JP2008086717A - 滅菌型電気洗濯機とこれに用いる滅菌具 - Google Patents
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Abstract
【課題】有害な殺菌剤や危険かつ高価な殺菌装置等を用いることなく、被洗濯物に付着・残留する雑菌類を極力滅菌できるような電気洗濯機を提供する。
【解決手段】
電気洗濯機における被洗濯物収容タンクの内側相当部または/および脱水受けの内側に、光触媒による滅菌作用を発揮するに足る光源体を設置する。またこれとセットにして用いる滅菌具は、嵩比重が1.5以下の少なくとも表面が光触媒型材料で形成された略球状体とする。
【選択図】図1
【解決手段】
電気洗濯機における被洗濯物収容タンクの内側相当部または/および脱水受けの内側に、光触媒による滅菌作用を発揮するに足る光源体を設置する。またこれとセットにして用いる滅菌具は、嵩比重が1.5以下の少なくとも表面が光触媒型材料で形成された略球状体とする。
【選択図】図1
Description
この発明は、被洗濯物に残留しがちな雑菌を極力滅菌させるための滅菌型電気洗濯機とこれに用いる滅菌具に関する。
電気洗濯機は今日において業務用及び家庭用として甚だ広範に使用されているのは周知の通りである。これまではその洗浄力を出来るだけ高め、或いは利便性をより向上させるために様々な工夫がなされてきた。但し細菌に至るまでの全ての付着物を完全に除去することは、現状の一般商品においては事実上不可能であるとされている。また殺菌剤などを投入することは人体への悪影響が懸念されることから認められず、またあまりに強力な殺菌灯なども洗濯機に設置するには安全性やコストなどにおいて問題があり、実現に至ってないのが現状である。
このような現状において、被洗濯物に付着している大腸菌その他の雑菌類には病原性のものもあり、これが洗濯後完全に除去されずに直接又は間接的に食卓などに持ち込まれると、たとえ僅かでも食事とともに体内に侵入して繁殖し、発病に至るケースがしばしば報告されるようになっている。本発明はかかる問題点を解決するために、有害な殺菌剤や危険かつ高価な殺菌装置等を用いることなく、被洗濯物に付着・残留する雑菌類を極力滅菌できるような電気洗濯機を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明者は、例えば主波長254nmの殺菌灯よりマイルドな波長300〜450nm程度の紫外線や可視光線でも、酸化チタンなどの光触媒と接触させれば強力な滅菌作用を発揮することに注目したが、これを電気洗濯機に適用させることは思いのほか難しく、例えば被洗濯物を収容するタンク内壁にかかる塗料を塗装することは禁じられていたり、たとえそうしても紫外線など光源との相互作用と被洗濯物との接触機会が不十分であるために、到底実用価値のある製品にまでもっていくことは不可能であった。
そこで本発明者は紫外線ランプなどの光源体1を電気洗濯機2における被洗濯物収容タンク2Aの内側相当部に設置し、使用するときには表面が酸化チタンのような光触媒型材料3Aで少なくとも表面が形成されている略球状体3を1個又は複数個、被洗濯物4と一緒に投入することにより所期の目的を達成できることを見出し、本発明に至った。
ここにおける被洗濯物収容タンク2Aの内側相当部とは、タンクの側壁から底面にかけてと、底部の撹拌用パルセーター5、及び天井の蓋(図示せず)の下面等を意味する。かかる箇所に複数個、分散して取付けることが好ましい。
また略球状体3の形状及び寸法は特に限定せず、ここでの意味は、ラグビーボール形や円柱に近いもの、それに若干の凹凸付きも含まれるが、なるべく真球に近いものが動きの抵抗が少なくて好ましく、大きさも直径1〜5cm程度が使い勝手が良い。更にその嵩比重を1前後、具体的には1±0.1以内に収まるようにして、使用中にそれが浮上或いは沈降しにくいようにする。材料自体の比重がこれとかけ離れている場合は、混合する骨材で調整したり、或いは発泡体か中空体にするなどの工夫をすれば良い。ただ実際には比重が1.5を超えない限り事実上十分に移動し、むしろ比重1を大きく下回ると、脱水時の回転による遠心力で中央に寄るから、これを取出し易くなるというメリットが生じる。
なお今日の電気洗濯機2の内部における被洗濯物収容タンク2Aには多数の排水用小孔があり、その外側に一回り大きい容器状の脱水受け6が設けられているのが普通である。その脱水受け6の内側にも光源体1を設置し、独自の効果を発揮させても良い。この脱水受け6と該収容タンク2Aとの間には所定の隙間があって、そこでは洗濯用水のみが流動するようになっている。
本発明における光源体1とは、少なくとも光触媒による滅菌作用を発揮するに足る紫外線又は可視光線を放出するものを指し、いわゆる殺菌灯の、特に強力なものでなくても良い。衣服等が入らない脱水受け6の内側空間ならば殺菌灯も特に弊害はないと考えられるが、好ましいのは主波長約300nmの日焼けサロン用ランプや主波長約370nmの光化学反応用蛍光ランプなどである。
本発明によれば、在来方法では電気洗濯機内の被洗濯物の雑菌が除去ないし滅菌しきれずにいたものを比較的マイルドな手段で滅菌して、近時問題になっている食中毒などの発病要因を除くことが出来るという効果があり、また副次的に、光触媒作用によりある種の有機物を分解して汚れの除去を促進させ得るという効果がある。
電気洗濯機の被洗濯物収容タンク2Aの内壁部、蓋の下面、撹拌用パルセーター5等に所定間隔をおいて数ヶ所、主波長約350nmの紫外線ランプを取付け、これらは洗濯機稼働スイッチをONにして電源が入ったときのみ点灯するようにする。
一方、直径約3cmで嵩比重を出来るだけ1に近付けたプラスチック又はゴム製球体の表面を光触媒型酸化チタン入り塗料でコーティングしたものを用意する。使用する際にはこれら数個を裸のまま被洗濯物4と共に該収容タンク2A内に投入する。なおこの略球状体3を中空体にしてその比重を0.6位にし、脱水時に遠心力に反しこれが中央に寄るようにしても良い。
また必要に応じ脱水受け6の内壁に酸化チタンコーティングを施し、該脱水受け6と該収容タンク2Aとの間の適宜箇所には主波長約254nmの殺菌灯を光源体1として設けても良い。なお本発明はここに掲げたような例に限るものでないことは言うまでもない。
本発明の電気洗濯機の本体は在来のものをそのまま踏襲でき、これに取付ける紫外線などの光源体は既成のものが適用できるが、更にブルーレイないし紫外線発光ダイオードの可能性もあり、光触媒材料の球状体の製造も容易であるから、現状でも産業上の利用可能性は十分にあるといえる。
1……光源体 2……電気洗濯機
2A……被洗濯物収容タンク 3……略球状体
3A……光触媒型材料 4……被洗濯物
5……パルセーター 6……脱水受け
2A……被洗濯物収容タンク 3……略球状体
3A……光触媒型材料 4……被洗濯物
5……パルセーター 6……脱水受け
Claims (3)
- 電気洗濯機における被洗濯物収容タンクの内側相当部または/および脱水受けの内側に、光触媒による滅菌作用を発揮するに足る光源体を設置したことを特徴とする滅菌型電気洗濯機。
- 少なくとも表面が光触媒型材料で形成された略球状体を請求項1記載の滅菌型電気洗濯機とセットにしたことを特徴とする滅菌型電気洗濯機。
- 少なくとも表面が光触媒型材料で形成された略球状体の嵩比重が1.5以下である滅菌型電気洗濯機に用いる滅菌具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006293259A JP2008086717A (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | 滅菌型電気洗濯機とこれに用いる滅菌具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006293259A JP2008086717A (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | 滅菌型電気洗濯機とこれに用いる滅菌具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008086717A true JP2008086717A (ja) | 2008-04-17 |
Family
ID=39371479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006293259A Pending JP2008086717A (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | 滅菌型電気洗濯機とこれに用いる滅菌具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008086717A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102010030046A1 (de) | 2009-07-17 | 2011-02-03 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Satz und Verfahren zum photokatalytischen Behandeln eines Wäschepostens und Einrichtung zum Herstellen des Satzes |
JP2017506705A (ja) * | 2014-01-24 | 2017-03-09 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | 洗濯物を処理する方法 |
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2006
- 2006-09-29 JP JP2006293259A patent/JP2008086717A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102010030046A1 (de) | 2009-07-17 | 2011-02-03 | BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH | Satz und Verfahren zum photokatalytischen Behandeln eines Wäschepostens und Einrichtung zum Herstellen des Satzes |
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