JP2008092239A - マルチキャスト通信を用いた映像配信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のマルチキャスト配信システムでは、端末装置にとって不要な映像も映像配信装置と映像中継装置間をマルチキャスト通信で配信しなければならず、両装置間でトラフィックが増加すると言う問題点がある。
【解決手段】端末装置1100が機能1102、1103を用いてIGMP等のレポートを送信する。映像中継装置1200は、機能1201を用いて当該番組の両装置1300,1200間の通信がマルチキャストかユニキャストかを判断する。ユニキャスト通信の場合、装置1200は機能1202を用いて要求した端末装置に対してVLAN IDを設定し、機能1203を用いてIGMP等のレポートを装置1300に送信し、装置1300はユニキャスト通信により映像を配信する。装置1200は機能1204を用いてユニキャストデータをマルチキャストデータに変換し、機能1202を用いてフレームにVLAN IDを付加して端末装置1100にマルチキャスト通信による映像データを送信する。
【選択図】図1
【解決手段】端末装置1100が機能1102、1103を用いてIGMP等のレポートを送信する。映像中継装置1200は、機能1201を用いて当該番組の両装置1300,1200間の通信がマルチキャストかユニキャストかを判断する。ユニキャスト通信の場合、装置1200は機能1202を用いて要求した端末装置に対してVLAN IDを設定し、機能1203を用いてIGMP等のレポートを装置1300に送信し、装置1300はユニキャスト通信により映像を配信する。装置1200は機能1204を用いてユニキャストデータをマルチキャストデータに変換し、機能1202を用いてフレームにVLAN IDを付加して端末装置1100にマルチキャスト通信による映像データを送信する。
【選択図】図1
Description
この発明は、マルチキャスト通信を用いた映像配信システム(映像を表示する端末装置と映像中継装置と映像配信装置とがネットワークで接続されており、映像中継装置と各端末装置間でマルチキャスト通信を行うシステム)に関する。
従来のマルチキャスト通信を使用したシステム装置では、映像配信装置で、デジタルコンテンツにIPマルチキャストアドレスを割り当ててイーサネット(登録商標)フレ−ム化し、配信先の端末装置を指定することなくマルチキャストアドレスを用いて映像中継装置へ送信する。映像中継装置では、端末装置からIPマルチキャストアドレスが指定された受信要求があった場合に、マルチキャストアドレスが割り当てられたものを選択して、その端末装置へ転送するという構成にしている(例えば、特許文献1参照)。
他の従来のマルチキャスト通信を使用したシステム装置では、各コンテンツの配信に用いるマルチキャストアドレスを保持した番組表サーバを備え、端末装置から番組表サーバにIP網を介してアクセスして希望コンテンツのマルチキャストアドレスを取得し、当該マルチキャストアドレスに基づいて端末が希望コンテンツを受信する構成にしている(例えば、特許文献2参照)。
従来のマルチキャストを利用した配信システム(特許文献1)は以上のように構成されているので、端末装置にとって不要な映像も映像配信装置と映像中継装置間でマルチキャスト通信により配信しなければならず、映像配信装置と映像中継装置との間でトラフィックが増加すると言う問題点があった。加えて、同じマルチキャストアドレスを使用するため、端末装置のユーザは映像の途中からしか視聴できないと言う問題点もあった。
従来の他の装置は特許文献2のように構成されているので、全端末装置が番組表サーバにアクセスしなければならず、番組表サーバへアクセスするネットワークのトラフィックが高くなると言う問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたものであり、映像配信装置と映像中継装置間のトラフィックを削減できると共に、配信開始後から視聴を開始しても最初から端末装置のユーザは視聴できるマルチキャスト映像配信装置を提供することを、その目的としている。
本発明の主題は、映像を配信する映像配信装置と、前記映像を中継する映像中継装置と、前記映像中継装置との間でマルチキャスト通信を行い、前記映像を表示する複数の端末装置とを備えて成るマルチキャスト通信を用いた映像配信システムであって、前記映像配信装置は、番組毎に、前記映像配信装置と前記映像中継装置間の当該番組の映像データの通信がマルチキャスト通信かユニキャスト通信であるかを示すマルチキャスト/ユニキャスト選択欄を含む番組表を作成し且つ前記映像中継装置に前記番組表を送信する番組表管理手段と、前記マルチキャスト/ユニキャスト選択欄にユニキャストと設定されている番組の映像を、前記映像中継装置からの要求に応じて、前記ユニキャスト通信により前記映像中継装置に配信するユニキャスト映像配信手段と、前記マルチキャスト/ユニキャスト選択欄にマルチキャストと設定されている番組の映像を、前記映像中継装置からの要求に応じて、前記マルチキャスト通信により前記映像中継装置に配信するマルチキャスト映像配信手段とを有しており、前記映像中継装置は、前記映像配信装置の前記番組表管理手段から送信されて来た前記番組表を受信し、前記マルチキャスト/ユニキャスト選択欄に前記ユニキャストと設定されている番組については、前記映像中継装置と前記複数の端末装置間でマルチキャスト通信する際のマルチキャストアドレスを決定し、当該マルチキャストアドレスを前記番組表のマルチキャストアドレス情報欄に代入した上で、番組表を前記端末装置に配信する番組表管理手段と、前記複数の端末装置の一つによって前記番組表の中から選択された番組の配信を要求するマルチキャストのレポートを当該一つの端末装置から受信し、前記映像中継装置の前記番組表管理手段が管理する前記番組表中の前記マルチキャスト/ユニキャスト選択欄から前記一つの端末装置から配信を要求されている番組が前記マルチキャストと設定されているか前記ユニキャストと設定されているかを判断し、前記マルチキャストと設定されている場合には前記マルチキャスト通信により当該被要求番組の映像を配信する様に要求するマルチキャストのレポートを前記映像配信装置へ送信する一方、前記ユニキャストと設定されている場合には前記ユニキャスト通信により当該被要求番組の映像を配信する様に要求するマルチキャストのレポートを前記映像配信装置へ送信する、マルチキャスト通信を行うマルチキャスト通信手段と、前記映像配信装置の前記ユニキャスト映像配信手段から前記ユニキャスト通信によって配信されて来たユニキャストの映像データをマルチキャストの映像データに変換するユニキャストーマルチキャスト変換手段と、前記一つの端末装置から配信を要求されている番組が前記ユニキャストと設定されている場合には、配信を要求するマルチキャストのレポートを発信した前記一つの端末装置に対してVLAN IDを設定すると共に、ユニキャストデータからマルチキャストデータに変換された映像データのフレームに前記VLAN IDを付加するVLAN手段とを有しており、前記映像中継装置の前記マルチキャスト通信手段は、前記映像配信装置から受信した映像データが前記マルチキャスト通信によって配信されて来た場合には当該マルチキャストの映像データを、配信を要求した前記一つの端末装置に転送する一方、前記映像配信装置から受信した映像データが前記ユニキャスト通信によって配信されて来た場合には、前記ユニキャストーマルチキャスト変換手段によってマルチキャスト通信のデータに変換され且つ前記VLAN手段によって前記VLAN IDが付加されたマルチキャストの映像データを、配信を要求した前記一つの端末装置に送信し、前記複数の端末装置の各々は、マルチキャスト通信を行うマルチキャスト通信手段と、前記被要求番組の映像を配信する様に要求するマルチキャストのレポートを当該端末装置の前記マルチキャスト通信手段から受信して当該レポートを前記映像中継装置の前記マルチキャスト通信手段に送信する一方、前記映像中継装置の前記マルチキャスト通信手段から送信されて来たマルチキャストデータを受信して当該マルチキャストデータを当該端末装置の前記マルチキャスト通信手段に転送すると共に、前記映像中継装置の前記マルチキャスト通信手段から前記VLAN指示を受信すると前記VLAN IDが付加されたマルチキャストデータのみを受信する様にフィルタするVLAN設定手段と、前記映像中継装置の前記番組表管理手段から前記VLAN設定手段を介して配信されて来た前記番組表を記憶する番組表管理手段と、当該端末装置の前記番組表管理手段が管理する前記番組表から番組名を選択して選択した番組名の映像データの配信要求を当該端末装置の前記マルチキャスト通信手段に送信する映像選択手段と、当該端末装置の前記マルチキャスト通信手段から送信されて来たマルチキャストの映像データを表示する映像表示手段とを有しており、当該端末装置の前記マルチキャスト通信手段は、前記映像選択手段から送信されて来た前記要求を受信して、前記レポートを、前記VLAN設定手段を介して、前記映像中継装置の前記マルチキャスト通信手段に送信することを特徴とする。
以下、この発明の主題の様々な具体化を、添付図面を基に、その効果・利点と共に、詳述する。
本発明の主題によれば、映像中継装置に、番組表管理機能、VLAN機能、及びユニキャストーマルチキャスト変換機能を持たせ、且つ、端末装置に、VLAN機能及びマルチキャスト機能を持たせる構成としたので、映像配信装置と映像中継装置間のトラフィック負荷を軽減することが出来る。
更に本発明の主題によれば、映像中継装置に映像キャッシュ機能を持たせているので、端末装置のユーザは配信開始時刻を過ぎてから視聴を開始しても最初から視聴出来ると言う効果がある。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態に係るマルチキャスト映像配信システムの構成例を示すブロック図である。本システムは大別して3つの装置、即ち、映像を表示する端末装置1100、映像を中継する映像中継装置1200、及び、映像を送信する映像配信装置1300から構成される。
図1は、本実施の形態に係るマルチキャスト映像配信システムの構成例を示すブロック図である。本システムは大別して3つの装置、即ち、映像を表示する端末装置1100、映像を中継する映像中継装置1200、及び、映像を送信する映像配信装置1300から構成される。
図1に於いて、映像配信装置1300は、番組表を作成し送信する番組表管理機能1301、配信要求に応じてユニキャスト通信により映像を配信するユニキャスト映像配信機能1302、及び、配信要求に応じてマルチキャスト通信により映像を配信するマルチキャスト映像配信機能1303から構成される。
又、映像中継装置1200の内部は、映像配信装置1300から受信した番組表を管理し、端末装置1100用の番組表を作成して当該番組表を端末装置1100に配信する番組表管理機能1201、端末装置1100に対してVLAN設定し、そのVLAN設定を管理するVLAN機能1202、IGMPやMLDの機能を持つマルチキャスト通信機能1203、映像配信装置1300から受信したユニキャストデータをマルチキャストデータに変換するユニキャストーマルチキャスト変換機能1204、及び、映像配信装置1300から受信したユニキャスト通信による映像データをキャッシュに保存し、あるいはキャッシュから読み出すことが出来る映像キャッシュ機能1205から構成される。
又、映像を表示する端末装置1100の内部は、端末装置用の番組表を受信し管理する番組表管理機能1101、端末装置用番組表からユーザが配信を望む番組の映像を選択する機能と配信されて来た映像を表示する機能とを有する映像選択/表示機能1102、IGMPやMLDのようなマルチキャスト通信を制御するマルチキャスト機能1103、VLANを設定しそのVLAN IDが付いたフレームのみを取得するようにフィルタすることが出来るVLAN機能1104から構成される。
ここで、図2は、映像配信装置1300と映像中継装置1200間で授受される番組表の例を示す。番組表は、番組名欄2001、映像配信装置1300と映像中継装置1200間の通信がマルチキャスト通信かユニキャスト通信であるかを示す欄2002、マルチキャストアドレス情報欄2003、ユニキャスト情報番組情報欄2004、配信開始時刻欄2005、及び、配信停止時刻欄2006から構成される(図2)。ここで、参照符号2010は番組表項目欄を、参照符号2011は番組例1(映像配信装置1300と映像中継装置1200間がマルチキャスト配信の場合)を、参照符号2012は番組例2(映像配信装置1300と映像中継装置1200間がユニキャスト配信の場合)を、それぞれ示している。
又、図3は、映像中継装置1200で使用する番組表のデータ構造例を示す。図3の例では、ドラマBの番組はユニキャスト通信による映像であるため、当該映像データは同装置1200内のユニキャストーマルチキャスト変換機能1204によってマルチキャストデータに変換される結果、ドラマBに対応するマルチキャストアドレス情報224.0.02がマルチキャストアドレス情報欄2003に入力されている。その上で、映像中継装置1200は番組表管理機能1201を用いて端末装置用の番組表を作成する。
そして、映像中継装置1200と端末装置1100の間で授受される端末装置用の番組表は、図4に示す通り、番組名欄2001、マルチキャストアドレス情報欄2003、配信開始時刻欄2005、配信停止時刻欄2006から構成される。
以下では、本システムに於ける処理を図5に基づき記載する。
映像配信装置1300は番組表管理機能1301を用いて図2に示す様な番組表を作成し、映像中継装置1200に対して当該番組表を配信する(処理3301)。映像中継装置1200は、上記番組表を受け取ると、番組表管理機能1201を用いて、番組表のマルチキャスト/ユニキャスト選択欄2002がユニキャストの番組について映像中継装置1200と端末装置1100間で通信するマルチキャストアドレスを決定し、決定したマルチキャストアドレスをマルチキャストアドレス情報欄2003に代入し、映像中継装置1200は端末装置1100に対して番組情報を配信する(処理3201)。端末装置1100は、映像中継装置1200から配信される端末装置用の番組表を受信すると、その番組表管理機能1101を用いて番組表を記憶する(処理3101)。
次に、映像配信装置1300と映像中継装置1200間がマルチキャスト通信で配信されている番組を端末装置1100が要求するときの処理について記載する。ユーザが端末装置1100の映像選択/表示機能1102を用いて端末装置用の番組表から番組選択すると、端末装置1100は、マルチキャスト機能1103を使用してIGMPまたはMLDのレポートを映像中継装置1200に送信する(処理3102)。このレポートを受信すると、映像中継装置1200は、番組表管理機能1201により番組表のマルチキャストアドレス情報欄2003から番組名2001を検索し、その番組のマルチキャスト/ユニキャスト選択欄2002を参照して、映像配信装置1300と映像中継装置1200間の通信がユニキャスト通信かマルチキャスト通信かを判断する。ここでマルチキャスト/ユニキャスト選択欄2002がマルチキャスト通信であった場合、映像中継装置1200は、マルチキャスト通信機能1203を用いて、映像配信装置1300に対してIGMPまたはMLDのレポートを送信する(処理3202)。レポートを受信した映像配信装置1300は、マルチキャスト映像配信機能1303を用いて、映像中継装置1200にマルチキャスト通信で映像を送信する(処理3302)。映像中継装置1200は、マルチキャスト通信機能1203を用いて、端末装置1100に対して映像を転送する(処理3203)。その結果、端末装置1100は、受信した映像を映像選択/表示機能1102により表示する(処理3103)。
次に、映像配信装置1300と映像中継装置1200間がユニキャスト通信である番組を端末装置1100が要求するときの処理について記載する。先ず、端末装置1100の映像選択/表示機能1102は、マルチキャスト機能1103を使用して、IGMPまたはMLDのレポートを映像中継装置1200に送信する(処理3104)。このレポートを受信すると、映像中継装置1200は、番組表管理機能1201により番組表のマルチキャストアドレス情報欄2003から番組名2001を検索し、その番組のマルチキャスト/ユニキャスト選択欄2002を参照して、映像配信装置1300と映像中継装置1200間の通信がユニキャスト通信かマルチキャスト通信かを判断する。ここでマルチキャスト/ユニキャスト選択欄2002がユニキャストであった場合、映像中継装置1200は、VLAN機能1202を用いて、要求のあった端末装置1100に対してVLAN IDを設定する(処理3204)。映像中継装置1200は、マルチキャスト通信機能1203を用いて、映像配信装置1300に対してIGMPまたはMLDのレポートを送信する(処理3205)。端末装置1100は、そのVLAN機能1104を用いて、映像中継装置1200からVLAN設定指示が来ると、そのVLAN IDのみを受信するようにフィルタする(処理3105)。ユニキャスト通信による映像要求を受信した映像配信装置1300は、ユニキャスト映像配信機能1303を用いて、映像中継装置1302にユニキャスト通信により映像データを送信する(処理3303)。映像中継装置1200は、ユニキャストデータである映像データを受信すると、そのユニキャストーマルチキャスト変換機能1204を用いてユニキャストデータをマルチキャストデータに変換し、更にVLAN機能1202を用いて、フレームにVLAN IDを付加して端末装置1100に対してマルチキャストデータを送信する(処理3206)。端末装置1100はVLAN機能1104でマルチキャストデータを受信し、端末装置1100は映像選択/表示機能1102により受信した映像を表示する(処理3106)。
以上の様な方式を本システムは採用しているため、ライブ映像などリアルタイムで放送したい番組のみを映像配信装置1300と映像中継装置1200間をマルチキャスト通信すればよく、ドキュメンタリ番組又はドラマ番組等の様なリアルタイムで放送する必要性に欠けるコンテンツは端末装置1100からの要求があった時点で映像配信装置1300よりユニキャスト通信で映像中継装置1200に対して配信される。そのため、映像配信装置1300は全番組をマルチキャスト送信しないですむので、映像配信装置1300と映像中継装置1200間のトラフィックの負荷を低くすることが出来る。
(実施の形態2)
本実施の形態の特徴点を既述した図5を用いて以下に記載する。本実施の形態の特徴点は、映像中継装置1200の映像キャッシュ機能1205を使用した点にある。
本実施の形態の特徴点を既述した図5を用いて以下に記載する。本実施の形態の特徴点は、映像中継装置1200の映像キャッシュ機能1205を使用した点にある。
映像配信装置1300からのユニキャスト通信による映像データをマルチキャスト通信機能1203により受信すると、映像中継装置1200は、ユニキャストデータを、映像キャッシュ機能1205を用いてキャッシュする(処理3206A)。
その後、別の端末装置1100(図1の端末装置Bに相当)がキャッシュした番組を選択し、選択した番組の映像の配信を要求するマルチキャストのレポートを映像中継装置1200に要求する(処理3107)。映像中継装置1200は、映像キャッシュ機能1205を用い、要求された番組の映像データがキャッシュされているか否かを確認する。もしなければ、映像中継装置1200は、実施の形態1で説明した様に、映像配信装置1300から当該番組の映像の取得を実施する。もし要求された番組の映像データがキャッシュ内にあれば、映像中継装置1200は、VLAN機能1202を用いて、端末装置A(1100)とは違うVLAN IDを別の端末装置B(1100)に設定する(処理3207)。端末装置B(1100)は、映像中継装置1200からのVLAN設定指示によりVLAN設定を実施する(処理3108)。
映像中継装置1200は、映像キャッシュ機能1205によりキャッシュ内のデータを読み出し、実施の形態1で既述した通りにユニキャストデータをマルチキャストデータに変換し、更にVLAN機能1202を用いて、フレームに上記VLAN IDを付加して、付加後のマルチキャストデータを端末装置B(1100)に対して送信する(処理3208)。端末装置B(1100)は、VLAN機能1104でマルチキャストデータを受信し、映像選択/表示機能1102により受信した映像を表示する(処理3109)。
以上の様な方式を採用すれば、VLAN IDが違うため、同じマルチキャストアドレスで送信可能となり、配信開始時刻を過ぎても端末装置1100のユーザは選択した番組を最初から視聴することが可能となる。
(付記)
以上、本発明の実施の形態を詳細に開示し記述したが、以上の記述は本発明の適用可能な局面を例示したものであって、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、記述した局面に対する様々な修正や変形例を、この発明の範囲から逸脱することの無い範囲内で考えることが可能である。
以上、本発明の実施の形態を詳細に開示し記述したが、以上の記述は本発明の適用可能な局面を例示したものであって、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、記述した局面に対する様々な修正や変形例を、この発明の範囲から逸脱することの無い範囲内で考えることが可能である。
活用例として、この発明を映像配信に利用出来る。
1100 端末装置、1101 番組表管理機能、1102 映像選択/表示機能、1103 マルチキャスト機能、1104 VLAN機能、1200 映像中継装置、1201 番組表管理機能、1202 VLAN機能、1203 マルチキャスト通信機能、1204 ユニキャストーマルチキャスト変換機能、1205 映像キャッシュ機能、1300 映像配信装置、1301 番組表管理機能、1302 ユニキャスト映像配信機能、1303 マルチキャスト映像配信機能、2001 番組名欄、2002 マルチキャスト/ユニキャスト選択欄、2003 マルチキャストアドレス情報欄、2004 ユニキャストアドレス情報欄、2005 配信開始時刻、2006 配信停止時刻、2010 番組表項目欄、2011 番組例1(映像配信装置と映像中継装置間がマルチキャスト配信の場合)、2012 番組例2(映像配信装置と映像中継装置間がユニキャスト配信の場合)、3101 番組表記憶処理、3102 番組選択(マルチキャスト)処理、3103 映像表示処理、3104 番組選択(ユニキャスト)処理、3105 VLAN設定処理、3106 映像表示処理、3107 番組選択(ユニキャスト)処理、3108 VLAN設定処理、3109 映像表示処理、3201 番組表情報付加と配信処理、3202 番組確認/映像取得処理、3203 映像中継配信処理、3204 VLAN設定処理、3205 映像取得処理、3206 映像変換処理と配信処理、3207 VLAN設定処理、3208 映像キャッシュからの配信処理、3301 番組表配信処理、3302 映像配信(マルチキャスト)処理、3303 映像配信(ユニキャスト)処理。
Claims (2)
- 映像を配信する映像配信装置と、
前記映像を中継する映像中継装置と、
前記映像中継装置との間でマルチキャスト通信を行い、前記映像を表示する複数の端末装置とを備えており、
前記映像配信装置は、
番組毎に、前記映像配信装置と前記映像中継装置間の当該番組の映像データの通信がマルチキャスト通信かユニキャスト通信であるかを示すマルチキャスト/ユニキャスト選択欄を含む番組表を作成し且つ前記映像中継装置に前記番組表を送信する番組表管理手段と、
前記マルチキャスト/ユニキャスト選択欄にユニキャストと設定されている番組の映像を、前記映像中継装置からの要求に応じて、前記ユニキャスト通信により前記映像中継装置に配信するユニキャスト映像配信手段と、
前記マルチキャスト/ユニキャスト選択欄にマルチキャストと設定されている番組の映像を、前記映像中継装置からの要求に応じて、前記マルチキャスト通信により前記映像中継装置に配信するマルチキャスト映像配信手段とを有しており、
前記映像中継装置は、
前記映像配信装置の前記番組表管理手段から送信されて来た前記番組表を受信し、前記マルチキャスト/ユニキャスト選択欄に前記ユニキャストと設定されている番組については、前記映像中継装置と前記複数の端末装置間でマルチキャスト通信する際のマルチキャストアドレスを決定し、当該マルチキャストアドレスを前記番組表のマルチキャストアドレス情報欄に代入した上で、番組表を前記端末装置に配信する番組表管理手段と、
前記複数の端末装置の一つによって前記番組表の中から選択された番組の配信を要求するマルチキャストのレポートを当該一つの端末装置から受信し、前記映像中継装置の前記番組表管理手段が管理する前記番組表中の前記マルチキャスト/ユニキャスト選択欄から前記一つの端末装置から配信を要求されている番組が前記マルチキャストと設定されているか前記ユニキャストと設定されているかを判断し、前記マルチキャストと設定されている場合には前記マルチキャスト通信により当該被要求番組の映像を配信する様に要求するマルチキャストのレポートを前記映像配信装置へ送信する一方、前記ユニキャストと設定されている場合には前記ユニキャスト通信により当該被要求番組の映像を配信する様に要求するマルチキャストのレポートを前記映像配信装置へ送信する、マルチキャスト通信を行うマルチキャスト通信手段と、
前記映像配信装置の前記ユニキャスト映像配信手段から前記ユニキャスト通信によって配信されて来たユニキャストの映像データをマルチキャストの映像データに変換するユニキャストーマルチキャスト変換手段と、
前記一つの端末装置から配信を要求されている番組が前記ユニキャストと設定されている場合には、配信を要求するマルチキャストのレポートを発信した前記一つの端末装置に対してVLAN IDを設定すると共に、ユニキャストデータからマルチキャストデータに変換された映像データのフレームに前記VLAN IDを付加するVLAN手段とを有しており、
前記映像中継装置の前記マルチキャスト通信手段は、前記映像配信装置から受信した映像データが前記マルチキャスト通信によって配信されて来た場合には当該マルチキャストの映像データを、配信を要求した前記一つの端末装置に転送する一方、前記映像配信装置から受信した映像データが前記ユニキャスト通信によって配信されて来た場合には、前記ユニキャストーマルチキャスト変換手段によってマルチキャスト通信のデータに変換され且つ前記VLAN手段によって前記VLAN IDが付加されたマルチキャストの映像データを、配信を要求した前記一つの端末装置に送信し、
前記複数の端末装置の各々は、
マルチキャスト通信を行うマルチキャスト通信手段と、
前記被要求番組の映像を配信する様に要求するマルチキャストのレポートを当該端末装置の前記マルチキャスト通信手段から受信して当該レポートを前記映像中継装置の前記マルチキャスト通信手段に送信する一方、前記映像中継装置の前記マルチキャスト通信手段から送信されて来たマルチキャストデータを受信して当該マルチキャストデータを当該端末装置の前記マルチキャスト通信手段に転送すると共に、前記映像中継装置の前記マルチキャスト通信手段から前記VLAN指示を受信すると前記VLAN IDが付加されたマルチキャストデータのみを受信する様にフィルタするVLAN設定手段と、
前記映像中継装置の前記番組表管理手段から前記VLAN設定手段を介して配信されて来た前記番組表を記憶する番組表管理手段と、
当該端末装置の前記番組表管理手段が管理する前記番組表から番組名を選択して選択した番組名の映像データの配信要求を当該端末装置の前記マルチキャスト通信手段に送信する映像選択手段と、
当該端末装置の前記マルチキャスト通信手段から送信されて来たマルチキャストの映像データを表示する映像表示手段とを有しており、
当該端末装置の前記マルチキャスト通信手段は、前記映像選択手段から送信されて来た前記要求を受信して、前記レポートを、前記VLAN設定手段を介して、前記映像中継装置の前記マルチキャスト通信手段に送信することを特徴とする、
マルチキャスト通信を用いた映像配信システム。 - 請求項1記載のマルチキャスト通信を用いた映像配信システムであって、
前記映像中継装置は、
当該映像中継装置の前記マルチキャスト通信手段で受信した前記映像配信装置からのユニキャスト通信による映像データをキャッシュする映像キャッシュ手段を更に有しており、
前記映像中継装置は、
前記複数の端末装置の内で前記一つの端末装置とは別の端末装置から、前記映像キャッシュ手段内にキャッシュされている前記ユニキャスト通信による番組の映像データの配信要求があった場合には、前記映像キャッシュ手段内にキャッシュされている前記ユニキャストデータをマルチキャストデータに変換し、同一マルチキャストアドレスのままで別のVLAN IDを前記別の端末装置に設定し且つ変換後のマルチキャストデータに前記別のVLAN IDを付加することで、前記映像キャッシュ手段から配信要求があった番組の映像データを前記別の端末装置に配信することを特徴とする、
マルチキャスト通信を用いた映像配信システム。
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JP2011130017A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Sharp Corp | コンテンツ配信システム、コンテンツ配信装置、コンテンツ再生端末およびコンテンツ配信方法 |
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