JP2008102099A - 放射性廃棄物の貯蔵設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯蔵室の壁面流路に冷却空気を導いて貯蔵室壁面を効率よく冷却し、貯蔵室の壁面温度を廃棄物収納管近傍の温度より大幅に低下させた放射性廃棄物の貯蔵設備を提供する。
【解決手段】本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備10は、貯蔵室12内に放射性廃棄物を収納可能な廃棄物収納管17が配設され、廃棄物収納管17の下方が給気ダクト23に繋がる貯蔵室12下の下部プレナム15に連通する一方、給気ダクト23と反対側の貯蔵室12に排気ダクト28が設けられ、貯蔵室12側壁と廃棄物収納管17との間を仕切ることで貯蔵室12に壁面流路26が構成され、壁面流路26は、その上端が貯蔵室12内の天井近傍に開放され、その下端が下部プレナム15に連通されて自然冷却方式が採用されたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、原子力設備で発生する放射性廃棄物の貯蔵技術に係り、特に、原子力設備等で発生する低レベル放射性廃棄物の貯蔵設備に関する。
放射性廃棄物貯蔵設備では、地下に構成されたコンクリート製ピット内に貯蔵室が形成され、この貯蔵室内に原子力発電プラント等の原子力設備で発生した放射性廃棄物、特に低レベル放射性廃棄物を貯蔵するようになっている。貯蔵室内には、貯蔵された放射性廃棄物を冷却するために、冷却通風路が形成され、放射線を遮蔽する構造となっている。
放射性廃棄物の貯蔵室は、コンクリート製ピット内に形成され、コンクリート壁で囲撓されるが、一般的なコンクリート材料は含有水のほとんどが100℃以上で蒸発してしまうことから、中性子遮蔽に有効な水素含有量を維持するために、通常の使用可能温度が65℃以下、局所的な高温部でも90℃以下に設定され、放射性廃棄物からの発熱を効率的に除熱させる必要がある。
貯蔵室内の冷却方式は、給気ダクトの給気口と排気ダクトの排気口とのヘッド差を利用した自然冷却である。冷却空気は貯蔵室の一側下部に設置された給気ダクトから取り込まれ、この給気ダクトと反対側の貯蔵室の他側に設置された排気ダクトから昇温した空気が排出されるようになっている。
特許文献1には、貯蔵室内の流量アンバランスによる各廃棄物収納管の放熱ムラを低減するために、廃棄物収納管下部から収納管表面の通風管を通って上部プレナムに流出した流れが、そのまま上昇して上部プレナム上方の左右対象位置にある排気口に流出する構造となっている。
また、特許文献2においては、廃棄物収納管表面に形成された通風管は下方が開放されて冷却空気が流入し上方に設けられた通風管の開口部から流出する構造に加えて、流出する開口部を廃棄物収納管プラグによって開閉可能にしたもので、冷却する必要のある廃棄物収納管に効率よく冷却空気が流れるようにしたものである。
さらに、特許文献3には、廃棄物収納管表面に通風管を設けると各通風管同士の間隔を設けることによる収容効率の低下や、通風管を支持する支持架台建設のための高コスト化を招き、しかも、収納管据付時の真円度調節による作業量の多大化のために、廃棄物収納管表面に通風管を設けず貯蔵室に直接廃棄物収納管を収容している。廃棄物収納管内には機密性をモニターするための圧力検知手段を設ける構造となっている。
また、特許文献4には、貯蔵室内の鋼性遮蔽壁と排気ダクト部の鋼性ダクトを連通させることによって、貯蔵室から排気ダクト部にわたってコンクリート壁面に空気断熱層の隙間を形成し、コンクリートを効果的に保護できる構造としている。
特開平7−294697号公報 特開平11−337694号公報 特開平11−271493号公報 特開2001−27695号公報
従来の放射性廃棄物の貯蔵設備においては、廃棄物収納管表面に通風管が形成されていないため、貯蔵室内を流れる冷却空気は廃棄物収納管に沿って、長手方向に上昇するとは限らず、給気ダクト側から排気ダクト側に廃棄物収納管を斜めに横切る冷却空気の流れが生じる。
廃棄物収納管を斜めに横切る冷却空気の流れによって、貯蔵室内各所の冷却空気の流量がアンバランスとなり、冷却空気の流れが阻害され、淀んでしまう領域が発生する。冷却空気が阻害され淀んでしまう領域では、貯蔵室の壁面温度が局所的に高くなってしまうという課題があった。
また、貯蔵室の壁面に形成される空気は伝熱作用によって加熱されるために、局所的に下降流が生じ、自然対流が下方に逆流してしまい、貯蔵室内や貯蔵室表面を効率よく有効的に冷却できない課題があった。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、貯蔵室の壁面流路に冷却空気を導いて貯蔵室壁面を効率よく冷却し、貯蔵室の壁面温度を廃棄物収納管近傍の温度より大幅に低下させた放射性廃棄物の貯蔵設備を提供することを目的とする。
本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備は、上述した課題を解決するために、貯蔵室内に放射性廃棄物を収納可能な廃棄物収納管が配設され、前記廃棄物収納管の下方が給気ダクトに繋がる前記貯蔵室下の下部プレナムに連通する一方、前記給気ダクトと反対側の前記貯蔵室に排気ダクトが設けられ、前記貯蔵室側壁と廃棄物収納管との間を仕切ることで前記貯蔵室に壁面流路が構成され、前記壁面流路は、その上端が前記貯蔵室内の天井近傍に開放され、その下端が下部プレナムに連通されて自然冷却方式が採用されたことを特徴とする特徴とするものである。
本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備は、上述した課題を解決するために、貯蔵室内に放射性廃棄物を収納可能な廃棄物収納管が配置され、前記廃棄物収納管の下方が給気ダクトに繋がる前記貯蔵室下の下部プレナムに連通し、前記給気ダクトと反対側の前記貯蔵室に排気ダクトが設けられ、前記貯蔵室に下部プレナムを仕切るプレナム板が敷設され、前記プレナム板に前記下部プレナムから前記廃棄物収納管に冷却空気を導く複数の通風孔が備えられたことを特徴とする特徴とするものである。
本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備においては、下部プレナムに供給される冷却空気を貯蔵室の壁面流路に導いて貯蔵室壁面を有効的に効率よく自然冷却させることができ、貯蔵室の壁面温度を廃棄物収納管近傍の温度より低下させ、放射性廃棄物からの発熱を効率よく冷却し、放熱させることができる。
また、本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備においては、下部プレナムからの冷却空気を貯蔵室の廃棄物収納管に導いて放射性廃棄物を自然冷却方式で有効的に効率よく冷却させることができる。
本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備は、原子力発電プラントで発生する放射性廃棄物、特に低レベル放射性廃棄物を自然冷却作用を利用して冷却するように構成されており、原子力発電プラントの地下に構築されたコンクリート製のピット内に放射性廃棄物の貯蔵室を形成している。放射性廃棄物の貯蔵設備は、自然冷却方式で貯蔵室内に冷却通風路を形成する一方、放射性廃棄物から放出される放射線を遮蔽する放射線遮蔽構造が採用される。冷却通風路は自然冷却方式の例を示したが、強制冷却方式であってもよい。
[第1の実施形態]
図1乃至図3は、本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の第1実施形態を示す構成図である。
図1は、第1実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10を模式的に示す縦断面図であり、図2は図1のII−II線に沿う縦断面図、図3は図1のIII−III線に沿う平断面図である。
第1実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10は、原子力発電プラントの敷地あるいは施設内の地下に構築されたコンクリート製のピット11を有し、このピット11内に自然冷却方式の貯蔵室12がボックス状あるいはチャンバ状に形成される。貯蔵室12の下部にはプレナム板13が水平方向に敷設され、このプレナム板13により上部の収納室14と下部プレナム15とに区画されている。
貯蔵室12を構成する収納室14には、1個または複数のボックス状あるいは筒状の廃棄物収納体あるいは廃棄物収納管17が配設される。廃棄物収納管17は貯蔵室12内に配設され、例えば頂部が貯蔵室天井18側に固定され、垂設される。廃棄物収納管17は、その長手方向複数箇所、例えば3箇所を収納管サポート19により支持される。廃棄物収納管17内に放射性廃棄物(体)、特に低レベル放射性廃棄物が収納され、保持される。
貯蔵室12内を上部の収納室14と下部プレナム15とに仕切るプレナム板13には、複数の通風孔21が廃棄物収納管17の取付位置に合せて形成され、複数の通風孔21は全体として格子状、クラスタ状、ハニカム状あるいは所望する適宜形状に構成される。下部プレナム15の一側には、給気口22が形成され、この給気口22に冷却空気(風)を供給する給気ダクト23が臨んでいる。給気口22は下部プレナム15の一側に側壁に沿って複数個列状に構成し、この給気口22にヘッダ配管(図示せず)を介して給気ダクト23を接続してもよい。
一方、下部プレナム15は、そのプレナム板13の通風孔21を介して貯蔵室12の収納室14に連通される一方、収納室14の頂部は貯蔵室天井18近傍で排気ダクト部入口の排気口に開放している。また、貯蔵室12の収納室14には対向する両側壁に沿って、仕切壁(板)25,25が形成され、コンクリート製ピット11と仕切壁25との間に壁面流路26が形成される。この壁面流路26は下部プレナム15からコンクリート製ピット11あるいは仕切壁25に沿って上方に延び、その頂部は貯蔵室天井18近傍で開放される。
貯蔵室天井18近傍で開放される壁面流路26および貯蔵室12の頂部は、収納室14頂部の他側に排気口27が形成される。この排気口27は水平方向の排気ダクト28から垂直排気ダクト29に通じ、上方で大気中に開放されるように構成されている。貯蔵室12の対向する側壁に沿って形成される壁面流路26は排気ダクト28や垂直排気ダクト29には設けられず、貯蔵室12内のみに形成される。壁面流路26の下端は下部プレナム15に開放され、上端は貯蔵室天井18近傍で開放されている。
次に、放射性廃棄物の貯蔵設備10の作用を説明する。
この放射性廃棄物の貯蔵設備10は、放射性廃棄物(体)、例えば低レベル放射性廃棄物を貯蔵するもので、この放射性廃棄物は、貯蔵室12内において廃棄物収納管17に収納される。貯蔵室12は、中性子遮蔽に有効な水素含有量を維持するために、通常の使用可能温度が例えば65℃以下、局所的な高温部でも例えば90℃以下とされ、コンクリート材料の含有水の蒸発を未然にかつ有効的に防止している。
放射性廃棄物の貯蔵設備10内の貯蔵室12は、放射性廃棄物からの発熱を効率的に除熱するために冷却が行なわれる。この冷却には給気ダクト口(給気口)22と排気ダクト口(排気口)27のヘッド差を利用した自然冷却方式が採用される。
貯蔵室12の下部プレナム15には、給気ダクト23から冷却空気が流入し、収納室14内の廃棄物収納管17には、プレナム板13の通風孔21から冷却空気が送り込まれ、プレナム板13の通風孔21から送り込まれた冷却空気は、図1に実線矢印Aで示すように上昇し、排気口27に導かれる。
一方、貯蔵室12の下部プレナム15に流入した冷却空気は、壁面流路26の下端が下部プレナム15と連通しているので、破線Bで示すように、チムニー効果で壁面流路26に沿って上昇する。下部プレナム15から壁面流路26に流入した冷却空気は、壁面流路26を構成する仕切板(仕切壁)25を介して、廃棄物収納管17からの放熱によって昇温しながら上昇し、貯蔵室内天井18近傍に流出する。
貯蔵室内天井18近傍に流出する空気は、廃棄物収納管17を冷却して昇温した空気と合流しながら排気口27に向って流れ、排気ダクト28および垂直排気ダクト29により上方から外部空気中に放出される。
その際、貯蔵室12の壁面流路26内の流れは、廃棄物収納管17からの放熱(伝熱)によって加温されて上昇するため、垂直方向の温度分布は、下方から上方に向って高くなり、この温度分布構造により、貯蔵室12内の収納室14内の自然流による冷却作用が促進される。
第1実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10においては、貯蔵室12を構成するピット熱と、廃棄物収納体を構成する廃棄物収納管17との間に仕切板25を設けることで壁面流路26を構成したので、コンクリート製ピット11のピット壁面、すなわち貯蔵室壁面が放射性廃棄物の廃棄物収納管17からの輻射熱によって温度上昇することを抑制することができる。
また、壁面流路26の下端を下部プレナム15と連通させ、壁面流路26に昇温していない冷却空気が自然対流作用で流入するので、貯蔵室壁面を効率よく冷却し、貯蔵室12の壁面温度を低く保つことができる。
[第2の実施形態]
図4乃至図6は、本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の第2実施形態を示す構成図である。
図4は、放射性廃棄物の貯蔵設備10Aの第2実施形態を模式的に示す縦断面図、図5は図4のV−V線に沿う縦断面図、図6は図4のVI−VI線に沿う平断面図である。
第2実施形態の放射性廃棄物の貯蔵設備10Aは、貯蔵室内に形成される壁面流路26の流路構造を第1実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10と異にし、他の構成は実質的に異ならないので同一符号を付して重複説明を省略あるいは簡素化する。
第2実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Aは、壁面流路26を構成する仕切板(仕切壁)25を保持するために壁面流路ガイドサポート30を設置したものである。壁面流路ガイドサポート30は貯蔵室12の対向壁に設けられる壁面流路26において壁面に沿うように立設され、複数が等ピッチにあるいは意図的な不等ピッチに間隔をおいて配設され、壁面流路26は複数の小流路に区画される。各小流路は、下部チャンバである下部プレナムから上方に延び、貯蔵室頂部18近傍で開放されるように構成される。
この放射性廃棄物の貯蔵設備10Aにおいて、壁面流路26は複数の壁面流路ガイドサポート30により、複数の小流路に仕切られる。各小流路は、下部プレナム15から上方に延び、貯蔵室天井18近傍で貯蔵室12内に開放される。
貯蔵室12の下部プレナム15に給気ダクト23から流入した冷却空気は、下部プレナム15を水平方向に流れながら、壁面流路26の各小流路の圧力バランスによって流量が配分される。壁面流路26の各小流路に流入した冷却空気は、各小流路内を上昇し、貯蔵室12内の天井近傍で流出する。この流出空気は、廃棄物収納管17を冷却して昇温した空気と合流しながら排気口27に導かれ、排気ダクト28および垂直排気ダクト29を通って上方から外部の大気中に排気される。
第2実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Aによれば、貯蔵室の壁面と廃棄物収納管17との間に仕切板25を設けることによって壁面流路26を形成したので、貯蔵室壁面が放射性廃棄物を収納した廃棄物収納管17からの輻射熱によって温度上昇することを抑制できる。
また、貯蔵室12に形成される壁面流路26は下端が下部プレナム15と連通させたので、この壁面流路26内に昇温していない冷却空気が案内され、貯蔵室壁面温度を低く保つことができる。
さらに、壁面流路26内を垂直方向に延びる複数の壁面流路ガイドサポート30により、複数の小流路に仕切ったので、壁面流路26内を給気ダクト23から排気ダクト28に向って斜上方に横切って流れる空気流の流れが抑制され、壁面流路26内での水平方向流量バランスが向上する。貯蔵室12の収納室14内を流れる冷却空気の流れは、実線矢印Aで示すように表わされ、壁面流路26内を流れる冷却空気は、鉛直方向に延びる小流路により破線矢印Bで示すように案内される。
この放射性廃棄物の貯蔵設備10Aにおいては、貯蔵室12の収納室14内を流れる冷却空気および貯蔵室12の壁面流路26を流れる冷却空気は、給気口22と排気口27とのヘッド差を利用した自然冷却方式であり、冷却空気送風のための動力源が不要であるので経済性がある。また、この放射性廃棄物の貯蔵設備10Aにおいて、給気ダクト側に送風機を設け、冷却空気を貯蔵室12内に強制的に案内させてもよい。
[第3の実施形態]
図7および図8は、本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の第3実施形態を示す構成図である。
図7は放射性廃棄物の貯蔵設備の第3実施形態を示す縦断面図であり、図8は図7のVIII−VIII線に沿う縦断面図である。
第3実施形態の放射性廃棄物の貯蔵設備10Bは、壁面流路構造を第1実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10と異にし、他の構成及び作用は実質的に異ならないので、同じ構成には同一符号を付し、重複説明を省略または簡素化する。
図7及び図8に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Bは、壁面流路構造を改良し、貯蔵室12の壁面に沿う壁面流路26を下部プレナム15内に延設し、壁面流路入口31を下部プレナム15内に構成したものである。
第3実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Bにおいては、給気ダクト23から貯蔵室12の下部プレナム15に案内された冷却空気は、下部プレナム15内を水平方向に流れていく過程で、下部プレナム15内に延設された壁面流路ガイドサポート30に衝突し、壁面流路26内に案内される。壁面流路ガイドサポート30は下部プレナム15内を例えば底部まで下方に延設され、かつ、貯蔵室12の壁面にリブ状あるいはフィン状に突出しており、しかも、壁面流路26を構成する仕切板25は下部プレナム15内の途中まで延びて終端しているため、下部プレナム15の下部に壁面流路26の入口部が構成される。
壁面流路26に流入した冷却空気は、壁面流路26内に設けられたガイドサポート30によって区画された各小流路内を、破線矢印Bで示すように上昇し、貯蔵室内天井18近傍に流出する一方、廃棄物収納管17を冷却して昇温した実線矢印Aで示す空気と合流しながら排気口27に導かれ、排気ダクト28から垂直排気ダクト29を経て上方から大気中に放出される。
第3実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Bは、貯蔵室壁面と廃棄物収納体である廃棄物収納管17との間に仕切板25を設けることによって壁面流路26を形成したので、貯蔵室壁面が廃棄物収納管17から放射される輻射熱によって温度上昇することを抑制することができる。
また、仕切板25により構成される壁面流路26は、その流路入口31を下部プレナム15の途中まで延設して下部プレナム15に連通させたので、壁面流路ガイドサポート30に冷却空気の流れが衝突した場合でも、冷却空気を壁面流路26内に効率よく導くことができ、導かれた冷却空気は自然冷却作用により上昇し、貯蔵室12の壁面温度を低く保つことができる。
下部プレナム15から貯蔵室12の収納室14や壁面流路26に導かれる冷却空気は自然冷却作用で上昇し、冷却空気送風のための送風機を不要とするので経済的であり、動的機器を不要とするので運転コストがかからない。
なお、貯蔵室12の収納室14や壁面流路26内を冷却空気によって強制的に送風し、収納体である廃棄物収納管を強制的に冷却し、輻射熱を除去するようにしてもよい。
[第4の実施形態]
図9および図10は、本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の第4実施形態を示す構成図である。
図9は、放射性廃棄物の貯蔵設備10Cの第4実施形態を示す縦断面図であり、図10は放射性廃棄物の貯蔵設備10Cに備えられる壁面流路構造の上部を示す部分断面図である。
この実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Cは、壁面流路構造の上部側を改良したものであり、他の構成および作用は第1実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10と異ならないので、同じ構成には同一符号を付して重複説明を省略あるいは簡素化する。
図9および図10に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Cは、壁面流路26の上部に、壁面流路26の廃棄物収納管17側に貯蔵室12の天井壁18より垂直フローガイド32を所要の間隔をおいて垂設したものである。フローガイド32は、貯蔵室天井壁18から垂下され、仕切板25の頂部とオーバラップするように延びて終端している。仕切板25により構成される壁面流路26の頂部にジグザグ状の折り返し流路33が構成される。
この放射性廃棄物の貯蔵設備10Cでは壁面流路26を上昇する破線矢印Bの冷却空気は、壁面流路26内を上昇した後に貯蔵室天井18近傍で垂直フローガイド32に沿って流出する。一方、廃棄物収納管17からの発熱によって加熱されて上昇する冷却空気は、貯蔵室天井18にあたってから下降する流れを生じるが、貯蔵室壁面近傍における天井側からの逆流Aは壁面流路26の上端から流れ込むことなくフローガイド32に沿って流れる。
本実施形態によれば、貯蔵室12の壁面とボックス状あるいは筒状収納体である廃棄物収納管17との間に仕切板25を設けることによって壁面流路26を形成したので、貯蔵室壁面が廃棄物収納管17からの輻射熱によって温度上昇することを抑制できる。また、廃棄物収納管17部で温度上昇した実線矢印Aで示す冷却空気の流れが貯蔵室12の壁面近傍で天井側から逆流して壁面流路26に流れ込むことを抑制したので、貯蔵室壁面温度を低く保つことができる。
第4実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Cでは、貯蔵室12の壁面と廃棄物収納体である廃棄物収納管17との間に仕切板25を設けて壁面流路26を形成したので、貯蔵室壁面が廃棄物収納管17から放射される輻射熱によって温度上昇するのを有効的に効率よく抑制することができる。
また、仕切板25により構成される壁面流路26は、頂部側の廃棄物収納管17側にフローガイド32が重複され、このフローガイド32が収納室14内を上昇する冷却空気の流れをガイドし、壁面流路26に流入するのを阻止する邪魔板として機能するので、収納室14内を上昇する冷却空気流(実線矢印A、A)が壁面流路26内に流入するのを確実かつ未然に防止することができる。したがって、下部プレナム15から壁面流路26内に案内される冷却空気に収納室14内の冷却空気流が混入することがなく、壁面流路26に導かれた冷却空気は、自然冷却作用により上昇し、貯蔵室12の壁面温度を低く保つことができる。
この放射性廃棄物の貯蔵設備10Cでは、下部プレナム15から貯蔵室12の収納室14や壁面流路26に導かれる冷却空気は自然冷却作用でチムニー効果で上昇し、冷却空気の送風のための送風機を不要とするので経済的であり、運転コストがかからない。
なお、第4実施形態の放射性廃棄物の貯蔵設備10Cにおいては、壁面流路26の上昇(頂部)側を改良した例を示したが、この貯蔵設備10Cに第2および第3実施形態の放射性廃棄物の貯蔵設備10A、10Bを組み合わせて用いるようにしてもよい。
[第5の実施形態]
図11および図12は、本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の第5実施形態を示す構成図である。
図11は、放射性廃棄物の貯蔵設備10Dの第5実施形態を示す縦断面図であり、図12は放射性廃棄物の貯蔵設備10Dに備えられる壁面流路構造の上部を示す部分断面図である。
この実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Dは、壁面流路構造の上部側を改良したものであり、他の構成および作用は第1実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10と異ならないので、同じ構成には同一符号を付して重複説明を省略あるいは簡素化する。
図11および図12に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Dは、壁面流路26の頂部(上部)側に間隔をおいて水平フローガイド34を設け、このフローガイド34が壁面流路26の流出口側を覆うようにオーバラップさせて、廃棄物収納体である廃棄物収納管17側に延設し、途中で終端させたものである。仕切板25により構成される壁面流路26の頂部側を覆い、貯蔵室12の収納室14内を上昇する実線矢印Aで示す冷却空気が壁面流路26に流れ込まないように、貯蔵室12の頂部に冷却空気流Aのための反転流管35を構成したものである。
この放射性廃棄物の貯蔵設備10Dにおいては、壁面流路26を上昇する冷却空気の流れ(破線矢印B)は、壁面流路26内を上昇した後に貯蔵室天井18近傍で水平フローガイド34に衝突し、このフローガイド34に沿って流出する。一方、廃棄物収納管17からの発熱によって加熱されて収納室14内を上昇する空気(実線矢印A)は、貯蔵室天井18に当たってから下降する流れ(実線矢印A)を生じるが、貯蔵室12の壁面近傍における天井側からの逆流Aは壁面流路26の上端から流れ込むことなく水平フローガイド34に沿って流れる。
本実施形態によれば、貯蔵室壁面と廃棄物収納体17との間に仕切板25を設けることによって壁面流路26を形成したので、貯蔵室壁面が廃棄物収納体17からの輻射熱によって温度上昇することを抑制できる。また、収納体である廃棄物収納管17部で温度上昇した流れが壁面近傍で天井側から逆流して壁面流路26に流れ込むことを抑制したので、貯蔵室壁面温度を低く保つことができる。
第5実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Dでは、貯蔵室12の壁面と廃棄物収納体である廃棄物収納管17との間に仕切板25を設けて壁面流路26を形成したので、貯蔵室壁面が廃棄物収納管17から放射される輻射熱によって温度上昇するのを有効的に効率よく抑制することができる。
また、仕切板25により構成される壁面流路26は、頂部側に水平フローガイド34が流出口を覆うように設けられ、このフローガイド34が貯蔵室12の収納室14内を上昇する冷却空気の流れをガイドし、壁面流路26へ流入するのを阻止する邪魔板として機能するので、収納室14内を上昇する冷却空気流Aが、壁面流路26に流入するのを確実かつ未然に防止することができる。したがって、下部プレナム15から壁面流路26内に案内される冷却空気に、収納室14内の冷却空気流が流入するのを防止でき、壁面流路26に導かれた冷却空気は、チムニー効果で自然冷却作用により上昇し、貯蔵室12内の壁面温度を低く保つことができる。
この放射性廃棄物の貯蔵設備10Dでは、貯蔵室12の収納室14内を上昇する冷却空気流Aは、貯蔵室12の頂部にフローガイド34で形成された反転流路35に案内されて反転し、壁面流路26の流出口から流出される冷却空気流と合流して貯蔵室12の排気口側に導かれる。
第5実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Dでは、下部プレナム15から貯蔵室12の収納室14や壁面流路26に導かれる冷却空気は、自然冷却作用で上昇し、冷却空気の送風のための送風機を不要とするので、経済的であり、運転コストがかからない。
なお、この放射性廃棄物の貯蔵設備10Dにおいては、壁面流路26の上昇(頂部)側を改良した例を示したが、この貯蔵設備10Dに第2および第3実施形態に示された壁面流路構造を組み合わせて用いてもよい。
[第6の実施形態]
図13および図14は、本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の第6実施形態を示す構成図である。
図13は、第6実施形態に示される放射性廃棄物の貯蔵設備10Eを模式的に示す縦断面図であり、図14は図13のXIV−XIV線に沿う縦断面図である。
この実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Eは、仕切板25によって構成される壁面流路構造を改良したものであり、他の構成および作用は第1実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10と異ならないので、同じ構成には同一符号を付して重複説明を省略あるいは簡素化する。
第6実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Eは、仕切板25により構成される壁面流路26が貯蔵室12の収納室14内に開放せず、収納室14とはセパレートされるように形成したものである。壁面流路26は、下部プレナム15内に形成される流入口から、貯蔵室12の排気口27に連通するように構成され、壁面流路26は途中で貯蔵室12の収納室14に開放されない。貯蔵室12には一側下部に給気口22が他側上部に排気口27がそれぞれ形成される。
第6実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Eにおいては、放射性廃棄物収納体である廃棄物収納管17は、貯蔵室天井18側が固定されて貯蔵室12内に垂設状態で配列されており、廃棄物収納管17は長手方向複数箇所、例えば3箇所を収納管サポート19によって支持されている。貯蔵室12の下方には水平方向に広がる下部プレナム15があり、下部プレナム15と廃棄物収納管領域(収納室14)との間にプレナム板13が設置される。プレナム板13には廃棄物収納管17の位置に合わせた通風孔21と、貯蔵室壁面近傍に形成された壁面流路26に連通する隙間が開いている。壁面流路26は排気ダクト28や垂直排気ダクト29には設けず貯蔵室12内にのみ形成される。壁面流路26は貯蔵室12の下端の下部プレナム15に開放され、上端は貯蔵室天井18まで仕切板25で仕切られており、壁面流路26の頂部は排気口29側が開放されている。
本実施形態の放射性廃棄物の貯蔵設備10Eにおいて、下部プレナム15には給気ダクト23から冷却空気が流入し、廃棄物収納管17にはプレナム板13に設置された通風孔21から冷却空気が送り込まれる。
一方、壁面流路26においても壁面流路26の下端が下部プレナム15に連通するようにしたので、給気ダクト23から壁面流路26に流入した冷却空気は貯蔵室天井18に向って上昇し、貯蔵室天井18近傍で排気ダクト27の方向に向って流出する。壁面流路26内では破線矢印Bで示すように冷却空気が流れ、廃棄物収納管17部からの伝熱によって加温されることによって温度上昇するため、垂直方向の温度分布が下から上に向って大きくなるように貯蔵室内の壁面流路26が設置されている。
本実施形態によれば、貯蔵室壁面と廃棄物収納体17との間に仕切板25を設けることによって壁面流路26を形成したので、貯蔵室壁面が廃棄物収納体17からの輻射熱による壁面温度の上昇を抑制することができる。また、壁面流路26の下端を下部プレナム15と連通させたので、壁面流路26には昇温していない冷却空気が流入し、さらにこの壁面流路26は貯蔵室天井18近傍で廃棄物収納管17で加熱された空気と混合することなく排気ダクト28に流出されるため、貯蔵室12の壁面温度を大幅に低く保つことができる。
第6実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Eでは、壁面流路26を形成する仕切板(仕切壁)25の頂部は、貯蔵室天井18に固定され、壁面流路26の両側は仕切り板25が貯蔵室12の両側壁側に固定されることで、貯蔵室12の収納室14とは気密状態に保たれる。壁面流路26の下端側は、下部プレナム15内に延びて途中で終端し、下部プレナム15内に開放されている。
この第6実施形態の放射性廃棄物の貯蔵設備10Eでは、下部プレナム15内に開口する壁面流路26は、収納室14内に連通されて開放することなく、排気口27に導かれる。このため、壁面流路26は貯蔵室12内の収納室14内を上昇する冷却空気流と混合することがなく、排気ダクト28に連通され、貯蔵室12内の壁面流路を効率よく有効的に冷却し、低く保つことができる。
[第7の実施形態]
図15および図16は、本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の第7実施形態を示す図である。
この実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Fは、壁面流路26の流路構造を改良し、壁面流路26の頂部側を天井流路37と連通させ、この天井流路37を介して排気口27から排気ダクト28に連通させたものであり、他の構成は、第1実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10と略実質的に異ならないので、同じ構成には同一符号を付して重複説明を省略あるいは簡素化する。
図15および図16に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Fは、複数の廃棄物収納管17が貯蔵室天井18側に固定されて貯蔵室12内に配列しており、廃棄物収納管17は長手方向複数箇所、例えば3箇所を収納管サポート19によって支持される。貯蔵室12の下方には水平方向に広がる下部プレナム15があり、下部プレナム15と収納管領域の収納室14との間にプレナム板13が設置される。このプレナム板13には廃棄物収納管17位置に合わせた通風孔21と、貯蔵室12の壁面近傍に形成された壁面流路26に連通する隙間が開いている。
壁面流路26は排気ダクト28や垂直排気ダクト29には設けられておらず、貯蔵室12内にのみ形成される。壁面流路26の下端は下部プレナム15に開放され、その上端は貯蔵室天井18に設けられた天井流路37と連通しており、天井流路37は排気ダクト28側が開放されている。天井流路37は貯蔵室12の頂部近傍に敷設された頂部仕切板38により構成される。
本実施形態においては、下部プレナム15に給気ダクト23から冷却空気が流入し、廃棄物収納管17にはプレナム板13に設置された通風孔21から冷却空気が送り込まれ実線矢印Aで示されるように案内される。
一方、壁面流路26においても壁面流路26の下端が下部プレナム15に連通するようにしたので、給気ダクト23から壁面流路26に流入した冷却空気は、貯蔵室天井18に向かって破線矢印Bで示すように、上昇して天井流路37に流れ込み、天井流路37を排気ダクト28に向かって水平方向に破線矢印Bで示すように、流れながら排気口27から排気ダクト28に流出する。壁面流路26内の流れは廃棄物収納管17部からの伝熱によって加温されることによって上昇するため、垂直方向の温度分布が下から上に向かって大きくなるように貯蔵室12内に設置される。
本実施形態によれば、貯蔵室壁面と廃棄物収納管17との間に仕切板25を設けることによって壁面流路26を形成し、さらに貯蔵室天井18近傍にも天井流路37を形成したので、貯蔵室壁面やその天井18が廃棄物収納管17からの噴射熱によって温度上昇することを抑制できる。
また、壁面流路26の下端を下部プレナム15と連通させたので、壁面流路26には昇温していない冷却空気が流入し、さらに壁面流路26に流入した冷却空気が廃棄物収納管17で加熱された空気と混合することなく排気口27から排気ダクト28に流出されるため、貯蔵室壁面および天井温度を大幅に低く保つことができる。排気ダクト28に流出した空気流は、ここで、貯蔵室12の収納室14から流出される空気流を混合させて上方から大気中に放出される。
[第8の実施形態]
図17および図18は、本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の第8実施形態を示す図である。
この実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Gは壁面流路26を貯蔵室12の3側壁、例えば少なくとも給気側側壁に沿って構成し、この壁面流路26と天井流路37とを組み合わせたもので、他の構成は、第1実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10と実質的に異ならないので同じ構成には同一符号を付して重複説明を省略あるいは簡素化する。この放射性廃棄物の貯蔵設備10Gでは、貯蔵室12の壁面流路26を、排気口27側の側壁面を除いた3側壁に形成した例を示したが、壁面流路26は貯蔵室12の全周囲の側壁面に沿って形成してもよい。すなわち、放射性廃棄物の貯蔵設備10Gには、給気側や両側壁の壁面流路26だけでなく、排気側にも壁面流路を形成してもよい。
第8実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Gは、給気ダクト23側にある貯蔵室12の側壁面上に給気側壁面流路26を形成し、この壁面流路26の下端を下部プレナム15に連通させ、上端を天井流路37に連通させたものである。
本実施形態において、給気ダクト23から給気側壁面流路26に流入した流れは、給気側壁面流路26内を破線矢印Bで示すように上昇し天井流路37に流れ込み、天井通路37で他の壁面流路26からの流れと混合しながら排気口27から排気ダクト28に向かって、水平方向に破線矢印Bで示すように流れながら排気ダクト28に流出される。壁面流路26内の流れは廃棄物収納管17部からの伝熱によって加温されることによって上昇するため、壁面流路26は垂直方向の温度分布が下から上に向かって大きくなるように貯蔵室12内に設置されている。
本実施形態によれば、貯蔵室壁面と廃棄物収納管17との間に給気側にも仕切板25を設けることによって給気側壁面流路26を形成し、貯蔵室天井18近傍にも天井流路37を形成したので、貯蔵室壁面やその天井18が廃棄物収納管17からの輻射熱によって温度上昇することを抑制できる。
また、給気側壁面流路26の下端を下部プレナム15と連通させたので、壁面流路26には昇温していない冷却空気が流入し、さらに壁面流路26に流入した空気が廃棄物収納管17部で加熱された空気と混合することなく排気ダクト28に流出されるため、貯蔵室壁面および天井温度を大幅に低く保つことができる。
[第9の実施形態]
図19および図20は、本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の第9実施形態を示す図である。
この実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Hは、貯蔵室12を上部の収納室14と下部プレナム15とに仕切る仕切板13を改造したものである。他の構成および作用は、図1に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10と実質的に異ならないので、同じ構成には同一符号を付して重複説明を省略あるいは簡素化する。図19に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Hに、第1実施形態から第8実施形態に示すように壁面流路26を構成したり、また、第7実施形態および第8実施形態に示すように、天井流路37を構成してもよい。
この放射性廃棄物の貯蔵設備10Hでは、貯蔵室12に敷設される仕切板としてのプレナム板13に、複数の通風孔21が給気側から排気側に向って順次小さくなるように形成したものである。
本実施形態では、複数の廃棄物収納管17が貯蔵室天井18側に固定されて垂設され、貯蔵室12内に林立状態で配列されており、廃棄物収納管17は長手方向複数箇所、例えば3箇所を収納管サポート19によって支持されている。貯蔵室12の下方には水平方向に広がる下部プレナム15があり、下部プレナム15と廃棄物収納管領域の収納室14との間にプレナム板13が設置され、このプレナム板13には廃棄物収納管17位置に合わせた通風孔21が形成されている。この通風孔21の大きさは給気側から排気側に向かって徐々に小さくなるように構成される。
本実施形態において、下部プレナム15には給気ダクト23から冷却空気が流入し、廃棄物収納管17にはプレナム板13に設置された通風孔21から冷却空気が送り込まれる。各通風孔21への流量配分は、下部プレナム15から通風孔21を通って廃棄物収納管群を通過して排気ダクト28に到達するまでの圧力損失バランスによって決まるため、廃棄物収納管群の距離を長く収納管群での圧力損失が大きい給気側の通風孔21のサイズを大きくして入口損失を低減する。また、収納管群の距離が短く収納管群での圧力損失が小さい排気側の通風孔21のサイズは小さく、収納室14の入口側の入口損失を大きくすることで廃棄物収納管17部への流量バランスを向上させることができる。
本実施形態の放射性廃棄物の貯蔵設備10Hによれば、各廃棄物収納管17への流量バランスが向上するため、流れづらい給気側壁面近傍の天井温度を低減することができ、貯蔵室12の壁面を有効的に冷却することができる。
[第10の実施形態]
図21は、本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備10Iの第10実施形態を示す部分的断面図である。
この実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Iは、仕切板としてのプレナム板13の通風孔21構造を改良したものであり、他の構成および作用は第1実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10と実質的に異ならないので、同じ構成には同一符号を付して重複説明を省略あるいは簡素化する。貯蔵室12に形成される壁面流路26や天井流路37は第1実施形態から第8実施形態に示すように構成し、これらの流路構造と組み合わせてもよい。
第10実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Iは、貯蔵室天井側に複数の廃棄物収納管17が固定されて林立状態に配列される。廃棄物収納管17は、貯蔵室12内で長手方向複数箇所、例えば3箇所が収納管サポート19によって支持される。
貯蔵室12の下方には水平方向に広がる下部プレナム15があり、下部プレナム15と廃棄物収納管17領域との間にプレナム板13が設置される。プレナム板13には廃棄物収納管17位置に合わせた通風孔21があり、この通風孔21の中心線Oが通風孔21上方にある廃棄物収納管17群の管中心線Lより給気側に若干シフトされて構成される。
本実施形態において、下部プレナム15には給気ダクト23からの冷却空気が流入し、廃棄物収納管17にはプレナム板13に設置された通風孔21から冷却空気が送り込まれる。各通風孔21へは給気ダクト23側から冷却空気が流入するため、下部プレナム15での流れ方向と同じ方向には流れやすく、反対方向には流れにくくなっている。このため通風孔21とその上方の廃棄物収納管21群の位置を相対的にシフトさせ、通風孔21が給気側にずれるように配置することで、通風孔21を通過した後に下部プレナム15の流れと反対方向に向かう流れの圧力損失を低減して流れやすくし、分流をスムーズに行なうことができる。
本実施形態によれば、通風孔21上方の収納管群近傍の流量バランスが向上するため、廃棄物収納管部の最高温度を低減させることができる。
[第11の実施形態]
図22は、本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の第11実施形態を示す部分的な断面図である。
この実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Jは、仕切板としてのプレナム板13の通風孔21構造を改良したものであり、他の構成および作用は、第1実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10と実質的に異ならないので、同じ構成には同一符号を付して重複説明を省略あるいは簡素化する。貯蔵室12に形成される壁面流路26や天井流路37は第1実施形態から第8実施形態に示すように構成し、これらの流路構造と組み合わせてもよい。
本実施形態の放射性廃棄物の貯蔵設備10Jは、貯蔵室天井18側に複数の廃棄物収納管17が貯蔵室天井18側に垂下状態で固定されて貯蔵室12内に配列しており、収納管17は長手方向複数箇所、例えば3箇所を収納管サポート19によって支持される。貯蔵室12の下方には水平方向に広がる下部プレナム15があり、この下部プレナム15と廃棄物収納管17の領域との間にプレナム板13が設置される。プレナム板13には廃棄物収納管17位置に合わせた通風孔21が形成されており、通風孔21の給気側が面取りされて面取りテーパ部40が形成される。
本実施形態において、下部プレナム15には給気ダクト23から冷却空気が流入され、流入された冷却空気は廃棄物収納管17にプレナム板13に設置された通風孔21から送り込まれる。各通風孔21へは給気ダクト23側から冷却空気が流入するため、下部プレナム15での流れ方向と同じ方向には流れやすく、反対方向には流れにくくなっている。しかし、プレナム板13の通風孔21の給気側の面だけ面取りテーパ部40を設けることによって、通風孔21に流入する際の流れの剥離が抑制され、通風孔21を通過した後に下部プレナム15の流れと反対方向に向かう冷却空気の流れの圧力損失を低減して流れやすくすることができる。
本実施形態によれば、第10実施形態に示すものと同じく通風孔21上方の収納管群近傍の流量バランスが向上するため、廃棄物収納管部の最高温度を低減することができる。
[第12の実施形態]
図23および図24は本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の第12実施形態を示す図である。
この実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Kは、貯蔵室12内に配設される廃棄物収納管17の支持構造に工夫を施したものであり、他の構成および作用は第1実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10と実質的に異ならないので、同じ構成には同一符号を付して重複説明を省略あるいは簡素化する。第12実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Kは、貯蔵室12に形成される壁面流路26や天井流路37を第2実施形態から第8実施形態に示すように構成して、これらの流路構造を組み合わせてもよい。
第12実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備10Kは、複数の廃棄物収納管17が貯蔵室天井18側に垂下状態で固定されて貯蔵室12内に配列しており、廃棄物収納管17は長手方向複数箇所、例えば3箇所を炭素鋼などの高熱伝導性の収納管サポート19によって支持される。収納管サポート19は壁面に接する個所ではそれよりも低熱伝導材41を用いている。貯蔵室12の下方には水平方向に広がる下部プレナム15があり、下部プレナム15と廃棄物収納管領域との間にプレナム板13が設置される。プレナム板13には廃棄物収納管位置に合わせた通風孔21が形成されている。
本実施形態において、廃棄物収納管17からの放熱Qの大部分は熱伝達によって収納管表面を流れる冷却空気に伝熱するが、放熱の一部Q、Qは収納管サポート19に熱伝導によって伝熱する。収納管サポート19に伝わった熱はサポート表面の熱伝達による熱抵抗とサポート材の熱伝導率による熱抵抗のバランスによって周囲に伝熱するが、このとき貯蔵室壁面に接する収納管サポート19に低熱伝導材41を用いることによって貯蔵室12の壁面側への伝熱量を抑制することができる。収納管サポート19は低熱伝導材41を介して貯蔵室12の壁面に固定される。
本実施形態によれば、貯蔵室12の壁面側への伝熱が抑制されるので貯蔵室壁面温度を低く保つことができる。また、貯蔵室中央の収納管サポート材としての高熱伝導率材を用いることによって、反壁面側への伝熱が促進されるので貯蔵室12内で水平方向の放熱ムラを抑制することも期待できる。
本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の第1実施形態を示す縦断面図。 図1のII−II線に沿う縦断面図。 図1のIII−III線に沿う平断面図。 本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の第2実施形態を示す縦断面図。 図4のV−V線に沿う縦断面図。 図4のVI−VI線に沿う平断面図。 本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の第3実施形態を示す縦断面図。 図7のVIII−VIII線に沿う縦断面図。 本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の第4実施形態を示す縦断面図。 第4実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備の壁面流路構造を示す部分断面図。 本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の第5実施形態を示す縦断面図。 第5実施形態に示された放射性廃棄物の貯蔵設備の流路構造を示す部分断面図。 本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の第6実施形態を示す縦断面図。 図13のXIV−XIV線に沿う縦断面図。 本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の第7実施形態を示す縦断面図。 図15のXVI−XVI線に沿う縦断面図。 本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の第8実施形態を示す縦断面図。 図17のXVIII−XVIII線に沿う縦断面図。 本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の第9実施形態を示す縦断面図。 図19のXX−XX線に沿う平断面図。 本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の第10実施形態を示す部分的な断面図。 本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の第11実施形態を示す部分的な断面図。 本発明に係る放射性廃棄物の貯蔵設備の第12実施形態を示す縦断面図。 図23に示された貯蔵流路の要部を示す部分的な断面図で、廃棄物収納管からの伝熱経路を示す図。
符号の説明
10,10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10H,10I,10J,10K 放射性廃棄物の貯蔵設備
11 コンクリート製ピット
12 貯蔵室
13 プレナム板(仕切板)
14 収納室
15 下部プレナム
17 廃棄物収納管(廃棄物収納体)
18 貯蔵室天井
19 収納管サポート
21 通風孔
22 給気口
23 給気ダクト
25 仕切壁(仕切板)
26 壁面流路
27 排気口
28 排気ダクト
29 垂直排気ダクト
30 壁面流路ガイドサポート
31 壁面流路入口
32,34 フローガイド
33 折り返し流路
35 反転流路
37 天井流路
38 頂部仕切板(天井仕切板)
40 面取りテーパ部
41 低熱伝導材

Claims (15)

  1. 貯蔵室内に放射性廃棄物を収納可能な廃棄物収納管が配設され、
    前記廃棄物収納管の下方が給気ダクトに繋がる前記貯蔵室下の下部プレナムに連通する一方、前記給気ダクトと反対側の前記貯蔵室に排気ダクトが設けられ、
    前記貯蔵室側壁と廃棄物収納管との間を仕切ることで前記貯蔵室に壁面流路が構成され、
    前記壁面流路は、その上端が前記貯蔵室内の天井近傍に開放され、その下端が下部プレナムに連通されて自然冷却方式が採用されたことを特徴とする放射性廃棄物の貯蔵設備。
  2. 前記貯蔵室側壁上に形成される壁面流路は水平方向に複数の小流路に分割されたことを特徴とする請求項1記載の放射性廃棄物の貯蔵設備。
  3. 前記貯蔵室側壁上に形成される壁面流路は、貯蔵室側壁と廃棄物収納管との間が仕切板に仕切られて構成され、前記仕切板の下端は、下部プレナムまで延設されたことを特徴とする請求項1記載の放射性廃棄物の貯蔵設備。
  4. 前記貯蔵室側壁と廃棄物収納管との間に仕切板が設けられて壁面流路が構成され、
    前記壁面流路の上端は前記貯蔵室内天井近傍で開放され、前記仕切板と廃棄物収納管との間にフローガイドが前記貯蔵室天井側から設置された請求項1記載の放射性廃棄物の貯蔵設備。
  5. 前記貯蔵室側壁と廃棄物収納管との間に仕切板が設けられて壁面流路が構成され、
    前記壁面流路の上端は前記貯蔵室内天井近傍で開放され、前記壁面流路と貯蔵室天井との間に前記壁面流路の開口を上方からカバーするフローガイドが設置された請求項1記載の放射性廃棄物の貯蔵設備。
  6. 前記貯蔵室側壁と廃棄物収納管との間に仕切板が設けられて壁面流路が構成され、
    前記壁面流路の上端は貯蔵室天井まで延びて終端する一方、前記壁面流路は前記排気ダクト部入口で開放された請求項1記載の放射性廃棄物の貯蔵設備。
  7. 前記貯蔵室側壁と廃棄物収納管との間に仕切板が設けられて壁面流路が構成されるとともに、前記貯蔵室天井と平行に天井流路が構成され、
    前記壁面流路の上端が前記天井流路に連通され、この天井流路は排気ダクト部入口で開放された請求項1記載の放射性廃棄物の貯蔵設備。
  8. 前記給気ダクト側の貯蔵室側壁と廃棄物収納管との間に仕切板が設けられて壁面流路が構成されるとともに、前記貯蔵室天井と平行に天井流路が構成され、
    前記壁面流路の上端が前記天井流路に連通され、この天井流路は排気ダクト部入口で開放された請求項1記載の放射性廃棄物の貯蔵設備。
  9. 前記貯蔵室にプレナム板が敷設されて下方に下部プレナムが構成され、
    前記プレナム板には下部プレナムから前記廃棄物収納管に冷却空気を導く複数の通風孔が形成され、
    前記通風孔の大きさは前記貯蔵室の給気側から排気側に向って小さくなるように形成された請求項1記載の放射性廃棄物の貯蔵設備。
  10. 前記廃棄物収納管は、収納管サポートにより前記貯蔵室に支持され、前記収納管サポートは、前記貯蔵室壁面に接する部分の熱伝導率が貯蔵室壁面に接しない部分の熱伝導率より低いサポート材料で構成された請求項1記載の放射性廃棄物の貯蔵設備。
  11. 貯蔵室内に放射性廃棄物を収納可能な廃棄物収納管が配置され、
    前記廃棄物収納管の下方が給気ダクトに繋がる前記貯蔵室下の下部プレナムに連通し、前記給気ダクトと反対側の前記貯蔵室に排気ダクトが設けられ、
    前記貯蔵室に下部プレナムを仕切るプレナム板が敷設され、前記プレナム板に前記下部プレナムから前記廃棄物収納管に冷却空気を導く複数の通風孔が備えられたことを特徴とする放射性廃棄物の貯蔵設備。
  12. 前記プレナム板に形成される通風孔の大きさは前記貯蔵室の給気側からその排気側に向って小さくなるように構成された請求項11記載の放射性廃棄物の貯蔵設備。
  13. 前記プレナム板に形成される通風孔は、中心線が通風孔上方に位置する廃棄物収納管の中心線あるいは廃棄物収納管群の各中心線より給気側になるように配置された請求項11記載の放射性廃棄物の貯蔵設備。
  14. 前記プレナム板に形成される通気孔は、下部プレナムの入口給気側に面取りが施された請求項11記載の放射性廃棄物の貯蔵設備。
  15. 前記廃棄物収納管は、前記貯蔵室に収納サポートにより支持され、前記収納管サポートは、前記貯蔵室の壁面に接する部分の熱伝導率が貯蔵室壁面に接しない部分の熱伝導率より低いサポートで構成された請求項11記載の放射性廃棄物の貯蔵設備。
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