JP2008099259A - データ送信装置及びデータ受信装置 - Google Patents

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友和 佐田
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優 布施
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Takeshi Ikushima
剛 生島
Tomoaki Ohira
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Abstract

【課題】Y−00プロトコルを用いた秘密通信に関して、盗聴に対する安全性を向上させるデータ通信装置を提供する。
【解決手段】多値符号発生部111は、鍵情報11から信号レベルが略乱数的に変化する多値符号列12を発生する。多値処理部112は、情報データ10と多値符号列12とを合成し、情報データ10と多値符号列12との組み合わせに対応した複数のレベルを有する多値信号13を生成する。遅延波生成部113は、遅延プロファイル19に基づいて多値信号13の遅延波を生成し、生成した遅延波と多値信号13とを合成して、マルチパス信号20として出力する。変調部114は、マルチパス信号20を所定の変調形式で変調して、変調信号14として出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、第三者による不法な盗聴・傍受を防ぐ秘密通信を行う装置に関する。より特定的には、正規の送受信者間で、特定の符号化/復号化(変調/復調)方式を選択・設定してデータ通信を行う装置に関する。
従来、特定者同志でのみ通信を行うためには、送信/受信間で符号化/復号化のための元情報(鍵情報)を共有し、当該元情報に基づいて、伝送すべき情報データ(平文)を数学的に演算/逆演算することにより秘密通信を実現する構成が一般的に採用されている。
これに対して、近年、伝送路における物理現象を積極的に利用した暗号方式がいくつか提案されている。その中の1つとして、光伝送路で発生する量子雑音を利用して暗号通信を行うY−00プロトコルと呼ばれる方式がある。特許文献1には、Y−00プロトコルを用いた従来のデータ通信装置が開示されている。
図10は、Y−00プロトコルを用いた従来のデータ通信装置9の構成例を示すブロック図である。図10において、従来のデータ通信装置9は、送信部901と、受信部902とが、光伝送路910を介して接続された構成である。送信部901は、多値符号発生部911と、多値処理部912と、変調部913とを備える。受信部902は、復調部915と、多値符号発生部914と、識別部916とを備える。なお、送信部901と受信部902とは、同じ内容の鍵情報91、96を予め共有しているものとする。
送信部901において、多値符号発生部911は、鍵情報91に基づいて、“0”から“M−1”までのM個の値を有する多値の疑似乱数系列である多値符号列92を生成する。多値処理部912は、情報データ90と多値符号列92とを合成し、情報データ90と多値符号列92との組み合わせに対応したレベルを有する信号を多値信号93として生成する。具体的には、多値処理部912は、図11に示す信号フォーマットを用いて、強度変調信号である多値信号93を生成する。すなわち、多値処理部912は、多値符号列92の信号強度を2M個のレベルに分け、これらのレベルを2つずつM個の組み合わせとし、各組み合わせの一方のレベルに情報データ90の“0”を、他方のレベルに“1”を割り当てる。多値処理部912は、2M個のレベル全体では、情報データ90の“0”と“1”とが均等に分布するように、各レベルに“0”と“1”とを割り当てる。この例では、各レベルに“0”と“1”とが交互に割り当てられている。
多値処理部912は、入力される多値符号列92の値に基づいて、多値符号列92のM個のレベルの組み合わせの中から1つの組み合わせを選択する。次に、多値処理部912は、情報データ90の値に基づいて、先ほど選択した多値符号列92の組み合わせの中から一方のレベルを選択し、当該選択したレベルを有する多値信号93を生成する。なお、特許文献1には、多値符号発生部911が「送信用疑似乱数発生部」として、多値処理部912が「変調方式指定部」及び「レーザ変調駆動部」として、変調部913が「レーザダイオード」として、復調部915が「フォトディテクタ」として、多値符号発生部914が「受信用疑似乱数発生部」として、識別部916が「判定回路」として記載されている。
図12は、従来のデータ通信装置9で用いられる信号形態を説明するための模式図である。ここでは、M=4の場合の信号変化を図12(a)〜(g)を用いて説明する。例えば、図12(a)及び図12(b)に示すように、情報データ90の値が“0,1,1,
1”と、多値符号列92の値が“0,3,2,1”と変化する場合、多値信号93は、図12(c)に示すように、情報データ90と多値符号列92との組み合わせに対応したレベルを有する信号となる(図12(c)参照)。変調部913は、多値信号93を光強度変調信号である変調信号94に変換し、光伝送路910を介して送信する。
また、受信部902において、復調部915は、光伝送路910を介して伝送されてきた変調信号94を光電変換し、多値信号95として出力する。多値符号発生部914は、鍵情報96に基づいて、多値符号列92と同じ多値の疑似乱数系列である多値符号列97を生成する。識別部916は、多値符号列97の値に基づいて、多値信号95に図11に示す信号レベルの組み合わせのうちどちらが用いられているかを判断し、組み合わせに含まれる2つの信号レベルを2値識別する。
具体的には、識別部916は、図12(e)に示すように、多値符号列97の値に基づいて識別レベルを設定し、多値信号95が識別レベルよりも大きい(上)か、あるいは小さい(下)かを判断する。この例では、識別部916は、“下、下、上、下”と識別している。次に、識別部916は、多値符号列97が偶数の場合は、下側が“0”、上側が“1”、奇数の場合は、下側が“1”、上側が“0”と判定し、情報データ98として出力する。この例では、多値符号列97は、“偶数,奇数,偶数,奇数”となっているため、情報データ98は“0,1,1,1”となる。なお、多値信号95には、雑音が含まれているが、信号強度(情報振幅)を適切に選ぶことで、2値識別における誤りの発生を無視できる程度に抑えることができる。
次に、想定される盗聴について説明する。盗聴者は、送信者と受信者とが共有する鍵情報を持たない状態で、変調信号94から情報データ90または鍵情報91の解読を試みることになる。盗聴者は、正規受信者と同様の2値識別を行う場合、鍵情報を持っていないため、鍵情報が取り得る全ての値に対して識別を試みる必要がある。このような方法は、試行回数が鍵情報の長さに対して指数関数的に増大するため、鍵情報の長さが十分長い場合には現実的ではない。
そこで、より効率的な盗聴方法として、盗聴者は、図10に示すような盗聴受信部903を用いて、変調信号94から情報データ90又は鍵情報91の解読を試みることが考えられる。盗聴受信部903において、復調部921は、光伝送路910から分岐して得られる変調信号94を復調し、多値信号95を再生する。多値識別部922は、多値信号81を多値識別し、得られた情報を受信系列82として出力する。解読処理部923は、受信系列82に対して解読処理を行い、情報データ90又は鍵情報91の特定を試みる。このような解読方法を用いた場合、盗聴受信部903は、受信系列82を誤り無く多値識別することができれば、得られた受信系列82から1回の試行で鍵情報91を解読することが可能となる。
しかし、復調部921で光電変換する際に、ショット雑音が発生し、多値信号81に重畳される。このショット雑音は、量子力学の原理により必ず発生することが知られている。ここで、多値信号の信号レベルの間隔(以下、ステップ幅と称する)をショット雑音のレベルよりも十分に小さくしておけば、識別誤りによって受信した多値信号が正しい信号レベル以外の様々な多値レベルを取る可能性が無視できなくなる。よって盗聴者は、正しい信号レベルが、識別によって得られた信号レベル以外の値である可能性を考慮して解読処理を行う必要があるため、識別誤りが無い場合と比較して解読処理に要する試行回数、すなわち計算量が増大し、結果として盗聴に対する安全性が向上する。
特開2005−57313号公報
しかしながら、光伝送路910及び復調部921での雑音はランダムな過程で発生するため、盗聴者が偶発的に正しい多値信号81のレベルを長期に亘って識別できる可能性がある。このような場合、盗聴者は、識別した多値信号81のレベルを元に特定した多値符号列97に対して、擬似乱数を特定する数理アルゴリズムを適用することにより、正規受信者が持つ鍵情報96を導き出すことが可能となる。このように、従来のデータ通信装置9は、盗聴者の盗聴動作を許容する可能性があった。
それ故に、本発明の目的は、上記課題を解決するものであり、ハードウェア構成を複雑化することなく、解読処理に要する計算量を効果的に増大させ、盗聴に対する安全性を高めることのできるデータ送信装置及びデータ受信装置を提供することである。
本発明は、所定の鍵情報を用いて情報データを暗号化し、受信装置との間で秘密通信を行うデータ送信装置に向けられている。そして、上記目的を達成するために、本発明のデータ送信装置は、鍵情報から信号レベルが略乱数的に変化する多値符号列を発生する多値符号発生部と、情報データと多値符号列とを合成し、情報データと多値符号列との組み合わせに対応した複数のレベルを有する多値信号を生成する多値処理部と、所定の遅延プロファイルに基づいて、多値信号と多値信号の遅延波とが合成されたマルチパス信号を生成する遅延波生成部と、マルチパス信号を所定の変調形式で変調して、変調信号として出力する変調部とを備える。
好ましくは、遅延波生成部は、多値信号を複数の多値信号に分岐する分岐部と、分岐部で分岐された複数の多値信号のうち少なくとも1つの多値信号に、遅延プロファイルに基づいて、所定の遅延を与える遅延部と、遅延部で遅延が与えられた多値信号を所定のレベルに調整するレベル調整部と、分岐部で分岐された複数の多値信号を合成して、マルチパス信号として出力する合成部とを含む。
遅延プロファイルによって定義される遅延波の遅延時間は、多値符号列の1タイムスロット以上である。好ましくは、遅延プロファイルによって定義される遅延波の遅延時間は、多値符号列の1タイムスロットの整数倍である。
また、本発明は、所定の鍵情報を用いて暗号化された情報データを受信し、送信装置との間で秘密通信を行うデータ受信装置にも向けられている。そして、上記目的を達成するために、データ受信装置は、鍵情報から信号レベルが略乱数的に変化する多値符号列を発生する多値符号発生部と、送信装置から受信した変調信号を所定の復調方式で復調し、複数のレベルを有する多値信号のマルチパス信号を出力する復調部と、所定の遅延プロファイルに基づいて、マルチパス信号に対して等化処理を行い、マルチパス信号から遅延波の成分を除去し、多値信号として出力する等化部と、多値符号列に基づいて、多値信号から情報データを識別する識別部とを備える。
好ましくは、等化部は、マルチパス信号をフーリエ変換し、マルチパス信号の周波数スペクトルを表す第1の信号スペクトルを出力するフーリエ変換部と、所定の遅延プロファイルをインパルス応答特性と仮定し、当該インパルス応答特性の周波数特性を演算し、第1のマルチパルス周波数特性として出力する周波数特性演算部と、第1のマルチパス周波数特性の逆特性を演算し、第2のマルチパス周波数特性として出力する周波数逆特性演算部と、第1の信号スペクトルと第2のマルチパス周波数特性とを乗算し、第2の信号スペクトルとして出力する乗算部と、第2の信号スペクトルを逆フーリエ変換し、マルチパス信号に含まれる遅延波の成分を除去した多値信号を出力する逆フーリエ変換部とを含む。
また、等化部は、マルチパルス信号から遅延波の成分を除去し、多値信号として出力する遅延成分除去部と、遅延成分除去部から出力された多値信号を分岐する分岐部と、分岐された多値信号及び遅延プロファイルに基づいて、マルチパルス信号に含まれる遅延波の成分を推定し、遅延成分除去部に与える遅延成分推定部とを含んでいてもよい。
また、上述したデータ送信装置及びデータ受信装置が備える各構成が実行するそれぞれの処理は、一連の処理手順を与えるデータ送信方法及びデータ受信方法としても捉えることができる。すなわち、本発明のデータ送信方法は、鍵情報から信号レベルが略乱数的に変化する多値符号列を発生する多値符号発生ステップと、情報データと多値符号列とを合成し、情報データと多値符号列との組み合わせに対応した複数のレベルを有する多値信号を生成する多値処理ステップと、所定の遅延プロファイルに基づいて、多値信号と多値信号の遅延波とが合成されたマルチパス信号を生成する遅延波生成ステップと、マルチパス信号を所定の変調形式で変調して、変調信号として出力する変調ステップとを備える。
また、本発明のデータ受信方法は、鍵情報から信号レベルが略乱数的に変化する多値符号列を発生する多値符号発生ステップと、送信装置から受信した変調信号を所定の復調方式で復調し、複数のレベルを有する多値信号のマルチパス信号を出力する復調ステップと、所定の遅延プロファイルに基づいて、マルチパス信号に対して等化処理を行い、マルチパス信号から遅延波の成分を除去し、多値信号として出力する等化ステップと、多値符号列に基づいて、多値信号から情報データを識別する識別ステップとを備える。
以上のように、本発明のデータ送信装置によれば、遅延波生成部が、遅延プロファイルに基づいて、多値信号と多値信号の遅延波とが合成されたマルチパス信号を生成することで、盗聴者による暗号文の解析に要する時間を著しく増大させ、秘匿性の高いデータ通信を実現することができる。また、遅延波の遅延時間を多値符号列の1タイムスロット以上とすることで、マルチパス信号と多値信号との相関を失わせることができる。また、遅延波の遅延時間を多値符号列の1タイムスロットの整数倍とすることで、直接波によるレベル変動をマルチパス信号の波形から消すことができる。これによって、データ送信装置は、さらに秘匿性の高いデータ通信を実現することができる。
また、本発明のデータ受信装置によれば、等化部が、遅延プロファイルに基づいて、マルチパス信号に対して等化処理を行い、マルチパス信号から遅延波の成分を除去し、多値信号として出力することで、データ送信装置から受信した変調信号から情報データを復号することができる。これによって、データ受信装置は、秘匿性の高いデータ通信を実現することができる。
本発明のこれらおよび他の目的、特徴、局面、効果は、添付図面と照合して、以下の詳細な説明から一層明らかになるであろう。
図1は、本発明の1実施形態に係るデータ通信装置1の構成例を示すブロック図である。図1において、データ通信装置1は、データ送信装置101(以下、送信部101と記す)と、データ受信装置201(以下、受信部201と記す)とが、伝送路110を介して接続された構成である。送信部101は、多値符号発生部111と、多値処理部112と、遅延波生成部113と、変調部114とを備える。受信部201は、復調部211と、多値符号発生部212と、等化部213と、識別部214とを備える。伝送路110には、LANケーブルや同軸ケーブル等の金属路線や、光ファイバケーブル等の光導波路が用いられる。また、伝送路110は、LANケーブル等の有線ケーブルに限られず、無線信号を伝搬することが可能な自由空間であってもよい。なお、送信部101と受信部20
1とは、同じ内容の鍵情報11、16を予め共有しているものとする。
送信部101において、多値符号発生部111は、鍵情報11に基づいて、“0”から“M−1”までのM個の値を有する多値の疑似乱数系列である多値符号列12を発生する。多値処理部112には、情報データ10と、多値符号列12とが入力される。多値処理部112は、所定の手順に従って、情報データ10と多値符号列12とを合成し、情報データ10と多値符号列12との組み合わせに対応したレベルを有する多値信号13を生成する。
遅延波生成部113には、多値信号13と遅延プロファイル19とが入力される。遅延波生成部113は、遅延プロファイル19に基づいて多値信号13の遅延波を生成し、生成した遅延波と多値信号13とを合成し、マルチパス信号20として出力する。なお、遅延プロファイル19には、遅延波に与える遅延時間と、遅延波に与える信号レベルとが予め定義されているものとする。遅延波生成部113の詳細については後述する。変調部114には、マルチパス信号20が入力される。変調部114は、マルチパス信号20を所定の変調形式で変調して、変調信号14として伝送路110に送出する。ここで、所定の変調形式とは、例えば、振幅変調、周波数変調、位相変調、及び光強度変調などの形式である。
受信部201において、復調部211は、伝送路110を介して伝送されてきた変調信号14を所定の復調方式で復調し、マルチパス信号22を再生する。ここで、所定の復調形式とは、変調部114の変調形式に対応した形式である。等化部213には、マルチパス信号22と遅延プロファイル21とが入力される。ただし、遅延プロファイル21は、送信部101で用いられた遅延プロファイル19と同じものである。等化部213は、遅延プロファイル21に基づいて、マルチパス信号22に含まれる遅延成分を除去し(等化し)、多値信号15を出力する。等化部213の詳細については後述する。
多値符号発生部212は、鍵情報16に基づいて、多値の疑似乱数系列である多値符号列17を発生する。多値符号発生部212の動作は、送信部101の多値符号発生部111と同様である。識別部214は、多値符号列17に基づいて、多値信号15の識別(2値判定)を行い、当該識別結果を情報データ18として出力する。
図2は、多値信号13とマルチパス信号20との時間波形の一例を示す図である。ただし、図2に示す例では、多値信号13に合成される遅延波は1波のみで、遅延波の遅延時間Δτは1/4タイムスロットと仮定している。図2を参照して、多値信号13(直接波)には、上述した遅延波が干渉するため、多値信号13のレベルが8,5,6,2と変化する場合、レベル識別時刻において盗聴者が受信するマルチパス信号20のレベルは、16,10,12,4となる。従って、盗聴者は、受信したマルチパス信号20から正しい多値符号列12を特定することが困難となる。
ただし、多値信号13に遅延波を合成しマルチパス信号20を生成した場合にも、図2に示すように、レベル識別時刻におけるマルチパス信号20のレベルは、多値信号13の2倍となっているため、盗聴者がマルチパス信号20のレベルを1/2倍すれば正しい多値信号13のレベルを特定される可能性がないわけではない。そこで、送信部101は、盗聴者による多値信号13の特定をより困難にするために、以下に示す動作を行ってもよい。この場合、遅延波生成部113には、遅延波に与える遅延時間が多値符号列12の1タイムスロット以上に定義された遅延プロファイル19が入力される。遅延波生成部113は、遅延プロファイル19に基づいて、遅延波に与える遅延時間を多値符号列12の1タイムスロット以上(図3では、5/4タイムスロット)とする。これによって、送信部101は、マルチパス信号20にシンボル間干渉を発生させ、マルチパス信号20と多値
信号13との相関を失わせることができ、秘匿性の高いデータ通信を実現することができる。
ただし、マルチパス信号20にシンボル間干渉を発生させた場合でも、図3に示すように、マルチパス信号20には、直接波によるレベル変動が波形として現れるため、この直接波に基づいて盗聴者に多値信号13のレベルを特定される可能性がないわけではない。そこで、送信部101は、盗聴者による多値信号13の特定をより困難にするために、以下に示す動作を行ってもよい。この場合、遅延波生成部113には、遅延波に与える遅延時間が多値符号列12の1タイムスロットの整数倍に定義された遅延プロファイル19が入力される。遅延波生成部113は、遅延プロファイル19に基づいて、遅延波に与える遅延時間を多値符号列12の1タイムスロットの整数倍(図4では、1タイムスロット)とする。これによって、送信部101は、直接波によるレベル変動をマルチパス信号20の波形から消すことができ、さらに秘匿性の高いデータ通信を実現することができる。
次に、遅延波生成部113の詳細について説明する。図5は、遅延波生成部113の構成の一例を示すブロック図である。図5において、遅延波生成部113は、分岐部115と、第1から第nの遅延部116−1〜116−nと、第1から第nのレベル調整部117−1〜117−nと、合成部118とを含む。ただし、nは1以上の任意の整数である。第iの遅延部116−iは、遅延プロファイル19で定義された第i番目の遅延波に対応する遅延時間を多値信号13に与えて、第iの遅延波を生成する。第iのレベル調整部117−iは、遅延プロファイル19で定義された第i番目の遅延波に対応するレベルを第iの遅延波に対して与えて、第iの遅延波のレベルを調整する。ただし、iは1以上n以下の任意の整数である。合成部118は、レベル調整された第1〜第nの遅延波と多値信号13とを合成し、マルチパス信号20として出力する。以上の構成により、遅延波生成部113は、多値信号13から、遅延プロファイル19に基づいてマルチパス信号20を生成することができる。
次に、等化部213の詳細について説明する。図6は、等化部213の構成の一例を示すブロック図である。図6において、等化部213は、フーリエ変換部215と、乗算部216と、逆フーリエ変換部217と、周波数特性演算部218と、周波数逆特性演算部219とを含む。以下、等化部213の動作について、図7に示す信号波形を参照しながら説明する。図7は、等化部213における信号波形の一例を示す図である。等化部213において、フーリエ変換部215には、復調部211からマルチパス信号22が入力される(図7(a)参照)。フーリエ変換部215は、マルチパス信号22をフーリエ変換し、第1の信号スペクトル23−1を生成する(図7(b)参照)。すなわち、第1の信号スペクトル23−1は、マルチパス信号22の周波数スペクトルとなる。
周波数特性演算部218には、遅延プロファイル21が入力される(図7(c)参照)。周波数特性演算部218は、遅延プロファイル21をインパルス応答特性に見立てて、これをフーリエ変換することにより第1のマルチパス周波数特性24−1を出力する(図7(d)参照)。周波数逆特性演算部219は、第1のマルチパス周波数特性24−1の逆特性を演算し、第2のマルチパス周波数特性24−2を出力する(図7(e)参照)。乗算部216は、第1の信号スペクトル23−1と第2のマルチパス周波数特性24−2とを乗算し、第2の信号スペクトル23−2を出力する(図7(f)参照)。逆フーリエ変換部217は、第2の信号スペクトル23−2を逆フーリエ変換し、遅延成分が除去された多値信号15を出力する(図7(g)参照)。以上の構成により、等化部213は、遅延プロファイル21に基づいて、マルチパス信号22に含まれる遅延成分を除去(等化)し、多値信号15を得ることができる。
また、等化部213は、図8に示す等化部213aのように構成してもよい。図8は、
等化部213aの構成の一例を示すブロック図である。図8において、等化部213aは、遅延成分推定部220と、遅延成分除去部221と、分岐部222とを含む。遅延成分除去部221は、遅延成分推定部220で推定された遅延成分を、マルチパス信号22から差し引くことにより、遅延成分を除去した多値信号15を出力する。分岐部222は、遅延成分除去部221から出力された多値信号15を分岐する。遅延成分推定部220は、分岐部222で分岐された多値信号15と遅延プロファイル21とに基づいて、多値信号15に含まれる遅延成分を推定する。
ここで、図9を用いて、等化部213aの動作の詳細について説明する。図9は、等化部213aの動作の詳細を説明する図である。図9を参照して、情報データ10が"1,0,1,1,0,0,1,0“であり、多値符号列12が"7,3,5,2,3,2,1,4"であると仮定した場合、多値信号13は"7,11,5,10,11,2,1,4”となる。また、遅延プロファイル19及び21(信号レベルが1のインパルス応答)は、遅延時間τ=0にレベルが1の直接波と、τ=Ts(Tsは1タイムスロットに相当する時間)にレベルが0.5の遅延波とにより構成されていると仮定した場合、マルチパス信号20及び22は"7,14.5,10.5,12.5,16,7.5,2,4.5“となる。
遅延成分推定部220は、遅延プロファイル21に基づいて、遅延波の最大遅延時間(本説明の仮定ではTs)まで過去の多値信号15をメモリなどに蓄えている。ここで、遅延成分は、メモリに蓄えられた過去の多値信号15を利用し、遅延プロファイル21で定義される各遅延波のレベルと、遅延時間分だけ過去の多値信号15のレベルとを乗算し、全ての遅延波から得られる乗算結果の和に相当する。
まず、時刻t=0の場合を考える。同時刻よりも過去には信号が送られていないため(メモリにはレベル0の波形が蓄えられているため)、遅延成分推定部220が推定する遅延成分の推定量は0となる。遅延成分除去部221は、遅延成分推定部220が推定した遅延成分をマルチパス信号22から差し引く。この場合、時刻t=0における多値信号15のレベルは“7−0”で7となる。この多値信号15を識別部214に入力することにより、同時刻の情報データ“1”が復号される。
続いて、時刻t=Tsの場合を考える。遅延成分推定部220のメモリには、最大遅延時間Tsまで過去の多値信号、すなわち、時刻t=0の多値信号“7”が蓄えられている。従って、遅延成分の推定値は、この多値信号“7”と、遅延時間τ=Tsの(遅延プロファイル上における)遅延波のレベル“0.5”とを乗算した“3.5”となる。続いて、遅延成分除去部221は、時刻t=Tsのマルチパス信号“14.5”から、同時刻の遅延成分の推定値“3.5”を差し引く。この結果、遅延成分除去部221から出力される多値信号15は“11”となる。この後の処理は時刻t=0の場合と同様にして行われ、時刻t=Tsの情報データ18として“0”が復号される。受信部201は、上記過程を時刻t=2Ts,3Ts,・・・に対して同様に行うことにより、遅延成分が除去された多値信号15から情報データ18を復号する。
以上のように、本発明の1実施形態に係るデータ送信部101によれば、遅延波生成部113が、遅延プロファイル19に基づいて、多値信号13と多値信号13の遅延波とが合成されたマルチパス信号20を生成することで、盗聴者による暗号文の解析に要する時間を著しく増大させ、秘匿性の高いデータ通信を実現することができる。また、遅延波の遅延時間を多値符号列12の1タイムスロット以上とすることで、マルチパス信号20と多値信号13との相関を失わせることができる。また、遅延波の遅延時間を多値符号列12の1タイムスロットの整数倍とすることで、直接波によるレベル変動をマルチパス信号20の波形から消すことができる。これによって、データ送信装置101は、さらに秘匿
性の高いデータ通信を実現することができる。
また、本発明の1実施形態に係るデータ受信装置201によれば、等化部213が、遅延プロファイル21に基づいて、マルチパス信号22に対して等化処理を行い、マルチパス信号22から遅延波の成分を除去し、多値信号15として出力することで、データ送信装置101から受信した変調信号14から情報データ18を復号することができる。これによって、データ受信装置201は、秘匿性の高いデータ通信を実現することができる。
なお、上述した実施形態に係るデータ送信装置101及びデータ受信装置201が備える各構成が行うそれぞれの処理手順は、データ送信方法及びデータ受信方法としても捉えることができる。また、それぞれの処理手順は、記憶装置(ROM、RAM、ハードディスク等)に格納された上述した処理手順を実行可能な所定のプログラムデータが、CPUによって解釈実行されることで実現されてもよい。この場合、プログラムデータは、記憶媒体を介して記憶装置内に導入されてもよいし、記憶媒体上から直接実行されてもよい。なお、記憶媒体は、ROMやRAMやフラッシュメモリ等の半導体メモリ、フレキシブルディスクやハードディスク等の磁気ディスクメモリ、CD−ROMやDVDやBD等の光ディスクメモリ、及びメモリカード等をいう。また、記憶媒体は、電話回線や搬送路等の通信媒体を含む概念である。
以上、本発明を詳細に説明してきたが、前述の説明はあらゆる点において本発明の例示にすぎず、その範囲を限定しようとするものではない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。
本発明に係るデータ通信装置は、盗聴・傍受等を受けない安全な秘密通信装置等として有用である。
本発明の1実施形態に係るデータ通信装置1の構成例を示すブロック図 多値信号13とマルチパス信号20との時間波形の一例を示す図 多値信号13とマルチパス信号20との時間波形の一例を示す図 多値信号13とマルチパス信号20との時間波形の一例を示す図 遅延波生成部113の構成の一例を示すブロック図 等化部213の構成の一例を示すブロック図 等化部213における信号波形の一例を示す図 等化部213aの構成の一例を示すブロック図 等化部213aの動作の詳細を説明する図 Y−00プロトコルを用いた従来のデータ通信装置9の構成例を示すブロック図 Y−00プロトコルを用いた従来のデータ通信装置9における多値信号の信号フォーマットを示す図 従来のデータ通信装置9で用いられる信号形態を説明するための模式図
符号の説明
101,901 データ送信装置(送信部)
111,911 多値符号発生部
112,912 多値処理部
113 遅延波生成部
114,913 変調部
115 分岐部
116−1〜116−n 遅延部
117−1〜117−n レベル調整部
118 合成部
201 データ受信装置(受信部)
211,915 復調部
212,914 多値符号発生部
213 等化部
214,916 識別部
215 フーリエ変換部
216 積算部
217 逆フーリエ変換部
218 周波数特性演算部
219 周波数逆特性演算部
220 遅延成分推定部
221 遅延成分除去部
222 分岐部
903 盗聴受信部
921 復調部
922 多値識別部
923 解読処理部

Claims (9)

  1. 所定の鍵情報を用いて情報データを暗号化し、受信装置との間で秘密通信を行うデータ送信装置であって、
    前記鍵情報から信号レベルが略乱数的に変化する多値符号列を発生する多値符号発生部と、
    前記情報データと前記多値符号列とを合成し、前記情報データと前記多値符号列との組み合わせに対応した複数のレベルを有する多値信号を生成する多値処理部と、
    所定の遅延プロファイルに基づいて、前記多値信号と前記多値信号の遅延波とが合成されたマルチパス信号を生成する遅延波生成部と、
    前記マルチパス信号を所定の変調形式で変調して、変調信号として出力する変調部とを備えることを特徴とする、データ送信装置。
  2. 前記遅延波生成部は、
    前記多値信号を複数の多値信号に分岐する分岐部と、
    前記分岐部で分岐された複数の多値信号のうち少なくとも1つの多値信号に、前記遅延プロファイルに基づいて、所定の遅延を与える遅延部と、
    前記遅延部で遅延が与えられた多値信号を所定のレベルに調整するレベル調整部と、
    前記分岐部で分岐された複数の多値信号を合成して、前記マルチパス信号として出力する合成部とを含むことを特徴とする、請求項1に記載のデータ送信装置。
  3. 前記遅延プロファイルによって定義される前記遅延波の遅延時間は、前記多値符号列の1タイムスロット以上であることを特徴とする、請求項1に記載のデータ送信装置。
  4. 前記遅延プロファイルによって定義される前記遅延波の遅延時間は、前記多値符号列の1タイムスロットの整数倍であることを特徴とする、請求項1に記載のデータ送信装置。
  5. 所定の鍵情報を用いて暗号化された情報データを受信し、送信装置との間で秘密通信を行うデータ受信装置であって、
    前記鍵情報から信号レベルが略乱数的に変化する多値符号列を発生する多値符号発生部と、
    前記送信装置から受信した変調信号を所定の復調方式で復調し、複数のレベルを有する多値信号のマルチパス信号を出力する復調部と、
    所定の遅延プロファイルに基づいて、前記マルチパス信号に対して等化処理を行い、前記マルチパス信号から遅延波の成分を除去し、前記多値信号として出力する等化部と、
    前記多値符号列に基づいて、前記多値信号から前記情報データを識別する識別部とを備えることを特徴とする、データ受信装置。
  6. 前記等化部は、
    前記マルチパス信号をフーリエ変換し、前記マルチパス信号の周波数スペクトルを表す第1の信号スペクトルを出力するフーリエ変換部と、
    所定の遅延プロファイルをインパルス応答特性と仮定し、当該インパルス応答特性の周波数特性を演算し、第1のマルチパルス周波数特性として出力する周波数特性演算部と、
    前記第1のマルチパス周波数特性の逆特性を演算し、第2のマルチパス周波数特性として出力する周波数逆特性演算部と、
    前記第1の信号スペクトルと前記第2のマルチパス周波数特性とを乗算し、第2の信号スペクトルとして出力する乗算部と、
    前記第2の信号スペクトルを逆フーリエ変換し、前記マルチパス信号に含まれる遅延波の成分を除去した多値信号を出力する逆フーリエ変換部とを含むことを特徴とする、請
    求項5に記載のデータ受信装置。
  7. 前記等化部は、
    前記マルチパルス信号から遅延波の成分を除去し、前記多値信号として出力する遅延成分除去部と、
    前記遅延成分除去部から出力された多値信号を分岐する分岐部と、
    前記分岐された多値信号及び前記遅延プロファイルに基づいて、前記マルチパルス信号に含まれる遅延波の成分を推定し、前記遅延成分除去部に与える遅延成分推定部とを含むことを特徴とする、請求項5に記載のデータ受信装置。
  8. 所定の鍵情報を用いて情報データを暗号化し、受信装置との間で秘密通信を行うデータ送信方法であって、
    前記鍵情報から信号レベルが略乱数的に変化する多値符号列を発生する多値符号発生ステップと、
    前記情報データと前記多値符号列とを合成し、前記情報データと前記多値符号列との組み合わせに対応した複数のレベルを有する多値信号を生成する多値処理ステップと、
    所定の遅延プロファイルに基づいて、前記多値信号と前記多値信号の遅延波とが合成されたマルチパス信号を生成する遅延波生成ステップと、
    前記マルチパス信号を所定の変調形式で変調して、変調信号として出力する変調ステップとを備えることを特徴とする、データ送信方法。
  9. 所定の鍵情報を用いて暗号化された情報データを受信し、送信装置との間で秘密通信を行うデータ受信方法であって、
    前記鍵情報から信号レベルが略乱数的に変化する多値符号列を発生する多値符号発生ステップと、
    前記送信装置から受信した変調信号を所定の復調方式で復調し、複数のレベルを有する多値信号のマルチパス信号を出力する復調ステップと、
    所定の遅延プロファイルに基づいて、前記マルチパス信号に対して等化処理を行い、前記マルチパス信号から遅延波の成分を除去し、前記多値信号として出力する等化ステップと、
    前記多値符号列に基づいて、前記多値信号から前記情報データを識別する識別ステップとを備えることを特徴とする、データ受信方法。
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