JP2008082612A - Heat insulating structure for wall material - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば保冷車等の貨物車両の荷箱に好適な壁材の断熱構造に関する。 The present invention relates to a heat insulating structure of a wall material suitable for a cargo box of a freight vehicle such as a cold car.
保冷車の荷箱(保冷庫)を構成する壁材には高い断熱性が要求される。通常、この種の断熱壁は、一定の間隔をおいた内板と外板との間にウレタン樹脂(ポリウレタン樹脂)を注入発泡してなる発泡ウレタン材を挟み込んでその断熱性を確保している。
この断熱壁の端部(接合部)であって、例えば図3及び図4に示すように保冷庫1の天板2と側壁3との接合部については、天板2側の発砲ウレタン材4の端部に凹部4aを設け、この凹部4a内に側壁3側の発砲ウレタン材5の端部(角部)を嵌め込んで両発泡ウレタン材4,5間の接合部の断熱性を確保している。このため、図6に示すように天板2の製作段階において上型定盤41と下型定盤42との間に相互に一定の間隔をおいて位置決めした内板6と外板7との間に発泡型8をセットし、その後内板6と外板7と発泡型8との間に形成される空間にウレタン樹脂Jを注入、発泡する方法が採られている。この発泡型8には、上記凹部4aを成形するための凸部8aが設けられている。なお、発泡型8の成形面(抜き勾配8b,8c)は、当該発泡型8の脱型を容易にするための接着防止フィルム(ポリプロピレンフィルム)8dで覆われている。
このように、保冷庫1の例えば天板2と側壁3の相互の端部を凹凸係合させて接合することにより当該天板2と側壁3の接合部の断熱性が確保されるようになっている。
High thermal insulation is required for the wall material constituting the cargo box (cold storage) of the cold car. Usually, this type of heat insulation wall secures its heat insulation by sandwiching a foamed urethane material made by injecting and foaming urethane resin (polyurethane resin) between an inner plate and an outer plate with a certain distance between them. .
For example, as shown in FIGS. 3 and 4, the
Thus, the heat insulation of the junction part of the said
しかしながら、上記従来の発泡ウレタン製の断熱壁には次のような問題があった。すなわち、上記したように例えば天板2側の発泡ウレタン材4の端部に接合用の凹部4aを設けるためにその製作段階で発泡型8を用いていた。このため、発泡型8の離型を考慮して、その凸部8aにいわゆる抜き勾配8b,8cが設定されている。このため、天板2の発泡ウレタン材4の端面は内板6及び外板7に対して直角ではなく僅かに傾斜した面に成形されている。また、側壁3の上端面3aも発泡型の抜き勾配により内板及び外板に対して直角ではなく僅かに傾斜した面となっている。その結果、天板2側の発泡ウレタン材4の端部に側壁3側の発泡ウレタン材5の上端を接合した状態では、両者4,5間には発泡型の抜き勾配(主として発泡型8の抜き勾配8b)による僅かな隙間9が発生していた。
この隙間9は、接合部の断熱性の低下を招くばかりか、結露が発生しこれが発泡ウレタン材4,5に吸水されてその断熱性が低下し、また隙間9で結露が氷結して当該隙間9が押し広げられることにより一層断熱性が低下する原因となる。
このように、従来内板6と外板7との間にウレタン樹脂Jを注入、発泡させてなる発泡ウレタン材4,5を相互に接合する構造では、接合部に隙間9が発生することによる断熱性の低下が問題になることがあった。これは、端部の成形について抜き勾配8b,8cを設定した発泡型8を用いることに起因するもので、発泡型8を用いることなく端部の形状を例えば後加工により形成することができれば、この種の隙間をなくすことができる。
この点、図5に示すように発泡ウレタン材4,5に比して断熱性については若干劣るものの、市場において通常押し出し成形により型材(平板)として提供される発泡ポリスチレン材(発泡加工されたポリスチレン樹脂)10,11を用いれば、その端部については機械加工により上記抜き勾配等を設けることなく直角に接合凹部10aを形成することができるので、これを内板12,13と外板との間に挟み込むことにより発泡ウレタン材4のような隙間9の問題を解消することができる。また、発泡ポリスチレン材は吸水性が低いため仮に隙間の存在により結露が発生してもこれが原因で断熱性が低下することがない。しかしながら、上記したように発泡ポリスチレン材10,11を用いる場合には発泡ウレタン材4,5に比して断熱性がそもそも低下する問題がある。
本発明は上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、主たる断熱材としては従来通り発泡ウレタン材を用いることにより断熱性の低下を招くことなく、しかもその接合部については隙間を発生することがない壁材の断熱構造を提供することを目的とする。
However, the conventional heat insulating wall made of urethane foam has the following problems. That is, as described above, for example, the
This gap 9 not only causes a decrease in the heat insulating property of the joint, but also causes condensation, which is absorbed by the
As described above, in the structure in which the
In this respect, as shown in FIG. 5, although it is slightly inferior in heat insulation as compared with the
The present invention has been made in view of the above-mentioned conventional problems, and as a main heat insulating material, a foamed urethane material is used as usual, and the heat insulating property is not lowered, and a gap is generated at the joint portion. It aims at providing the heat insulation structure of a wall material which does not have.
このため、本発明は特許請求の範囲の請求項に記載した構成の断熱構造とした。
請求項1記載の断熱構造によれば、内板と外板との間に挟み込まれた断熱材としては、端部に発泡ポリスチレン材が接合された発泡ウレタン材が用いられているので、従来通り高い断熱性を確保することができる。一方、発泡ウレタン材の端部には、発泡ポリスチレン材が接合されている。発泡ポリスチレン材は、市場において通常型材として安価に入手することができ、かつ型材に対して機械加工が容易である。この発泡ポリスチレン材を機械加工することにより、他の壁材の発泡ポリスチレン材に対して隙間なく接合することができる。
このことから、請求項1記載の断熱構造によれば、発泡ウレタン材の断熱性と発泡ポリスチレン材の成形性を併せ持たせることにより、壁材の断熱性を従来程度確保しつつ、その接合部の隙間をなくして従来よりも長期間にわたって高い断熱性を維持することができる。
また、発泡ポリスチレン材相互間に仮に隙間が発生し、この隙間に結露が発生しても、当該発泡ポリスチレン材自体の吸水性が低いのでその断熱性が低下することがなく、また発泡ウレタン材への浸水がこの発泡ポリスチレン材によって防止されることから、この点でも高い断熱性を長期間にわたって維持することができる。
さらに、発泡ポリスチレン材を発泡型として利用することができるので、従来のような発泡型8を脱型する必要がなく、従って脱型を容易にするために成型面を接着防止フィルム8dで覆う必要もなくなる。
請求項2記載の断熱構造によれば、両壁材の接合部において発泡ポリスチレン材同士を相互に隙間なく凹凸嵌合させることにより、当該接合部についてより高い断熱性を確保することができる。
請求項3記載の壁材の製作方法によれば、内板と外板との間にウレタン樹脂を注入、発泡する段階で、発泡ポリスチレン材を内板と外板との端部間に位置決め固定しておくことにより当該発泡ポリスチレン材を成形型として機能させることができる。ウレタン樹脂の発泡成形後、発泡ポリスチレン材は取り外すことなくそのまま利用することにより、他の壁材に対する接合部として当該発泡ポリスチレン材を用いることができる。発泡ポリスチレン材は、予め隙間が発生しない状態に機械加工等しておくことにより、他の壁材の発泡ポリスチレン材に対して隙間のない状態に接合することができ、ひいては2壁材の断熱材を隙間なく接合することができ、これにより長期間にわたって高い断熱性を維持することができる。
For this reason, this invention was set as the heat insulation structure of the structure described in the claim of a claim.
According to the heat insulating structure of
From this, according to the heat insulation structure of
In addition, even if a gap occurs between the expanded polystyrene materials, and condensation occurs in the gap, the expanded polystyrene material itself has a low water absorption, so that its heat insulating property does not deteriorate, and the expanded urethane material In this respect, it is possible to maintain a high heat insulating property over a long period of time.
Further, since the expanded polystyrene material can be used as a foaming mold, it is not necessary to remove the
According to the heat insulation structure of
According to the method for producing a wall material according to
次に、本発明の実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。本実施形態では、断熱性を有する壁材として、保冷車の荷箱(保冷庫20)の壁材を例示する。図1は、この保冷庫20の天板21と左側の側壁22との接合部を示している。天板21は、アルミ製の内板23と外板24との間にウレタン樹脂Jを注入、発泡させてなる発泡ウレタン材25を隙間なく挟み込んだもので、この点は従来と同様である。また、側壁22はアルミ製の内板26と外板27との間にウレタン樹脂Jを注入発泡させてなる発泡ウレタン材28を隙間なく挟み込んだもので、この点も従来と同様である。
天板21と側壁22は、リテーナ30,31を介して相互に直交する状態に接合されている。リテーナ30によって天板21の内板23と側壁22の内板26が相互に直交する状態に接合されている。また、リテーナ31によって天板21の外板24と側壁22の外板27が相互に直交する状態に接合されている。
天板21の発泡ウレタン材25の左端部には、発泡ポリスチレン材35が接合されている。この発泡ポリスチレン材35は発泡ウレタン材25の左端部に沿って接合されている。また、側壁22の発泡ウレタン材28の上端部には、発泡ポリスチレン材36が接合されている。この発泡ポリスチレン材36は発泡ウレタン材28の上端部に沿って接合されている。この両発泡ポリスチレン材35,36が相互に接合されることによって両発泡ウレタン材25,28が相互に直交する状態に接合されている。
Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In this embodiment, the wall material of the cargo box (cold storage 20) of a cold storage vehicle is illustrated as a wall material which has heat insulation. FIG. 1 shows a joint between the
The
A
天板21の発泡ポリスチレン材35の右端部に接合凸部35aが設けられ、この接合凸部35aに隙間なく発泡ウレタン材が充填された状態で、発泡ポリスチレン材35の右端部に発泡ウレタン材25が強固に接合されている。
また、側壁22の発泡ポリスチレン材36の下端部に接合凸部36aが設けられ、この接合凸部36aに隙間なく発泡ウレタン材が充填された状態で、発泡ポリスチレン材36の下端部に発泡ウレタン材28が強固に接合されている。
天板21側の発泡ポリスチレン材35は、内板23と外板24に対して接着されている。また、側壁22側の発泡ポリスチレン材36は、内板26と外板27に対して接着されている。
天板21側の発泡ポリスチレン材36の下面側には接合凹部35bが設けられている。この接合凹部35bは、当該発泡ポリスチレン材36を内板23と外板24との間に接着する前の段階で予め機械加工によって形成されている。この接合凹部35bの当接面35c,35dは相互に精確に直交する状態に形成されている。また、当接面35dは、内板23と外板24に対する接合面35e,35fに対してそれぞれ平行に形成されている。
この接合凹部35b内に、側壁22側の発泡ポリスチレン材36の角部が隙間なく嵌め込まれている。この角部が特許請求の範囲に記載した接合凸部に相当する。以下この角部を接合凸部36bという。
A
Further, a joint
The expanded
A
The corners of the expanded
以上のように構成した天板21及び側壁22の断熱構造によれば、天板21及び側壁22のいずれも断熱性の高い発泡ウレタン材25,28が内板23,26と外板24,27との間に挟み込まれているので、保冷庫20の高い断熱性を得ることができる。
しかも、天板21の発泡ウレタン材25の左端部には吸水性の低い発泡ポリスチレン材35が同左端部に沿って接合されている。このため、発泡ウレタン材25への浸水を確実に防止することができ、この点で発泡ウレタン材25の高い断熱性を長期間にわたって維持することができる。
また、側壁22の発泡ウレタン材28の上端部にも吸水性の低い発泡ポリスチレン材36が同上端部に沿って接合されている。このため、発泡ウレタン材28への浸水を確実に防止することができ、この点で発泡ウレタン材28の高い断熱性を長期間にわたって維持することができる。
さらに、発泡ポリスチレン材35,36は、通常ポリスチレンに発泡剤、添加剤を溶融混合し、連続的に押し出し発泡成形等して型材として安価に供給されるもので、その後の機械加工を容易に施すことができる。このことから、天板21側の発泡ポリスチレン材35に対して予め、接合凹部35bを機械加工により形成し、その当接面35c,35dを相互に正確に直角に形成しておくことができる。このように予め機械加工により直角な接合凹部35bを設けておき、その後これを内板23と外板24との間に接着により取り付けることができるので、天板21側の発泡ポリスチレン材35の接合凹部35bに対して側壁22側の発泡ポリスチレン材36の接合凸部36bを隙間なく接合することができる。これによれば従来のような隙間9を発生することがないので、結露の発生を防止することができ、この点でも当該天板21及び側壁22ひいては保冷庫20について高い断熱性を長期間にわたって確保することができる。
According to the heat insulating structure of the
In addition, a foamed
In addition, a foamed
Further, the expanded
次に、天板21の製作方法について説明する。上記したように発泡ポリスチレン材35は予め長尺の角材として供給されたものを用いる。この発泡ポリスチレン材35について、接合凸部35aと、接合凹部35bをいずれも機械加工により予め形成しておく。図2に示すようにこのように接合凸部35aと接合凹部35bを予め機械加工により形成した発泡ポリスチレン材35を内板23と外板24の端部間に取り付ける。本例の場合、発泡ポリスチレン材35は内板23及び外板24に対して接着により取り付けられる。
図2に示すように外板24の左端部にはL字形に折り曲げられた接合縁部24aが設けられている。本例の場合、この接合縁部24aとの間に隙間をおいた位置に発泡ポリスチレン材35が固定される。後述するようにウレタン樹脂Jの発泡圧により発泡ポリスチレン材35が位置ズレしないように当該発泡ポリスチレン材35と上記接合縁部24aとの間に型枠40がセットされる。この型枠40は、下型定盤42に固定ボルト43で固定されている。この型枠40は、固定ボルト43を緩めて下型定盤42から取り外すことができる。
次に、上型定盤41と下型定盤42により内板23と外板24を一定の間隔に保持し、内板23と外板24との間であって発泡ポリスチレン材35の右側の空間にウレタン樹脂Jが注入され、発泡される。この段階で内板23、外板24は相互に一定の間隔をおいて固定されている。また、上記したように発泡ポリスチレン材35の左端部に型枠40をセットしておくことにより、ウレタン樹脂Jの発泡圧(図1において左方に向かう圧力)に対して発泡ポリスチレン材35が内板23と外板24との間で位置ズレしないよう強固に固定されている。こうして内板23と外板24との間にウレタン樹脂Jが注入、発泡されて発泡ウレタン材25が発泡成形される。なお、発泡ポリスチレン材35が発泡圧によって上記型枠40に押し付けられ、その結果当該型枠40が発泡ウレタン材35と接合縁部24aとの間から抜けなくなる場合には、固定ボルト43を緩めて下型定盤42から型枠40を離脱可能とすることにより、発泡成形後の天板21を上下定盤41,42間から容易に取り出すことができる。
以上のことから、予め内板23と外板24との間に取り付けた発泡ポリスチレン材35が、ウレタン樹脂Jを注入、発泡する際の発泡型として機能する。しかしながら、この発泡型として機能する発泡ポリスチレン材35は従来の発泡型8とは異なって離型する必要がなく、そのまま取り付け状態とされる。このため、発泡ポリスチレン材35の成型面(図2において右端面)に従来のような抜き勾配8b,8cを設定しておく必要がなく、また言うまでもなく、発泡ウレタン材25は発泡ポリスチレン材35に対して隙間なく注入発泡される。
Next, a method for manufacturing the
As shown in FIG. 2, a joining
Next, the
From the above, the
次に、側壁22も上記天板21と基本的に同様の手順で製作される。すなわち、予め機械加工により接合凸部36aを設けた発泡ポリスチレン材36を内板26と外板27の端部間に接着により取り付けておく。然る後、上型定盤と下型定盤との間に内板26と外板27を一定の間隔に保持し、この内板26と外板27と発泡ポリスチレン材36との間に形成される空間にウレタン樹脂Jが注入され、発泡される。この際にも、発泡ポリスチレン材36が発泡型として機能する。これにより発泡ポリスチレン材36の接合凸部36a及びその両側の凹部に対して発泡ウレタン材28が隙間なく充填されて、当該発泡ポリスチレン材36に対して発泡ウレタン材28が主としてその板厚方向にがたつきなく強固に接合された状態となる。このため、天板21と同様、この発泡ポリスチレン材36は離型する必要がなく、そのまま内板26と外板27との間に取り付けられた状態とされるので、従来のような抜け勾配8b,8cを設ける必要はない。
こうして別工程にて製作した側壁22の上端部を天板21の左端部に沿って接合する。接合はリテーナ30,31により固定される。すなわち、側壁22の内板26の上端部と天板21の内板23の左端部間がリテーナ30により結合され、側壁22の外板27の上端部と天板21の外板24の左端部間がリテーナ31により結合される。
この段階で、側壁22の発泡ポリスチレン材36の接合凸部36bが、天板21側の発泡ポリスチレン材35の接合凹部35b内に隙間なく嵌め込まれた状態とされる。前記したように天板21側の発泡ポリスチレン材35の接合凹部35bを形成する当接面35cと当接面35dは機械加工により正確に直交する位置関係に形成されている。また、側壁22側の発泡ポリスチレン材36の接合凸部36bについても、予め機械加工により正確に直角に形成されている。このため、側壁22側の発泡ポリスチレン材36の接合凸部36bは、天板21側の発泡ポリスチレン材35の接合凹部35bに対して隙間なく嵌め込まれ、従って、接合凹部35bの当接面35c,35dにはそれぞれ側壁22側の発泡ポリスチレン36が全面的に当接されて隙間のない状態となる。
Next, the
Thus, the upper end of the
At this stage, the joint
以上のように構成した本実施形態の断熱構造によれば、保冷庫20の天板21と側壁22において、内板23,26と外板24,27との間に発泡ウレタン材25,28が挟み込まれていることから高い断熱性を確保することができる。
また、発泡ウレタン材25,28の端部に発泡ポリスチレン材35,36が接合されているため、これらを相互に隙間なく正確に接合することができ、しかも仮に両発泡ポリスチレン35,36間に隙間が発生し、その結果結露が発生しても、発泡ポリスチレン35,36自体の吸水性が低いので、発泡ウレタン材25,28側への浸水を防止することができ、これらの点でも当該天板21及び側壁22の高い断熱性を長期間にわたって維持することができる。
天板21と側壁22の他、右側壁及び前壁等についても同様の断熱構造を適用した壁材を用いることにより、それぞれの内板と外板との間に挟み込んだ発泡ウレタン材により保冷庫20の全体として高い断熱性を確保することができ、かつこの高い断熱性を長期間維持することができる。
さらに、発泡ポリスチレン材35,36を、発泡ウレタン材25,28の注入、発泡用の発泡型として利用できることから、従来のような発泡型8の脱型が不要となり、従ってその成型面(抜け勾配8b,8c)を覆うための接着防止用フィルム8dが不要になる。
According to the heat insulation structure of the present embodiment configured as described above, the
Further, since the
In addition to the
Further, since the
以上説明した実施形態に種々変更を加えて実施することができる。例えば、発泡ポリスチレン材35,36に設けた接合凸部35a,36aの形状は例示した矩形に限らず任意であり、場合によっては省略することもできる。
また、天板21側の発泡ポリスチレン材35に接合凹部35bを設け、この接合凹部35bに側壁22側の発泡ポリスチレン材36の接合凸部36bを嵌め込む構成を例示したが、凹凸関係は逆にしてもよい。要は、断熱性の高い発泡ウレタン材の端部に沿って、これよりは断熱性が劣るが、吸水性が低くかつ機械加工が容易な発泡ポリスチレン材を接合することにより、各壁材において内板と外板との間に挟み込んだ発泡ウレタン材の高い断熱性を長期間にわたって維持することができ、ひいては保冷庫若しくは保温庫の高い断熱性を維持することができる。
また、貨物車両の保冷庫20の壁材を例示したが、例えば据え付け型の保冷庫の壁材、携帯電話の基地局として用いる駆体の壁材等の発泡ウレタン材を主たる断熱材として用いる断熱壁に広く適用することができる。さらに、保冷庫に限らず保温庫の壁材にも適用することができる。
The embodiment described above can be implemented with various modifications. For example, the shape of the
Moreover, although the joint recessed
Moreover, although the wall material of the
1…保冷庫
2…天板
3…側壁(左側)、3a…上端面
4…発泡ウレタン材、4a…凹部
5…発泡ウレタン材
6…内板
7…外板
8…発泡型、8a…凸部、8b,8c…抜き勾配、8d…接着防止フィルム
9…隙間
J…ウレタン樹脂
10,11…発泡ポリスチレン材
20…保冷庫
21…天板
22…側壁(左側)
23…内板(天板)
24…外板(天板)、24a…接合縁部
25…発泡ウレタン材(天板)、25a…接合凹部
26…内板(側壁)
27…外板(側壁)
28…発泡ウレタン材(側壁)、28a…接合凹部
30,31…リテーナ
35…発泡ポリスチレン材(天板)
35a…接合凸部、35b…接合凹部、35c,35d…当接面
35e,35f…接合面
36…発泡ポリスチレン材(側壁)
36a…接合凸部
40…型枠
41…上型定盤
42…下型定盤
43…固定ボルト
DESCRIPTION OF
23 ... Inner plate (top plate)
24 ... Outer plate (top plate), 24a ... Joining
27 ... Outer plate (side wall)
28 ... Urethane foam material (side wall), 28a ...
35a ... Joint convex part, 35b ... Joint concave part, 35c, 35d ...
36a ... Joint
Claims (3)
前記断熱材として発泡ウレタン材を用い、該発泡ウレタン材の端部に発泡ポリスチレン材が接合されており、該発泡ポリスチレン材同士を接合して複数の壁材を相互に接合する構成とした壁材の断熱構造。 A heat insulating structure of a wall material in which a heat insulating material is sandwiched between an inner plate and an outer plate,
A wall material configured to use a foamed urethane material as the heat insulating material, and a foamed polystyrene material is joined to an end of the foamed urethane material, and the foamed polystyrene materials are joined together to join a plurality of wall materials to each other. Insulation structure.
A method of manufacturing a wall material in which a heat insulating material is sandwiched between an inner plate and an outer plate, wherein a polystyrene foam material is fixed between the inner plate and the outer plate, and the foamed polystyrene material and the inner plate A method of filling a foamed urethane material between the inner plate and the outer plate by injecting a urethane resin between the outer plate and foaming.
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