JP2008097595A - デバイス監視システム、デバイス、識別子登録方法 - Google Patents

デバイス監視システム、デバイス、識別子登録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】論理的に識別可能な識別子を用いたデバイスの監視システムにおいて、デバイスへの設置IDの設定作業負荷を低減する。また、正確に設定IDを設定する。
【解決手段】デバイスのシリアルナンバーとデバイスのプライベートアドレスとを、デバイスとネットワークを介して接続された端末から電子メールで監視装置に送信する。監視装置は、送信されたシリアルナンバーに関連づけられた設置IDを生成し、生成された設置IDと、監視装置のURLと、デバイスのプライベートアドレスとを含んだHTTP要求のリンクを備えた文書を生成し、電子メールで端末に送信する。端末においてリンクを実行して、デバイスに設置IDを記憶させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ネットワークに接続された複数のデバイスと、該デバイスとネットワークを介して接続された監視装置とからなるデバイス監視システムに関する。
近年、デバイスと、このデバイスを監視する監視サーバとがネットワークを介して接続されたデバイス監視システムが普及しつつある。例えば、印刷装置の監視システムでは、印刷装置がネットワークボードを備え、このネットワークボードを、ローカルエリアネットワーク(LAN)及びインターネットを介して監視サーバに接続する構成が提案されている。このネットワークボードは、トナー残量値、紙詰まり等のエラー情報、印刷枚数等、監視対象となるべき所望の情報(以下、監視情報という)を印刷装置本体から取得し、取得した監視情報を、ネットワークを介して監視サーバに送信する。そして、監視サーバは、ネットワークボードから受信した監視情報を蓄積すると共に、蓄積した監視情報に基づいて印刷装置を監視する。こうした監視システムとしては、例えば、下記特許文献1に記載のものが知られている。
特開2006−99609号公報
前述した監視システムを用いると、ユーザに対して、印刷装置を監視するサービスを提供することが可能となる。具体的には、例えば、監視サーバに送信・記憶された監視情報に基づいて、エラー発生を速やかにユーザに通知したり、トナー残量が少なくなった場合に予備のトナーをユーザに送付したりするといった保守、あるいは、印刷部数に応じて課金するといったサービスを提供することが可能になる。
かかる印刷装置の監視システムでは、監視サーバが監視対象である印刷装置を識別する必要がある。その方法の一つに、印刷装置を物理的に識別可能な識別子、例えば、MACアドレスなどに関連づけられた印刷装置を理論的に識別可能な識別子(以下、設置IDという)を生成して、監視対象となる印刷装置に当該IDを付与する方法がある。ここで、設置IDとは、ネットワークを介したデバイス監視システムにより保守や課金サービス契約を行う場合の監視サービス契約単位の識別情報であり、デバイス1台に対して1つの設置IDが設定される。この設置IDは、デバイス1台に対する監視サービスの識別情報であることから、デバイスが故障等により交換されても、新たなデバイスには、もとのデバイスと同じ設置IDが用いられる。この方法によれば、印刷装置の故障等によって印刷装置が交換された場合でも、継続してもとの印刷装置の設置IDを用いることで、監視装置の管理工数を減らすことができる。
しかしながら、前述の方法を用いるためには、ユーザが、監視装置で生成された設置IDをFAX等で受け取り、その情報を印刷装置の設定画面で入力するなどして、設置IDを印刷装置に設定しなければならなかった。このような方法では、ユーザが入力ミスを行った場合には、監視装置が印刷装置を正確に識別できず、印刷装置の適正な管理が行えないという問題を生じていた。この問題は、印刷装置の監視システムに限らず、デバイスの監視システムに共通する課題であった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]ネットワークに接続された複数のデバイスと、該デバイスとネットワークを介して接続された監視装置とからなるデバイス監視システムであって、
前記デバイスは、
前記デバイスの前記監視装置への登録要求を受け付ける登録要求受付ユニットと、
前記デバイスを物理的に識別可能な第1の識別子と、前記デバイスの前記ネットワーク上のアドレスであるデバイスアドレスとを前記監視装置のアドレスである監視装置アドレスと関連付けて送信する第1の送信ユニットと、
を備え、
前記監視装置は、
前記第1の識別子と前記デバイスアドレスとを含み、前記デバイスを論理的に識別可能な第2の識別子の生成要求を受け付ける第2識別子生成要求受付ユニットと、
該第2の識別子の生成要求を受け付けると、前記第1の識別子と関連付けて第2の識別子を生成する第2識別子生成ユニットと、
前記デバイスアドレスと前記生成された第2の識別子とを関連付けて送信する第2の送信ユニットと
を備える
デバイス監視システム。
かかる構成のデバイス監視システムは、デバイスが、第1の識別子とデバイスアドレスとを監視装置アドレスと関連付けて送信し、監視装置が、第1の識別子と関連付けて第2の識別子を生成し、デバイスアドレスと第2の識別子とを関連付けて送信する。したがって、ユーザは、第1の識別子とデバイスアドレスとを把握して、第2の識別子の発行者に連絡するなどの煩雑な作業が必要ないので、ユーザの作業負担を軽減することができる。なお、第1の識別子とは、シリアルナンバーやMACアドレス等の製品固有の物理的に識別可能な識別子であり、第2の識別子とは、設置IDである。
[適用例2]適用例1記載のデバイス監視システムであって、更に、ネットワークを介してデバイスと接続される情報処理装置を備え、登録要求受付ユニットは、情報処理装置から、ネットワークを介して、登録要求を受け付け、第1の送信ユニットは、登録要求に対する応答として、第1の所定の処理の要求と監視装置アドレスとを情報処理装置に送信し、第2の送信ユニットは、送信時に、第2の所定の処理の要求を併せて情報処理装置に送信するデバイス監視システム。
かかる構成のデバイス監視システムは、登録要求受付ユニットが、ネットワークを介して情報処理装置から登録要求を受け付ける。そして、デバイスと監視装置とが、情報処理装置を介してやり取りを行う。したがって、デバイスが複数台ある場合であっても、ユーザは、情報処理装置の操作のみで第2の識別子を得ることができるので、ユーザの操作負担を軽減することができる。
[適用例3]適用例2記載のデバイス監視システムであって、第1の所定の処理の要求は、監視装置アドレスを宛先とする電子メールの送信を起動する要求であるデバイス監視システム。
かかる構成のデバイス監視システムは、デバイスの第1の送信ユニットが、監視装置アドレスを宛先とする電子メールの送信を起動する要求を情報処理装置に送信する。したがって、ユーザは、情報処理装置を操作し、電子メールを用いて簡単に、第1の識別子とデバイスアドレスとを監視装置に送信することができるので、ユーザの操作負担を軽減することできる。
[適用例4]適用例2記載のデバイス監視システムであって、第1の所定の処理の要求は、監視装置アドレスを宛先とするHTTPリクエストの作成要求であるデバイス監視システム。
かかる構成のデバイス監視システムは、デバイスの第1の送信ユニットが、監視装置アドレスを宛先とするHTTPリクエストの作成要求を情報処理装置に送信する。したがって、ユーザは、情報処理装置を操作し、HTTPリクエストの作成要求を起動させて簡単に、第1の識別子とデバイスアドレスとを監視装置に送信することができるので、ユーザの操作負担を軽減することできる。
[適用例5]適用例2ないし適用例4のいずれか記載のデバイス監視システムであって、第2の所定の処理の要求は、デバイスアドレスを宛先とするHTTPリクエストの作成要求であるデバイス監視システム。
かかる構成のデバイス監視システムは、監視装置の第2の送信ユニットが、デバイスアドレスを宛先とするHTTPリクエストの作成要求を情報処理装置に送信する。したがって、ユーザは、情報処理装置を操作し、HTTPリクエストの作成要求を起動させることで、デバイスに第2の識別子を送信できるので、第2の識別子を手動で入力する必要がなく、入力ミスが生じることがない。すなわち、監視装置は、デバイスの監視を確実に行うことができる。
[適用例6]適用例1記載のデバイス監視システムであって、第1の送信ユニットは、監視装置に対して送信を行ない、第2の送信ユニットは、デバイスに対して送信を行なうデバイス監視システム。
かかる構成のデバイス監視システムは、デバイスの第1の送信ユニットが、第1の識別子とデバイスアドレスとを監視装置に対して送信し、監視装置の第2の送信ユニットが、第2の識別子をデバイスに対して送信する。したがって、デバイスは、ユーザの手動入力を経ることなく、第2の識別子を受け取ることができるので、入力ミスのおそれが無く、監視装置は、デバイスの監視を確実に行うことができる。
[適用例7]適用例1ないし適用例6のいずれか記載のデバイス監視システムであって、第1の送信ユニットによる送信と第2の送信ユニットによる送信との少なくとも一部は、送信内容を暗号化して行なわれるデバイス監視システム。
かかる構成のデバイス監視システムは、送信内容を暗号化して送信するので、セキュリティを保った状態で必要な通信を行うことができる。
[適用例8]適用例1ないし適用例7のいずれか記載のデバイス監視システムであって、デバイスは、更に、第2の識別子を受信して、第2の識別子を当該デバイスの識別子として設定するユニットを備えるデバイス監視システム。
かかる構成のデバイス監視システムは、デバイスが第2の識別子を受信して、当該デバイスの識別子として設定する。したがって、ユーザは、第2の識別子を手動で入力することなく、デバイスに設定することができる。すなわち、監視装置は、デバイスの監視を確実に行うことができる。
なお、本発明は、デバイス監視システムとしての構成のほか、デバイス、識別子登録方法としても実現することができる。
本発明の実施例について以下の手順で説明する。
A.デバイス監視システムの概要:
B.監視処理の概要:
C.実施例
D.変形例
A.デバイス監視システムの概要:
図1は、本発明の実施例としての印刷装置監視システムの概略構成を示す説明図である。印刷装置監視システム10は、パーソナルコンピュータPCの他、プリンタPRTやその他図示しない複数台のプリンタがローカルエリアネットワークLAN1に接続されたユーザ用ネットワークシステム20と、監視サーバSVがローカルエリアネットワークLAN2に接続された監視用ネットワークシステム30とが、各々ファイアウォールFW1,FW2を介してインターネットINTに接続されて構成される。
監視対象となるプリンタPRTは、ローカルエリアネットワークLAN1に接続するためのネットワークボードNBを備えており、このネットワークボードNBには、設置IDが格納されている。
監視サーバSVは、プリンタPRTの監視装置としての役割を果たす。監視サーバSVは、プリンタPRTを始め、図示しない管理契約を結んだ他のプリンタ群から所定のタイミングで監視情報を受信し、記憶する。また、監視サーバSVは、第2の識別子に相当する設置IDを生成するが、その方法については、後で詳述する。
図2は、図1に示す監視対象となるプリンタPRTの概略構成を示す説明図である。プリンタPRTは、プリンタ本体180と、プリンタ本体180に取り付けられたネットワークボードNBから構成される。
プリンタ本体180は、プリンタエンジン150、プリンタコントローラ160、操作パネル170を備えており、それぞれ内部バスによって接続されている。プリンタエンジン150は、図示しないトナーカートリッジや感光体ドラム等、用紙に印刷するためのハードウェア群からなる。プリンタコントローラ160は、図示しないCPUやメモリ等を備えるコンピュータであり、ローカルエリアネットワークLAN1を介して受信した印刷ジョブデータに従って、プリンタエンジン150を制御して印刷を実行させる。操作パネル170は、図示しない操作ボタンや液晶ディスプレイ等を備えており、プリンタPRTの設定・操作や動作状態の確認等に用いられる。
また、プリンタコントローラ160は、プリンタエンジン150におけるトナー残量等、プリンタ本体180に関する種々の情報を収集して、MIB(Management Information Base)と呼ばれる形式で保存する。プリンタコントローラ160の備えるメモリは、このMIBの保存先としてMIB格納部162を備えている。
前述のMIBでは、プリンタ本体に関して予め規格で統一的に規定されている項目や、製造者によって独自に定義されている項目が定義されている。そして、これらの項目は、製造者や、機種や、項目の種類等に基づき、ツリー構造で管理されており、それぞれ、製造者や、機種や、項目は、オブジェクトID(OID)と呼ばれる識別番号を介して参照される。
また、プリンタコントローラ160の備えるメモリは、前述のMIB格納部162の他に、プリンタ本体180のシリアルナンバーSNを保存するためのシリアルナンバー格納部164を備えている。このシリアルナンバーSNは、プリンタPRTの出荷時にシリアルナンバー格納部164に記憶される。
一方、ネットワークボードNBは、CPU110とメモリ120と内部バスインターフェース部130とネットワークインターフェース部140とを備えており、それぞれ内部バスで接続されている。
また、このネットワークボードNBは、WEBサーバ機能を有している。ユーザは、ネットワークボードNB及びネットワークを介してプリンタPRTと接続された端末から、WEBブラウザを用いてネットワークボードNBに接続し、WEBページ上で、プリンタPRTに関する種々の設定を行ったり、プリンタPRTに関する情報、例えば、プリンタPRTのシリアルナンバーSNや稼働状況などを確認したりすることができる。
メモリ120は、監視設定ファイル格納部121と、設置ID格納部122と、監視サーバURL格納部124と、プライベートアドレス格納部126と監視サーバ電子メールアドレス格納部127とを備えている。また、メモリ120には、監視処理用プログラムが格納されている。
監視設定ファイル格納部121に格納される監視設定ファイルには、プリンタPRTの機種名、監視項目、機種名及び監視項目に対応する監視情報の格納場所等、プリンタPRTが監視サーバSVとデータのやり取りを行うために必要な情報が記録されている。
設置ID格納部122には、請求項における第1の識別子であるシリアルナンバーSNと関連づけられた第2の識別子である設置IDが格納されており、その付与方法は後述する。なお、本実施例では、第1の識別子としてプリンタPRTのシリアルナンバーSNを用いたが、プリンタ本体180が持つUSBシリアルナンバーやネットワークボードNEが持つEthernet(登録商標)ネットワーク用のMACアドレス等の他の物理的に識別可能な識別子を用いてもよい。
監視サーバURL格納部124には、監視情報を監視サーバSVに送信するために、監視サーバSVのURL(Uniform Resource Locator)が格納されている。
プライベートアドレス格納部126には、ユーザが操作パネル170を用いて予め設定したプリンタPRTのローカルエリアネットワークLAN1内におけるプライベートアドレスが格納されている。
監視サーバ電子メールアドレス格納部127には、後述する設置IDをプリンタPRTに付与する過程で必要となる監視サーバSVの電子メールアドレスが格納されている。
CPU110は、監視処理用プログラムをメモリ120から読み出して実行することにより、監視情報送信部111を備えた監視サーバ通信モジュールとして機能する。
内部バスインターフェース部130は、プリンタ本体180の内部バスとネットワークボードNBの内部バスとを接続するためのインターフェースから成る。また、ネットワークインターフェース部140は、ネットワークボードNBに対してローカルエリアネットワークLAN1に接続するためのインターフェースからなる。
図3は、図1に示す監視サーバSVの概略構成を示す説明図である。監視サーバSVは、コンピュータ200で構成されており、CPU210、ハードディスク220、メモリ230、入出力インターフェース部240を備えており、それぞれ内部バスによって接続されている。また、監視サーバSVは、データを入力する装置としてのキーボード250及びマウス251と、画像を出力する装置としてのディスプレイ252とを備えている。
CPU210は、所定のプログラムをハードディスク220から読み出して実行することにより、設置ID生成部212、監視制御部214として機能する。ハードディスク220は、SN/設置IDテーブル222と監視情報格納部224を備えている。このSN/設置IDテーブル222は、シリアルナンバーSNと設置IDを関連づけるテーブルである。入出力インターフェース部240は、コンピュータ200に対して、前述のキーボード250、マウス251、ディスプレイ252、ローカルエリアネットワークLAN2を接続するためのインターフェース群から成る。
B.監視処理の概要:
次に、印刷装置監視システム10における監視処理の概要について、簡単に説明する。図1に示した本実施例のファイアウォールFW1は、ローカルエリアネットワークLAN1に接続された機器がインターネットINT経由で外部から不正にアクセスされるのを避けつつ、外部との間でデータのやり取りを可能とするよう次の設定がなされている。
〔A〕インターネットINTより送信されたローカルエリアネットワークLAN1に接続された機器への接続要求は原則として破棄する。
〔B〕内部からのメールの送信やHTTPの要求などの出力は許可する。
〔C〕ローカルエリアネットワークLAN1の外部からの通信は、内部から外部に接続したコネクション上を流れる、要求に対する応答のみを許可する。
一方、ファイアウォールFW2は、インターネットINT経由で受信する監視サーバSVへの所定のプロトコルによる通信を認めるように設定されている。
そこで、この印刷装置監視システム10では、プリンタPRTが接続要求を監視サーバSVに送って、プリンタPRTと監視サーバSVとの接続を確立し、プリンタPRTの監視情報を監視サーバSVに送信する。そして、監視サーバSVは、受信した監視情報を記憶して、プリンタPRTを監視する。具体的には、以下の手順で監視が行われる。
プリンタPRTにおいて、監視情報送信部111は、所定の監視タイミングで監視設定ファイル格納部121に保存されている監視設定ファイルを読み出す。そして、監視情報送信部111は、監視設定ファイルに記載された監視項目に対応する監視情報を、プリンタコントローラ160が備えるMIB格納部162に格納されたMIBから取得する。なお、本実施例の監視情報は、構成情報としてのトレイ種別、ファームウェアのバージョン情報、消耗品情報としてのトナー種別、感光体種別、トナー残量、アラート情報としてのアラートである。
そして、監視情報送信部111は、監視サーバSVとの間の接続を確立した上で、取得した監視情報をローカルエリアネットワークLAN1,LAN2及びインターネットINTを介して、監視サーバSVに送信する。
一方、監視サーバSVにおいて、監視制御部214は、プリンタPRTから送信された監視情報を受信して、ハードディスク220が備える監視情報格納部224に格納する。このようにして、監視サーバSVのハードディスク220にプリンタPRTについての監視情報が蓄積されると、この蓄積された監視情報に基づき、トナーの交換時期を通知したり、ファームウェアの機能の追加情報を通知したりするなどの保守サービスが行われる。
C.実施例:
プリンタPRTに設置IDを付与する方法の実施例について、以下の順序で説明する。
実施例1:プリンタPRTは、その出荷時から、少なくとも監視サーバSVのメールアドレスを記憶しており、電子メールを用いて、パーソナルコンピュータPCを介した監視サーバSVと必要なやり取りを行う。
実施例2:プリンタPRTは、その出荷時から、少なくとも監視サーバSVのURLを記憶しており、HTTPプロトコルを用いて、パーソナルコンピュータPCを介した監視サーバSVとの必要なやり取りを行う。
実施例3:プリンタPRTは、その出荷時から、少なくとも監視サーバSVのURLを記憶しており、監視サーバSVと直接必要なやり取りを行う。
C−1.実施例1:
図4は、実施例1としての設置IDを監視対象であるプリンタに付与するために必要な通信の順序を示した説明図である。図示するように、プリンタPRTへの設置IDの付与は、次の通信により実現される。
〔1〕パーソナルコンピュータPCとプリンタPRTとの間でのローカルエリアネットワークLAN1内におけるHTTP要求とその応答である通信T11,T12。
〔2〕ローカルエリアネットワークLAN1内のパーソナルコンピュータPCとローカルエリアネットワークLAN2内の監視サーバSVとの、ファイアウォールFW1,FW2、インターネットINT、図示しないメールサーバを介した電子メールのやり取りである通信T13,T14。
〔3〕パーソナルコンピュータPCとプリンタPRTとの間でのローカルエリアネットワークLAN1内におけるHTTP要求とその応答である通信T15,T16。
なお、図4において、通信T13,T14は、紙面の関係からパーソナルコンピュータPCと監視サーバSVが直接通信を行うように図示されているが、実際には、上述の通り、インターネットINT等の経路を介して通信を行う。
図5は、図4に示した通信における各部の動作とその関係を示した説明図である。図示するように、プリンタPRTへの設置IDの付与は、パーソナルコンピュータPC、プリンタPRT、監視サーバSVにおける工程からなり、次の手順で実施される。
まず、準備作業として、プリンタPRTの備える操作パネル170を用いて、ローカルエリアネットワークLAN1におけるプリンタPRTのプライベートアドレスを設定する。これにより、ユーザは、ローカルエリアネットワークLAN1内からプリンタPRTにアクセスし、プリンタPRTが備えるサーバ機能を利用できる状態となる。そして、ユーザ用ネットワークシステム20のパーソナルコンピュータPCにおいて、ユーザが、WEBブラウザを起動させ、プリンタPRTのプライベートアドレスを手入力してプリンタPRTのWEBページにアクセスすることで、プリンタPRTにHTTP要求を送信する(ステップS11、通信T11)。
次に、ユーザ用ネットワークシステム20のプリンタPRTは、パーソナルコンピュータPCからのHTTP要求を受けて、CPU110が、プリンタコントローラ160が備えるシリアルナンバー格納部134からプリンタPRTのシリアルナンバーSNを、メモリ120が備えるプライベートアドレス格納部126からプリンタPRTのローカルエリアネットワークLAN1におけるプライベートアドレスを、メモリ120が備える監視サーバ電子メールアドレス格納部127から監視サーバSVの電子メールアドレスを調査して、これらの情報をHTTP応答としてプリンタPRTに送信する(ステップS12、通信T12)。なお、監視サーバSVの電子メールアドレスは、プリンタPRTの出荷時に監視サーバ電子メールアドレス格納部127に記憶される。
次に、パーソナルコンピュータPCでは、ステップS12のHTTP応答を受けて、プリンタPRTから送信された監視サーバSVの電子メールアドレスと、プリンタPRTのシリアルナンバーSNと、プリンタPRTのプライベートアドレスとがWEBブラウザの画面上に表示される。そこで、ユーザは、この情報をコピーして、監視サーバSVに電子メールでプリンタPRTのシリアルナンバーSN及びプライベートアドレスを送付する(ステップS13、通信T13)。
なお、ステップS13で送信する電子メールは、ステップS12で所定のフォーマットの文書を作成し、当該文書のコピー範囲を指定するなどして、常に同一のフォーマットで作成できるようにしてもよい。こうすれば、後述するステップS14での処理を自動化しやすくなる。
また、本実施例では、ユーザがWEBブラウザに表示された情報をコピーして電子メールを送信したが、ステップS12において、プリンタPRTがプリンタPRTのシリアルナンバーと、プリンタPRTのプライベートアドレスとを監視サーバへ電子メールで送付するためのリンク文書を作成して、パーソナルコンピュータPCに送信し、ステップS13においては、ユーザがWEBブラウザに表示された前述のリンクをクリックして、自動的に作成された電子メール文書を監視サーバSVに送信できるようにしてもよい。こうすれば、ユーザの手間が簡略化され、ユーザの操作ミスを抑制できると共に、後述するステップS14での処理を自動化しやすくなる。
次に、監視用ネットワークシステム30の監視サーバSVは、ステップS13でパーソナルコンピュータPCから送信された電子メールを受信し、その文書に記述されたプリンタPRTのシリアルナンバーSNに関連づけられた設置IDを生成する(ステップS14)。
次に、監視サーバSVは、ステップS14で生成された設置IDと、自ら記憶している監視サーバSVのURL(Uniform Resource Locator)と、ステップS13によりパーソナルコンピュータPCから送信されたプリンタPRTのプライベートアドレスを用いて、HTTP要求のリンクを含む文書を生成し、当該文書をパーソナルコンピュータPCに電子メールで返信する(ステップS15、通信T14)。
次に、パーソナルコンピュータPCでは、ユーザが、ステップS15で送信された電子メールを開封し、表示されたHTTP要求のリンクをクリックする(ステップS16、通信T15)。図6は、上述のHTTP要求のリンクの一例を示す説明図である。このリンクは、プリンタPRTのプライベートアドレスと設置IDと監視サーバSVのURLとを情報として含み、「192.168.3.21」のプライベートアドレスを持つプリンタPRTに、変数であるプリンタPRTの設置ID(アセットID)と監視サーバSVのURLに、それぞれ「X0000F2」、「device1.epson.jp」という値を与えるHTTP要求である。このリンクをクリックすることで、HTTP要求をプリンタPRTに送信し、プリンタPRTは、このHTTP要求を受信して解釈し、所定の場所に設置IDと監視サーバSVのURLとを記憶させることができる。
次に、プリンタPRTは、ステップS16でパーソナルコンピュータPCから送信されたHTTP要求を受けて、設置ID及び監視サーバSVのURLを、それぞれ不揮発性のメモリ120が備える設置ID格納部122、監視サーバURL格納部124に記憶する(ステップS17)。
次に、プリンタPRTは、ステップS16のHTTP要求の応答として、設置ID及び監視サーバSVのURLの設定が完了した旨の文書を作成して、パーソナルコンピュータPCに送信する。パーソナルコンピュータPCでは、WEBブラウザの画面上にその文書が表示される(ステップS18、通信T16)。
かかる設置IDの付与方法によれば、ユーザが設置IDの入力作業を伴うことなく、ローカルエリアネットワークLAN1,LAN2及びインターネットINTを介して、プリンタPRT1に設置IDを付与することができる。また、ユーザは、電子メールの文書を確認しながら作業できるために、パーソナルコンピュータPCから監視サーバSVに送信する情報(ステップS13)やパーソナルコンピュータPCからプリンタPRTに送信する情報(ステップS16)について、当該情報が送信しても差し支えない情報であるかを確認しながら送信することができる。
C−2.実施例2:
図7は、実施例2としての設置IDを監視対象であるプリンタに付与するために必要な通信の順序を示した説明図である。図示するように、プリンタPRTへの設置IDの付与は、次の通信により実現される。
〔1〕パーソナルコンピュータPCとプリンタPRTとの間でのローカルエリアネットワークLAN1内におけるHTTP要求とその応答である通信T21,T22。
〔2〕ローカルエリアネットワークLAN1内のパーソナルコンピュータPCとローカルエリアネットワークLAN2内の監視サーバSVとの、ファイアウォールFW1,FW2、インターネットINT、図示しないプロキシサーバを介したHTTP要求とその応答である通信T23,T24。
〔3〕パーソナルコンピュータPCとプリンタPRTとの間でのローカルエリアネットワークLAN1内におけるHTTP要求とその応答である通信T25,T26。
なお、図7において、通信T23,T24は、紙面の関係からパーソナルコンピュータPCと監視サーバSVが直接通信を行うように図示されているが、実際には、上述の通り、インターネットINT等の経路を介して通信を行う。
図8は、図7に示した通信における各部の動作とその関係を示した説明図である。図示するように、プリンタPRTへの設置IDの付与は、パーソナルコンピュータPC、プリンタPRT、監視サーバSVにおける工程からなり、次の手順で実施される。
まず、準備作業として、プリンタPRTの備える操作パネル170を用いて、ローカルエリアネットワークLAN1におけるプリンタPRTのプライベートアドレスを設定する。これにより、ユーザは、ローカルエリアネットワークLAN1内からプリンタPRTにアクセスし、プリンタPRTが備えるサーバ機能を利用できる状態となる。そして、ユーザ用ネットワークシステム20のパーソナルコンピュータPCにおいて、ユーザが、WEBブラウザを起動させ、プリンタPRTのプライベートアドレスを手入力してプリンタPRTのWEBページにアクセスすることで、プリンタPRTにHTTP要求を送信する(ステップS21、通信T21)
次に、ユーザ用ネットワークシステム20のプリンタPRTは、パーソナルコンピュータPCからのHTTP要求を受けて、CPU110が、メモリ120が備える監視サーバURL格納部124から監視サーバSVのURLを、プリンタコントローラ160が備えるシリアルナンバー格納部164からプリンタPRTのシリアルナンバーSNを、メモリ120が備えるプライベートアドレス格納部126からプリンタPRTのローカルエリアネットワークLAN1におけるプライベートアドレスを調査する。そして、これらの調査した情報を用いてHTTP要求のリンクを含む文書を作成して、HTTP応答としてプリンタPRTに送信する(ステップS22、通信T22)。なお、監視サーバSVのURLは、プリンタPRTの出荷時に監視サーバURL格納部124に記憶される。
次に、パーソナルコンピュータPCでは、ステップS22のHTTP応答を受けて、WEBブラウザに、HTTP要求のリンクを含む文書が画面上に表示される。そこで、ユーザは、このリンクをクリックして、監視サーバSVにHTTP要求を送信する。(ステップS23、通信T23)。図9は、上述のHTTP要求のリンクの一例を示す説明図である。このリンクは、監視サーバSVのURLと、プリンタPRTのシリアルナンバーSN及びプライベートアドレスとを情報として含み、「device1.epson.jp」のURLを持つ監視サーバSVに、変数であるプリンタPRTのシリアルナンバーSNとプライベートアドレスに、それぞれ「LP_M5500_GXG0101131」、「192.168.3.21」という値を与えるHTTP要求である。このリンクをクリックすることで、HTTP要求を監視サーバSVに送信し、監視サーバSVは、このHTTP要求を受信して解釈し、所定の場所にプリンタPRTのシリアルナンバーSN及びプライベートアドレスを記憶させることができる。
次に、監視用ネットワークシステム30の監視サーバSVは、ステップS23でパーソナルコンピュータPCから送信されたHTTP要求を受信し、このHTTP要求に含まれるプリンタPRTのシリアルナンバーSNに関連づけられた設置IDを生成する(ステップS24)。
次に、監視サーバSVは、ステップS24で生成された設置IDと、ステップS23によりパーソナルコンピュータPCから送信されたプリンタPRTのプライベートアドレスを用いて、HTTP要求のリンクを含む文書を生成し、当該文書をパーソナルコンピュータPCにHTTP応答として送信する(ステップS25、通信T24)。
次に、パーソナルコンピュータPCでは、ステップS25のHTTP応答を受けて、WEBブラウザの画面上に、HTTP要求のリンクを含む文書が表示される。そこで、ユーザは、このリンクをクリックして、プリンタPRTにHTTP要求を送信する(ステップS26、通信T25)。図10は、上述のHTTP要求のリンクの一例を示す説明図である。このリンクは、プリンタPRTのプライベートアドレスと設置IDとを情報として含み、「192.168.3.21」のプライベートアドレスを持つプリンタPRTに、変数であるプリンタPRTの設置ID(アセットID)に「X0000F2」という値を与えるHTTP要求である。このリンクをクリックすることで、HTTP要求をプリンタPRTに送信し、プリンタPRTは、このHTTP要求を受信して解釈し、所定の場所に設置IDを記憶させることができる。
次に、プリンタPRTは、ステップS26でパーソナルコンピュータPCから送信されたHTTP要求を受けて、設置IDを、メモリ120が備える設置ID格納部122に記憶する(ステップ27)。
次に、プリンタPRTは、ステップS26のHTTP要求の応答として、設置ID及び監視サーバSVのURLの設定が完了した旨の文書を作成して、パーソナルコンピュータPCに送信する。パーソナルコンピュータPCでは、WEBブラウザの画面上にその文書が表示される(ステップS28、通信T26)。
かかる設置IDの付与方法によれば、ユーザが設置IDの入力作業を伴うことなく、ローカルエリアネットワークLAN1,LAN2及びインターネットINTを介して、WEBブラウザに表示されたリンクをクリックするなどの簡単な操作のみで、プリンタPRT1に設置IDを付与することができる。
なお、前述の実施例2の方法では、ユーザの電子メールアドレスが把握できないために、プリンタPRTの故障時等において、ユーザと監視サーバとの電子メールのやり取りによるユーザへのサポートが行えない。そこで、ステップS22において作成する文書の中に、ユーザの電子メールアドレスの入力欄を設けておき、ステップS23においてユーザが自らの電子メールアドレスを入力して、前述のHTTP要求に含めて送信することとしてもよい。これにより、監視サーバSVは、ユーザの電子メールアドレスを把握することができ、電子メールによるユーザサポートも可能となる。
また、ステップS23において、WEBブラウザの画面上に表示されるリンクと併せて、パーソナルコンピュータPCから監視サーバSVに送信する情報を分かりやすく表示した文書を表示してもよい。同様に、ステップS26において、パーソナルコンピュータPCからプリンタPRTに送信する情報を分かりやすく表示した文書を表示してもよい。これにより、ユーザは、当該情報が送信しても差し支えない情報であるかを確認しながら送信することができる。
C−3.実施例3:
図11は、実施例3としての設置IDを監視対象であるプリンタに付与するために必要な通信の順序を示した説明図である。図示するように、プリンタPRTへの設置IDの付与は、次の通信により実現される。
〔1〕パーソナルコンピュータPCからプリンタPRTへのローカルエリアネットワークLAN1内におけるHTTP要求である通信T31。
〔2〕ローカルエリアネットワークLAN1内のプリンタPRTとローカルエリアネットワークLAN2内の監視サーバSVとの、ファイアウォールFW1,FW2、インターネットINT、図示しないプロキシサーバを介したHTTP要求とその応答である通信T32,T33。
なお、図11において、通信T32,T33は、紙面の関係からプリンタPRTと監視サーバSVが直接通信を行うように図示されているが、実際には、上述の通り、インターネットINT等の経路を介して通信を行う。
図12は、図11に示した通信における各部の動作とその関係を示した説明図である。図示するように、プリンタPRTへの設置IDの付与は、パーソナルコンピュータPC、プリンタPRT、監視サーバSVにおける工程からなり、次の手順で実施される。
まず、準備作業として、プリンタPRTの備える操作パネル170を用いて、ローカルエリアネットワークLAN1におけるプリンタPRTのプライベートアドレスを設定する。これにより、ユーザは、ローカルエリアネットワークLAN1内からプリンタPRTにアクセスし、プリンタPRTが備えるサーバ機能を利用できる状態となる。そして、ユーザ用ネットワークシステム20のパーソナルコンピュータPCにおいて、ユーザが、WEBブラウザを起動させ、プリンタPRTのプライベートアドレスを手入力してプリンタPRTのWEBページにアクセスすることで、プリンタPRTにHTTP要求を送信する(ステップS31、通信T31)
次に、ユーザ用ネットワークシステム20のプリンタPRTにおいて、プリンタPRTとユーザ用ネットワークシステム20のプロキシサーバとの通信の設定を行う(ステップS32)。具体的には、プリンタPRTは、ステップ31のHTTP要求に応答して、ユーザ用ネットワークシステム20のプロキシサーバとの通信設定を行うための画面をパーソナルコンピュータPCのWEBブラウザの画面に表示させる。ユーザは、その画面で、プリンタPRTにプロキシサーバのIPアドレス、ポート番号、ユーザ名、パスワードを設定する。これにより、プリンタPRTは、プロキシサーバとの通信が可能、すなわち、インターネットINT及びローカルエリアネットワークLAN1,LAN2を介した監視サーバSVとの通信が可能となる。
次に、ユーザ用ネットワークシステム20のプリンタPRTは、CPU110が、メモリ120が備える監視サーバURL格納部124から監視サーバSVのURLを、プリンタコントローラ160が備えるシリアルナンバー格納部164からプリンタPRTのシリアルナンバーSNを、メモリ120が備えるプライベートアドレス格納部126からプリンタPRTのローカルエリアネットワークLAN1におけるプライベートアドレスを調査する。そして、これらの調査した情報を用いてHTTP要求を監視サーバSVに自動送信する(ステップS33、通信T32)。なお、監視サーバSVのURLは、プリンタPRTの出荷時に監視サーバURL格納部124に記憶される。HTTP要求の内容は、実施例2で図9に示したHTTP要求と同様の内容である。
次に、監視用ネットワークシステム30の監視サーバSVは、ステップS33でプリンタPRTから送信されたHTTP要求を受信し、このHTTP要求に含まれるプリンタPRTのシリアルナンバーSNに関連づけられた設置IDを生成する(ステップS34)。
次に、監視サーバSVは、ステップS34で生成された設置IDと、ステップS33によりパーソナルコンピュータPCから送信されたプリンタPRTのプライベートアドレスを用いて、HTTPのコマンドを生成し、パーソナルコンピュータPCにHTTP応答として送信する(ステップS35、通信T33)。
次に、プリンタPRTは、ステップS35で監視サーバSVから送信されたHTTP要求を受けて、設置IDを、メモリ120が備える設置ID格納部122に記憶する(ステップS35)。
かかる設置IDの付与方法によれば、ユーザが設置IDの入力作業を伴うことなく、ローカルエリアネットワークLAN1,LAN2及びインターネットINTを介して、WEBブラウザで所定の情報の入力を行う簡単な操作のみで、プリンタPRTに設置IDを付与することができる。
D.変形例:
D−1.変形例1:
実施例1ないし実施例3においては、パーソナルコンピュータPCと、プリンタPRTと、監視サーバSVとの間の通信は、セキュリティを考慮せずに行うものとしたが、変形例として、その通信の少なくとも一部は、暗号通信により行ってもよい。
例えば、実施例1において、ステップS12からステップS17までの工程で行われる通信を公開鍵方式による暗号通信とすることができる。この場合、まず、監視サーバSVの公開鍵をプリンタPRTの出荷時にプリンタPRTのネットワークボードNBが備えるメモリ113に格納しておく。そして、パーソナルコンピュータPCを経由した監視サーバSVへの通信内容は、監視サーバSVの公開鍵を用いて暗号化して送信される。同時に、この通信には、プリンタPRTの公開鍵が添付される。一方、監視サーバSVでは、受信した通信内容を自らの秘密鍵で復号化すると共に、パーソナルコンピュータPCを経由したプリンタPRTへの通信内容は、プリンタPRTの公開鍵で暗号化して送信される。そして、プリンタPRTは、受信した通信内容を自らの秘密鍵で復号化する。
あるいは、実施例2におけるパーソナルコンピュータPCと監視サーバSVの通信や、実施例3におけるプリンタPRTと監視サーバSVの通信において、SSL(Secure Sockets Layer)による暗号化通信を行うこととすることもできる。この場合、まず、監視サーバSVと通信を行うパーソナルコンピュータPCまたはプリンタPRTは、監視サーバSVから電子証明書を受け取り、その内容を確認する。そして、パーソナルコンピュータPCまたはプリンタPRTは、電子証明書の情報をもとに共通鍵を生成し、電子証明書に含まれる監視サーバSVの公開鍵を用いて共通鍵を暗号化し、監視サーバSVへ送信する。監視サーバSVは自らの秘密鍵で共通鍵を復号化し、その後、両者が保有する共通鍵を利用した暗号化通信が開始される。これらの方法により、セキュリティを保った通信を行うことができる。
D−2.変形例2:
実施例1ないし実施例3においては、プリンタPRTの監視装置としての監視サーバSVは、プリンタPRTのシリアルナンバーSNを受け付けて、このシリアルナンバーSNに関連づけられた設置IDを生成し、プリンタPRTにこの設置IDを付与するための所定の通信を行う機能と、設置IDがプリンタPRTに付与された後に、プリンタPRTから受信する監視情報を基にプリンタPRTの管理を行う機能を併せ持つものとしたが、これらの機能は分割して配置されてもよい。例えば、プリンタPRTの監視装置は、設置IDを生成し、所定の通信を行う機能を備えた登録管理サーバと監視情報を基にプリンタPRTの管理を行う監視サーバから構成されることとしてもよい。これにより、監視装置の機能が分散化され、それぞれの機能を効率的に実現できるとともに、監視装置のメンテナンスや故障に対する信頼性を向上させることができる。
以上本発明の幾つかの実施例、変形例について説明したが、本発明はこうした実施例、変形例に限られるものではなく、本発明の要旨を脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることは勿論である。例えば、ユーザ用ネットワークシステム20において本実施例の操作を行うユーザは、自身のネットワーク管理の立場に応じて、実施例1ないし実施例3の方法から自由に選択して、プリンタPRTに設置IDを付与できるものとしてもよい。また、本変形例では、通信内容の暗号化にSSLを用いたが、SHTTP(Secure Hyper Text Transfer Protocol)などの他の暗号化プロトコルを用いてもよい。もとより、本実施例では、監視対象とするデバイスはプリンタとしたが、FAX、スキャナ、ネットワークストレージデバイス等種々の形態で実現することができる。
印刷装置監視システムの概略構成を示す説明図である。 監視対象となるプリンタPRTの概略構成を示す説明図である。 監視サーバSVの概略構成を示す説明図である。 実施例1としての設置IDを監視対象であるプリンタに付与するために必要な通信の順序を示した説明図である。 図4に示した通信における各部の動作とその関係を示した説明図である。 実施例1に用いるHTTP要求のリンクの一例を示す説明図である。 実施例2としての設置IDを監視対象であるプリンタに付与するために必要な通信の順序を示した説明図である。 図7に示した通信における各部の動作とその関係を示した説明図である。 実施例2に用いる第1のHTTP要求のリンクの一例を示す説明図である。 実施例2に用いる第2のHTTP要求のリンクの一例を示す説明図である。 実施例3としての設置IDを監視対象であるプリンタに付与するために必要な通信の順序を示した説明図である。 図11に示した通信における各部の動作とその関係を示した説明図である。
符号の説明
10…印刷装置監視システム
20…ユーザ用ネットワークシステム
30…監視用ネットワークシステム
110…CPU
111…監視情報送信部
120…メモリ
121…監視設定ファイル格納部
122…設置ID格納部
124…監視サーバURL格納部
126…プライベートアドレス格納部
127…監視サーバ電子メールアドレス格納部
130…内部バスインターフェース部
140…ネットワークインターフェース部
150…プリンタエンジン
160…プリンタコントローラ
162…MIB格納部
164…シリアルナンバー格納部
170…操作パネル
180…プリンタ本体
200…コンピュータ
210…CPU
212…設置ID生成部
214…監視制御部
220…ハードディスク
222…SN/設置IDテーブル
224…監視情報格納部
230…メモリ
240…入出力インターフェース部
250…キーボード
251…マウス
252…ディスプレイ
PRT…プリンタ
NB…ネットワークボード
PC…パーソナルコンピュータ
SN…シリアルナンバー
SV…監視サーバ
LAN1…ローカルエリアネットワーク
LAN2…ローカルエリアネットワーク
FW1…ファイアウォール
FW2…ファイアウォール
INT…インターネット

Claims (10)

  1. ネットワークに接続された複数のデバイスと、該デバイスとネットワークを介して接続された監視装置とからなるデバイス監視システムであって、
    前記デバイスは、
    前記デバイスの前記監視装置への登録要求を受け付ける登録要求受付ユニットと、
    前記デバイスを物理的に識別可能な第1の識別子と、前記デバイスの前記ネットワーク上のアドレスであるデバイスアドレスとを前記監視装置のアドレスである監視装置アドレスと関連付けて送信する第1の送信ユニットと、
    を備え、
    前記監視装置は、
    前記第1の識別子と前記デバイスアドレスとを含み、前記デバイスを論理的に識別可能な第2の識別子の生成要求を受け付ける第2識別子生成要求受付ユニットと、
    該第2の識別子の生成要求を受け付けると、前記第1の識別子と関連付けて第2の識別子を生成する第2識別子生成ユニットと、
    前記デバイスアドレスと前記生成された第2の識別子とを関連付けて送信する第2の送信ユニットと
    を備える
    デバイス監視システム。
  2. 請求項1記載のデバイス監視システムであって、
    更に、前記ネットワークを介して前記デバイスと接続される情報処理装置を備え、
    前記登録要求受付ユニットは、前記情報処理装置から、前記ネットワークを介して、前記登録要求を受け付け、
    前記第1の送信ユニットは、前記登録要求に対する応答として、第1の所定の処理の要求と前記監視装置アドレスとを前記情報処理装置に送信し、
    前記第2の送信ユニットは、前記送信時に、第2の所定の処理の要求を併せて前記情報処理装置に送信する
    デバイス監視システム。
  3. 請求項2記載のデバイス監視システムであって、
    前記第1の所定の処理の要求は、前記監視装置アドレスを宛先とする電子メールの送信を起動する要求である
    デバイス監視システム。
  4. 請求項2記載のデバイス監視システムであって、
    前記第1の所定の処理の要求は、前記監視装置アドレスを宛先とするHTTPリクエストの作成要求である
    デバイス監視システム。
  5. 請求項2ないし請求項4のいずれか記載のデバイス監視システムであって、
    前記第2の所定の処理の要求は、前記デバイスアドレスを宛先とするHTTPリクエストの作成要求である
    デバイス監視システム。
  6. 請求項1記載のデバイス監視システムであって、
    前記第1の送信ユニットは、前記監視装置に対して前記送信を行ない、
    前記第2の送信ユニットは、前記デバイスに対して前記送信を行なう
    デバイス監視システム。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか記載のデバイス監視システムであって、
    前記第1の送信ユニットによる前記送信と前記第2の送信ユニットによる前記送信との少なくとも一部は、送信内容を暗号化して行なわれる
    デバイス監視システム。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか記載のデバイス監視システムであって、
    前記デバイスは、更に、前記第2の識別子を受信して、該第2の識別子を当該デバイスの識別子として設定するユニットを備える
    デバイス監視システム。
  9. ネットワークに接続され、該ネットワークを介して監視装置による監視を受けるデバイスであって、
    前記監視装置への登録要求を受け付ける登録要求受付ユニットと、
    前記デバイスを物理的に識別可能な第1の識別子と前記デバイスの前記ネットワーク上でのアドレスであるデバイスアドレスとを前記監視装置のアドレスである監視装置アドレスと関連付けて送信する送信ユニットと、
    当該デバイスを論理的に識別可能であり、前記送信した第1の識別子と関連付けられた第2の識別子を受信し、該第2の識別子を自らの識別用に設定する第2識別子受信設定ユニットと
    を備えるデバイス。
  10. ネットワークに接続され、該ネットワークを介して監視装置による監視を受けるデバイスに識別子を登録する識別子登録方法であって、
    前記監視装置への登録要求を受け付け、
    前記デバイスを物理的に識別可能な第1の識別子と前記デバイスの前記ネットワーク上でのアドレスであるデバイスアドレスとを前記監視装置のアドレスである監視装置アドレスと関連付けて送信し、
    当該デバイスを論理的に識別可能であり、前記送信した第1の識別子と関連付けられた第2の識別子を受信し、
    該第2の識別子を自らの識別用に設定する
    識別子登録方法。
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