JP2008100014A - 解錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不正な解錠を抑制することが可能な、遊技機に用いられる解錠装置の提供。
【解決手段】発信IDと発信IDに対応する応答IDとを関連付けるコード表をそれぞれ有する電子鍵部および解錠部を具備する。電子鍵部および解錠部のいずれか一方は発信IDを送信し、電子鍵部および解錠部の他方は発信IDを受信し発信IDに対応する応答IDを送信し、電子鍵部および解錠部の一方は送信された応答IDを受信し、受信した応答IDと送信した発信IDに対応する応答IDとが一致した場合、解錠部は機械的な鍵を用いた解錠を可能とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、解錠装置に関し、特に、電子鍵部と解錠部とを有する解錠装置に関する。
解錠装置は高いセキュリティが求められている。例えば、遊技機の枠扉に用いられる解錠装置は、不正防止の観点から特に高いセキュリティが求められる。遊技機の枠扉の解錠方法としては、機械的な鍵を用いる方法、磁気カードを用いる方法がある。さらに、特許文献1には、赤外線リモコンと遊戯機との間でコード化された信号を送受信し枠扉を解錠する技術が開示されている。
特開平7−31742号公報
例えば、遊戯機の枠扉に機械的な鍵を用いる場合、錠を機械的に開けることが可能である。磁気カードを用いる場合、磁気カードのコードを読み取ることにより、解錠が可能となってしまう。赤外線でコード化された信号を送受信する場合、赤外線のコードを読み取ることにより解錠が可能となってしまう。このように、従来の技術では、遊技機の枠扉の解錠を行うことが容易であり、遊技機の枠扉を開ける不正行為を有効に防止することができなかった。また、特許文献1の技術では、不正防止のためコードの変更を行うことはできるが、コードライタを用いコードの変更を行っている。そのため、コード変更する際に作業が必要となってしまう。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、不正な解錠を抑制することが可能な解錠装置を提供することを目的とする。
本発明は、発信情報と該発信情報に対応する応答情報とを関連付けるコード表をそれぞれ有する電子鍵部および解錠部であって、前記電子鍵部および前記解錠部のいずれか一方は前記発信情報を送信し、前記電子鍵部および前記解錠部の他方は前記発信情報を受信し前記発信情報に対応する応答情報を送信し、前記電子鍵部および前記解錠部の前記一方は送信された前記応答情報を受信し、受信した前記応答情報と送信した前記発信情報に対応する応答情報とが一致した場合、前記解錠部は機械的な鍵を用いた解錠を可能とする前記電子鍵部および前記解錠部を具備し遊技機に用いられる解錠装置である。本発明によれば、受信した応答情報と送信した発信情報に対応する応答情報とが一致した場合でなければ、機械的な鍵を用いた解錠が可能とならない。よって、遊戯本体の電源が遮断されている状態では機械的に解錠することはできない。さらに、電子的な情報が一致した場合に機械的な解錠を可能とする。よって、より高セキュリィティな遊戯機用解錠装置を提供することができる。
上記構成において、前記解錠部が解錠可能とした場合、次に解錠する際に使用する発信情報に関する情報を記憶する記憶部を具備し、前記電子鍵部および前記解錠部の前記一方は、次に解錠する際に前記記憶部に記憶した前記記憶情報に対応する発信情報を送信する構成とすることができる。この構成によれば、次に解錠する場合、異なる発信情報を用いるため、発信情報を読み取られたとしても不正が行われることを抑制することができる。また、遊技場においては、多くの遊技機を有しているため、同じ鍵を用いて多数の遊技機の枠扉を開けることとなる。その際も発信情報が毎回異なるためより高セキュリティを実現することができる。
本発明は、発信情報と該発信情報に対応する応答情報とを関連付けるコード表をそれぞれ有する電子鍵部および解錠部であって、前記電子鍵部および前記解錠部のいずれか一方は前記発信情報を送信し、前記電子鍵部および前記解錠部の他方は前記発信情報を受信し前記発信情報に対応する応答情報を送信し、前記電子鍵部および前記解錠部の前記一方は送信された前記応答情報を受信し、受信した前記応答情報と送信した前記発信情報に対応する応答情報とが一致した場合、前記解錠部は解錠可能とする前記電子鍵部および前記解錠部と、前記解錠部が解錠可能とした場合、次に解錠する際に使用する発信情報に関する記憶情報を記憶する記憶部と、を具備し、前記電子鍵部および前記解錠部の前記一方は、次に解錠する際に前記記憶部に記憶した前記記憶情報に対応する発信情報を送信することを特徴とする解錠装置である。本発明によれば、電子的な情報が一致した場合に解錠を可能とする。また、次に解錠する場合、異なる発信情報を用いるため、発信情報を読み取られたとしても不正な解錠を抑制することができる。
上記構成において、前記電子鍵部および前記解錠部の前記一方は前記電子鍵部であり、前記電子鍵部および前記解錠部の前記他方は前記解錠部である構成とすることができる。この構成によれば、電子鍵部の電源の容量が小さい場合も電子鍵部の電源の消費を抑制することができる。
上記構成において、前記電子鍵部は、受信した前記応答情報と送信した前記発信情報に対応する応答情報とが一致した場合、前記解錠部に解錠信号を送信し、前記解錠部は、前記解錠信号に基づき、解錠可能とする構成とすることができる。この構成によれば、電子鍵部が受信した応答情報に対応し、解錠部が解錠可能とすることができる。
上記構成において、前記解錠部は機械的な鍵を用いた解錠を可能とする構成とすることができる。
上記構成において、前記電子鍵部は機械的な鍵と一体に形成されている構成とすることができる。この構成によれば、電子鍵部と鍵部とを個々に管理する必要がない。
上記構成において、機械的に解錠するために前記機械的な鍵を前記解錠部に配置した状態において、前記発信情報または前記応答情報を送受信する前記電子鍵部の送受信部および前記解錠部の送受信部が対向する構成とすることができる。
上記構成において、前記発信情報および前記応答情報の送信は赤外線を用いる構成とすることができる。この構成によれば、赤外線は直進性が強く伝搬範囲が狭いため、近くの解錠部が誤動作することを抑制することができる。
本発明によれば、不正な解錠を抑制することが可能な解錠装置を提供することができる。
以下、図面を用い本発明の実施例を説明する。
図1(a)は弾球遊技機(パチンコ)の枠に設けられた解錠部10の正面図、図1(b)は側面図、図1(c)が背面図である。図1(a)を参照に、実施例1の解錠部10のフロントパネル42の正面には、機械的な鍵14を挿入する鍵穴21を有するシリンダ22、赤外線が出射および入射するレンズ26、および電子制御部20が設けられている。図1(b)を参照に、電子制御部20には赤外線送受信部24が設けられている。電子制御部20からソレノイド30に駆動信号を伝送するケーブル28が接続している。ソレノイド30は駆動信号により押棒31を上下させる。押棒31にはロックレバー32が当接する。ロックレバー32は支点35を支点に回転する。ロックレバー32の他端にはロックピン34が設けられている。図1(b)および図1(c)を参照に、ロックピン34はシリンダ先端に固定されたカム36の孔に挿入されている。カム36はドアロック38を駆動する。一方専用キー11には電子鍵部12と機械的な鍵14が設けられている。ソレノイド30が駆動しない状態では、カム36のピン受け部37にピン34が挿入されているため、機械的な鍵14を回してもカム36は回転しない。よって、扉を開けることはできない。
図2は専用キ−11の電子鍵部12および電子制御部20の内部を透視して示した図である。機械的な鍵14が鍵穴21に挿入された状態で、電子鍵部12のレンズ16と電子制御部20のレンズ26とが対向するように設けられている。電子鍵部12のプリント基板60には赤外線を出射するLED(Light Emitting Diode)64と赤外線を検知する受光素子62とが設けられている。電子制御部20のプリント基板50には赤外線を出射するLED54と赤外線を検知する受光素子52とが設けられている。レンズ16およびレンズ26は、LED64を出射した赤外線が受光素子52に入射し、LED54を出射した赤外線が受光素子62に入射するように設けられている。また、散乱光が電子鍵部12および電子制御部20に入射することを抑制するフィルタとしても機能する。
図3は電子鍵部12および解錠部10のブロック図である。電子鍵部12は、LED64、受光素子62以外に、CPU(中央演算装置)68、I/F(インターフェース)回路66、不揮発性メモリ70およびボタン電池72を有している。CPU68はI/F回路66を制御し、LED64から信号を送信させ、受光素子62に信号を受信させる。また、不揮発性メモリ70(例えば、フラッシュメモリ)にデータを記憶および読み出しさせる。ボタン電池72は、これらに電源を供給する。
解錠部10の電子制御部20はLED54、受光素子52以外に、CPU58、I/F回路56、78、ソレノイド駆動回路76を有している。CPU58は、I/F回路56を制御し、LED54から信号を送信させ、受光素子52に信号を受信させる。また、ソレノイド駆動回路76にソレノイド30に電流を流し押棒を駆動させる。さらに、I/F回路78にパチンコ本体58と情報の送受信をさせる。さらに、不揮発性メモリ75(例えば、フラッシュメモリ)にデータを記憶および読み出しさせる。パチンコ本体58からは、ソレノイド駆動回路76用に例えばDC24V、CPU58他の回路に例えばDC5Vが供給される。
次に実施例1に係る解錠部10の動作について説明する。図4は電子鍵部12の不揮発性メモリ70および電子制御部20の不揮発性メモリ75に記憶されているコード表を示す図である。コード表には、アドレス1から29に対応する発信ID(発信情報)と発信IDに対応した応答ID(応答情報)が記載されている。実施例1の例ではアドレスは29まで、発信IDおよび応答IDは16進数で2桁(つまり4バイト)であるが、アドレス数、発信IDおよび応答IDの大きさは任意に設計可能である。図5(a)から図5(c)はそれぞれ1回目の解錠から3回目の解錠で用いるアドレス、発信ID、応答IDを示している。
図6は電子鍵部12が行う制御フロー、図7は電子制御部20が行う制御フローを示すフローチャートである。図8は電子鍵部12と電子制御部20との信号の送受信を示す図である。図7を参照に、電子制御部20のLED54は通信開始コマンドを送信する(ステップS30)。CPU58は、受光素子52が発信IDを受信したか判断する(ステップS32)。発信IDを受信しなければ、スッテプS30に戻る。このようにして、電子制御部20は定期的にLED54から通信開始コマンドを送信している。図6を参照に、電子鍵部12のCPU68は受光素子62が通信開始コマンドを受信するまで待機する(ステップS10)。図6および図8を参照に、機械的な鍵14が鍵穴21に挿入されると、受光素子62はLED54が出射した通信開始コマンドを受信する。図6を参照に、CPU68は不揮発性メモリ70より発信IDのアドレスを取得する(ステップS12)。図5(a)を参照に、発信IDのアドレスが“1”である場合を説明する。図6および図8を参照に、電子鍵部12のLED64は電子制御部20の受光素子52に対しアドレス“1”に対応する発信ID“FF”を送信する。
図7を参照に、電子制御部20のCPU58は発信IDを受信したかを判断する(ステップS32)。CPU58は、発信IDを受信すると、図8のコード表に発信IDに対応する応答IDがあるかを判断する(ステップS34)。図8を参照に、発信ID“FF”には応答ID“22”が対応する。図7および図8を参照に、電子制御部20のLED54は電子鍵部12の受光素子62に対し応答ID“22”を送信する(ステップS36)
図6を参照に、電子鍵部12のCPU68は応答IDを受信したか判断する(ステップS16)。応答IDを受信していなければ、CPU58はタイムアップかを判断する(ステップS18)。タイムアップであれば終了する。タイムアップでなければ、応答IDを受信するまで待機する。ステップS16において、応答IDを受信していれば、CPU68は応答IDが図4のコード表と一致するかを判断する(ステップS20)。図4を参照に、発信ID“FF”に対応する応答IDは“22”である。受光素子62が受信した応答IDは“22”である。よって、ステップS22に進む、CPU68は最後のアドレスか判断する(ステップS22)。最後のアドレスでない場合、アドレスインクシメントし(ステップS24)、ステップS14に戻る。図6および図8を参照に、次のアドレス“2”の発信ID“70”を送信する。ステップS20において、Noの場合、例えば図9(a)を参照に、受光素子62が受信した応答IDは“23”である。この場合、受信した応答IDがコード表の応答IDと一致しない。よって、ID異常であり、図6のステップS20のように終了する。
図7を参照に、電子制御部20のCPU58は受光素子52が解除コマンドを受信したか判断する(ステップS38)。解除コマンドを受信していなければ、CPU58は、発信IDを受信したか判断する(ステップS42)。発信IDを受信していなければ、CPU58はタイムアップかを判断する(ステップS44)。タイムアップであれば終了する。タイムアップでなければ、ステップS38に戻り、解除コマンドまたは受信コードの受信のため待機する。ステップS42において、受信コードを受信した場合、CPU58は、受信した発信IDがコード表の対応する発信IDかを判断する(ステップS43)。図4を参照に、発信ID“70”は応答ID“22”のアドレス“1”の次のアドレス“2”の発信IDである。よって、受信した発信IDがコード表の対応する発信IDであり、ステップS36に戻る。ステップS36において、次のアドレス“2”の応答ID“67”を送信する。ステップS43において、Noの場合、例えば図9(b)を参照に、受光素子52が受信した応答IDは“FF”である。この場合、受信した応答IDがコード表の応答IDと一致しない。よって、ID異常であり、図7のステップS43のように終了する。図5(a)および図8の例では、発信IDおよび応答IDの送受信および確認を5回繰り返す。
図6および図8を参照に、ステップS22において、最後のアドレスの場合、図5(a)を参照にアドレス“5”の場合、電子鍵部12のCPU68はLED54に解除コマンドを送信させる(ステップS26)。図7を参照に、ステップS38において、電子制御部20のCPU58が受光素子52が解除コマンドを受信したと判断した場合、CPU58はソレノイド駆動回路76にソレノイド30を駆動させる(ステップS40)
図10(a)から図10(c)を参照に、ソレノイド30が押棒31が押し出すと、押棒31はL字のロックレバー32の一端を押し下げる。ロックレバー32の角部は支点35になっており、ロックレバー32の他端がフロントパネル42側に傾斜する。ロックレバー32の他端に接続されたピン34がカム36のピン受け部37から抜ける。
図11(a)から図11(c)を参照に、専用キー11の機械的な鍵14を回すと、カム36が回転し、ドアロック38を押し上げ、パチンコ機本体ステー40が可動となる。よって、扉を開放することができる。電子制御部20のソレノイド駆動回路76がソレノイド30の駆動を停止すると、押棒31は収納される。ロックレバー32はバネ33により元の位置に戻り、カム36のピン受け部37にピン34が戻る。
図6を参照に、CPU68は、次のアドレス“6”を不揮発性メモリ70に記憶する。次に電子鍵部を使用する際は、不揮発性メモリ70に記憶されたアドレス“6”を用いる。以上のように、実施例1に係る解錠装置は動作する。
実施例1においては、図6のステップS14のように電子鍵部12が解錠部10の電子制御部20に発信ID(発信情報)を送信する。図7のステップS32およびS42のように、解錠部10の電子制御部20は、発信IDを受信する。図7のステップS36のように、発信IDに対応する応答ID(応答情報)を電子鍵部12に送信する。図6のステップS16のように、電子鍵部12は、応答IDを受信する。そして、ステップS20のように、受信した応答IDと送信した発信コードに対応する応答IDとが一致した場合、図7のステップS40、図10および図11のように、解錠部10は機械的な鍵を用いた解錠を可能とする。遊技機の枠扉は高いセキュリティを要求される。実施例1においては電子的なコードが一致した場合に機械的な解錠を可能とする。よって、より高セキュリィティな解錠装置を提供することができる。実施例1によれば、受信した応答IDと送信した発信コードに対応する応答IDとが一致した場合でなければ、機械的な鍵14を用いた解錠が可能とならない。よって、遊戯機本体の電源が遮断されている状態では機械的に解錠することはできない。例えば、遊技場では夜間は遊戯機本体の電源は遮断されており、このとき遊技機が開けられ不正行為が行われることを抑制することができる。
コード表は発信IDと発信IDに対応する応答IDとが関連付けられていれば図8のコード表には限られない。また、実施例1は電子鍵部12が発信IDを送信し、解錠部10が応答IDを送信する例であるが、解錠部10が発信IDを送信し、電子鍵部12が応答IDを送信してもよい。この場合、電子鍵部12は解錠コードを送信しなくともよい。しかし、電子鍵部12が通信開始コマンドを定期的に発信することとなる。このため、電子鍵部12の電源がボタン電池72のように電源容量が小さい場合、ボタン電池72の寿命が短くなってしまう。よって、電子鍵部12が発信IDを送信し、解錠部10が応答IDを発信することが好ましい。電子鍵部12が発信IDを送信し解錠部10が応答IDを発信する構成においては、図6のステップS20のように、電子鍵部12は、受信した応答IDと送信した発信IDに対応する応答IDとが一致した場合、ステップS26のように解錠部10に解錠コード(解錠信号)を送信する。図7のステップS38のように、解錠部10は、解錠コードに基づき、ステップS40のように、解錠可能とすることが好ましい。これにより、電子鍵部12が受信した応答IDに対応し、解錠部10が解錠可能とすることができる。
図6のステップS28のように、CPU68は、解錠部10が解錠可能とした場合、コード表のうち機械的な解錠を可能とした際の発信ID“12”のアドレス“5”次のアドレス“6”を次に解錠する際に使用する発信コードに関する情報(記憶情報)として不揮発性メモリ70(記憶部)に記憶する。図5(b)および図6のステップS12およびS14のように、電子鍵部12は、次に解錠する際は不揮発性メモリ70に記憶したアドレス“6”に対応した発信ID“27”を送信する。これにより、次に解錠する場合、異なる発信IDを用いるため、発信IDを読み取られらとしても不正が行われることを抑制することができる。また、特許文献1のようなコードを変更するための作業も必要ない。さらに、例えば遊技場においては、多くの遊技機を有しているため、同じ鍵を用いて多数の遊技機の枠扉を開けることとなる。その際も実施例1によれば、発信IDが毎回異なるためより高セキュリティを実現することができる。なお、不揮発性メモリ70に記憶する記憶情報は、次に解錠する際に使用する発信IDに関する情報であればよい。例えば、現在のアドレス“5”を記憶し、次回はアドレス“5”の次のアドレス“6”の発信IDを用いることもできる。現在のアドレス以外のアドレスをランダムに記憶し、次のアドレスとすることもできる。
また、図10(a)から図11(c)において、解錠部10は機械的な鍵14を用いた解錠を可能としなくとも、例えばカムに接続された取っ手を回転することにより解錠可能とする等、他の手段を用い解錠を可能としてもよい。しかしながら、電子的なコードが一致し、かつ機械的な鍵により解錠することにより、高セキュリティな解錠装置を提供することができる。図5(a)から図5(c)および図8のように、発信IDと応答IDとの送受信は5回であったが、少なくとも1回の送受信が行われればよく、発信IDと応答IDとの送受信回数は任意の回数とすることができる。発信IDおよび応答IDの送受信は非接触な通信手段であればよく、例えば、微弱電波や音波等を用いることもできる。しかしながら、近くの遊技機の誤動作を抑制するためには、直進性が強く伝搬範囲が限定的な赤外線が好ましい。
専用キー11のように、電子鍵部12は機械的な鍵14とは一体に形成されていることが好ましい。これにより、電子鍵部12と機械的な鍵14とを個々に管理する必要がない。また、機械的な鍵14を鍵穴21に挿入した状態、つまり機械的に解錠するために機械的な鍵14を解錠部10に配置した状態において、電子鍵部12のレンズ16(発信IDまたは応答IDを送受信する送受信部)と電子制御部20のレンズ26(発信IDまたは応答IDを送受信する送受信部)とが対向する配置とすることが好ましい。これにより、操作者は電子的なコードの送受信を意識することなく解錠することができる。LED64、受光素子62並びにLED54、受光素子52はそれぞれ複数設けることもできる。例えば、電子鍵部12の両側に設けることもできる。
実施例2は電子鍵部12と機械的な鍵14とが分離している例である。図12を参照に、電子鍵部12aを有する専用キ−11bと機械的な鍵14を有する専用キー11aとは物理的に分離している。その結果、電子制御部20aはシリンダ22とは離れて設けられている。その他の構成は実施例1と同じであり説明を省略する。実施例2のように、電子鍵部12と機械的に解錠するための機械的な鍵14とは分離していてもよい。
実施例1および実施例2は遊技機として弾球遊技機(パチンコ)の枠扉の解錠装置を例に説明したが、パチンコ以外の遊技機にも用いることができる。また、高セキュリティが要求される遊技機以外の用途の解錠装置に本発明を用いることもできる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
図1(a)は実施例1に係る解錠装置の正面図、図1(b)は側面図、図1(c)は背面図である。 図2は実施例1に係る解錠装置の電子鍵部および電子制御部の拡大図である。 図3は実施例1に係る解錠装置のブロック図である。 図4は実施例1のコード表を示す図である。 図5(a)から図5(c)は、一回目から三回目に用いる発信IDおよび応答IDを示す図である。 図6は電子鍵部の動作を示すフローチャートである。 図7は電子制御部の動作を示すフローチャートである。 図8は電子鍵部と電子制御部との間の送受信を示す図である。 図9(a)および図9(b)は電子鍵部と電子制御部との間の送受信が失敗した例を示す図である。 図10(a)は解錠装置が解錠する動作を示す正面図、図10(b)は側面図、図10(c)は背面図(その1)である。 図11(a)は解錠装置が解錠する動作を示す正面図、図11(b)は側面図、図11(c)は背面図(その2)である。 図12は実施例2に係る解錠装置の側面図である。
符号の説明
10 解錠部
12 電子鍵部
14 機械的な鍵
16、26 レンズ
20 電子制御部
21 鍵穴
22 シリンダ
24 赤外線送受信装置
70 不揮発性メモリ

Claims (9)

  1. 発信情報と該発信情報に対応する応答情報とを関連付けるコード表をそれぞれ有する電子鍵部および解錠部であって、前記電子鍵部および前記解錠部のいずれか一方は前記発信情報を送信し、前記電子鍵部および前記解錠部の他方は前記発信情報を受信し前記発信情報に対応する応答情報を送信し、前記電子鍵部および前記解錠部の前記一方は送信された前記応答情報を受信し、受信した前記応答情報と送信した前記発信情報に対応する応答情報とが一致した場合、前記解錠部は機械的な鍵を用いた解錠を可能とする前記電子鍵部および前記解錠部を具備し遊技機に用いられる解錠装置。
  2. 前記解錠部が解錠可能とした場合、次に解錠する際に使用する発信情報に関する記憶情報を記憶する記憶部を具備し、
    前記電子鍵部および前記解錠部の前記一方は、次に解錠する際に前記記憶部に記憶した前記記憶情報に対応する発信情報を送信することを特徴とする請求項1記載の解錠装置。
  3. 発信情報と該発信情報に対応する応答情報とを関連付けるコード表をそれぞれ有する電子鍵部および解錠部であって、前記電子鍵部および前記解錠部のいずれか一方は前記発信情報を送信し、前記電子鍵部および前記解錠部の他方は前記発信情報を受信し前記発信情報に対応する応答情報を送信し、前記電子鍵部および前記解錠部の前記一方は送信された前記応答情報を受信し、受信した前記応答情報と送信した前記発信情報に対応する応答情報とが一致した場合、前記解錠部は解錠可能とする前記電子鍵部および前記解錠部と、
    前記解錠部が解錠可能とした場合、次に解錠する際に使用する発信情報に関する記憶情報を記憶する記憶部と、を具備し、
    前記電子鍵部および前記解錠部の前記一方は、次に解錠する際に前記記憶部に記憶した前記記憶情報に対応する発信情報を送信することを特徴とする解錠装置。
  4. 前記電子鍵部および前記解錠部の前記一方は前記電子鍵部であり、前記電子鍵部および前記解錠部の前記他方は前記解錠部であることを特徴とする請求項2または3のいずれか一項記載の解錠装置。
  5. 前記電子鍵部は、受信した前記応答情報と送信した前記発信情報に対応する応答情報とが一致した場合、前記解錠部に解錠信号を送信し、
    前記解錠部は、前記解錠信号に基づき、解錠可能とすることを特徴とする請求項4記載の解錠装置。
  6. 前記解錠部は機械的な鍵を用いた解錠を可能とすることを特徴とする請求項3に記載の解錠装置。
  7. 前記電子鍵部は機械的な鍵と一体に形成されていることを特徴とする請求項1または6記載の解錠装置。
  8. 機械的に解錠するために前記機械的な鍵を前記解錠部に配置した状態において、前記発信情報または前記応答情報を送受信する前記電子鍵部の送受信部および前記解錠部の送受信部が対向することを特徴とする請求項7記載の解錠装置。
  9. 前記発信情報および前記応答情報の送信は赤外線を用いることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項記載の解除装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016176694A1 (en) * 2015-04-30 2016-11-03 Bryan Michael Risi Actuating assembly for a latching system

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