JP2008080790A - Method and apparatus for molding resin molded product - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、樹脂成形品の成形方法及び成形装置に関し、樹脂成形の技術分野に属する。 The present invention relates to a molding method and a molding apparatus for a resin molded product, and belongs to the technical field of resin molding.
従来、樹脂成形品を自動車部品に用いることがあり、特に、外観性、軽量性、剛性の観点から、内部が発泡樹脂からなり、表層部がソリッド樹脂(非発泡樹脂)からなる樹脂成形品を、例えば自動車の内外装部材に使用することがある。この点、特許文献1には、発泡層を有する中空成形体の内部に熱可塑性樹脂発泡体片を充填して、該発泡体片をスチーム等の加熱媒体により加熱して該発泡体片を相互に融着させることにより表皮付発泡成形体を得ることが開示されている。
しかし、前記技術は、既に発泡済みの樹脂片同士を加熱融着させることにより、中空成形体の表皮で覆われた発泡成形体を得るものであるため、加熱融着時に気泡が潰れて、発泡の程度が低下し、その結果、軽量性や剛性の点で十分満足のいくものが得られない、という問題がある。また、表層部が発泡層を有するものであるため、表層部に気泡が現れて、外観性の点でも十分満足のいくものが得られない、という問題もある。 However, since the technique obtains a foamed molded article covered with the skin of a hollow molded article by heat-sealing the already foamed resin pieces, bubbles are crushed and foamed at the time of heat-sealing. As a result, there is a problem that a sufficiently satisfactory product cannot be obtained in terms of lightness and rigidity. In addition, since the surface layer portion has a foam layer, there is a problem that bubbles appear in the surface layer portion, and a sufficiently satisfactory appearance cannot be obtained.
一方、一次中空成形体の良好な成形性を確保し、かつ最終成形品の良好な外観性や剛性を確保するためには、一次中空成形体をブロー成形にて成形しておき、この一次中空成形体の内部に発泡性樹脂を射出して、その発泡時に成形型を所定量開く(コアバックする)ことが考えられる。しかし、その場合、成形型のコアバックによって、一次中空成形体が部分的に延伸され、その被延伸部分が薄肉化して剛性が低下する、という問題が発生する。 On the other hand, in order to ensure good moldability of the primary hollow molded body and to ensure good appearance and rigidity of the final molded product, the primary hollow molded body is molded by blow molding, and this primary hollow molded body is formed. It is conceivable that a foamable resin is injected into the molded body and a predetermined amount of the mold is opened (core back) at the time of foaming. However, in that case, there arises a problem that the primary hollow molded body is partially stretched by the core back of the mold, and the stretched portion is thinned to reduce the rigidity.
本発明は、ソリッド樹脂からなる表層部で覆われた内部の発泡樹脂の発泡の程度を十分高め、また一次中空成形体で構成される前記表層部の部分的な剛性低下を回避して、外観性、軽量性、剛性に優れた樹脂成形品を提供することを課題とする。 The present invention sufficiently enhances the degree of foaming of the foam resin inside covered with the surface layer portion made of solid resin, and avoids the partial rigidity reduction of the surface layer portion composed of the primary hollow molded body, It is an object to provide a resin molded product having excellent properties, lightness, and rigidity.
前記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、内部が発泡樹脂からなり表層部がソリッド樹脂からなる樹脂成形品の成形方法であって、前記ソリッド樹脂でパリソンを成形するパリソン成形工程と、成形したパリソンを成形型で挟み内部に気体を吹き込んで所定形状に賦形する賦形工程と、得られた中空成形体を前記成形型内に残した状態で、溶融状態の発泡性樹脂を前記中空成形体内に射出する射出工程と、射出後、前記成形型を所定量開きつつ前記発泡性樹脂を発泡させて該樹脂を前記中空成形体内に充填する充填工程とを含み、前記充填工程において前記成形型を所定量開くことにより前記中空成形体が延伸される部分を、前記パリソン成形工程において、予め他の部分よりも厚肉化しておくことを特徴とする。
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to
次に、本願の請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の樹脂成形品の成形方法であって、前記成形型の一方は、型締め時に前記成形型の他方の外周合せ面と対接する外周型と、この外周型に対し、前記成形型の他方に近接する方向又は前記成形型の他方から離反する方向に相対移動自在の内部型とを有するものであり、前記賦形工程及び前記射出工程では、前記内部型を前記成形型の他方に近接する方向に移動させた状態で、前記成形型を型締めし、前記充填工程では、前記成形型を型締めした状態で、前記内部型を前記成形型の他方から離反する方向に移動させると共に、前記パリソン成形工程では、前記充填工程で前記外周型と前記内部型との境界に位置するパリソンの部分を厚肉化することを特徴とする。
Next, the invention described in
次に、本願の請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は2に記載の樹脂成形品の成形方法であって、前記パリソン成形工程において、前記中空成形体が延伸される部分を、予め他の部分よりもソリッド樹脂によって厚肉化しておくことを特徴とする。
Next, the invention described in
次に、本願の請求項4に記載の発明は、前記請求項1又は2に記載の樹脂成形品の成形方法であって、前記パリソン成形工程において、前記中空成形体が延伸される部分を、該部分のパリソン層内に溶融状態の発泡性樹脂を介在させ、発泡させることによって、予め他の部分よりも厚肉化しておくことを特徴とする。 Next, the invention according to claim 4 of the present application is the method for molding a resin molded product according to claim 1 or 2, wherein, in the parison molding step, a portion where the hollow molded body is stretched, A thick foaming resin is interposed in the parison layer of the part and foamed by foaming, so that it is previously thicker than the other part.
次に、本願の請求項5に記載の発明は、前記請求項3に記載の樹脂成形品の成形方法であって、厚肉化するためのソリッド樹脂中の基材樹脂として、パリソンの他の部分を成形するソリッド樹脂中の基材樹脂と同種の樹脂を用いることを特徴とする。
Next, the invention according to
次に、本願の請求項6に記載の発明は、前記請求項4に記載の樹脂成形品の成形方法であって、厚肉化するための発泡性樹脂中の基材樹脂として、パリソンの他の部分を成形するソリッド樹脂中の基材樹脂と同種の樹脂を用いることを特徴とする。
Next, the invention described in
次に、本願の請求項7に記載の発明は、前記請求項1から6のいずれかに記載の樹脂成形品の成形方法であって、前記射出工程では、補強繊維を含有する発泡性樹脂を射出することを特徴とする。
Next, the invention according to
次に、本願の請求項8に記載の発明は、前記請求項1から7のいずれかに記載の樹脂成形品の成形方法であって、前記射出工程では、物理発泡剤を含有する発泡性樹脂を射出することを特徴とする。
Next, the invention according to claim 8 of the present application is the method for molding a resin molded product according to any one of
次に、本願の請求項9に記載の発明は、前記請求項8に記載の樹脂成形品の成形方法であって、前記射出工程では、前記物理発泡剤として超臨界状態の流体を含有する発泡性樹脂を射出することを特徴とする。
Next, the invention according to
一方、本願の請求項10に記載の発明は、内部が発泡樹脂からなり表層部がソリッド樹脂からなる樹脂成形品の成形装置であって、前記ソリッド樹脂でパリソンを成形するパリソン成形手段と、このパリソン成形手段で成形されたパリソンを間に挟む成形型と、この成形型で挟まれたパリソンの内部に気体を吹き込んで所定形状に賦形する賦形手段と、この賦形手段により得られた前記成形型内の中空成形体内に溶融状態の発泡性樹脂を射出する射出手段と、この射出手段による発泡性樹脂の射出の後、前記成形型を所定量開きつつ前記発泡性樹脂を発泡させて該樹脂を前記中空成形体内に充填する充填手段と、この充填手段により前記成形型が所定量開くことにより前記中空成形体が延伸される部分を、前記パリソン成形手段によるパリソン成形時に、予め他の部分よりも厚肉化しておく厚肉化手段とを備えていることを特徴とする。
On the other hand, the invention described in
次に、本願の請求項11に記載の発明は、前記請求項10に記載の樹脂成形品の成形装置であって、前記成形型の一方は、型締め時に前記成形型の他方の外周合せ面と対接する外周型と、この外周型に対し、前記成形型の他方に近接する方向又は前記成形型の他方から離反する方向に相対移動自在の内部型とを有するものであり、前記成形型は、前記賦形手段による賦形時及び前記射出手段による射出時には、前記内部型が前記成形型の他方に近接する方向に移動した状態で、型締め状態となり、前記成形型は、前記充填手段による充填時には、前記型締め状態で、前記内部型が前記成形型の他方から離反する方向に移動すると共に、前記厚肉化手段は、前記充填手段による充填時に前記外周型と前記内部型との境界に位置するパリソンの部分を厚肉化することを特徴とする。
Next, the invention according to
次に、本願の請求項12に記載の発明は、前記請求項10又は11に記載の樹脂成形品の成形装置であって、前記厚肉化手段は、前記中空成形体が延伸される部分を、予め他の部分よりもソリッド樹脂によって厚肉化しておくことを特徴とする。
Next, the invention according to
次に、本願の請求項13に記載の発明は、前記請求項10又は11に記載の樹脂成形品の成形装置であって、前記厚肉化手段は、前記中空成形体が延伸される部分を、該部分のパリソン層内に溶融状態の発泡性樹脂を介在させ、発泡させることによって、予め他の部分よりも厚肉化しておくことを特徴とする。
Next, the invention according to
次に、本願の請求項14に記載の発明は、前記請求項12に記載の樹脂成形品の成形装置であって、前記厚肉化手段は、厚肉化するためのソリッド樹脂中の基材樹脂として、パリソンの他の部分を成形するソリッド樹脂中の基材樹脂と同種の樹脂を用いることを特徴とする。
Next, an invention according to
次に、本願の請求項15に記載の発明は、前記請求項13に記載の樹脂成形品の成形装置であって、前記厚肉化手段は、厚肉化するための発泡性樹脂中の基材樹脂として、パリソンの他の部分を成形するソリッド樹脂中の基材樹脂と同種の樹脂を用いることを特徴とする。
Next, an invention according to
次に、本願の請求項16に記載の発明は、前記請求項11から15のいずれかに記載の樹脂成形品の成形装置であって、前記射出手段は、物理発泡剤を含有する発泡性樹脂を射出することを特徴とする。
Next, an invention according to
次に、本願の請求項17に記載の発明は、前記請求項16に記載の樹脂成形品の成形装置であって、前記射出手段は、前記物理発泡剤として超臨界状態の流体を含有する発泡性樹脂を射出することを特徴とする。
Next, an invention according to claim 17 of the present application is the apparatus for molding a resin molded article according to
まず、請求項1又は請求項10に記載の発明によれば、一次中空成形体の良好な成形性を確保し、かつ最終成形品の良好な外観性や剛性を確保するために、ソリッド樹脂で成形したパリソンを成形型で挟み内部に気体を吹き込んで所定形状に賦形して得られた中空成形体を成形型内に残した状態で溶融状態の発泡性樹脂を中空成形体内に射出し、その後に、成形型を所定量開きつつ発泡性樹脂を発泡させて該樹脂を中空成形体内に充填するようにしたから、発泡樹脂の発泡が十分促進され、軽量性や剛性の向上が図られる。さらに、表層部をソリッド樹脂(非発泡樹脂)で構成したから、表層部に気泡が現れず、外観性の向上も図られる。
First, according to the invention described in
しかも、成形型を所定量開く(コアバックする)ことにより中空成形体が延伸され薄肉化する部分(中空成形体の被延伸部分、薄肉化部分)を予め他の部分よりも厚肉化しておくようにしたから、たとえ中空成形体で構成される表層部が部分的に延伸されても、その被延伸部分の薄肉化ひいては剛性低下を簡便かつ有効に防止できる。よって、ソリッド樹脂からなる表層部で覆われた内部の発泡樹脂の発泡の程度を十分高め、かつ表層部の部分的な薄肉化ひいては剛性低下も回避して、外観性、軽量性、剛性に優れた樹脂成形品を容易かつ確実に得ることができる。 In addition, by opening the molding die by a predetermined amount (core back), the portion where the hollow molded body is stretched and thinned (the stretched portion of the hollow molded body, the thinned portion) is made thicker than other portions in advance. As a result, even if the surface layer portion formed of the hollow molded body is partially stretched, it is possible to easily and effectively prevent the stretched portion from being thinned and the rigidity from being lowered. Therefore, the degree of foaming of the internal foamed resin covered with the surface layer part made of solid resin is sufficiently increased, and the surface layer part is partially thinned and thus the rigidity is prevented from being lowered, and the appearance, lightness and rigidity are excellent. A resin molded product can be obtained easily and reliably.
次に、請求項2又は請求項11に記載の発明によれば、成形型の一方は、型締め時に成形型の他方の外周合せ面と対接する外周型と、この外周型に対し、成形型の他方に近接する方向又は成形型の他方から離反する方向に相対移動自在の内部型とを有するものであり、パリソンの賦形時及び発泡性樹脂の射出時は、前記内部型を成形型の他方に近接する方向に移動させた状態で成形型を型締めし、発泡性樹脂の発泡・充填時には、成形型を型締めした状態で前記内部型を成形型の他方から離反する方向に移動させるようにしたから、成形型の構造やその駆動機構等を複雑化することなく、簡単な構成にて成形型を所定量開く(コアバックする)ことが可能となる。
Next, according to the invention described in
しかも、前記外周型と前記内部型との境界に位置するパリソンの部分を厚肉化するようにしたから、パリソンの適正な部分(中空成形体の被延伸部分、薄肉化部分)を狙って確実に厚肉化することができ、もって表層部の部分的な薄肉化ひいては剛性低下をより有効に防止することが可能となる。 Moreover, since the part of the parison located at the boundary between the outer peripheral mold and the inner mold is made thicker, it is sure to aim at the appropriate part of the parison (the stretched part of the hollow molded body, the thinned part). Therefore, it is possible to more effectively prevent a reduction in the thickness of the surface layer portion and a reduction in rigidity.
その場合に、請求項3又は請求項12に記載の発明によれば、前記中空成形体が延伸される部分を、剛性が比較的大きいソリッド樹脂によって厚肉化しておくようにしたから、前記部分の延伸後の剛性低下をより一層有効に防止できることになる。
In that case, according to the invention described in
一方、請求項4又は請求項13に記載の発明によれば、前記中空成形体が延伸される部分を、該部分のパリソン層内に溶融状態の発泡性樹脂を介在させ、発泡させることによって厚肉化しておくようにしたから、該部分がコアバック時に延び易くなり、該部分と隣接する他の部分(非厚肉化部分)との境目(厚みが大きく変化する部分:応力が集中し易い)が切断することなく該部分が良好に延伸されて、コアバックする成形型への中空成形体の追従性が低下しない。また、延伸後は、該部分は、パリソン層内に発泡樹脂が充填された閉断面構造となるので、高い剛性が確保される。 On the other hand, according to the invention described in claim 4 or claim 13, the portion where the hollow molded body is stretched is foamed by interposing a foamable resin in a molten state in the parison layer of the portion and foaming. Since it is made thicker, the part tends to extend when the core is back, and the boundary between the part and another part (non-thickened part) adjacent to the part (part where the thickness changes greatly: stress tends to concentrate) ) Is stretched well without being cut, and the followability of the hollow molded body to the mold for core back does not decrease. In addition, after stretching, the portion has a closed cross-sectional structure in which the parison layer is filled with foamed resin, so that high rigidity is ensured.
次に、請求項5又は請求項14に記載の発明によれば、厚肉化するためのソリッド樹脂中の基材樹脂と、パリソンの他の部分を成形するソリッド樹脂中の基材樹脂とを同じ種類としたから、成形方法又は成形装置の構成が簡略化する。また、両樹脂同士のなじみ性も低下せず、両樹脂間の層間剥離等の問題が抑制される。
Next, according to the invention described in
一方、請求項6又は請求項15に記載の発明によれば、厚肉化するための発泡性樹脂中の基材樹脂と、パリソンの他の部分を成形するソリッド樹脂中の基材樹脂とを同じ種類としたから、成形方法又は成形装置の構成が簡略化する。また、両樹脂同士のなじみ性も低下せず、両樹脂間の層間剥離等の問題が抑制される。
On the other hand, according to the invention described in
次に、請求項7に記載の発明によれば、発泡性樹脂の射出時は、補強繊維を含有する発泡性樹脂を射出するようにしたから、成形型を所定量開く際の補強繊維のスプリングバック現象により、発泡樹脂の発泡をより一層促進させることが可能となる。 Next, according to the seventh aspect of the invention, when the foamable resin is injected, the foamable resin containing the reinforcing fiber is injected, so that the spring of the reinforcing fiber when the mold is opened by a predetermined amount. By the back phenomenon, it becomes possible to further promote the foaming of the foamed resin.
次に、請求項8又は請求項16に記載の発明によれば、発泡性樹脂の射出時は、物理発泡剤を含有する発泡性樹脂を射出するようにしたから、物理発泡剤の効果により、成形品内部の発泡セル径を小さな径に揃えることができ、樹脂成形品の剛性をより一層向上させることが可能となる。 Next, according to the invention described in claim 8 or claim 16, when the foamable resin is injected, the foamable resin containing the physical foaming agent is injected. The foamed cell diameter inside the molded product can be made small, and the rigidity of the resin molded product can be further improved.
次に、請求項9又は請求項17に記載の発明によれば、発泡性樹脂の射出時は、超臨界状態の流体を含有する発泡性樹脂を射出するようにしたから、超臨界状態の流体の機能により、成形品内部の発泡セル径をより微細な径に揃えることができ、樹脂成形品の剛性をなお一層向上させることが可能となる。以下、発明の最良の実施形態を通して本発明をさらに詳しく説明する。
Next, according to the invention described in
<第1の実施の形態>
図1は、本実施形態に係るパリソンPの押出成形装置(パリソン成形手段)1の構成を示す縦断面図である。この装置1のアキュムレータヘッド2は、シリンダ3とリングピストン4と中子5とを有している。リングピストン4の下方に樹脂貯留室6が形成されている。この樹脂貯留室6は、上部の環状連通路7を経由して、パリソンPの原料となるソリッド樹脂N(図5参照)の押出機8に接続されている。
<First Embodiment>
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing a configuration of an extruding apparatus (parison forming means) 1 for a parison P according to the present embodiment. The
シリンダ3の下端部にダイ9が備えられている。中子5の下端部にコアサポート10が備えられている。コアサポート10にはコア11が上下動自在に嵌合されている。ダイ9とコア11との間に環状のダイスリット12が形成されている。ダイスリット12は前記樹脂貯留室6に連通している。パリソンPはこのダイスリット12からチューブ状に押し出されて垂下する。
A
コア11は、コア駆動用ロッド13を介してコア駆動用油圧シリンダ(厚肉化手段)14により上下動される。これにより、ダイスリット12の間隔、つまりダイスリット12から押し出されて垂下するパリソンPの半径方向の厚さが調整される。
The
リングピストン4は、リングピストン駆動用ロッド15を介してリングピストン駆動用油圧シリンダ16により上下動される。これにより、樹脂貯留室6内の樹脂をダイスリット12側へ圧送するアキュムレータが構成されている。
The ring piston 4 is moved up and down by a ring piston driving
図2は、図1のII−II線断面図である。コア11の外周面には、所定の間隔で、2本の凹溝(厚肉化手段)21,21が上下に延びて設けられている。これにより、図3に示すように、チューブ状に垂下するパリソンPには、前記凹溝21,21と同じ間隔で、他の部分よりも半径方向の厚さが大きい2本の縦厚肉化部Y,Yが上下に延びて形成される。また、このパリソンPには、同じく他の部分よりも半径方向の厚さが大きい周方向に延びる環状の横厚肉化部X,Xも形成されている。この横厚肉化部Xは、前記コア11の上下動によるダイスリット12の間隔調整によって形成される。
2 is a cross-sectional view taken along line II-II in FIG. On the outer peripheral surface of the core 11, two concave grooves (thickening means) 21 and 21 are provided to extend vertically at a predetermined interval. As a result, as shown in FIG. 3, the parison P hanging down in a tube shape has two vertical thickenings at the same interval as the
ここで、これらの横厚肉化部X,X及び縦厚肉化部Y,Yは、後述する成形型31における第2成形型33の外周型34と内部型35との境界に位置するように形成されている(例えば図6等参照)。そして、図3に斜線で囲んだ領域Sは、後述する第2成形型33の内部型35に当接するコアバック当接面である。
Here, the laterally thickened portions X and X and the vertical thickened portions Y and Y are positioned at the boundary between the outer
図4は、本実施形態に係る射出成形装置30の構成を示す縦断面図である。この射出成形装置30は成形型31を有している。成形型31は第1成形型32と第2成形型33とを含む。第1成形型32には、成形品の内部の原料となる発泡樹脂M(図5参照)の射出機(射出手段)40が接続されている。また、第1成形型32には、成形型31で挟んだパリソンPの内部に気体を吹き込むための中空のブローピン(賦形手段)41が進退自在に具備されている。ここで、第1成形型32には、樹脂射出機40の射出口40aを開閉するブロック体43が内蔵されている。このブロック体43は適宜のアクチュエータ(例えば電磁弁)42により上下動する。図例はブロック体43が上位置に移動されて射出口40aを閉じている状態を示している。そして、ブロック体43の内側の面は、第1成形型32に形成された凹穴44に臨んでいる。
FIG. 4 is a longitudinal sectional view showing the configuration of the
一方、成形型31の第2成形型33は、型締め時に第1成形型32の外周合せ面と対接する外周型34と、この外周型34に対し、第1成形型32に近接する方向又は第1成形型32から離反する方向に相対移動自在の内部型35とを備えている。 On the other hand, the second molding die 33 of the molding die 31 includes an outer peripheral die 34 that contacts the outer peripheral mating surface of the first molding die 32 at the time of clamping, and a direction close to the first molding die 32 with respect to the outer peripheral die 34 or An internal die 35 that is relatively movable in a direction away from the first molding die 32 is provided.
次に、本実施形態に係る樹脂成形品Aの成形方法を説明する。ここで、本実施形態に係る樹脂成形品Aは、例えば自動車の内外装部材に使用されるもので、図5に示すように、内部が発泡樹脂M(発泡した後の樹脂のことである。なお、発泡前の樹脂(発泡性樹脂)には符号M’を用いる(図8及び図9参照)。)からなり、表層部がソリッド樹脂Nからなる。まず、前記図1及び図2に示した押出成形装置1にて、溶融状態のチューブ状のパリソンPをソリッド樹脂Nを原料に成形する(図3参照:パリソン成形工程)。
Next, a method for molding the resin molded product A according to this embodiment will be described. Here, the resin molded product A according to the present embodiment is used, for example, for an interior / exterior member of an automobile, and as shown in FIG. 5, the inside is a foamed resin M (resin after being foamed). In addition, the code | symbol M 'is used for resin (foamable resin) before foaming (refer FIG.8 and FIG.9), and a surface layer part consists of solid resin N. FIG. First, in the
次いで、図6に示すように、成形したパリソンPを成形型31で挟む。つまり、第1成形型32と第2成形型33とを型締めする。次いで、同じく図6に示すように、成形型31で挟んだパリソンPの内部に気体を吹き込んで所定形状に賦形する(賦形工程)。
Next, as shown in FIG. 6, the molded parison P is sandwiched between the molding dies 31. That is, the
ここで、ブローピン41が矢印aで示すようにキャビティ内に進出し、パリソンPの内部に気体(典型的にはエア)を吹き込む。膨らんだパリソンPの一部は、第1成形型32に形成された凹穴44に入り込み、薄く引き延ばされる。前述したように、パリソンの厚肉化部X,X及びY,Yは(図には横厚肉化部X,Xのみ図示)、成形型31における第2成形型33の外周型34と内部型35との境界に位置している。そして、パリソンPのコアバック当接面Sは、第2成形型33の内部型35に当接している。
Here, the
次いで、図7に示すように、前記アクチュエータ42を作動してブロック体43を矢印bで示すように下位置に移動させる。これにより、第1成形型32に形成された凹穴44に入り込み、薄く引き延ばされていたパリソンPの一部がさらに薄肉となって破裂し、中空成形体の内部に、樹脂射出機40の射出口40aを介して発泡性樹脂Mを射出するための穴が生成する。
Next, as shown in FIG. 7, the
次いで、図8に示すように、得られた中空成形体を成形型31の内部に残した状態で、溶融状態の発泡性樹脂M’を中空成形体の内部に射出する(射出工程)。このとき、溶融状態の発泡性樹脂M’は、樹脂射出機40から、射出口40aと、凹穴44と、中空成形体の一部が破裂して生成した穴とを経由して、中空成形体の内部に射出される。なお、この段階で、ブローピン41が矢印cで示すようにキャビティから退避している。
Next, as shown in FIG. 8, the foamed resin M ′ in a molten state is injected into the hollow molded body while leaving the obtained hollow molded body inside the molding die 31 (injection step). At this time, the foamable resin M ′ in the melted state is blown from the
次いで、図9に示すように、溶融状態の発泡性樹脂M’の射出後に、成形型31を所定量開きつつ発泡性樹脂M’を発泡させて該樹脂M’を中空成形体の内部に充填させる(充填工程)。すなわち、図6〜図8では、第2成形型33の内部型35を第1成形型32に近接する方向に移動させた状態で成形型31を型締めしていたが、図9では、成形型31を型締めした状態で(つまり第1成形型32と第2成形型33の外周型34とは対接した状態で)、内部型35だけを第1成形型32から離反する方向(矢印e)に所定量移動(コアバック)させるのである(図示しないが、このように成形型31をコアバックさせる機器が特許請求の範囲における「充填手段」に相当する)。このコアバックをすることにより、成形品の厚みが大きくなり、比重が小さくなる他、発泡樹脂Mの発泡が促進されて、成形品内部に微細な気泡が均一に分散される。これにより、成形品の剛性が向上し、軽量化が図られる。
Next, as shown in FIG. 9, after injection of the molten foamable resin M ′, the foamable resin M ′ is foamed while the
また、このコアバックにより、中空成形体における第2成形型33の外周型34と内部型35との境界に位置する部分が延伸される。しかし、この延伸される部分は、前述したように、パリソンPの成形工程において、予め他の部分よりも厚肉化されている(厚肉化部X,Y:図3参照)。その結果、図9に示したように、厚肉化部X,Yが引き延ばされて(図には延伸した横厚肉化部X’,X’のみ図示)、ソリッド樹脂Nからなる中空成形体で構成される表層部が均一な厚みになる。つまり、コアバックにより中空成形体の一部分が延伸されても、表層部が部分的に薄肉化することがなく、樹脂成形品Aの表層部の剛性低下が回避される。さらに、表層部をソリッド樹脂(非発泡樹脂)Nで構成したから、表層部に気泡が現れず、最終的に得られる樹脂成形品Aの外観性の向上も図られる。
In addition, the core back extends a portion located at the boundary between the outer
なお、この発泡性樹脂M’の充填時、図9に矢印dで示すように、退避状態の中空のブローピン41を介して中空成形体内のエア抜きを行っている。
In addition, when filling the foamable resin M ′, as shown by an arrow d in FIG. 9, the air is removed from the hollow molded body through the
また、樹脂射出機40及び射出口40aないし凹穴44は、第1成形型32の中央部に配置されている。その結果、図8及び図9に示したように、発泡性樹脂M’の射出は、成形型31の正面部から行われることになる。これにより、射出された発泡性樹脂M’のキャビティ内での流動距離が平均化し、発泡樹脂Mが中空成形体の内部で均一に充填されるようになる。
In addition, the
以上により、図5に示すように、内部が発泡樹脂Mからなり、表層部がソリッド樹脂Nからなる樹脂成形品Aが最終的に成形される。 As described above, as shown in FIG. 5, the resin molded product A having the inside made of the foamed resin M and the surface layer portion made of the solid resin N is finally molded.
このように、本実施形態においては、一次中空成形体の良好な成形性を確保し、かつ最終成形品Aの良好な外観性や剛性を確保するために、ソリッド樹脂Nで成形したパリソンP(図3参照)を成形型31で挟み内部に気体を吹き込んで所定形状に賦形して得られた中空成形体(図6、図7参照)を成形型31内に残した状態で溶融状態の発泡性樹脂M’を中空成形体内に射出し(図8参照)、その後に、成形型31を所定量開きつつ(コアバックしつつ)発泡性樹脂M’を発泡させて該樹脂M’を中空成形体内に充填するようにしたから(図9参照)、発泡性樹脂M’の発泡が十分促進され、軽量性や剛性の向上が図られる。しかも、成形型31を所定量開くことにより中空成形体が延伸される部分を予め他の部分よりも厚肉化しておくようにしたから(厚肉化部X,Y)、中空成形体で構成される表層部が部分的に薄肉化して剛性が低下するのを有効に防止できる。さらに、表層部をソリッド樹脂(非発泡樹脂)Nで構成したから、表層部に気泡が現れず、外観性の向上も図られる。よって、ソリッド樹脂Nからなる表層部で覆われた内部の発泡樹脂Mの発泡の程度を十分高め、かつ表層部の部分的な薄肉化も防止して、外観性、軽量性、剛性に優れた樹脂成形品Aを容易かつ確実に得ることができる。[請求項1に相当する構成]
Thus, in this embodiment, in order to ensure good moldability of the primary hollow molded body and to ensure good appearance and rigidity of the final molded product A, the parison P ( 3) is sandwiched between
また、成形型31の一方(第2成形型33)は、型締め時に成形型31の他方(第1成形型32)の外周合せ面と対接する外周型34と、この外周型34に対し、第1成形型32に近接する方向又は第1成形型32から離反する方向に相対移動自在の内部型35とを有するものであり、パリソンPの賦形時(図6、図7参照)及び発泡性樹脂M’の射出時(図8参照)は、前記内部型35を第1成形型32に近接する方向に移動させた状態で成形型31を型締めし、発泡性樹脂M’の発泡・充填時には(図9参照)、成形型31を型締めした状態で前記内部型35を第1成形型32から離反する方向(矢印e)に移動させるようにしたから、成形型31の構造やその駆動機構等を複雑化することなく、簡単な構成にて成形型31を所定量開く(コアバックする)ことが可能となる。しかも、前記外周型34と前記内部型35との境界に位置するパリソンPの部分を厚肉化するようにしたから(厚肉化部X,Y:例えば図6等参照)、パリソンPの適正な部分を厚肉化することができ、もって表層部の部分的な薄肉化をより有効に防止することが可能となる。[請求項2に相当する構成]
In addition, one of the molds 31 (second mold 33) has an outer
ここで、発泡性樹脂M’に、例えばガラスファイバ等の補強繊維を含有しておくことが好ましい。成形型31をコアバックする際に、補強繊維のスプリングバック現象が起き、これにより、発泡樹脂Mの発泡がより一層促進される。[請求項7に相当する構成]
Here, it is preferable that reinforcing resin such as glass fiber is contained in the foamable resin M ′. When the
また、発泡性樹脂M’は、物理発泡剤を含有することが好ましい。物理発泡剤の効果により、成形品Aの内部の発泡セル径を小さな径に揃えることができ、樹脂成形品Aの剛性がより一層向上する。[請求項8に相当する構成] The foamable resin M ′ preferably contains a physical foaming agent. Due to the effect of the physical foaming agent, the foamed cell diameter inside the molded product A can be made smaller, and the rigidity of the resin molded product A is further improved. [Configuration corresponding to claim 8]
また、その場合に、物理発泡剤としては、超臨界状態の流体を用いることが好ましい。超臨界状態の流体の機能により、成形品Aの内部の発泡セル径をより微細な径に揃えることができ、樹脂成形品Aの剛性がなお一層向上する。[請求項9に相当する構成] In that case, it is preferable to use a fluid in a supercritical state as the physical foaming agent. By the function of the fluid in the supercritical state, the diameter of the foam cell inside the molded product A can be made to be a finer diameter, and the rigidity of the resin molded product A is further improved. [Configuration equivalent to claim 9]
ここで、超臨界状態の流体とは、気体と液体とが共存できる限界の温度(臨界温度)及び圧力(臨界圧力)を超えた状態にある流体のことで、前記臨界温度は、例えば二酸化炭素で31℃、窒素でマイナス147℃であり、前記臨界圧力は、例えば二酸化炭素で7.4MPa、窒素で3.4MPaである。超臨界状態にある流体は、密度が液体に近似し、流動性が気体に類似する。その結果、溶融樹脂中を活発に移動して、樹脂分子の奥深くまで均一に拡散・浸透し、微細発泡の種になり得る。 Here, the fluid in a supercritical state is a fluid that exceeds a limit temperature (critical temperature) and pressure (critical pressure) at which gas and liquid can coexist, and the critical temperature is, for example, carbon dioxide The critical pressure is, for example, 7.4 MPa for carbon dioxide and 3.4 MPa for nitrogen. A fluid in a supercritical state has a density close to that of a liquid and has a fluidity similar to that of a gas. As a result, it can move actively in the molten resin, and can be diffused and penetrated deeply into the resin molecules to become a fine foam seed.
パリソンPの原料であるソリッド樹脂N及び成形品内部の原料である発泡性樹脂Mは、それぞれ熱可塑性樹脂が良好に用いられ、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ABS樹脂、ナイロン樹脂等が好適である。 For the solid resin N that is the raw material of the parison P and the foamable resin M that is the raw material inside the molded product, thermoplastic resins are preferably used. For example, polyethylene (PE), polypropylene (PP), ABS resin, nylon resin Etc. are suitable.
なお、前記図4、図6〜図9には、本来ならば、コアバック当接面Sと反対側の第1成形型32の側にも、パリソンPの横厚肉化部X,Xが現れるが、その側の厚肉化部は本発明の特徴ではないので、図示は省略した。
4 and 6 to 9, originally, the laterally thickened portions X and X of the parison P are also provided on the side of the
<第2の実施の形態>
図10は、本発明の第2の実施形態に係るパリソンPの押出成形装置(パリソン成形手段)1の特徴的部分の構成を示す縦断面図である。以下、第1の実施形態と同じ又は類似の部材には同じ符号を用い、詳しい説明は省略し、この第2実施形態の特徴的部分のみ説明する。この第2実施形態に係る押出成形装置1は、中心部のロッド13ないし中子5の側から外周側に向けて、第1、第2、第3の3つの環状連通路7a,7b,7cが設けられている。そして、それに応じて、第1、第2、第3の3つの樹脂貯留室6a,6b,6c及び第1、第2、第3の3つのリングピストン4a,4b,4cが備えられている。
<Second Embodiment>
FIG. 10 is a longitudinal sectional view showing a configuration of a characteristic part of an extruding apparatus (parison forming means) 1 of a parison P according to the second embodiment of the present invention. Hereinafter, the same or similar members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, detailed description thereof is omitted, and only characteristic portions of the second embodiment are described. The
第1環状連通路7a及び第3環状連通路7cには、共に同じ原料供給源から溶融状態のソリッド樹脂が供給され、第2環状連通路7bには、異なる原料供給源から溶融状態の発泡性樹脂が供給される。各リングピストン4a,4b,4cは個別に駆動可能であり、第1樹脂貯留室6a及び第3樹脂貯留室6cからは、ソリッド樹脂が常にダイスリット12側へ送り出されるが、第2樹脂貯留室6bからは、横厚肉化部Xを形成するときだけ発泡性樹脂がダイスリット12側へ送り出される。なお、リングピストン4a,4b,4cに代えて、樹脂貯留室6a〜6cからダイスリット12に至る樹脂通路を開閉する開閉弁を用いることもできる。
Both the first annular communication passage 7a and the third annular communication passage 7c are supplied with a solid resin in a molten state from the same raw material supply source, and the second
その結果、図11に示すように、パリソン成形工程において、前記中空成形体が延伸される部分を、該部分のパリソンP層内に溶融状態の発泡性樹脂を介在させ、発泡させることによって、予め他の部分よりも厚肉化しておくことができる。[請求項4に相当する構成] As a result, as shown in FIG. 11, in the parison molding step, a portion where the hollow molded body is stretched is foamed by interposing a foamed resin in a molten state in the parison P layer of the portion. It can be made thicker than other parts. [Configuration corresponding to claim 4]
つまり、円筒状のパリソンPの内周面には周方向に延びる横厚肉化部Xが形成される。横厚肉化部Xは、第1環状連通路7aから供給されたソリッド樹脂の層と、第3環状連通路7cから供給されたソリッド樹脂の層との間に、第2環状連通路7bから供給された発泡性樹脂が部分的に介在されることにより、厚肉化された構成である。
That is, a laterally thickened portion X extending in the circumferential direction is formed on the inner peripheral surface of the cylindrical parison P. The laterally thickened portion X is formed from the second
したがって、図12に示すように、成形したパリソンPを成形型31で挟んだときには、つまり、第1成形型32と第2成形型33とを型締めしたときには、パリソンPの厚肉化部Xは、成形型31における第2成形型33の外周型34と内部型35との境界に位置する。そして、図13に示すように、内部型35を矢印e方向にコアバックさせたときには、中空成形体における第2成形型33の外周型34と内部型35との境界に位置するパリソンPの部分が延伸される(延伸した厚肉化部X’)。しかし、この延伸される部分は、予め他の部分よりも厚肉化されている(厚肉化部X)ので、図13に示したように、厚肉化部Xが引き延ばされて(図には延伸した厚肉化部X’を図示)、ソリッド樹脂Nからなる中空成形体で構成される表層部が均一な厚みになる。
Therefore, as shown in FIG. 12, when the molded parison P is sandwiched between the
しかも、その場合、前記中空成形体が延伸される部分を、該部分のパリソンP層内に溶融状態の発泡性樹脂を介在させ、発泡させることによって厚肉化しておくようにしたから、該部分がコアバック時に延び易くなり、該部分と隣接する他の部分(非厚肉化部分)との境目(厚みが大きく変化する部分:応力が集中し易い)が切断することなく該部分が良好に延伸されて、コアバックする成形型(内部型35)への中空成形体の追従性が低下しない。また、延伸後は、図13に示したように、該部分は、パリソンP層内に発泡樹脂が充填された閉断面構造となるので、高い剛性が確保される。 Moreover, in that case, the portion where the hollow molded body is stretched is made thicker by interposing a foamed resin in a molten state in the parison P layer of the portion and foaming, so that the portion Is easy to extend when the core is back, and the boundary between the part and the other part (non-thickened part) adjacent to the part (the part where the thickness changes greatly: stress tends to concentrate) is improved without cutting the part. The followability of the hollow molded body to the mold (internal mold 35) that is stretched and core-back does not deteriorate. Moreover, after extending | stretching, as shown in FIG. 13, since this part becomes a closed cross-section structure with which the parison P layer was filled with foamed resin, high rigidity is ensured.
ここで、厚肉化するための発泡性樹脂中の基材樹脂と、パリソンPの他の部分を成形するソリッド樹脂中の基材樹脂とを同じ種類とすると、本実施形態に係る成形方法又は成形装置の構成が簡略化する。また、両樹脂同士のなじみ性も低下せず、両樹脂間の層間剥離等の問題が抑制される。[請求項6に相当する構成] Here, if the base resin in the foamable resin for thickening and the base resin in the solid resin for molding other parts of the parison P are of the same type, the molding method according to this embodiment or The configuration of the molding apparatus is simplified. Further, the conformability between the two resins does not decrease, and problems such as delamination between the two resins are suppressed. [Configuration equivalent to claim 6]
なお、以上は、図10に示した押出成形装置1により、横厚肉化部Xを形成する場合を説明したが、これに準じて、同様の構成の縦厚肉化部を同時にパリソンPに形成することができる。
In addition, although the above demonstrated the case where the horizontal thickening part X was formed with the
また、厚肉化部を円筒状のパリソンPの内周面に突出するように形成し、パリソンPの外周面が成形型に密着するようにするには、パリソンPの外側のソリッド樹脂の層(図10の第3環状連通路7cから供給されるソリッド樹脂の層)を厚くし、パリソンPの内側のソリッド樹脂の層(同、第1環状連通路7aから供給されるソリッド樹脂の層)を薄くすることによって、達成される(図11の円内拡大図参照)。 Further, in order to form the thickened portion so as to protrude from the inner peripheral surface of the cylindrical parison P, and to make the outer peripheral surface of the parison P closely contact the molding die, a solid resin layer outside the parison P (The solid resin layer supplied from the third annular communication passage 7c in FIG. 10) is thickened, and the solid resin layer inside the parison P (the same, the solid resin layer supplied from the first annular communication passage 7a). This is achieved by thinning (see the enlarged view in a circle in FIG. 11).
また、以上に代えて、図10の第2環状連通路7bからも溶融状態のソリッド樹脂を供給してもよい。その結果、パリソン成形工程において、前記中空成形体が延伸される部分を、予め他の部分よりもソリッド樹脂によって厚肉化しておくことができる。[請求項3に相当する構成]
Further, instead of the above, molten solid resin may be supplied also from the second
その場合は、中空成形体が延伸される部分の延伸後の剛性低下を、発泡性樹脂を用いたときと比べて、より一層有効に防止できることになる。 In that case, a reduction in rigidity after stretching of the portion where the hollow molded body is stretched can be prevented more effectively than when foamable resin is used.
ここで、厚肉化するためのソリッド樹脂中の基材樹脂と、パリソンPの他の部分を成形するソリッド樹脂中の基材樹脂とを同じ種類とすると、本実施形態に係る成形方法又は成形装置の構成が簡略化する。また、両樹脂同士のなじみ性も低下せず、両樹脂間の層間剥離等の問題が抑制される。[請求項5に相当する構成] Here, if the base resin in the solid resin for thickening and the base resin in the solid resin for molding other parts of the parison P are of the same type, the molding method or molding according to the present embodiment The configuration of the apparatus is simplified. Further, the conformability between the two resins does not decrease, and problems such as delamination between the two resins are suppressed. [Configuration corresponding to claim 5]
なお、前記実施形態は、本発明の最良の実施形態ではあるが、特許請求の範囲を逸脱しない限り、種々の修正や変更を施してよいことはいうまでもない。 The above embodiment is the best embodiment of the present invention, but it goes without saying that various modifications and changes may be made without departing from the scope of the claims.
例えば、中空成形体の内部に発泡性樹脂M’を射出するための穴を中空成形体に形成する別の方法を図14及び図15に示す(前述と同じ又は類似の部材には同じ符号を用いる)。図14は、第1成形型32の凹穴44の周囲に突起部32aを立ち上がらせて、中空成形体の一部を蛇行させて薄肉にし(図14(a)の状態)、さらに、ブロック体43を矢印fで示すように引くことにより(図14(b)の状態)、中空成形体の一部をより確実に破裂させて、生成した穴や射出口40a等を介して中空成形体の内部に発泡性樹脂M’を射出するようにしたものである。図15は、同じ考え方であるが、図14の場合は、中空成形体の一部を、図14(a)の状態と図14(b)の状態とで同じ方向に引き延ばして破裂させるのに対し、図15の場合は、ブロック体43の先端部を突起部32aから突出させて、中空成形体の一部を、図15(a)の状態と図15(b)の状態とで逆方向に引き延ばして破裂させる点が異なっている。
For example, another method for forming a hole in the hollow molded body for injecting the foamable resin M ′ in the hollow molded body is shown in FIGS. 14 and 15 (the same reference numerals are used for the same or similar members as described above). Use). FIG. 14 shows that the
また、発泡性樹脂M’の発泡・充填時に中空成形体内のエア抜きを行うための穴を中空成形体に形成する方法を図16、図17及び図18に示す(前述と同じ又は類似の部材には同じ符号を用いる。図16は、第1成形型32に、エア排出路51と、突出ピン53…53を有する移動体52とを内蔵させて、パリソンPの内部にブローピン41で気体を吹き込む(矢印a)ときに前記突出ピン53…53をキャビティ内に突出させて中空成形体に穴をあけ(図16(a)の状態)、発泡性樹脂M’の射出時〜充填時には、移動体52を矢印gで示すように後退させて突出ピン53…53をキャビティから退避させて(図16(b)の状態)、中空成形体に生成した穴やピン53…53の貫通孔54…54ないしエア排出路51を介して中空成形体内のエア抜きを行うようにしたものである。一方、図17及び図18は、いずれも、エア排出路形成用孔61又はエア排出路形成用凹部71を成形型(図例では第1成形型32)の外周合せ面部に設けるようにしたものである。図17の場合は、エア排出路形成用孔61に中子柱状体62に挿入し(図17(a)の状態)、この状態で、型締め〜エアブローを行い(図17(b)の状態)、発泡性樹脂M’の射出時に中子柱状体62を抜いて(図17(c)の状態)、その抜け穴からエア抜きを行うようにしている。これに対し、図18の場合は、エア排出路形成用凹部71の上面部にピン体72…72を差し込んでおき(図18(a)の状態)、この状態で、型締め〜エアブローを行い(図18(b)の状態)、発泡性樹脂M’の射出時にピン体72…72を抜いて(図18(c)の状態)、その抜け穴及びピン貫通孔73…73からエア抜きを行うようにしている。
FIGS. 16, 17 and 18 show a method of forming holes in the hollow molded body for venting air in the hollow molded body when foaming resin M ′ is foamed and filled (the same or similar members as described above). 16, the
以上、具体例を挙げて詳しく説明したように、本発明は、非発泡樹脂からなる表層部で覆われた内部の発泡樹脂の発泡の程度を十分高め、また一次中空成形体で構成される前記表層部の部分的な剛性低下を回避し、かつ前記表層部への気泡の出現を回避して、外観性、軽量性、剛性に優れた樹脂成形品を提供することが可能な技術であるから、樹脂成形の技術分野において広範な産業上の利用可能性が期待される。 As described above in detail with reference to specific examples, the present invention sufficiently enhances the degree of foaming of the internal foamed resin covered with the surface layer portion made of the non-foamed resin, and is constituted by the primary hollow molded body. Because it is a technique that can provide a resin molded product that is excellent in appearance, light weight, and rigidity by avoiding partial reduction in rigidity of the surface layer and avoiding the appearance of bubbles in the surface layer. In the technical field of resin molding, a wide range of industrial applicability is expected.
1 押出成形装置(パリソン成形手段)
8 ソリッド樹脂押出機
12 ダイスリット
14 コア駆動用油圧シリンダ(厚肉化手段)
21 凹溝(厚肉化手段)
30 射出成形装置
31 成形型
32 第1成形型(成形型の他方)
33 第2成形型(成形型の一方)
34 外周型
35 内部型
40 発泡性樹脂射出機(射出手段)
41 ブローピン(賦形手段)
P パリソン
X,Y 厚肉化部
1 Extrusion molding equipment (Parison molding means)
8
21 Groove (thickening means)
30
33 Second mold (one of the molds)
34
41 Blow pins (shaping means)
P Parison X, Y Thickening part
Claims (17)
前記ソリッド樹脂でパリソンを成形するパリソン成形工程と、
成形したパリソンを成形型で挟み内部に気体を吹き込んで所定形状に賦形する賦形工程と、
得られた中空成形体を前記成形型内に残した状態で、溶融状態の発泡性樹脂を前記中空成形体内に射出する射出工程と、
射出後、前記成形型を所定量開きつつ前記発泡性樹脂を発泡させて該樹脂を前記中空成形体内に充填する充填工程とを含み、
前記充填工程において前記成形型を所定量開くことにより前記中空成形体が延伸される部分を、前記パリソン成形工程において、予め他の部分よりも厚肉化しておくことを特徴とする樹脂成形品の成形方法。 A molding method of a resin molded product in which the inside is made of foamed resin and the surface layer part is made of solid resin,
A parison molding process for molding a parison with the solid resin;
A shaping process in which the molded parison is sandwiched between molds and a gas is blown into the interior to form a predetermined shape;
An injection step of injecting a molten foamable resin into the hollow molded body, with the obtained hollow molded body left in the mold,
And after filling, filling the hollow molded body with the foamable resin by foaming the foamable resin while opening the molding die by a predetermined amount,
A portion of the hollow molded body that is stretched by opening a predetermined amount of the mold in the filling step is made thicker than other portions in the parison molding step in advance. Molding method.
前記成形型の一方は、型締め時に前記成形型の他方の外周合せ面と対接する外周型と、この外周型に対し、前記成形型の他方に近接する方向又は前記成形型の他方から離反する方向に相対移動自在の内部型とを有するものであり、
前記賦形工程及び前記射出工程では、前記内部型を前記成形型の他方に近接する方向に移動させた状態で、前記成形型を型締めし、
前記充填工程では、前記成形型を型締めした状態で、前記内部型を前記成形型の他方から離反する方向に移動させると共に、
前記パリソン成形工程では、前記充填工程で前記外周型と前記内部型との境界に位置するパリソンの部分を厚肉化することを特徴とする樹脂成形品の成形方法。 A method for molding a resin molded product according to claim 1,
One of the molding dies is in contact with the other outer peripheral mating surface of the molding die at the time of clamping, and is separated from the outer die in a direction adjacent to the other of the molding dies or the other of the molding dies. It has an internal mold that is relatively movable in the direction,
In the shaping step and the injection step, the mold is clamped in a state where the internal mold is moved in a direction close to the other of the molds,
In the filling step, in a state in which the mold is clamped, the internal mold is moved in a direction away from the other of the molds,
In the parison molding step, the parison portion located at the boundary between the outer peripheral mold and the inner mold is thickened in the filling step, and the resin molded product molding method is characterized in that:
前記パリソン成形工程において、前記中空成形体が延伸される部分を、予め他の部分よりもソリッド樹脂によって厚肉化しておくことを特徴とする樹脂成形品の成形方法。 A method for molding a resin molded product according to claim 1 or 2,
In the parison molding step, a portion where the hollow molded body is stretched is previously thickened with a solid resin more than other portions, and a method for molding a resin molded product is provided.
前記パリソン成形工程において、前記中空成形体が延伸される部分を、該部分のパリソン層内に溶融状態の発泡性樹脂を介在させ、発泡させることによって、予め他の部分よりも厚肉化しておくことを特徴とする樹脂成形品の成形方法。 A method for molding a resin molded product according to claim 1 or 2,
In the parison molding step, the portion where the hollow molded body is stretched is made thicker than other portions in advance by interposing a foamed resin in a molten state in the parison layer of the portion and foaming. A method for molding a resin molded product.
厚肉化するためのソリッド樹脂中の基材樹脂として、パリソンの他の部分を成形するソリッド樹脂中の基材樹脂と同種の樹脂を用いることを特徴とする樹脂成形品の成形方法。 A method for molding a resin molded product according to claim 3,
A method for molding a resin molded product, comprising using, as a base resin in a solid resin for thickening, a resin of the same type as the base resin in a solid resin for molding other parts of a parison.
厚肉化するための発泡性樹脂中の基材樹脂として、パリソンの他の部分を成形するソリッド樹脂中の基材樹脂と同種の樹脂を用いることを特徴とする樹脂成形品の成形方法。 A method for molding a resin molded product according to claim 4,
A method for molding a resin molded product, comprising using, as a base resin in a foamable resin for thickening, the same type of resin as a base resin in a solid resin for molding other parts of a parison.
前記射出工程では、補強繊維を含有する発泡性樹脂を射出することを特徴とする樹脂成形品の成形方法。 A method for molding a resin molded product according to any one of claims 1 to 6,
In the injection step, a foamable resin containing reinforcing fibers is injected, and a method for molding a resin molded product is provided.
前記射出工程では、物理発泡剤を含有する発泡性樹脂を射出することを特徴とする樹脂成形品の成形方法。 A method for molding a resin molded product according to any one of claims 1 to 7,
In the injection step, a foamable resin containing a physical foaming agent is injected.
前記射出工程では、前記物理発泡剤として超臨界状態の流体を含有する発泡性樹脂を射出することを特徴とする樹脂成形品の成形方法。 A method for molding a resin molded product according to claim 8,
In the injection step, a foamable resin containing a fluid in a supercritical state is injected as the physical foaming agent.
前記ソリッド樹脂でパリソンを成形するパリソン成形手段と、
このパリソン成形手段で成形されたパリソンを間に挟む成形型と、
この成形型で挟まれたパリソンの内部に気体を吹き込んで所定形状に賦形する賦形手段と、
この賦形手段により得られた前記成形型内の中空成形体内に溶融状態の発泡性樹脂を射出する射出手段と、
この射出手段による発泡性樹脂の射出の後、前記成形型を所定量開きつつ前記発泡性樹脂を発泡させて該樹脂を前記中空成形体内に充填する充填手段と、
この充填手段により前記成形型が所定量開くことにより前記中空成形体が延伸される部分を、前記パリソン成形手段によるパリソン成形時に、予め他の部分よりも厚肉化しておく厚肉化手段とを備えていることを特徴とする樹脂成形品の成形装置。 A molding device for a resin molded product, the inside of which is made of foamed resin and the surface layer portion is made of solid resin,
A parison molding means for molding a parison with the solid resin;
A mold that sandwiches the parison molded by this parison molding means,
Shaping means for blowing gas into the inside of the parison sandwiched between the molding dies and shaping it into a predetermined shape;
Injection means for injecting a foamed resin in a molten state into a hollow molded body in the mold obtained by the shaping means;
After the injection of the foamable resin by the injection means, a filling means for filling the hollow molded body with the foamable resin by foaming the foamable resin while opening the molding die by a predetermined amount;
Thickening means for thickening the part where the hollow molded body is stretched by opening the molding die by a predetermined amount by this filling means, in advance, when parison molding by the parison molding means, than other parts. An apparatus for molding a resin molded product, comprising:
前記成形型の一方は、型締め時に前記成形型の他方の外周合せ面と対接する外周型と、この外周型に対し、前記成形型の他方に近接する方向又は前記成形型の他方から離反する方向に相対移動自在の内部型とを有するものであり、
前記成形型は、前記賦形手段による賦形時及び前記射出手段による射出時には、前記内部型が前記成形型の他方に近接する方向に移動した状態で、型締め状態となり、
前記成形型は、前記充填手段による充填時には、前記型締め状態で、前記内部型が前記成形型の他方から離反する方向に移動すると共に、
前記厚肉化手段は、前記充填手段による充填時に前記外周型と前記内部型との境界に位置するパリソンの部分を厚肉化することを特徴とする樹脂成形品の成形装置。 A molding apparatus for a resin molded product according to claim 10,
One of the molding dies is in contact with the other outer peripheral mating surface of the molding die at the time of clamping, and is separated from the outer die in a direction adjacent to the other of the molding dies or the other of the molding dies. It has an internal mold that is relatively movable in the direction,
The molding die is in a mold-clamping state in a state where the internal die moves in a direction close to the other of the molding die at the time of shaping by the shaping means and at the time of injection by the injection means,
When the mold is filled by the filling means, the inner mold moves away from the other of the molds in the clamped state,
The apparatus for molding a resin molded product, wherein the thickening means thickens a portion of a parison located at a boundary between the outer peripheral mold and the internal mold when filling by the filling means.
前記厚肉化手段は、前記中空成形体が延伸される部分を、予め他の部分よりもソリッド樹脂によって厚肉化しておくことを特徴とする樹脂成形品の成形装置。 A molding apparatus for a resin molded product according to claim 10 or 11,
The apparatus for molding a resin molded product, wherein the thickening means thickens a portion where the hollow molded body is stretched in advance with a solid resin rather than other portions.
前記厚肉化手段は、前記中空成形体が延伸される部分を、該部分のパリソン層内に溶融状態の発泡性樹脂を介在させ、発泡させることによって、予め他の部分よりも厚肉化しておくことを特徴とする樹脂成形品の成形装置。 A molding apparatus for a resin molded product according to claim 10 or 11,
The thickening means is made thicker than the other parts in advance by foaming the part where the hollow molded body is stretched by interposing a foamed resin in a molten state in the parison layer of the part. An apparatus for molding a resin molded product characterized by comprising:
前記厚肉化手段は、厚肉化するためのソリッド樹脂中の基材樹脂として、パリソンの他の部分を成形するソリッド樹脂中の基材樹脂と同種の樹脂を用いることを特徴とする樹脂成形品の成形装置。 A molding apparatus for a resin molded product according to claim 12,
The thickening means uses a resin of the same type as the base resin in the solid resin for molding the other part of the parison as the base resin in the solid resin for increasing the thickness. Product molding equipment.
前記厚肉化手段は、厚肉化するための発泡性樹脂中の基材樹脂として、パリソンの他の部分を成形するソリッド樹脂中の基材樹脂と同種の樹脂を用いることを特徴とする樹脂成形品の成形装置。 A molding apparatus for a resin molded product according to claim 13,
The thickening means uses a resin of the same type as the base resin in the solid resin for molding other parts of the parison as the base resin in the foamable resin for thickening Molding device.
前記射出手段は、物理発泡剤を含有する発泡性樹脂を射出することを特徴とする樹脂成形品の成形装置。 A molding apparatus for a resin molded product according to any one of claims 11 to 15,
The said injection | pouring means inject | pours the foamable resin containing a physical foaming agent, The molding apparatus of the resin molded product characterized by the above-mentioned.
前記射出手段は、前記物理発泡剤として超臨界状態の流体を含有する発泡性樹脂を射出することを特徴とする樹脂成形品の成形装置。 A molding apparatus for a resin molded product according to claim 16,
The said injection | pouring means inject | pours the foamable resin containing the fluid of a supercritical state as the said physical foaming agent, The molding apparatus of the resin molded product characterized by the above-mentioned.
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