JP2008098622A - レーザー照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型でありながら十分な発光強度があるレーザー照射装置を提供する。
【解決手段】固体レーザーロッド;前記固体レーザーロッドのレーザー光の出射軸に対して垂直な断面において、前記出射軸を囲むように形成された励起光源;ならびに前記励起光源を包み込み、前記励起光源からの光を前記固体レーザーロッドに集光するように配置した鏡筒とを有するレーザー照射装置に関する。鏡筒内面で反射した励起光が、ロッド側面に均一に照射するのでレーザー活性物質が効率的に励起され、エネルギー変換効率が高まる。
【選択図】図7

Description

本発明は、小型化が可能なレーザー照射装置に関する。
近年、レーザーは加工、医療、計測などの分野で急速に広く使用されている。これらレーザーの種類は、固体レーザーをはじめ、気体レーザー、ファイバーレーザー、自由電子レーザーなどがある。また、レーザーの発振モードには、連続波(CW)、パルスモードなどがあり、パルス幅、波長などは任意に設定することができる。
このなかで固体レーザーについて説明する。固体レーザーは、レーザー照射装置内に備えられた固体レーザーロッドに、励起光を照射してレーザー光を取り出す装置である。メイマンが初めてルビーでレーザーを発振したのが固体レーザーの始まりである。また、イットリウム、アルミニウム、ガーネットの頭文字をとったYAGをロッド母材とする固体レーザーが有名である(例えば特許文献1参照)。
従来の固体レーザー照射装置の簡単な構成を図1に示す。固体レーザー照射装置1は、基本的に、レーザー光を発振するレーザーロッド2と、発振したレーザー光を増幅するための反射鏡3および反射鏡4と、レーザーロッド2に光エネルギーを照射するためのフラッシュランプ5と、フラッシュランプ5を発光させるための電源8と、フラッシュランプ5の全体を覆い、光を反射してレーザーロッド2に照射する鏡筒6とを有する。
反射鏡3および反射鏡4の代わりに、レーザーロッド2の端面に反射膜が形成されている場合もある。反射膜とは誘電体多層膜などであり、蒸着などの方法で形成される。反射鏡3の反射率が80%〜95%に設定され、反射鏡4の反射率が99.5%以上のほぼ全反射に設定されることで、レーザーの増幅が可能となる。さらに、レーザーロッド2から出射されたレーザー光を、レーザーロッド2の出射軸線上に配置した集光レンズ7で、一点に絞って強度を上げる場合もある。
特開平7−115237号公報
レーザーの発光量は、フラッシュランプなどの「励起光源の発光量×エネルギー変換効率×レーザーロッドの体積」によって決定される。
レーザーの発光量を増加させるべく、レーザーロッドの端面径を大きくする、すなわちレーザーロッドを太くすることが考えられる。しかしながら、太いレーザーロッドは一般的に高価である。さらに、レーザー照射装置のレーザー光の出射径は、レーザーロッドの端面径によって決まる。よって、出射したレーザー光を集光するには、レーザーロッドの径よりも大きな径のレンズを用いる必要がある。出射径が大きいレーザー光を用いると、集光径の大きさを一定以下にすることができない場合がある。
レーザーロッドの出射径を大きくすることなくレーザー発光量を増加させるには、レーザーロッドの長さを長くする、つまりレーザーロッドを細長くすることが必要であった。しかしながらレーザーロッドを長くすると、振動や落下などに対する強度が低下するという課題があった。
以上の通り、レーザーロッドの体積を上げてレーザー発光量を高めるには限界がある。
さらに従来のレーザー発光装置では、レーザーロッドの片側にのみフラッシュランプが配置されているため、エネルギー変換効率が低いという課題がある。例えば、キセノンフラッシュランプに入力するエネルギーと、レーザーとしてとり出した出力とのエネルギーとの比率(変換効率)は、約1%以下である。
本発明は、このような課題を解決するため、小型でありながら十分な発光強度があるレーザー照射装置を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、1)固体レーザーロッドと、2)固体レーザーロッドのレーザー光の出射軸に対して垂直な断面において、前記出射軸を囲むように形成された励起光源と、3)励起光源を包み込み、励起光源からの光を固体レーザーロッドに集光するように配置した鏡筒と、を有するレーザー照射装置に関する。
本発明の好ましい態様では、前記鏡筒の、前記出射軸を通る全ての断面は、2個の楕円を重ねた形状をしており、かつ前記2個の楕円は、各楕円が有する2つの焦点のうち、互いに一方の焦点を共有している。ここで、前記固体レーザーロッドの出射軸線は、前記共有した焦点を通る。さらに励起光源は、鏡筒体内であって、他方の焦点の軌跡に沿って配置されている。
本発明の好ましい別の態様では、固体レーザーロッドの出射側の出射軸に沿って、集光レンズを有する砲筒がさらに配置されている。
本発明の好ましい別の態様では、前記励起光源がフラッシュランプであり、前記フラッシュランプの、前記出射軸に対して垂直な断面は、A)出射軸を中心とする環状であるか、B)出射軸を囲むC字状またはU字状であるか、C)出射軸を囲む2以上の円弧状である。
本発明の好ましい別の態様では、前記固体レーザーロッドが柱状であり、その柱状側面が、一体の面として膨らんでいるか、またはへこんでいる。また本発明の好ましい別の態様では、前記固体レーザーロッドは、YAG単結晶であるか、またはYAGセラミックスである。
本発明の好ましいさらに別の態様では、A)固体レーザーロッドの出射軸に沿った前後それぞれに反射鏡が設けられているか、B)固体レーザーロッドの両端面に反射鏡がコートされているか、C)固体レーザーロッドの一方の端面に反射膜がコートされ、別の端面には反射鏡が設けられている。
本発明の好ましい別の態様では、前記鏡筒の内面は、前記励起光源からの光を反射する物質で構成される。
本発明のレーザー照射装置には、中央に固体レーザーロッドが配置され、これを取り囲むように励起光源が配置されているので、固体レーザーロッドにドープされたレーザー活性種が、励起光源からの光によって効率よく励起することができる。そのため、コンパクトでありながら発光強度が大きいレーザー照射装置を提供できる。
前述の通り、本発明のレーザー発射装置は、1)固体レーザーロッド、2)励起光源、および3)鏡筒を有する。
レーザーロッド
レーザーロッドは、固体レーザーのレーザー媒質(レーザー発振のもとになる物質)である。レーザーロッドとは、ロッド状の母材に、レーザー活性種となる希土類イオンまたは遷移金属イオンがドープされたものをいう。母材は、各種の結晶またはガラス固体などである。ドープするレーザー活性種の例には、エルビウムEr、ネオジウムNd、またはホロニウムHoなどのイオンが含まれる。固体レーザーの例には、ルビーレーザー、ガラスレーザー、YAGレーザーなどが含まれる。
本発明におけるレーザーロッドは、YAGレーザーからなるロッドであることが好ましい。YAGレーザーは、YAG単結晶であっても、YAGセラミックスであってもよい。YAGセラミックスとは、YAG微結晶を固めて作られた多結晶体である。さらに本発明のレーザー照射装置におけるレーザーロッドは、YAG以外の結晶、例えばルビー、Nd:YVO3、Nd:YLiF4(YLF)などであってもよい。
本発明のレーザー発射装置に配置されるレーザーロッドの形状は、一般的に柱状(特に、円柱)であるが、後述するように純粋な円柱である必要はなく、その側面が膨らんでいても(図10参照)、へこんでいてもよい(図11参照)。さらにロッドの側面(円柱の側面)は、励起光が反射しない程度に粗面化されていることが好ましい。
本発明のレーザー発射装置に配置されるレーザーロッドの寸法は適宜設定すればよいが、円柱であるときに、その直径を2〜8mm、高さを5〜20mmとすることができる。
単結晶からなるレーザーロッドは、棒の先端に付着させた単結晶の種を、るつぼに入れられた約2000℃の溶融材料に接触させた後、徐々に上方へ引き上げることで、種結晶を成長させて作製されうる。このときの引き上げは、数ヶ月かけて行う。
また、セラミックスからなるレーザーロッドは、粉体の材料を型に詰め込んで圧力をかけて成型した後、セラミックスとして焼結させる。焼結の温度は、例えばYAGであれば1750℃程度である。焼結の際に、内部の気泡を適切に排除することで、適当なレーザーロッドを作製することができる。
励起光源
本発明のレーザー発射装置に配置される励起光源は、固体レーザーロッドを囲むようにして配置される。好ましくは、固体レーザーロッドのレーザー光の出射軸に沿って、その出射軸を中心に囲むようにして、励起光源が配置される。したがって、固体レーザーロッドの出射軸に垂直な断面において、励起光源は前記出射軸を囲むように(好ましくは、出射軸を中心にして囲むように)配置されている。
前記出射軸を囲むように配置されるとは、出射軸を環状に囲んでもよく(図3や図6を参照)、C文字状またはU文字状に出射軸を囲んでもよく(図9Aや9Bを参照)、2以上の円弧形状の励起光源で出射軸を囲んでもよい(図9Cを参照)。
励起光源が固体レーザーロッドを囲むことにより、固体レーザーロッドの全体に励起光を均一に照射することができるので、固体レーザーの励起効率を高めることができる。
励起光源は、固体レーザーロッドを励起させる光を発することができる部材であれば特に制限はないが、フラッシュランプであってもよい。フラッシュランプのランプ管の直径は約2〜8mmであることが好ましく、レーザーロッドを中心として、内径が約4〜20mmとなる曲率(曲率半径が約2〜10mm)で形成されていればよい。
このようなフラッシュランプは、ガラス管の中にキセノンやクリプトンなどの不活性ガスを封入し、両端に電極を用意して、中にスパークコイルを形成して作製することができる。特に、封入ガスをキセノンとするフラッシュランプは高輝度が得られる。
鏡筒
本発明のレーザー発射装置に配置される鏡筒は、その内部に励起光源を包み込む。鏡筒の内面は、励起光源からの光を反射する。鏡筒の内面で反射した光が、レーザーロッドに集光するようにする。
鏡筒内面で反射した光をレーザーロッドに集光するには、例えば、鏡筒の形状を、楕円を360度回転させた形状(図4参照)として、かつその楕円の中心(長軸と短軸の交点)にレーザーロッドを配置すればよい。それにより、鏡筒内面で反射した光が、ロッド側面に均一に照射する。
また、鏡筒内面で反射した光をレーザーロッドに集光するには、レーザーロッドの出射軸を通る前記鏡筒の断面を、2個の楕円を重ねた形状とする。ここで重ねられた2個の楕円は、その2個の各楕円が有する2つの焦点のうち、互いに一方の焦点を共有する。そして、その共有する焦点を出射軸が通過するようにレーザーロッドを配置し、かつ励起光源をもう一方の焦点(共有しない焦点)の軌跡に沿って配置すればよい(図7参照)。
共有する焦点、および2個の楕円それぞれのもう一方の焦点(共有されない焦点)は、直線状に配置されていることが好ましい。また、重ねられる2個の楕円は、互いに同一の形状であることが好ましい。
もちろん、励起光源からの光が鏡筒の内面で反射されてレーザーロッドに集光照射されるのであれば、鏡筒の形状は特に限定されない。
鏡筒の内面は励起光を反射できればよいが、例えば、前記内面は、アルミニウムに銀をコーティングしたタイプ、アルミニウムを高輝度にしたタイプ、またはガラス他に銀をコーティングしたタイプなどがある。
反射鏡または反射膜
本発明のレーザー発射装置は、固体レーザーロッドから発振されたレーザーが増幅されるように、出射軸に沿った固体レーザーロッドの前後に、反射鏡を設けることが好ましい。出射方向後方に配置された反射鏡の反射率が99.5%以上のほぼ全反射鏡にするとともに、出射方向前方に配置された反射鏡の反射率を80〜95%に調整することにより、増幅されたレーザー光が出射方向前方の反射鏡を通過してでてくる。反射率が99.5%以上のほぼ全反射鏡は、例えば、保護膜付きアルミニウムのミラーコーティング、または低吸収誘電体多層膜コート面である。一方、反射率が80〜95%の反射鏡は、例えば、低吸収誘電体多層膜コート面である。
一方、本発明のレーザー発射装置は、固体レーザーロッドの前後に設けられる反射鏡の代わりに、レーザー出射方向前後の固体レーザーロッドの端面自体を、反射鏡の役割をする膜で被膜してもよい。反射鏡の役割をする膜(「反射膜」ともいう)は、例えば光の吸収を抑制した誘電体の多層膜である。
固体レーザーロッドの前および後ろのいずれか一方の端面だけが反射膜で被膜されていてもよく、両方の端面が反射膜で被膜されていてもよい。
集光レンズ
本発明のレーザー発射装置は、固体レーザーロッドから出射されたレーザー光を、所定の位置に集光するための集光レンズを有していることが好ましい。集光レンズは、サファイアガラス、ホウ珪酸ガラス、または出射されたレーザーを劣化させることなく透過させて集光できるのであれば、フッ化カルシウムなどのフッ化物で形成されてもよい。
集光レンズは、出射軸に沿って鏡筒に連通して配置された砲筒の内部に配置されていてもよい。砲筒のサイズは特に限定されないが、内径が5〜12mm、長さが5〜20mmとすることができ、さらに直径および長さを大きくしてもかまわない。砲筒の内面は、鏡筒の内面と同様に、光を反射するようにコーティングなどが施されていることが好ましい。
レーザー照射装置の用途
本発明のレーザー照射装置は任意の用途に適用されうる。例えば、従来のように金属などの加工を行うために使用されてもよい。その場合には、連続したレーザー照射が必要となるので、発熱による熱レンズ効果が起こることがある。熱レンズ効果とは、レーザーロッドの屈折率が温度によって変化することにより、レーザー光が屈折してビーム品質を劣化させる効果をいう。これは、レーザー発振時において、一般的にロッドを形成する結晶の中心温度が高くなるためで、ロッドの中心部の屈折率は高く、周辺部の屈折率は低くなり、ロッドがレンズのように作用してレーザー光が広がることである。このような熱レンズ効果を抑制するため、ファンやその他の冷却用部材をさらに設けることが好ましい。
一方、本発明のレーザー照射装置は、人体(特に指先)にレーザー光を照射して、アブレーションによって穿刺孔を形成して、検査用の血液を得るために使用されてもよい。例えば、血液検査装置の穿刺部材として用いることができる。その場合には、単パルスもしくは数回のパルスを照射すればよいので、基本的には装置を冷却する必要はない。しかしながら、数回のパルスを照射する場合は、若干の冷却をした方が装置の性能を保つことができる。
また、人体から出血させるためのレーザー照射装置は、金属加工に使用されるレーザー照射装置ほどのパワーは必要とされないため、小さい印加電圧で効率よくレーザーを照射できる。
本発明のレーザー照射装置を、皮膚を穿刺するために使用する場合には、小型であること(例えば15mm角×長さ50mm以下の大きさ)が好ましい。また、励起光源がフラッシュランプである場合は、入力電圧が200V〜500V、チャージコンデンサ容量が200μF〜900μF(好ましくは入力電圧が200V〜300V、チャージコンデンサ容量が200〜300μF)であることが好ましく、出力が30mJ〜120mJであることが好ましい。
集光するレンズの焦点距離は10mm〜25mmが好ましく、15mm〜20mmであるとより好ましい。また、皮膚をアブレーションするときにレーザー光の光路上にあるレンズがアブレーションによって汚染されることがあるため、レーザーに対して透過性のあるレンズカバーを設けることが好ましい。レーザーに対して透過性のあるレンズカバーは、約0.1〜1.0mmの厚みのガラス、もしくはテフロン(登録商標)などのフッ素系プラスチックなどである。
以下、図面に基づいて、本発明のレーザー照射装置をより詳細に説明する。以下の形態は、本発明の実施形態の例であり、これらによって本発明の範囲が限定されることはない。
[実施の形態1]
実施の形態1のレーザー照射装置1が、図2〜図4に示される。図2は、実施の形態1のレーザー照射装置11の側面図であり;図3は、図1の鏡筒12のII−II面の横断面図であり;図4は、図2の内部構造を示すための縦断面図(レーザーロッドの出射軸を含む断面)である。
図2に示されるように、レーザー照射装置11の鏡筒12は扁平した球状をしており;図3に示されるように、鏡筒12の横断面は円形をしており;図4に示されるように、鏡筒12の縦断面は楕円形状をしている。
図2に示されるように、鏡筒12には砲筒18が配置されている。後述の通り、砲筒18はレーザーロッド13(図3参照)の出射軸に沿って形成されており、その内部の先端に集光レンズ17(図4参照)が配置されている。
図3に示されるように、鏡筒12の横断面の中央部分に、レーザーロッド13が配置される。つまりレーザーロッド13は、その出射軸が、鏡筒12の横断面に対して垂直となるように配置されている。
また、図3に示されるように、レーザーロッド13を取り囲むようにフラッシュランプ14が配置されている。つまり、レーザーロッド13の出射軸に沿って、出射軸をフラッシュランプ14が囲んでいる。
レーザー照射装置11のレーザーロッド13を、エルビウムでドープしたYAGレーザー(Er:YAG)とした(より具体的には、レーザーロッド13は、Er(エルビウム)を50%ドープしたEr:YAGとした)。ただし前述の通り、レーザーロッド13は、エルビウムEr・ネオジウムNd・ホロニウムHoなどがドープされた固体YAG結晶などであってもよく、他のレーザーロッドであってもかまわない。
レーザーロッド13の形状を円柱としたが、他の形状でもかまわない。円柱の側面は励起光が反射しない程度に粗面化されている。レーザーロッド13は、直径6mm、長さ10mmの円柱としたが、その寸法は前述の通り任意に設定すればよい。図3に示される19は、レーザーロッドの電源コネクタである。
レーザー照射装置11の鏡筒12は、図4に示した楕円を、出射軸を中心に360度回転させた形状を有する。したがって、励起光源であるフラッシュランプ14から発生した励起光は、レーザーロッド13の側面に均一に照射される。
鏡筒12の内面は反射鏡とされており、反射鏡はアルミニウムに銀をコーティングしたタイプ、アルミニウムを高輝度にしたタイプまたはガラス他に銀をコーティングしたタイプなどのいずれでもよい。もちろん、レーザー照射装置11の鏡筒12の形状は、フラッシュランプ14で発光した光が鏡筒12の内面で反射されてレーザーロッド13に集光照射されるのであれば、図示の形状に限定されず、円または曲率を持った他の形状でもかまわない。
フラッシュランプ14は、ランプ管の内部にキセノンガスを封入したフラッシュランプである。フラッシュランプ14のランプ管の内径は2〜8mmである。フラッシュランプ14は内径4〜20mmの環状として、レーザーロッド13を中心にして配置されている。
フラッシュランプ14に、約5〜10kVの電圧を瞬間的にトリガー電圧として印加すると、スパークコイルが昇圧して、封入されたキセノンガスがイオン化される。その後、約700Vの電圧を印加すると、電気が流れてキセノンガスが放電されて発光する。
図4に示されるように、レーザー照射装置11のレーザーロッド13の一方の端面には反射鏡15が配置され、もう一方の端面には反射鏡16が配置される。反射鏡15の反射率をほぼ100%として、一方、反射鏡16の反射率を90%に調整されている。反射鏡15は、保護膜付きアルミニウムのミラーコーティング、または低吸収誘電体コート(例えば、SiO)とする。反射鏡16は、多層膜誘電体コートである。
その結果、反射鏡15および反射鏡16(出力ミラー)によりレーザーロッド13から発振したレーザー光が増幅され、増幅されたレーザー光が反射鏡16を通過して、レーザーが出力される。
前述の通り、レーザー照射装置11は、鏡筒12の上部に取り付けられた砲筒18を有する(図2および図4)。図4に示されたように、砲筒18の内部の先端(鏡筒からの最遠部)に集光レンズ17が配置される。誘導放出により増幅されたレーザー光が、反射鏡16を通過して、さらに集光レンズ17によって所定の位置に集光される。集光レンズ17の材質などは前述の通りである。砲筒の大きさなどは前述の通りであり、その内面は鏡筒12の内部と同様のコーディングが施されている。
実施の形態1のレーザー照射装置11について、以下にその動作を説明する。フラッシュランプ14から発射された励起光は、レーザーロッド13の内部に入り、ドープされたレーザー動作物質(本例ではエルビウムEr)を励起させて光を発生させる。発生した光は、反射鏡15とレーザーロッド13と反射鏡16の間を反射して共振するとともに増幅される。誘導放出により増幅されたレーザー光の一部は反射鏡16を通過する。反射鏡16を通過したレーザー光は集光レンズ17を透過して出射する。
具体的な例を挙げて説明を行う。本装置を駆動させるための回路部の図示は省略されている。フラッシュランプ14の管面に取り付けられた導電性膜と、フラッシュランプ14のランプ管内部の陰電極(−電極)との間に、7kV〜9kVのトリガー電圧を印加すると同時に、フラッシュランプ内の電極間に200V〜700Vの電圧を印加して発光させる。
フラッシュランプ内の電極間の電圧印加時間を200μsec〜2msecとして、パルス発光させる。実施の形態1のレーザー照射装置11のレーザーロッド13は、Erを50%ドープしたEr:YAGであるため、発光した励起光はレーザーロッド13に取り込まれる。これにより励起したEr分子が安定状態に戻るときの発光が、反射鏡15と反射鏡16の間で誘導放出により増幅されて、その一部が反射鏡16を通過して、図4における矢印の方向に放出する。
その結果、実施の形態1のレーザー照射装置11から、波長2.94μmのレーザー光が出射する。出射したレーザーは、焦点距離25mmのレンズ17によって、砲筒18の先端から25mm離れた位置に集光することができる。
[実施の形態2]
実施の形態2のレーザー照射装置21が、図5〜8に示される。レーザー照射装置21は、実施の形態1のレーザー照射装置11と、鏡筒の形状が異なる。以下、その異なる構成を中心に、レーザー照射装置21を説明する。
図5はレーザー照射装置21の側面図であり、図6は鏡筒22のV−V面の横断面図であり、図7はレーザー照射装置21の内部構造を説明するための縦断面図(レーザーロッドの出射軸を含む断面)であり、図8はレーザー照射装置21の外観斜視図である。
図7に示されるように、レーザー照射装置21の鏡筒22の縦断面は、2個の楕円を重ねた形状をしている。ここで、楕円は2個の焦点を持っているが、2つの焦点のうちの一つを互いに共有して、2個の楕円が重ねられている。レーザー照射装置21の鏡筒22は、2個の楕円を重ねた形状(図7)を、レーザーロッド23の出射軸を中心に360度回転させた形状を有する。レーザー照射装置21の砲筒28側からの外観斜視図を図8に示す。図8に示されるように、鏡筒22は、扁平した球状であり、かつレーザーロッド23の出射軸に対応する部位がくぼんだ形状を有する。図6および図8における29は、フラッシュランプの電源コネクタである。
図7に示されたように、鏡筒22の内部には、前記共有した焦点にレーザーロッド23が配置され、他方の焦点の軌跡を通る位置にはフラッシュランプ24が配置されている。
フラッシュランプ24からの発光は、レーザーロッド23に直接照射される場合と、鏡筒22の内面で反射してレーザーロッド23に照射される場合とが考えられる。図7に示されるように配置されたフラッシュランプ24からの発光は、鏡筒22の内面で反射されると、前記共有した焦点にあるレーザーロッド23に集中する。そのため、フラッシュランプ24の励起光によって、レーザーロッド23のレーザー活性種を効率よく励起させることができる。また、従来の装置に比べて、レーザーロッド23の側面全域にフラッシュランプ24の光が均一照射されるため、レーザーロッド23を励起する効率を上げることができ、ロッド全体での励起バラツキを抑えることができる。
[実施の形態3]
実施の形態3のレーザー照射装置について説明する。実施の形態3のレーザー照射装置は、実施の形態1および2のレーサー照射装置11および21と、フラッシュランプの形状が相違する。
図9は、実施の形態1における図3および実施の形態2における図6に対応する、レーザー照射装置の鏡筒の横断面図である。図9AではC型形状のフラッシュランプ34Aが;図9BではU型形状のフラッシュランプ34Bが;図9Cでは2つの円弧形状のフラッシュランプ34Cが、レーザーロッド(33A〜33C)を囲むように配置されている。
図9A〜Cに示されるフラッシュランプ(34A〜34C)は、実施の形態1および2で用いられたフラッシュランプが環状であるのに対して、曲線状ではあるが、閉環はしていない形状のフラッシュランプである。これらのフラッシュランプ(34A〜34C)は、電源を供給するコネクタをフラッシュランプの両端面に形成しやすく、簡単かつ安価に製作できる。特に、図9Bと図9Cに示されるフラッシュランプ(34Bや34C)は、レーザーロッドを配置された鏡筒(32Bや32C)の内部に、面に対して完全に直角に挿入せずとも、やや斜めにして挿入することができるので挿入しやすく、組み立て容易性が高まる。さらに図9Cに示されるフラッシュランプ34Cは、鏡筒32Cの内部に配置されたレーザーロッド33Cを挟み込むように挿入することができるため、位置決め精度が向上する。
フラッシュランプの形状は、所定の形状のガラス管を作製して、そのガラス管に不活性ガスを封入して作製すればよい。さらにフラッシュランプは、環状でも渦巻に巻いた形状でもよい。ただし、この場合はフラッシュランプに電圧を印加するためのコネクタが、レーザーロッドと接触しないように注意する必要がある。
[実施の形態4]
次に、実施の形態4のレーザー照射装置について説明する。実施の形態4のレーザー照射装置は、実施の形態1および2のレーザー照射装置11および21と、レーザーロッドの形状が異なる。図10および図11は、実施の形態4のレーザー照射装置のレーザーロッドの例を示す。図10に示されるレーザーロッドは円柱であるが、その側面が膨らんでいる。図10Aはロッド端面43Aを示し、図10Bはロッド側面43Bを示す。一方、図11に示されるレーザーロッドも円柱であるが、その側面がへこんでいる。図11Aはロッド端面53Aを示し、図11Bはロッド側面53Bを示す。ロッドの側面は、一体の面としてなめらかに膨らんでいるか、へこんでいることが好ましい。
図10や図11に示されるように、ロッドの側面を膨らませたり、へこませたりすることで、励起源からの励起光がレーザーロッドの内部に侵入しやすくなる。したがって、実施の形態1および2にレーザー照射装置のレーザーロッド(側面が平坦)と比べて励起効率が高まる。
レーザーロッドの直径や長さは、上述の実施の形態で説明した寸法とすればよい。膨らんでいるか、またはへこんでいるロッドの側面は、例えば、円柱ロッドを作製した後に、その側面を削ればよい。膨らみの程度は、最も膨らんでいる側面の側断面の円径が、端面の円径に対して約5〜25%大きいことが好ましい。同様に、へこみの程度も、最もへこんでいる側面の側断面の円径が、端面の円径に対して約5〜25%小さいことが好ましい。
本発明のレーザー照射装置は小型化が可能でありながら、変換効率が高いので十分な出力が得られる。特に本発明のレーザー照射装置は、それほど高いレーザー出力を必要としない医療分野等における装置への適用が有用である。
従来の固体レーザー照射装置の構成図である。 実施の形態1のレーザー照射装置の側面図である。 実施の形態1のレーザー照射装置の横断面図である。 実施の形態1のレーザー照射装置の縦断面図である。 実施の形態2のレーザー照射装置の側面図である。 実施の形態2のレーザー照射装置の横断面図である。 実施の形態2のレーザー照射装置の縦断面図である。 実施の形態2のレーザー照射装置の外観斜視図である。 実施の形態3のレーザー照射装置の横断面図である。図9Aはレーザーロッドを囲むC字形状のフラッシュランプが;図9Bはレーザーロッドを囲むU字形状のフラッシュランプが;図9Cはレーザーロッドを囲む円弧形状の2つのフラッシュランプが配置されている。 実施の形態4のレーザー照射装置のレーザーロッドの第1の例を示す図である。図10Aはロッド端面を示す図であり、図10Bはロッド側面を示す図である。 実施の形態4のレーザー照射装置のレーザーロッドの他の例を示す図である。図11Aはロッド端面を示す図であり、図11Bはロッド側面を示す図である。
符号の説明
1 従来の固体レーザー照射装置
2 レーザーロッド
3 反射鏡
4 反射鏡
5 フラッシュランプ
6 鏡筒
7 集光レンズ
8 電源
11 レーザー照射装置
12 鏡筒
13 レーザーロッド
14 フラッシュランプ
15 反射鏡
16 反射鏡
17 集光レンズ
18 砲筒
19 電源コネクタ
21 レーザー照射装置
22 鏡筒
23 レーザーロッド
24 フラッシュランプ
25 反射鏡
26 反射鏡
27 集光レンズ
28 砲筒
29 電源コネクタ
32A〜32C 鏡筒
33A〜33C レーザーロッド
34A〜34C フラッシュランプ
43A レーザーロッドの端面
43B レーザーロッドの側面
53A レーザーロッドの端面
53B レーザーロッドの側面

Claims (13)

  1. 固体レーザーロッドと、
    前記固体レーザーロッドのレーザー光の出射軸に対して垂直な断面において、前記出射軸を囲むように形成された励起光源と、
    前記励起光源を包み込み、前記励起光源からの光を前記固体レーザーロッドに集光するように配置した鏡筒と、
    を有するレーザー照射装置。
  2. 前記鏡筒の、前記出射軸を含む全ての断面は、2個の楕円を重ねた形状をしており、かつ前記2個の楕円は、各楕円が有する2つの焦点のうち、互いに一方の焦点を共有しており、
    前記固体レーザーロッドの出射軸線が、前記共有した焦点を通り、
    前記励起光源は、前記鏡筒体内であって、前記他方の焦点の軌跡に沿って配置された、請求項1に記載のレーザー照射装置。
  3. 前記固体レーザーロッドの出射側の出射軸に沿って、集光レンズを有する砲筒が配置された、請求項1に記載のレーザー照射装置。
  4. 前記励起光源がフラッシュランプであり、
    前記フラッシュランプの、前記出射軸に対して垂直な断面は、出射軸を中心とする環状である、請求項1に記載のレーザー照射装置。
  5. 前記励起光源がフラッシュランプであり、
    前記フラッシュランプの、前記出射軸に対して垂直な断面は、出射軸を囲むC字状またはU字状である、請求項1に記載のレーザー照射装置。
  6. 前記励起光源が2以上のフラッシュランプであり、
    前記フラッシュランプの、前記出射軸に対して垂直な断面は、出射軸を囲む2以上の円弧状である、請求項1に記載のレーザー照射装置。
  7. 前記固体レーザーロッドは柱状であり、その柱状側面が一体の面としてなめらかに膨らんでいるか、または一体の面としてなめらかにへこんでいる、請求項1に記載のレーザー照射装置。
  8. 前記固体レーザーロッドがYAG単結晶である、請求項1に記載のレーザー照射装置。
  9. 前記固体レーザーロッドがYAGセラミックスである、請求項1に記載のレーザー照射装置。
  10. 前記固体レーザーロッドの出射軸に沿った前後それぞれに、反射鏡が設けられた、請求項1に記載のレーザー照射装置。
  11. 前記固体レーザーロッドの両端面に、反射膜がコーティングされた、請求項1に記載のレーザー照射装置。
  12. 前記固体レーザーロッドの一方の端面に反射膜がコーティングされ、他方の端面に反射鏡が配置されている、請求項1に記載のレーザー照射装置。
  13. 前記鏡筒の内壁面が、励起光を反射する物質で構成されている、請求項1に記載のレーザー照射装置。
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