JP2008090001A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像読取部で発生した衝撃が画像形成部に伝わりにくくする。
【解決手段】本実施形態では、支持部310と本体フレーム400との間及び、支持部310と上板407との間に配置された緩衝部材314が、画像読取部200から本体フレーム400へ伝わる衝撃を緩衝するので、画像読取部で発生した衝撃が画像形成部100に伝わりにくい。これにより、画像形成部100が形成する画像に欠陥が生じにくい。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像形成装置としては、読み取り対象から画像を読み取る画像読取部と、画像読取部が読み取った画像に基づいて記録媒体へ画像を形成する画像形成部とを備えた画像形成装置が知られている(特許文献1〜6参照)。
このような画像形成装置では、画像形成部が収容されるフレームの上部に支持部材を取付け、この支持部材によって画像読取部を片持ち状で支持する画像形成装置がある。
また、画像読取部には、読み取り対象としての原稿を載せるプラテンガラスと、プラテンガラスに載せられた原稿を上から押さえるカバーとが設けられているものがある。
この画像読取部では、カバーを開放して、原稿をプラテンガラスに載せ、カバーを閉めてプラテンガラスに載せられた原稿を上から押される。
特開2005−043540号公報 特開平03−231562号公報 特開2002−202644号公報 特開2003−084517号公報 特開平10−026854号公報 特開平11−327244号公報
上記のように、カバーが開け閉めされると、その衝撃が支持部材を介してフレームに伝わってしまう。フレームに衝撃が伝わると、フレームに収容された画像形成部が振動し、乱れた画像が形成されてしまうおそれがある。
本発明は、上記事実を考慮し、画像読取部で発生した衝撃が画像形成部に伝わりにくい画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、読み取り対象から画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部が読み取った画像に基づいて記録媒体へ画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部を収容するフレームと、前記フレームに取り付けられ、前記画像読取部を片持ち状で支持する支持部と、前記画像読取部から前記フレームへ伝わる衝撃を緩衝する緩衝部材と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、画像読取部が、読み取り対象から画像を読み取る。画像形成部が、画像読取部が読み取った画像に基づいて記録媒体へ画像を形成する。
画像形成部を収容するフレームに取り付けられた支持部が、画像読取部を片持ち状で支持する。緩衝部材が、画像読取部からフレームへ伝わる衝撃を緩衝する。
このように、請求項1では、画像読取部を、画像形成部が収容されたフレームに取り付けられた支持部により片持ち状で支持するので、コンパクトな画像形成装置が形成できる。
また、画像読取部を片持ち状で支持すると支持状態が不安定となり、画像読取部が振動しやすくなるが、緩衝部材が、画像読取部からフレームへ伝わる衝撃を緩衝するので、画像読取部で発生した衝撃が画像形成部に伝わりにくい。
本発明の請求項2に係る画像形成装置は、請求項1の構成において、前記緩衝部材は、前記支持部と前記フレームとの間に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、緩衝部材が、支持部とフレームとの間に配置されているので、支持部とフレームとの取付け部分で衝撃が緩衝され、フレームへ伝わる衝撃を効率よく緩衝できる。
本発明の請求項3に係る画像形成装置は、請求項2の構成において、前記支持部は、前記フレームに回転可能に支持され、前記緩衝部材は、前記支持部に当たって前記支持部の回転を阻止する阻止部と、前記支持部との間に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、支持部の回転は、阻止部が支持部に当たって阻止される。このとき、阻止部と支持部との間に配置された緩衝部材が、支持部と阻止部との間で挟まれ、画像読取部からフレームへ伝わる衝撃を緩衝する。
フレームと支持部とを強固に接合する場合に比べ、支持部を回転可能に支持すると、その支持部分がたわみやすくなり、振動が集まりやすい。この支持部分に緩衝部材を配置することにより、衝撃を効率よく緩衝できる。
本発明の請求項4に係る画像形成装置は、請求項1の構成において、前記支持部は、前記フレームに形成された差込孔に差し込まれ、前記緩衝部材は、前記差込孔の孔壁に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、支持部は、フレームに形成された差込孔に差し込まれるので、組み立てが容易となる。
本発明の請求項5に係る画像形成装置は、請求項1の構成において、前記緩衝部材は、前記支持部内に設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、支持部内で、衝撃を緩衝できる。支持部とフレームとの間に緩衝部材を設ける構成ではないので、支持部とフレームとの接合部が強固にできる。
本発明の請求項6に係る画像形成装置は、請求項5の構成において、前記支持部は、前記フレームから立設する支柱部と、前記支柱部から横方向へ張り出し前記画像読取部を支持する片持ち部と、を備えて構成され、前記緩衝部材は、前記支柱部と前記片持ち部との間に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、緩衝部材が、フレームから立設する支柱部と、支柱部から張り出し画像読取部を支持する片持ち部との間で、衝撃を緩衝するので、片持ち部の振動を効率よく減衰できる。
本発明の請求項7に係る画像形成装置は、請求項6の構成において、前記片持ち部は、前記支柱部に回転可能に支持され、前記緩衝部材は、前記片持ち部に当たって前記片持ち部の回転を阻止する阻止部と、前記片持ち部との間に設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、片持ち部の回転は、阻止部が片持ち部に当たって阻止される。このとき、阻止部と片持ち部との間に配置された緩衝部材が、片持ち部と阻止部との間で挟まれ、画像読取部からフレームへ伝わる衝撃を緩衝する。
片持ち部と支柱部とを強固に接合する場合に比べ、片持ち部を回転可能に支持すると、その支持部分がたわみやすくなり、振動が集まりやすい。この支持部分に緩衝部材を配置することにより、衝撃を効率よく緩衝できる。
本発明の請求項8に係る画像形成装置は、請求項1の構成において、前記支持部が変位する変位量を増幅して変位し、前記緩衝部材を圧縮する圧縮機構を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、圧縮機構が、支持部が変位する変位量を増幅して、緩衝部材を圧縮し、画像読取部からフレームに伝わる衝撃を緩衝する。
このため、画像読取部で発生した衝撃が小さくても、圧縮機構が緩衝部材を作用させ、衝撃を効率よく緩衝する。
本発明の請求項9に係る画像形成装置は、請求項8の構成において、前記支持部は、前記フレームから立設する支柱部と、前記支柱部から横方向へ張り出し前記画像読取部を支持する方持ち部と、を備えて構成され、前記圧縮機構は、一端部が前記支柱部に回転可能に連結され他端部が前記片持ち部に回転可能に連結され一定間隔をおいて配置された一対の梁と、前記梁に沿って配置された腕部を有すると共に前記一対の梁の中間部を回転可能に連結するリンク部材と、を備えて構成され、前記緩衝部材は、前記腕部と前記梁との間に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、片持ち部が上下方向へ変位すると、それに伴って一対の梁が変位する。変位した梁と腕部とで、緩衝部材を圧縮し、画像読取部からフレームに伝わる衝撃を緩衝する。このため、片持ち部が上下方向に変位することで生じる衝撃を効率よく緩衝する。
本発明の請求項10に係る画像形成装置は、請求項8の構成において、前記圧縮機構は、一端部が前記フレームに回転可能に連結され他端部が前記支持部に回転可能に連結され一定間隔をおいて配置された一対の梁と、前記梁に沿って配置された腕部を有すると共に前記一対の梁の中間部を回転可能に連結するリンク部材と、を備えて構成され、前記緩衝部材は、前記腕部と梁との間に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、支持部が変位すると、それに伴って一対の梁が変位する。変位した梁と腕部とで、緩衝部材を圧縮し、画像読取部からフレームに伝わる衝撃を緩衝する。このため、支持部が変位することで生じる衝撃を効率よく緩衝する。
本発明の請求項11に係る画像形成装置は、請求項1の構成において、前記圧縮機構は、前記支持部に回転可能に支持され、一端部が前記支持部の自由端側に固定され、他端部が前記一端部の変位量を増幅して前記緩衝部材を圧縮する梃子部材であることを特徴とする。
この構成によれば、支持部の自由端側が振動すると、一端部が支持部の自由端側に固定された梃子部材が回転し、梃子部材の他端部が一端部の変位量を増幅して緩衝部材を圧縮する。このため、画像読取部で発生した衝撃が小さくても、梃子部材が緩衝部材を作用させ、衝撃を効率よく緩衝する。
本発明の請求項12に係る画像形成装置は、請求項1〜11のいずれか1項の構成において、前記フレームは、前記画像読取部の画像書き込み装置を支持することを特徴とする。
この構成によれば、緩衝部材で画像読取部からフレームへ伝わる衝撃を緩衝することにより、フレームに支持された画像書き込み装置の振動を抑え、形成される画像の乱れを防止する。
本発明の請求項13に係る画像形成装置は、請求項1〜12のいずれか1項の構成において、前記画像読取部の自由端側には、前記画像読取部の操作部が設けられたことを特徴とする。
この構成によれば、画像読取部の自由端側に、画像読取部の操作部が設けられているので、操作部を操作することにより、画像読取部で振動が発生しやすい。従って、画像読取部で発生した衝撃が画像形成部に伝わりにくくする本発明の構成が、特に有効となる。
本発明の請求項14に係る画像形成装置は、請求項1〜13のいずれか1項の構成において、前記画像読取部は、その基端側に取り付けられ、前記画像読取部の自由端側で開閉される開閉部を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、画像読取部の基端側に取り付けられた開閉部は、画像読取部の自由端側で開閉されるため、画像読取部で振動が発生しやすい。従って、画像読取部で発生した衝撃が画像形成部に伝わりにくくする本発明の構成が、特に有効となる。
本発明は、上記構成としたので、画像読取部で発生した衝撃が画像形成部に伝わりにくい。
以下に、本発明の画像形成装置に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
(画像形成装置の全体構成)
まず、本実施形態に係る画像形成装置としてのデジタル複写機10の全体構成について説明する。図1には、本実施形態に係るデジタル複写機10の全体構成が示されている。図2には、本実施形態に係るデジタル複写機10において、画像読取部200のプラテンカバー202を開放した状態が示されている。
なお、説明の便宜上、画像読取部200の基端側(後述する支持部310によって支持されている側)を装置の後方として、画像読取部200の自由端側を装置の前方側として説明する。また、装置の前方側からデジタル複写機10に対面した場合における右側を装置の右方とし、左側を装置の左方として説明する。
本実施形態に係るデジタル複写機10は、図1に示すように、装置上部に配置された画像読取部200と、装置下部に配置された画像形成部100とを備えて構成されている。
このデジタル複写機10では、画像読取部200が、読み取り対象としての原稿から画像を読み取り、その読み取った画像を電気的な画像信号に変換し、画像形成部100が画像読取部200によって変換された画像信号に基づいて画像を形成するようになっている。
画像読取部200は、図1及び図2に示すように、画像読取部本体203を備え、画像読取部本体203には、読み取り対象となる原稿を載せるプラテンガラス208が設けられている。プラテンガラス208の上部には、プラテンガラス208に載せられた原稿を保持する開閉部としてのプラテンカバー202が設けられている。
プラテンカバー202は、画像読取部本体203の基端側(後方側)に開閉可能に取り付けられており、画像読取部200の自由端側においてプラテンカバー202は開閉される。
プラテンカバー202の上部には、自動原稿送り装置206が設けられており、自動原稿送り装置206は、その上部に積載された原稿を自動的に搬送し、プラテンガラス208上を通過させる。
プラテンガラス208の下方には、図2に示すように、CCD等から構成されると共に装置前方側から装置後方側に細長く形成された読取バー210が設けられている。読取バー210は、走査駆動機構212によって、左右方向に走査し、プラテンガラス208に載せられた原稿の画像を読み取る。具体的には、プラテンガラス208上の原稿へ、図示しない光学系から照射光が照射され、その照射光が原稿で反射し、その反射光を読取バー210が検出し、電気的な画像信号に変換するように構成されている。
また、プラテンカバー202の自由端側(画像読取部200の自由端側)には、画像読取部200を操作するため操作部としての操作パネル213が設けられている。なお、操作パネル213は、画像読取部本体203の自由端側に設ける構成であっても良い。
画像形成部100には、図1に示すように、所定方向(図1において矢印A方向)へ回転する感光体ドラム12が配設されている。そして、画像形成部100の前方側には、回転式現像装置50が配設されている。
また、感光体ドラム12の表面は、感光体ドラム12の下側に配置された帯電器14によって、所定の電位に帯電された後、感光体ドラム12の下方に配置された光走査装置16から出射されたレーザビームLによって露光が行われ、前述した画像読取部200で読み取った原稿のデジタル画像データに基づいた潜像が形成される。すなわち、本実施形態においては、光走査装置16が、画像を感光体ドラム12に書き込む画像書き込み装置を構成する。
感光体ドラム12の表面に形成された潜像は、回転式現像装置50の周方向に沿って配置され、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、シアン(C)及びブラック(K)の各色の現像器52Y,52M,52C,52Kによって現像され、所定の色のトナー像となる。なお、各現像機52Y,52M,52C,52Kは、交換可能なトナーカートリッジ54Y,54M,54C,54Kを備えている。
感光体ドラム12の表面に形成されたトナー像は、複数のロール18と転写ロール35とで張架され、矢印C方向に回転する中間転写ベルト30に1次転写される。なお、1次転写されずに感光体ドラム12の表面に残った未転写残留トナーは、感光体ドラムクリーニング装置20で除去される。
なお、回転式現像装置50は、回転軸Kを中心に矢印B方向に回転し、形成する画像の色に対応する色の現像器52Y,52M,52C、52Kの現像ロール56Y,56M,56Y,56Kを、順次、現像位置Gに移動し、各色の現像を行う。
そして、帯電・露光・現像・1次転写・感光体ドラムクリーニングの各工程が、形成する画像の色に応じて、所定の回数だけ繰り返される。このようにして、中間転写ベルト30には各色トナー像が多重転写され重ね合わされてフルカラー画像となる。
一方、画像形成部100の下側には、記録紙Pが収容された給紙カセット22が配置されている。
記録紙Pは、給紙ローラ24によって送り出され、レジストローラ33によって所定のタイミングで二次転写位置Tに送られ、中間転写ベルト30のフルカラートナー像が、2次転写ロール32と転写ロール35とによって、一括して記録紙Pに2次転写される。なお、2次転写されずに残った中間転写ベルト30の未転写残留トナーは、転写ベルトクリーニング装置37で除去される。
フルカラートナー像が転写した記録紙Pは、装置後方の上部に配置された定着器36に送られる。定着器36は熱と圧力とで記録紙Pにフルカラートナー像を定着する。フルカラートナー像が定着した記録紙Pは、画像形成部100の上部の排紙トレイ40に排紙される。
(画像読取部の支持構造)
次に、本実施形態に係るデジタル複写機10における画像読取部200の支持構造について説明する。図3には、本実施形態に係るデジタル複写機10における画像読取部200の支持構造が、分解斜視図にて示されている。なお、図3は、画像形成部100の各種カバー(外装カバー等)を外すと共に、画像読取部200のプラテンカバー202を外した状態を示す図である。
デジタル複写機10は、図3に示すように、板金からなる本体フレーム400を備えている。本体フレーム400は、対向する側板402、404と、側板402、404の間に架設された複数の横板406と、側板402、404の上面に架設された上板407とを備えている。
この本体フレーム400に画像形成部100が収容されており、少なくとも、画像書き込み装置としての光走査装置16は、本体フレーム400に支持されている。また、側板402の側面には、電源回路基板等が収容される箱体410が設けられている。
本体フレーム400の上板407の上面には、画像読取部200を片持ち状で支持する支持部310が固定されている。
支持部310は、側面から見ると「コ」の字状に形成されており、装置前方側に溝部312が形成されている。また、支持部310は、左右方向に長くされた長尺形状に形成され、その長さは、一方の側板402から他方の側板404に達する長さとされている。支持部310の前後方向の長さは、少なくとも、画像読取部200の前後方向の長さよりも短くされている。
支持部310の上面には、画像読取部200の一端部の下面が固定され、画像読取部200は、支持部310によって、片持ち状で支持される。
支持部310と画像読取部200との間には、画像読取部200から本体フレーム400へ伝わる衝撃を緩衝する緩衝部材314が、支持部310の左右方向(長手方向)両端部に設けられている。この緩衝部材314は、支持部310の上部に形成された凹部310A、310Bに取り付けられており、画像読取部200に形成された凹部(図示省略)にはめ込まれる。これにより、緩衝部材314は、支持部310と画像読取部200とに接触した状態となる。
また、支持部310と上板407との間にも、画像読取部200から本体フレーム400へ伝わる衝撃を緩衝する緩衝部材314が、支持部310の左右方向(長手方向)両端部に設けられている。この緩衝部材314は、支持部310の下部に形成された凹部310C、310Dに取り付けられており、本体フレーム400に形成された凹部405にはめ込まれる。これにより、緩衝部材314は、支持部310と本体フレーム400とに接触した状態となる。
この緩衝部材314としては、防振ゴム等の弾性部材などが用いられる。なお、緩衝部材314は、支持部310と画像読取部200との間及び支持部310と上板407との間の両方に設けられているが、どちら一方のみに設けられた構成であっても良い。
次に、上記の実施形態について作用を説明する。
本実施形態の構成によれば、本体フレーム400に取り付けられた支持部310が、画像読取部200を片持ち状で支持するので、コンパクトな画像形成装置が形成でき、装置の設置面積が小さくて済む。
その一方で、支持状態が不安定となり、画像読取部200が振動しやすくなる。また、画像読取部200のプラテンカバー202は、画像読取部本体203の基端側(後方側)に開閉可能に取り付けられており、プラテンカバー202を開閉すると、その衝撃が画像読取部200の自由端側で発生しやすい。また、画像読取部200の自由端側には、操作パネル213が設けられており、操作部を操作することにより、振動が発生しやすい。
しかしながら、本実施形態では、支持部310と本体フレーム400との間及び、支持部310と上板407との間に配置された緩衝部材314が、画像読取部200から本体フレーム400へ伝わる衝撃を緩衝するので、画像読取部で発生した衝撃が画像形成部100に伝わりにくい。これにより、画像形成部100が形成する画像に欠陥が生じにくい。
特に、本実施形態では、光走査装置16が本体フレーム400に支持されているので、衝撃を緩衝する効果が高くなる。
また、支持部310と本体フレーム400との間に緩衝部材314が配置されており、支持部310と本体フレーム400との取付け部分(支持部310の根元の部分)で衝撃を緩衝するので、効率よく緩衝できる。
(第1変形例)
次に、第1変形例について説明する。
上記の第1実施形態では、支持部310は、本体フレーム400に固定されていたが、第1変形例は、画像読取部200を片持ち状で支持する支持部が、本体フレーム400に回転可能に支持される構成である。
図4及び図5には、第1変形例における画像読取部200の支持構造が、分解斜視図にて示されている。なお、図4及び図5は、画像形成部100の各種カバー(外装カバー等)を外すと共に、画像読取部200のプラテンカバー202を外した状態を示す図である。
図4に示すように、画像読取部200の後方側には、画像読取部200を片持ち状で支持する支持部としての一対の支柱部320が設けられている。一対の支柱部320は、その上端部が、画像読取部200の左右の側端部の下面に、それぞれ固定され、支柱部320は画像読取部200を支持している。
支柱部320の下端部には、回転軸324が通される通し孔326が形成されている。また、支柱部320の下端部の後方側の背面には、緩衝部材322が設けられている。
緩衝部材322としては、緩衝部材314と同様に、防振ゴム等の弾性部材などが用いられる。
一方、本体フレーム400の上板407には、支柱部320を回転可能に支持する一対の支持フレーム408が設けられている。一対の支持フレーム408は、その下端部が、上板407の上面の左右に、それぞれ固定されている。
支持フレーム408は、一対の側板408Aと、側板408Aの後方側に側板408Aと一体に設けられた後方板408Bとを備えて構成されている。
側板408Aには、回転軸324を通される通し孔412が形成されている。側板408Aに挟まれた空間に支柱部320の下端部が差し込まれた状態で、側板408Aの通し孔412及び支柱部320の通し孔326に回転軸324が通されることにより、支柱部320は、支持フレーム408に回転可能に支持される。
後方板408Bは、支柱部320に当たって、支柱部320の回転を阻止する阻止部として作用し、支柱部320は、後方板408Bに当たって状態において、本体フレーム400に立設される。
支柱部320の下端部に設けられた緩衝部材322は、支柱部320と後方板408Bとの間に配置され、支柱部320が後方板408Bに当たる際に、支柱部320と後方板408Bとの間に挟まれる。これにより、緩衝部材322が画像読取部200から本体フレーム400へ伝わる衝撃を緩衝する。
なお、画像読取部200を支持する支柱部320としては、図5に示すように、支柱部320の上部から装置前方へ張り出した梁部材328を備える支柱部320であっても良い。
この梁部材328は、底板328Aと側板328Bとを備えて構成され、底板328Aには、画像読取部200の下面が固定され、側板328Bには、画像読取部200の側面が固定される。また、支持フレーム408の側板408Aは、図5に示すように、1枚のみを設ける構成であっても良い。
第1変形例の構成によれば、支柱部320は、本体フレーム400の後方板408Bに当たって、回転を阻止される。緩衝部材322は、後方板408Bと支柱部320との間に挟まれて、画像読取部200から本体フレーム400へ伝わる衝撃を緩衝する。
本体フレーム400と支柱部320とを強固に接合する場合に比べ、支柱部320を回転可能に支持すると、その支持部分がたわみやすくなり、振動が集まりやすい。この支持部分に緩衝部材322を配置することにより、衝撃を効率よく緩衝できる。
(第2変形例)
次に、第2変形例について説明する。
上記の第1実施形態では、支持部310は、本体フレーム400の上面に固定されていたが、第2変形例は、画像読取部200を片持ち状で支持する支持部が、本体フレーム400の差込孔414に差し込まれる構成である。
図6には、第2変形例における画像読取部200の支持構造が、分解斜視図にて示されている。なお、図6は、画像形成部100の各種カバー(外装カバー等)を外すと共に、画像読取部200のプラテンカバー202を外した状態を示す図である。
図6に示すように、画像読取部200の後方側には、画像読取部200を片持ち状で支持する支持部としての一対の支柱部330が設けられている。一対の支柱部330は、その上端部が、画像読取部200の左右の側端部の下面に、それぞれ固定され、支柱部330は画像読取部200を支持している。
支柱部330の下端部には、支柱部330よりも細くされ、円筒形状に形成された差込突部332が設けられている。
この差込突部332に対応して、本体フレーム400の上板407には、一対の差込孔414が形成されている。差込孔414は、上板407の後方の左右にそれぞれ配置されており、この差込孔414に支柱部330が差し込まれることにより、支柱部330は本体フレーム400上に立設される。
また、差込孔414の孔壁には、その周方向の全面に、画像読取部200から本体フレーム400へ伝わる衝撃を緩衝する緩衝部材333が設けられている。緩衝部材333としては、緩衝部材314と同様に、防振ゴム等の弾性部材などが用いられる。
なお、緩衝部材333は、差込孔414の孔壁の周方向一部に設けられる構成であっても良い。
第2変形例の構成によれば、支柱部330は、本体フレーム400に形成された差込孔414に差し込まれるので、組み立てが容易となる。また、差込突部332と緩衝部材333との接触面積を確保できるので、画像読取部200から本体フレーム400へ伝わる衝撃を効率よく緩衝する。
(第3変形例)
次に、第3変形例について説明する。
上記の第1実施形態では、支持部310は、一の部材で構成されていたが、第3変形例は、支持部340が複数の部材を備える構成である。
図7には、第3変形例における画像読取部200の支持構造が、分解斜視図にて示されている。なお、図7は、画像形成部100の各種カバー(外装カバー等)を外すと共に、画像読取部200のプラテンカバー202を外した状態を示す図である。
図7に示すように、第3変形例に係る支持部340は、本体フレーム400から立設する一対の支柱部344と、支柱部344から装置前方へ張り出し画像読取部200を支持する片持ち部としての梁部材347とを備えて構成されている。
一対の支柱部344は、本体フレーム400の上板407の上面の後方側に、左右それぞれ固定されている。支柱部344の上面には、ネジ341が螺合するねじ孔346が形成されている。
この支柱部344の上面には、画像読取部200から本体フレーム400へ伝わる衝撃を緩衝する緩衝部材348が取り付けられている。緩衝部材348としては、緩衝部材314と同様に、防振ゴム等の弾性部材などが用いられる。緩衝部材348には、ネジ341が螺合するねじ孔349が形成されている。
緩衝部材348の上面には、画像読取部200を支持する梁部材347が設けられている。梁部材347は、底板347Aと側板347Bとを備えて構成され、底板347Aには、画像読取部200の下面が固定され、側板347Bには、画像読取部200の側面が固定される。また、底板347Aには、ネジ341と螺合するねじ孔343が形成されている。
第3変形例では、支柱部344上に緩衝部材348及び梁部材347が積載され、梁部材347のねじ孔343、緩衝部材348のねじ孔349、支柱部344のねじ孔346にネジ341が螺合される。そして、梁部材347に画像読取部200が固定される。
これにより、第3変形例における支持部340が形成され、支柱部344と梁部材347との間に緩衝部材348が配置される。
第3変形例の構成によれば、緩衝部材348が、支柱部344と梁部材347との間で、衝撃を緩衝するので、梁部材347の振動を効率よく減衰できる。
(第4変形例)
次に、第4変形例について説明する。
上記の第1実施形態では、支持部310は、一の部材で構成されていたが、第4変形例は、支持部350が複数の部材を備えると共に、一の部材が他の部材に対して回転可能に支持される構成である。
図8には、第4変形例における画像読取部200の支持構造が、分解斜視図にて示されている。なお、図8は、画像形成部100の各種カバー(外装カバー等)を外すと共に、画像読取部200のプラテンカバー202を外した状態を示す図である。
図8に示すように、第4変形例に係る支持部350は、本体フレーム400から立設する一対の支柱部352と、支柱部352から張り出し画像読取部200を支持する片持ち部としての梁部材354とを備えて構成されている。
梁部材354は、装置の前後方向に延び設けられた角筒形状をしている。梁部材354の後方側の背面には、画像読取部200から本体フレーム400へ伝わる衝撃を緩衝する緩衝部材355が設けられている。この緩衝部材355の上部には、回転軸357が通される通し孔359が形成されている。
一方、一対の支柱部352は、本体フレーム400の上板407の上面の後方側に、左右それぞれ固定されている。支柱部352の上部には、一対の側板356Aと、側板356Aの後方側に側板356Aと一体に設けられた後方板356Bとが形成されている。
側板356Aには、回転軸357が通される通し孔358が形成されている。側板356Aに挟まれた空間に梁部材354が差し込まれた状態で、側板356Aの通し孔358及び梁部材354の通し孔359回転軸357が通されることにより、梁部材354は、支柱部352に回転可能に支持される。
後方板356Bは、梁部材354に当たって、梁部材354の回転を阻止する阻止部として作用し、梁部材354は、後方板356Bに当たって状態において、支柱部352から前方へ張り出した状態となる。
梁部材354の背面に設けられた緩衝部材355は、梁部材354と後方板356Bとの間に配置され、梁部材354が後方板356Bに当たる際に、梁部材354と後方板356Bとの間に挟まれる。これにより、緩衝部材355が画像読取部200から本体フレーム400へ伝わる衝撃を緩衝する。
第4変形例の構成によれば、梁部材354は、後方板356Bに当たって回転が阻止される。緩衝部材355は、後方板356Bと梁部材354との間で、画像読取部200から本体フレーム400へ伝わる衝撃を緩衝する。
支柱部352と梁部材354を強固に接合する場合に比べ、梁部材354を回転可能に支持すると、その支持部分がたわみやすくなり、振動が集まりやすい。この支持部分に緩衝部材355を配置することにより、衝撃を効率よく緩衝できる。
(第5変形例)
次に、第5変形例について説明する。
第5変形例は、支持部360が変位する変位量を増幅して、緩衝部材366を圧縮し、画像読取部200から本体フレーム400に伝わる衝撃を緩衝する圧縮機構を備えた構成である。
図9には、第5変形例における画像読取部の支持構造が、斜視図にて示されている。図10(A)は、第5変形例における画像読取部の支持構造を示す側面図であり、図10(B)は、第5変形例における画像読取部の支持構造において梁部材が撓んだ状態を示す側面図である。なお、図9及び図10では、本体フレーム400を省略して図示し、画像読取部200を簡略化して示している。
図9及び図10に示すように、第5変形例に係る支持部360は、本体フレーム400に立設する支柱部362と、支柱部362から前方へ張り出し画像読取部200を支持する片持ち部としての支持板363とを備えている。
支柱部362は、直方体形状に形成され、支柱部362の上部に支持板363が固定されている。支持板363は、画像読取部200が載せられる天板363Bと、天板363Bの側方に天板363Bと一体に形成された側板363Aとを備えて構成されている。
側板363Aの側面には、支持部360が変位する変位量を増幅して、緩衝部材366を圧縮し、画像読取部200から本体フレーム400に伝わる衝撃を緩衝する圧縮機構369が配置されている。
圧縮機構369は、側板363Aの側面に取付けられた一対の梁364、367を備えている。梁364は、側板363Aの上部に配置され、梁367は、側板363Aの下部に配置されている。
梁364は、一端部が、回転軸364Aによって支柱部362の上部に回転可能に連結され、他端部が、回転軸364Bによって側板363Aの自由端側に回転可能に連結されている。梁367は、一端部が、回転軸367Aによって支柱部362の上部に回転可能に連結され、他端部が、回転軸367Bによって側板363Aの自由端側に回転可能に連結されている。
梁364、367は、装置の前後方向に沿って、一定間隔をおいて平行に配置されている。また、図10(A)及び図10(B)に示すように、回転軸364Aと回転軸367Aとを結ぶ線L1と、回転軸364Bと回転軸367Bとを結ぶ線L2が平行となるように、回転軸364A、回転軸367A、回転軸364B、回転軸367Bの位置が調整されている。
一対の梁364、367の間には、一対の梁364、367の中間部を回転可能に連結するリンク部材365が側板363Aの前後方向中央部に設けられている。リンク部材365は、一端部が回転軸365Aによって梁364の中間部に連結され、他端部が回転軸365Bによって梁367の中間部に連結されている。リンク部材365は、回転軸364Aと回転軸367Aとを結ぶ線L1と、回転軸364Bと回転軸367Bとを結ぶ線L2とに平行に配置されている。
また、リンク部材365は、梁364、367に沿って配置された腕部365A、365Bを有している。腕部365A、365Bの先端部と梁364、367の長手方向両端部との間には、それぞれ、緩衝部材366が設けられている。緩衝部材366としては、緩衝部材314と同様に、防振ゴム等の弾性部材などが用いられる。
画像読取部200の前方側が下方へ押されて、支柱部362に対して支持板363の自由端部が下方へ変位すると、図10(B)に示すように、梁364、367が斜めに傾く。
梁364、367が斜めに傾くことにより、回転軸364Aと回転軸367Aとを結ぶ線L1に対する梁364の角度A(図10(B)参照)、回転軸364Bと回転軸367Bとを結ぶ線L2に対する梁367の角度D(図10(B)参照)が大きくなる。例えば、支柱部362に対して支持板363が変位していない状態において(図10(A)参照)、角度A及び角度Dが90度であれば、支柱部362に対して支持板363の自由端部が下方へ変位して、梁364、367が斜めに傾くことにより、角度A及び角度Dは鈍角になる。
また、回転軸364Aと回転軸367Aとを結ぶ線L1に対する梁367の角度B(図10(B)参照)、回転軸364Bと回転軸367Bとを結ぶ線L2に対する梁364の角度C(図10(B)参照)が小さくなる。例えば、支柱部362に対して支持板363が変位していない状態において(図10(A)参照)角度B及び角度Cが90度であれば、支柱部362に対して支持板363の自由端部が下方へ変位して梁364、367が斜めに傾くことにより、角度B及び角度Cは鋭角になる。
このとき、リンク部材365は、回転軸364Aと回転軸367Aとを結ぶ線L1及び回転軸364Bと回転軸367Bとを結ぶ線L2に対して、平行に保たれるので、腕部368Aは梁367へ接近し、腕部368Bは梁364へ接近する。これにより、腕部368Aと梁367とが、その間にある緩衝部材366を圧縮し、画像読取部200から本体フレーム400へ伝わる衝撃を緩衝する。
この構成では、支持板363の前後方向中央部における振動(変位量)が、リンク部材365を介し、てこの利用より増幅されて、腕部368Aの先端部及び腕部368Bの先端部へ伝達される。
この腕部368Aの先端部及び腕部368Bの先端部が緩衝部材366の圧縮、引張りを繰り返すことにより、振動エネルギーが熱エネルギーに変換され、支持板363の振動が効率よく抑えられる。
従って、支柱部362と支持板363との間に緩衝部材を設けて、緩衝部材を単純に圧縮する場合に比べ、緩衝部材の圧縮量は増幅する。
このように、第5変形例の構成によれば、圧縮機構369が、支持板363が変位する変位量を増幅して、緩衝部材366を圧縮し、画像読取部200から本体フレーム400に伝わる衝撃を緩衝する。このため、画像読取部200から本体フレーム400へ伝わる衝撃が小さくても、緩衝部材366が作用して、衝撃を効率よく緩衝する。
なお、一対の梁367と、リンク部材365と、緩衝部材366とで構成される第5変形例の圧縮機構を小型化し、緩衝部材として用いても良い。例えば、上記の第1実施形態においては、緩衝部材314に替えて、小型化した圧縮機構を、支持部310と本体フレーム400との間及び、支持部310と上板407との間に配置する構成とすることができる。
(第6変形例)
次に、第6変形例について説明する。
第5変形例では、支柱部362と支持板363との間に圧縮機構が設けられていたが、第6変形例は、圧縮機構を支柱部362と本体フレーム400との間に設けた構成である。
図11には、第6変形例における画像読取部の支持構造が、斜視図にて示されている。
図12は、第6変形例における画像読取部の支持構造を示す側面図であり、図12(B)は、第6変形例における画像読取部の支持構造において支柱部が撓んだ状態を示す側面図である。
なお、図11及び図12では、画像読取部200を簡略化して示している。また、第5変形例と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
第6変形例に係る圧縮機構370は、支柱部362の側面に取付けられた一対の梁364、367を備えている。梁364は、支柱部362の前方側に配置され、梁367は、支柱部362の後方側に配置されている。
梁364は、一端部が、回転軸364Aによって支柱部362の上部に回転可能に連結され、他端部が、回転軸364Bによって本体フレーム400の側板402に回転可能に連結されている。梁367は、一端部が、回転軸367Aによって支柱部362の上部に回転可能に連結され、他端部が、回転軸367Bによって本体フレーム400の側板402に回転可能に連結されている。
梁364、367は、装置の上下方向に沿って、一定間隔をおいて平行に配置されている。また、回転軸364Aと回転軸367Aとを結ぶ線L1と、回転軸364Bと回転軸367Bとを結ぶ線L2が平行となるように、回転軸364A、回転軸367A、回転軸364B、回転軸367Bの位置が調整されている。
一対の梁364、367の間には、一対の梁364、367の中間部を回転可能に連結するリンク部材365が設けられている。リンク部材365は、一端部が回転軸365Aによって梁364の中間部に連結され、他端部が回転軸365Bによって梁367の中間部に連結されている。リンク部材365は、回転軸364Aと回転軸367Aとを結ぶ線L1と、回転軸364Bと回転軸367Bとを結ぶ線L2とに平行に配置されている。
また、リンク部材365は、梁364、367に沿って配置された腕部365A、365Bを有している。腕部365A、365Bの先端部と梁364、367の長手方向両端部との間には、それぞれ、緩衝部材366が設けられている。緩衝部材366としては、緩衝部材314と同様に、防振ゴム等の弾性部材などが用いられる。
画像読取部200の前方側が移動して、本体フレーム400に対して支柱部362が前方へ変位すると、図12(B)に示すように、梁364、367が斜めに傾く。
梁364、367が斜めに傾くことにより、回転軸364Aと回転軸367Aとを結ぶ線L1に対する梁364の角度A、回転軸364Bと回転軸367Bとを結ぶ線L2に対する梁367の角度Dが大きくなる。例えば、本体フレーム400対して支柱部362が変位していない状態において(図12(A)参照)、角度A及び角度Dが90度であれば、本体フレーム400対して支柱部362が変位して、梁364、367が斜めに傾くことにより、角度A及び角度Dは鈍角になる。
また、回転軸364Aと回転軸367Aとを結ぶ線L1に対する梁367の角度B、回転軸364Bと回転軸367Bとを結ぶ線L2に対する梁364の角度Cが小さくなる。例えば、支柱部362に対して支持板363が変位していない状態において(図12(A)参照)角度B及び角度Cが90度であれば、支柱部362に対して支持板363の自由端部が下方へ変位して梁364、367が斜めに傾くことにより、角度B及び角度Cは鋭角になる。
このとき、リンク部材365は、回転軸364Aと回転軸367Aとを結ぶ線L1及び回転軸364Bと回転軸367Bとを結ぶ線L2に対して、平行に保たれるので、腕部368Aは梁367へ接近し、腕部368Bは梁364へ接近する。これにより、腕部368Aと梁367とが、その間にある緩衝部材366を圧縮し、画像読取部200から本体フレーム400へ伝わる衝撃を緩衝する。
この構成では、支柱部362の中間部での振動(変位量)が、リンク部材365を介し、梃子の利用より増幅されて、腕部368Aの先端部及び腕部368Bの先端部へ伝達される。
この腕部368Aの先端部及び腕部368Bの先端部が緩衝部材366の圧縮、引張りを繰り返すことにより、振動エネルギーが熱エネルギーに変換され、支柱部362の振動が効率よく抑えられる。
従って、支柱部362と本体フレーム400との間に緩衝部材を設けて、緩衝部材を圧縮する場合に比べ、緩衝部材の圧縮量は増幅する。
このように、第6変形例の構成によれば、圧縮機構370が、支柱部362が変位する変位量を増幅して、緩衝部材366を圧縮し、画像読取部200から本体フレーム400に伝わる衝撃を緩衝する。このため、画像読取部200から本体フレーム400へ伝わる衝撃が小さくても、緩衝部材366が作用して、衝撃を効率よく緩衝する。
(第7変形例)
次に、第7変形例について説明する。
第7変形例は、支持部360が変位する変位量を増幅して、緩衝部材386を圧縮し、画像読取部200から本体フレーム400に伝わる衝撃を緩衝する圧縮機構380を備えた構成である。
図13には、第7変形例における画像読取部の支持構造が、斜視図にて示されている。図14は、第7変形例における画像読取部の支持構造を示す側面図であり、図14(B)は、第7変形例における画像読取部の支持構造において梁部材が撓んだ状態を示す側面図である。
なお、図13及び図14では、画像読取部200を簡略化して示している。また、第5変形例と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
第7変形例に係る圧縮機構380は、梃子部材としての回転板382を備えている。回転板382は、側板363Aに沿って配置された第1板382Aと、支柱部362に沿って配置された第2板382Bとを備え、全体としてL字状に形成されている。
回転板382は、屈曲部分で回転軸384に回転可能に支持されている。第1板382の先端部は、固定軸383によって側板363Aに固定されている。第2板382Bは、第1板382よりも長く形成され、その先端部は自由状態にされている。
第2板382Bの後方側には、緩衝部材386が配置されている。緩衝部材386としては、緩衝部材314と同様に、防振ゴム等の弾性部材などが用いられる。
緩衝部材386は、本体フレーム400に固定されたL字状に形成された取付け部387は、取り付けられている。回転板382が装置後方側(図13においてY方向)へ回転することにより、第2板382Bの先端部は、緩衝部材386に当たって、緩衝部材386を圧縮する構成となっている。
緩衝部材386に当たる第2板382Bの先端部から回転軸384までの距離は、回転軸384から固定軸383までの距離より長くなるように、第2板382Bの先端部が緩衝部材386に当たる位置、回転軸384及び回転軸の位置が調整されている。
画像読取部200の前方側が下方へ押されて、支柱部362に対して支持板363の自由端部が下方へ変位すると、図14(B)に示すように、梁364、367が斜めに傾く。
梁364、367が斜めに傾くことにより、回転板382が装置後方側(図14(A)及ぶ図14(B)においてY方向)へ回転する。
回転板382の第2板382Bの先端部は、固定軸383が下方へ変位する変位量よりも大きく、装置後方側へ変位して、緩衝部材386を圧縮する。すなわち、支持板363が変位する変位量を増幅して、腕部368Aが梁367へ接近すると共に腕部368Bが梁364へ接近し、緩衝部材366を圧縮するようになっている。これにより、画像読取部200から本体フレーム400へ伝わる衝撃を緩衝する。
第7変形例の構成によれば、圧縮機構380が、支持板363が変位する変位量を増幅して、緩衝部材386を圧縮し、画像読取部200から本体フレーム400に伝わる衝撃を緩衝する。このため、画像読取部200から本体フレーム400へ伝わる衝撃が小さくても、緩衝部材386が作用して、衝撃を効率よく緩衝する。
なお、本実施形態では、緩衝部材として防振ゴムを用いたが、オイルダンパー、パウダーダンパー等を用いても良い。
本発明は、本実施形態に限るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変形、変更、改良が可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。 図2は、本実施形態に係る画像形成装置において、画像読取部のプラテンカバーを開放した状態を示す斜視図である。 図3は、本実施形態に係る画像形成装置における画像読取部の支持構造を示す分解斜視図である。 図4は、第1変形例における画像読取部の支持構造を示す分解斜視図である。 図5は、第1変形例における画像読取部の支持構造を示す分解斜視図である。 図6は、第2変形例における画像読取部の支持構造を示す分解斜視図である。 図7は、第3変形例における画像読取部の支持構造を示す分解斜視図である。 図8は、第4変形例における画像読取部の支持構造を示す分解斜視図である。 図9は、第5変形例における画像読取部の支持構造を示す斜視図である。 図10(A)は、第5変形例における画像読取部の支持構造を示す側面図であり、図10(B)は、第5変形例における画像読取部の支持構造において梁部材が撓んだ状態を示す側面図である。 図11は、第6変形例における画像読取部の支持構造を示す斜視図である。 図12は、第6変形例における画像読取部の支持構造を示す側面図であり、図12(B)は、第6変形例における画像読取部の支持構造において支柱部が撓んだ状態を示す側面図である。 図13は、第7変形例における画像読取部の支持構造を示す斜視図である。 図14は、第7変形例における画像読取部の支持構造を示す側面図であり、図14(B)は、第7変形例における画像読取部の支持構造において梁部材が撓んだ状態を示す側面図である。
符号の説明
10 デジタル複写機(画像形成装置)
16 光走査装置(画像書き込み装置)
100 画像形成部
200 画像読取部
202 プラテンカバー(開閉部)
213 操作パネル(操作部)
310 支持部
314 緩衝部材
320 支柱部(支持部)
322 緩衝部材
330 支柱部(支持部)
333 緩衝部材
344 支柱部(支持部)
347 梁部材(片持ち部、支持部)
348 緩衝部材
352 支柱部(支持部)
354 梁部材(片持ち部、支持部)
355 緩衝部材
356B 後方板(阻止部)
360 支持部
362 支柱部(支持部)
363 支持板(片持ち部、支持部)
364 梁
365 リンク部材
366 緩衝部材
367 梁
368A 腕部
368B 腕部
369 圧縮機構
370 圧縮機構
380 圧縮機構
382 回転板(梃子部材)
386 緩衝部材
400 本体フレーム(フレーム)
408B 後方板(阻止部)
414 差込孔

Claims (14)

  1. 読み取り対象から画像を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部が読み取った画像に基づいて記録媒体へ画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部を収容するフレームと、
    前記フレームに取り付けられ、前記画像読取部を片持ち状で支持する支持部と、
    前記画像読取部から前記フレームへ伝わる衝撃を緩衝する緩衝部材と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記緩衝部材は、前記支持部と前記フレームとの間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記支持部は、前記フレームに回転可能に支持され、
    前記緩衝部材は、前記支持部に当たって前記支持部の回転を阻止する阻止部と、前記支持部との間に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記支持部は、前記フレームに形成された差込孔に差し込まれ、
    前記緩衝部材は、前記差込孔の孔壁に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記緩衝部材は、前記支持部内に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記支持部は、前記フレームから立設する支柱部と、前記支柱部から横方向へ張り出し前記画像読取部を支持する片持ち部と、を備えて構成され、
    前記緩衝部材は、前記支柱部と前記片持ち部との間に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記片持ち部は、前記支柱部に回転可能に支持され、
    前記緩衝部材は、前記片持ち部に当たって前記片持ち部の回転を阻止する阻止部と、前記片持ち部との間に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記支持部が変位する変位量を増幅して変位し、前記緩衝部材を圧縮する圧縮機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記支持部は、前記フレームから立設する支柱部と、前記支柱部から横方向へ張り出し前記画像読取部を支持する方持ち部と、を備えて構成され、
    前記圧縮機構は、一端部が前記支柱部に回転可能に連結され他端部が前記片持ち部に回転可能に連結され一定間隔をおいて配置された一対の梁と、前記梁に沿って配置された腕部を有すると共に前記一対の梁の中間部を回転可能に連結するリンク部材と、を備えて構成され、
    前記緩衝部材は、前記腕部と前記梁との間に配置されていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記圧縮機構は、一端部が前記フレームに回転可能に連結され他端部が前記支持部に回転可能に連結され一定間隔をおいて配置された一対の梁と、前記梁に沿って配置された腕部を有すると共に前記一対の梁の中間部を回転可能に連結するリンク部材と、を備えて構成され、
    前記緩衝部材は、前記腕部と梁との間に配置されていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記圧縮機構は、前記支持部に回転可能に支持され、一端部が前記支持部の自由端側に固定され、他端部が前記一端部の変位量を増幅して前記緩衝部材を圧縮する梃子部材であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  12. 前記フレームは、前記画像読取部の画像書き込み装置を支持することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記画像読取部の自由端側には、前記画像読取部の操作部が設けられたことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記画像読取部は、その基端側に取り付けられ、前記画像読取部の自由端側で開閉される開閉部を備えたことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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