JP2008086584A - 学習支援装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】学習時に、学習者の集中力を削ぐことなく学習効果を高められる学習支援装置を提供することを目的とする。
【解決手段】吸引ポンプ8を動作すると、高濃度酸素供給手段10からの高濃度酸素空気が所定時間学習者の口元方向へ酸素供給ノズル7を介して送られ、その後、切換弁9で吸引ポンプ8の吸引系が大気側に切換わる。このように学習者の口元には高濃度酸素空気と通常空気とが交互に供給され、学習能率を向上させることができる。
【選択図】図2
【解決手段】吸引ポンプ8を動作すると、高濃度酸素供給手段10からの高濃度酸素空気が所定時間学習者の口元方向へ酸素供給ノズル7を介して送られ、その後、切換弁9で吸引ポンプ8の吸引系が大気側に切換わる。このように学習者の口元には高濃度酸素空気と通常空気とが交互に供給され、学習能率を向上させることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、必要に応じて高濃度酸素を学習者の口元に供給するようにした学習支援装置に関するものである。
従来学習効率を向上させる手段として種々のものが提案されているが、その中で代表的なものとして照明装置に注目したものが挙げられる。このものは、学習効率を上げるために、光を変化させて使用者の覚醒度を維持するもの(例えば特許文献1参照)、使用者が居眠りを起こして頭の位置が変わって反射する光が変化するのを検知して使用者の居眠り状態を判断し、覚醒音を発するものなどがあった(例えば特許文献2参照)。
特開平9−135902号公報
特開2001−155538号公報
しかしながら前記従来のような照明手段を利用したものでは、眠くない時でも誤って光の変化や音などが作動し、かえって集中力が削がれるという事態が生起していた。
また、そもそも学習を続けていて集中力が落ちたり眠くなったりする最初の要因は目が疲れるからであり、夜でも学習できるように照明装置を用いる限り、人工的な照明で目が疲れるのは不可避である。
また、特許文献2のような方法では、使用者が居眠り状態に陥らなければ覚醒機能が発揮せず、居眠りに至る前段階の眠い状態、集中力が落ちている状態から使用者を覚醒させることは不可能である。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、眠くない時でも使用者の集中力が削がれないように、かつ集中力が落ちている状態から覚醒させられ、目が疲れにくい学習装置を提供することを目的とするものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の学習装置は、高濃度酸素空気を供給する高濃度酸素供給手段と、前記高濃度酸素供給手段から学習者の口元方向へ高濃度酸素空気を送る酸素供給ノズルと、前記高濃度酸素供給手段からの高濃度酸素供給を制御する制御手段とを具備し、前記制御手段は、高濃度酸素供給手段を介した供給ノズルからの空気吹き出しが間欠的に行うようにしたものである。
高濃度酸素が精神作業に効果があることは近年の研究で明らかになっており、例えば高濃度酸素を吸うことによって集中力が回復する(Katsuura,他:Effects of Enriched Oxygen Breathing on Sleepiness after taking Lunch, International Symposium 93 on design of Amenity, (1993), pp.291-296)、視力が回復する(縄間他、酸素濃度30%の空気の吸引による快適性の評価、第3報視力および血糖値に関する評価、空気調和・冷凍連合講演会予稿集(2004), pp.115-118)、記憶力が増強する(Mark C. Moss, Andrew B. Scholey ‘Oxygen administration enhances memory formation in healthy young adults,
Psychopharmacology (1996)124;pp.255-260)などがあり、高濃度酸素吸引は脳活動や眼に好影響を及ぼすのである。
Psychopharmacology (1996)124;pp.255-260)などがあり、高濃度酸素吸引は脳活動や眼に好影響を及ぼすのである。
本発明のような構成としたことによって、高濃度酸素の効果で集中力が維持でき、目が疲れにくくなるのである。また、高濃度酸素は通常空気と区別がつかないので自然な呼吸で高濃度酸素を摂取することができ、かえって集中力が削がれるというような事態にはならない。
本発明の学習支援装置を用いると、眠くない時でも集中力が削がれることなく、集中力を維持でき、目が疲れにくい学習を実現できる。
本発明は、高濃度酸素空気を供給する高濃度酸素供給手段と、前記高濃度酸素供給手段から学習者の口元方向へ高濃度酸素空気を送る酸素供給ノズルと、前記高濃度酸素供給手段の動作を制御する制御手段とを具備し、前記制御手段は、高濃度酸素供給手段を介した供給ノズルからの空気吹き出しが間欠的に行うようにしたたものである。
これによって、高濃度酸素空気を吸いながら学習できるので、酸素の効果により、集中力が維持され覚醒感が高い状態で学習が可能となり、かつ目が疲れにくいので学習効果が上がるのである。
特に、高濃度酸素空気による刺激が間欠的に与えられるので、より覚醒度の高い学習効果が得られる。
高濃度酸素空気の間欠的供給手段としては、酸素供給ノズルから高濃度酸素空気吹き出しと通常空気吹き出しとを交互に行うようすることが考えられ、この場合、高濃度酸素空気吹き出し時間をt1、通常空気吹き出し時間をt2としたとき、t1>t2に設定するのが望ましい。
より具体的な実施形態としては、酸素供給ノズルに至る空気供給系の途中に吸引ポンプを配置するとともに、この吸引ポンプには2系の空気吸引路を設け、その1系の空気吸引路は直接大気に、他の1系の空気吸引路は高濃度酸素供給手段にそれぞれ接続したものとする。
さらに、学習支援装置では照明装置が必須であるが、この照明装置の点灯と連係して前記吸引ポンプを始動させることも考えられるであろう。
以下、本発明の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、学習者1が着座している机2に卓上型の照明装置3が置かれて、学習している様子を示している。
図1は、学習者1が着座している机2に卓上型の照明装置3が置かれて、学習している様子を示している。
照明装置3は、図2のように、本体4よりアーム5を設けて先端部に光源6を配置したもので、前記本体4からは学習者1の口元付近に延びる酸素供給ノズル7が導き出されている。
照明装置3の本体4には、前記酸素供給ノズル7に至る空気供給系、およびその途中に配置した吸引ポンプ8、前記吸引ポンプ8の吸引側に接続されるとともに、切換弁9によって択一的に開路される2系の空気吸引路が内設されている。
そして、その空気吸引路の1系は直接大気に、他の1系は高濃度酸素供給手段10にそれぞれ接続してある。
本体4に内蔵した制御手段11は、光源6が点灯されると、これに連係して吸引ポンプ8を始動し、併せて、その空気吸引路が直接大気に開放された系と高濃度酸素供給手段10が接続された系とに切換わるように切換弁9を制御するものである。
前記高濃度酸素供給手段10は、酸素富化膜、すなわち、窒素より酸素を多く通過させる、例えば、ポリトリメチルシリルプロピン膜など有機の高分子膜からなるもの、或いは、固体電解質からなる酸素ポンプとか、小型の酸素ボンベを応用したものなどが考えられるものである。
次に具体的な使用方法について述べる。
学習者1が図示していないスイッチを押せば、光源6が点灯されて机上を照らし、学習を始める体勢が整う。このとき、学習者1は酸素供給ノズル7を曲げて口元付近に固定させる。
またスイッチと連動して、吸引ポンプ8が動作し始める。このとき、吸引ポンプ8によって吸引された空気が高濃度酸素供給手段10を通るように切換弁9が設定されていると、この高濃度酸素供給手段10の酸素富化膜が窒素より酸素を良く通すので、吸引された空気は約30%ほどの高濃度酸素空気となる。
この空気が酸素供給ノズル7を通って学習者1の口元に噴出されるのである。これによって、学習者1は高濃度酸素空気を吸いながら学習することになり、高濃度酸素空気の効果である、覚醒感の向上や記憶力増強によって学習効率が進み、眠気に襲われる可能性が減るのである。
その後20分経過すると、制御手段11の制御で切換弁9が作動し、外気を直接導入する。したがって、酸素供給ノズル7から噴出される空気は通常の大気の酸素濃度となる。
さらに5分経過すると、制御手段11の制御で切換弁9が作動し、空気は高濃度酸素供給手段10を通って吸引され、酸素供給ノズル7から噴出される空気は高濃度酸素空気となる。
以下この20分の高濃度酸素空気供給と5分の通常空気供給を繰り返すのである。
こうすることによって、学習者1は高濃度酸素空気に順応することを防ぐ効果があり、いつまでも高濃度酸素空気の影響を受けつづけることが可能なのである。
というのも、もし連続して高濃度酸素空気を吸いつづければ、無意識に脳が酸素濃度が高いことを感知して呼吸数を減らそうとし、約30分もすれば高濃度酸素空気を呼吸しているのにもかかわらず、通常空気を呼吸しているのと変わらない状態となるからである。
本実施の形態のように、20分の高濃度酸素空気供給と5分の通常空気供給を繰り返すことで、学習者1はいつまでも高濃度酸素空気に順応することなく刺激を受けつづけ、高濃度酸素空気の効果を享受し続けられるのである。
一方、この酸素濃度の変化を学習者1は知覚できないので、集中力を削がれることなく学習に専念できるのである。
以上のように、本発明にかかる学習装置は、学習者の学習効果を高めることができるので、その応用として、教室や講堂などの大規模会議室などへの応用が可能である。
4 照明装置
7 酸素供給ノズル
8 吸引ポンプ
9 切換弁
10 高濃度酸素供給手段
11 制御手段
7 酸素供給ノズル
8 吸引ポンプ
9 切換弁
10 高濃度酸素供給手段
11 制御手段
Claims (5)
- 高濃度酸素空気を供給する高濃度酸素供給手段と、前記高濃度酸素供給手段から学習者の口元方向へ高濃度酸素空気を送る酸素供給ノズルと、前記高濃度酸素供給手段からの高濃度酸素供給を制御する制御手段とを具備し、前記制御手段は、高濃度酸素供給手段を介した供給ノズルからの空気吹き出しが間欠的に行うようにした学習支援装置。
- 酸素供給ノズルから高濃度酸素空気吹き出しと通常空気吹き出しとを交互に行うようにした請求項1記載の学習支援装置。
- 高濃度酸素空気吹き出し時間をt1、通常空気吹き出し時間をt2としたとき、t1>t2に設定した請求項2記載の学習支援装置。
- 酸素供給ノズルに至る空気供給系の途中に吸引ポンプを配置するとともに、この吸引ポンプには2系の空気吸引路を設け、その1系の空気吸引路は直接大気に、他の1系の空気吸引路は高濃度酸素供給手段にそれぞれ接続した請求項1記載の学習支援装置。
- 照明装置を具備し、この照明装置の点灯と連係して吸引ポンプを始動させた請求項4記載の学習支援装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006271503A JP2008086584A (ja) | 2006-10-03 | 2006-10-03 | 学習支援装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006271503A JP2008086584A (ja) | 2006-10-03 | 2006-10-03 | 学習支援装置 |
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---|---|
JP2008086584A true JP2008086584A (ja) | 2008-04-17 |
Family
ID=39371362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006271503A Pending JP2008086584A (ja) | 2006-10-03 | 2006-10-03 | 学習支援装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2008086584A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015230774A (ja) * | 2014-06-04 | 2015-12-21 | ビィーゴ株式会社 | 照明スタンド |
JP2016088762A (ja) * | 2014-10-30 | 2016-05-23 | ビィーゴ株式会社 | 酸素濃縮装置 |
-
2006
- 2006-10-03 JP JP2006271503A patent/JP2008086584A/ja active Pending
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