JP2008077288A - データバックアップ方法及び計算機システム - Google Patents

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Abstract

【課題】バックアップ装置にローカル接続されていないNASに格納されるデータを適切にバックアップする。
【解決手段】依頼元ストレージ装置は、ディスクドライブの記憶領域を一つ以上の論理ボリュームとして、依頼元サーバ装置に提供し、依頼元サーバ装置は、第1論理ボリュームに格納されるデータのバックアップの要求を受信すると、当該第1論理ボリュームとコピーペアを構成する第2論理ボリュームが依頼元ストレージ装置に存在するか否かを判定し、第2論理ボリュームが存在しないと判定した場合には、第2論理ボリュームの作成を依頼元ストレージ装置に要求し、存在又は作成された第2論理ボリュームに格納されるデータを、バックアップ用ストレージ装置へバックアップする処理の実行の要求を、依頼先サーバ装置に送信する。
【選択図】図11

Description

本発明は、NAS(Network Attached Storage)に記憶されるデータをバックアップする技術に関し、特に、バックアップ装置にローカル接続されていないNASに記憶されるデータをバックアップする技術に関する。
NAS(Network Attached Storage)に記憶されるデータのバックアップには、ネットワークバックアップ又はローカルバックアップの二種類がある。
ネットワークバックアップでは、NASは、当該NASにLAN(Local Area Network)を介して接続されているバックアップ装置に、バックアップデータを格納する。つまり、ネットワークバックアップでは、NASとバックアップ装置とがLANで接続されるため、複数のNASが、一つのバックアップ装置を共有できる。
一方、ローカルバックアップでは、NASは、当該NASにローカル接続されたバックアップ装置にバックアップデータを格納する。つまり、ローカルバックアップでは、NASとバックアップ装置とがローカル接続される。そのため、ローカルバックアップでは、LANのトラフィック量の影響を受けずに、バックアップが実行できる。
ここで、バックアップ装置にローカル接続されていないNASと、バックアップ装置にローカル接続されていないNASと、がLANで接続されている計算機システムにおけるバックアップについて説明する。
バックアップ装置にローカル接続されていないNASは、LAN経由で、バックアップ装置にローカル接続されているNASへバックアップデータを送信することによって、バックアップを実行する。この場合、LANには、大量のバックアップデータが流れる。そのため、バックアップデータが、クライアント計算機とNASとの通信を圧迫してしまう。
この問題を解決するための技術が、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されている技術によると、LANのトラフィック量が少ないときに、バックアップ装置にローカル接続されていないNASは、バックアップ装置にローカル接続されているNASへバックアップデータを送信する。つまり、LANのトラフィック量が多い時には、バックアップ装置にローカル接続されていないNASは、バックアップデータの送信を中断する。
また、クライアント計算機とテープ装置とがFC(Fibre Channel)によって接続されている場合のデータバックアップ技術が、特許文献2に開示されている。
特開2004−151824号公報 特表2005−533314号公報
前述した特許文献1に開示された技術では、LANに多数のNASが接続されている場合、多数のNASに記憶されるデータのすべてをサービス終了時刻までにバックアップできないという問題が生じる。
そこで、この問題を解決するために、バックアップ専用LANの構築が考えられる。しかし、パックアップ専用LANが構築されると、NASに備わるLANポートのうち、クライアント計算機との通信に使用されるLANポートの数が、少なくなる。そのため、NASがクライアント計算機に提供するファイル共有サービスの性能が低下してしまう。
そこで、この問題を解決するために、NASごとにバックアップ装置を備えるシステムが考えられる。しかし、当該システムは、多数のバックアップ装置が必要となり、高コストとなってしまう。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであって、バックアップ装置にローカル接続されていないNASに格納されるデータを適切にバックアップする技術を提供することを目的とする。
本発明の代表的な形態は、依頼元サーバ装置と、前記依頼元サーバ装置に接続される依頼元ストレージ装置と、第1通信線を介して前記依頼元ストレージ装置に接続される依頼先ストレージ装置と、前記依頼先ストレージ装置に接続され、且つ第2通信線を介して前記依頼元サーバ装置に接続される依頼先サーバ装置と、前記依頼先サーバ装置に接続されるバックアップ用ストレージ装置と、を備える計算機システムにおけるデータバックアップ方法であって、前記依頼元ストレージ装置は、データを格納するディスクドライブと、前記ディスクドライブへのデータの入出力を制御するディスク制御部と、を備え、前記データバックアップ方法は、前記ディスク制御部が、前記ディスクドライブの記憶領域を一つ以上の論理ボリュームとして、前記依頼元サーバ装置に提供し、前記依頼元サーバ装置は、前記論理ボリュームのうちの一つである第1論理ボリュームに格納されるデータのバックアップの要求を受信すると、当該第1論理ボリュームとコピーペアを構成する第2論理ボリュームが前記依頼元ストレージ装置に存在するか否かを判定し、前記第2論理ボリュームが存在しないと判定した場合には、前記第2論理ボリュームの作成を前記依頼元ストレージ装置に要求し、前記存在又は作成された第2論理ボリュームに格納されるデータを、前記バックアップ用ストレージ装置へバックアップする処理の実行の要求を、前記依頼先サーバ装置に送信することを特徴とする。
本発明の代表的な形態によれば、バックアップ装置にローカル接続されていないNASに格納されるデータを適切にバックアップできる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態の計算機システムの構成のブロック図である。
計算機システムは、ディスクサブシステム1、NASサーバ2、バックアップ装置3、管理計算機(管理PC)5、クライアント計算機(クライアントPC)6、バックアップ管理計算機(バックアップ管理PC)7、FC(Fibre Channel)8及びLAN(Local Area Network)9を備える。
ディスクサブシステム1は、クライアント計算機6に書き込み要求されたデータを記憶する。なお、ディスクサブシステム1については、図2で詳細を説明する。
NASサーバ2は、ファイル共有サービスをクライアント計算機6に提供する。例えば、NASサーバ2は、クライアント計算機6からファイル入出力要求を受信する。すると、NASサーバ2は、受信したファイル入出力要求を、ブロック入出力要求に変換する。そして、NASサーバ2は、変換されたブロック入出力要求をディスクサブシステム1に送信する。なお、NASサーバ2については、図6で詳細を説明する。
本実施の形態では、バックアップ装置3にローカル接続されていないNASサーバ(依頼元NASサーバ)2Aは、バックアップを依頼する。また、バックアップ装置3にローカル接続されているNASサーバ(依頼先NASサーバ)2Bは、バックアップを依頼される。
つまり、依頼元NASサーバ2Aは、当該依頼元NASサーバ2Aに接続されるディスクサブシステム(依頼元ディスクサブシステム)1Aに記憶されるデータのバックアップを、依頼先NASサーバ2Bに依頼する。すると、依頼先NASサーバ2Bは、依頼元ディスクサブシステム1Aに記憶されるデータを、バックアップ装置3にバックアップする。
また、依頼先NASサーバ2Bは、当該依頼先NASサーバ2Bに接続されるディスクサブシステム(依頼先ディスクサブシステム)1Bに記憶されるデータを、バックアップ装置3にバックアップする。
管理計算機5、クライアント計算機6及びバックアップ管理計算機7のそれぞれは、CPU、メモリ及びインタフェースを備える。なお、管理計算機5、クライアント計算機6及びバックアップ管理計算機7の構成については、図9で詳細を説明する。
クライアント計算機6には、NASサーバ2によってファイル共有サービスが提供される。そのため、クライアント計算機6は、ファイル入出力要求をNASサーバ2に送信する。
また、管理計算機5は、当該計算機システムの全体を管理する。例えば、管理計算機5は、管理者の操作等を契機に、バックアップ又はリストアをバックアップ管理計算機7に指示する。
バックアップ管理計算機7は、ディスクサブシステム1に記憶されるデータのバックアップを管理する。例えば、バックアップ管理計算機7は、バックアップ又はリストアの指示を受けると、バックアップ要求又はリストア要求をNASサーバ2に送信する。なお、バックアップ管理計算機7は、予め設定された所定のタイミングで、バックアップ要求をNASサーバ2に送信してもよい。
バックアップ装置3は、依頼先ディスクサブシステム1Bに記憶されるデータのバックアップデータを記憶する。更に、本実施の形態では、バックアップ装置3は、依頼元ディスクサブシステム1Aに記憶されるデータのバックアップデータをも記憶する。つまり、バックアップ装置3は、依頼元ディスクサブシステム1A及び依頼先ディスクサブシステム1Bに共有される。なお、バックアップ装置3の詳細については、図8で詳細を説明する。
FC8は、依頼先ディスクサブシステム1Bと依頼元ディスクサブシステム1Aとを接続する。また、FC8は、依頼先NASサーバ2Bとバックアップ装置3とを接続する。更に、FC8は、ディスクサブシステム1とNASサーバ2とを接続する。なお、ディスクサブシステム1とNASサーバ2との間は、FC8でなく、PCIで接続されていてもよい。
LAN9は、管理計算機5、クライアント計算機6、バックアップ管理計算機7及びNASサーバ2を相互に接続する。
図2は、本発明の第1の実施の形態の計算機システムに備わるディスクサブシステム1の構成のブロック図である。
ディスクサブシステム1は、ディスクコントローラ(DKC)及び物理ディスクを備える。
物理ディスクは、クライアント計算機6に書き込み要求されたデータを記憶する。ディスクコントローラは、物理ディスクの記憶領域を一つ以上の論理ボリューム(LU)15として、NASサーバ2に提供する。
ディスクコントローラは、FCポート11、CPU12及びメモリ13を備える。FCポート11は、FC8を介して、NASサーバ2又は他のディスクサブシステム1に接続されるインタフェースである。CPU12は、メモリ13に記憶されるプログラムを実行することによって、各種処理を行う。
メモリ13は、CPU12に実行されるプログラム及びCPU12に必要とされる情報等を記憶する。具体的には、メモリ13は、IOP131、ミラーリングプログラム132、パス定義管理テーブル133、イベントログ134及びミラーリング設定管理テーブル135を記憶する。
IOP131は、NASサーバ2から受信したブロック入出力要求に応じて、物理ディスクに対してデータを入出力する。ミラーリングプログラム132は、LU15をミラーリングすることによって、副ボリュームを作成する。なお、副ボリュームは、運用されているLU15である正ボリュームとコピーペアになるLU15である。
また、メモリ13の一部は、キャッシュメモリとして使用される。キャッシュメモリは、物理ディスクに書き込まれるデータ及び物理ディスクから読み出されるデータを一時的に記憶する。
パス定義管理テーブル133は、当該ディスクサブシステム1によって提供されるLU15と当該LU15の提供先となるNASサーバ2との対応を示す。なお、パス定義管理テーブル133については、図3で詳細を説明する。
イベントログ134は、当該ディスクサブシステム1で発生したイベントの履歴を示す。なお、イベントログ134については、図4で詳細を説明する。ミラーリング設定管理テーブル135は、当該ディスクサブシステム1によって提供されるLU15のミラーリングに関する情報である。なお、ミラーリング設定管理テーブル135については、図5で詳細を説明する。
図3は、本発明の第1の実施の形態のディスクサブシステム1に記憶されるパス定義管理テーブル133の構成図である。
パス定義管理テーブル133は、ボリューム名1331及びNASID1332を含む。ボリューム名1331は、当該ディスクサブシステム1によって提供されるLU15の名称である。NASID1332は、当該レコードのボリューム名1331によって識別されるLU15の提供先となるNASサーバ2の一意な識別子である。
図4は、本発明の第1の実施の形態のディスクサブシステム1に記憶されるイベントログ134の構成図である。
イベントログ134は、日付け1341、時刻1342及びイベント内容1343を含む。
日付け1341及び時刻1342は、当該イベントが発生した時を示す。イベント内容1343は、当該イベントに対応する処理の内容を示す。例えば、イベント内容1343は、ボリューム作成又はペア定義等を示す。ボリューム作成は、当該ディスクサブシステム1に新たなLU15が作成されたことを示す。また、ペア定義は、正ボリューム及び副ボリュームから構成されるコピーペアが定義されたことを示す。
図5は、本発明の第1の実施の形態のディスクサブシステム1に記憶されるミラーリング設定管理テーブル135の構成図である。
ミラーリング設定管理テーブル135は、ボリューム名1351、ミラーリング設定1352、ボリューム区分1353、ペアボリューム名1354及びボリューム作成日時1355を含む。
ボリューム名1351は、当該ディスクサブシステム1によって提供されるLU15の名称である。
ボリューム区分1353は、当該レコードのボリューム名1351によって識別されるLU15の属性を示す。具体的には、ボリューム区分1353は、当該レコードのボリューム名1351によって識別されるLU15が、単独ボリューム、正ボリューム又は副ボリュームのいずれであるかを示す。なお、単独ボリュームは、コピーペアになるLU15が設定されていないLU15である。
ペアボリューム名1354は、当該レコードのボリューム名1351によって識別されるLU15とコピーペアになるLU15の名称である。例えば、当該レコードのボリューム名1351によって識別されるLU15が正ボリュームの場合、ペアボリューム名1354は、当該正ボリュームとコピーペアになる副ボリュームの名称である。一方、当該レコードのボリューム名1351によって識別されるLU15が副ボリュームの場合、ペアボリューム名1354は、当該副ボリュームとコピーペアになる正ボリュームの名称である。なお、当該レコードのボリューム名1351によって識別されるLU15とコピーペアになるLU15が設定されていない場合、ペアボリューム名1354には、値が格納されない。
ミラーリング設定1352は、当該レコードのボリューム名1351によって識別されるLU15と、当該レコードのペアボリューム名1354によって識別されるLU15とが、同一のデータを記憶しているか否かを示す。つまり、ミラーリング設定1352は、当該レコードのボリューム名1351によって識別されるLU15と、当該レコードのペアボリューム名1354によって識別されるLU15とが、コピーペア状態であるか否かを示す。
ボリューム作成日時1355は、当該レコードのボリューム名1351によって識別されるLU15が作成された日時である。
図6は、本発明の第1の実施の形態の計算機システムに備わるNASサーバ2の構成のブロック図である。
NASサーバ2は、FCポート21、CPU22、メモリ23及びLANポート24を備える。
FCポート21は、FC8を介して、ディスクサブシステム1又はバックアップ装置3に接続されるインタフェースである。LANポート24は、LAN9を介して、管理計算機5、クライアント計算機6又はバックアップ管理計算機7に接続されるインタフェースである。
CPU22は、メモリ23に記憶されるプログラムを実行することによって、各種処理を行う。
メモリ23は、CPU22に実行されるプログラム及びCPU22に必要とされる情報等を記憶する。具体的には、メモリ23は、ファイル共有プログラム231、バックアップ管理プログラム232、バックアップ用環境管理プログラム233及びOS237を記憶する。
ファイル共有プログラム231は、ファイル共有サービスをクライアント計算機6に提供する。なお、NASサーバ2とクライアント計算機6との間では、NFS(Network File System)又はCIFS(Common Internet File System)等のファイル共有プロトコルが使用される。
バックアップ管理プログラム232は、ディスクサブシステム1に記憶されるデータを、バックアップ装置3にバックアップする。また、バックアップ管理プログラム232は、バックアップ装置3に記憶されるバックアップデータを使用して、ディスクサブシステム1に記憶されるデータを復元(リストア)する。なお、NASサーバ2同士の間、及びNASサーバ2とバックアップ管理計算機7との間では、NDMP(Network Data Management Protocol)等のプロトコルが使用される。
バックアップ用環境管理プログラム233は、ディスクサブシステム1に記憶されるデータのバックアップが実行されるために必要な環境を構築する。また、バックアップ用環境管理プログラム233は、ディスクサブシステム1に記憶されるデータのリストアが実行されるために必要な環境を構築する。
OS237は、NASサーバ2の処理の全体を制御する。また、OS237は、ファイルシステム234、デバイスドライバ235及びマルチVNASプログラム236を含む。
ファイルシステム234は、ディスクサブシステム1に記憶されるデータをファイルとして、クライアント計算機6等に提供する。例えば、ファイルシステム234は、ファイル入出力要求を受信する。すると、ファイルシステム234は、受信したファイル入出力要求を、ブロック入出力要求に変換する。
デバイスドライバ235は、ファイルシステム234によって変換されたブロック入出力要求をディスクサブシステム1に送信する。これによって、デバイスドライバ235は、ディスクサブシステム1に対して、データを入出力する。
マルチVNASプログラム236は、カーネル(図示省略)に備わる論理分割機能を使用することによって、当該NASサーバ2上に、仮想的なNAS(VNAS)を構築する。これによって、マルチVNASプログラム236は、独立した複数のVNASをクライアント計算機6等に提供する。なお、VNASについては、図7で詳細を説明する。
図7は、本発明の第1の実施の形態のVNASの説明図である。
VNASは、マルチVNASプログラム236によってNASサーバ2上に構築される。本実施の形態において、VNASは、一つのルートVNAS26及び複数のユーザVNAS25を含む。
ルートVNAS26は、NASサーバ2のリソースを管理する。具体的には、ルートVNAS26は、NASサーバ2のリソースを、ユーザVNAS25に割り当てる。これによって、ルートVNAS26は、ユーザVNAS25の環境を構築する。
また、ルートVNAS26は、バックアップ用環境管理プログラム233及びOS237を備える。なお、ルートVNAS26に備わるバックアップ用環境管理プログラム233及びOS237は、NASサーバ2(図6)に備わるものと同一なので、説明を省略する。
それぞれのユーザVNAS25は、割り当てられたNASサーバ2のリソースを使用して、ファイル共有サービスをクライアント計算機6に提供する。また、それぞれのユーザVNAS25は、ファイル共有プログラム231、バックアップ管理プログラム232及びOS237を備える。なお、ユーザVNAS25に備わるファイル共有プログラム231、バックアップ管理プログラム232及びOS237は、NASサーバ2(図6)に備わるものと同一なので、説明を省略する。
図8は、本発明の第1の実施の形態の計算機システムに備わるバックアップ装置3の構成のブロック図である。
バックアップ装置3は、FCポート31、I/Oコントローラ32及びバックアップ媒体33を備える。
FCポート31は、FC8を介して、NASサーバ2に接続されるインタフェースである。I/Oコントローラ32は、バックアップ媒体33へのバックアップデータの入出力を制御する。
バックアップ媒体33は、データを記憶できるものであればいかなるものであってもよい。例えば、バックアップ媒体33は、磁気テープ、ディスク又はフラッシュメモリである。
図9は、本発明の第1の実施の形態の計算機システムに備わる管理計算機5の構成のブロック図である。
管理計算機5は、ハードディスク51、LANポート52、CPU53及びメモリ54を備える。
LANポート52は、LAN9を介して、NASサーバ2、クライアント計算機6及びバックアップ管理計算機7と接続するインタフェースである。ハードディスク51は、各種情報を記憶する。
CPU53は、メモリ54に記憶されるプログラムを実行することによって、各種処理を行う。メモリ54は、CPU53に実行されるプログラム及びCPU53に必要とされる情報等を記憶する。具体的には、メモリ54は、アプリケーション541及びOS542を記憶する。
アプリケーション541は、各種処理を実行する。アプリケーション541は、例えば、WEBブラウザである。OS542は、当該管理計算機5の処理の全体を制御する。
なお、クライアント計算機6及びバックアップ管理計算機7の構成は、管理計算機5の構成と同一なので、説明を省略する。
図10は、本発明の第1の実施の形態の計算機システムにおけるユーザVNAS及びルートVNASの説明図である。
依頼元NASサーバ2Aは、依頼元ユーザVNAS25A及び依頼元ルートVANS26Aを備える。また、依頼先NASサーバ2Bは、依頼先ルートVNAS26Bを備える。更に、バックアップ処理の過程において、依頼先NASサーバ2Bには、依頼先ユーザVNAS25Bが生成される。
依頼元ユーザVNAS25A及び依頼先ユーザVNAS25Bは、バックアップ管理プログラム232及びOS237を備える。バックアップ管理プログラム232は、バックアップ要求受付サブプログラム2321、環境復元処理サブプログラム2322、バックアップ処理サブプログラム2323及びリストア要求受付サブプログラム2324を含む。
バックアップ要求受付サブプログラム2321は、バックアップ管理計算機7からバックアップ要求を受信すると、依頼元ディスクサブシステム1Aに、バックアップを実行するための環境を構築する。更に、バックアップ要求受付サブプログラム2321は、環境構築要求を、依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ルートVNAS26Bに送信する。なお、バックアップ要求受付サブプログラム2321は、依頼元ユーザVNAS25Aで実行される。
環境復元処理サブプログラム2322は、バックアップを実現するために依頼元ディスクサブシステム1Aに構築された環境を、元に戻す。なお、環境復元処理サブプログラム2322は、依頼元ユーザVNAS25Aで実行される。
バックアップ処理サブプログラム2323は、依頼元ディスクサブシステム1Aに記憶されるデータを、バックアップ装置3にバックアップする。なお、バックアップ処理サブプログラム2323は、依頼先ユーザVNAS25Bで実行される。
リストア要求受付サブプログラム2324は、バックアップ管理計算機7からリストア要求を受信すると、依頼元ディスクサブシステム1Aに、リストアを実行するための環境を構築する。更に、リストア要求受付サブプログラム2324は、環境構築要求を、依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ルートVNAS26Bに送信する。なお、リストア要求受付サブプログラム2324は、依頼元ユーザVNAS25Aで実行される。
依頼先ルートVNAS26Bは、バックアップ用環境管理プログラム233及びOS237を備える。バックアップ用環境管理プログラム233は、環境構築要求受付サブプログラム2331及び環境後処理サブプログラム2332を含む。
環境構築要求受付サブプログラム2331は、環境構築要求を、バックアップ要求受付サブプログラム2321から受信すると、バックアップを実行するための環境を構築する。例えば、環境構築要求受付サブプログラム2331は、依頼先ユーザVNAS25Bを作成する。
依頼元ディスクサブシステム1Aに記憶されるデータのバックアップが終了すると、環境後処理サブプログラム2332は、バックアップを実現するために構築された環境を、元に戻す。例えば、環境後処理サブプログラム2332は、依頼先ユーザVNAS25Bを削除する。
図11は、本発明の第1の実施の形態の計算機システムによって実行されるバックアップ要求実行処理の概要の説明図である。
まず、依頼元ユーザVNAS25Aのバックアップ要求受付サブプログラム2321は、バックアップ管理計算機7からバックアップ要求を受信する。すると、バックアップ要求受付サブプログラム2321は、ミラーリング環境チェック、ミラーリング環境設定、ミラーリング同期要求、ミラーリング同期解除要求及びパス定義削除要求等を行う。そして、バックアップ要求受付サブプログラム2321は、依頼先ルートVNA26Bの環境構築要求受付サブプログラム2331に環境構築要求を送信する。なお、バックアップ要求受付サブプログラム2321の処理については、図12及び図13で詳細を説明する。
依頼先ルートVNA26Bの環境構築要求受付サブプログラム2331は、環境構築要求を受信すると、依頼先ユーザVAS25Bを作成する。次に、環境構築要求受付サブプログラム2331は、作成した依頼先ユーザVNAS25Bに、バックアップされるデータが格納されている副ボリュームを割り当てる。次に、環境構築要求受付サブプログラム2331は、作成した依頼先ユーザVNAS25Bを起動する。そして、環境構築要求受付サブプログラム2331は、起動した依頼先ユーザVNAS25Bのバックアップ処理サブプログラム2323に、バックアップ処理の実行を要求する。なお、環境構築要求受付サブプログラム2331の処理については、図14及び図15で詳細を説明する。
依頼先ユーザVNAS25Bのバックアップ処理サブプログラム2323は、バックアップ処理の実行を要求されると、カーネル起動、バックアップ装置3のマウント、割り当てられた副ボリュームのマウント、バックアップ処理、バックアップ装置3のアンマウント、及び割り当てられた副ボリュームのアンマウントを行う。そして、バックアップ処理サブプログラム2323は、バックアップ処理完了を、依頼先ルートVNAS26Bの環境構築要求受付サブプログラム2331に通知する。なお、バックアップ処理サブプログラム2323の処理については、図16及び図17で詳細を説明する。
依頼先ルートVNAS26Bの環境構築要求受付サブプログラム2331は、バックアップ処理完了を通知されると、当該依頼先ルートVNAS26Bの環境後処理サブプログラム2332に、環境後処理の実行を要求する。
依頼先ルートVNAS26Bの環境後処理サブプログラム2332は、環境後後処理の実行を要求されると、依頼先ユーザVNAS25Bを削除する。そして、環境後処理サブプログラム2332は、依頼元ユーザVNAS25Aのバックアップ要求受付サブプログラム2321にバックアップ完了通知を送信する。なお、環境後処理サブプログラム2332の処理については、図18及び図19で詳細を説明する。
依頼元ユーザVNAS25Aのバックアップ要求受付サブプログラム2321は、バックアップ完了通知を受信すると、当該依頼元ユーザVNAS25Aの環境復元処理サブプログラム2322に、環境復元処理の実行を要求する。
当該依頼元ユーザVNAS25Aの環境復元処理サブプログラム2322は、環境復元処理の実行を要求されると、パスの定義構築要求及びミラーリング環境設定を行う。なお、環境復元処理サブプログラム2322の処理については、図20及び図21で詳細を説明する。
以上のように、依頼元NASサーバ2Aがバックアップ要求を受信すると、依頼元NASサーバ2A及び依頼先NASサーバ2Bは、連携しながら、バックアップを実行するために必要な環境を構築する。そして、依頼先NASサーバ2Bが、バックアップ装置3にローカル接続されていない依頼元ディスクサブシステム1Aに記憶されるデータを、バックアップ装置3にバックアップする。
図12は、本発明の第1の実施の形態の依頼元ユーザVNAS25Aによって実行されるバックアップ要求受付サブプログラム2321の処理の説明図である。
まず、管理計算機5は、管理者の操作等を契機に、バックアップ管理計算機7に、依頼元ディスクサブシステム1Aに記憶されるデータのバックアップを指示する(S1001)。
バックアップ管理計算機7は、バックアップの指示を受けると、依頼元NASサーバ2Aに備わる依頼元ユーザVNAS25Aにバックアップ要求を送信する(S1002)。なお、バックアップ管理計算機7は、予め設定された所定のタイミングで、依頼元NASサーバ2Aに備わる依頼元ユーザVNAS25Aにバックアップ要求を送信してもよい。
依頼元NASサーバ2Aに備わる依頼元ユーザVNAS25Aは、バックアップ管理計算機7からバックアップ要求を受信する。すると、依頼元ユーザVNAS25Aは、バックアップが要求されたLU15(正ボリューム)とコピーペアになっているLU15(副ボリューム)が存在するか否かを判定する。副ボリュームが存在しない場合、依頼元ユーザVNAS25Aは、バックアップが要求された正ボリュームとコピーペアになる副ボリュームの作成を、依頼元ディスクサブシステム1Aに要求する。すると、依頼元ディスクサブシステム1Aは、副ボリュームを作成する。
次に、依頼元ユーザVNAS25Aは、正ボリュームと副ボリュームとの同期を、依頼元ディスクサブシステム1Aに要求する。すると、依頼元ディスクサブシステム1Aは、ミラーリングすることによって、正ボリュームと副ボリュームとを同期させる(S1003)。これによって、正ボリュームのデータと副ボリュームのデータとが同一となる。つまり、副ボリュームには、バックアップされるデータが記憶されている。
次に、依頼元ユーザVNAS25Aは、正ボリュームと副ボリュームとの同期の解除を、依頼元ディスクサブシステム1Aに要求する。すると、依頼元ディスクサブシステム1Aは、正ボリュームと副ボリュームとを切り離すことによって、正ボリュームと副ボリュームとの同期を解除する。
次に、依頼元ユーザVNAS25Aは、依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ルートVNAS26Bに、環境構築要求を送信する(S1004)。
その後、依頼元ユーザVNAS25Aは、バックアップ完了通知を受信するまで待機する。バックアップ完了通知を受信すると、依頼元ユーザVNAS25Aは、環境復元処理サブプログラム2322を実行する。そして、依頼元ユーザVNAS25Aは、バックアップ要求受付サブプログラム2321を終了する。
図13は、本発明の第1の実施の形態の依頼元ユーザVNAS25Aによって実行されるバックアップ要求受付サブプログラム2321の処理のフローチャートである。
依頼元ユーザVNAS25Aは、バックアップ管理計算機7からバックアップ要求を受信すると、当該バックアップ要求受付サブプログラム2321を実行する。なお、バックアップ要求には、データのバックアップが要求されるLU15の名称が含まれる。
まず、依頼元ユーザVNAS25Aは、依頼元ディスクサブシステム1Aに記憶されるミラーリング設定管理テーブル135を参照して、受信したバックアップ要求に含まれる名称によって識別されるLU15(正ボリューム)とコピーペアになっているLU15(副ボリューム)が存在するか否かを判定する(S1011)。
具体的には、依頼元ユーザVNAS25Aは、受信したバックアップ要求に含まれる名称とミラーリング設定管理テーブル135のボリューム名1351とが一致するレコードを、ミラーリング設定管理テーブル135から選択する。次に、依頼元ユーザVNAS25Aは、選択したレコードから、ボリューム区分1353を抽出する。
抽出したボリューム区分1353に「正ボリューム」が格納されている場合、依頼元ユーザVNAS25Aは、副ボリュームが存在すると判定する。その場合、依頼元ユーザVNAS25Aは、そのままステップS1015に進む。
一方、抽出したボリューム区分1353に「単独ボリューム」が格納されている場合、依頼元ユーザVNAS25Aは、副ボリュームが存在しないと判定する。その場合、依頼元ユーザVNAS25Aは、受信したバックアップ要求に含まれる名称によって識別される正ボリュームとコピーペアになる副ボリュームの作成を、依頼元ディスクサブシステム1Aに要求する(S1012)。すると、依頼元ディスクサブシステム1Aは、副ボリュームを作成する。このとき、依頼元ディスクサブシステム1Aは、ミラーリング設定管理テーブル135を更新する。
具体的には、依頼元ディスクシステム1Aは、ミラーリング設定管理テーブル135に、新たなレコードを作成する。次に、依頼元ディスクサブシステム1Aは、作成された副ボリュームの名称を、新たなレコードのボリューム名1351に格納する。次に、依頼元ディスクサブシステム1Aは、新たなレコードのミラーリング設定1352に、「有」を格納する。
次に、依頼元ディスクサブシステム1Aは、新たなレコードのボリューム区分1353に、「副ボリューム」を格納する。次に、依頼元ディスクサブシステム1Aは、バックアップ要求に含まれる名称を、新たなレコードのペアボリューム名1354に格納する。次に、依頼元ディスクサブシステム1Aは、新たなレコードのボリューム作成日時1355に、現在の日時を格納する。
次に、依頼元ディスクシステム1Aは、バックアップ要求に含まれる名称とミラーリング設定管理テーブル135のボリューム名1351とが一致するレコードを、ミラーリング設定管理テーブル135から選択する。次に、依頼元ディスクサブシステム1Aは、選択したレコードのミラーリング設定1352に、「有」を格納する。次に、依頼元ディスクサブシステム1Aは、選択したレコードのボリューム区分1353に、「正ボリューム」を格納する。次に、依頼元ディスクサブシステム1Aは、選択したレコードのペアボリューム名1354に、作成された副ボリュームの名称を格納する。
次に、依頼元ディスクサブシステム1Aは、ボリュームの作成をイベントとして、イベントログ134に記録する。更に、依頼元ディスクサブシステム1Aは、ペア定義をイベントとして、イベントログ134に記録する。
次に、依頼元ユーザVNAS25Aは、パス定義の作成を、依頼元ディスクサブシステム1Aに要求する(S1013)。すると、依頼元ディスクサブシステム1Aは、作成された副ボリュームへのアクセス経路であるパスの定義を、パス定義管理テーブル133に格納する。
具体的には、依頼元ディスクサブシステム1Aは、パス定義管理テーブル133に新たなレコードを作成する。次に、依頼元ディスクサブシステム1Aは、作成された副ボリュームの名称を、新たなレコードのボリューム名1331に格納する。次に、依頼元ディスクサブシステム1Aは、依頼元ユーザVNAS25Aの識別子を、新たなレコードのNASID1332に格納する。
次に、依頼元ユーザVNAS25Aは、正ボリュームと副ボリュームとの同期を、依頼元ディスクサブシステム1に要求する(S1014)。すると、依頼元ディスクサブシステム1は、ミラーリングすることによって、正ボリュームと副ボリュームとを同期させる。これによって、正ボリュームのデータと副ボリュームのデータとが同一となる。
次に、依頼元ユーザVNAS25Aは、正ボリュームと副ボリュームとの同期の解除を、依頼元ディスクサブシステム1Aに要求する(S1015)。すると、依頼元ディスクサブシステム1Aは、正ボリュームと副ボリュームとを切り離すことによって、正ボリュームと副ボリュームとの同期を解除する。このとき、依頼元ディスクサブシステム1Aは、ミラーリング設定管理テーブル135を更新する。
具体的には、依頼元ディスクサブシステム1Aは、正ボリュームの名称とミラーリング設定管理テーブル135のボリューム名1351とが一致するレコードを、ミラーリング設定管理テーブル135から選択する。次に、依頼元ディスクサブシステム1Aは、選択したレコードのミラーリング設定1352に、「無」を格納する。次に、依頼元ディスクサブシステム1Aは、副ボリュームの名称とミラーリング設定管理テーブル135のボリューム名1351とが一致するレコードを、ミラーリング設定管理テーブル135から選択する。次に、依頼元ディスクサブシステム1Aは、選択したレコードのミラーリング設定1352に、「無」を格納する。
更に、依頼元ディスクサブシステム1Aは、同期解除をイベントとして、イベントログ134に記録する。
次に、依頼元ユーザVNAS25Aは、副ボリュームへのアクセス経路であるパスの定義の削除を、依頼元ディスクサブシステム1Aに要求する(S1016)。すると、依頼元ディスクサブシステム1Aは、副ボリュームへのアクセス経路であるパスの定義を、パス定義管理テーブル133から削除する。
具体的には、依頼元ディスクサブシステム1Aは、副ボリュームの名称とパス定義管理テーブル133のボリューム名1331とが一致するレコードを、パス定義管理テーブル133から削除する。
次に、依頼元ユーザVNAS25Aは、依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ルートVNAS26Bに、環境構築要求を送信する(S1017)。このため、依頼元ユーザVNAS25Aは、バックアップ装置3にローカル接続されている依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ルートVNAS26Bのネットワーク情報を予め記憶している。
依頼先ルートVNAS26Bは、環境構築要求を受信すると、環境構築要求受付サブプログラム2331を実行する。なお、環境構築要求受付サブプログラム2331の処理については、図14及び図15で詳細を説明する。
一方、依頼元ユーザVNAS25Aは、依頼先ルートVNAS26Bからバックアップ完了通知を受信するまで待機する。バックアップ完了通知を受信すると、依頼元ユーザVNAS25Aは、環境復元処理サブプログラム2322を実行する(S1018)。なお、環境復元処理サブプログラム2322の処理については、図20及び図21で詳細を説明する。そして、依頼元ユーザVNAS25Aは、バックアップ要求受付サブプログラム2321を終了する。
図14は、本発明の第1の実施の形態の依頼先ルートVNAS26Bによって実行される環境構築要求受付サブプログラム2331の処理の説明図である。
依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ルートVNAS26Bは、依頼元NASサーバ2Aに備わる依頼元ユーザVNAS25Aから環境構築要求を受信する(S1021)。すると、依頼先ルートVNAS26Bは、バックアップ処理を行うための依頼先ユーザVNAS25Bを作成する(S1022)。
次に、依頼先ルートVNAS26Bは、作成した依頼先NASサーバ2Bから依頼元ディスクサブシステム1Aに備わる副ボリュームへのアクセス経路であるパスの定義の作成を、依頼先ディスクサブシステム1Bに要求する。すると、依頼先ディスクサブシステム1Bは、依頼先NASサーバ2Bから、依頼元ディスクサブシステム1Aに備わる副ボリュームへのアクセス経路であるパスの定義を作成する(S1023)。
次に、依頼先ルートVNAS26Bは、作成した依頼先ユーザVNAS25Bに、バックアップ処理の実行を要求する。
その後、、依頼先ルートVNAS26Bは、バックアップ処理完了を通知されるまで待機する。バックアップ処理完了を通知されると、依頼先ルートVNAS26Bは、環境後処理サブプログラム2332を実行する。そして、依頼先ルートVNAS26Bは、環境構築要求受付サブプログラム2331を終了する。
図15は、本発明の第1の実施の形態の依頼先ルートVNAS26Bによって実行される環境構築要求受付サブプログラム2331の処理のフローチャートである。
依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ルートVNAS26Bは、依頼元NASサーバ2Aに備わる依頼元ユーザVNAS25Aから環境構築要求を受信すると、当該環境構築要求受付サブプログラム2331を実行する。まず、依頼先ルートVNAS26Bは、NASサーバ2のリソースを依頼先ユーザVNAS25Bに割り当てることによって、バックアップ処理を行うための依頼先ユーザVNAS25Bを新たに作成する。
次に、依頼先ルートVNAS26Bは、作成した依頼先NASサーバ2Bから、依頼元ディスクサブシステム1Aに備わる副ボリュームへのアクセス経路であるパスの定義の作成を、依頼先ディスクサブシステム1Bに要求する(S1031)。
すると、依頼先ディスクサブシステム1Bは、依頼先NASサーバ2Bから、依頼元ディスクサブシステム1Aに備わる副ボリュームへのアクセス経路であるパスの定義を、パス定義管理テーブル133に格納する。
具体的には、依頼先ディスクサブシステム1Bは、パス定義管理テーブル133に新たなレコードを作成する。次に、依頼先ディスクサブシステム1Bは、依頼元ディスクサブシステム1Aに備わる副ボリュームの名称を、新たなレコードのボリューム名1331に格納する。次に、依頼先ディスクサブシステム1Bは、依頼先NASサーバ2Bの識別子を、新たなレコードのNASID1332に格納する。
これによって、依頼先NASサーバ2Bは、FC8及び依頼先ディスクサブシステム1Bを介して、依頼元ディスクサブシステム1Aに備わる副ボリュームへアクセス可能となる。
次に、依頼先ルートVNAS26Bは、作成した依頼先ユーザVNAS25Bを起動する(S1032)。
次に、依頼先ルートVNAS26Bは、起動した依頼先ユーザVNAS25Bに、パックアップ処理の実行を要求する(S1033)。このとき、依頼先ルートVNAS26Bは、依頼元ディスクサブシステム1Aに備わる副ボリュームに関する情報を、起動した依頼先ユーザVNAS25Bに送信する。
すると、依頼先ユーザVNAS25Bは、バックアップ処理サブプログラム2323を実行する。なお、バックアップ処理サブプログラム2323の処理については、図16及び図17で詳細を説明する。
その後、依頼先ルートVNAS26Bは、バックアップ処理完了を通知されるまで待機する。バックアップ処理完了を通知されると、依頼先ルートVNAS26Bは、環境後処理サブプログラム2332を実行する(S1034)。なお、環境後処理サブプログラム2332の処理については、図18及び図19で詳細を説明する。そして、依頼先ルートVNAS26Bは、環境構築要求受付サブプログラム2331を終了する。
図16は、本発明の第1の実施の形態の依頼先ユーザVNAS25Bによって実行されるバックアップ処理サブプログラム2323の処理の説明図である。
依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ユーザVNAS25Bは、依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ルートVNAS26Bからバックアップ処理の実行を要求される。すると、依頼先ユーザVNAS25Bは、依頼元ディスクサブシステム1Aに備わる副ボリュームに記憶されるデータを、バックアップ装置3にバックアップする(S1041)。
次に、依頼先ユーザVNAS25Bは、依頼先ルートVNAS26Bにバックアップ処理完了を通知する。そして、依頼先ユーザVNAS25Bは、バックアップ処理サブプログラム2323を終了する。
図17は、本発明の第1の実施の形態の依頼先ユーザVNAS25Bによって実行されるバックアップ処理サブプログラム2323の処理のフローチャートである。
依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ユーザVNAS25Bは、依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ルートVNAS26Bからバックアップ処理の実行を要求されると、当該バックアップ処理サブプログラム2323を実行する。
まず、依頼先ユーザVNAS25Bは、依頼先ルートVNAS26Bから、依頼元ディスクサブシステム1Aに備わる副ボリュームに関する情報を受信する。次に、依頼先ユーザVNAS25Bは、受信した副ボリュームに関する情報を参照して、依頼元ディスクサブシステム1Aに備わる副ボリュームをマウントする。更に、依頼先ユーザVNAS25Bは、バックアップ装置3をマウントする(S1051)。
次に、依頼先ユーザVNAS25Bは、マウントされている副ボリュームに記憶されるデータを読み出す。次に、依頼先ユーザVNAS25Bは、読み出したデータを、マウントされているバックアップ装置3に格納する。これによって、依頼先ユーザVNAS25Bは、副ボリュームに記憶されるデータを、バックアップ装置3にバックアップする(S1052)。例えば、依頼先ユーザVNAS25Bは、特許文献2に記載されている技術を用いて、副ボリュームに記憶されるデータをバックアップ装置3にバックアップする。
依頼先ユーザVNAS25Bは、バックアップを完了すると、マウントされている副ボリューム及びバックアップ装置3をアンマウントする(S1053)。次に、依頼先ユーザVNAS25Bは、依頼先ルートVNAS26Bにバックアップ処理完了を通知する。すると、依頼先ルートVNAS26Bは、環境後処理サブプログラム2332を実行する。なお、環境後処理サブプログラム2332の処理については、図18及び図19で詳細を説明する。
そして、依頼先ユーザVNAS25Bは、バックアップ処理サブプログラム2323を終了する。
図18は、本発明の第1の実施の形態の依頼先ルートVNAS26Bによって実行される環境後処理サブプログラム2332の処理の説明図である。
依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ルートVNAS26Bは、依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ユーザVNAS25Bからバックアップ処理完了を通知される。すると、依頼先ルートVNAS26Bは、依頼先ユーザVNAS25Bを削除する(S1061)。次に、依頼先ルートVNAS26Bは、依頼元NASサーバ2Aに備わるユーザVNAS25Aにバックアップ完了通知を送信する(S1062)。そして、依頼先ルートVNAS26Bは、環境後処理サブプログラム2332を終了する。
図19は、本発明の第1の実施の形態の依頼先ルートVNAS26Bによって実行される環境後処理サブプログラム2332の処理のフローチャートである。
依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ルートVNAS26Bは、依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ユーザVNAS25Bからバックアップ完了を通知されると、当該環境後処理サブプログラム2332を実行する。
まず、依頼先ルートVNAS26Bは、バックアップ完了の通知元である依頼先ユーザVNAS25Bの動作を停止させる。次に、依頼先ルートVNAS26Bは、動作を停止した依頼先ユーザVNAS25Bに割り当てられている依頼先NASサーバ2Bのリソースを解放する。そして、依頼先ルートVNAS26Bは、依頼先ユーザVNAS25Bを削除する(S1071)。
次に、依頼先ルートVNAS26Bは、依頼元NASサーバ2Aに備わる依頼元ユーザVNAS25Aにバックアップ完了通知を送信する(S1072)。
依頼元ユーザVNAS25Aは、バックアップ完了通知を受信すると、環境復元処理サブプログラム2322を実行する。なお、環境復元処理サブプログラム2322の処理については、図20及び図21で詳細を説明する。
そして、依頼先ルートVNAS26Bは、環境後処理サブプログラム2332を終了する。
図20は、本発明の第1の実施の形態の依頼元ユーザVNAS25Aによって実行される環境復元処理サブプログラム2322の処理の説明図である。
依頼元NASサーバ2Aに備わる依頼元ユーザVNAS25Aは、依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ルートVNAS26Bからバックアップ完了通知を受信する。すると、依頼元ユーザVNAS25Aは、依頼元ディスクサブシステム1Aの環境を、バックアップ要求受信時の状態に戻す。例えば、依頼元ユーザVNAS25Aは、依頼元ディスクサブシステム1Aにミラーリング環境を設定する(S1081)。
そして、依頼元ユーザVNAS25Aは、環境復元処理サブプログラム2322を終了する。
図21は、本発明の第1の実施の形態の依頼元ユーザVNAS25Aによって実行される環境復元処理サブプログラム2322の処理のフローチャートである。
依頼元NASサーバ2Aに備わる依頼元ユーザVNAS25Aは、依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ルートVNAS26Bからバックアップ完了通知を受信すると、当該環境復元処理サブプログラム2322を実行する。
まず、依頼元ユーザVNAS25Aは、依頼元ディスクサブシステム1Aに記憶されるイベントログ134を参照して、バックアップ要求を受信した時における、依頼元ディスクサブシステム1Aの環境を特定する。そして、依頼元ユーザVNAS25Aは、バックアップ要求を受信した時に副ボリュームが存在したか否かを判定する(S1091)。
例えば、依頼元ユーザVNAS25Aは、バックアップ要求受付サブプログラム2321の処理のステップS1011において副ボリュームが存在しないと判定した場合、バックアップ要求の受信時に副ボリュームが存在しなかったと判定する。
すると、依頼元ユーザVNAS25Aは、バックアップ要求受付サブプログラム2321の処理のステップS1012において作成された副ボリュームの削除を、依頼元ディスクサブシステム1Aに要求する。
すると、依頼元ディスクサブシステム1Aは、副ボリュームを削除する(S1092)。このとき、依頼元ディスクサブシステム1Aは、ミラーリング設定管理テーブル135を更新する。
具体的には、依頼元ディスクシステム1Aは、削除した副ボリュームの名称とミラーリング設定管理テーブル135のボリューム名1351とが一致するレコードを、ミラーリング設定管理テーブル135から削除する。
次に、依頼元ディスクシステム1Aは、バックアップ要求に含まれる名称とミラーリング設定管理テーブル135のボリューム名1351とが一致するレコードを、ミラーリング設定管理テーブル135から選択する。次に、依頼元ディスクサブシステム1Aは、選択したレコードのミラーリング設定1352に、「無」を格納する。次に、依頼元ディスクサブシステム1Aは、選択したレコードのボリューム区分1353に、「単独ボリューム」を格納する。次に、依頼元ディスクサブシステム1Aは、選択したレコードのペアボリューム名1354の値を削除する。
次に、依頼元ディスクサブシステム1Aは、ボリューム削除をイベントとして、イベントログ134に記録する。そして、依頼元ユーザVNAS25Aは、環境復元処理サブプログラム2322を終了する。
一方、依頼元ユーザVNAS25Aは、バックアップ要求受付サブプログラム2321の処理のステップS1011において副ボリュームが存在すると判定した場合、バックアップ要求の受信時に副ボリュームが存在したと判定する。
すると、依頼元ユーザVNAS25Aは、副ボリュームへのアクセス経路であるパスの定義の作成を、依頼元ディスクサブシステム1Aに要求する(S1093)。すると、依頼元ディスクサブシステム1Aは、副ボリュームへのアクセス経路であるパスの定義を、パス定義管理テーブル133に格納する。
具体的には、依頼元ユーザVNAS25Aは、バックアップ要求受付サブプログラム2321の処理のステップS1016において削除したパス定義を、パス定義管理テーブル133に格納する。
次に、依頼元ユーザVNAS25Aは、正ボリュームと副ボリュームとの同期を、依頼元ディスクサブシステム1に要求する(S1094)。すると、依頼元ディスクサブシステム1は、ミラーリングすることによって、正ボリュームと副ボリュームとを同期させる。これによって、正ボリュームのデータと副ボリュームのデータとが同一となる。このとき、依頼元ディスクサブシステム1Aは、ミラーリング設定管理テーブル135を更新する。
具体的には、依頼元ディスクサブシステム1Aは、正ボリュームの名称とミラーリング設定管理テーブル135のボリューム名1351とが一致するレコードを、ミラーリング設定管理テーブル135から選択する。次に、依頼元ディスクサブシステム1Aは、選択したレコードのミラーリング設定1352に、「有」を格納する。次に、依頼元ディスクサブシステム1Aは、副ボリュームの名称とミラーリング設定管理テーブル135のボリューム名1351とが一致するレコードを、ミラーリング設定管理テーブル135から選択する。次に、依頼元ディスクサブシステム1Aは、選択したレコードのミラーリング設定1352に、「有」を格納する。
そして、依頼元ユーザVNAS25Aは、環境復元処理サブプログラム2322を終了する。
図22は、本発明の第1の実施の形態の計算機システムによって実行されるリストア要求実行処理の概要の説明図である。
まず、管理計算機5は、管理者の操作等を契機に、バックアップ管理計算機7に、依頼元ディスクサブシステム1Aに記憶されるデータのリストアを指示する。バックアップ管理計算機7は、リストアの指示を受けると、依頼元NASサーバ2Aに備わる依頼元ユーザVNAS25Aにリストア要求を送信する。
依頼元ユーザVNAS25Aのリストア要求受付サブプログラム2324は、バックアップ管理計算機7からリストア要求を受信する。すると、リストア要求受付サブプログラム2324は、パス定義削除要求等を行う。そして、リストア要求受付サブプログラム2324は、依頼先ルートVNA26Bの環境構築要求受付サブプログラム2331に環境構築要求を送信する。なお、リストア要求受付サブプログラム2324の処理については、図23で詳細を説明する。
依頼先ルートVNA26Bの環境構築要求受付サブプログラム2331は、環境構築要求を受信すると、依頼先ユーザVAS25Bを作成する。次に、環境構築要求受付サブプログラム2331は、作成した依頼先ユーザVNAS25Bに、リストアされるデータが格納されるLU15であるリストア先ボリュームを割り当てる。次に、環境構築要求受付サブプログラム2331は、作成した依頼先ユーザVNAS25Bを起動する。そして、環境構築要求受付サブプログラム2331は、起動した依頼先ユーザVNAS25Bのバックアップ処理サブプログラム2323に、リストア処理の実行を要求する。なお、リストア時における環境構築要求受付サブプログラム2331の処理は、バックアップ処理の実行を要求する代わりに、リストア処理の実行を要求する点を除き、図14及び図15で説明した処理と同一である。よって、詳細な説明を省略する。
依頼先ユーザVNAS25Bのバックアップ処理サブプログラム2323は、リストア処理の実行を要求されると、カーネル起動、バックアップ装置3のマウント、割り当てられたリストア先ボリュームのマウント、リストア処理、バックアップ装置3のアンマウント、及び割り当てられたリストア先ボリュームのアンマウントを行う。そして、バックアップ処理サブプログラム2323は、リストア処理完了を、依頼先ルートVNAS26Bの環境構築要求受付サブプログラム2331に通知する。なお、リストア時におけるバックアップ処理サブプログラム2323の処理については、図24で詳細を説明する。
依頼先ルートVNAS26Bの環境構築要求受付サブプログラム2331は、リストア処理完了を通知されると、当該依頼先ルートVNAS26Bの環境後処理サブプログラム2332に、環境後処理の実行を要求する。
依頼先ルートVNAS26Bの環境後処理サブプログラム2332は、環境後後処理の実行を要求されると、依頼先ユーザVNAS25Bを削除する。そして、環境後処理サブプログラム2332は、依頼元ユーザVNAS25Aのリストア要求受付サブプログラム2324にリストア完了通知を送信する。なお、リストア時における環境後処理サブプログラム2332の処理は、バックアップ完了通知の代わりにリストア完了通知を送信する点を除き、図18及び図19で説明した処理と同一である。よって、詳細な説明を省略する。
依頼元ユーザVNAS25Aのリストア要求受付サブプログラム2324は、リストア完了通知を受信すると、当該依頼元ユーザVNAS25Aの環境復元処理サブプログラム2322に、環境復元処理の実行を要求する。
当該依頼元ユーザVNAS25Aの環境復元処理サブプログラム2322は、環境復元処理の実行を要求されると、リストア先ボリュームへのパスの定義構築要求を行う。なお、環境復元処理サブプログラム2322の処理は、副ボリュームへのパスの定義作成要求の代わりに、リストア先ボリュームへのパスの定義構築要求を行う点を除き、図20及び図21で説明した処理と同一である。よって、詳細な説明を省略する。
以上のように、依頼元NASサーバ2Aがリストア要求を受信すると、依頼元NASサーバ2A及び依頼先NASサーバ2Bは、連携しながら、リストアを実行するために必要な環境を構築する。そして、依頼先NASサーバ2Bが、バックアップ装置3にローカル接続されていない依頼元ディスクサブシステム1Aに記憶されるデータをリストアする。
図23は、本発明の第1の実施の形態の依頼元ユーザVNAS25Aによって実行されるリストア要求受付サブプログラム2324の処理のフローチャートである。
依頼元ユーザVNAS25Aは、バックアップ管理計算機7からリストア要求を受信すると、当該リストア要求受付サブプログラム2324を実行する。なお、リストア要求には、リストアデータが格納されるLU15(リストア先ボリューム)の名称が含まれる。
まず、依頼元ユーザVNAS25Aは、リストア先ボリュームをアンマウントする(S1101)。次に、依頼元ユーザVNAS25Aは、リストア先ボリュームへのアクセス経路であるパスの定義の削除を、依頼元ディスクサブシステム1Aに要求する(S1102)。すると、依頼元ディスクサブシステム1Aは、リストア先ボリュームへのアクセス経路であるパスの定義を、パス定義管理テーブル133から削除する。
具体的には、依頼元ディスクサブシステム1Aは、リストア先ボリュームの名称とパス定義管理テーブル133のボリューム名1331とが一致するレコードを、パス定義管理テーブル133から削除する。
次に、依頼元ユーザVNAS25Aは、依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ルートVNAS26Bに、環境構築要求を送信する(S1103)。このため、依頼元ユーザVNAS25Aは、バックアップ装置3にローカル接続されている依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ルートVNAS26Bのネットワーク情報を予め記憶している。
次に、依頼元ユーザVNAS25Aは、依頼先ルートVNAS26Bからリストア完了通知を受信するまで待機する。リストア完了通知を受信すると、依頼元ユーザVNAS25Aは、環境復元処理サブプログラム2322を実行する(S1104)。そして、依頼元ユーザVNAS25Aは、リストア要求受付サブプログラム2324を終了する。
図24は、本発明の第1の実施の形態の依頼先ユーザVNAS25Bによってリストア時に実行されるバックアップ処理サブプログラム2323の処理のフローチャートである。
依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ユーザVNAS25Bは、依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ルートVNAS26Bからリストア処理の実行を要求されると、当該バックアップ処理サブプログラム2323を実行する。
まず、依頼先ユーザVNAS25Bは、依頼先ルートVNAS26Bから、依頼元ディスクサブシステム1Aに備わるリストア先ボリュームに関する情報を受信する。次に、依頼先ユーザVNAS25Bは、受信したリストア先ボリュームに関する情報を参照して、依頼元ディスクサブシステム1Aに備わるリストア先ボリュームをマウントする。更に、依頼先ユーザVNAS25Bは、バックアップ装置3をマウントする(S1111)。
次に、依頼先ユーザVNAS25Bは、マウントされているバックアップ装置3に記憶されるデータを読み出す。次に、依頼先ユーザVNAS25Bは、読み出したデータを、マウントされているリストア先ボリュームに格納する。これによって、依頼先ユーザVNAS25Bは、リストア先ボリュームに記憶されるデータをリストアする(S1112)。
依頼先ユーザVNAS25Bは、リストアを完了すると、マウントされているリストア先ボリューム及びバックアップ装置3をアンマウントする(S1053)。次に、依頼先ユーザVNAS25Bは、依頼先ルートVNAS26Bにリストア処理完了を通知する。そして、依頼先ユーザVNAS25Bは、バックアップ処理サブプログラム2323を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、バックアップ装置3にローカル接続されていない依頼元ディスクサブシステム1Aに記憶されるデータを、バックアップ装置3にバックアップできる。また、バックアップ装置3に記憶されるバックアップデータを用いて、バックアップ装置3にローカル接続されていない依頼元ディスクサブシステム1Aに記憶されるデータをリストアできる。
本実施の形態では、バックアップ時及びリストア時に、バックアップデータは、LAN9を流れない。そのため、バックアップデータは、クライアント計算機6とNASサーバ2との通信を圧迫しない。よって、NASサーバ2は、バックアップ処理及びリストア処理の悪影響を受けずに、ファイル共有サービスをクライアント計算機6に提供できる。
更に、本実施の形態では、バックアップ処理又はリストア処理を実行するための依頼先ユーザVNAS25Bが、依頼先NASサーバ2Bに生成される。つまり、ファイル供給サービスを提供する通常のユーザVNAS25と異なる依頼先ユーザVNAS25Bが、バックアップ処理及びリストア処理を実行する。そのため、バックアップ処理及びリストア処理のセキュリティが高まる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、依頼元ユーザVNAS25Aによるミラーリング環境の設定、依頼元ユーザVNAS25Aによるミラーリングの同期処理、依頼先ルートVNAS26Bによる依頼先ユーザVNAS25Bの起動処理及び依頼先ユーザVNAS25Bによるバックアップ処理等が順番に実行される。一方、第2の実施の形態では、依頼元ユーザVNAS25Aによるミラーリングの同期処理と、依頼先ルートVNAS26Bによる依頼先ユーザVNAS25Bの起動処理とが、並列的に実行される。
第2の実施の形態の計算機システムの構成は、第1の実施の形態の計算機システム(図1)と同一なので説明を省略する。
図25は、本発明の第2の実施の形態の計算機システムにおけるユーザVNAS及びルートVNASの説明図である。
依頼元NASサーバ2Aは、依頼元ユーザVNAS25A及び依頼元ルートVANS26Aを備える。また、依頼先NASサーバ2Bは、依頼先ルートVNAS26Bを備える。更に、バックアップ処理の過程において、依頼先NASサーバ2Bには、依頼先ユーザVNAS25Bが生成される。
依頼元ユーザVNAS25A及び依頼先ユーザVNAS25Bは、バックアップ管理プログラム232及びOS237を備える。バックアップ管理プログラム232は、バックアップ要求受付サブプログラム2321、環境復元処理サブプログラム2322、バックアップ処理サブプログラム2323、リストア要求受付サブプログラム2324及び同期状況応答処理サブプログラム2325を含む。
バックアップ要求受付サブプログラム2321、環境復元処理サブプログラム2322、バックアップ処理サブプログラム2323及びリストア要求受付サブプログラム2324は、第1の実施の形態のユーザVNAS25に含まれるものと同一なので説明を省略する。
同期状況応答処理サブプログラム2325は、依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ユーザVNAS25Bから、同期状況確認要求を受信する。すると、同期状況応答処理サブプログラム2325は、依頼元ディスクサブシステム1Aに備わる正ボリュームと副ボリュームとの同期が完了しているか否かを判定し、判定した結果を依頼先ユーザVNAS25Bに応答する。なお、同期状況応答処理サブプログラム2325は、依頼元ユーザVNAS25Aで実行される。
OS237は、ブート処理サブプログラム2371を含む。ブート処理サブプログラム2371は、バックアップ管理プログラム232を起動する。なお、ブート処理サブプログラム2371は、依頼先ユーザVNAS25Bで実行される。
依頼先ルートVNAS26Bは、バックアップ用環境管理プログラム233及びOS237を備える。バックアップ用環境管理プログラム233及びOS237は、第1の実施の形態の依頼先ルートVNAS26Bに含まれるものと同一なので説明を省略する。
図26は、本発明の第2の実施の形態の計算機システムによって実行されるバックアップ要求実行処理の概要の説明図である。
まず、依頼元ユーザVNAS25Aのバックアップ要求受付サブプログラム2321は、バックアップ管理計算機7からバックアップ要求を受信する。すると、バックアップ要求受付サブプログラム2321は、ミラーリング環境チェック、ミラーリング環境設定及びミラーリング同期要求を行う。そして、バックアップ要求受付サブプログラム2321は、依頼先ルートVNA26Bの環境構築要求受付サブプログラム2331に環境構築要求を送信する。つまり、バックアップ要求受付サブプログラム2321は、正ボリュームと副ボリュームとの同期の完了を確認せずに、依頼先ルートVNA26Bの環境構築要求受付サブプログラム2331に環境構築要求を送信する。
なお、第2の実施の形態のバックアップ要求受付サブプログラム2321の処理は、ミラーリング同期解除要求及びパス定義削除要求を行わない点を除き、第1の実施のバックアップ要求受付サブプログラムの処理(図12及び図13)と同一である。よって、第2の実施の形態のバックアップ要求受付サブプログラム2321の処理の詳細な説明は、省略する。
依頼先ルートVNA26Bの環境構築要求受付サブプログラム2331は、環境構築要求を受信すると、依頼先ユーザVAS25Bを作成する。次に、環境構築要求受付サブプログラム2331は、作成した依頼先ユーザVNAS25Bに、副ボリュームを割り当てる。次に、環境構築要求受付サブプログラム2331は、作成した依頼先ユーザVNAS25Bを起動する。
なお、第2の実施の形態の環境構築要求受付サブプログラム2331の処理は、第1の実施の形態の環境構築要求受付サブプログラムの処理(図14及び図15)と同一である。よって、第2の実施の形態の環境構築要求受付サブプログラム2331の処理の詳細な説明は、省略する。
依頼先ユーザVNAS25Bは、起動されると、ブート処理サブプログラム2371を実行する。ブート処理サブプログラム2371は、カーネル起動及びバックアップ装置3のマウントを行う。そして、ブート処理サブプログラム2371は、バックアップ処理サブプログラム2323を起動する。なお、ブート処理サブプログラム2371の処理については、図28で詳細を説明する。
依頼先ユーザVNAS25Bのバックアップ処理サブプログラム2323は、起動されると、正ボリュームと副ボリュームとの同期が完了しているか否かを確認するために、同期状況確認要求を、依頼元ユーザVNAS25Aの同期状況応答サブプログラム2325に送信する。
依頼元ユーザVNAS25Aの同期状況応答サブプログラム2325は、同期状況確認要求を受信する。すると、バックアップ処理サブプログラム2323は、正ボリュームと副ボリュームとの同期状況を確認し、正ボリュームと副ボリュームとの同期が完了したか否かを判定する。そして、バックアップ処理サブプログラム2323は、判定した結果を、依頼先ユーザVNAS25Bのバックアップ処理サブプログラム2323に応答する。なお、同期状況応答サブプログラム2325の処理については、図27で詳細を説明する。
そして、依頼先ユーザVNAS25Bは、同期が完了したこと確認すると、副ボリュームのマウント、バックアップ処理、バックアップ装置3のアンマウント、及び副ボリュームのアンマウントを行う。そして、バックアップ処理サブプログラム2323は、バックアップ処理完了を、依頼先ルートVNAS26Bの環境構築要求受付サブプログラム2331に通知する。なお、バックアップ処理サブプログラム2323の処理については、図29で詳細を説明する。
依頼先ルートVNAS26Bの環境構築要求受付サブプログラム2331は、バックアップ処理完了を通知されると、当該依頼先ルートVNAS26Bの環境後処理サブプログラム2332に、環境後処理の実行を要求する。
依頼先ルートVNAS26Bの環境後処理サブプログラム2332は、環境後後処理の実行を要求されると、依頼先ユーザVNAS25Bを削除する。そして、環境後処理サブプログラム2332は、依頼元ユーザVNAS25Aのバックアップ要求受付サブプログラム2321にバックアップ完了通知を送信する。なお、第2の実施の形態の環境後処理サブプログラム2332の処理は、第1の実施の環境後処理サブプログラムの処理(図18及び図19)と同一である。よって、第2の実施の形態の環境後処理サブプログラム2332の処理の詳細な説明は、省略する。
依頼元ユーザVNAS25Aのバックアップ要求受付サブプログラム2321は、バックアップ完了通知を受信すると、当該依頼元ユーザVNAS25Aの環境復元処理サブプログラム2322に、環境復元処理の実行を要求する。
当該依頼元ユーザVNAS25Aの環境復元処理サブプログラム2322は、環境復元処理の実行を要求されると、パスの定義構築要求及びミラーリング環境設定を行う。なお、なお、第2の実施の形態の環境復元処理サブプログラム2322の処理は、第1の実施の形態の環境復元処理サブプログラムの処理(図20及び図21)と同一である。よって、第2の実施の形態の環境復元処理サブプログラム2322の処理の詳細な説明は、省略する。
以上のように、依頼元NASサーバ2Aがバックアップ要求を受信すると、依頼元NASサーバ2Aと依頼先NASサーバ2Bとは、連携しながら、バックアップを実行するために必要な環境を構築する。このとき、依頼元ユーザVNAS25Aによるミラーリングの同期処理と、依頼先ルートVNAS26Bによる依頼先ユーザVNAS25Bの起動処理とが、並列的に実行される。そして、依頼先NASサーバ2Bが、バックアップ装置3にローカル接続されていない依頼元ディスクサブシステム1Aに記憶されるデータを、バックアップ装置3にバックアップする。
図27は、本発明の第2の実施の形態の依頼元ユーザVNAS25Aによって実行される同期状況応答処理サブプログラム2325の処理のフローチャートである。
まず、依頼元NASサーバ2Aに備わる依頼元ユーザVNAS25Aは、依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ユーザVNAS25Bから同期状況確認要求を受信する(S1201)。すると、依頼元ユーザVNAS25Aは、依頼元ディスクサブシステム1Aに備わる正ボリュームと副ボリュームとの同期状況を確認する(S1202)。
次に、依頼元ユーザVNAS25Aは、正ボリュームと副ボリュームとの同期が完了しているか否かを判定する(S1203)。
同期が完了していない場合、依頼元ユーザVNAS25Aは、同期状況確認要求の送信元である依頼先ユーザVNAS25Bに、「同期未完了」を応答する(S1204)。そして、依頼元ユーザVNAS25Aは、同期状況応答処理サブプログラム2325を終了する。
一方、同期が完了している場合、依頼元ユーザVNAS25Aは、正ボリュームと副ボリュームとの同期の解除を、依頼元ディスクサブシステム1Aに要求する(S1205)。すると、依頼元ディスクサブシステム1Aは、正ボリュームと副ボリュームとを切り離すことによって、正ボリュームと副ボリュームとの同期を解除する。このとき、依頼元ディスクサブシステム1Aは、ミラーリング設定管理テーブル135を更新する。
次に、依頼元ユーザVNAS25Aは、副ボリュームへのアクセス経路であるパスの定義の削除を、依頼元ディスクサブシステム1Aに要求する。すると、依頼元ディスクサブシステム1Aは、副ボリュームへのアクセス経路であるパスの定義を、パス定義管理テーブル133から削除する。
次に、依頼元ユーザVNAS25Aは、同期状況確認要求の送信元である依頼先ユーザVNAS25Bに、「同期完了」を応答する(S1206)。そして、依頼元ユーザVNAS25Aは、同期状況応答処理サブプログラム2325を終了する。
図28は、本発明の第2の実施の形態の依頼先ユーザVNAS25Bによって実行されるブート処理サブプログラム2371の処理のフローチャートである。
依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ユーザVNAS25Bは、依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ルートVNAS26Bによって起動されると、当該ブート処理サブプログラム2371を実行する。
まず、依頼先ユーザVNAS25Bは、カーネルを起動する(S1211)。次に、依頼先ユーザVNAS25Bは、バックアップ装置3をマウントする(S1212)。次に、依頼先ユーザVNAS25Bは、バックアップ処理サブプログラム2323を実行する(S1213)。そして、依頼先ユーザVNAS25Bは、当該ブート処理サブプログラム2371を終了する。
図29は、本発明の第2の実施の形態の依頼先ユーザVNAS25Bによって実行されるバックアップ処理サブプログラム2323の処理のフローチャートである。
まず、依頼先NASサーバ2Bに備わる依頼先ユーザVNAS25Bは、依頼元NASサーバ2Aに備わる依頼元ユーザVNAS25Aに、同期状況確認要求を送信する(S1221)。次に、依頼先ユーザVNAS25Bは、依頼元ユーザVNAS25Aから応答を受信する。そして、依頼先ユーザVNAS25Bは、受信した応答に基づいて、正ボリュームと副ボリュームとの同期が完了したか否かを判定する(S1222)。
依頼先ユーザVNAS25Bは、応答として「同期未完了」を受信した場合、ステップS1221に戻る。そして、依頼先ユーザVNAS25Bは、同期が完了するまで、ステップS1221及びステップS1222を繰り返す。
依頼先ユーザVNAS25Bは、応答として「同期完了」を受信した場合、同期が完了したと判定する。そこで、依頼先ユーザVNAS25Bは、副ボリュームに関する情報を参照して、依頼元ディスクサブシステム1Aに備わる副ボリュームをマウントする(S1223)。
次に、依頼先ユーザVNAS25Bは、マウントされている副ボリュームに記憶されるデータを読み出す。次に、依頼先ユーザVNAS25Bは、読み出したデータを、マウントされているバックアップ装置3に格納する。これによって、依頼先ユーザVNAS25Bは、副ボリュームに記憶されるデータを、バックアップ装置3にバックアップする(S1224)。
依頼先ユーザVNAS25Bは、バックアップを完了すると、マウントされている副ボリューム及びバックアップ装置3をアンマウントする(S1225)。次に、依頼先ユーザVNAS25Bは、依頼先ルートVNAS26Bにバックアップ処理完了を通知する(S1226)。
そして、依頼先ユーザVNAS25Bは、バックアップ処理サブプログラム2323を終了する。
本発明の第1の実施の形態の計算機システムの構成のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の計算機システムに備わるディスクサブシステムの構成のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態のディスクサブシステムに記憶されるパス定義管理テーブルの構成図である。 本発明の第1の実施の形態のディスクサブシステムに記憶されるイベントログの構成図である。 本発明の第1の実施の形態のディスクサブシステムに記憶されるミラーリング設定管理テーブルの構成図である。 本発明の第1の実施の形態の計算機システムに備わるNASサーバの構成のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態のVNASの説明図である。 本発明の第1の実施の形態の計算機システムに備わるバックアップ装置の構成のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の計算機システムに備わる管理計算機の構成のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の計算機システムにおけるユーザVNAS及びルートVNASの説明図である。 本発明の第1の実施の形態の計算機システムによって実行されるバックアップ要求実行処理の概要の説明図である。 本発明の第1の実施の形態の依頼元ユーザVNASによって実行されるバックアップ要求受付サブプログラムの処理の説明図である。 本発明の第1の実施の形態の依頼元ユーザVNASによって実行されるバックアップ要求受付サブプログラムの処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態の依頼先ルートVNASによって実行される環境構築要求受付サブプログラムの処理の説明図である。 本発明の第1の実施の形態の依頼先ルートVNASによって実行される環境構築要求受付サブプログラムの処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態の依頼先ユーザVNASによって実行されるバックアップ処理サブプログラムの処理の説明図である。 本発明の第1の実施の形態の依頼先ユーザVNASによって実行されるバックアップ処理サブプログラムの処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態の依頼先ルートVNASによって実行される環境後処理サブプログラムの処理の説明図である。 本発明の第1の実施の形態の依頼先ルートVNASによって実行される環境後処理サブプログラムの処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態の依頼元ユーザVNASによって実行される環境復元処理サブプログラムの処理の説明図である。 本発明の第1の実施の形態の依頼元ユーザVNASによって実行される環境復元処理サブプログラムの処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態の計算機システムによって実行されるリストア要求実行処理の概要の説明図である。 本発明の第1の実施の形態の依頼元ユーザVNASによって実行されるリストア要求受付サブプログラムの処理のフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態の依頼先ユーザVNASによってリストア時に実行されるバックアップ処理サブプログラムの処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態の計算機システムにおけるユーザVNAS及びルートVNASの説明図である。 本発明の第2の実施の形態の計算機システムによって実行されるバックアップ要求実行処理の概要の説明図である。 本発明の第2の実施の形態の依頼元ユーザVNASによって実行される同期状況応答処理サブプログラムの処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態の依頼先ユーザVNASによって実行されるブート処理サブプログラムの処理のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態の依頼先ユーザVNASによって実行されるバックアップ処理サブプログラムの処理のフローチャートである。
符号の説明
1 ディスクサブシステム
1A 依頼元ディスクサブシステム
1B 依頼先ディスクサブシステム
2 NASサーバ
2A 依頼元NASサーバ
2B 依頼先NASサーバ
3 バックアップ装置
5 管理計算機
6 クライアント計算機
7 バックアップ管理計算機
11 FCポート
12 CPU
13 メモリ
15 LU
21 FCポート
22 CPU
23 メモリ
25 ユーザVNAS
25A 依頼元ユーザVNAS
25B 依頼先ユーザVNAS
26 ルートVNAS
26A 依頼元ルートVNAS
26B 依頼先ルートVNAS
131 IOP
132 ミラーリングプログラム
133 パス定義管理テーブル
134 イベントログ
135 ミラーリング設定管理テーブル
231 ファイル共有プログラム
232 バックアップ管理プログラム
233 バックアップ用環境管理プログラム
234 ファイルシステム
235 デバイスドライバ
236 マルチVNASプログラム
237 OS

Claims (20)

  1. 依頼元サーバ装置と、前記依頼元サーバ装置に接続される依頼元ストレージ装置と、第1通信線を介して前記依頼元ストレージ装置に接続される依頼先ストレージ装置と、前記依頼先ストレージ装置に接続され、且つ第2通信線を介して前記依頼元サーバ装置に接続される依頼先サーバ装置と、前記依頼先サーバ装置に接続されるバックアップ用ストレージ装置と、を備える計算機システムにおけるデータバックアップ方法であって、
    前記依頼元ストレージ装置は、データを格納するディスクドライブと、前記ディスクドライブへのデータの入出力を制御するディスク制御部と、を備え、
    前記データバックアップ方法は、
    前記ディスク制御部が、前記ディスクドライブの記憶領域を一つ以上の論理ボリュームとして、前記依頼元サーバ装置に提供し、
    前記依頼元サーバ装置は、
    前記論理ボリュームのうちの一つである第1論理ボリュームに格納されるデータのバックアップの要求を受信すると、当該第1論理ボリュームとコピーペアを構成する第2論理ボリュームが前記依頼元ストレージ装置に存在するか否かを判定し、
    前記第2論理ボリュームが存在しないと判定した場合には、前記第2論理ボリュームの作成を前記依頼元ストレージ装置に要求し、
    前記存在又は作成された第2論理ボリュームに格納されるデータを、前記バックアップ用ストレージ装置へバックアップする処理の実行の要求を、前記依頼先サーバ装置に送信することを特徴とするデータバックアップ方法。
  2. 前記依頼先サーバ装置は、バックアップ処理の実行の要求を受信すると、要求されたバックアップ処理を実行するための仮想的なサーバ装置を作成し、
    前記作成された仮想的なサーバ装置は、前記依頼先ストレージ装置及び前記第1通信線を介して、前記依頼元ストレージ装置の前記第2論理ボリュームにアクセスすることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載のデータバックアップ方法。
  3. 前記依頼先サーバ装置は、前記要求されたバックアップ処理が終了すると、前記作成された仮想的なサーバ装置を削除することを特徴とする請求項2に記載のデータバックアップ方法。
  4. 前記依頼先サーバ装置がバックアップ処理の実行の要求を前記依頼先サーバ装置に送信する前に、前記依頼元ストレージ装置は、前記第1論理ボリュームと前記第2論理ボリュームとで構成されるコピーペアを解除することを特徴とする請求項1に記載のデータバックアップ方法。
  5. 前記第2論理ボリュームが存在すると判定された場合に、前記要求されたバックアップ処理が終了すると、前記依頼元ストレージ装置は、前記第1論理ボリュームと前記第2論理ボリュームとでコピーペアを再構成することを特徴とする請求項4に記載のデータバックアップ方法。
  6. 前記依頼元サーバ装置は、前記論理ボリュームのうちの一つである第3論理ボリュームに格納されるデータのリストアの要求を受信すると、リストア処理の実行の要求を前記依頼先サーバ装置に送信し、
    前記依頼先サーバ装置は、リストア処理の実行の要求を受信すると、要求されたリストア処理を実行するための仮想的なサーバ装置を作成し、
    前記作成された仮想的なサーバ装置は、前記依頼先ストレージ装置及び前記第1通信線を介して、前記第3論理ボリュームにアクセスすることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載のデータバックアップ方法。
  7. 前記依頼先サーバ装置は、前記要求されたリストア処理が終了すると、前記作成された仮想的なサーバ装置を削除することを特徴とする請求項6に記載のデータバックアップ方法。
  8. 依頼元サーバ装置と、前記依頼元サーバ装置に接続される依頼元ストレージ装置と、第1通信線を介して前記依頼元ストレージ装置に接続される依頼先ストレージ装置と、前記依頼先ストレージ装置に接続され、且つ第2通信線を介して前記依頼元サーバ装置に接続される依頼先サーバ装置と、前記依頼先サーバ装置に接続されるバックアップ用ストレージ装置と、を備える計算機システムであって、
    前記依頼元ストレージ装置は、
    データを格納するディスクドライブと、前記ディスクドライブへのデータの入出力を制御するディスク制御部と、を備え、
    前記ディスクドライブの記憶領域を一つ以上の論理ボリュームとして、前記依頼元サーバ装置に提供し、
    前記依頼元サーバ装置は、
    前記論理ボリュームのうちの一つである第1論理ボリュームに格納されるデータのバックアップの要求を受信すると、当該第1論理ボリュームとコピーペアを構成する第2論理ボリュームが前記依頼元ストレージ装置に存在するか否かを判定し、
    前記第2論理ボリュームが存在しないと判定した場合には、前記第2論理ボリュームの作成を前記依頼元ストレージ装置に要求し、
    前記存在又は作成された第2論理ボリュームに格納されるデータを、前記バックアップ用ストレージ装置へバックアップする処理の実行の要求を、前記依頼先サーバ装置に送信することを特徴とする計算機システム。
  9. 前記依頼先サーバ装置は、バックアップ処理の実行の要求を受信すると、要求されたバックアップ処理を実行するための仮想的なサーバ装置を作成し、
    前記作成された仮想的なサーバ装置は、前記依頼先ストレージ装置を及び前記第1通信線を介して、前記依頼元ストレージ装置の前記第2論理ボリュームにアクセスすることを特徴とすることを特徴とする請求項8に記載の計算機システム。
  10. 前記依頼先サーバ装置は、前記要求されたバックアップ処理が終了すると、前記作成された仮想的なサーバ装置を削除することを特徴とする請求項8に記載の計算機システム。
  11. 前記依頼先サーバ装置がバックアップ処理の実行の要求を前記依頼先サーバ装置に送信する前に、前記依頼元ストレージ装置は、前記第1論理ボリュームと前記第2論理ボリュームとで構成されるコピーペアを解除することを特徴とする請求項8に記載の計算機システム。
  12. 前記第2論理ボリュームが存在すると判定された場合に、前記要求されたバックアップ処理が終了すると、前記依頼元ストレージ装置は、前記第1論理ボリュームと前記第2論理ボリュームとでコピーペアを再構成することを特徴とする請求項11に記載の計算機システム。
  13. 前記依頼元サーバ装置は、前記論理ボリュームのうちの一つである第3論理ボリュームに格納されるデータのリストアを要求されると、リストア処理の実行の要求を前記依頼先サーバ装置に送信し、
    前記依頼先サーバ装置は、リストア処理の実行の要求を受信すると、要求されたリストア処理を実行するための仮想的なサーバ装置を作成し、
    前記作成された仮想的なサーバ装置は、前記依頼先ストレージ装置及び前記第1通信線を介して、前記第3論理ボリュームにアクセスすることを特徴とすることを特徴とする請求項8に記載の計算機システム。
  14. 前記依頼先サーバ装置は、前記要求されたリストア処理が終了すると、前記作成された仮想的なサーバ装置を削除することを特徴とする請求項13に記載の計算機システム。
  15. 依頼元サーバ装置と、前記依頼元サーバ装置に接続される依頼元ストレージ装置と、第1通信線を介して前記依頼元ストレージ装置に接続される依頼先ストレージ装置と、前記依頼先ストレージ装置に接続され、且つ第2通信線を介して前記依頼元サーバ装置に接続される依頼先サーバ装置と、前記依頼先サーバ装置に接続されるバックアップ用ストレージ装置と、を備える計算機システムにおけるデータバックアップ方法であって、
    前記依頼元ストレージ装置は、データを格納するディスクドライブと、前記ディスクドライブへのデータの入出力を制御するディスク制御部と、を備え、
    前記データバックアップ方法は、
    前記ディスク制御部が、前記ディスクドライブの記憶領域を一つ以上の論理ボリュームとして、前記依頼元サーバ装置に提供し、
    前記依頼先サーバ装置は、バックアップ処理の実行の要求を前記依頼元サーバ装置から受信すると、要求されたバックアップ処理を実行するための仮想的なサーバ装置を作成し、
    前記作成された仮想的なサーバ装置は、前記依頼先ストレージ装置及び前記第1通信線を介して、前記論理ボリュームにアクセスすることを特徴とすることを特徴とするデータバックアップ方法。
  16. 前記依頼元サーバ装置は、
    前記論理ボリュームのうちの一つである第1論理ボリュームに格納されるデータのバックアップの要求を受信すると、当該第1論理ボリュームとコピーペアを構成する第2論理ボリュームが前記依頼元ストレージ装置に存在するか否かを判定し、
    前記第2論理ボリュームが存在しないと判定した場合には、前記第2論理ボリュームの作成を前記依頼元ストレージ装置に要求し、
    前記存在又は作成された第2論理ボリュームに格納されるデータを、前記バックアップ用ストレージ装置へバックアップする処理の実行の要求を、前記依頼先サーバ装置に送信することを特徴とする請求項15に記載のデータバックアップ方法。
  17. 前記作成された仮想的なサーバ装置は、前記第1論理ボリュームと前記第2論理ボリュームとがペア状態であることを確認してから、バックアップ処理を実行することを特徴とする請求項16に記載のデータバックアップ方法。
  18. 前記依頼先サーバ装置は、前記要求されたバックアップ処理が終了すると、前記作成された仮想的なサーバ装置を削除することを特徴とする請求項15に記載のデータバックアップ方法。
  19. 前記依頼先サーバ装置は、リストア処理の実行の要求を受信すると、要求されたリストア処理を実行するための仮想的なサーバ装置を作成し、
    前記作成された仮想的なサーバ装置は、前記依頼先ストレージ装置及び前記第1通信線を介して、前記依頼元ストレージ装置の前記論理ボリュームにアクセスすることを特徴とすることを特徴とする請求項15に記載のデータバックアップ方法。
  20. 前記依頼先サーバ装置は、前記要求されたリストア処理が終了すると、前記作成された仮想的なサーバ装置を削除することを特徴とする請求項19に記載のデータバックアップ方法。
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