JP2008086154A - インバータの漏洩電流低減方法及び負荷駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】漏洩電流を低減できる負荷駆動装置を提供する。
【解決手段】スイッチ23がONしているときの漏洩電流とスイッチ23がOFFしているときの漏洩電流の大小関係は、インバータの出力周波数に応じて逆転する。スイッチ制御部7は、インバータの通常運転の前の準備動作である運転前処理(例えば、電源投入動作、ブートコンデンサの充電動作、予熱動作等)においてスイッチ23を遮断する。従って、インバータの出力周波数に対する漏洩電流の最大値を低減することができ、インバータ非対応型漏電ブレーカが不必要に動作することを防止できる。また、通常運転において、スイッチ制御部7はスイッチ23を切り替えて、漏洩電流が小さい方のスイッチ23の状態を選択する。従って、漏洩電流を低減することができる。また、スイッチがONしている間は、ノイズを低減することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、インバータ漏洩電流低減方法及び負荷駆動装置に関する。
例えば空気調和機に用いられるインバータは高周波成分の漏洩電流が大きいため、インバータ対応型の漏電ブレーカを用いる必要がある。インバータ対応型の漏電ブレーカは、例えばローパスフィルタ等によって人体に影響しにくい高周波成分の漏洩電流を遮断して検知している。
なお、本発明に関する技術として特許文献1が開示されている。
特開2005−337234号公報
しかしながら、実際にはインバータ型空気調和機にインバータ非対応型の漏電ブレーカが取り付けられていることがあった。インバータ非対応型の漏電ブレーカは漏洩電流の高周波成分を含めて漏洩電流を検知するため、不必要に漏電ブレーカが動作してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、漏洩電流を低減できるインバータの漏洩電流低減方法及び負荷駆動装置を提供することを目的とする。
本発明に係るインバータの漏洩電流低減方法の第1の態様は、負荷(6)を駆動するインバータ(5)と、前記インバータと接続される交流電源(1)との間で、前記交流電源と並列に接続された一組の第1コンデンサ(21)及び第2コンデンサ(22)が互いに直列に接続され、前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの接続点と接地との間で接続されるスイッチ(23)の導通/非導通を制御する。
本発明に係るインバータの漏洩電流低減方法の第2の態様は、第1の態様に係るインバータの漏洩電流方法であって、前記インバータが前記負荷を駆動する通常運転を行う前の準備動作である運転前処理を実行しているときに、前記スイッチを遮断する。
本発明に係るインバータの漏洩電流低減方法の第3の態様は、第1又は第2の態様に係るインバータの漏洩電流方法であって、前記インバータが有するハイアーム側スイッチ(51U,51V,51W)へ与える制御信号を出力するための動作電源として機能するブートコンデンサ(83U)を充電するときに、前記スイッチを遮断する。
本発明に係るインバータの漏洩電流低減方法の第4の態様は、第1の態様に係るインバータの漏洩電流方法であって、前記スイッチが導通状態であるときの漏洩電流と前記インバータの出力周波数との第1関係と、前記スイッチが非導通状態であるときの漏洩電流と前記インバータの出力周波数との第2関係とを予め測定し、前記第1関係と前記第2関係とで前記漏洩電流が一致する前記インバータの出力周波数をしきい値として、前記出力周波数に応じて前記スイッチの導通/非導通を切り替えて、前記漏洩電流が小さくなる方の前記スイッチの状態を選択する。
本発明に係るインバータの漏洩電流低減方法の第5の態様は、第4の態様に係るインバータの漏洩電流方法であって、前記インバータへ出力する制御信号のパルス幅を決定するキャリア周波数毎に、前記第1関係と前記第2関係とを予め測定し、前記キャリア周波数に応じた前記第1関係と前記第2関係とで前記漏洩電流が一致する前記インバータの出力周波数をしきい値として、前記出力周波数に応じて前記スイッチの導通/非導通を切り替えて、前記漏洩電流が小さくなる方の前記スイッチの状態を選択する。
本発明に係る負荷駆動装置の第1の態様は交流電源(1)と接続され、負荷(6)を駆動するインバータ(5)と、前記交流電源と前記インバータとの間で、互いに直列に接続され、且つ前記交流電源と並列に接続される一組の第1コンデンサ(21)及び第2コンデンサ(22)と、一端が前記第1コンデンサ及び前記第2コンデンサとの接続点と接続され、他端が接地されたスイッチ(23)と、前記スイッチの導通/非導通を制御する制御部(7)とを備える。
本発明に係る負荷駆動装置の第2の態様は、第1の態様に係る負荷駆動装置であって、前記制御部は、前記インバータが前記負荷を駆動する通常運転を行う前の準備動作である運転前処理を実行しているときに、前記スイッチを遮断する。
本発明に係る負荷駆動装置の第2の態様は、第1の態様に係る負荷駆動装置であって、前記インバータは、ハイアーム側スイッチ(51U,51V,51W)と、前記ハイアーム側スイッチへ与える制御信号を出力するための動作電源として機能するブートコンデンサ(83U)とを備えており、前記制御部は、前記ブートコンデンサを充電するときに前記スイッチを遮断する。
本発明に係るインバータの漏洩電流方法の及び負荷駆動装置の第1の態様によれば、スイッチを導通させることで、第1コンデンサ及び第2コンデンサを介して接地へとノイズを逃がすことができる。また、スイッチを導通させることで漏洩電流が高まる場合にはスイッチを遮断することでこの漏洩電流を低減することができる。
本発明に係るインバータの漏洩電流方法の及び負荷駆動装置の第2の態様によれば、負荷の通常動作に影響を及ぼすことなく、漏洩電流を低減できる。
本発明に係るインバータの漏洩電流方法の及び負荷駆動装置の第3の態様によれば、インバータにおける他の動作に比べて、ブートコンデンサ充電時は漏洩電流が特に大きいので、より効果的に漏洩電流を低減することができる。
本発明に係るインバータの漏洩電流方法の第4の態様によれば、一般的にインバータの出力周波数と漏洩電流には相関関係があるので、適切に漏洩電流を低減することができる。
本発明に係るインバータの漏洩電流方法の第5の態様によれば、キャリア周波数が異なるとインバータの出力周波数と漏洩電流との関係が異なるので、より適切に漏洩電流を低減することができる。
本発明に係る実施の形態の負荷駆動装置の一例を図1に示す。図1に示すように、負荷駆動装置は、単相交流電源1(以下 電源1と呼ぶ)と、スイッチKと、漏電ブレーカ12と、ノイズフィルタ2と、ダイオードブリッジ3と、平滑コンデンサ4と、インバータ5と、負荷たる3相交流モータ6(以下 モータ6と呼ぶ)とを備えている。なお、本負荷駆動装置は例えば空気調和機における圧縮機を駆動することができる。ここでは、空気調和機の圧縮機をモータ6が駆動するものとして説明する。
電源1は出力線1a,1b間に交流電圧を出力する。スイッチKは出力線1a上及び出力線1b上にそれぞれ接続され、電源1からの交流電源の供給を遮断することができる。漏電ブレーカ12は電源1とノイズフィルタ2の間で、出力線1a,1b間の電流差を検出し、当該電流差が所定の値を超えているとき(漏洩電流が所定の値を超えているとき)にスイッチKを遮断する。
ノイズフィルタ2は、コンデンサ21,22とスイッチ23とを備えている。コンデンサ21,22は互いに直列に接続されている。この直列接続された一組のコンデンサ21,22が電源1の出力線1a,1b間に接続されている。スイッチ23は一端がコンデンサ21,22の接続点と接続され、他端が接地されている。ノイズフィルタ2は電源1からの高周波成分や後述するインバータ5のスイッチング周波数に起因した高周波成分等を接地に逃がす。
スイッチ制御部7はスイッチ23の導通/非導通を制御する。後述するように、スイッチ制御部7が適切にスイッチ23を切り替えることで、漏洩電流を低減することができる。
ダイオードブリッジ3はダイオード31〜34を備えている。ダイオードブリッジ3はノイズフィルタ2及びスイッチKを介して電源1と接続されており、電源1からの交流を全波整流して高電位出力線10、低電位出力線11との間から直流電圧を出力する。
平滑コンデンサ4は一端が高電位出力線10と、他端が低電位出力線11とそれぞれ接続され、ダイオードブリッジ3からの直流電圧を平滑してインバータ5に出力する。
インバータ5は、ハイアーム側スイッチであるトランジスタ51U,51V,51Wと、ローアーム側スイッチであるトランジスタ53U,53V,53Wと、ダイオード52U,52V,52W,54U,54V,54Wとを備えている。なお、図1では、インバータ5の内部構成を簡易的に示している。より詳細な構成については後述する。
トランジスタ51U,53Uは高電位出力線10と低電位出力線11との間で直列に接続されており、その接続点からの出力線61Uがモータ6のU相コイル(図示せず)と接続されている。ダイオード52U,54Uはそれぞれアノードがトランジスタ51U,53Uのエミッタと、それぞれカソードがトランジスタ51U,53Uのコレクタと接続されている。
なお、トランジスタ51V,53V、ダイオード52V,54V、出力線61V及びトランジスタ51W,53W、ダイオード52W,54W、出力線61Wの各接続関係はトランジスタ51U,53U、ダイオード52U,54U、出力線61Uの接続関係と同一である。
図2はより詳細なインバータ5の内部構成を示す概略構成図である。なお、図2においては、モータ6のU相コイルへ流れる電流を制御する部分のみを示している。インバータ制御部8Uは、制御電源回路91及びこれに並列接続されたコンデンサ92から直流電圧、直流電流が供給される。なお、モータ6のV相コイル及びW相コイルへ流れる電流を制御するインバータ制御部8V,8W(図示せず)の構成はインバータ制御部8Uと同一である。また、制御電源回路91はインバータ制御部8V,8Wとも接続され、これらに直流電圧、直流電流を供給する。
インバータ制御部8Uはハイアーム制御回路81Uと、ローアーム制御回路82Uと、ブートコンデンサ83Uと、ダイオード84Uと、ブート抵抗85Uとを備えている。ローアーム制御回路82U及びハイアーム制御回路81Uは、各トランジスタ51U,53Uのベースとそれぞれ接続されている。ブートコンデンサ83Uはハイアーム制御回路81Uと並列に接続され、ハイアーム制御回路81Uの動作電源として機能する。
ブート抵抗85Uは一端が制御電源回路91の出力線と接続され、他端がダイオード84Uのアノードと接続されている。ダイオード84Uはカソードがブートコンデンサ83U及びハイアーム制御回路81Uと接続されている。
このような構成において、各ハイアーム制御回路及びローアーム制御回路には、PWM(パルス幅変調)方式で生成された制御信号が入力されて、それぞれ接続されたトランジスタをONする。インバータ5は制御信号に基づいて各トランジスタをスイッチングして任意の3相交流を生成し、当該3相交流をモータ6に供給して駆動する。
ここで、トランジスタ51Uのエミッタは出力線61Uに接続されており、出力線61Uにはトランジスタ51Uによってダイオードブリッジ3の高電位端の電圧が伝達されるので、トランジスタ51Uのベースに与えるべき制御信号としては、ダイオードブリッジ3の高電位端の電圧よりも高い電圧を与える必要がある。そこでハイアーム制御回路81Uへと出力線61Uの電位に対して高電位を供給するために、ブートコンデンサ83Uを充電する必要がある。
次に、本負荷駆動装置の動作モードと各動作モードで生じる漏洩電流について説明する。図3は、負荷駆動装置の動作モードと各動作モードにおいて生じる漏洩電流の一例を示す図である。なお、漏洩電流はスイッチ23がONしているときの漏洩電流であり、高周波成分を含めた漏洩電流である。
負荷駆動装置は、図3に示すように、モータ6を駆動する通常運転を行う前に、その準備動作である運転前処理を実行する。運転前処理は例えば電源投入動作、ブートコンデンサの充電動作、予熱動作がこの順で実行され、通常運転動作は例えばブートコンデンサの充電動作、通常運転がこの順で実行される。なお、昼間の冷房運転等では運転前処理のブートコンデンサの充電動作と予熱動作は必要ではない。
電源投入動作では、スイッチKがONする。電源1が交流電圧を出力し始めるものの、インバータ5が有する各トランジスタは全てOFFしているのでモータ6に電流は流れない。そして電源1の高周波成分等がノイズフィルタ2から流れ、漏洩電流が生じる。
ブートコンデンサの充電動作では、例えば全てのトランジスタをOFFしたうえで、トランジスタ53UのON/OFFをスイッチングすることでブートコンデンサ83Uを充電する。なお、インバータ制御部8V,8Wがそれぞれ備えるブートコンデンサも同様の動作により充電される。即ち、そのスイッチ周波数に起因して高周波成分がさらに漏洩電流として生じる。また、ブートコンデンサの充電動作で生じる漏洩電流は電源投入動作で生じる漏洩電流よりもはるかに大きい。
予熱動作は、低温時に多量の液冷媒が潤滑油に溶け込むことによって生じる圧縮機の破損を回避したり、暖房の立ち上がりを良くするための動作である。具体的には、例えばトランジスタ53VのみをONしたうえで、トランジスタ51UのON/OFFを繰り返し切り替えてモータ6に電流を供給し、モータ6を予熱する。即ち、そのスイッチ周波数に起因して高周波成分が漏洩電流として生じる。また、予熱動作で生じる漏洩電流はブートコンデンサの充電動作で生じる漏洩電流よりも小さいものの、電源投入動作で生じる漏洩電流よりもはるかに小さい。
上記の運転前処理が実行された後の通常運転では、一旦ブートコンデンサの充電動作が実行される。このブートコンデンサの充電動作でも上述したように漏洩電流が生じる。その後の通常運転では、インバータ5から出力される交流電流の周波数(以下 出力周波数と呼ぶ)に依存して漏洩電流が生じる。
図4は通常運転時に生じる漏洩電流の一例を示す図である。図4において、横軸はインバータの出力周波数を示し、縦軸は漏洩電流を示している。そして実線がスイッチ23をONしたときの漏洩電流を示し、破線がスイッチ23をOFFしたときの漏洩電流を示している。なお、図4に示す漏洩電流も高周波成分を含めた漏洩電流である。
図4に例示するように、スイッチ23をOFFしているときの漏洩電流とスイッチ23をONしているときの漏洩電流との大小関係はインバータの出力周波数に依存している。このような関係はスイッチ23のON/OFFの状態が後段の回路(インバータ5等)に影響を与えることを一因として生じている。
図4においては、インバータの出力周波数が周波数f1より小さい範囲、周波数f2〜f3の間、周波数f4より大きい範囲のときは、スイッチ23がONしている方が漏洩電流は小さく、周波数f1〜f3の間、周波数f4〜f5の間ではスイッチ23をOFFしている方が小さい。
本負荷駆動装置においては、スイッチ制御部7がスイッチ23のON/OFFを適切に制御することで、漏洩電流を低減してインバータ非対応型の漏電ブレーカ12が不必要に動作することを防ぐ。以下に具体的に説明する。
スイッチ制御部7は運転前処理のときにスイッチ23を遮断する。よって、通常運転に影響を与えずに漏洩電流の最大値を低減することができる。また、ブートコンデンサの充電動作で生じる漏洩電流は他の動作モードで生じる漏洩電流よりも大きい。よってブートコンデンサの充電動作のときにスイッチ23を遮断することは、漏洩電流の最大値を低減する効果が大きい。ブートコンデンサの充電動作のみスイッチを遮断しても良い。
次に、通常運転の最初に実行されるブートコンデンサの充電動作のときも、スイッチ制御部7はスイッチ23を遮断する。
スイッチ制御部7は、その後の通常運転のときにインバータの出力周波数に応じてスイッチ23のON/OFFを切り替えて、漏洩電流が小さい方のスイッチ23の状態を選択する。具体的には、スイッチ23がONしているときの漏洩電流とインバータの出力周波数の第1の関係と、スイッチ23がOFFしているときの漏洩電流とインバータの出力周波数の第2の関係(図4参照)とを予め測定する。そして、スイッチがONしているときの漏洩電流とスイッチがOFFしているときの漏洩電流とが一致する出力周波数(f1〜f5)を、例えば図示せぬレジスタに予め格納する。スイッチ制御部7はインバータの出力周波数がf1未満のとき、又はf2以上f3未満のとき、又はf5以上のときにスイッチ制御部7はスイッチ23をONし、f1以上f2未満のとき、又はf3以上f5未満のときにスイッチ23をOFFする。
以上のように、常に漏洩電流が小さくなる方を選択してスイッチ23を制御するので、漏洩電流を低減することができる。よってインバータ非対応型漏電ブレーカの不必要な動作を防ぐことができる。また、スイッチ23がONしている期間は、ノイズフィルタ2によってノイズを低減することができる。
また、キャリア周波数が異なるとインバータの出力周波数と漏洩電流との関係は異なる。スイッチ制御部7は、さらにキャリア周波数に基づいてスイッチ23を制御することもできる。具体的には、複数のキャリア周波数毎に第1の関係と第2の関係を予めで測定する。そして、キャリア周波数毎に、漏洩電流が一致するインバータ出力周波数を図示せぬレジスタに格納する。スイッチ制御部7は、キャリア周波数に応じて、漏洩電流が一致するインバータの出力周波数をしきい値として、スイッチ23の導通/非導通を切り替えて漏洩電流が小さい方のスイッチ23の状態を選択する。
従って、例えばキャリア周波数を変更した場合であっても、キャリア周波数に基づいて適切に漏洩電流を低減することができる。
なお、ブートコンデンサの充電動作及び予熱動作において、スイッチ制御部7はスイッチ23をOFFしているが、これに限らない。例えば、それぞれの動作において、トランジスタのスイッチ周波数に応じて、漏洩電流が小さい方のスイッチ23の状態を選択しても良い。
なお、本発明では単相交流電源を用いて説明しているが、これに限らず例えば3相交流電源を用いても良い。この場合、図5に示すように、3つのコンデンサ21,22,24の一端をそれぞれ3相交流電源の出力線1a,1b,1cの各々に接続し、他端をそれぞれスイッチ23を介して接地すればよい。言い換えると、直列接続された一組のコンデンサ21,22は出力線1a,1b間に接続され、直列接続された一組コンデンサ22,24は出力線1b,1c間に接続され、直列接続された一組のコンデンサ24,21は出力線1c,1a間に接続される。
実施の形態に係る負荷駆動装置の一例を示す概略構成図である。 インバータの内部構成を示す概略構成図である。 動作モード毎の漏洩電流を示す図である。 漏洩電流とインバータ出力周波数との関係を示す図である。 3相交流電源を用いた負荷駆動装置の一部を示す図である。
符号の説明
1 単相交流電源
5 インバータ
6 3相モータ
7 スイッチ制御部
21,22 コンデンサ
23 スイッチ
51U,51V,51W トランジスタ
83U ブートコンデンサ

Claims (8)

  1. 負荷(6)を駆動するインバータ(5)と、前記インバータと接続される交流電源(1)との間で、前記交流電源の出力線間に接続された一組の第1コンデンサ(21)及び第2コンデンサ(22)が互いに直列に接続され、前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの接続点と接地との間で接続されるスイッチ(23)の導通/非導通を制御する、インバータの漏洩電流低減方法。
  2. 前記インバータが前記負荷を駆動する通常運転を行う前の準備動作である運転前処理を実行しているときに、前記スイッチを遮断する、請求項1に記載のインバータの漏洩電流低減方法。
  3. 前記インバータが有するハイアーム側スイッチ(51U,51V,51W)へ与える制御信号を出力するための動作電源として機能するブートコンデンサ(83U)を充電するときに、前記スイッチを遮断する、請求項1又は2に記載のインバータの漏洩電流低減方法。
  4. 前記スイッチが導通状態であるときの漏洩電流と前記インバータの出力周波数との第1関係と、
    前記スイッチが非導通状態であるときの漏洩電流と前記インバータの出力周波数との第2関係と
    を予め測定し、
    前記第1関係と前記第2関係とで前記漏洩電流が一致する前記インバータの出力周波数をしきい値として、前記出力周波数に応じて前記スイッチの導通/非導通を切り替えて、前記漏洩電流が小さくなる方の前記スイッチの状態を選択する、請求項1に記載のインバータの漏洩電流低減方法。
  5. 前記インバータへ出力する制御信号のパルス幅を決定するキャリア周波数毎に、前記第1関係と前記第2関係とを予め測定し、
    前記キャリア周波数に応じた前記第1関係と前記第2関係とで前記漏洩電流が一致する前記インバータの出力周波数をしきい値として、前記出力周波数に応じて前記スイッチの導通/非導通を切り替えて、前記漏洩電流が小さくなる方の前記スイッチの状態を選択する、請求項4に記載のインバータの漏洩電流低減方法。
  6. 交流電源(1)と接続され、負荷(6)を駆動するインバータ(5)と、
    前記交流電源と前記インバータとの間で、互いに直列に接続され、且つ前記交流電源と並列に接続される一組の第1コンデンサ(21)及び第2コンデンサ(22)と、
    一端が前記第1コンデンサ及び前記第2コンデンサとの接続点と接続され、他端が接地されたスイッチ(23)と、
    前記スイッチの導通/非導通を制御する制御部(7)と
    を備える、負荷駆動装置。
  7. 前記制御部は、前記インバータが前記負荷を駆動する通常運転を行う前の準備動作である運転前処理を実行しているときに、前記スイッチを遮断する、請求項6に記載の負荷駆動装置。
  8. 前記インバータは、
    ハイアーム側スイッチ(51U,51V,51W)と、
    前記ハイアーム側スイッチへ与える制御信号を出力するための動作電源として機能するブートコンデンサ(83U)と
    を備えており、
    前記制御部は、前記ブートコンデンサを充電するときに前記スイッチを遮断する、請求項6又は7に記載の負荷駆動装置。
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