識別子21002には、ストレージシステム400に設定された記憶領域の識別子が登録される。なお、この記憶領域の識別子は、当該記憶領域が設定されたストレージシステム400内で一意であればよい。
計算機識別子21003には、当該エントリの記憶領域識別子21002に登録される識別子によって識別される記憶領域にデータを入出力できる計算機200の識別子が登録される。
コマンドデバイス21004には、当該エントリの記憶領域識別子21002に登録された識別子によって識別される記憶領域がコマンドデバイスであるか否かを示す情報が登録される。コマンドデバイス21004に「Y」が登録された場合、当該エントリの記憶領域識別子21002に登録された識別子によって識別される記憶領域はコマンドデバイスであることを示す。コマンドデバイス21004に「N」が登録された場合、当該エントリの記憶領域識別子21002に登録された識別子によって識別される記憶領域はコマンドデバイスでないことを示す。
なお、計算機200がコマンドデバイスである記憶領域にデータを書き込むと、ストレージシステム400は、書き込まれたデータを制御コマンドとして解釈する。そして、計算機200によって操作対象として指定された記憶領域が制御される。なお、操作対象として指定された記憶領域は、制御計算機管理テーブル2300に登録された記憶領域でなければならない。なお、この点の詳細は、図10のデータ入出力プログラム8000の処理で、説明する。
図8は、本発明の第一実施形態のペア管理テーブル2200の構成を示す図である。
管理者によって、ある記憶領域に対してペアを構成する記憶領域が設定されると、ペア管理テーブル2200が設定される。
ペア管理テーブル2200は、第一ストレージシステム識別子22001、第一記憶領域識別子22002、第二ストレージシステム識別子22003、第二記憶領域識別子22004及びペア状態22005を含む。
第一ストレージシステム識別子22001には、複製元となる記憶領域が設定されたストレージシステム400の一意な識別子が登録される。
第一記憶領域識別子22002には、複製元となる記憶領域の識別子が登録される。なお、この記憶領域の識別子は、当該記憶領域が設定されたストレージシステム400内で一意であればよい。
第二ストレージシステム識別子22003には、複製先となる記憶領域が設定されたストレージシステム400の一意な識別子が登録される。
第二記憶領域識別子22004には、複製先となる記憶領域の識別子が登録される。なお、この記憶領域の識別子は、当該記憶領域が設定されたストレージシステム400内で一意であればよい。
つまり、第一ストレージシステム識別子22001に登録された識別子及び第一記憶領域識別子22002に登録された識別子によって識別される記憶領域に記憶されたデータが、第二ストレージシステム識別子22003に登録された識別子及び第二記憶領域識別子22004に登録された識別子によって識別される記憶領域に複製される。
第一ストレージシステム識別子22001に登録された識別子及び第一記憶領域識別子22002に登録された識別子によって識別される記憶領域にデータが書き込まれた場合、ストレージシステム400は、第二ストレージシステム識別子22003に登録された識別子及び第二記憶領域識別子22004に登録された識別子によって識別される記憶領域に、書き込まれたデータと同じデータを書き込む。これによって、記憶領域間でデータが同期できる。
ペア状態22005には、ペアの状態を示す情報が登録される。具体的には、ペア状態22005には、「Sync」又は「Split」等が登録される。
ペア状態22005に「Sync」が登録された場合、記憶領域間でデータが同期されている状態を示す。ペア状態22005に「Split」が登録された場合、記憶領域間におけるデータの同期が停止している状態を示す。すなわち、ある時点において、第一ストレージシステム識別子22001に登録された識別子及び第一記憶領域識別子22002に登録された識別子によって識別される記憶領域に記憶されているデータが、第一ストレージシステム識別子22001に登録された識別子及び第一記憶領域識別子22002に登録された識別子によって識別される記憶領域で保持される。
なお、管理者が、ストレージ管理計算機300を用いて、ペア管理テーブル2200を設定する際に、ペア状態22005が設定される。また、計算機200からコマンドデバイスである記憶領域へのデータ入出力要求によって、記憶領域が操作される際に、ペア状態22005が設定される場合もある。なお、この点の詳細は、図10で説明する。
図9は、本発明の第一実施形態の制御計算機管理テーブル2300の構成を示す図である。
制御計算機管理テーブル2300は、ストレージシステム識別子23001、操作対象記憶領域識別子23002及び計算機識別子23003を含む。
ストレージシステム識別子23001には、制御計算機管理テーブル2300を記憶するストレージシステム400の一意な識別子が登録される。
操作対象記憶領域識別子23002には、当該エントリの計算機識別子23003に登録された識別子によって識別される計算機200がコマンドデバイスである記憶領域を介して操作できる記憶領域の識別子が登録される。なお、この記憶領域の識別子は、当該記憶領域が設定されたストレージシステム400内で一意であればよい。
計算機識別子23003には、当該エントリの操作対象記憶領域識別子23002に登録された識別子によって識別される記憶領域を、コマンドデバイスである記憶領域を介して操作できる計算機200の一意な識別子が登録される。
計算機200は、その計算機200の識別子のエントリの操作対象記憶領域識別子23002に登録された記憶領域しか操作できない。
なお、制御計算機管理テーブル2300は、データ入出力プログラム8000によって参照される。この点については、図10に示すデータ入出力プログラム8000の処理で説明する。
次に、データ入出力プログラム8000の処理について図10を用いて説明する。
図10は、本発明の第一実施形態のデータ入出力プログラム8000の処理のフローチャートである。
ストレージシステム400には、計算機200が記憶領域を操作するための特別な記憶領域(コマンドデバイス)が設定される。管理者がストレージ管理計算機300を介して、記憶領域割当て管理テーブル2100に含まれるコマンドデバイス21004を設定することによって、コマンドデバイスが設定される。
ストレージシステム400は、計算機200からコマンドデバイスへのデータ入出力要求を、記憶領域操作要求として処理する。
データ入出力プログラム8000は、プロセッサ430によって実行される。
ストレージシステム400は、第一ファイバチャネルインタフェース470を介して、計算機300によって送信された記憶領域へのデータ入出力要求を受信する(ステップ8010)。なお、データ入出力要求は、データ入出力を送信する計算機200の識別子及びデータ入出力の対象となる記憶領域の識別子を含む。また、データ入出力の対象となる記憶領域がコマンドデバイスである場合、記憶領域操作要求を含む。記憶領域操作要求は、コマンドデバイスを介して操作される対象となる操作対象記憶領域の識別子及び操作対象の記憶領域に対する操作の内容を含む。
データ入出力プログラム8000は、記憶領域割当て管理テーブル2100を参照し、データ入出力要求を送信した計算機200の識別子及びデータ入出力の対象となる記憶領域の識別子に一致するエントリが存在するか否かを判定する(ステップ8030)。
具体的には、データ入出力プログラム8000は、記憶領域割当て管理テーブル2100に登録されたエントリにおいて、計算機識別子21003に登録された識別子がデータ入出力を送信する計算機200の識別子と一致し、かつ記憶領域識別子21002に登録された識別子がデータ入出力の対象となる記憶領域の識別子と一致するエントリが存在するか否かを判定する。
ステップ8030の処理で、データ入出力要求を送信した計算機200の識別子及びデータ入出力の対象となる記憶領域の識別子に一致するエントリが存在しないと判定された場合、データ入出力プログラム8000は、データ入出力を拒否する応答を、データ入出力要求を送信した計算機200に送信し(ステップ8110)、データ入出力プログラム8000の処理を終了する(ステップ8090)。
一方、ステップ8030の処理で、データ入出力要求を送信した計算機200の識別子及びデータ入出力の対象となる記憶領域の識別子に一致するエントリが存在すると判定された場合、データ入出力プログラム8000は、データ入出力の対象となる記憶領域がコマンドデバイスであるか否かを判定する(ステップ8040)。
具体的には、データ入出力プログラム8000は、記憶領域割当て管理テーブル2100を参照し、データ入出力要求を送信した計算機200の識別子及びデータ入出力の対象となる記憶領域の識別子に一致するエントリのコマンドデバイス21004に「Y」が登録されているか否かを判定する。
ステップ8040の処理で、データ入出力の対象となる記憶領域がコマンドデバイスでないと判定された場合、データ入出力プログラム8000は、データ入出力の対象となる記憶領域に、データの入出力を実行し(ステップ8130)、データ入出力プログラム8000の処理を終了する(ステップ8090)。
一方、ステップ8040の処理で、データ入出力の対象となる記憶領域がコマンドデバイスでないと判定された場合、データ入出力プログラム8000は、ステップ8010の処理で受信したデータ入出力要求に含まれる記憶領域操作要求を取得する。そして、データ入出力プログラム8000は、取得した記憶領域操作要求から操作対象記憶領域の識別子を取得する(ステップ8050)。
次に、データ入出力プログラム8000は、制御計算機管理テーブル2300を参照し、データ入出力要求を送信した計算機200の識別子及びステップ8050の処理で取得された操作対象記憶領域の識別子と一致するエントリが存在するか否かを判定する(ステップ8070)。
具体的には、データ入出力プログラム8000は、制御計算機管理テーブル2300に登録されたエントリにおいて、計算機識別子23003に登録される識別子がデータ入出力要求を送信した計算機200の識別子と一致し、かつ操作対象記憶領域識別子23002に登録される識別子がステップ8050の処理で取得された操作対象記憶領域の識別子と一致するエントリが存在するか否かを判定する。
ステップ8070の処理で、データ入出力要求を送信した計算機200の識別子及びステップ8050の処理で取得された操作対象記憶領域の識別子と一致するエントリが存在しないと判定された場合、データ入出力要求を送信した計算機は、操作対象記憶領域を操作することを許可されていない計算機200であるので、データ入出力プログラム8000は、記憶領域の操作を拒否する応答を、データ入出力要求を送信した計算機200に送信し(ステップ8140)、データ入出力プログラム8000の処理を終了する(ステップ8090)。
一方、ステップ8070の処理で、データ入出力要求を送信した計算機200の識別子及びステップ8050の処理で取得された操作対象記憶領域の識別子と一致するエントリが存在すると判定された場合、データ入出力要求を送信した計算機は、操作対象記憶領域を操作することを許可されている計算機200であるので、データ入出力プログラム8000は、操作対象記憶領域に操作を実行し(ステップ8080)、データ入出力プログラム8000の処理を終了する(ステップ8090)。
例えば、操作対象記憶領域への操作が、ペア状態を変更する操作である場合、ステップ8080の処理では、データ入出力プログラム8000は、ペア管理テーブル2200に登録されたエントリのうち、記憶領域識別子21002に登録された識別子が操作対象記憶領域の識別子と一致するエントリのペア状態22005に登録された情報を変更する。
また、例えば、操作対象記憶領域への操作が、記憶領域の属性を変更する操作である場合、ステップ8080の処理では、データ入出力プログラム8000は、記憶領域管理テーブル2050に登録されたエントリのうち、記憶領域識別子20502に登録された識別子が操作対象記憶領域の識別子と一致するエントリの記憶領域属性2053に登録された情報を変更する。
次に、管理者がストレージ管理計算機300を用いて、ストレージシステム400の構成を変更する場合について説明する。
ストレージ管理計算機300は、ネットワーク10を介して、業務計算機500に記憶される業務管理テーブル1100にアクセスできる。また、ストレージ管理計算機300は、ネットワーク10を介して、ストレージシステム400に記憶される記憶領域管理テーブル2050、記憶領域割当て管理テーブル2100、ペア管理テーブル2200及び制御計算機管理テーブル2300にアクセスできる。
そして、ストレージ管理計算機300は、管理者の指示に基づいて、ストレージシステム400の構成を変更する。
ストレージシステム400の構成を変更する例としては、計算機200への記憶領域の割当て、計算機200に割り当てられている記憶領域の割当ての解除、計算機200へのコマンドデバイスの割当て、計算機200に割当てられているコマンドデバイスの割当ての解除、記憶領域間におけるペアの作成、及び記憶領域間におけるペアの削除等がある。
管理者は、例えば、ストレージ管理計算機300によって提供されるGUI(Graphical User Interface)を用いて、ストレージ管理計算機300に、ストレージシステムの構成を変更するよう指示する。
図11は、本発明の第一実施形態の計算機200に記憶領域を割り当てる際に、ストレージ管理計算機300によって提供される記憶領域割当てGUI4100を説明する図である。
記憶領域割当てGUI4100は、業務選択欄4110、サーバ選択欄4120、ストレージシステム選択欄4130、記憶領域選択欄4140、実行ボタン4150及び取り消しボタン4160を含む。
管理者は、業務選択欄4110において、計算機システムで稼動している業務を一つ選択できる。すなわち、業務選択欄4110において、業務管理テーブル1100に含まれる業務識別子11001に登録された識別子によって識別される業務から一つの業務が選択される。
管理者は、サーバ選択欄4120において、業務選択欄4110で選択された業務を構成する一つの計算機200を選択する。すなわち、サーバ選択欄4120において、業務識別子11001に登録された識別子が業務選択欄4110で選択された業務の識別子と一致するエントリの計算機識別子11002に登録された識別子によって識別される計算機200から一つの計算機200が選択される。
管理者は、ストレージシステム選択欄4130において、計算機システムに備わるストレージシステム400を一つ選択する。すなわち、ストレージシステム4130において、ストレージ管理計算機300に記憶されるストレージシステム管理テーブル3100に含まれるストレージシステム識別子31001に登録される識別子によって識別されるストレージシステム400から一つのストレージシステム400が選択される。
管理者は、記憶領域選択欄4140において、ストレージシステム選択欄4130で選択されたストレージシステム400に設定された一つの記憶領域を選択する。すなわち、記憶領域選択欄4140において、ストレージシステム選択欄4130で選択されたストレージシステム400に記憶された記憶領域管理テーブル2050に含まれる記憶領域識別子20502に登録された識別子によって識別される記憶領域から一つの記憶領域が選択される。
そして、管理者によって実行ボタン4150が操作されると、ストレージシステム選択欄4130で選択されたストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100に新たなエントリが追加される。
具体的には、記憶領域識別子21002には、記憶領域選択欄4140で選択された記憶領域の識別子が登録される。また、計算機識別子21003には、サーバ選択欄4120で選択された計算機200の識別子が登録される。なお、コマンドデバイス21004には、「N」が登録される。なお、記憶領域割当てGUI4100が計算機200にコマンドデバイスを割当てるためのGUIである場合には、コマンドデバイス21004には、「Y」が登録される。
また、取り消しボタン4160が操作されると、各選択欄で選択された内容が取り消される。
図11に示す例では、実行ボタン4150が操作されると、業務Aを提供するサーバ3に、ストレージ1の記憶領域40が新たに割り当てられる。
図12は、本発明の第一実施形態のストレージシステム管理テーブル3100の構成を示す図である。
ストレージシステム管理テーブル3100には、ストレージ管理計算機300が管理する全てのストレージシステム400の一意な識別子が登録される。
ストレージシステム管理テーブル3100が参照されると、計算機システムに備わる全てのストレージシステム400の識別子が取得できる。
図13は、本発明の第一実施形態の業務計算機管理テーブル3200の構成を示す図である。
業務計算機管理テーブル3200は、業務計算機識別子32001を含む。
業務計算機識別子32001には、ストレージ管理計算機300が管理する業務計算機500の識別子が登録される。
業務計算機管理テーブル3200が参照されると、業務を管理する業務計算機500の識別子が取得できる。また、ストレージ管理計算機300は、業務計算機500に記憶される業務管理テーブル1100を参照する際に、業務計算機管理テーブル3200を参照し、参照する業務管理テーブル1100を記憶する業務計算機500の識別子を取得する。
次に、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000の処理について、図14を用いて説明する。
図14は、本発明の第一実施形態の制御計算機管理テーブル作成プログラム9000の処理のフローチャートである。
計算機200がコマンドデバイスを介して記憶領域を操作する機能がストレージシステム400に導入される場合、ストレージ管理計算機300上で制御計算機管理テーブル作成プログラム9000が実行される。そして、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000が実行されることによって、制御計算機管理テーブル作成テーブル2300が作成される。
ストレージ管理計算機300に備わる記憶装置に記憶される制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、メモリ306にロードされ、制御部によって実行される。
制御計算機管理テーブル作成プログラム9000が実行されると、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、ストレージシステム管理テーブル3100を参照し、ストレージシステム識別子31001に登録された識別子を取得する。そして、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、取得した識別子によって識別されるストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を収集し、メモリ306に記憶する(ステップ9005)。
制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、ステップ9005の処理で収集された記憶領域割当て管理テーブル2100に登録された全てのエントリを取得する(ステップ9010)。取得された各エントリは、ストレージシステム識別子21001に登録される識別子、記憶領域識別子21002に登録された識別子及び計算機識別子21003に登録された識別子を含む。
なお、ステップ9010の処理では、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、取得された全てのエントリから一つのエントリを選択する。
次に、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、業務管理テーブル1100を参照し、ステップ9010の処理で選択されたエントリに含まれる計算機識別子21003に登録された識別子によって識別される計算機200と同じ業務を提供する計算機200の識別子を取得する(ステップ9020)。なお、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、業務管理テーブル1100を参照する場合、業務計算機500に記憶される業務管理テーブル1100を取得し、メモリ306に記憶する。
具体的には、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、業務管理テーブル1100に登録されたエントリのうち、計算機識別子11002に登録された識別子が、ステップ9010の処理で選択されたエントリに含まれる計算機識別子21003に登録された識別子と一致するエントリの業務識別子11001に登録された業務の識別子を取得する。
そして、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、業務管理テーブル1100に登録されたエントリのうち、業務識別子11001に登録された業務の識別子が、取得された業務の識別子と一致するエントリに含まれる計算機識別子11002に登録された全ての計算機200の識別子を取得する。
なお、ステップ9020の処理では、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、取得された同じ業務を提供する全ての計算機200の識別子から一つの計算機200の識別子を選択する。
次に、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、ステップ9005の処理で収集された記憶領域割当て管理テーブル2100を参照し、ステップ9020の処理で選択された識別子によって識別される計算機200にコマンドデバイスが割り当てられているか否かを判定する(ステップ9050)。
具体的には、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、ステップ9005の処理で収集された記憶領域割当て管理テーブル2100のうち、ストレージシステム識別子21001に登録された識別子が、ステップ9010の処理で選択されたエントリに含まれるストレージシステム識別子21001に登録される識別子と一致する記憶領域割当て管理テーブル2100を参照する。
そして、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000が参照する記憶領域割当て管理テーブル2100に登録されたエントリのうち、計算機識別子21003に登録された識別子が、ステップ9020の処理で取得された計算機200の識別子と一致するエントリのコマンドデバイス21004に「Y」が登録されているか否かを判定する。
ステップ9050の処理で、ステップ9020の処理で選択された識別子によって識別される計算機200にコマンドデバイスが割り当てられていないと判定された場合、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、ステップ9080の処理に進む。
一方、ステップ9050の処理で、ステップ9020の処理で選択された識別子によって識別される計算機200にコマンドデバイスが割り当てられていると判定された場合、コマンドデバイスが割り当てられた計算機200は、当該計算機200と同じ業務を提供する計算機200に割り当てられた記憶領域を操作することが許可される計算機200である。よって、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、ステップ9010の処理で選択されたエントリに含まれる記憶領域の識別子及びステップ9050の処理でコマンドデバイスが割り当てられていると判定された計算機200の識別子を、制御計算機管理テーブル2300に登録し(ステップ9070)、ステップ9080の処理に進む。
具体的には、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、ステップ9010の処理で選択されたエントリに含まれる記憶領域の識別子を操作対象記憶領域識別子23002に登録する。そして、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、ステップ9050の処理でコマンドデバイスが割り当てられていると判定された計算機200の識別子を計算機識別子23003に登録する。
次に、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、ステップ9010の処理で選択されたエントリに含まれるストレージシステム識別子21001に登録された識別子によって識別されるストレージシステム400に記憶されたペア管理テーブル2200を参照する。そして、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、ステップ9010の処理で選択されたエントリに含まれる記憶領域識別子21002に登録された識別子によって識別される記憶領域とペアを構成する記憶領域の識別子を取得する(ステップ9080)。
制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、ステップ9005の処理で収集された記憶領域割当て管理テーブル2100を参照する。そして、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、ステップ9020の処理で選択された識別子によって識別される計算機200にコマンドデバイスが割り当てられているか否かを判定する(ステップ9090)。なお、ステップ9090の具体的な処理については、ステップ9050の処理と同じであるので、説明を省略する。
ステップ9090の処理で、ステップ9020の処理で選択された識別子によって識別される計算機200にコマンドデバイスが割り当てられていないと判定された場合、ステップ9110の処理に進む。
一方、ステップ9090の処理で、スステップ9020の処理で選択された識別子によって識別される計算機200にコマンドデバイスが割り当てられていると判定された場合、コマンドデバイスが割り当てられている計算機200は、当該計算機200と同じ業務を提供する計算機200に割り当てられ、かつそのコマンドデバイスが設定されているストレージシステム400に設定されている記憶領域とペアを構成する記憶領域を操作することが許可される計算機200である。よって、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、ステップ9080の処理で取得された記憶領域の識別子及びステップ9090の処理でコマンドデバイスが割り当てられていると判定された計算機200の識別子を、制御計算機管理テーブル2300に登録し(ステップ9100)、ステップ9110の処理に進む。
具体的には、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、ステップ9080の処理で取得された記憶領域の識別子を操作対象記憶領域識別子23002に登録する。そして、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、ステップ9090の処理でコマンドデバイスが割り当てられていると判定された計算機200の識別子を計算機識別子23003に登録する。
次に、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000は、ステップ9020の処理で取得された同じ業務を提供する全ての計算機200の識別子に対して、ステップ9050〜ステップ9100の処理が実行されたか否かを判定する(ステップ9110)。
ステップ9110の処理で、ステップ9020の処理で取得された同じ業務の提供する全ての計算機200の識別子に対して、ステップ9050〜ステップ9100の処理が実行されていないと判定された場合、ステップ9020の処理に戻る。
一方、ステップ9110の処理で、ステップ9020の処理で取得された同じ業務の提供する全ての計算機200の識別子に対して、ステップ9050〜ステップ9100の処理が実行されたと判定された場合、ステップ9010の処理で取得された全てのエントリに対して、ステップ9020〜ステップ9110の処理が実行されたか否かを判定する(ステップ9120)。
ステップ9120の処理で、ステップ9010の処理で取得された全てのエントリに対して、ステップ9020〜ステップ9110の処理が実行されていないと判定された場合、ステップ9010の処理に戻る。
一方、ステップ9120の処理で、ステップ9010の処理で取得された全てのエントリに対して、ステップ9020〜ステップ9110の処理が実行されたと判定された場合、制御計算機管理テーブル作成プログラム9000の処理を終了する(ステップ9130)。
以上の処理によって、ある計算機200と同じ業務を提供する計算機200にコマンドデバイスが割り当てられている場合、ある計算機200に割り当てられている記憶領域の識別子及びある計算機200と同じ業務を提供する計算機200の識別子が制御計算機管理テーブル2300に登録される。これによって、コマンドデバイスが割り当てられている計算機200は、その計算機200と同じ業務を提供する他の計算機200に割り当てられている記憶領域を、コマンドデバイスを介して、操作できるようになる。
次に、ストレージシステム400の構成が変更された場合に、制御計算機管理テーブル2300が更新される処理について、図15〜図19を用いて説明する。具体的には、管理者が、ストレージ管理計算機300を用いて、ストレージシステム400の構成の変更を指示した場合、ストレージ管理計算機300は、管理者により指示された構成を変更する。また、ストレージ管理計算機300は、ストレージシステム400に記憶される制御計算機管理テーブル2300を更新する。これによって、ストレージシステム400の構成が変更されたことにともなって、コマンドデバイスを介して記憶領域を操作できる計算機200が変更される。
なお、ストレージシステム400の構成が変更される例としては、計算機200に記憶領域を割り当てる場合、計算機200に割り当てられている記憶領域の割当てを解除する場合、計算機200にコマンドデバイスの割り当てる場合、計算機200に割り当てられているコマンドデバイスの割当てを解除する場合、記憶領域のペアを作成する場合、記憶領域のペアを削除する場合等がある。
計算機200に記憶領域を割り当てる場合の制御計算機管理テーブル2300が更新される処理の詳細は、図15で説明する。計算機200に割り当てられている記憶領域の割当てを解除する場合の制御計算機管理テーブル2300が更新される処理の詳細は、図16で説明する。計算機200にコマンドデバイスの割り当てる場合の制御計算機管理テーブル2300が更新される処理の詳細は、図17で説明する。計算機200に割り当てられているコマンドデバイスの割当てを解除する場合の制御計算機管理テーブル2300が更新される処理の詳細は、図18で説明する。記憶領域のペアを作成する場合の制御計算機管理テーブル2300が更新される処理の詳細は、図19で説明する。記憶領域のペアを削除する場合の制御計算機管理テーブル2300が更新される処理の詳細は、図20で説明する。
図15は、本発明の第一実施形態の記憶領域割当てプログラム10000の処理のフローチャートである。
記憶領域割当てプログラム10000は、ストレージ管理計算機300に備わるメモリ306にロードされ、制御部によって実行される。
まず、記憶領域割当てプログラム10000が、管理者によって入力された記憶領域割当て要求を受ける(ステップ10010)。なお、記憶領域割当て要求は、新たに記憶領域が割り当てられる計算機200の識別子、新たに計算機200に割り当てられる記憶領域が設定されたストレージシステム400の識別子及び新たに計算機200に割り当てられる記憶領域の識別子を含む。
次に、記憶領域割当てプログラム10000は、記憶領域割当て要求に対応する記憶領域管理テーブル2050に含まれる割当済20504に、記憶領域が計算機200に割り当てられていることを示す「Y」を登録する(ステップ10020)。
具体的には、記憶領域割当てプログラム10000は、記憶領域割当て要求に含まれるストレージシステム400の識別子によって識別されるストレージシステム400に記憶される記憶領域管理テーブル2050に登録されたエントリのうち、記憶領域識別子20502に登録された識別子が、記憶領域割当て要求に含まれる記憶領域の識別子と一致するエントリの割当済20504を「Y」を登録する。
そして、記憶領域割当てプログラム10000は、記憶領域割当て要求に対応する記憶領域割当て管理テーブル2100に、新たにエントリを追加する(ステップ10030)。
具体的には、記憶領域割当てプログラム10000は、記憶領域割当て要求に含まれるストレージシステム400の識別子によって識別されるストレージシステム400に記憶される記憶領域管理テーブル2050に新たなエントリとして、記憶領域割当て要求に含まれる記憶領域の識別子を記憶領域識別子21002に登録し、記憶領域割当て要求に含まれる計算機200の識別子を計算機識別子21003に登録する。また、記憶領域割当てプログラム10000は、追加されるエントリのコマンドデバイス21004には、「N」を登録する。
次に、記憶領域割当てプログラム10000は、業務管理テーブル1100を参照し、記憶領域割当て要求に含まれる計算機200の識別子によって識別される計算機200と同じ業務を提供する計算機200の識別子を取得する(ステップ10040)。なお、記憶領域割当てプログラム10000は、業務管理テーブル1100を参照する場合、業務計算機500に記憶される業務管理テーブル1100を取得し、メモリ306に記憶する。
具体的には、記憶領域割当てプログラム10000は、業務管理テーブル1100に登録されたエントリのうち、計算機識別子11002に登録された識別子が、記憶領域割当て要求に含まれる計算機200の識別子と一致するエントリの業務識別子11001に登録された業務の識別子を取得する。
そして、記憶領域割当てプログラム10000は、業務管理テーブル1100に登録されたエントリのうち、業務識別子11001に登録された業務の識別子が、取得された業務の識別子と一致するエントリに含まれる計算機識別子11002に登録された全ての計算機200の識別子を取得する。
なお、ステップ10040の処理では、記憶領域割当てプログラム10000は、取得された同じ業務を提供する全ての計算機200の識別子から一つの計算機200の識別子を選択する。
次に、記憶領域割当てプログラム10000は、記憶領域割当て管理テーブル2100を参照し、ステップ10040の処理で選択された識別子によって識別される計算機200にコマンドデバイスが割り当てられているか否かを判定する(ステップ10050)。なお、記憶領域割当てプログラム10000は、記憶領域割当て管理テーブル2100を参照する場合、ストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を取得し、メモリ306に記憶する。
具体的には、記憶領域割当てプログラム10000は、記憶領域割当て要求に含まれるストレージシステム400の識別子によって識別されるストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を参照する。
そして、記憶領域割当てプログラム10000は、参照する記憶領域割当て管理テーブル2100に登録されたエントリのうち、計算機識別子21003に登録された識別子が、記憶領域割当て要求に含まれる計算機200の識別子と一致するエントリのコマンドデバイス21004に「Y」が登録されているか否かを判定する。
ステップ10050の処理で、ステップ10040の処理で選択された識別子によって識別される計算機200にコマンドデバイスが割り当てられていないと判定された場合、記憶領域割当てプログラム10000は、ステップ10070の処理に進む。
一方、ステップ10050の処理で、ステップ10040の処理で選択された識別子によって識別される計算機200にコマンドデバイスが割り当てられていると判定された場合、コマンドデバイスが割り当てられている計算機200は、当該計算機200と同じ業務を提供する計算機200に新たに割り当てられる記憶領域を操作することが許可される計算機200である。よって、記憶領域割当てプログラム10000は、記憶領域割当て要求に含まれる記憶領域の識別子及びステップ10050の処理でコマンドデバイスが割り当てられていると判定された計算機200の識別子を、制御計算機管理テーブル2300に登録し(ステップ10060)、ステップ10070の処理に進む。
具体的には、記憶領域割当てプログラム10000は、記憶領域割当て要求に含まれる記憶領域の識別子を操作対象記憶領域識別子23002に登録する。そして、記憶領域割当てプログラム10000は、ステップ10050の処理でコマンドデバイスが割り当てられていると判定された計算機200の識別子を計算機識別子23003に登録する。
つまり、操作対象記憶領域識別子23002には、新たに計算機200に割り当てられる記憶領域の識別子が登録される。また、計算機識別子23003には、新たに記憶領域が割り当てられる計算機200と同じ業務を提供し、かつコマンドデバイスが割り当てられている計算機200の識別子が登録される。
次に、記憶領域割当てプログラム10000は、ステップ10040の処理で取得された同じ業務の提供する全ての計算機200の識別子に対して、ステップ10050〜ステップ10060の処理が実行されたか否かを判定する(ステップ10070)。
ステップ10070の処理で、ステップ10040の処理で取得された同じ業務の提供する全ての計算機200の識別子に対して、ステップ10050〜ステップ10060の処理が実行されていないと判定された場合、ステップ10040の処理に戻る。
ステップ10070の処理で、ステップ10040の処理で取得された同じ業務の提供する全ての計算機200の識別子に対して、ステップ10050〜ステップ10060の処理が実行されたと判定された場合、記憶領域割当てプログラム10000の処理を終了する(10080)。
図16は、本発明の第一実施形態の記憶領域割当て解除プログラム11000の処理のフローチャートである。
記憶領域割当て解除プログラム11000は、ストレージ管理計算機300に備わるメモリ306にロードされ、制御部によって実行される。
まず、記憶領域割当て解除プログラム11000が、管理者によって入力された記憶領域割当て解除要求を受ける(ステップ11010)。なお、記憶領域割当て解除要求は、記憶領域との割当ての関係が解除される計算機200の識別子、計算機200との割当ての関係が解除される記憶領域が設定されたストレージシステム400の識別子及び計算機200との割当ての関係が解除される記憶領域の識別子を含む。
次に、記憶領域割当て解除プログラム11000は、記憶領域割当て解除要求に対応する記憶領域割当て管理テーブル2100を参照し、記憶領域割当て解除要求に含まれる記憶領域の識別子によって識別される記憶領域に他の計算機200が割り当てられているか否かを判定する(ステップ11020)。なお、記憶領域割当て解除プログラム11000は、記憶領域割当て管理テーブル2100を参照する場合、ストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を取得し、メモリ306に記憶する。
具体的には、記憶領域割当て解除プログラム11000は、記憶領域割当て解除要求に含まれるストレージシステム400の識別子によって識別されるストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を参照する。
そして、記憶領域割当て解除プログラム11000は、参照する記憶領域割当て管理テーブル2100に登録されるエントリのうち、記憶領域割当て解除要求に含まれる記憶領域の識別子と一致するエントリの計算機識別子21003に、記憶領域割当て解除要求に含まれる計算機200の識別子以外の識別子が登録されているか否かを判定する。
ステップ11020の処理で、記憶領域割当て解除要求に含まれる記憶領域の識別子によって識別される記憶領域に他の計算機200が割り当てられていると判定された場合、計算機200との割当ての関係が解除される記憶領域に割り当てられている計算機200が存在しない。すなわち、計算機200との割当ての関係が解除される記憶領域を操作することを許可された計算機200が存在しない。よって、記憶領域割当て解除プログラム11000は、ステップ11050の処理に進む。
一方、ステップ11020の処理で、記憶領域割当て解除要求に含まれる記憶領域の識別子によって識別される記憶領域に他の計算機200が割り当てられていないと判定された場合、記憶領域割当て解除プログラム11000は、記憶領域割当て解除要求に対応する記憶領域管理テーブル2050に含まれる割当済20504に、計算機200に記憶領域が割り当てられていないことを示す「N」を登録する(ステップ11030)。
具体的には、記憶領域割当て解除プログラム11000は、記憶領域割当て解除要求に含まれるストレージシステム400の識別子によって識別されるストレージシステム400に記憶される記憶領域管理テーブル2050に登録されたエントリのうち、記憶領域識別子20502に登録された識別子が、記憶領域割当て解除要求に含まれる記憶領域の識別子と一致するエントリの割当済20504に「N」を登録する。
次に、記憶領域割当て解除プログラム11000は、制御計算機管理テーブル2300に登録されるエントリのうち、操作対象記憶領域識別子23002に登録される識別子が、記憶領域割当て解除要求に含まれる記憶領域の識別子と一致するエントリを削除する(ステップ11040)。
次に、記憶領域割当て解除プログラム11000は、記憶領域割当て解除要求に対応する記憶領域割当て管理テーブル2100から、記憶領域割当て解除要求に対応するエントリを削除し(ステップ11050)、記憶領域割当て解除プログラム11000の処理を終了する(ステップ11060)。
具体的には、記憶領域割当て解除プログラム11000は、記憶領域割当て解除要求に含まれるストレージシステム400の識別子によって識別されるストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100に登録されるエントリのうち、計算機識別子23003に登録される識別子が、記憶領域割当て解除要求に含まれる計算機200の識別子と一致するエントリを削除する。
図17は、本発明の第一実施形態のコマンドデバイス割当てプログラム12000の処理のフローチャートである。
コマンドデバイス割当てプログラム12000は、ストレージ管理計算機300に備わるメモリ306にロードされ、制御部によって実行される。
まず、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、コマンドデバイス割当て要求を受ける(ステップ12010)。なお、コマンドデバイス割当て要求は、新たにコマンドデバイスが割り当てられる計算機200の識別子、新たに計算機200にコマンドデバイスとして割り当てられる記憶領域が設定されたストレージシステム400の識別子及び新たに計算機200にコマンドデバイスとして割り当てられる記憶領域の識別子を含む。
次に、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、コマンドデバイス割当て要求に対応する記憶領域管理テーブル2050に含まれる割当済20504に、記憶領域が計算機200に割り当てられていることを示す「Y」を登録する(ステップ12020)。
具体的には、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、コマンドデバイス割当て要求に含まれるストレージシステム400の識別子によって識別されるストレージシステム400に記憶される記憶領域管理テーブル2050に登録されたエントリのうち、記憶領域識別子20502に登録された識別子が、記憶領域割当て要求に含まれる記憶領域の識別子と一致するエントリの割当済20504を「Y」を登録する。
そして、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、コマンドデバイス割当て要求に対応する記憶領域割当て管理テーブル2100に、新たにエントリを追加する(ステップ12030)。
具体的には、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、コマンドデバイス割当て要求に含まれるストレージシステム400の識別子によって識別されるストレージシステム400に記憶される記憶領域管理テーブル2050に新たなエントリとして、コマンドデバイス割当て要求に含まれる記憶領域の識別子を記憶領域識別子21002に登録し、コマンドデバイス割当て要求に含まれる計算機200の識別子を計算機識別子21003に登録する。また、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、追加されるエントリのコマンドデバイス21004には、「Y」を登録する。これによって、計算機200に記憶領域がコマンドデバイスとして割り当てられる。
次に、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、コマンドデバイス割当て要求に含まれるストレージシステム400の識別子によって識別されるストレージシステム400に記憶される記憶領域管理テーブル2050に登録される全てのエントリを取得する(ステップ12040)。なお、記憶領域管理テーブル2050に含まれる全てのエントリが取得されるとしたが、記憶領域管理テーブル2050に含まれる記憶領域識別子20502に登録された全ての記憶領域の識別子だけが取得されてもよい。
そして、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、コマンドデバイス割当て要求に含まれるストレージシステム400の識別子によって識別されるストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を参照し、ステップ12040の処理で取得されたエントリに含まれる記憶領域の識別子によって識別される記憶領域に計算機200が割り当てられているか否かを判定する(ステップ12050)。なお、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、記憶領域割当て管理テーブル2100を参照する場合、ストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を取得し、メモリ306に記憶する。
具体的には、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、参照する記憶領域割当て管理テーブル2100に登録されるエントリのうち、記憶領域識別子21002に登録される識別子が、ステップ12040の処理で取得された記憶領域の識別子と一致するエントリの計算機識別子21003に識別子が登録されているか否かを判定する。
ステップ12050の処理で、ステップ12040の処理で取得されたエントリに含まれる記憶領域の識別子によって識別される記憶領域に計算機200が割り当てられていないと判定された場合、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、ステップ12080の処理に進む。
一方、ステップ12050の処理で、ステップ12040の処理で取得されたエントリに含まれる記憶領域の識別子によって識別される記憶領域に計算機200が割り当てられていると判定された場合、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、その記憶領域に割り当てられている計算機200の識別子を取得し、ステップ12070の処理に進む。
次に、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、業務管理テーブル1100を参照し、ステップ12050の処理で取得された計算機200の識別子によって識別される計算機200は、コマンドデバイス割当て要求に含まれる計算機200の識別子によって識別される計算機200と同じ業務を提供するか否かを判定する(ステップ12060)。なお、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、業務管理テーブル1100を参照する場合、業務計算機500に記憶される業務管理テーブル1100を取得し、メモリ306に記憶する。
具体的には、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、業務管理テーブル1100を参照し、ステップ12050の処理で取得された計算機200の識別子に一致するエントリの業務識別子11001に登録された業務の識別子が、コマンドデバイス割当て要求に含まれる計算機200の識別子に一致するエントリの業務識別子11001に登録された業務の識別子と一致するか否かを判定する。
ステップ12060の処理で、ステップ12050の処理で取得された計算機200の識別子によって識別される計算機200のいずれもが、コマンドデバイス割当て要求に含まれる計算機200の識別子によって識別される計算機200と同じ業務を提供しないと判定された場合、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、ステップ12080の処理に進む。
一方、ステップ12060の処理で、ステップ12050の処理で取得された計算機200の識別子によって識別される計算機200の少なくとも一つが、コマンドデバイス割当て要求に含まれる計算機200の識別子によって識別される計算機200と同じ業務を提供すると判定された場合、新たにコマンドデバイスが割り当てられる計算機200は、当該計算機200と同じ業務を提供する計算機200に割り当てられている記憶領域を操作することが許可される計算機200である。よって、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、コマンドデバイス割当て要求に含まれる計算機200と同じ業務を提供する計算機200の識別子を取得し、ステップ12070の処理に進む。
次に、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、コマンドデバイス割当て要求に含まれる計算機200の識別子及びステップ12060の処理でコマンドデバイス割当て要求に含まれる計算機200の識別子によって識別される計算機200と同じ業務を提供する計算機200と判定された計算機200に割り当てられた記憶領域識別子を、制御計算機管理テーブル2300に追加する(ステップ12070)。
具体的には、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、コマンドデバイス割当て要求に含まれる計算機200の識別子を、計算機識別子23003に登録する。コマンドデバイス割当てプログラム12000は、ステップ12060の処理でコマンドデバイス割当て要求に含まれる計算機200の識別子によって識別される計算機200と同じ業務を提供する計算機200と判定された計算機200に割り当てられた記憶領域の識別子を、操作対象記憶領域識別子23002に登録する。
次に、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、コマンドデバイス割当て要求に含まれるストレージシステム400の識別子によって識別されるストレージシステム400に記憶されるペア管理テーブル2200を参照し、ステップ12040の処理で取得された記憶領域の識別子によって識別される記憶領域とペアを構成する記憶領域が存在するか否かを判定する(12080)。なお、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、ペア管理テーブル2200を参照する場合、ストレージシステム400に記憶されるペア管理テーブル2200を取得し、メモリ306に記憶する。
ステップ12080の処理で、ステップ12040の処理で取得された記憶領域の識別子によって識別される記憶領域とペアを構成する記憶領域が存在しないと判定された場合、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、ステップ12120の処理に進む。
一方、ステップ12080の処理で、ステップ12040の処理で取得された記憶領域の識別子によって識別される記憶領域とペアを構成する記憶領域が存在すると判定された場合、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、コマンドデバイス割当て要求に含まれる記憶領域の識別子によって識別される記憶領域とペアを構成する記憶領域の識別子を取得し、ステップ12090の処理に進む。
コマンドデバイス割当てプログラム12000は、コマンドデバイス割当て要求に含まれるストレージシステム400の識別子によって識別されるストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を参照し、ステップ12080の処理で取得された記憶領域の識別子によって識別される記憶領域に計算機200が割り当てられているか否かを判定する(ステップ12090)。なお、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、記憶領域割当て管理テーブル2100を参照する場合、ストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を取得し、メモリ306に記憶する。
具体的には、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、参照する記憶領域割当て管理テーブル2100に登録されるエントリのうち、記憶領域識別子21002に登録される識別子が、ステップ12080の処理で取得された記憶領域の識別子と一致するエントリの計算機識別子21003に識別子が登録されているか否かを判定する。
ステップ12090の処理で、ステップ12080の処理で取得されたエントリに含まれる記憶領域の識別子によって識別される記憶領域に計算機200が割り当てられていないと判定された場合、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、ステップ12120の処理に進む。
一方、ステップ12090の処理で、ステップ12080の処理で取得されたエントリに含まれる記憶領域の識別子によって識別される記憶領域に計算機200が割り当てられていると判定された場合、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、その記憶領域に割り当てられている計算機200の識別子を取得し、ステップ12070の処理に進む。
次に、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、業務管理テーブル1100を参照し、ステップ12090の処理で取得された計算機200の識別子によって識別される計算機200は、コマンドデバイス割当て要求に含まれる計算機200の識別子によって識別される計算機200と同じ業務を提供するか否かを判定する(ステップ12100)。なお、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、業務管理テーブル1100を参照する場合、業務計算機500に記憶される業務管理テーブル1100を取得し、メモリ306に記憶する。
具体的には、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、業務管理テーブル1100を参照し、ステップ12090の処理で取得された計算機200の識別子に一致するエントリの業務識別子11001に登録された業務の識別子が、コマンドデバイス割当て要求に含まれる計算機200の識別子に一致するエントリの業務識別子11001に登録された業務の識別子と一致するか否かを判定する。
ステップ12100の処理で、ステップ12090の処理で取得された計算機200の識別子によって識別される計算機200のいずれもが、コマンドデバイス割当て要求に含まれる計算機200の識別子によって識別される計算機200と同じ業務を提供しないと判定された場合、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、ステップ12120の処理に進む。
一方、ステップ12100の処理で、ステップ12090の処理で取得された計算機200の識別子によって識別される計算機200の少なくとも一つが、コマンドデバイス割当て要求に含まれる計算機200の識別子によって識別される計算機200と同じ業務を提供すると判定された場合、新たに割り当てられるコマンドデバイスが設定されるストレージシステム400に設定されている記憶領域とペアを構成する記憶領域を操作することが許可される計算機200である。よって、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、コマンドデバイス割当て要求に含まれる計算機200と同じ業務を提供する計算機200の識別子を取得し、ステップ12110の処理に進む。
次に、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、コマンドデバイス割当て要求に含まれる記憶領域の識別子及びステップ12100の処理でコマンドデバイス割当て要求に含まれる計算機200の識別子によって識別される計算機200と同じ業務を提供する計算機200と判定された計算機200に割り当てられた記憶領域の識別子を、制御計算機管理テーブル2300に追加する(ステップ12110)。
具体的には、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、コマンドデバイス割当て要求に含まれる記憶領域の識別子を、計算機識別子23003に登録する。コマンドデバイス割当てプログラム12000は、ステップ12100の処理でコマンドデバイス割当て要求に含まれる計算機200の識別子によって識別される計算機200と同じ業務を提供する計算機200と判定された計算機200に割り当てられた記憶領域の識別子を、操作対象記憶領域識別子23002に登録する。
次に、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、ステップ12040の処理で取得された全てのエントリに対して、ステップ12050〜ステップ12110の処理が実行されたか否かを判定する(ステップ12120)。
ステップ12120の処理で、ステップ12040の処理で取得された全てのエントリに対して、ステップ12050〜ステップ12110の処理が実行されていないと判定された場合、ステップ12040の処理に戻る。
ステップ12120の処理で、ステップ12040の処理で取得された全てのエントリに対して、ステップ12050〜ステップ12110の処理が実行されていないと判定された場合、コマンドデバイス割当てプログラム12000の処理を終了する(ステップ12130)。
図18は、本発明の第一実施形態のコマンドデバイス割当て解除プログラム13000の処理のフローチャートである。
コマンドデバイス割当て解除プログラム13000は、ストレージ管理計算機300に備わるメモリ306にロードされ、制御部によって実行される。
まず、コマンドデバイス割当て解除プログラム13000が、管理者によって入力されたコマンドデバイス割当て解除要求を受ける(ステップ13010)。なお、コマンドデバイス割当て解除要求は、コマンドデバイスとの割当ての関係が解除される計算機200の識別子、計算機200との割当ての関係が解除されるコマンドデバイスである記憶領域が設定されたストレージシステム400の識別子及び計算機200との割当ての関係が解除されるコマンドデバイスである記憶領域の識別子を含む。
次に、コマンドデバイス割当て解除プログラム13000は、コマンドデバイス割当て解除要求に対応する記憶領域割当て管理テーブル2100を参照し、コマンドデバイス割当て解除要求に含まれる記憶領域の識別子によって識別される記憶領域に他の計算機200が割り当てられているか否かを判定する(ステップ13020)。なお、コマンドデバイス割当て解除プログラム13000は、記憶領域割当て管理テーブル2100を参照する場合、ストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を取得し、メモリ306に記憶する。
具体的には、コマンドデバイス割当て解除プログラム13000は、コマンドデバイス割当て解除要求に含まれるストレージシステム400の識別子によって識別されるストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を参照する。
そして、コマンドデバイス割当て解除プログラム13000は、参照する記憶領域割当て管理テーブル2100に登録されるエントリのうち、コマンドデバイス割当て解除要求に含まれる記憶領域の識別子と一致するエントリの計算機識別子21003に、コマンドデバイス割当て解除要求に含まれる計算機200の識別子以外の識別子が登録されているか否かを判定する。
ステップ13020の処理で、コマンドデバイス割当て解除要求に含まれる記憶領域の識別子によって識別される記憶領域に他の計算機200が割り当てられていると判定された場合、コマンドデバイス割当て解除プログラム13000は、ステップ13040の処理に進む。
一方、ステップ13020の処理で、コマンドデバイス割当て解除要求に含まれる記憶領域の識別子によって識別される記憶領域に他の計算機200が割り当てられていないと判定された場合、計算機200との割当ての関係が解除されるコマンドデバイスは、どの計算機200にも割り当てられていない。よって、コマンドデバイス割当て解除プログラム13000は、コマンドデバイス割当て解除要求に対応する記憶領域管理テーブル2050に含まれる割当済20504に、記憶領域が計算機200に割り当てられていないことを示す「N」を登録する(ステップ13030)。
具体的には、コマンドデバイス割当て解除プログラム13000は、コマンドデバイス割当て解除要求に含まれるストレージシステム400の識別子によって識別されるストレージシステム400に記憶される記憶領域管理テーブル2050に登録されたエントリのうち、記憶領域識別子20502に登録された識別子が、コマンドデバイス割当て解除要求に含まれる記憶領域の識別子と一致するエントリの割当済20504を「N」を登録する。
次に、コマンドデバイス割当て解除プログラム13000は、コマンドデバイス割当て解除要求に対応する記憶領域割当て管理テーブル2100を参照し、コマンドデバイス割当て解除要求に含まれる計算機200の識別子によって識別される計算機200に、コマンドデバイス割当て解除要求に含まれる記憶領域の識別子によって識別されるコマンドデバイスで以外のコマンドデバイスが割り当てられているか否かを判定する(ステップ13040)。
ステップ13040の処理で、コマンドデバイス割当て解除要求に含まれる計算機200の識別子によって識別される計算機200に、コマンドデバイス割当て解除要求に含まれる記憶領域の識別子によって識別されるコマンドデバイス以外のコマンドデバイスが割り当てられていると判定された場合、コマンドデバイス割当て解除プログラム13000は、ステップ13060の処理に進む。
一方、ステップ13040の処理で、コマンドデバイス割当て解除要求に含まれる計算機200の識別子によって識別される計算機200に、コマンドデバイス割当て解除要求に含まれる記憶領域の識別子によって識別されるコマンドデバイス以外のコマンドデバイスが割り当てられていないと判定された場合、コマンドデバイスとの割当ての関係が解除される計算機200は、どのコマンドデバイスにも割り当てられていない。従って、当該計算機200は、他の記憶領域を操作することは許可されない計算機200である。よって、コマンドデバイス割当てプログラム12000は、ステップ13050の処理に進む。
コマンドデバイス割当て解除プログラム13000は、制御計算機管理テーブル2300に登録されるエントリのうち、計算機識別子23003に登録される識別子が、コマンドデバイス割当て解除要求に含まれる計算機の識別子と一致するエントリを削除する(ステップ13050)。
次に、コマンドデバイス割当て解除プログラム13000は、コマンドデバイス割当て解除要求に対応する記憶領域割当て管理テーブル2100から、コマンドデバイス割当て解除要求に対応するエントリを削除し(ステップ13060)、コマンドデバイス割当て解除プログラム13000の処理を終了する(ステップ13070)。
具体的には、コマンドデバイス割当て解除プログラム13000は、コマンドデバイス割当て解除要求に含まれるストレージシステム400の識別子によって識別されるストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100に登録されるエントリのうち、計算機識別子23003に登録される識別子が、コマンドデバイス割当て解除要求に含まれる計算機200の識別子と一致するエントリを削除する。
図19は、本発明の第一実施形態のペア作成プログラム14000の処理のフローチャートである。
ペア作成プログラム14000は、ストレージ管理計算機300に備わるメモリ306にロードされ、制御部によって実行される。
まず、ペア作成プログラム14000が、管理者によって入力されたペア作成要求を受ける(ステップ14010)。なお、ペア作成要求は、ペアを構成する第一記憶領域が設定される第一ストレージシステム400の識別子、ペアを構成する第一記憶領域の識別子、ペアを構成する第二記憶領域が設定される第二ストレージシステム400の識別子及びペアを構成する第二記憶領域の識別子を含む。
次に、ペア作成プログラム14000は、ペア作成要求に含まれる第一ストレージシステム400の識別子によって識別される第一ストレージシステム400に記憶されるペア管理テーブル2200に、新たなエントリを追加する(ステップ14020)。なお、ペア作成プログラム14000は、ペア作成要求に含まれる第二ストレージシステム400の識別子によって識別される第二ストレージシステム400に記憶されるペア管理テーブル2200にも、新たなエントリを追加する。
具体的には、ペア作成プログラム14000は、第一ストレージシステム400に記憶されるペア管理テーブル2200の第一ストレージシステム22001に、ペア作成要求に含まれる第一ストレージシステム400の識別子を登録する。ペア作成プログラム14000は、第一記憶領域識別子22002に、ペア作成要求に含まれる第一記憶領域の識別子を登録する。
ペア作成プログラム14000は、第二ストレージシステム識別子22003に、ペア作成要求に含まれる第二ストレージシステム400の識別子を登録する。そして、ペア作成プログラム14000は、第二記憶領域識別子22004に、ペア作成要求に含まれる第二記憶領域の識別子を登録する。
次に、ペア作成プログラム14000は、ペア作成要求に含まれる第一ストレージシステム400の識別子によって識別される第一ストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を参照し、ペア作成要求に含まれる第一記憶領域の識別子によって識別される第一記憶領域が割り当てられている計算機200の識別子を取得する(ステップ14030)。なお、ペア作成プログラム14000は、第一ストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を参照する場合、第一ストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を取得し、メモリ306に記憶する。
具体的には、ペア作成プログラム14000は、参照する記憶領域割当て管理テーブル2100に登録されたエントリのうち、記憶領域識別子21002に登録された識別子が、ペア作成要求に含まれる第一記憶領域の識別子と一致するエントリの計算機識別子21003に登録された識別子を取得する。
次に、ペア作成プログラム14000は、ペア作成要求に含まれる第二ストレージシステム400の識別子によって識別される第二ストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を参照し、ペア作成要求に含まれる第二記憶領域の識別子によって識別される第二記憶領域が割り当てられている計算機200の識別子を取得する(ステップ14040)。なお、ペア作成プログラム14000は、第二ストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を参照する場合、第二ストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を取得し、メモリ306に記憶する。
具体的には、ペア作成プログラム14000は、参照する記憶領域割当て管理テーブル2100に登録されたエントリのうち、記憶領域識別子21002に登録された識別子が、ペア作成要求に含まれる第二記憶領域の識別子と一致するエントリの計算機識別子21003に登録された識別子を取得する。
次に、ペア作成プログラム14000は、業務管理テーブル1100を参照し、ステップ14030の処理で取得した計算機200の識別子によって識別される計算機200と同じ業務を提供する計算機200の識別子を取得する(ステップ14050)。なお、ペア作成プログラム14000は、業務管理テーブル1100を参照する場合、業務計算機500に記憶される業務管理テーブル1100を取得し、メモリ306に記憶する。
また、ステップ14050の処理で、ペア作成プログラム14000は、業務管理テーブル1100を参照し、ステップ14040の処理で取得した計算機200の識別子によって識別される計算機200と同じ業務を提供する計算機200の識別子を取得する。
具体的には、ペア作成プログラム14000は、業務管理テーブル1100に登録されたエントリのうち、計算機識別子11002に登録された識別子が、ステップ14030の処理で取得した計算機200の識別子と一致するエントリの業務識別子11001に登録された業務の識別子を取得する。
そして、ペア作成プログラム14000は、業務管理テーブル1100に登録されたエントリのうち、業務識別子11001に登録された業務の識別子が、取得された業務の識別子と一致するエントリに含まれる計算機識別子11002に登録された全ての計算機200の識別子を取得する。
なお、ステップ14050の処理では、ペア作成プログラム14000は、取得された同じ業務を提供する全ての計算機200の識別子から一つの計算機200の識別子を選択する。
次に、ペア作成プログラム14000は、第一ストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を参照し、ステップ14050の処理で選択された識別子によって識別される計算機200にコマンドデバイスが割り当てられているか否かを判定する(ステップ14060)。
具体的には、ペア作成プログラム14000は、第一ストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100に登録されたエントリのうち、計算機識別子21003に登録された識別子が、ステップ14050の処理で取得された計算機200の識別子と一致するエントリのコマンドデバイス21004に「Y」が登録されているか否かを判定する。
ステップ14060の処理で、ステップ14050の処理で選択された識別子によって識別される計算機200にコマンドデバイスが割り当てられていないと判定された場合、ペア作成プログラム14000は、ステップ14080の処理に進む。
一方、ステップ14060の処理で、ステップ14050の処理で選択された識別子によって識別される計算機200にコマンドデバイスが割り当てられていると判定された場合、第一記憶領域に割り当てられている計算機200と同じ業務を提供し、コマンドデバイスが割り当てられている計算機200は、第一記憶領域を操作することが許可される。よって、ペア作成プログラム14000は、ペア作成要求に含まれる第一記憶領域の識別子及びステップ14060の処理でコマンドデバイスが割り当てられていると判定された計算機200の識別子を、制御計算機管理テーブル2300に登録し(ステップ14070)、ステップ14080の処理に進む。
具体的には、ペア作成プログラム14000は、第一記憶領域の識別子を操作対象記憶領域識別子23002に登録する。そして、ペア作成プログラム14000は、ステップ14050の処理でコマンドデバイスが割り当てられていると判定された計算機200の識別子を計算機識別子23003に登録する。
次に、ペア作成プログラム14000は、第二ストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を参照し、ステップ14050の処理で選択された識別子によって識別される計算機200にコマンドデバイスが割り当てられているか否かを判定する(ステップ14080)。なお、具体的な処理については、ステップ14060の処理と同じなので説明を省略する。
ステップ14080の処理で、ステップ14050の処理で選択された識別子によって識別される計算機200にコマンドデバイスが割り当てられていないと判定された場合、ペア作成プログラム14000は、ステップ14100の処理に進む。
一方、ステップ14080の処理で、ステップ14050の処理で選択された識別子によって識別される計算機200にコマンドデバイスが割り当てられていると判定された場合、第二記憶領域に割り当てられている計算機200と同じ業務を提供し、コマンドデバイスが割り当てられている計算機200は、第二記憶領域を操作することが許可される。よって、ペア作成プログラム14000は、ペア作成要求に含まれる第二記憶領域の識別子及びステップ14060の処理でコマンドデバイスが割り当てられていると判定された計算機200の識別子を、制御計算機管理テーブル2300に登録し(ステップ14090)、ステップ14100の処理に進む。なお、具体的な処理についてはステップ14070の処理と同じであるので、説明を省略する。
つまり、操作対象記憶領域識別子23002には、新たに作成されたペアを構成する記憶領域の識別子が登録される。また、計算機識別子23003には、新たに作成されたペアを構成する記憶領域が割り当てられる計算機200と同じ業務を提供し、かつコマンドデバイスが割り当てられている計算機200の識別子が登録される。
次に、ペア作成プログラム14000は、ステップ14050の処理で取得された同じ業務の提供する全ての計算機200の識別子に対して、ステップ14060〜ステップ14090の処理が実行されたか否かを判定する(ステップ14100)。
ステップ14100の処理で、ステップ14050の処理で取得された同じ業務の提供する全ての計算機200の識別子に対して、ステップ14060〜ステップ14090の処理が実行されていないと判定された場合、ステップ14050の処理に戻る。
ステップ14100の処理で、ステップ14050の処理で取得された同じ業務の提供する全ての計算機200の識別子に対して、ステップ14060〜ステップ14090の処理が実行されたと判定された場合、ペア作成プログラム14000の処理を終了する(14110)。
図20は、本発明の第一実施形態のペア削除プログラム15000の処理のフローチャートである。
ペア削除プログラム15000は、ストレージ管理計算機300に備わるメモリ306にロードされ、制御部によって実行される。
まず、ペア削除プログラム15000が、管理者によって入力されたペア解除要求を受ける(ステップ15010)。なお、ペア解除要求は、削除するペアを構成する第一記憶領域が設定される第一ストレージシステム400の識別子、削除するペアを構成する第一記憶領域の識別子、削除するペアを構成する第二記憶領域が設定される第二ストレージシステム400の識別子及び削除するペアを構成する第二記憶領域の識別子を含む。
次に、ペア削除プログラム15000は、ペア解除要求に含まれる第一ストレージシステム400の識別子によって識別される第一ストレージシステム400に記憶されるペア管理テーブル2200からエントリを削除する(ステップ15020)。なお、ペア削除プログラム15000は、ペア解除要求に含まれる第二ストレージシステム400の識別子によって識別される第二ストレージシステム400に記憶されるペア管理テーブル2200からも、エントリを削除する。
具体的には、ペア削除プログラム15000は、第一ストレージシステム400に記憶されるペア管理テーブル2200のエントリのうち、第一ストレージシステム識別子22001に登録された識別子、第一記憶領域識別子22002に登録された識別子、第二ストレージシステム識別子22003に登録された識別子及び第二記憶領域識別子に登録された識別子が、ペア解除要求に含まれる第一ストレージシステム400の識別子、第一記憶領域の識別子、第二ストレージシステム400の識別子及び第二記憶領域の識別子と一致するエントリを削除する。
次に、ペア削除プログラム15000は、ペア解除要求に含まれる第一ストレージシステム400の識別子によって識別される第一ストレージシステム400に記憶されるペア管理テーブル2200を参照する。そして、ペア削除プログラム15000は、ペア解除要求で指定された第一記憶領域とペアを構成する、ペア解除要求で指定された第二記憶領域以外の記憶領域が存在するか否かを判定する(ステップ15030)。なお、ペア削除プログラム15000は、第一ストレージシステム400に記憶されるペア管理テーブル2200を参照する場合、第一ストレージシステム400に記憶されるペア管理テーブル2200を取得し、メモリ306に記憶する。
ステップ15030の処理で、ペア解除要求で指定された第一記憶領域とペアを構成する、ペア解除要求で指定された第二記憶領域以外の記憶領域が存在すると判定された場合、ステップ15060の処理に進む。
一方、ステップ15030の処理で、ペア解除要求で指定された第一記憶領域とペアを構成する、ペア解除要求で指定された第二記憶領域以外の記憶領域が存在しないと判定された場合、ペア削除プログラム15000は、ペア解除要求に含まれる第一ストレージシステム400の識別子によって識別される第一ストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を参照する。そして、ペア削除プログラム15000は、ペア解除要求で指定された第一記憶領域に割り当てられている計算機200が存在するか否かを判定する(ステップ15040)。なお、ペア削除プログラム15000は、第一ストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を参照する場合、第一ストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を取得し、メモリ306に記憶する。
具体的には、ペア削除プログラム15000は、参照する記憶領域割当て管理テーブル2100に登録されるエントリのうち、記憶領域識別子21002に登録された識別子が、ペア解除要求に含まれる第一記憶領域の識別子と一致するエントリの計算機識別子21003に計算機200の識別子が登録されているか否かを判定する。
ステップ15040の処理で、ペア解除要求で指定された第一記憶領域に割り当てられている計算機200が存在すると判定された場合、ステップ15060の処理に進む。
一方、ステップ15040の処理で、ペア解除要求で指定された第一記憶領域に割り当てられている計算機200が存在しないと判定された場合、第一記憶領域に割り当てられている計算機200が存在しない。すなわち、第一記憶領域を操作することを許可された計算機200が存在しない。よって、ペア削除プログラム15000は、ペア解除要求に含まれる第一ストレージシステム400の識別子によって識別される第一ストレージシステム400に記憶される制御計算機管理テーブル2300に登録されるエントリのうち、操作対象記憶領域識別子23002に登録される識別子が、ペア解除要求に含まれる第一記憶領域と一致するエントリを削除する(ステップ15050)。
次に、ペア削除プログラム15000は、ペア解除要求に含まれる第二ストレージシステム400の識別子によって識別される第二ストレージシステム400に記憶されるペア管理テーブル2200を参照する。そして、ペア削除プログラム15000は、ペア解除要求で指定された第二記憶領域とペアを構成する、ペア解除要求で指定された第一記憶領域以外の記憶領域が存在するか否かを判定する(ステップ15060)。なお、ペア削除プログラム15000は、第二ストレージシステム400に記憶されるペア管理テーブル2200を参照する場合、第二ストレージシステム400に記憶されるペア管理テーブル2200を取得し、メモリ306に記憶する。
ステップ15060の処理で、ペア解除要求で指定された第二記憶領域とペアを構成する、ペア解除要求で指定された第一記憶領域以外の記憶領域が存在すると判定された場合、ペア削除プログラム15000の処理を終了する(ステップ15090)。
一方、ステップ15060の処理で、ペア解除要求で指定された第二記憶領域とペアを構成する、ペア解除要求で指定された第一記憶領域以外の記憶領域が存在しないと判定された場合、ペア削除プログラム15000は、ペア解除要求に含まれる第二ストレージシステム400の識別子によって識別される第二ストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を参照する。そして、ペア削除プログラム15000は、ペア解除要求で指定された第二記憶領域に割り当てられている計算機200が存在するか否かを判定する(ステップ15070)。なお、ペア削除プログラム15000は、第二ストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を参照する場合、第二ストレージシステム400に記憶される記憶領域割当て管理テーブル2100を取得し、メモリ306に記憶する。
具体的には、ペア削除プログラム15000は、参照する記憶領域割当て管理テーブル2100に登録されるエントリのうち、記憶領域識別子21002に登録された識別子が、ペア解除要求に含まれる第二記憶領域の識別子と一致するエントリの計算機識別子21003に計算機200の識別子が登録されているか否かを判定する。
ステップ15070の処理で、ペア解除要求で指定された第二記憶領域に割り当てられている計算機200が存在すると判定された場合、ペア削除プログラム15000の処理を終了する(ステップ15090)。
一方、ステップ15070の処理で、ペア解除要求で指定された第二記憶領域に割り当てられている計算機200が存在しないと判定された場合、第二記憶領域に割り当てられている計算機200が存在しない。すなわち、第二記憶領域を操作することを許可された計算機200が存在しない。よって、ペア削除プログラム15000は、ペア解除要求に含まれる第二ストレージシステム400の識別子によって識別される第二ストレージシステム400に記憶される制御計算機管理テーブル2300に登録されるエントリのうち、操作対象記憶領域識別子23002に登録される識別子が、ペア解除要求に含まれる第二記憶領域と一致するエントリを削除し(ステップ15080)、ペア削除プログラム15000の処理を終了する(ステップ15090)。
本発明によれば、業務を提供する計算機200が追加される場合、管理者は、ストレージ管理計算機300を用いて、ストレージシステム400に設定される記憶領域を、追加される計算機200に割り当てる。これによって、追加された計算機200に割り当てられる記憶領域を操作できる計算機が、追加された計算機200と同じ業務を提供する計算機200に制限される。また、業務から計算機が削除される場合も、管理者は、ストレージ管理計算機300を用いて、削除される計算機200と、削除される計算機200に割り当てられている記憶領域との割当ての関係を解除する。これによって、削除される計算機200は、削除される計算機200に割り当てられていた記憶領域を操作できなくなる。
つまり、ストレージ管理計算機300を用いて、構成が変更されることによって、ストレージシステム400に記憶される制御計算機管理テーブル2300が更新される。これによって、管理者は、構成を変更する作業の他に、記憶領域を操作できる計算機を管理する必要がない。よって、業務を構成する計算機200の変更も管理者にとって容易になる。
本実施形態の計算機200は、ブレードサーバでもよい。一つの筐体内に複数のブレードサーバがある場合、一つのブレードサーバが一つの計算機200に対応する。
また、本実施形態の計算機200は、物理的な計算機上にソフトウェアによって実現される仮想計算機であってもよい。一つの物理的な計算機上に複数の仮想計算機がある場合、一つの仮想計算機が一つの計算機200に対応する。
本実施形態では、業務計算機500及びストレージ管理計算機300の2つの管理計算機が存在するが、一つの管理計算機であってもよい。この場合、一つの管理計算機は、業務計算機500及びストレージ管理計算機300に記憶されるテーブルを記憶し、業務計算機500及びストレージ管理計算機300によって実行される処理を実行する。
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態を図21及び図22を用いて説明する。
本発明の第二実施形態では、業務管理テーブル1100に含まれる計算機役割11003によって定義される計算機200の役割に基づいて、その計算機200のストレージシステム400に設定される記憶領域に対して許可される操作が決定される。
ストレージシステム400に備わる制御メモリ440には、第一実施形態の制御計算機管理テーブル2300の代りに、制御計算機操作管理テーブル2400が記憶される。
また、データ入出力処理8000において、制御計算機管理テーブル2300を参照するステップにおいて、制御計算機管理テーブル2300に代わりに、制御計算機操作管理テーブル2400を参照する。
また、ストレージ管理計算機300に備わるメモリ306には、計算機役割管理テーブル3300が記憶される。また、ストレージ管理計算機300によって実行される制御計算機管理テーブル作成プログラム9000の処理、記憶領域割当てプログラム10000の処理、コマンドデバイス割当てプログラム12000の処理及びペア作成プログラム14000の処理における制御計算機管理テーブル2300に新たにエントリが追加される処理の代わりに、制御計算機操作管理テーブル2300に新たにエントリが追加される。
また、ストレージ管理計算機300によって実行される記憶領域割当て解除プログラム11000の処理、コマンドデバイス割当て解除プログラム13000の処理及びペア削除プログラム15000の処理における、制御計算機管理テーブル2300に含まれるエントリからあるエントリを削除する処理の代わりに、制御計算機操作管理テーブル2400に含まれるエントリからあるエントリが削除される。
図21は、本発明の第二実施形態の計算機役割管理テーブル3300の構成を示す図である。
計算機役割管理テーブル3300は、計算機役割33001及び許可操作33002を含む。
計算機役割33001には、計算機200の役割を示す情報が登録される。許可操作33002には、計算機200の記憶領域に対する操作のうち、許可される操作を示す情報が登録される。
図21に示す計算機役割管理テーブル3300は、バックアップ及びデータベースの役割を果たす計算機200の記憶領域に対する操作においては、ペア操作が許可され、アーカイブの役割を果たす計算機200の記憶領域に対する操作においては、属性変更が許可されることを示す。
具体的には、バックアップの役割を果たす計算機200では、ペア操作ペアの状態を「Sync」から「Split」に変更し、記憶領域に記憶されたデータを静止化してバックアップを実行するために、ペア操作が許可される。
データベースの役割を果たす計算機200は、ペアを構成する記憶領域に記憶される各データの整合がとれたバックアップが実行されるために、データベースの静止化する機能を備える。そして、データベースの役割を果たす計算機200では、データベースが静止化されたタイミングで、ペア状態が「Split」に変更するために、ペア操作が許可される。
アーカイブの役割を果たす計算機200では、アーカイブされたデータを読取り専用のデータに変更するために、記憶領域に対する属性変更が許可される。
図22は、本発明の第二実施形態の制御計算機操作管理テーブル2400の構成を示す図である。
制御計算機操作管理テーブル2400は、ストレージシステム識別子24001、操作対象記憶領域識別子24002、計算機識別子24003及び許可操作24003を含む。
なお、ストレージシステム識別子24001、操作対象記憶領域識別子24002及び計算機識別子24003は、図9に示す制御計算機管理テーブル2300と同じであるので、説明を省略する。
許可操作24004には、計算機200の記憶領域に対する操作のうち、許可される操作を示す情報が登録される。
制御計算機操作管理テーブル2400にエントリが追加される場合、業務管理テーブル1100が参照される。そして、業務管理テーブル1100に含まれる計算機役割11003に登録された情報が取得される。そして、計算機役割テーブル3300が参照され、計算機役割33001に登録された情報が、取得された計算機役割11003に登録された情報と一致するエントリの許可操作33002に登録される情報が取得される。そして、制御計算機操作管理テーブル2400に含まれる許可操作24004に、取得された許可操作33002に登録された情報が登録される。
例えば、図5に示す業務管理テーブル1100を参照すると、サーバ2の計算機役割11003には、データベースが登録されている。また、図21に示す計算機役割管理テーブル3300を参照すると、データベースに対応する許可操作3300には、ペア操作が登録されている。よって、図22に示す制御計算機操作管理テーブル2400の計算機識別子24003がサーバ2であるエントリの許可操作24004には、ペア操作が登録される。
また、本発明の第二実施形態のストレージシステム400によって実効されるデータ入出力プログラム8000の処理において、ステップ8070の処理で、データ入出力プログラム8000は、計算機操作管理テーブル2400に含まれる許可操作24004に登録された情報と記憶領域操作要求に含まれる操作とが一致するか否かを判定する。計算機操作管理テーブル2400に含まれる許可操作24004に登録された情報と記憶領域操作要求に含まれる操作とが一致すると判定された場合、データ入出力プログラム8000は、記憶領域を操作する。一方、計算機操作管理テーブル2400に含まれる許可操作24004に登録された情報と記憶領域操作要求に含まれる操作とが一致しないと判定された場合、データ入出力プログラム8000は、記憶領域操作拒否を応答する。
管理者によって、ストレージシステムの構成が変更されると、ストレージシステム400に設定される記憶領域に対する操作を許可する計算機を管理するテーブルが更新される。よって、管理者が、ストレージシステム400の記憶領域に対する操作を許可する計算機を管理するテーブルを直接更新することなく、ストレージシステムの記憶領域を操作する計算機を制限できる。これによって、管理者のストレージを管理する負荷を軽減し、ストレージを管理するコストの増加を抑制できる。
本発明の第一実施形態の計算機システムを示す図である。 本発明の第一実施形態の業務計算機に備わるメモリを説明する図である。 本発明の第一実施形態のストレージシステムに備わる制御メモリを説明する図である。 本発明の第一実施形態のストレージ管理計算機に備わるメモリを説明する図である。 本発明の第一実施形態の業務管理テーブルの構成を示す図である。 本発明の第一実施形態の記憶領域管理テーブルの構成を示す図である。 本発明の第一実施形態の記憶領域割当て管理テーブルの構成を示す図である。 本発明の第一実施形態のペア管理テーブルの構成を示す図である。 本発明の第一実施形態の制御計算機管理テーブルの構成を示す図である。 本発明の第一実施形態のデータ入出力プログラムの処理のフローチャートである。 本発明の第一実施形態の計算機に記憶領域を割当てる際に、ストレージ管理計算機によって提供される記憶領域割当てGUIを説明する図である。 本発明の第一実施形態のストレージシステム管理テーブルの構成を示す図である。 本発明の第一実施形態の業務計算機管理テーブルの構成を示す図である。 本発明の第一実施形態の制御計算機管理テーブル作成プログラムの処理のフローチャートである。 本発明の第一実施形態の記憶領域割当てプログラムの処理のフローチャートである。 本発明の第一実施形態の記憶領域割当て解除プログラムの処理のフローチャートである。 本発明の第一実施形態のコマンドデバイス割当てプログラムの処理のフローチャートである。 本発明の第一実施形態のコマンドデバイス割当て解除プログラムの処理のフローチャートである。 本発明の第一実施形態のペア作成プログラムの処理のフローチャートである。 本発明の第一実施形態のペア削除プログラムの処理のフローチャートである。 本発明の第二実施形態の計算機役割管理テーブルの構成を示す図である。 本発明の第二実施形態の制御計算機操作管理テーブルの構成を示す図である。
符号の説明
1…計算機システム
100…ファイバチャネルスイッチ
200…業務計算機
300…ストレージ管理計算機
400…ストレージシステム
410…記憶装置
420…記憶制御装置
500…業務計算機
700…制御計算機
1100…業務管理テーブル
2050…記憶領域管理テーブル
2100…記憶領域割当て管理テーブル
2200…ペア管理テーブル
2300…制御計算機管理テーブル
2400…制御計算機操作管理テーブル
3100…ストレージシステム管理テーブル
3200…業務計算機管理テーブル
3300…計算機役割管理テーブル
4100…記憶領域割当てGUI

Claims (18)

  1. 一つ以上の計算機、前記計算機に接続される一つ以上のストレージシステム及び前記計算機及び前記ストレージシステムにアクセス可能な管理計算機を備える計算機システムにおいて、
    前記計算機は、演算処理をする第一プロセッサと、前記第一プロセッサに接続される第一メモリと、前記第一プロセッサに接続される第一インタフェースと、を備え、
    前記第一メモリは、業務を実行するためのプログラムを記憶し、
    前記第一プロセッサは、前記業務を実行するためのプログラムを実行することによって、前記業務を実行し、
    前記ストレージシステムの構成を変更するために、前記ストレージシステムに備わる記憶領域を前記第一インタフェース及び前記ストレージシステムに備わる第二インタフェースを介して操作し、
    前記ストレージシステムは、演算処理をする第二プロセッサと、前記第二プロセッサに接続される第二メモリと、前記計算機から入力を要求されたデータを記憶する前記記憶領域と、前記第二プロセッサに接続される前記第二インタフェースと、を備え、
    前記第二メモリは、前記記憶領域を操作することが許可された計算機を管理するための操作制御情報を記憶し、
    前記管理計算機は、演算処理をする第三プロセッサと、前記第三プロセッサに接続される第三メモリと、前記第三プロセッサに接続される第三インタフェースと、を備え、
    前記第三メモリは、前記ストレージシステムの構成を示す構成情報及び前記計算機によって実行される業務を管理するための業務管理情報を記憶し、
    前記第三プロセッサは、
    前記構成情報及び前記業務管理情報に基づいて、前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されているか否かを判定し、
    前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されていると判定された場合に、前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されるように、前記操作制御情報を前記第二インタフェース及び前記第三インタフェースを介して設定することを特徴とする計算機システム。
  2. 前記第二メモリは、さらに、前記構成情報を記憶し、
    前記計算機システムは、さらに、前記計算機によって実行される業務を管理する業務管理計算機を備え、
    前記業務管理計算機は、演算処理をする第四プロセッサと、前記第四プロセッサに接続される第四メモリと、前記第四プロセッサに接続される第四インタフェースと、を備え、
    前記第四メモリは、前記業務管理情報を記憶し、
    前記第三プロセッサは、
    前記第四メモリに記憶される前記業務管理情報を前記第三インタフェース及び前記第四インタフェースを介して取得し、
    前記第二メモリに記憶される前記構成情報を前記第二インタフェース及び前記第三インタフェースを介して取得し、
    前記取得された業務管理情報及び前記構成情報を前記第三メモリに記憶することを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  3. 前記計算機が前記記憶領域を操作する機能が前記計算機システムに導入された場合に、
    前記第三プロセッサは、
    前記構成情報及び前記業務管理情報に基づいて、前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されているか否かを判定し、
    前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されていると判定された場合に、前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されるように、前記操作制御情報を前記第二インタフェース及び前記第三インタフェースを介して作成することを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  4. 前記ストレージシステムの構成が変更された場合に、
    前記第三プロセッサは、
    前記構成情報及び前記業務管理情報に基づいて、前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されているか否かを判定し、
    前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されていると判定された場合に、前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されるように、前記操作制御情報を前記第二インタフェース及び前記第三インタフェースを介して更新することを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  5. 前記計算機は、少なくとも第一計算機及び第二計算機を含み、
    前記ストレージシステムに備わる記憶領域は、前記記憶領域を操作するためのコマンドが書き込まれる操作コマンド書込領域を含み、
    前記第二プロセッサは、前記操作コマンド書込領域にコマンドが書き込まれると、前記記憶領域を操作し、
    前記構成情報は、前記計算機がアクセスできる記憶領域が操作コマンド書込領域であるか否かを示す情報を管理し、
    前記第三プロセッサは、
    前記業務管理情報に基づいて、前記第一計算機と同じ業務を実行する前記第二計算機を特定し、
    前記構成情報に基づいて、前記第二計算機がアクセスできる記憶領域が前記操作コマンド書込領域であるか否かを判定し、
    前記第二計算機がアクセスできる記憶領域が前記操作コマンド書込領域である場合に、前記第一計算機がアクセスできる記憶領域の操作が前記第二計算機によって実行されることを許可し、
    前記第一計算機がアクセスできる記憶領域の操作が前記第二計算機によって実行されることが許可されるように、前記操作制御情報を前記第二インタフェース及び前記第三インタフェースを介して設定することを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  6. 前記業務管理情報は、前記計算機によって実行される業務における前記計算機の役割を含み、
    前記第三プロセッサは、前記業務管理情報に基づいて、前記計算機によって実行される業務における前記計算機の役割に対応して、前記計算機が前記記憶領域を操作できる内容を決定することを特徴とする請求項1に記載の計算機システム。
  7. 業務を実行する一つ以上の計算機及び一つ以上のストレージシステムに接続される管理計算機において、
    前記計算機は、前記ストレージシステムの構成を変更するために、前記ストレージシステムに備わる記憶領域を操作し、
    前記ストレージシステムは、
    前記計算機から入力を要求されたデータを記憶する前記記憶領域を備え、
    前記記憶領域を操作することが許可された計算機を管理する操作制御情報を記憶し、
    前記管理計算機は、演算処理をするプロセッサと、前記プロセッサに接続されるメモリと、前記プロセッサに接続されるインタフェースと、を備え、
    前記メモリは、前記ストレージシステムの構成を示す構成情報及び前記計算機によって実行される業務を管理するための業務管理情報を記憶し、
    前記プロセッサは、
    前記構成情報及び前記業務管理情報に基づいて、前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されているか否かを判定し、
    前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されていると判定された場合に、前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されるように、前記操作制御情報を前記インタフェースを介して設定することを特徴とする管理計算機。
  8. 前記ストレージシステムは、さらに、前記構成情報を記憶し、
    前記計算機システムは、さらに、前記計算機によって実行される業務を管理する業務管理計算機を備え、
    前記業務管理計算機は、前記業務管理情報を記憶し、
    前記プロセッサは、
    前記業務管理計算機に記憶された業務管理情報を前記インタフェースを介して取得し、
    前記ストレージシステムに記憶された構成情報を前記インタフェースを介して取得し、
    前記取得された業務管理情報及び構成情報を前記メモリに記憶することを特徴とする請求項7に記載の管理計算機。
  9. 前記計算機が前記記憶領域を操作する機能が前記ストレージシステムに導入された場合に、
    前記プロセッサは、
    前記構成情報及び前記業務管理情報に基づいて、前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されているか否かを判定し、
    前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されていると判定された場合に、前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されるように、前記操作制御情報を前記インタフェースを介して作成することを特徴とする請求項6に記載の管理計算機。
  10. 前記ストレージシステムの構成が変更された場合に、
    前記プロセッサは、
    前記構成情報及び前記業務管理情報に基づいて、前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されているか否かを判定し、
    前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されていると判定された場合に、前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されるように、前記操作制御情報を前記インタフェースを介して更新することを特徴とする請求項6に記載の管理計算機。
  11. 前記計算機は、少なくとも第一計算機及び第二計算機を含み、
    前記ストレージシステムに備わる記憶領域は、前記記憶領域を操作するためのコマンドが書き込まれる操作コマンド書込領域を含み、
    前記ストレージシステムは、前記操作コマンド書込領域にコマンドが書き込まれると、前記記憶領域を操作し、
    前記構成情報は、前記計算機がアクセスできる記憶領域が操作コマンド書込領域であるか否かを示す情報を管理し、
    前記プロセッサは、
    前記業務管理情報に基づいて、前記第一計算機と同じ業務を実行する前記第二計算機を特定し、
    前記構成情報に基づいて、前記第二計算機がアクセスできる記憶領域が前記操作コマンド書込領域であるか否かを判定し、
    前記第二計算機がアクセスできる記憶領域が前記操作コマンド書込領域である場合に、前記第一計算機がアクセスできる記憶領域の操作が前記第二計算機によって実行されることを許可し、
    前記第一計算機がアクセスできる記憶領域の操作が前記第二計算機によって実行されることが許可されるように、前記操作制御情報を前記インタフェースを介して設定することを特徴とする請求項6に記載の管理計算機。
  12. 前記業務管理情報は、前記計算機によって実行される業務における前記計算機の役割を含み、
    前記プロセッサは、前記業務管理情報に基づいて、前記計算機によって実行される業務における前記計算機の役割に対応して、前記計算機が前記記憶領域を操作できる内容を決定することを特徴とする請求項6に記載の管理計算機。
  13. 一つ以上の計算機、前記計算機に接続される一つ以上のストレージシステム及び前記計算機及び前記ストレージシステムにアクセス可能な管理計算機を備える計算機システムにおける操作制御情報の設定方法において、
    前記計算機は、前記ストレージシステムの構成を変更するために、前記ストレージシステムに備わる記憶領域を操作し、
    前記ストレージシステムは、
    前記計算機から入力を要求されたデータを記憶する前記記憶領域を備え、
    前記記憶領域を操作することが許可された計算機を管理する操作制御情報を記憶し、
    前記管理計算機は、
    前記ストレージシステムの構成を示す構成情報及び前記計算機によって実行される業務を管理するための業務管理情報を記憶し、
    前記構成情報及び前記業務管理情報に基づいて、前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されているか否かを判定し、
    前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されていると判定された場合に、前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されるように、前記操作制御情報を設定することを特徴とする操作制御情報の設定方法。
  14. 前記ストレージシステムは、さらに、前記構成情報を記憶し、
    前記計算機システムは、さらに、前記計算機によって実行される業務を管理する業務管理計算機を備え、
    前記業務管理計算機は、前記業務管理情報を記憶し、
    前記管理計算機は、
    前記業務管理計算機に記憶された業務管理情報を取得し、
    前記ストレージシステムに記憶された構成情報を取得し、
    前記取得された業務管理情報及び構成情報を前記メモリに記憶することを特徴とする請求項13に記載の操作制御情報の設定方法。
  15. 前記計算機が前記記憶領域を操作する機能が前記ストレージシステムに導入された場合に、
    前記管理計算機は、
    前記構成情報及び前記業務管理情報に基づいて、前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されているか否かを判定し、
    前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されていると判定された場合に、前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されるように、前記操作制御情報を作成することを特徴とする請求項13に記載の操作制御情報の設定方法。
  16. 前記ストレージシステムの構成が変更された場合に、
    前記管理計算機は、
    前記構成情報及び前記業務管理情報に基づいて、前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されているか否かを判定し、
    前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されていると判定された場合に、前記計算機による前記記憶領域の操作が許可されるように、前記操作制御情報を更新することを特徴とする請求項13に記載の操作制御情報の設定方法。
  17. 前記計算機は、少なくとも第一計算機及び第二計算機を含み、
    前記ストレージシステムに備わる記憶領域は、前記記憶領域を操作するためのコマンドが書き込まれる操作コマンド書込領域を含み、
    前記ストレージシステムは、前記操作コマンド書込領域にコマンドが書き込まれると、前記記憶領域を操作し、
    前記構成情報は、前記計算機がアクセスできる記憶領域が操作コマンド書込領域であるか否かを示す情報を管理し、
    前記プロセッサは、
    前記業務管理情報に基づいて、前記第一計算機と同じ業務を実行する前記第二計算機を特定し、
    前記構成情報に基づいて、前記第二計算機がアクセスできる記憶領域が前記操作コマンド書込領域であるか否かを判定し、
    前記第二計算機がアクセスできる記憶領域が前記操作コマンド書込領域である場合に、前記第一計算機がアクセスできる記憶領域の操作が前記第二計算機によって実行されることを許可し、
    前記第一計算機がアクセスできる記憶領域の操作が前記第二計算機にいよって実行されることが許可されるように、前記操作制御情報を設定することを特徴とする請求項13に記載の操作制御情報の設定方法。
  18. 前記業務管理情報は、前記計算機によって実行される業務における前記計算機の役割を含み、
    前記管理計算機は、前記業務管理情報に基づいて、前記計算機によって実行される業務における前記計算機の役割に対応して、前記計算機が前記記憶領域を操作できる内容を決定することを特徴とする請求項13に記載の操作制御情報の設定方法。
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