JP2008092469A - 通信システム、実受信利用データ量の通信方法 - Google Patents
通信システム、実受信利用データ量の通信方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】UDP通信等の信頼性の低いプロトコルを使用した場合でも、通信端末機で受信されてアプリケーションで利用されたデータ量を正確に把握することができ、これによって適正な課金請求を行うことができること。
【解決手段】通信端末機20で、ネットワーク装置60から受信した配信データを利用した際に、この利用データ量を計測して統計情報を作成し、この統計情報を配信側への応答となる受信確認データに設定してネットワーク装置60に通知し、この通知の際に、配信データの利用を継続中か終了かを示すフラグを受信確認データに付与する。ネットワーク装置60で、通信端末機20から受信確認データを受信し、この受信された受信確認データ中のフラグが、配信データの利用の終了と判断されるまで、受信確認データ中の統計情報にもとづき課金情報を作成する。
【選択図】 図1
【解決手段】通信端末機20で、ネットワーク装置60から受信した配信データを利用した際に、この利用データ量を計測して統計情報を作成し、この統計情報を配信側への応答となる受信確認データに設定してネットワーク装置60に通知し、この通知の際に、配信データの利用を継続中か終了かを示すフラグを受信確認データに付与する。ネットワーク装置60で、通信端末機20から受信確認データを受信し、この受信された受信確認データ中のフラグが、配信データの利用の終了と判断されるまで、受信確認データ中の統計情報にもとづき課金情報を作成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、コンテンツ情報などを携帯電話機等の通信端末機で再生する目的で通信網側のネットワーク装置からデータを配信し、この配信データの使用料金を該当通信端末機に課金する通信システム、実受信利用データ量の通信方法に関する。
従来、RTSP(Real Time Streaming Protocol)、RTP(Real-time Transport Protocol)等のプロトコルに従えば、通信品質等において信頼性の低いUDP(User Datagram Protocol)通信を用いデータを通信した場合でも、受信側からのRR(受信報告)による統計情報から、受信状況を把握することが可能である。
特許文献1には、上記プロトコルを用いた際、RRが受信できない場合にデータ通信を制御できないという課題を解決するため、RRの通信ルールを受信側、送信側の双方で規定することで、伝送路の状況に見合ったデータ通信を可能とすることが記載されている。
特許文献1には、上記プロトコルを用いた際、RRが受信できない場合にデータ通信を制御できないという課題を解決するため、RRの通信ルールを受信側、送信側の双方で規定することで、伝送路の状況に見合ったデータ通信を可能とすることが記載されている。
特許文献2には、コンテンツ再生時に、クライアントが配信サーバに対して視聴状況を通知し、サーバが視聴実績に応じて課金制御を可能とすること、並びに、番組毎の視聴に応じて課金処理することが記載されている。
特許文献3には、情報通信端末機を用いてユーザが授受した情報ネットワーク上のデータの量に応じて課金を行うデータ課金方法であって、データの利用目的毎に当該データの量を分類して集計することで、利用目的毎に課金を行う。このために、情報ネットワーク上に特定のネットワークセグメントを設定し、このネットワークセグメントを経由してユーザの情報通信端末機にデータの授受を行わせることで、個々の利用目的毎のデータの量を集計することが記載されている。
特願2002−269238号公報
特願2005−184472号公報
WO01/078317号公報
特許文献3には、情報通信端末機を用いてユーザが授受した情報ネットワーク上のデータの量に応じて課金を行うデータ課金方法であって、データの利用目的毎に当該データの量を分類して集計することで、利用目的毎に課金を行う。このために、情報ネットワーク上に特定のネットワークセグメントを設定し、このネットワークセグメントを経由してユーザの情報通信端末機にデータの授受を行わせることで、個々の利用目的毎のデータの量を集計することが記載されている。
ところで、上述した特許文献1〜3においては、ネットワーク上の装置にて利用されたデータ量を把握するようになっており、TCP通信等のように送達確認が行われるのであれば、ネットワーク装置でも通信端末機の受信完了したデータ量を正確に把握可能である。しかし、UDP通信等の信頼性の低いプロトコルを使用する場合には、ネットワーク装置が送信したデータ量が分かるのみで、通信端末機が受信完了できたデータ量、及び当該通信端末機が上位アプリケーションで処理できたデータ量を正確に把握することができない。
特に、光ファイバ等のブロードバンド回線に比較して、不安定、且つ帯域が限定される無線通信手段を介す場合、ユーザへの従量課金制、コンテンツ事業者への従量課金制のため、送受信データ量に応じて課金制御を行いたいケースがある。この場合、通信端末機が受信完了できていない、若しくは受信完了していたとしても、上位アプリケーションで処理されていないにも関わらず課金対象とすることを避けねばならないので、UDP通信等の信頼性の低いプロトコルを使用するができない。
例えば、ストリーミング等のリアルタイム通信においては、データの送達を保証するTCPよりも、多少の損失はあっても転送のリアルタイム性を重視するUDPが好まれるケースも多い。しかし、現状においてUDPを使用すると、通信端末機が受信完了したデータ量をネットワーク側で検知する仕組みがないため、圏外流出等で、移動する通信端末機が、途中からストリーミングデータを受信不能となってしまったような場合、ネットワーク装置が圏外流出に気づき、呼を切断するまでの間、ユーザはストリーミングを閲覧できないにもかかわらず、データ送信量がカウントアップされてしまい、結果として、視聴できていないにも関わらず、課金請求されることになってしまう。
更に、ストリーミングやUDP通信に関わらず、通常のWebブラウジング、その他アプリケーションにおいても、通信端末機が受信したデータ量と、上位のアプリケーションが処理できたデータ量とには差分が生じることがあり、ユーザの感じるデータ受信量に伴う課金額と、実際請求される課金額が乖離するといった不具合が生じる。
つまり総括すると、UDP通信等の信頼性の低いプロトコルを使用した場合、ネットワーク装置が送信したデータ量が分かるのみで、通信端末機が受信完了できたデータ量、及び当該通信端末機が上位アプリケーションで処理できたデータ量を正確に把握することができず、このため、適正な課金請求が行えなくなるという問題がある。
つまり総括すると、UDP通信等の信頼性の低いプロトコルを使用した場合、ネットワーク装置が送信したデータ量が分かるのみで、通信端末機が受信完了できたデータ量、及び当該通信端末機が上位アプリケーションで処理できたデータ量を正確に把握することができず、このため、適正な課金請求が行えなくなるという問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、UDP通信等の信頼性の低いプロトコルを使用した場合でも、通信端末機で受信されてアプリケーションで利用されたデータ量を正確に把握することができ、これによって適正な課金請求を行うことができる通信システム、実受信利用データ量の通信方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1による通信システムは、通信網に配備されたネットワーク装置から通信端末機のアプリケーションにて利用可能なデータを、通信網を介して通信端末機へ配信し、この配信データが通信端末機で利用された際に課金を行う通信システムにおいて、前記通信端末機は、前記ネットワーク装置から受信した配信データを利用した際に、この利用データ量を計測する計測手段と、この手段で計測された利用データ量にもとづく統計情報を作成し、この際当該統計情報に固有のID情報を付与する統計情報作成手段と、この手段で作成された統計情報を配信側への応答となる受信確認データに設定し、この設定後の受信確認データを一定間隔で前記ネットワーク装置に通知する通知手段と、前記配信データの利用中を示す継続フラグ及び前記配信データの利用の終了を示す終了フラグの何れかを、前記通知手段で通知される受信確認データに付与するフラグ管理手段とを備え、前記ネットワーク装置は、前記通信端末機から受信確認データを受信する受信手段と、この受信された受信確認データに付与されたフラグを検出する検出手段と、この手段で前記終了フラグが検出されるまで、前記受信手段で受信される受信確認データ中の統計情報にもとづき課金情報を作成する課金情報作成手段とを備えることを特徴とする通信システム。
この構成によれば、通信端末機で、ネットワーク装置から受信した配信データを利用した際に、この利用データ量を計測して統計情報を作成し、この統計情報を配信側への応答となる受信確認データに設定してネットワーク装置に通知し、この通知の際に、配信データの利用を継続中か終了かを示すフラグを受信確認データに付与するようにした。そして、ネットワーク装置で、通信端末機から受信確認データを受信し、この受信された受信確認データ中のフラグが、配信データの利用の終了と判断されるまで、受信確認データ中の統計情報にもとづき課金情報を作成するようにした。従って、通信端末機で受信されてアプリケーションで利用されたデータ量を正確に把握することができ、これによって適正な課金請求を行うことができる。これは、通信プロトコルに係わらずに実現可能なので、UDP通信等の信頼性の低いプロトコルを使用した場合でも、同様に通信端末機での利用データ量を正確に把握することができ、適正な課金請求を行うことができる。
また、本発明の請求項2による通信システムは、請求項1において、前記統計情報作成手段は、前記ネットワーク装置から受信した配信データの内、利用可能であるにも係わらず実際に利用されなかったデータの量を、前記計測手段で計測された利用データ量に併合し、この併合後のデータ量にもとづき統計情報を作成することを特徴とする。
この構成によれば、通信端末機から送信される受信確認データの統計情報は、実際に利用されたデータ量の他に、実際に利用可能であったデータ量を併合したデータ量にもとづき作成されるので、ネットワーク装置にて、より適正に課金情報を作成することができる。
この構成によれば、通信端末機から送信される受信確認データの統計情報は、実際に利用されたデータ量の他に、実際に利用可能であったデータ量を併合したデータ量にもとづき作成されるので、ネットワーク装置にて、より適正に課金情報を作成することができる。
また、本発明の請求項3による通信システムは、請求項1または2において、前記通信端末機は、通信不能状態となった際に、前記統計情報作成手段で作成後に通知できなかった前記統計情報を記憶する第1の記憶手段と、前記通信不能状態から通信可能状態に復帰した際に前記第1の記憶手段に記憶された統計情報を検索して前記通知手段へ出力する第1の検索手段とを更に備え、この際、前記フラグ管理手段は、前記配信データの利用中に前記通信不能状態となったことを示す途中中断フラグを、前記第1の検索手段から前記通知手段へ出力された統計情報が設定される受信確認データに付与する処理を行い、前記ネットワーク装置は、前記通信不能状態の前に受信した受信確認データ中の統計情報を記憶する第2の記憶手段と、前記通信可能状態に復帰後に前記検出手段により前記途中中断フラグが検出された際に、この途中中断フラグが付与された受信確認データ中の統計情報と同じID情報の統計情報を前記第2の記憶手段から検索する第2の検索手段とを更に備え、前記課金情報作成手段は、前記通信不能状態の際に当該通信不能状態となる前に作成された課金情報を記憶しておき、前記第2の検索手段により前記第2の記憶手段から前記同じID情報の統計情報が検索された際に、前記復帰後に受信の統計情報をもとに作成した課金情報を、その記憶した課金情報と併合する処理を行うことを特徴とする。
この構成によれば、通信端末機が、通信不能状態となった際にネットワーク装置へ通知できなかった統計情報があっても、通信可能状態に復帰した際に、その未通知の統計情報を通知し、ネットワーク装置にてその未通知の統計情報を受信して課金情報を作成することができる。
この構成によれば、通信端末機が、通信不能状態となった際にネットワーク装置へ通知できなかった統計情報があっても、通信可能状態に復帰した際に、その未通知の統計情報を通知し、ネットワーク装置にてその未通知の統計情報を受信して課金情報を作成することができる。
また、本発明の請求項4による通信システムは、通信網に配備されたネットワーク装置から通信端末機のアプリケーションにて利用可能なデータを、通信網を介して通信端末機へ配信し、この配信データが通信端末機で利用された際に課金を行う通信システムにおいて、前記通信端末機は、前記ネットワーク装置から受信した配信データを利用した際に、この利用データ量を計測する計測手段と、この手段で計測された利用データ量にもとづく統計情報を作成し、この際当該統計情報に固有のID情報を付与する統計情報作成手段と、この手段で作成された統計情報を配信側への応答となる受信確認データに設定し、この設定後の受信確認データを一定間隔で前記ネットワーク装置に通知する通知手段と、前記配信データの利用中を示す継続フラグ及び前記配信データの利用の終了を示す終了フラグの何れかを、前記通知手段で通知される受信確認データに付与するフラグ管理手段とを備え、前記ネットワーク装置は、前記通信端末機から受信確認データを受信する受信手段と、この受信された受信確認データに付与されたフラグを検出する検出手段と、この手段で前記終了フラグが検出されるまで、前記受信手段で受信される受信確認データ中の統計情報を記憶する第3の記憶手段と、前記終了フラグの検出時に、前記第3の記憶手段に記憶された同じID情報が付与された統計情報を全て結合する結合手段と、この手段で結合された統計情報にもとづき課金情報を作成する課金情報作成手段とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、通信端末機で、ネットワーク装置から受信した配信データを利用した際の利用データ量を、ネットワーク装置で正確に把握することができ、これによって適正な課金請求を行うことができる。これは、通信プロトコルに係わらずに実現可能なので、UDP通信等の信頼性の低いプロトコルを使用した場合でも、同様に通信端末機での利用データ量を正確に把握することができ、適正な課金請求を行うことができる。
また、本発明の請求項5による通信システムは、請求項4において、前記統計情報作成手段は、前記ネットワーク装置から受信した配信データの内、利用可能であるにも係わらず実際に利用されなかったデータの量を、前記計測手段で計測された利用データ量に併合し、この併合後のデータ量にもとづき統計情報を作成することを特徴とする。
この構成によれば、通信端末機から送信される受信確認データの統計情報は、実際に利用されたデータ量の他に、実際に利用可能であったデータ量を併合したデータ量にもとづき作成されるので、ネットワーク装置にて、より適正に課金情報を作成することができる。
この構成によれば、通信端末機から送信される受信確認データの統計情報は、実際に利用されたデータ量の他に、実際に利用可能であったデータ量を併合したデータ量にもとづき作成されるので、ネットワーク装置にて、より適正に課金情報を作成することができる。
また、本発明の請求項6による通信システムは、請求項4または5において、前記通信端末機は、通信不能状態となった際に、前記統計情報作成手段で作成後に通知できなかった前記統計情報を記憶する第4の記憶手段と、前記通信不能状態から通信可能状態に復帰した際に前記第4の記憶手段に記憶された統計情報を検索して前記通知手段へ出力する第1の検索手段とを更に備え、前記フラグ管理手段は、前記配信データの利用中に前記通信不能状態となったことを示す途中中断フラグを、前記第1の検索手段から前記通知手段へ出力された統計情報が設定される受信確認データに付与する処理を行い、前記結合手段は、前記通信可能状態に復帰後に前記検出手段により前記途中中断フラグが検出された際に、この途中中断フラグが付与された受信確認データ中の統計情報と同じID情報の統計情報を前記第3の記憶手段から検索し、前記課金情報作成手段は、その検索された全ての統計情報をもとに課金情報を作成する処理を行うことを特徴とする。
この構成によれば、通信端末機が、通信不能状態となった際にネットワーク装置へ通知できなかった統計情報があっても、通信可能状態に復帰した際に、その未通知の統計情報を通知し、ネットワーク装置にてその未通知の統計情報を受信して課金情報を作成することができる。
この構成によれば、通信端末機が、通信不能状態となった際にネットワーク装置へ通知できなかった統計情報があっても、通信可能状態に復帰した際に、その未通知の統計情報を通知し、ネットワーク装置にてその未通知の統計情報を受信して課金情報を作成することができる。
また、本発明の請求項7による実受信利用データ量の通信方法は、通信網に配備されたネットワーク装置から通信端末機のアプリケーションにて利用可能なデータを、通信網を介して通信端末機へ配信し、この配信データが通信端末機で利用された際に課金を行う実受信利用データ量の通信方法において、前記通信端末機が、前記ネットワーク装置から受信した配信データを利用した際に、この利用データ量を計測する第1のステップと、前記第1のステップで計測された利用データ量の情報を、一定間隔で前記ネットワーク装置に通知する第2のステップと、前記第2のステップで通知された利用データ量の情報を前記ネットワーク装置で受信する第3のステップと、前記第3のステップで受信された利用データ量の情報にもとづき課金情報を作成する第4のステップとを含むことを特徴とする。
この方法によれば、通信端末機で、ネットワーク装置から受信した配信データを利用した際に、この利用データ量を計測してネットワーク装置に通知し、ネットワーク装置で、その利用データ量の情報にもとづき課金情報を作成するようにした。従って、通信端末機で受信されてアプリケーションで利用されたデータ量を正確に把握することができ、これによって適正な課金請求を行うことができる。これは、通信プロトコルに係わらずに実現可能なので、UDP通信等の信頼性の低いプロトコルを使用した場合でも、同様に通信端末機での利用データ量を正確に把握することができ、適正な課金請求を行うことができる。
また、本発明の請求項8による実受信利用データ量の通信方法は、前記通信端末機が通信不能状態となった際に、前記2のステップで通知できなかった利用データ量の情報を記憶する第5のステップと、前記第5のステップで記憶された利用データ量の情報を、前記通信端末機が前記第通信不能状態から通信可能状態に復帰した際に前記ネットワーク装置へ通知する第6のステップと、前記ネットワーク装置において、前記通信不能状態となった際に、当該通信不能状態となる前に前記第4のステップの処理で作成された課金情報を記憶する第7のステップと、前記ネットワーク装置において、前記6のステップで通知された利用データ量の情報を受信した際に、この受信された利用データ量の情報にもとづき課金情報を作成し、この課金情報と、前記第7のステップで記憶された課金情報とを併合して課金情報を作成する第8のステップとを更に含むことを特徴とする。
この方法によれば、通信端末機が、通信不能状態となった際にネットワーク装置へ通知できなかった統計情報があっても、通信可能状態に復帰した際に、その未通知の統計情報を通知し、ネットワーク装置にてその未通知の統計情報を受信して課金情報を作成することができる。
この方法によれば、通信端末機が、通信不能状態となった際にネットワーク装置へ通知できなかった統計情報があっても、通信可能状態に復帰した際に、その未通知の統計情報を通知し、ネットワーク装置にてその未通知の統計情報を受信して課金情報を作成することができる。
また、本発明の請求項9による実受信利用データ量の通信方法は、通信網に配備されたネットワーク装置から通信端末機のアプリケーションにて利用可能なデータを、通信網を介して通信端末機へ配信し、この配信データが通信端末機で利用された際に課金を行う実受信利用データ量の通信方法において、前記通信端末機が、前記ネットワーク装置から受信した配信データを利用した際に、この利用データ量を計測する第1のステップと、前記第1のステップで計測された利用データ量の情報を、一定間隔で前記ネットワーク装置に通知する第2のステップと、前記第2のステップで通知された利用データ量の情報を前記ネットワーク装置で受信する第3のステップと、前記第3のステップで受信された利用データ量の情報を記憶する第4のステップと、前記第4のステップで前記通信端末機から一定間隔で通知される利用データ量の情報が全て通知され、これが記憶された時点で、その全ての利用データ量の情報にもとづき課金情報を作成する第5のステップとを含むことを特徴とする。
この方法によれば、通信端末機で、ネットワーク装置から受信した配信データを利用した際に、この利用データ量を計測してネットワーク装置に通知し、ネットワーク装置で、その利用データ量の情報を全て記憶した後に、この全ての利用データ量の情報にもとづき課金情報を作成するようにした。従って、通信端末機で受信されてアプリケーションで利用されたデータ量を正確に把握することができ、これによって適正な課金請求を行うことができる。これは、通信プロトコルに係わらずに実現可能なので、UDP通信等の信頼性の低いプロトコルを使用した場合でも、同様に通信端末機での利用データ量を正確に把握することができ、適正な課金請求を行うことができる。
また、本発明の請求項10による実受信利用データ量の通信方法は、前記通信端末機が通信不能状態となった際に、前記2のステップで通知できなかった利用データ量の情報を記憶する第6のステップと、前記第6のステップで記憶された利用データ量の情報を、前記通信端末機が前記第通信不能状態から通信可能状態に復帰した際に前記ネットワーク装置へ通知する第7のステップと、前記ネットワーク装置において、前記7のステップで通知された利用データ量の情報を受信した際に、この受信された利用データ量の情報と、前記通信不能状態となる前に前記第4のステップの処理で記憶された利用データ量の情報との全てをもとに課金情報を作成する第8のステップとを更に含むことを特徴とする。
この方法によれば、通信端末機が、通信不能状態となった際にネットワーク装置へ通知できなかった統計情報があっても、通信可能状態に復帰した際に、その未通知の統計情報を通知し、ネットワーク装置にてその未通知の統計情報を受信して課金情報を作成することができる。
この方法によれば、通信端末機が、通信不能状態となった際にネットワーク装置へ通知できなかった統計情報があっても、通信可能状態に復帰した際に、その未通知の統計情報を通知し、ネットワーク装置にてその未通知の統計情報を受信して課金情報を作成することができる。
以上説明したように本発明によれば、UDP通信等の信頼性の低いプロトコルを使用した場合でも、通信端末機で受信されてアプリケーションで利用されたデータ量を正確に把握することができ、これによって適正な課金請求を行うことができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。但し、本明細書中の全図において相互に対応する部分には同一符号を付し、重複部分においては後述での説明を適時省略する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。
図1に示す通信システム10は、携帯電話機や通信機能を搭載したノート型パソコン等の通信端末機20と、この通信端末機20が通信接続される通信網40に配備され、ストリーミングデータ等を配信するサーバ等のネットワーク装置60とを備えて構成されている。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。
図1に示す通信システム10は、携帯電話機や通信機能を搭載したノート型パソコン等の通信端末機20と、この通信端末機20が通信接続される通信網40に配備され、ストリーミングデータ等を配信するサーバ等のネットワーク装置60とを備えて構成されている。
通信端末機20は、無線通信を行う無線部21と、データを不揮発状態に蓄積するフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ部22と、以下、CPUによって実現される通信状態監視部23と、コンテンツ再生部24と、再生データ量カウント部25と、統計情報作成部26と、受信確認通知部27と、データ送信フラグ管理部28と、統計情報蓄積部29と、未送信統計情報検索部30とを備えて構成されている。
ネットワーク装置60は、受信確認受信部61と、データ送信フラグチェック部62と、統計情報蓄積部63と、統計情報検索部64と、課金情報作成部65とを備えて構成されている。
ネットワーク装置60は、受信確認受信部61と、データ送信フラグチェック部62と、統計情報蓄積部63と、統計情報検索部64と、課金情報作成部65とを備えて構成されている。
次に、これら構成要素の説明を行う。
通信状態監視部23は、通信端末機20が通信の圏内又は圏外に存在、圏内から圏外へ移動、或いは圏外から圏内に移動することによって、変化を伴う通信可能又は不可能状態を監視する。
コンテンツ再生部24は、ネットワーク装置60から配信されたコンテンツデータを、音声や画像にて再生する。
再生データ量カウント部25は、コンテンツ再生部24で実際に再生されたデータ量を計測する。
統計情報作成部26は、再生データ量カウント部25で計測されたデータ量をもとに統計情報を作成する。この作成時に、統計情報がどのコンテンツ配信において作成されたものかを特定するために、固有の括り付けIDを付与する。
通信状態監視部23は、通信端末機20が通信の圏内又は圏外に存在、圏内から圏外へ移動、或いは圏外から圏内に移動することによって、変化を伴う通信可能又は不可能状態を監視する。
コンテンツ再生部24は、ネットワーク装置60から配信されたコンテンツデータを、音声や画像にて再生する。
再生データ量カウント部25は、コンテンツ再生部24で実際に再生されたデータ量を計測する。
統計情報作成部26は、再生データ量カウント部25で計測されたデータ量をもとに統計情報を作成する。この作成時に、統計情報がどのコンテンツ配信において作成されたものかを特定するために、固有の括り付けIDを付与する。
受信確認通知部27は、統計情報作成部26で生成された統計情報を受信確認データに設定し、この受信確認データを、ある一定の間隔でネットワーク装置60に通知する。
データ送信フラグ管理部28は、受信確認通知部27から通知される受信確認データにデータ送信完了フラグを付与し、この際、コンテンツ再生部24での再生途中であれば当該フラグに「継続」を設定し、再生終了時であれば「終了」を、再生途中において通信断(異常終了)となった後に復帰した場合であれば「途中中断」を設定する。なお、通信断は、通信端末機20が圏外に移動すること等によって生じ、その後、圏内に復帰することによって通信可能状態となる。なお、通信断の要因としては、通信端末機20の電池切れ、その他の異常要因も考えられる。
データ送信フラグ管理部28は、受信確認通知部27から通知される受信確認データにデータ送信完了フラグを付与し、この際、コンテンツ再生部24での再生途中であれば当該フラグに「継続」を設定し、再生終了時であれば「終了」を、再生途中において通信断(異常終了)となった後に復帰した場合であれば「途中中断」を設定する。なお、通信断は、通信端末機20が圏外に移動すること等によって生じ、その後、圏内に復帰することによって通信可能状態となる。なお、通信断の要因としては、通信端末機20の電池切れ、その他の異常要因も考えられる。
統計情報蓄積部29は、通信断(異常終了)により、統計情報作成部26で作成された統計情報をネットワーク装置60に送信できない場合、その統計情報を不揮発性メモリ部22に蓄積する。
未送信統計情報検索部30は、通信状態監視部23で通信端末機20が圏内復帰により通信可能状態へ遷移したことが検出された際に、不揮発性メモリ部22に未送信の統計情報が蓄積されているか否かを検索し、蓄積されている場合は、その検索された統計情報を受信確認通知部27へ出力する。この統計情報は、受信確認通知部27で受信確認データに設定され、圏内復帰処理完了後、該当ネットワーク装置60へ通知される。
未送信統計情報検索部30は、通信状態監視部23で通信端末機20が圏内復帰により通信可能状態へ遷移したことが検出された際に、不揮発性メモリ部22に未送信の統計情報が蓄積されているか否かを検索し、蓄積されている場合は、その検索された統計情報を受信確認通知部27へ出力する。この統計情報は、受信確認通知部27で受信確認データに設定され、圏内復帰処理完了後、該当ネットワーク装置60へ通知される。
受信確認受信部61は、通信端末機20から一定間隔で送信されてくる受信確認データを受信する。
データ送信フラグチェック部62は、受信確認受信部61で受信された受信確認データに設定されているデータ送信完了フラグの「継続」、「終了」又は「途中中断」をチェックし、受信確認の通知がコンテンツ再生途中における通知か、コンテンツ再生終了時における通知か、コンテンツ再生途中での中断後の復帰時における通知かを判断する。
データ送信フラグチェック部62は、受信確認受信部61で受信された受信確認データに設定されているデータ送信完了フラグの「継続」、「終了」又は「途中中断」をチェックし、受信確認の通知がコンテンツ再生途中における通知か、コンテンツ再生終了時における通知か、コンテンツ再生途中での中断後の復帰時における通知かを判断する。
統計情報蓄積部63は、受信確認受信部61で受信確認データを受信中、当該受信が完了する前に通信が切断されてしまった場合、その切断前に受信できた受信確認データ中の統計情報を、内部不揮発性メモリに蓄積する。
統計情報検索部64は、データ送信フラグチェック部62にてコンテンツ再生途中での中断時の通知と判断された際に、受信確認データ中の統計情報に付与された括り付けIDをもとに、統計情報蓄積部63に蓄積された同じ括り付けIDを有する統計情報を検索し、この結果、同じ括り付けIDの統計情報が存在すれば、今回受信の統計情報を課金情報作成部65へ出力する。
統計情報検索部64は、データ送信フラグチェック部62にてコンテンツ再生途中での中断時の通知と判断された際に、受信確認データ中の統計情報に付与された括り付けIDをもとに、統計情報蓄積部63に蓄積された同じ括り付けIDを有する統計情報を検索し、この結果、同じ括り付けIDの統計情報が存在すれば、今回受信の統計情報を課金情報作成部65へ出力する。
課金情報作成部65は、受信確認受信部61で受信された受信確認データ中の統計情報、又は統計情報検索部64から出力された統計情報をもとに、通信端末機20で実際に再生されたデータ量に基づく課金情報を作成する。また、データ送信完了フラグ「終了」が受信される前に、通信断となった場合、作成途中の課金データを一時的に内部メモリへ退避させて記憶する。
次に、このような構成の通信システム10における通信端末機20の実受信利用データ量の通信方法を、図2に示すシーケンス図を参照して説明する。
まず、ステップS1において、通信端末機20からネットワーク装置60に対して呼接続処理が実行される。この接続時、通信端末機20からは受信確認データの送信間隔が通知され、これを受けたネットワーク装置60で、受信確認データの送信間隔が認識される。
まず、ステップS1において、通信端末機20からネットワーク装置60に対して呼接続処理が実行される。この接続時、通信端末機20からは受信確認データの送信間隔が通知され、これを受けたネットワーク装置60で、受信確認データの送信間隔が認識される。
この後、ステップS2において、ネットワーク装置60から通信端末機20で指定されたストリーミングデータ(SN=1),(SN=2),…が順次送信される。
ステップS3において、通信端末機20にて、一定量のストリーミングデータが受信されると、この受信ストリーミングデータのシーケンスナンバ(SN)が確認され、受信確認データがネットワーク装置60へ送信される。この際、受信確認されたストリーミングデータのシーケンスナンバ(SN)、上位アプリケーションレイヤで実際に利用された受信レート等の統計情報が通知される。
ステップS3において、通信端末機20にて、一定量のストリーミングデータが受信されると、この受信ストリーミングデータのシーケンスナンバ(SN)が確認され、受信確認データがネットワーク装置60へ送信される。この際、受信確認されたストリーミングデータのシーケンスナンバ(SN)、上位アプリケーションレイヤで実際に利用された受信レート等の統計情報が通知される。
その統計情報は次のように作成される。ストリーミングデータを元にコンテンツ再生部24で再生が実行された際に、この再生データ量が再生データ量カウント部25で計測され、統計情報作成部26で、その計測データ量をもとに統計情報が作成される。この際、統計情報には括り付けIDが付与される。
更に、受信確認データには、その統計情報に加え、データ送信フラグ管理部28によってデータ送信完了フラグも設定されるが、この時点では、ストリーミングデータの受信途中なので当該フラグには「継続」が設定される。
更に、受信確認データには、その統計情報に加え、データ送信フラグ管理部28によってデータ送信完了フラグも設定されるが、この時点では、ストリーミングデータの受信途中なので当該フラグには「継続」が設定される。
このような統計情報及びデータ送信完了フラグ「継続」が設定された受信確認データが、ネットワーク装置60の受信確認受信部61で受信されると、ステップS4において、データ送信フラグチェック部62にて、その受信確認データに設定されているデータ送信完了フラグがチェックされ、また、課金情報作成部65にて、受信確認データ中の統計情報をもとに、通信端末機20で実際に受信されて再生されたデータ量に基づく課金情報が生成される。
また、上記のチェック結果は、この時点では「継続」なので、データ送信フラグチェック部62では、受信確認の通知がコンテンツ再生途中における通知と判断され、ステップS5において、ストリーミングデータ(SN=11),(SN=12),…の送信が継続される。
そして、ステップS6において、上記同様に、通信端末機20にて一定量のストリーミングデータが受信されると、この受信ストリーミングデータのシーケンスナンバ(SN)が確認される。この時点では受信途中なので、統計情報及びデータ送信完了フラグ「継続」が設定された受信確認データが送信される。
そして、ステップS6において、上記同様に、通信端末機20にて一定量のストリーミングデータが受信されると、この受信ストリーミングデータのシーケンスナンバ(SN)が確認される。この時点では受信途中なので、統計情報及びデータ送信完了フラグ「継続」が設定された受信確認データが送信される。
この受信確認データがネットワーク装置60の受信確認受信部61で受信されると、ステップS7において、データ送信フラグチェック部62でチェックされ、また、課金情報作成部65にて、受信確認データ中の統計情報をもとに課金情報が生成される。そのチェック結果は、この時点では「継続」なので、データ送信フラグチェック部62では、受信確認の通知がコンテンツ再生途中における通知と判断され、ステップS8において、ストリーミングデータ(SN=21),(SN=22),…の送信が継続される。
次に、ステップS9において、通信端末機20にて最後のストリーミングデータが受信され、このストリーミングデータの末尾のシーケンスナンバ(SN)が確認されると、データ送信フラグ管理部28で受信確認データに付与されるデータ送信完了フラグに「終了」が設定される。これによって、統計情報及びデータ送信完了フラグ「終了」が設定された受信確認データが送信される。
この受信確認データがネットワーク装置60の受信確認受信部61で受信されると、ステップS10において、データ送信フラグチェック部62でチェックされる。この時は「終了」なので、受信確認の通知がコンテンツ終了通知と判断される。
また、課金情報作成部65にて、受信確認受信部61で受信された受信確認データ中の統計情報をもとに、通信端末機20で実際に受信されて再生されたデータ量に基づく課金情報が生成される。
また、課金情報作成部65にて、受信確認受信部61で受信された受信確認データ中の統計情報をもとに、通信端末機20で実際に受信されて再生されたデータ量に基づく課金情報が生成される。
但し、通信端末機20から送信される受信確認データの統計情報には、実際に再生されたデータ量の他に、実際に再生可能であったデータ量も併合される。これは、通信端末機20の何らかの要因によって受信ストリーミングデータが再生されなかった場合、統計情報作成部26が、その未再生だが実際には再生可能であったデータ量を実再生データ量に併合する処理を行い、この併合後のデータ量にもとづき統計情報を作成する。
次に、通信端末機20の圏外移動などに伴う通信断(異常終了)が生じた場合の処理を、図3に示すシーケンス図を参照して説明する。
まず、ステップS21〜S25において、上記ステップS1〜S5と同様に、通信端末機20からネットワーク装置60に対して呼接続処理が実行された後、ネットワーク装置60から通信端末機20で指定されたストリーミングデータ(SN=1),(SN=2),…が順次送信される。そして、通信端末機20にて、一定量のストリーミングデータが受信されると、この受信ストリーミングデータのシーケンスナンバ(SN)が確認され、受信確認データがネットワーク装置60へ送信される。この際、受信確認されたストリーミングデータのシーケンスナンバ(SN)、並びに、実再生データ量にもとづく統計情報及びデータ送信完了フラグ「継続」が設定された受信確認データが、ネットワーク装置60へ送信される。
まず、ステップS21〜S25において、上記ステップS1〜S5と同様に、通信端末機20からネットワーク装置60に対して呼接続処理が実行された後、ネットワーク装置60から通信端末機20で指定されたストリーミングデータ(SN=1),(SN=2),…が順次送信される。そして、通信端末機20にて、一定量のストリーミングデータが受信されると、この受信ストリーミングデータのシーケンスナンバ(SN)が確認され、受信確認データがネットワーク装置60へ送信される。この際、受信確認されたストリーミングデータのシーケンスナンバ(SN)、並びに、実再生データ量にもとづく統計情報及びデータ送信完了フラグ「継続」が設定された受信確認データが、ネットワーク装置60へ送信される。
この受信確認データがネットワーク装置60で受信されると、その受信確認データに設定されたデータ送信完了フラグがチェックされ、また、受信確認データ中の統計情報をもとに、通信端末機20で実際に受信されて再生されたデータ量に基づく課金情報が生成される。先のチェック結果は、この時点では「継続」なので、コンテンツ再生途中における通知と判断され、通信端末機20へのストリーミングデータ(SN=11),(SN=12),…の送信が継続される。
このストリーミングデータの送信中に、ステップS26において、通信端末機20が圏外に移動したことによって、当該通信端末機20とネットワーク装置60との呼接続が切断(通信断)されたとする。
この場合、ステップS27において、通信端末機20では、その通信断までの受信ストリーミングデータの再生に基づき統計情報作成部26で作成された統計情報が、統計情報蓄積部63の制御によって不揮発性メモリ部22に蓄積される。
この場合、ステップS27において、通信端末機20では、その通信断までの受信ストリーミングデータの再生に基づき統計情報作成部26で作成された統計情報が、統計情報蓄積部63の制御によって不揮発性メモリ部22に蓄積される。
一方、ステップS28において、ネットワーク装置60では、その通信断となった際に、統計情報蓄積部63で、通信断前に受信できた受信確認データが蓄積される。更に、ステップS29において、課金情報作成部65では、データ送信完了フラグ「終了」が受信される前に通信断となったので、それまで作成された課金データが内部メモリへ一時的に退避されて記憶される。
その後、ステップS30において、通信端末機20が圏内に復帰し、通信状態監視部23で通信可能状態へ遷移したことが検出された場合、ステップS31において、未送信統計情報検索部30にて、不揮発性メモリ部22に未送信の統計情報が蓄積されているか否かが検索される。ここで、統計情報が検索された場合、当該統計情報が受信確認通知部27へ出力され、受信確認データに設定される。この際、受信確認データには、データ送信フラグ管理部28によって、データ送信完了フラグも設定されるが、当該フラグには通信途中で切断となったことを示す「途中中断」が設定される。
そして、ステップS32において、通信端末機20の圏内復帰処理完了後、受信確認通知部27によって、その受信確認データが制御信号によってネットワーク装置60へ送信される。
そして、ステップS32において、通信端末機20の圏内復帰処理完了後、受信確認通知部27によって、その受信確認データが制御信号によってネットワーク装置60へ送信される。
ステップS33において、その送信された受信確認データは、ネットワーク装置60の受信確認通知部27で受信される。この際、データ送信フラグチェック部62にて、受信確認データに設定されたデータ送信完了フラグの「途中中断」がチェックされ、コンテンツ再生途中での中断後の復帰時の通知であると判断される。この判断によって、統計情報検索部64で、その受信確認データ中の統計情報に付与された括り付けIDをもとに、統計情報蓄積部63に蓄積された同じ括り付けIDを有する統計情報が検索される。ここで、同じ括り付けIDの統計情報が存在すれば、今回受信された統計情報が通信断となる前の統計情報の続きであることが確認できる。従って、同じ括り付けIDの統計情報が存在すれば、今回受信の統計情報が課金情報作成部65へ出力される。
ステップS34において、課金情報作成部65により、今回受信の統計情報をもとに課金情報が作成され、上記ステップS29で通信断時に一時的に退避された課金情報と併合されて、通信端末機20で実際に再生された全てのデータ量に基づく課金情報が作成される。
このように、第1の実施の形態の通信システム10によれば、転送速度、処理負荷を重視しUDP通信等の信頼性の低いプロトコルを使用する場合でも、通信端末機が受信できたデータ量、及び、上位アプリケーションで処理できたデータ量を正確に把握することが可能となる。
このように、第1の実施の形態の通信システム10によれば、転送速度、処理負荷を重視しUDP通信等の信頼性の低いプロトコルを使用する場合でも、通信端末機が受信できたデータ量、及び、上位アプリケーションで処理できたデータ量を正確に把握することが可能となる。
この結果、例えば、ストリーミング等のリアルタイム通信において、圏外移動等で、通信端末機20が、途中からストリーミングデータを受けられなくなってしまったような場合には、ネットワーク装置60が圏外移動に気づき、呼を切断するまでの間、ユーザはストリーミングを閲覧できないにもかかわらずデータ受信量がカウントアップされてしまい課金対象となってしまうが、通信端末機20から受信完了、及びアプリケーションでの処理完了したデータ量を通知してもらうことで、視聴できていないにも関わらず課金請求されてしまうようなことを回避することが可能となる。
また、統計情報を送付できないまま通信が(異常)終了してしまった場合には、その統計情報を保持し、後からネットワーク装置60に通知することで、漏れの無い仕組みを構成することが可能となる。
更に、ストリーミングやUDP通信に関わらず、通常のWebブラウジング、その他アプリケーションにおいても、通信端末機20が受信したデータ量と、上位のアプリケーションが処理できたデータ量には差分が生じることがあるが、その差分についても、実際請求される課金額との軍離の発生を回避することが可能となる。
更に、ストリーミングやUDP通信に関わらず、通常のWebブラウジング、その他アプリケーションにおいても、通信端末機20が受信したデータ量と、上位のアプリケーションが処理できたデータ量には差分が生じることがあるが、その差分についても、実際請求される課金額との軍離の発生を回避することが可能となる。
特に、光ファイバ等のブロードバンド回線に比較して、帯域の限られる無線通信を介す場合においては、ユーザ課金、コンテンツ業者課金等の目的のために、ユーザが送受信し、かつ、ユーザが体感したデータ量に即したカウントをすることが可能となり、有効性が高い。
また、単に正確な受信データ量を通知するだけではなく、上位レイヤのコンテンツ情報と連携することで、ある特定部分のアプリケーションレイヤでの受信データ量と、実際サーバから送信したデータ量を比較し、受信率が十分でない場合等においては、課金対象とさせないようなことも可能となる。例えば、ストリーミング視聴中の品質劣化等で、クライマックスシーンの70%以上の再生データが欠如してしまった場合には、コンテンツ全体を非課金にするなどのサービス提供形態も考えることが可能となり、ユーザ満足度の向上を実現することができる。
また、単に正確な受信データ量を通知するだけではなく、上位レイヤのコンテンツ情報と連携することで、ある特定部分のアプリケーションレイヤでの受信データ量と、実際サーバから送信したデータ量を比較し、受信率が十分でない場合等においては、課金対象とさせないようなことも可能となる。例えば、ストリーミング視聴中の品質劣化等で、クライマックスシーンの70%以上の再生データが欠如してしまった場合には、コンテンツ全体を非課金にするなどのサービス提供形態も考えることが可能となり、ユーザ満足度の向上を実現することができる。
上記ではUDP通信の場合の課題を想定し述べてきたが、TCP通信等、信頼性のあるプロトコルの場合でも、再送等で遅延して届いて、ストリーミングプレイヤー等のアプリケーションがデータを破棄してしまったような場合には、同様の垂離が生じるため、本実施の形態は、UDP通信等に限ったものではなく、TCP通信等の場合においても、アプリケーションの処理状況に応じたデータ量の把握という観点においては効果を発揮する。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。
図4に示す第2の実施の形態の通信システム70が、上記第1の実施の形態の通信システム10と異なる点は、ネットワーク装置80にあり、上記の統計情報検索部64に代え、統計情報結合部81を備え、次に説明する処理を行うようにしたことにある。
即ち、ネットワーク装置80において、受信確認受信部61は、通信端末機20から一定間隔で送信されてくる受信確認データを受信した際に、データ送信フラグチェック部62で、受信確認データ中のデータ送信完了フラグの「継続」からコンテンツ再生途中における通知と判断されている場合は、その受信確認データ中の統計情報を順次、統計情報蓄積部63に蓄積する。
図4に示す第2の実施の形態の通信システム70が、上記第1の実施の形態の通信システム10と異なる点は、ネットワーク装置80にあり、上記の統計情報検索部64に代え、統計情報結合部81を備え、次に説明する処理を行うようにしたことにある。
即ち、ネットワーク装置80において、受信確認受信部61は、通信端末機20から一定間隔で送信されてくる受信確認データを受信した際に、データ送信フラグチェック部62で、受信確認データ中のデータ送信完了フラグの「継続」からコンテンツ再生途中における通知と判断されている場合は、その受信確認データ中の統計情報を順次、統計情報蓄積部63に蓄積する。
統計情報結合部81は、受信確認受信部61で受信された受信確認データ中のデータ送信完了フラグが「終了」である場合、統計情報蓄積部63に蓄積された同じ括り付けIDを有する統計情報を全て結合し、これを、課金情報作成部65へ出力する。この出力によって、課金情報作成部65が、その統計情報結合部81から出力された統計情報をもとに、通信端末機20で実際に再生された全データ量に基づく課金情報を作成することになる。
また、統計情報結合部81は、受信確認受信部61で受信された受信確認データ中のデータ送信完了フラグが「途中中断」である場合、今回の受信確認データ中の統計情報に付与された括り付けIDをもとに、統計情報蓄積部63に蓄積された同じ括り付けIDを有する統計情報を検索し、この検索された全ての統計情報と、今回受信の統計情報と結合して課金情報作成部65へ出力する。
次に、このような構成の通信システム70における通信端末機20の実受信利用データ量の通信方法を、図5に示すシーケンス図を参照して説明する。
まず、ステップS41において、通信端末機20からネットワーク装置80に対して呼接続処理が実行される。この接続時、通信端末機20からは受信確認データの送信間隔が通知され、これを受けたネットワーク装置80で、受信確認データの送信間隔が認識される。
まず、ステップS41において、通信端末機20からネットワーク装置80に対して呼接続処理が実行される。この接続時、通信端末機20からは受信確認データの送信間隔が通知され、これを受けたネットワーク装置80で、受信確認データの送信間隔が認識される。
この後、ステップS42において、ネットワーク装置80から通信端末機20で指定されたストリーミングデータ(SN=1),(SN=2),…が順次送信される。
ステップS43において、通信端末機20にて、一定量のストリーミングデータが受信されると、この受信ストリーミングデータのシーケンスナンバ(SN)が確認され、受信確認データがネットワーク装置80へ送信される。この際、受信確認されたストリーミングデータのシーケンスナンバ(SN)、上位アプリケーションレイヤで実際に利用された受信レート等の統計情報が通知される。
ステップS43において、通信端末機20にて、一定量のストリーミングデータが受信されると、この受信ストリーミングデータのシーケンスナンバ(SN)が確認され、受信確認データがネットワーク装置80へ送信される。この際、受信確認されたストリーミングデータのシーケンスナンバ(SN)、上位アプリケーションレイヤで実際に利用された受信レート等の統計情報が通知される。
この統計情報は、ストリーミングデータを元にコンテンツ再生部24で再生が実行された際に、この再生データ量が再生データ量カウント部25で計測され、統計情報作成部26で、その計測データ量をもとに作成され、この際、統計情報に括り付けIDが付与される。
更に、受信確認データには、その統計情報に加え、データ送信フラグ管理部28によってデータ送信完了フラグも設定されるが、この時点では、ストリーミングデータの受信途中なので当該フラグには「継続」が設定される。
更に、受信確認データには、その統計情報に加え、データ送信フラグ管理部28によってデータ送信完了フラグも設定されるが、この時点では、ストリーミングデータの受信途中なので当該フラグには「継続」が設定される。
このような統計情報及びデータ送信完了フラグ「継続」が設定された受信確認データが、ネットワーク装置80の受信確認受信部61で受信されると、ステップS44において、データ送信フラグチェック部62にて、その受信確認データに設定されているデータ送信完了フラグがチェックされる。ここでは、「継続」なので、受信確認データ中の統計情報は、統計情報蓄積部63に蓄積される。
更に、上記のチェック結果が、「継続」なので、ステップS45において、ストリーミングデータ(SN=11),(SN=12),…の送信が継続される。
そして、ステップS46において、上記同様に、通信端末機20にて一定量のストリーミングデータが受信されると、この受信ストリーミングデータのシーケンスナンバ(SN)が確認される。この時点では受信途中なので、統計情報及びデータ送信完了フラグ「継続」が設定された受信確認データが送信される。
そして、ステップS46において、上記同様に、通信端末機20にて一定量のストリーミングデータが受信されると、この受信ストリーミングデータのシーケンスナンバ(SN)が確認される。この時点では受信途中なので、統計情報及びデータ送信完了フラグ「継続」が設定された受信確認データが送信される。
この受信確認データがネットワーク装置80の受信確認受信部61で受信されると、ステップS47において、データ送信フラグチェック部62でチェックされ、この結果に応じて、受信確認データ中の統計情報が統計情報蓄積部63に蓄積される。更に、上記のチェック結果が、「継続」なので、ステップS48において、ストリーミングデータ(SN=21),(SN=22),…の送信が継続される。
次に、ステップS49において、通信端末機20にて最後のストリーミングデータが受信され、このストリーミングデータの末尾のシーケンスナンバ(SN)が確認されると、データ送信フラグ管理部28で受信確認データに付与されるデータ送信完了フラグに「終了」が設定される。これによって、統計情報及びデータ送信完了フラグ「終了」が設定された受信確認データが送信される。
この受信確認データがネットワーク装置80の受信確認受信部61で受信されると、ステップS50において、データ送信フラグチェック部62でチェックされる。この時は「終了」なので、統計情報結合部81によって、統計情報蓄積部63に蓄積された同じ括り付けIDを有する統計情報が全て結合され、これが、課金情報作成部65へ出力される。
ステップS51において、課金情報作成部65で、その統計情報結合部81から出力された統計情報をもとに、通信端末機20で実際に再生された全データ量に基づく課金情報が作成される。
ステップS51において、課金情報作成部65で、その統計情報結合部81から出力された統計情報をもとに、通信端末機20で実際に再生された全データ量に基づく課金情報が作成される。
但し、通信端末機20から送信される受信確認データの統計情報には、実際に再生されたデータ量の他に、実際に再生可能であったデータ量も併合される。これは、通信端末機20の何らかの要因によって受信ストリーミングデータが再生されなかった場合、統計情報作成部26が、その未再生だが実際には再生可能であったデータ量を実再生データ量に併合する処理を行い、この併合後のデータ量にもとづき統計情報を作成する。
次に、通信端末機20の圏外移動などに伴う通信断(異常終了)が生じた場合の処理を、図6に示すシーケンス図を参照して説明する。
まず、ステップS61〜S65において、図5のステップS41〜S45と同様に、通信端末機20からネットワーク装置80に対して呼接続処理が実行された後、ネットワーク装置80から通信端末機20で指定されたストリーミングデータ(SN=1),(SN=2),…が順次送信される。そして、通信端末機20にて、一定量のストリーミングデータが受信されると、この受信ストリーミングデータのシーケンスナンバ(SN)が確認され、受信確認データがネットワーク装置80へ送信される。この際、受信確認されたストリーミングデータのシーケンスナンバ(SN)、並びに、実再生データ量にもとづく統計情報及びデータ送信完了フラグ「継続」が設定された受信確認データが、ネットワーク装置80へ送信される。
まず、ステップS61〜S65において、図5のステップS41〜S45と同様に、通信端末機20からネットワーク装置80に対して呼接続処理が実行された後、ネットワーク装置80から通信端末機20で指定されたストリーミングデータ(SN=1),(SN=2),…が順次送信される。そして、通信端末機20にて、一定量のストリーミングデータが受信されると、この受信ストリーミングデータのシーケンスナンバ(SN)が確認され、受信確認データがネットワーク装置80へ送信される。この際、受信確認されたストリーミングデータのシーケンスナンバ(SN)、並びに、実再生データ量にもとづく統計情報及びデータ送信完了フラグ「継続」が設定された受信確認データが、ネットワーク装置80へ送信される。
この受信確認データがネットワーク装置80で受信されると、その受信確認データに設定されたデータ送信完了フラグがチェックされ、この結果の「継続」に応じて、受信確認データ中の統計情報が統計情報蓄積部63に蓄積される。またチェック結果が「継続」なので、コンテンツ再生途中における通知と判断され、通信端末機20へのストリーミングデータ(SN=11),(SN=12),…の送信が継続される。
このストリーミングデータの送信中に、ステップS66において、通信端末機20が圏外に移動したことによって、当該通信端末機20とネットワーク装置80との呼接続が切断(通信断)されたとする。
この場合、ステップS67において、通信端末機20では、その通信断までの受信ストリーミングデータの再生に基づき統計情報作成部26で作成された統計情報が、統計情報蓄積部63の制御によって不揮発性メモリ部22に蓄積される。
この場合、ステップS67において、通信端末機20では、その通信断までの受信ストリーミングデータの再生に基づき統計情報作成部26で作成された統計情報が、統計情報蓄積部63の制御によって不揮発性メモリ部22に蓄積される。
その後、ステップS68において、通信端末機20が圏内に復帰し、通信状態監視部23で通信可能状態へ遷移したことが検出された場合、ステップS69において、未送信統計情報検索部30にて、不揮発性メモリ部22に未送信の統計情報が蓄積されているか否かが検索される。ここで、統計情報が検索された場合、当該統計情報が受信確認通知部27へ出力され、受信確認データに設定される。この際、受信確認データには、データ送信フラグ管理部28によって、データ送信完了フラグも設定されるが、当該フラグには通信途中で切断となったことを示す「途中中断」が設定される。
そして、ステップS70において、通信端末機20の圏内復帰処理完了後、受信確認通知部27によって、その受信確認データが制御信号によってネットワーク装置80へ送信される。
ステップS71において、その送信された受信確認データは、ネットワーク装置80の受信確認通知部27で受信される。この際、データ送信フラグチェック部62にて、受信確認データに設定されたデータ送信完了フラグの「途中中断」がチェックされ、コンテンツ再生途中での中断時における通知であると判断される。
ステップS71において、その送信された受信確認データは、ネットワーク装置80の受信確認通知部27で受信される。この際、データ送信フラグチェック部62にて、受信確認データに設定されたデータ送信完了フラグの「途中中断」がチェックされ、コンテンツ再生途中での中断時における通知であると判断される。
この判断によって、統計情報結合部81で、今回の受信確認データ中の統計情報に付与された括り付けIDをもとに、統計情報蓄積部63に蓄積された同じ括り付けIDを有する統計情報が検索され、この検索された全ての統計情報と、今回受信の統計情報とが結合されて課金情報作成部65へ出力される。
ステップS72において、課金情報作成部65により、課金情報作成部65で、その統計情報結合部81から出力された統計情報をもとに、通信端末機20で実際に再生された全データ量に基づく課金情報が作成される。
この第2の実施の形態の通信システム70においても、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
ステップS72において、課金情報作成部65により、課金情報作成部65で、その統計情報結合部81から出力された統計情報をもとに、通信端末機20で実際に再生された全データ量に基づく課金情報が作成される。
この第2の実施の形態の通信システム70においても、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
10,70 通信システム
20 通信端末機
21 無線部
22 不揮発性メモリ部
23 通信状態監視部
24 コンテンツ再生部
25 再生データ量カウント部
26 統計情報作成部
27 受信確認通知部
28 データ送信フラグ管理部
29 統計情報蓄積部
30 未送信統計情報検索部
40 通信網
60,80 ネットワーク装置
61 受信確認受信部
62 データ送信フラグチェック部
63 統計情報蓄積部
64 統計情報検索部
65 課金情報作成部
81 統計情報結合部
20 通信端末機
21 無線部
22 不揮発性メモリ部
23 通信状態監視部
24 コンテンツ再生部
25 再生データ量カウント部
26 統計情報作成部
27 受信確認通知部
28 データ送信フラグ管理部
29 統計情報蓄積部
30 未送信統計情報検索部
40 通信網
60,80 ネットワーク装置
61 受信確認受信部
62 データ送信フラグチェック部
63 統計情報蓄積部
64 統計情報検索部
65 課金情報作成部
81 統計情報結合部
Claims (10)
- 通信網に配備されたネットワーク装置から通信端末機のアプリケーションにて利用可能なデータを、通信網を介して通信端末機へ配信し、この配信データが通信端末機で利用された際に課金を行う通信システムにおいて、
前記通信端末機は、前記ネットワーク装置から受信した配信データを利用した際に、この利用データ量を計測する計測手段と、この手段で計測された利用データ量にもとづく統計情報を作成し、この際当該統計情報に固有のID情報を付与する統計情報作成手段と、この手段で作成された統計情報を配信側への応答となる受信確認データに設定し、この設定後の受信確認データを一定間隔で前記ネットワーク装置に通知する通知手段と、前記配信データの利用中を示す継続フラグ及び前記配信データの利用の終了を示す終了フラグの何れかを、前記通知手段で通知される受信確認データに付与するフラグ管理手段とを備え、
前記ネットワーク装置は、前記通信端末機から受信確認データを受信する受信手段と、この受信された受信確認データに付与されたフラグを検出する検出手段と、この手段で前記終了フラグが検出されるまで、前記受信手段で受信される受信確認データ中の統計情報にもとづき課金情報を作成する課金情報作成手段とを備えることを特徴とする通信システム。 - 前記統計情報作成手段は、前記ネットワーク装置から受信した配信データの内、利用可能であるにも係わらず実際に利用されなかったデータの量を、前記計測手段で計測された利用データ量に併合し、この併合後のデータ量にもとづき統計情報を作成することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
- 前記通信端末機は、通信不能状態となった際に、前記統計情報作成手段で作成後に通知できなかった前記統計情報を記憶する第1の記憶手段と、前記通信不能状態から通信可能状態に復帰した際に前記第1の記憶手段に記憶された統計情報を検索して前記通知手段へ出力する第1の検索手段とを更に備え、この際、前記フラグ管理手段は、前記配信データの利用中に前記通信不能状態となったことを示す途中中断フラグを、前記第1の検索手段から前記通知手段へ出力された統計情報が設定される受信確認データに付与する処理を行い、
前記ネットワーク装置は、前記通信不能状態の前に受信した受信確認データ中の統計情報を記憶する第2の記憶手段と、前記通信可能状態に復帰後に前記検出手段により前記途中中断フラグが検出された際に、この途中中断フラグが付与された受信確認データ中の統計情報と同じID情報の統計情報を前記第2の記憶手段から検索する第2の検索手段とを更に備え、前記課金情報作成手段は、前記通信不能状態の際に当該通信不能状態となる前に作成された課金情報を記憶しておき、前記第2の検索手段により前記第2の記憶手段から前記同じID情報の統計情報が検索された際に、前記復帰後に受信の統計情報をもとに作成した課金情報を、その記憶した課金情報と併合する処理を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。 - 通信網に配備されたネットワーク装置から通信端末機のアプリケーションにて利用可能なデータを、通信網を介して通信端末機へ配信し、この配信データが通信端末機で利用された際に課金を行う通信システムにおいて、
前記通信端末機は、前記ネットワーク装置から受信した配信データを利用した際に、この利用データ量を計測する計測手段と、この手段で計測された利用データ量にもとづく統計情報を作成し、この際当該統計情報に固有のID情報を付与する統計情報作成手段と、この手段で作成された統計情報を配信側への応答となる受信確認データに設定し、この設定後の受信確認データを一定間隔で前記ネットワーク装置に通知する通知手段と、前記配信データの利用中を示す継続フラグ及び前記配信データの利用の終了を示す終了フラグの何れかを、前記通知手段で通知される受信確認データに付与するフラグ管理手段とを備え、
前記ネットワーク装置は、前記通信端末機から受信確認データを受信する受信手段と、この受信された受信確認データに付与されたフラグを検出する検出手段と、この手段で前記終了フラグが検出されるまで、前記受信手段で受信される受信確認データ中の統計情報を記憶する第3の記憶手段と、前記終了フラグの検出時に、前記第3の記憶手段に記憶された同じID情報が付与された統計情報を全て結合する結合手段と、この手段で結合された統計情報にもとづき課金情報を作成する課金情報作成手段とを備えることを特徴とする通信システム。 - 前記統計情報作成手段は、前記ネットワーク装置から受信した配信データの内、利用可能であるにも係わらず実際に利用されなかったデータの量を、前記計測手段で計測された利用データ量に併合し、この併合後のデータ量にもとづき統計情報を作成することを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
- 前記通信端末機は、通信不能状態となった際に、前記統計情報作成手段で作成後に通知できなかった前記統計情報を記憶する第4の記憶手段と、前記通信不能状態から通信可能状態に復帰した際に前記第4の記憶手段に記憶された統計情報を検索して前記通知手段へ出力する第1の検索手段とを更に備え、
前記フラグ管理手段は、前記配信データの利用中に前記通信不能状態となったことを示す途中中断フラグを、前記第1の検索手段から前記通知手段へ出力された統計情報が設定される受信確認データに付与する処理を行い、
前記結合手段は、前記通信可能状態に復帰後に前記検出手段により前記途中中断フラグが検出された際に、この途中中断フラグが付与された受信確認データ中の統計情報と同じID情報の統計情報を前記第3の記憶手段から検索し、前記課金情報作成手段は、その検索された全ての統計情報をもとに課金情報を作成する処理を行うことを特徴とする請求項4または5に記載の通信システム。 - 通信網に配備されたネットワーク装置から通信端末機のアプリケーションにて利用可能なデータを、通信網を介して通信端末機へ配信し、この配信データが通信端末機で利用された際に課金を行う実受信利用データ量の通信方法において、
前記通信端末機が、前記ネットワーク装置から受信した配信データを利用した際に、この利用データ量を計測する第1のステップと、
前記第1のステップで計測された利用データ量の情報を、一定間隔で前記ネットワーク装置に通知する第2のステップと、
前記第2のステップで通知された利用データ量の情報を前記ネットワーク装置で受信する第3のステップと、
前記第3のステップで受信された利用データ量の情報にもとづき課金情報を作成する第4のステップと
を含むことを特徴とする実受信利用データ量の通信方法。 - 前記通信端末機が通信不能状態となった際に、前記2のステップで通知できなかった利用データ量の情報を記憶する第5のステップと、
前記第5のステップで記憶された利用データ量の情報を、前記通信端末機が前記第通信不能状態から通信可能状態に復帰した際に前記ネットワーク装置へ通知する第6のステップと、
前記ネットワーク装置において、前記通信不能状態となった際に、当該通信不能状態となる前に前記第4のステップの処理で作成された課金情報を記憶する第7のステップと、
前記ネットワーク装置において、前記6のステップで通知された利用データ量の情報を受信した際に、この受信された利用データ量の情報にもとづき課金情報を作成し、この課金情報と、前記第7のステップで記憶された課金情報とを併合して課金情報を作成する第8のステップと
を更に含むことを特徴とする請求項7に記載の実受信利用データ量の通信方法。 - 通信網に配備されたネットワーク装置から通信端末機のアプリケーションにて利用可能なデータを、通信網を介して通信端末機へ配信し、この配信データが通信端末機で利用された際に課金を行う実受信利用データ量の通信方法において、
前記通信端末機が、前記ネットワーク装置から受信した配信データを利用した際に、この利用データ量を計測する第1のステップと、
前記第1のステップで計測された利用データ量の情報を、一定間隔で前記ネットワーク装置に通知する第2のステップと、
前記第2のステップで通知された利用データ量の情報を前記ネットワーク装置で受信する第3のステップと、
前記第3のステップで受信された利用データ量の情報を記憶する第4のステップと、
前記第4のステップで前記通信端末機から一定間隔で通知される利用データ量の情報が全て通知され、これが記憶された時点で、その全ての利用データ量の情報にもとづき課金情報を作成する第5のステップと
を含むことを特徴とする実受信利用データ量の通信方法。 - 前記通信端末機が通信不能状態となった際に、前記2のステップで通知できなかった利用データ量の情報を記憶する第6のステップと、
前記第6のステップで記憶された利用データ量の情報を、前記通信端末機が前記第通信不能状態から通信可能状態に復帰した際に前記ネットワーク装置へ通知する第7のステップと、
前記ネットワーク装置において、前記7のステップで通知された利用データ量の情報を受信した際に、この受信された利用データ量の情報と、前記通信不能状態となる前に前記第4のステップの処理で記憶された利用データ量の情報との全てをもとに課金情報を作成する第8のステップと
を更に含むことを特徴とする請求項9に記載の実受信利用データ量の通信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006273322A JP2008092469A (ja) | 2006-10-04 | 2006-10-04 | 通信システム、実受信利用データ量の通信方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012080425A (ja) * | 2010-10-04 | 2012-04-19 | Fujitsu Ltd | 指示システム、指示方法、及び記憶制御装置。 |
JP2012518351A (ja) * | 2009-02-20 | 2012-08-09 | 中国移▲動▼通信集▲団▼公司 | 転送ノード貢献値の取得方法及び装置 |
-
2006
- 2006-10-04 JP JP2006273322A patent/JP2008092469A/ja active Pending
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