JP2008078979A - 動画像階層符号量割当装置、階層符号化装置、階層符号量割当プログラム及び階層符号化プログラム - Google Patents

動画像階層符号量割当装置、階層符号化装置、階層符号量割当プログラム及び階層符号化プログラム Download PDF

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智 坂爪
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Abstract

【課題】階層符号化装置の各階層の符号化器に、各階層の符号化効率や画質を考慮して量子化パラメータを設定する必要があるが、符号化を行う度に目的にあう量子化パラメータを設定することは、量子化についての専門的な知識が必要で、また煩雑なことでもある。
【解決手段】下位階層量子化パラメータ算出器109は、入力される上位階層量子化パラメータEnhQPに基づいて、所定の演算式により下位階層量子化パラメータ保留値BaseQP’を算出する。BaseQP’は上位階層量子化パラメータEnhQPの関数で表される。下位階層量子化パラメータ算出器109は、BaseQP’と下位階層許容量子化パラメータCapQPとの比較結果に応じて、下位階層量子化パラメータをBaseQP’又はCapQPに決定する。これにより、上位階層と下位階層の各符号化画像の各画質のバランスのとれた符号化が専門的な知識を有しなくとも簡単にできる。
【選択図】図1

Description

本発明は動画像階層符号量割当装置、階層符号化装置、階層符号量割当プログラム及び階層符号化プログラムに係り、特に各階層の量子化パラメータを自動的に決定し符号化を行うための動画像階層符号量割当装置、階層符号化装置、階層符号量割当プログラム及び階層符号化プログラムに関する。
動画像の符号化には、単純な1階層のみの符号化に対し、多重の符号化構成を有する階層符号化がある。階層符号化は、下位階層の符号化系列のみで復号が可能であり、上位階層の符号化系列を復号し、下位階層の符号化結果と合成することで、より高画質な再生画像を得ることができるものである。例えば、空間方向の階層化を行う場合、入力画像を縮小した低解像度画像を作成し、その低解像度画像を下位階層で符号化する一方、入力画像を上位階層で符号化し、それら下位階層と上位階層の出力符号化系列を多重化して出力符号化系列を作成するというのが基本的な構成である(例えば、特許文献1参照)。
図6は一般的な動画像空間方向階層符号化装置の一例のブロック図を示す。図6に示すように、この動画像空間方向階層符号化装置は、符号化画像入力端子401、画像縮小器402、下位階層符号化器403、画像拡大器404、上位階層符号化器405、多重化器406、ビットストリーム出力端子407、上位階層量子化パラメータ入力端子408、下位階層量子化パラメータ入力端子409からなる。
符号化画像入力端子401は、符号化する動画像を入力する端子である。画像縮小器402は符号化画像入力端子401より入力された符号化する入力画像に対し画像の縮小を行い、縮小画像を生成する機能と、生成した縮小画像を下位階層符号化器403に供給する機能とを有する。
下位階層符号化器403は、下位階層符号化画像と、下位階層量子化パラメータを入力として受け、下位階層ビットストリームと、局所復号画像を生成する機能と、生成した下位階層ビットストリームは多重化器406へ供給し、局所復号画像は画像拡大器404へ供給する機能とを有する。下位階層符号化器403の詳細は後述する。画像拡大器404は、入力した局所復号画像に対し拡大処理を行い、拡大画像を生成する機能と、生成した拡大画像を上位階層符号化器405へ供給する機能とを有する。
上位階層符号化器405は、入力端子401から符号化する入力画像を、画像拡大器404から拡大した局所復号画像を、上位階層量子化パラメータ入力端子408から上位階層量子化パラメータをそれぞれ入力として受け、画像の符号化を行い、上位階層ビットストリームを出力する機能を有する。上位階層符号化器405の詳細は後述する。多重化器406は、下位階層ビットストリームと、上位階層ビットストリームとを入力として受け、予め定められた方法でビットストリームを出力形式として多重化し、出力する機能を有する。
ビットストリーム出力端子407は、多重化器406より出力されたビットストリームを外部へ出力する端子である。上位階層量子化パラメータ入力端子408は、上位階層符号化器405の符号化における量子化パラメータを入力する端子である。下位階層量子化パラメータ入力端子409は、下位階層符号化器403の符号化における量子化パラメータを入力する端子である。
次に、図6の動画像空間方向階層符号化装置の動作手順を図7のフローチャートを用いて説明する。まず、下位階層符号化器403で符号化すべき下位階層符号化画像を作成する(ステップS301)。このステップS301では、入力端子401より入力された符号化画像に対して画像縮小器402により所定の画像縮小処理を施し、符号化画像の縮小画像を下位階層符号化画像として作成する。
次に、下位階層の符号化を行う(ステップS302)。このステップS302では、下位階層符号化器403が、下位階層量子化パラメータ入力端子409からの下位階層量子化パラメータと画像縮小器402よりの下位階層符号化画像とを入力として受け、所定の符号化を行い、得られた下位階層ビットストリームと局所復号画像のうち、下位階層ビットストリームは多重化器406へ送り、局所復号画像は画像拡大器404へ送る。下位階層符号化器403の詳細については後述する。
続いて、上位階層符号化器405で階層間予測画像として用いる画像を作成する(ステップS303)。このステップS303では、画像拡大器404が、下位階層符号化器403より出力された局所復号画像を入力として受け、所定の画像拡大処理を施し、階層間予測画像を作成する。そして作成した階層間予測画像を上位階層符号化器405へ送る。
続いて、上位階層符号化器405により上位階層の符号化を行う(ステップS304)。上位階層符号化器405は、入力された上位階層符号化画像に対し、所定の符号化を行う。そして、上位階層ビットストリームを多重化器406へ送る。上位階層符号化器405の詳細については後述する。
そして、多重化器406において、上位階層符号化ビットストリームと下位階層ビットストリームを多重化し、一つのビットストリームを作成する(ステップS305)。多重化器406は、下位階層符号化器403より下位階層ビットストリームを、上位階層符号化器405より上位階層ビットストリームをそれぞれ取得し、所定の多重化を行う。そして作成したビットストリームをビットストリーム出力端子407より外部へ出力し、処理を終了する。
次に、下位階層符号化器403の詳細について説明する。図8は下位階層符号化器403の構成図の一例である。動画像符号化器は一般にフレーム間予測による時間方向の冗長性を取り除くことを行うが、ここでは簡単のためフレーム間予測を行わない符号化器を挙げ説明を行う。下位階層符号化器403は、図8に示すように、下位階層符号化画像入力端子4031、直交変換器4032、量子化器4033、局所復号器4034、エントロピー符号化器4035、局所復号画像出力端子4036、ビットストリーム出力端子4037、量子化パラメータ入力端子4038からなる。
下位階層符号化画像入力端子4031は、図6の画像縮小器402に接続している。直交変換器4032は、入力画像に対し直交変換を行い、直交変換係数を生成する機能を有する。量子化器4033は、入力した直交変換係数に量子化を行い、量子化した直交変換係数を生成する機能を有する。量子化幅は量子化パラメータ入力端子4038から入力された下位階層量子化パラメータにより決定される。量子化パラメータは量子化幅を制御するためのパラメータである。例えばH.264では、量子化パラメータは0から51の範囲を取る。量子化パラメータが小さいほど発生する符号量が大きくなり、符号化画像を高画質で符号化することができる。
局所復号器4034は、入力した量子化した直交変換係数に対し、所定の逆量子化・逆直交変換を施し、局所復号画像を作成する機能を有する。エントロピー符号化器4035は、入力した量子化した直交変換係数に対し、所定のエントロピー符号化を行い、ビットストリームを生成する機能を有する。局所復号画像出力端子4036は、局所復号画像を出力する端子である。ビットストリーム出力端子4037は、作成したビットストリームを出力する端子である。量子化パラメータ入力端子4038は、量子化幅を決定するための量子化パラメータを入力する端子である。
次に、図8の下位階層符号化器の動作を図9のフローチャートと共に説明する。まず、入力画像に対し直交変換を行い、直交変換係数を生成する(ステップS401)。このステップS401では、図8の下位階層符号化画像入力端子4031より入力された入力画像が直交変換器4032で直交変換され、直交変換係数が生成される。
次に、量子化を行い、量子化した直交変換係数を生成する(ステップS402)。ステップS402では、図8の量子化器4033が直交変換係数と量子化パラメータが入力され、量子化パラメータから所定の方法により量子化幅を求め、直交変換係数を量子化し、量子化された直交変換係数を生成する。
続いて、局所復号画像を生成する(ステップS403)。ステップS403では、局所復号器4034が量子化された直交変換係数を入力として受け、その量子化された直交変換係数に対して所定の逆量子化・逆直交変換を施し、局所復号画像を生成する。生成した局所復号画像は局所復号画像出力端子4036から、図6の画像拡大器404に送られる。
続いて、エントロピー符号化を行う(ステップS404)。ステップS404では、エントロピー符号化器4035が入力された量子化された直交変換係数に対し所定のエントロピー符号化を行い、ビットストリームを生成する。生成したビットストリームはビットストリーム出力端子4038より図6の多重化器406へ送られ、下位階層符号化処理を終了する。
次に、上位階層符号化器405の詳細について説明する。図10は上位階層符号化器405の構成図の一例のブロック図を示す。上位階層符号化器405は、図10に示すように、上位階層符号化画像入力端子4051、差分器4052、階層間予測画像入力端子4053、直交変換器4054、量子化器4055、量子化パラメータ入力端子4056、エントロピー符号化器4057、ビットストリーム出力端子4058からなる。
上位階層符号化画像入力端子4051は、図6の符号化画像入力端子401に接続している。差分器4052は、符号化画像入力端子401より入力された符号化画像と、階層間予測画像入力端子4053より入力された階層間予測画像との差分を取り、差分画像を作成する機能と、作成した差分画像を直交変換器4054へ送る機能を有する。階層間予測画像入力端子4053は、図6の画像拡大器404と接続しており、階層間予測画像を入力する端子である。
直交変換器4054は、図8の直交変換器4032と同様の機能を有する。量子化器4055は、図8の量子化器4033と同様の機能を有する。量子化パラメータ入力端子4056は、量子化幅を決定するための量子化パラメータを入力する端子である。エントロピー符号化器4057は、図8のエントロピー符号化器4035と同様の機能を有する。ビットストリーム出力端子4058は、図6の多重化器406と接続しており、上位階層ビットストリームを出力する端子である。
次に、図10の上位階層符号化器の動作を、図11のフローチャートと共に説明する。まず、ステップS401は、符号化画像と階層間予測画像との差分画像を作成するステップである。このステップS401では、図10の差分器4052に、符号化画像と階層間予測画像が入力され差分画像を作成する。そして作成した差分画像を直交変換器4054へ送る。
続くステップS402は、差分画像に対し直交変換を行い、直交変換係数を生成するステップである。このステップS402では図10の差分器4052より入力された差分画像が直交変換器4054で直交変換され、直交変換係数が生成される。
続いて、直交変換係数に対して量子化が行われ、量子化した直交変換係数を生成する(ステップS403)。ステップS403では、図10の量子化器4055が直交変換係数と量子化パラメータが入力され、量子化パラメータから所定の方法により量子化幅を求め、直交変換係数を量子化し、量子化された直交変換係数を生成する。
そして、最後にエントロピー符号化が行われる(ステップS404)。このステップS404では、エントロピー符号化器4057が入力された量子化された直交変換係数に対し所定のエントロピー符号化を行い、ビットストリームを生成する。生成したビットストリームはビットストリーム出力端子4058より図6の多重化器406へ送られ、上位階層符号化処理を終了する。
特許第2666662号公報
ここで、上記の従来の階層符号化装置における量子化について考える。量子化は、本来連続値である直交変換係数を離散値に変換するステップである。量子化により直交変換係数の丸めが行われ、発生する符号量を少なくすることができる。特に、高周波数成分に関しては、量子化による符号化画像の視覚的劣化は目立ちにくいため、画像符号化では量子化による符号量の削減は広く使われている。一般には、量子化パラメータによる発生符号量・符号化画像の画質の制御を行う。例えば、MPEG−4 AVC/H.264では、量子化パラメータは「0」から「51」の範囲の値を取り、量子化パラメータの値が小さいほど発生符号量が多く高画質な符号化画像を得ることができる。
さて、図6のような階層符号化装置を構成する場合、各階層の符号化器403、405にそれぞれ量子化パラメータを設定する必要がある。例えば上位階層の符号化効率を高めたいのであれば、下位階層に割当てる符号量を減らした方がよい。すなわち、上位階層の量子化パラメータを小さく、下位階層の量子化パラメータを大きくとればよい。また、上位階層の符号化画像と下位階層の符号化画像の画質差を同程度にしたいのであれば、そうなるような各階層の量子化パラメータを各階層の符号化器403、405に与え、符号化を行えばよい。しかし、符号化を行う度に目的にあう量子化パラメータを各階層について入力するという操作には、量子化についての専門的な知識が必要となるし、また煩雑なことでもある。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、各階層の画質差が同程度になるような量子化パラメータの設定が、専門的な知識を有しなくとも簡単に可能となる動画像階層符号量割当装置、階層符号化装置、階層符号量割当プログラム及び階層符号化プログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、第1の発明は入力される符号化対象の動画像を縮小して得た縮小画像を下位階層量子化パラメータにより量子化した後、符号化して下位階層符号化画像を生成すると共に、下位階層量子化パラメータで量子化された縮小画像を復号して得た局所画像を拡大し、その拡大局所画像を参照して符号化対象の動画像との差分である差分画像を生成し、その差分画像を上位階層量子化パラメータにより量子化した後、符号化して上位階層符号化画像を生成するに際し、下位階層量子化パラメータと上位階層量子化パラメータの各値を設定することで、上位階層符号化画像と下位階層符号化画像との符号量を割り当てる動画像符号量割当装置であって、
上位階層量子化パラメータ及び下位階層量子化パラメータのうち、予め定めた一方の階層の量子化パラメータに基づき他方の階層の量子化パラメータを算出するために、下位階層量子化パラメータと上位階層量子化パラメータとの差の値に応じて、他方の階層の量子化パラメータを特定階層量子化パラメータとして決定するための基準量子化パラメータと、特定階層量子化パラメータが一方の階層の量子化パラメータに比べてどの程度変化するかを決定する特定階層量子化パラメータ変化率とを設定するパラメータ設定手段と、一方の階層の量子化パラメータを入力として受け、該一方の階層の量子化パラメータと基準量子化パラメータとの差に特定階層量子化パラメータ変化率を乗じて得られた値と、基準量子化パラメータとを加算した値を特定階層の量子化パラメータとして算出する特定階層の量子化パラメータ算出手段とを有することを特徴とする。
階層符号化では、下位階層量子化パラメータを下位階層符号化の際に設定すると共に、上位階層量子化パラメータを上位階層符号化の際に設定することで、上位階層符号化画像と下位階層符号化画像との符号量を割り当てる。本発明では、下位階層量子化パラメータと上位階層量子化パラメータのうち、一方の階層の量子化パラメータを基準として、その一方の階層の量子化パラメータと基準量子化パラメータとの差に特定階層量子化パラメータ変化率を乗じて得られた値と、基準量子化パラメータとを加算した値を他方の階層の量子化パラメータとして算出するようにしたため、上位階層の符号化画像と下位階層の符号化画像の符号量を専門的な知識を有しなくとも簡単に割り当てることができる。
また、第2の発明は、第1の発明におけるパラメータ設定手段を、更に特定階層の量子化パラメータの制限値を示す階層許容量子化パラメータを設定する手段とし、特定階層の量子化パラメータ算出手段を、一方の階層の量子化パラメータを入力として受け、一方の階層の量子化パラメータと基準量子化パラメータとの差に特定階層量子化パラメータ変化率を乗じて得られた値と、基準量子化パラメータとを加算した値を保留値とし、その保留値が階層許容量子化パラメータの値以下のときは、保留値を特定階層の量子化パラメータとして決定し、保留値が階層許容量子化パラメータの値より大であるときは階層許容量子化パラメータを特定階層の量子化パラメータとして決定することを特徴とする。
この発明では、一方の階層の量子化パラメータと基準量子化パラメータとの差に特定階層量子化パラメータ変化率を乗じて得られた値と、基準量子化パラメータとを加算した値を保留値とし、この保留値を階層許容量子化パラメータの値と大小比較して得られた比較結果に基づいて、特定階層の量子化パラメータを決定するようにしたため、各階層間の符号量割当を階層許容量子化パラメータによって制御できる。
また、上記の目的を達成するため、第3の発明は、入力される符号化対象の動画像を縮小して得た縮小画像を符号化して下位階層符号化画像を生成し、入力される符号化対象の動画像を下位階層符号化画像に基づく階層間予測画像を用いて符号化して上位階層符号化画像を生成した後、下位階層符号化画像と上位階層符号化画像とを多重化して出力する階層符号化装置において、
入力される符号化対象の動画像を縮小処理し、縮小画像を生成する縮小画像生成手段と、縮小画像と下位階層量子化パラメータとを入力として受け、縮小画像を下位階層量子化パラメータで量子化した信号に対して符号化処理を行って下位階層符号化画像を生成すると共に、その下位階層符号化画像に対して局所復号処理を行って局所復号画像を生成する下位階層符号化手段と、局所復号画像を拡大処理して階層間予測画像を生成する画像拡大手段と、符号化対象の動画像と階層間予測画像と上位階層量子化パラメータとを入力として受け、符号化対象の動画像と階層間予測画像との差分を上位量子化パラメータで量子化した信号に対して符号化処理を行って上位階層符号化画像を生成する上位階層符号化手段と、下位階層量子化パラメータ及び上位階層量子化パラメータのうち、予め定めた一方の階層の量子化パラメータを入力として受け、予め定めた一方の階層の量子化パラメータに基づき他方の階層の量子化パラメータを算出するために、下位階層量子化パラメータと上位階層量子化パラメータとの差の値に応じて、他方の階層の量子化パラメータを特定階層量子化パラメータとして決定するための基準量子化パラメータと、特定階層量子化パラメータが一方の階層の量子化パラメータに比べてどの程度変化するかを決定する特定階層量子化パラメータ変化率とが予め設定されており、一方の階層の量子化パラメータと基準量子化パラメータとの差に特定階層量子化パラメータ変化率を乗じて得られた値と、基準量子化パラメータとを加算した値を特定階層の量子化パラメータとして算出して下位階層符号化手段及び上位階層符号化手段のうち特定階層の符号化手段へ出力する量子化パラメータ算出手段と、下位階層符号化画像と上位階層符号化画像とを多重化して出力する多重化手段(106)と、を有することを特徴とする。
この発明では、下位階層量子化パラメータ及び上位階層量子化パラメータのうち、予め定めた一方の階層の量子化パラメータに基づいて、他方の階層(特定階層)の量子化パラメータを自動的に算出し、算出した特定階層の量子化パラメータと上記の一方の階層の量子化パラメータをそれぞれ対応する符号化手段に供給して符号化させるようにしたため、上位階層の符号化画像と下位階層の符号化画像の各画質のバランスがとれた符号化を、専門的な知識を有しなくとも簡単にできる。
また、上記の目的を達成するため、第4の発明は、第3の発明における量子化パラメータ算出手段を、更に特定階層の量子化パラメータの制限値を示す階層許容量子化パラメータが設定されており、一方の階層の量子化パラメータを入力として受け、一方の階層量子化パラメータと基準量子化パラメータとの差に特定階層量子化パラメータ変化率を乗じて得られた値と、基準量子化パラメータとを加算した値を保留値とし、その保留値が階層許容量子化パラメータの値以下のときは、保留値を特定階層の量子化パラメータとして決定し、保留値が階層許容量子化パラメータの値より大であるときは階層許容量子化パラメータを特定階層の量子化パラメータとして決定することを特徴とする。
この発明では、一方の階層の量子化パラメータと基準量子化パラメータとの差に特定階層量子化パラメータ変化率を乗じて得られた値と、基準量子化パラメータとを加算した値を保留値とし、この保留値を階層許容量子化パラメータの値と大小比較して得られた比較結果に基づいて、特定階層の量子化パラメータを決定するようにしたため、上位階層と下位階層の各階層間の符号化画像の画質差を考慮した特定階層の量子化パラメータの制御が、階層許容量子化パラメータによって簡単にできる。
また、上記の目的を達成するため、第5の発明は、第1の発明の符号量割り当てを、コンピュータにより実行させる階層符号量割当プログラムであり、第6の発明は第2の発明の符号量割り当てをコンピュータにより実行させる階層符号量割当プログラムであることを特徴とし、それぞれ第1、第2の発明と同様の作用効果が得られる。
更に、上記の目的を達成するため、第7の発明は、第3の発明の階層符号化装置の各手段を、コンピュータにより機能させることを特徴とする階層符号化プログラムであり、第8の発明は、第4の発明の階層符号化装置の各手段を、コンピュータにより機能させることを特徴とする階層符号化プログラムであり、それぞれ第3、第4の発明と同様の作用効果が得られる。
第1、第5の発明の動画像符号量割当装置、階層符号量割当プログラムによれば、下位階層量子化パラメータと上位階層量子化パラメータのうち、一方の階層の量子化パラメータを基準として、他方の階層の量子化パラメータを算出するようにしたため、上位階層の符号化画像と下位階層の符号化画像の符号量を専門的な知識を有しなくとも簡単に割り当てることができる。
また、第2、第6の発明の動画像符号量割当装置、階層符号量割当プログラムによれば、上位階層と下位階層の各階層間の符号量割当を階層許容量子化パラメータによって制御するようにしたため、各階層間の画質差・符号化効率が極端に悪くならない範囲において適切に符号量割当ができる。
また、第3、第7の発明の階層符号化装置、階層符号化プログラムによれば、下位階層量子化パラメータ及び上位階層量子化パラメータのうち、予め定めた一方の階層の量子化パラメータに基づいて、他方の階層(特定階層)の量子化パラメータを自動的に算出し、算出した特定階層の量子化パラメータと上記の一方の階層の量子化パラメータをそれぞれ対応する符号化手段に供給して符号化させることにより、上位階層の符号化画像と下位階層の符号化画像の各画質差を、専門的な知識を有しなくともできるだけ抑えることができると共に、符号化効率の高い符号化を行うことができる。
更に、第4、第8の発明の階層符号化装置、階層符号化プログラムによれば、上位階層と下位階層の各階層間の符号化画像の画質差を考慮した特定階層の量子化パラメータの制御が階層許容量子化パラメータによって簡単にできるため、各階層の符号化画像間の画質差・符号化効率が極端に悪くならない範囲において、画質の高い特定階層の符号化画像を生成することができる。例えば、多少下位階層の符号化画像の画質を犠牲にしてでも上位階層の画質を高めたいであるとか、下位階層の符号量をできるだけ抑えたい場合であるといった、ユーザの好みに応じた符号化が可能である。
次に、本発明の一実施の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になる階層符号化装置の一実施の形態のブロック図を示す。図1に示すように、この実施の形態の階層符号化装置は、符号化対象画像入力端子101、画像縮小器102、下位階層符号化器103、画像拡大器104、上位階層符号化器105、多重化器106、ビットストリーム出力端子107、上位階層量子化パラメータ入力端子108、下位階層量子化パラメータ算出器109からなる。
符号化対象画像入力端子101は、符号化する動画像を入力する端子である。画像縮小器102は符号化画像入力端子101より入力された符号化する入力動画像に対し画像の縮小を行い、縮小画像を生成する機能と、生成した縮小画像を下位階層符号化器103に供給する機能とを有する。下位階層符号化器103は、下位階層符号化画像と、下位階層量子化パラメータを入力として受け、下位階層ビットストリームと局所復号画像とを生成する機能と、生成した下位階層ビットストリームは多重化器106へ供給し、局所復号画像は画像拡大器104へ供給する機能とを有する。下位階層符号化器103は図8に示した下位階層符号化器403と同様の構成である。画像拡大器104は、入力した局所復号画像に対し拡大処理を行い、拡大画像を生成する機能と、生成した拡大画像を上位階層符号化器105へ供給する機能とを有する。
上位階層符号化器105は、入力端子101から符号化する入力画像を、画像拡大器104から拡大した局所復号画像を、上位階層量子化パラメータ入力端子108から上位階層量子化パラメータをそれぞれ入力として受け、画像の符号化を行い、上位階層ビットストリームを出力する機能を有する。上位階層符号化器105の構成は前記図10のブロック図に示した上位階層符号化器405と同様の構成である。多重化器106は、下位階層ビットストリームと、上位階層ビットストリームとを入力として受け、予め定められた方法でビットストリームを出力形式として多重化し、出力する機能を有する。
ビットストリーム出力端子107は、多重化器106より出力されたビットストリームを外部へ出力する端子である。上位階層量子化パラメータ入力端子108は、上位階層符号化器105の符号化における量子化パラメータを入力する端子である。下位階層量子化パラメータ算出器109は本実施の形態の特徴をなす動画像階層符号量割当装置で、入力端子108から上位階層量子化パラメータを取得する機能と、下位階層量子化パラメータを算出する機能と、算出した下位階層量子化パラメータを出力する機能とを有する。
次に、図1の階層符号化装置の動作を図2のフローチャートを併せ参照して説明する。まず、上位階層量子化パラメータ入力端子108より、上位階層量子化パラメータが入力され、下位階層量子化パラメータ算出器109へ送られる。下位階層量子化パラメータ算出器109は、上位階層量子化パラメータが入力されると、下位階層量子化パラメータを算出し、下位階層符号化器103へ送る(ステップS101)。下位階層量子化パラメータ算出器109の詳細な動作については後述する。
続いて、下位階層符号化器103で符号化されるべき下位階層符号化対象画像が作成される(ステップS102)。すなわち、ステップS102では符号化対象画像入力端子101より入力された符号化対象動画像が画像縮小器102に送られ、画像縮小器102により符号化対象画像に対し所定の画像縮小処理が施され、符号化対象画像の縮小画像が作成される。そして、この符号化対象画像の縮小画像が下位階層符号化対象画像として下位階層符号化器103へ送られる。
続いて、下位階層の符号化が行われる(ステップS103)。このステップS103では、下位階層符号化器103は、画像縮小器102から入力された下位階層符号化対象画像に対し下位階層量子化パラメータに基づいて所定の符号化を行い、下位階層符号化画像を生成すると共に局所復号画像を生成する。生成された下位階層符号化画像である下位階層ビットストリームは、多重化器106へ供給され、生成された局所復号画像は画像拡大器104へ供給される。下位階層符号化器103は従来例に示した図6の下位階層符号化器403と同様の動作を行う。
続いて、上位階層符号化器105で階層間予測画像として用いる上位階層予測画像を作成する(ステップS104)。このステップS104では、画像拡大器104が、下位階層符号化器103より出力された局所復号画像を取得して所定の画像拡大処理を施し、階層間予測画像を作成し、作成したその階層間予測画像を上位階層符号化器105へ供給する。
続いて、上位階層の符号化を行う(ステップS105)。ステップS105では、上位階層符号化器105が、入力端子101から入力された符号化対象画像に対し、画像拡大器104からの上位階層予測画像を用いた所定の符号化を行い、上位階層符号化画像を生成する。生成された上位階層符号化画像は、上位階層ビットストリームとして多重化器106へ供給される。上位階層符号化器105は、図6に示した従来例の上位階層符号化器405と同様の動作を行う。
そして、上位階層符号化ビットストリームと下位階層ビットストリームを多重化し、一つのビットストリームを作成する(ステップS106)。すなわち、多重化器106は、下位階層符号化器102より下位階層ビットストリームを、上位階層符号化器105より上位階層ビットストリームをそれぞれ取得し、所定の多重化を行う。そして作成したビットストリームをビットストリーム出力端子107より外部へ出力し、処理を終了する。
次に、図1の下位階層量子化パラメータ算出器109について説明する。まず、下位階層量子化パラメータ算出器109で用いる各パラメータについて説明する。このパラメータには、EnhQP、BaseQP、CenterQP、σ、CapQP、BaseQP’がある。これらのパラメータは符号化装置内で所定値を予め保持しておいてもよいし、符号化時にユーザが入力してもよい。
上記のパラメータのうち、EnhQPは、上位階層量子化パラメータである。EnhQPは図1の上位階層量子化パラメータ入力端子108から下位階層量子化パラメータ算出器109へ入力される。BaseQPは、下位階層量子化パラメータである。BaseQPは、図1の下位階層量子化パラメータ算出器109の出力であり、下位階層符号化器103へ送られる。
また、CenterQPは、基準量子化パラメータである。EnhQP=CenterQPであるときは、BaseQP=EnhQPとなる。そうでないときは、上位階層量子化パラメータEnhQPと基準量子化パラメータCenterQPとの距離(差)に応じて下位階層量子化パラメータBaseQPが決定される。
また、σは、下位階層量子化パラメータ絞り率(下位階層量子化パラメータ変化率)であり、下位階層量子化パラメータBaseQPが上位階層量子化パラメータEnhQPに比べどの程度変化するかを決定するパラメータである。σ=1であれば、BaseQP=EnhQPとなる。σ<1であれば、上位階層量子化パラメータEnhQPが基準量子化パラメータCenterQPより大きいときは、下位階層量子化パラメータBaseQPが上位階層量子化パラメータEnhQPより小さくなり、逆に上位階層量子化パラメータEnhQPが基準量子化パラメータCenterQPより小さいときは、下位階層量子化パラメータBaseQPが上位階層量子化パラメータEnhQPより大きくなる。
また、CapQPは、下位階層許容量子化パラメータである。CapQPは下位階層量子化パラメータの最小値を記憶しておく。下位階層許容量子化パラメータCapQPは、下位階層符号量に制限が付く場合に使用する。もし、下位階層の符号量に制限をつけないのであれば、CapQP=0とするか、CapQP自体を用いなくてもよい。更に、BaseQP’は下位階層量子化パラメータ保留値であり、下位階層量子化パラメータBaseQPを決定するまでの一時保存のためのパラメータである。
次に、下位階層量子化パラメータ算出器109の動作について、図3のフローチャートと共に詳細に説明する。まず、図1の下位階層量子化パラメータ算出器109は、上位階層量子化パラメータ入力端子108から上位階層量子化パラメータEnhQPを入力として受ける(ステップS201)。下位階層量子化パラメータ算出器109は、上位階層量子化パラメータEnhQPを取得すると、基準量子化パラメータCenterQPと、下位階層量子化パラメータ絞り率σと、下位階層許容量子化パラメータCapQPをそれぞれ設定する(ステップS202)。これらのパラメータCenterQP、σ、CapQPは下位階層量子化パラメータ算出器109に予め設定してあってもよいし、符号化時にユーザからの入力として受け付けてもよい。ユーザからの入力を受け付ける場合は、下位階層量子化パラメータ算出器109にそれぞれのパラメータを入力するための入力端子が追加される。
続いて、下位階層量子化パラメータ算出器109は、下位階層量子化パラメータ保留値BaseQP’を算出する(ステップS203)。BaseQP’は後述するように上位階層量子化パラメータEnhQPの関数で表され、上位階層量子化パラメータEnhQPが基準量子化パラメータCenterQPと等しければ、BaseQP’=CenterQPとなり、上位階層量子化パラメータEnhQPが基準量子化パラメータCenterQPより小さければ、BaseQP’>EnhQPとなり、上位階層量子化パラメータEnhQPが基準量子化パラメータCenterQPより大きければBaseQP’<EnhQPとなる。すなわち、下位階層量子化パラメータ保留値BaseQP’がとり得る範囲は上位階層量子化パラメータEnhQPよりも狭まる形となる。ステップS203の詳細については後述することにし、このまま図3の説明を続ける。
続いて、下位階層量子化パラメータ算出器109は、下位階層許容量子化パラメータCapQPと下位階層量子化パラメータ保留値BaseQP’とを比較する(ステップS204)。この比較の結果、CapQP≧BaseQP’であればステップS205へ進み、そうでないときはステップS206に進む。ステップS205は、下位階層量子化パラメータBaseQPを決定するステップであり、CapQP≧BaseQP’のときにBaseQP=BaseQP’とする。ステップS206も下位階層量子化パラメータBaseQPを決定するステップであり、CapQP<BaseQP’のときにBaseQP=CapQPとする。そして、下位階層量子化パラメータ算出器109は、ステップS205又はS206で決定した下位階層量子化パラメータBaseQPを出力する(ステップS207)。
次に、図3のステップS203の詳細について説明する。図4はステップS203の動作を説明するための図で、縦軸が下位階層量子化パラメータ保留値BaseQP’、横軸が上位階層量子化パラメータEnhQPを示す。ステップS203では、次式により位階層量子化パラメータ保留値BaseQP’を算出している。
BaseQP’=σ・(EnhQP−CenterQP)+CenterQP
=σ・EnhQP+(1−σ)・CenterQP (1)
図4ではσ=0.8、CenterQP=32とする。これらの値を上式に代入すると、
BaseQP’=0.8×EnhQP+6.4
で表され、図4では直線Iで示される。ここで、CenterQP=32であるため、EnhQP=32のときは、上式からBaseQP’=32となる。EnhQP=12であればBaseQP’=16となり、EnhQP=47であればBaseQP’=44となる。従って、前述したように、下位階層量子化パラメータ保留値BaseQP’がとり得る範囲は上位階層量子化パラメータEnhQPよりも狭まる形となる。なお、図4の点線IIはBaseQP’=EnhQPの直線を示す。
(1)式で示すような関数を取った理由は以下の通りである。量子化パラメータを小さくすれば発生符号量が大きくなり、符号化画像の画質は高くなる。階層間の量子化パラメータを同じにすれば概ね同程度の画質となるが、量子化パラメータの大きさにより多少のズレを生ずる。一例を挙げると、ある動画像を階層符号化する場合、各階層の量子化パラメータをEnhQP=BaseQP=30にすると、階層間の符号化画像の画質を同程度にできる。
それよりも上位階層の画質を高く符号化したい場合、上位階層の量子化パラメータEnhQPを「10」で符号化したときは、下位階層の量子化パラメータBaseQPを「10」で符号化すると下位階層の画質が上位階層の画質を上回ってしまうため、BaseQP=15程度で符号化することで階層間の符号化画像の画質を同程度にする。
逆に、上位階層の画質を抑え、発生符号量を減らすような符号化を行う場合、上位階層の量子化パラメータEnhQPを「40」で符号化するとする。このときは、下位階層の量子化パラメータBaseQPを「40」で符号化すると、下位階層の符号化画像の画質が上位階層の画質より悪くなってしまう。そこで、BaseQP=35程度で符号化し、階層間の符号化画質を同程度にする。
このように、階層間の画質を同程度にするためには、上位階層の量子化パラメータEnhQPが小さいときは下位階層の量子化パラメータBaseQPを多少大きくし、逆に上位階層の量子化パラメータEnhQPが大きいときは下位階層の量子化パラメータBaseQPを多少小さくすることで各階層の符号化画像の画質が同程度になるように符号化できるという傾向がある。本実施の形態はそのような傾向に着目してなされたものであり、図4にIで示した特性に従って上位階層の量子化パラメータEnhQPと下位階層の量子化パラメータBaseQPを設定することにより、各階層の画質差が同程度になるような量子化パラメータの設定が可能となる。
また、下位階層の発生符号量について制限がある場合がある。下位階層は移動携帯端末等、転送速度・周波数帯域が十分確保できない装置への導入が一般的な用途となる。そのため、下位階層に多くの符号量を割当てることは好ましくない場合も存在するであろう。下位階層許容量子化パラメータCapQPはそういった用途に対応するための仕組みであり、CapQPを設定することにより、限られた帯域の中でできるだけ画質の高い下位階層符号化画像を符号化することが可能となる。
すなわち、本実施の形態によれば、図3のステップS204でBaseQP’がCapQP以下であると判定されたときには、同図のステップS205でBaseQPをステップS203で算出したBaseQP’と同じ値とすることで、できるだけ画質の高い下位階層符号化画像を符号化し、ステップS204でBaseQP’がCapQPより大であると判定されたときには、ステップS206でBaseQPを下位階層許容量子化パラメータCapQPに設定し、下位階層の画質が上位階層の画質をかなり下回って符号化されないようにすることで、階層間の符号化画像の画質を同程度にすることができる。このようにして、本実施の形態によれば、各階層の画質差が同程度になるような量子化パラメータの設定が、専門的な知識を有しなくとも簡単に可能となる。
なお、図4では関数を表すためσとCenterQPというパラメータを設定したが、必ずしもこれらの形である必要はない。例えばσの代わりに下位階層最大量子化パラメータ(または下位階層最小量子化パラメータ)を与える構成であっても本発明と等価となる。
また、本実施の形態では、上位階層量子化パラメータEnhQPを入力とし、下位階層量子化パラメータBaseQPを算出する手続きについて説明したが、同様の手続きにより、下位階層量子化パラメータBaseQPを入力とし、上位階層量子化パラメータEnhQPを算出するように構成することも可能である。この場合、ステップS203と同様にして上位階層量子化パラメータの保留値を算出し、その保留値が上位階層用の階層許容量子化パラメータの値以下であるときには、その保留値を上位階層量子化パラメータとして決定し、そうでないときは上位階層用の階層許容量子化パラメータを上位階層量子化パラメータとして決定する。
なお、本発明は、上記の階層符号化装置、復号装置の機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを含むものである。図5は入力装置201、出力装置202、中央処理装置203、外部記憶装置204、一時記憶装置205、通信装置206とが双方向バス207に接続された構成の情報処理装置200において、上記の階層符号化装置、復号装置の機能を、コンピュータである中央処理制御装置203に実現させるためのプログラムを含むものである。このプログラム208は、記録媒体から読み取られて中央処理制御装置203に取り込まれてもよいし、通信ネットワークを介して伝送され通信装置206で受信されて中央処理制御装置203に取り込まれてもよい。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、図3のステップS204〜S206を削除し、ステップS203で算出した下位階層量子化パラメータ保留値BaseQP’を下位階層量子化パラメータBaseQPとして出力することも用途によっては可能である。
本発明の階層符号化装置の一実施の形態のブロック図である。 図1の動作説明用フローチャートである。 図1中の下位階層量子化パラメータ算出器の動作説明用フローチャートである。 図3における下位階層量子化パラメータ保留値と上位階層量子化パラメータとの関係を示す図である。 本発明の階層符号化プログラム、または階層復号プログラムを実行する情報処理装置の一例の機能ブロック図である。 従来の階層符号化装置の一例のブロック図である。 図6に示す従来装置の動作説明用フローチャートである。 図6中の下位階層符号化器の一例のブロック図である。 図8の下位階層符号化器の動作説明用フローチャートである。 図6中の上位階層符号化器の一例のブロック図である。 図10の上位階層符号化器の動作説明用フローチャートである。
符号の説明
101 符号化対象画像入力端子
102 画像縮小器
103 下位階層符号化器
104 画像拡大器
105 上位階層符号化器
106 多重化器
107 ビットストリーム出力端子
108 上位階層量子化パラメータ入力端子
109 下位階層量子化パラメータ算出器
200 情報処理装置
201 入力装置
202 出力装置
203 中央演算処理装置
204 外部記憶装置
205 一時記憶装置
206 通信装置
207 双方向バス
208 プログラム

Claims (8)

  1. 入力される符号化対象の動画像を縮小して得た縮小画像を下位階層量子化パラメータにより量子化した後、符号化して下位階層符号化画像を生成すると共に、前記下位階層量子化パラメータで量子化された前記縮小画像を復号して得た局所画像を拡大し、その拡大局所画像を参照して前記符号化対象の動画像との差分である差分画像を生成し、その差分画像を上位階層量子化パラメータにより量子化した後、符号化して上位階層符号化画像を生成するに際し、前記下位階層量子化パラメータと前記上位階層量子化パラメータの各値を設定することで、前記上位階層符号化画像と前記下位階層符号化画像との符号量を割り当てる動画像符号量割当装置であって、
    前記上位階層量子化パラメータ及び前記下位階層量子化パラメータのうち、予め定めた一方の階層の量子化パラメータに基づき他方の階層の量子化パラメータを算出するために、前記下位階層量子化パラメータと前記上位階層量子化パラメータとの差の値に応じて、前記他方の階層の量子化パラメータを特定階層量子化パラメータとして決定するための基準量子化パラメータと、前記特定階層量子化パラメータが前記一方の階層の量子化パラメータに比べてどの程度変化するかを決定する特定階層量子化パラメータ変化率とを設定するパラメータ設定手段と、
    前記一方の階層の量子化パラメータを入力として受け、該一方の階層の量子化パラメータと前記基準量子化パラメータとの差に前記特定階層量子化パラメータ変化率を乗じて得られた値と、前記基準量子化パラメータとを加算した値を前記特定階層の量子化パラメータとして算出する特定階層の量子化パラメータ算出手段と
    を有することを特徴とする動画像符号量割当装置。
  2. 前記パラメータ設定手段は、更に前記特定階層の量子化パラメータの制限値を示す階層許容量子化パラメータを設定する手段であり、
    前記特定階層の量子化パラメータ算出手段は、前記一方の階層の量子化パラメータを入力として受け、該一方の階層の量子化パラメータと前記基準量子化パラメータとの差に前記特定階層量子化パラメータ変化率を乗じて得られた値と、前記基準量子化パラメータとを加算した値を保留値とし、その保留値が前記階層許容量子化パラメータの値以下のときは、前記保留値を前記特定階層の量子化パラメータとして決定し、前記保留値が前記階層許容量子化パラメータの値より大であるときは前記階層許容量子化パラメータを前記特定階層の量子化パラメータとして決定することを特徴とする請求項1記載の動画像符号量割当装置。
  3. 入力される符号化対象の動画像を縮小して得た縮小画像を符号化して下位階層符号化画像を生成し、前記入力される符号化対象の動画像を前記下位階層符号化画像に基づく階層間予測画像を用いて符号化して上位階層符号化画像を生成した後、前記下位階層符号化画像と前記上位階層符号化画像とを多重化して出力する階層符号化装置において、
    前記入力される符号化対象の動画像を縮小処理し、縮小画像を生成する縮小画像生成手段と、
    前記縮小画像と下位階層量子化パラメータとを入力として受け、前記縮小画像を前記下位階層量子化パラメータで量子化した信号に対して符号化処理を行って下位階層符号化画像を生成すると共に、その下位階層符号化画像に対して局所復号処理を行って局所復号画像を生成する下位階層符号化手段と、
    前記局所復号画像を拡大処理して階層間予測画像を生成する画像拡大手段と、
    前記符号化対象の動画像と前記階層間予測画像と上位階層量子化パラメータとを入力として受け、前記符号化対象の動画像と前記階層間予測画像との差分を前記上位量子化パラメータで量子化した信号に対して符号化処理を行って上位階層符号化画像を生成する上位階層符号化手段と、
    前記下位階層量子化パラメータ及び前記上位階層量子化パラメータのうち、予め定めた一方の階層の量子化パラメータを入力として受け、前記予め定めた一方の階層の量子化パラメータに基づき他方の階層の量子化パラメータを算出するために、前記下位階層量子化パラメータと前記上位階層量子化パラメータとの差の値に応じて、前記他方の階層の量子化パラメータを特定階層量子化パラメータとして決定するための基準量子化パラメータと、前記特定階層量子化パラメータが前記一方の階層の量子化パラメータに比べてどの程度変化するかを決定する特定階層量子化パラメータ変化率とが予め設定されており、前記一方の階層の量子化パラメータと前記基準量子化パラメータとの差に前記特定階層量子化パラメータ変化率を乗じて得られた値と、前記基準量子化パラメータとを加算した値を前記特定階層の量子化パラメータとして算出して前記下位階層符号化手段及び前記上位階層符号化手段のうち特定階層の符号化手段へ出力する量子化パラメータ算出手段と、
    前記下位階層符号化画像と前記上位階層符号化画像とを多重化して出力する多重化手段と、
    を有することを特徴とする階層符号化装置。
  4. 前記量子化パラメータ算出手段は、更に前記特定階層の量子化パラメータの制限値を示す階層許容量子化パラメータが設定されており、前記一方の階層の量子化パラメータを入力として受け、該一方の階層量子化パラメータと前記基準量子化パラメータとの差に前記特定階層量子化パラメータ変化率を乗じて得られた値と、前記基準量子化パラメータとを加算した値を保留値とし、その保留値が前記階層許容量子化パラメータの値以下のときは、前記保留値を前記特定階層の量子化パラメータとして決定し、前記保留値が前記階層許容量子化パラメータの値より大であるときは前記階層許容量子化パラメータを前記特定階層の量子化パラメータとして決定することを特徴とする請求項3記載の階層符号化装置。
  5. 入力される符号化対象の動画像を縮小して得た縮小画像を下位階層量子化パラメータにより量子化した後、符号化して下位階層符号化画像を生成すると共に、前記下位階層量子化パラメータで量子化された前記縮小画像を復号して得た局所画像を拡大し、その拡大局所画像を参照して前記符号化対象の動画像との差分である差分画像を生成し、その差分画像を上位階層量子化パラメータにより量子化した後、符号化して上位階層符号化画像を生成するに際し、前記下位階層量子化パラメータと前記上位階層量子化パラメータの各値を設定することで、前記上位階層符号化画像と前記下位階層符号化画像との符号量を割り当てを、コンピュータにより実行させる階層符号量割当プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記上位階層量子化パラメータ及び前記下位階層量子化パラメータのうち、予め定めた一方の階層の量子化パラメータに基づき他方の階層の量子化パラメータを算出するために、前記下位階層量子化パラメータと前記上位階層量子化パラメータとの差の値に応じて、前記他方の階層の量子化パラメータを特定階層量子化パラメータとして決定するための基準量子化パラメータと、前記特定階層量子化パラメータが前記一方の階層の量子化パラメータに比べてどの程度変化するかを決定する特定階層量子化パラメータ変化率とを設定するパラメータ設定手段と、
    前記一方の階層の量子化パラメータを入力として受け、該一方の階層の量子化パラメータと前記基準量子化パラメータとの差に前記特定階層量子化パラメータ変化率を乗じて得られた値と、前記基準量子化パラメータとを加算した値を前記特定階層の量子化パラメータとして算出する特定階層の量子化パラメータ算出手段と、
    して機能させることを特徴とする符号量割当プログラム。
  6. 前記パラメータ設定手段は、更に前記特定階層の量子化パラメータの制限値を示す階層許容量子化パラメータを設定する手段であり、
    前記特定階層の量子化パラメータ算出手段は、前記一方の階層の量子化パラメータを入力として受け、該一方の階層の量子化パラメータと前記基準量子化パラメータとの差に前記特定階層量子化パラメータ変化率を乗じて得られた値と、前記基準量子化パラメータとを加算した値を保留値とし、その保留値が前記階層許容量子化パラメータの値以下のときは、前記保留値を前記特定階層の量子化パラメータとして決定し、前記保留値が前記階層許容量子化パラメータの値より大であるときは前記階層許容量子化パラメータを前記特定階層の量子化パラメータとして決定することを特徴とする請求項5記載の符号量割当プログラム。
  7. 入力される符号化対象の動画像を縮小して得た縮小画像を符号化して下位階層符号化画像を生成し、前記入力される符号化対象の動画像を前記下位階層符号化画像に基づく階層間予測画像を用いて符号化して上位階層符号化画像を生成した後、前記下位階層符号化画像と前記上位階層符号化画像とを多重化して出力する階層符号化をコンピュータにより実行させる階層符号化プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記入力される符号化対象の動画像を縮小処理し、縮小画像を生成する縮小画像生成手段と、
    前記縮小画像と下位階層量子化パラメータとを入力として受け、前記縮小画像を前記下位階層量子化パラメータで量子化した信号に対して符号化処理を行って下位階層符号化画像を生成すると共に、その下位階層符号化画像に対して局所復号処理を行って局所復号画像を生成する下位階層符号化手段と、
    前記局所復号画像を拡大処理して階層間予測画像を生成する画像拡大手段と、
    前記符号化対象の動画像と前記階層間予測画像と上位階層量子化パラメータとを入力として受け、前記符号化対象の動画像と前記階層間予測画像との差分を前記上位量子化パラメータで量子化した信号に対して符号化処理を行って上位階層符号化画像を生成する上位階層符号化手段と、
    前記下位階層量子化パラメータ及び前記上位階層量子化パラメータのうち、予め定めた一方の階層の量子化パラメータを入力として受け、前記予め定めた一方の階層の量子化パラメータに基づき他方の階層の量子化パラメータを算出するために、前記下位階層量子化パラメータと前記上位階層量子化パラメータとの差の値に応じて、前記他方の階層の量子化パラメータを特定階層量子化パラメータとして決定するための基準量子化パラメータと、前記特定階層量子化パラメータが前記一方の階層の量子化パラメータに比べてどの程度変化するかを決定する特定階層量子化パラメータ変化率とが予め設定されており、前記一方の階層の量子化パラメータと前記基準量子化パラメータとの差に前記特定階層量子化パラメータ変化率を乗じて得られた値と、前記基準量子化パラメータとを加算した値を前記特定階層の量子化パラメータとして算出して前記下位階層符号化手段及び前記上位階層符号化手段のうち特定階層の符号化手段へ出力する量子化パラメータ算出手段と、
    前記下位階層符号化画像と前記上位階層符号化画像とを多重化して出力する多重化手段と、
    して機能させることを特徴とする階層符号化プログラム。
  8. 前記量子化パラメータ算出手段は、更に前記特定階層の量子化パラメータの制限値を示す階層許容量子化パラメータが設定されており、前記一方の階層の量子化パラメータを入力として受け、該一方の階層量子化パラメータと前記基準量子化パラメータとの差に前記特定階層量子化パラメータ変化率を乗じて得られた値と、前記基準量子化パラメータとを加算した値を保留値とし、その保留値が前記階層許容量子化パラメータの値以下のときは、前記保留値を前記特定階層の量子化パラメータとして決定し、前記保留値が前記階層許容量子化パラメータの値より大であるときは前記階層許容量子化パラメータを前記特定階層の量子化パラメータとして決定することを特徴とする請求項7記載の階層符号化プログラム。
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