JP2008075702A - Belt retainer - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、駆動プーリと従動プーリとの間にベルトを巻回して構成したベルト式動力伝達機構で、一方もしくは両方のプーリの外周外側に配設して、該プーリからベルトが外れることを防止するベルト押えに関する。 The present invention is a belt-type power transmission mechanism configured by winding a belt between a driving pulley and a driven pulley, and arranged on the outer periphery of one or both pulleys to prevent the belt from coming off from the pulley. Related to the belt presser.
従来、駆動プーリと従動プーリとの間にベルトを巻回して構成したベルト式動力伝達機構で、一方もしくは両方のプーリの外周外側に配設して、該プーリからベルトが外れることを防止するベルト押えとしては、ベルト幅をもってプーリの外周部に沿ってこれを覆うように構成した背面視略U字形状のベルト押えや、二つの押え体をプーリを挟む状態でその外周部に互いに対向するように配置し、連係機構によりプーリ外周に対する遠近方向で位置変更可能に構成したベルト押え(例えば、特許文献1参照。)などが公知となっている。
従来のような背面視略U字形状のベルト押えでは、ベルト式動力伝達機構が農作業機などの狭いスペースに配置され、ベルト押えに作業者の手が届き難くなるような場合には、ベルトの交換作業などのメンテナンスを行う際に、ベルト押えを取付部材に取り付けてプーリの外周外側に配置した状態のままでは、交換用ベルトをプーリに巻回するのが困難となるため、まず周囲の部材を取り除くなどしてベルト押えを取り外すことができるだけのスペースを確保し、ついでベルト押えを一度取り外さなければならず、ベルトの交換作業が手間のかかるものとなっていた。また、特許文献1に示されるようなベルト押えでは、ベルト押えを取り外さなくてもベルトをプーリに巻回することができるが、ベルトの取付作業が複雑となり、また部品点数が多くなってコストが高くなるという問題があった。
In a conventional belt presser having a substantially U-shape when viewed from the rear, the belt-type power transmission mechanism is disposed in a narrow space such as an agricultural machine and it is difficult for the operator to reach the belt presser. When performing maintenance such as replacement work, it is difficult to wind the replacement belt around the pulley if the belt presser is attached to the mounting member and placed outside the outer periphery of the pulley. It was necessary to secure a space for removing the belt presser by removing the belt presser, and then to remove the belt presser once. Further, in the belt presser as shown in
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。 The problems to be solved by the present invention are as described above. Next, means for solving the problems will be described.
即ち、請求項1においては、駆動プーリと従動プーリとの間にベルトを巻回して構成したベルト式動力伝達機構で、一方もしくは両方のプーリの外周外側に配設して、各プーリからベルトが外れることを防止するベルト押えにおいて、前記ベルト押えは、棒材を折り曲げて側面視略S字形状に構成するとともに、背面視略V字状に構成し、その背面視での開放側が他方のプーリ側を向くように配置するものである。
That is, in
請求項2においては、駆動プーリと従動プーリとの間にベルトを巻回して構成したベルト式動力伝達機構で、一方もしくは両方のプーリの外周外側に配設して、各プーリからベルトが外れることを防止するベルト押えにおいて、前記ベルト押えは、各プーリの外周部よりもベルトの厚さ分外側で、互いに略等間隔ごとに離して、該プーリの回転軸の軸心と平行に配置した軸状の少なくとも上中下の三つの押え部を備え、該上押え部と中押え部とを上連結部によりプーリの一側方で連結し、該中押え部と下押え部とをプーリの他側方で連結し、該上押え部の上連結部と反対側に下方に延出する上ガイド部を連結し、該下押え部の下連結部と反対側に上方に延出する下ガイド部を連結して構成するものである。 According to a second aspect of the present invention, a belt-type power transmission mechanism configured by winding a belt between a driving pulley and a driven pulley, and disposed on the outer periphery of one or both pulleys, the belt is detached from each pulley. In the belt presser that prevents the belt presser, the belt presser is a shaft disposed outside the outer peripheral portion of each pulley by the thickness of the belt and spaced apart from each other at substantially equal intervals and in parallel with the axis of the rotation shaft of the pulley. At least three upper, middle, and lower presser portions, and the upper presser portion and the intermediate presser portion are connected to one side of the pulley by the upper connecting portion, and the intermediate presser portion and the lower presser portion are connected to the other of the pulley. A lower guide portion that is connected laterally, connects an upper guide portion that extends downward to the side opposite to the upper connection portion of the upper presser portion, and extends upward to a side opposite to the lower connection portion of the lower presser portion. Are connected.
請求項3においては、前記プーリ側面と上ガイド部の間隔と、該プーリ側面と下ガイド部の間隔のうち、一方の間隔を前記ベルトの幅よりも広く、他方の間隔をベルトの幅よりも狭く構成したものである。
In
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。 As effects of the present invention, the following effects can be obtained.
請求項1においては、前記ベルトをベルト押えとプーリとの間に出し入れして、ベルト押えをプーリの外周外側から外すことなく、各プーリに巻回したり、各プーリから外したりすることが可能となり、ベルトの交換作業を容易にして、メンテナンス時の作業性を向上させることができる。また、前記ベルト押えを一本の棒材で簡単に構成することが可能となり、ベルト押えの取付作業を容易にしたり、部品点数を減少させて安価に製造したりすることができる。
In
請求項2においては、前記ベルト押えの上中下の各押え部とプーリとの間に出し入れして、ベルト押えをプーリの外周外側から外すことなく、各プーリに巻回したり、各プーリから外したりすることが可能となり、ベルトの交換作業を容易にして、メンテナンス時の作業性を向上させることができる。また、ベルト押えの上中下の各押え部とプーリとの間に入れる際に、ベルトを上または下押え部の外側に巻回してしまわないように、ガイド部で案内することが可能となり、該プーリに正確に巻回することができる。 According to a second aspect of the present invention, the belt presser is wound around each pulley without removing the belt presser from the outer periphery of the pulley, and the belt presser is removed from each pulley. This makes it possible to facilitate belt replacement work and improve workability during maintenance. In addition, it is possible to guide the belt with the guide part so that the belt does not wind around the upper or lower presser part when it is inserted between the upper and middle presser parts of the belt presser and the pulley. The pulley can be accurately wound.
請求項3においては、前記間隔の広い方からベルトを容易にプーリに巻回したり、プーリから外したりすることができる。また、間隔の広い方では、ベルトをガイド部から上下同一側の押え部の外側に誤って巻回してしまうと、ベルトの長さに余裕がなくなるため、一方、間隔の狭い方では、ベルトを移動させることができなくなるため、ベルトを駆動プーリではなくベルト押えに巻回する間違いを防止できる According to the third aspect of the present invention, the belt can be easily wound around the pulley or removed from the pulley from the wider interval. If the belt is wider, if the belt is accidentally wound from the guide part to the outside of the presser part on the same upper and lower sides, there will be no margin in the length of the belt. Since it cannot be moved, it is possible to prevent the mistake of winding the belt around the belt presser instead of the drive pulley.
次に、発明の実施の形態を説明する。 Next, embodiments of the invention will be described.
図1はコンバインの全体構成を示す側面図、図2はコンバインの全体構成を示す平面図、図3はコンバインの動力伝達機構の構成を示す図、図4はベルト式動力伝達機構の背面図、図5はベルト式動力伝達機構の平面図、図6はベルト押えの背面図、図7はベルト押えの側面図、図8は他のベルト押えの側面図である。 1 is a side view showing the overall configuration of the combine, FIG. 2 is a plan view showing the overall configuration of the combine, FIG. 3 is a diagram showing the configuration of the power transmission mechanism of the combine, and FIG. 4 is a rear view of the belt-type power transmission mechanism. 5 is a plan view of the belt type power transmission mechanism, FIG. 6 is a rear view of the belt presser, FIG. 7 is a side view of the belt presser, and FIG. 8 is a side view of another belt presser.
まず、本発明のベルト押えを具備するベルト式動力伝達機構を適用した農作業機であるコンバインの全体構成について説明する。 First, the whole structure of the combine which is an agricultural working machine to which the belt type power transmission mechanism provided with the belt presser of the present invention is applied will be described.
図1、図2に示すように、コンバイン1は機体フレーム2をクローラ式走行装置3で支持し、該クローラ式走行装置3を機体フレーム2上に搭載したエンジン21で駆動させることにより、前進または後進走行可能に構成されている。そして、コンバイン1では、機体フレーム2の前部に穀稈を刈り取って機体後方へ搬送する刈取部4が設けられ、機体フレーム2の左側前後中途部に刈取部4からの刈取穀稈を脱穀する脱穀部5と、該脱穀部5で脱穀された穀粒を選別する選別部6とが上下に配設されている。機体フレーム2の後部には、脱穀部5で脱穀された穀稈を排藁として機外へ排出する排藁処理部7が設けられている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
また、前記機体フレーム2の右側後部に選別部6から揚穀筒で搬送される穀粒を貯溜するグレンタンク8が設けられ、該グレンタンク8の後方から上方にかけてグレンタンク8内の穀粒を機体外部に排出する排出オーガ9が配設されている。そして、この排出オーガ9の縦オーガ9aを中心として、グレンタンク8が前部を機体側方へ開放回動できるように構成されている。グレンタンク8の前方で機体フレーム2の右側前部にはキャビン13内に操向ハンドル11や種々の操作レバーなどの操作装置や、運転席12などを備える運転操作部15が設けられ、該運転操作部15の下方にトランスミッション19やエンジン21が配設されている。
A grain tank 8 is provided at the right rear part of the
次に、コンバイン1の動力伝達機構の構成について説明する。
Next, the configuration of the power transmission mechanism of the
図3に示すように、コンバインの動力伝達機構においては、前記トランスミッション19とエンジン21とが機体フレーム2前部に前後方向に並べて配設されて、該エンジン21の出力軸に設けられた駆動プーリ25とトランスミッション19の入力軸に設けられた従動プーリ26とがベルト27で連結されている。これらのプーリ25・26とベルト27により動力がエンジン21からトランスミッション19に伝達されて、該トランスミッション19と連結されるクローラ式走行装置3が駆動可能とされている。
As shown in FIG. 3, in the power transmission mechanism of the combine, the
前記トランスミッション19から一方向クラッチ29を介して突設された刈取駆動軸にはプーリ31が設けられており、該プーリ31と刈取入力軸に設けた刈取プーリ32とがベルト33で連結され、機体の前進走行時にのみ、これらのプーリ31・32とベルト33から刈取部4に備えられた引起装置や刈取装置、搬送装置などの各装置にエンジン21からの動力が伝達可能とされている。そして、刈取部4の各装置は刈取クラッチ34の入切操作により駆動または停止され、駆動時にはその駆動速度を車速と同調するように構成されている。
A
また、エンジン21の出力軸には駆動プーリ35・41が設けられ、一方の駆動プーリ35から動力伝達機構36を介してグレンタンク8内に備えられた排出コンベアなどの穀粒排出装置38と、該穀粒排出装置38に連動連結された排出オーガ9とにエンジン21からの動力が伝達可能とされている。この穀粒排出装置38及び排出オーガ9は、動力伝達機構36に備えられた排出クラッチ39の入切操作により駆動または停止されるように構成されている。
Further,
他方の駆動プーリ41と脱穀入力軸上の従動プーリ42とはベルト43で連結され、これらのプーリ41・42とベルト43から動力伝達機構44を介して脱穀部5や選別部6、刈取部4の各装置に動力が伝達可能とされている。例えば、動力伝達機構44の脱穀プーリ45と脱穀部5に備えられた扱胴48のプーリ46とがベルト47で連結され、これらのプーリ45・46やベルト47により扱胴48にエンジン21からの動力が伝達可能とされている。
The other driving pulley 41 and the driven pulley 42 on the threshing input shaft are connected by a belt 43, and the threshing unit 5, the sorting unit 6, and the cutting unit 4 are connected to the pulleys 41 and 42 and the belt 43 through a
また、前記動力伝達機構44の選別プーリ51から動力伝達機構52を介して選別部6に備えられた唐箕や、1番コンベアなどの搬送用コンベアにエンジン21からの動力が伝達可能とされている。そして、前記脱穀部5の扱胴48や選別部6の唐箕や搬送用コンベアなどは、ベルト43に設けられた脱穀クラッチ55の入切操作により駆動または停止されるように構成されている。
Further, the power from the
さらに、前記従動プーリ42とともに脱穀入力軸に設けたプーリ56と、刈取プーリ32とともに刈取入力軸に設けたプーリ57とがベルト58で連結され、これらのプーリ56・57やベルト58からも刈取部4の各装置にエンジン21からの動力が別途伝達可能とされている。そして、刈取部4の各装置はベルト58に設けられた流込クラッチ59の入切操作により機体の前進走行や後進走行や停止に関係無く駆動または停止され、駆動時にはその駆動速度が一定となるように構成されている。
Further, a
続いて、前述のコンバインのベルト式動力伝達機構のうち、エンジン21からグレンタンク8に備えた穀粒排出装置38へ動力を伝達する動力伝達機構36のグレンタンク8側一部の構成について説明する。
Next, a configuration of a part of the
図3、図4、図5に示すように、動力伝達機構36のグレンタンク8側の一部はベルト式動力伝達機構として構成されて、機体右側部となるエンジン21とグレンタンク8との間に配置されている。そして、エンジン21側に配設された駆動プーリ61と、グレンタンク8側に配設された従動プーリ62と、駆動プーリ61と従動プーリ62との間を巻回するベルト63とを備えて、エンジン21とグレンタンク8との間で駆動プーリ61が機体右側から見て機体奥(内)側に位置し、従動プーリ62が機体手前(外)側に位置し、ベルト63が左右方向に延びるように設けられている。
As shown in FIGS. 3, 4, and 5, a part of the
駆動プーリ61と従動プーリ62との間には前記排出クラッチ39が配置されている。排出クラッチ39はベルトテンション式クラッチからなり、ベルト63を緊張させるためのテンションローラ65と、該テンションローラ65を回転自在に支持するテンションアーム66などを備え、テンションアーム66にリンク機構67またはワイヤー等を介して運転操作部15に配置された操作手段を連結し、該操作手段が操作されることで、テンションローラ65によりベルト63を押圧して緊張させて、または押圧を解除して弛緩させて、当該排出クラッチ39の入切状態を切り替えるように構成されている。
The
すなわち排出クラッチ39は、テンションアーム66が操作手段によりリンク機構67を介して回動され、テンションローラ65がベルト63を押圧する場合には、ベルト63が張力を得て緊張するために入状態となり、駆動プーリ61から従動プーリ62へ動力を伝達するようになっている。一方、テンションローラ65がベルト63の押圧を解除する場合には、ベルト63が張力を得ず弛緩するために切状態となり、駆動プーリ61から従動プーリ62への動力の伝達を断つようになっている。こうして、排出クラッチ39により駆動プーリ61から従動プーリ62への動力の伝達が断接可能とされている。
That is, when the
最後に、本発明の要部の構成について説明する。 Finally, the configuration of the main part of the present invention will be described.
図4乃至図7に示すように、前述のベルト式動力伝達機構においては、駆動プーリ61および従動プーリ62からベルト63が外れることを防止する手段としてベルト押え70・80が設けられている。ベルト押え70・80は駆動プーリ61、従動プーリ62それぞれの外周外側に設けられ、各プーリ61・62およびプーリ61・62に巻回されたベルト63に接触しないように配置されている。なお本実施例では、両方のプーリ61・62に異なるベルト押え70・80を設けているが、両方のプーリ61・62に同じベルト押え70またはベルト押え80を設けてもよいし、一方のプーリ61・62にのみいずれかのベルト押え70またはベルト押え80を設けてもよい。
As shown in FIGS. 4 to 7, in the above-described belt type power transmission mechanism,
機体奥(内)側の駆動プーリ61に設けられたベルト押え70は棒材からなり、該棒材を折り曲げて形成した上中下の押え部70a・70b・70cと、上下の連結部70d・70eと、上下のガイド部70f・70gとを備えて、上中下の押え部70a・70b・70cで駆動プーリ61に巻回されたベルト63を覆うように構成されている。そして、駆動プーリ61の一側方に配置される上連結部70dで動力伝達機構36のグレンタンク8側一部を収納する伝動ケース69に取付ステー71を介して取り付けられ、エンジン21とグレンタンク8との間においてエンジン21側に固定されるようになっている。
The
上中下の各押え部70a・70b・70cは軸状に形成され、それぞれの軸心が駆動プーリ61の回転軸73の軸心と平行となるように、該駆動プーリ61の外周部の上方に上押え部70aが、中央側方(従動プーリ62と反対側)に中押え部70bが、下方に下押え部70cが設けられている。これらの押え部70a・70b・70cはそれぞれ駆動プーリ61の外周部からベルト63の略厚さ分だけ当該駆動プーリ61の外周外側で、該駆動プーリ61の回転軸73を中心としてその周囲に略等間隔ごとに離れるように配置され、駆動プーリ61に巻回されたベルト63の上方、中央側方、下方の三箇所で覆うようになっている。
The upper, middle, and
こうして、図6に示すように、上中下の各押え部70a・70b・70cが、駆動プーリ61の外周と上押え部70aとの間隔L3や、駆動プーリ61の外周部と中押え部70bとの間隔L4や、駆動プーリ61の外周部と下押え部70cとの間隔L5がそれぞれベルト63の厚さL1と略同じか、厚さL1を若干長くなるように構成されることで、これらの押え部70a・70b・70cが駆動プーリ61から外れそうになってもベルト63を押えて、該ベルト63が押え部70a・70b・70cよりも外周側へは出ないようにすることが可能となっている。
Thus, as shown in FIG. 6, the upper, middle, and
上下の各連結部70d・70eは駆動プーリ61の側方で互いに反対側に位置するように、該駆動プーリ61側面と略平行に斜設されている。上連結部70dは、駆動プーリ61の一側方となるエンジン21側に配置され、その上端は上押え部70aの一側端と連結し、下端は中押え部70bのエンジン21側端と連結して構成されている。一方、下連結部70eは駆動プーリ61の他側方となるグレンタンク8側の側方に配置され、その上端を中押え部70bの一側端と連結し、下端を下押え部70cの一側端と連結して構成されている。
The upper and lower connecting
つまり、図6に示すように、上連結部70dは、回転軸73の左方の駆動プーリ61外側に配置される中押え部70bの前端から斜め右上方に延設されて、駆動プーリ61の右上方位置で上押え部70aの後端と連結されている。一方、下連結部70eは、前記中押え部70bの後端から斜め右下方に延設されて、駆動プーリ61の右下方位置で下押え部70cの後端と連結されている。
That is, as shown in FIG. 6, the upper connecting
上下の各ガイド部70f・70gは、駆動プーリ61の側方で互いに反対側に位置するように、該駆動プーリ61の側面と略平行に斜設されている。上ガイド部70fは、上連結部70dと反対側となるグレンタンク8側の側方の上側に配置され、その上端を上押え部70aのグレンタンク8側端と連結し、下端を駆動プーリ61に巻回されたベルト63の内側に、即ちベルト63上側部よりも下方に位置させるように構成されている。一方、下ガイド部70gは、下連結部70eと反対側となるエンジン21側の側方の下側に配置され、その下端を下押え部70cのエンジン21側端と連結し、上端を駆動プーリ61に巻回されたベルト63の内側に、即ちベルト63下側部よりも上方に位置させるように構成されている。
The upper and
つまり、図6に示すように、上ガイド部70fは、その先端の位置が上側のベルト63よりも背面視で下方に位置するように、上押え部70aの後端より斜め右下方(背面視で上連結部70dと略直角、側面視で上押え部70aと略直角)に延設されている。一方、下ガイド部70gは、その先端の位置がテンションローラ65により緊張されている状態で下側のベルト63と背面視で重複する位置となるように、下押え部70cの前端より斜め右上方(背面視で下連結部70eと略直角、側面視で下押え部70cと略直角)に延設されている。
That is, as shown in FIG. 6, the
このように中押え部70bと上押え部70a、下押え部70cそれぞれが上下の連結部70d・70eを介して一体的に連結されて、ベルト押え70が背面視略V字形状に構成され、その背面視での開放側が従動プーリ62側を向くように配置されている。さらに、上ガイド部70fが上押え部70aの上連結部70dと反対側に、下ガイド部70gが下押え部70cの下連結部70eと反対側に一体的に連結されるとともに、上下のガイド部70f・70gがそれぞれベルト63側に向かって下方と上方へ延出されて、ベルト押え70の両端部を形成し、これによりベルト押え70が側面視略S字形状に構成されている。
In this way, the
そして、前記ベルト押え70は駆動プーリ61の外周外側に配設された状態で、図7に示すように、上ガイド部70fと駆動プーリ61の側面との間隔L6がベルト63の幅L2よりも広くなるように設置され、下ガイド部70gとの駆動プーリ61の側面との間隔L7がベルト63の幅L2よりも狭くなるように設置されている。また、上ガイド部70fと同一側の下連結部70eと駆動プーリ61の側面との間隔L8がベルト63の幅L2よりも広くなるように設置され、下ガイド部70gと同一側の上連結部70dと駆動プーリ61の側面との間隔L9がベルト63の幅L2よりも狭くなるように設置されている。ここで、上ガイド部70fと上連結部70dとの間隔と、下ガイド部70gと下連結部70eとの間隔とは同じとされ、その間隔をL10とした場合に、2×L2<L10<3×L2となるように設定されている。
The
よって、ベルト押え70は駆動プーリ61側面とグレンタンク8側に位置する上ガイド部70f、下連結部70eそれぞれとの間隔L6・L8が、ベルト63の幅L2よりも広いため、グレンタンク8側からベルト63を駆動プーリ61に巻回させることができる。そして、駆動プーリ61側面とエンジン21側に位置する下ガイド部70g、上連結部70dそれぞれとの間隔L7・L9はベルト63の幅L2よりも狭いため、ベルト63はエンジン21側へ外れることがない。これにより、ベルト押え70を取付ステー71にて伝動ケース69に取り付けたままの状態で、ベルト63を楕円状の輪状にした状態で、先端側の一部を駆動プーリ61の側方に移動させた後、ベルト押え70の幅の広いグレンタンク8側から上ガイド部70fで案内しながらベルト押え70と駆動プーリ61外周部との間に入れて巻回し、上中下の各押え部70a・70b・70gで覆って外れを防止することができるようになっている。
Therefore, the
以上のように、駆動プーリ61と従動プーリ62との間にベルト63を巻回して構成したベルト式動力伝達機構で、一方もしくは両方のプーリ61・62の外周外側に配設されて、各プーリ61・62からベルト63が外れることを防止するベルト押え70において、前記ベルト押え70は、棒材を折り曲げて側面視略S字形状に構成するとともに、背面視略V字状に構成し、その背面視での開放側が他方のプーリ62側を向くように配置することにより、前記ベルト63をベルト押え70と駆動プーリ61との間に出し入れして、ベルト押え70を駆動プーリ61の外周外側から外すことなく、駆動プーリ61に巻回したり、駆動プーリ61から外したりすることが可能となり、ベルト63の交換作業を容易にして、メンテナンス時の作業性を向上させることができる。また、前記ベルト押え70を一本の棒材で簡単に構成することが可能となり、ベルト押え70の取付作業を容易にしたり、部品点数を減少させて安価に製造したりすることができる。但し、ベルト押え70はプレート等を折り曲げたり溶接したりして構成することも可能である。
As described above, the belt-type power transmission mechanism is configured by winding the
また、駆動プーリ61と従動プーリ62との間にベルト63を巻回して構成したベルト式動力伝達機構で、一方もしくは両方のプーリ61・62の外周外側に配設して、各プーリ61・62からベルト63が外れることを防止するベルト押え70において、前記ベルト押え70は、駆動プーリ61の外周部よりもベルト63の厚さ分外側で、互いに略等間隔ごとに離して、該駆動プーリ61の回転軸73の軸心と平行に配置した軸状の少なくとも上中下の三つの押え部70a・70b・70cを備え、該上押え部70aと中押え部70bとを上連結部70dにより駆動プーリ61の一側方で連結し、該中押え部70bと下押え部70cとを駆動プーリ61の他側方で連結し、該上押え部70aの上連結部70dと反対側に下方に延出する上ガイド部70fを連結し、下押え部70cの下連結部70eと反対側に上方に延出する下ガイド部70gを連結して構成することにより、前記ベルト押え70の上中下の各押え部70a・70b・70cと駆動プーリ61との間に出し入れして、ベルト押え70を駆動プーリ61の外周外側から外すことなく、駆動プーリ61に巻回したり、駆動プーリ61から外したりすることが可能となり、ベルト63の交換作業を容易にして、メンテナンス時の作業性を向上させることができる。また、ベルト押え70の上中下の各押え部70a・70b・70cと駆動プーリ61との間に入れる際に、ベルト63を上または下押え部70a・70cの外側に巻回してしまわないように、ガイド部70f・70gで案内することが可能となり、該駆動プーリ61に正確に巻回することができる。
The belt-type power transmission mechanism is formed by winding a
また、前記ベルト押え70は、前記駆動プーリ61側面と上ガイド部70gの間隔と、該駆動プーリ61側面と下ガイド部70gの間隔のうち、一方の間隔を前記ベルト63の幅よりも広く、他方の間隔をベルト63の幅よりも狭く構成したことにより、前記間隔の広い方からベルト63を容易に駆動プーリ61に巻回したり、駆動プーリ61から外したりすることができる。また、間隔の広い方では、ベルト63を上ガイド部70fから上下同一側の上押え部70aの外側に誤って巻回してしまうと、ベルトの長さに余裕がなくなるため、一方、間隔の狭い方では、ベルト63を移動させることができなくなるため、ベルト63を駆動プーリ61ではなくベルト押え70に巻回する間違いを防止できる。
Further, the
そして、本実施例のようにベルト式動力伝達機構がコンバイン1のエンジン21とグレンタンク8との間の狭いスペースで、駆動プーリ61を機体奥(内)側とし、従動プーリ62を手前(外)側として配置される場合に、前記ベルト押え70を機体奥(内)側の駆動プーリ61に設けることで、グレンタンク8を機体側方に開放回動させてベルト押え70を駆動プーリ61の外周外側から取り外さなくても、グレンタンク8を機体フレーム2上に配置した状態で機体手前側から前記スペースに手を入れて簡単にベルト63を駆動プーリ61に巻回することが可能となる。よって、ベルト63が切れるなどして交換が必要な際に、穀粒が多量に貯溜されてグレンタンク8を開放回動することが困難なような場合でも、ベルト63の交換作業を容易に行うことができる。
As in this embodiment, the belt-type power transmission mechanism is a narrow space between the
一方、図4、図5、図8に示すように、機体手前(外)側の従動プーリ62に設けられたベルト押え80は棒材からなり、該棒材を折り曲げて形成した上下の押え部80a・80bと、上下の連結部80c・80dと、上下のガイド部80e・80fとを備えて、上下の押え部80a・80bで従動プーリ62に巻回されたベルト63を覆い外れ難いように構成されている。そして、一方のグレンタンク8側に配置される上下の連結部80c・80dでグレンタンク8前部に取付ステー81を介して取り付けられ、エンジン21とグレンタンク8との間においてグレンタンク8側に固定されるようになっている。つまり、前記駆動プーリ61側のベルト押え70は前側(エンジン21側)に、従動プーリ62側のベルト押え80は後側(グレンタンク8側)に固定されて、ベルト63を従動プーリ62から前方へ外して駆動プーリ61側に残す構成となっている。
On the other hand, as shown in FIGS. 4, 5, and 8, the
上下の各押え部80a・80bは軸状に形成され、それぞれの軸心が従動プーリ62の回転軸83の軸心と平行となるように、該従動プーリ62の外周部の上方と下方とに設けられている。上下の押え部80a・80bはそれぞれ従動プーリ62の外周部からベルト63の厚さ分だけ当該従動プーリ62の外周外側に配置され、従動プーリ62に巻回されたベルト63を上下の二箇所で覆うことができるように構成されている。
The upper and
上下の各連結部80c・80dは従動プーリ62の一側方で同一側に位置するように、該従動プーリ62側面と略平行に設けられている。上連結部80cは、従動プーリ62のグレンタンク8側の側方の上側に配置され、その上端を上押え部80aのグレンタンク8側端と連結し、下端側を取付ステー81の上部に連結して構成されている。一方、下連結部80dは上連結部80cの下方で従動プーリ62のグレンタンク8側の側方の下側に配置され、その下端を下押え部80bのグレンタンク8側端と連結し、上端を取付ステー81の下部に連結して構成されている。
The upper and lower connecting
上下の各ガイド部80e・80fは従動プーリ62の他側方で同一側に位置するように、それぞれ上下の押え部80a・80bの上方と下方とに延設されている。上ガイド部80eは、エンジン21側側方で上押え部80aの上方に斜設され、その下端を上押え部80aのエンジン21側端と連結し、上端をグレンタンク8側に配置して構成されている。一方、下ガイド部80fは、エンジン21側の側方で下押え部80bの下方に延設され、その上端を下押え部80bのエンジン21側端と連結し、下端をグレンタンク8下方の機体フレーム2付近に互いの間隔L11がベルト53の厚さL1よりも小さくなるように配置して構成されている。
The upper and
このように上押え部80aと下押え部80bとが上下の連結部80c・80dで取付ステー81を介して一体的に連結されて、ベルト押え80が側面視略ひ字形状に構成され、その側面視での開放側がエンジン21側を向くように配置されている。そしてさらに、上ガイド部80eが上押え部80aの上連結部80cと反対側に、下ガイド部80fが下押え部80bの下連結部80dと反対側に一体的に連結されるとともに、各ガイド部80e・80fからそれぞれベルト63と反対側の上方と下方とへ延出されて、ベルト押え80の両端部を形成し、これによりベルト押え80が背面視略I字形状に構成されている。
In this way, the
こうして、ベルト押え80を取付ステー81にてグレンタンク8前部に取り付けたままの状態で、ベルト63を上ガイド部80eや下ガイド部80fで案内しながらベルト押え80と従動プーリ62外周部との間に入れて当該従動プーリ62に巻回し、上下の各押え部80a・80bで覆うことができるようになっている。よって、ベルト63を従動プーリ62に巻回したり、従動プーリ62から外してベルト63の交換作業を容易に行うことができる。また、ベルト63を従動プーリ62に巻回する際に、上ガイド部80eから上押え部80aの外側にベルト63を巻回してしまうと、ベルト63の長さに余裕がなくなるため、一方、下ガイド部80fと機体フレーム2との間にはベルト63を移動させることができないため、ベルト63を従動プーリではなくベルト押え80の上下の押え部80a・80bに巻回する間違いを防止できる。
Thus, with the
61 駆動プーリ
62 従動プーリ
63 ベルト
70 ベルト押え
70a 上押え部
70b 中押え部
70c 下押え部
70d 上連結部
70e 下連結部
70f 上ガイド部
70g 下ガイド部
73 回転軸
61
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006253398A JP2008075702A (en) | 2006-09-19 | 2006-09-19 | Belt retainer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006253398A JP2008075702A (en) | 2006-09-19 | 2006-09-19 | Belt retainer |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008075702A true JP2008075702A (en) | 2008-04-03 |
Family
ID=39347998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006253398A Pending JP2008075702A (en) | 2006-09-19 | 2006-09-19 | Belt retainer |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008075702A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014018165A (en) * | 2012-07-20 | 2014-02-03 | Yanmar Co Ltd | Combine harvester |
-
2006
- 2006-09-19 JP JP2006253398A patent/JP2008075702A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014018165A (en) * | 2012-07-20 | 2014-02-03 | Yanmar Co Ltd | Combine harvester |
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