JP2008086094A - マトリクスコンバータ - Google Patents
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Abstract
【課題】主回路の1相の故障発生にも自動復旧運転ができるようにする。
【解決手段】双方向スイッチにそれぞれ接点を直列に介挿した3つの電磁開閉器MC1〜MC3と、U,V,W相の3つの双方向スイッチ構成と同等のスイッチ構成にした相部S10,S11,S12と、この相部それぞれ接点を直列に介挿した1つの電磁開閉器MC4と、この相部の負荷側の共通接続点とU,V,W相の負荷側の各相との間にそれぞれ介挿した1接点構成の電磁開閉器MC5,MC6,MC7とを設けた予備部とを備える。
主回路の双方向スイッチの故障をU,V,W相の相単位の故障で検出し、予備相を故障相に代えて主回路に介挿する。
【選択図】図1
【解決手段】双方向スイッチにそれぞれ接点を直列に介挿した3つの電磁開閉器MC1〜MC3と、U,V,W相の3つの双方向スイッチ構成と同等のスイッチ構成にした相部S10,S11,S12と、この相部それぞれ接点を直列に介挿した1つの電磁開閉器MC4と、この相部の負荷側の共通接続点とU,V,W相の負荷側の各相との間にそれぞれ介挿した1接点構成の電磁開閉器MC5,MC6,MC7とを設けた予備部とを備える。
主回路の双方向スイッチの故障をU,V,W相の相単位の故障で検出し、予備相を故障相に代えて主回路に介挿する。
【選択図】図1
Description
本発明は、3相/3相交流直接電力変換器によって、交流電源から任意の電圧または周波数の3相変換出力を得るマトリクスコンバータ(交流−交流直接変換装置)に係り、特に電力変換器の主回路スイッチが故障したときの運転継続方式に関する。
マトリクスコンバータは、交流をダイレクトに周波数の異なる交流に変換する装置で、近年誘導電動機のドライブ装置などに多用されつつある。その基本構成を図2に示す。
図2の双方向スイッチS1〜9は、IGBTの逆並列接続(図3参照)で構成されており、双方向に電流を流すことができる。これらのスイッチS1〜S9のスイッチングを数kHzでパルス幅変調(PWM)することにより、その出力の電圧、周波数を可変にすることができる。また、その時の出力電流皮形をほぼ正弦波状にすることができる(例えば、特許文献1参照)。なお、図2中のLとCは、電源電流の高調波を抑制するためのフィルタになる。
マトリクスコンバータは、回路構成がシンプルで小型、電源回生が可能、電源力率≒1で運転できるといった特長をもっており、今後、電動機のドライブ装置として主流になっていくと予測される。
なお、比較参考として、従来の誘導電動機ドライブ用に多用されてきたインバータ回路の構成を図4に示す。これは、交流を一旦直流に変換してからさらに交流に変換する。
特開2005−168198号公報
マトリクスコンバータの主回路を構成する双方向スイッチは9個設けられるが、このうちの1個だけでも故障した場合、その後の装置の運転ができなくなる。その場合、電動機負荷への給電が止まってしまうという問題がある。
本発明の目的は、主回路の1相の故障発生にも自動復旧運転ができるマトリクスコンバータを提供することにある。
本発明は、前記の課題を解決するため、主回路の双方向スイッチの故障をU,V,W相の相単位の故障で検出し、この故障相と同等の構成にした予備相を故障相に代えて主回路に介挿するようにしたもので、以下の構成を特徴とする。
(1)U,V,W相の各相にそれぞれ3つの双方向スイッチを設けた3相/3相交流直接電力変換器の制御によって、交流電源から任意の電圧または周波数の3相変換出力を得るマトリクスコンバータにおいて、
前記双方向スイッチにそれぞれ接点を直列に介挿した3つの電磁開閉器MC1〜MC3と、
前記U,V,W相の3つの双方向スイッチ構成と同等のスイッチ構成にした相部と、この相部の双方向スイッチにそれぞれ接点を直列に介挿した1つの電磁開閉器MC4と、この相部の負荷側の共通接続点と前記U,V,W相の負荷側の各相との間にそれぞれ介挿した1接点構成の電磁開閉器MC5,MC6,MC7とを設けた予備部と、
マトリクスコンバータの正常連転中は、前記電磁開閉器MC1,2,3は接点をON状態、電磁開閉器MC4,5,6,7は接点をOFF状態、前記相部のスイッチはOFF状態にしてマトリクスコンバータ運転を行い、前記U,V,W相のいずれかの相が故障したとき、前記予備相を故障相に代えて主回路に介挿し、マトリクスコンバータ運転を再開する制御手段を備えたことを特徴とする。
前記双方向スイッチにそれぞれ接点を直列に介挿した3つの電磁開閉器MC1〜MC3と、
前記U,V,W相の3つの双方向スイッチ構成と同等のスイッチ構成にした相部と、この相部の双方向スイッチにそれぞれ接点を直列に介挿した1つの電磁開閉器MC4と、この相部の負荷側の共通接続点と前記U,V,W相の負荷側の各相との間にそれぞれ介挿した1接点構成の電磁開閉器MC5,MC6,MC7とを設けた予備部と、
マトリクスコンバータの正常連転中は、前記電磁開閉器MC1,2,3は接点をON状態、電磁開閉器MC4,5,6,7は接点をOFF状態、前記相部のスイッチはOFF状態にしてマトリクスコンバータ運転を行い、前記U,V,W相のいずれかの相が故障したとき、前記予備相を故障相に代えて主回路に介挿し、マトリクスコンバータ運転を再開する制御手段を備えたことを特徴とする。
以上のとおり、本発明によれば、主回路の双方向スイッチの故障をU,V,W相の相単位の故障で検出し、この故障相と同等の構成にした予備相を故障相に代えて主回路に介挿するようにしたため、主回路の1相の故障発生にも自動復旧運転ができる。
図1は、本発明の実施形態を示す主回路構成図である。マトリクスコンバータの主回路構成は、従来と同様に、U,V,Wの相部1U.1V,1Wをそれぞれ双方向スイッチS1〜S3、S4〜S6、S7〜S9で構成する。
この構成の付加回路として、本実施形態は、各双方向スイッチS1〜S3、S4〜S6、S7〜S9の電源側にはそれぞれ3接点回路構成の電磁開閉器MC1〜MC3の各接点をスイッチ別に直列に介挿する。
さらに、予備部回路2は、負荷側を共通接続した双方向スイッチS10,S11,S12と、これらの電源側に直列接続でそれぞれ接点を介挿させた3接点構成の電磁開閉器MC4と、双方向スイッチS10〜S12の負荷側の共通接続点と1U,1V,1W相部の負荷側になるU,V,W相との間にそれぞれ介挿した1接点構成の電磁開閉器MC5,MC6,MC7で構成する。すなわち、予備部2は、電磁開閉器MC4と双方向スイッチS10〜S12によって1U,1V,1Wと同等の予備相を構成し、1U,1V,1Wのうちの1つの相部が故障したときにこの故障相部に接続される電磁開閉器MC5〜MC7の1つを投入することで、予備相を当該故障相部に代えた主回路スイッチとして使用可能にする。
以上の構成において、マトリクスコンバータの通常運転時には、電磁開閉器MC1〜MC3の各接点を閉じ、予備部2は電磁開閉器MC4の接点開放および双方向スイッチS10〜S12をオフ制御しておき、電磁開閉器MC5〜MC7は全て開放しておき、制御装置(図示省略)による双方向スイッチS1〜S9のPWM制御によって交流−交流直接変換を行い、負荷としての誘導電動機IMを駆動する。
マトリクスコンバータの運転中に、例えばスイッチS1が故障したとする。その時、制御装置は相電流の異常等から当該相部の故障を検出し、スイッチS1〜S9をすべてOFFさせて、装置を一旦停止する。この後、制御装置は故障したスイッチのあるU相部の電磁開閉器MC1の全接点を開き制御し、予備部2の電磁開閉器MC4の全接点を閉じ、かつ電磁開閉器MC5を閉じることで、予備回路を故障したU相部の代わりに接続する。そして、制御装置は、予備部のスイッチS10〜S12を、それまでのU相部と同じスイッチングパターンで制御する。また、健全なV相部、W相部のスイッチS4〜S9も、故障発生前と同じスイッチングパターンで制御する。
これら一連の制御により、負荷となる電動機IMの駆動を再開(自動復旧運転)することができる。また、V相部またはW相部のスイッチが故障したときも、同様な手順で、装置運転を再開することができる。
なお、本実施形態における自動復旧運転には、故障相から予備部への切換えに負荷への給電が一旦停止されるが、負荷が誘導電動機などの慣性をもつ場合には給電の一旦停止にもその慣性で運転を継続できる。
また、電磁開閉器MC4は省略して同等の作用効果を得ることができるが、予備相をU.V.W相と同じ相構成とすることにより、製品管理や製作が簡易になる。
1U、1V、1W 相部
2 予備部
S1〜S12 双方向スイッチ
MC1〜MC4 3接点構成の電磁開閉器
MC5〜MC7 1接点構成の電磁開閉器
2 予備部
S1〜S12 双方向スイッチ
MC1〜MC4 3接点構成の電磁開閉器
MC5〜MC7 1接点構成の電磁開閉器
Claims (1)
- U,V,W相の各相にそれぞれ3つの双方向スイッチを設けた3相/3相交流直接電力変換器の制御によって、交流電源から任意の電圧または周波数の3相変換出力を得るマトリクスコンバータにおいて、
前記双方向スイッチにそれぞれ接点を直列に介挿した3つの電磁開閉器MC1〜MC3と、
前記U,V,W相の3つの双方向スイッチ構成と同等のスイッチ構成にした相部と、この相部の双方向スイッチにそれぞれ接点を直列に介挿した1つの電磁開閉器MC4と、この相部の負荷側の共通接続点と前記U,V,W相の負荷側の各相との間にそれぞれ介挿した1接点構成の電磁開閉器MC5,MC6,MC7とを設けた予備部と、
マトリクスコンバータの正常連転中は、前記電磁開閉器MC1,2,3は接点をON状態、電磁開閉器MC4,5,6,7は接点をOFF状態、前記相部のスイッチはOFF状態にしてマトリクスコンバータ運転を行い、前記U,V,W相のいずれかの相が故障したとき、前記予備相を故障相に代えて主回路に介挿し、マトリクスコンバータ運転を再開する制御手段を備えたことを特徴とするマトリクスコンバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006261631A JP2008086094A (ja) | 2006-09-27 | 2006-09-27 | マトリクスコンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006261631A JP2008086094A (ja) | 2006-09-27 | 2006-09-27 | マトリクスコンバータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008086094A true JP2008086094A (ja) | 2008-04-10 |
Family
ID=39356380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006261631A Pending JP2008086094A (ja) | 2006-09-27 | 2006-09-27 | マトリクスコンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008086094A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2341693A1 (es) * | 2008-10-15 | 2010-06-24 | Universidad Del Pais Vasco- Euskal Herriko Unibersitatea | Convertidor matricial. |
WO2017114001A1 (zh) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 中南大学 | 基于预测控制的矩阵变换器开关开路故障诊断方法 |
-
2006
- 2006-09-27 JP JP2006261631A patent/JP2008086094A/ja active Pending
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WO2017114001A1 (zh) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 中南大学 | 基于预测控制的矩阵变换器开关开路故障诊断方法 |
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